(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-195260(P2019-195260A)
(43)【公開日】2019年11月7日
(54)【発明の名称】インバータ制御装置
(51)【国際特許分類】
H02M 7/48 20070101AFI20191011BHJP
【FI】
H02M7/48 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-84060(P2019-84060)
(22)【出願日】2019年4月25日
(31)【優先権主張番号】特願2018-84582(P2018-84582)
(32)【優先日】2018年4月25日
(33)【優先権主張国】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000232302
【氏名又は名称】日本電産株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】300052246
【氏名又は名称】日本電産エレシス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100118496
【弁理士】
【氏名又は名称】青山 耕三
(72)【発明者】
【氏名】石川 勇樹
(72)【発明者】
【氏名】岩上 直記
(72)【発明者】
【氏名】黒柳 均志
【テーマコード(参考)】
5H770
【Fターム(参考)】
5H770AA21
5H770BA02
5H770DA03
5H770DA41
5H770EA01
5H770PA17
5H770PA42
5H770QA06
5H770QA28
5H770QA31
(57)【要約】
【課題】
パワーモジュールユニットから効率的に放熱できるインバータ制御装置を提供する。
【解決手段】
筐体31の一方側面35に冷却冷媒の流入口21と流出口23を配置し、底面部32に、筐体の一方側面から、それと対向する他方側面にほぼ直線状に延びる往路25と、他方側面から一方側面に向けて底面部32の対角線に沿って延びる復路27とを形成する。そして、筐体底面部32のほぼ中央部において往路25と復路27を交差させ、流路の全長を長くとることで、底面部のほぼ中央部においてパワーモジュールユニットからの放熱を効率的に行う。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属材料からなる筐体の底面部に冷却冷媒を流す流路が形成されたインバータ制御装置であって、
前記流路は前記筐体の第1側面に流入口と流出口を有し、該第1側面からその第1側面に対向する第2側面に至る往路と、該第2側面から該第1側面に至る復路とを有することを特徴とするインバータ制御装置。
【請求項2】
前記往路と前記復路が前記筐体の底面部で交差していることを特徴とする請求項1に記載のインバータ制御装置。
【請求項3】
前記往路は前記第1側面から前記第2側面に略直線状に延び、前記復路は前記底面部の対角線に沿って延びることを特徴とする請求項2に記載のインバータ制御装置。
【請求項4】
前記底面部において両対角線に沿って延び、かつ、互いに交差するように形成された一対のリブを有し、該一対のリブの少なくとも1つのリブの内部に冷却冷媒を流通させる流路が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のインバータ制御装置。
【請求項5】
前記往路は前記筐体の高さ方向において前記復路よりも上部に位置していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインバータ制御装置。
【請求項6】
前記往路の略中央部において被冷却部材が冷却冷媒と接することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のインバータ制御装置。
【請求項7】
前記被冷却部材はモータに駆動電流を供給する、複数の電力用半導体素子を搭載してなるパワーモジュールユニットであることを特徴とする請求項6に記載のインバータ制御装置。
【請求項8】
前記流路の断面形状を所定径の円形としたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項にインバータ制御装置。
【請求項9】
前記筐体の底面部において該筐体と前記流路とが一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項にインバータ制御装置。
【請求項10】
インバータ制御装置であって、
金属材料からなる筐体の底面部に冷却冷媒を流す流路が形成され、
前記筐体の底面部には、リブが少なくとも一つ以上形成され、
前記リブは、前記筐体の第1側面から該第1側面とは異なる側面に延びており、かつ、該リブの内部に前記冷却冷媒を流通させる流路が形成されていることを特徴とするインバータ制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載用の電力変換装置であるインバータ制御装置の構造に関する。
