【解決手段】制御部は、利用者を被写体とした撮影により取得された複数の撮影画像の中から、編集対象とするキープ画像を利用者に選択させるためのキープ画像選択画面と、編集が施されたキープ画像が印刷されるシール紙のシールレイアウトを利用者に選択させるためのシールレイアウト選択画面の表示を制御し、キープ画像選択画面に左右に並んで設けられた2つのキープ画像選択領域それぞれにおいて、キープ画像の選択を2人の利用者毎に個別に受け付け、シールレイアウト選択画面に設けられた1つのシールレイアウト選択領域において、シールレイアウトの選択を利用者から受け付ける。本技術は、写真シール作成装置に適用することができる。
利用者を被写体とした撮影により取得された複数の撮影画像の中から、編集対象とするキープ画像を前記利用者に選択させるためのキープ画像選択画面と、編集が施された前記キープ画像が印刷されるシール紙のシールレイアウトを前記利用者に選択させるためのシールレイアウト選択画面の表示を制御する制御部
を備え、
前記制御部は、
前記キープ画像選択画面に左右に並んで設けられた2つのキープ画像選択領域それぞれにおいて、前記キープ画像の選択を2人の前記利用者毎に個別に受け付け、
前記シールレイアウト選択画面に設けられた1つのシールレイアウト選択領域において、前記シールレイアウトの選択を前記利用者から受け付ける
写真作成ゲーム機。
前記制御部は、前記シールレイアウト選択画面、前記キープ画像選択画面、および前記編集画面を、前記利用者が前記編集入力を行うための編集空間に設けられるモニタに表示させる
請求項4に記載の写真作成ゲーム機。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。
【0020】
<写真シール作成装置の外観>
図1および
図2は、写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。
【0021】
写真シール作成装置1は、撮影画像や編集画像を提供するゲーム機である。写真シール作成装置1は、画像をシール紙に印刷したり、画像を利用者の携帯端末上で閲覧可能にしたりすることで、利用者に画像を提供する。写真シール作成装置1は、ゲームセンターなどのアミューズメント施設や店舗に設置される。
【0022】
写真シール作成装置1の利用者は、主に女子高校生や若い女性が中心とされる。写真シール作成装置1において、1組あたり主に2人や3人などの複数人の利用者がゲームを楽しむことができる。もちろん、写真シール作成装置1において、1人の利用者がゲームを楽しむこともできる。
【0023】
写真シール作成装置1において、利用者は、自身が被写体となって撮影作業を行う。利用者は、編集作業により、撮影によって得られた撮影画像の中から選択した画像に、手書きの文字やスタンプ画像などの合成用画像を合成させる。これにより、撮影画像が彩り豊かな画像に編集される。利用者は、編集済みの画像である編集画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終了させる。
【0024】
図1に示すように、写真シール作成装置1は、基本的に、撮影ユニット11と編集ユニット12が接した状態で設置されることによって構成される。撮影ユニット11と編集ユニット12は電気的に接続される。
【0025】
撮影ユニット11は、人が中に入ることができる程度の大きさを有する箱形状の筐体を有し、事前選択部20、撮影部21、および背景部22から構成される。事前選択部20は、撮影部21の側面に設置される。事前選択部20の前方の空間が、事前選択処理が行われる事前選択空間となる。また、撮影部21と背景部22は所定の距離だけ離れて対向して設置される。撮影部21と背景部22の間に形成される空間が、撮影処理が行われる撮影空間となる。
【0026】
事前選択部20は、事前選択処理として、写真シール作成装置1によって提供されるゲームを紹介するガイダンスを行ったり、撮影空間で行われる撮影処理における各種の設定を行ったりする。事前選択部20には、利用者が代金を投入する硬貨投入口や、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。事前選択部20は、撮影空間の空き状況に応じて、適宜、事前選択空間にいる利用者を撮影空間へと案内する。
【0027】
撮影部21は、利用者を被写体として撮影するための装置である。撮影部21は、撮影空間に入った利用者の正面に位置する。撮影空間に臨む撮影部21の正面には、カメラや、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。
【0028】
撮影空間において正面を向いている利用者からみて左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル41Aにより構成され、右側面が側面パネル41Bにより構成される。さらに、撮影部21の正面が正面パネル42により構成される。側面パネル41Aには、上述した事前選択部20が設置される。なお、事前選択部20が、側面パネル41Bに設置されるようにしてもよい。
【0029】
背景部22は、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bから構成される。背面パネル51は、正面を向いている利用者の背面側に位置する板状の部材である。側面パネル52Aは、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル41Aと略同一の横幅の板状の部材である。側面パネル52Bは、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル41Bと略同一の横幅の板状の部材である。
【0030】
側面パネル41Aと側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられる。側面パネル41Aと側面パネル52Aの上部は、板状の部材である連結部23Aによって連結される。側面パネル41Aと側面パネル52Aの下部は、床面に設けた例えば金属製の部材である連結部23A’によって連結される。側面パネル41Bと側面パネル52Bも同様に、ほぼ同一平面に設けられる。側面パネル41Bと側面パネル52Bの上部は、連結部23Bによって連結される。側面パネル41Bと側面パネル52Bの下部は、連結部23B’によって連結される。
【0031】
撮影空間の床には、例えば樹脂製の床シート27が敷かれる。床シート27は、デザイン性の高いピンク色一色に色付けされている。
【0032】
側面パネル41A、連結部23A、および側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口となる。また、側面パネル41B、連結部23B、および側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口となる。
【0033】
側面パネル41A、連結部23A、および側面パネル52Aによって形成される出入り口には、連結部23Aの天面から垂下するようにして、図示せぬ出入り口カーテンが取り付けられる。同様に、側面パネル41B、連結部23B、および側面パネル52Bによって形成される出入り口にも、連結部23Bの天面から垂下するようにして、図示せぬ出入り口カーテンが取り付けられる。
【0034】
撮影空間の上方には、撮影部21の正面、連結部23A、および連結部23Bに囲まれた天井が形成される。その天井には、例えば樹脂製の天井シート24が設けられる。天井シート24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。
【0035】
天井シート24の一部に、通気孔を設けてもよい。例えば、天井シート24の両端(連結部23A側と連結部23B側)に四角形状で示された部分を通気孔としてもよい。また、四角形状で示された部分は、光が入射する透明な部材で形成されていてもよい。
【0036】
編集ユニット12は、撮影画像に編集を施すための装置である。編集ユニット12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル42に接するようにして、撮影ユニット11に連結している。
【0037】
図1に示される編集ユニット12の構成を正面側の構成とすると、編集ユニット12の正面側と背面側のそれぞれに、編集作業で用いられる構成が設けられる。この構成により、2組の利用者が同時に編集作業を行うことができる。
【0038】
編集ユニット12の正面側は、面61と、面61の上方に形成された斜面62から構成される。面61は、床面に対して垂直で、撮影部21の側面パネル41Aとほぼ平行な面である。斜面62には、編集作業に用いられる構成として、タブレット内蔵モニタやタッチペンが設けられる。斜面62の左側には、照明装置64の一端を支持する柱状の支持部63Aが設けられる。斜面62の右側には、照明装置64の他端を支持する柱状の支持部63Bが設けられる。
【0039】
編集ユニット12の編集ユニット12の左側面(撮影部21の正面パネル42とは反対側の側面)には、矩形形状を有する板状の部材である編集ユニット側面パネル65が設けられる。編集ユニット側面パネル65は、例えば10cm程度の厚さをもった筐体状に形成されている。
【0040】
編集ユニット側面パネル65の、
図1に示される編集ユニット12の正面側の側面(縁面)は、側面パネル41Aおよび側面パネル52Aと、ほぼ同一平面をなす。また、編集ユニット側面パネル65の、
図2に示される編集ユニット12の背面側の側面(縁面)は、側面パネル41Bおよび側面パネル52Bと、ほぼ同一平面をなす。さらに、編集ユニット側面パネル65の上面(天面)は、撮影空間の天井を構成する天井シート24と、ほぼ同一平面をなす。
【0041】
このような構造により、写真シール作成装置1は、全体として直方体形状の筐体を有するように構成される。
【0042】
編集ユニット12の上方にはカーテンフレーム26A,26Bが取り付けられる。互いに平行に設けられるカーテンフレーム26Aとカーテンフレーム26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定される。カーテンフレーム26Aとカーテンフレーム26Bの他端は、編集ユニット側面パネル65の両側面の上端にそれぞれ接合される。
【0043】
カーテンフレーム26A,26Bには、編集ユニット12の正面前方の空間と背面前方の空間が外から見えないように、図示せぬカーテンが取り付けられる。そのカーテン、撮影部21の正面パネル42、および編集ユニット側面パネル65により囲まれる編集ユニット12の正面前方の空間と背面後方の空間が、利用者が編集作業を行う編集空間となる。
【0044】
後述するが、編集ユニット側面パネル65には、印刷済みのシール紙を利用者に提供するシール取り出し口が設けられる。編集ユニット側面パネル65前方の空間が、印刷済みのシール紙が提供されるのを利用者が待つ印刷待ち空間となる。
【0045】
そのため、利用者が編集空間から印刷待ち空間へ移動する際の安全性を考慮して、編集ユニット側面パネル65の両側面と編集空間側の面とがなす角部は、面取り(R面取り)されている。
【0046】
<利用者の移動について>
ここで、写真シール作成ゲームの流れと、それに伴う利用者の移動について説明する。
【0047】
図3は、写真シール作成装置1を上から見た平面図である。
【0048】
利用者は、事前選択部20の前方の空間である事前選択空間A0において硬貨投入口に代金を投入する。次に、利用者は、タッチパネルモニタに表示される画面に従って各種の設定を行う。利用者は、例えば、撮影空間で行われる撮影に関するコースの選択などを事前選択作業として行う。
【0049】
事前選択作業を終えた利用者は、白抜き矢印#1で示すように、側面パネル41Aと側面パネル52Aの間の出入り口G1から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入る。利用者は、撮影部21に設けられたカメラやタッチパネルモニタなど利用して撮影作業を行う。
【0050】
撮影作業を終えた利用者は、白抜き矢印#2で示すように出入り口G1から撮影空間A1を出て編集空間A2−1に移動するか、または、白抜き矢印#3で示すように出入り口G2から撮影空間A1を出て編集空間A2−2に移動する。
【0051】
編集空間A2−1は、編集ユニット12の正面側の編集空間である。一方、編集空間A2−2は、編集ユニット12の背面側の編集空間である。利用者が編集空間A2−1と編集空間A2−2のいずれの空間に移動するのかは、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方が移動先として案内される。編集空間A2−1または編集空間A2−2に移動した利用者は、編集作業を開始する。編集空間A2−1の利用者と、編集空間A2−2の利用者は同時に編集作業を行うことができる。
【0052】
編集作業が終了した後、編集画像の印刷が開始される。印刷が開始されると、編集空間A2−1での編集作業を終えた利用者は、白抜き矢印#4で示すように編集空間A2−1から印刷待ち空間A3に移動する。また、編集空間A2−2での編集作業を終えた利用者は、白抜き矢印#5で示すように編集空間A2−2から印刷待ち空間A3に移動する。
【0053】
印刷待ち空間A3に移動した利用者は、印刷が終わるのを待つ。印刷が終了すると、利用者は、編集ユニット側面パネル65に設けられた排出口から排出されたシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終える。
【0054】
次に、各装置の構成について説明する。
【0055】
<事前選択部の構成>
図4は、事前選択部20の構成例を示す図である。
【0056】
