特開2019-197707(P2019-197707A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-197707(P2019-197707A)
(43)【公開日】2019年11月14日
(54)【発明の名称】操作装置
(51)【国際特許分類】
   H01H 3/02 20060101AFI20191018BHJP
   H01H 13/02 20060101ALN20191018BHJP
   G05G 1/02 20060101ALN20191018BHJP
【FI】
   H01H3/02 Z
   H01H13/02 B
   G05G1/02 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2018-92357(P2018-92357)
(22)【出願日】2018年5月11日
(71)【出願人】
【識別番号】000003551
【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100140958
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 学
(74)【代理人】
【識別番号】100137888
【弁理士】
【氏名又は名称】大山 夏子
(72)【発明者】
【氏名】石渡 友美
(72)【発明者】
【氏名】金谷 泰子
【テーマコード(参考)】
3J070
5G206
【Fターム(参考)】
3J070AA07
3J070BA51
3J070DA02
3J070DA07
3J070DA11
3J070DA42
5G206AS31H
5G206GS21
5G206HU12
5G206HU26
5G206HU35
5G206HU36
5G206JU32
5G206KS07
5G206QS03
(57)【要約】
【課題】使用者の利便性の向上を図ることが可能な操作装置を提供する。
【解決手段】スイッチが配置され、スイッチに対する操作が有効ではない第1状態、または、スイッチに対する操作が有効である第2状態をとることが可能な、操作面を有する操作部と、第1状態と第2状態とを切り替える切替操作に基づいて、操作面の状態を制御する制御部とを備え、第1状態と第2状態とでは、操作面が物理的に変化する、操作装置が、提供される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチが配置され、前記スイッチに対する操作が有効ではない第1状態、または、前記スイッチに対する操作が有効である第2状態をとることが可能な、操作面を有する操作部と、
前記第1状態と前記第2状態とを切り替える切替操作に基づいて、前記操作面の状態を制御する制御部と、
を備え、
前記第1状態と前記第2状態とでは、前記操作面が物理的に変化する、操作装置。
【請求項2】
前記操作面は、前記スイッチが配置される領域を含む複数の領域に分割され、
前記第1状態と前記第2状態とでは、前記領域間の間隙のうち、少なくとも一部の前記間隙の大きさが異なる、請求項1に記載の操作装置。
【請求項3】
前記第1状態と前記第2状態とでは、前記領域間の間隙のうち、少なくとも一方向における前記間隙の大きさが異なる、請求項2に記載の操作装置。
【請求項4】
少なくとも一部の前記間隙の大きさは、前記操作面が前記第1状態であるときよりも前記第2状態であるときの方が大きい、請求項2または3に記載の操作装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1状態をとる前記操作面よりも、前記第2状態をとる前記操作面が視覚的に強調されるように、前記操作面の状態を制御する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の操作装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
異なる状態をとることが可能な装置に関する技術が、開発されている。“電源ON時(一の状態)では表示照明色を視認でき、電源OFF時(他の状態)では表示照明色を視認できないようにする表示装置”に関する技術としては、例えば特許文献1に記載の技術が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−148599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
“スイッチを有する操作装置では、スイッチに対する操作が有効ではない状態と、スイッチに対する操作が有効である状態とを切り替える必要性がある場合がある”と考えられる。また、上記のように操作装置が異なる状態をとる場合において、操作装置の使用者の利便性の向上を図るためには、操作装置がどの状態であるかを使用者に認識させる必要があると、考えられる。
