【解決手段】本願に係る情報表示プログラムは、クイズに関するコンテンツであるクイズコンテンツ(クイズに関する映像や、映像の内容に対応するクイズ及びクイズに回答するための選択肢など)を取得する取得手順と、取得手順によって取得されたクイズコンテンツを、所定のグループに属するユーザが利用する端末装置に表示する表示手順と、クイズコンテンツに対するユーザの応答を送信する送信手順と、をコンピュータに実行させる。
前記ブラウザが前記端末装置にインストールされた前記アプリケーションに含まれるものであることを証明する証明情報を記憶部に記憶する記憶手順をさらに前記コンピュータに実行させ、
前記取得手順は、
前記記憶手順によって記憶された証明情報を含む取得要求に基づいて前記クイズコンテンツを取得し、
前記送信手順は、
前記記憶手順によって記憶された証明情報と共に前記クイズコンテンツに対する前記ユーザの応答を送信する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報表示プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本願にかかる情報表示プログラム、情報表示装置、及び情報表示方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報表示プログラム、情報表示装置、及び情報表示方法が限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.情報表示処理〕
図1を用いて、本実施形態の情報表示プログラム等により実現される表示処理を説明する。
図1は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図である。
図1では、端末装置100にクイズに関するクイズコンテンツを表示する例を示す。ここで、端末装置100は、ユーザU1がリーダーとして管理するグループ「ユーザU1のグループ」に属するユーザが利用する端末装置であるものとする。なお、クイズコンテンツは、端末装置100に実装されるアプリケーション(以下、アプリと記載する場合がある)に表示されるアプリケーション向けのコンテンツであってもよい。また、クイズコンテンツは、端末装置100に実装されるブラウザ等のアプリケーションに表示されるウェブページでもよい。以下の説明では、クイズコンテンツは、クイズコンテンツ配信サーバによって提供され、端末装置100にインストールされたアプリケーションに含まれるブラウザに表示されるウェブページである例を示す。また、以下の説明では、端末装置100に表示されるクイズコンテンツは、複数のグループがクイズに参加し、グループ同士で各グループに属するユーザ全体の正解数や正解率等を争い、クイズに参加した複数のグループのうち最も優れたグループ(例えば、グループに属するユーザ全体の正解数又は正解率が最も高いグループや、全てのクイズに正解したユーザが属するグループ)に対してクイズコンテンツに設定されている報酬(例えば、賞金や、所定のサービスにおいて利用可能な賞金額相当のポイント等)が付与される形式のクイズコンテンツである例を示す。また、以下の説明では、同一グループに属するユーザが利用する各端末装置には、対応するクイズコンテンツの状態が表示される。
【0011】
図1に示す端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に属するユーザによって利用されるスマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。
図1に示す例では、端末装置100が「ユーザU1のグループ」に属するユーザによって利用されるスマートフォンである場合を示す。また、端末装置100は、液晶ディスプレイ等の出力部(以下、画面と記載する場合がある)を有し、タッチパネルが採用されているものとする。すなわち、「ユーザU1のグループ」に属するユーザは、指や専用ペンで出力部の表示面をタッチすることにより端末装置100の各種操作を行う。なお、端末装置100は、スマートデバイスのみならず、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置であってもよい。
【0012】
また、以下の説明では、クイズコンテンツは、スマートデバイス用に最適化されたウェブページである。なお、クイズコンテンツは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)、XML(Extensible Markup Language)等で記述されてもよい。
【0013】
以下、
図1を用いて、端末装置100が行うクイズコンテンツの表示処理について説明する。なお、以下の説明では、端末装置100の画面の状態遷移を図示する場合、順に第1状態、第2状態、・・・、第N状態(Nは任意の数)と表記する。
【0014】
図1の第1状態は、クイズコンテンツにかかるクイズが開始される前の待機画面を示す。
図1の第1状態において、端末装置100は、ユーザU1がリーダーとして管理するグループ「ユーザU1のグループ」に属するユーザを、領域AR1に表示する。例えば、
図1の例では、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に属するユーザU1〜U5を、各ユーザのユーザ名と、各ユーザに対応するアイコン画像とを用いて領域AR1に表示する。ここで、グループに属するユーザの数が定員に満たない場合、端末装置100は、グループの定員に空きがあることを示す情報を領域AR1に表示する。例えば、
図1の例では、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」の定員に空きがあることを示す情報として、「waiting」と表示されたアイコン画像を領域AR1に定員に空きがある人数分表示する。
【0015】
また、
図1の第1状態において、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」にユーザを招待するための情報を領域AR2に表示する。例えば、
図1の例では、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」にユーザを招待するための情報として、クイズコンテンツ配信サーバにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)を領域AR2に表示する。そして、クイズコンテンツ配信サーバは、領域AR2に表示されたURLを介してクイズコンテンツ配信サーバにアクセスしたユーザを「ユーザU1のグループ」に属するユーザとして承認し、承認したユーザが利用する端末装置に、端末装置100に表示されるクイズコンテンツと対応するクイズコンテンツを提供する。ここで、「ユーザU1のグループ」に属するユーザは、領域AR2に表示されたURLを電子メールや、「ユーザU1のグループ」に属するユーザのSNS(Social Networking Service)上のページに記載することにより、任意のユーザを「ユーザU1のグループ」に招待することができる。なお、端末装置100は、領域AR2を「ユーザU1のグループ」のリーダーであるユーザU1に対してのみ表示してもよい。ここで、
図1の第1状態において、ユーザU1がユーザU2〜U6を「ユーザU1のグループ」に招待し、クイズコンテンツ配信サーバは、ユーザU1〜U6を「ユーザU1のグループ」に属するユーザとして承認したものとする。
【0016】
また、