事前選択部20の上側にはタッチパネルモニタ71が設けられる。タッチパネルモニタ71は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ71は、各種のGUI(Graphical User Interface)を表示し、利用者の選択操作を受け付ける機能を備えている。タッチパネルモニタ71には、撮影空間で行われる撮影に関するコースの選択などに用いられる画面が表示される。
【0057】
タッチパネルモニタ71の下方には、スピーカ72が設けられる。スピーカ72は、事前選択処理の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音などを出力する。スピーカ72に隣接するようにして、利用者が硬貨を入れる硬貨投入返却口73が設けられる。
【0058】
なお、事前選択部20として、側面パネル41Aに設けられるタッチパネルモニタ71、スピーカ72、および硬貨投入返却口73は、いずれも側面パネル41Aの表面から突出しないようにして設けられる。
【0059】
<撮影部の構成>
図5は、撮影部21の正面の構成例を示す図である。撮影部21は、側面パネル41A、側面パネル41B、および正面パネル42に囲まれるようにして構成される。
【0060】
正面パネル42の中央よりやや上側には、カメラユニット81が設けられる。カメラユニット81の正面には、カメラ91とタッチパネルモニタ92が設けられる。
【0061】
カメラ91は、例えば一眼レフカメラであり、レンズが露出するようにカメラユニット81の内部に取り付けられる。カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を有し、撮影空間A1にいる利用者を撮影する。
【0062】
カメラ91により取り込まれた動画像(以下、ライブビュー画像ともいう)は、タッチパネルモニタ92にリアルタイムで表示される。撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91により取り込まれた静止画像は、撮影画像として保存される。
【0063】
タッチパネルモニタ92は、カメラ91の下方に設けられる。タッチパネルモニタ92は、LCDなどのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ92は、カメラ91により取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUIを表示し利用者の選択操作を受け付ける機能を備えている。
【0064】
カメラユニット81の上方には、曲面の発光面を利用者に向けた上ストロボユニット82が設置される。上ストロボユニット82は、利用者の正面上方から、利用者の顔および上半身に光を照射する。上ストロボユニット82の発光面の内側には、常時点灯する電球と、撮影タイミングで発光するストロボ発光管が配置されている。
【0065】
カメラユニット81と上ストロボユニット82との間には、下側に弧を描く半月状の発光面を有するカメラ上ストロボ83が設けられる。カメラ上ストロボ83は、正面パネル42に埋め込まれるようにして形成されている。
【0066】
カメラユニット81の下方には、利用者の下半身および足元に光を照射する足元ストロボユニット84が設けられる。足元ストロボユニット84の発光面は、側面パネル41Aと側面パネル41Bとの間に隙間なく形成される。足元ストロボユニット84の発光面の内側にも、常時点灯する電球と、撮影タイミングで発光するストロボ発光管が配置されている。
【0067】
上述したように、上ストロボユニット82および足元ストロボユニット84は、常時点灯する電球と、撮影タイミングで発光するストロボ発光管を内蔵している。これにより、上ストロボユニット82および足元ストロボユニット84は、撮影空間を明るくして利用者の操作性や安全性を確保するために、撮影空間内を常時照らすとともに、撮影画像の見栄えをより良くするために、撮影タイミングでストロボ発光し、被写体となる利用者に光を照射する。
【0068】
なお、正面パネル42の例えば天井付近に、スピーカが設けられ、撮影処理の案内音声、BGM、効果音などが出力される構成としてもよい。また、スピーカは、正面パネル42ではなく、後述する背景部22に設けられていてもよい。ここでは、
図6を参照して後述するように背景部22にスピーカが設けられている場合を例に挙げて説明を続ける。
【0069】
<背景部の構成>
図6は、背景部22の撮影空間A1側の構成例を示す図である。
【0070】
第1の背面パネルとして構成される背面パネル51の撮影空間側には、背面パネル51との間に所定の間隙を形成し、その下端が撮影空間A1の床面から所定の高さより上に設けられる背面パネル101が、第2の背面パネルとして配置されている。背面パネル101は、背面パネル51と側面パネル52A,52Bとの間に閉空間を形成するようにして設けられる。
【0071】
ここで、以下、背面パネル51を外側背面パネル51といい、背面パネル101を内側背面パネル101ということとする。
【0072】
内側背面パネル101には、その一部として、撮影部21による撮影により得られる撮影画像の背景となる(背景として写る)背景領域部111が形成されている。
【0073】
背景領域部111は、乳白色の平面アクリル板(乳白アクリル板)で構成される。外側背面パネル51と内側背面パネル101との間に形成された間隙(背景領域部111の裏側)には、撮影タイミングに合わせて発光するストロボ発光管を有するストロボ発光部が設けられている。
【0074】
これにより、背景領域部111は、撮影タイミングで、その領域全体がぼんやりと白く明るく発光するようになる。
【0075】
内側背面パネル101において、背景領域部111の左右両側には、スピーカ112−1,112−2が設けられている。スピーカ112−1,112−2は、撮影空間内に向かって撮影処理の案内音声、BGM、効果音などを出力する。以下においては、スピーカ112−1,112−2をそれぞれ特に区別しない場合には、単にスピーカ112という。
【0076】
<編集ユニットの構成>
図7は、編集ユニット12の正面側(編集空間A2−1側)の構成例を示す図である。
【0077】
斜面62のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131の左側にはタッチペン132Aが設けられる。タブレット内蔵モニタ131の右側にはタッチペン132Bが設けられる。
【0078】
タブレット内蔵モニタ131は、タブレットとディスプレイを積層して構成される。タブレットは、タッチペン132Aまたはタッチペン132Bを用いた操作入力を可能とする。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集作業に用いられる編集画面が表示される。2人の利用者が同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aはタブレット内蔵モニタ131に向かって左側にいる利用者により用いられ、タッチペン132Bはタブレット内蔵モニタ131に向かって右側にいる利用者により用いられる。
【0079】
なお、タッチペン132Aを用いた操作とタッチペン132Bを用いた操作は識別される。適宜、タブレット内蔵モニタ131の左側の表示に対してはタッチペン132Aを用いた操作のみが可能とされ、右側の表示に対してはタッチペン132Bを用いた操作のみが可能とされる。以下、適宜、タッチペン132Aとタッチペン132Bを区別する必要がない場合、まとめてタッチペン132という。
【0080】
図8は、編集ユニット12の左側面に設けられる編集ユニット側面パネル65の構成例を示す図である。
【0081】
編集ユニット側面パネル65は、その正面側(印刷待ち空間側)の面を構成する板状部材としてのパネル151乃至154を有している。
【0082】
パネル151は、編集ユニット側面パネル65の略上半分を構成する。パネル152は、編集ユニット側面パネル65の略下半分のうちの左右方向中央3分の1弱を構成する。パネル153,154は、編集ユニット側面パネル65の略下半分において、パネル152の左右それぞれを構成する。
【0083】
パネル152は、編集ユニット12の左側面の一部を覆う開閉可能なドア部として構成される。パネル152を開いた状態の開口部からは、編集ユニット12の左側面の内部に設けられるプリンタをのぞくことができる。
【0084】
パネル152の中央付近には、最終的に出力されるシール紙を利用者に提供するシール取り出し口161が設けられる。編集ユニット12の左側面の内部に設けられるプリンタにより、編集空間A2−1の利用者が写る画像、または、編集空間A2−2の利用者が写る画像が所定のレイアウトでシール紙に印刷され、シール取り出し口161に排出される。
【0085】
パネル152において、シール取り出し口161の上方には、例えばシール取り出し口161からシール紙が排出されるタイミングで発光する発光部162が設けられる。シール取り出し口161の下方には、スピーカ163が設けられる。スピーカ163は、印刷待ち空間にいる利用者に対する案内音声、BGM、効果音などの音を出力する。
【0086】
<写真シール作成装置の内部構成>
図9は、写真シール作成装置1の構成例を示すブロック図である。
図9において、上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
【0087】
図9に示されるように、写真シール作成装置1は、PC(Personal Computer)部301に対して、事前選択部302、撮影部304、編集部305A,305B、および印刷部306が外部入出力インタフェース303を介して接続されることによって構成される。情報処理部であるPC部301は、例えば編集ユニット12の筐体内部に搭載される。
【0088】
PC部301を構成するCPU(Central Processing Unit)311、ROM(Read Only Memory)312、RAM(Random Access Memory)313は、バス314により相互に接続される。
【0089】
CPU311は、所定のプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。ROM312は、CPU311が実行するプログラムやデータを記憶する。RAM312は、CPU311が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
【0090】
バス314には、さらに、入出力インタフェース315が接続される。入出力インタフェース315には、記憶部316、通信部317、およびドライブ318が接続される。
【0091】
記憶部316は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶部316は、CPU311から供給された各種の設定情報などを記憶する。記憶部316に記憶されている情報はCPU311により適宜読み出される。
【0092】
通信部317は、インターネットなどのネットワークのインタフェースである。通信部317は、CPU311による制御に従って外部の装置と通信を行う。通信部317は、利用者により選択された画像を、例えば写真シール作成装置1の製造メーカが管理する画像取得サイト管理サーバに送信する。通信部317から送信された画像は、所定の記憶領域が割り当てられて保存され、画像取得サイト管理サーバにアクセスしてきた携帯端末上で表示されたり、その携帯端末にダウンロードされたりする。
【0093】
ドライブ318には、光ディスクや半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア319が適宜装着される。ドライブ318によりリムーバブルメディア319から読み出されたプログラムやデータは、CPU311に供給され、記憶部316に記憶されたり、インストールされたりする。
【0094】
入出力インタフェース315には外部入出力インタフェース303が接続される。PC部301による各部の制御が、外部入出力インタフェース303を介して行われる。
【0095】
事前選択部302は、事前選択空間A0にいる利用者を対象とした事前選択処理を実現する。事前選択部302は、タッチパネルモニタ71、スピーカ72、および硬貨処理部321から構成される。
【0096】
タッチパネルモニタ71は、PC部301による制御に従って各種の選択画面を表示し、選択画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号はPC部301に供給され、各種の設定が行われる。
【0097】
硬貨処理部321は、硬貨投入返却口73への硬貨の投入を検出する。硬貨処理部321は、所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、ゲームの開始を指示する起動信号をPC部301に出力する。
【0098】
撮影部304は、撮影空間A1にいる利用者を対象とした撮影処理を実現する。撮影部304は、前方照明装置331、背面照明装置332、カメラ91、タッチパネルモニタ92、およびスピーカ112から構成される。
【0099】
前方照明装置331は、撮影空間A1内の各ストロボユニットのうちの撮影部21に設けられるストロボユニットである。背面照明装置332は、撮影空間A1内の各ストロボユニットのうちの背景部22に設けられるストロボユニットである。前方照明装置331と背面照明装置332は、PC部301から供給される照明制御信号に従って発光する。
【0100】
カメラ91は、PC部301によるシャッタ制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像(画像データ)をPC部301に出力する。
【0101】
編集部305Aは、編集空間A2−1にいる利用者を対象とした編集処理を実現する。編集部305Aは、タブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A,132B、およびスピーカ341から構成される。編集部305Bは、編集空間A2−2にいる利用者を対象とした編集処理を実現し、編集部305Aと同一の構成を有する。なお、以下、編集部305A,305Bを特に区別しない場合には、単に、編集部305という。
