(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-209144(P2019-209144A)
(43)【公開日】2019年12月12日
(54)【発明の名称】フィルタペーパインサートおよびフィルタペーパインサートを備えたフィルタ容器
(51)【国際特許分類】
A47J 31/06 20060101AFI20191115BHJP
A47J 31/02 20060101ALI20191115BHJP
【FI】
A47J31/06 160
A47J31/06 310
A47J31/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2019-100297(P2019-100297)
(22)【出願日】2019年5月29日
(31)【優先権主張番号】20 2018 103 061.2
(32)【優先日】2018年5月30日
(33)【優先権主張国】DE
(71)【出願人】
【識別番号】390014155
【氏名又は名称】メリタ オイローパ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】Melitta Europa GmbH & Co. KG
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【弁理士】
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】アンドレアス ザハトレーベン
【テーマコード(参考)】
4B104
【Fターム(参考)】
4B104AA03
4B104AA12
4B104BA43
4B104EA31
(57)【要約】 (修正有)
【課題】抽出飲料を製造するためのフィルタペーパインサートを改良して、抽出材料のより均一な抽出を引き起こすフィルタ容器を提供する。
【解決手段】抽出飲料を製造するための、第1の側壁2と第2の側壁12とを備えるフィルタペーパインサート1であって、これらの側壁は、互いに反対に位置する側部においてはそれぞれシーム4または折畳みエッジ3により互いに結合されていて、かつ底部シーム5を介して互いに結合されており、底部シームとは反対の側で、フィルタペーパインサートへの充填のための開口11が形成されている、フィルタペーパインサートと、フィルタペーパインサートを備えたフィルタ容器。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の側壁(2)と、第2の側壁(12)とを備える、抽出飲料を製造するためのフィルタペーパインサート(1)であって、前記第1および第2の側壁(2,12)が、互いに反対に位置する側部において、それぞれシーム(4)または折畳みエッジ(3)により互いに結合されていて、かつ底部シーム(5)を介して互いに結合されており、該底部シーム(5)とは反対に位置する側で、前記フィルタペーパインサートへの充填用の開口(11)が形成されている、フィルタペーパインサート(1)において、
前記底部シーム(5)が、直線とは異なる形状を有していることを特徴とする、フィルタペーパインサート(1)。
【請求項2】
前記底部シーム(5)に、より低い位置にある少なくとも2つの流出路(9,10)と、該少なくとも2つの流出路(9,10)を接続する、より高い位置にある接続部(6,16,26,36)が形成されている、請求項1記載のフィルタペーパインサート。
【請求項3】
前記底部シーム(5)の延在形状が、交差する2つの直線に一致し、かつ前記直線により形成された角度の頂点が先端部の上に位置しており、前記流出路(9,10)が下方に向かって尖鋭に延びている、請求項1または2記載のフィルタペーパインサート。
【請求項4】
前記フィルタペーパインサートが開かれている場合に、前記流出路(9,10)の領域の容積部分が、ほぼ漏斗状に形成されている、請求項2または3記載のフィルタペーパインサート。
【請求項5】
前記底部シーム(5)は、交差する2つの直線により形成されていて、該直線は二等辺三角形の頂点の角度を形成する、請求項1から4までのいずれか1項記載のフィルタペーパインサート。
【請求項6】
前記底部シーム(5)が円弧状に、または円弧状の区分を備えて形成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のフィルタペーパインサート。
【請求項7】
前記底部シーム(5)が、交差する2つの直線に沿って形成されていて、その頂点においてアール部により接続されている、請求項6記載のフィルタペーパインサート。
【請求項8】
前記底部シーム(5)が、交差する2つの直線に沿って形成されていて、その頂点において第3の直線(26)により接続されている、請求項6記載のフィルタペーパインサート。
【請求項9】
前記底部シーム(5)が、円形、楕円形、または直線とは異なる別の形状を有する、曲率を有するライン(36)に沿って形成されている、請求項6記載のフィルタペーパインサート。
【請求項10】
隣接する前記底部シーム(5)に対する側方のシーム(4)または折畳みエッジ(3)の角度が、130°よりも小さく、好適には120°よりも小さい、請求項1から9までのいずれか1項記載のフィルタペーパインサート。
