特開2019-203251IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

野縁受けと野縁とを連結する連結クリップの野縁受けに対する係合を解除し、野縁受けと野縁との連結を解除する連結解除具

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】脚立作業を行うことなく連結クリップにより連結された野縁受けと野縁との連結を解除することが可能となり、野縁に壁が近接して配置されていてもその連結を1台で解除することが可能となる連結解除具を提供する。
【解決手段】連結解除具1は、回転軸部材4と、回転機構5と、回転固定機構6とを有する。回転機構5は、第1基準面C1により隔てられる上方Z1側及び下方Z2側に配置される一対の解除部58、59とを有する。一方の解除部58は、第1爪部材52と、第1軸部材53と、第1支持部とを有し、他方の解除部59は、第2爪部材53と、第2軸部材55と、第2支持部57とを有する。第1爪部材52、第2爪部材53、第1支持部55及び第2支持部57は、第2基準面C2により隔てられる前方Y1側に配置される。
【選択図】図3

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、野縁受けと野縁との連結箇所は天井に所定の間隔で配置されることから、場所によっては、野縁に壁が近接して配置される場合もある。 特許文献1に開示される連結解除具は、旋回中心棒と、旋回中心棒から上方かつ前方へ所定寸法離間する係合解除板とが、幅方向の一方側にのみ延びるものである。即ち、特許文献1に開示される連結解除具は、旋回中心棒の延びる方向と係合解除板の延びる方向とを、幅方向において反転させることができないものである。このため、野縁に壁が近接して配置される場合には、野縁と壁の隙間に、幅方向の一方側にのみ延びる旋回中心棒と係合解除板とを挿通することができない。その結果、当該連結解除具を使用することができず、当該連結解除具とは異なる、幅方向の他方側にのみ延びる旋回中心棒と、係合解除板とを有する他の連結解除具を使用することになる。このように、野縁に壁が近接して配置される場合には、1台の連結解除具により野縁受けと野縁との連結を解除することができないという問題点があった。 そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、脚立作業を行うことなく連結クリップにより連結された野縁受けと野縁との連結を解除することが可能となり、野縁に壁が近接して配置されていてもその連結を1台で解除することが可能となる連結解除具を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

