特開2019-197191(P2019-197191A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 富士ゼロックス株式会社の特許一覧
特開2019-197191情報処理装置、情報処理システム及びプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-197191(P2019-197191A)
(43)【公開日】2019年11月14日
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/00 20060101AFI20191018BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20191018BHJP
   G09G 5/36 20060101ALI20191018BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20191018BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20191018BHJP
   G02B 27/24 20060101ALI20191018BHJP
   G06F 3/0481 20130101ALI20191018BHJP
【FI】
   G09G5/00 510H
   G09G5/38 A
   G09G5/00 530T
   G09G5/36 530Y
   G09G5/00 550B
   G09G5/36 520A
   G09G5/36 520B
   G09G5/36 510V
   G09F9/00 366A
   G09F9/00 361
   G09F9/30 308A
   G09F9/30 308Z
   G02B27/24
   G06F3/0481 150
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
【全頁数】34
(21)【出願番号】特願2018-92520(P2018-92520)
(22)【出願日】2018年5月11日
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104880
【弁理士】
【氏名又は名称】古部 次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100125346
【弁理士】
【氏名又は名称】尾形 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100166981
【弁理士】
【氏名又は名称】砂田 岳彦
(72)【発明者】
【氏名】得地 賢吾
【テーマコード(参考)】
2H199
5C094
5C182
5E555
5G435
【Fターム(参考)】
2H199BA32
2H199BB17
2H199BB20
5C094AA56
5C094BA27
5C094BA43
5C094CA21
5C094DA05
5C094DA06
5C094GA10
5C094HA03
5C182AA02
5C182AA03
5C182AA04
5C182AA12
5C182AA23
5C182AB08
5C182AB11
5C182AB37
5C182AC02
5C182AC03
5C182AC43
5C182AC46
5C182BA01
5C182BA03
5C182BA06
5C182BA14
5C182BA25
5C182BA28
5C182BA29
5C182BA35
5C182BA39
5C182BA47
5C182BA57
5C182BA65
5C182BA66
5C182BA72
5C182BA73
5C182BB04
5C182BB13
5C182BC25
5C182BC26
5C182CA01
5C182CA11
5C182CB13
5C182CB32
5C182CB42
5C182CB44
5C182CC01
5C182CC13
5C182CC16
5C182CC22
5C182DA52
5C182DA65
5C182FA03
5C182FA78
5E555AA12
5E555BA38
5E555BB38
5E555BC17
5E555CA12
5E555CA17
5E555CA42
5E555CA44
5E555CA45
5E555CA47
5E555CB13
5E555CB14
5E555CB15
5E555CB16
5E555CB45
5E555CB47
5E555CB55
5E555CB64
5E555CB65
5E555CB66
5E555CC03
5E555CC26
5E555CC27
5E555DA11
5E555DB43
5E555DB53
5E555DB57
5E555DC19
5E555DC24
5E555DC26
5E555DC35
5E555DC36
5E555DC43
5E555DC53
5E555DC54
5E555DC55
5E555DC82
5E555EA22
5E555EA23
5E555FA01
5G435AA00
5G435BB05
5G435BB12
5G435CC11
5G435DD11
5G435HH18
5G435LL10
(57)【要約】
【課題】ユーザによる移動を指示する操作を用いて表示中の画像の全部を別の画像に切り替えられるようにする。
【解決手段】情報処理装置は、表示上の位置が固定されていない画像の全部に対するユーザの移動の指示を受け付ける受付手段と、指示された方向への移動の距離が閾値を超えない間、現在の画像での表示を継続し、指示された方向への移動の距離が閾値を超えた場合、画像の全部を別の画像に切り替える切替手段と、を有する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示上の位置が固定されていない画像の全部に対するユーザの移動の指示を受け付ける受付手段と、
指示された方向への移動の距離が閾値を超えない間、現在の画像での表示を継続し、指示された方向への移動の距離が当該閾値を超えた場合、当該画像の全部を別の画像に切り替える切替手段と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記受付手段は、任意の方向について循環的な移動の指示を受け付ける、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記受付手段は、予め定めた方向に限り、循環的な移動の指示を受け付ける、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
指示された移動の方向に応じ、切り替え後に表示される内容が異なる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
予め定めた特定の操作があった場合、前記切替手段は、指示された方向への移動の前記距離が前記閾値を超えていなくても前記別の画像に表示を切り替える、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記特定の操作は、表示する画像を指定する操作である、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記閾値を与える距離は、移動方向について、表示面の一方の端部から他方の端部までの距離として与えられる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記閾値を与える距離は、表示面が環状の場合、表示面を一周する距離として与えられる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
表示中の前記画像は徐々に薄くなり、切り替え先の前記別の画像は徐々に濃くなるように切り替えが実行される、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
空気中に形成される複数の表示面が互いに対面するように一方向に配列されている場合、
最前列に位置する前記表示面に表示されている画像の全部の前記別の画像への切り替えは、
前記最前列に位置する表示面に表示されていた画像の、奥側に位置する別の前記表示面への移動により実行される、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項11】
表示上の位置が固定されていない画像の全部に対するユーザの移動の指示を受け付ける受付手段と、
指示された方向への移動の距離が閾値を超えない間、現在の画像での表示を継続し、指示された方向への移動の距離が当該閾値を超えた場合、当該画像の全部を別の画像に切り替える切替手段と、
表示面に画像を表示する表示手段と、
を有する情報処理システム。
【請求項12】
前記表示面は曲面形状である、請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記表示面の形状は変形可能である、請求項12に記載の情報処理システム。
【請求項14】
前記表示手段は身につけた状態で使用される、請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項15】
前記表示面は空中に浮かぶように表示される、請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項16】
コンピュータを、
表示上の位置が固定されていない画像の全部に対するユーザの移動の指示を受け付ける受付手段と、
指示された方向への移動の距離が閾値を超えない間、現在の画像での表示を継続し、指示された方向への移動の距離が当該閾値を超えた場合、当該画像の全部を別の画像に切り替える切替手段、
として機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、表示に用いられる領域(表示領域)を越える寸法の情報を表示する技術として電光掲示板がある。電光掲示板は、表示領域を越える長さの文字列や図形が一方向にスクロールすることで情報の全体を表示する。
また、いわゆるオフィスソフトでは、スライダーに対する操作に伴って、表示領域に表示される内容が連続的に切り替わる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−33695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電光掲示板に表示される情報の切り替えは、予め定めた周期で実行される。