【0102】
タブレット内蔵モニタ131は、PC部301による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号はPC部301に供給され、編集対象となる撮影画像が編集される。
【0103】
印刷部306は、プリンタ351、シール紙ユニット352、スピーカ353、および照明装置354から構成される。シール紙ユニット352はプリンタ351に装着される。
【0104】
プリンタ351は、内蔵するヘッド361を駆動し、PC部301から供給された印刷データに基づいて、シール紙ユニット352に収納されているロール状のシール紙363に画像を印刷する。また、プリンタ351は、画像を印刷したシール紙363をカッター362によって所定のカット位置でカットして、シール取り出し口161に排出する。
【0105】
照明装置354は、発光部162を発光させるための照明器具であり、蛍光管やLED照明により構成される。照明装置354は、PC部301から供給される照明制御信号に従って発光する。
【0106】
<写真シール作成装置の機能構成例>
図10は、写真シール作成装置1の機能構成例を示すブロック図である。
図10に示す機能部のうちの少なくとも一部は、CPU311により所定のプログラムが実行されることによって実現される。
【0107】
写真シール作成装置1においては、事前選択処理部401、撮影処理部402、編集処理部403、および印刷処理部404が実現される。事前選択処理部401、撮影処理部402、編集処理部403、および印刷処理部404の各機能部は、全体として、写真シール作成装置1の動作を制御する制御部として機能する。
【0108】
事前選択処理部401は、事前選択部302の各部を制御することで、事前選択処理を実行する。事前選択処理により、撮影に関するコースの選択が行われる。利用者による選択内容を表す情報は撮影処理部402に供給される。
【0109】
撮影処理部402は、撮影部304の各部を制御することで撮影処理を行う。撮影処理部402は、撮影処理を行うことによって得られた撮影画像のデータを編集処理部403に出力する。撮影処理部402から編集処理部403に対しては、撮影を複数回行うことによって得られた複数枚の撮影画像のデータが供給される。
【0110】
編集処理部403は、編集部305の各部を制御することで編集処理を行う。編集処理には、撮影画像に写る利用者の目の大きさや肌の明るさを調整するための画像処理、撮影画像に対して編集を施すための画像処理などが含まれる。
【0111】
編集処理部403は、撮影画像の編集を終えた後、編集画像を所定のレイアウトで配置することによって印刷データを生成し、印刷処理部404に出力する。
【0112】
印刷処理部404は、プリンタ351に印刷データを出力し、編集画像の印刷を行う。
【0113】
<写真シール作成装置の動作>
ここで、
図11のフローチャートを参照して、写真シール作成ゲームを提供する写真シール作成装置1の動作について説明する。
【0114】
ステップS1において、事前選択処理部401は、所定の金額分の硬貨が投入されたか否かを、硬貨処理部321から供給される起動信号に基づいて判定し、硬貨が投入されたと判定するまで待機する。
【0115】
ステップS1において、硬貨が投入されたと判定された場合、処理はステップS2に進む。ステップS2において、事前選択処理部401は、事前選択部302を制御することで、事前選択処理を行う。
【0116】
ステップS3において、撮影処理部402は、撮影部304を制御することで、撮影処理を行う。具体的には、撮影処理部402は、カメラ91に取り込まれた被写体の動画像をタッチパネルモニタ92にライブビュー表示させ、撮影空間A1にいる利用者を被写体として撮影し、撮影画像を生成する。
【0117】
本実施の形態による撮影処理においては、複数回の撮影として、被写体の顔および上半身が大きく写る画像であるアップ画像を得るためのアップ撮影のみが行われるものとする。ただし、アップ撮影に加えて、被写体の全身が写る画像である全身画像を得るための全身撮影を行うようにしてもよい。
【0118】
ステップS4において、編集処理部403は、編集空間A2−1と編集空間A2−2のうち、撮影処理を終えた利用者の移動先とした方の編集空間に対応する編集部305を制御することで、編集処理を行う。具体的には、編集処理部403は、撮影処理により得られた撮影画像に対して利用者に編集作業を行わせることで、編集が施された編集画像を生成する。
【0119】
ステップS5において、印刷処理部404は、プリンタ351を制御することで、印刷処理を行う(開始する)。具体的には、印刷処理部404は、編集処理により得られた編集画像をプリンタ351に出力してシール紙に印刷する。なお、撮影処理により得られた撮影画像が、シール紙に印刷されるようにしてもよい。
【0120】
印刷が終了すると、ステップS6において、プリンタ351は、画像が印刷されたシール紙をシール取り出し口161に排出し、処理を終了させる。
【0121】
<事前選択処理の詳細>
次に、
図12のフローチャートを参照して、上述した写真シール作成ゲームの一連の処理におけるステップS2の事前選択処理の詳細について説明する。
【0122】
事前接客処理が開始されると、ステップS11において、事前選択処理部401は、写りコース選択画面をタッチパネルモニタ71に表示させる。
【0123】
写りコース選択画面は、撮影画像に写る被写体の写りを決定する写りコースの選択に用いられる画面である。
【0124】
写りコースにより決定される被写体の写りは、撮影空間A1内の各ストロボユニットの照射強度と、撮影画像に対して施される画像処理によって決定される。例えば、被写体の写りは、前方照明装置331と背面照明装置332それぞれの発光量を調整するとともに、撮影画像における人物領域の彩度、明度、シャープネス、コントラストなどの少なくともいずれかを調整することで決定される。
【0125】
写りコース選択画面が操作されることによって、いずれかの写りコースが選択されると、ステップS12において、事前選択処理部401は、事前選択空間A0にいる利用者に対して、撮影空間A1への移動を案内する。撮影空間A1への移動の案内は、タッチパネルモニタ71に案内画面を表示させることによって、または音声をスピーカ72から出力させることによって行われる。
【0126】
以上のようにして、事前選択処理が行われる。
【0127】
<撮影処理の詳細>
次に、
図13のフローチャートを参照して、上述した写真シール作成ゲームの一連の処理におけるステップS3の撮影処理の詳細について説明する。
【0128】
利用者がタッチパネルモニタ92をタッチすることで、撮影処理が開始されると、撮影処理部402は、撮影の仕方を説明するガイダンス画面をタッチパネルモニタ92に表示させる。
【0129】
その後、ライブビュー表示画面がタッチパネルモニタ92に表示された状態で撮影のタイミングになったとき、ステップS21において、撮影処理部402は、1回目の撮影を行う。
【0130】
ステップS22において、撮影処理部402は、撮影によって得られた静止画像である撮影画像を、1回目の撮影結果としてタッチパネルモニタ92に表示させる。利用者は、1回目の撮影結果を確認しながら、次の撮影の準備を行うことができる。なお、撮影結果として表示される撮影画像は、撮影により得られた原画像をトリミングしたトリミング後の静止画像とされる。
【0131】
その後、2回目以降の撮影が行われる。すなわち、2回目の撮影タイミングになったとき、ステップS23において、撮影処理部402は、2回目の撮影を行う。
【0132】
同様にして、ステップS24乃至S29において、撮影処理部402は、それぞれ3乃至8回目の撮影を行う。このようにして8回行われる撮影は、いずれも、利用者の顔および上半身を撮影範囲としたアップ撮影とされる。
【0133】
ただし、2乃至8回目の撮影では、撮影結果は表示されず、ライブビュー表示画面の表示と撮影とが連続して行われる。これにより、従来よりも1回の撮影にかかる時間を短縮できるので、従来の撮影処理全体にかかる時間と同程度の時間で、より多くの回数の撮影を行うことができる。また、1回目の撮影においては、その撮影結果が表示されるので、どのように写る画像が得られるのかを、利用者に事前に周知させることができる。
【0134】
ステップS21乃至S29において、8回の撮影が終わった後、ステップS30において、撮影処理部402は、撮影を終えた利用者に対して、編集空間A2−1または編集空間A2−2への移動を案内する。編集空間A2−1または編集空間A2−2への移動の案内は、タッチパネルモニタ92に案内画面を表示させることによって、または音声をスピーカ112から出力させることによって行われる。
【0135】
<撮影処理における画面遷移>
ここで、
図14および
図15を参照して、上述した撮影処理においてタッチパネルモニタ92に表示される画面の遷移について説明する。
【0136】
利用者が事前選択空間A0から撮影空間A1へ移動してきた時、タッチパネルモニタ92には、
図14の画面P1が表示される。利用者が、画面P1が表示されているタッチパネルモニタ92をタッチすることで、撮影処理が開始される。
【0137】
なお、タッチパネルモニタ92には、画面P1が表示されている状態から、画面全体の背景としてライブビュー画像が表示され、その上に、所定の色(例えばピンク色)のフィルタが重畳表示されている。これにより、利用者は、撮影空間A1へ移動してきた直後から、利用者自身が写る画像を確認することができる。
【0138】
撮影処理が開始されると、タッチパネルモニタ92には、撮影の仕方を説明するガイダンス画面が表示され、その後、
図14の画面P2が表示される。画面P2は、1回目の撮影のライブビュー表示画面であり、画面P2には、1回目の撮影のためのライブビュー画像が表示される領域R11と、ロゴ画像の一部が表示される、領域R11より小さい領域R12が設けられる。ロゴ画像には、写真シール作成装置1の機種名を表すロゴが描かれている。
【0139】
画面P2が表示されている状態でカウントダウンが始まり、撮影タイミングになったとき、タッチパネルモニタ92には、
図14の画面P3が表示されるとともに、1回目の撮影が行われる。画面P3の領域R11には、それまで表示されていたライブビュー画像に代えて、ロゴ画像が表示されるようになる。なお、画面P3の状態では、画面全体の背景としてのライブビュー画像の表示は行われない。
【0140】
1回目の撮影が行われた後、タッチパネルモニタ92には、
図14の画面P4が表示される。画面P4の領域R11には、撮影タイミングで表示されたロゴ画像に代えて、1回目の撮影結果となる撮影画像が表示されるようになる。
【0141】
1回目の撮影結果が表示されてから所定時間が経過すると、タッチパネルモニタ92においては、
図14の画面P5に示されるように、領域R11,R12が上方向に移動する。その後、タッチパネルモニタ92には、
図15の画面P6が表示される。
【0142】
画面P6は、2回目の撮影のライブビュー表示画面であり、画面P6には、2回目の撮影のためのライブビュー画像が表示される領域R12と、ロゴ画像の一部が新たに表示される領域R13が設けられる。領域R12は、画面下部からの移動に伴い大きくなるとともに、それまで表示されていたロゴ画像に代えて、ライブビュー画像が表示されるようになる。また、画面P6の状態では、画面全体の背景としてのライブビュー画像が再び表示される。
【0143】
画面P6が表示されている状態でカウントダウンが始まり、撮影タイミングになったとき、タッチパネルモニタ92には、
図15の画面P7が表示されるとともに、2回目の撮影が行われる。画面P7の領域R12には、それまで表示されていたライブビュー画像に代えて、ロゴ画像が表示されるようになる。
【0144】
2回目の撮影が行われた後、2回目の撮影結果は表示されることなく、タッチパネルモニタ92においては、
図15の画面P8に示されるように、領域R12,R13が上方向に移動する。その後、タッチパネルモニタ92には、
図15の画面P6と同じ画面が表示される。
【0145】
以降、8回目の撮影が行われるまで、画面P6乃至P8と同様の画面遷移が繰り返される。
【0146】
以上のようにして、1回目の撮影についてのみ撮影結果が表示され、2回目以降の撮影については撮影結果が表示されることなく、ライブビュー画像の表示と撮影とが連続して行われる。さらに、1乃至8回目の撮影においては、従来、ライブビュー画像の表示前に行われていたポーズの見本を示す案内表示は行われない。このような撮影処理の流れにより、利用者は、テンポよく撮影作業を楽しむことができる。
【0147】
もちろん、従来のように、2回目以降の撮影についても、撮影結果が表示されるようにしてもよい。
【0148】
<編集処理の詳細>
次に、
図16のフローチャートを参照して、上述した写真シール作成ゲームの一連の処理におけるステップS4の編集処理の詳細について説明する。
【0149】
編集処理が開始されると、ステップS31において、編集処理部403は、メールアドレス入力画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
【0150】
メールアドレス入力画面は、利用者の所有する携帯端末(携帯電話機)のメールアドレスの入力に用いられる画面である。メールアドレス入力画面には、メールアドレスに用いることが可能なアルファベットや記号、携帯電話機のキャリアを選択するためのボタンと、選択されたボタンに対応する文字列が表示されるテキストボックスが表示される。
【0151】
なお、図示はしないが、メールアドレス入力画面には、メールアドレスを入力するための入力領域が左右に並んで設けられる。入力領域それぞれにおいては、メールアドレスの入力が複数(具体的には2人)の利用者毎に個別にかつ同時に受け付けられる。
【0152】
