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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-209659(P2019-209659A)
(43)【公開日】2019年12月12日
(54)【発明の名称】印刷装置、及び印刷方法
(51)【国際特許分類】
   B41J 5/30 20060101AFI20191115BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20191115BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20191115BHJP
【FI】
   B41J5/30 Z
   H04N1/00 C
   G06F3/12 358
   G06F3/12 353
   G06F3/12 311
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2018-110146(P2018-110146)
(22)【出願日】2018年6月8日
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100140774
【弁理士】
【氏名又は名称】大浪 一徳
(74)【代理人】
【識別番号】100114937
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 裕幸
(74)【代理人】
【識別番号】100196058
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 彰雄
(72)【発明者】
【氏名】角田 啓介
【テーマコード(参考)】
2C187
5C062
【Fターム(参考)】
2C187AC02
2C187AC09
2C187BF01
2C187BG12
2C187BG14
2C187CD02
2C187DB44
2C187DB47
2C187FB12
2C187FC12
5C062AA05
5C062AA35
5C062AB22
5C062AB42
5C062AC04
5C062AC22
5C062AC23
5C062AC58
5C062AF14
(57)【要約】
【課題】印刷処理の途中から印刷設定を変更して印刷できること。
【解決手段】印刷装置は、第1印刷データを取得する第1取得部と、第1取得部により取得された第1印刷データを第1記憶部に記憶させる第1記憶制御部と、第1記憶部に記憶された第1印刷データを第1記憶部から先入れ先出しで読み出し、印刷設定にしたがって、読み出した第1印刷データを読み出した順に、1以上の一定数であるn行単位で第1イメージデータに展開する第1展開部と、第1イメージデータの印刷が開始されるタイミングで第1イメージデータに対応した第1印刷データを第1記憶部から削除する第1削除制御部と、第1イメージデータの印刷中に印刷設定が変更された場合、第1記憶部に記憶されている第1印刷データを変更後の印刷設定にしたがって第1展開部に展開させる第1印刷設定制御部と、を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1印刷データを取得する第1取得部と、
前記第1取得部により取得された前記第1印刷データを第1記憶部に記憶させる第1記憶制御部と、
前記第1記憶部に記憶された前記第1印刷データを前記第1記憶部から先入れ先出しで読み出し、印刷設定にしたがって、読み出した前記第1印刷データを読み出した順に、1以上の一定数であるn行単位で第1イメージデータに展開する第1展開部と、
前記第1イメージデータの印刷が開始されるタイミングで前記第1イメージデータに対応した前記第1印刷データを前記第1記憶部から削除する第1削除制御部と、
前記第1イメージデータの印刷中に前記印刷設定が変更された場合、前記第1記憶部に記憶されている前記第1印刷データを変更後の前記印刷設定にしたがって前記第1展開部に展開させる第1印刷設定制御部と、
を備える印刷装置。
【請求項2】
前記第1イメージデータを第2記憶部に記憶させる第2記憶制御部と、
前記第1イメージデータの印刷中に前記印刷設定が変更されたタイミングで、前記第2記憶部に記憶された印刷中ではない前記第1イメージデータを前記第2記憶部から削除する第2削除制御部と、
を備える請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記n行毎に前記印刷設定を変更することが可能な第1印刷設定変更モードと、ページ毎に前記印刷設定を変更することが可能な第2印刷設定変更モードと、を選択する第1選択部と、
前記第1選択部により前記第2印刷設定変更モードが選択された場合、前記第1記憶部に記憶された前記第1印刷データから改ページコマンドを検出し、検出された前記改ページコマンドの後続のページから前記印刷設定の変更を反映させる第2印刷設定制御部と、を備え、
前記第1選択部により前記第1印刷設定変更モードが選択された場合、前記第1印刷設定制御部により前記n行毎に前記印刷設定の変更を反映させる、
請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
第1印刷データを取得する第1取得過程と、
