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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-201781(P2019-201781A)
(43)【公開日】2019年11月28日
(54)【発明の名称】遊技場用管理システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20191101BHJP
【FI】
   A63F7/02 332B
   A63F7/02 328
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-97854(P2018-97854)
(22)【出願日】2018年5月22日
(71)【出願人】
【識別番号】000108937
【氏名又は名称】ダイコク電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000567
【氏名又は名称】特許業務法人 サトー国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】川原 雅輝
(72)【発明者】
【氏名】後藤 賢也
(72)【発明者】
【氏名】生田 和俊
(72)【発明者】
【氏名】野坂 利之
(72)【発明者】
【氏名】向山 幸治
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088CA04
2C088CA27
2C088CA31
2C088CA35
(57)【要約】
【課題】遊技場側が実施している依存症対策に取り組んだ結果、依存症から回復できたのか否かを客観的に把握することができる遊技場用管理システムを提供する。
【解決手段】遊技場用管理システム100では、依存症対策への取組を開始する前の期間[1]の遊技データと、その取組を終了した後の期間[4]の遊技データとを比較することができるため、取組の成果が現れているのか否かを客観的な根拠に基づいて判断することができる。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の遊技機が設置された遊技場に設けられ、各遊技者の遊技状況を管理する遊技場用管理システムにおいて、
遊技者からの申告に基づいて、当該遊技者を依存症対策の対象者として登録する登録手段と、
前記依存症対策として、予め設定された遊技制限条件を満たしたときに遊技の制限を実行する遊技制限手段と、
前記登録手段に前記対象者として登録された遊技者からの申告に基づいて、当該遊技者を対象者から除外する除外手段と、
前記対象者として登録された遊技者の遊技状況を示す遊技データを、前記対象者として登録される以前の期間と、前記対象者として登録された後前記除外手段により除外された後の期間とに区分して集計するデータ集計手段と、
前記データ集計手段による集計結果を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用管理システム。
【請求項2】
各遊技機と対応する位置に設けられ、
遊技者の操作に応じて前記遊技制限条件を設定可能な遊技制限条件設定手段と、当該遊技制限条件設定手段により設定された遊技制限条件を表示する遊技制限条件表示手段と、前記遊技の制限として実行される警告処理により遊技者に対する警告メッセージを表示可能な警告表示手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載した遊技場用管理システム。
【請求項3】
前記遊技制限条件として使用金額の上限値を設定することが可能に構成され、
前記データ集計手段は、前記警告処理が実行された後における遊技者の使用金額を、当該警告処理が実行される前の使用金額と区別して集計することを特徴とする請求項1又は2に記載した遊技場用管理システム。
【請求項4】
前記データ集計手段は、前記遊技制限条件が設定された制限遊技者の遊技データを、前記遊技制限条件が設定されない非制限遊技者の遊技データと区別して集計することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載した遊技場用管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技場用管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ギャンブル依存症が大きく問題視されており、各遊技場はその対策として様々な手段を講じようとしているところである。例えば特許文献1には、遊技者の遊技時間や負けの程度に基づいて、遊技にのめり込んでいる遊技者を検出し、その遊技者に対して遊技を控えるよう促すことが記載されている。