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特開2019-195905画像処理装置、プログラム及び画像処理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-195905(P2019-195905A)
(43)【公開日】2019年11月14日
(54)【発明の名称】画像処理装置、プログラム及び画像処理システム
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/38 20060101AFI20191018BHJP
   B41J 5/30 20060101ALI20191018BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20191018BHJP
【FI】
   B41J29/38 Z
   B41J5/30 Z
   H04N1/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2018-89167(P2018-89167)
(22)【出願日】2018年5月7日
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】特許業務法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】駒沢 寿夫
【テーマコード(参考)】
2C061
2C187
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061HH05
2C061HJ06
2C061HK05
2C061HK11
2C061HN04
2C061HN08
2C061HN15
2C187AE01
2C187BF08
2C187BG02
2C187CC03
2C187CD12
5C062AA13
5C062AA35
5C062AB20
5C062AB23
5C062AB38
5C062AB40
5C062AB42
(57)【要約】
【課題】異なる方式で生成されたラスタデータの相違の検知を印刷中に行う際に、検知を行う装置に掛かる負荷を抑える。
【解決手段】画像処理装置30は、画像形成を指示された画像データから第1方式と第2方式でラスタデータを生成し、第1方式で生成されたラスタデータと第2方式で生成されたラスタデータの相違を検知する。画像処理装置30は、画像形成を指示された画像データについて、最終ページの排紙が画像形成装置20で行われるまでの間に、他の画像データについてRIP処理のみを指示された場合、RIP処理のみを指示された画像データについては、第1方式と第2方式でラスタデータを生成し、画像形成を指示された画像データについて最終ページの排紙が終了するまでは、第1方式で生成されたラスタデータと第2方式で生成されたラスタデータの相違の検知を停止し、排紙が終了すると相違の検知を開始する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データから第1方式で第1のラスタデータを生成する第1生成手段と、
前記画像データから前記第1方式とは異なる第2方式で第2のラスタデータを生成する第2生成手段と、
前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータを、出力指示に応じて画像形成装置へ出力する出力手段と、
同じページの前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違を検知する検知手段と、
前記出力手段の出力の状態、又は前記出力手段の出力の状態と前記画像形成装置における画像形成の状態に応じて、対応する前記出力指示が出力しない指示である画像データから生成した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違の検知を停止させる検知制御手段と
を備える画像処理装置。
【請求項2】
前記検知制御手段は、対応する前記出力指示が出力する指示である前記画像データから生成した前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータの全ての出力を終了した場合、相違の検知を停止していた前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータについて相違の検知を再開する
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記出力手段が前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータを出力中である場合、
前記第1生成手段は、対応する前記出力指示が出力しない指示である前記画像データからの前記第1のラスタデータの生成を継続し、
前記第2生成手段は、対応する前記出力指示が出力しない指示である前記画像データからの前記第2のラスタデータの生成を継続する
請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記検知手段は、前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータを前記出力手段が前記画像形成装置へ出力中である場合、前記画像形成装置から排出された記録媒体に形成されている画像に対応した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータの相違を検知する
