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特開2019-197247情報処理装置、プログラム及び画像形成システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-197247(P2019-197247A)
(43)【公開日】2019年11月14日
(54)【発明の名称】情報処理装置、プログラム及び画像形成システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20191018BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20191018BHJP
【FI】
   G06F3/12 325
   B41J29/38 Z
   G06F3/12 303
   G06F3/12 330
   G06F3/12 331
   G06F3/12 332
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-89168(P2018-89168)
(22)【出願日】2018年5月7日
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】特許業務法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】奥岡 貴典
【テーマコード(参考)】
2C061
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AQ05
2C061AQ06
2C061AR01
2C061HJ08
2C061HK05
2C061HK08
2C061HN05
2C061HN15
2C061HP00
(57)【要約】
【課題】画像形成装置の資源が更新される度に、ドライバを再更新する構成と比較して、負荷を抑えて更新後の資源の情報を取得できるようにする。
【解決手段】端末装置10は、電源が投入されるとハードウェア資源の更新を画像形成装置20へ問合せ、画像形成装置20のハードウェア資源が更新されている場合、ハードウェア資源の情報を画像形成装置から取得する。端末装置10は、データ資源の更新を予め定められた周期で画像形成装置20へ問合せ、画像形成装置20のデータ資源が更新されている場合、データ資源の情報を画像形成装置から取得する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置が有する資源を示す資源情報を記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置と通信し、前記資源の更新を前記資源の種類に応じて異なる契機で検知する検知手段と、
前記検知手段により前記資源の更新が検知された場合、前記画像形成装置から前記資源情報を取得する取得手段と、
前記記憶手段に記憶されている資源情報を前記取得手段が取得した資源情報で更新する更新手段と
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記検知手段は、前記画像形成装置の第1のハードウェア資源と第2のハードウェア資源の更新を検知し、前記第2のハードウェア資源の更新を検知する頻度が前記第1のハードウェア資源の更新を検知する頻度より高い
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記検知手段は、前記画像形成装置が画像形成に用いるデータ資源と第1のハードウェア資源の更新を検知し、前記データ資源の更新を検知する頻度が前記第1のハードウェア資源の更新を検知する頻度より高い
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
画像形成装置が有する資源を示す資源情報を記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置と通信し、予め登録されたプログラムの起動を契機に前記資源の更新を検知する検知手段と、
前記検知手段により前記資源の更新が検知された場合、前記画像形成装置から前記資源情報を取得する取得手段と、
前記記憶手段に記憶されている資源情報を前記取得手段が取得した資源情報で更新する更新手段と
を備える情報処理装置。
【請求項5】
前記検知手段は、前記プログラムを起動したときの状態が予め定められた条件に合致する場合、前記資源の更新を検知しない
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記検知手段は、前記予め登録されたプログラムが起動したときに、先に起動した前記予め定められたプログラムが起動してから予め定められた時間が経過していない状態である場合、前記資源の更新を検知しない
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記プログラムは、前記画像形成装置と通信を行うプログラムである