メールアドレス入力画面において、メールアドレスの入力が終了すると、処理はステップS32に進む。
【0153】
ステップS32において、編集処理部403は、シールレイアウト選択画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
【0154】
シールレイアウト選択画面は、最終的に出力されるシール紙のシールレイアウトを利用者に選択させるための画面である。シールレイアウトは、シール紙に配置される4枚の撮影画像の位置やサイズ、シール紙全体のデザインを決定するレイアウト(配置パターン)である。
【0155】
シールレイアウト選択画面において、シールレイアウトの選択が終了すると、処理はステップS33に進む。
【0156】
ステップS33において、編集処理部403は、プレビュー表示画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
【0157】
プレビュー表示画面は、撮影処理における8回の撮影により得られた8枚の撮影画像を利用者に確認させるための画面である。
【0158】
プレビュー表示画面が表示されてから所定時間が経過すると、処理はステップS34に進む。
【0159】
ステップS34において、編集処理部403は、キープ画像選択画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
【0160】
キープ画像選択画面は、プレビュー表示画面に表示された8枚の撮影画像の中から、編集対象とする撮影画像(キープ画像)を利用者に選択させるための画面である。キープ画像選択画面は、タブレット内蔵モニタ131を前にして左右に並んで立つ2人の利用者毎に、キープ画像の選択を受け付ける。キープ画像として選択可能な撮影画像の枚数は、例えば4枚とされるが、5枚や6枚など、その他の枚数であってもよい。また、左右の利用者で、選択可能なキープ画像の枚数が異なっていてもよい。さらに、例えば、選択可能なキープ画像の枚数を最大6枚とし、1枚から6枚までの好きな枚数だけ、キープ画像を利用者に選択させるようにしてもよい。
【0161】
キープ画像選択画面において、4枚のキープ画像の選択が終了すると、処理はステップS35に進む。
【0162】
ステップS35において、編集処理部403は、編集画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
【0163】
編集画面は、利用者の編集入力に応じて、編集対象となる撮影画像(キープ画像)の編集を施すための画面である。編集画面は、タブレット内蔵モニタ131を前にして左右に並んで立つ2人の利用者毎に、キープ画像の編集入力を受け付ける。編集画面には、編集対象となる撮影画像や、編集に用いられるスタンプ画像やペン画像などの各種の編集ツール(合成用画像)などが表示される。
【0164】
利用者は、タッチペン132を用いて、スタンプ画像やペン画像などを編集対象となる撮影画像上の所定の位置へ重畳することで、編集対象となる撮影画像に対する合成用画像の合成が行われる。
【0165】
すなわち、ステップS36において、編集処理部403は、利用者が用いるタッチペン132による操作(編集入力)を受け付け、受け付けられた操作に応じて、編集対象となる撮影画像に編集を施す。
【0166】
編集作業が終了すると、処理はステップS37に進む。
【0167】
ステップS37において、編集処理部403は、携帯送信用画像選択画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
【0168】
携帯送信用画像選択画面は、利用者の所有する携帯端末に送信するための携帯送信用画像を利用者に選択させるための画面である。携帯送信用画像選択画面は、タブレット内蔵モニタ131を前にして左右に並んで立つ2人の利用者毎に、携帯送信用画像の選択を受け付ける。携帯送信用画像選択画面には、携帯送信用画像の候補として、4枚のキープ画像に加え、4枚のキープ画像が組み合わされてなる1枚のコラージュ画像が表示される。
【0169】
ここでは、携帯送信用画像選択画面において、4枚のキープ画像が表示されるものとするが、キープ画像選択画面においてキープ画像として選択されなかった撮影画像が表示されて、携帯送信用画像として選択されるようにしてもよい。また、コラージュ画像を構成する画像に、4枚のキープ画像以外の、キープ画像として選択されなかった撮影画像が含まれるようにしてもよい。
【0170】
携帯送信用画像選択画面において、携帯送信用画像の選択が終了すると、処理はステップS38に進む。
【0171】
ステップS38において、編集処理部403は、通信部317を制御することで、インターネットなどのネットワークを介して、利用者により選択された携帯送信用画像を、利用者により入力されたメールアドレスとともに、画像取得サイト管理サーバに送信する。
【0172】
画像取得サイト管理サーバは、利用者により入力されたメールアドレス宛てに、携帯端末が画像取得サイト管理サーバにアクセスするのに必要なURL(Uniform Resource Locator)が記載されたメールを送信する。そして、そのURLに基づいて、利用者が所有する携帯端末が、ネットワークを介して画像取得サイト管理サーバにアクセスすることで、画像取得サイト管理サーバに送信された携帯送信用画像が携帯端末に提供される。
【0173】
そして、ステップS39において、編集処理部403は、編集作業を終えた利用者に対して、印刷待ち空間A3への移動を案内する。印刷待ち空間A3への移動の案内は、編集部305A,305Bのタブレット内蔵モニタ131に案内画面を表示させることによって、または音声をスピーカ341から出力させることによって行われる。
【0174】
以上のようにして、編集処理が行われる。
【0175】
上述した編集処理のステップS34,S36,S37においては、タブレット内蔵モニタ131を前にして左右に並んで立つ2人の利用者の操作が終了するのを待って、次のステップに処理が進むようになされている。
【0176】
例えば、キープ画像選択画面(ステップS34)において、右の利用者によるキープ画像の選択が終了した場合、左の利用者によるキープ画像の選択が終了するまで、ステップS35に処理は進まない。
【0177】
これに限らず、ステップS34乃至S37を1つのステップとするようにしてもよい。例えば、キープ画像選択画面において、右の利用者によるキープ画像の選択が終了した場合、左の利用者によるキープ画像の選択の終了を待たずに、右の利用者による編集入力が受け付けられるようにする。
【0178】
<編集処理において表示される各画面の例>
ここで、上述した編集処理において表示される各画面の例について説明する。
【0179】
(シールレイアウト選択画面の例)
図17および
図18は、タブレット内蔵モニタ131に表示されるシールレイアウト選択画面の例を示す図である。
【0180】
シールレイアウト選択画面には、1つのシールレイアウト選択領域510が設けられる。シールレイアウト選択領域510においては、シールレイアウトの選択が複数(具体的には2人)の利用者のいずれかから受け付けられる。
【0181】
シールレイアウト選択領域510には、縦2×横4で8種類(8パターンの配色)のレイアウト画像が表示されている。レイアウト画像は、4枚の撮影画像(キープ画像)が配置される配置領域と、配置領域の周囲で各種の色とロゴで装飾された周囲領域とを有している。
【0182】
なお、
図17および
図18の例それぞれでは、8種類のレイアウト画像の配置領域はいずれも同じとされる。
【0183】
シールレイアウト選択領域510の上方左側には、タテ分割選択ボタン511およびヨコ分割選択ボタン512が設けられる。
【0184】
タテ分割選択ボタン511は、縦長のレイアウト画像をシールレイアウト選択領域510に表示させ、選択するためのボタンである。ヨコ分割選択ボタン512は、横長のレイアウト画像をシールレイアウト選択領域510に表示させ、選択するためのボタンである。
【0185】
図17の例では、タテ分割選択ボタン511が押下されており、シールレイアウト選択領域510には、縦長のレイアウト画像が表示されている。一方、
図18の例では、ヨコ分割選択ボタン512が押下されており、シールレイアウト選択領域510には、横長のレイアウト画像が表示されている。
【0186】
なお、縦長のレイアウト画像と横長のレイアウト画像とは、長手方向の向きが異なるだけで、いずれも同じ縦横比を有する。
【0187】
シールレイアウト選択領域510の上方側には、選択済みシールレイアウト表示領域513が設けられる。
【0188】
選択済みシールレイアウト表示領域513は、横長長方形の形状を有し、最終的に出力されるシール紙全体をイメージしたサンプル画像が表示される領域である。
【0189】
具体的には、選択済みシールレイアウト表示領域513の左右には、シールレイアウト選択領域510において選択されたレイアウト画像が配置されるレイアウト画像配置領域521,522が、互いに間隔を空けて設けられる。レイアウト画像配置領域521,522にはそれぞれ、シールレイアウト選択領域510において選択された同じレイアウト画像が表示される。
【0190】
すなわち、最終的に出力されるシール紙には、配置領域の配置も周囲領域の色も同じ2つのレイアウト画像が、位置を対称にして印刷されるので、シール紙全体の見た目を統一感のあるものとすることができる。
【0191】
図17の例では、シールレイアウト選択領域510に表示されるレイアウト画像のうち、上段左端の(チェックマークで示される)レイアウト画像が選択されており、そのレイアウト画像が、レイアウト画像配置領域521,522それぞれに表示されている。
【0192】
また、
図18の例では、シールレイアウト選択領域510に表示されるレイアウト画像のうち、上段右から2つ目のレイアウト画像が選択されており、そのレイアウト画像が90度向きを変えて、レイアウト画像配置領域521,522に表示されている。
【0193】
シールレイアウト選択領域510の下端中央には、レイアウト画像の選択を決定するためのOKボタン514が設けられる。レイアウト画像配置領域521,522にレイアウト画像が表示された状態で、利用者によりOKボタン514が押下されると、シールレイアウトが決定される。その後、タブレット内蔵モニタ131には、シールレイアウト選択画面に代えて、プレビュー表示画面が表示される。
【0194】
このように、シールレイアウト選択画面には、シールレイアウトを決定するためのレイアウト画像が表示されるシールレイアウト選択領域510が1つのみ設けられる。
【0195】
したがって、シールレイアウト選択画面を前にして立つ2人の利用者は、個別にシールレイアウトを決定するのではなく、お互いに話し合いながらシールレイアウトを決定することになる。これにより、シール紙を利用者2人で切り分けた場合であっても、利用者それぞれが、ゲームをプレイした思い出を共有することができる。特に、選択済みシールレイアウト表示領域513において、その左右に配置されるレイアウト画像の向きと色は、いずれも同じとなるため、ゲームをプレイした思い出をより強く共有することができる。
【0196】
なお、タテ分割選択ボタン511とヨコ分割選択ボタン512が設けられる第1の選択画面の後に、選択されたボタンに対応するレイアウト画像が表示されるシールレイアウト選択領域510が設けられる第2の選択画面が続いて表示されるようにしてもよい。
【0197】
この場合、第1の選択画面においてタテ分割選択ボタン511が選択された場合には、次に表示される第2の選択画面のシールレイアウト選択領域510には、8種類の縦長のレイアウト画像が表示される。一方、第1の選択画面においてヨコ分割選択ボタン512が選択された場合には、次に表示される第2の選択画面のシールレイアウト選択領域510には、8種類の横長のレイアウト画像が表示される。
【0198】
また、選択済みシールレイアウト表示領域513において、その左右で異なる配色のレイアウト画像が配置されるようにしてもよい。この場合、選択済みシールレイアウト表示領域513のレイアウト画像配置領域521には、左の利用者が用いるタッチペン132Aによって選択されたレイアウト画像が配置され、レイアウト画像配置領域522には、右の利用者が用いるタッチペン132Bによって選択されたレイアウト画像が配置される。
【0199】
このような場合であっても、選択済みシールレイアウト表示領域513の左右に配置されるレイアウト画像の向きは、いずれも同じとなるため、ゲームをプレイした思い出を共有することができる。
【0200】
(キープ画像選択画面の例)
図19は、タブレット内蔵モニタ131に表示されるキープ画像選択画面の例を示す図である。
【0201】
キープ画像選択画面には、キープ画像選択領域530L,530Rが左右に並んで設けられる。キープ画像選択領域530L,530Rそれぞれにおいては、キープ画像の選択が複数(具体的には2人)の利用者毎に個別に受け付けられる。
【0202】
キープ画像選択領域530L,530Rは、それぞれ同一の構成を有している。
【0203】
キープ画像選択領域530Lには、4つのキープ画像表示領域531−1L乃至531−4Lが設けられ、その下方に撮影画像選択領域532Lが設けられる。同様に、キープ画像選択領域530Rには、4つのキープ画像表示領域531−1R乃至531−4Rが設けられ、その下方に撮影画像選択領域532Rが設けられる。
【0204】
以下において、キープ画像表示領域531−1L乃至531−4L,531−1R乃至531−4R、撮影画像選択領域532L,532Rをそれぞれ区別しない場合には、単に、キープ画像表示領域531−1乃至531−4、撮影画像選択領域532という。
【0205】
撮影画像選択領域532には、プレビュー表示画面にも表示された、8回の撮影により得られた8枚の撮影画像が、縦2×横4で配置されて表示される。
【0206】
キープ画像表示領域531−1乃至531−4には、撮影画像選択領域532において選択された撮影画像がキープ画像として表示される。なお、キープ画像選択画面が最初に表示されたデフォルトの状態では、キープ画像表示領域531−1乃至531−4には、いずれの撮影画像も表示されない。
