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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-212119(P2019-212119A)
(43)【公開日】2019年12月12日
(54)【発明の名称】プログラム、及び、情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0488 20130101AFI20191115BHJP
   A63F 13/2145 20140101ALI20191115BHJP
   A63F 13/426 20140101ALI20191115BHJP
   A63F 13/422 20140101ALI20191115BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20191115BHJP
【FI】
   G06F3/0488
   G06F3/0488 160
   A63F13/2145
   A63F13/426
   A63F13/422
   G06F3/01 560
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
【全頁数】40
(21)【出願番号】特願2018-108894(P2018-108894)
(22)【出願日】2018年6月6日
(71)【出願人】
【識別番号】506113602
【氏名又は名称】株式会社コナミデジタルエンタテインメント
(74)【代理人】
【識別番号】100125689
【弁理士】
【氏名又は名称】大林 章
(74)【代理人】
【識別番号】100128598
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 聖一
(74)【代理人】
【識別番号】100121108
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 太朗
(72)【発明者】
【氏名】岡村 憲明
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA15
5E555AA54
5E555BA02
5E555BA05
5E555BA06
5E555BA20
5E555BB02
5E555BB05
5E555BB06
5E555BB20
5E555BC04
5E555BE10
5E555CA12
5E555CB10
5E555CB12
5E555CB52
5E555CB53
5E555CB54
5E555CB55
5E555CB57
5E555CC05
5E555CC22
5E555DA24
5E555DB53
5E555DC05
5E555DC24
5E555EA03
5E555EA11
5E555EA14
5E555FA00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】タッチパネルへのタッチ位置にずれが生じうる場合であっても、誤った入力がなされる可能性を低減する。
【解決手段】所定のゲームに係るプログラムは、プロセッサを、タッチパネルにおけるタッチ位置を示すタッチ位置情報を取得するタッチ位置情報取得部113と、タッチ位置が、所定のゲームに係る第1の操作方向の指示を入力するための第1の入力領域に存在し、第1条件を満たす場合に、タッチ位置に基づく位置を第1の特徴位置として特定し、タッチ位置が、所定のゲームに係る第2の操作方向の指示を入力するための第2の入力領域に存在し、第2条件を満たす場合に、タッチ位置に基づく位置を第2の特徴位置として特定する特徴位置特定部114と、第1の特徴位置及び第2の特徴位置に基づいて、第1の入力領域及び第2の入力領域の位置を決定する入力領域決定部115と、して機能させる。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを、
タッチパネルにおけるタッチ位置を示すタッチ位置情報を取得する取得部と、
前記タッチパネルへのタッチが継続しているタッチ期間において、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、
ゲームに係る第1の操作方向の指示を入力するための第1入力領域に存在し、
前記タッチ位置に関連する第1条件を満たす場合に、
前記タッチ位置に基づく位置を、第1の位置として特定し、
前記タッチ期間において、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、
前記ゲームに係る第2の操作方向の指示を入力するための第2入力領域に存在し、
前記タッチ位置に関連する第2条件を満たす場合に、
前記タッチ位置に基づく位置を、第2の位置として特定する特定部と、
前記特定部が特定した前記第1の位置及び前記第2の位置に基づいて、
前記第1入力領域及び前記第2入力領域の位置を決定する決定部と、
して機能させる、
ことを特徴とする、プログラム。
【請求項2】
前記特定部は、
前記タッチ期間において、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、
前記第1入力領域を含む第1領域に存在し、
前記第1条件を満たす場合に、
前記タッチ位置に基づく位置を、第1の位置として特定し、
前記タッチ期間において、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、
前記第2入力領域を含む第2領域に存在し、
前記第2条件を満たす場合に、
前記タッチ位置に基づく位置を、第2の位置として特定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記特定部は、
前記タッチ期間において、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、
前記第1入力領域とは異なる位置に存在する状態から、
前記第1入力領域に存在する状態に変化した場合に、
当該変化後のタッチ位置に基づく位置を、前記第1の位置として特定し、
前記タッチ期間において、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、
前記第2入力領域とは異なる位置に存在する状態から、
前記第2入力領域に存在する状態に変化した場合に、
当該変化後のタッチ位置に基づく位置を、前記第2の位置として特定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記特定部は、
前記タッチ期間のうち、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が前記第1入力領域に存在する第1タッチ期間の中で、
前記タッチ位置が、第1の方向において基準位置から最も離れた場合に、
前記タッチ位置に基づく位置を、前記第1の位置として特定し、
前記タッチ期間のうち、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が前記第2入力領域に存在する第2タッチ期間の中で、
前記タッチ位置が、第2の方向において前記基準位置から最も離れた場合に、
前記タッチ位置に基づく位置を、前記第2の位置として特定する、
ことを特徴とする、請求項1または3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記特定部は、
前記タッチ期間のうち、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が前記第1入力領域に存在する第1タッチ期間の中で、
前記タッチ位置が、
前記第1タッチ期間におけるタッチ位置の履歴に基づいて定められる第1参照位置よりも第1の方向に位置する場合に、
前記タッチ位置に基づく位置を、前記第1の位置として特定し、
前記タッチ期間のうち、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が前記第2入力領域に存在する第2タッチ期間の中で、
前記タッチ位置が、
前記第2タッチ期間におけるタッチ位置の履歴に基づいて定められる第2参照位置よりも第2の方向に位置する場合に、
前記タッチ位置に基づく位置を、前記第2の位置として特定する、
ことを特徴とする、請求項1または3に記載のプログラム。
【請求項6】
前記決定部は、
前記第1の位置及び前記第2の位置の間の位置を、前記基準位置として決定し、
前記第1入力領域が、前記基準位置よりも第1の方向に位置するように、
前記第1入力領域の位置を決定し、
前記第2入力領域が、前記基準位置よりも第2の方向に位置するように、
前記第2入力領域の位置を決定する、
ことを特徴とする、請求項4に記載のプログラム。
【請求項7】
前記決定部は、
前記タッチパネルにタッチがない状態から、
前記タッチパネルにタッチがある状態に変化した場合、
当該変化後に前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置に基づく位置を、
前記基準位置として決定する、
ことを特徴とする、請求項4または6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記特定部は、
前記タッチ期間において、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、
前記第1入力領域において、所定時間以上に亘り略同じ位置である場合に、
前記タッチ位置に基づく位置を、前記第1の位置として特定し、
前記タッチ期間において、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、
前記第2入力領域において、前記所定時間以上に亘り略同じ位置である場合に、
前記タッチ位置に基づく位置を、前記第2の位置として特定する、
ことを特徴とする、請求項1または3に記載のプログラム。
【請求項9】
前記決定部は、
前記第1入力領域が、基準位置よりも第1の方向に位置するように、
前記第1入力領域の位置を決定し、
前記第2入力領域が、前記基準位置よりも、前記第1の方向とは反対の第2の方向に位置するように、
前記第2入力領域の位置を決定する、
ことを特徴とする、請求項1乃至8のうち何れか1項に記載のプログラム。
【請求項10】
前記決定部は、
前記基準位置から前記第1の方向に延在する第1基準線とのなす角度が、第1の角度以下の領域の少なくとも一部を、
前記第1入力領域として決定し、
前記基準位置から前記第2の方向に延在する第2基準線とのなす角度が、第2の角度以下の領域の少なくとも一部を、
前記第2入力領域として決定する、
ことを特徴とする、請求項9に記載のプログラム。
【請求項11】
前記決定部は、
前記第1入力領域が、基準位置よりも第1の方向に位置するように、
前記第1入力領域の位置を決定し、
前記第2入力領域が、前記基準位置よりも第2の方向に位置するように、
前記第2入力領域の位置を決定し、
前記特定部が特定した前記第1の位置及び前記第2の位置に基づいて、
前記ゲームに係る第3の操作方向の指示を入力するための第3入力領域の位置を決定し、
前記第3入力領域は、
前記基準位置よりも第3の方向に位置し、
前記第2の方向は、
前記第1の方向とは反対の方向であり、
前記第3の方向は、
前記第1の方向及び前記第2の方向と交差する方向である、
ことを特徴とする、請求項1乃至10のうち何れか1項に記載のプログラム。
【請求項12】
前記決定部は、
前記特定部が、前記第1の位置及び前記第2の位置を特定した場合に、
基準位置から前記第1の位置を示す方向を、第1の方向として決定し、
前記基準位置から前記第2の位置を示す方向を、第2の方向として決定し、
前記第1の方向及び前記第2の方向に基づいて、
前記第1入力領域及び前記第2入力領域の位置を決定する、
ことを特徴とする、請求項1乃至11のうち何れか1項に記載のプログラム。
【請求項13】
前記プロセッサを、
前記タッチパネルにタッチがない状態から、
前記タッチパネルにタッチがある状態に変化した場合と、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、
前記第1入力領域とは異なる位置に存在する状態から、
前記第1入力領域に存在する状態に変化した場合と、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、
前記第2入力領域とは異なる位置に存在する状態から、
前記第2入力領域に存在する状態に変化した場合と、
のうち、少なくとも一つの場合に、
前記タッチパネルを振動させる振動制御部、
として更に機能させる、
ことを特徴とする、請求項1乃至12のうち何れか1項に記載のプログラム。
【請求項14】
タッチパネルにおけるタッチ位置を示すタッチ位置情報を取得する取得部と、
前記タッチパネルへのタッチが継続しているタッチ期間において、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、
ゲームに係る第1の操作方向の指示を入力するための第1入力領域に存在し、
前記タッチ位置に関連する第1条件を満たす場合に、
前記タッチ位置に基づく位置を、第1の位置として特定し、
前記タッチ期間において、
前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、
前記ゲームに係る第2の操作方向の指示を入力するための第2入力領域に存在し、
前記タッチ位置に関連する第2条件を満たす場合に、
前記タッチ位置に基づく位置を、第2の位置として特定する特定部と、
前記特定部が特定した前記第1の位置及び前記第2の位置に基づいて、
前記第1入力領域及び前記第2入力領域の位置を決定する決定部と、
を備える、
ことを特徴とする、情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、及び、情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
タッチパネルを用いて、ユーザからの指示の入力を受け付ける機器が普及している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−044455号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、タッチパネルの予め定められた位置に、所望の指示を入力するための所定の入力領域が設けられている場合がある。このような場合、ユーザは、タッチパネルの所定の入力領域をタッチすることで、所望の指示を入力することができる。
【0005】
しかし、例えば、ユーザが、タッチパネルを見ることなく、所定の入力領域をタッチしようとする場合、または、ユーザが、所定の入力領域を複数回タッチしようとする場合、等において、ユーザのタッチ位置が、所定の入力領域とは異なる位置にずれてしまうことがある。そして、ユーザのタッチ位置が、所定の入力領域からずれてしまう場合、ユーザは、所望の指示を入力できなくなるという問題があった。
【0006】
