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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-203712(P2019-203712A)
(43)【公開日】2019年11月28日
(54)【発明の名称】サポート機能を備えた測量機
(51)【国際特許分類】
   G01C 15/00 20060101AFI20191101BHJP
【FI】
   G01C15/00 103A
   G01C15/00 105Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2018-97158(P2018-97158)
(22)【出願日】2018年5月21日
(71)【出願人】
【識別番号】000220343
【氏名又は名称】株式会社トプコン
(74)【代理人】
【識別番号】100087826
【弁理士】
【氏名又は名称】八木 秀人
(74)【代理人】
【識別番号】100168088
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 悠
(72)【発明者】
【氏名】松田 敦史
(57)【要約】
【課題】操作者が必要とする操作の疑問点を、取扱説明書や問い合わせをすること無く、操作者個人で解決することのできる測量機を提供する。
【解決手段】測量機 (2)は、表示部(28)を介した操作でターゲットまでの距離と角度を測定する測量機であって、前記表示部には、前記操作に関するヘルプキー(10)が配置され、前記ヘルプキーを押すと、前記表示部に、操作手順,入力方法,ファンクションキー,アイコンの四項目を備えたサポート画面(30)が表示される。測量機(2)によれば、操作手順や画面表示の意味に関して取扱説明書相当の説明をするサポート画面(30)を呼び出すヘルプキー(10)が、操作画面である表示部(28)に配置されているため、操作者は、作業を中断することなく、測量機を操作しながら、疑問点を解決することができる。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部を介した操作でターゲットまでの距離と角度を測定する測量機であって、
前記表示部には、前記操作に関するヘルプキーが配置され、
前記ヘルプキーを押すと、前記表示部に、操作手順,入力方法,ファンクションキー,アイコンの四項目を備えたサポート画面が表示されることを特徴とする測量機。
【請求項2】
ある測量アプリケーションを実行中に前記ヘルプキーを押すと、前記四項目のうち、前記表示部で操作中の画面に関連する項目がピックアップされたサポート画面が表示されることを特徴とする請求項1に記載の測量機。
【請求項3】
前記サポート画面には、前記四項目を備えるトップヘルプメニューに戻る選択を可能にするボタンが配置されていることを特徴とする請求項2に記載の測量機。
【請求項4】
前記サポート画面には、前記ヘルプキーを押す直前の画面に戻る選択を可能にするボタンが配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の測量機。
【請求項5】
前記表示部はタッチパネルであることを特徴とする請求項1〜4に記載の測量機。
【請求項6】
測距部と、測角部と、測量アプリケーション・プログラムを実行する制御部と、前記アプリケーション・プログラムを格納する記憶部と、前記アプリケーション・プログラムの操作が行える表示部と、を備え、
前記表示部には、前記操作に関するヘルプキーが配置され、
前記制御部は、前記ヘルプキーが押された時に、操作手順,入力方法,ファンクションキー,アイコンの四項目を表示するサポート画面、又は前記四項目のうち前記表示部で操作中の画面に関連する項目をピックアップしたサポート画面を表示する操作サポート実行部を備え、
前記記憶部は、取扱説明書に記載の内容を、前記四項目に備えて分岐して保存した操作サポートデータテーブルを備えることを特徴とする測量機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、器械操作に関するサポート機能を備えた測量機に関する。
【背景技術】
【0002】
測量機(トータルステーション)は、測定点に置かれたターゲットに対し測距光を照射し、その反射光を受光して、測定点までの距離と角度を測定する器械である。近年の測量機は、放射観測,座標観測,対回観測,くい打ち測定,対辺測定,多角計算,面積計算,および地形測量など、多くのアプリケーション・プログラムを備えている。