しかしながら、実際にその時点で遊技を控えるか否かは遊技者個人の意思に委ねるしかないため、上記のような対策が実際にどの程度の効果を発揮しているのかを把握するのが難しいという事情があった。また、そのような依存症対策に一定期間取り組んだ結果、依存症から回復したのか否かを実感することが難しいという事情もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−151265号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技場側が実施している依存症対策に取り組んだ結果、依存症から回復できたのか否かを客観的に把握することができる遊技場用管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
遊技場用管理システムでは、依存症対策への取組を開始する前の遊技データと、その取組を終了した後の遊技データとを比較することができるため、取組の成果が現れているのか否かを客観的な根拠に基づいて判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明の一実施形態を示す全体構成図
図2】遊技機とともに示す計数貸出ユニットの正面図
図3】計数貸出ユニットを中心に示す機能ブロック図
図4】計数貸出ユニットの表示部における、会員カード挿入時の画面
図5】遊技制限条件設定時の遷移画面、及び警告メッセージ表示時の画面
図6】管理装置で管理されるデータであって、(a)は会員属性データ、(b)は依存症対策対象者データ、を示す説明図
図7】(a)は会員所有価値データ、(b)は会員遊技履歴データ、(c)は会員遊技集計データ、を示す説明図
図8】(a)は会員遊技期間比較データ、(b)は全会員遊技制限設定データ、を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、遊技場に設けられた遊技場用管理システム100全体の概略構成を示している。遊技場内には、複数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して計数貸出ユニット2及び遊技情報表示装置3が夫々付設されている。遊技機1、計数貸出ユニット2及び遊技情報表示装置3は、2台ずつ中継装置4に接続されている。中継装置4は、LAN5を介して管理装置6に接続されている。
【0008】
また、遊技場内には、精算機7や景品交換端末(以下、POS)8も設置されており、これら精算機7やPOS8もLAN5を介して管理装置6と接続されている。精算機7は、一般カードや会員カード(図3に符号9,10で示す)がカード挿入口7aに挿入されると、図示しないカードリーダライタでカード9,10を読取って入金残高を特定し、その入金残高に対応する紙幣や硬貨を返却口7bから払い戻す返却処理を行う。POS8は、付属するカード処理機8aでカード9,10を読取って遊技価値(持玉数・貯玉数)を特定し、その遊技価値に基づき景品交換処理を行う。尚、持玉とは当日中に計数した玉であり、貯玉とは前日以前に計数した玉である。
【0009】
管理装置6は、遊技場内の例えば事務所等に設置されており、モニタ6m、キーボード6k等が接続されている。管理装置6は、遊技機1、計数貸出ユニット2、遊技情報表示装置3等、上記した各種機器から出力される遊技データを入力することで、各種機器の稼動状況等を管理する。尚、図1では図示を省略したが、同図のパチンコ機の他、所謂スロットマシンも含めて例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。
【0010】
図2に示すように、遊技機1はCRパチンコ機であり、盤面11に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル12、上部受皿13、下部受皿14を有すると共に、盤面11に、液晶表示部15、始動口16、大入賞口17を有する。また、遊技機1における上部受皿13の上面には、左右に並ぶ貸出ボタン13aと返却ボタン13bを有する。
【0011】
遊技者が操作ハンドル12を操作すると、玉が盤面11に発射され、その玉が始動口16に入賞すると、その入賞に応じた数の玉を払出したり大当たり抽選を行ったりする。大当たり抽選では、液晶表示部15において所謂特別図柄(特図)による図柄変動を実行し、停止表示された図柄が大当たり図柄の場合に大当たりが発生する。大当たりが発生すると、例えば15ラウンド分だけ大入賞口17を開放する。
【0012】
遊技機1からは遊技の実行に応じて以下の信号が管理装置6側へ送信される。
・打込信号:遊技機1に対して打込まれた玉数(遊技媒体の数)を示す信号。
・払出信号:遊技機1から払い出された玉数を示す信号。
・大当たり信号:大当たり状態が発生したことを示す信号。
・スタート信号:大当たりの発生契機となる電動役物が作動(図柄変動)したことを示す信号。
【0013】
