【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (1)防災遠足での公開 開催日: 平成29年10月28日 集会名: 防災遠足 〜実践的避難訓練×まちあるき〜 開催場所: 東白鬚公園(東京都墨田区堤通二丁目) (2)自社ホームページでの公開 掲載日: 平成29年11月1日 掲載アドレス: http://www.takakyu.co.jp/02osirase/HTML/bosai4.html (3)自社ホームページでの公開 掲載日: 平成29年12月1日 掲載アドレス: http://www.takakyu.co.jp/02osirase/HTML/bosai5.html
【解決手段】組立式トイレは、便座開口部が設けられた便座部材と、上端部において便座部材に取り付けられるとともに便座開口部を囲んで互いに隣接して取り付けられて便器本体を形成する複数の面部材とを備え、便座部材と面部材及び面部材同士は、着脱自在に構成されており、便座部材と複数の面部材が独立気泡構造を有する発泡樹脂から形成される。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[組立式トイレの説明]
本発明の実施形態に係る組立式トイレ1について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る組立式トイレ1を説明する斜視図である。また、
図2は、本発明の実施形態に係る組立式トイレ1を構成する部材を説明する平面図である。
図2(a)は、便座部材10を示し、
図2(b)は背面部材20を示し、
図2(c)は側面部材30を示し、
図2(d)は前面部材40を示し、
図2(e)は底面部材50を示す。
【0014】
本実施形態に係る組立式トイレ1は、
図1に示すように、便座部材10と、前記便座部材に取り付けられた複数の面部材として、背面部材20,側面部材30,前面部材40を備える。
【0015】
便座部材10には、排泄物が導入される便座開口部11が形成されている。また、面部材としての、背面部材20,側面部材30及び前面部材40の各々は、上端部において便座部材10に取り付けられるとともに、便座開口部11を囲んで互いに隣接して取り付けられる。これにより、便座開口部11から排泄物を導入する便器本体が形成されている。
【0016】
また、組立式トイレ1は、背面部材20,側面部材30及び前面部材40の下端部に取り付けられる底面部材50を備える。また、
図2(e)に示すように、本実施形態に係る組立式トイレ1の底面部材50の、背面部材20,側面部材30及び前面部材40に囲まれる領域には底面開口部51が形成されている。この底面開口部51は、マンホールトイレの開口部に連結されるように形成されている(
図3参照)。
【0017】
例えば、東京都内の公園に整備された災害用トイレ(和式)として、490mm×240mmサイズの開口部を備えたマンホールトイレがある。本実施形態に係る組立式トイレ1において、背面部材20,側面部材30,前面部材40に囲まれてできる矩形の大きさ、或いは、底面開口部51の開口サイズは、上記規格サイズに基づいて設定することができる。
【0018】
さらに、組立式トイレ1は、便座部材10の上面に、便座開口部11の周囲に沿って配置された緩衝部材60を備える。
【0019】
本実施形態に係る組立式トイレ1において、便座部材10と、面部材としての、背面部材20,側面部材30,前面部材40及び底面部材50の各々は、独立気泡構造を有する発泡樹脂から形成されている。
【0020】
便座部材10,背面部材20,側面部材30,前面部材40及び底面部材50に用いる発泡樹脂としては、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等が挙げられ、発泡ポリプロピレンを用いることが好ましい。また、便座部材10,背面部材20,側面部材30,前面部材40及び底面部材50に用いる発泡樹脂として、低倍率(1〜5倍)の発泡ポリプロピレンを使用することが好ましい。
【0021】
また、本実施形態において、緩衝部材60は、上記同様、独立気泡構造を有する発泡樹脂から形成されており、便座部材10,背面部材20,側面部材30,前面部材40及び底面部材50と同じ発泡樹脂を使用することができる。緩衝部材60の場合には、高倍率(5倍超)の発泡樹脂を使用することが好ましく、緩衝部材60に用いる発泡樹脂としては、高倍率の発泡ポリエチレンが好ましい。
【0022】
本実施形態においては、厚さ10mm〜15mmの発泡樹脂の板材を1枚或いは複数重ねて使用することができる。この発泡樹脂の板材から、打ち抜き加工によって、便座部材10,背面部材20,側面部材30,前面部材40及び底面部材50を切り出すことができる。
【0023】
次に、本実施形態に係る組立式トイレ1の各部材と、各部材の組み付けについて説明する。
図2(a)に示すように、便座部材10には、便座開口部11の周囲に複数の開口部が形成されている。すなわち、便座部材10には、背面部材20を取り付けるための開口部12a,12b,12cが形成されている。また、便座部材10には、側面部材30を取り付けるための開口部13a,13b,13cが形成されている。また、便座部材10には、前面部材40を取り付けるための開口部14a,14bが形成されている。