【0207】
利用者は、撮影画像選択領域532に表示される8枚の撮影画像のうちの1枚を、タッチペン132で選択し、キープ画像表示領域531−1乃至531−4のいずれかにドラッグアンドドロップすることで、キープ画像を選択することができる。このように、編集入力の前に、利用者にキープ画像を選択させることで、後述する編集画面において小さく表示されるサムネイル画像を詳細に確認しなくとも、自身が編集対象として選択した画像を利用者に認識させることができる。
【0208】
これに限らず、キープ画像表示領域531−1乃至531−4には、例えば1回目から4回目の撮影により得られた4枚の撮影画像や、8枚の撮影画像からランダムに選択された4枚の撮影画像があらかじめ表示されるようにしてもよい。この場合、撮影画像選択領域532において選択された撮影画像が、ドラッグアンドドロップされたキープ画像表示領域531−1乃至531−4に表示されている撮影画像と入れ替わる。
【0209】
また、キープ画像選択画面において、8枚の撮影画像から、キープ画像とする例えば6枚の撮影画像を選択させるようにした場合、選択される撮影画像の枚数が増え、利用者の操作が多くなる。この場合、8枚の撮影画像から、キープ画像としない2枚の撮影画像を選択させ、削除するようにしてもよい。
【0210】
さらに、この例では、撮影画像選択領域532において選択された1枚の撮影画像を、キープ画像表示領域531−1乃至531−4のいずれかにドラッグアンドドロップするものとした。これに限らず、キープ画像表示領域531−1乃至531−4をタッチペン132によりタッチする毎に、選択されたキープ画像表示領域に表示されている撮影画像が、撮影画像選択領域532において選択されていない他の撮影画像に切り替わるようにしてもよい。
【0211】
さらにまた、キープ画像表示領域531−1乃至531−4のうちの2以上の領域に、同じ撮影画像が選択されて表示されるようにしてもよい。
【0212】
また、キープ画像表示領域531−1乃至531−4の配置は、レイアウト画像(シールレイアウト)の配置領域に対応している。したがって、最終的に出力されるシール紙には、利用者それぞれが選択したキープ画像が、キープ画像表示領域531−1乃至531−4の配置で印刷される。
【0213】
図19の例で、キープ画像選択領域530Lにおいては、撮影画像選択領域532に表示される8枚の撮影画像のうち、上段の撮影画像4枚が、キープ画像として選択され、キープ画像表示領域531−1乃至531−4それぞれに表示されている。
【0214】
一方、キープ画像選択領域530Rにおいては、撮影画像選択領域532に表示される8枚の撮影画像のうち、上段左から2つ目の撮影画像1枚のみが、キープ画像として選択され、キープ画像表示領域531−1に表示されている。
【0215】
なお、キープ画像選択領域530L,530Rそれぞれにおいては、同一の撮影画像をキープ画像として選択することができる。
【0216】
撮影画像選択領域532の下方には、キープ画像の選択を決定するためのOKボタン533(533L/533R)が設けられる。キープ画像表示領域531−1乃至531−4それぞれにキープ画像が表示されている状態で、利用者によりOKボタン533が押下されると、キープ画像が決定される。その後、タブレット内蔵モニタ131には、キープ画像選択画面に代えて、編集画面が表示される。
【0217】
このように、キープ画像選択画面には、キープ画像を選択するためのキープ画像選択領域530L,530Rが左右に並んで設けられる。
【0218】
したがって、キープ画像選択画面を前にして立つ2人の利用者は、個別にキープ画像を選択することになる。これにより、利用者それぞれが、自分がきれいに写っていると感じる撮影画像を、自らの意志で選択することができる。
【0219】
(編集画面の例)
図20は、タブレット内蔵モニタ131に表示される編集画面の例を示す図である。
【0220】
編集画面には、編集領域550L,550Rが左右に並んで設けられる。編集領域550L,550Rそれぞれにおいては、複数(具体的には2人)の利用者それぞれに選択されたキープ画像の編集が利用者毎に個別に受け付けられる。
【0221】
編集領域550L,550Rは、それぞれ同一の構成を有している。
【0222】
編集領域550Lには、サムネイル表示領域551L、編集対象画像表示領域552L、ぼかし調整バー553L、および反転ボタン554Lが設けられる。同様に、編集領域550Rには、サムネイル表示領域551R、編集対象画像表示領域552R、ぼかし調整バー553R、および反転ボタン554Rが設けられる。
【0223】
以下において、サムネイル表示領域551L,551R、編集対象画像表示領域552L,552R、ぼかし調整バー553L,553R、および反転ボタン554L,554Rをそれぞれ区別しない場合には、単に、サムネイル表示領域551、編集対象画像表示領域552、ぼかし調整バー553、および反転ボタン554という。
【0224】
編集領域550L,550Rの上部には、サムネイル表示領域551が設けられる。サムネイル表示領域551は、キープ画像を表すサムネイル画像の表示領域である。利用者は、サムネイル表示領域551に表示されているサムネイル画像を選択することによって、編集入力を行うキープ画像を選択する。
【0225】
編集領域550Lのサムネイル表示領域551Lには、上述したキープ画像選択画面のキープ画像選択領域530Lにおいて選択された4枚のキープ画像を表すサムネイル画像が表示される。同様に、編集領域550Rのサムネイル表示領域551Rには、上述したキープ画像選択画面のキープ画像選択領域530Rにおいて選択された4枚のキープ画像を表すサムネイル画像が表示される。したがって、利用者はそれぞれ、自らが選択したキープ画像に対して編集入力を行うことができる。
【0226】
従来の写真シール機において、左右に並ぶ2人の利用者は、同じ撮影画像を共有して編集入力を行っていたが、本実施の形態の写真シール作成装置1において、2人の利用者は、自分が選択した撮影画像に、利用者毎に個別に編集入力を行うことができる。
【0227】
これにより、2人の利用者は、利用者毎に、お気に入りの画像にお気に入りの編集入力を行うことができる。言い換えると、お気に入りの画像が同じ画像であっても、2人の利用者は、個別に編集入力を行うことができるので、利用者それぞれが満足する撮影画像を選択し、選択された画像に、利用者それぞれが満足する編集入力を行うことができる。
【0228】
編集領域550L,550Rそれぞれにおいては、4枚のキープ画像を表すサムネイル画像が、サムネイル表示領域551に横一列に並んで表示されている。
図20の例では、編集領域550L,550Rそれぞれにおいて、4枚のサムネイル画像のうちの左端のサムネイル画像が選択されており、そのサムネイル画像上には、所定の色(例えばピンク色)のフィルタが重畳表示されている。
【0229】
サムネイル表示領域551の下方、編集領域550L,550Rの略中央には、編集対象画像表示領域552が設けられる。編集対象画像表示領域552は、編集入力を行う対象として選択されたキープ画像(編集対象画像)の表示領域である。利用者は、タッチペン132を用いて編集ツールを選択し、編集対象画像表示領域552に表示されたキープ画像の編集を行う。
【0230】
編集対象画像表示領域552の下方には、ぼかし調整バー553と反転ボタン554が設けられる。
【0231】
ぼかし調整バー553は、編集対象画像表示領域552に表示されている編集対象画像に施すぼかし処理のぼかし具合を調整するために操作されるスライダであり、反転ボタン554は、編集対象画像を左右反転するために操作されるボタンである。
【0232】
また、編集画面において、編集領域550Lの左方には、メッセージスタンプ選択部561L、リップカラー選択部562L、およびスタンプ選択部563Lが設けられる。
【0233】
メッセージスタンプ選択部561Lは、編集領域550Lに表示されている編集対象画像に合成される、写真シール作成装置1の機種名、設置されている地域にちなんだ名称、日付などを表す文字列を含むスタンプ画像(メッセージスタンプ)を選択するための領域である。メッセージスタンプ選択部561Lにおいては、メッセージスタンプを構成する文字列の色を変更できる他、手書き文字を編集対象画像に合成するためのペンツールを選択することもできる。
【0234】
なお、写真シール作成装置1が設置されている地域にちなんだ名称を表すメッセージスタンプは、写真シール作成装置1が備えるメンテナンス機能を用いた設定により変更することができる。
【0235】
また、メッセージスタンプ選択部561Lにおいて、時間帯や季節に応じて文言が変わるメッセージスタンプが選択できるようにしてもよいし、その文言を、ゲーム中の利用者が変更できるようにしてもよい。
【0236】
リップカラー選択部562Lは、編集領域550Lに表示されている編集対象画像に写る人物(利用者)の唇に施される色を選択するための領域である。
【0237】
スタンプ選択部563Lは、編集領域550Lに表示されている編集対象画像に合成されるスタンプ画像を選択するための領域である。スタンプ選択部563Lにおいては、編集対象画像において利用者に指定された位置に合成されるスタンプ画像の他、編集対象画像に対する顔の認識結果に基づいた位置に合成されるスタンプ画像を選択することができる。
【0238】
同様に、編集画面において、編集領域550Rの左方には、メッセージスタンプ選択部561R、リップカラー選択部562R、およびスタンプ選択部563Rが設けられる。これらは、処理の対象が、編集領域550Rに表示されている編集対象画像となる以外は、上述したメッセージスタンプ選択部561L、リップカラー選択部562L、およびスタンプ選択部563Lと同様であるので、その説明は省略する。
【0239】
なお、従来の写真シール機の編集画面においては、その左半分と右半分とで、各構成が左右対称に配置されていたが、
図20の編集画面においては、その左半分と右半分とで、各構成が同じ位置関係で配置されている。利用者は、同じ構成の画面が左右に並んでいることを視認することで、個別に編集入力を行えることを明確に認識することができる。
【0240】
また、従来の写真シール機の編集画面においては、その左半分と右半分とで、編集作業を終了するための終了ボタンがそれぞれ設けられていたが、
図20の編集画面においては、編集画面の中央上部に、編集作業を終了するための終了ボタン564が1つのみ設けられる。これにより、従来の写真シール機と比べて、編集画面の構成を簡素化することができる。
【0241】
このように、編集画面には、キープ画像(編集対象画像)に編集を施すための編集領域550L,550Rが左右に並んで設けられる。
【0242】
したがって、編集画面を前にして立つ2人の利用者は、個別に編集対象画像に編集を施すことになる。これにより、利用者それぞれが、自らの意志で選択した撮影画像に対して、好みの編集を施すように編集入力を行うことができる。
【0243】
なお、上述した編集画面において、編集領域550L,550Rそれぞれに表示されている編集対象画像に対して、顔の輪郭や目の大きさを変える画像処理や、肌の明るさや髪の色を調整する画像処理などを施すためのツールを設けるようにしてもよい。これにより、利用者それぞれが、撮影画像に対して、より細やかな編集を施す編集入力を行うことができる。
【0244】
以上においては、編集画面の編集領域550L,550Rそれぞれにおいて、2人の利用者が個別に選択した撮影画像に対して、個別に編集入力を行うようにしたが、2人の利用者が共同して選択した撮影画像に対して、個別に編集入力を行うようにしてもよい。さらに、編集画面において、1つのみの編集領域を設けるようにし、2人の利用者が共同して選択した撮影画像に対して、共同して編集入力を行うようにしてもよい。このような場合であっても、本技術の効果を奏することが可能である。
【0245】
なお、上述の場合、シールレイアウト選択画面において、2人の利用者が個別にシールレイアウトを選択できるようにしてもよい。
【0246】
(携帯送信用画像選択画面の例)
図21は、タブレット内蔵モニタ131に表示される携帯送信用画像選択画面の例を示す図である。
【0247】
携帯送信用画像選択画面には、携帯送信用画像選択領域570L,570Rが左右に並んで設けられる。携帯送信用画像選択領域570L,570Rそれぞれにおいては、携帯送信用画像の選択が複数(具体的には2人)の利用者毎に個別に受け付けられる。
【0248】
携帯送信用画像選択領域570L,570Rは、それぞれ同一の構成を有している。
【0249】
携帯送信用画像選択領域570L,570Rの略中央には、携帯送信用画像表示領域571が設けられ、その下方に画像選択領域572が設けられる。
【0250】
画像選択領域572には、キープ画像選択画面において選択された4枚のキープ画像に加え、4枚のキープ画像が組み合わされてなる1枚のコラージュ画像が、横一列に並んで表示される。画像選択領域572に表示されるキープ画像は、編集画面において編集が施される前のキープ画像とされる。
【0251】
図22は、コラージュ画像の例を示す図である。
【0252】
コラージュ画像は、携帯端末への送信専用の画像(携帯送信専用画像)であり、4枚のキープ画像が所定の配置で組み合わされるようにして自動的に生成される。
図22に示されるコラージュ画像590は、4枚のキープ画像591乃至594が組み合わされて構成される。
【0253】
図22の例では、コラージュ画像590の左上に、キープ画像591が、他のキープ画像592乃至594より大きいサイズで配置され、その右側に、キープ画像592乃至594が同じサイズで縦に3枚並んで配置されている。また、キープ画像591下方の空いている領域には、写真シール作成装置1の機種名を表すロゴが描かれている。
【0254】