【0003】
一方で、測量機の表示部の画面サイズは小さく、表示文字数やキー数が限定されているため、略字や、文字に代わるアイコンが多用されている。また、操作に関する画面は、表示部に階層的に表示される。
【0004】
このためか、器械の操作が分からない、という問い合わせがよくある。これに対して、例えば特許文献1の測量機は、インターネット通信機能を備え、サーバを介して外部端末に問い合わせを行えるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特願2017−022796号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、現場によってはインターネットに繋げないことがあり、その場合は作業を中断せざるを得なかった。また、インターネット環境が良くても、特に操作の初心者は、階層の操作で行き詰ることや、略字やアイコンの意味が理解できないということが多くあった。このような場合、操作者は、取扱説明書を参照する必要があった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、操作者が必要とする操作の疑問点を、取扱説明書や問い合わせをすること無く、操作者個人で解決することのできる測量機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の測量機は、表示部を介した操作でターゲットまでの距離と角度を測定する測量機であって、前記表示部には、前記操作に関するヘルプキーが配置され、前記ヘルプキーを押すと、前記表示部に、操作手順,入力方法,ファンクションキー,アイコンの四項目を備えたサポート画面が表示されることを特徴とする。
【0009】
上記態様において、ある測量アプリケーションを実行中に前記ヘルプキーを押すと、前記四項目のうち、前記表示部で操作中の画面に関連する項目がピックアップされたサポート画面が表示されることも好ましい。
【0010】
上記態様において、前記サポート画面には、前記四項目を備えるトップヘルプメニューに戻る選択を可能にするボタンが配置されていることも好ましい。
【0011】
上記態様において、前記サポート画面には、前記ヘルプキーを押す直前の画面に戻る選択を可能にするボタンが配置されていることも好ましい。
【0012】
上記態様において、前記表示部はタッチパネルであるのも好ましい。
【0013】
また、本発明の別の態様の測量機は、測距部と、測角部と、測量アプリケーション・プログラムを実行する制御部と、前記アプリケーション・プログラムを格納する記憶部と、前記アプリケーション・プログラムの操作が行える表示部と、を備え、前記表示部には、前記操作に関するヘルプキーが配置され、前記前記制御部は、前記ヘルプキーが押された時に、操作手順,入力方法,ファンクションキー,アイコンの四項目を表示するサポート画面、又は前記四項目のうち前記表示部で操作中の画面に関連する項目をピックアップしたサポート画面を表示する操作サポート実行部を備え、前記記憶部は、取扱説明書に記載の内容を、前記四項目に備えて分岐して保存した操作サポートデータテーブルを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明の測量機によれば、操作者が必要とする操作の疑問点を、器械を操作しながら、操作者個人で解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】実施の形態に係る測量機の右方斜視図である。
図2】同形態に係る測量機の構成ブロック図である。
図3】同形態に係る測量機に電源を入れた直後の表示部の画面の一例である。
図4A】同形態に係る測量機のサポート画面の一例である。
図4B】同形態に係る測量機のサポート画面の一例である。
図5】同形態に係る測量機の操作サポートデータテーブルの構成例である。
図6】同形態に係る測量機における操作サポートのワークフローを示すフローチャートである。
図7】同形態に係る測量機における器械点設定の操作サポートの流れを示す図である。
図8】同形態に係る測量機におけるオフセット角度測定の操作サポートの流れを示す図である。
図9】同形態に係る測量機における高さ/距離測定の操作サポートの流れを示す図である。