図1の第1状態において、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に属するユーザのクイズコンテンツに対するコメントの表示、並びに、「ユーザU1のグループ」に属するユーザがクイズコンテンツに対するコメントの入力を行うための領域AR3を表示する。
【0017】
続いて、
図1の第2状態は、クイズコンテンツにかかるクイズが開始されたことによって表示される画面の状態を示す。
図1の第2状態において、端末装置100は、司会者MC1によって進行されるクイズに関する映像を表示する領域AR4を、領域AR1及び領域AR2に替えて画面に表示する。例えば、
図1の例では、端末装置100は、司会者MC1がクイズの内容を説明する映像を領域AR4に表示する。
【0018】
また、
図1の第2状態においても、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に属するユーザのクイズコンテンツに対するコメントの表示、並びに、「ユーザU1のグループ」に属するユーザがクイズコンテンツに対するコメントの入力を行うための領域AR3を表示する。
【0019】
続いて、
図1の第3状態は、第2状態において領域AR4に表示された映像の終了後に表示される画面の状態を示す。
図1の第3状態において、端末装置100は、クイズへの回答に関する情報を表示する領域AR5〜AR7を、領域AR4に替えて表示する。例えば、
図1の例では、端末装置100は、クイズに回答するための制限時間を領域AR5に表示する。また、端末装置100は、領域AR4に表示された映像の内容に対応するクイズ及びクイズに回答するための選択肢を領域AR6に表示する。ここで、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に属するユーザにタッチ操作等によって選択された選択肢に対応する回答をクイズコンテンツ配信サーバに送信する。
【0020】
また、
図1の第3状態において、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に属する他のユーザの回答状況を領域AR7に表示する。ここで、
図1の第3状態は、ユーザU1が利用する端末装置100が表示するものとする。この場合、
図1の第3状態に示すように、ユーザU1が利用する端末装置100は、ユーザU1以外のユーザの回答状況として、各ユーザが選択した選択肢に対応する記号を、各ユーザに対応するアイコン画像の上部の吹き出し内に表示する。
【0021】
また、
図1の第3状態においても、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に属するユーザのクイズコンテンツに対するコメントの表示、並びに、「ユーザU1のグループ」に属するユーザがクイズコンテンツに対するコメントの入力を行うための領域AR3を表示する。
【0022】
続いて、
図1の第4状態及び第5状態は、第3状態においてクイズコンテンツ配信サーバに送信された「ユーザU1のグループ」に属するユーザの回答が正解であるか否かを示す情報を端末装置100がクイズコンテンツ配信サーバから取得し、取得した情報に基づいて表示する画面の状態を示す。
図1の例において、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に属するユーザの回答が正解である場合、画面を第3状態から第4状態に遷移し、「ユーザU1のグループ」に属するユーザの回答が不正解である場合、画面を第3状態から第5状態に遷移する。例えば、
図1の第4状態において、端末装置100は、領域AR5に制限時間の替わりに丸印を表示し、領域AR6に表示した選択肢のうち、「ユーザU1のグループ」に属するユーザが選択した選択肢(正解である選択肢)を色づけすることにより強調表示する。また、例えば、
図1の第5状態において、端末装置100は、領域AR5に制限時間の替わりにバツ印を表示し、領域AR6に表示した選択肢のうち、「ユーザU1のグループ」に属するユーザが選択した選択肢(不正解である選択肢)及び正解である選択肢を色づけすることにより強調表示する。
【0023】
また、
図1の第4状態及び第5状態においても、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に属するユーザのクイズコンテンツに対するコメントの表示、並びに、「ユーザU1のグループ」に属するユーザがクイズコンテンツに対するコメントの入力を行うための領域AR3を表示する。
【0024】
なお、端末装置100は、画面に第4状態又は第5状態を表示した後、クイズコンテンツにかかる新たなクイズを表示するため領域AR6に替えて再び領域AR4を表示するが、以降の説明は上述した第2状態〜第5状態に関するものと同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。
【0025】
続いて、
図1の第N状態は、クイズコンテンツにかかる全てのクイズが表示され、各クイズへのユーザの回答が完了した後、「ユーザU1のグループ」に属するユーザ全体の正解数や正解率等に応じて、「ユーザU1のグループ」に対し付与される報酬に関する情報が表示された画面の状態を示す。
図1の第N状態において、端末装置100は、領域AR8及びAR9に報酬(報酬額)に関する情報を表示する。例えば、
図1の例では、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に属する各ユーザの正解率を、各ユーザのユーザ名及び各ユーザに対応するアイコン画像と共に領域AR8に表示する。ここで、端末装置100は、グループの中で最も正解率の高いユーザ(
図1の例におけるユーザU1)のユーザ名及び対応するアイコン画像を、他のユーザよりも大きく表示することにより強調表示する。
【0026】
また、本実施形態において、クイズに参加した複数のグループのうち、「ユーザU1のグループ」が最も優れたグループであるものとする。この場合、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に対して付与される報酬額を領域AR8に表示する。なお、クイズに参加した複数のグループのうち、「ユーザU1のグループ」以外にも報酬の付与対象となるグループがある場合(例えば、グループに属するユーザ全体の正解率が「ユーザU1のグループ」と同率一位であるグループが複数ある場合や、全てのクイズに正解したユーザが属するグループが「ユーザU1のグループ」を含め複数ある場合)、端末装置100は、所定の基準で「ユーザU1のグループ」に配分される報酬額を表示してもよい。例えば、端末装置100は、クイズコンテンツに設定されている報酬額を、報酬の付与対象となるグループの数に応じて均等に分配したものを「ユーザU1のグループ」に対して付与される報酬額として表示する。また、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」が、報酬の付与対象となる複数のグループの中で所定の条件を満たす場合(例えば、全てのクイズに正解したユーザが属するグループであるか否かでグループ同士の優劣を競う形式のクイズコンテンツにおいて、グループに属するユーザが最も少ないグループである場合や、グループに属するユーザ全体の正解率又は正解数が最も高いグループである場合など)、クイズコンテンツに設定されている報酬額の全額を、「ユーザU1のグループ」に対して付与される報酬額として表示する。
【0027】