本発明は、上述した事情を鑑みてなされてものであり、タッチパネルへのタッチ位置にずれが生じうる場合であっても、誤った入力がなされる可能性を低減することを可能とする技術の提供を、解決課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するために、本発明の一態様に係るプログラムは、プロセッサを、タッチパネルにおけるタッチ位置を示すタッチ位置情報を取得する取得部と、前記タッチパネルへのタッチが継続しているタッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、ゲームに係る第1の操作方向の指示を入力するための第1入力領域に存在し、前記タッチ位置に関連する第1条件を満たす場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、第1の位置として特定し、前記タッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、前記ゲームに係る第2の操作方向の指示を入力するための第2入力領域に存在し、前記タッチ位置に関連する第2条件を満たす場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、第2の位置として特定する特定部と、前記特定部が特定した前記第1の位置及び前記第2の位置に基づいて、前記第1入力領域及び前記第2入力領域の位置を決定する決定部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態に係る端末装置10の外観の一例を示す説明図である。
図2】端末装置10の外観の一例を示す説明図である。
図3】端末装置10の外観の一例を示す説明図である。
図4】端末装置10の外観の一例を示す説明図である。
図5】端末装置10の構成の一例を示すブロック図である。
図6】端末装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図7】タッチ位置変化例を示す説明図である。
図8】タッチ位置変化例を示す説明図である。
図9】タッチ位置変化例を示す説明図である。
図10】タッチ位置変化例を示す説明図である。
図11】端末装置10の動作の一例を示すフローチャートである。
図12】変形例1に係るタッチ位置変化例を示す説明図である。
図13】変形例1に係るタッチ位置変化例を示す説明図である。
図14】変形例2に係るタッチ位置変化例を示す説明図である。
図15】変形例3に係るタッチ位置変化例を示す説明図である。
図16】変形例5に係るタッチ位置変化例を示す説明図である。
図17】変形例6に係る入力領域R[m]の一例を示す説明図である。
図18】変形例7に係る操作領域Vの一例を示す説明図である。
図19】変形例8に係る操作領域Vの一例を示す説明図である。
図20】変形例9に係る操作領域Vの一例を示す説明図である。
図21】変形例13に係る情報処理システムSYSの構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0010】
[A.実施形態]
以下、本発明の実施形態を説明する。
【0011】
[1.端末装置の概要]
以下、図1乃至図4を参照しながら、本実施形態に係る端末装置10の概要の一例について説明する。
【0012】
図1乃至図4は、端末装置10の外観の一例を説明するための説明図である。端末装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、または、携帯用のゲーム装置等の、可搬型の情報処理装置である。但し、端末装置10は、例えば、業務用のゲーム装置、または、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ等の、据置型の情報処理装置であってもよい。
【0013】
図1乃至図4に示すように、端末装置10は、タッチパネル1002を備える。タッチパネル1002は、各種画像を表示可能な表示部12として機能する(図5参照)。また、タッチパネル1002は、端末装置10のユーザUからの指示の入力を受け付ける入力部13として機能する(図5参照)。具体的には、タッチパネル1002は、タッチパネル1002に対して物体が接触している場合に、当該物体のタッチパネル1002における接触位置であるタッチ位置Pを検出し、検出したタッチ位置Pを示すタッチ位置情報を周期的に出力する。
なお、以下では、タッチパネル1002に対して接触する物体が、ユーザUの指FGである場合を、一例として想定する。
【0014】
本実施形態では、説明の便宜上、図1乃至図4に示すように、タッチパネル1002に固定された座標系であるタッチパネル座標系ΣDを導入する。具体的には、タッチパネル座標系ΣDとは、例えば、タッチパネル1002の所定箇所に固定された原点ODを有し、互いに直交するXD軸及びYD軸を有する2軸の直交座標系である。
【0015】
本実施形態において、端末装置10は、所定のゲームに係るプログラム(「プログラム」の一例)を実行することで、タッチパネル1002に対して所定のゲームに係る画像を表示する。具体的には、端末装置10が所定のゲームを実行する場合、端末装置10は、一例として、図1に示すように、タッチパネル1002に対して、所定のゲームに係る仮想空間SPと、当該仮想空間SPに存在する所定のゲームに係るキャラクタCRと、を表示する。
【0016】
本実施形態において、端末装置10は、図2に示すように、ユーザUの指FGが、タッチパネル1002に対して接触していない状態から、接触している状態に変化した場合、タッチパネル1002における指FGのタッチ位置Pを基準位置OVとして設定し、当該基準位置OVに基づく位置に対して操作領域Vを設定する。操作領域Vとは、所謂バーチャルパッドであり、ユーザUによるキャラクタCRの操作に係る入力を受け付けるための領域である。
なお、本実施形態では、図2に示すように、操作領域Vが、基準位置OVを中心とする半径rの円BdRの内側の領域である場合を、一例として想定する。また、本実施形態では、操作領域Vが、タッチパネル1002において、ユーザUに視認可能な態様で表示される場合を、一例として想定する。但し、操作領域Vは、タッチパネル1002において、ユーザUに視認されないように設けられた仮想的な領域であってもよい。
以下では、ユーザUの指FGが、タッチパネル1002に対して接触していない状態から、接触している状態に変化することを、「タッチイン」と称する。
【0017】
本実施形態において、端末装置10は、ユーザUの指FGがタッチパネル1002に対する接触を維持している期間であるタッチ期間TVにおいて、タッチパネル1002において操作領域Vが設定された状態を維持する。そして、端末装置10は、ユーザUの指FGがタッチパネル1002に対して接触している状態から、接触していない状態に変化した場合、タッチパネル1002に設定されていた操作領域Vを消滅させる。
【0018】
図2に示すように、本実施形態では、操作領域Vが、4個の入力領域R[1]〜R[4]を含む場合を、一例として想定する。また、本実施形態では、入力領域R[m]が、タッチパネル座標系ΣDにおけるキャラクタCRの顔が向く方向の指示を入力するための領域である場合を、一例として想定する(mは、1≦m≦4を満たす自然数)。但し、入力領域R[m]は、仮想空間SPにおけるキャラクタCRの顔が向く方向の指示を入力するための領域であってもよい。なお、本実施形態において、キャラクタCRの顔が向く方向とは、「ゲームに係る操作方向」の一例である。
【0019】
以下では、説明の便宜上、基準位置OVを原点とする座標系である操作領域座標系ΣVを導入する。具体的には、操作領域座標系ΣVとは、例えば、基準位置OVを原点とし、互いに直交するXV軸及びYV軸を有する2軸の直交座標系である。本実施形態では、XV軸とXD軸とが平行であり、且つ、YV軸とYD軸とが平行である場合を、一例として想定する。但し、XV軸がXD軸とは異なる向きを有し、YV軸がYD軸とは異なる向きを有していてもよい。なお、XV軸のうち基準位置OVよりも+XV側の部分は「第1基準線」の一例であり、XV軸のうち基準位置OVよりも−XV側の部分は「第2基準線」の一例である。
【0020】
本実施形態において、端末装置10は、一例として、図2に示すように、入力領域R[1]を、基準位置OVよりも+XV方向(「第1の方向」の一例)に位置する領域として設定し、入力領域R[2]を、基準位置OVよりも−XV方向(「第2の方向」の一例)に位置する領域として設定し、入力領域R[3]を、基準位置OVよりも+YV方向(「第3の方向」の一例)に位置する領域として設定し、入力領域R[4]を、基準位置OVよりも−YV方向(「第3の方向」の他の例)に位置する領域として設定する。
より具体的には、本実施形態において、端末装置10は、入力領域R[1]を、基準位置OVを起点とし、+XV方向を−YV側に角度θ(「第1の角度」の一例)だけ傾けた方向に延在する線分Bd[1][4]と、基準位置OVを起点とし、+XV方向を+YV側に角度θだけ傾けた方向に延在する線分Bd[1][3]と、円BdRと、の間の扇形の領域として設定する。また、端末装置10は、入力領域R[2]を、基準位置OVを起点とし、−XV方向を−YV側に角度θ(「第2の角度」の一例)だけ傾けた方向に延在する線分Bd[2][4]と、基準位置OVを起点とし、−XV方向を+YV側に角度θだけ傾けた方向に延在する線分Bd[2][3]と、円BdRと、の間の扇形の領域として設定する。また、端末装置10は、入力領域R[3]を、線分Bd[1][3]と線分Bd[2][3]と円BdRとの間の扇形の領域として設定する。また、端末装置10は、入力領域R[4]を、線分Bd[1][4]と線分Bd[2][4]と円BdRとの間の扇形の領域として設定する。
なお、本実施形態では、一例として、角度θが、45度である場合を想定する。但し、角度θは、0度よりも大きく、且つ、90度よりも小さい角度であればよい。また、本実施形態では、第1の角度及び第2の角度が等しい角度であるが、第1の角度及び第2の角度は異なる角度であってもよい。
【0021】
ユーザUは、タッチインの後、例えば、指FGがタッチパネル1002に接触した状態を維持しつつ指FGを傾けることで、操作領域Vのうち、入力領域R[1]〜R[4]の何れかの領域にタッチすることができる。そして、端末装置10は、指FGのタッチ位置Pが入力領域R[m]に存在する場合、キャラクタCRの顔を、タッチパネル座標系ΣDにおける方向であって、入力領域R[m]に対応する方向に向ける旨の指示を受け付ける。
具体的には、本実施形態において、端末装置10は、図3に示すように、タッチ位置Pが入力領域R[1](「第1入力領域」の一例)に存在する場合、タッチパネル座標系ΣDにおけるキャラクタCRの顔が向く方向を、+XD方向(「第1の操作方向」の一例)とする旨の指示を受け付ける。また、本実施形態において、端末装置10は、図4に示すように、タッチ位置Pが入力領域R[2](「第2入力領域」の一例)に存在する場合、タッチパネル座標系ΣDにおけるキャラクタCRの顔が向く方向を、−XD方向(「第2の操作方向」の一例)とする旨の指示を受け付ける。また、本実施形態において、端末装置10は、タッチ位置Pが入力領域R[3](「第3入力領域」の一例)に存在する場合、タッチパネル座標系ΣDにおけるキャラクタCRの顔が向く方向を、+YD方向(「第3の操作方向」の一例)とする旨の指示を受け付ける。また、本実施形態において、端末装置10は、タッチ位置Pが入力領域R[4](「第3入力領域」の他の例)に存在する場合、タッチパネル座標系ΣDにおけるキャラクタCRの顔が向く方向を、−YD方向(「第3の操作方向」の他の例)とする旨の指示を受け付ける。
なお、以下では、タッチ位置Pが入力領域R[m]に存在している状態が継続する期間を、入力領域タッチ期間TR[m]と称する。
【0022】
なお、詳細は後述するが、本実施形態に係る端末装置10は、入力領域R[1]に存在するタッチ位置Pに基づいて、特徴位置P-R[1](「第1の位置」の一例)を特定し、入力領域R[2]に存在するタッチ位置Pに基づいて、特徴位置P-R[2](「第2の位置」の一例)を特定する。そして、端末装置10は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]に基づいて、タッチパネル座標系ΣDにおける操作領域Vの位置を修正することができる。すなわち、端末装置10は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]に基づいて、タッチパネル座標系ΣDにおける基準位置OVを修正することで、タッチパネル座標系ΣDから見た操作領域座標系ΣVの位置を修正する。
【0023】
[2.端末装置の構成]
以下、図5及び図6を参照しながら、端末装置10の構成の一例について説明する。
【0024】
図5は、端末装置10の構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0025】
図5に示すように、端末装置10は、端末装置10の各部を制御する制御部11と、画像を表示するための表示部12と、端末装置10のユーザによる指示の入力を受け付ける入力部13と、各種情報を記憶する記憶部14と、タッチパネル1002を含む端末装置10を振動させる振動発生部15と、を備える。
【0026】
記憶部14は、所定のゲームに係るプログラムと、タッチパネル1002から周期的に出力されるタッチ位置情報の示すタッチ位置Pの、タッチ期間TVに亘る履歴を示すタッチ位置履歴情報と、特徴位置P-R[m]を示す特徴位置情報と、タッチパネル座標系ΣDにおける入力領域R[m]の位置を示す入力領域情報と、を含む各種情報を記憶する。
【0027】
制御部11は、ゲーム制御部111と、表示制御部112と、タッチ位置情報取得部113と、特徴位置特定部114と、入力領域決定部115と、振動制御部116と、を備える。
【0028】
ゲーム制御部111は、所定のゲームの進行を制御する。具体的には、ゲーム制御部111は、タッチ位置Pが入力領域R[m]に存在する場合に、タッチパネル座標系ΣDにおけるキャラクタCRの顔が向く方向を、入力領域R[m]に対応する方向に設定する。
表示制御部112は、表示部12が、仮想空間SP、キャラクタCR、及び、操作領域Vを表示するように、表示部12を制御する。
タッチ位置情報取得部113(「取得部」の一例)は、入力部13から周期的に出力されるタッチ位置情報を取得する。
特徴位置特定部114(「特定部」の一例)は、入力領域タッチ期間TR[m]において入力領域R[m]に存在するタッチ位置Pに基づいて、特徴位置P-R[m]を特定する。
入力領域決定部115(「決定部」の一例)は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]に基づいて、タッチパネル1002における操作領域Vの位置を決定する。
振動制御部116は、タッチ位置Pが、入力領域R[m]に存在しない状態から、入力領域R[m]に存在する状態に変化した場合、振動発生部15が端末装置10を振動させるように、振動発生部15を制御する。但し、振動制御部116は、タッチ位置Pが、入力領域R[m]に存在する状態から、入力領域R[m]に存在しない状態に変化した場合に、振動発生部15が端末装置10を振動させるように、振動発生部15を制御してもよいし、タッチインが生じた場合に、振動発生部15が端末装置10を振動させるように、振動発生部15を制御してもよい。
【0029】
図6は、端末装置10のハードウェア構成の一例を示すハードウェア構成図である。
【0030】
図6に示すように、端末装置10は、端末装置10の各部を制御するプロセッサ1000(「情報処理装置」の一例)と、各種情報を記憶するメモリ1001と、タッチパネル1002と、振動発生装置1003と、を備える。