図10】同形態の変形例に係る測量機の右方斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
図1は本発明の実施の形態に係る測量機2の右方斜視図である。測量機2は、トータルステーション(電子式測距測角儀)である。測量機2は、整準器の上に設けられた基盤部2aと、基盤部2a上を水平回転する托架部2bと、托架部2bの中央で鉛直回転する望遠鏡2cとを備える。托架部2bの前面には、器械操作を行うための入力部27と表示部28を有する。なお、托架部2bの後面に、表示部28と同一の内容を表示することのできる別の表示部28´をさらに備えていてもよい。
【0018】
表示部28は、液晶画面を有し、タッチパネル式での入力が可能である。液晶画面には測量アプリケーションに関する画面が表れ、操作者は画面に誘導されて、各アプリケーションを実行する。
【0019】
入力部27は、数値入力用のテンキー271と、測量機2が備える複数の機能の中のいくつかが割り付けられたファンクションキー272とを含んでいる。ファンクションキー272の各機能は、表示部28の画面下に、キーの位置と一致して現れる(後述する図3の、キーF1に対する「読込」,キーF4に対する「OK」を参照。なお、ファンクションキー272は、後述する図10に示すように、液晶画面に表示される構成であってもよい)。本形態では、F1〜F4のキーに対して、最大で4項目の選択が可能である。なお、入力部27が液晶画面に表示される構成であってもよい。
【0020】
図2は、本実施の形態に係る測量機2の構成ブロック図である。図2に示すように、測量機2は、少なくとも測距部21、測角部22、回転駆動部23、制御部24、記憶部25、前述の入力部27、および表示部28を有する。この他、ターゲットを自動追尾する追尾部、撮影した画像や動画を処理する画像処理部、環境センサ、およびGPSを備えていてもよい。
【0021】
測距部21は、望遠鏡2c内に配置された発光素子,測距光学系,および受光素子を備える(図示略)。測距部21は、上記発光素子から、上記測距光学系を介して測距光を出射してターゲットを照射し、ターゲットからの反射光を上記受光素子で受光することにより、ターゲットまでの距離を測定する。
【0022】
測角部22は、望遠鏡2cの鉛直回転角および托架部2bの水平回転角を、それぞれの回転軸に配置されたロータリエンコーダ(図示略)で測定することにより、ターゲットまでの水平角および鉛直角を測定する。
【0023】
回転駆動部23は、モータであり、制御部24に制御されて、上記望遠鏡2cおよび托架部2bのそれぞれの回転軸を駆動する。
【0024】
制御部24は、少なくともCPUおよびメモリ(RAM,ROM等)を集積回路に実装した制御ユニットである。制御部24は、種々の測量アプリケーションを実行し、アプリケーションに応じて測距部21,測角部22,および回転駆動部23を制御する。表示部28には、アプリケーションに従って、操作に関する画面が表示される。アプリケーションを実行するための設定は、入力部27および表示部28から入力することができる。また、制御部24は、器械内部ステータスや器械ログを含む情報を取得し、数値が規格内かどうかを点検し、エラーを検出する。
【0025】
制御部24は、さらに、器械操作に関する操作サポート実行部13を備える。操作サポート実行部(以下、サポート実行部)13については後述する。
【0026】
記憶部25は、例えば、メモリーカード,HDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体で構成される。記憶部25は、外部機器からの書き換えが可能である。記憶部25には、上記アプリケーションの実行のための各種プログラムが格納されている。記憶部25には、測定した測距値と測角値、および制御部24が取得した各種情報が記録される。制御部24が検出したエラーは、エラーコードとして、発生日時とともに記録される。
【0027】
記憶部25は、さらに、器械操作に関する操作サポートデータテーブル14を有する。操作サポートデータテーブル(以下、サポートテーブル)14については後述する。
【0028】
ここで、図1に示すように、表示部28の画面サイズは制限されており、表示文字数やキー数は限定される。このため、制御部24により実行される上記アプリケーションは、表示部28に階層的に表示され、また、略字やアイコンが表示される。これに対し、本実施の形態に係る測量機2は、器械操作に関するサポートのためのヘルプキー10を備えている。