【0005】
本発明は、ユーザによる移動を指示する操作を用いて表示中の画像の全部を別の画像に切り替えられるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、表示上の位置が固定されていない画像の全部に対するユーザの移動の指示を受け付ける受付手段と、指示された方向への移動の距離が閾値を超えない間、現在の画像での表示を継続し、指示された方向への移動の距離が当該閾値を超えた場合、当該画像の全部を別の画像に切り替える切替手段と、を有する情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記受付手段は、任意の方向について循環的な移動の指示を受け付ける、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記受付手段は、予め定めた方向に限り、循環的な移動の指示を受け付ける、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、指示された移動の方向に応じ、切り替え後に表示される内容が異なる、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、予め定めた特定の操作があった場合、前記切替手段は、指示された方向への移動の前記距離が前記閾値を超えていなくても前記別の画像に表示を切り替える、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記特定の操作は、表示する画像を指定する操作である、請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記閾値を与える距離は、移動方向について、表示面の一方の端部から他方の端部までの距離として与えられる、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記閾値を与える距離は、表示面が環状の場合、表示面を一周する距離として与えられる、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、表示中の前記画像は徐々に薄くなり、切り替え先の前記別の画像は徐々に濃くなるように切り替えが実行される、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、空気中に形成される複数の表示面が互いに対面するように一方向に配列されている場合、最前列に位置する前記表示面に表示されている画像の全部の前記別の画像への切り替えは、前記最前列に位置する表示面に表示されていた画像の、奥側に位置する別の前記表示面への移動により実行される、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、表示上の位置が固定されていない画像の全部に対するユーザの移動の指示を受け付ける受付手段と、指示された方向への移動の距離が閾値を超えない間、現在の画像での表示を継続し、指示された方向への移動の距離が当該閾値を超えた場合、当該画像の全部を別の画像に切り替える切替手段と、表示面に画像を表示する表示手段と、を有する情報処理システムである。
請求項12に記載の発明は、前記表示面は曲面形状である、請求項11に記載の情報処理システムである。
請求項13に記載の発明は、前記表示面の形状は変形可能である、請求項12に記載の情報処理システムである。
請求項14に記載の発明は、前記表示手段は身につけた状態で使用される、請求項11に記載の情報処理システムである。
請求項15に記載の発明は、前記表示面は空中に浮かぶように表示される、請求項11に記載の情報処理システムである。
請求項16に記載の発明は、コンピュータを、表示上の位置が固定されていない画像の全部に対するユーザの移動の指示を受け付ける受付手段と、指示された方向への移動の距離が閾値を超えない間、現在の画像での表示を継続し、指示された方向への移動の距離が当該閾値を超えた場合、当該画像の全部を別の画像に切り替える切替手段、として機能させるプログラムである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1記載の発明によれば、ユーザによる移動を指示する操作を用いて表示中の画像の全部を別の画像に切り替えられるようにできる。
請求項2記載の発明によれば、画像の循環的な移動の方向に制約がある場合に比してユーザの希望する情報の確認を容易にできる。
請求項3記載の発明によれば、画像の循環的な移動が実行される特定の方向以外の方向へのユーザの指示を別の操作の受け付けに利用できる。
請求項4記載の発明によれば、移動の方向によって切り替え後の画像が異なることで切り替わり後の画像の予測性を高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、特定の操作を組み合わせることで画像の切り替えを効率的に実現できる。
請求項6記載の発明によれば、特定の画像に直接切り替えることができる。
請求項7記載の発明によれば、画像の切り替えに必要な移動の距離の予測が容易になる。
請求項8記載の発明によれば、画像の切り替えに必要な移動の距離の予測が容易になる。
請求項9記載の発明によれば、画像の切り替えの実行が近いことをユーザに知らせることができる。
請求項10記載の発明によれば、空気中に形成される複数の表示面が一列に配置されている場合には、表示の単位とする画像の切り替えにより、画像が表示される位置の入れ替えを実現できる。
請求項11記載の発明によれば、ユーザによる移動を指示する操作を用いて表示中の画像の全部を別の画像に切り替えられるようにできる。
請求項12記載の発明によれば、ユーザによる移動を指示する操作を用いて表示中の画像の全部を別の画像に切り替えられるようにできる。
請求項13記載の発明によれば、ユーザによる移動を指示する操作を用いて表示中の画像の全部を別の画像に切り替えられるようにできる。
請求項14記載の発明によれば、ユーザによる移動を指示する操作を用いて表示中の画像の全部を別の画像に切り替えられるようにできる。
請求項15記載の発明によれば、ユーザによる移動を指示する操作を用いて表示中の画像の全部を別の画像に切り替えられるようにできる。
請求項16記載の発明によれば、ユーザによる移動を指示する操作を用いて表示中の画像の全部を別の画像に切り替えられるようにできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1に係る情報処理装置の一例を説明する図である。(A)は情報処理装置の使用例を示し、(B)は情報処理装置を側方から見た図である。
図2】実施の形態1に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を説明する図である。
図3】プログラムの実行を通じてCPUが実現する機能構成の一例を説明する図である。
図4】実施の形態1における移動の距離の求め方を説明する図である。
図5】判定に用いる基準の一例を示す図表である。
図6】表示の単位を説明する図である。(A)は情報処理装置に対するユーザの操作を示し、(B)は表示の単位としての画像の例である。
図7】ユーザによる移動の操作に伴う画像の表示の位置の移動と次の画像への切り替えの例を説明する図である。(A)は情報処理装置に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図8】ユーザによる移動の操作に伴う画像の表示の位置の移動と前の画像への切り替えの例を説明する図である。(A)は情報処理装置に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図9】補助的な操作とともにユーザによる移動の操作が行われる場合における画像の表示の位置の移動と次の画像への切り替えの例を説明する図である。(A)は情報処理装置に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図10】補助的な操作とともにユーザによる移動の操作が行われる場合における画像の表示の位置の移動と前の画像への切り替えの例を説明する図である。(A)は情報処理装置に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図11】補助的な操作とともにユーザによる移動の操作が行われる場合における画像の表示の位置の移動と次の画像への切り替えの他の例を説明する図である。(A)は情報処理装置に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図12】補助的な操作とともにユーザによる移動の操作が行われる場合における画像の表示の位置の移動と前の画像への切り替えの他の例を説明する図である。(A)は情報処理装置に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図13】表示面を1回タップする操作が次の画像への表示の切り替えとして登録されている場合の動作例を説明する図である。(A)は情報処理装置に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図14】表示面を2回タップする操作が次の画像への表示の切り替えとして登録されている場合の動作例を説明する図である。(A)は情報処理装置に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図15】表示面のうち端部がある方向への移動の操作に伴う画像の表示の位置の移動と次の画像への切り替えの例を説明する図である。(A)は情報処理装置に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図16】表示面のうち端部がある方向への移動の操作に伴う画像の表示の位置の移動と前の画像への切り替えの例を説明する図である。(A)は情報処理装置に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図17】指先が動く方向の違いによって画像が循環的に移動される場合と画像が移動されない場合がある例を説明する図である。(A)及び(C)は情報処理装置に対するユーザの操作を示し、(B)及び(D)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図18】指先が動く方向の違いによって画像が循環的に移動される場合と画像が移動されない場合がある他の例を説明する図である。(A)及び(C)は情報処理装置に対するユーザの操作を示し、(B)及び(D)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図19】情報処理装置の本体が直方体形状であり、その外周面に4つの表示面が配置されている例を表している。(A)は情報処理装置を斜め上方から見た外観であり、(B)は情報処理装置を上方から見た外観である。