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記画像形成装置と通信を行うプログラムを特定し、特定したプログラムを前記予め登録されたプログラムとする
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータを、
画像形成装置と通信し、前記画像形成装置が有する資源の更新を前記資源の種類に応じて異なる契機で検知する検知手段と、
前記検知手段により前記資源の更新が検知された場合、前記画像形成装置から前記資源を示す資源情報を取得する取得手段と、
前記資源情報を記憶する記憶手段に記憶されている資源情報を前記取得手段が取得した資源情報で更新する更新手段
として機能させるためのプログラム。
【請求項10】
コンピュータを、
画像形成装置と通信し、予め登録されたプログラムの起動を契機に画像形成装置が有する資源の更新を検知する検知手段と、
前記検知手段により前記資源の更新が検知された場合、前記画像形成装置から前記資源を示す資源情報を取得する取得手段と、
前記資源情報を記憶する記憶手段に記憶されている資源情報を前記取得手段が取得した資源情報で更新する更新手段
として機能させるためのプログラム。
【請求項11】
画像形成装置が有する資源を示す資源情報を記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置と通信し、前記資源の更新を前記資源の種類に応じて異なる契機で検知する検知手段と、
前記検知手段により前記資源の更新が検知された場合、前記画像形成装置から前記資源情報を取得する取得手段と、
前記記憶手段に記憶されている資源情報を前記取得手段が取得した資源情報で更新する更新手段と
を有する情報処理装置と、
前記資源情報を前記情報処理装置へ提供する提供手段
を有する画像形成装置と、
を備える画像形成システム。
【請求項12】
画像形成装置が有する資源を示す資源情報を記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置と通信し、予め登録されたプログラムの起動を契機に前記資源の更新を検知する検知手段と、
前記検知手段により前記資源の更新が検知された場合、前記画像形成装置から前記資源情報を取得する取得手段と、
前記記憶手段に記憶されている資源情報を前記取得手段が取得した資源情報で更新する更新手段と
を有する情報処理装置と、
前記資源情報を前記情報処理装置へ提供する提供手段
を有する画像形成装置と、
を備える画像形成システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、プログラム及び画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタや複合機などの周辺機器のリソースの更新に応じてドライバを更新し、更新したドライバをクライアントへ配布する発明として、例えば特許文献1に開示された発明がある。この発明においては、新たなリソースをプリンタが取得すると、サーバは、ドライバをインストールするためのインストールデータを生成し、このインストールデータへプリンタが取得したリソースを含める。クライアントは、サーバが生成したインストールデータをサーバから取得し、取得したインストールデータを用いてドライバをクライアント上にインストールする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−249777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リソースが更新される毎に更新データを生成してクライアントへ提供する構成であると、クライアントは、リソースの更新の度にドライバの再更新を行うこととなり、通信や更新の負荷が掛かることとなる。
【0005】
本発明は、画像形成装置の資源が更新される度に、ドライバを再更新する構成と比較して、負荷を抑えて更新後の資源の情報を取得できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、画像形成装置が有する資源を示す資源情報を記憶する記憶手段と、前記画像形成装置と通信し、前記資源の更新を前記資源の種類に応じて異なる契機で検知する検知手段と、前記検知手段により前記資源の更新が検知された場合、前記画像形成装置から前記資源情報を取得する取得手段と、前記記憶手段に記憶されている資源情報を前記取得手段が取得した資源情報で更新する更新手段とを備える。
【0007】
本発明の請求項2に係る情報処理装置においては、前記検知手段は、前記画像形成装置の第1のハードウェア資源と第2のハードウェア資源の更新を検知し、前記第2のハードウェア資源の更新を検知する頻度が前記第1のハードウェア資源の更新を検知する頻度より高い。
【0008】
本発明の請求項3に係る情報処理装置においては、前記検知手段は、前記画像形成装置が画像形成に用いるデータ資源と第1のハードウェア資源の更新を検知し、前記データ資源の更新を検知する頻度が前記第1のハードウェア資源の更新を検知する頻度より高い。