【0029】
図3は、測量機2に電源を入れた直後の表示部28の画面の一例である。図3に示すように、ヘルプキー10は、表示部28のいずれかの箇所に、電源投入直後から常に配置されている。ヘルプキー10は、タッチペンか、指で触れることで押すことができる。
【0030】
ヘルプキー10が押されると、制御部24のサポート実行部13が機能して、表示部28にサポート画面30が表示される。サポート画面30は、表示部28の画面サイズよりも小さい別ウインドで現れる。サポート画面30には、図4Aに示すように、「操作手順」,「入力方法」,「ファンクションキー」,「アイコン」の四つのキーワード項目が表示される。以降、図4Aのサポート画面をトップヘルプメニュー31とも称する。
【0031】
あるアプリケーションを実行中にヘルプキー10が押されると、サポート実行部13が機能して、表示部28にサポート画面30´が表示される。サポート画面30´には、図4Bに示すように、上記四つのキーワード項目のうち、現在操作している画面に関連する項目のみをピックアップしたヘルプメニューが表示される(以降、ピックアップヘルプメニュー32とも称する)。ピックアップヘルプメニュー32には、上記のトップヘルプメニュー31に戻る選択を可能とするトップメニューボタン(TOP)33が配置されている。
【0032】
サポート実行部13が機能すると、記憶部25のサポートテーブル14が読み出される。サポートテーブル14では、取扱説明書に記載されている詳細情報が分類項目に応じて分岐されて格納されている。分類項目は、階層の高いものから、大分類、中分類、小分類(I)、小分類(II)に分かれている。大分類の1つに少なくとも1つの中分類が従属し、1つの中分類に少なくとも1つの小分類が従属している。サポートテーブル14は、サポート画面30(30´)に現れるキーワード項目に基づき、操作者が必要とする情報が特定できるように構成されている。
【0033】
図5はサポートテーブル14の構成例である。大分類141は、少なくとも、各種設定,器械調整,データ関連,オペレーション,エラー情報の分類項目を含む。
【0034】
中分類142では、大分類141の各分類項目が細分化されている。例えば、「各種設定」は、観測設定,器械設定,通信設定に分けられている。「器械調整」は、各補正項目(補正A,補正B,…)に分けられている。「データ関連」は、取り込み,出力に分けられている。「オペレーション」は、各アプリケーション機能(A機能,B機能,C機能,…)に分けられている。「エラー情報」は、各エラーコードの番号(エラーコード1,エラーコード2,…)に分けられている。
【0035】
小分類(I)143は、中分類142の各分類項目を細分化する必要がある場合に設定されている。例えば、「観測設定」は、距離関連,角度関連,ターゲット関連,気象関連に分けられている。「器械設定」は、電源関連,単位関連,日付時間関連に分けられている。「通信設定」は、Bluetooth(登録商標),RS232Cに分けられている。
【0036】
小分類(II)144は、小分類143の各分類項目を細分化する必要がある場合に設定されている。このうち、問い合わせの多いエラーコード,距離関連,ターゲット関連は、さらに項目分けされ、操作者が必要とする情報を絞りやすくするように構成するのが好ましい。小分類(II)144の各分類項目をさらに細分化する必要がある場合には、小分類(III),(IV),(V)…を設定してもよい。なお、サポートテーブル14は、外部機器から、分類項目の追加,削除,および変更が可能である。
【0037】
図6は本実施の形態の測量機2における操作サポートのワークフローを示すフローチャートである。
【0038】
ステップS101において、ヘルプキー10が押されると、ステップS102に移行して、サポート実行部13が機能する。
【0039】
ステップS102において、サポート実行部13は、表示部28にトップヘルプメニュー31を表示する。または、ステップS102において、あるアプリケーションを実行中であった場合は、現在操作している画面に関連するピックアップヘルプメニュー32を表示する。
【0040】