なお、端末装置100は、所与の基準でグループに対し付与される報酬額を表示してもよい。例えば、端末装置100は、クイズに参加した複数のグループにおける、「ユーザU1のグループ」に属するユーザ全体の正解数や正解率等に基づく「ユーザU1のグループ」の順位に応じて、「ユーザU1のグループ」に付与される報酬額を領域AR8に表示する。
【0028】
また、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に属する各ユーザの正解率等に基づく貢献度に応じて、「ユーザU1のグループ」に対して付与される報酬額を各ユーザに分配した分配額を表示してもよい。例えば、全てのクイズに正解したユーザが属するグループであるか否かでグループ同士の優劣を競う形式のクイズコンテンツである場合、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に対して付与される報酬額の所定の割合分(例えば、5割)を、全てのクイズに正解したユーザU1への分配額として表示し、残りの報酬を所定の分配方法(例えば、残りの報酬をユーザU2−U6で均等に分配するといった方法や、各ユーザの正解数又は正解率に基づく貢献度に応じて分配する方法など)に基づいてユーザU2−U6に分配した分配額を表示する。また、グループに属するユーザ全体の正解数又は正解率でグループ同士の優劣を競う形式のクイズコンテンツである場合、端末装置100は、「ユーザU1のグループ」に対して付与される報酬額を、ユーザU1―U6の正解数又は正解率に基づく貢献度に応じて各ユーザに分配した分配額を表示する。
図1の例では、端末装置100は、ユーザU1の分配額を最も高く表示し、ユーザU2の分配額を最も低く表示する。なお、グループに対して付与される報酬の分配方法は上述したものに限られるものではなく、例えば、グループに属するユーザによって予め設定された任意の方法で分配されてよい。
【0029】
また、
図1の例では、端末装置100は、次回クイズコンテンツが配信される日時や、得られる報酬に関する情報を領域AR9に表示する。
【0030】
このようにして、端末装置100は、クイズコンテンツにかかるクイズ対する、同一グループに属するユーザのコメントや回答状況を閲覧可能な状態でユーザにクイズコンテンツを提供する。
【0031】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、例えば、表示されたクイズに関する分野に対し深い知識を有するユーザがグループに属している場合、当該ユーザのコメントや回答状況を参考にしてクイズに回答することができる。また、同一グループに属するユーザ同士がクイズに関するコメントを出し合い、議論することで、表示されたクイズが難解であっても正解を導き出すことが可能と考えられる。また、ユーザ同士が協力することで、グループに対し付与される報酬を得られる可能性が高くなる。すなわち、実施形態に係る端末装置100は、ユーザ同士が協力し合うことで、ユーザが属するグループでの結束感、達成感等を得られるため、クイズに参加するユーザに対して付加価値のあるクイズコンテンツを提供できる。
【0032】
〔2.情報表示処理システムの構成〕
次に、上述した表示処理を実現するための情報表示処理システム1について
図2を用いて説明する。
図2は、実施形態に係る情報表示処理システムの構成例を示す図である。
図2に示すように、情報表示処理システム1は、端末装置100と、クイズコンテンツ配信サーバ10と、外部装置20とを含む。端末装置100、クイズコンテンツ配信サーバ10及び外部装置20は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電話網(携帯電話網、固定電話網等)、地域IP(Internet Protocol)網、インターネット等の通信ネットワークである。ネットワークNには、有線ネットワークが含まれていてもよいし、無線ネットワークが含まれていてもよい。また、
図2に示す情報表示処理システム1には、複数台の端末装置100や、複数台のクイズコンテンツ配信サーバ10や、複数台の外部装置20が含まれてもよい。
【0033】
端末装置100は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置100は、ユーザの操作に従って、クイズコンテンツ配信サーバ10からクイズコンテンツを取得する。また、端末装置100は、上述のクイズコンテンツの表示処理を実現する制御情報をクイズコンテンツ配信サーバ10から受け取った場合には、制御情報に従って表示処理を実現する。端末装置100の構成は後述する。
【0034】
クイズコンテンツ配信サーバ10は、端末装置100にクイズコンテンツを配信するサーバ装置である。なお、クイズコンテンツ配信サーバ10は、クイズコンテンツに関するアプリケーションのデータそのものを配信するサーバであってもよい。また、クイズコンテンツ配信サーバ10は、端末装置100に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、クイズコンテンツ配信サーバ10から配信されるクイズコンテンツに関するアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。また、クイズコンテンツ配信サーバ10は、例えば、端末装置100にインストールされた各種アプリケーション(例えば、ポータルアプリ、ニュースアプリ、オークションサイト、天気予報アプリ、ショッピングアプリ、ファイナンス(株価)アプリ、路線検索アプリ、地図提供アプリ、旅行アプリ、飲食店紹介アプリ、ブログ閲覧アプリ等)に含まれるブラウザに表示するクイズコンテンツを端末装置100に配信する装置であってもよい。クイズコンテンツ配信サーバ10の構成は後述する。
【0035】
外部装置20は、クイズコンテンツを端末装置100にインストールされたアプリケーションに含まれるブラウザに表示する場合、端末装置100からの要求に応じてブラウザが端末装置にインストールされたアプリケーションに含まれるものであるか否かを判定する。そして、外部装置20は、ブラウザが端末装置にインストールされたアプリケーションに含まれるものであることを証明する証明情報(トークンやスクリプト等)を端末装置100に配信する。
【0036】
〔3.クイズコンテンツ配信サーバの構成〕
次に、
図3を用いて、クイズコンテンツ配信サーバ10の構成について説明する。
図3は、実施形態に係るクイズコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。
図3に示すように、クイズコンテンツ配信サーバ10は、通信部11と、クイズコンテンツ記憶部12と、制御部13とを有する。
【0037】
(通信部11について)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100、外部装置20等との間で情報の送受信を行う。
【0038】
(クイズコンテンツ記憶部12について)
クイズコンテンツ記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。クイズコンテンツ記憶部12は、クイズコンテンツの情報を記憶する。例えば、クイズコンテンツ記憶部12は、クイズコンテンツに関するHTMLファイル、画像、動画等の各種情報を記憶する。
【0039】
ここで、
図4を用いてクイズコンテンツ記憶部12が記憶するクイズコンテンツに関する情報の一例を説明する。
図4は、実施形態に係るクイズコンテンツ記憶部の一例を示す図である。
図4の例では、クイズコンテンツ記憶部12は、「クイズコンテンツID」、「開催日時」、「報酬」、「クイズID」、「映像」、「クイズ情報」、「正解情報」、「表示時間」といった項目を有する。