【0005】
本発明の目的とするところは、使用者の利便性の向上を図ることが可能な、新規かつ改良された操作装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一の観点によれば、スイッチが配置され、上記スイッチに対する操作が有効ではない第1状態、または、上記スイッチに対する操作が有効である第2状態をとることが可能な、操作面を有する操作部と、上記第1状態と上記第2状態とを切り替える切替操作に基づいて、上記操作面の状態を制御する制御部と、を備え、上記第1状態と上記第2状態とでは、上記操作面が物理的に変化する、操作装置が、提供される。
【0007】
かかる構成では、操作面の状態の応じて操作面が物理的に変化するので、使用者は、操作装置がどの状態であるかを容易に認識することが可能である。したがって、かかる構成により、使用者の利便性の向上を図ることができる。
【0008】
また、上記操作面は、上記スイッチが配置される領域を含む複数の領域に分割され、上記第1状態と上記第2状態とでは、上記領域間の間隙のうち、少なくとも一部の上記間隙の大きさが異なっていてもよい。
【0009】
また、上記第1状態と上記第2状態とでは、上記領域間の間隙のうち、少なくとも一方向における上記間隙の大きさが異なっていてもよい。
【0010】
また、少なくとも一部の上記間隙の大きさは、上記操作面が上記第1状態であるときよりも上記第2状態であるときの方が大きくてもよい。
【0011】
また、上記制御部は、上記第1状態をとる上記操作面よりも、上記第2状態をとる上記操作面が視覚的に強調されるように、上記操作面の状態を制御してもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、使用者の利便性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施形態に係る操作装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。
図2】本発明の実施形態に係る操作装置が有する操作面の物理的な変化の第1の例を示す説明図である。
図3】本発明の実施形態に係る操作装置が有する操作面の物理的な変化の第1の例を示す説明図である。
図4】本発明の実施形態に係る操作装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0015】
[1]本発明の実施形態に係る操作装置の概要
本発明の実施形態に係る操作装置(以下、単に「操作装置」と示す場合がある。)は、少なくとも1つ以上のスイッチが配置される操作面を有する装置である。
【0016】
本発明の実施形態に係るスイッチとしては、例えば、静電スイッチ、プッシュスイッチ、スライドスイッチ、ロータリスイッチなどの、使用者による操作が可能な任意のスイッチが、挙げられる。また、操作装置の操作面には、異なる種類のスイッチが配置されていてもよい。以下では、操作装置の操作面に配置されるスイッチが、静電スイッチである場合を例に挙げる。
【0017】
また、本発明の実施形態に係る操作面としては、例えば、平面や、球面の一部などの任意の曲面など、スイッチを配置することが可能な任意の面が、挙げられる。以下では、操作装置の操作面が、平面である場合を例に挙げる。
【0018】
上述したように、“スイッチを有する操作装置では、スイッチに対する操作が有効ではない状態と、スイッチに対する操作が有効である状態とを切り替える必要性がある場合がある”と考えられる。
【0019】
ここで、本発明の実施形態に係るスイッチに対する操作が有効ではない状態には、例えば、“スイッチを物理的に操作することができない状態”と、“スイッチを物理的に操作することはできるが、操作に対する反応がない状態”とが含まれる。また、本発明の実施形態に係るスイッチに対する操作が有効である状態とは、例えば“スイッチを物理的に操作することができ、かつ、当該操作に対する反応がある状態”である。以下では、スイッチに対する操作が有効ではない状態を「第1状態」と示し、スイッチに対する操作が有効である状態を「第2状態」と示す。
【0020】
また、上述したように、操作装置が異なる状態をとる場合、操作装置の使用者の利便性の向上を図るためには、操作装置がどの状態であるかを使用者に認識させる必要があると、考えられる。
【0021】
そこで、操作装置は、スイッチに対する操作が有効ではない第1状態またはスイッチに対する操作が有効である第2状態をとることが可能な、操作面を有する。操作装置では、第1状態と第2状態とを切り替える切替操作に基づいて、操作面の状態が制御される。操作装置における操作面の状態の制御の一例については、後述する。
【0022】