図20】情報処理装置の本体が球形状であり、その表面に表示面が配置されている例を表している。
図21】情報処理装置の本体が長方体形状であり、6面のうちの1つに矩形形状の表示面が配置されている例を表している。(A)はユーザの操作の方向が左右の場合を示し、(B)はユーザの操作の方向が上下の場合を示し、(C)はユーザの操作の方向が右斜め方向の場合を示す。
図22】画像の切り替えに伴って表示中の画像が徐々にフェードアウトし(薄くなり)、切り替え先の画像が徐々にフェードインする(濃くなる)例を説明する図である。
図23】空気中に空中画像を形成する情報処理装置の概略構成を説明する図である。(A)はユーザに最も近い位置の空中画像に対して画像の表示の位置の移動を指示する操作の様子を示し、(B)は画像の切り替えが実行された後の画像の表示を示す。
図24】表示デバイスから出力される光を専用の光学プレートを透過させることで空中画像を形成する空中画像形成装置の原理図である。(A)は各部材と空中画像との位置関係を示し、(B)は光学プレートの断面構造の一部を示す。
図25】空中画像として3次元像を形成する空中画像形成装置の原理図である。
図26】2面コーナーリフレクタを構成する微小な四角い穴を平面内に等間隔に配列した構造のマイクロミラーアレイを用いて空中画像を形成する空中画像形成装置の原理図である。(A)は各部材と空中画像との位置関係を示し、(B)はマイクロミラーアレイの一部分を拡大した図である。
図27】ビームスプリッタと再帰反射シートを使用する空中画像形成装置の原理図である。
図28】空中画像をプラズマ発光体の集合として形成する空中画像形成装置の原理図である。
図29】実施の形態7における印刷領域の設定の手法を説明する図である。(A)は円筒型の表示面に対する印刷領域の設定例を示し、(B)は印刷結果を示す。
図30】プログラムの実行を通じてCPUが実現する機能の一例を説明する図である。
図31】1つの端部が指定され、かつ、印刷の向きが左方向(時計回り)の場合を説明する図である。(A)はユーザの操作を示し、(B)は印刷結果を示す。
図32】2つの端部が指定され、かつ、印刷の向きが右方向(反時計回り)の場合を説明する図である。(A)はユーザの操作を示し、(B)は印刷結果を示す。
図33】印刷の向きが表示されている画像の内容に応じて定まる例を示す図である。(A)は文字が縦書きの場合の印刷の向きを示し、(B)は文字が横書きの場合の印刷の向きを示す。
図34】表示面の物理的な形状から表示上の領域の区別が可能な場合の印刷例を説明する図である。(A)は印刷の単位として管理される領域の例を示し、(B)は全ての領域が印刷の対象として選択された場合の印刷結果を示す。
図35】表示面の物理的な形状から表示上の領域の区別が可能な場合の他の印刷例を説明する図である。(A)は印刷の単位として管理される領域の例を示し、(B)は1つの領域が印刷の対象として選択された場合の印刷結果を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る情報処理装置1の一例を説明する図である。(A)は情報処理装置1の使用例を示し、(B)は情報処理装置1を側方から見た図である。
図1に示す情報処理装置1は、ユーザの腕5に装着されている。
本実施の形態の場合、情報処理装置1は、円筒形状の本体10の外周面に沿って表示面11を配置した構成を有している。図1における表示面11は、本体10の全周に沿って設けられている。すなわち、表示面11は、360°型の表示手段の一例である。換言すると、表示面11は曲面形状を有している。
図1では、円筒形状の本体10の回転軸に直交する面で表示面11を切断する場合における表示面11の円周の長さをL0と表している。
【0011】
本実施の形態における表示面11は、物理的にも360°連続しているが、360°の全てが表示面11である場合と同等の使い方が可能であれば、表示面11は複数の表示デバイスの集合体として構成されていてもよい。
本実施の形態における表示面11の最大表示領域は、円周方向については全周であり、幅方向については全幅である。すなわち、ユーザが視認可能な表示面11の全域が、情報の表示に用いられる領域の最大範囲となる。
以下の説明では、特に言及のない限り、表示領域は、表示面11の全域と一致する。
【0012】
本実施の形態の場合、表示面11は、有機EL(Electro Luminescence)パネル、液晶パネル等で構成される。図1の場合、表示面11には、天候、時間、心拍数、歩数等の情報、メール、電話等の機能ボタンが配置されている。
なお、表示面11には、静止画のみならず、動画像も表示される。
表示面11には、本体10に内蔵されている各種のセンサの出力値が表示されてもよいし、通信機能を通じて外部から受信した情報が表示されてもよいし、不図示の記憶デバイスから読み出された情報が表示されてもよい。
【0013】
本実施の形態の場合、本体10は、円筒形状に成形されている。もっとも、円周上の一部で本体10が分断され、分断された端部を開くことで本体10を腕5に取り付けたり、取り外したりできるように形成されていてもよい。また、端部には、不図示の留め具その他の結合手段が配置されていてもよい。また、本体10は、柔軟性を有する素材で形成された帯状の部材でもよい。
また、本実施の形態の場合、表示面11は、腕5に装着した状態で360°連続するように本体10に取り付けられているが、腕5に装着した状態で円周方向について表示面11が存在しない隙間が設けられてもよい。例えば表示面11は、円周方向について350°でもよいし、300°でもよいし、180°でもよいし、120°でもよい。
【0014】
図2は、実施の形態1に係る情報処理装置1のハードウェア構成の一例を説明する図である。
円筒形状の本体10には、プログラム(ファームウェアを含む)の実行を通じて装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)21と、BIOS(Basic Input Output System)やファームウェア等のプログラムを記憶するROM22と、プログラムの実行領域として使用されるRAM(Random Access Memory)23とが設けられている。
ここで、CPU21、ROM22、RAM23はコンピュータとして機能し、各種の情報処理を実行する。なお、ROM22は、不揮発性の半導体メモリによって構成される。
【0015】
この他、本体10は、表示面11(図1参照)を構成するタッチパネル24、測定の対象とする物理量を電気信号として出力するセンサ25、画像を撮像するカメラ26、光源としてのLED(Light Emitting Diode)27、外部機器との通信に使用される通信モジュール28等を有している。これらは、バス29を通じて接続されている。
タッチパネル24には、ユーザが操作する表示面11上の位置を検知する操作検知デバイスと、情報を表示する表示デバイスとが設けられている。表示デバイスには、例えば有機EL(Electro Luminescence)パネルや液晶パネルが用いられる。
【0016】
センサ25には、例えば温度センサ、気温センサ、体温センサ、脈拍センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、GPS(Global Positioning System)センサ、環境光センサ、近接センサ、指紋センサがある。加速度センサの出力は、例えば歩数の計測に用いられる。なお、センサ25は、例示したセンサデバイスの全てを用いる必要はなく、一部でもよい。
通信モジュール28は、例えばWiFi(登録商標)規格に準拠する無線信号を送受信するWiFi(Wireless Fidelity)モジュール、近距離無線通信規格の1つであるブルートゥース(登録商標)規格に準拠する無線信号を送受信するBluetoothモジュールを含む。
【0017】
図3は、プログラムの実行を通じてCPU21が実現する機能構成の一例を説明する図である。
ただし、図3に示す機能構成は、ユーザによる移動の指示に伴って、表示面11(図1参照)に表示されている画像を、その同一性を保ったまま画像全体の移動を受け付ける場合における画像の切り替え機能に限って示している。
ここで、表示されている画像の同一性が保たれる状態とは、表示面11内における画像の表示の位置が変化しても、表示されている画像の内容は移動がない場合と同じになる状態をいう。
【0018】
なお、表示面11上における表示の位置が固定されている画像は除かれる。換言すると、表示上の位置が固定されていない画像の全部が表示面11内における移動の対象となる。例えばスマートフォンやコンピュータのディスプレイの縁部に沿って配置されるアイコンや時刻の表示は、表示の位置が固定されている画像の一例である。なお、これらアイコンや時刻の表示の位置の変更は、同一性が保たれないので、本実施の形態にいう移動とは異なる。
【0019】
例えば表示面11に表示されている画像が静止画像の場合であれば、表示されている画像を構成する要素に過不足が生じない状態をいう。ここで、過不足が生じる状態とは、移動の前には存在しなかった要素が加わる状態や移動の前には存在した要素が無くなる状態をいう。
例えば表示面11に表示されている画像の一部が動画像の場合であれば、動画像の部分を除いて、表示されている画像を構成する要素に過不足が生じない状態をいう。
例えば表示面11に表示されている画像の全部が動画像の場合であれば、画像の表示の位置が変化しても、表示されている画像の内容は移動がない場合と同じになる状態をいう。
【0020】
なお、表示されている画像の同一性が保たれる状態には、表示面11のうちの特定の領域で画像が拡大されて表示される等のレイアウトの変更を伴う場合を含む。
換言すると、表示されている画像の同一性が保たれる移動とは、表示面11に表示されている画像の全部が移動の方向に循環的に又は回転するように表示の位置を変えることをいう。回転は、循環的な移動の一形態である。
【0021】
循環的とは、例えば表示面11のうち端部がある方向への移動が指示された場合(図1であれば、円筒の開口部の方向への移動の場合)に、一方の端部に位置する画像が表示面11の外側に消えると同時に他方の端部から出現する表示の形態をいう。