計数貸出ユニット2は、各遊技機1と対応する側方の位置に設けられ、所謂各台計数機能を備える。具体的には図2に示すように、計数貸出ユニット2は、現在の運用状態(例えば正常状態、エラー状態等)を示す状態表示部21、紙幣が投入される紙幣投入口22、周知のCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子を含むカメラ23(図2では前面のカメラ窓23aのみ図示)、入金残高や持玉数・貯玉数等を表示するタッチパネル式の液晶表示部24、1単位分(単位付与数)の玉を払い出すための払出ボタン25、払出された玉が通過する払出ノズル26、一般カード9或いは会員カード10が挿入されるカード挿入口28、遊技機1の下部受皿14の下方に位置する着脱可能な計数受皿29等を備えている。
【0014】
図3の機能ブロック図は、計数貸出ユニット2の構成を中心に示している。計数貸出ユニット2の制御部20は、CPU20a、ROM20b、RAM20c、I/O20d等を有するマイクロコンピュータを主体に構成されている。制御部20に接続された周辺部としては、上記した状態表示部21、液晶表示部24、払出ボタン25を含むとともに、管理装置6や遊技機1との間で各種信号や各種情報を送受信するI/F部20e、紙幣投入口22に投入された紙幣の真贋を判定する紙幣処理部22a、液晶表示部24上に設けられたタッチパネル24a、カード挿入口28に挿入されたカード9,10に記憶されている各種情報を読取ったり、書込んだりするカードRW(リーダライタ)28a、最大10枚の一般カード9をストック可能なカードストック部28b、払出ボタン25が操作されたときに、1度数分の玉を払出ノズル26から払い出す払出部25a、計数受皿29から流入する玉数を計数する計数部29a等を含む。これに対し、カメラ23は、制御部20に接続されることなく、図1に示すように4台ずつ画像処理装置30と接続されている。画像処理装置30は、LAN5を介して管理装置6に接続されている。
【0015】
一般カード9は、当日限り有効なカードであり、ICチップ9aが内蔵されている。ICチップ9aには、カードを特定可能な一般IDが記憶されているとともに、計数貸出ユニット2に入金された入金残高や持玉数が記憶される。この一般カード9の持玉数は当日のみ有効で、入金残高は翌日以降も利用可能とされている。
【0016】
会員カード10は、予め設定されている有効期限(例えば3年間)まで有効なカードであり、ICチップ10aが内蔵されている。ICチップ10aには、会員登録を行った遊技者を特定可能な会員IDが記憶されているとともに入金残高が記憶される。会員カード10に対応する持玉数や貯玉数は管理装置6の会員口座に記憶される。この会員カード10の持玉数、貯玉数、並びに入金残高は、翌日以降も利用可能とされている。
【0017】
計数貸出ユニット2は、以下に示す機能を備えている。
(1)カード9,10の未挿入状態で紙幣投入口22へ投入された紙幣を受付けると(貨幣受付処理を行うと)、カードストック部28bに収納している一般カード9をカードRW28aへ繰り出して、その入金金額(1000円単位)を記憶するとともに、当該入金金額(入金残高)を液晶表示部24に表示する。このとき、1度数(500円)は、貸出単価が4円のパチンコ機では125玉であるから、入金残高に相当する度数を液晶表示部24に表示してもよい。
【0018】
(2)遊技機1の貸出ボタン13aの操作(貸出操作)に応じて入金残高の範囲内で1度数に相当する玉を遊技機1内部の払出機構から貸し出す貸出処理を行う。
(3)遊技機1の下部受皿14から落下して計数受皿29で受けられた玉が計数部29aに流入することで玉を計数し、その計数した玉数である計数玉数を液晶表示部24に表示する。
(4)払出ボタン25の操作に応じて計数玉数(持玉数)又は貯玉数(会員遊技者の場合)の範囲内で1度数ずつ前記払出機構から払い出す。
【0019】
(5)遊技機1の返却ボタン13bの操作に応じて入金残高及び持玉数をカード挿入口28に挿入されている一般カード9に記憶して発行する。会員カード10が挿入されている場合は、入金残高を会員カード10に記憶して発行する。カード挿入口28に何れのカード9,10も挿入されていない場合は、カードストック部28bにストックしている一般カード9を図示しない記録媒体移動手段によりカードRW28aに繰出して、そのカード9に入金残高及び持玉数を記憶して発行する。
また、入金残高及び持玉数が何れも「0」となった場合は、カードRW28aにセットされた一般カード9を記録媒体移動手段によりカードストック部28bに回収する。尚、カードストック部28bのカード9が無くなったとき、状態表示部21において、エラー状態を表し、従業員によりカード9が挿入口28から補充されると正常状態に復帰する。
【0020】