前記第1取得過程により取得された前記第1印刷データを第1記憶部に記憶させる第1記憶制御過程と、
前記第1記憶部に記憶された前記第1印刷データを前記第1記憶部から先入れ先出しで読み出し、印刷設定にしたがって、読み出した前記第1印刷データを読み出した順に、1以上の一定数であるn行単位で第1イメージデータに展開する第1展開過程と、
前記第1イメージデータの印刷が開始されるタイミングで前記第1イメージデータに対応した前記第1印刷データを前記第1記憶部から削除する第1削除制御過程と、
前記第1イメージデータの印刷中に前記印刷設定が変更された場合、前記第1記憶部に記憶されている前記第1印刷データを変更後の前記印刷設定にしたがって前記第1展開過程に展開させる第1印刷設定制御過程と、
を有する印刷方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置、及び印刷方法に関する。
【背景技術】
【0002】
印刷装置において、印刷途中で印刷の設定が変更される場合がある。変更後の印刷設定を印刷に反映させることができる印刷装置が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の印刷装置では、印刷データをラスタライズした後でも、印刷データを一定期間保持し続ける。これにより特許文献1に記載の印刷装置は、印刷中に印刷設定が変更された場合に、印刷データをホストコンピューターから再受信しなくても、保持していた印刷データを変更後の印刷設定で再度ラスタライズすることで、変更後の印刷設定を印刷に反映させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−123428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の印刷装置では、ホストコンピューターからの印刷データの再受信は不要であるものの、印刷設定の変更を印刷結果に反映させるためには、ラスタライズ及び印刷を最初からやり直さざるを得ない。最初の印刷データから印刷をやり直す場合、印刷の途中から印刷設定の変更が反映される場合に比べて、ラスタライズ及び印刷に余分な処理量、及び余分な時間がかかってしまう。ラスタライズ及び印刷に余分な処理量、及び余分な時間がかからないようにするために、印刷の途中から印刷設定の変更が反映できるようにすることが求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、第1印刷データを取得する第1取得部と、前記第1取得部により取得された前記第1印刷データを第1記憶部に記憶させる第1記憶制御部と、前記第1記憶部に記憶された前記第1印刷データを前記第1記憶部から先入れ先出しで読み出し、印刷設定にしたがって、読み出した前記第1印刷データを読み出した順に、1以上の一定数であるn行単位で第1イメージデータに展開する第1展開部と、前記第1イメージデータの印刷が開始されるタイミングで前記第1イメージデータに対応した前記第1印刷データを前記第1記憶部から削除する第1削除制御部と、前記第1イメージデータの印刷中に前記印刷設定が変更された場合、前記第1記憶部に記憶されている前記第1印刷データを変更後の前記印刷設定にしたがって前記第1展開部に展開させる第1印刷設定制御部と、を備える印刷装置である。
【0006】
また、本発明の一態様は、第1印刷データを取得する第1取得過程と、前記第1取得過程により取得された前記第1印刷データを第1記憶部に記憶させる第1記憶制御過程と、前記第1記憶部に記憶された前記第1印刷データを前記第1記憶部から先入れ先出しで読み出し、印刷設定にしたがって、読み出した前記第1印刷データを読み出した順に、1以上の一定数であるn行単位で第1イメージデータに展開する第1展開過程と、前記第1イメージデータの印刷が開始されるタイミングで前記第1イメージデータに対応した前記第1印刷データを前記第1記憶部から削除する第1削除制御過程と、前記第1イメージデータの印刷中に前記印刷設定が変更された場合、前記第1記憶部に記憶されている前記第1印刷データを変更後の前記印刷設定にしたがって前記第1展開過程に展開させる第1印刷設定制御過程と、を有する印刷方法である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の第1の実施形態に係る印刷装置のハードウェアの構成の一例を示す図である。
図2】本発明の第1の実施形態に係る制御部の構成の一例を示す図である。
図3】本発明の第1の実施形態に係る印刷処理の一例を示す図である。
図4】本発明の第2の実施形態に係る印刷装置のハードウェアの構成の一例を示す図である。
図5】本発明の第2の実施形態に係る制御部の構成の一例を示す図である。
図6】本発明の第2の実施形態に係る設定変更モードの選択処理の一例を示す図である。
図7】本発明の第2の実施形態に係るページ毎設定変更処理の一例を示す図である。
図8】本発明の第2の実施形態に係るページ毎設定変更処理の一例を示す図である。
図9】本発明の第2の実施形態に係るページ毎設定変更処理の一例を示す図である。
図10】本発明の第2の実施形態に係るページ毎設定変更処理の一例を示す図である。
図11】本発明の第2の実施形態に係る印刷処理の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
(印刷装置1の構成)