従って、電光掲示板のように、表示範囲を超える長さの文字列等がスクロール表示される例は、表示されている画像の同一性が保たれる移動には該当しない。
【0022】
また、オフィスソフトの文書作成ソフトの場合には、スライダーを操作した方向から新たな情報が画面内に出現され、反対側の端部に表示されていた情報は画面内から消えるため、表示されている画像の同一性が保たれる移動には該当しない。
本実施の形態において循環的な表示の機能が設けられているのは、円筒形状の表示面11ではユーザから物理的に見えない領域が存在するためである。ユーザは、円筒形状の表示面11に表示される画像の位置を円周方向に回転させることで、表示中の画像の全てを目視することができる。
本体10(図1参照)を腕5(図1参照)の周りで回転させてもよいが、本体10を腕5に対して回転できない場合もある。従って、本実施の形態のように、表示の位置だけを回転できる機能は、画像の全体を目視する上で有用である。
【0023】
図3に示すCPU21は、表示面11(図1参照)における画像の移動の距離が予め定めた閾値未満の間は表示が継続される画像(すなわち表示の単位)を管理する表示単位管理部31と、ユーザによる移動の操作を受け付ける移動操作受付部32と、ユーザによる移動の操作の方向を受け付ける移動方向受付部33と、方向別の移動の距離を検知する移動距離検知部34と、表示の単位である画像の切り替えを判定する表示単位切替判定部35と、判定の結果に基づいて表示の切り替えを実行する表示切替制御部36として機能する。
【0024】
本実施の形態の場合、表示の単位は、表示面11の最大表示領域に表示される画像であり、前述したように画像の切り替えの単位でもある。
なお、表示面11の最大表示領域のうちの一部が操作ボタン等のために確保されている場合には、表示の単位は、それらの領域を除く領域に表示される画像として規定される。
表示単位管理部31は、表示中の画像(表示の単位)と、切り替え後に表示される画像(表示の単位)との関係等を管理している。例えば次に表示する画像(表示の単位)、次の次に表示する画像(表示の単位)というように表示の順序に関する関係を管理する。
【0025】
なお、表示単位管理部31は、移動の向きに応じて、異なる関係を管理してもよい。例えば移動の方向別に異なる種類の表示の単位を割り当ててもよい。図1の例であれば、端部が存在しない方向(360°の回転が可能な方向)への移動の場合と、一対の端部が存在する方向(開口のある方向)への移動の場合とで異なる画像(表示の単位)の集まりを対応付けてもよい。
【0026】
移動操作受付部32は、タッチパネル24(図2参照)に対するユーザの操作のうち移動の指示とみなす操作の受け付けを実行する。
本実施の形態の場合、指先を特定の方向に弾くように移動させる動きも、指先を特定の方向にはらうように移動させる動きも、表示面11に接触したままスライドさせる動きも移動の指示とみなされる。
移動方向受付部33は、移動の指示として受け付けた際の操作の方向を移動の方向として受け付ける。図1の例であれば、情報処理装置1を腕5に装着した状態で表示面11に沿って時計回りへの移動か、表示面11に沿って反時計回りへの移動か、右側の開口の方向への移動か、左側の開口の方向への移動かなどである。
移動の方向には、斜めの方向への移動があってもよい。斜めの方向への移動は、端部が存在しない方向への移動と一対の端部が存在する方向への移動の2つの成分に分割してもよい。
【0027】
移動距離検知部34は、表示の単位とする画像が表示されたときの画面の表示面11内の位置を基準として、各方向への移動の距離を検知する。
図4は、実施の形態1における移動の距離の求め方を説明する図である。本実施の形態では、基準の位置に対して一方の方向への移動の距離を正(プラス)、反対の方向への移動の距離を負(マイナス)として時系列に発生する移動の操作の総和によって移動の方向と移動の距離を求める。
【0028】
図4の例では、右方向について距離L11の移動の操作が2回あるが、反対方向への距離L11の移動も1回あるので、最新の移動の距離は右方向への距離L11と検知される。
なお、図4では、移動を指示する操作の仕方によって移動の距離を区別していないが、指先を弾くように移動させる場合やはらうように移動させる場合には、移動の速度に応じて移動の距離を変更してもよい。
また、指先を表示面11(図1参照)に沿ってスライドさせる場合には、スライドした距離を移動の距離としてもよい。
【0029】
図3の説明に戻る。
表示単位切替判定部35は、特定の方向への移動の距離が画像(表示の単位)の切り替えの基準のいずれに該当するかを判定し、判定の結果を表示切替制御部36に与える。
表示切替制御部36は、判定の結果に対応付けられている表示を実行する。ここでの表示には、表示の単位とする画像の切り替えに限らず、表示の単位として表示中の画像の表示面11(図1参照)内における表示の位置の移動も含まれる。
表示切替制御部36は、表示面11に表示されている画像の全部を別の画像に切り替える切替手段の一例である。
【0030】
図5は、判定に用いる基準の一例を示す図表である。
図5には、方向別の移動の距離と補助的な操作の有無を組み合わせた8通りの基準が例示されている。
例えば基準1は、即時の移動の実行を指示する補助的な操作が無く、予め定めた方向(例えば反時計回り)への移動の距離が表示面11(図1参照)の円周の長さL0未満の場合である。移動の距離が基準1を満たす場合、表示切替制御部36は、現在の画像を維持したまま、反時計回りに画像が循環(回転)するように表示する。
【0031】
ここで、補助的な操作は、画面の移動を指示する操作とは別の操作であり、例えば不図示のボタン類の操作を含む。ボタン類には、本体10(図1参照)に設けられているハードキーでもよいし、画像の表示領域とは別に表示面11の一部に配置されているソフトキーでもよい。また、補助的な操作には、移動の指示との区別が可能であれば、ボタン類の操作を伴わなくてもよい。具体例については後述する。
補助的な操作が有る場合には、画像に対する移動の距離が長さL0に達する前でも画像の切り替えが実行される。
【0032】
基準2は、即時の移動の実行を指示する補助的な操作が無く、予め定めた方向(例えば反時計回り)への移動の距離が表示面11(図1参照)の円周の長さL0を超える場合である。移動の距離が基準2を満たす場合、表示切替制御部36は、次の画像に切り替える。
基準3は、即時の移動の実行を指示する補助的な操作が有り、予め定めた方向(例えば反時計回り)への移動の距離が長さL1(<L0)未満の場合である。
長さL1は、ユーザの指示する移動の方向の確認に必要な距離であればよい。従って、長さL1は、例えば中心角の1°に相当する長さでもよい。
長さL1は任意であるが、短いことで他の画像に切り替わるまでの移動を指示する操作が少なく済む。ただし、あまりに短いと、誤検知の可能性が増える。長さL1は、ユーザが個別に設定又は変更できることが望ましい。
移動の距離が基準3を満たす場合、表示切替制御部36は、現在の画像を維持したまま、例えば反時計回りに画像が循環(回転)するように表示する。
【0033】
基準4は、即時の移動の実行を指示する補助的な操作が有り、予め定めた方向(例えば反時計回り)への移動の距離が長さL1(<L0)を超える場合である。この場合、表示切替制御部36は、距離L1の超過が確認される度に次の画像に切り替える。この切り替えにより、短時間のうちに目的とする画像にたどり着くことができる。
なお、補助的な操作と移動の指示とを組み合わせるのではなく、ポップアップ表示された切り替え対象の画像を一覧的に表示する小画面(いわゆるウィンドウ)内で対象とする画像を直接選択してもよい。また、何個先にある画像を選択するかを数字によって指定してもよい。
【0034】
基準5は、即時の移動の実行を指示する補助的な操作が無く、予め定めた方向(例えば時計回り)への移動の距離が表示面11の円周の長さL0未満の場合である。移動の距離が基準5を満たす場合、表示切替制御部36は、現在の画像を維持したまま、例えば時計回りに画像が循環(回転)するように表示する。
基準6は、即時の移動の実行を指示する補助的な操作が無く、予め定めた方向(例えば時計回り)への移動の距離が表示面11の円周の長さL0を超える場合である。移動の距離が基準6を満たす場合、表示切替制御部36は、前の画像に切り替える。
基準7は、即時の移動の実行を指示する補助的な操作が有り、予め定めた方向(例えば時計回り)への移動の距離が長さL1(<L0)未満の場合である。移動の距離が基準7を満たす場合、表示切替制御部36は、現在の画像を維持したまま、例えば時計回りに画像が循環(回転)するように表示する。
基準8は、即時の移動の実行を指示する補助的な操作が有り、予め定めた方向(例えば時計回り)への移動の距離が長さL1(<L0)を超える場合である。この場合、表示切替制御部36は、距離L1の超過が確認される度に前の画像に切り替える。
【0035】
<表示例>
以下では、前述した機能を用いた画像の移動及び切り替えについて説明する。
<表示の単位の説明>
図6は、表示の単位を説明する図である。(A)は情報処理装置1に対するユーザの操作を示し、(B)は表示の単位としての画像の例である。
図6では、表示面11の円周面に沿うように右方向(反時計回り)に指先6が動かされている。図6では、指先6の移動の方向を矢印で示している。
図6における動きの方向は円周方向である。このため、表示面11に表示されている表示の単位としての画像は、指示された距離だけ右方向(反時計回り)に表示の位置を移動する。
【0036】
図6の場合、表示の単位として、3つの画像を例示している。図6では、表示の単位をページとして管理する。
図6では、作図上の都合で、表示面11の全周に亘って表示される画像を下向きの三角形の印で示す基準の位置で切り開いて表示している。このため、(B)の各時点の表示例では両端に同じ印が描かれている。
ページ1は、円周方向に沿って配置される文字列「ABCDEFGHIJKLMNOP」で構成される。
ページ2は、円周方向に沿って配置される文字列「QRSTUVWXYZ012」で構成される。
ページ3は、円周方向に沿って配置される文字列「3456789101112」で構成される。
現在の表示の単位はページ2である。ページ2に対して前のページはページ1であり、次のページはページ3である。
【0037】
<表示例1>