なお、携帯送信専用画像として、上述したコラージュ画像に代えて(または加えて)、シールレイアウト選択画面において選択されたレイアウト画像に4枚のキープ画像が配置されたものが、画像選択領域572に表示されるようにしてもよい。
【0255】
これにより、利用者それぞれが、シール紙以外のものから、ゲームをプレイした思い出を共有することができる。
【0256】
図21に戻り、利用者は、画像選択領域572に表示される4枚のキープ画像およびコラージュ画像の合計5枚のうちの1枚をタッチペン132で選択することで、携帯送信用画像を選択することができる。
【0257】
図21の例で、携帯送信用画像選択領域570Lにおいては、画像選択領域572に表示される5枚の画像のうち、左端のキープ画像が、携帯送信用画像として選択され、携帯送信用画像表示領域571に表示されている。
【0258】
また、携帯送信用画像選択領域570Rにおいては、画像選択領域572に表示される5枚の画像のいずれも選択されておらず、携帯送信用画像表示領域571には、いずれの画像も表示されていない。
【0259】
なお、携帯送信用画像選択領域570L,570Rそれぞれにおいては、同一の画像を携帯送信用画像として選択することができる。
【0260】
画像選択領域572の下方には、携帯送信用画像の選択を決定するためのOKボタン573(573L/573R)が設けられる。携帯送信用画像表示領域571に携帯送信用画像が表示されている状態で、利用者によりOKボタン573が押下されると、携帯送信用画像が決定される。その後、タブレット内蔵モニタ131には、携帯送信用画像選択画面に代えて、印刷待ち空間A3への移動の案内をする案内画面が表示される。
【0261】
このように、携帯送信用画像選択画面には、携帯送信用画像を選択するための携帯送信用画像選択領域570L,570Rが左右に並んで設けられる。
【0262】
したがって、携帯送信用画像選択画面を前にして立つ2人の利用者は、個別に携帯送信用画像を選択することになる。これにより、利用者それぞれが、携帯送信用画像として、自分がきれいに写っていると感じる画像を、自らの意志で選択することができる。
【0263】
以上の構成によれば、写真シール作成装置1において、シールレイアウトを利用者のいずれか1人に選択させ、かつ、キープ画像を利用者毎に選択させるようにできる。これにより、利用者それぞれが、ゲームをプレイした思い出を共有しつつ、好みの画像に好みの編集を施した画像が印刷されたシール紙を手に入れることが可能となる。
【0264】
上述した編集処理においては、キープ画像選択画面、編集画面、および携帯送信用画像選択画面のように、2人の利用者の操作を個別に受け付ける画面が連続して表示される。これにより、利用者それぞれの画面に対する視線の移動を少なくすることができ、操作についての混乱を招く可能性を低減することができる。
【0265】
また、利用者に、キープ画像の選択や編集入力を行わせるより前に、シールレイアウトを選択させるようにしたので、自分自身でシール紙を作成しているという印象を、利用者に抱かせることができる。
【0266】
上述した編集処理の各ステップは、いずれも編集空間において行われる。これにより、利用者に、シールレイアウトの選択から編集入力までの、シール紙を作成するための一連の作業を、編集空間において集中して行わせることができる。
【0267】
通常、写真シール機において、撮影処理から編集処理へと処理が移行する際、撮影処理により得られた撮影画像に対して、顔の輪郭を整えたり、目を大きくしたりする画像処理が施される。そのため、編集処理が開始されてから、画像処理が施された撮影画像が表示されるまでに一定の時間を要する。
【0268】
そこで、上述した編集処理においては、シールレイアウトの選択から編集入力までの、シール紙を作成するための一連の作業より前(編集処理の開始直後)に、メールアドレスの入力を利用者に行わせるようにした。これにより、編集処理が開始されてから、画像処理が施された撮影画像が表示されるまでの時間を、利用者を待たせるなどすることなく、有効に使うことができる。
【0269】
また従来、編集処理中に開始されるシール紙の印刷が完了するまでの時間に、メールアドレスの入力を利用者に行わせる写真シール機があった。一方で、本実施の形態の写真シール作成装置1は、写真シール作成ゲームをプレイした利用者が、いわゆる「自分撮り」を行いたくなるような外装(筐体)を備えている。
【0270】
そこで、編集処理の開始直後に、メールアドレスの入力を利用者に行わせるようにすることで、シール紙の印刷が完了するまでの時間を利用して、利用者に、写真シール作成装置1の筐体を背景に自分撮りを行わせることができる。
【0271】
以上においては、2人の利用者に、シールレイアウトの選択を共同して行わせ、キープ画像の選択と編集入力を個別に行わせるようにした。これに限らず、2人の利用者に、キープ画像の選択を共同して行わせ、シールレイアウトの選択と編集入力を個別に行わせるようにしてもよいし、キープ画像の選択とシールレイアウトの選択を個別に行わせ、編集入力を共同して行わせるようにしてもよい。
【0272】
また、2人の利用者に、キープ画像の選択を個別に行わせ、編集入力とシールレイアウトの選択を共同して行わせるようにしてもよいし、キープ画像の選択と編集入力を共同して行わせ、シールレイアウトの選択を個別に行わせるようにしてもよい。
【0273】
さらに、2人の利用者に、キープ画像の選択とシールレイアウトの選択を共同して行わせ、編集入力を個別に行わせるようにしてもよいし、シールレイアウトの選択、キープ画像の選択、および編集入力を全て共同して行わせるようにしてもよい。
【0274】
<画像の配置について>
以上においては、キープ画像選択画面において選択されたキープ画像の配置により、シール紙に印刷されるキープ画像の配置が決定されるものとした。
【0275】
これ以外にも、キープ画像選択画面において選択されたキープ画像の配置により、編集画像におけるサムネイル画像の配置と、携帯送信専用画像(コラージュ画像)におけるキープ画像の配置が決定される。
【0276】
具体的には、キープ画像選択画面において、
図23上段に示されるように、縦2×横2の4枚のキープ画像として、左上に画像1、右上に画像2、左下に画像3、右下に画像4が選択され配置されたとする。
【0277】
この場合、編集画面においては、
図23中段に示されるように、サムネイル画像として、左から画像1、画像2、画像3、画像4を表すサムネイル画像が、横一列に並んで配置される。
【0278】
また、携帯送信専用画像(コラージュ画像)においては、
図23下段に示されるように、左上の大きいサイズの画像として画像1が配置され、その右側で同じサイズで縦に3枚並ぶ画像として、画像2、画像3、画像4が配置される。
【0279】
一般的に、人間の視線は、左上、右上、左下、右下のように「Z」の文字に沿った順で動くといわれている。したがって、
図23に示される画像1、画像2、画像3、画像4の数字は、キープ画像に対する利用者の注目度の高さをあらわしているといえる。特に、携帯送信専用画像においては、大きいサイズで配置される画像が、注目度が最も高い画像1となる。
【0280】
なお、キープ画像選択画面において選択されたキープ画像の配置によって決定される、サムネイル画像の配置と、携帯送信専用画像(コラージュ画像)におけるキープ画像の配置は、
図23の例に限らず、他の規則で配置されるように決定されてもよい。
【0281】
以上においては、シールレイアウト選択画面に、シールレイアウトを決定するためのレイアウト画像が表示されるシールレイアウト選択領域510が1つのみ設けられるものとした。
【0282】
これに加えて、編集処理において、撮影画像の背景に合成される背景画像を選択させるための画面として、複数の背景画像が表示される背景画像選択領域が1つのみ設けられる背景画像選択画面が表示されるようにしてもよい。この場合、選択された背景画像によって、最終的に出力されるシール紙全体の見た目を統一感のあるものとすることができ、利用者それぞれが、選択された背景画像から、ゲームをプレイした思い出を共有することができる。
【0283】
<シールレイアウトの例>
ここで、最終的に出力されるシール紙のシールレイアウトの詳細について説明する。
【0284】
図24は、シール紙のシールレイアウトの例を示す図である。
【0285】
図24に示されるシール紙600は、1回の写真シール作成ゲームによって出力されるシール紙である。シール紙600には、レイアウト画像配置領域611,612が設けられる。
【0286】
具体的には、シールレイアウトにおいては、シールレイアウト選択画面において選択された同じレイアウト画像が、互いに線対称となる位置に配置されるように、レイアウト画像配置領域611,612が設けられる。
【0287】
図24の例では、シール紙600の上下に、互いに線対称となる位置に設けられたレイアウト画像配置領域611,612それぞれに、横長のレイアウト画像が配置されている。
【0288】
このようなシールレイアウトのデザインにより、シール紙全体の統一感を高めることができる。
【0289】
また、シール紙600において、レイアウト画像配置領域611,612それぞれに挟まれるおまけ領域613には、図中、右側に示されるおまけ画像621乃至623のいずれかが配置される。
【0290】
おまけ画像621乃至623は、いずれも8枚の撮影画像が配置される撮影画像配置領域を有している。おまけ画像621乃至623それぞれにおいては、8つの撮影画像配置領域の位置や大きさ、および、各種の色(具体的にはピンク色を基調とした色)とロゴで装飾された周囲領域のデザインが互いに異なる。
【0291】
なお、おまけ領域613に配置されるおまけ画像621乃至623は、ランダムに決定される。
【0292】
さらに、シール紙600において、レイアウト画像配置領域611とおまけ領域613の境界、レイアウト画像配置領域612とおまけ領域613の境界には、それぞれミシン目p11,p12が入れられている。これにより、2人の利用者が、より簡単に、レイアウト画像配置領域611,612それぞれに印刷されたレイアウト画像を切り分けることができる。
【0293】
<シールレイアウト選択画面のバリエーション>
図17および
図18のシールレイアウト選択画面においては、レイアウト画像配置領域521,522それぞれに、シールレイアウト選択領域510において選択された同じレイアウト画像が表示されるものとした。これにより、最終的に出力されるシール紙の左右または上下には、同じ向きで同じ配色のレイアウト画像が配置される。
【0294】
これに限らず、レイアウト画像配置領域521,522に表示されるレイアウト画像が個別に選択されるようにしてもよい。
【0295】
図25および
図26は、シールレイアウト選択画面の他の例を示す図である。
【0296】
図25および
図26のシールレイアウト選択画面には、1つのシールレイアウト選択領域630が設けられる。シールレイアウト選択領域630においても、シールレイアウトの選択が複数(具体的には2人)の利用者のいずれかから受け付けられる。
【0297】
シールレイアウト選択領域630には、縦2×横4で8種類のレイアウト画像が表示されている。
【0298】
シールレイアウト選択領域630の上方左側には、タテ分割選択ボタン631およびヨコ分割選択ボタン632が設けられる
【0299】
図25の例では、タテ分割選択ボタン631が押下されており、シールレイアウト選択領域630には、縦長のレイアウト画像が表示されている。一方、
図26の例では、ヨコ分割選択ボタン632が押下されており、シールレイアウト選択領域630には、横長のレイアウト画像が表示されている。
【0300】
シールレイアウト選択領域630の上方中央には、選択済みシールレイアウト表示領域633が設けられる。
【0301】
選択済みシールレイアウト表示領域633の左右には、シールレイアウト選択領域630において選択されたレイアウト画像が配置されるレイアウト画像配置領域641,642が設けられる。レイアウト画像配置領域641,642にはそれぞれ、シールレイアウト選択領域630において個別に選択されたレイアウト画像が表示される。
【0302】
図25の例では、シールレイアウト選択領域630に表示される8種類のレイアウト画像のうち、上段左端の(丸数字の1で示される)レイアウト画像が選択されており、そのレイアウト画像が、レイアウト画像配置領域641に表示されている。同様に、シールレイアウト選択領域630に表示される8種類のレイアウト画像のうち、下段左から2つ目の(丸数字の2で示される)レイアウト画像が選択されており、そのレイアウト画像が、レイアウト画像配置領域642に表示されている。
【0303】
また、
図26の例では、シールレイアウト選択領域630に表示される8種類のレイアウト画像のうち、上段左から2つ目の(丸数字の1で示される)レイアウト画像が選択されており、そのレイアウト画像が90度向きを変えて、レイアウト画像配置領域641に表示されている。同様に、シールレイアウト選択領域630に表示される8種類のレイアウト画像のうち、上段右端の(丸数字の2で示される)レイアウト画像が選択されており、そのレイアウト画像が90度向きを変えて、レイアウト画像配置領域642に表示されている。
【0304】
なお、
図25および
図26において、選択されたレイアウト画像を示すための丸数字は、説明のためのものであり、実際には表示されない。
【0305】
シールレイアウト選択領域630の右下には、レイアウト画像の選択を決定するためのOKボタン634が設けられる。レイアウト画像配置領域641,642にレイアウト画像が表示された状態で、利用者によりOKボタン634が押下されると、シールレイアウトが決定される。その後、タブレット内蔵モニタ131には、シールレイアウト選択画面に代えて、プレビュー表示画面が表示される。
【0306】
以上の例においても、シールレイアウト選択画面には、シールレイアウトを決定するためのレイアウト画像が表示されるシールレイアウト選択領域630が1つのみ設けられる。
【0307】