図1は、本実施形態に係る印刷装置1のハードウェアの構成の一例を示す図である。印刷装置1は、一例として、SIDM(Serial Impact Dot Matrix)プリンターである。なお、印刷装置1は、インクジェットプリンターや、レーザープリンターであってもよい。また、印刷装置1は、シリアルヘッドのプリンターでもよく、ラインヘッドのプリンターであってもよい。
【0009】
印刷装置1は、通信I/F(インターフェイス)10と、プリンターモジュール11と、操作パネル12と、CPU13と、CPU(Central Processing Unit)13と、ROM(Read Only Memory)14と、RAM(Random access memory)15とを備える。
【0010】
通信I/F10は、ネットワークを介して印刷装置1がホストコンピューターと通信を行うためのインターフェイスを備える。ここでホストコンピューターは、ネットワークを介して印刷実行信号を印刷装置1に送信する。ここで印刷実行信号は、印刷データDPと、印刷設定情報とを含む信号である。
【0011】
印刷データDPとは、印刷対象の文書や画像を示すデータである。印刷データDPは、1以上のページに対応するデータが含まれ、ページとページとの区切りには改ページコマンドが含まれる。ここで改ページコマンドとは、印刷データDPにおいてページの区切りを示す文字列である。
印刷設定情報とは、印刷設定を示す情報である。ここで印刷設定とは、例えば、フォント、ピッチ、行間、印刷の濃さ、カラー印刷、モノクロ印刷、及び用紙サイズなどについての設定である。
印刷装置1は、印刷実行信号を受信すると、印刷実行処理を実行する。印刷実行処理には、描画処理と、印刷処理とが含まれる。描画処理(ラスタライズ)とは、印刷データDPを印刷イメージIPに展開する処理である。ここで印刷イメージIPとは、印刷データDPが示す文書や画像がビットマップ画像に変換された画像である。
印刷処理とは、印刷イメージIPを印刷する処理である。
【0012】
プリンターモジュール11は、印刷処理を実行する。プリンターモジュール11は、水平方向に走査して画像を用紙に記録する記録機構を有する。また、プリンターモジュール11は、画像が印刷される用紙を垂直方向に搬送する搬送機構を有する。
【0013】
操作パネル12は、ユーザーからの操作を受け付ける。ユーザーからの操作は、印刷設定を変更する操作である。操作パネル12は、例えばタッチパネルであり、ユーザーからの操作に対応するボタンを表示する。
【0014】
CPU13は、ROM14からプログラムを読み込み、読み込んだプログラムに従って各種の制御を実行する。CPU13は、レジスターなどの内部記憶媒体を複数内蔵している。CPU13は、ROM14から内部記憶媒体にデータを一時的に記憶し、これを演算処理する。CPU13は、演算結果をレジスターに出力し、さらにレジスターからRAM15や外部の記憶媒体に出力させる。
【0015】
ROM14は、CPU13が各種演算や制御を行うための各種プログラム、データ及びパラメーターなどを格納した主記憶装置である。ROM14は、ROM14に供給される電力がゼロの状態でも記憶内容を保持できる。
【0016】
RAM15は、CPU13にワーキングメモリーとして使用される主記憶装置である。RAM15は、CPU13により、プログラムやデータなどの書き込み及び消去が行われる。
【0017】
図2は、本実施形態に係る制御部20の構成の一例を示す図である。制御部20は、印刷データ取得部200と、印刷データバッファ制御部201と、印刷データ削除制御部202と、展開部203と、印刷イメージバッファ制御部204と、印刷イメージ削除制御部205と、印刷設定制御部206と、印刷制御部207とを備える。
印刷データ取得部200と、印刷データバッファ制御部201と、印刷データ削除制御部202と、展開部203と、印刷イメージバッファ制御部204と、印刷イメージ削除制御部205と、印刷設定制御部206と、印刷制御部207とはそれぞれ、CPU13がROM14からプログラムを読み込んで処理を実行することにより実現されるモジュールである。つまり、制御部20はCPU13により実現される。
【0018】
印刷データ取得部200は、通信I/F10が受信した印刷データDPを取得する。
印刷データバッファ制御部201は、印刷データ取得部200により取得された印刷データDPを印刷データバッファ30に記憶させる。
印刷データ削除制御部202は、印刷データDPを印刷データバッファ30から削除する。
【0019】
展開部203は、印刷データバッファ30に記憶された印刷データDPを先入れ先出しで読み出す。展開部203は、印刷設定にしたがって、読み出した印刷データDPを印刷イメージIPに展開する。ここで展開部203は、印刷データDPを読み出した順に、n行単位で印刷イメージIPに展開する。
ここでnは1以上の一定数であり、n行単位とは、印刷データDPが示す文書に含まれる行にしてn行に対応する単位である。したがって、1つの印刷イメージIPは、印刷データDPのうちのn行のデータに対応する。
【0020】
印刷イメージバッファ制御部204は、印刷イメージIPを印刷イメージバッファ40に記憶させる。
印刷イメージ削除制御部205は、印刷イメージIPを印刷イメージバッファ40から削除する。
【0021】