【0009】
本発明の請求項4に係る情報処理装置は、画像形成装置が有する資源を示す資源情報を記憶する記憶手段と、前記画像形成装置と通信し、予め登録されたプログラムの起動を契機に前記資源の更新を検知する検知手段と、前記検知手段により前記資源の更新が検知された場合、前記画像形成装置から前記資源情報を取得する取得手段と、前記記憶手段に記憶されている資源情報を前記取得手段が取得した資源情報で更新する更新手段とを備える。
【0010】
本発明の請求項5に係る情報処理装置においては、前記検知手段は、前記プログラムを起動したときの状態が予め定められた条件に合致する場合、前記資源の更新を検知しない。
【0011】
本発明の請求項6に係る情報処理装置においては、前記検知手段は、前記予め登録されたプログラムが起動したときに、先に起動した前記予め定められたプログラムが起動してから予め定められた時間が経過していない状態である場合、前記資源の更新を検知しない。
【0012】
本発明の請求項7に係る情報処理装置においては、前記プログラムは、前記画像形成装置と通信を行うプログラムである。
【0013】
本発明の請求項8に係る情報処理装置においては、前記画像形成装置と通信を行うプログラムを特定し、特定したプログラムを前記予め登録されたプログラムとする。
【0014】
本発明の請求項9に係るプログラムは、コンピュータを、画像形成装置と通信し、前記画像形成装置が有する資源の更新を前記資源の種類に応じて異なる契機で検知する検知手段と、前記検知手段により前記資源の更新が検知された場合、前記画像形成装置から前記資源を示す資源情報を取得する取得手段と、前記資源情報を記憶する記憶手段に記憶されている資源情報を前記取得手段が取得した資源情報で更新する更新手段として機能させるためのプログラムである。
【0015】
本発明の請求項10に係るプログラムは、コンピュータを、画像形成装置と通信し、予め登録されたプログラムの起動を契機に画像形成装置が有する資源の更新を検知する検知手段と、前記検知手段により前記資源の更新が検知された場合、前記画像形成装置から前記資源を示す資源情報を取得する取得手段と、前記資源情報を記憶する記憶手段に記憶されている資源情報を前記取得手段が取得した資源情報で更新する更新手段として機能させるためのプログラムである。
【0016】
本発明の請求項11に係る画像形成システムは、画像形成装置が有する資源を示す資源情報を記憶する記憶手段と、前記画像形成装置と通信し、前記資源の更新を前記資源の種類に応じて異なる契機で検知する検知手段と、前記検知手段により前記資源の更新が検知された場合、前記画像形成装置から前記資源情報を取得する取得手段と、前記記憶手段に記憶されている資源情報を前記取得手段が取得した資源情報で更新する更新手段とを有する情報処理装置と、前記資源情報を前記情報処理装置へ提供する提供手段を有する画像形成装置と、を備える。
【0017】
本発明の請求項12に係る画像形成システムは、画像形成装置が有する資源を示す資源情報を記憶する記憶手段と、前記画像形成装置と通信し、予め登録されたプログラムの起動を契機に前記資源の更新を検知する検知手段と、前記検知手段により前記資源の更新が検知された場合、前記画像形成装置から前記資源情報を取得する取得手段と、前記記憶手段に記憶されている資源情報を前記取得手段が取得した資源情報で更新する更新手段とを有する情報処理装置と、前記資源情報を前記情報処理装置へ提供する提供手段を有する画像形成装置と、を備える。
【発明の効果】
【0018】
本発明の請求項1に係る情報処理装置によれば、ドライバを再更新する構成と比較して、負荷を抑えて更新後の資源の情報を取得できる。
本発明の請求項2に係る情報処理装置によれば、ハードウェア資源の更新の検知の契機を少なくし、通信の負荷を抑えることができる。
本発明の請求項3に係る情報処理装置によれば、データ資源の更新が漏れるのを防ぐことができる。
本発明の請求項4に係る情報処理装置によれば、ドライバを再更新する構成と比較して、負荷を抑えて更新後の資源の情報を取得できる。
本発明の請求項5に係る情報処理装置によれば、資源の更新の検知の契機を限定し、負荷を抑えて検知することができる。
本発明の請求項6に係る情報処理装置によれば、プログラムが起動する毎に資源の更新を検知する構成と比較して、負荷を抑えて検知することができる。
本発明の請求項7に係る情報処理装置によれば、画像形成装置と通信を行わないプログラムが起動したときも資源の更新を検知する構成と比較して、負荷を抑えて検知することができる。
本発明の請求項8に係る情報処理装置によれば、ユーザの操作を要せずにプログラムを登録することができる。
本発明の請求項9に係るプログラムによれば、ドライバを再更新する構成と比較して、負荷を抑えて更新後の資源の情報を取得できる。
本発明の請求項10に係るプログラムによれば、ドライバを再更新する構成と比較して、負荷を抑えて更新後の資源の情報を取得できる。
