特開2019-211354(P2019-211354A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2019-211354回転数測定方法及びシステム、並びに回転計
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-211354(P2019-211354A)
(43)【公開日】2019年12月12日
(54)【発明の名称】回転数測定方法及びシステム、並びに回転計
(51)【国際特許分類】
   G01P 3/481 20060101AFI20191115BHJP
【FI】
   G01P3/481 X
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2018-108174(P2018-108174)
(22)【出願日】2018年6月5日
(71)【出願人】
【識別番号】500273355
【氏名又は名称】有限会社マグネオ技研
(74)【代理人】
【識別番号】100160990
【弁理士】
【氏名又は名称】亀崎 伸宏
(72)【発明者】
【氏名】秋山 慎一
(57)【要約】
【課題】密閉された容器の中の対象物をかき混ぜる撹拌機の回転数を測定する。
【解決手段】撹拌機2は、容器Cの外に配置され、第1の磁石群11aを有し、且つ駆動モーター10の動力によって回転する駆動回転体11と、容器Cの中に配置され、第2の磁石群12aを有し、且つ第1の磁石群11a及び第2の磁石群12aの相互の磁力によって駆動回転体11と同期して回転する被駆動回転体12と、容器Cの中に配置され、且つ被駆動回転体12と一体に回転することで、密閉された容器Cの中の対象物Oをかき混ぜる撹拌体13と、を備え、回転計3は、相互に同期して回転する駆動回転体11及び被駆動回転体12における第1の磁石群11a及び第2の磁石群12aの磁気をパルス信号として検出する磁気センサー20と、磁気センサー20で検出されたパルス信号から回転数を算出する算出部21と、算出部21で算出された回転数を表示する表示部22を、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
密閉された容器の中の対象物をかき混ぜる撹拌機の回転数を回転計で測定する方法であって、
前記撹拌機は、
前記容器の外に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第1の磁石群を有し、且つ駆動モーターの動力によって回転する駆動回転体と、
前記容器の中に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第2の磁石群を有し、且つ前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群の相互の磁力によって前記駆動回転体と同期して回転する被駆動回転体と、
前記容器の中に配置され、且つ前記被駆動回転体と一体に回転することで前記対象物をかき混ぜる撹拌体と、を備え、
前記回転計は、
相互に同期して回転する前記駆動回転体及び前記被駆動回転体における前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群の磁気をパルス信号として検出する磁気センサーと、
前記磁気センサーで検出された前記パルス信号から前記回転数を算出する算出部と、
前記算出部で算出された前記回転数を出力する出力部と、を備え、
前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群に前記磁気センサーを近付けた状態で前記回転数を測定することを特徴とする
回転数測定方法。
【請求項2】
前記出力部は、前記回転数を表示する表示部であることを特徴とする
請求項1に記載の回転数測定方法。
【請求項3】
密閉された容器の中の対象物をかき混ぜる撹拌機の回転数を回転計で測定するシステムであって、
前記撹拌機は、
前記容器の外に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第1の磁石群を有し、且つ駆動モーターの動力によって回転する駆動回転体と、
前記容器の中に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第2の磁石群を有し、且つ前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群の相互の磁力によって前記駆動回転体と同期して回転する被駆動回転体と、
前記容器の中に配置され、且つ前記被駆動回転体と一体に回転することで前記対象物をかき混ぜる撹拌体と、を備え、
前記回転計は、
相互に同期して回転する前記駆動回転体及び前記被駆動回転体における前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群の磁気をパルス信号として検出する磁気センサーと、
前記磁気センサーで検出された前記パルス信号から前記回転数を算出する算出部と、
前記算出部で算出された前記回転数を出力する出力部と、を備え、
前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群に前記磁気センサーが近付けられた状態で前記回転数を測定することを特徴とする
回転数測定システム。
【請求項4】
密閉された容器の中の対象物をかき混ぜる撹拌機の回転数を測定する回転計であって、
前記撹拌機は、
前記容器の外に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第1の磁石群を有し、且つ駆動モーターの動力によって回転する駆動回転体と、