印刷設定制御部206は、展開部203が印刷データDPを印刷イメージIPに展開する処理における印刷設定を制御する。
印刷制御部207は、プリンターモジュール11を介して、印刷装置1の印刷処理を制御する。
【0022】
印刷データバッファ30は、印刷データDPを記憶する。
印刷イメージバッファ40は、印刷イメージIPを記憶する。
印刷データバッファ30、及び印刷イメージバッファ40は、それぞれRAM15により実現される。
【0023】
(印刷処理)
図3を参照し、印刷処理の途中において印刷設定が変更される場合の印刷装置1の印刷処理について説明する。
図3は、本実施形態に係る印刷処理の一例を示す図である。図3に示す印刷処理は、印刷装置1が通信I/F10を介して印刷データDPをホストコンピューターから受信した場合に開始される。
【0024】
ステップS100:印刷データ取得部200は、印刷データDPを取得する。ここで印刷データ取得部200は、通信I/F10を介して、ホストコンピューターから受信された印刷実行信号をデコードすることにより印刷データDPを取得する。印刷データ取得部200は、取得した印刷データDPを印刷データバッファ制御部201に供給する。
【0025】
ステップS110:印刷データバッファ制御部201は、印刷データ取得部200が供給する印刷データDPを印刷データバッファ30に記憶させる。ここで印刷データバッファ制御部201は、印刷データDPを、印刷データ取得部200が取得した順に印刷データバッファ30に記憶させる。
【0026】
ステップS120:展開部203は描画処理を行う。ここで展開部203は、印刷データバッファ30に記憶されている印刷データDPを印刷データバッファ30から先入れ先出しで読み出す。展開部203は、印刷設定にしたがって、読み出した印刷データDPを読み出した順に、n行単位で印刷イメージIPに展開する。
【0027】
展開部203は、展開した印刷イメージIPを印刷イメージバッファ制御部204に供給する。印刷イメージバッファ制御部204は、展開部203が供給する印刷イメージIPを印刷イメージバッファ40に記憶させる。したがって、印刷イメージバッファ40には、展開部203が展開した印刷イメージIPが逐次記憶されてゆく。
なお、ステップS100、ステップS110、及びステップS120の各処理は、ステップS130以降の処理が行われる間においても、継続して行われる。
【0028】
ステップS130:印刷設定制御部206は、印刷設定を変更する操作が行われたか否かを判定する。ここで印刷設定制御部206は、操作パネル12が受け付けた印刷設定を変更する操作を検出することにより判定する。
印刷設定制御部206は、印刷設定を変更する操作が行われたと判定する場合(ステップS130:YES)、検出した操作に対応する印刷設定を示す印刷設定情報をRAM15に記憶させる。ここで印刷設定制御部206は、RAM15に印刷設定情報が既に記憶されている場合、記憶されている印刷設定情報を、検出した操作に対応する印刷設定を示す印刷設定情報により更新する。その後、印刷設定制御部206はステップS180の処理を実行する。
一方、印刷設定制御部206が印刷設定を変更する操作が行われていないと判定する場合(ステップS130:NO)、制御部20はステップS140の処理を実行する。
【0029】
ステップS140:印刷データ削除制御部202は、印刷イメージIPの印刷が開始されるタイミングで、印刷イメージIPに対応した印刷データDPを印刷データバッファ30から削除する。ここで印刷イメージIPは、印刷データDPのn行単位のデータに対応し、印刷データDPはn行単位で削除される。
【0030】
ステップS150:印刷制御部207は印刷を開始する。ここで印刷制御部207は、印刷イメージバッファ40に記憶される印刷イメージIPをから先入れ先出しで読み出す。印刷制御部207は、読み出した印刷イメージIPに基づいて、プリンターモジュール11を介して印刷を行う。
【0031】
ステップS160:印刷制御部207は、印刷を完了する。
ステップS170:印刷イメージ削除制御部205は、印刷イメージバッファ40に記憶される印刷イメージIPのうち、印刷が完了した印刷イメージIPを印刷イメージバッファ40から削除する。
その後、制御部20は印刷処理を終了する。
【0032】
ステップS180:印刷設定制御部206は、印刷設定を変更する。ここで印刷設定制御部206は、ステップS130においてRAM15に記憶された印刷設定情報に基づいて印刷設定を変更する。
【0033】
ステップS190:印刷イメージ削除制御部205は、印刷イメージバッファ40に記憶された印刷イメージIPのうち、印刷が完了していない印刷イメージIPを印刷イメージバッファ40から削除する。ここでステップS190の処理は、印刷イメージIPの印刷中に印刷設定が変更されたタイミングで実行される。
したがって、印刷イメージ削除制御部205は、印刷イメージIPの印刷中に印刷設定が変更されたタイミングで、印刷イメージバッファ40に記憶された印刷中ではない印刷イメージIPを印刷イメージバッファ40から削除する。
【0034】
ステップS200:展開部203は、印刷データバッファ30から印刷データDPを先入れ先出しで読み込む。ただし、既に印刷が完了している印刷イメージIPに対応した印刷データDPについては、ステップS140において印刷データバッファ30から削除されている。したがって、ステップS200において展開部203が読み込む印刷データDPは、印刷が完了していない印刷データDPである。
