特開2019-194331IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

新規な重合性モノマー及び当該重合性モノマーと自発配向性モノマーとを含有する液晶組成物並びにこれを使用した液晶表示素子

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】垂直配向性と相溶性に優れた液晶組成物、及びこれを用いた液晶表示素子の提供。
【解決手段】1種または2種以上の自己配向重合性モノマーと、1種又は2種以上の特定の化学構造を有する重合性モノマー(又は重合性化合物)と、を含む液晶組成物、及びそれを用いた液晶表示素子。具体的には、式(I)で表される重合性モノマーと、前記式(I)で表される重合性モノマーとは異なる化学構造を備え、かつ極性基を有する自発配向性モノマーと、を有する液晶組成物、及びそれを含む液晶表示素子。

(R101〜R110は夫々独立にC1〜18のアルキル基等;A11は1,4−シクロヘキシレン基等;L10及びL11夫々独立に、単結合、−OCH2−等;n11は0、1又は2)
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、の特許文献1で示すようなアルキル鎖が長くビフェニル骨格を備えた疎水性のモノマーを2種含む組成物は、一対の基板間に充填された液晶層の液晶分子との相互作用はラウリルアクリレートより強くなると考えられるが、基板に対する吸着力が低いことことに起因して液晶分子の配向方向を規制できないという問題が生じる。 また、特許文献2では、水酸基などの極性基を備えた重合性自己配向添加剤を使用しているため、基板に対する吸着力は特許文献1のモノマーより高いと考えられる。しかし、重合性自己配向添加剤の基板に対する吸着力が高すぎると、重合性自己配向添加剤が基板上に均一に展開しないため配向ムラが生じるという問題が生じる。さらには、特許文献2で使用しているような対称性の高い化学構造の重合性化合物と、水酸基などの極性基を備えた重合性自己配向添加剤とを含む液晶組成物を液晶層として一対の基板間に充填された系では、液晶層は疎水性の性質を示すことから、自由エネルギーの観点で当該重合性化合物が基板に対して水平な方向で存在するため、それに倣って配向する液晶分子にとっては基板に対して垂直配向を形成し難いという問題が生じる。また、水酸基などの極性基を備えた重合性自己配向添加剤を含む液晶組成物は、疎水性である液晶分子との相溶性が低下するため液晶化合物や重合性化合物などが析出するという問題も生ずる。 そこで本発明が解決しようとする課題は、垂直配向性と相溶性に優れた新規な重合性モノマー又は垂直配向性と相溶性に優れた液晶組成物を提供すること、及びこれを用いた液晶表示素子を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らが鋭意検討した結果、1種または2種以上の自己配向重合性モノマーと、1種または2種以上の特定の化学構造を有する重合性モノマー(または重合性化合物)と、を含む液晶組成物およびそれを用いた液晶表示素子により、課題を解決できることを見出し、本願発明を完成するに至った。
【発明の効果】
本発明に係る液晶組成物は、高い相溶性と液晶分子に対する優れた垂直配向性とを示す。 本発明に係る液晶組成物は、基板に対して優れた展開性(濡れ広がり)を示す。 本発明に係る液晶組成物は、配向ムラが無いまたは配向ムラを低減することができる。 本発明に係る液晶表示素子は、配向ムラが無いまたは低減された配向ムラを示す。 本発明に係る重合性モノマーは、高い相溶性と液晶分子に対する優れた垂直配向性とを示す。 本発明に係る重合性モノマーを含む液晶組成物は、基板に対して優れた展開性(濡れ広がり)を示す。 本発明に係る重合性モノマーを含む液晶組成物は、配向ムラが無いまたは配向ムラを低減することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】比較例の配向試験の評価結果を示す図

【図2】本発明の配向試験の評価結果を示す図

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