第1発明に係る連結解除具は、野縁受けと野縁とを連結する連結クリップの前記野縁受けに対する係合を解除し、前記野縁受けと前記野縁との連結を解除する連結解除具であって、棒状の棒状部材と、前記棒状部材の先端部に取り付けられる係合解除機構と、を備え、前記係合解除機構は、第1方向に延びる回転軸部材と、前記回転軸部材を中心に回転可能な回転機構と、前記回転機構の回転を固定する回転固定機構とを有し、前記回転機・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
第1発明〜第6発明によれば、棒状の棒状部材と、棒状部材の先端部に取り付けられる係合解除機構とを備える。これにより、第1発明〜第6発明によれば、脚立作業を行うことなく作業者が床に位置した状態で野縁受けと野縁との連結を解除することが可能となる。 第1発明〜第6発明によれば、第1基準面により隔てられる一方側及び他方側に配置される一対の解除部を有し、第1爪部材、第1支持部、第2爪部材及び第2支持部は、第2基準面により隔てられる一方側に配置される。 これにより、第1発明〜第6発明によれば、一方の解除部が第1基準面により隔てられる一方側から他方側に配置されるように、及び、他方の解除部が第1基準面により隔てられる他方側から一方側に配置されるように、いわば一対の解除部の上下を反転させるように、回転軸部材を中心として回転機構を回転させたとき、第1爪部材、第2爪部材、第1軸部材及び第2軸部材の延びる方向を左右方向Xにおいて反転させることができる。 このため、第1発明〜第6発明によれば、野縁の右方に壁等の障害物が近接して配置される場合、及び、野縁の左方に壁等の障害物が近接して配置される場合、の何れの場合においても、野縁受けと野縁との連結を1台で解除することが可能となる。 第1発明〜第6発明によれば、係合解除機構は、回転軸部材と、回転軸部材を中心に回転可能な回転機構と、回転機構の回転を固定する回転固定機構とを有する。これにより、第1発明〜第6発明によれば、棒状部材を上下方向に対して任意の角度に調整した上で、回転固定機構により回転機構の回転を固定することができる。 このため、第1発明〜第6発明によれば、野縁の前方に壁等の障害物が近接して配置される場合、及び、野縁の後方に壁等の障害物が近接して配置される場合、の何れの場合においても、棒状部材が壁等の障害物に接触するのを防止することができ、野縁受けと野縁との連結を1台で解除することが可能となる。 特に、第2発明によれば、回転機構が第1基準面に対して面対称となる。これにより、第2発明によれば、野縁受けと野縁との連結を解除する際に、第1軸部材を中心として第1爪部材を旋回させる動作、及び、第2軸部材を中心として第2爪部材を旋回させる動作、を略同一の力で行うことができる。このため、第2発明によれば、野縁受けと野縁との連結を解除する作業をより効率的に行うことが可能となる。 特に、第3発明によれば、回転固定機構は、回転軸部材の回転に伴って回転可能な歯車部と、歯車部に接触される係止部と、係止部に取り付けられるとともに伸縮可能な伸縮部と、係止部に接触可能な被操作部とを有し、被操作部が係止部から離間することにより係止部が歯車部の回転を固定するものとなり、被操作部が係止部に接触するとともに伸縮部が伸縮されることにより係止部が歯車部から離間して歯車部が回転可能とされる。 これにより、第3発明によれば、被操作部の操作だけで、回転機構の回転とその固定とを容易に切り替えることができる。このため、第3発明によれば、野縁受けと野縁との連結を解除する作業をより効率的に行うことが可能となる。 特に、第4発明によれば、回転固定機構は、回転軸部材の回転に伴って回転可能な歯車部と、歯車部に接触されて棒状部材に取り付けられる係止部と、棒状部材と板部との間に配置される伸縮可能な伸縮部と、歯車部に接触可能な被操作部とを有し、被操作部が歯車部から離間することにより係止部が前記歯車部の回転を固定するものとなり、被操作部が歯車部に接触するとともに伸縮部が伸縮されることにより係止部が歯車部から離間して歯車部が回転可能とされる。 これにより、第4発明によれば、被操作部の操作だけで、回転機構の回転とその固定とを容易に切り替えることができる。このため、第4発明によれば、野縁受けと野縁との連結を解除する作業をより効率的に行うことが可能となる。 特に、第5発明によれば、回転機構は、板部を挟んで回転軸部材の反対側から第1方向に延びるとともに第1基準面上に配置される受け軸部を有する。これにより、野縁受けと野縁との連結を解除した際に、受け軸部が野縁を支持することが可能となる。このため、野縁が下方に脱落して第1爪部材、第1軸部材、第2爪部材及び第2軸部材の何れかに野縁を支持させる場合よりも、野縁が脱落する高さを低減させることができ、受け軸部が野縁を支持した際に発生する衝撃音を低減することが可能となる。このため、野縁受けと野縁との連結を解除する際に発生する騒音を低減することが可能となる。 特に、第6発明によれば、受け軸部は、外面が緩衝材で構成される。これにより、野縁受けと野縁との連結を解除して受け軸部が野縁を支持した際に発生する衝撃音を緩衝材に吸収させて、防音効果を発揮させることができる。このため、野縁受けと野縁との連結を解除する際に発生する騒音を更に低減することが可能となる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明を適用した連結解除具を示す斜視図である。