【0031】
メモリ1001は、例えば、プロセッサ1000の作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリと、所定のゲームに係るプログラム等の各種情報を記憶するEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリとを含み、記憶部14として機能する。
プロセッサ1000は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、メモリ1001に記憶された所定のゲームに係るプログラムを実行し、当該プログラムに従って動作することで、制御部11として機能する。
タッチパネル1002は、上述のとおり、表示部12及び入力部13として機能する。
振動発生装置1003は、例えば、振動を発生する振動モータであり、振動発生部15として機能する。
【0032】
なお、プロセッサ1000は、CPUに加え、または、CPUに替えて、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)、等の、ハードウェアを含んで構成されるものであってもよい。この場合、プロセッサ1000により実現される制御部11の一部または全部は、DSP等のハードウェアにより実現されてもよい。
【0033】
[3.タッチ位置及び操作領域の関係]
以下、図7図10を参照しながら、タッチパネル1002における指FGのタッチ位置P及び操作領域Vの関係の一例について説明する。
【0034】
図7図10は、時刻t1から時刻t10までの期間における、タッチパネル1002への指FGのタッチ位置Pと、タッチパネル1002に設定された操作領域Vとの、関係の変化の一例(以下、「タッチ位置変化例」と称する)を説明するための説明図である。なお、以下では、時刻tにおけるタッチ位置Pをタッチ位置P[t]と称し、時刻tにおける操作領域Vを操作領域V[t]と称し、時刻tにおける操作領域座標系ΣVを操作領域座標系ΣV[t]と称し、時刻tにおける基準位置OVを基準位置OV[t]と称する。
【0035】
図7に示すように、タッチ位置変化例では、時刻t1において、指FGがタッチ位置P[t1]にタッチインする場合を想定する。すなわち、タッチ位置変化例では、時刻t1から、タッチ期間TVが開始される。この場合、入力領域決定部115は、タッチ位置P[t1]を基準位置OV[t1]とする操作領域座標系ΣV[t1]を設定し、基準位置OV[t1]に応じた位置に、入力領域R[1]〜R[4]を含む操作領域V[t1]を設定する。
なお、入力領域決定部115は、操作領域Vを設定した場合、当該操作領域Vに含まれる入力領域R[m]の位置を、入力領域情報として記憶部14に記憶させる。
【0036】
図7に示すように、タッチ位置変化例では、時刻t1から時刻t2にかけて、指FGが、入力領域R[1]を、タッチ位置P[t1]からタッチ位置P[t2]へと、タッチパネル1002に接触しながら移動する場合を想定する。また、タッチ位置変化例では、時刻t2におけるタッチ位置P[t2]が、入力領域R[1]に存在する場合を想定する。すなわち、タッチ位置変化例では、時刻t1及び時刻t2の間の時刻において、タッチ位置Pが入力領域R[1]に侵入する。換言すれば、タッチ位置変化例では、時刻t1及び時刻t2の間の時刻から、入力領域タッチ期間TR[1](「第1タッチ期間」の一例)が開始される。
【0037】
本実施形態において、特徴位置特定部114は、入力領域タッチ期間TR[1]のうち一の時刻においてタッチ位置情報取得部113が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、入力領域タッチ期間TR[1]が開始された時刻から一の時刻までの期間においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pの中で、最も+XV側に位置するという条件(「第1条件」の一例)を充足する場合に、当該一の時刻に対応するタッチ位置Pを、特徴位置P-R[1]として特定する。換言すれば、本実施形態において、特徴位置特定部114は、入力領域タッチ期間TR[1]の中で、タッチ位置Pが、基準位置OVから+XV方向に対して最も離れた位置であるという条件を充足する場合に、当該タッチ位置Pを、特徴位置P-R[1]として特定する。
タッチ位置変化例では、時刻t1から時刻t2までの期間におけるタッチ位置Pの中で、タッチ位置P[t2]が、基準位置OVから+XV方向に対して最も離れた位置である場合を想定する。このため、タッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、時刻t2において、タッチ位置P[t2]を、特徴位置P-R[1]として特定する。
【0038】
なお、上述のとおり、入力領域決定部115は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]に基づいて、操作領域座標系ΣV、基準位置OV、及び、操作領域Vの位置を修正する。しかし、図7に示すように、タッチ位置変化例では、時刻t2において、特徴位置P-R[1]は特定されているが、特徴位置P-R[2]は特定されていない。このため、タッチ位置変化例において、入力領域決定部115は、操作領域V[t2]と操作領域V[t1]とが同一の位置となるように、基準位置OV[t2]及び操作領域座標系ΣV[t2]を設定する。
【0039】
図7に示すように、タッチ位置変化例では、時刻t2から時刻t3にかけて、指FGが、入力領域R[1]を、タッチ位置P[t2]からタッチ位置P[t3]へと、タッチパネル1002に接触しながら移動する場合を想定する。そして、タッチ位置変化例では、時刻t3におけるタッチ位置P[t3]が、入力領域R[1]のうち、タッチ位置P[t2]よりも−XV側に存在する場合を想定する。すなわち、タッチ位置変化例において、タッチ位置P[t2]は、タッチ位置P[t3]よりも+XV側である。このため、タッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、時刻t3においても、タッチ位置P[t2]が特徴位置P-R[1]として特定されている状態を維持する。
なお、タッチ位置変化例では、時刻t3においても、特徴位置P-R[2]が特定されていない。このため、タッチ位置変化例において、入力領域決定部115は、操作領域V[t3]と操作領域V[t2]とが同一の位置となるように、基準位置OV[t3]及び操作領域座標系ΣV[t3]を設定する。
【0040】
図8に示すように、タッチ位置変化例では、時刻t3から時刻t4にかけて、指FGが、入力領域R[1]を、タッチ位置P[t3]からタッチ位置P[t4]へと、タッチパネル1002に接触しながら移動する場合を想定する。そして、タッチ位置変化例では、時刻t4におけるタッチ位置P[t4]が、入力領域R[1]のうち、タッチ位置P[t2]及びタッチ位置P[t3]よりも+XV側に存在する場合を想定する。このため、タッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、時刻t4において、タッチ位置P[t4]を、特徴位置P-R[1]として特定する。換言すれば、タッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、時刻t4において、特徴位置P-R[1]を、タッチ位置P[t2]からタッチ位置P[t4]に更新する。
なお、タッチ位置変化例では、時刻t4においても、特徴位置P-R[2]が特定されていない。このため、タッチ位置変化例において、入力領域決定部115は、操作領域V[t4]と操作領域V[t3]とが同一の位置となるように、基準位置OV[t4]及び操作領域座標系ΣV[t4]を設定する。
【0041】
図8に示すように、タッチ位置変化例では、時刻t4から時刻t5にかけて、指FGが、入力領域R[1]及び入力領域R[4]を、タッチ位置P[t4]からタッチ位置P[t5]へと、タッチパネル1002に接触しながら移動する場合を想定する。そして、タッチ位置変化例では、時刻t5において、タッチ位置Pが入力領域R[2]に侵入する場合を想定する。すなわち、タッチ位置変化例では、時刻t4から時刻t5の間の時刻に入力領域タッチ期間TR[1]が終了し、且つ、時刻t5から入力領域タッチ期間TR[2](「第2タッチ期間」の一例)が開始される。
【0042】
本実施形態において、特徴位置特定部114は、入力領域タッチ期間TR[2]のうち一の時刻においてタッチ位置情報取得部113が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、入力領域タッチ期間TR[2]が開始された時刻から一の時刻までの期間においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pの中で、最も−XV側に位置するという条件(「第2条件」の一例)を充足する場合に、当該一の時刻に対応するタッチ位置Pを、特徴位置P-R[2]として特定する。換言すれば、本実施形態において、特徴位置特定部114は、入力領域タッチ期間TR[2]の中で、タッチ位置Pが、基準位置OVから−XV方向に対して最も離れた位置であるという条件を充足する場合に、当該タッチ位置Pを、特徴位置P-R[2]として特定する。なお、以下では、第1条件及び第2条件を、特徴位置特定条件と総称する場合がある。
タッチ位置変化例では、時刻t5において入力領域タッチ期間TR[2]が開始される場合を想定する。つまり、タッチ位置変化例において、入力領域タッチ期間TR[2]が開始されてから時刻t5までの期間におけるタッチ位置Pの中で、タッチ位置P[t5]が、基準位置OVから−XV方向に対して最も離れた位置となる。このため、タッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、時刻t5において、タッチ位置P[t5]を、特徴位置P-R[2]として特定する。
【0043】
ところで、タッチ位置Pが入力領域R[m]から入力領域R[m]の外部へと移動した後に、再び、タッチ位置Pが入力領域R[m]に侵入する場合がある。すなわち、タッチ位置Pが入力領域R[m]に存在する一の入力領域タッチ期間TR[m]の終了後に、再び、タッチ位置Pが入力領域R[m]に存在する他の入力領域タッチ期間TR[m]が開始される場合がある。この場合、特徴位置特定部114は、一の入力領域タッチ期間TR[m]の終了後から他の入力領域タッチ期間TR[m]が開始されるまでの期間において、一の入力領域タッチ期間TR[m]の終了時における特徴位置P-R[m]の特定結果を維持する。そして、この場合、特徴位置特定部114は、他の入力領域タッチ期間TR[m]が開始されると、一の入力領域タッチ期間TR[m]の終了時における特徴位置P-R[m]の特定結果を破棄するとともに、他の入力領域タッチ期間TR[m]において新たに特徴位置P-R[m]を特定する。
より具体的には、特徴位置特定部114は、一の入力領域タッチ期間TR[m]において、特徴位置P-R[m]を特定すると、当該特定した特徴位置P-R[m]を特徴位置情報として記憶部14に記憶させる。そして、特徴位置特定部114は、他の入力領域タッチ期間TR[m]において、特徴位置P-R[m]を特定すると、当該特定した特徴位置P-R[m]により、特徴位置情報を更新する。
【0044】
タッチ位置変化例では、特徴位置特定部114が、入力領域タッチ期間TR[1]の終了時において、時刻t4におけるタッチ位置P[t4]を、特徴位置P-R[1]として特定している場合を想定する。このため、タッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、図8に示すように、入力領域タッチ期間TR[1]が終了した後の時刻t5においても、タッチ位置P[t4]を、特徴位置P-R[1]として特定している状態を維持する。
【0045】
本実施形態において、入力領域決定部115は、上述のとおり、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]に基づいて操作領域Vの位置を修正する。
具体的には、本実施形態において、入力領域決定部115は、まず、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]に基づいて補正位置Mdを定める。次に、入力領域決定部115は、基準位置OVを起点とし、補正位置Mdを終点とする操作領域移動ベクトルVmdを定める。そして、入力領域決定部115は、基準位置OV、操作領域座標系ΣV、及び、操作領域Vを、操作領域移動ベクトルVmdに対応する移動量だけ移動させる。これにより、入力領域決定部115は、補正位置Md及び基準位置OVが一致するように、タッチパネル座標系ΣDにおける基準位置OV、操作領域座標系ΣV、及び、操作領域Vの位置を修正することができる。なお、入力領域決定部115は、操作領域Vの位置を修正した場合、当該操作領域Vに含まれる入力領域R[m]の位置により、記憶部14に記憶されている入力領域情報を更新する。以下では、時刻tにおいて定められた操作領域移動ベクトルVmdを、操作領域移動ベクトルVmd[t]と称する。
なお、本実施形態では、入力領域決定部115が、基準位置OVを操作領域移動ベクトルVmdに対応する移動量だけ移動させることで、基準位置OVを修正する場合を例示しているが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。入力領域決定部115は、単に、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]に基づいて定めた補正位置Mdを、基準位置OVとして設定してもよい。換言すれば、入力領域決定部115は、例えば、一の時刻において補正位置Mdを決定した場合に、当該一の時刻における基準位置OVを考慮することなく、決定した補正位置Mdに基づいて、一の時刻よりも後の他の時刻における基準位置OVを決定してもよい。
【0046】
本実施形態において、入力領域決定部115は、一例として、特徴位置P-R[1]に存在する点と特徴位置P-R[2]に存在する点との中点の位置を、補正位置Mdとして定める。
但し、入力領域決定部115は、例えば、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の間の位置を、補正位置Mdとして定めてもよいし、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]から等しい距離となる位置を、補正位置Mdとして定めてもよい。要するに、入力領域決定部115は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]により規定される位置を、補正位置Mdとして定めればよい。
例えば、入力領域決定部115は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]を結ぶ線分からの距離が所定の基準距離以下となる基準領域内の位置を、補正位置Mdとして定めてもよい。