【0040】
「クイズコンテンツID」は、クイズコンテンツを識別するための識別情報を示す。「開催日時」は、クイズコンテンツが開催される日時を示す。「報酬」は、クイズコンテンツに参加したグループに対し、所与の基準で付与される報酬を示す。「クイズID」は、クイズを識別するための識別情報を示す。「映像」は、クイズの内容の説明に関する映像を示す。
図4では、「映像」に「M1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、映像情報、または、その格納場所を示すファイルパス名などが格納される。なお、クイズコンテンツ配信サーバ10が、ストリーミング方式、プログレッシブダウンロード方式やライブストリーミング方式等により映像を提供する場合、「映像」に記憶される情報は、提供する映像に対応するURL等であってもよい。
【0041】
「クイズ情報」は、端末装置100に表示されるクイズの内容を示す。
図4では、「クイズ情報」に「クイズ1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、クイズの問題文やクイズに対する回答の選択肢等の具体的な情報、または、その格納場所を示すファイルパス名、URLなどが格納される。「正解情報」には、「クイズ情報」に含まれるクイズに対する回答の選択肢のうち、正解である選択肢の情報等が格納される。「表示時間」は、クイズ情報が表示される時間を示す。
【0042】
すなわち、
図4では、クイズコンテンツID「QC1」によって識別されるクイズコンテンツが、「201X/5/10」の「20:00〜21:00」の間に開催され、参加したグループに対し所与の基準で付与される報酬が「20万円」であり、クイズID「Q1」によって識別されるクイズの内容を説明する映像「M1」が表示され、表示時間「20:00:30」に正解の選択肢が「C」であるクイズ情報「クイズ1」が表示される例を示す。
【0043】
(制御部13について)
制御部13は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、クイズコンテンツ配信サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部13は、
図3に示すように、受付部14と、配信部15とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0044】
(受付部14について)
受付部14は、端末装置100からクイズコンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、受付部14は、
図1の例において、クイズコンテンツの取得要求としてHTTPリクエストを受け付ける。
【0045】
(配信部15について)
配信部15は、受付部14によってクイズコンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、クイズコンテンツ記憶部12から取得要求対象のクイズコンテンツを取得し、取得したクイズコンテンツを取得要求元の端末装置100に配信する。
【0046】
なお、配信部15は、クイズコンテンツの表示処理を端末装置100に実行させるための制御情報又はアプリケーションを端末装置100に配信してもよい。
【0047】
〔4.端末装置の構成〕
次に、
図5を用いて、実施形態に係る端末装置100の構成について説明する。
図5は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
図5に示すように、端末装置100は、通信部110と、記憶部120と、入力部130と、出力部140と、制御部150とを有する。
【0048】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、クイズコンテンツ配信サーバ10、外部装置20等との間で情報の送受信を行う。
【0049】
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図5に示すように、記憶部120は、証明情報記憶部121を有する。
【0050】
(証明情報記憶部121について)
証明情報記憶部121は、クイズコンテンツを表示するブラウザが端末装置100にインストールされたアプリケーションに含まれるものであることを証明する証明情報を記憶する。例えば、証明情報は、クイズコンテンツを表示するブラウザが端末装置100にインストールされたアプリケーションに含まれるものであることを、外部装置20が判定した旨を示す情報(トークンやスクリプト等)であってもよい。
【0051】
(入力部130及び出力部140について)
入力部130は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部130は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部140は、各種情報を表示するための表示装置である。つまり、出力部140は、端末装置100の表示画面に相当する。例えば、出力部140は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合には、入力部130と出力部140とは一体化される。
【0052】
(制御部150について)
制御部150は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報表示プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。なお、制御部150は、上述した情報表示処理を実現する制御情報又はアプリケーションをクイズコンテンツ配信サーバ10から配信された場合、かかる制御情報又はアプリケーションに従って動作し、表示処理を実現する。
【0053】
また、制御部150は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部150は、
図5に示すように、取得部151と、表示部152と、送信部153とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0054】
(取得部151について)
取得部151は、クイズに関するコンテンツであるクイズコンテンツを取得する。例えば、取得部151は、クイズコンテンツ配信サーバ10からクイズコンテンツを取得する。
【0055】
なお、後述する表示部152がクイズコンテンツを端末装置にインストールされたアプリケーションに含まれるブラウザに表示する場合、取得部151は、クイズコンテンツを表示するブラウザが端末装置にインストールされたアプリケーションに含まれるものであることを証明する証明情報を取得し、証明情報記憶部121に格納してもよい。そして、取得部151は、証明情報記憶部121に格納された証明情報を含む取得要求に基づいてクイズコンテンツを取得する。
【0056】
(表示部152について)
表示部152は、取得部151によって取得されたクイズコンテンツを、所定のグループに属するユーザが利用する端末装置に表示する。例えば、表示部152は、
図1の例において、「ユーザU1のグループ」に属するユーザU1〜U6が利用する端末装置100にクイズコンテンツを表示する。
【0057】
また、表示部152は、ユーザの応答状況に関する情報を含むクイズコンテンツを表示してもよい。例えば、表示部152は、クイズコンテンツにかかるクイズに対する、同一グループに属するユーザの回答状況を含むクイズコンテンツを表示する。具体的には、表示部152は、
