特開2019-205793(P2019-205793A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-205793(P2019-205793A)
(43)【公開日】2019年12月5日
(54)【発明の名称】宅配ボックス、ショーケース
(51)【国際特許分類】
   A47F 3/04 20060101AFI20191108BHJP
   F25D 23/04 20060101ALI20191108BHJP
   F25D 11/00 20060101ALI20191108BHJP
   F25D 23/00 20060101ALI20191108BHJP
【FI】
   A47F3/04 D
   F25D23/04 J
   F25D23/04 301
   F25D11/00 101C
   F25D23/00 C
   F25D23/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2018-103802(P2018-103802)
(22)【出願日】2018年5月30日
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】特許業務法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】横塚 誠
(72)【発明者】
【氏名】三井 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】柴田 勲男
(72)【発明者】
【氏名】三原 一彦
【テーマコード(参考)】
3B110
3L045
【Fターム(参考)】
3B110AA07
3B110BA04
3L045AA07
3L045BA01
3L045CA02
3L045EA01
3L045KA07
3L045PA04
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ショーケース内のスペースを有効活用する。
【解決手段】冷凍回路を備えるショーケースの庫内に取り付け可能な宅配ボックス20であって、庫内の冷気を透過する板材55を有する収納部25と、収納部25をショーケースの庫内に固定する固定リング21と、を備える。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷凍回路を備えるショーケースの庫内に取り付け可能な宅配ボックスであって、
前記庫内の冷気を透過する外側面を有する収納部と、
前記収納部を前記ショーケースの庫内に固定するボックス固定具と、を備えることを特徴とする宅配ボックス。
【請求項2】
前記外側面は、正面以外の面に設けられ、複数の通気孔を備えることを特徴とする請求項1に記載の宅配ボックス。
【請求項3】
前記収納部を開閉可能な収納部扉を備え、
前記収納部扉は、前記ショーケースに設けられるショーケース扉と干渉しないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の宅配ボックス。
【請求項4】
前記収納部扉を関係者以外が開閉できないように制御するセキュリティ機能を備えることを特徴とする請求項1から請求項3に何れか一項に記載の宅配ボックス。
【請求項5】
前記庫内に設けられる棚板固定用の棚板固定部に固定される固定部材をさらに備え、
前記ボックス固定具は、前記固定部材に固定されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の宅配ボックス。
【請求項6】
冷凍回路を備えるショーケースであって、
庫内に取り付け可能な宅配ボックスと、
前記庫内に設けられる棚板固定用の棚板固定部と、
前記棚板固定部に固定され、かつ、前記宅配ボックスと固定される固定部材と、
を備え、
前記宅配ボックスは、前記庫内の冷気を透過する外側面を有する収納部と、前記宅配ボックスを前記固定部材に固定するボックス固定具と、を備えることを特徴とするショーケース。
【請求項7】
前記外側面は、前記宅配ボックスの正面以外の面に設けられ、複数の通気孔を備えることを特徴とする請求項6に記載のショーケース。
【請求項8】
ショーケース扉を備え、
前記宅配ボックスは、前記収納部を開閉可能な収納部扉を備え、
前記収納部扉は、前記ショーケース扉と干渉しないことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のショーケース。
【請求項9】
前記宅配ボックスは、前記収納部扉を関係者以外が開閉できないように制御するセキュリティ機能を備えることを特徴とする請求項6から請求項8に何れか一項に記載のショーケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで使用される宅配ボックスおよびショーケースに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで冷凍・冷蔵用のショーケースが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
これらコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどでは、季節によって売れ筋の商品が変わるため、ショーケースに陳列する商品ごとの陳列量をその時々で増減させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018−019766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、売れ筋の変化によっては、ショーケース内に有効活用しきれないスペースが発生するため、季節的には売れない商品を、スペースを埋めるために余計に陳列するなどの対処を行うことがある。そのため、ショーケース内のスペースを必ずしも有効活用できない場合があり、この点について未だ改善の余地があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ショーケース内のスペースを有効活用することができる宅配ボックスおよびショーケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、冷凍回路を備えるショーケースの庫内に取り付け可能な宅配ボックスであって、前記庫内の冷気を透過する外側面を有する収納部と、前記収納部を前記ショーケースの庫内に固定するボックス固定具と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
宅配ボックスの収納部には庫内の冷気が透過する。
そのため、本発明によれば、庫内の有効活用できていないスペースに宅配ボックスを固定することにより、庫内のスペースを有効活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施形態に係るショーケースを示す斜視図
図2】ショーケース内部の正面図
図3】ショーケースの断面図
図4】宅配ボックスを示す斜視図
図5】宅配ボックスを示す斜視図
図6】宅配ボックスを示す斜視図
図7】ショーケースを平面視した模式図
図8】ショーケースを平面視した模式図
図9】本発明の別の実施形態に係るショーケースの断面図
図10】宅配ボックスを示す斜視図
図11】固定部材を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
第1の発明における宅配ボックスは、冷凍回路を備えるショーケースの庫内に取り付け可能な宅配ボックスであって、前記庫内の冷気を透過する外側面を有する収納部と、前記収納部を前記ショーケースの庫内に固定するボックス固定具と、を備えることを特徴とする。
宅配ボックスの収納部には庫内の冷気が透過する。
そのため、本発明によれば、庫内の有効活用できていないスペースに宅配ボックスを固定することにより、庫内のスペースを有効活用することができる。
【0009】
第2の発明における宅配ボックスは、第1の発明において、前記外側面は、正面以外の面に設けられ、複数の通気孔を備えることを特徴とする。
この発明によれば、宅配ボックスに庫内の冷気を宅配ボックスの内部に取り込み易くなり、宅配ボックスを庫内に配置するための選択の余地が広がる。
【0010】
第3の発明における宅配ボックスは、第1の発明または第2の発明において、前記収納部を開閉可能な収納部扉を備え、前記収納部扉は、前記ショーケースに設けられるショーケース扉と干渉しないことを特徴とする。
この発明によれば、庫内の有効活用できていないスペースに宅配ボックスを固定した場合にも、既存のショーケース扉と宅配ボックスとを並存させることが可能となり、庫内のスペースを有効活用することができる。
【0011】
第4の発明における宅配ボックスは、第1の発明から第3の発明の何れかの発明において、収納部扉を関係者以外が開閉できないように制御するセキュリティ機能を備えることを特徴とする。
この発明によれば、庫内の有効活用できていないスペースに宅配ボックスを固定した場合において、宅配ボックスの関係者のみが宅配ボックスを利用可能とすることに資する。
【0012】
第5の発明における宅配ボックスは、第1の発明から第4の発明の何れかの発明において、前記庫内に設けられる棚板固定用の棚板固定部に固定される固定部材をさらに備え、前記ボックス固定具は、前記固定部材に固定されることを特徴とする。
この発明によれば、既存のショーケースに設けられている棚板固定用の棚板固定部を、宅配ボックスを庫内に固定するに際して有効利用することができ、宅配ボックスを庫内に固定するにあたって、新たな部品定数が増加することを抑制できる。
【0013】
第6の発明におけるショーケースは、冷凍回路を備えるショーケースであって、庫内に取り付け可能な宅配ボックスと、前記庫内に設けられる棚板固定用の棚板固定部と、前記棚板固定部に固定され、かつ、前記宅配ボックスと固定される固定部材と、を備え、前記宅配ボックスは、前記庫内の冷気を透過する外側面を有する収納部と、前記宅配ボックスを前記固定部材に固定するボックス固定具と、を備えることを特徴とする。