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記検知手段は、対応する前記出力指示が出力する指示である前記画像データから生成した前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータを前記出力手段が前記画像形成装置へ出力中である場合、当該画像データから生成した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータのうち、前記画像形成装置から排出された記録媒体に形成されていない画像に対応した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータの相違の検知を停止する
請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記検知手段は、前記出力手段で前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータの出力が開始されるまでは、生成された同じページの前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違を検知し、前記出力手段で前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータの出力が開始されると、前記画像形成装置から排出された記録媒体に形成されている画像に対応した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータのうち、前記出力手段で前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータの出力が開始されるまでの間に相違の検知が終了したラスタデータについては、再度の相違の検知を行わない
請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項7】
画像データから第1方式で第1のラスタデータを生成する第1生成手段と、
前記画像データから前記第1方式とは異なる第2方式で第2のラスタデータを生成する第2生成手段と、
同じページの前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違を検知し、予め定められた種別のページに対応した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータについては、相違の検知を行わない検知手段と
を備える画像処理装置。
【請求項8】
前記予め定められた種別のページは、ページ間を区切るページである
請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記検知手段は、前記第1のラスタデータが表す画像が白紙のページである場合、当該第1のラスタデータと、当該ページに対応する前記第2のラスタデータを二値化して相違を検知する
請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項10】
コンピュータを、
画像データから第1方式で第1のラスタデータを生成する第1生成手段と、
前記画像データから前記第1方式とは異なる第2方式で第2のラスタデータを生成する第2生成手段と、
前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータを、出力指示に応じて画像形成装置へ出力する出力手段と、
同じページの前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違を検知する検知手段と、
前記出力手段の出力の状態、又は前記出力手段の出力の状態と前記画像形成装置における画像形成の状態に応じて、対応する前記出力指示が出力しない指示である画像データから生成した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違の検知を停止させる検知制御手段
として機能させるためのプログラム。
【請求項11】
コンピュータを、
画像データから第1方式で第1のラスタデータを生成する第1生成手段と、
前記画像データから前記第1方式とは異なる第2方式で第2のラスタデータを生成する第2生成手段と、
同じページの前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違を検知し、予め定められた種別のページに対応した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータについては、相違の検知を行わない検知手段
として機能させるためのプログラム。
【請求項12】
記録媒体に形成する画像を表す画像データから第1方式で第1のラスタデータを生成する第1生成手段と、
前記第1のラスタデータを画像形成装置へ出力し、前記第1のラスタデータと前記画像データを検証装置へ出力する出力手段と、
を有する画像処理装置と、
前記第1のラスタデータと、前記画像データを取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した画像データから前記第1方式とは異なる第2方式で第2のラスタデータを生成する第2生成手段と、
同じページの前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違を検知する検知手段と、
を有する前記検証装置と、
前記第1のラスタデータを取得し、取得した前記第1のラスタデータが示す画像を記録媒体に形成する前記画像形成装置と
を備える画像処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、プログラム及び画像処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