図1の第3状態において、ユーザU1が利用する端末装置100に、「ユーザU1のグループ」に属するユーザU1以外のユーザの回答状況を領域AR7に表示する。
図1の例では、表示部152は、回答状況として、各ユーザが選択した選択肢に対応する記号を、各ユーザに対応するアイコン画像の上部の吹き出し内に表示する。
【0058】
また、表示部152は、ユーザのクイズコンテンツに関するコメントを含むクイズコンテンツを表示してもよい。例えば、表示部152は、クイズコンテンツに対する同一グループに属するユーザのコメントを含むクイズコンテンツを表示する。具体的には、表示部152は、
図1の第1状態〜第5状態において、「ユーザU1のグループ」に属するユーザのクイズコンテンツに対するコメントの表示、並びに、「ユーザU1のグループ」に属するユーザがクイズコンテンツに対するコメントの入力を行うための領域AR3を表示する。
【0059】
なお、表示部152は、端末装置の画面の所定の領域にクイズコンテンツを表示し、クイズコンテンツを表示する領域以外の画面の領域にクイズコンテンツに関するコメントを表示してもよい。例えば、表示部152は、
図1の第1状態−第5状態において、端末装置100の画面の領域AR1、AR2、AR4−AR7においてクイズコンテンツを進行させ、ユーザがクイズコンテンツに対するコメントの入力を行うための領域AR3をクイズコンテンツとは別に表示する。これにより、表示部152は、例えば、クイズコンテンツの進行に応じて表示内容が変化する画面の領域とは別の独立した領域にてユーザのコメントの入力及びコメントの確認を可能とするため、クイズコンテンツの進行によってユーザのコメントの入力及び確認が阻害されず、ユーザビリティを向上させることができる。
【0060】
また、表示部152は、ユーザがクイズコンテンツにかかるクイズに回答できない状況となった場合でも、当該ユーザが利用する端末装置にクイズコンテンツに関するコメントを含むクイズコンテンツを表示してもよい。ここで、
図6を用いて、クイズに回答できない状況となったユーザに対するクイズコンテンツの表示処理の一例を説明する。
図6は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図である。
【0061】
なお、
図6の第1状態(
図1の第5状態に相当)に至るまでの処理は、
図1の第1状態〜第3状態及び第5状態と同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。また、以下の説明において、
図6に示す端末装置100を利用するユーザは、
図6の第1状態において、例えば、クイズコンテンツにかかるクイズに対する回答の不正解数が所定の閾値以上となったものとする。
【0062】
図6の第2状態は、端末装置100を利用するユーザに対し、クイズコンテンツにかかるクイズに対する回答の不正解数が所定の閾値以上となったことにより、クイズコンテンツ参加できない旨を表示する画面の状態を示す。
図6の第2状態において、表示部152は、端末装置100にユーザがクイズに回答できない状況のままクイズコンテンツに参加することを選択するための領域AR10を表示する。
【0063】
続いて、
図6の第3状態は、端末装置100を利用するユーザが領域AR10を選択する操作を行ったことにより表示される画面の状態を示す。
図6の第3状態に示すように、表示部152は、端末装置100を利用するユーザがクイズコンテンツにかかるクイズに回答できない状況となった場合でも、当該ユーザが属するグループのユーザのクイズコンテンツに対するコメントを表示し、当該ユーザのクイズコンテンツに対するコメントを入力するための領域AR3を含むクイズコンテンツを端末装置100に表示する。
図6の第3状態以降の表示処理は、
図1の第2状態〜第N状態と同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。なお、表示部152は、端末装置100を利用するユーザがクイズコンテンツにかかるクイズに回答できないようにするため、例えば、クイズに回答するための選択肢を画面から省略したり、選択できないようにしたりしてもよい。
【0064】
このように、表示部152は、ユーザがクイズコンテンツにかかるクイズに回答できない状況となった場合でも、クイズコンテンツに対するコメントを入力可能とすることにより、例えば、コメントによるクイズの回答の示唆を行うことができるため、ユーザが属するグループでの結束感、達成感等の付加価値のあるクイズコンテンツを提供できる。
【0065】
また、表示部152は、ユーザによるクイズコンテンツに対して使用可能なアイテムの使用に応じてクイズコンテンツを表示してもよい。ここで、
図7を用いて、クイズコンテンツに対して使用可能なアイテムを使用した場合の表示処理の一例を説明する。
図7は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図である。
【0066】
なお、
図7の第1状態に至るまでの処理は、
図1の第1状態〜第3状態と同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。また、
図7の例において、端末装置100に表示されるクイズコンテンツは、複数のグループがクイズに参加し、グループ同士で各グループに属するユーザ全体の正解数や正解率等を争う形式のクイズコンテンツである例を示す。
【0067】
図7の第1状態は、クイズコンテンツにかかるクイズに回答するための画面の状態を示す。
図7の例において、表示部152は、端末装置100に、クイズに回答するための制限時間を領域AR5に表示する。また、表示部152は、クイズコンテンツにかかるクイズ及びクイズに回答するための選択肢を領域AR6に表示する。また、表示部152は、端末装置100を利用するユーザがクイズコンテンツに対し使用可能なアイテムに対応するアイコン画像It1、It2及びIt3を表示する。
【0068】
図7の例において、表示部152は、ユーザが使用可能なアイテムに応じた画面を端末装置100に表示する。例えば、
図7の第1状態において、ユーザがIt1をタッチ操作等によって選択した場合、表示部152は、端末装置100の画面を
図7の第2状態に遷移させる。具体的には、表示部152は、クイズに回答するための選択肢のうち不正解である選択肢の1つを色づけすることにより強調表示し、ユーザが選択できないようにする。また、例えば、
図7の第1状態において、ユーザがIt2をタッチ操作等によって選択した場合、表示部152は、端末装置100の画面を
図7の第3状態に遷移させる。具体的には、表示部152は、クイズコンテンツに参加している全ユーザによって選択されている各選択肢の割合を、各選択肢の表示領域を割合に応じて色付けすることにより表示する。また、例えば、
図7の第1状態において、ユーザが不正解の選択肢を選択した場合、表示部152は、端末装置100の画面を、ユーザが選択した選択肢が不正解であったことを示す
図7の第4状態に遷移させる。ここで、ユーザのクイズコンテンツにかかるクイズに対する回答の不正解数が所定の閾値以上となり、以降のクイズコンテンツに参加不能となったものとする。この場合、表示部152は、端末装置100の画面を、It3に対応するアイテムを使用するか否かを確認する状態を示す