宅配ボックスの収納部には庫内の冷気が透過する。
そのため、本発明によれば、庫内の有効活用できていないスペースに宅配ボックスを固定することにより、庫内のスペースを有効活用することができる。
【0014】
第7の発明におけるショーケースは、第6の発明において、前記外側面は、前記宅配ボックスの正面以外の面に設けられ、複数の通気孔を備えることを特徴とする。
この発明によれば、宅配ボックスに庫内の冷気を宅配ボックスの内部に取り込み易くなり、宅配ボックスを庫内に配置するための選択の余地が広がる。
【0015】
第8の発明におけるショーケースは、第6の発明または第7の発明において、ショーケース扉を備え、前記宅配ボックスは、前記収納部を開閉可能な収納部扉を備え、前記収納部扉は、前記ショーケース扉と干渉しないことを特徴とする。
この発明によれば、庫内の有効活用できていないスペースに宅配ボックスを固定した場合にも、既存のショーケース扉と宅配ボックスとを並存させることが可能となり、庫内のスペースを有効活用することができる。
【0016】
第9の発明におけるショーケースは、第6の発明から第8の発明の何れかの発明において、前記宅配ボックスは、前記収納部扉を関係者以外が開閉できないように制御するセキュリティ機能を備えることを特徴とする。
この発明によれば、庫内の有効活用できていないスペースに宅配ボックスを固定した場合において、宅配ボックスの関係者のみが宅配ボックスを利用可能とすることに資する。
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0018】
<第1の実施形態>
図1は本発明の実施形態に係るショーケース1を示す斜視図である。図2は、ショーケース1内部の正面図である。図3は、ショーケース1の断面図である。図4から図6は、宅配ボックス20の斜視図である。
図1におけるショーケース1の正面視を基準として、右側を右、左側を左、上側を上、下側を下、奥側を後、手前側を前、と定義する。また、ショーケース1における前後の方向を奥行き方向とし、ショーケース1における左右の方向を幅方向とし、ショーケース1における上下の方向を高さ方向とする。
【0019】
ショーケース1は、例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの用いられる冷凍・冷蔵用のショーケースである。ショーケース1は、不図示の冷凍回路を備えており、本体3の庫内10を冷却する。
【0020】
図1に示すように、ショーケース1は、本体3と、本体3の開口部5を開閉可能なショーケース扉7と、を備える。また、ショーケース1は、本体3の下部に不図示の機械室を備える。
本体3は、天井板11と、左右の側板13と、背板15と、底板17と、を備える。天井板11、左右の側板13、背板15、および底板17の内側には、庫内10が設けられている。この庫内10の前部には、開口部5が形成されている。
ショーケース扉7は片開きの開き戸となっている。ショーケース扉7の開閉により、開口部5が開閉される。ショーケース扉7の基部近傍には、庫内を照らす照明器具8が庫内10の高さ方向全体にわたって設けられている。
また、庫内10には、宅配ボックス20が固定されている。
【0021】
図2および図3に示すように、背板15の左右端部には、それぞれに棚板固定用の背板金具40が設けられている。左右の側板13の前部には、それぞれに棚板固定用の側板金具41が設けられている。
背板金具40および側板金具41は、それぞれに棚板固定用の棚板固定部43を備える。棚板固定部43は、高さ方向に複数設けられている。
これら背板金具40および側板金具41は、一般的なショーケースに取り付けられている棚板固定用の金具である。
【0022】
棚板固定部43には、図5および図6に示す棚板(固定部材)45が固定される。
本実施の形態にかかる棚板45は、既存のショーケース1に用いられているものである。
【0023】
棚板45は、宅配ボックス20を庫内10に固定しないときには、庫内10の棚板として活用される。
もっとも、固定部材は、棚板として機能する部材に限るものではない。例えば、後述する第2の実施形態に示すレール部材145のように、固定部材は、既存のショーケース1が備える棚板固定部43を利用して、宅配ボックス20を庫内に固定可能とする部材であればよい。
【0024】
図6に示す棚板45は、ショーケース1の奥行き方向に延びる棒状部材46と、棒状部材46の下部に固定されショーケース1の左右方向に延びる板状部材47と、により形成されている。また、棚板45は、棒状部材46の前端部と当接し、上方に延びる当接部48を備える。
【0025】
棒状部材46は、左右方向に後述する固定リング(ボックス固定具)21を挿入可能な程度の間隔S2をあけて複数設けられている。板状部材47は、奥行き方向に間隔S2をあけて複数設けられている。この間隔S2は、間隔S1よりも広い。