本発明の請求項11に係る画像形成システムによれば、ドライバを再更新する構成と比較して、負荷を抑えて更新後の資源の情報を取得できる。
本発明の請求項12に係る画像形成システムによれば、ドライバを再更新する構成と比較して、負荷を抑えて更新後の資源の情報を取得できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施形態の画像形成システム1に係る装置を示した図。
図2】端末装置10のハードウェア構成を示した図。
図3】端末装置10の機能ブロック図。
図4】画像形成装置20のハードウェア構成を示した図。
図5】画像形成装置20の機能ブロック図。
図6】端末装置10が行う処理の流れを示したフローチャート。
図7】端末装置10が行う処理の流れを示したフローチャート。
図8】端末装置10が行う処理の流れを示したフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0020】
[実施形態]
(全体構成)
図1は、本発明の一実施形態である画像形成システム1に係る装置を示した図である。通信回線2は、データ通信が行われる通信回線であり、データ通信を行う複数のコンピュータ装置が接続される。通信回線2には、例えば有線LAN(Local Area Network)および無線LANが含まれる。
【0021】
画像形成装置20は、記録媒体である用紙に画像を形成する画像形成機能を備えた装置である。画像形成装置20は、通信回線2に接続されている。なお、図1においては、一つの画像形成装置20を示しているが、複数の画像形成装置20を通信回線2へ接続することが可能である。画像形成装置20は、通信回線2を介して送られてくるデータに従って用紙に画像を形成する。
【0022】
本発明に係る端末装置の一例である端末装置10は、データ通信を行う装置であり、本実施形態においては、デスクトップ型のパーソナルコンピュータである。端末装置10は、有線又は無線で通信回線2に接続し、通信回線2を介してデータ通信を行う。端末装置10は、画像形成装置20で用紙に形成する画像を示すデータを画像形成装置20へ送信する。本実施形態においては、複数の端末装置10が通信回線2に接続可能であるが、図1においては、図面が煩雑になるのを防ぐため、一つの端末装置10のみを示す。なお、端末装置10は、デスクトップ型のパーソナルコンピュータに限定されるものではなく、例えば、ラップトップ型のパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンであってもよい。
【0023】
(端末装置10の構成)
図2は、端末装置10のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。ディスプレイ103は、例えば、文字やGUI(Graphical User Interface)などを表示する液晶ディスプレイ装置である。操作部104は、入力機器であるキーボード及びマウスを有し、ユーザに操作される。通信部105は、通信回線2を介したデータ通信を行う通信インターフェースとして機能する。
【0024】
記憶部102は、例えばハードディスク装置などの記憶装置を有しており、オペレーティングシステムのプログラムやアプリケーションプログラム、アプリケーションプログラムが使用するデータなどを記憶する。記憶部102は、アプリケーションプログラムとして、例えば、印刷機能を有するワードプロセッサーのアプリケーションプログラムや、表計算のアプリケーションプログラム、画像編集のアプリケーションプログラムなどを記憶する。
【0025】
また、記憶部102は、本発明に係るプログラムである監視プログラムを記憶する。監視プログラムは、画像形成装置20のハードウェア資源やデータ資源の更新を監視するプログラムである。ハードウェア資源としては、例えば、ステープラーの装置や紙折りの装置、断裁装置などの画像形成装置20に取り付けと取り外しが可能なハードウェアがある。また、ハードウェア資源としては、例えば、画像形成装置20が有するトナーや、画像形成装置20が収納している用紙などがある。前者は、本発明に係る第1のハードウェア資源の一例であり、後者は、本発明に係る第2のハードウェア資源の一例である。本実施形態においては、第2のハードウェア資源は、使用により量が増加又は減少する資源である。データ資源とは、例えば、画像形成装置20に登録されているカラープロファイルや特色、面付けの設定情報などである。
【0026】
さらに記憶部102は、監視プログラムが参照するアプリテーブルを記憶する。アプリテーブルは、印刷機能を有するアプリケーションプログラムの実行ファイルのファイル名が予め登録されているテーブルである。アプリテーブルには、上述した印刷機能を有するアプリケーションプログラムの実行ファイルのファイル名が登録される。
【0027】