【0035】
その後、展開部203は、ステップS120の処理に移行する。ここでステップS120の処理において、印刷設定制御部206は、印刷データバッファ30に記憶されている印刷データDPについて、展開部203に変更後の印刷設定により展開を行わせる。
したがって、印刷設定制御部206は、印刷イメージIPの印刷中に印刷設定が変更された場合、印刷データバッファ30に記憶されている印刷データDPを変更後の印刷設定にしたがって展開部203に展開させる。
【0036】
以上に説明したように、本実施形態に係る印刷装置1は、第1取得部(印刷データ取得部200)と、第1記憶制御部(印刷データバッファ制御部201)と、第1展開部(展開部203)と、第1削除制御部(印刷データ削除制御部202)と、第1印刷設定制御部(印刷設定制御部206)とを備える。
第1取得部(印刷データ取得部200)は、第1印刷データ(印刷データDP)を取得する。
第1記憶制御部(印刷データバッファ制御部201)は、第1取得部(印刷データ取得部200)により取得された第1印刷データ(印刷データDP)を第1記憶部(印刷データバッファ30)に記憶させる。
第1展開部(展開部203)は、第1記憶部(印刷データバッファ30)に記憶された第1印刷データ(印刷データDP)を第1記憶部(印刷データバッファ30)から先入れ先出しで読み出し、印刷設定にしたがって、読み出した第1印刷データ(印刷データDP)を読み出した順に、1以上の一定数であるn行単位で第1イメージデータ(印刷イメージIP)に展開する。
第1削除制御部(印刷データ削除制御部202)は、第1イメージデータ(印刷イメージIP)の印刷が開始されるタイミングで第1イメージデータ(印刷イメージIP)に対応した第1印刷データ(印刷データDP)を第1記憶部(印刷データバッファ30)から削除する。
第1印刷設定制御部(印刷設定制御部206)は、第1イメージデータ(印刷イメージIP)の印刷中に印刷設定が変更された場合、第1記憶部(印刷データバッファ30)に記憶されている第1印刷データ(印刷データDP)を変更後の印刷設定にしたがって第1展開部(展開部203)に展開させる。
【0037】
この構成により、本実施形態に係る印刷装置1では、第1イメージデータ(印刷イメージIP)の印刷が開始されるタイミングで第1イメージデータ(印刷イメージIP)に対応した第1印刷データ(印刷データDP)を第1記憶部(印刷データバッファ30)から削除し、第1イメージデータ(印刷イメージIP)の印刷中に印刷設定が変更された場合、第1記憶部(印刷データバッファ30)に記憶されている第1印刷データ(印刷データDP)について、変更後の印刷設定により第1展開部(展開部203)により展開を行わせることができるため、印刷処理の途中から印刷設定を変更して印刷できる。
【0038】
また、本実施形態に係る印刷方法は、第1取得過程(ステップS100)と、第1記憶制御過程(ステップS110)と、第1展開過程(ステップS120)と、第1削除制御過程(ステップS140)と、第1印刷設定制御過程(ステップS180の後に実行されるステップS120)とを有する。
第1取得過程(ステップS100)では、第1印刷データ(印刷データDP)を取得する。
第1記憶制御過程(ステップS110)では、第1取得過程(ステップS100)により取得された第1印刷データ(印刷データDP)を第1記憶部(印刷データバッファ30)に記憶させる。
第1展開過程(ステップS120)では、第1記憶部(印刷データバッファ30)に記憶された第1印刷データ(印刷データDP)を第1記憶部(印刷データバッファ30)から先入れ先出しで読み出し、印刷設定にしたがって、読み出した第1印刷データ(印刷データDP)を読み出した順に、1以上の一定数であるn行単位で第1イメージデータ(印刷イメージIP)に展開する。
第1削除制御過程(ステップS140)では、第1イメージデータ(印刷イメージIP)の印刷が開始されるタイミングで第1イメージデータ(印刷イメージIP)に対応した第1印刷データ(印刷データDP)を第1記憶部(印刷データバッファ30)から削除する。
第1印刷設定制御過程(ステップS180の後に実行されるステップS120)では、第1イメージデータ(印刷イメージIP)の印刷中に印刷設定が変更された場合、第1記憶部(印刷データバッファ30)に記憶されている第1印刷データ(印刷データDP)について、変更後の印刷設定により第1展開過程(ステップS120)により展開を行わせる。
【0039】
(第2の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施形態について詳しく説明する。
上記第1の実施形態では、印刷装置は、印刷設定を現在印刷しているn行の次のn行から反映させる場合について説明をした。本実施形態では、印刷装置が印刷設定を、ページを単位として反映させる場合について説明をする。
(印刷装置1aの構成)
本実施形態に係る印刷装置1を印刷装置1aという。図4は、本実施形態に係る印刷装置1aのハードウェアの構成の一例を示す図である。本実施形態に係る印刷装置1a(図4)と第1の実施形態に係る印刷装置1(図1)とを比較すると、CPU13aが異なる。ここで、他の構成要素(通信I/F10、プリンターモジュール11、操作パネル12、ROM14、及びRAM15)が持つ機能は第1の実施形態と同じである。なお、図4の構成要素において、第1の実施形態と共通の構成要素には同じ符号が割り当てられている。