本発明の実施形態に係る切替操作としては、例えば、操作面に設けられる切替スイッチに対する操作、リモートコントローラなどの外部の操作装置に対する操作、ジェスチャによる操作、音声による操作などの、操作装置が操作面の状態の切り替えを認識することが可能な任意の操作が挙げられる。
【0023】
切替操作が、切替スイッチに対する操作、またはリモートコントローラなどの外部の操作装置に対する操作である場合、操作装置は、例えば、操作に応じた操作信号に基づいて、操作面の状態を制御する。
【0024】
また、切替操作がジェスチャによる操作である場合、操作装置は、例えば、“撮像デバイスにより撮像された撮像画像に対する任意の画像処理により検出される、状態の切り替えに対応付けられている所定のジェスチャの検出結果”に基づいて、操作面の状態を制御する。上記撮像デバイスは、操作装置が備える撮像デバイスであってもよいし、操作装置の外部の撮像デバイスであってもよい。また、撮像画像に対する上記画像処理は、操作装置が行ってもよいし、操作装置の外部装置において行われてもよい。上記画像処理が外部装置において行われる場合、操作装置は、操作装置が備えている通信デバイス、または操作装置に接続される外部の通信デバイスを介して、当該外部装置から取得された所定のジェスチャの検出結果に基づいて、操作面の状態を制御する。
【0025】
また、切替操作が音声による操作である場合、操作装置は、例えば、“マイクロホンなどの音声入力デバイスにより得られた音声に対する任意の信号処理により検出される、状態の切り替えに対応付けられている所定の音声の検出結果”に基づいて、操作面の状態を制御する。上記音声入力デバイスは、操作装置が備える音声入力デバイスであってもよいし、操作装置の外部の音声入力デバイスであってもよい。また、音声に対する上記信号処理は、操作装置が行ってもよいし、操作装置の外部装置において行われてもよい。上記信号処理が外部装置において行われる場合、操作装置は、操作装置が備えている通信デバイス、または操作装置に接続される外部の通信デバイスを介して、当該外部装置から取得される所定の音声の検出結果に基づいて、操作面の状態を制御する。
【0026】
なお、本発明の実施形態に係る切替操作は、第1状態と第2状態とを切り替えるためだけの操作に限られない。例えば、本発明の実施形態に係る切替操作は、さらに自動運転と手動運転とを切り替える操作(自動と手動とを切り替える操作の一例)や、装置(またはシステム)の自動動作と手動動作とを切り替える操作(自動と手動とを切り替える操作の他の例)であってもよい。
【0027】
本発明の実施形態に係る切替操作が、第1状態と第2状態とを切り替える操作であり、かつ自動運転と手動運転とを切り替える操作である場合、切替操作は、例えば下記のような対応関係を有する。
・第1状態から第2状態へと切り替える切替操作=自動運転から手動運転へと切り替える切替操作
・第2状態から第1状態へと切り替える切替操作=手動運転から自動運転へと切り替える切替操作
【0028】
また、本発明の実施形態に係る切替操作が、第1状態と第2状態とを切り替える操作であり、かつ自動動作と手動動作とを切り替える操作である場合、切替操作は、例えば下記のような対応関係を有する。
・第1状態から第2状態へと切り替える切替操作=自動動作から手動動作へと切り替える切替操作
・第2状態から第1状態へと切り替える切替操作=手動動作から自動動作へと切り替える切替操作
【0029】
なお、本発明の実施形態に係る切替操作の例、および各例における処理の例が、上記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
【0030】
上記のように、操作装置は、“スイッチが配置され、第1状態または第2状態をとることが可能な、操作面”を有する。そして、操作装置において、第1状態と第2状態とでは、操作面が物理的に変化する。
【0031】
第1状態をとる操作面と第2状態をとる操作面との物理的な変化は、例えば“操作面が、スイッチが配置される領域を含む複数の領域に分割されること”によって、実現される。具体例を挙げると、第1状態をとる操作面と第2状態をとる操作面とが物理的に変化する例としては、例えば下記に示す例が、挙げられる。
・第1状態と第2状態とでは、領域間の間隙(クリアランス)のうち、少なくとも一部の間隙の大きさが異なる。
・第1状態から第2状態へと変化した場合(あるいは、第2状態から第1状態へと変化した場合)、複数の領域のうちの、スイッチが配置される領域がせり上がる。または、第2状態から第1状態へと変化した場合(あるいは、第1状態から第2状態へと変化した場合)、複数の領域のうちの、スイッチが配置される領域がせり下がる。
【0032】
なお、第1状態と第2状態とにおける操作面の物理的な変化の例が、上記に示す例に限られないことは、言うまでもない。以下では、“第1状態と第2状態とにおける操作面の物理的な変化が、少なくとも一部の間隙の大きさが異なる変化である場合”を例に挙げる。