また、例えば、入力領域決定部115は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]のうち先に特定された特徴位置P-R[m]を、先行特徴位置と称し、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]のうち後に特定された特徴位置P-R[m]を、後行特徴位置と称する場合、先行特徴位置よりも後行特徴位置に近い位置を、補正位置Mdとして定めてもよい。この例によれば、補正位置Mdが、指FGによる最新のタッチ位置Pの近傍に設けられるため、補正位置Mdが後行特徴位置よりも先行特徴位置に近い位置に設定される場合と比較して、タッチ位置Pを、後行特徴位置に対応する入力領域Rから、先行特徴位置に対応する入力領域Rに変化させる際の指FGの移動量を小さくすることが可能となる。すなわち、この例によれば、補正位置Mdが後行特徴位置よりも先行特徴位置に近い位置に設定される場合と比較して、タッチ位置Pが入力領域R[1]及び入力領域R[2]の間を往復するように指FGを移動させる操作における操作性を、より良好に保つことが可能となる。
また、例えば、入力領域決定部115は、基準領域のうち、先行特徴位置よりも後行特徴位置に近い位置を、補正位置Mdとして定めてもよい。この例によれば、タッチ位置Pが入力領域R[1]及び入力領域R[2]の間を往復するように指FGを移動させる操作における操作性を、良好に保つことが可能となる。
また、例えば、入力領域決定部115は、基準領域内であって、先行特徴位置よりも後行特徴位置に近い位置のうち、後行特徴位置との間隔が所定の基準間隔以上、離間する位置を、補正位置Mdとして定めてもよい。仮に、補正位置Mdと後行特徴位置との間隔が所定の基準間隔未満となる場合、後行特徴位置に対応する入力領域Rに存在する最新のタッチ位置Pと、先行特徴位置に対応する入力領域Rとの間隔も、所定の基準間隔未満となる。そして、補正位置Mdと後行特徴位置との間隔が所定の基準間隔未満となる場合、ユーザUが、後行特徴位置に対応する入力領域Rに指FGをタッチさせようとしたのにもかかわらず、先行特徴位置に対応する入力領域Rに指FGを誤ってタッチしてしまうという、誤操作が生じる可能性が高くなる。これに対して、この例によれば、補正位置Mdが、後行特徴位置から所定の基準間隔以上離間した位置に設けられるため、後行特徴位置に対応する入力領域Rに存在する最新のタッチ位置Pと、先行特徴位置に対応する入力領域Rとの間隔とを、所定の基準間隔以上離間させることができる。このため、この例によれば、補正位置Mdと後行特徴位置との間隔が所定の基準間隔未満となる場合と比較して、ユーザUの意図する入力領域Rとは異なる入力領域Rに誤って指FGをタッチさせてしまうという誤操作が生じる可能性を、低減させることが可能となる。
また、例えば、入力領域決定部115は、先行特徴位置よりも後行特徴位置に近い位置のうち、後行特徴位置との間隔が所定の基準間隔以上、離間する位置を、補正位置Mdとして定めてもよい。この例によれば、補正位置Mdと後行特徴位置との間隔が所定の基準間隔未満となる場合と比較して、ユーザUの意図する入力領域Rとは異なる入力領域Rに誤って指FGをタッチさせてしまうという誤操作が生じる可能性を、低減させることが可能となる。
また、例えば、入力領域決定部115は、基準領域内であって、先行特徴位置よりも後行特徴位置に近い位置のうち、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の間の距離に対する、補正位置Md及び後行特徴位置の間の距離の比率が、所定値α以上となるように、補正位置Mdを定めてもよい(αは、「0<α<1」を満たす自然数)。この例によれば、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の間の距離に対する補正位置Md及び後行特徴位置の間の距離の比率が所定値α未満の場合と比較して、ユーザUの意図する入力領域Rとは異なる入力領域Rに誤って指FGをタッチさせてしまうという誤操作が生じる可能性を、低減させることが可能となる。
また、例えば、入力領域決定部115は、先行特徴位置よりも後行特徴位置に近い位置のうち、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の間の距離に対する、補正位置Md及び後行特徴位置の間の距離の比率が、所定値α以上となるように、補正位置Mdを定めてもよい。この例によれば、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の間の距離に対する補正位置Md及び後行特徴位置の間の距離の比率が所定値α未満の場合と比較して、ユーザUの意図する入力領域Rとは異なる入力領域Rに誤って指FGをタッチさせてしまうという誤操作が生じる可能性を、低減させることが可能となる。
なお、以下では、入力領域決定部115が時刻tにおいて定めた補正位置Mdを、補正位置Md[t]と称する。
【0047】
タッチ位置変化例において、入力領域決定部115は、図8に示すように、時刻t5において、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の中点を、補正位置Md[t5]として定める。また、入力領域決定部115は、基準位置OV[t5]を起点とし、補正位置Md[t5]を終点とする操作領域移動ベクトルVmd[t5]を定める。
そして、入力領域決定部115は、時刻t6において、操作領域移動ベクトルVmd[t5]の起点を基準位置OV[t5]に設定した場合における、操作領域移動ベクトルVmd[t5]の終点の位置を、基準位置OV[t6]として定め、当該基準位置OV[t6]が原点となるように、操作領域座標系ΣV[t6]を設定する。また、入力領域決定部115は、時刻t6において、当該操作領域座標系ΣV[t6]に応じた位置に、操作領域V[t6]を設定する。なお、変化例では、時刻t6は、時刻t5よりも後の時刻であるが、時刻t6は、時刻t5と同一の時刻であってもよい。
【0048】
図9に示すように、タッチ位置変化例では、時刻t6から時刻t7にかけて、指FGが、入力領域R[2]を、タッチ位置P[t5]からタッチ位置P[t7]へと、タッチパネル1002に接触しながら移動する場合を想定する。そして、タッチ位置変化例では、時刻t7におけるタッチ位置P[t7]が、入力領域R[2]のうち、タッチ位置P[t5]よりも−XV側に存在する場合を想定する。このため、タッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、時刻t7において、タッチ位置P[t7]を、特徴位置P-R[2]として特定する。換言すれば、タッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、時刻t7において、特徴位置P-R[2]を、タッチ位置P[t5]からタッチ位置P[t7]に更新する。
【0049】
タッチ位置変化例において、入力領域決定部115は、図9に示すように、時刻t7において、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の中点を、補正位置Md[t7]として定める。また、入力領域決定部115は、基準位置OV[t7]を起点とし、補正位置Md[t7]を終点とする操作領域移動ベクトルVmd[t7]を定める。
そして、入力領域決定部115は、時刻t8において、基準位置OV[t7]、操作領域座標系ΣV[t7]、及び、操作領域V[t7]を、操作領域移動ベクトルVmd[t7]に対応する移動量だけ移動させることで、基準位置OV[t8]、操作領域座標系ΣV[t8]、及び、操作領域V[t8]を設定する。換言すれば、入力領域決定部115は、基準位置OV[t8]と、補正位置Md[t7]とが等しくなるように、基準位置OV[t8]、操作領域座標系ΣV[t8]、及び、操作領域V[t8]を設定する。なお、タッチ位置変化例では、時刻t8は、時刻t7よりも後の時刻であるが、時刻t8は、時刻t7と同一の時刻であってもよい。
【0050】
図10に示すように、タッチ位置変化例では、時刻t8から時刻t9にかけて、指FGが、入力領域R[2]及び入力領域R[4]を、タッチ位置P[t7]からタッチ位置P[t9]へと、タッチパネル1002に接触しながら移動する場合を想定する。そして、タッチ位置変化例では、時刻t9において、タッチ位置Pが入力領域R[1]に再び侵入する場合を想定する。すなわち、タッチ位置変化例では、時刻t8から時刻t9の間の時刻に入力領域タッチ期間TR[2]が終了し、且つ、時刻t9において、再び、入力領域タッチ期間TR[1]が開始される。
なお、以下では、説明の便宜上、時刻t1及び時刻t2の間の時刻に開始される入力領域タッチ期間TR[1]を、先の入力領域タッチ期間TR[1]と称し、時刻t9に開始される入力領域タッチ期間TR[1]を、後の入力領域タッチ期間TR[1]と称する場合がある。
【0051】
上述のとおり、本実施形態において、特徴位置特定部114は、後の入力領域タッチ期間TR[1]が開始されると、先の入力領域タッチ期間TR[1]の終了時における特徴位置P-R[1]の特定結果を破棄するとともに、後の入力領域タッチ期間TR[1]において新たに特徴位置P-R[1]を特定する。
このため、タッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、図10に示すように、時刻t9において、タッチ位置P[t9]を、特徴位置P-R[1]として特定する。換言すれば、タッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、時刻t9において、特徴位置P-R[1]を、タッチ位置P[t4]からタッチ位置P[t9]に更新する。
【0052】
タッチ位置変化例において、入力領域決定部115は、図10に示すように、時刻t9において、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の中点を、補正位置Md[t9]として定める。また、入力領域決定部115は、基準位置OV[t9]を起点とし、補正位置Md[t9]を終点とする操作領域移動ベクトルVmd[t9]を定める。
そして、入力領域決定部115は、時刻t10において、基準位置OV[t9]、操作領域座標系ΣV[t9]、及び、操作領域V[t9]を、操作領域移動ベクトルVmd[t9]に対応する移動量だけ移動させることで、基準位置OV[t10]、操作領域座標系ΣV[t10]、及び、操作領域V[t10]を設定する。換言すれば、入力領域決定部115は、基準位置OV[t10]と、補正位置Md[t9]とが等しくなるように、基準位置OV[t10]、操作領域座標系ΣV[t10]、及び、操作領域V[t10]を設定する。なお、タッチ位置変化例では、時刻t10は、時刻t9よりも後の時刻であるが、時刻t10は、時刻t9と同一の時刻であってもよい。
【0053】
[4.端末装置の動作]
以下、図11を参照しながら、端末装置10の動作の一例について説明する。
【0054】
図11は、端末装置10が所定のゲームを実行する場合における、端末装置10の動作の一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、例えば、端末装置10のユーザUが、所定のゲームを開始させる旨の所定の開始操作をタッチパネル1002から入力した場合に、端末装置10が、所定のゲームを開始させることとする。
【0055】
図11に示すように、所定のゲームが開始されると、タッチ位置情報取得部113は、タッチパネル1002がタッチ位置情報を出力したか否かを判定する(S100)。
そして、タッチ位置情報取得部113は、ステップS100における判定の結果が否定の場合、処理をステップS128に進める。
他方、タッチ位置情報取得部113は、ステップS100における判定の結果が肯定の場合、タッチパネル1002から出力されたタッチ位置情報を取得する(S102)。なお、タッチ位置情報取得部113は、ステップS102で取得したタッチ位置情報に基づいて、記憶部14に記憶されているタッチ位置履歴情報を更新する。具体的には、タッチ位置情報取得部113は、ステップS102で取得したタッチ位置情報を、当該タッチ位置情報を取得した時刻と対応付けた上で、タッチ位置履歴情報に含ませる。なお、タッチ位置履歴情報は、各時刻におけるタッチ位置Pが、入力領域R[m]に存在するか否かを示す情報を含んでいてもよい。
【0056】
次に、特徴位置特定部114は、ステップS102においてタッチ位置情報取得部113がタッチ位置情報を取得した時刻が、ユーザUの指FGによるタッチパネル1002へのタッチインよりも後の時刻であるか否かを判定する(S104)。具体的には、特徴位置特定部114は、ステップS104において、例えば、タッチ位置履歴情報を参照することで、ステップS102においてタッチ位置情報取得部113により取得されたタッチ位置情報が、タッチ期間TVの開始後にタッチ位置情報取得部113により取得された1または複数のタッチ位置情報のうち、2番目以降に取得されたタッチ位置情報であるか否かを判定する。
そして、特徴位置特定部114は、ステップS104における判定の結果が否定の場合、処理をステップS124に進める。
他方、特徴位置特定部114は、ステップS104における判定の結果が肯定の場合、記憶部14に記憶されている入力領域情報を取得し、各入力領域R[m]の位置を特定する(S106)。
【0057】
次に、特徴位置特定部114は、ステップS102においてタッチ位置情報取得部113により取得されたタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、入力領域R[m]に存在するか否かを判定する(S108)。なお、ステップS108における判定の結果が肯定の場合、ステップS102においてタッチ位置情報取得部113がタッチ位置情報を取得した時刻が、入力領域タッチ期間TR[m]に含まれることになる。また、特徴位置特定部114は、ステップS108の判定結果に基づいて、タッチ位置履歴情報を更新してもよい。
そして、特徴位置特定部114は、ステップS108における判定の結果が否定の場合、処理をステップS126に進める。
【0058】
他方、振動制御部116は、ステップS108における判定の結果が肯定の場合、ステップS102においてタッチ位置情報取得部113により取得されたタッチ位置情報が、入力領域タッチ期間TR[m]においてタッチ位置情報取得部113により取得された1または複数のタッチ位置情報のうち、最初に取得されたタッチ位置情報であるか否かを判定する(S110)。
そして、振動制御部116は、ステップS110における判定の結果が否定の場合、処理をステップS114に進める。
他方、振動制御部116は、ステップS110における判定の結果が肯定の場合、振動発生部15が端末装置10を振動させるように、振動発生部15を制御する(S112)。
【0059】