印刷装置に供給するビットマップ形式の印刷データを作成する方式として、例えば、CPSI(Configurable PostScript Interpreter)という方式とAPPE(Adobe PDF Print Engine)という方式があるが、CPSI方式を用いて生成されたラスタデータと、APPE方式を用いて生成されたラスタデータのように、異なる方式で生成されたラスタデータは、同じ画像データから印刷データを生成しても出力結果が一致しない場合がある。特許文献1には、CPSI方式を用いた場合とAPPE方式を用いた場合とで出力結果が一致するかを確認する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−63543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ラスタデータの検証は、CPUやメモリなどのリソースを多く消費する。印刷を行いながらラスタデータを検証する場合、印刷のための処理とラスタデータの検証とでリソースに掛かる負荷が大きく、印刷が遅くなるなどの現象が生じ得る。
【0005】
本発明は、異なる方式で生成されたラスタデータの相違の検知を印刷中に行う際に、検知を行う装置に掛かる負荷を抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に係る画像処理装置は、画像データから第1方式で第1のラスタデータを生成する第1生成手段と、前記画像データから前記第1方式とは異なる第2方式で第2のラスタデータを生成する第2生成手段と、前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータを、出力指示に応じて画像形成装置へ出力する出力手段と、同じページの前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違を検知する検知手段と、前記出力手段の出力の状態、又は前記出力手段の出力の状態と前記画像形成装置における画像形成の状態に応じて、対応する前記出力指示が出力しない指示である画像データから生成した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違の検知を停止させる検知制御手段とを備える。
【0007】
本発明の請求項2に係る画像処理装置においては、前記検知制御手段は、対応する前記出力指示が出力する指示である前記画像データから生成した前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータの全ての出力を終了した場合、相違の検知を停止していた前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータについて相違の検知を再開する。
【0008】
本発明の請求項3に係る画像処理装置は、前記出力手段が前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータを出力中である場合、前記第1生成手段は、対応する前記出力指示が出力しない指示である前記画像データからの前記第1のラスタデータの生成を継続し、前記第2生成手段は、対応する前記出力指示が出力しない指示である前記画像データからの前記第2のラスタデータの生成を継続する。
【0009】
本発明の請求項4に係る画像処理装置においては、前記検知手段は、前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータを前記出力手段が前記画像形成装置へ出力中である場合、前記画像形成装置から排出された記録媒体に形成されている画像に対応した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータの相違を検知する。
【0010】
本発明の請求項5に係る画像処理装置においては、前記検知手段は、対応する前記出力指示が出力する指示である前記画像データから生成した前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータを前記出力手段が前記画像形成装置へ出力中である場合、当該画像データから生成した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータのうち、前記画像形成装置から排出された記録媒体に形成されていない画像に対応した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータの相違の検知を停止する。
【0011】
本発明の請求項6に係る画像処理装置においては、前記検知手段は、前記出力手段で前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータの出力が開始されるまでは、生成された同じページの前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違を検知し、前記出力手段で前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータの出力が開始されると、前記画像形成装置から排出された記録媒体に形成されている画像に対応した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータのうち、前記出力手段で前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータの出力が開始されるまでの間に相違の検知が終了したラスタデータについては、再度の相違の検知を行わない。
【0012】