(6)一般カード9がカード挿入口28に挿入された場合は、一般カード9に記憶されている入金残高及び持玉数をカードRW28aにより読出して液晶表示部24に表示する。会員カード10が挿入された場合は、会員カード10に記憶されている入金残高を読出して液晶表示部24に表示すると共に持玉数を管理装置6から受信して表示し、又、暗証番号の入力を条件として貯玉数を管理装置6から受信して表示する。
【0021】
計数貸出ユニット2の制御部20(以下、適宜「計数貸出ユニット2」と略す)は、上記した機能の他、以下の信号を管理装置6側へ送信する機能を有する。
・売上信号:玉の貸出しに伴い使用された金額(使用金額)を示す信号。
・貯玉払出信号:会員カード10で貯玉を使用する場合に、払い出された貯玉数を示す信号。
・カード発行信号:上記したカード9,10の発行処理(返却処理)を行う場合に、該当するカード9,10に記憶される入金残高や持玉数を示す信号。
【0022】
計数貸出ユニット2のカメラ23は、所定周期毎に(例えば4秒毎に)撮像し、その撮像した画像を画像処理装置30に送信する。カメラ23の撮像視野は、遊技者が遊技機1に対して正対している状態で当該遊技者の顔を含む領域となるように設定されている。
【0023】
画像処理装置30は、4台のカメラ23から送信される各画像を1秒間隔で取込み、その取込んだ画像を分析することにより、当該画像の中に遊技者の顔画像が存在するか否かを判定し、顔画像が存在すると判定すると、その顔画像を管理装置6に送信する。この点、カメラ23から送信される画像に遊技者が含まれていても、その遊技者が例えば不自然な方向を向く等して不自然な姿勢で遊技していれば、画像処理装置30により顔画像を認識できないため、その画像を管理装置6に送信しない場合がある。
【0024】
尚、画像処理装置30から顔画像を受信した管理装置6は、同一人物判定及び要注意人物判定を行う。同一人物判定では、受信した顔画像に対して例えば特徴点の抽出等の画像処理を行い、当日の顔画像データベースに既に登録されている顔画像と照合して、同一人物か否かを判定する。照合した顔画像が未だ顔画像データベースに登録されていない顔画像(つまり新規の遊技者)であると判定すると、顔IDを付与して当日の顔画像データベースに登録するとともに、その顔IDを遊技データと対応付けて記憶する。一方、顔画像が既に顔画像データベースに登録されている顔画像(つまり既知の遊技者)であると判定すると、その顔IDに対応付けている遊技データを更新する。要注意人物判定では、その顔画像と、要注意データベースに登録されている顔画像とを照合し、同一人物の顔画像が要注意データベースに登録されているか否かを判定する。同一人物の顔画像が要注意データベースに登録されていると判定すると、要注意人物が来店した旨を例えばインカム装置(図示略)等により遊技場の従業員に報知する。
【0025】
図3に示す管理装置6の制御部60(以下、適宜「管理装置6」と略す)は、マイクロコンピュータを主体に構成され、ROMやRAMといった記憶部60aや、I/O等を備えており、その記憶部60aに記憶された制御プログラムに従い動作する。また、管理装置6は、上記した遊技機1や計数貸出ユニット2から送信される各種の遊技信号に基づいて、各種の遊技データを管理する(後述の図7(b)等参照)。
【0026】
ところで、「従来技術」で述べたように、近年のギャンブル依存症の問題について、遊技場もその対策を講じようとしているところである。しかしながら、例えば遊技にのめり込んでいる遊技者を検出し、その遊技者に対して遊技を控えるよう促したとしても、実際にその時点で遊技を控えるか否かは遊技者個人の意思に委ねるしかないため、係る対策が実際にどの程度の効果を発揮しているのかを把握するのが難しいという事情がある。また、そのような依存症対策に一定期間取り組んだ結果、依存症から回復したのか否かを実感することが難しいという事情もある。
【0027】
そこで、本実施形態の遊技場用管理システム100では、単に各遊技者の遊技状況を示す遊技データを管理するだけでなく、遊技者からの申告に基づいて、依存症対策の対象者として登録する登録手段並びに当該遊技者を対象者から除外する除外手段を備えた構成とし、遊技データの集計を、対象者として登録される以前の期間と、除外手段により対象者から除外された後の期間とに区分して行い、その集計結果でもって依存症から回復できたか否かを客観的に把握できるようにしている。この遊技場用管理システム100の構成について、「1.計数貸出ユニットでの遊技制限の設定と警告処理」、「2.管理装置での遊技データの管理」の順に、図4以降の図面も参照しながら説明する。
【0028】
<1.計数貸出ユニットでの遊技制限の設定と警告処理>
遊技者は予め遊技場で会員登録を済ませており、自身が所持する会員カード10を、計数貸出ユニット2のカード挿入口28へ挿入して、対応する遊技機1で遊技を行うものとする。
【0029】
この場合、計数貸出ユニット2は、液晶表示部24に図4に示す画面41を表示させる。この画面41には、種別(貸出単価)・単位付与数を表す欄41a、挿入中のカード9,10の種別(会員・一般)を表す欄41b、案内表示領域41c、入金残高及び持玉数を表す欄41dが設けられている。