図7は、ユーザによる移動の操作に伴う画像の表示の位置の移動と次の画像への切り替えの例を説明する図である。(A)は情報処理装置1に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図7の場合も、基準の位置を、下向きの三角形の印で表している。
時点T1は、表示の単位としてのページ2が表示されている。この時点は、ユーザによる移動の指示の前である。この場合、左側の基準の位置から右方向(反時計回り)に文字列「QRSTUVWXYZ012」が配置されている。
時点T2は、ユーザが右方向(反時計回り)に指先6を動かした後の表示面11上の文字列の配置を示している。図7の場合、時点T1に対し、画像の表示の位置が右方向に5文字分移動されている。このため、表示面11には、左側の基準の位置から右方向に、文字列「YZ012QRSTUVWX」が配置されている。
【0038】
時点T3は、更に、ユーザが右方向(反時計回り)に指先6を動かした後の表示面11上の文字列の配置を示している。図7の場合、時点T2に対し、画像の表示の位置が右方向に7文字分移動されている。このため、表示面11には、左側の基準の位置から右方向に文字列「RSTUVWXYZ012Q」が配置されている。
すなわち、時点T1では、左側の基準の位置から見て右方向(反時計回り)の先頭に位置していた文字「Q」が、時点T3では最後列に位置している。
この状態で、更に、ユーザが右方向(反時計回り)に指先6を動かすと、右方向へのページ2の回転的な移動の距離が円周の長さL0を超える。
時点T4は、表示面11に表示される画像がページ2からページ3に切り替わった後の文字列の配置を表している。
【0039】
このように、ユーザの操作に伴う右方向(反時計回り)への画像の移動の距離がL0未満の間は、表示の単位であるページ2が表示面11に沿って操作の方向に移動するだけであるが、表示の位置が1周すると、次のページ(すなわちページ3)に切り替わる表示が実現される。
表示面11が環状である図7の場合、画像の切り替えの判定の閾値として円周の長さL0を用いている。長さL0は、表示面11を一周する距離である。
もっとも、閾値として用いる長さはL0の半分(すなわちL0/2)でもよいし、L0の3分の1(すなわちL0/3)でもよい。
【0040】
<表示例2>
図8は、ユーザによる移動の操作に伴う画像の表示の位置の移動と前の画像への切り替えの例を説明する図である。(A)は情報処理装置1に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図8の場合も、基準の位置を、下向きの三角形の印で表している。
【0041】
時点T1で表示されている画像は表示例1(図7参照)と同じである。すなわち、表示の単位としてのページ2が表示面11に表示されている。また、左側の基準の位置から右方向(反時計回り)に文字列「QRSTUVWXYZ012」が配置されている。
時点T2は、ユーザが左方向(時計回り)に指先6を動かした後の表示面11上の文字列の配置を示している。図8の場合、時点T1に対し、画像の表示の位置が左方向に4文字分移動されている。このため、表示面11には、左側の基準の位置から右方向に文字列「UVWXYZ012QRST」が配置されている。
【0042】
時点T3は、更に、ユーザが左方向(時計回り)に指先6を動かした後の表示面11上の文字列の配置を示している。図8の場合、時点T2に対し、画像の表示の位置が左方向に8文字分移動されている。このため、表示面11には、左側の基準の位置から右方向に文字列「2QRSTUVWXYZ01」が配置されている。
すなわち、時点T1では、左側の基準の位置から見て右方向(反時計回り)の先頭に位置していた文字「Q」が、時点T3では先頭から2番目に位置している。
この状態で、更に、ユーザが左方向(時計回り)に指先6を動かすと、左方向へのページ2の回転的な移動の距離が円周の長さL0を超える。
時点T4は、表示面11に表示される画像がページ2からページ1に切り替わった後の文字列の配置を表している。
【0043】
このように、ユーザの操作に伴う左方向(時計回り)への画像の移動の距離がL0未満の間は、表示の単位であるページ2が表示面11に沿って操作の方向に移動するだけであるが、表示の位置が1周すると、前のページ(すなわちページ1)に切り替わる表示が実現される。
図8の場合も、画像の切り替えの判定の閾値として円周の長さL0を用いているが、閾値として用いる長さはL0の半分(すなわちL0/2)でもよいし、L0の3分の1(すなわちL0/3)でもよい。
なお、移動の向きによって、判定に用いる距離の長さが異なってもよい。すなわち、右方向(反時計回り)については移動の距離がL0を超えることで次のページの画像が切り替わっているが、左方向(時計回り)については移動の距離がL0/2を超えることで前のページの画像に切り替わってもよい。
【0044】
<表示例3>
図9は、補助的な操作とともにユーザによる移動の操作が行われる場合における画像の表示の位置の移動と次の画像への切り替えの例を説明する図である。(A)は情報処理装置1に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図9の場合も、基準の位置を、下向きの三角形の印で表している。
図9の場合には、本体10の一部分に配置された物理キー12を親指で押しながら指先6を右方向(反時計回り)に移動する例を表している。
補助的な操作を伴う場合、画像の切り替えの判定の基準となる移動の距離は長さL1(<L0)に変更される。
【0045】
図9の場合も、時点T1は、表示の単位としてのページ2が表示されている。
時点T2は、ユーザが右方向(反時計回り)に指先6を動かした後の表示面11上の文字列の配置を示している。図9の場合、左側の基準の位置から右方向に1文字移動している。このため、文字列は左側の基準の位置から右方向(反時計回り)に「2QRSTUVWXYZ01」に変化している。
図9の場合、1文字分の移動は、長さL1未満である。
【0046】
時点T3は、更に、ユーザが右方向(反時計回り)に指先6を動かした後の表示面11上の文字列の配置を示している。時点T3では、右方向(反時計回り)への移動の距離が、判定用の閾値である長さL1を超えている。
このため、表示面11上に表示される画像は、ページ2からページ3に切り替わっている。
時点T4は、ユーザが右方向(反時計回り)に更に指先6を動かすことで、移動の距離が長さL1を超えた場合を表している。このため、表示面11上に表示される画像は、ページ3からページ4に切り替わっている。
ページ4は、記号で構成される文字列を画像の内容とする。
【0047】
このように、ユーザの操作に伴う右方向(反時計回り)への画像の移動の距離が長さL1未満の間は、表示の単位であるページ2が表示面11に沿って操作の方向に移動するだけであるが、表示面11上における移動の距離が長さL1を超えると、次のページ(すなわちページ3)に切り替わる表示が実現される。その後、更に、表示面11上における移動の距離が長さL1を超えると、次のページ(すなわちページ4)に切り替わる表示が実現される。
このように、補助的な操作を組み合わせることで、少ない移動の距離で画像の切り替えを実現できる。
【0048】
<表示例4>
図10は、補助的な操作とともにユーザによる移動の操作が行われる場合における画像の表示の位置の移動と前の画像への切り替えの例を説明する図である。(A)は情報処理装置1に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図10の場合も、基準の位置を、下向きの三角形の印で表している。
図10の場合も、本体10の一部分に配置された物理キー12を親指で押す点では表示例3と共通する。ただし、表示例4では、指先6を左方向(時計回り)に移動している。
【0049】
図10の場合も、補助的な操作を行いながら時点T1は、表示の単位としてのページ2が表示されている。
時点T2は、ユーザが左方向(時計回り)に指先6を動かした後の表示面11上の文字列の配置を示している。図10の場合、左側の基準の位置から左方向に1文字移動している。このため、文字列は左側の基準の位置から右方向(反時計回り)に「RSTUVWXYZ012Q」に変化している。
図10の場合も、1文字分の移動は、長さL1未満である。
【0050】
時点T3は、更に、ユーザが左方向(時計回り)に指先6を動かした後の表示面11上の文字列の配置を示している。時点T3では、左方向(時計回り)への移動の距離が、判定用の閾値である長さL1を超えている。
このため、表示面11上に表示される画像は、ページ2からページ1に切り替わっている。
【0051】
このように、ユーザの操作に伴う左方向(時計回り)への画像の移動の距離が長さL1未満の間は、表示の単位であるページ2が表示面11に沿って操作の方向に移動するだけであるが、表示面11上における移動の距離が長さL1を超えると、前のページ(すなわちページ1)に切り替わる表示が実現される。
このように、補助的な操作を組み合わせることで、少ない移動の距離で画像の切り替えを実現できる。
【0052】
<表示例5>
図11は、補助的な操作とともにユーザによる移動の操作が行われる場合における画像の表示の位置の移動と次の画像への切り替えの他の例を説明する図である。(A)は情報処理装置1に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
この表示例では、2つの指先6A、6Bを用いる移動の指示を、補助的な操作として受け付ける。図11では、人差し指の指先6Bと中指の指先6Aとを右方向(反時計回り)に移動している。なお、移動の指示に用いる指は、人差し指と中指の組み合わせに限らない。
【0053】
図11の場合も、基準の位置を、下向きの三角形の印で表している。
2つの指先6A、6Bが表示面11に接触し、かつ、その指先が表示面11に沿って移動された場合、移動操作受付部32(図3参照)は、補助的な操作を伴う移動の指示として受け付ける。
この受け付けにより、画像の切り替え判定用の基準として長さL1が設定される。
以後の画像の切り替えは、表示例3(図9参照)と同じになる。
【0054】
<表示例6>
図12は、補助的な操作とともにユーザによる移動の操作が行われる場合における画像の表示の位置の移動と前の画像への切り替えの他の例を説明する図である。(A)は情報処理装置1に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
この表示例の場合も、2つの指先6A、6Bを用いる移動の指示を、補助的な操作として受け付けている。図12では、人差し指の指先6Bと中指の指先6Aとを、表示例5とは反対の左方向(時計回り)に移動している。