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを有している。端末装置10において実現する機能は、記憶部102に記憶されているプログラム(ソフトウェア)をCPU、メモリなどのハードウェア上に読み込ませることでCPUが演算を行い、記憶部102の制御、通信部105の制御、メモリ及び記憶部102におけるデータの読み出し及び/又は書き込みの制御を行うことで実現される。
【0028】
(端末装置10の機能構成)
図3は、端末装置10において実現する機能のうち、本発明に係る特徴的な機能の構成を示した機能ブロック図である。
【0029】
アプリケーション1001は、印刷機能を備えたアプリケーションであり、例えば、ワードプロセッサーのアプリケーションや表計算のアプリケーションである。印刷機能を備えたアプリケーション1001を実現するプログラムは、後述する描画部1002、プリンタドライバ1003、スプーラ1004と、通信回線2を介して画像形成装置20へ印刷を指示するプログラムであり、本発明に係る画像形成装置20と通信を行うプログラムの一例である。
【0030】
描画部1002は、所謂GDI(Graphics Device Interface)である。描画部1002は、アプリケーション1001の印刷機能で印刷する画像を示すデータを生成する。
【0031】
プリンタドライバ1003は、画像形成装置20を制御するためのプログラムである。プリンタドライバ1003は、描画部1002が生成したデータを、画像形成装置20が画像形成に用いる形式のデータに変換し、変換後のデータをスプーラ1004へ供給する。また、プリンタドライバ1003は、ユーザの操作に応じて画像形成装置20のプロパティの画面を表示する。プリンタドライバ1003が表示するプロパティの画面においては、画像形成で使用する用紙のサイズや、カラープロファイル、カラーモード、ハードウェア資源の使用/未使用の選択などの画像形成に係る設定を行うことが可能となっている。また、画像形成装置20のプロパティの画面においては、画像形成装置20が有するトナーの残量や画像形成装置20が有する用紙の残量などを表示することが可能となっている。
【0032】
スプーラ1004は、画像形成装置20での画像形成に用いられるデータ及び情報を取得し、取得したデータ及び情報を画像形成装置20へ送信する。
【0033】
監視部1005は、記憶部102に記憶されている監視プログラムを実行することにより実現する。監視部1005は、画像形成装置20のハードウェア資源とデータ資源の更新を検知し、ハードウェア資源の情報とデータ資源の情報を更新する。監視部1005は、本発明に係る検知手段、取得手段及び更新手段の一例である。
【0034】
(画像形成装置20の構成)
図4は、画像形成装置20のハードウェア構成の一例を示した図である。操作部204は、画像形成装置20を操作するための複数のボタンを有する。また、操作部204は、液晶ディスプレイと、液晶ディスプレイの表示面において指の接触を検出するセンサとを組み合わせたタッチパネル204Aを備えている。タッチパネル204Aは、画像形成装置20を操作するためのGUIの画面を表示する。なお、本実施形態においては、画像形成装置20はタッチパネル204Aを有し、タッチパネル204Aとボタンで画像形成装置20を操作可能であるが、タッチパネル204Aの替わりに液晶ディスプレイを有し、液晶ディスプレイでGUIの画面を表示し、ボタンで画像形成装置を操作する構成であってもよい。通信部205は、通信回線2に有線または無線で接続されており、通信回線2に接続されている他の装置とデータ通信を行う。
【0035】
画像形成部207は、電子写真方式によって用紙にトナー像を形成する。具体的には、画像形成部207は、Yellowの色のトナー像を形成する画像形成エンジン、Magentaの色のトナー像を形成する画像形成エンジン、Cyanの色のトナー像を形成する画像形成エンジン、Blackの色のトナー像を形成する画像形成エンジンを備えている。各画像形成エンジンは、画像処理部208が出力した画像データに従って感光体上に静電潜像を形成した後、感光体表面にトナーを付着させてYellow、Magenta、Cyan、Blackの各色のトナー像を形成し、このトナー像を用紙に転写する。そして、用紙に転写されたトナー像に熱と圧力を加えて定着させた後、トナー像が形成された用紙を画像形成装置20の外へ排出する。なお、画像形成部207は、本実施形態においてはトナーを用いて用紙に画像を形成するが、インクジェット方式などのインクを用いて用紙に画像を形成する構成としてもよい。また、画像形成部207は、上述した4色の画像形成エンジンに加え、他の色の画像形成エンジンを有する構成であってもよい。
【0036】
記憶部202は、データを永続的に記憶する記憶装置を有しており、他の装置から送信されて通信部205が受信したデータを記憶する。また、記憶部202は、カラープロファイルや面付けの設定情報などの画像形成に用いるデータ資源を記憶する。ハードウェアオプション206は、画像形成装置20に取り付けと取り外しが可能なハードウェア資源であり、例えば、ステープラーの装置や紙折りの装置、断裁装置などである。
【0037】