【背景技術】
【0002】
近年における環境対応車両として、電動モータを駆動源とする電気自動車、ハイブリッド自動車等が普及し始めている。これら電気自動車等には、バッテリからの直流電力を駆動モータへ供給する交流電力に変換し、モータ回転数、駆動トルク等を制御して車両の加減速を行うインバータ装置(電力変換装置)が搭載されている。
【0003】
車載用のインバータ装置も他の電子装置と同様、回路基板に実装される電子部品が高集積化され、さらなる加速性能を実現するための高出力化にともなって電子部品の発熱量も増大している。例えば特許文献1は、車載用の電力変換装置に使用される部品を冷却する流路構成を開示している。特許文献1では、コンデンサモジュールの周囲に第1〜第3流路を有し、第2流路と第3流路とを対向するように配置して、第1〜第3流路の各流路に、3相交流の各相電流を供給するための上下アームを構成するパワーモジュールをそれぞれ配置した構成をとっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許5563383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インバータ装置(電力変換装置)では、特に発熱量の多いパワー素子を使用したブリッジ回路等からパワーモジュールからの熱により基板の温度が上昇し、その影響を受けて、隣接するコンデンサ等の温度も上がる。特許文献1の電力変換装置は、パワーモジュールのみならず、電力変換装置に使用される他の部品をあわせて冷却するために、流路形成体の3つの側面に沿って冷却水が流れるようにコの字形状の流路を形成している。
【0006】
すなわち、特許文献1は、電力変換装置を構成する他の部品の冷却を兼ねるために、流路形成筐体の側面に沿って流路を設けている。その結果、流路に沿ってパワーモジュールを配置しても、インバータ装置において発熱量の多い素子に対して高い放熱効率を得ることができず、放熱効果が低いという問題がある。
【0007】
さらに特許文献1では、ハウジングの同一側面に3相交流インターフェイス、および冷却媒体の配管入口と出口が配置されているので、電気用の配線コードと冷媒供給用ホースとがハウジングの同一面において混在、集中し、配線および配管の作業効率が低下する原因となる。
【0008】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、インバータ制御装置における効率的な放熱を可能とする流路構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成し、上述した課題を解決する一手段として以下の構成を備える。すなわち、本願の例示的な第1の発明に係るは、金属材料からなる筐体の底面部に冷却冷媒を流す流路が形成されたインバータ制御装置であって、前記流路は前記筐体の第1側面に流入口と流出口を有し、該第1側面からその第1側面に対向する第2側面に至る往路と、該第2側面から該第1側面に至る復路とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、インバータ制御装置の面積が限られた筐体底面部において流路の全長を長くとることができ、底面部のほぼ中央部に配置されている発熱部からの放熱効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は本発明の実施形態に係るインバータ制御装置が搭載された車両の概略構成である。
【
図2】
図2は駆動モータとギアを組み合わせて一体化したインバータ制御装置の外観図である。
【
図3】
図3は本実施形態に係るインバータ制御装置を一方側面側から見たときの外観図である。
【
図4】
図4はインバータ制御装置を底面側から見たときの外観図である。
【
図5a】
図5aはインバータ制御装置の筐体上部を取り除き、底部のみを部分的に示す斜視図である。
【
図5b】
図5bは、
図5aのX−X´矢視線とY−Y´矢視線とに沿って筐体を縦方向に切断したときの往路と復路の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るインバータ制御装置が搭載された車両の概略構成である。
図1において電動モータ15は、例えば三相交流モータであって、車両の駆動力源である。電動モータ15の回転軸は減速機6とディファレンシャルギア7に連結されており、電動モータ15の駆動力(トルク)は、これら減速機6、ディファレンシャルギア7、ドライブシャフト(駆動軸)8を介して一対の車輪5a,5bに伝達される。
【0013】
インバータ制御装置10のインバータ部20は、電動モータ15に駆動電力を供給するパワーモジュールユニット13と、パワーモジュールユニット13に駆動信号を出力するパワーモジュール制御部12と、パワーモジュール制御部12に制御信号を出力するインバータ制御部11と、平滑用のコンデンサ14とを備える。インバータ部20は、車両全体の制御を司る制御装置3からの制御信号により制御される。
【0014】