印刷装置1aの制御部はCPU13aにより実現される。したがって、本実施形態に係る印刷装置1aと第1の実施形態に係る印刷装置1とでは、制御部の構成が異なる。第1の実施形態と同じ機能の説明は省略し、第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0040】
図5を参照し、印刷装置1aの制御部20aの構成について説明する。
図5は、本実施形態に係る制御部20aの構成の一例を示す図である。本実施形態に係る制御部20a(図5)と第1の実施形態に係る制御部20(図2)とを比較すると、制御部20aは、選択部208、及びページ印刷設定制御部209をさらに備える。ここで、他の構成要素(印刷データ取得部200、印刷データバッファ制御部201、印刷データ削除制御部202、展開部203、印刷イメージバッファ制御部204、印刷イメージ削除制御部205、印刷設定制御部206、及び印刷制御部207)が持つ機能は第1の実施形態と同じである。なお、図5の構成要素において、第1の実施形態と共通の構成要素には同じ符号が割り当てられている。
【0041】
選択部208は、ページ毎設定変更モードと、n行毎設定変更モードとを選択する。ここでページ毎設定変更モードとは、ページ毎に印刷設定を変更することが可能なモードである。n行毎設定変更モードとは、n行毎に印刷設定を変更することが可能なモードである。選択部208は、操作パネル12が受け付ける選択操作に基づいて、ページ毎設定変更モードと、n行毎設定変更モードとのいずれかを選択する。
ページ印刷設定制御部209は、展開部203が印刷データDPを印刷イメージIPに展開する処理における印刷設定をページ毎に制御する。
【0042】
(印刷処理)
図6は、本実施形態に係る設定変更モードの選択処理の一例を示す図である。図6に示す処理は、印刷装置1が通信I/F10を介して印刷データDPをホストコンピューターから受信した場合に開始される。
なお、図6に示す処理が開始される前に、選択部208は、設定変更モードとして、ページ毎設定変更モードとn行毎設定変更モードとのいずれかを、操作パネル12が受け付ける選択操作に基づいて予め選択する。ここで選択部208が設定変更モードを選択するとは、選択部208が、設定変更モードを示す設定変更モード情報をRAM15に記憶させることである。
【0043】
ステップS300:ページ印刷設定制御部209は、設定変更モードとしてページ毎設定変更モードが選択されているか否かを判定する。ここでページ印刷設定制御部209は、RAM15に記憶されている設定変更モード情報を読み出し、読み出した設定変更モード情報に基づいて判定する。
ページ印刷設定制御部209が、設定変更モードとしてページ毎設定変更モードが選択されていると判定する場合(ステップS300:YES)、制御部20はステップS310の処理を実行する。一方、ページ印刷設定制御部209が、設定変更モードとしてページ毎設定変更モードが選択されていないと判定する場合(ステップS300:NO)、制御部20はステップS320の処理を実行する。
ステップS310の処理の詳細は、図7図11を参照し説明する。ステップS320の処理は、図3の印刷処理と同様である。つまり、印刷装置1aは、選択部208によりn行毎設定変更モードが選択された場合、印刷設定制御部206によりn行毎に印刷設定の変更を反映させる。ステップS320の処理は、図3の印刷処理と同様であるため説明を省略する。
【0044】
ここで図7図10を参照し、ページ毎設定変更処理の概要について説明する。図7図10では、印刷データDP1、印刷データDP2、及び印刷データDP3はそれぞれ、この順に印刷データDPの1ページ目に対応するデータ、2ページ目に対応するデータ、及び3ページ目に対応するデータである。図7図10では、1ページ目の印刷データDP1を印刷中に印刷設定を変更する操作が行われ、3ページ目の印刷データDP3の印刷から変更後の印刷設定が反映される。
【0045】
図7は、本実施形態に係るページ毎設定変更処理の一例を示す図である。印刷装置1は、印刷データDP1を変更前の印刷設定である設定Aで印刷中である。ページ毎設定変更モードでは、展開部203は、印刷イメージバッファ40に印刷データDP1に対応する1ページ分の印刷イメージIP1を格納する。なお、展開部203は、印刷データDP1の印刷が完了するまで、印刷データDP2の展開処理を開始しない。
【0046】
印刷データDP1の印刷処理の途中において、操作パネル12が印刷設定を変更する操作を受け付けた場合、印刷データDP1には印刷設定の変更を反映させず、変更前の設定Aで印刷を続行する。
ここで印刷設定制御部206は、印刷設定状態を初期状態から改ページ監視状態へと変更する。印刷設定状態とは、印刷設定を変更する処理を制御するために参照される状態である。印刷設定状態が改ページ監視状態であるとは、描画処理の際に印刷データバッファ30から読み込まれた印刷データDPから改ページコマンドを検出する処理を行う状態である。印刷設定状態が初期状態であるとは、印刷設定を変更する処理を実行しない状態である。
【0047】