【請求項11】
前記底部シーム(5)が、角度付けされた2つの区分を有しており、該区分が、160°よりも小さな、特に150°よりも小さな角度を形成する、請求項1から10までのいずれか1項記載のフィルタペーパインサート。
【請求項12】
請求項1から11までのいずれか1項記載のフィルタペーパインサート(1)を有するフィルタ容器(20,30)。
【請求項13】
前記フィルタペーパインサート(1)が、少なくとも2つの流出路(9,10)を有しており、該流出路(9,10)に、前記フィルタ容器(30)に設けられたそれぞれ少なくとも1つの流出開口(32)が対応配置されている、請求項12記載のフィルタ容器。
【請求項14】
前記両流出路(32)の間に、上方に向かって突出した分離エレメント(33)が設けられている、請求項13記載のフィルタ容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、抽出飲料を製造するための、第1の側壁と第2の側壁とを備えるフィルタペーパインサートであって、これらの側壁は、互いに反対に位置する側部においてはそれぞれシームまたは折畳みエッジにより互いに結合されていて、かつ底部シームを介して互いに結合されており、底部シームとは反対の側で、フィルタペーパインサートへの充填のための開口が形成されている、フィルタペーパインサートと、フィルタペーパインサートを備えたフィルタ容器とに関する。
【0002】
欧州特許第2793662号明細書(EP2793662B1)からは、フィルタペーパインサートが公知である。このフィルタペーパインサートは、2つの側壁を有している。これらの側壁は、底部においては直線状の底部シームを介して結合されていて、かつ互いに反対に位置する側部ではシームまたは折畳みエッジを介して互いに結合されている。フィルタペーパインサートには、スリットが形成されている。このスリットは、風味担体としての大量の油分を抽出工程時に通過させ、これによりコーヒの風味を改善する。このようなフィルタペーパインサートでは、フィルタペーパインサートに充填されたコーヒーベッドに熱湯が注がれ、これにより挽かれたコーヒの水溶性の成分を抽出することができる。フィルタペーパは、液体に対して透過性であり、液体は、底部領域においてフィルタ容器に設けられた流出開口に向かって流れることができる。コーヒの大半の部分は、フィルタペーパインサートの底部領域を越えて流れ出て、その際にフィルタ容器の底部には、大抵は真ん中の開口が設けられている。このことは、液体が実質的に中央でフィルタペーパインサートを通って下方に向かって流れ、少なくとも液体は、真ん中の領域において、縁部領域におけるよりも高い速度で流れることにつながる。このことは、真ん中の領域におけるコーヒの過剰抽出をもたらす一方で、縁部領域ではより少ない抽出しか行われない。
【0003】
不均一な抽出に関するこの公知の問題を改善するために、欧州特許出願公開第3289935号明細書(EP3289935A1)には、底部領域において、ほぼ同一の大きさの2つの流出空間を有するフィルタ容器が提案された。これらの流出空間は、互いに分割されているので、液体は、互いから離間した2つの流出空間を通って導出される。このことは、コーヒ粉の抽出を均質化する。しかし現在存在するコーヒメーカの極めて多くのフィルタ容器には、1つの流出孔しか装備されていない。
【0004】
したがって、本発明の課題は、抽出飲料を製造するためのフィルタペーパインサートを改良して、抽出材料のより均一な抽出を引き起こすことである。
【0005】
この課題は、請求項1に記載の特徴を備えるフィルタペーパインサートにより解決される。
【0006】
本発明に係るフィルタペーパインサートでは、2つの側壁は下側の領域において底部シームを介して互いに結合されている。この底部シームは、直線とは異なる形状を有している、つまり、両側壁の間の、底部シームによる結合部は、直線または直線的なストリップではない。これにより、コーヒ粉の予測することのできない再現不能な通流が生じることが阻止される。本発明に係る底部シームの形状は、水が、フィルタペーパインサートの規定された流出領域を通ってより均一に流れることをもたらす。フィルタペーパインサートは、抽出時に優先的に真ん中で流過されるのではなく、底部シームの形状により下側の領域において、真ん中の領域外でも優勢的に通流され得る。このためには、直線的ではない底部シームにおいて、フィルタペーパインサートの中心ではない領域においても均一な通流のために働く、種々異なる高さ領域が生じるという利点が利用される。
【0007】
好適には、底部シームにおいて、抽出位置で、より低い位置にある少なくとも2つの流出路と、少なくとも2つの流出路を接続する、より高い位置にあるサドル状の結合片とが形成されている。このためには、フィルタペーパインサートが開かれている場合に、底部シームの真ん中の領域にサドル状の領域が形成される利点が利用される。このサドル状の領域から、フィルタペーパインサートの壁部は先端部に向かって下降する。これにより、フィルタペーパインサートが開かれている場合に形成される流出漏斗は、コーヒ粉による抽出物質の方向付けられた再現可能な流出をもたらす。したがって、より低い位置にある少なくとも2つの流出路は、より高い位置にある結合片よりも優勢的に通流され、このことは抽出を改善する。なぜならば、より低い位置にある少なくとも2つの流出路における流出が増大された規模で行われるからである。