【0033】
第1状態から第2状態へと変化した場合、および第2状態から第1状態へと変化した場合に、操作面が物理的に変化することによって、使用者は、操作装置がどの状態であるかを視覚的に認識することができる。したがって、本発明の実施形態に係る操作装置は、使用者の利便性の向上を図ることができる。
【0034】
[2]本発明の実施形態に係る操作装置の構成の一例
次に、本発明の実施形態に係る操作装置の一例について説明する。
【0035】
[2−1]操作装置のハードウェア構成の一例
図1は、本発明の実施形態に係る操作装置100のハードウェア構成の一例を示す説明図である。なお、本発明の実施形態に係る操作装置の外観が図1に示す例に限られないことは、言うまでもない。
【0036】
操作装置100では、例えば、操作面OSが筐体Hに設けられる。
【0037】
筐体Hの内部には、例えば、プロセッサ(図示せず)と、ROM(Read Only Memory。図示せず)と、RAM(Random Access Memory。図示せず)と、通信デバイス(図示せず)と、光源(図示せず)とのうちの、一部または全部が設けられる。筐体Hの内部に設けられる各構成要素は、例えば、データの伝送路としてのバス(図示せず)で接続される。
【0038】
操作装置100は、例えば、操作装置100が備えているバッテリなどの内部電源(図示せず)から供給される電力、または、商用電源などの操作装置100の外部電源から供給される電力などによって、駆動する。
【0039】
プロセッサ(図示せず)は、例えば操作装置100全体を制御する制御部(後述する)の役目を果たす。また、プロセッサは、例えば上述した撮像画像に対する画像処理や音声に対する信号処理などの、様々な処理を行う役目を果たしてもよい。プロセッサとしては、例えば、CPU(Central Processing Unit)や、MCU(Micro Controller Unit)などが、挙げられる。
【0040】
ROM(図示せず)は、プロセッサ(図示せず)が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データなどを記憶する。RAM(図示せず)は、例えば、プロセッサにより実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
【0041】
通信デバイス(図示せず)は、外部装置と通信を行う役目を果たす。通信デバイスとしては、例えば、通信アンテナおよびRF(Radio Frequency)回路(無線通信)や、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路(無線通信)、IEEE802.11ポートおよび送受信回路(無線通信)、あるいはLAN(Local Area Network)端子および送受信回路(有線通信)など、任意の通信方式に対応する通信デバイスが、挙げられる。また、通信デバイスは、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)、FlexRay、MOST(Media Oriented System Transport)などの車載ネットワークに対応する通信デバイスであってもよい。通信デバイスにおける通信は、例えばプロセッサ(図示せず)により制御される。
【0042】
光源(図示せず)は、発する光によって、少なくとも操作面OSの一部を照らす役目を果たす。光源が発する光により操作面OSが照らされることによって、操作面OSは視覚的に強調される。光源としては、例えば、1つの色を発する1種類のLED(Light Emitting Diode)、または2つ以上の色をそれぞれ発する複数種類のLEDが、挙げられる。光源の発光は、例えばプロセッサ(図示せず)により制御される。
【0043】
操作面OSは、スイッチが配置される領域SA1、SA2を含む複数の領域に分割される。図1では、操作面OSが、12個の正方形の領域に分割されている例を示しているが、領域の形状と領域の数との一方または双方は、図1に示す例に限られない。例えば、本発明の実施形態に係る操作面は、ひし形の領域や、長方形の領域、三角形の領域、五角形の領域など、操作面を分割して形成される任意の形状の領域に分割されていてもよい。また、本発明の実施形態に係る操作面は、形状と大きさとの一方または双方が異なる領域に分割されていてもよい。さらに、図1では、スイッチが配置される領域が2つである例を示してるが、スイッチが配置される領域は、少なくとも1以上あればよい。
【0044】
操作面OSは、例えば、操作面OSを形成する部材の素材、当該部材に施される絵柄、当該部材に施される表面凹凸加工の一部または全部によって、加飾されていてもよい。
【0045】