本発明の請求項7に係る画像処理装置は、画像データから第1方式で第1のラスタデータを生成する第1生成手段と、前記画像データから前記第1方式とは異なる第2方式で第2のラスタデータを生成する第2生成手段と、同じページの前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違を検知し、予め定められた種別のページに対応した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータについては、相違の検知を行わない検知手段とを備える。
【0013】
本発明の請求項8に係る画像処理装置においては、前記予め定められた種別のページは、ページ間を区切るページである。
【0014】
本発明の請求項9に係る画像処理装置においては、前記検知手段は、前記第1のラスタデータが表す画像が白紙のページである場合、当該第1のラスタデータと、当該ページに対応する前記第2のラスタデータを二値化して相違を検知する。
【0015】
本発明の請求項10に係るプログラムは、コンピュータを、画像データから第1方式で第1のラスタデータを生成する第1生成手段と、前記画像データから前記第1方式とは異なる第2方式で第2のラスタデータを生成する第2生成手段と、前記第1のラスタデータ又は前記第2のラスタデータを、出力指示に応じて画像形成装置へ出力する出力手段と、同じページの前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違を検知する検知手段と、前記出力手段の出力の状態、又は前記出力手段の出力の状態と前記画像形成装置における画像形成の状態に応じて、対応する前記出力指示が出力しない指示である画像データから生成した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違の検知を停止させる検知制御手段として機能させるためのプログラムである。
【0016】
本発明の請求項11に係るプログラムは、コンピュータを、画像データから第1方式で第1のラスタデータを生成する第1生成手段と、前記画像データから前記第1方式とは異なる第2方式で第2のラスタデータを生成する第2生成手段と、同じページの前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違を検知し、予め定められた種別のページに対応した前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータについては、相違の検知を行わない検知手段として機能させるためのプログラムである。
【0017】
本発明の請求項12に係る画像処理システムは、記録媒体に形成する画像を表す画像データから第1方式で第1のラスタデータを生成する第1生成手段と、前記第1のラスタデータを画像形成装置へ出力し、前記第1のラスタデータと前記画像データを検証装置へ出力する出力手段と、を有する画像処理装置と、前記第1のラスタデータと、前記画像データを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した画像データから前記第1方式とは異なる第2方式で第2のラスタデータを生成する第2生成手段と、同じページの前記第1のラスタデータと前記第2のラスタデータとの相違を検知する検知手段と、を有する前記検証装置と、前記第1のラスタデータを取得し、取得した前記第1のラスタデータが示す画像を記録媒体に形成する前記画像形成装置とを備える。
【発明の効果】
【0018】
本発明の請求項1に係る画像処理装置によれば、異なる方式で生成されたラスタデータの相違の検知を印刷中に行う際に、検知を行う装置に掛かる負荷を抑えることができる。
本発明の請求項2に係る画像処理装置によれば、異なる方式で生成され、画像形成装置へ出力しないラスタデータの相違を検知することができる。
本発明の請求項3に係る画像処理装置によれば、ラスタデータの生成を停止する構成と比較して、ラスタデータの出力が終了してからラスタデータの相違の検知を始めるまでの時間を短くすることができる。
本発明の請求項4に係る画像処理装置によれば、相違の検知を行うページを限定しない構成と比較して、相違の検知を行う装置に掛かる負荷を抑えることができる。
本発明の請求項5に係る画像処理装置によれば、排出が完了していないページについて、ページの相違の検知を行う構成と比較して、相違の検知を行う装置に掛かる負荷を抑えることができる。
本発明の請求項6に係る画像処理装置によれば、相違の検知が複数回行われることがなく、相違の検知を行う装置に掛かる負荷を抑えることができる。
本発明の請求項7に係る画像処理装置によれば、異なる方式で生成されたラスタデータの相違の検知を印刷中に行う際に、検知を行う装置に掛かる負荷を抑えることができる。
本発明の請求項8に係る画像処理装置によれば、相違の検知を行うページを限定しない構成と比較して、相違の検知を行う装置に掛かる負荷を抑えることができる。
本発明の請求項9に係る画像処理装置によれば、二値化せずに相違の検知を行う構成と比較して、相違の検知を行う装置に掛かる負荷を抑えることができる。
本発明の請求項10に係るプログラムによれば、異なる方式で生成されたラスタデータの相違の検知を印刷中に行う際に、検知を行う装置に掛かる負荷を抑えることができる。
本発明の請求項11に係るプログラムによれば、異なる方式で生成されたラスタデータの相違の検知を印刷中に行う際に、検知を行う装置に掛かる負荷を抑えることができる。
本発明の請求項12に係るプログラムによれば、異なる方式で生成されたラスタデータの相違の検知を印刷中に行う際に、検知を行う装置に掛かる負荷を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施形態である画像形成システム1に係る装置を示した図。
図2】画像処理装置30のハードウェア構成を示した図。
図3】画像処理装置30の機能ブロック図。