【0024】
図2(b)に示すように、背面部材20の上端部には、便座部材10に形成された開口部12a,12b,12cと嵌合するための突部21a,21b,21cが形成されている。また、背面部材20の下端部には、後述する底面部材50に形成された開口部52a,52b,52cに嵌合するための突部22a,22b,22cが形成されている。さらに、背面部材20には、側面部材30と嵌合するための開口部23a,23b,23cが形成されている。
【0025】
図2(c)に示すように、側面部材30の上端部には、便座部材10に形成された開口部13a,13b,13cと嵌合するための突部31a,31b,31cが形成されている。また、側面部材30の下端部には、後述する底面部材50に形成された開口部53a,53b,53cに嵌合するための突部32a,32b,32cが形成されている。
【0026】
また、側面部材30の背面側端部には、背面部材20の開口部23a,23b,23cと嵌合するための突部33a,33b,33cが形成されている。さらに、側面部材30の前面側端部には、前面部材40に形成された突部42a,42b,42cが嵌合するための開口部34a,34b,34cが形成されている。組立式トイレ1は、側面部材30を一対備えており、他方も同様の構造を有する。
【0027】
図2(d)に示すように、前面部材40の上端部には、便座部材10に形成された開口部14a,14bと係合するための突部41a,41bが形成されている。また、前面部材40の幅方向の両側にはそれぞれ、側面部材30に形成された開口部34a,34b,34cに嵌合するための突部42a,42b,42cが形成されている。
【0028】
また、
図2(e)に示すように、底面部材50には、背面部材20の下端側に形成された突部22a,22b,22cと嵌合するための開口部52a,52b,52cが形成されている。また、側面部材30の下端部に形成された突部32a,32b,32cと嵌合するための開口部53a,53b,53cが形成されている。
【0029】
上述した組立式トイレ1は、前面部材40の両側端部に形成された突部42a,42b,42cに、側面部材30に形成された開口部34a,34b,34cを嵌合させた後、背面部材20に形成された開口部23a,23b,23cに側面部材30の突部33a,33b,33cを嵌合させて便器本体を形成する。
【0030】
続いて、背面部材20の上端部に形成された突部21a〜21cを便座部材10に形成された開口部12a〜12cに嵌合させ、側面部材30の上端部に形成された突部31a〜31cを便座部材10に形成された開口部13a〜13cに嵌合させる。また、前面部材40に形成された突部41a,41bを便座部材10に形成された開口部14a,14bに嵌合させる。これにより、便器本体と便座部材10とが連結される。
【0031】
さらに、背面部材20の下端部に形成された突部22a〜22cを底面部材50に形成された開口部52a〜52cに嵌合させ、側面部材30の下端部に形成された突部32a〜32cを底面部材50に形成された開口部53a〜53cに嵌合させることにより、組立式トイレ1を完成させることができる。
【0032】
また、組立式トイレ1は、上述した手順と逆の手順によって、各部材を分解することが可能である。
【0033】
図3は、上述のようにして組み立てられた組立式トイレ1の使用状態を説明する模式図である。本実施形態に係る組立式トイレ1は、公園等に整備されたマンホールトイレMの蓋Cを取り外し、その開口部Hを覆い、かつ底面開口部51が開口部Hと対向するように設置し、組立式トイレ1の周囲をテント等で覆うことにより、迅速に公衆トイレを設置することができる。
【0034】
[効果]
本発明の実施形態に係る組立式トイレ1は、便座部材10と、便座部材10に取り付けられる背面部材20,側面部材30,前面部材40とを備え、これらの部材の各々は、上端部において便座部材10に取り付けられるとともに、便座開口部11を囲んで互いに隣接して取り付けられる。組立式トイレ1は、便座部材10と各面部材(背面部材20,側面部材30,前面部材40)及び各面部材同士は、容易に着脱自在とされる。
【0035】
組立式トイレ1が底面部材50を備える場合には、便座部材10に取り付けられる背面部材20,側面部材30,前面部材40の下端部が底面部材50によって固定されるため、便器本体の強度を高めることができる。
【0036】
また、組立式トイレ1において、各部材は平板であるため、分解した状態では、直方体様にして一括りにできるため、横置きで積載したり、縦置きにして並べたりすることが可能である。したがって、従来の便座ユニットのような大がかりな設備に比べて、限られた保管場所に整然と保管することが可能となる。
【0037】
また、本発明の実施形態に係る組立式トイレ1によれば、便座部材10と、便器本体を形成する背面部材20,側面部材30及び前面部材40を独立気泡構造を有する発泡樹脂を用いて形成したことにより、紙ダンボールに比べて高い耐久性を備える。また、これにより、繰り返しの組立てと分解にも耐え得る。