制御部201は、CPU及びメモリを有している。画像形成装置20において実現する機能は、記憶部202に記憶されているプログラム(ソフトウェア)をCPU、メモリなどのハードウェア上に読み込ませることでCPUが演算を行い、各部の制御、メモリ及び記憶部202におけるデータの読み出し及び/又は書き込みの制御を行うことで実現される。
【0038】
図5は、画像形成装置20において実現する機能のうち、本発明に係る機能の構成を示したブロック図である。提供部2001は、端末装置10と通信を行い、ハードウェア資源の情報と、データ資源の情報を端末装置10へ送信する。提供部2001は、本発明に係る提供手段の一例である。
【0039】
(実施形態の動作例)
次に本実施形態の動作例について説明する。制御部101は、端末装置10の電源が投入されると、オペレーティングシステムを起動する。オペレーティングシステムを起動した制御部101は、監視プログラムを実行する。監視プログラムを実行した制御部101においては、監視部1005が実現する。
【0040】
図6は、実現した監視部1005が実現を契機に行う処理の流れを示したフローチャートである。まず、監視部1005は、画像形成装置20のハードウェア資源の更新を問い合わせる第1問合せメッセージを画像形成装置20へ送信する(ステップSA1)。
【0041】
画像形成装置20は、この第1問合せメッセージを受信すると、最後にハードウェア資源の情報を端末装置10へ送信してからハードウェア資源が更新されている場合、ハードウェア資源が更新されたことを示す応答を端末装置10へ送信する。例えば、画像形成装置20は、最後にハードウェア資源の情報を端末装置10へ送信した後で、ステープラーが新たに取り付けられた場合、ハードウェア資源が更新されたことを示す応答を端末装置10へ送信する。一方、画像形成装置20は、最後にハードウェア資源の情報を端末装置10へ送信してからハードウェア資源が更新されていない場合、ハードウェア資源が更新されていないことを示す応答を端末装置10へ送信する。
【0042】
監視部1005は、画像形成装置20から送信される応答を受信する(ステップSA2)。監視部1005は、受信した応答が、ハードウェア資源が更新されていないことを示す応答である場合(ステップSA3でNO)、図6の処理を終了する。一方、監視部1005は、受信した応答が、ハードウェア資源が更新されていることを示す応答である場合(ステップSA3でYES)、ハードウェア資源の情報を要求する第1要求メッセージを画像形成装置20へ送信する(ステップSA4)。
【0043】
画像形成装置20は、第1要求メッセージを受信すると、画像形成装置20が有するハードウェア資源の情報を端末装置10へ送信する。ここで画像形成装置20が送信する情報は、本発明に係る資源情報の一例である。
【0044】
ここで送信されるハードウェア資源の情報には、例えば、画像形成装置20に取り付けと取り外しが可能なハードウェア資源のそれぞれについて、画像形成装置20に取り付けられているか否かを示す情報が含まれる。例えば、ステープラーの装置が画像形成装置20に取り付けられている場合、ハードウェア資源の情報は、ステープラーの装置について「有」との情報を含み、紙折りの装置が画像形成装置20に取り付けられていない場合、ハードウェア資源の情報は、紙折りの装置について「無」との情報を含み、断裁の装置が画像形成装置20に取り付けられていない場合、ハードウェア資源の情報は、断裁の装置について「無」との情報を含む。また、ここで送信されるハードウェア資源の情報には、例えば、画像形成装置20が有するトナーの残量や、画像形成装置20が有する用紙の残量の情報が含まれる。
【0045】
監視部1005は、画像形成装置20が送信したハードウェア資源の情報を受信する(ステップSA5)。監視部1005は、ハードウェア資源の情報を受信すると、記憶部102に記憶されているハードウェア資源の情報を、受信した情報で更新する(ステップSA6)。
【0046】
このように、端末装置10の電源が投入されると、制御部101は、画像形成装置20のハードウェア資源が更新されているか否かを検知し、画像形成装置20のハードウェア資源が更新されている場合には、ハードウェア資源の資源情報を取得して更新する。
【0047】
図6の処理を終えた監視部1005は、予め定められた周期で図7に示したフローチャートの処理を行う。図7は、監視部1005が、データ資源の更新を行う処理の流れを示したフローチャートである。
【0048】
まず、監視部1005は、画像形成装置20のデータ資源の更新を問い合わせる第2問合せメッセージを画像形成装置20へ送信する(ステップSB1)。
【0049】
画像形成装置20は、この第2問合せメッセージを受信すると、最後にデータ資源の情報を端末装置10へ送信してからデータ資源が更新されている場合、データ資源が更新されたことを示す応答を端末装置10へ送信する。例えば、画像形成装置20は、最後にデータ資源の情報を端末装置10へ送信してから新たな面付けの設定情報が登録された場合、データ資源が更新されたことを示す応答を端末装置10へ送信する。一方、画像形成装置20は、最後にデータ資源の情報を端末装置10へ送信してからデータ資源が更新されていない場合、データ資源が更新されていないことを示す応答を端末装置10へ送信する。