【0030】
また、この場合、遊技者は画面41のタッチ操作により、図示しないメニュー画面を表示させ、そのメニュー画面で「遊技制限」をタッチ操作により選択すると、計数貸出ユニット2は、図5に示す画面51に遷移する。尚、図5の画面51〜54は、液晶表示部24における案内表示領域41c部分の画面遷移を示すものとする。
【0031】
図5の画面51には、「遊技制限」ボタン51aが設けられるとともに、「終了」ボタン51cが設けられている。「遊技制限」ボタン51aは、遊技制限を設定するためのボタンであり、「終了」ボタン51cは、メニュー画面に復帰するためのボタンである。計数貸出ユニット2は、「遊技制限」ボタン51aがタッチ操作されると、次の画面52に遷移する。
【0032】
図5の画面52では、使用金額の上限値を表示する欄52aと、「完了」ボタン52b及び「戻る」ボタン52cとが設けられている。この場合、計数貸出ユニット2は、液晶表示部24における画面52の表示領域41c以外の表示領域にテンキー(図示略)を表示させ、使用金額の上限値を、そのテンキーのタッチ操作に応じて受付ける。このとき、計数貸出ユニット2では、遊技制限条件として使用金額の上限値を、所定値(例えば10000円)以上の範囲内で、任意に設定することが可能である。計数貸出ユニット2は、使用金額の上限値を受付けた後「完了」ボタン52bがタッチ操作されると次の画面53に遷移し、「戻る」ボタン52cがタッチ操作されると前の画面51に復帰する。
【0033】
図5に示す次の画面53では、受付けた使用金額の上限値を表示する欄53aと、「確認」ボタン53bとが設けられている。計数貸出ユニット2は、遊技者により「確認」ボタン53bがタッチ操作されると、設定された遊技制限に係る情報(つまり遊技制限の有無及び使用金額の上限値)を会員IDとともに管理装置6に送信して、メニュー画面に復帰する。このように、計数貸出ユニット2におけるタッチパネル24a、液晶表示部24及び制御部20は、遊技者のタッチ操作に応じて遊技制限条件を設定可能な遊技制限条件設定手段に相当する。
【0034】
また、管理装置6は、計数貸出ユニット2から受信した遊技制限に係る情報を、会員IDと対応付けて自身の記憶部60aに記憶する(図6(b)参照)。つまり、管理装置6は、計数貸出ユニット2における「遊技制限」ボタン51aの操作入力に応じて遊技制限の有無を記憶するとともに、使用金額の上限値の表示欄52aでの操作入力に応じて使用金額の上限値を記憶する。尚、後述する会員登録時の自己申告、或いは当該遊技者が計数貸出ユニット2の画面51〜53での操作入力を再度行うことにより、管理装置6にて管理する遊技制限に係る情報を、登録或いは上書き更新することができる。
【0035】
この後、管理装置6により、遊技者の実際の使用金額が前記上限値に達した(遊技データが予め設定された遊技制限条件を満たした)と判定したときに、遊技機1での遊技の続行を抑制するように、対応する計数貸出ユニット2にて警告を発する。
【0036】
具体的には、計数貸出ユニット2おいて使用金額の上限値を30000円に設定した遊技者が、遊技の進行に伴い紙幣投入口22へ30000円分の紙幣を順次投入して、その分の玉数を前記貸出処理により消費した(貸出金額が3万円に達した)ものとする。このとき、管理装置6は、遊技機側からの遊技信号に基づき、遊技者の合計使用金額が上限値たる30000円に達したと判定すると、計数貸出ユニット2(遊技制限手段)において、当該貸出操作が行われた時点で、当該遊技者に対して警告を発する警告処理を実行させる。
【0037】
警告処理は、図5の画面54で示すように、上限値の使用金額「30000円」と併せて、その上限値に達した旨並びに遊技の終了を促す旨を、警告メッセージとして表すことにより、遊技の制限を実行するものである。このように、液晶表示部24は、当該計数貸出ユニット2により設定された遊技制限条件を画面53,54に表示する遊技制限条件表示手段、及び警告処理の実行に応じて遊技者に対する警告メッセージを画面54に表示可能な警告表示手段として機能する。尚、警告処理は、同画面54の「確認」ボタン54aのタッチ操作により終了する(メニュー画面に復帰する)。
【0038】
また、計数貸出ユニット2は、使用金額が上限値に達した後、同日の遊技では例えば10000円毎に警告処理を実行する。つまり、遊技者が設定した最初に警告処理を行う上限値を「α」万円、警告処理の実行回数を「n」回とした場合、警告処理が実行される使用金額(複数の上限値「β」万円)は、次式(1)で表される。
【0039】
β=α+(n−1) … (1)