【0055】
図12の場合も、基準の位置を、下向きの三角形の印で表している。
2つの指先6A、6Bが表示面11に接触し、かつ、その指先が表示面11に沿って移動された場合、移動操作受付部32(図3参照)は、補助的な操作を伴う移動の指示として受け付ける。
この受け付けにより、画像の切り替え判定用の基準として長さL1が設定される。
以後の画像の切り替えは、表示例4(図10参照)と同じになる。
【0056】
<表示例7>
ここでは、表示されている画像の切り替えの指示をより簡略化する例を説明する。
図13は、表示面11を1回タップする操作が次の画像への表示の切り替えとして登録されている場合の動作例を説明する図である。(A)は情報処理装置1に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図13の場合も、操作を受け付ける前の初期画面をページ2とする。この表示例の場合、ユーザによる表示面11のタップの操作のたびに画像は、ページ3、ページ4に切り替わっている。
なお、タップが検知された時点で、何ページ先に進むか、どのページに移動するか等を受け付ける画面が表示されてもよい。
【0057】
<表示例8>
図14は、表示面11を2回タップ(すなわちダブルタップ)する操作が次の画像への表示の切り替えとして登録されている場合の動作例を説明する図である。(A)は情報処理装置1に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図14の場合も、操作を受け付ける前の初期画面をページ2とする。この表示例の場合、ユーザによる表示面11のダブルタップの操作により、画像はページ1に切り替わる。
なお、ダブルタップが検知された時点で、何ページ前に進むか、どのページに移動するか等を受け付ける画面が表示されてもよい。
【0058】
<表示例9>
図15は、表示面11のうち端部がある方向への移動の操作に伴う画像の表示の位置の移動と次の画像への切り替えの例を説明する図である。(A)は情報処理装置1に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図15の場合、情報処理装置1は、ユーザの指先6の上方向への移動を次の画像への切り替えの指示として受け付ける。図15に示す配置の場合、上方と下方には本体10の開口が位置するので、表示面11には端部が存在する。
【0059】
図15の例では、表示面11に沿って指先6を上方に動かすと、表示中のページ2の上方への移動の距離が表示面11の幅LW未満の間、画像の同一性が保たれたまま表示の位置が循環的に移動する。
図15の例では、移動の距離が幅LW未満の間、ページ2の表示が維持されている。具体的には、文字列「QRSTUVWXYZ012」が表示される位置が、時点T1では中段、時点T2では上段、時点T3では下段に移動している。
図15の例では、指先6による上方への移動の距離が幅LWを超えた時点T4においてページ3に切り替わっている。
【0060】
<表示例10>
図16は、表示面11のうち端部がある方向への移動の操作に伴う画像の表示の位置の移動と前の画像への切り替えの例を説明する図である。(A)は情報処理装置1に対するユーザの操作を示し、(B)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
図16の場合、情報処理装置1は、ユーザの指先6の下方向への移動を前の画像への切り替えの指示として受け付ける。
【0061】
図16の例では、表示面11に沿って指先6を下方に動かすと、表示中のページ2の下方への移動の距離が表示面11の幅LW未満の間、画像の同一性が保たれたまま表示の位置が循環的に移動する。
図16の例では、移動の距離が幅LW未満の間、ページ2の表示が維持されている。具体的には、文字列「QRSTUVWXYZ012」が表示される位置が、時点T1では中段、時点T2では下段、時点T3では上段に移動している。
図16の例では、指先6による下方への移動の距離が幅LWを超えた時点T4においてページ1に切り替わっている。
【0062】
<表示例11>
前述の表示例では、移動の指示の方向にかかわらず、表示面11上に表示される画像の位置が循環的に移動される例を表しているが、循環的な移動として受け付けられる向きを特定の方向に限定してもよい。
図17は、指先6が動く方向の違いによって画像が循環的に移動される場合と画像が移動されない場合がある例を説明する図である。(A)及び(C)は情報処理装置1に対するユーザの操作を示し、(B)及び(D)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
この表示例の場合、ユーザの指先6が動く方向が右方向(反時計回り)であると、表示例1(図7参照)と同じ変化が表示面11に現れているのに対し、指先6が動く方向が上方向であると、表示面11に表示される画像に表示の位置の移動が現れていない。
図17の場合には、画像の移動を円周方向に限定しているためである。
【0063】
<表示例12>
図18は、指先6が動く方向の違いによって画像が循環的に移動される場合と画像が移動されない場合がある他の例を説明する図である。(A)及び(C)は情報処理装置1に対するユーザの操作を示し、(B)及び(D)は移動の操作に伴う画像の表示の変遷を示す。
この表示例の場合、ユーザの指先6が動く方向が左方向(時計回り)であると、表示例2(図8参照)と同じ変化が表示面11に現れているのに対し、指先6が動く方向が下方向であると、表示面11に表示される画像に表示の位置の移動が現れていない。
図18の場合も、画像の移動を円周方向に限定しているためである。
【0064】
<実施の形態2>
前述の実施の形態1においては、情報処理装置1(図1参照)の本体10(図1参照)が円筒形状を有し、表示面11(図1参照)が円周面に沿って360°連続している場合について説明したが、情報処理装置1の本体10の形状は円筒形状に限らない。
図19は、情報処理装置1Aの本体10Aが直方体形状であり、その外周面に4つの表示面11Aが環状に配置されている例を表している。(A)は情報処理装置1Aを斜め上方から見た外観であり、(B)は情報処理装置1Aを上方から見た外観である。
【0065】
本実施の形態の場合、平面型の4つの表示面11Aが環状に配列されている点を除き、実質的には、実施の形態1における単一の表示面11(図1参照)と同様の使い方が可能である。すなわち、単一の表示面11(図1参照)に表示されている画像を、4つの表示面11Aに分割して表示する使い方が可能である。
もっとも、ユーザの選択により、4つの表示面11Aをそれぞれ独立した表示デバイスとして使用し、他の表示面11Aと連動して画像の表示が変化しないようにしてもよい。もっとも、他の表示面11Aの画像の表示と連動しないのは一部だけとしてもよい。
【0066】
<実施の形態3>
前述の実施の形態では、一方向について360°連続した画像の表示が可能な形態を例示したが、ここでは任意の方向について360°連続した画像の表示が可能な場合を説明する。
図20は、情報処理装置1Bの本体10Bが球形状であり、その表面に表示面11Bが配置されている例を表している。
【0067】
図20に示す矢印は、ユーザによる指先6の動きを表している。球形状の表示面11Bの場合、ユーザは任意の方向に表示面11Bに表示されている画像を移動させることが可能である。
この実施の形態の場合、移動の指示の方向が同じであれば、移動の指示の際に指先6が接触した位置の違いは問わない。また、球形状の場合、移動の方向を厳密に区別すると、わずかな移動の方向の違いが区別され、いつまで経っても画像が切り替わらない可能性がある。
このため、この実施の形態では、移動の方向にある程度の幅(又は範囲)をもたせ、ユーザの指示による移動の距離を管理してもよい。また、移動の方向を経度方向と緯度方向の2方向に分割し、各方向別に移動の距離を管理してもよい。
【0068】
図20に示す情報処理装置1Bは、ガラスやプラスチック樹脂などを成形した透明度の高い球面形状の表示面11Bと、画像処理装置40とを有している。
ここでの画像処理装置40は、プログラム(基本ソフトウェアを含む)の実行を通じて装置全体を制御するCPUと、BIOSや基本ソフトウェア等のプログラムを記憶するROMと、プログラムの実行領域として使用されるRAMと、外部機器との通信に使用される通信モジュールと、を有している。
画像処理装置40は、通信モジュールを通じ、表示面11Bに画像を表示する。もっとも、画像処理装置40は、表示面11Bの内部などに設けられていてもよい。
【0069】
球面形状の表示面11Bに画像を表示する手法には、例えば球面の内側から画像を投影する手法、球面の外側から画像を投影する手法、球面の全体に配置したLEDを点灯させて画像を表示する手法、LEDを配列した環状の枠体を球体の内部で高速に回転させ、光の残像を視認させる手法を用いてもよい。
図20に示す表示面11Bには、ユーザの指先6が接した位置を検知する機能も設けられている。もっとも、ユーザの指先6の動きは、表示面11Bを撮像するカメラの画像から認識してもよい。
図20に示すように、表示面11Bと画像処理装置40とが分離された構成の情報処理装置1Bは、情報処理システムの一例である。
【0070】
<実施の形態4>
前述の実施の形態では、少なくとも1つの方向について360°連続した画像の表示が可能な形態を例示したが、本実施の形態では、表示面11の全周について外縁(端部)が存在する場合を説明する。
図21は、情報処理装置1Cの本体10Cが長方体形状であり、6面のうちの1つに矩形形状の表示面11Cが配置されている例を表している。(A)はユーザの操作の方向が左右の場合を示し、(B)はユーザの操作の方向が上下の場合を示し、(C)はユーザの操作の方向が右斜め方向の場合を示す。
【0071】
この種の情報処理装置1Cには、例えばタブレット端末、スマートフォン、いわゆるモニタ等がある。
情報処理装置1Cの筐体(すなわち、表示面11)は、1又は複数の形状に変形可能でもよい。換言すると、情報処理装置1Cは、いわゆるフレキシブルディスプレイでもよい。
例えば情報処理装置1Cが帯形状のいわゆるフレキシブルディスプレイの場合、情報処理装置1Cを円筒形状に丸めて使用してもよい。
【0072】
図21では、移動の操作に伴う画像の表示の変遷を描画していないが、水平方向、上下方向、右斜め方向のいずれに対しても表示中の画像が循環的に表示の位置を変えながら移動し、各方向について予め定めた距離を超えると画像が切り替わる。
