特開2019-203537IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、自動販売機等の断熱パネルに関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】組立性の向上を図ることが可能な真空断熱材を備えた断熱パネルを提供する。
【解決手段】矩形平板状の真空断熱材20と、前記真空断熱材20の芯材21の外縁に沿って延在する長尺の枠体30とを備えた断熱パネルであって、前記枠体30は、二つ折りすることによって前記真空断熱材20の芯材21の外縁から延在した状態のヒレ部分221を両側から挟持する態様で配設され、かつ、端部に隣接する枠体30との嵌合部34a,34bを備え、隣接する枠体30同士を嵌合部34a,34bを介して連結する。
【選択図】図6

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

前記特許文献1に開示された発明によれば、真空断熱材の芯材の4辺の縁に沿って配置される枠体を、真空断熱材の芯材の縁部を両側から挟み付ける態様に形成するとともに延在したヒレ部分を収納する溝を設け、ヒレ部分を延在させた状態で収納することにより、従来のようにフィルムのヒレ部分を二重に折り曲げることによる引張応力が生ずることがなく、ピンホールの発生を抑制して断熱性能の低下を防止できる点で優れている。 ところが、特許文献1に開示された発明においては、真空断熱材の4辺の縁に沿って配置される枠体は接着剤により真空断熱材に接着するように構成されている。このように、接着剤で枠体を真空断熱材に接着する際、隣接する枠体相互間の位置ずれを防止しつつ、全体として矩形枠状のフレームとして組み立てねばならないので、作業性が悪いという課題を有する。また、枠体を接着剤により接着剤により真空断熱材に接着するように構成されているので断熱パネルの分解が困難であって、リサイクル、真空断熱材のリユースに不適応であるという課題を有する。 本発明はの点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、組立性の向上を図ることが可能な真空断熱材を備えた断熱パネルを提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するために請求項1に係る発明は、矩形平板状の真空断熱材と、前記真空断熱材の芯材の外縁に沿って延在する長尺の枠体とを備えた断熱パネルにおいて、前記枠体は、前記真空断熱材の芯材の外縁から延在した状態のヒレ部分を両側から挟持する態様で配設され、かつ、端部に隣接する枠体との嵌合部を備えてなることを特徴とする。
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る断熱パネルによれば、矩形平板状の真空断熱材と、前記真空断熱材の芯材の外縁に沿って延在する長尺の枠体とを備えた断熱パネルにおいて、前記枠体は、前記真空断熱材の芯材の外縁から延在した状態のヒレ部分を両側から挟持する態様で配設され、かつ、端部に隣接する枠体との嵌合部を備えてなることにより、真空断熱材の芯材から延在した状態のヒレ部分を両側から挟持する枠体同士はそれぞれの嵌合部を介して結合すれば隣接する枠体相互間の位置ずれのない、全体として額縁状のフレームとして形成されるので、断熱パネルの組立が容易であり、その組立性を向上させることができる。また、従来のように枠体の組立に接着材を使用することがないので、断熱パネルの分解が容易であり、リサイクル、リユースに適応するものであるという利点を有する。 また、本発明の請求項2に係る断熱パネルによれば、請求項1に記載の断熱パネルにおいて、基材の表裏面に外被材が積層されたウレタンボードからなり、ウレタンボードは外被材の一方を残して基材を長手方向に2分割し、かつ、残した外被材を中心に2分割した基材を対峙させる態様で折り曲げて真空断熱材のそれぞれの辺から延在した状態のヒレ部分を両側から挟持するとともに端部に設けた嵌合部を隣接する枠体を構成するウレタンボードの端部の嵌合部に結合してなることにより、接着剤等を用いることなく枠体同士を接合することが可能となる。 また、本発明の請求項3に係る断熱パネルによれば、請求項1に記載の断熱パネルにおいて、枠体の嵌合部は楔形の凸部若しくは凹部からなり、隣接する枠体の連結部はそれぞれ一方が凸部または凹部の場合他方が凹部または凸部であることにより、枠体同士の接合が強固であるうえに分解も容易に行うことができるという利点を有する。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の実施の形態に係る断熱パネルが適用された自動販売機の正面図である。

【図2】図1の自動販売機の外扉および内扉を開放した状態を示す斜視図である。

【図3】図1の断熱仕切板を示す斜視図である。

【図4】図3の断熱仕切板の分解斜視図である。

【図5】枠体を構成する前枠を示し、(a)は展開状態の前枠を示す斜視図、(b)は屈曲途中の前枠を示す斜視図、(c)は(b)の工程を経て180°屈曲(二つ折り)させた前枠の断面図である。

【図6】下準備状態の枠体(前枠,上枠,後枠および下枠)を額縁状に組んだ平面図である。

【図7】枠体と真空断熱材との組立工程であり、(a)は枠体に真空断熱材を投入する状態の斜視図、(b)は枠体により真空断熱材の芯材の外縁から延在した状態のヒレ部分を両側から挟持した状態を示す断面図である。

【図8】断熱パネルを示し、(a)は断熱パネルの斜視図、(b)は(a)のA部の拡大図である。

【図9】ガスケットを示し、(a)はガスケットの斜視図、(b)はガスケットの平面図である。

選択図 図6出願人が指定した本件の代表的な図

1…本体キャビネット、2…外扉、3…内扉、20…真空断熱材、21…芯材、30…枠体、30A…前枠(枠体)、30B…後枠(枠体)、30C…上枠(枠体)、30D…下枠(枠体)、31…基材、32…外被材(クラフト紙)、33…折り目、34a…嵌合凸部(嵌合部)、34b…嵌合凹部(嵌合部)、40…断熱パネル、221…ヒレ部分。

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