操作面OSは、スイッチに対する操作が有効ではない第1状態、またはスイッチに対する操作が有効である第2状態をとる。上述したように、第1状態と第2状態とでは、操作面OSが物理的に変化する。
【0046】
以下、操作面OSの物理的な変化の一例を説明する。なお、操作面OSの物理的な変化の例が、下記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
【0047】
(a)操作面OSの物理的な変化の第1の例
図2図3は、本発明の実施形態に係る操作装置100が有する操作面OSの物理的な変化の第1の例を示す説明図である。図2は、スイッチに対する操作が有効ではない第1状態における操作面OSの一例を示している。図3は、スイッチに対する操作が有効である第2状態における操作面OSの一例を示している。
【0048】
操作面OSが第1状態をとる場合、操作装置100は、例えば領域間の間隙が最小となるように、操作面OSを制御する。図2では、“隣り合う領域が接することにより、領域間の間隙が設けられていない例”を示しているが、隣り合う領域には、間隙が設けられていてもよい。なお、操作面OSが第1状態をとる場合における領域間の間隙の大きさが、最小の大きさに限られないことは、言うまでもない。
【0049】
操作面OSが第2状態をとる場合、操作装置100は、領域間の間隙のうちの少なくとも一部の間隙の大きさが、操作面OSが第1状態をとる場合と異なるように、操作面OSを制御する。図3では、全ての隣り合う領域の間隙が、操作面OSが第1状態をとる場合と異なるように制御された例を示している。つまり、図3では、“図3における水平方向および垂直方向の2方向における間隙の大きさが、操作面OSが第1状態をとる場合と異なっている例”が示されている。
【0050】
なお、第2状態をとる操作面OSの例は、図3に示す例に限られない。
【0051】
例えば、操作装置100は、図3における水平方向または垂直方向の一方向における間隙の大きさが、操作面OSが第1状態をとる場合と異なるように、操作面OSを制御してもよい。
【0052】
また、操作装置100は、領域間の間隙の大きさを変える方向に存在する間隙のうちの一部のみが、操作面OSが第1状態をとる場合と異なるように、操作面OSを制御してもよい。
【0053】
例えば図2図3に示すように操作面OSの状態に応じて領域間の間隙の大きさが変化する場合、少なくとも一部の領域間の間隙の大きさは、操作面OSが第1状態であるときよりも第2状態であるときの方が大きくなる。
【0054】
ここで、操作装置100における操作面OSの制御としては、例えば、領域に該当する部材を移動させる移動機構の駆動制御が、挙げられる。移動機構により少なくとも一部の領域に該当する部材が移動することによって、少なくとも一部の領域間の間隙の大きさが変化し、その結果、操作面OSが物理的に変化する。
【0055】
本発明の実施形態に係る移動機構としては、例えば、各領域に該当する部材が上面(使用者による操作が行われる側の面)に配置されるシリコンゴムと、操作面OSの状態に応じてシリコンゴムを伸縮させる伸縮機構とが、挙げられる。
【0056】
なお、本発明の実施形態に係る移動機構の例は、上記に示す例に限られない。例えば、移動機構は、“上記シリコンゴムに代えて綿布を使用する構成”や、“各領域に該当する部材を移動方向にガイドする機構を有する、リンク方式の構成”など、領域に該当する部材を移動させることが可能な任意の構成であってもよい。
【0057】
(b)操作面OSの物理的な変化の第2の例
操作面OSの状態に応じて領域間の間隙の大きさが変化する例は、上記(a)に示す第1の例に限られない。例えば、操作装置100が操作面OSの状態に応じて領域間の間隙の大きさを変化させる場合、少なくとも一部の領域間の間隙の大きさは、操作面OSが第2状態であるときよりも第1状態であるときの方が大きくなってもよい。
【0058】
(c)操作面OSの物理的な変化の第3の例
操作面OSの物理的な変化の例は、上記(a)に示す第1の例および上記(b)に示す第2の例のように、領域間の間隙の大きさが変化する例に限られない。例えば上述したように、“第1状態と第2状態との変化に応じて、スイッチが配置される領域SA1、SA2がせり上がること、または、スイッチが配置される領域SA1、SA2がせり下がること”などによって、操作面OSが物理的に変化してもよい。
【0059】
スイッチが配置される領域SA1、SA2に該当する部材のせり上がりまたはせり下がりは、例えば、部材をせり上げることまたは部材をせり下げることが可能な、任意の構成の移動機構の駆動制御が行われることによって、実現される。
【0060】
操作装置100は、例えば上記(a)に示す第1の例〜上記(c)に示す第3の例のように、操作面OSの状態に応じて、操作面OSを物理的に変化させる。
【0061】