図4】制御部301が行う処理の流れを示したフローチャート。
図5】制御部301が行う処理の流れを示したフローチャート。
図6】変形例の説明をするための図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
[実施形態]
(全体構成)
図1は、本発明の一実施形態である画像形成システム1に係る装置を示した図である。通信回線2は、データ通信が行われる通信回線であり、データ通信を行う複数のコンピュータ装置が接続される。通信回線2には、例えば有線LAN(Local Area Network)および無線LANが含まれる。
【0021】
画像形成装置20は、画像処理装置30から出力されるラスタデータに従って記録媒体である用紙に画像を形成する装置である。画像形成装置20は、画像処理装置30に接続されている。なお、図1においては、一つの画像形成装置20を示しているが、複数の画像形成装置20を画像処理装置30へ接続することが可能である。
【0022】
端末装置10は、データ通信を行う装置であり、本実施形態においては、デスクトップ型のパーソナルコンピュータである。端末装置10は、有線又は無線で通信回線2に接続し、通信回線2を介してデータ通信を行う。端末装置10は、用紙に形成する画像を示す画像データを画像処理装置30へ送信する。画像データが示す画像は、例えば、単一ページ又は複数ページの文書やパンフレットなどである。本実施形態においては、複数の端末装置10が通信回線2に接続可能であるが、図1においては、図面が煩雑になるのを防ぐため、一つの端末装置10のみを示す。なお、端末装置10は、デスクトップ型のパーソナルコンピュータに限定されるものではなく、例えば、ラップトップ型のパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンであってもよい。
【0023】
画像処理装置30は、端末装置10から供給される画像データを取得して記憶し、記憶した画像データが示す画像のラスタデータを生成するRIP(Raster Image Processor)機能を有する。ラスタデータは、画像を行列に並んだピクセルで表すデータである。画像処理装置30は、複数の方式でラスタデータを生成することが可能であり、例えば、CPSI方式とAPPE方式でラスタデータを生成することが可能となっている。画像処理装置30は、記憶した画像データについてオペレータから画像形成を指示されると、オペレータが選択した方式で生成したラスタデータを画像形成装置20へ出力し、ラスタデータが示す画像の形成を画像形成装置20へ指示する。また、画像処理装置30は、記憶した画像データからCPSI方式とAPPE方式でラスタデータを生成し、RIP処理による文字化けなどの不具合を検証するため、異なる方式で生成した2つのラスタデータの相違を検知する機能を有する。
【0024】
(画像処理装置30の構成)
図2は、画像処理装置30のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。ディスプレイ303は、例えば、文字やGUI(Graphical User Interface)などを表示する液晶ディスプレイ装置である。操作部304は、入力機器であるキーボード及びマウスを有し、ユーザに操作される。通信部305は、通信回線2を介したデータ通信を行う通信インターフェースとして機能する。また、通信部305は、画像形成装置20に接続され、画像形成装置20と通信を行う通信インターフェースとしても機能する。
【0025】
記憶部302は、例えばハードディスク装置などの記憶装置を有しており、オペレーティングシステムのプログラムやアプリケーションプログラム、アプリケーションプログラムが生成したデータ、端末装置10から供給された画像データなどを記憶する。記憶部302は、本発明に係るアプリケーションプログラムとして、取得した画像データからラスタデータを生成する機能、生成したラスタデータを画像形成装置20へ出力する機能、異なる方式で生成したラスタデータの相違を検知する機能などを備えたプログラムを記憶する。
【0026】
制御部301は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを有している。画像処理装置30において実現する機能は、記憶部302に記憶されているプログラム(ソフトウェア)をCPU、メモリなどのハードウェア上に読み込ませることでCPUが演算を行い、記憶部302の制御、通信部305の制御、メモリ及び記憶部302におけるデータの読み出し及び/又は書き込みの制御を行うことで実現される。
【0027】
(画像処理装置30の機能構成)
図3は、画像処理装置30において実現する機能のうち、本発明に係る特徴的な機能の構成を示した機能ブロック図である。取得部3001は、端末装置10から供給される画像データを取得し、取得した画像データを記憶部302に記憶させる。取得部3001は、本発明に係る取得手段の一例である。第1生成部3002は、記憶部302に記憶された画像データから予め定められた方式(本実施形態では、APPE方式)でラスタデータを生成する。第1生成部3002は、本発明に係る第1生成手段の一例であり、第1生成部3002がラスタデータを生成する方式は、本発明に係る第1方式の一例である。第2生成部3003は、記憶部302に記憶された画像データから第1生成部3002とは異なる方式(本実施形態では、CPSI方式)でラスタデータを生成する。第2生成部3003は、本発明に係る第2生成手段の一例であり、第2生成部3003がラスタデータを生成する方式は、本発明に係る第2方式の一例である。検知部3004は、第1生成部3002が生成したラスタデータと、第2生成部3003が生成したラスタデータの相違を検知する。検知部3004は、本発明に係る検知手段の一例である。出力部3005は、オペレータが選択した方式で生成されたラスタデータを画像形成装置20へ出力する。出力部3005は、本発明に係る出力手段の一例である。検知制御部3006は、検知部3004を制御して相違の検知の停止と再開を行わせる。検知制御部3006は、本発明に係る検知制御手段の一例である。