【0008】
流出路は、下方に向かって尖鋭に延びるように形成されていてよい。たとえば、流出路は漏斗状に形成されていてよく、この場合に流出路の特別な幾何学形状は生じず、流出路は正確な円錐を形成する必要はない。流出路は、より高い位置にある結合片に対して低く配置されていることにより優勢的に通流されており、したがって水平方向の底部シームを備えるフィルタペーパインサートに比べて、優勢的に通流される領域を拡大する。
【0009】
底部シームは、好適には等辺の2つの直線により形成されている。これらの直線は、互いに対して下方に向かって開いた角度で配置されている。フィルタペーパインサートがフィルタ支持体内に挿入されると、側壁により形成された角度の頂点において、サドル状の構造が形成される。このサドルから、側壁は、流出先端部に向かって下降する。
【0010】
底部シームは、好適には、中心平面に対して対称的に形成されている。
【0011】
さらに、底部シームは円弧状に、または円弧状の区分を備えて形成されていてよい。真ん中の円弧状の輪郭により、底部シームがフィルタ容器の輪郭に改善されて適合させられる。フィルタ容器は、たとえば複数の流出開口を有している。これらの流出開口は分離エレメントを介して分離されている。分離エレメントは、上側の領域で同様に円弧状に形成されていてもよいので、底部シームと分離エレメントとの間で形状結合部を形成することができる。
【0012】
隣接する底部シームに対する側方のシームまたは折畳みエッジの角度は、好適には130°よりも小さく、特に120°よりも小さく形成されており、したがって、水平方向の底部シームを備えるフィルタペーパインサートにおけるよりも小さく形成されている。底部シームは、角度付けされた2つの区分を有していてよく、これらの区分は、160°よりも小さな角度で、特に150°よりも小さな角度で互いに対して配向されている。両方の角度付けされた区分は、たとえば100°〜160°、特に120°〜150°の範囲で配置されていてよい。
【0013】
本発明によれば、フィルタペーパインサートを備えるフィルタ容器も提供される。フィルタ容器は、好適には2つの流出開口を有していてよい。これらの流出開口は、フィルタペーパインサートの2つの流出路に対応配置されているので、それぞれの流出路は、フィルタ容器の少なくとも1つの流出開口上に位置決めされている。フィルタ容器は、流出開口の間に、上側に向かって突出した分離エレメントを有していてよい。この分離エレメントは、たとえば底部シームの輪郭に適合されているので、フィルタペーパインサートの形状結合式の支持が保証される。
【0014】
本発明を以下に多数の実施例につき添付した図面に関連して詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】AおよびBは、本発明に係るフィルタペーパインサートの第1の実施例を示す図である。
【
図2】第1のフィルタ容器内にある
図1に示したフィルタペーパインサートを示す図である。
【
図3】第2のフィルタ容器内にある
図1に示したフィルタペーパインサートを示す図である。
【
図4】フィルタペーパインサートの変更された実施形態を示す図である。
【
図5】フィルタペーパインサートの変更された実施形態を示す図である。
【
図6】フィルタペーパインサートの変更された実施形態を示す図である。
【
図7】フィルタペーパインサートの変更された実施形態を示す図である。
【0016】
フィルタペーパインサート1は、2つの側壁2,12を有している。これらの側壁2,12は、折り畳まれた位置では、同一の大きさを有しており、図示の実施例では、一方の側部においては折畳みエッジ3を介して結合されており、反対の側に位置する側部においてはシーム4を介して互いに結合されている。下側には、底部シーム5が形成されている。底部シーム5は、シーム4に接続しており、反対に位置する側部では折畳みエッジ3において終端している。当然ながら、折畳みエッジ3の代わりに、側方の2つのシームを設けることも可能である。フィルタペーパインサート1は、セルロースベースの繊維質の材料から成っており、任意には合成材料およびバインダを含んでいてよい。シーム4および底部シーム5は、押込み成形により製造されていて、特に、特にプロファイリングされた、つまり凹凸形成されたローラによる、製造時のフィルタペーパの押圧により製造されている。プロファイリングされたローラは、フィルタペーパから成る層を永続的に互いに結合させる。底部シーム5の幅は、成形加工される材料および強度要求に依存して選択することができる。説明を簡単にするために、底部シーム5の幅は無視され、この底部シームは幾何学的に直線、円弧部または円弧状の区分として説明される。
【0017】
底部シーム5とは反対に位置する側で、充填のための開口11が形成されているので、上からコーヒ粉または別の抽出材料をフィルタペーパインサート1内に入れることができる。開かれた位置(