平面形状の表示面11Cの場合には、曲面形状の表示面11(図1参照)のような物理的な死角は生じにくいが、注目する部分の画像を表示面11Cの中央付近等の見やすい領域に移動させたい場合もある。
【0073】
例えば右方向への画像の移動の距離が長さL21を超えると次ページの画像に切り替わり、左方向への画像の移動が長さL21を超えると前ページの画像に切り替わる。
例えば上方向への画像の移動の距離が長さL22を超えると次ページの画像に切り替わり、下方向への画像の移動が長さL22を超えると前ページの画像に切り替わる。
例えば右斜め上への画像の移動の距離が長さL23を超えると次ページの画像に切り替わり、左斜め下への画像の移動が長さL23を超えると前ページの画像に切り替わる。
なお、図17に示したように、画像の表示の位置が循環的に移動するのを特定の向きに限定することも可能である。
【0074】
<実施の形態5>
前述の実施の形態では、ユーザの指示による画像の移動の距離が予め定めた距離を超えると、表示中の画像から別の画像に即座に切り替わる例を説明した。
前述の実施の形態の場合、ユーザは、表示面11(図1参照)に表示されている画像を構成する要素の表示の位置から画像の切り替えが近いことを推測するしかない。
本実施の形態では、画像の切り替えが近いことをユーザに知らせる表示の手法の一例を説明する。
【0075】
図22は、画像の切り替えに伴って表示中の画像が徐々にフェードアウトし(薄くなり)、切り替え先の画像が徐々にフェードインする(濃くなる)例を説明する図である。
なお、図22は、表示例1(図7参照)のように、指先6(図7参照)を右方向(反時計回り)に動かして表示面11内における画像の表示の位置を回転させる例を表している。
図22における画像の切り替えは、ページ1からページ2への切り替えである。
時点T1は、ページ1からページ2への切り替え位置が近づいている状態を表している。図22の場合、下向きの三角形で示す左側の基準の位置から右方向(反時計回り)に文字列「BCDEFGHIJKLMNOPA」が表示されている。この表示は、残り1文字分の右方向(反時計回り)への移動で、画像の切り替わりが実行される場合に現れる。
【0076】
時点T2では、ページ1の画像の内容が時点T1よりも更に右方向に移動するとともに、画像のフェードアウトが始まっている。このため、画像の濃度(又は輝度)が低下している。
さらに、ユーザの移動の指示が継続した時点T3では、ページ1の表示がなくなり、ページ2のフェードインが開始している。時点T2と時点T3との間では、ページ1とページ2が混在する画像を表示してもよい。
この時点T1から時点T4までの画像の濃度(又は輝度)の変化からも、ユーザは、画像の切り替えが近づいていることを知ることができる。
【0077】
<実施の形態6>
前述の実施の形態では、表示面がいずれも物理的に存在していたが、表示面は空気中に光学的に形成されてもよい。
図23は、空気中に空中画像110を形成する情報処理装置1Dの概略構成を説明する図である。情報処理装置1Dは、情報処理システムの一例でもある。(A)はユーザに最も近い位置の空中画像110に対して画像の表示の位置の移動を指示する操作の様子を示し、(B)は画像の切り替えが実行された後の画像の表示を示す。
本実施の形態において、空中画像110とは、物体からの反射光と同等の光の状態を再現するように空気中に形成される像をいう。
空中画像110は、空気中に浮かぶように形成されるので、人120は、空中画像110を通り抜けることも可能である。
【0078】
空中画像110には、例えば案内用の画面や広告用の画面が表示される。また例えば空中画像110には、人120の操作に応じて表示の内容が変化する操作用の画面が表示される。言うまでもなく、これらの画面は、表示の一例である。
なお、空中画像110には、静止画像だけでなく、動画像が表示されることもある。
また、各実施の形態では、矩形形状の全体を空中画像110として表現するが、空中画像110の外縁を規定する形状は矩形に限らず、任意でよい。例えば物体(オブジェクト)の像が形成される空間を、空中画像110が形成される空間の全てとしてもよい。例えば操作用のボタンの像、人の像、動物の像、製品の像、果物の像なども、ここでの空中画像110の一例である。図23では、空中画像110が平面形状であるが、曲面、球体、立方体などの立体的な形状でもよい。
【0079】
空中画像110は、単独で配置される場合もあるが、1つの空間内に複数を配置する場合もある。図23では、平面形状の3つの空中画像110A、110B、110Cが、人120に対して奥行き方向に順番に配置されている。
図23の場合、空中画像110Aは、「AAAA/AAAA/AAAA/AAAA」で構成される。ここでの斜め線(スラッシュ)は、改行を表している。空中画像110B及び110Cについても同じである。なお、空中画像110Bは、「BBBB/BBBB/BBBB/BBBB」で構成され、空中画像110Cは、「CCCC/CCCC/CCCC/CCCC」で構成される。
【0080】
図23の例では、空中画像110A、110B、110Cが、隣り合うどうしで、予め定めた距離を隔てて対面するように配置されている。
このような配置は、例えば空中画像110Aに1ページ目、空中画像110Bに2ページ目、空中画像110Cに3ページ目を表示する場合に用いられる。
図23の場合、ユーザの移動の指示に伴い次ページの画像に切り替えが実行される例を表している。このため、最前列に位置する空中画像110Aに表示されていた1ページ目は最後列に移動し、代わりに、最前列に位置する空中画像110Aには2ページ目が表示されている。すなわち、空中画像110A、110B、110Cに表示される画像の内容が、奥側から1ページずつ前方に移動している。ここでの1ページ目の最後列への移動は、奥側への移動の一例である。
【0081】
なお、ユーザによる移動の指示の方向が逆方向の場合には、最後列に位置する空中画像110Cに表示されていた3ページ目の画像が最前列に位置する空中画像110Aに表示される。
この場合、最前列に位置する空中画像110Aに表示されていた1ページ目は1つ奥側の空中画像110Bへと移動し、空中画像110Bに表示されていた2ページ目は最後列の空中画像110Cへと移動する。すなわち、1ページずつ奥側に移動する。ここでの1ページ目の空中画像110Bへの移動も、奥側への移動の一例である。
もっとも、複数の空中画像110を、人120から見て奥行き方向に配置する例は、文書を構成する個別のページを配列する場合に限らない。例えば図形の配列や層構造を有する表現にも使用される。
【0082】
図23に示す情報処理装置1Dは、空気中に空中画像110を形成する空中画像形成装置101と、空中画像形成装置101による空中画像110の形成を制御する像制御装置102と、人120の空中画像110に対する操作を撮像の対象とする不図示の撮像カメラと、人120の音声を電気信号に変換する不図示のマイクロフォンとを有している。
図23の場合、空中画像形成装置101が空中画像110A、110B、110Cを形成しているが、それぞれ専用の空中画像形成装置101を別に用意してもよい。
空中画像形成装置101は像形成手段の一例である。
【0083】
像制御装置102は、人120の操作の内容を特定し、空中画像110A、110B及び110Cの形成を制御する。ここで、像制御装置102は、撮像カメラから入力される画像を認識する技術(画像認識)やマイクロフォンから入力される音声を認識する技術(音声認識)を使用して、操作の内容を特定する。
例えば像制御装置102は、人120の手や指の動きを解析して、操作の対象とする空中画像の特定や特定された空中画像に対する操作の内容を特定する。
もっとも、像制御装置102は、端末(例えばリモートコントローラ)から通知される信号の受信を通じて、操作の内容を特定してもよい。
ここでの像制御装置102は、制御手段の一例である。なお、像制御装置102は、情報処理装置の一例でもある。
【0084】
不図示の撮像カメラは、例えば人の手や指先の動きを撮像できる位置に配置される。もっとも、撮像カメラは、人120の顔を撮像の範囲に含めてもよい。顔が撮像されていれば、表情や視線の方向から操作の内容を特定することもできる。
なお、撮像カメラの台数は1台でも複数台でもよい。複数台の撮像カメラは、取り付け位置や撮像の方向が異なっていてもよい。取り付け位置や撮像の方向が異なることで、死角が少なくなり、人120の操作の検知や特定の制度を高めることが可能である。なお、撮像カメラに代えて、各種のセンサを使用してもよい。例えばユーザの手や指が赤外光を遮る位置や動きの方向を検知するセンサを用いてもよい。撮像カメラやセンサは、検知手段の一例である。
不図示のマイクロフォンは、人120が音声により、操作の内容を指示する場合に使用される。マイクロフォンも、検知手段の一例である。
【0085】
以下では、空中画像110の形成原理について説明する。
図24は、表示デバイス141から出力される光を専用の光学プレート142を透過させることで空中画像110を形成する空中画像形成装置101Aの原理図である。(A)は各部材と空中画像110との位置関係を示し、(B)は光学プレート142の断面構造の一部を示す。ここでの表示デバイス141と光学プレート142は、光学部品の一例である。
光学プレート142は、壁面を鏡として使用する短冊状のガラス142Aを配列したプレートと、ガラス142Aに対して直交する向きに短冊状のガラス142Bを配列したプレートを上下に重ねた構造を有する。
光学プレート142は、表示デバイス141から出力される光を短冊状のガラス142A及び142Bで2回反射して空気中で結像させることで、表示デバイス141に表示されている画像を空気中に再現する。なお、表示デバイス141と光学プレート142の距離と、光学プレート142と空中画像110の距離は同じである。また、表示デバイス141に表示される画像の寸法と空中画像110の寸法は同じである。
【0086】
図25は、空中画像110として3次元像を形成する空中画像形成装置101Bの原理図である。空中画像形成装置101Bは、実際の物体143の表面で反射された光をリング型の光学プレート142を2回透過させることで3次元像(空中画像110)を空気中に再現する。なお、光学プレート142を直列に配置する必要はない。
【0087】
図26は、2面コーナーリフレクタを構成する微小な四角い穴144Aを平面内に等間隔に配列した構造のマイクロミラーアレイ144を用いて空中画像110を形成する空中画像形成装置101Cの原理図である。(A)は各部材と空中画像110との位置関係を示し、(B)はマイクロミラーアレイ144の一部分を拡大した図である。1つの穴144Aは、例えば100μm角で形成される。ここでのマイクロミラーアレイ144は、光学部品の一例である。