次に、特徴位置特定部114は、ステップS102においてタッチ位置情報取得部113により取得されたタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、特徴位置特定条件を充足するか否かを判定する(S114)。具体的には、特徴位置特定部114は、ステップS114において、ステップS102においてタッチ位置情報取得部113により取得されたタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、入力領域R[1]に存在する場合には、当該タッチ位置Pが、第1条件を充足するか否かを判定する。また、特徴位置特定部114は、ステップS114において、ステップS102においてタッチ位置情報取得部113により取得されたタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、入力領域R[2]に存在する場合には、当該タッチ位置Pが、第2条件を充足するか否かを判定する。なお、特徴位置特定部114は、ステップS114において、ステップS102においてタッチ位置情報取得部113により取得されたタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、入力領域R[3]または入力領域R[4]に存在する場合、特徴位置特定条件を充足しない旨の判定を行う。
そして、特徴位置特定部114は、ステップS114における判定の結果が否定の場合、処理をステップS126に進める。
【0060】
他方、特徴位置特定部114は、ステップS114における判定の結果が肯定の場合、ステップS102においてタッチ位置情報取得部113により取得されたタッチ位置情報の示すタッチ位置Pを、特徴位置P-R[m]として特定する(S116)。具体的には、特徴位置特定部114は、ステップS102においてタッチ位置情報取得部113により取得されたタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、第1条件を充足する場合には、当該タッチ位置Pを特徴位置P-R[1]として特定する。また、特徴位置特定部114は、ステップS102においてタッチ位置情報取得部113により取得されたタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、第2条件を充足する場合には、当該タッチ位置Pを特徴位置P-R[2]として特定する。なお、特徴位置特定部114は、ステップS116においける特定結果に基づいて、記憶部14に記憶されている特徴位置情報を更新する。
【0061】
次に、入力領域決定部115は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の両方が存在するか否かを判定する(S118)。
そして、入力領域決定部115は、ステップS118における判定の結果が否定の場合、処理をステップS126に進める。
他方、入力領域決定部115は、ステップS118における判定の結果が肯定の場合、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]に基づいて、基準位置OVを決定する(S120)。
【0062】
次に、入力領域決定部115は、ステップS120において決定した基準位置OVに基づいて、タッチパネル座標系ΣDにおける入力領域R[1]〜R[4]の位置を決定する(S122)。なお、入力領域決定部115は、ステップS122において決定した入力領域R[m]の位置により、記憶部14に記憶されている入力領域情報を更新する。
【0063】
他方、入力領域決定部115は、ステップS104における判定の結果が否定の場合、基準位置OVを、ステップS102においてタッチ位置情報取得部113により取得されたタッチ位置情報の示すタッチ位置Pに設定し、当該基準位置OVに基づく位置に、入力領域R[1]〜R[4]を含む操作領域Vを設定する(S124)。
【0064】
また、入力領域決定部115は、ステップS108、S114、または、S118における判定の結果が否定の場合、入力領域R[m]の位置を変更せずに維持する(S126)。
【0065】
その後、ゲーム制御部111は、タッチパネル座標系ΣDにおけるキャラクタCRの顔が向く方向を決定する(S128)。
具体的には、ゲーム制御部111は、ステップS128において、指FGがタッチパネル1002に接触している場合(S100:Y)であって、タッチ位置Pが入力領域R[m]に存在する場合(S108:Y)、タッチパネル座標系ΣDにおけるキャラクタCRの顔が向く方向を、入力領域R[m]に対応する方向に設定する。また、ゲーム制御部111は、ステップS128において、指FGがタッチパネル1002に接触している場合(S100:Y)であって、タッチ位置Pが入力領域R[m]に存在しない場合(S108:N)、タッチパネル座標系ΣDにおけるキャラクタCRの顔が向く方向を、予め定められた方向、例えば、図1に示すような正面方向に設定する。また、ゲーム制御部111は、ステップS128において、指FGがタッチパネル1002に接触していない場合(S100:N)、タッチパネル座標系ΣDにおけるキャラクタCRの顔が向く方向を、予め定められた方向、例えば、図1に示すような正面方向に設定する。
【0066】
次に、表示制御部112は、表示部12が、仮想空間SP、キャラクタCR、及び、操作領域Vを表示するための表示情報を生成し、当該表示情報に基づく画像を表示部12が表示するように、表示部12を制御する(S130)。
【0067】
その後、ゲーム制御部111は、ユーザUが、所定のゲームを終了させる旨の所定の終了操作をタッチパネル1002から入力したか否かを判定する(S132)。そして、ゲーム制御部111は、ステップS132における判定の結果が肯定の場合には、処理をステップS100に進め、ステップS132における判定の結果が否定の場合には、所定のゲームを終了させる。
【0068】
[5.実施形態の結論]
以上において説明したように、本実施形態において、入力領域決定部115は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]に基づいて、入力領域R[1]〜R[4]を含む操作領域Vの位置を決定する。従って、本実施形態において、入力領域決定部115は、操作領域Vにおけるタッチ位置Pが徐々にずれていく場合であっても、当該タッチ位置Pのずれに応じて、操作領域Vを修正することが可能となる。このため、本実施形態によれば、例えば、タッチパネル1002において操作領域Vの位置が固定されている場合と比較して、タッチ位置Pのずれに伴う誤入力の可能性を低減することが可能となる。
【0069】
一般的に、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の2つの特徴位置P-R[m]の間の相対的な位置関係、及び、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の2つの特徴位置P-R[m]の間隔は、タッチパネル1002に接触する指FGの形状、及び、大きさ、並びに、ユーザUが指FGをタッチパネル1002に接触させる際の圧力、及び、指FGの動かし方等、ユーザU毎のタッチの態様に応じて定められる可能性が高い。
これに対して、本実施形態において、入力領域決定部115は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の2つの特徴位置P-R[m]に基づいて、入力領域R[1]及び入力領域R[2]を含む操作領域Vの位置を決定する。このため、本実施形態によれば、例えば、1つの特徴位置P-R[m]に基づいて入力領域R[m]の位置を定める態様と比較して、ユーザU毎のタッチの態様を考慮した位置に、入力領域R[1]及び入力領域R[2]を含む操作領域Vを設定することができる。これにより、本実施形態によれば、例えば、1つの特徴位置P-R[m]に基づいて入力領域R[m]の位置を定める態様と比較して、任意のユーザUに対する、入力領域R[m]に指FGを接触させる操作における操作性を、より良好に保つことができる。
【0070】
ところで、特定の種類のゲームにおいては、ゲームに係る一の方向の指示の入力の頻度が、ゲームに係る他の方向の指示の入力の頻度よりも高い場合が存在する。例えば、所定のゲームにおいて、+XD方向及び−XD方向を含むXD軸方向の指示の入力の頻度が、+YD方向及び−YD方向を含むYD軸方向の指示の入力の頻度よりも高い場合が存在する。そして、頻度の低い指示の入力に係るタッチ位置Pに基づいて入力領域R[m]の位置を決定する態様によれば、入力領域R[m]が、ユーザUの指FGの位置の経時的なずれに対応しない位置に設定される可能性が生じる。
これに対して、本実施形態において、入力領域決定部115は、XD軸方向の指示の入力に対応する、入力領域R[1]及び入力領域R[2]に存在するタッチ位置Pに基づいて、入力領域R[3]及び入力領域R[4]の位置を決定する。このため、本実施形態によれば、+XD方向及び−XD方向を含むXD軸方向の指示の入力の頻度が、+YD方向及び−YD方向を含むYD軸方向の指示の入力の頻度よりも高い場合において、例えば、YD軸方向の指示の入力に対応する、入力領域R[3]及び入力領域R[4]に存在するタッチ位置Pに基づいて、入力領域R[3]及び入力領域R[4]の位置を決定する態様と比較して、タッチ位置Pのずれに的確に対応した位置に操作領域Vが設定される可能性を高くすることができる。
【0071】
[B.変形例]
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
【0072】
[変形例1]
上述した実施形態において、特徴位置特定部114は、入力領域R[1]に存在するタッチ位置Pに基づく特徴位置P-R[1]と、入力領域R[2]に存在するタッチ位置Pに基づく特徴位置P-R[2]とを特定し、また、入力領域決定部115は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]に基づいて、+XV方向及び−XV方向を含むXV軸方向における操作領域Vの位置と、+YV方向及び−YV方向を含むYV軸方向における操作領域Vの位置と、を定めるが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
例えば、特徴位置特定部114は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]に加えて、入力領域R[3]に存在するタッチ位置Pに基づいて特徴位置P-R[3]を特定し、入力領域R[4]に存在するタッチ位置Pに基づいて特徴位置P-R[4]を特定してもよい。
具体的には、特徴位置特定部114は、タッチ位置Pが入力領域R[3]に存在する入力領域タッチ期間TR[3]のうち、一の時刻においてタッチ位置情報取得部113が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、入力領域タッチ期間TR[3]が開始された時刻から一の時刻までの期間においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pの中で、最も+YV側に位置するという条件(「第3条件」の一例)を充足する場合に、当該一の時刻に対応するタッチ位置Pを、特徴位置P-R[3]として特定してもよい。
また、特徴位置特定部114は、タッチ位置Pが入力領域R[4]に存在する入力領域タッチ期間TR[4]のうち、一の時刻においてタッチ位置情報取得部113が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、入力領域タッチ期間TR[4]が開始された時刻から一の時刻までの期間においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pの中で、最も−YV側に位置するという条件(「第4条件」の一例)を充足する場合に、当該一の時刻に対応するタッチ位置Pを、特徴位置P-R[4]として特定してもよい。
そして、この場合、入力領域決定部115は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]に基づいて、XV軸方向における操作領域Vの位置を定め、また、特徴位置P-R[3]及び特徴位置P-R[4]に基づいて、YV軸方向における操作領域Vの位置を定めてもよい。
なお、以下では、第1条件、第2条件、第3条件、及び、第4条件を、特徴位置特定条件と総称する場合がある。
【0073】
図12及び図13は、本変形例に係るタッチ位置変化例を説明するための説明図である。なお、本変形例に係るタッチ位置変化例のうち、時刻t1から時刻t4までの期間は、図7及び図8に示す実施形態に係るタッチ位置変化例と同様であることとする。
【0074】
本変形例に係るタッチ位置変化例では、図12に示すように、時刻t4から時刻t5にかけて、指FGが、入力領域R[1]及び入力領域R[4]を、タッチ位置P[t4]からタッチ位置P[t5]へと、タッチパネル1002に接触しながら移動し、時刻t5において、入力領域R[2]に侵入する場合を想定する。そして、本変形例に係るタッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、時刻t5において、タッチ位置P[t5]を、特徴位置P-R[2]として特定する。また、本変形例に係るタッチ位置変化例では、特徴位置特定部114が、時刻t5において、タッチ位置P[t4]を、特徴位置P-R[1]として特定している場合を想定する。そして、本変形例に係るタッチ位置変化例において、入力領域決定部115は、時刻t5において、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の中点を、補正位置Md[t5]として定める。また、入力領域決定部115は、基準位置OV[t5]を起点とし、補正位置Md[t5]を終点とするベクトルのうち、XV成分のみを取り出したベクトルを、操作領域移動ベクトルVmd[t5]として定める。
そして、入力領域決定部115は、時刻t6において、基準位置OV[t5]、操作領域座標系ΣV[t5]、及び、操作領域V[t5]を、操作領域移動ベクトルVmd[t5]に対応する移動量だけ移動させることで、基準位置OV[t6]、操作領域座標系ΣV[t6]、及び、操作領域V[t6]を設定する。なお、本変形例に係るタッチ位置変化例では、時刻t6は、時刻t5よりも後の時刻であるが、時刻t6は、時刻t5と同一の時刻であってもよい。
【0075】
本変形例に係るタッチ位置変化例では、図13に示すように、時刻t6から時刻t7にかけて、指FGが、入力領域R[2]を、タッチ位置P[t5]からタッチ位置P[t7]へと、タッチパネル1002に接触しながら移動し、時刻t7において、入力領域R[3]に侵入する場合を想定する。そして、本変形例に係るタッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、時刻t7において、タッチ位置P[t7]を、特徴位置P-R[3]として特定する。
その後、時刻t7から時刻t8にかけて、指FGが、入力領域R[3]、入力領域R[2]、及び、入力領域R[4]を、タッチ位置P[t7]からタッチ位置P[t8]へと、タッチパネル1002に接触しながら移動する場合を想定する。そして、本変形例に係るタッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、時刻t8において、タッチ位置P[t8]を、特徴位置P-R[4]として特定する。また、本変形例に係るタッチ位置変化例において、入力領域決定部115は、時刻t8において、特徴位置P-R[3]及び特徴位置P-R[4]の中点を、補正位置Md[t8]として定める。そして、入力領域決定部115は、基準位置OV[t8]を起点とし、補正位置Md[t8]を終点とするベクトルのうち、YV成分のみを取り出したベクトルを、操作領域移動ベクトルVmd[t8]として定める。