ステップS103において、上記ヘルプメニューからキーワードが選択されると、ステップS104に移行して、サポート実行部13は、選択されたキーワードに基づいてサポートテーブル14を読み出し、分類項目のリストを表示する。なお、これ以降のサポート画面30(30´)には、全てに、ヘルプキー10を押す直前の画面に戻る選択を可能にする、エスケープボタン(ESC)34が配置されている。リストからキーワードが選択されると、ステップS105に移行する。
【0041】
ステップS105において、サポート実行部13は、選択されたキーワードの詳細を表示するか操作者に尋ねる。サポート実行部13は、「表示する」が選択されると(Yes)、ステップS106に移行し、対応する詳細をサポートテーブル14から読み出し、表示する。「表示しない」が選択されると(No)、ステップS102に戻り、再度ヘルプメニュー31(または32)からの選択を可能にする。
【0042】
詳細を表示すると、ステップS107に移行して、サポート実行部13は、ヘルプを終了して良いか操作者に尋ねる。「終了する」が選択されると(Yes)、サポートを終了する。「戻る」が選択されると(No)、ステップS102に戻り、再度ヘルプメニュー31(または32)からの選択を可能にする。
【0043】
以下に、測量機2による操作サポートの実施例を挙げる。
【0044】
<実施例1:器械点設定>
図7は器械点設定の操作サポートの流れを示す図である。図7に示すように、表示部28にはヘルプキー10が表示されている。ヘルプキー10が押されると、サポート画面30が表示され、トップヘルプメニュー31が表示され、操作手順,入力方法,ファンクションキー,アイコンの四項目が表示される。
「1.操作手順」が選択されると、このキーワードに基づき、サポートテーブル14の「オペレーション」が読み出され、図7に示すように、器械点設定の操作手順の詳細が表示される。
「2.入力方法」が選択されると、このキーワードに基づき、サポートテーブル14の「各種設定」,「観測設定」,「距離系設定項目」が順次読み出され、現在の画面に関連する入力方法のリストが表示される。この場合のリストは、「0.基本仕様」,「1.X,Y,Z座標」,「2.点名」,「3.器械高」,および「4.天気」である。番号が選択されると、図7に示すように、それぞれの機能の詳細な説明がさらに表示される。
「3.ファンクションキー」が選択されると、このキーワードに基づき、サポートテーブル14の「各種設定」,「観測設定」,「距離系設定項目」が順次読み出され、現在操作中のアプリケーションにおけるファンクションキーの機能が表示される。この場合のファンクションキーの機能は、「1.F1:読込」,「2.F4:OK」である。番号が選択されると、それぞれの機能の詳細な説明がさらに表示される。
「4.アイコン」が選択されると、このキーワードに基づき、サポートテーブル14の「各種設定」,「観測設定」,「距離系設定項目」が順次読み出され、図7に示すように、現在操作中のアプリケーションにおけるアイコンの意味が表示される。
【0045】
<実施例2:オフセット角度測定>
図8はオフセット角度測定の操作サポートの流れを示す図である。測量機2はオフセット角度測定(求点と同じ水平距離にあるオフセット点を測定したのち、求点を視準することで求点を測距および測角する)を実行中である。図8に示すように、表示部28にはヘルプキー10が表示されている。ヘルプキー10が押されると、サポート画面30´が表示され、ピックアップヘルプメニュー32が表示される。この場合のメニューは、操作手順,ファンクションキー,アイコンの三項目が表示される。
「1.操作手順」が選択されると、このキーワードに基づき、サポートテーブル14の「オペレーション」が読み出され、図8に示すように、オフセット角度測定の操作手順の詳細が表示される。
「2.ファンクションキー」が選択されると、このキーワードに基づき、サポートテーブル14の「各種設定」,「観測設定」,「距離系設定項目」が順次読み出され、現在操作中のアプリケーションにおけるファンクションキーの機能が表示される。この場合のファンクションキーの機能は、「1.F2:XYZ/HVD」,「2.F3:測定」,「3.F4:OK」である。番号が選択されると、図8に示すように、それぞれの機能の詳細な説明がさらに表示される。
「3.アイコン」が選択されると、このキーワードに基づき、サポートテーブル14の「各種設定」,「観測設定」,「距離系設定項目」が順次読み出され、図8に示すように、現在操作中のアプリケーションにおけるアイコンの意味が表示される。
【0046】
<実施例3:高さ/距離測定>