このように、警告処理は、警告メッセージにより遊技者に対する依存症対策として、遊技の続行を抑制し、或いは遊技を制限するものとして働きかけるものであるが、実際にその時点で遊技を続行するか否かは、遊技者の意思に委ねられている。それ故、遊技者としては、警告処理の後、返却ボタン13bの操作により会員カード10を挿入口28から排出させて遊技を終了するケースや、そのまま遊技を続行するケースも想定される。
【0040】
<2.管理装置での遊技データの管理>
図6図8は、管理装置6において管理される遊技データであって、モニタ6mへの表示出力並びに図示しない印刷装置への印刷出力が可能なデータを示している。
【0041】
ここで、図6(a)は、一の遊技者の会員属性データを示している。会員属性データは、会員登録を行った遊技者の「氏名」「性別」「年齢」「職業」「住所」「メールアドレス(同図で携帯メアドと略す携帯端末の電子メールアドレス)」を含み、その会員IDたる「会員No.」と対応付けて管理装置6の記憶部60aに記憶されている。こうした会員属性データは、例えば遊技場で予め会員登録を行うときに遊技者が記入した会員登録用紙(つまり図示しない用紙での自己申告)をもとに、管理装置6に対して入力される。
【0042】
図6(b)は、依存症対策対象者データの一部を示している。同図(b)に示すように、依存症対策対象者データは、例えば30000円等の使用金額の上限値で表された「遊技制限条件」と、対象者としての「登録日」及び「終了日」とを含み、会員IDと対応付けて管理装置6の記憶部60aに記憶されている。この依存症対策対象者データへの会員IDの登録は、会員登録時に依存症対策を希望する旨の自己申告を受付けたときの日付を「登録日」として、管理装置6にて行われる。このように、管理装置6(登録手段)は、遊技者からの申告に基づき当該遊技者を依存症対策の対象者として同図(b)のリストに登録する。
【0043】
尚、上記した計数貸出ユニット2での遊技制限に係る操作入力をした時点で、管理装置6により、その遊技者が同リストに登録されていない会員であると判定した場合、係る操作入力を遊技者の申告に基づくものとして、そのときの日付(登録日)で同リストへ登録してもよいことは勿論である。つまり、遊技制限の有無は、会員登録時の申告や、計数貸出ユニット2での操作により設定可能である。
【0044】
また、図6(b)の「遊技制限条件」は、会員登録時の自己申告、或いは計数貸出ユニット2での操作入力に応じて、受付けられた使用金額の上限値である。この遊技制限条件は、警告処理を実行するための条件として、前記所定値以上の範囲で遊技者の任意で設定される。
【0045】
更に、管理装置6(除外手段)は、遊技場で対象者として登録された遊技者から依存症対策を終了する旨の申告がなされた場合、その申告を管理装置6にて受付けたときの日付を「終了日」として登録する。こうして、図6(b)に例示する二人分の対象者データにおいて、一方の遊技者(No.2の遊技者)については依存症対策を終了する旨の自己申告に基づき2ヶ月で当該遊技者を対象者から除外し、他方の遊技者(No.1の遊技者)については対象者として継続的に遊技制限条件を付して管理している。尚、「遊技者からの申告」は、遊技場の従業員等を介して管理装置6にて受付けられる場合の他、計数貸出ユニット2の表示部24で依存症対策を終了する旨の申告を受付ける画面(図示略)を表示させ、その申告の受付画面での入力操作により、対象者から除外できるようにしてもよい。
【0046】
図7(a)は、一の遊技者の会員所有価値データを示している。会員所有価値データは、会員が所有する「入金残高」「持玉数」「貯玉数」を含み、その遊技者の会員IDと対応付けて管理装置6の記憶部60aに記憶される。管理装置6は、会員カード10を使用した遊技者の遊技に応じて、前記売上信号やカード発行信号等に基づき会員所有価値データを更新する。
【0047】
図7(b)は遊技者の遊技状況を示す遊技データであって、会員登録された全ての遊技者について集計・記憶される会員遊技履歴データを示している。会員遊技履歴データは、遊技者が遊技を行った「遊技機No.」での「使用金額」「打込玉数」「払出玉数」「大当たり回数」「持玉数」について、その遊技機1での「遊技開始」と「遊技終了」の時間(遊技時間)に対応付けて管理装置6の記憶部60aに記憶される。また、会員遊技履歴データは、警告処理の実行の有無を示す「遊技制限」フラグのデータを含む。
【0048】
同図(b)に例示するように、遊技者は「遊技機No.123」にて「10:15」から「12:23」までの遊技中に紙幣投入口22へ3000円分の紙幣を順次投入し、その分の玉数を貸出処理により消費した後、1240の持玉数を獲得した状態で台移動している。このように、遊技機No.123で警告処理を実行していない場合、管理装置6は、その遊技機No.123での「遊技終了」の際に、遊技制限フラグ「0」を対応付けた会員遊技履歴データとして記憶する。
【0049】