パワーモジュールユニット13は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のパワースイッチング素子を、U相、V相、W相毎に2個(上アームのパワースイッチング素子と下アームのパワースイッチング素子)、計6個のパワースイッチング素子を接続してなるブリッジ回路(電力変換回路)を有している。
【0015】
パワーモジュールユニット13は、パワーモジュール制御部12からの駆動信号(PWM制御信号)により、パワースイッチング素子のオン/オフを切り替えることで、バッテリBTからの直流電力を交流電力(三相交流電力)に変換し、それにより電動モータ15を駆動する。
【0016】
バッテリ(BT)は、車両の動力源である電気エネルギーの供給元であり、例えば、複数の二次電池で構成される。インバータ部20には、バッテリ(BT)との接続部にコンデンサ14が配置されている。コンデンサ14は、高電位ライン(正極電位B+)と低電位ライン(負極電位B−(GND))間に接続されており、バッテリBTからの入力電圧を平滑化する大容量の平滑コンデンサ(フィルムコンデンサ)である。
【0017】
図2は、インバータ制御装置10の外観図であり、インバータ制御装置10と電動モータ15とギア7を組み合わせて一体化された状態を示している。インバータ制御装置10の筐体31は、例えばアルミダイキャストを成形してなる。インバータ制御装置10は、外部バッテリ(
図1のバッテリ(BT))からの高圧電流の入力部である高圧部10aと、駆動モータに駆動電流を供給するパワー部10bとで構成される。
【0018】
高圧部10aとパワー部10bは、筐体31の内部において隔壁18を介して分離されている。高圧部10aとパワー部10bそれぞれの上面部は、例えばアルミニウム等の金属からなる平板状の部材であるカバー39a,39bで覆われる。
【0019】
次に、本実施形態に係るインバータ制御装置の流路構造について説明する。
図3は、本実施形態に係るインバータ制御装置10を一方の側面側から見たときの外観図であり、
図4は、インバータ制御装置10を底面側から見た外観図である。
【0020】
図4に示すようにインバータ制御装置10の筐体31の底面部32には、冷却水、冷却液等の冷却冷媒を流通させる流路20が形成されている。流路20は、底面部32において筐体31と一体に形成されており、その断面形状が円形のパイプ状の通路である。断面を円形とすることで、流路における冷却冷媒の圧力損失を抑えることができる。例えば、毎分8リットルの冷却冷媒を流通させ、流路における圧力損失を5kpa以下にするため、流路の直径を11mm程度にする。
【0021】
流路20は、往路25と復路27からなる。往路25は、
図3、
図4に示すように、筐体31の一方側面(第1側面)35に冷却冷媒の流入口21を有し、一方側面35からその一方側面35に対向する他方側面(第2側面)37に至る流路である。往路25は、筐体31の底面部32において一方側面35から他方側面37にほぼ直線状に延びている。
【0022】
復路27は、筐体31の他方側面(第2側面)37から一方側面(第1の側面)35に至る流路であり、往路25の流入口21と同様、筐体31の一方側面35に冷却冷媒の流出口23を有する。復路27は筐体31の底面部32の対角線に沿って延びている。流路20は、流入口21と流出口23以外は密閉状態となっている。
【0023】
なお、往路25と復路27を曲げずに直線状にすることで、筐体における往路25と復路27の流路作成のための穴明け加工成形が容易になる。
【0024】
図4に示すように往路25と復路27は、筐体31の底面部32のほぼ中央部Aにおいて交差している。往路25と復路27を交差させることで、小型のインバータ制御装置10では、面積が限られた筐体の底面部32において流路20の全長を長くとることができ、放熱効率を向上させることが可能となる。よって、インバータ制御装置10の冷却冷媒は、
図4において太線で示す経路B、すなわち、冷媒流路の上流側である往路25の流入口21より流入し、往路25の末端部で方向転換して復路27を流通した後、下流側であ
る流出口23より流出する。
【0025】
また、インバータ制御装置10の筐体31の底面部32には、機械的強度を増大させるため、底面部32の周縁を囲むようにリブ41が形成されている。さらに、底面部32の両対角線に沿って2本のリブ43,45が形成されている。リブ45は、底面部32において復路27が底面外部に突起することで形成されており、リブ45の内部が冷却冷媒の流路(復路27)となっている。
【0026】
このように、対角線に沿って走るリブ45は、冷媒の流路と筐体底面部32の機械的強度の補強部材とを兼ねているので、別途、補強用のリブを設ける必要がなく、筐体のコスト減を実現できる。
【0027】