そして、入力領域決定部115は、時刻t9において、基準位置OV[t8]、操作領域座標系ΣV[t8]、及び、操作領域V[t8]を、操作領域移動ベクトルVmd[t8]に対応する移動量だけ移動させることで、基準位置OV[t9]、操作領域座標系ΣV[t9]、及び、操作領域V[t9]を設定する。なお、本変形例に係るタッチ位置変化例では、時刻t9は、時刻t8よりも後の時刻であるが、時刻t9は、時刻t8と同一の時刻であってもよい。
【0076】
以上のように、本変形例において、入力領域決定部115は、入力領域R[1]及び入力領域R[2]に存在するタッチ位置Pに基づいて、入力領域R[1]及び入力領域R[2]の位置を決定し、入力領域R[3]及び入力領域R[4]に存在するタッチ位置Pに基づいて、入力領域R[3]及び入力領域R[4]の位置を決定する。このため、本実施形態によれば、例えば、タッチパネル1002において入力領域R[m]の位置が固定されている場合と比較して、タッチ位置Pのずれに伴う誤入力の可能性を低減することが可能となる。
【0077】
[変形例2]
上述した実施形態において、タッチパネル座標系ΣDに対する操作領域座標系ΣVの傾きは変化しないが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
例えば、入力領域決定部115は、複数の特徴位置P-R[m]に基づいて、タッチパネル座標系ΣDに対する操作領域座標系ΣVの傾きを変化させてもよい。より具体的には、入力領域決定部115は、特徴位置特定部114が特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]を特定した場合、基準位置OVから特徴位置P-R[1]に向かう方向を、+XV方向として決定し、基準位置OVから特徴位置P-R[2]に向かう方向を、−XV方向として決定することで、操作領域座標系ΣVを設定してもよい。
【0078】
図14は、本変形例に係るタッチ位置変化例を説明するための説明図である。なお、本変形例に係るタッチ位置変化例のうち、時刻t1から時刻t4までの期間は、図7及び図8に示す実施形態に係るタッチ位置変化例と同様であることとする。
【0079】
本変形例に係るタッチ位置変化例では、図14に示すように、時刻t4から時刻t5にかけて、指FGが、入力領域R[1]及び入力領域R[4]を、タッチ位置P[t4]からタッチ位置P[t5]へと、タッチパネル1002に接触しながら移動し、時刻t5において、入力領域R[2]に侵入する場合を想定する。そして、本変形例に係るタッチ位置変化例において、特徴位置特定部114は、時刻t5において、タッチ位置P[t5]を、特徴位置P-R[2]として特定する。また、本変形例に係るタッチ位置変化例では、特徴位置特定部114が、時刻t5において、タッチ位置P[t4]を、特徴位置P-R[1]として特定している場合を想定する。そして、本変形例に係るタッチ位置変化例において、入力領域決定部115は、時刻t5において、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]の中点を、補正位置Md[t5]として定める。また、入力領域決定部115は、基準位置OV[t5]を起点とし、補正位置Md[t5]を終点とするベクトルを、操作領域移動ベクトルVmd[t5]として定める。
そして、入力領域決定部115は、時刻t6において、基準位置OV[t5]、操作領域座標系ΣV[t5]、及び、操作領域V[t5]を、操作領域移動ベクトルVmd[t5]に対応する移動量だけ移動させることで、基準位置OV[t6]、操作領域座標系ΣV[t6]、及び、操作領域V[t6]を設定する。より具体的には、入力領域決定部115は、時刻t5から時刻t6にかけて、基準位置OV[t6]が補正位置Md[t5]と一致するように、基準位置OVを移動させる。
その後、入力領域決定部115は、時刻t7において、補正位置Md[t5]から特徴位置P-R[1]に向かう方向を、+XV方向として定め、補正位置Md[t5]から入力領域R[3]に向かう方向であって、補正位置Md[t5]から特徴位置P-R[1]に向かう方向に直交する方向を、+YV方向として定めることで、操作領域座標系ΣV[t7]を設定する。そして、入力領域決定部115は、時刻t7において、操作領域座標系ΣV[t7]に基づく位置に、入力領域R[1]〜R[4]を設定する。具体的には、入力領域決定部115は、時刻t7において、基準位置OV[t7]よりも+XV方向に入力領域R[1]を設定し、基準位置OV[t7]よりも−XV方向に入力領域R[2]を設定し、基準位置OV[t7]よりも+YV方向に入力領域R[3]を設定し、基準位置OV[t7]よりも−YV方向に入力領域R[4]を設定する。
なお、本変形例に係るタッチ位置変化例では、時刻t6及び時刻t7は、時刻t5よりも後の時刻であるが、時刻t6及び時刻t7は、時刻t5と同一の時刻であってもよい。
【0080】
以上のように、本変形例において、入力領域決定部115は、特徴位置P-R[1]及び特徴位置P-R[2]に基づいて、操作領域座標系ΣVの有するXV軸及びYV軸の傾きを決定する。このため、本実施形態によれば、例えば、タッチパネル1002において操作領域座標系ΣVの傾きが固定されている態様と比較して、タッチ位置Pのずれに伴う誤入力の可能性を低減することが可能となる。
【0081】
[変形例3]
上述した実施形態並びに変形例1及び変形例2において、入力領域R[m]に存在するタッチ位置Pを特徴位置P-R[m]として特定したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
例えば、特徴位置特定部114は、入力領域R[m]を包含し、入力領域R[m]よりも広い領域である拡張領域RX[m]に存在するタッチ位置Pに基づいて、特徴位置P-R[m]を特定してもよい。
【0082】
具体的には、特徴位置特定部114は、タッチ位置Pが拡張領域RX[m]に存在している状態が継続する拡張領域タッチ期間TX[m]のうち一の時刻においてタッチ位置情報取得部113が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、拡張領域タッチ期間TX[m]が開始された時刻から一の時刻までの期間においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pの中で、基準位置OVから拡張領域RX[m]を示す方向において基準位置OVから最も離れた位置に存在する、という条件を充足する場合に、当該一の時刻に対応するタッチ位置Pを、特徴位置P-R[m]として特定する。
【0083】
より具体的には、特徴位置特定部114は、図15に示すように、タッチ位置Pが拡張領域RX[1](「第1領域」の一例)に存在している状態が継続する拡張領域タッチ期間TX[1]のうち、一の時刻においてタッチ位置情報取得部113が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、拡張領域タッチ期間TX[1]が開始された時刻から一の時刻までの期間においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pの中で、最も+XV側に位置するという条件(「第1条件」の他の例)を充足する場合に、当該一の時刻に対応するタッチ位置Pを、特徴位置P-R[1]として特定する。
また、特徴位置特定部114は、タッチ位置Pが拡張領域RX[2](「第2領域」の一例)に存在している状態が継続する拡張領域タッチ期間TX[2]のうち、一の時刻においてタッチ位置情報取得部113が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、拡張領域タッチ期間TX[2]が開始された時刻から一の時刻までの期間においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pの中で、最も−XV側に位置するという条件(「第2条件」の他の例)を充足する場合に、当該一の時刻に対応するタッチ位置Pを、特徴位置P-R[2]として特定する。
【0084】
以上のように、本変形例において、特徴位置特定部114は、入力領域R[m]を含む拡張領域RX[m]に存在するタッチ位置Pに基づいて、特徴位置P-R[m]を特定し、当該特徴位置P-R[m]に基づいて、入力領域R[m]の位置を決定する。このため、本変形例によれば、例えば、タッチパネル1002において入力領域R[m]の位置が固定されている場合と比較して、タッチ位置Pのずれに伴う誤入力の可能性を低減することが可能となる。
【0085】
[変形例4]
上述した実施形態及び変形例1乃至変形例3において、特徴位置特定部114は、入力領域タッチ期間TR[m]の中で、タッチ位置Pが、基準位置OVから入力領域R[m]を示す方向において、基準位置OVから最も離れた位置であるという特徴位置特定条件を充足する場合に、当該タッチ位置Pを、特徴位置P-R[m]として特定するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
例えば、特徴位置特定部114は、入力領域タッチ期間TR[m]のうち一の時刻においてタッチ位置情報取得部113が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、入力領域タッチ期間TR[m]が開始された時刻から一の時刻までの期間においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pに基づいて定められる参照位置Pref[m]よりも、基準位置OVから入力領域R[m]を示す方向において、基準位置OVよりも離れているという条件を充足する場合に、当該一の時刻に対応するタッチ位置Pを、特徴位置P-R[m]として特定してもよい。
【0086】
具体的には、特徴位置特定部114は、入力領域タッチ期間TR[1]のうち一の時刻においてタッチ位置情報取得部113が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、入力領域タッチ期間TR[1]が開始された時刻から一の時刻までの期間においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pに基づいて定められる参照位置Pref[1](「第1参照位置」の一例)よりも、+XV方向に位置するという条件(「第1条件」の他の例)を充足する場合に、当該一の時刻に対応するタッチ位置Pを、特徴位置P-R[1]として特定してもよい。
また、特徴位置特定部114は、入力領域タッチ期間TR[2]のうち一の時刻においてタッチ位置情報取得部113が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置Pが、入力領域タッチ期間TR[2]が開始された時刻から一の時刻までの期間においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pに基づいて定められる参照位置Pref[2](「第2参照位置」の一例)よりも、−XV方向に位置するという条件(「第2条件」の他の例)を充足する場合に、当該一の時刻に対応するタッチ位置Pを、特徴位置P-R[2]として特定してもよい。
【0087】
なお、参照位置Pref[m]とは、例えば、入力領域タッチ期間TR[m]が開始された時刻から一の時刻までの期間においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pの平均位置であってもよいし、または、当該1または複数のタッチ位置Pの一部のタッチ位置Pの中で、基準位置OVから入力領域R[m]を示す方向において、基準位置OVから最も離れているタッチ位置Pであってもよい。
【0088】
[変形例5]
上述した実施形態及び変形例1乃至変形例4において、特徴位置特定部114は、入力領域タッチ期間TR[m]の中で、タッチ位置Pが、特徴位置特定条件を充足する場合に、当該タッチ位置Pを、特徴位置P-R[m]として特定するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
特徴位置特定部114は、入力領域タッチ期間TR[m]においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pのうち、一部または全部のタッチ位置Pに基づいて特徴位置P-R[m]を特定するものであってもよい。
【0089】
具体的には、特徴位置特定部114は、入力領域タッチ期間TR[m]においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pのうち、一部または全部のタッチ位置Pの平均位置を、特徴位置P-R[m]として特定してもよい。例えば、図16に示す例において、特徴位置特定部114は、タッチ位置情報取得部113が入力領域タッチ期間TR[1]において取得した3つのタッチ位置情報が、タッチ位置P[t2]、P[t3]、及び、P[t4]を示す場合、当該3つのタッチ位置P[t2]、P[t3]、及び、P[t4]の平均位置を、特徴位置P-R[1]として特定してもよい。
【0090】
また、例えば、特徴位置特定部114は、入力領域タッチ期間TR[m]においてタッチ位置情報取得部113が取得した1または複数のタッチ位置情報の示す1または複数のタッチ位置Pのうち、最後に取得されたタッチ位置情報の示すタッチ位置Pを、特徴位置P-R[m]として特定してもよい。具体的には、図16に示す例において、特徴位置特定部114は、タッチ位置情報取得部113が入力領域タッチ期間TR[1]において取得した3つのタッチ位置情報が、タッチ位置P[t2]、P[t3]、及び、P[t4]を示す場合、最後に取得されたタッチ位置情報に対応するタッチ位置P[t4]を、特徴位置P-R[1]として特定してもよい。
【0091】
また、例えば、特徴位置特定部114は、入力領域タッチ期間TR[m]においてタッチ位置情報取得部113が取得した複数のタッチ位置情報の示す複数のタッチ位置Pのうち、所定時間以上に亘り略同じ位置に存在する2以上のタッチ位置Pが存在する場合、当該2以上のタッチ位置Pを、特徴位置P-R[m]として特定してもよい。ここで、「一のタッチ位置Pと他のタッチ位置Pとが略同じ位置に存在する」とは、例えば、一のタッチ位置Pと他のタッチ位置Pとが同一の位置に存在することであってもよいし、一のタッチ位置Pと他のタッチ位置Pとの間隔が所定の距離以下であることであってもよい。
【0092】
[変形例6]
上述した実施形態及び変形例1乃至変形例5では、入力領域R[m]が、扇形の領域である場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。入力領域R[m]は、例えば、図17に示すように、楕円形の領域であってもよいし、または、多角形の領域であってもよい。
【0093】
[変形例7]
上述した実施形態及び変形例1乃至変形例6では、操作領域Vが、キャラクタCRの顔が向く方向の指示を入力するための領域である入力領域R[1]〜R[4]から構成される場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。操作領域Vは、キャラクタCRの顔が向く方向の指示の入力を受け付けない領域であるニュートラル領域RNを含んでいてもよい。この場合、ニュートラル領域RNは、例えば、図18に示すように、入力領域R[1]〜R[4]の中心、すなわち、基準位置OVを含むような領域として設けられたものであってもよい。