なお、本発明の実施形態に係る操作装置における操作面の状態の制御に係る処理は、操作面OSを物理的に変化させる制御に限られない。
【0062】
例えば図2図3に示す領域SA1、SA2に示すように、操作装置100は、操作面OSを物理的に変化させる制御に係る処理に加えて、第1状態と第2状態とで操作面OSの視覚的な強調の仕方を変化させる処理を行ってもよい。
【0063】
操作装置100は、例えば、第1状態をとる操作面OSよりも第2状態をとる操作面OSが視覚的に強調されるように、操作面の状態を制御する。操作装置100は、例えば、光源(図示せず)を制御して“第2状態のときに光源を発光させ、第1状態のときに光源を発光させないこと”によって、第2状態をとる操作面OSを視覚的に強調させる。操作面OSの物理的な変化に加えて、第2状態をとる操作面OSが視覚的に強調されることによって、使用者は、操作装置100が有するスイッチが操作可能な状態であることを、さらに容易に認識することができる。
【0064】
なお、操作装置100は、例えば、第2状態をとる操作面OSよりも第1状態をとる操作面OSが視覚的に強調されるように操作面の状態を制御することも、可能である。
【0065】
操作面OSの物理的な変化に加えて、第1状態と第2状態とで操作面OSの視覚的な強調の仕方が変化することによって、使用者は、操作装置100がどの状態であるかを、さらに容易に認識することができる。したがって、第1状態と第2状態とで操作面OSの視覚的な強調の仕方を変化させる処理を行う操作装置100は、さらに使用者の利便性の向上を図ることができる。
【0066】
[2−2]操作装置の機能構成
次に、図1図3を参照して説明した操作装置100を、機能ブロックを用いて説明する。図4は、本発明の実施形態に係る操作装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。
【0067】
操作装置100は、例えば、操作部102と、制御部104と、記憶部106とを備える。
【0068】
また、操作装置100は、例えば、通信部(図示せず)と表示部(図示せず)との一方または双方を備えていてもよい。
【0069】
通信部(図示せず)は、外部装置と無線通信または有線通信を行う。通信部としては、例えば上述した通信デバイスが挙げられる。
【0070】
表示部(図示せず)は、操作装置100が備える表示手段であり、様々な画面を表示画面に表示する。表示部としては、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの任意の表示デバイスが、挙げられる。また、表示部を構成する表示デバイスは、例えばタッチパネルなど、表示と操作とが可能なデバイスであってもよい。表示部を構成する表示デバイスにおける表示は、例えば制御部104により制御される。
【0071】
操作部102は、操作面OSを有する。操作部102を構成する操作面OSは、例えば図2図3に示すように、スイッチに対する操作が有効ではない第1状態、またはスイッチに対する操作が有効である第2状態をとる。
【0072】
制御部104は、例えばプロセッサで構成され、切替操作に基づいて、操作面OSの状態を制御する。制御部104は、例えば、切替操作に基づいて操作面OSの状態を特定し、特定された操作面OSの状態に対応するように移動機構の駆動制御を行う。制御部104により操作面OSの状態が制御されることによって、例えば上記(a)に示す第1の例〜上記(c)に示す第3の例のように、操作面OSの状態に応じて操作面OSは物理的に変化する。
【0073】
また、制御部104は、操作面OSを物理的に変化させる制御に係る処理に加えて、第1状態と第2状態とで操作面OSの視覚的な強調の仕方を変化させる処理を行ってもよい。制御部104は、例えば、特定された操作面OSの状態に対応するように光源(図示せず)の発光を制御することなどによって、第1状態をとる操作面OSよりも第2状態をとる操作面OSが視覚的に強調されるように、操作面の状態を制御する。なお、制御部104は、第2状態をとる操作面OSよりも第1状態をとる操作面OSが視覚的に強調されるように、操作面の状態を制御することも可能である。
【0074】
また、制御部104は、例えば、上述した撮像画像に対する画像処理や音声に対する信号処理、スイッチに対する操作を検出する処理などの様々な処理を行う役目と、操作装置100全体を制御する役目との一方または双方の役目を果たしてもよい。
【0075】
なお、制御部104の機能構成は、図4に示す例に限られない。例えば、制御部104は、操作装置100が有する機能の切り分け方に応じた、任意の機能構成を有することが可能である。
【0076】