また、遊技者は、台移動した「遊技機No.125」にて「12:28」から遊技を開始し、先ずは遊技機No.123で獲得した1240の持玉数を全て消費した後、紙幣投入口22へ27000円分の紙幣を順次投入して、その分の玉数を貸出処理により消費している。これにより、使用金額が上限値の30000円に達し、計数貸出ユニット2で警告処理が実行された場合、管理装置6は、遊技制限フラグ「1」を対応付けた会員遊技履歴データとして記憶するとともに、新規レコードを作成する(新規レコードへ移行する)。
【0050】
更に、遊技者は同遊技機No.125にて、最初に警告処理が実行された後も遊技を続行しており、「16:27」に追加の10000円分の玉数を貸出処理により消費しているため、2回目の警告処理が実行されている(同図の遊技制限フラグ「1」参照)。
【0051】
上記のように、管理装置6(データ集計手段)は、計数貸出ユニット2での警告処理の実行に伴い新規レコードへ移行して、その警告処理が実行された後における遊技者の使用金額(同図(b)の10000円)を、当該警告処理が実行される前の使用金額(同(b)の3000円及び27000円)と区別して集計することができる。
【0052】
図7(c)は、図7(b)の会員遊技履歴データを営業日単位で集計した会員遊技集計データを示している。管理装置6は、会員遊技集計データについて、当該営業日における「使用金額」「打込玉数」「払出玉数」「大当たり回数」の夫々の集計値を求めるとともに、「遊技制限」フラグの履歴に基づき警告処理の実行回数の集計値を求める。
【0053】
そして、図8(a)は、会員遊技期間比較データを示している。会員遊技期間比較データは、対象者として登録された遊技者の遊技データを、当該登録される以前の期間[1]と、登録中の期間(登録された後の登録期間)[2][3]と、対象者から除外された後の期間[4]とに区分して集計したデータである。具体的には、管理装置6は、対象者として登録された日並びに対象者から除外された日(図6(b)の「登録日」並びに「終了日」参照)を基準に、その登録日前の1ヶ月間の遊技データと、登録期間中の毎月の遊技データと、依存症対策終了日後の1ヶ月間の遊技データとを各別に集計する。
【0054】
それ故、同図8(a)の例では、対象者の登録日「2017/3/1」前の集計期間[1]と、「2017/3/1〜4/30」の集計期間[2]及び[3]と、終了日「2017/4/30」後の集計期間[4]とに区分し、その「遊技制限」の有無(或いは除外された旨を表すブランク「-」)と併せて、当該遊技場での対象者の「遊技日数」「遊技時間」「使用金額」「平均金額」「収支」「回復度」を表している。
【0055】
このうち、「使用金額」は、各集計期間[1]〜[4]での合計使用金額、「平均金額」は、「使用金額」を「遊技日数」で除した値である平均使用金額(使用金額/遊技日数)に相当する。「収支」は、各集計期間[1]〜[4]での対象者の収支金額(持玉×交換単価−売上額)に相当する。また、「回復度」は、登録日以後の集計期間[2]〜[4]での「平均金額」について夫々、登録日前の集計期間[1]での「平均金額」で除した値(登録日以後平均金額/登録日前平均金額)である。
【0056】
図8(a)では、登録日以後の集計期間[2][3]の平均金額について夫々、登録日前の集計期間[1]の平均金額よりも低くなっている。このため、集計期間[2][3]の回復度についても夫々、1未満の値(0.75及び0.74)になっており、依存症対策の効果が表れているといえる。また、依存症対策終了後の集計期間[4]では、更に回復度の値(0.67)が良化していることが分かる。このように、管理装置6は、集計期間[1]〜[4]毎に区分された集計結果を、モニタ6m或いは前記印刷装置といった出力手段により、比較可能に表示出力或いは印刷出力することで、依存症対策の効果を客観的且つ具体的な数値で把握することができる。
【0057】
更に、管理装置6は、図8(b)に示す全会員遊技制限設定データを集計して記憶する。全会員遊技制限設定データは、遊技場で会員登録された「全会員数」のうち、「遊技制限」有りとして設定した人数と、その人数の全会員数に占める「遊技制限割合」と、使用金額の上限値として設定された値の平均を表す「平均上限」とを含む。
【0058】
以上に説明したように本実施形態の遊技場用管理システム100では、依存症対策への取組を開始する前の期間[1]の遊技データと、その取組を終了した後の期間[4]の遊技データとを比較することができるため、取組の成果が現れているのか否かを客観的な根拠に基づいて判断することができる。
【0059】
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張したり、各変形例を上記した実施形態と組み合せたり、各変形例を組み合わせたりしてもよい。
【0060】
図8(a)に示した「遊技時間」、「使用金額」、「収支」金額を含む会員遊技期間比較データを集計する構成としたが、遊技データとして少なくとも、これら遊技時間、使用金額、収支金額のうち何れか1つを集計する構成にしてもよい。