【0094】
[変形例8]
上述した実施形態及び変形例1乃至変形例7では、入力領域R[m]は、所定のゲームに係る単一の方向の指示を入力するための領域であるが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。入力領域R[m]は、例えば、図19に示すように、K個の方向の指示を入力するためのK個のサブ領域R[m][1]〜R[m][K]を含んでいてもよい(Kは、2以上の自然数)。
【0095】
[変形例9]
上述した実施形態及び変形例1乃至変形例8では、操作領域Vが、4個の入力領域R[1]〜R[4]を含む場合を例示して説明したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。操作領域Vは、M個の入力領域R[1]〜R[M]を含んでいればよい(Mは、2以上の自然数)。操作領域Vは、例えば、図20に示すように、12個の入力領域R[1]〜R[12]を含んでいてもよい。
なお、本変形例において、入力領域の個数Mは偶数であってもよい。この場合、入力領域R[1]及び入力領域R[2]は、図20に例示するように、基準位置OVを挟んで対称の位置に設けられてもよい。
【0096】
[変形例10]
上述した実施形態及び変形例1乃至9において、基準位置OVから入力領域R[1]を示す第1の方向と、基準位置OVから入力領域R[2]を示す第2の方向とは、反対の方向であるが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。第1の方向と、第2の方向とは、異なる方向であってもよいし、同一の方向であってもよい。
【0097】
[変形例11]
上述した実施形態及び変形例1乃至10において、入力領域R[m]は、キャラクタCRの顔が向く方向の指示を入力するための領域であるが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。入力領域R[m]は、所定のゲームに係る指示を入力するための領域であってもよい。例えば、入力領域R[1]は、所定のゲームにおいて、キャラクタCRによる攻撃の指示(「第1の指示」の一例)を入力するための領域であり、入力領域R[2]は、所定のゲームにおいて、キャラクタCRによる防御の指示(「第2の指示」の一例)を入力するための領域であってもよい。また、例えば、入力領域R[m]は、タッチパネル座標系ΣDまたは仮想空間SPにおける、キャラクタCRの移動方向の指示を入力するための領域であってもよい。具体的には、例えば、入力領域R[1]は、キャラクタCRを、タッチパネル座標系ΣDまたは仮想空間SPにおける一の方向に移動させる旨の指示を入力するための領域であり、また、入力領域R[2]は、キャラクタCRを、タッチパネル座標系ΣDまたは仮想空間SPにおける他の方向に移動させる旨の指示を入力するための領域であってもよい。
【0098】
[変形例12]
上述した実施形態及び変形例1乃至11では、プログラムとして、所定のゲームに係るプログラムを例示して説明したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。プログラムは、任意のアプリケーションに係るプログラムであってもよい。また、この場合、第1の指示は、任意のアプリケーションに係る指示であればよく、第2の指示は、任意のアプリケーションに係る指示であって第1の指示とは異なる指示であればよい。
【0099】
[変形例13]
上述した実施形態及び変形例1乃至12において、所定のゲームは、端末装置10において実行されるが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。所定のゲームは、端末装置10以外の構成要素において実行されてもよい。
【0100】
図21は、本変形例に係る情報処理システムSYSの概要を示す説明図である。情報処理システムSYSは、サーバ装置30Aと、端末装置10Aと、を備える。サーバ装置30Aは、所定のゲームを実行することができ、また、ネットワークNWを介して端末装置10Aと通信可能である。
具体的には、サーバ装置30Aは、サーバ装置30Aの各部を制御する制御部11と、所定のゲームに係るプログラム等の各種情報を記憶する記憶部31と、端末装置10A等の外部装置との間の通信を実行するための通信部32と、を備える。また、端末装置10Aは、表示部12、入力部13、及び、振動発生部15に加えて、サーバ装置30A等の外部装置との間の通信を実行するための通信部16と、を備える。なお、表示部12及び入力部13は、上述したタッチパネル1002として実装される。
サーバ装置30Aは、端末装置10Aの入力部13から入力される情報に基づいて表示情報を生成する。また、端末装置10Aの有する表示部12は、サーバ装置30Aにおいて生成される表示情報に基づいて、所定のゲームに関する画像を表示する。
【0101】
[C.付記]
以上の記載から、本発明は例えば以下のように把握される。なお、各態様の理解を容易にするために、以下では、図面の参照符号を便宜的に括弧書きで付記するが、本発明を図示の態様に限定する趣旨ではない。
【0102】
[付記1]
本発明の一態様に係るプログラムは、プロセッサを、タッチパネルにおけるタッチ位置を示すタッチ位置情報を取得する取得部と、前記タッチパネルへのタッチが継続しているタッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、ゲームに係る第1の操作方向の指示を入力するための第1入力領域に存在し、前記タッチ位置に関連する第1条件を満たす場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、第1の位置として特定し、前記タッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、前記ゲームに係る第2の操作方向の指示を入力するための第2入力領域に存在し、前記タッチ位置に関連する第2条件を満たす場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、第2の位置として特定する特定部と、前記特定部が特定した前記第1の位置及び前記第2の位置に基づいて、前記第1入力領域及び前記第2入力領域の位置を決定する決定部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0103】
この態様において、決定部は、第1入力領域におけるタッチ位置に基づく位置である第1の位置と、第2入力領域におけるタッチ位置に基づく位置である第2の位置(以下、第1の位置及び第2の位置を、「特徴位置」と総称する場合がある)と、に基づいて、第1入力領域及び第2入力領域(以下、第1入力領域及び第2入力領域を、「入力領域」と総称する場合がある)の位置を決定する。従って、この態様において、決定部は、入力領域におけるタッチ位置が徐々にずれる場合であっても、当該タッチ位置のずれに応じて、入力領域の位置を修正することが可能となる。このため、この態様によれば、例えば、入力領域の位置が固定されている場合と比較して、タッチパネルへのタッチ位置のずれに伴う誤入力の可能性を低減することが可能となる。
【0104】
ところで、1つの特徴位置に基づいて、第1入力領域及び第2入力領域の位置を定める態様(以下、当該態様を、「対比例」と称する)も考えられる。具体的には、対比例では、一例として、1つの特徴位置に対応する位置に、第1入力領域の中心位置または重心等の、第1入力領域の代表となる位置である第1代表位置を決定し、また、第1代表位置に対応する位置に、第2入力領域の中心位置または重心等の、第2入力領域の代表となる位置である第2代表位置を決定する(以下、第1代表位置及び第2代表位置を、「代表位置」と総称する場合がある)。例えば、対比例では、1つの特徴位置を、第1代表位置として決定し、また、第1代表位置と所定の位置関係を有する位置を、第2代表位置として決定する。すなわち、対比例においては、各特徴位置と各入力領域の代表位置との相対的な位置関係、または、各特徴位置と各入力領域の代表位置との間隔を、調整することはできない。換言すれば、対比例は、各特徴位置と各入力領域の代表位置との相対的な位置関係が所定の位置関係に維持されるという制約、または、各特徴位置と各入力領域の代表位置との間隔が所定の間隔に維持されるという制約の下で、第1入力領域及び第2入力領域の位置を決定するものに過ぎない。
【0105】
他方、例えば、ユーザが指によりタッチパネルをタッチする場合、ユーザの指の大きさ及び形状は、ユーザ毎に異なる。また、例えば、ユーザが指によりタッチパネルをタッチする場合、ユーザが指をタッチパネルにタッチさせる際の圧力、タッチパネルに対する指の傾き、及び、指の動かし方等も、ユーザ毎に異なる。このように、ユーザが指によりタッチパネルをタッチする場合、当該タッチの態様は、ユーザ毎に異なる。このため、ユーザが指によりタッチパネルをタッチする場合、各特徴位置と各入力領域の代表位置との相対的な位置関係、及び、各特徴位置と各入力領域の代表位置との間隔も、ユーザ毎に異なることになる。従って、任意のユーザに対して、第1の操作方向の指示の入力を行うための操作、及び、第2の操作方向の指示の入力を行うための操作における操作性を良好に保つためには、各特徴位置と各入力領域の代表位置との相対的な位置関係、及び、各特徴位置と各入力領域の代表位置との間隔を、ユーザ毎のタッチの態様に応じて調整することが好ましい。
【0106】
しかし、対比例では、上述のとおり、各特徴位置と各入力領域の代表位置との相対的な位置関係、または、各特徴位置と各入力領域の代表位置との間隔を、調整することが困難である。このため、対比例では、任意のユーザに対して、第1の操作方向の指示の入力を行うための操作、及び、第2の操作方向の指示の入力を行うための操作における、操作性を良好に保つことは難しい。
【0107】
これに対して、本態様によれば、決定部が、第1の位置及び第2の位置の2つの特徴位置を用いて、第1入力領域及び第2入力領域の位置を決定する。そして、一般的に、第1の位置と第2の位置との相対的な位置関係、及び、第1の位置と第2の位置との間隔は、ユーザ毎のタッチの態様に応じて定められる可能性が高い。このため、本態様によれば、任意のユーザに対して、第1の操作方向の指示の入力を行うための操作、及び、第2の操作方向の指示の入力を行うための操作における操作性を、対比例と比較して良好に保つことが可能となる。
【0108】
なお、上記態様において、「ゲームに係る第1の操作方向」とは、「ゲームに係る操作方向」の一例である。「ゲームに係る操作方向」とは、例えば、ゲームに係る仮想空間における方向であってもよいし、ゲームに係る画面における方向であってもよい。「ゲームに係る仮想空間における方向」とは、例えば、ゲームに係る仮想空間におけるゲーム要素の位置および姿勢の一方または両方の変化の方向である。ここで、「ゲーム要素」とは、例えば、ゲームに係る仮想空間に存在する仮想的な物体であってもよいし、ゲームに係る仮想空間を撮像する仮想カメラであってもよい。このうち、「ゲームに係る仮想空間に存在する仮想的な物体」とは、例えば、ゲームに係るキャラクタ、及び、ゲームに係るオブジェクトを含む概念であってもよい。「ゲームに係る画面における方向」とは、例えば、ゲームに係る画面において表示される仮想的な物体を示す画像の、当該画面における位置及び姿勢の一方または両方の変化の方向でもよいし、ゲームに係るメニュー画面において表示されるポインタ等の、ゲームの進行に関係しないゲーム要素を示す画像の、当該メニュー画面における移動方向でもよい。
【0109】
また、上記態様において、「ゲームに係る第2の操作方向」とは、「ゲームに係る操作方向」の他の例である。ここで、「第2の操作方向」は、第1の操作方向とは異なる方向である。「第2の操作方向」は、例えば、第1の操作方向とは反対の方向であってもよい。
【0110】
また、上記態様において、「第1入力領域」とは、例えば、ゲームに係る第1の操作方向の指示の入力のために、タッチパネルにおいて視認可能な態様で設けられた領域であってもよいし、ゲームに係る第1の操作方向の指示の入力のために、タッチパネルにおいて視認されない態様で設けられた仮想的な領域であってもよい。「第2入力領域」とは、例えば、第1入力領域とは異なる領域であって、ゲームに係る第2の操作方向の指示の入力のために、タッチパネルにおいて視認可能な態様で設けられた領域であってもよいし、第1入力領域とは異なる領域であって、ゲームに係る第2の操作方向の指示の入力のために、タッチパネルにおいて視認されない態様で設けられた仮想的な領域であってもよい。
【0111】
また、上記態様において、「第1条件」とは、例えば、タッチ位置情報の示すタッチ位置の存在範囲についての条件であってもよいし、タッチ位置情報の示すタッチ位置の履歴についての条件であってもよいし、タッチ位置情報の示すタッチ位置の移動速度についての条件であってもよい。ここで、「タッチ位置情報の示すタッチ位置の履歴についての条件」とは、例えば、タッチ位置情報の示すタッチ位置が第1入力領域に存在する期間の中で、タッチ位置情報の示すタッチ位置が、所定方向において基準位置から最も離れた位置であるという条件であってもよい。具体的には、「タッチ位置情報の示すタッチ位置の履歴についての条件」とは、例えば、第1入力領域が、第2入力領域よりも第1の方向に位置する場合に、タッチ位置情報の示すタッチ位置が第1入力領域に存在する期間の中で、タッチ位置情報の示すタッチ位置が、第1の方向において第2入力領域から最も離れた位置であるという条件であってもよい。また、「タッチ位置情報の示すタッチ位置の存在範囲についての条件」とは、例えば、タッチ位置情報の示すタッチ位置が第1入力領域に存在する期間の中で、タッチ位置情報の示すタッチ位置が、第1入力領域において、所定時間以上に亘り所定の範囲に存在するという条件であってもよい。具体的には、「タッチ位置情報の示すタッチ位置の存在範囲についての条件」とは、例えば、タッチ位置情報の示すタッチ位置が、第1入力領域において、所定時間以上に亘り略同じ位置であるという条件であってもよい。ここで、ある位置と他の位置とが「略同じ位置」であるとは、例えば、ある位置と他の位置とが同一の位置であってもよいし、ある位置と他の位置とが所定の距離以下であるという位置関係を有することであってもよい。「第2条件」とは、例えば、タッチ位置情報の示すタッチ位置の存在範囲についての条件であってもよいし、タッチ位置情報の示すタッチ位置の履歴についての条件であってもよいし、タッチ位置情報の示すタッチ位置の移動速度についての条件であってもよい。具体的には、「第2条件」とは、例えば、第2入力領域が、第1入力領域よりも第2の方向に位置する場合に、タッチ位置情報の示すタッチ位置が第2入力領域に存在する期間の中で、タッチ位置情報の示すタッチ位置が、第2の方向において第1入力領域から最も離れた位置であるという条件であってもよい。また、「第2条件」とは、例えば、タッチ位置情報の示すタッチ位置が、第2入力領域において、所定時間以上に亘り略同じ位置であるという条件であってもよい。
【0112】
また、上記態様において、「タッチ位置に基づく位置」とは、例えば、タッチ位置を用いて特定される位置であってもよいし、タッチ位置を基準として定められる位置であってもよい。具体的には、「タッチ位置に基づく位置」とは、例えば、タッチ位置と同一の位置であってもよいし、所定期間におけるタッチ位置の平均位置であってもよいし、タッチ位置と所定の距離以下の位置であってもよい。