記憶部106は、操作装置100が備える記憶手段である。記憶部106には、例えば、ON閾値およびOFF閾値などの静電スイッチ(操作面OSに配置されるスイッチの一例)に対する操作を検出するための閾値を示すデータや、アプリケーションソフトウェアなどの、様々なデータが記憶される。記憶部106としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどの、任意の記録媒体が挙げられる。記憶部106は、操作装置100から着脱可能であってもよい。記憶部106を構成する記録媒体におけるデータの記録およびデータの読み出しは、例えば制御部104により制御される。
【0077】
操作装置100は、例えば図4に示す機能構成によって、切替操作に基づいて操作面OSの状態を制御する。
【0078】
なお、操作装置100の機能構成は、図4に示す例に限られない。例えば、外部の記録媒体が操作装置100に接続される場合など、操作装置100が記録媒体を備えていなくてもよい場合には、操作装置100は、記憶部106を備えていなくてもよい。
【0079】
[3]本発明の実施形態に係る操作装置により奏される効果の一例
本発明の実施形態に係る操作装置が用いられることによって、例えば下記に示す効果が奏される。なお、本発明の実施形態に係る操作装置により奏される効果が、下記に示す効果に限られないことは、言うまでもない。
・操作装置が“自動運転と手動運転とを切り替えることが可能な車両”に搭載される場合、車両における自動運転と手動運転との切り替えに連動して、操作装置の操作面の状態が切り替わり、操作面が物理的に変化する。よって、車両の運転者などの車両に乗っている者は、スイッチが操作可能な状態であるか否かを容易に認識することができるので、スイッチに対する操作がし易くなる。
・操作装置が“AI(Artificial Intelligence)技術などを利用する自動動作と、手動動作とを切り替えることが可能な装置(またはシステム)”に搭載される場合、自動動作と手動動作との切り替えに連動して、操作装置の操作面の状態が切り替わり、操作面が物理的に変化する。よって、自動動作と手動動作とを切り替えることが可能な装置の使用者は、スイッチが操作可能な状態であるか否かを容易に認識することができるので、スイッチに対する操作がし易くなる。
・操作面の物理的な変化と、光源(図示せず)の発光による照明とが組み合わせることによって、操作面に設けられるスイッチをより認識し易くすることができる。また、操作装置が車両に搭載される場合には、操作面の物理的な変化と照明とが組み合わさることによって、車室内のムード演出も可能となる。
・操作面に加飾が施されることによって、操作装置の外観的な魅力を向上させることができる。
【0080】
[4]本発明の実施形態に係る操作装置の適用例
以上、本発明の実施形態に係る操作装置について説明したが、本発明の実施形態は、かかる形態に限られない。本発明の実施形態は、例えば、“自動車、飛行機、船、電車などの任意の乗り物に設けられるシステム”、“交通システムなどの管制を行う管制室に設けられるシステム”、“電力システムなどの制御を行う制御室に設けられるシステム”、“ホームネットワークシステム”などの、スイッチを有する様々なシステムに適用することが可能である。また、本発明の実施形態は、例えば、“PC(Personal Computer)やサーバなどのコンピュータ”や、“タブレット型の装置”などの、スイッチを有する様々な機器に適用することができる。
【0081】
[5]本発明の実施形態に係るプログラム
コンピュータを、本発明の実施形態に係る操作装置として機能させるためのプログラム(例えば、図4に示す制御部104として機能させるためのプログラムなど)が、コンピュータにおいてプロセッサなどにより実行されることによって、使用者の利便性の向上を図ることができる。
【0082】
また、コンピュータを、本発明の実施形態に係る操作装置として機能させるためのプログラムが、コンピュータにおいてプロセッサにより実行されることによって、上述した本発明の実施形態に係る操作装置により奏される効果が、奏される。
【0083】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0084】
例えば、上記では、コンピュータを、本発明の実施形態に係る操作装置として機能させるためのプログラム(コンピュータプログラム)が提供されることを示したが、本発明の実施形態は、さらに、上記プログラムを記憶させた記録媒体も併せて提供することができる。上記プログラムを記憶させた記録媒体としては、例えば、“記憶部106として機能する記録媒体などの、本発明の実施形態に係る操作装置として機能する装置が備える記録媒体”や、“本発明の実施形態に係る操作装置として機能する装置が上記プログラムを読み出すことが可能な、当該装置の外部の記録媒体”が、挙げられる。
【符号の説明】
【0085】
100 操作装置、 102 操作部、104 制御部、106 記憶部、H 筐体、OS 操作面
図1
図2
図3
図4