【0050】
監視部1005は、画像形成装置20から送信される応答を受信する(ステップSB2)。監視部1005は、受信した応答が、データ資源が更新されていないことを示す応答である場合(ステップSB3でNO)、図7の処理を終了する。一方、監視部1005は、受信した応答が、データ資源が更新されていることを示す応答である場合(ステップSB3でYES)、データ資源の情報を要求する第2要求メッセージを画像形成装置20へ送信する(ステップSB4)。
【0051】
画像形成装置20は、第2要求メッセージを受信すると、画像形成装置20が有するデータ資源の情報を端末装置10へ送信する。ここで画像形成装置20が送信する情報は、本発明に係る資源情報の一例である。ここで送信されるデータ資源の情報には、画像形成装置20が記憶しているカラープロファイルのプロファイル名や、面付けの設定情報など、画像形成装置20記憶しているデータ資源に関する情報が含まれる。
【0052】
監視部1005は、画像形成装置20が送信したデータ資源の情報を受信する(ステップSB5)。監視部1005は、データ資源の情報を受信すると、記憶部102に記憶されているデータ資源の情報を、受信した情報で更新する(ステップSB6)。
【0053】
このように、制御部101は、画像形成装置20のデータ資源が更新されているか否かを予め定められた周期で検知し、画像形成装置20のデータ資源が更新されている場合には、データ資源の資源情報を取得して更新する。
【0054】
次に、他の契機でデータ資源の情報を更新するときの動作例について説明する。図8は、記憶部102に記憶されているアプリケーションプログラムが起動されたときに監視部1005が行う処理の流れを示したフローチャートである。
【0055】
監視部1005は、起動されたアプリケーションプログラムが印刷機能を有するアプリケーションプログラムであるか判断する(ステップSC1)。具体的には、監視部1005は、前述のアプリテーブルを参照し、起動されたアプリケーションプログラムの実行ファイルのファイル名が参照したアプリテーブルに格納されているか判断する。監視部1005は、起動されたアプリケーションプログラムの実行ファイルのファイル名が参照したアプリテーブルに格納されていない場合には、起動されたアプリケーションプログラムが印刷機能を有していないプログラムであると判断し(ステップSC1でNO)、図8の処理を終了する。
【0056】
監視部1005は、起動されたアプリケーションプログラムの実行ファイルのファイル名が参照したアプリテーブルに格納されている場合には、起動されたアプリケーションプログラムが印刷機能を有しているプログラムであると判断し(ステップSC1でYES)、画像形成装置20のデータ資源の更新を問い合わせる第2問合せメッセージを画像形成装置20へ送信する(ステップSC2)。
【0057】
画像形成装置20は、この第2問合せメッセージを受信すると、最後にデータ資源の情報を端末装置10へ送信してからデータ資源が更新されている場合、データ資源が更新されたことを示す応答を端末装置10へ送信する。一方、画像形成装置20は、最後にデータ資源の情報を端末装置10へ送信してからデータ資源が更新されていない場合、データ資源が更新されていないことを示す応答を端末装置10へ送信する。
【0058】
監視部1005は、画像形成装置20から送信される応答を受信する(ステップSC3)。監視部1005は、受信した応答が、データ資源が更新されていないことを示す応答である場合(ステップSC4でNO)、図8の処理を終了する。一方、監視部1005は、受信した応答が、データ資源が更新されていることを示す応答である場合(ステップSC4でYES)、データ資源の情報を要求する第2要求メッセージを画像形成装置20へ送信する(ステップSC5)。
【0059】
画像形成装置20は、第2要求メッセージを受信すると、画像形成装置20が有するデータ資源の情報を端末装置10へ送信する。ここで画像形成装置20が送信する情報は、本発明に係る資源情報の一例である。
【0060】
監視部1005は、画像形成装置20が送信したデータ資源の情報を受信する(ステップSC6)。監視部1005は、データ資源の情報を受信すると、記憶部102に記憶されているデータ資源の情報を、受信した情報で更新する(ステップSC7)。
【0061】
このように、制御部101は、印刷機能を有するアプリケーションプログラムを実行すると、画像形成装置20のデータ資源が更新されているか検知し、画像形成装置20のデータ資源が更新されている場合には、データ資源の資源情報を取得して更新する。
【0062】
次に、アプリケーションプログラムの印刷機能を使用するときの動作例について説明する。
ユーザがアプリケーションプログラムで印刷を指示する操作を行うと、プリンタドライバ1003は、予め画像形成を行う装置として設定されている画像形成装置20のプロパティの画面を表示する。