当接部48は、後述するように、宅配ボックス20を棚板45に固定するときに、宅配ボックス20の前面板26と当接する。固定リング21により宅配ボックス20を棚板45に固定すると共に、当接部48を前面板26に当接させることにより、宅配ボックス20をより安定して棚板45に固定できる。
【0026】
図4から図6に示すように、宅配ボックス20は、庫内10の冷気を透過する板材(外側面)55を有する収納部25と、宅配ボックス20を棚板(固定部材)45に固定する固定リング(ボックス固定具)21と、を備える。
【0027】
図1に示すように、収納部25には、収納部開口25Aが設けられており、この収納部開口25Aには、内側収納部35が収納されている。内側収納部35の前端部には、収納部扉27が備えられている。
【0028】
図4から図6に示すように、収納部開口25Aの周囲には、前面板26が設けられている。前面板26は、収納部扉27よりも周方向に大きく形成されている。
前面板26には、固定リング21を施錠し、または開錠するロック部28が備えられている。このロック部28は、左右に2か所設けられている。
【0029】
図5に示すように、固定リング21は、施錠されていない状態において下方に開口22を備えるリング状に形成されている。
固定リング21は、収納部25の四隅の下部にそれぞれ備えられている。固定リング21の数は任意に変更が可能である。
当接部48を前面板26の裏面に当接させ、固定リング21の開口22から固定リング21内に棒状部材46を入れ、ロック部28により固定リング21を施錠することにより、宅配ボックス20は、棚板24に固定される。
【0030】
図1に示すように、収納部25の外面は、庫内10の冷気を透過する板材(外側面)55を有する。詳細には、収納部25の外側面、すなわち板材55は、1cm四方程度の通気孔を全面に備えている。
また、内側収納部35も、1cm四方程度の通気孔を全面に備える板材55により形成されている。
収納部25に内側収納部35を収納したとき、これら板材55に設けられる通気孔が互い違いとなるように、内側収納部35は配置される。つまり、収納部25に内側収納部35を収納したときに、2枚の板材55は、1cm四方程度の通気孔が互い違いとなるように重なる。
収納部25の外面は、宅配ボックス20であって、宅配ボックス20の正面以外の全ての面に形成されている。
これにより、宅配ボックス20を庫内10のどの場所に配置しても、庫内10の冷気を宅配ボックス20の内部に取り込むことができる。また、宅配ボックス20を庫内10のどの場所に配置しても、庫内10の冷気の流れを妨げることを抑制できる。また、宅配ボックス20の利用者以外の者からみだりに宅配ボックス20の内容を視認され、または触れられることを抑制できる。
【0031】
なお、本実施の形態では、板材55を1cm四方程度の通気孔を備えるものとしたが、必ずしも1cm四方に限るものではない。庫内10の冷気を宅配ボックス20の内部に取り込むことができるものであればよい。
【0032】
また、通気孔は、必ずしも板材55の全面に備えられることを要するものではなく、庫内10の冷気を宅配ボックス20の内部に取り込むことができるものであれば、その位置を適宜に調整することも可能である。
【0033】
また、本実施の形態では、1枚の板材55からなる収納部25の内部に、一枚の板材55からなる内側収納部35を重ねることにより、2枚の板材55に設けられる1cm四方程度の通気孔が互い違いとなるように重ねたが、収納部25を2枚の板材55により形成してもよい。この場合には、内側収納部35を設けずに、収納部25の前端部に開閉可能な収納部扉を設けることで、収納部25を開閉してもよい。
【0034】
宅配ボックス20は、セキュリティ機能30を備える。セキュリティ機能30は、収納部扉27の開閉を担保するものである。セキュリティ機能30は、宅配ボックス20の関係者のみが宅配ボックス20を利用可能とするために設けられている。
本実施の形態においてセキュリティ機能30は、収納部扉27に設けられている。ナンバーをセキュリティ機能30に入力することにより、収納部扉27は開錠可能となる。
【0035】
図7は、ショーケース扉7を開け、内側収納部35を収納部25から引き出した状態におけるショーケース1を平面視した模式図である。図8は、内側収納部35を収納部25に収納した状態におけるショーケース1を平面視した模式図である。
【0036】
図7に示すように、収納部扉27の幅方向の長さW1は、ショーケース扉7を開けた場合におけるショーケース1の入口幅W2の長さよりも短く形成されている。
これにより、ショーケース扉7を開けた場合には、収納部扉27を開けたとしても、収納部扉27は、ショーケース扉7と干渉しない。
【0037】
図8に示すように、宅配ボックス20は、ショーケース扉7を閉じた場合におけるショーケース扉7の後面7Aよりも、庫内10の内部側に位置するように配置されている。