【0028】
(実施形態の動作例)
次に本実施形態の動作例について説明する。制御部301は、画像処理装置30の電源が投入されると、オペレーティングシステムを起動する。オペレーティングシステムを起動した制御部301は、前述の本発明に係るアプリケーションプログラムを起動する。
【0029】
アプリケーションプログラムを起動した制御部301(取得部3001)は、端末装置10から供給される画像データを取得し、取得した画像データを記憶部302に記憶させる。記憶部302は、複数の画像データを記憶することが可能である。
【0030】
画像処理装置30のオペレータは、記憶部302に記憶されている画像データから、画像形成装置20で画像形成する画像を示す画像データを選択する操作を行う。また、オペレータは、選択した画像データに行うRIP処理の方式の選択し、生成したラスタデータの画像形成装置20への出力を指示する操作を行う。この出力の指示は、本発明に係る出力指示の一例である。
【0031】
制御部301(第1生成部3002又は第2生成部3003)は、オペレータが選択したRIP処理の方式に従って、選択した画像データが示す各ページの画像のラスタデータの生成を開始する。また、制御部301(第1生成部3002又は第2生成部3003)は、オペレータが選択した方式とは異なる方式に従って、選択した画像データが示す各ページの画像のラスタデータの生成を開始する。即ち、制御部301は、APPE方式によるラスタデータの生成と、CPSI方式によるラスタデータの生成を開始する。以下においては、説明の便宜上、APPE方式で生成したラスタデータを第1ラスタデータ(第1のラスタデータ)と称し、CPSI方式で生成したラスタデータを第2ラスタデータ(第2のラスタデータ)と称する。
【0032】
制御部301(検知部3004)は、画像形成装置20へラスタデータの出力を開始するまでの間は、ラスタデータの検証のため、画像データが示すページ毎に、生成した第1ラスタデータと第2ラスタデータとの相違を検知する。第1ラスタデータと第2ラスタデータの相違の検知は、異なる方式で生成された2つのラスタデータが同じであるか否かの検証の一例である。制御部301は、一つのページについて第1ラスタデータと第2ラスタデータとの相違の検知が終了する毎に、検知の結果をディスプレイ303で表示する。
【0033】
図4は、制御部301がラスタデータの生成を開始してからラスタデータの出力を開始するまでの間に行う処理の流れを示したフローチャートである。制御部301は、記憶部302において、相違の検知が終了していないラスタデータがあるか判断する(ステップSA1)。
【0034】
制御部301は、相違の検知が終了していないラスタデータがない場合(ステップSA1でNO)、相違の検知が終了していないラスタデータが記憶されるのを待機する(ステップSA6)。制御部301は、新たにラスタデータが生成されて記憶部302に記憶されると、待機を解除して処理の流れをステップSA1へ戻す。
【0035】
制御部301は、相違の検知が終了していないラスタデータがある場合(ステップSA1でYES)、相違の検知が終了していないラスタデータにおいて、第1ラスタデータがあるか判断する(ステップSA2)。制御部301は、相違の検知が終了していないラスタデータにおいて、第1ラスタデータがない場合(ステップSA2でNO)、処理の流れをステップSA6へ移す。
【0036】
制御部301は、相違の検知が終了していないラスタデータにおいて、第1ラスタデータがある場合(ステップSA2でYES)、相違の検知が終了していない第1ラスタデータと同じページを示す第2ラスタデータが記憶部302にあるか判断する(ステップSA3)。制御部301は、相違の検知が終了していない第1ラスタデータと同じページを示す第2ラスタデータがない場合(ステップSA3でNO)、処理の流れをステップSA6へ移す。
【0037】
制御部301は、相違の検知が終了していない第1ラスタデータと同じページを示す第2ラスタデータがある場合(ステップSA3でYES)、相違の検知が終了していない第1ラスタデータと、当該第1ラスタデータが示すページと同じページを示す第2ラスタデータとの相違を検知する(ステップSA4)。制御部301は、ステップSA4の処理を終えると、相違の検知の結果を表示し(ステップSA5)、処理の流れをステップSA1へ戻す。
【0038】
制御部301(出力部3005)は、例えば、予め定められたページ番号のページまでラスタデータの相違の検知を終了すると、生成したラスタデータが示す画像のページ番号に従って、画像形成装置20へのラスタデータの出力を開始する。画像形成装置20は、画像処理装置30から出力されたラスタデータを取得する。画像形成装置20は、取得したラスタデータが示す画像を用紙に形成する。画像形成装置20は、用紙への画像形成が終了して画像形成装置20から排紙されたページについて、排紙された画像のページ番号を画像処理装置30へ通知する。
【0039】
制御部301は、ラスタデータの画像形成装置20への出力を開始すると、図4の処理を終了して第1ラスタデータと第2ラスタデータとの相違の検知を一時停止し、図5に示した処理を開始する。図5は、制御部301がラスタデータの出力を開始してから最終ページのラスタデータの画像形成が終了するまでの間に行う処理の流れを示したフローチャートである。
【0040】