【図2】図1の係合解除機構を後方から見た図である。

【図3】図2を右方から見た図である。

【図4】図1の回転機構を180°回転させた状態の連結解除具を示す斜視図である。

【図5】図4の係合解除機構を左方から見た図である。

【図6】図5を後方から見た図である。

【図7】(a)は、回転機構の回転を固定した状態の回転固定機構を主に示す図であり、(b)は、(a)の回転固定機構の内部を示す図である

【図8】(a)は、回転機構の回転の固定を解除した状態の回転固定機構を主に示す図であり、(b)は、(a)の回転固定機構の内部を示す図である

【図9】連結クリップにより連結された野縁受けと野縁との連結箇所の斜視図を示す。

【図10】野縁の右方に壁が近接して配置される場合の連結箇所を後方から見た図である。

【図11】連結クリップと野縁受けとの間に第1爪部材を左方から右方に向けて挿入した状態の係合解除機構を後方から見た図である。

【図12】図11を右方から見た図である。

【図13】野縁受けと野縁との係合を解除した状態の係合解除機構を右方から見た図である。

【図14】野縁受けの後方に壁が近接して配置される場合の連結箇所において、連結クリップと野縁受けとの間に第1爪部材を左方から右方に向けて挿入した状態の係合解除機構を右方から見た図である。

【図15】野縁受けの前方に壁が近接して配置される場合の連結箇所において、連結クリップと野縁受けとの間に第1爪部材を左方から右方に向けて挿入した状態の係合解除機構を右方から見た図である。

【図16】野縁の左方に壁が近接して配置される場合の連結箇所を後方から見た図である。

【図17】連結クリップと野縁受けとの間に第2爪部材を右方から左方に向けて挿入した状態の係合解除機構を後方から見た図である。

【図18】図17を左方から見た図である。

【図19】野縁受けと野縁との係合を解除した状態の係合解除機構を左方から見た図である。

【図20】野縁受けの後方に壁が近接して配置される場合の連結箇所において、連結クリップと野縁受けとの間に第2爪部材を右方から左方に向けて挿入した状態の係合解除機構を左方から見た図である。

【図21】野縁受けの前方に壁が近接して配置される場合の連結箇所において、連結クリップと野縁受けとの間に第2爪部材を右方から左方に向けて挿入した状態の係合解除機構を左方から見た図である。

【図22】接続部が野縁受けの溝開口側に配置された連結クリップにより連結された野縁受けと野縁との連結箇所を示す図である。

【図23】本発明を適用した連結解除具の第2実施形態を後方から見た図である。

【図24】図23を左方から見た図である。

【図25】第2連結解除具を用いて、野縁受けと野縁との係合を解除した状態を右方から見た図である。

【図26】(a)は、第2連結解除具を用いて、回転機構の回転を固定した状態の回転固定機構を後方から見た図であり、(b)は、回転機構の回転の固定を解除した状態の回転固定機構を後方から見た図である。

選択図 図3出願人が指定した本件の代表的な図

1 :連結解除具   2 :棒状部材   2a :棒状部材の先端部   21 :第1ロッド部   22 :第2ロッド部   23 :伸縮機構   24 :握持部   3 :係合解除機構   4 :回転軸部材   41 :中心軸   5 :回転機構   51 :板部   51a :第1主面   51b :第2主面   52 :第1爪部材   53 :第2爪部材   54 :第1軸部材   55 :第2軸部材   56 :第1支持部   56a :第1支持部の先端部   57 :第2支持部   57a :第2支持部の先端部   58 :一方の解除部   59 :他方の解除部   6 :回転固定機構   61 :歯車部   62 :係止部   63 :係止部   64 :伸縮部   65 :伸縮部   66 :被操作部   66a :切欠部   67 :筐体   68 :操作部   69 :ピン部   161 :歯車部   162 :係止部   163 :係止部   164 :伸縮部   166 :被操作部   168 :操作部   168a:連結部   169 :ピン部   7 :壁   81 :野縁受け   82 :野縁   83 :溝開口   84 :ウェブ   85 :下フランジ   86 :上フランジ   87 :溝開口   88 :底壁部   89 :側壁部   90 :係合リップ   91 :連結クリップ   92 :接続部   93 :第1フック   94 :第2フック   99 :連結箇所   C1 :第1基準面   C2 :第2基準面   K1 :隙間   K2 :隙間   X :左右方向   Y :前後方向   Z :上下方向

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