また、電動モータ15の駆動により、筐体31が大きく振動することがある。筐体31の振動により音が発生し、車両の搭乗席にまで音が伝わることがある。この音は、場合によっては、搭乗席にいる人間を不快にすることがある。この振動対策として、筐体31には、リブ41,43,45が形成されている。このリブ41,43,45により、筐体31の振動を抑制することができる。特に、リブ45は、冷媒の流路と筐体31の振動対策とを兼ねているので、別途、振動対策用のリブを設ける必要がなく、最小限のリブのみで筐体31の振動を抑えることができる。
【0028】
なお、振動対策としてのリブ45は、筐体31の底面部32において、筐体の一方側面35から他方側面37以外の側面(第3側面)に延びていればよい。即ち、リブ45は、筐体31の底面部32において、筐体31の一方側面35から一方側面35と異なる側面(第2側面、第3側面)に延びていればよい。また、リブ45の延びる方向において、リブ45の一部のみが冷媒の流路であってもよい。即ち、冷媒の流路の延長線上に冷媒の流路を含まないリブ45が延びていても良い。さらに、リブ45は、筐体の一方側面35から他方側面37に略直線状に延びていてもよいし、筐体31の底面部32の対角線に沿って延びていても良い。
【0029】
筐体31の底面部32に冷却冷媒を流す流路が形成されているインバータ制御装置10には、振動対策として、前記筐体31の底面部32には、リブが少なくとも一つ以上形成されている。そして、前記リブは、前記筐体の第1側面から該第1側面とは異なる側面に延びており、かつ、該リブの内部に前記冷却冷媒を流通させる流路が形成されている。
【0030】
以下、インバータ制御装置の流路の構造について詳細に説明する。
図5aは、インバータ制御装置10の筐体31の上部分を取り除き、底部のみを部分的に示す斜視図である。インバータ制御装置10において、上述した流路20を流れる冷却冷媒による冷却対象(被冷却部材)は、主として、筐体31内に収容されたパワーモジュールユニット13(
図5aにおいて点線で示す。)である。
【0031】
パワーモジュールユニット13は、筐体31の内部の底部において、往路25の直上であって、
図4に示す底面部32のほぼ中央部Aに対応する位置に配置されている。パワーモジュールユニット13は、発熱量の多い複数個のパワー素子からなるブリッジ回路等で構成されている。そのため、パワーモジュールユニット13は、上記の位置において冷却冷媒と接することでパワー素子からの放熱(奪熱)が行われる。
【0032】
図5bは、
図5aのX−X´矢視線とY−Y´矢視線とに沿って筐体31を縦方向に切断して、インバータ制御装置10の流路(往路25と復路27)の詳細構造を示す断面図である。
図5bの白抜き矢印は、往路25および復路27における冷却冷媒の流れを示している。
【0033】
流入口21より注入された冷却冷媒は、冷媒流路の上流側である往路25を通過し、その間において、上記のように往路25の直上に配置されたパワーモジュールユニット13で発生した熱が冷却冷媒に伝導する。その後、冷却冷媒は、冷媒流路の下流側である復路27を介して流出口23より流出する。
【0034】
ここで、上流側にある往路25と下流側にある復路27の位置関係に着目すると、
図5bに示すように、筐体31の高さ方向(z軸方向)において、往路25と復路27とに高度差Hを設けている。このように往路25を復路27よりも高い位置に配置することで、冷却冷媒を高位置から流入させて低位置に向けて滞りなく流通させることができ、かつ、流出口23から効率的に取り出せる。その結果、流通経路(流路20)における冷却冷媒の流れを円滑化できる。
【0035】
以上説明したように本実施の形態に係るインバータ制御装置では、筐体の一方側面に冷却冷媒の流入口と流出口を配置し、底面部を一方側面から、それと対向する他方側面にほぼ直線状に延びる往路と、他方側面から一方側面に向けて底面部の対角線に沿って延びる復路とが形成されている。さらに、筐体底面部のほぼ中央部において往路と復路を交差させる構成としている。
【0036】
このような流路構造により、冷却冷媒は往路の末端部で方向転換して復路を流通するので、面積が限られた筐体底面部において流路の全長を長くとることができる。その結果、底面部のほぼ中央部に配置されている発熱量の多いパワーモジュールユニットから効率的に除熱でき、放熱効率を向上できる。
【0037】
また、パワーモジュールユニットのみならず、他の発熱部品からの熱をより効率的に筐体の外部へ放熱することができ、インバータ制御装置全体の温度上昇を低減できる。
【0038】
さらには、流路の入口と出口を筐体の一方側面側に配置することで、車両内部のインバータ制御装置の搭載空間における冷媒供給用ホースの取り回しが容易になり、併せて、必要なホース長を短くすることができる。
【符号の説明】
【0039】
3 制御装置
5a,5b 車輪
6 減速機
7 ディファレンシャルギア
8 ドライブシャフト(駆動軸)
10 インバータ制御装置
10a 高圧部
10b パワー部
11 インバータ制御部
12 パワーモジュール制御部
13 パワーモジュールユニット
14 平滑用コンデンサ
15 電動モータ
20 流路
21 流入口
23 流出口
25 往路
27 復路
32 筐体の底面部
35 一方側面(第1側面)
37 他方側面(第2側面)
43,45 リブ
BT バッテリ