図9は高さ/距離測定の場合の操作サポートの流れを示す図である。測量機2は高さ/距離測定の連続測定を実行中である。図9に示すように、表示部28にはヘルプキー10が表示されている。ヘルプキー10が押されると、サポート画面30´が表示され、ピックアップヘルプメニュー32が表示される。この場合のメニューは、操作手順,ファンクションキー,アイコンの三項目が表示される。
「1.操作手順」が選択されると、このキーワードに基づき、サポートテーブル14の「オペレーション」が読み出され、図9に示すように、高さ/距離測定の操作手順の詳細が表示される。
「2.ファンクションキー」が選択されると、このキーワードに基づき、サポートテーブル14の「各種設定」,「観測設定」,「距離系設定項目」が順次読み出され、現在操作中のアプリケーションにおけるファンクションキーの機能が表示される。この場合のファンクションキーの機能は、「1.F2:単回測定に切り替え」,「2.F3:測定」,「3.F4:比高測定に切り替え」である。番号が選択されると、図9に示すように、それぞれの機能の詳細な説明が表示される。
「3.アイコン」が選択されると、このキーワードに基づき、サポートテーブル14の「各種設定」,「観測設定」,「距離系設定項目」が順次読み出され、図9に示すように、現在操作中のアプリケーションにおけるアイコンの意味が表示される。
【0047】
(変形例)
本実施の形態の測量機2の変形例を複数挙げる。図10に示すように、ヘルプキー10は、表示部28の液晶画面外に常設されていてもよい。または、ヘルプキー10は、入力部27のいずれかのキーに常にその役割を割り付けて配置してもよい。
【0048】
(作用効果)
以上、本実施形態の測量機2によれば、操作手順や画面表示の意味に関して取扱説明書相当の説明をするサポート画面30(30´)を呼び出すヘルプキー10が、操作画面である表示部28内に常に配置されている。このため、操作者は、必要とする操作の疑問点を、作業を中断することなく、測量機2を操作しながら、操作者個人で解決することができる。
【0049】
また、ヘルプキー10によるサポート画面30では、トップヘルプメニュー31として、測量機の操作に関し疑問の生じやすい項目である、「操作手順」,「入力方法」,「ファンクションキー」,「アイコン」の四つの項目に選択肢が絞られて提示される。
【0050】
さらに、ある測量アプリケーションを実行中のサポート画面30´では、ピックアップヘルプメニュー32として、上記四つのうち、現在操作している画面に関連する項目のみがピックアップして提示される。
【0051】
さらに、図4Bに示すように、ピックアップヘルプメニュー32には、トップヘルプメニュー31に戻る選択を可能とするトップメニューボタン33が配置されている。図7〜9に示すように、操作サポート中のサポート画面30(30´)には、ヘルプキー10を押す直前の画面に戻る選択を可能にする、エスケープボタン34が常に配置されている。
【0052】
このように、サポート画面30(30´)は、操作者の疑問点の解決を誘導しやすいように構成されている。
【0053】
また、従来、取扱説明書の情報が更新された場合は、測量機メーカのホームページ上にアップデート版を載せ告知していた。しかし、測量機ユーザが自主的にアップデート版を見にいく必要があり、更新情報を周知させるのが難しかった。これに対し、本実施形態の測量機2によれば、例えば器械をメンテナンスする時に測量機2の記憶部25を書き換えれば、更新情報がサポート画面30(30´)に反映されるので、測量機ユーザへの新機能や新たな注意事項などの告知を容易に行うことができる。
【0054】
以上、本発明の好ましい実施の形態および変形例を述べたが、本形態および各変形を当業者の知識に基づいて組み合わせることが可能であり、そのような形態も本発明の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0055】
2 測量機
10 ヘルプキー
13 操作サポート実行部
14 操作サポートデータテーブル
21 測距部
22 測角部
23 回転駆動部
24 制御部
25 記憶部
27 入力部
28 28´ 表示部
30 30´ サポート画面
31 トップヘルプメニュー
32 ピックアップヘルプメニュー
33 トップメニューボタン
34 エスケープボタン
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9
図10