したがって、シールレイアウト選択画面を前にして立つ2人の利用者は、個別にシールレイアウトを決定するのではなく、お互いに話し合いながらシールレイアウトを決定することになる。これにより、シール紙を利用者2人で切り分けた場合であっても、利用者それぞれが、ゲームをプレイした思い出を共有することができる。特に、最終的に出力されるシール紙において、その左右に配置されるレイアウト画像の向きは、いずれも同じとなるため、2人の利用者は、ゲームをプレイした思い出を共有しつつ、好みの画像が印刷されたシール紙を手に入れることができる。
【0308】
なお、シールレイアウト選択画面において、選択済みのレイアウト画像が入れ替えられるようにしてもよい。
【0309】
例えば、
図27に示されるように、選択済みシールレイアウト表示領域633のレイアウト画像配置領域641,642の間の領域(おまけ領域)に、入れ替えボタン643が設けられるようにする。
【0310】
利用者は、レイアウト画像配置領域641,642それぞれに、選択されたレイアウト画像が配置された状態で、入れ替えボタン643が押下することで、レイアウト画像配置領域641,642に配置されたレイアウト画像を入れ替えることができる。
【0311】
また、選択されたレイアウト画像が配置されないレイアウト画像配置領域641,642が、グレーアウト表示されるようにしてもよい。
【0312】
図28は、レイアウト画像配置領域641,642のいずれにもレイアウト画像が配置されていない状態のシールレイアウト選択画面を示している。
【0313】
図28のシールレイアウト選択画面においては、シールレイアウト選択領域630において最初に選択されたレイアウト画像が配置されるレイアウト画像配置領域641が、太枠で強調表示されている。一方、シールレイアウト選択領域630において最初に選択されたレイアウト画像が配置されないレイアウト画像配置領域642は、グレーアウト表示されている。
【0314】
図28の状態で、シールレイアウト選択領域630に表示されるレイアウト画像のうち、上段左端のレイアウト画像が選択されると、
図29に示されるように、選択された(丸数字の1で示される)レイアウト画像が、レイアウト画像配置領域641に表示される。
【0315】
図29の状態で、利用者によりOKボタン634が押下されると、シールレイアウト選択画面は、
図30に示される状態に遷移する。
【0316】
図30のシールレイアウト選択画面においては、シールレイアウト選択領域630において最初に選択されたレイアウト画像が配置されたレイアウト画像配置領域641が、グレーアウト表示されている。一方、シールレイアウト選択領域630において次に選択されるレイアウト画像が配置されるレイアウト画像配置領域642は、太枠で強調表示されている。さらに、
図30のシールレイアウト選択画面においては、OKボタン634もグレーアウト表示されている。
【0317】
図30の状態で、シールレイアウト選択領域630に表示されるレイアウト画像のうち、下段右から2つ目のレイアウト画像が選択されると、
図31に示されるように、選択された(丸数字の2で示される)レイアウト画像が、レイアウト画像配置領域642に表示される。
【0318】
また、
図31のシールレイアウト選択画面においては、OKボタン634の表示は、グレーアウト表示からアクティブ表示に変化しており、この状態で、利用者によりOKボタン634が押下されると、シールレイアウトが決定される。
【0319】
以上のような画面表示により、利用者に、これから選択するレイアウト画像がシールレイアウトのどこに配置されるかを認識させることができる。
【0320】
なお、
図30の状態で、シールレイアウト選択領域630に表示されるレイアウト画像のうち、下段右から2つ目のレイアウト画像が選択された後、シールレイアウト選択画面が、
図32に示される状態に遷移するようにしてもよい。
【0321】
図32のシールレイアウト選択画面においては、選択された(丸数字の2で示される)レイアウト画像が、レイアウト画像配置領域642に表示されるとともに、8種類のレイアウト画像が表示されているシールレイアウト選択領域630がグレーアウト表示されている。さらに、選択済みシールレイアウト表示領域633のレイアウト画像配置領域641,642の間の領域(おまけ領域)には、入れ替えボタン643が表示されている。
【0322】
すなわち、2つのレイアウト画像の選択が完了すると、シールレイアウトにおけるレイアウト画像の入れ替えのみが可能となる。
【0323】
なお、
図32のシールレイアウト選択画面においても、OKボタン634の表示は、グレーアウト表示からアクティブ表示に変化しており、この状態で、利用者によりOKボタン634が押下されると、シールレイアウトが決定される。
【0324】
また、上述した例とは別に、シールレイアウト選択画面に、レイアウト画像の選択を促すメッセージが表示されるようにしてもよい。
【0325】
図33は、レイアウト画像配置領域641,642のいずれにもレイアウト画像が配置されていない状態のシールレイアウト選択画面を示している。
【0326】
図33のシールレイアウト選択画面においては、選択済みシールレイアウト表示領域633が、シールレイアウト選択領域630の上方右側に移動し、上方中央には、1つ目のレイアウト画像の選択を促すメッセージMSG1が表示されている。
【0327】
図33の状態で、シールレイアウト選択領域630に表示されるレイアウト画像のうち、上段左端のレイアウト画像が選択されると、
図34に示されるように、選択された(丸数字の1で示される)レイアウト画像が、レイアウト画像配置領域641に表示される。また、シールレイアウト選択画面の上方中央には、メッセージMSG1に代えて、2つ目のレイアウト画像の選択を促すメッセージMSG2が表示される。
【0328】
図34の状態で、シールレイアウト選択領域630に表示されるレイアウト画像のうち、下段右から2つ目のレイアウト画像が選択されると、
図35に示されるように、選択された(丸数字の2で示される)レイアウト画像が、レイアウト画像配置領域642に表示される。また、シールレイアウト選択画面の上方中央には、いずれのメッセージも表示されなくなる。
【0329】
図35の状態で、利用者によりOKボタン634が押下されると、シールレイアウトが決定される。
【0330】
図36は、シールレイアウト選択画面のさらに他の例を示す図である。
【0331】
図36のシールレイアウト選択画面には、1つのシールレイアウト選択領域650が設けられる。シールレイアウト選択領域650においても、シールレイアウトの選択が複数(具体的には2人)の利用者のいずれかから受け付けられる。
【0332】
シールレイアウト選択領域650には、タテ分割レイアウト画像651とヨコ分割レイアウト画像652が、横に並んで表示されている。タテ分割レイアウト画像651とヨコ分割レイアウト画像652の下方には、色選択領域653が設けられる。
【0333】
タテ分割レイアウト画像651の左右には、縦長のレイアウト画像661,662が配置され、ヨコ分割レイアウト画像652の上下には、横長のレイアウト画像671,672が配置されている。
【0334】
色選択領域653には、縦長のレイアウト画像661,662および横長のレイアウト画像671,672の配色を選択するための8つのアイコンが表示されている。色選択領域653に表示されるアイコンには、縦長のレイアウト画像661,662または横長のレイアウト画像671,672の配色を、1色のみとする単色アイコンと、異なる2色とする2色アイコンがある。
【0335】
図36の例では、横一列に並んで表示される8つのアイコンのうち、左側4つが単色アイコンとされ、右側4つが2色アイコンとされ、右から2つ目の2色アイコンが選択されている。
【0336】
シールレイアウト選択領域650の下端中央には、レイアウト画像の選択を決定するためのOKボタン654が設けられる。
【0337】
色選択領域653においていずれかのアイコンが選択され、タテ分割レイアウト画像651とヨコ分割レイアウト画像652のいずれかが選択された状態で、利用者によりOKボタン654が押下されると、シールレイアウトが決定される。
【0338】
また、シールレイアウト選択画面として、タテ分割レイアウト画像とヨコ分割レイアウト画像のいずれかを選択させるレイアウト選択画面と、レイアウト画像の配色を選択させるシールカラー選択画面が順に表示されるようにしてもよい。
【0339】
図37は、シールレイアウト選択画面として表示されるレイアウト選択画面を示している。
【0340】
図37のレイアウト選択画面には、1つのレイアウト選択領域680が設けられる。レイアウト選択領域680においては、レイアウト画像の選択が複数(具体的には2人)の利用者のいずれかから受け付けられる。
【0341】
レイアウト選択領域680には、タテ分割レイアウト画像681とヨコ分割レイアウト画像682が、横に並んで表示されている。
【0342】
このように、レイアウト選択画面には、レイアウト画像が表示されるレイアウト選択領域680が1つのみ設けられる。
【0343】
したがって、レイアウト選択画面を前にして立つ2人の利用者は、個別にレイアウト画像を決定するのではなく、お互いに話し合いながらレイアウト画像を決定することになる。
【0344】
レイアウト選択領域680において、タテ分割レイアウト画像681とヨコ分割レイアウト画像682のいずれかが選択されると、
図38に示されるカラー選択画面が表示される。
【0345】
図38のカラー選択画面には、カラー選択領域690L,690Rが左右に並んで設けられる。カラー選択領域690L,690Rそれぞれにおいては、レイアウト画像の配色の選択が複数(具体的には2人)の利用者毎に個別に受け付けられる。
【0346】
カラー選択領域690L,690Rそれぞれには、レイアウト選択画面において選択されたレイアウト画像が、縦4×横2で8パターンの配色が施されて表示される。
図38の例では、
図37のレイアウト選択画面においてヨコ分割レイアウト画像が選択されることで、カラー選択領域690L,690Rそれぞれに、8パターンの配色の横長のレイアウト画像が表示されている。
【0347】
なお、図示はしないが、
図37のレイアウト選択画面においてタテ分割レイアウト画像が選択された場合には、カラー選択領域690L,690Rそれぞれに、8パターンの配色の縦長のレイアウト画像が表示される。
【0348】
このように、シールカラー選択画面には、レイアウト画像の配色を選択するためのカラー選択領域690L,690Rが左右に並んで設けられる。
【0349】
したがって、シールカラー選択画面を前にして立つ2人の利用者は、個別にレイアウト画像の配色を選択することになる。
【0350】
なお、
図37のレイアウト選択画面と
図38のカラー選択画面においては、いずれもタッチペン132A,132Bを用いた操作が受け付けられるようになされている。
【0351】
ところで、シールカラー選択画面の表示は、カラー選択領域690L,690Rの両方においてレイアウト画像の配色の選択が完了するまで終了しない。
【0352】
例えば、カラー選択領域690Lにおいてレイアウト画像の配色の選択が完了しているものの、カラー選択領域690Rにおいてレイアウト画像の配色の選択が完了していないものとする。この場合、
図39に示されるように、カラー選択領域690Lには、8パターンの配色の横長のレイアウト画像に代えて、「となりの人が終わるまでまっててね」のメッセージが表示される。この状態で、カラー選択領域690Rにおいてレイアウト画像の配色の選択が完了すると、シールカラー選択画面の表示が終了する。
【0353】
<編集画面の他の例>
本実施の形態の写真シール作成装置1において表示される編集画面の構成は、
図20で例示したものに限られない。
【0354】
図40は、編集画面の他の例を示す図である。
【0355】
図40の編集画面には、編集領域710L,710Rが左右に並んで設けられる。編集領域710L,710Rそれぞれにおいては、複数(具体的には2人)の利用者それぞれに選択されたキープ画像の編集が利用者毎に個別に受け付けられる。
【0356】
編集領域710L,710Rは、それぞれ同一の構成を有している。
【0357】
編集領域710Lには、サムネイル表示領域711L、編集対象画像表示領域712L、スタンプ画像選択領域713L、アイメイク選択部714L、肌質調整部715L、およびリップカラー選択部716Lが設けられる。同様に、編集領域710Rには、サムネイル表示領域711R、編集対象画像表示領域712R、スタンプ画像選択領域713R、アイメイク選択部714R、肌質調整部715R、およびリップカラー選択部716Rが設けられる。
【0358】
以下において、サムネイル表示領域711L,711R、編集対象画像表示領域712L,712R、スタンプ画像選択領域713L,713R、アイメイク選択部714L,714R、肌質調整部715L,715R、およびリップカラー選択部716L,716Rをそれぞれ区別しない場合には、単に、サムネイル表示領域711、編集対象画像表示領域712、スタンプ画像選択領域713、アイメイク選択部714、肌質調整部715、およびリップカラー選択部716という。
【0359】
編集領域710L,710Rの右端には、サムネイル表示領域711が設けられる。サムネイル表示領域711は、キープ画像を表すサムネイル画像の表示領域である。利用者は、サムネイル表示領域551に表示されているサムネイル画像を選択することによって、編集入力を行うキープ画像を選択する。
【0360】
編集領域710Lのサムネイル表示領域711Lには、上述したキープ画像選択画面のキープ画像選択領域530Lにおいて選択された4枚のキープ画像を表すサムネイル画像が表示される。同様に、編集領域710Rのサムネイル表示領域711Rには、上述したキープ画像選択画面のキープ画像選択領域530Rにおいて選択された4枚のキープ画像を表すサムネイル画像が表示される。したがって、利用者はそれぞれ、自らが選択したキープ画像に対して編集入力を行うことができる。
【0361】