印刷データ削除制御部202は、印刷データDP1を削除し、印刷データDP1に対応する印刷イメージIP1の印刷処理を開始する。ここで印刷データ削除制御部202は、1ページ目の印刷データDP1の末尾にある改ページコマンドも削除する。印刷データ削除制御部202が1ページ目の印刷データDP1に対応する印刷イメージIP1の印刷処理が完了すると、印刷イメージ削除制御部205は印刷イメージIP1を削除する。
【0048】
図8は、本実施形態に係るページ毎設定変更処理の一例を示す図である。展開部203は、2ページ目の印刷データDP2を、印刷イメージIP2として展開する。印刷データ削除制御部202は、展開した印刷イメージIP2を印刷イメージバッファ40に記憶させ、印刷制御部207は印刷を開始する。
【0049】
展開部203は、印刷設定状態が改ページ監視状態である場合、2ページ目の印刷データDP2を展開する際、2ページ目の印刷データDP2の末尾にある改ページコマンドを読み取る。展開部203は、改ページコマンドを読み取ると、ページ印刷設定制御部209は、印刷設定状態を予約状態にする。ここで印刷設定状態が予約状態であるとは、ページ毎の印刷が完了した後に印刷設定変更をする状態である。印刷設定状態が予約状態とされたことにより、3ページ目の印刷データDP3以降は変更後の印刷設定である設定Bで展開される。
【0050】
図9は、本実施形態に係るページ毎設定変更処理の一例を示す図である。印刷データ削除制御部202は、印刷データDP2を削除し、印刷データDP2に対応する印刷イメージIP2の印刷処理を開始する。印刷データ削除制御部202が2ページ目の印刷データDP2に対応する印刷イメージIP2の印刷処理が完了すると、印刷イメージ削除制御部205は印刷イメージIP2を削除する。
ページ印刷設定制御部209は、印刷設定状態が予約状態であるため、印刷設定を設定Aから設定Bへと変更する。
【0051】
図10は、本実施形態に係るページ毎設定変更処理の一例を示す図である。展開部203は、3ページ目の印刷データDP3を印刷イメージIP3として展開する。ここで展開部203は、3ページ目の印刷データDP3を展開する際、変更後の設定Bで3ページ目の印刷データDP3を展開する。
印刷データ削除制御部202は、展開した印刷イメージIP3を印刷イメージバッファ40に記憶させ、印刷制御部207は印刷処理を開始する。
【0052】
ここで図11を参照し、ページ毎設定変更処理の詳細を説明する。
図11は、本実施形態に係る印刷処理の一例を示す図である。図11に示す印刷処理は、図6のステップS310に対応する。なお、ステップS400、ステップS410、ステップS430、ステップS440、ステップS460、ステップS470、ステップS480、及びステップS490の各処理は、図3のステップS100、ステップS110、ステップS120、ステップS130、ステップS140、ステップS150、ステップS160、及びステップS170の各処理と、ページ毎に処理が行われる点以外は同様であるため、説明を省略する。
【0053】
ステップS420:制御部20は、ページ毎の処理を開始する。
ステップS430:ステップS430の処理は、展開部203が、印刷データDP1の印刷が完了するまで、印刷データDP2の展開処理を開始しない点以外は、図3のステップS120の処理と同様である。
ステップS450:印刷設定制御部206は、印刷設定状態が改ページ監視状態であるか否かを判定する。
【0054】
印刷設定制御部206は、印刷設定状態が改ページ監視状態であると判定する場合(ステップS450:YES)、ステップS520の処理を実行する。一方、印刷設定制御部206が、印刷設定状態が改ページ監視状態でないと判定する場合(ステップS450:NO)、制御部20はステップS460の処理を実行する。
ステップS500:制御部20は、ページ毎の処理を終了する。
【0055】
ステップS510:印刷設定制御部206は、印刷設定状態を改ページ監視状態にする。ここで印刷設定制御部206は、ステップS440において印刷設定が変更されたと判定する場合に、印刷設定状態を改ページ監視状態にする。その後、印刷設定制御部206は、ステップS450の処理を実行する。
【0056】
ステップS520:ページ印刷設定制御部209は、改ページコマンドを読み込んだか否かを判定する。ここでページ印刷設定制御部209は、ステップS430において印刷データバッファ30から読み込まれた印刷データDPから改ページコマンドを検出し、印刷データDPに改ページコマンドが含まれているかを判定する。
ページ印刷設定制御部209は、改ページコマンドを読み込んだと判定する場合(ステップS520:YES)、ステップS530の処理を実行する。一方、ページ印刷設定制御部209が、改ページコマンドを読み込んでいないと判定する場合(ステップS520:NO)、制御部20はステップS460の処理を実行する。
【0057】
ステップS530:ページ印刷設定制御部209は、印刷設定状態を予約状態にする。その後、制御部20はステップS460の処理を実行する。
【0058】
ステップS540:ページ印刷設定制御部209は、印刷設定状態が予約状態であるか否かを判定する。ページ印刷設定制御部209は、印刷設定状態が予約状態であると判定する場合(ステップS540:YES)、ステップS550の処理を実行する。一方、ページ印刷設定制御部209が、印刷設定状態が予約状態でないと判定する場合(ステップS540:NO)、制御部20はページ毎の処理を繰り返す。