図7の第5状態に遷移させる。具体的には、表示部152は、It3に対応するアイテムを使用するか否か選択するまでの制限時間を領域AR11に表示する。また、表示部152は、It3に対応するアイテムを使用するか否か選択するための選択肢等を領域AR12に表示する。ここで、ユーザがアイテムを使用した場合、表示部152は、端末装置100にクイズコンテンツを表示する処理を継続する。一方、ユーザがアイテムを使用しない場合又は制限時間内にユーザの選択がなかった場合、表示部152は、端末装置100へのクイズコンテンツの表示処理を終了する。
【0069】
なお、グループに属するユーザのうちいずれかのユーザがアイテムを使用した場合、表示部152は、グループに属するユーザ全体の端末装置100の画面をアイテムの使用に応じた状態に遷移してもよい。また、ユーザがクイズコンテンツに対し使用可能なアイテムは上述したものに限られない。例えば、表示部152は、
図1の第1状態〜第5状態における「ユーザU1のグループ」に属するユーザがクイズコンテンツに対するコメントの入力を行うための領域AR3を非表示とし、ユーザのアイテムの使用に応じて表示してもよい。また、表示部152は、
図1の第3状態における「ユーザU1のグループ」に属するユーザの回答状況を表示する領域AR7を非表示とし、ユーザのアイテムの使用に応じて表示してもよい。
【0070】
また、表示部152は、ユーザのクイズコンテンツに対する貢献度を含むクイズコンテンツを表示してもよい。例えば、表示部152は、
図1の第N状態において、「ユーザU1のグループ」に属する各ユーザの正解率を、各ユーザのユーザ名及び各ユーザに対応するアイコン画像と共に領域AR8に表示する。また、表示部152は、
図1の第N状態において、グループの中で最も正解率の高いユーザ(
図1の例におけるユーザU1)のユーザ名及び対応するアイコン画像を、他のユーザよりも大きく表示することにより強調表示する。
【0071】
また、表示部152は、後述する送信部153によって送信されたユーザの応答に応じて、所定のグループに対して付与される報酬に関する情報を含むクイズコンテンツを表示してもよい。例えば、表示部152は、所与の基準で所定のグループに対し付与される報酬を表示する。
図1の例のように、複数のグループがクイズに参加し、グループ同士で各グループに属するユーザ全体の正解数や正解率等を争う形式のクイズコンテンツを表示する場合、表示部152は、クイズに参加した複数のグループのうち、「ユーザU1のグループ」が最も優れたグループ(例えば、グループに属するユーザ全体の正解数又は正解率が最も高いグループや、全てのクイズに正解したユーザが属するグループ)である場合、付与される報酬を表示する。
【0072】
なお、表示部152は、グループ同士で各グループに属するユーザ全体の正解数や正解率等を争う形式のクイズコンテンツではなく、クイズコンテンツに予め設定された目標値(グループに属するユーザ全体の正解数又は正解率等)に対してグループとして挑戦する形式のクイズコンテンツを表示する場合、目標値を達成した場合に付与される報酬を表示してもよい。
【0073】
また、表示部152は、クイズコンテンツを端末装置にインストールされたアプリケーションに含まれるブラウザに表示してもよい。ここで、表示部152がクイズコンテンツを端末装置にインストールされたアプリケーションに含まれるブラウザに表示する場合の処理を実現する情報表示処理システム2について、
図8を用いて説明する。
図8は、実施形態に係る表示処理の一例を示す図である。
図8に示す例において、情報表示処理システム2は、端末装置100、クイズコンテンツ配信サーバ10、外部装置20、映像配信サーバ30、クイズ情報配信サーバ40及び回答配信サーバ50を有する。端末装置100と、クイズコンテンツ配信サーバ10と、外部装置20と、映像配信サーバ30と、クイズ情報配信サーバ40と、回答配信サーバ50とは、図示しない所定の通信網を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、
図8に示す情報表示処理システム2には、複数台の端末装置100や、複数台のクイズコンテンツ配信サーバ10や、複数台の外部装置20や、複数台の映像配信サーバ30や、複数台のクイズ情報配信サーバ40や、複数台の回答配信サーバ50が含まれてもよい。
【0074】
なお、情報表示処理システム2に係る端末装置100、クイズコンテンツ配信サーバ10及び外部装置20は、情報表示処理システム1と同様の構成であるため、説明を省略する。
【0075】
映像配信サーバ30は、クイズコンテンツにおいて表示される映像と共に、クイズを識別するための識別情報(クイズID)、クイズIDに対応するクイズ情報を取得するよう端末装置100を動作させる取得命令及びクイズの表示時間を端末装置100に配信する。例えば、映像配信サーバ30は、
図1の第2状態において端末装置100に表示されるクイズに関する映像を配信する。
【0076】
クイズ情報配信サーバ40は、映像配信サーバ30から配信されたクイズIDに対応するクイズ情報を端末装置100に配信する。例えば、クイズ情報配信サーバ40は、
図1の第3状態において端末装置100に表示されるクイズ及びクイズに回答するための選択肢を配信する。
【0077】
回答配信サーバ50は、端末装置100から配信されたクイズに対する回答が正解であるか否かを示す情報を端末装置100に配信する。
【0078】
まず、
図7に示すように、端末装置100は、クイズコンテンツ配信サーバ10にクイズコンテンツの取得要求を送信する(ステップS11)。続いて、端末装置100は、クイズコンテンツ配信サーバ10からクイズコンテンツを端末装置100に表示する制御情報を取得する(ステップS12)。続いて、端末装置100は、制御情報に従い、クイズコンテンツを表示するブラウザが、端末装置100にインストールされたアプリケーションに含まれるものであることを証明する証明情報を外部装置20に要求する(ステップS13)。続いて、端末装置100は、外部装置20から証明情報を取得する(ステップS14)。
【0079】
続いて、端末装置100は、制御情報に従い、映像配信サーバ30から映像、クイズID、クイズIDに対応するクイズ情報の取得命令及びクイズの表示時間を取得する(ステップS15)。続いて、端末装置100は、ステップS15にて映像配信サーバ30から取得したクイズ情報の取得命令に従い、クイズIDに対応するクイズ情報の取得要求を証明情報と共にクイズ情報配信サーバ40に送信する(ステップS16)。なお、端末装置100は、証明情報を含むクイズ情報の取得要求をクイズ情報配信サーバ40に送信してもよい。続いて、端末装置100は、クイズ情報をクイズ情報配信サーバ40から取得する(ステップS17)。例えば、端末装置100は、
図1の第2状態に示すように、映像配信サーバ30から取得した映像を表示し、時刻が映像配信サーバ30から取得した表示時間となった時点で、
図1の第3状態に示すように、クイズ情報配信サーバ40から取得したクイズ情報を表示する。
【0080】
このように、映像配信サーバ30から映像と共にクイズ情報の取得命令及びクイズの表示時間を取得することにより、例えば、
図1の第2状態において、端末装置100は、司会者MC1が映像中でクイズの表示を示唆したタイミングでクイズを表示(
図1の第3状態に遷移)できる。すなわち、端末装置100は、映像とクイズ情報の表示との同期を可能とする。
【0081】
また、端末装置100は、ステップS16において、クイズ情報の取得要求のみをクイズ情報配信サーバ40に送信した場合、ステップS17にてクイズ情報をクイズ情報配信サーバ40から取得できない。言い換えると、端末装置100は、クイズコンテンツを端末装置100にインストールされたアプリケーションに含まれるブラウザにて表示しない限りクイズ情報を取得できないため、ブラウザの偽装を防止できる。