すなわち、収納部扉27を閉じている場合には、ショーケース扉7を閉じたとしても、収納部扉27とショーケース扉7とが接触することがないように、収納部扉27の厚みを設定している。
これにより、ショーケース扉7を閉じた場合にも、収納部扉27は、ショーケース扉7と干渉しない。
【0038】
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、宅配ボックス20を棚板(固定部材)45に固定する場合には、図5および図6に示すように、当接部48を前面板26の裏面に当接させ、固定リング21の開口22から固定リング21内に棒状部材46を入れる。
そして、ロック部28により固定リング21を施錠することにより、宅配ボックス20を、棚板45に固定する。
【0039】
宅配ボックス20を棚板45に固定した状態を解除する場合には、まず、ロック部28により固定リング21を開錠する。
そして、開錠された固定リング21の開口22により、棒状部材46を、固定リング21から取り出す。
【0040】
以上説明したように、本実施の形態に係る宅配ボックス20は、不図示の冷凍回路を備えるショーケース1の庫内10に取り付け可能な宅配ボックス20であって、庫内10の冷気を透過する板材(外側面)55を有する収納部25と、収納部25をショーケース1の庫内10に固定する固定リング(ボックス固定具)21と、を備える。
宅配ボックス20の収納部25には庫内10の冷気が透過する。
そのため、庫内10の有効活用できていないスペースに宅配ボックス20を固定することにより、庫内10のスペースを有効活用することができる。季節や商品ごとに庫内10の活用スペースは変化するため、季節や商品の変化に応じて柔軟に庫内10のスペースを活用できるようになる。
【0041】
また、本実施の形態に係る宅配ボックス20は、収納部扉27が設けられている正面以外の面に板材55を備え、板材55には、複数の通気孔が設けられている。
これによれば、宅配ボックス20に庫内10の冷気を宅配ボックス20の内部に取り込み易くなり、宅配ボックス20を庫内10に配置するための選択の余地が広がる。
【0042】
また、本実施の形態に係る宅配ボックス20は、収納部扉27は、ショーケース扉7と干渉しない。
これによれば、庫内10の有効活用できていないスペースに宅配ボックス20を固定した場合にも、既存のショーケース扉7と宅配ボックス20とを並存させることが可能となり、庫内10のスペースを有効活用することができる。
【0043】
また、本実施の形態に係る宅配ボックス20は、収納部扉27を関係者以外が開閉できないように制御するセキュリティ機能30を備える。
これによれば、庫内10の有効活用できていないスペースに宅配ボックス20を固定した場合において、宅配ボックス20の関係者のみが宅配ボックス20を利用可能とすることに資する。
【0044】
また、本実施の形態に係る宅配ボックス20は、固定部材として既存の棚板45を用い、固定リング21を、この既存の棚板45に固定した。
これによれば、既存のショーケース1に設けられている棚板固定用の棚板固定部43および棚板45を、宅配ボックス20を庫内10に固定するに際して有効利用することができ、宅配ボックス20を庫内10に固定するにあたって、新たな部品定数が増加することを抑制できる。
【0045】
また、本実施の形態に係るショーケース1は、冷凍回路を備えるショーケース1であって、庫内10に取り付け可能な宅配ボックス20と、庫内10に設けられる棚板固定用の棚板固定部43と、棚板固定部43に固定され、かつ、宅配ボックス20と固定される棚板(固定部材)45と、を備え、宅配ボックス20は、庫内10の冷気を透過する板材(外側面)を55有する収納部25と、宅配ボックス20を棚板45に固定する固定リング(ボックス固定具)21と、を備える。
宅配ボックス20の収納部25には庫内10の冷気が透過する。
そのため、これによれば、庫内10の有効活用できていないスペースに宅配ボックス20を固定することにより、庫内10のスペースを有効活用することができる。
【0046】
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、固定部材として既存の棚板45を用いたが、第2の実施形態では、固定部材として、宅配ボックス20を固定するための別部材であるレール部材(固定部材)145を用いている。このレール部材(固定部材)145も、既存のショーケース1に設けられている棚板固定用の棚板固定部43を利用して固定されるものである点においては、第1の実施形態に係る固定部材である棚板45と同様である。
なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略している。
【0047】
図9は、第2の実施形態に係るショーケース100の断面図である。図10は、宅配ボックス120を示す斜視図である。
宅配ボックス120は、宅配ボックス120をレール部材145に固定する車輪(ボックス固定具)121を備える。