前記容器の中に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第2の磁石群を有し、且つ前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群の相互の磁力によって前記駆動回転体と同期して回転する被駆動回転体と、
前記容器の中に配置され、且つ前記被駆動回転体と一体に回転することで前記対象物をかき混ぜる撹拌体と、を備え、
該回転計は、
相互に同期して回転する前記駆動回転体及び前記被駆動回転体における前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群の磁気をパルス信号として検出する磁気センサーと、
前記磁気センサーで検出された前記パルス信号から前記回転数を算出する算出部と、
前記算出部で算出された前記回転数を出力する出力部と、を備え、
前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群に前記磁気センサーが近付けられた状態で前記回転数を測定することを特徴とする
回転計。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撹拌機の回転数を測定する方法及びシステム、並びに回転計に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、密閉された容器の中の対象物をかき混ぜる撹拌機が開示されている。この撹拌機は、容器の外に配置され駆動モーターの動力によって回転する駆動回転体と、容器の中に配置され磁力によって駆動回転体と同期して回転する被駆動回転体と、容器の中に配置され被駆動回転体と一体に回転する撹拌体と、を備えている。このような撹拌機によれば、駆動モーターの動力を磁力によって非接触で撹拌体に伝達するので、密閉された真空、高温、高圧等の様々な環境下でのクリーンな撹拌を実現できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4703550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
薬品等の撹拌を行う際には、品質の管理上撹拌機の回転数を測定する必要がある。上記した撹拌機の場合、容器が密閉されているので、撹拌体の回転数を直接測定することが困難である。また、上記した撹拌機の場合、被駆動回転体が駆動回転体に正しく同期して回転しているとも限らないので、撹拌体の回転数の代わりに駆動モーターの回転数を測定したとしても、正確な値であるかが分からない。
【0005】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、密閉された容器の中の対象物をかき混ぜる撹拌機の回転数を測定する方法及びシステム、並びに回転計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は、密閉された容器の中の対象物をかき混ぜる撹拌機の回転数を回転計で測定する方法であって、前記撹拌機は、前記容器の外に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第1の磁石群を有し、且つ駆動モーターの動力によって回転する駆動回転体と、前記容器の中に配置され、N極及びS極を周方向に配置した第2の磁石群を有し、且つ前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群の相互の磁力によって前記駆動回転体と同期して回転する被駆動回転体と、前記容器の中に配置され、且つ前記被駆動回転体と一体に回転することで前記対象物をかき混ぜる撹拌体と、を備え、前記回転計は、相互に同期して回転する前記駆動回転体及び前記被駆動回転体における前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群の磁気をパルス信号として検出する磁気センサーと、前記磁気センサーで検出された前記パルス信号から前記回転数を算出する算出部と、前記算出部で算出された前記回転数を出力する出力部と、を備え、前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群に前記磁気センサーを近付けた状態で前記回転数を測定することを特徴とする回転数測定方法である。
【0007】
(2)本発明はまた、前記出力部は、前記回転数を表示する表示部であることを特徴とする上記(1)に記載の回転数測定方法である。
【0008】
(3)本発明はまた、密閉された容器の中の対象物をかき混ぜる撹拌機の回転数を回転計で測定するシステムであって、前記撹拌機は、前記容器の外に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第1の磁石群を有し、且つ駆動モーターの動力によって回転する駆動回転体と、前記容器の中に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第2の磁石群を有し、且つ前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群の相互の磁力によって前記駆動回転体と同期して回転する被駆動回転体と、前記容器の中に配置され、且つ前記被駆動回転体と一体に回転することで前記対象物をかき混ぜる撹拌体と、を備え、前記回転計は、相互に同期して回転する前記駆動回転体及び前記被駆動回転体における前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群の磁気をパルス信号として検出する磁気センサーと、前記磁気センサーで検出された前記パルス信号から前記回転数を算出する算出部と、前記算出部で算出された前記回転数を出力する出力部と、を備え、前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群に前記磁気センサーが近付けられた状態で前記回転数を測定することを特徴とする回転数測定システムである。