【0088】
図27は、ビームスプリッタ146と再帰反射シート147を使用する空中画像形成装置101Dの原理図である。ここで、ビームスプリッタ146は、表示デバイス145の表示面に対して45°の角度で配置されている。また、再帰反射シート147は、ビームスプリッタ146による表示画像の反射方向に、表示デバイス145の表示面に対して90°の角度に配置されている。表示デバイス145、ビームスプリッタ146、再帰反射シート147は、光学部品の一例である。
空中画像形成装置101Dの場合、表示デバイス145から出力される光は、ビームスプリッタ146によって再帰反射シート147の方向に反射され、次に再帰反射シート147で再帰反射され、ビームスプリッタ146を透過して空中で結像される。光が結像する位置に空中画像110が形成される。
【0089】
図28は、空中画像110をプラズマ発光体の集合として形成する空中画像形成装置101Eの原理図である。
空中画像形成装置101Eの場合、赤外パルスレーザ148がパルス状のレーザ光を出力し、XYZスキャナ149がパルス状のレーザ光を空気中で集光する。このとき、焦点近傍の気体が瞬間的にプラズマ化し、発光する。パルス周波数は、例えば100Hz以下であり、パルス発光時間は、例えばナノ秒オーダである。ここでの赤外パルスレーザ148とXYZスキャナ149は、光学部品の一例である。
【0090】
<実施の形態7>
以下では、表示面11が、少なくとも1方向について360°連続している場合における画像の印刷を支援する技術について説明する。
昨今における表示技術の進歩に伴い、例えば円筒形状の表示デバイスや球面形状の表示デバイスにより、360°連続した画像の表示が実用化されている。また、360°連続した画像を撮像できるカメラも存在する。一方で、360°連続した画像を用紙に印刷する技術は実用化されていない。
そこで、本実施の形態では、少なくとも一方向について環状に連続する表示面を有する表示デバイスに画像が環状に表示されている場合における印刷用の端部を設定するための技術を提案する。
【0091】
図29は、実施の形態7における印刷領域の設定の手法を説明する図である。(A)は円筒型の表示面11に対する印刷領域の設定例を示し、(B)は印刷結果を示す。
図29における情報処理装置1Eは、実施の形態1における情報処理装置1(図1参照)と同じである。
本実施の形態の場合も、位置の指定のために、円筒形状の表示面11に沿うように指先6を移動させる点で実施の形態1と共通する。
【0092】
ただし、本実施の形態では、指先6の移動を、印刷用の端部の指定の入力に使用する。図29においては、指先6の縦方向への移動により端部152が設定されている。
なお、指先6の移動は必ずしも直線とならないし、上端と下端とで円周上の位置が異なる可能性もある。そこで、本実施の形態における情報処理装置1には、印刷用の端部152が表示面に対して直交するように補正する機能が設けられている。
図29では、4列のアイコン151を2分する位置に端部152が設定されている。また、図29の例では、端部152から反時計回りに印刷が実行されることが予め定められている。このため、図29では、端部152の指定だけで(B)に示す印刷結果が得られている。
【0093】
図30は、プログラムの実行を通じてCPU21(図2参照)が実現する機能の一例を説明する図である。本実施の形態の場合、実現される機能は、印刷用の端部の受け付けと印刷範囲の設定である。
このため、CPU21は、印刷を開始する端部の位置を検知する印刷開始端部検知部160と、印刷を終了する端部の位置を検知する印刷終了端部検知部161と、検知された端部からいずれの方向に印刷を実行するかの指定を検知する印刷方向検知部162と、検知された情報から印刷範囲を設定する印刷範囲設定部163として機能する。
ここで、印刷開始端部検知部160と印刷終了端部検知部161は、印刷用の端部の指定が1箇所の場合には、円周上の同じ場所を設定する。一方で、印刷用の端部の指定が2箇所の場合には、最初に指定された位置を印刷が開始される端部とし、2番目に指定された位置を印刷が終了する端部とする。
【0094】
印刷方向検知部162は、時計回りに印刷するか反時計回りに印刷するかが予め定められていない場合に実行される機能であり、ユーザの指先6(図29参照)が時計回りの方向に移動したか反時計回りの方向に移動したかを検知する。
印刷範囲設定部163は、端部の指定が1箇所の場合には、検知された端部から予め定めた又は検知された方向に印刷の範囲を設定する。一方、端部の指定が2箇所の場合、印刷範囲設定部163は、最初に検知された端部から検知された方向に2番目に検知された端部までの範囲を印刷の範囲に設定する。なお、印刷領域とする外縁の全てが指定された場合、印刷範囲設定部163は、指定された部分を印刷領域とする。
本実施の形態における印刷開始端部検知部160と、印刷終了端部検知部161と、印刷方向検知部162と、印刷範囲設定部163は、いずれか単独について、又は、組み合わせについて、印刷の機能に関する受信手段として機能する。
【0095】
以下では、図31図35を使用して、印刷の実行例を説明する。
図31は、1つの端部152が指定され、かつ、印刷の向きが左方向(時計回り)の場合を説明する図である。(A)はユーザの操作を示し、(B)は印刷結果を示す。
図31の例では、端部152から時計回りに画像の情報が読み出され、用紙上に印刷される。
勿論、指先6が端部152から右方向(反時計回り)に動かされた場合には、図29と同じ印刷結果が得られる。
【0096】
図32は、2つの端部152及び153が指定され、かつ、印刷の向きが右方向(反時計回り)の場合を説明する図である。(A)はユーザの操作を示し、(B)は印刷結果を示す。
ここで、印刷の向きの指定(図中では矢印の方向)は、端部152及び153の指定前に実行してもよいし、端部152と端部153の設定の間に実行してもよいし、端部152及び153の指定後に実行してもよい。
図32に示す操作を用いれば、360°に亘って表示されている画像のうち任意の部分だけを印刷することができる。
【0097】
図33は、印刷の向きが表示されている画像の内容に応じて定まる例を示す図である。(A)は文字が縦書きの場合の印刷の向きを示し、(B)は文字が横書きの場合の印刷の向きを示す。
漢字や平仮名のように縦方向に文字列が記述された画像の場合には、印刷の方向として時計回りが設定される。一方、ローマ字や数字のように横方向に文字が記述された画像の場合には、印刷の方向として反時計回りが設定される。
【0098】
なお、表示面11は360°連続している場合でも、物理的な形状から領域の区別が可能な場合には、物理的な領域の指定により印刷の範囲を設定してもよい。
図34は、表示面の物理的な形状から表示上の領域の区別が可能な場合の印刷例を説明する図である。(A)は印刷の単位として管理される領域の例を示し、(B)は全ての領域が印刷の対象として選択された場合の印刷結果を示す。
図34に示す情報処理装置1の場合、本体10の形状がほぼ平板形状である。このため、表示面11は、表面、右側面、裏面、左側面の4つの領域として管理される。図34の例では、印刷の対象として4つの領域の全てが指定されているので、4つの領域の全てが対応する位置に印刷されている。
【0099】
印刷の対象とする領域は、例えば指で各領域内の特定の部位に触れることで行われる。スマートフォンやタブレットのように手に持って使用する端末では、保持のために表示面11に触れている部分と印刷の対象を指定するために触れられた位置の区別が難しい。
そこで、例えば4つの表示面のうち予め定めた部位(例えば下端側の付近)が触れられた場合には、印刷の対象としての指定として受け付けてもよい。
【0100】
図35は、表示面の物理的な形状から表示上の領域の区別が可能な場合の他の印刷例を説明する図である。(A)は印刷の単位として管理される領域の例を示し、(B)は1つの領域が印刷の対象として選択された場合の印刷結果を示す。
図35の場合には、表示面11について定められた管理上の4つの領域(表面、右側面、裏面、左側面)のうち表面が印刷の対象に指定されている。このため、表面画像だけが印刷されている。
【0101】
<まとめ>
このように、実施の形態7には、少なくとも1つの方向について環状である表示面11の全周に亘って画像が表示されている場合に、印刷の対象とする領域の端部を与える位置を受け付ける受付手段を有する情報処理装置1が記載されている。
なお、ここでの受付手段には、環状の表示面11に表示されている画像を、端部として受け付けた位置から時計回りに印刷するか反時計回りに印刷するかを受け付ける機能が設けられている。
また、ここでの受付手段には、文字列が記述されている方向に応じて印刷の方向を決定する機能が設けられている。
これらの機能により、第7の実施の形態における情報処理装置1は、少なくとも1つの方向について環状である表示面11の全周に亘って画像が表示されている場合でも、ユーザの望むレイアウトの印刷結果を得ることができる。
【0102】
<他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上述の実施の形態に記載の範囲に限定されない。上述の実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば前述の実施の形態1、2、4では、表示面と機能を実行するCPUとが1つの装置に設けられているが、表示面とCPUとを分離した情報処理システムとして実現してもよい。
【符号の説明】
【0103】
1、1A、1B、1C、1D、1E…情報処理装置、5…腕、6、6A、6B…指先、10、10A、10B…本体、11、11A、11B、11C…表示面、31…表示単位管理部、32…移動操作受付部、33…移動方向受付部、34…移動距離検知部、35…表示単位切替判定部、36…表示切替制御部、40…画像処理装置、101、101A、101B、101C、101D、101E…空中画像形成装置、102…像制御装置、110、110A、110B、110C…空中画像、120…人、151…アイコン、152、153…端部、160…印刷開始端部検知部、161…印刷終了端部検知部、162…印刷方向検知部、163…印刷範囲設定部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35