【0082】
続いて、端末装置100は、証明情報と共にユーザのクイズに対する回答及びクイズに対応するクイズIDを回答配信サーバ50に送信する(ステップS18)。例えば、端末装置100は、
図1の第3状態においてユーザが選択した選択肢に対応する回答を、証明情報と共に送信する。続いて、端末装置100は、送信した回答が正解であるか否かを示す情報を回答配信サーバ50から取得し(ステップS19)、処理を終了する。ここで、
図1の例において、端末装置100は、回答配信サーバ50から取得した情報が正解を示すものであれば画面を
図1の第3状態から第4状態に遷移させ、回答配信サーバ50から取得した情報が不正解を示すものであれば画面を
図1の第3状態から第5状態に遷移させる。
【0083】
ここで、端末装置100は、ステップS18においても、回答のみを回答配信サーバ50に送信した場合、ステップS19にて送信した回答が正解であるか否かを示す情報を回答配信サーバ50から取得できない。このため、端末装置100は、ブラウザの偽装を防止できる。
【0084】
(送信部153について)
送信部153は、クイズコンテンツに対するユーザの応答を送信する。送信部153は、
図1の第3状態の領域AR6に表示された選択肢のうち、「ユーザU1のグループ」に属するユーザにタッチ操作等によって選択された選択肢に対応する回答をクイズコンテンツ配信サーバ10に送信する。
【0085】
また、表示部152がクイズコンテンツを端末装置にインストールされたアプリケーションに含まれるブラウザに表示する場合、送信部153は、証明情報記憶部121に格納された証明情報と共にクイズコンテンツに対するユーザの応答を送信してもよい。
【0086】
〔5.表示処理のフロー〕
ここで、
図9を用いて、実施形態に係る情報表示処理システム1の表示処理の手順について説明する。
図9は、実施形態に係る表示処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0087】
図9に示すように、所定のグループに属するユーザが利用する端末装置100は、クイズコンテンツをクイズコンテンツ配信サーバ10から取得する(ステップS101)。続いて、端末装置100は、クイズコンテンツを表示する(ステップS102)。
【0088】
続いて、端末装置100は、所定のグループに属するユーザのクイズコンテンツに対する応答状況を表示する(ステップS103)。例えば、端末装置100は、
図1の第2状態や第3状態の領域AR3に示すように、「ユーザU1のグループ」に属するユーザのクイズに関する映像やクイズに対するコメントを表示する。また、端末装置100は、
図1の第3状態の領域AR7に示すように、「ユーザU1のグループ」に属するユーザの回答状況を表示する。
【0089】
続いて、端末装置100は、クイズに対するユーザの回答をクイズコンテンツ配信サーバ10に送信する(ステップS104)。ここで、端末装置100は、クイズコンテンツにかかるクイズを全て表示していない場合(ステップS105;No)、再びステップS102に移る。
【0090】
一方、クイズコンテンツにかかるクイズを全て表示した場合(ステップS105;Yes)、端末装置100は、所定のグループに属するユーザの回答に応じて所定のグループに対して付与される報酬に関する情報を表示し(ステップS106)、処理を終了する。
【0091】
〔6.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
【0092】
〔6−1.クイズの内容について〕
上述の実施形態では、表示部152が、「キャラクターAが着ている服の色は?」といったユーザの知識を問う形式のクイズを表示する例を示したが、表示部152は、このような構成に限定されるものではない。例えば、クイズとは、表示部152が表示した質問に対してユーザが回答できるか否かを問う形式のものに限られず、表示部152が表示した命令や課題に対してユーザが従うことができるか否かを問う形式のものも含まれる。例えば、表示部152は、「画面を3秒以内に10回タッチしろ」などといった命令・課題をクイズとして表示し、表示した命令・課題を達成することができたユーザの端末装置にクイズに正解(命令・課題を達成)した旨を表示してもよい。また、質問に対してユーザが回答できるか否かを問う形式のクイズであっても、質問の内容は既知のものでなくともよい。例えば、表示部152は、ユーザの回答後に正解又は正解したユーザが決定されるクイズを表示してもよい。ここで、
図10を用いて、上述の実施形態とは異なる形式のクイズの一例を説明する。
図10は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図である。
【0093】
例えば、表示部152は、
図10の画面W1に示すように、「おにぎりの具は・・・梅/しゃけ」などといった、アンケートを表示し、ユーザに多く選ばれた回答を正解とする形式のクイズ(言い換えると、クイズに参加しているユーザ全体の回答結果に応じて、正解が変わる形式のクイズ)を表示してもよい。ここで、画面W1に示す形式のクイズの正解は、グループ内のユーザの回答のみを対象として決定されるものであってもよい。また、表示部152は、クイズに参加しているユーザに限らず、他のサービスを利用するユーザに対し行われたアンケートをクイズとして表示し、他のサービスを利用するユーザに多く選ばれた回答を正解とする形式のクイズを表示してもよい。
【0094】
また、表示部152は、
図10の画面W2に示すように、ユーザのひらめきを問う形式のクイズを表示してもよい。また、表示部152は、
図10の画面W3に示すように、特定の分野におけるユーザの深い知識を問う形式のクイズを表示してもよい。また、表示部152は、
図10の画面W4に示すように、複数のヒントから正解を導き出す形式のクイズを表示してもよい。
【0095】
なお、表示部152は、クイズの形式に応じて、端末装置100にクイズに対するユーザの応答状況に関する情報を表示しなくてもよい。例えば、
図10の画面W1に示すアンケート形式のクイズでは、表示部152は、選択肢の「梅」及び「しゃけ」、並びに、選択肢に関連する言葉を含むユーザのコメントを端末装置100に表示しない。
【0096】
また、表示部152は、ユーザの各形式のクイズの正解率に応じて、端末装置100にクイズに対するユーザの応答状況に関する情報を表示してもよい。例えば、
図1の第3状態において、
図10の画面W2に示すユーザのひらめきを問う形式のクイズが表示されている場合、表示部152は、ひらめきを問う形式のクイズの正解率が所定の閾値以上であるユーザの回答状況を領域AR7にて強調表示し、当該ユーザのコメントを領域AR3にて強調表示してもよい。
【0097】
また、表示部152は、クイズの形式に応じて使用可能なアイテムを表示してもよい。例えば、表示部152は、
図10の画面W1に示すようなクイズに参加しているユーザ全体の回答結果に応じて正解が変わる形式のクイズにおいては、
図7の第1状態に示すIt1を表示しない。
【0098】
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る端末装置100は、取得部151と、表示部152と、送信部153とを有する。取得部151は、クイズに関するコンテンツであるクイズコンテンツを取得する。表示部152は、取得部151によって取得されたクイズコンテンツを、所定のグループに属するユーザが利用する端末装置に表示する。また、送信部153は、クイズコンテンツに対するユーザの応答を送信する。