【0009】
(4)本発明はまた、密閉された容器の中の対象物をかき混ぜる撹拌機の回転数を測定する回転計であって、前記撹拌機は、前記容器の外に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第1の磁石群を有し、且つ駆動モーターの動力によって回転する駆動回転体と、前記容器の中に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第2の磁石群を有し、且つ前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群の相互の磁力によって前記駆動回転体と同期して回転する被駆動回転体と、前記容器の中に配置され、且つ前記被駆動回転体と一体に回転することで前記対象物をかき混ぜる撹拌体と、を備え、該回転計は、相互に同期して回転する前記駆動回転体及び前記被駆動回転体における前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群の磁気をパルス信号として検出する磁気センサーと、前記磁気センサーで検出された前記パルス信号から前記回転数を算出する算出部と、前記算出部で算出された前記回転数を出力する出力部と、を備え、前記第1の磁石群及び前記第2の磁石群に前記磁気センサーが近付けられた状態で前記回転数を測定することを特徴とする回転計である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の上記(1)及び(2)に記載の回転数測定方法、上記(3)に記載の回転数測定システム、並びに上記(4)に記載の回転計によれば、密閉された容器の中の対象物をかき混ぜる撹拌機の回転数を測定することができる。
【0011】
また、第1の磁石群及び第2の磁石群の磁気をパルス信号として検出することで回転数を測定するので、被駆動回転体が駆動回転体に正しく同期して回転することができていない場合には、被駆動回転体が駆動回転体に正しく同期して回転している場合と異なる測定結果が表示される。このため、被駆動回転体が駆動回転体に正しく同期して回転することができていない場合には、出力される測定結果から、被駆動回転体が駆動回転体に正しく同期して回転することができていないことを測定者に把握させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態に係る回転数測定システムの構成を示す概略図である。
図2】回転計の機能構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る回転数測定システム1について詳細に説明する。
【0014】
まず、図1及び図2を用いて、回転数測定システム1の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る回転数測定システム1の構成を示す概略図である。図2は、回転計3の機能構成を示すブロック図である。
【0015】
図1に示す回転数測定システム1は、密閉された容器Cの中の対象物Oをかき混ぜる撹拌機2の回転数を回転計3で測定するシステムである。具体的に、回転数測定システム1は、撹拌機2と、回転計3と、を備えている。
【0016】
撹拌機2は、駆動モーター10と、駆動回転体11と、被駆動回転体(従動回転体)12と、撹拌体13と、駆動ケース14と、被駆動カバー(密閉カバー)15と、ベアリングハウジング16と、一対のベアリング17と、異物受け18と、容器本体19と、等を備えている。
【0017】
駆動モーター10は、その動力によって駆動回転体11を回転させる。駆動回転体11は、容器Cの外に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第1の磁石群11aを有し、且つ駆動モーター10の動力によって回転する。この駆動回転体11は、駆動ケース14によって密閉されていることで、視認できないように外気から遮断されている。
【0018】
被駆動回転体12は、容器Cの中に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第2の磁石群12aを有し、且つ第1の磁石群11a及び第2の磁石群12aの相互の磁力によって駆動回転体11と同期して回転する。この被駆動回転体12は、被駆動カバー15によって密閉されていることで、視認できないように外気から遮断されている。撹拌体13は、容器Cの中に配置され、且つ被駆動回転体12と一体に回転することで対象物Oをかき混ぜる。この撹拌体13は、ベアリングハウジング16の内部に固定されている一対のベアリング17に回転可能に支持されている。具体的に、撹拌体13は、撹拌軸13a及び撹拌翼13bを有している。
【0019】
駆動ケース14は、非磁性体(例えば、ステンレス)製で、且つ駆動回転体11を密閉することで、内部を視認できないように外気から遮断している。この駆動ケース14は、被駆動カバー15と共に、駆動回転体11及び被駆動回転体12の相互の非接触を実現する。被駆動カバー15は、非磁性体(例えば、ステンレス)製で、且つ被駆動回転体12を密閉することで、内部を視認できないように外気から遮断している。この被駆動カバー15は、ベアリングハウジング16、異物受け18及び容器本体19と共に、密閉された容器Cを構成する。