【0038】
組立式トイレ1は、発泡樹脂が独立気泡構造を有するため、各部材の表面に特定の表面処理を施さなくとも、発泡樹脂の表面に付着した水分や汚れは、樹脂材料の内部に浸透することがない。これにより、組立式トイレ1の洗浄や消毒が可能となり、衛生的に保持することができる。
【0039】
本実施形態に係る組立式トイレ1では、便座部材10,背面部材20,側面部材30及び前面部材40に用いる発泡樹脂として低倍率(1〜5倍)の発泡倍率のものを使用する。これにより、発泡なしの同種樹脂に遜色無い耐久性を持ちながら軽量化を実現できる。
【0040】
また、本実施形態において、緩衝部材60の発泡倍率は、高倍率(5倍超)の発泡倍率のものを使用する。これにより、適度な緩衝性を付与することができるため、使用者にとっては肌当りがよく、また、使用者に暖かさを感じさせることができる。
【0041】
また、本実施形態においては、この発泡樹脂の板材から、打ち抜き加工によって、便座部材10,背面部材20,側面部材30,前面部材40及び底面部材50を切り出すことができるため、加工性も良好である。
【0042】
本実施形態に係る組立式トイレ1において、底面開口部51が形成されていない底面部材50を使用した場合には、有底の便器本体を構成することができる。この場合には、便器本体の内部に、汎用の凝固剤入りの防水袋をセットすることによって、マンホールトイレM以外の場所でも使用可能である。
【0043】
[変形例]
続いて、本実施形態に係る組立式トイレ1の変形例について説明する。
図4は、本発明の別の実施形態を説明する斜視図である。
図4には、便座部材10に形成された便座開口部11を覆うことのできる蓋部材70を備えた組立式トイレ2が示されている。
【0044】
蓋部材70は、便座部材10,背面部材20,側面部材30及び前面部材40と同じ発泡樹脂を用いて形成することができる。発泡倍率は、低倍率であっても高倍率であってもよい。組立式トイレ1は、蓋部材70を備えることにより、臭気を防止することができ、衛生性を高めることができる。
【0045】
図4に示す破線は、蓋部材70が便座部材10及び緩衝部材60の上面に置かれた状態を示す仮想線である。
図4に示すように、蓋部材70のサイズは、便座部材10及び緩衝部材60の輪郭よりも大きく形成されている。このため、便座部材10の輪郭よりも外側にはみ出た縁部分は、便座部材10や緩衝部材60に接触することがなく、汚れにくい。
【0046】
したがって、使用者が蓋部材70を開放する操作を行う際に、便座部材10の輪郭よりも外側にはみ出た縁部分を持ち手として使用することができて衛生的である。
【0047】
なお、蓋部材70は、便座部材10或いは背面部材20の一部に開閉自在に取り付けられていてもよい。
【0048】
次に、足掛け部(以下、ステップという)を備えた組立式トイレ3について説明する。
図5(a)は組立式トイレ3に設けられるステップ100の動きを説明する模式図であり、
図5(b)は組立式トイレ3に設けられるステップ100を構成する足掛部材110の平面図であり、
図5(c)はステップ100を構成する支持部材120,130の平面図である。
【0049】
図5(a)に示すように、組立式トイレ3は、使用者が足を置くことのできるステップ100を備える。また、
図5(b)及び(c)に示すように、ステップ100は、足を載せる足掛部材110と、足掛部材110を組立式トイレに対して可動自在に支持する支持部材120,130とを備える。ステップ100は、
図5(a)に矢印によって示されるように、組立式トイレ3に対してフラップ状に可動自在に取り付けられる。
【0050】
足掛部材110は、外縁部分から内部に向けて矩形状の切欠部111が形成されている。切欠部111は、組立式トイレ3の側面部材30の前方側の一部及び前面部材40が入り込むことのできるように形成されている。また、足掛部材110の幅方向端部には、支持部材120,130を取り付けるための開口部112a,112b及び開口部113a,113bが形成されている。
【0051】
支持部材120及び支持部材130は、円弧形状、すなわち略扇型に形成されている。支持部材120において、扇型の円弧半径に相当する一方の辺には、足掛部材110の開口部112a,112bに嵌合するための突部121a,121bが形成されている。
【0052】
支持部材120は、円弧中心側の端部に、当該支持部材120の輪郭と同心の相似形である円弧状開口部122が形成されている。また、円弧状開口部122の外縁において、円弧半径に相当する部分の円弧中心側の所定位置には、開口縁から支持部材120側に向けて切り欠かれた矩形状の切欠部122a,122bが形成されている。
【0053】
支持部材130にも、支持部材120と同様の円弧状開口部132及び矩形状の切欠部132a,132bが形成されている。
【0054】
支持部材120及び支持部材130を組立式トイレ3に取り付ける取付方法の一例として、前面部材40と側面部材30とを嵌合するための突部42Bを用いる方法が挙げられる。
【0055】
すなわち、