編集領域710L,710Rそれぞれにおいては、4枚のキープ画像を表すサムネイル画像が、サムネイル表示領域711に縦一列に並んで表示されている。
【0362】
編集領域710L,710Rの略中央には、編集対象画像表示領域712が設けられる。編集対象画像表示領域712は、編集入力を行う対象として選択されたキープ画像(編集対象画像)の表示領域である。
【0363】
編集対象画像表示領域712の左方には、スタンプ選択部713が設けられる。スタンプ選択部713は、編集対象画像表示領域712に表示されている編集対象画像に合成されるスタンプ画像を選択するための領域である。
【0364】
編集領域710L,710Rの左下には、アイメイク選択部714が設けられる。アイメイク選択部714は、編集対象画像表示領域712に表示されている編集対象画像に写る人物の目を、アイラインやマスカラ、アイシャドウなどのアイメイクを濃く施したような目にしたり、涙袋を強調するための領域である。
【0365】
アイメイク選択部714の右方には、肌質調整部715とリップカラー選択部716が縦に並んで設けられる。肌質調整部715は、編集対象画像表示領域712に表示されている編集対象画像に写る人物の肌質を、ぼかし処理により調整するための領域である。リップカラー選択部716は、編集対象画像表示領域712に表示されている編集対象画像に写る人物の唇に施される色を選択するための領域である。
【0366】
図40の編集画面においても、その左半分と右半分とで、各構成が同じ位置関係で配置されているので、利用者は、同じ構成の画面が左右に並んでいることを視認することで、個別に編集入力を行えることを明確に認識することができる。
【0367】
また、
図40の編集画面においても、編集画面の中央上部に、編集作業を終了するための終了ボタン721が1つのみ設けられる。これにより、従来の写真シール機と比べて、編集画面の構成を簡素化することができる。
【0368】
このように、
図40の編集画面にも、キープ画像(編集対象画像)に編集を施すための編集領域710L,710Rが左右に並んで設けられる。
【0369】
したがって、編集画面を前にして立つ2人の利用者は、個別に編集対象画像に編集を施すことになる。これにより、利用者それぞれが、自らの意志で選択した撮影画像に対して、好みの編集を施すように編集入力を行うことができる。
【0370】
<編集処理の他の例>
上述した編集処理においては、2人の利用者のいずれかの操作を個別に受け付けるシールレイアウト選択画面が表示された後、2人の利用者の操作を個別に受け付けるキープ画像選択画面や編集画面が表示されるようにした。
【0371】
これに限らず、
図41のフローチャートに示されるように、2人の利用者の操作を個別に受け付けるキープ画像選択画面と編集画面が表示された後に、2人の利用者のいずれかの操作を個別に受け付けるシールレイアウト選択画面が表示されるようにしてもよい。
【0372】
図41のフローチャートにおいては、ステップS51においてメールアドレス入力画面が表示された後、ステップS52において、シールレイアウト選択画面ではなく、プレビュー表示画面が表示される。シールレイアウト選択画面は、ステップS55において編集作業が終了した後、ステップS56において表示される。
【0373】
このような流れにより、利用者は、キープ画像に対する編集入力の内容にあわせて、シールレイアウトを選択することができる。
【0374】
図41の編集処理においても、キープ画像選択画面および編集画面のように、2人の利用者の操作を個別に受け付ける画面が連続して表示される。これにより、利用者それぞれの画面に対する視線の移動を少なくすることができ、操作についての混乱を招く可能性を低減することができる。
【0375】
また、
図42のフローチャートに示されるように、キープ画像選択画面が表示された後であって、編集画面が表示される前に、シールレイアウト選択画面が表示されるようにしてもよい。
【0376】
図42のフローチャートにおいては、ステップS71においてメールアドレス入力画面が表示された後、ステップS72において、シールレイアウト選択画面ではなく、プレビュー表示画面が表示される。シールレイアウト選択画面は、ステップS73においてキープ選択画面が表示された後、ステップS74において表示される。
【0377】
キープ画像とシールレイアウトは、いずれも最終的に出力されるシール紙全体を構成する要素である。したがって、
図42の編集処理においては、キープ画像に対する編集入力を行う前に、最終的に出力されるシール紙全体の構成を決定させるので、自分自身でシール紙を作成しているという印象を、利用者に抱かせることができる。
【0378】
なお、一般的な写真シール作成ゲームにおいては、事前選択処理や撮影処理においても、利用者に、写りコースの選択や人数コースの選択などの選択操作を行わせることがある。そこで、シールレイアウト選択画面が表示された後、キープ画像選択画面や編集画面が表示されるようにした場合には、シールレイアウト選択画面が、事前選択処理や撮影処理において表示されるようにしてもよい。この場合、写りコースや人数コースの選択の流れの中で、シールレイアウトを選択させることができるので、シールレイアウトを選択することが、利用者にとってわかりやすい作業となる。
【0379】
上述した実施の形態では、写真シール作成装置1は、得られた撮影画像や編集画像をシール紙に印刷するとともに、画像取得サイト管理サーバに送信することで利用者の携帯端末に提供する構成を採るものとした。これに限らず、撮影画像や編集画像をシール紙に印刷せずに、画像取得サイト管理サーバに送信することで利用者の携帯端末に提供するのみの構成を採ることも可能である。また逆に、撮影画像や編集画像を画像取得サイト管理サーバに送信せずに、シール紙に印刷するのみの構成を採ることも可能である。
【0380】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0381】
この記録媒体は、例えば、
図9に示されるように、装置本体とは別に、写真シール作成装置1の管理者にプログラムを配信するために配布される、そのプログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROMおよびDVDを含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア319により構成される。また、これらだけでなく、記録媒体は、装置本体にあらかじめ組み込まれた状態で管理者に配信されるプログラムが記録されているROM312や、記憶部316に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0382】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0383】
以上において、印刷媒体は、シール紙や写真紙に限られるものではない。例えば、所定のサイズの紙やフィルム、プリペイドカードやIC(Integrated Circuit)カードなどのカード、あるいは、Tシャツなどの布地などに、画像を印刷するようにしてもよい。この場合、1または複数の撮影画像が配置されたシールレイアウト画像が、これらの印刷媒体に印刷されるようにしてもよい。
【0384】
また、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【0385】
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
前記制御部は、前記シールレイアウト選択画面、前記キープ画像選択画面、および前記編集画面を、前記利用者が前記編集入力を行うための編集空間に設けられるモニタに表示させる
請求項3に記載の写真作成ゲーム機。
本技術の写真作成ゲーム機は、利用者を被写体とした撮影により取得された複数の撮影画像の中から、編集対象とするキープ画像を前記利用者に選択させるためのキープ画像選択画面
の表示を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記キープ画像選択画面に左右に並んで設けられた2つのキープ画像選択領域それぞれにおいて、前記キープ画像の選択を2人の前記利用者毎に個別に受け付け、前記シールレイアウト選択画面に設けられた1つのシールレイアウト選択領域において、前記シールレイアウトの選択を前記利用者から受け付け
本技術の制御方法は、写真作成ゲーム機が、利用者を被写体とした撮影により取得された複数の撮影画像の中から、編集対象とするキープ画像を前記利用者に選択させるためのキープ画像選択画面
を表示し、前記キープ画像選択画面に左右に並んで設けられた2つのキープ画像選択領域それぞれにおいて、前記キープ画像の選択を2人の前記利用者毎に個別に受け付け、前記シールレイアウト選択画面に設けられた1つのシールレイアウト選択領域において、前記シールレイアウトの選択を前記利用者から受け付け
本技術のプログラムは、コンピュータに、利用者を被写体とした撮影により取得された複数の撮影画像の中から、編集対象とするキープ画像を前記利用者に選択させるためのキープ画像選択画面
を表示し、前記キープ画像選択画面に左右に並んで設けられた2つのキープ画像選択領域それぞれにおいて、前記キープ画像の選択を2人の前記利用者毎に個別に受け付け、前記シールレイアウト選択画面に設けられた1つのシールレイアウト選択領域において、前記シールレイアウトの選択を前記利用者から受け付け
が表示され、前記キープ画像選択画面に左右に並んで設けられた2つのキープ画像選択領域それぞれにおいて、前記キープ画像の選択が2人の前記利用者毎に個別に受け付けられ、前記シールレイアウト選択画面に設けられた1つのシールレイアウト選択領域において、前記シールレイアウトの選択が前記利用者から受け付けられ
前記制御部は、前記シールレイアウト選択画面、前記キープ画像選択画面、および前記編集画面を、前記利用者が前記編集入力を行うための編集空間に設けられるモニタに表示させる
請求項3に記載の写真作成ゲーム機。
本技術の写真作成ゲーム機は、利用者を被写体とした撮影により取得された複数の撮影画像の中から、編集対象とするキープ画像を前記利用者に選択させるためのキープ画像選択画面、編集が施された前記キープ画像が印刷されるシール紙のシールレイアウトを前記利用者に選択させるためのシールレイアウト選択画面、および、前記利用者による編集入力に応じて前記キープ画像に編集を施すための編集画面の表示を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記キープ画像選択画面に左右に並んで設けられた2つのキープ画像選択領域それぞれにおいて、前記キープ画像
の選択を2人の前記利用者毎に個別に受け付け、前記シールレイアウト選択画面に設けられた1つのシールレイアウト選択領域において、前記シールレイアウトの選択を前記利用者から受け付け、前記編集画面に左右に並んで設けられた2つの編集領域において、前記キープ画像の編集を2人の前記利用者毎に個別に受け付け、前記編集画面において、2つの前記編集領域それぞれで前記編集入力に用いられる構成を同じ位置関係で配置
本技術の制御方法は、写真作成ゲーム機が、利用者を被写体とした撮影により取得された複数の撮影画像の中から、編集対象とするキープ画像を前記利用者に選択させるためのキープ画像選択画面、編集が施された前記キープ画像が印刷されるシール紙のシールレイアウトを前記利用者に選択させるためのシールレイアウト選択画面、および、前記利用者による編集入力に応じて前記キープ画像に編集を施すための編集画面を表示し、前記キープ画像選択画面に左右に並んで設けられた2つのキープ画像選択領域それぞれにおいて、前記キープ画像
の選択を2人の前記利用者毎に個別に受け付け、前記シールレイアウト選択画面に設けられた1つのシールレイアウト選択領域において、前記シールレイアウトの選択を前記利用者から受け付け、前記編集画面に左右に並んで設けられた2つの編集領域において、前記キープ画像の編集を2人の前記利用者毎に個別に受け付け、前記編集画面において、2つの前記編集領域それぞれで前記編集入力に用いられる構成を同じ位置関係で配置
本技術のプログラムは、コンピュータに、利用者を被写体とした撮影により取得された複数の撮影画像の中から、編集対象とするキープ画像を前記利用者に選択させるためのキープ画像選択画面、編集が施された前記キープ画像が印刷されるシール紙のシールレイアウトを前記利用者に選択させるためのシールレイアウト選択画面、および、前記利用者による編集入力に応じて前記キープ画像に編集を施すための編集画面を表示し、前記キープ画像選択画面に左右に並んで設けられた2つのキープ画像選択領域それぞれにおいて、前記キープ画像
の選択を2人の前記利用者毎に個別に受け付け、前記シールレイアウト選択画面に設けられた1つのシールレイアウト選択領域において、前記シールレイアウトの選択を前記利用者から受け付け、前記編集画面に左右に並んで設けられた2つの編集領域において、前記キープ画像の編集を2人の前記利用者毎に個別に受け付け、前記編集画面において、2つの前記編集領域それぞれで前記編集入力に用いられる構成を同じ位置関係で配置
本技術においては、利用者を被写体とした撮影により取得された複数の撮影画像の中から、編集対象とするキープ画像を前記利用者に選択させるためのキープ画像選択画面、編集が施された前記キープ画像が印刷されるシール紙のシールレイアウトを前記利用者に選択させるためのシールレイアウト選択画面、および、前記利用者による編集入力に応じて前記キープ画像に編集を施すための編集画面が表示され、前記キープ画像選択画面に左右に並んで設けられた2つのキープ画像選択領域それぞれにおいて、前記キープ画像
の選択が2人の前記利用者毎に個別に受け付けられ、前記シールレイアウト選択画面に設けられた1つのシールレイアウト選択領域において、前記シールレイアウトの選択が前記利用者から受け付けられ、前記編集画面に左右に並んで設けられた2つの編集領域において、前記キープ画像の編集が2人の前記利用者毎に個別に受け付けられ、前記編集画面