【0020】
ベアリングハウジング16は、その内部に一対のベアリング17が固定されている。一対のベアリング17は、撹拌体13を回転可能に支持している。異物受け18は、ベアリングハウジング16内の異物を受けて、容器本体19内への異物の混入を防止する。容器本体19は、撹拌体13によってかき混ぜる対象物Oを収容している。
【0021】
図1及び図2に示す回転計3は、ハンド型(ハンディータイプ)で小型・軽量であり、持ち運びや取扱いが容易である。この回転計3は、相互に同期して回転する駆動回転体11及び被駆動回転体12における第1の磁石群11a及び第2の磁石群12aの磁気を検出することで、撹拌機2の回転数を測定する。具体的に、回転計3は、回転計本体3aと、ケーブル3bと、磁気センサー20と、算出部21と、表示部(出力部)22と、等を備えている。
【0022】
磁気センサー20は、回転計本体3aから延びるケーブル3bの先端に取り付けられている。この磁気センサー20は、相互に同期して回転する駆動回転体11及び被駆動回転体12における第1の磁石群11a及び第2の磁石群12aによる動磁界(交番磁界)をパルス信号として検出し、その検出結果を算出部21に入力する。
【0023】
算出部21は、回転計本体3aの内部に設けられている。この算出部21は、磁気センサー20で検出されたパルス信号を受けて、当該パルス信号から撹拌機2の回転数を算出する。そして、算出部21は、算出した回転数を信号にして表示部22に入力する。
【0024】
表示部22は、回転計本体3aの外面に設けられている。この表示部22は、算出部21で算出された回転数を信号として受けて、当該回転数を表示という態様で出力する。
【0025】
次に、図1を用いて、密閉された容器Cの中の対象物Oをかき混ぜる撹拌機2の回転数を回転計3で測定する方法について説明する。
【0026】
密閉された容器Cの中の対象物Oをかき混ぜる撹拌機2の回転数を回転計3で測定する場合は、第1の磁石群11a及び第2の磁石群12aの動磁場部(感度範囲は、被駆動カバー15外面から30mm以下程度である。)に磁気センサー20を近付けた状態で回転数を測定する。
【0027】
以上のように、本実施形態に係る回転数測定システム1は、密閉された容器Cの中の対象物Oをかき混ぜる撹拌機2の回転数を回転計3で測定するシステムである。
【0028】
撹拌機2は、容器Cの外に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第1の磁石群11aを有し、且つ駆動モーター10の動力によって回転する駆動回転体11と、容器Cの中に配置され、N極及びS極を周方向に交互に配置した第2の磁石群12aを有し、且つ第1の磁石群11a及び第2の磁石群12aの相互の磁力によって駆動回転体11と同期して回転する被駆動回転体12と、容器Cの中に配置され、且つ被駆動回転体12と一体に回転することで対象物Oをかき混ぜる撹拌体13と、を備えている。
【0029】
回転計3は、相互に回転する駆動回転体11及び被駆動回転体12における第1の磁石群11a及び第2の磁石群12aの磁気をパルス信号として検出する磁気センサー20と、磁気センサー20で検出されたパルス信号から回転数を算出する算出部21と、算出部21で算出された回転数を表示する表示部22と、を備えている。
【0030】
回転数測定システム1は、第1の磁石群11a及び第2の磁石群12aに磁気センサー20が近付けられた状態で回転数を測定する。
【0031】
このような回転数測定システム1によれば、密閉された容器Cの中の対象物Oをかき混ぜる撹拌機2の回転数を測定することができる。
【0032】
また、第1の磁石群11a及び第2の磁石群12aの磁気をパルス信号として検出することで回転数を測定するので、動被駆回転体12が駆動回転体11に正しく同期して回転することができていない場合には、被駆動回転体12が駆動回転体11に正しく同期して回転している場合と異なる測定結果が表示される。このため、被駆動回転体12が駆動回転体11に正しく同期して回転することができていない場合には、出力される測定結果から、被駆動回転体12が駆動回転体11に正しく同期して回転することができていないことを測定者に把握させることができる。また、警報音や光で測定者に知らせるようにしてもよい。
【0033】
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。すなわち、各構成の数量、大きさ、配置、形状などは適宜変更できる。
【0034】
例えば、上記実施形態では、算出部21で算出された回転数を出力する出力部として、回転数を表示する表示部22を備えている場合を例に説明したが、本発明における出力部はこれに限定されるものではない。すなわち、算出部21で算出された回転数を出力する出力部として、表示部22に代えて、あるいは表示部22と共に、記録手段に対して出力する記録用出力部を備えるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0035】
1 回転数測定システム
2 撹拌機
3 回転計
3a 回転計本体
3b ケーブル
10 駆動モーター
11 駆動回転体
11a 第1の磁石群
12 被駆動回転体(従動回転体)
12a 第2の磁石群
13 撹拌体
13a 撹拌軸
13b 撹拌翼
14 駆動ケース
15 被駆動カバー(密閉カバー)
16 ベアリングハウジング
17 ベアリング
18 異物受け
19 容器本体
20 磁気センサー
21 算出部
22 表示部(出力部)
C 容器
O 対象物
図1
図2