図2(d)を用いて説明した前面部材40に形成された突部42bを、側面部材30の開口部23bに嵌合した際に、側面部材30の外側表面からさらに幅方向外側に突出するような長さに形成する。以下、
図2(d)に示された突部42bよりも長く形成した突部を突部42Bと説明する。
【0056】
本変形例では、側面部材30の外側表面からさらに幅方向外側に突出した前面部材40の突部42Bを円弧状開口部122に係合する。
【0057】
ステップ100が使用位置にある状態では、側面部材30の開口部23bから幅方向外側に突出した前面部材40の突部42Bが円弧状開口部122における切欠部122bに係合されて係止される。さらに、底面部材50が使用できる場合には、底面部材50に形成された開口部50Hにストッパ片140を差し込んで使用することができる。
【0058】
これにより、ステップ100は、使用位置において、突部42Bが円弧状開口部122における切欠部122bに係合されるとともに、支持部材120の部分124がストッパ片140に当接することによって使用位置で保持される。
【0059】
また、ステップ100を使用しない収容位置に遷移させる場合には、使用位置にあるステップ100を僅かに上方に持ち上げることで、ステップ100が切欠部122bとストッパ片140による係止状態から開放されて、
図5(a)に示す矢印方向への回動が可能になる。
【0060】
足掛部材110の上面が略垂直になるまで、ステップ100を回動させたところで、ステップ100を僅かに下方に戻すと、突部42Bが切欠部122aに係止される。これにより、ステップ100は、収容位置に保持される。
【0061】
以上のように、本変形例に係る組立式トイレ3によれば、ステップ100は、上述した簡便な構造によって、使用位置において、足掛部材110に荷重がかかっても回動することがない。このため、使用者が足置きとして使用することができる。また、ステップ100は、使用されない場合には、収容位置に移動させて保持させておくことができる。
【0062】
組立式トイレは、非常時や災害時における非常手段であるため、保管場所等の問題もあり、従来、使用者の身長や年齢等に配慮した多様なタイプを用意することが難しかった。これに対して、本変形例に係る組立式トイレ3によれば、使用者を想定した専用のタイプを個別に用意しなくとも、老若男女の使用に対応できる。
【0063】
[その他の実施形態]
本発明の実施形態では、背面部材20,一対の側面部材30,前面部材40の合計4つの面部材によって、便器本体が形成される場合について説明したが、便器本体は、3つの面部材から構成されていてもよい。すなわち、前面部材40を用いず、一対の側面部材30の前方側の端部を互いに連結することによって便器本体を構成してもよい。この場合も、本実施形態に係る組立式トイレ1に開示された構造に準じて実現可能である。
【0064】
また、本実施形態において説明した、便座部材10,背面部材20,一対の側面部材30,前面部材40の形状は一例であり、図示した形状に限定されない。例えば、前面部材40の幅方向長さは、本実施形態において説明した長さよりも短くすることができる。この場合には、背面部材20,一対の側面部材30,前面部材40によって囲まれる形状は、前側(前面部材40)を短辺とし、背面側(背面部材20)を長辺とする台形となる。これらの形状は、使用者の使用感等を考慮して適宜変更可能である。
【0065】
また、便座部材10,背面部材20,一対の側面部材30,前面部材40は、複数の発泡樹脂板を重ねて作製してもよい。例えば、1枚の発泡樹脂板の厚みを薄くする代わりに、2枚(複数枚)を積層して、1つの面部材を作製してもよい。
【0066】
背面部材20,一対の側面部材30,前面部材40のそれぞれを複数枚の発泡樹脂板から作製する場合には、積層するほか、便座部材10或いは底面部材50の開口部を所定の間隔を開けて並列に設け、2枚の発泡樹脂板の間に所定の隙間が形成されるように構成することもできる。これにより、2枚の薄い発泡樹脂板を積層して用いる場合よりも、強度を高めることができる。
【0067】
本実施形態において、底面部材50は必ずしも備えられていなくてもよい。底面部材50がない場合であっても、背面部材20,一対の側面部材30,前面部材40から構成される便器本体をマンホールトイレMの開口部Hに装着して使用することが可能である。
【0068】
また、本実施形態における底面部材50において、底面開口部51には、着脱可能な蓋が設けられていてもよい。着脱可能な蓋付きの底面部材50を用意することによって、1枚の底面部材50によって、マンホールトイレ用としても、家庭用としても使用可能である。
【0069】
本実施形態では、一例として、490mm×240mmサイズの災害用トイレ(和式)に装着する場合を挙げたが、本実施形態に係る組立式トイレ1は、このサイズの災害トイレに対する使用に限定されない。
【0070】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は、本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。