【0061】
会員遊技期間比較データの集計期間は、同図の区分による期間[1]〜[4]とし、会員遊技集計データや全会員遊技制限設定データの集計期間は、営業日単位によるものとしたが、それら集計期間乃至区分の期間はこれに限定されない。例えば、1週間単位、1ヶ月単位、1年単位等、適宜の期間を対象として集計乃至区分することが可能である。
【0062】
また、遊技制限条件が設定された遊技者(つまり制限遊技者)の遊技データを、遊技制限条件が設定されない遊技者(つまり非制限遊技者)の遊技データとを区別して集計する構成を追加してもよい。例えば、1日における使用金額や打込玉数等の遊技データを制限遊技者と非制限遊技者とに区別して集計することにより、それぞれの遊技者の間でどの程度の差が生じているのかを把握することができる。
【0063】
遊技制限の有無の設定は、遊技者自らの意思で行うようにしたが、その意思と無関係に、遊技場側が特定の遊技者に対して遊技制限有りの設定を行うことができる構成としてもよい。
【0064】
この場合、遊技者の遊技状況が予め定められた状況となったときに自動で遊技制限有りを設定するのが望ましい。具体的には、管理装置6は、例えば1日の使用金額の合計が3日連続で3万円に達したと判定したとき、その遊技者に対して遊技制限有りを自動的に設定し、その達した日を登録日(図6参照)として登録する構成にしてもよい。
【0065】
また、遊技制限の解除も同様に、遊技者の遊技状況が予め定められた状況となったときに管理装置6により自動で行うことが可能な構成を追加してもよい。
遊技制限条件として、使用金額の上限値を設定するようにしたが、遊技制限条件の内容はこれに限定されるものではなく、依存症とみなすための条件であれば、どのような条件を設定してもよい。例えば、遊技時間の長さや収支金額について、所定範囲を画する閾値を遊技制限条件として設定することが可能である。また、1種類の遊技制限条件に限らず、2種類以上の遊技制限条件を設定してもよい。
【0066】
遊技制限の警告処理として、計数貸出ユニット2の表示部24に警告メッセージ等を表示するようにしたが、これに限定されない。例えば、係る警告メッセージに代えて、管理装置6により遊技制限条件を満たしたことを検知したとき、その旨をインカム装置を介して従業員に報知する処理を行い、従業員から遊技者に対して声掛けをするという運用も可能である。
【0067】
管理装置6側で算出する遊技データの種類は本実施形態に限定されるものではなく、遊技機1や計数貸出ユニット2等から受信する各種の遊技信号に基づいて、様々な種類の遊技データを求めることが可能である。
【0068】
計数貸出ユニット2にて、現に会員カード10を使用しているときの遊技データを、依存症対策のデータとして記憶するようにしたが、会員カード10を使用せずに遊技しているときの遊技データであっても、前記顔IDにより同一会員として判別できる場合には、依存症対策のデータ(同会員の遊技データ)として記憶するようにしてもよい。
【0069】
カメラ23を計数貸出ユニット2と一体的に設けたが、カメラ23の位置は遊技者の顔が撮像可能な位置であればどこの位置でもよく、計数貸出ユニット2と一体である必要も無い。また、計数貸出ユニット2の液晶表示部24やタッチパネル24aは、各遊技機1と対応する位置に設けられ、上記した遊技制限条件設定手段、遊技制限条件表示手段、或いは警告表示手段として機能するものであるが、こうした各手段は、当該ユニット2とは別体の装置に代替してもよい。
【0070】
中継装置4を2台の遊技機1に対して1台ずつ設けるようにしたが、中継装置4と遊技機1との対応関係はこれに限定されない。中継装置4と遊技機1との台数の比は、3対1や4対1であってもよい。画像処理装置30についても同様に、4台のカメラ23に対して1台ずつの対応関係に限定されるものではない。
【0071】
遊技機1は、遊技媒体を払い出さず、電子データとして加算記憶する封入式遊技機であってもよい。また、パチンコ機に限らず、例えばスロットマシンであってもよい。
上記した各数値は例示であり、例えば前記上限値の所定値(閾値)を貸出単価に応じた適宜の値に設定する等、どのような数値を採用してもよいことは勿論である。また、上記した記載中における「記憶」「記録」及び「登録」について、例えば管理装置6の記憶部60a等への「記憶」を「登録」と称する等、それらの意味を同じくするものとして把握することができる。
【符号の説明】
【0072】
図面中、1は遊技機、2は計数貸出ユニット(遊技制限手段、遊技制限条件設定手段)、6は管理装置(登録手段、除外手段、データ集計手段)、24は液晶表示部(遊技制限条件設定手段、遊技制限条件表示手段、警告表示手段)、24aはタッチパネル(遊技制限条件設定手段)、100は遊技場用管理システムである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8