まず、制御部301は、記憶部302において、相違の検知が終了していないラスタデータがあるか判断する(ステップSB1)。制御部301は、相違の検知が終了していないラスタデータがない場合(ステップSB1でNO)、相違の検知が終了していないラスタデータが記憶されるのを待機する(ステップSB7)。制御部301は、新たにラスタデータが生成されて記憶部302に記憶されると、待機を解除して処理の流れをステップSB1へ戻す。
【0041】
制御部301は、相違の検知が終了していないラスタデータがある場合(ステップSB1でYES)、相違の検知が終了していないラスタデータにおいて、第1ラスタデータがあるか判断する(ステップSB2)。制御部301は、相違の検知が終了していないラスタデータにおいて、第1ラスタデータがない場合(ステップSB2でNO)、処理の流れをステップSB7へ移す。
【0042】
制御部301は、相違の検知が終了していないラスタデータにおいて、第1ラスタデータがある場合(ステップSB2でYES)、相違の検知が終了していない第1ラスタデータと同じページを示す第2ラスタデータが記憶部302にあるか判断する(ステップSB3)。制御部301は、相違の検知が終了していない第1ラスタデータと同じページを示す第2ラスタデータがない場合(ステップSB3でNO)、処理の流れをステップSB7へ移す。
【0043】
制御部301は、相違の検知が終了していない第1ラスタデータと同じページを示す第2ラスタデータがある場合(ステップSB3でYES)、これらのラスタデータが示すページについて、画像形成装置20から排紙の通知を取得済みであるか判断する(ステップSB4)。
【0044】
制御部301は、相違の検知が終了していないラスタデータが示すページについて、画像形成装置20から排紙の通知を取得していない場合(ステップSB4でNO)、当該ページが画像形成装置20から排紙されるのを待機する(ステップSB8)。制御部301は、当該ページについて、排紙の通知を画像形成装置20から取得すると、処理の流れをステップSB1へ移す。なお、制御部301は、ステップSB1へ処理の流れを戻すのではなく、ステップSB4又はステップSB5へ処理の流れを移してもよい。
【0045】
制御部301は、相違の検知が終了していないラスタデータが示すページについて、画像形成装置20から排紙の通知を取得済みである場合(ステップSB4でYES)、相違の検知が終了していない第1ラスタデータと、当該第1ラスタデータが示すページと同じページを示す第2ラスタデータとの相違を検知する(ステップSB5)。制御部301は、ステップSB5の処理を終えると、相違の検知の結果を表示し(ステップSB6)、処理の流れをステップSB1へ戻す。
【0046】
図5の処理によれば、例えば、制御部301は、ラスタデータの画像形成装置20への出力を開始したときに、100ページ目まで第1ラスタデータと第2ラスタデータとの相違の検知が終了している場合、101ページ目以降については、第1ラスタデータと第2ラスタデータの生成が終了していても、101ページ目以降について排紙の通知を画像形成装置20から取得するまでは、第1ラスタデータと第2ラスタデータについて相違の検知を待機する。
【0047】
また、制御部301は、例えば、ラスタデータの出力を開始するまでに、100ページ目までについて、第1ラスタデータと第2ラスタデータとの相違の検知が終了している場合、1ページ目から100ページ目までについては、排紙の通知を取得しても、第1ラスタデータと第2ラスタデータについて再度の相違の検知を行わない。
【0048】
制御部301は、101ページ目について、第1ラスタデータと第2ラスタデータの生成が終了しており、101ページ目について、排紙の通知を画像形成装置20から取得すると、相違の検知を一時停止していた101ページ目に対応する第1ラスタデータと第2ラスタデータについて、相違の検知を行う。なお、制御部301は、未生成のページについては、第1ラスタデータと第2ラスタデータの生成を継続する。
【0049】
次に、画像形成装置20で最終ページの排紙が完了するまでに、画像形成を行う画像データとして選択された画像データとは異なる画像データについてラスタデータの生成が指示されたときの動作について説明する。オペレータは、画像形成装置20での画像形成を指示した画像データについて、最終ページの画像が形成された用紙が画像形成装置20で排紙される前に、記憶部302に記憶されている別の画像データについて、ラスタデータの生成のみを指示し、ラスタデータの画像形成装置20への出力を行わない指示をすることがある。
【0050】
この場合、オペレータは、ラスタデータの生成のみを行う画像データに行うRIP処理の方式の選択し、生成したラスタデータを画像形成装置20へ出力しないよう指示する操作を行う。この指示は、本発明に係る出力指示の一例である。制御部301は、オペレータが選択したRIP処理の方式に従って、ラスタデータの生成のみを行う画像データとしてオペレータが選択した画像データが示す各ページの画像のラスタデータの生成を開始する。また、制御部301は、ラスタデータの生成のみを行う画像データについて、オペレータが選択した方式とは異なる方式に従って、選択した画像データが示す各ページの画像のラスタデータの生成を開始する。即ち、制御部301は、APPE方式によるラスタデータの生成と、CPSI方式によるラスタデータの生成を開始する。
【0051】
制御部301(検知制御部3006)は、画像形成装置20での画像形成を指示されている画像データについて、最終ページの排紙を画像形成装置20から通知されるまでは、ラスタデータの生成のみを指示された画像データから生成した第1ラスタデータと第2ラスタデータの相違の検知を一時停止する。
【0052】