図1B)では、フィルタペーパインサート1はほぼ円錐台形状を成している。
【0018】
底部シーム5は、直線として形成されているのではなく、二等辺三角形の頂点の角度を形成している、交差する2つの直線によりほぼV字形に形成されている。上方に向かって突出した中間の先端部6と、この先端部6の両側でより低い位置にある端部または先端部7および8とが設けられている。これにより、フィルタペーパインサート1の開かれた位置では、先端部7の上方に第1の流出路9が形成され、先端部8の上方に第2の流出路10が形成される。これらの流出路9,10は、先端部6を備える、より高い位置にあるサドル状の接続部により互いから離間させられている。流出路9および10は、実質的に漏斗状に形成されている。
【0019】
図2には、フィルタ容器20内のフィルタペーパインサート1が図示されている。フィルタ容器20は、フィルタペーパインサート1を挿入するために上方に向かって開いた容器を形成している。中間の流出開口22を備える平坦な底部21が設けられている。このようなフィルタ容器20は、手動の抽出のために、しかし市販のコーヒマシンにおいても使用することができる。
【0020】
フィルタペーパインサート1は、コーヒ粉13を充填され、コーヒの抽出のために、矢印によって概略的に図示されているように、熱湯が通流する。アングル形に形成された底部シーム5により、熱湯はコーヒ粉13の抽出時に、フィルタ容器20に設けられた流出開口22に向かって優先的に真ん中を流れるのではなく、比較的大きな割合でフィルタペーパインサート1の流出路9,10に向かって通流する。これらの流出路9,10は、水平方向で流出開口22に対して離間して配置されている。流出開口22は、実質的に、上方に向かって突出した先端部6の下側に位置しているので、フィルタペーパインサート1の両縁部領域がより優勢的に通流され、このことは均一な抽出をもたらす。
【0021】
図3では、コーヒ粉13を有するフィルタペーパインサート1が変更されたフィルタ容器30内に挿入されている。フィルタ容器30は、上方に向かって開いた容器を成していて、底部領域31を有している。この底部領域31において、互いから離間した2つの流出開口32が設けられている。両方の流出開口32は、上方に向かって突出する分離エレメント33により互いから分離されている。この分離エレメント33は、フィルタペーパインサート1のための載置部を形成する。両方の流出開口32の上に流出チャンバ34が設けられている。この流出チャンバ34は、フィルタペーパインサート1の下側に配置されている。このフィルタ容器30では、流れがフィルタペーパインサート1の両方の流出路9,10により増大される。なぜならば、各流出路9,10に、フィルタ容器30に設けられた少なくとも1つの流出開口32が対応配置されている、つまり抽出された液体が、それぞれの流出路9,10から流出開口32に向かって流れるからである。これにより、熱湯が真ん中の領域に供給された場合でさえ、流出路9,10の上方の両縁部領域を、熱湯がより優勢的に通流することになる。
【0022】
図4には、開かれたフィルタペーパインサートが側面図で図示されている。このフィルタペーパインサート1は、ほぼW字形の外側輪郭を有している。このW字形の外側輪郭は、折畳みエッジ3、シーム4および底部シーム5により形成される。しかし、底部シーム5の幾何学形状は変更することができる。たとえば、角度付けされた底部シーム5の頂部が、先端部6の代わりに、
図5に図示されているようにアール部(Radius)を有していてよい。先端部6の代わりに、丸み付けされた頂部16が設けられており、この頂部16は、底部シーム5の両方の角度付けされた区分の間の丸み付けされた移行部を形成する。
【0023】
択一的には、
図6によれば、底部シーム5は2つの角度付けされた区分を有していてよい。これらの区分は、水平方向の中間区分を有する方形状の切込み部26を介して互いに接続されている。
【0024】
図7には、フィルタペーパインサート1が図示されている。フィルタペーパインサート1は、変更された底部シーム5を有している。この底部シーム5は、円弧部36を形成する。この円弧部36は、先端部7から先端部8へと延びている。底部シーム5は、円形または楕円形に構成されていてよい。底部シーム5の最も高い位置は、低い位置にある先端部7,8に対して、鉛直方向でたとえば5mm〜50mm、特に10mm〜30mmだけ離間させられていてよい。
【0025】
図示された実施形態において、フィルタペーパインサート1はそれぞれ2つの流出路9,10を有している。これらの流出路9,10は、先端部7,8の上側に形成されている。当然ながら、たとえば3つ以上の先端部が底部シーム5に形成される場合、2つよりも多い流出路9,10を設けることも可能である。
【符号の説明】
【0026】
1 フィルタペーパインサート
2 側壁
3 折畳みエッジ
4 シーム
5 底部シーム
6 先端部
7 先端部
8 先端部
9 流出路
10 流出路
11 開口
12 側壁
13 コーヒ粉
16 頂部
20 フィルタ容器
21 底部
22 流出開口
26 切込み部
30 フィルタ容器
31 底部領域
32 流出開口
33 分離エレメント
34 流出チャンバ
36 円弧部
【外国語明細書】