【0099】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、グループとして参加するクイズコンテンツを表示することができるため、グループでクイズに参加するといった付加価値のあるクイズコンテンツを提供できる。
【0100】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、表示部152は、ユーザの応答状況に関する情報を含むクイズコンテンツを表示する。
【0101】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、グループに属している他のユーザの回答状況などを参考にしてクイズに回答することができるため、グループでクイズコンテンツに参加することによる結束感、達成感といった付加価値のあるクイズコンテンツを提供できる。
【0102】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、表示部152は、ユーザのクイズコンテンツに関するコメントを含むクイズコンテンツを表示する。
【0103】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、同一グループに属するユーザ同士がクイズに関するコメントを出し合い、議論することで、表示されたクイズが難解であっても正解を導き出すことが可能となるため、グループでクイズコンテンツに参加することによる結束感、達成感といった付加価値のあるクイズコンテンツを提供できる。
【0104】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、表示部152は、ユーザによるクイズコンテンツに対して使用可能なアイテムの使用に応じてクイズコンテンツを表示する。
【0105】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、アイテムの使用によりユーザがクイズを有利に進めることができるため、付加価値のあるクイズコンテンツを提供できる。
【0106】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、表示部152は、ユーザのクイズコンテンツに対する貢献度を含むクイズコンテンツを表示する。
【0107】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、ユーザはグループにおける貢献度を確認できるため、ユーザのクイズコンテンツに対するモチベーションを維持又は向上することができる。
【0108】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、表示部152は、送信部153によって送信されたユーザの応答に応じて、所定のグループに対して付与される報酬に関する情報を含むクイズコンテンツを表示する。
【0109】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、グループで参加することによって得られる報酬を確認できるため、グループの結束感、達成感を高めることができる。
【0110】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、表示部152は、クイズコンテンツを端末装置にインストールされたアプリケーションに含まれるブラウザに表示する。
【0111】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、アプリケーションに含まれるブラウザ上でクイズコンテンツを表示できるため、ユーザをアプリケーションからクイズコンテンツに誘導できる。
【0112】
また、実施形態に係る端末装置100において、例えば、取得部151は、ブラウザが端末装置にインストールされたアプリケーションに含まれるものであることを証明する証明情報を取得して記憶部に記憶させる。そして、取得部151は、記憶部に記憶された証明情報を含む取得要求に基づいてクイズコンテンツを取得し、送信部153は、記憶部に記憶された証明情報と共にクイズコンテンツに対するユーザの応答を送信する。
【0113】
これにより、実施形態に係る端末装置100は、アプリケーションに含まれるブラウザ上でクイズコンテンツが表示されていることを保証できるため、ブラウザの偽装を防ぐことができる。
【0114】
〔8.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る端末装置は、例えば
図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、端末装置100を例に挙げて説明する。
図11は、端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、ROM1200、RAM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0115】
CPU1100は、ROM1200又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1200は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0116】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0117】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0118】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1300を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1300上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0119】
例えば、コンピュータ1000が端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1300上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部150の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0120】
〔9.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0121】
また、上述した端末装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0122】
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、表示部は、表示手段や表示回路に読み替えることができる。
前記ブラウザが前記端末装置にインストールされた前記アプリケーションに含まれるものであることを証明する証明情報を記憶部に記憶する記憶手順をさらに前記コンピュータに実行させ、
前記取得手順は、
前記記憶手順によって記憶された証明情報を含む取得要求に基づいて前記クイズコンテンツを取得し、
前記送信手順は、
前記記憶手順によって記憶された証明情報と共に前記クイズコンテンツに対する前記ユーザの応答を送信する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報表示プログラム。