【0059】
ステップS550:ページ印刷設定制御部209は、印刷設定を変更する。ここで印刷設定制御部206は、ステップS440においてRAM15に記憶された印刷設定情報に基づいて変更する。ステップS440は図3のステップS130と同様の処理である。ページ印刷設定制御部209は、印刷設定を変更すると、印刷設定状態を予約状態から解除し、初期状態へ戻す。
【0060】
このようにページ印刷設定制御部209は、選択部208によりページ毎設定変更モードが選択された場合、印刷データバッファ30に記憶された印刷データDPから改ページコマンドを検出し、検出された改ページコマンドの後続のページから印刷設定の変更を反映させる。
【0061】
なお、本実施形態では、ページ印刷設定制御部209がステップS430において印刷データバッファ30から読み込まれた印刷データDPから改ページコマンドを検出する場合について説明したが、これに限らない。ページ印刷設定制御部209は、印刷データバッファ30に記憶される印刷データDPのうち、印刷イメージIPに展開された印刷データDPから改ページコマンドを検出してもよい。
【0062】
なお、本実施形態では、ステップS400、ステップS410、ステップS430、ステップS440、ステップS460、ステップS470、ステップS480、及びステップS490の各処理がページ毎に行われる場合について説明したが、これに限らない。ステップS400、ステップS410、ステップS430、ステップS440、ステップS460、ステップS470、ステップS480、及びステップS490の各処理は、n行単位において行われてもよい。
【0063】
以上に説明したように、本実施形態に係る印刷装置1aは、第1選択部(選択部208)と、第2印刷設定制御部(ページ印刷設定制御部209)とを備える。
第1選択部(選択部208)は、n行毎に印刷設定を変更することが可能な第1印刷設定変更モード(n行毎設定変更モード)と、ページ毎に印刷設定を変更することが可能な第2印刷設定変更モード(ページ毎設定変更モード)と、を選択する。
第2印刷設定制御部(ページ印刷設定制御部209)は、第1選択部(選択部208)により第2印刷設定変更モード(ページ毎設定変更モード)が選択された場合、第1記憶部(印刷データバッファ30)に記憶された第1印刷データ(印刷データDP)から改ページコマンドを検出し、検出された改ページコマンドの後続のページから印刷設定の変更を反映させる。
印刷装置1aは、第1選択部(選択部208)により第1印刷設定変更モード(n行毎設定変更モード)が選択された場合、第1印刷設定制御部(印刷設定制御部206)によりn行毎に印刷設定の変更を反映させる。
【0064】
この構成により、本実施形態に係る印刷装置1aでは、選択された印刷設定変更モードに応じて、印刷設定の変更をn行毎に反映させるか、ページ毎に反映させるかを変更できるため、印刷処理の途中からn行毎またはページ毎に印刷設定を変更して印刷できる。
【0065】
なお、上述した各実施形態においては、印刷実行信号が印刷設定情報を含む場合について説明するが、これに限らない。印刷設定情報は印刷実行信号に含まれずに、例えばRAM15に記憶されていてもよい。印刷設定情報がRAM15に記憶されている場合、RAM15に記憶される印刷設定情報は、操作パネル12が受け付ける印刷設定を変更する操作に基づいて変更される。
【0066】
また、上述した各実施形態においては、印刷設定を変更する操作は操作パネル12が受け付ける場合について説明するが、これに限らない。印刷装置1は、印刷処理の途中において、印刷実行信号をホストコンピューターから受信し、受信した印刷実行信号に含まれる印刷設定情報に基づいて、印刷設定を変更してもよい。
【0067】
なお、上述した実施形態における印刷装置1又は印刷装置1aの一部、例えば、制御部20をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、印刷装置1又は印刷装置1aに内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における印刷装置1又は印刷装置1aの一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。印刷装置1又は印刷装置1aの各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
【0068】
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
【符号の説明】
【0069】
1…印刷装置、10…通信I/F、11…プリンターモジュール、12…操作パネル、13…CPU、14…ROM、15…RAM、20、20a…制御部、200…印刷データ取得部、201…印刷データバッファ制御部、202…印刷データ削除制御部、203…展開部、204…印刷イメージバッファ制御部、205…印刷イメージ削除制御部、206…印刷設定制御部、207…印刷制御部、208…選択部、209…ページ印刷設定制御部、30…印刷データバッファ、40…印刷イメージバッファ、DP、DP1、DP2、DP3…印刷データ、IP、IP1、IP2、IP3…印刷イメージ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11