【0063】
プリンタドライバ1003が表示するプロパティの画面は、ハードウェアオプション206を使用する印刷の設定を行うタブや面付けの印刷の設定を行うタブを有する。プリンタドライバ1003は、ハードウェアオプション206を使用する印刷の設定を行うタブを表示する際には、ステップSA6の処理で更新したハードウェア資源の情報に応じて、画像形成装置20に取り付け可能な装置の有無を表示し、ハードウェアオプションを使用した印刷の設定を行うためのユーザインターフェースを表示する。
【0064】
ここで、プリンタドライバ1003は、予め記憶部102に記憶されているハードウェア資源の情報を用いて、画像形成装置20に取り付け可能な装置の有無を表示し、ハードウェアオプションを使用した印刷の設定のユーザインターフェースを表示するため、印刷を指示する操作が行われてからハードウェア資源の情報を画像形成装置20から取得し、取得が完了してからプロパティの画面を表示する構成と比較すると、印刷の指示がされてからプロパティの画面を表示するまでの時間が短くなる。
【0065】
また、プリンタドライバ1003は、面付けの印刷の設定を行うタブを表示する際には、ステップSB6の処理で更新したデータ資源の情報に応じて、面付けの設定を行うためのユーザインターフェースを表示する。
【0066】
ここで、プリンタドライバ1003は、予め記憶部102に記憶されているデータ資源の情報を用いて、面付けの設定のユーザインターフェースを表示するため、印刷を指示する操作が行われてからデータ資源の情報を画像形成装置20から取得し、取得が完了してからプロパティの画面を表示する構成と比較すると、印刷の指示がされてからプロパティの画面を表示するまでの時間が短くなる。
【0067】
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
【0068】
本発明においては、アプリテーブルに実行ファイルのファイル名が格納されているアプリケーションプログラムを起動した後、起動してからの経過時間をカウントする構成としてもよい。この構成においては、ステップSC1でYESと判断した後、カウントしている経過時間が予め定められた時間未満の場合、図8の処理を終了し、カウントしている経過時間が予め定められた時間以上の場合、ステップSC2以降の処理を行うようにしてもよい。
【0069】
本発明においては、監視部1005は、画像形成装置20と通信を行ったアプリケーションプログラムを監視し、通信を行ったアプリケーションプログラムの実行ファイルのファイル名をアプリテーブルに格納するようにしてもよい。
【0070】
上述した実施形態においては、端末装置10は、画像形成装置20と通信を行うが、画像形成装置20がプリントサーバ装置に接続され、端末装置10は、プリントサーバ装置を介して画像形成装置20に画像形成を指示する構成であってもよい。
【0071】
本発明においては、端末装置10は、ステップSA1においては、第1のハードウェア資源の更新を問合せ、第2のハードウェア資源の更新を問い合わせない構成であってもよい。
端末装置10は、第2のハードウェア資源の更新をステップSA1において問い合わせない構成の場合、データ資源の更新を問い合わせるときと同様に、予め定められた周期で第2のハードウェア資源の更新を画像形成装置20へ問合せ、問合せに応じて画像形成装置20から送信される情報に応じて、記憶している第2のハードウェア資源の情報を更新する構成としてもよい。
また、端末装置10は、第2のハードウェア資源の更新をステップSA1において問い合わせない構成の場合、印刷機能を有するアプリケーションプログラムを起動したときに、第2のハードウェア資源の更新を画像形成装置20へ問合せ、問合せに応じて画像形成装置20から送信される情報に応じて、記憶している第2のハードウェア資源の情報を更新する構成としてもよい。
この構成によれば、端末装置10は、例えば、画像形成装置20が有するトナーの残量や、画像形成装置20が有する用紙の残量の情報を、予め定められた周期又は印刷機能を有するアプリケーションプログラムの起動を契機に画像形成装置20から取得する。
【0072】
本発明においては、監視プログラムの実現によって監視部1005が実現したことを契機に図7の処理も行うようにしてもよい。
【符号の説明】
【0073】
1…画像形成システム、2…通信回線、10…端末装置、20…画像形成装置、101…制御部、102…記憶部、103…ディスプレイ、104…操作部、105…通信部、201…制御部、202…記憶部、204…操作部、204A…タッチパネル、205…通信部、206…ハードウェアオプション、207…画像形成部、208…画像処理部、1001…アプリケーション、1002…描画部、1003…プリンタドライバ、1004…スプーラ、1005…監視部、2001…提供部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8