制御部301は、画像形成装置20での画像形成を指示されている画像データについて、最終ページの排紙を画像形成装置20から通知されると、図4の処理を実行し、ラスタデータの生成のみを指示された画像データから生成した第1ラスタデータと第2ラスタデータの相違の検知を行う。
【0053】
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
【0054】
画像処理装置30は、画像データが示す画像の形成を指示する際に、画像形成する部数が指示されると、部の区切りを示すページのラスタデータを生成してもよい。また、画像処理装置30は、複数部の先頭の部の先頭ページの前と複数部の末尾の部の最終ページの後に画像形成のジョブの区切りを示すページのラスタデータを生成してもよい。また、画像処理装置30は、画像データからラスタデータを生成する際に、バナーページのラスタデータを生成してもよい。
【0055】
図6は、前述の区切りのページとバナーページの一例を示した図である。ページPAは、画像形成のジョブの区切りを示すページであり、ページPBは、部の区切りを示すページであり、ページBPは、バナーページである。画像処理装置30は、ページPA、ページPB及びページBPについては、第1ラスタデータと第2ラスタデータの相違の検知を行わない構成としてもよい。
【0056】
また、画像処理装置30は、図6に例示したように、画像データが示す画像に無地又は白地のページであるページPCがある場合、ページPCについては、第1ラスタデータと第2ラスタデータの相違の検知するときに第1ラスタデータと第2ラスタデータを二値化して1bitTIFFのデータとし、1bitTIFFのデータ同士を比較して相違を検知してもよい。
【0057】
上述した実施形態においては、制御部301は、画像形成装置20での画像形成を指示されている画像データについて、最終ページの排紙を画像形成装置20から通知されるまでは、ラスタデータの生成のみを指示された画像データから生成した第1ラスタデータと第2ラスタデータの相違の検知を一時停止しているが、実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、画像処理装置30は、画像形成中であるか否かのステータスを示すステータス情報を画像形成装置20から取得し、画像形成装置20へラスタデータを出力中であり、且つ、ステータス情報が画像形成中であることを示している場合、ラスタデータの生成のみを指示された画像データから生成した第1ラスタデータと第2ラスタデータの相違の検知を一時停止し、画像形成装置20へラスタデータを出力中であり、且つ、ステータス情報が画像形成中ではないことを示している場合、ラスタデータの生成のみを指示された画像データから生成した第1ラスタデータと第2ラスタデータの相違の検知を行ってもよい。
【0058】
また、画像処理装置30は、ラスタデータを画像形成装置20へ出力中であるときには、ラスタデータの生成のみを指示された画像データから生成した第1ラスタデータと第2ラスタデータの相違の検知を一時停止し、ラスタデータを画像形成装置20へ出力中でないときには、ラスタデータの生成のみを指示された画像データから生成した第1ラスタデータと第2ラスタデータの相違の検知を行ってもよい。
例えば、Nページ目のラスタデータの出力を終えてからN+1ページ目のラスタデータの出力を開始するまでにラスタデータを画像形成装置20へ出力しない期間がある場合、この期間中にラスタデータの生成のみを指示された画像データから生成した第1ラスタデータと第2ラスタデータの相違の検知を行ってもよい。
【0059】
上述した実施形態においては、第1ラスタデータの生成、第2ラスタデータの生成及び第1ラスタデータと第2ラスタデータとの相違の検知を画像処理装置30が行う構成となっているが、実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、実施形態の装置に加えて、第1ラスタデータと第2ラスタデータとの相違の検知を行う検証装置を設ける構成であってよい。検証装置は、画像処理装置30とデータ通信を行う装置である。画像処理装置30は、オペレータが画像処理装置30で選択した画像データを検証装置へ出力し、この画像データから生成したラスタデータを画像形成装置20に加えて検証装置にも出力する。検証装置は、オペレータが画像処理装置30で選択した画像データと、画像処理装置30が生成したラスタデータ、当該ラスタデータを生成したRIP処理の方式を示すRIP情報を取得する。検証装置は、取得した画像データから、取得したRIP情報が示すRIP処理の方式とは異なる方式でラスタデータを生成する。
【0060】
例えば、画像処理装置30がCPSI方式でラスタデータを生成した場合、検証装置は、APPE方式でラスタデータを生成し、画像処理装置30がAPPE方式でラスタデータを生成した場合、検証装置は、CPSI方式でラスタデータを生成する。検証装置は、画像処理装置30から取得したラスタデータと、画像処理装置30から取得した画像データから生成したラスタデータとの相違を検知し、検知の結果を表示する。本変形例においては、画像処理装置30が画像形成装置20へラスタデータを出力中であるときには、検証装置へのラスタデータの出力を停止し、画像形成装置20へのラスタデータの出力を行っていないときに検証装置へのラスタデータの出力を行うようにしてもよい。
【符号の説明】
【0061】
1…画像形成システム、2…通信回線、10…端末装置、20…画像形成装置、30…画像処理装置、301…制御部、302…記憶部、303…ディスプレイ、304…操作部、305…通信部、3001…取得部、3002…第1生成部、3003…第2生成部、3004…検知部、3005…出力部、3006…検知制御部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6