この車輪121は、収納部25の四隅の下部にそれぞれ備えられている。車輪121の数は任意に変更が可能である。
【0048】
図11は、レール部材145の斜視図である。
レール部材145は、車輪121を案内する案内レール152を備える。
案内レール152は、レール部材145の長手方向の一側面158に沿って形成されている。案内レール152は、レール部材145の長手方向の一端部155側の端面150に対して閉じており、レール部材145の長手方向の他端部156側の端面151に対して開口している。この開口を端面開口157とする。
【0049】
一端部側の端面150には、背板金具40に設けられる棚板固定部43と固定される第1レール固定部153が設けられている。
レール部材145の長手方向の側面であって、案内レール152を備える一側面158とは逆の面である他側面159の他端部156側には、側板金具41に設けられる棚板固定部43と固定される第2レール固定部154が設けられている。
【0050】
前面板26には、車輪121を施錠し、または開錠するロック部128が備えられている。このロック部128は、左右に2か所設けられている。
【0051】
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、レール部材145を、背板金具40および側板金具41に設けられる棚板固定部43に固定する。このとき、案内レール152が上向きとなり、かつ、端面開口157がショーケース1の前側に位置するように固定する。
次いで、端面開口157から車輪121を案内レール152に案内し、宅配ボックス120を庫内10の所定の位置まで押込む。
そして、ロック部128により車輪121を施錠することにより、宅配ボックス120を、レール部材145に固定する。
【0052】
宅配ボックスをレール部材145に固定した状態を解除する場合には、まず、ロック部128により車輪121を開錠する。
次いで、宅配ボックス120をショーケース1の手前側に引き出すことにより、宅配ボックス120を庫内10から取り出す。
その後、レール部材145と背板金具40および側板金具41に設けられる棚板固定部43との固定を解除し、レール部材145を庫内10から取り外す。
【0053】
以上説明したように、本実施の形態に係る宅配ボックス120は、冷凍回路を備えるショーケース100の庫内に取り付け可能な宅配ボックス120であって、庫内10の冷気を透過する板材(外側面)55を有する収納部25と、収納部25をショーケース100の庫内に固定する車輪(ボックス固定具)121と、を備え、庫内10に設けられる棚板固定用の棚板固定部43に固定されるレール部材(固定部材)145をさらに備え、車輪121は、レール部材145に固定されている。
宅配ボックス20の収納部25には庫内10の冷気が透過する。
そのため、庫内10の有効活用できていないスペースに宅配ボックス120を固定することにより、庫内10のスペースを有効活用することができる。季節や商品ごとに庫内10の活用スペースは変化するため、季節や商品の変化に応じて柔軟に庫内10のスペースを活用できるようになる。
【0054】
また、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の構成について、第1の実施形態と同様の作用効果を奏するものであることは勿論である。
【0055】
以上、本実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。あくまでも本発明の実施の態様を例示するものであるから、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更、及び応用が可能である。
【0056】
例えば、本実施の形態では、片開きの開き戸であるショーケース扉7を備えるショーケース1,100を例示して説明したが、ショーケース扉はスライド扉であってもよい。
また、例えば、オープンショーケースであってもよいことは勿論である。
【0057】
また、例えば、固定部材は、ボックス固定具の形状に対応させて、ボックス固定具と固定可能に形成された部分を備える棚板としてもよい。
【符号の説明】
【0058】
1 ショーケース
7 ショーケース扉
10 庫内
20、120 宅配ボックス
21 固定リング(ボックス固定具)
25 収納部
27 収納部扉
28,128 ロック部
30 セキュリティ機能
35 内側収納部
40 背板金具
41 側板金具
43 棚板固定部
45 棚板(固定部材)
47 棒状部材
55 板材(外側面)
121 車輪(ボックス固定具)
145 レール部材(固定部材)
152 案内レール
155 長手方向の一端部
156 長手方向の他端部
157 端面開口
158 案内レールを備える一側面
159 案内レールを備える一側面とは逆の面である他側面
図1
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