【0113】
[付記2]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1に記載のプログラムであって、前記特定部は、前記タッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、前記第1入力領域を含む第1領域に存在し、前記第1条件を満たす場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、第1の位置として特定し、前記タッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、前記第2入力領域を含む第2領域に存在し、前記第2条件を満たす場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、第2の位置として特定する、ことを特徴とする。
【0114】
この態様において、決定部は、第1の位置及び第2の位置の2つの特徴位置を用いて、第1入力領域及び第2入力領域の位置を決定する。従って、この態様において、決定部は、入力領域におけるタッチ位置が徐々にずれる場合であっても、当該タッチ位置のずれに応じて、入力領域の位置を修正することが可能となる。
また、この態様によれば、決定部が、2つの特徴位置を用いて、第1入力領域及び第2入力領域の位置を決定するため、任意のユーザに対して、第1の操作方向の指示の入力を行うための操作、及び、第2の操作方向の指示の入力を行うための操作における操作性を、対比例と比較して良好に保つことが可能となる。
また、この態様によれば、第1入力領域を含む第1領域におけるタッチ位置に基づく位置を、第1の位置として特定し、第2入力領域を含む第2領域におけるタッチ位置に基づく位置を、第2の位置として特定する。すなわち、この態様によれば、タッチ位置が入力領域の外部に外れた場合であっても、当該タッチ位置に基づく特徴位置を用いて、入力領域の位置を修正することができる。このため、この態様によれば、例えば、タッチ位置が入力領域に存在する場合に限りにおいて入力領域の位置を修正する場合と比較して、多様なタッチの態様に柔軟に対応した入力領域の設定が可能となる。
【0115】
なお、上記態様において、「第1領域」とは、例えば、第1入力領域と同一の領域であってもよいし、第1入力領域を含む第1入力領域よりも広い領域であってもよい。「第2領域」とは、例えば、第1領域を含まない領域であって、第2入力領域と同一の領域であってもよいし、第1領域を含まない領域であって、第2入力領域を含む第2入力領域よりも広い領域であってもよい。
【0116】
[付記3]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1に記載のプログラムであって、前記特定部は、前記タッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、前記第1入力領域とは異なる位置に存在する状態から、前記第1入力領域に存在する状態に変化した場合に、当該変化後のタッチ位置に基づく位置を、前記第1の位置として特定し、前記タッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、前記第2入力領域とは異なる位置に存在する状態から、前記第2入力領域に存在する状態に変化した場合に、当該変化後のタッチ位置に基づく位置を、前記第2の位置として特定する、ことを特徴とする。
【0117】
この態様において、例えば、第1の時刻において、特定部が、一の入力領域に存在するタッチ位置に基づく位置を、特徴位置として特定し、第1の時刻の後の第2の時刻において、タッチ位置が、一の入力領域の外部に存在し、第2の時刻の後の第3の時刻において、タッチ位置が、再び、一の入力領域に存在する場合に、特定部は、第3の時刻におけるタッチ位置に基づく位置を、特徴位置として特定する。このため、この態様において、特定部は、第1の時刻において特定した特徴位置に束縛されることなく、第3の時刻において新たに特徴位置を設定することができる。すなわち、この態様において、決定部は、タッチ位置が変化する場合であっても、過去の時刻において特定した特徴位置に束縛されることなく、当該タッチ位置の変化に従って、柔軟に入力位置を決定することが可能となる。
【0118】
[付記4]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1または3に記載のプログラムであって、前記特定部は、前記タッチ期間のうち、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が前記第1入力領域に存在する第1タッチ期間の中で、前記タッチ位置が、第1の方向において基準位置から最も離れた場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、前記第1の位置として特定し、前記タッチ期間のうち、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が前記第2入力領域に存在する第2タッチ期間の中で、前記タッチ位置が、第2の方向において前記基準位置から最も離れた場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、前記第2の位置として特定する、ことを特徴とする。
【0119】
一般的に、第1入力領域に存在するタッチ位置のうち、基準位置から第1の方向に最も離れたタッチ位置と、第2入力領域に存在するタッチ位置のうち、基準位置から第2の方向に最も離れたタッチ位置との、相対的な位置関係、及び、間隔は、ユーザ毎のタッチの態様に応じて変動する。そして、本態様において、特定部は、タッチ位置が第1入力領域に存在し、且つ、基準位置から第1の方向に最も離れた場合に、当該タッチ位置に基づく位置を第1の位置として特定し、タッチ位置が第2入力領域に存在し、且つ、基準位置から第2の方向に最も離れた場合に、当該タッチ位置に基づく位置を第2の位置として特定する。このため、本態様によれば、任意のユーザに対して、第1の操作方向の指示の入力を行うための操作、及び、第2の操作方向の指示の入力を行うための操作における操作性を、対比例と比較して良好に保つことが可能となる。
【0120】
なお、上記態様において、「基準位置」とは、例えば、第1入力領域と第2入力領域の間の位置であってもよいし、第1入力領域及び第2入力領域から略等距離となる位置であってもよいし、タッチパネル上の任意の位置であってもよい。
【0121】
また、上記態様において、「第1の方向」とは、例えば、基準位置から第1入力領域に含まれる任意の位置を示す方向であってもよいし、基準位置から第1入力領域に含まれる任意の位置を示す方向とは異なる方向であってもよい。「第2の方向」は、第1の方向とは異なる方向である。「第2の方向」は、例えば、第1の方向とは反対の方向であってもよいし、第1の方向と交差する方向であってもよい。具体的には、「第2の方向」とは、例えば、基準位置から第2入力領域に含まれる任意の位置を示す方向であってもよいし、基準位置から第2入力領域に含まれる任意の位置を示す方向とは異なる方向であってもよい。
【0122】
[付記5]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1または3に記載のプログラムであって、前記特定部は、前記タッチ期間のうち、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が前記第1入力領域に存在する第1タッチ期間の中で、前記タッチ位置が、前記第1タッチ期間におけるタッチ位置の履歴に基づいて定められる第1参照位置よりも第1の方向に位置する場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、前記第1の位置として特定し、前記タッチ期間のうち、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が前記第2入力領域に存在する第2タッチ期間の中で、前記タッチ位置が、前記第2タッチ期間におけるタッチ位置の履歴に基づいて定められる第2参照位置よりも第2の方向に位置する場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、前記第2の位置として特定する、ことを特徴とする。
【0123】
一般的に、第1タッチ期間の中で、タッチ位置が、第1参照位置よりも第1の方向に位置する場合における、当該タッチ位置と、第2タッチ期間の中で、タッチ位置が、第2参照位置よりも第2の方向に位置する場合における、当該タッチ位置との、相対的な位置関係、及び、間隔は、ユーザ毎のタッチの態様に応じて変動する。そして、本態様において、特定部は、第1タッチ期間の中で、タッチ位置が、第1参照位置よりも第1の方向に位置する場合における、当該タッチ位置に基づく位置を第1の位置として特定し、第2タッチ期間の中で、タッチ位置が、第2参照位置よりも第2の方向に位置する場合における、当該タッチ位置に基づく位置を第2の位置として特定する。このため、本態様によれば、任意のユーザに対して、第1の操作方向の指示の入力を行うための操作、及び、第2の操作方向の指示の入力を行うための操作における操作性を、対比例と比較して良好に保つことが可能となる。
【0124】
なお、上記態様において、「第1参照位置」とは、例えば、第1タッチ期間のうち現在時刻よりも過去の期間の中で、タッチ位置情報の示すタッチ位置が最も第1の方向側に位置する時刻における、タッチ位置情報の示すタッチ位置に基づく位置であってもよい。また、「第1参照位置」とは、例えば、第1タッチ期間のうち、現在時刻よりも過去の期間における、タッチ位置情報の示すタッチ位置の平均位置であってもよい。「第2参照位置」とは、例えば、第2タッチ期間のうち現在時刻よりも過去の期間の中で、タッチ位置情報の示すタッチ位置が最も第2の方向側に位置する時刻における、タッチ位置情報の示すタッチ位置に基づく位置であってもよい。また、「第2参照位置」とは、例えば、第2タッチ期間のうち、現在時刻よりも過去の期間における、タッチ位置情報の示すタッチ位置の平均位置であってもよい。
【0125】
[付記6]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記4に記載のプログラムであって、前記決定部は、前記第1の位置及び前記第2の位置の間の位置を、前記基準位置として決定し、前記第1入力領域が、前記基準位置よりも第1の方向に位置するように、前記第1入力領域の位置を決定し、前記第2入力領域が、前記基準位置よりも第2の方向に位置するように、前記第2入力領域の位置を決定する、ことを特徴とする。
【0126】
一般的に、第1入力領域に存在するタッチ位置のうち、基準位置から第1の方向に最も離れたタッチ位置と、第2入力領域に存在するタッチ位置のうち、基準位置から第2の方向に最も離れたタッチ位置との、相対的な位置関係、及び、間隔は、ユーザ毎のタッチの態様に応じて変動する。そして、本態様において、特定部は、タッチ位置が、基準位置よりも第1の方向に位置する第1入力領域に存在し、且つ、基準位置から第1の方向に最も離れた場合に、当該タッチ位置に基づく位置を第1の位置として特定し、タッチ位置が、基準位置よりも第2の方向に位置する第2入力領域に存在し、且つ、基準位置から第2の方向に最も離れた場合に、当該タッチ位置に基づく位置を第2の位置として特定する。このため、本態様によれば、任意のユーザに対して、第1の操作方向の指示の入力を行うための操作、及び、第2の操作方向の指示の入力を行うための操作における操作性を、対比例と比較して良好に保つことが可能となる。
【0127】
[付記7]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記4または6に記載のプログラムであって、前記決定部は、前記タッチパネルにタッチがない状態から、前記タッチパネルにタッチがある状態に変化した場合、当該変化後に前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置に基づく位置を、前記基準位置として決定する、ことを特徴とする。
【0128】
この態様において、決定部は、タッチパネルに対するタッチが無い状態からタッチがある状態に変化した場合に、タッチがある状態に変化した後におけるタッチ位置に基づく位置を、基準位置として決定する。すなわち、この態様において、決定部は、タッチパネルに対するタッチが発生した際のタッチ位置により特定された第1の位置及び第2の位置に基づいて、第1入力領域及び第2入力領域の位置を決定する。このため、この態様によれば、例えば、基準位置並びに第1入力領域及び第2入力領域の位置が予め定められている場合と比較して、タッチパネルに対するタッチが発生した場合において、所望の入力領域とは異なる入力領域に誤ってタッチする可能性を低減することが可能となる。換言すれば、この態様によれば、例えば、基準位置並びに第1入力領域及び第2入力領域の位置が予め定められている場合と比較して、誤入力が発生する可能性を低減することが可能となる。
【0129】
[付記8]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1または3に記載のプログラムであって、前記特定部は、前記タッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、前記第1入力領域において、所定時間以上に亘り略同じ位置である場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、前記第1の位置として特定し、前記タッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、前記第2入力領域において、前記所定時間以上に亘り略同じ位置である場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、前記第2の位置として特定する、ことを特徴とする。
【0130】
この態様において、特定部は、タッチ位置が入力領域において所定時間以上に亘り略同じ位置である場合に、当該タッチ位置に基づく位置を、特徴位置として特定する。一般的に、タッチ位置が入力領域において略同じ位置を維持する場合、当該タッチをしたユーザが、当該入力領域をタッチする意思を有している可能性が高く、当該タッチが誤入力ではない可能性が高い。このため、この態様によれば、ユーザの意思に反した位置に第1入力領域及び第2入力領域が設定されることを防止することができる。
【0131】
[付記9]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1乃至8に記載のプログラムであって、前記決定部は、前記第1入力領域が、基準位置よりも第1の方向に位置するように、前記第1入力領域の位置を決定し、前記第2入力領域が、前記基準位置よりも、前記第1の方向とは反対の第2の方向に位置するように、前記第2入力領域の位置を決定する、ことを特徴とする。
【0132】
一般的に、タッチ期間において、タッチ位置が、例えば、基準位置よりも第1の方向に位置する第1入力領域と、基準位置よりも第2の方向に位置する第2入力領域との間を往復する場合、タッチ位置が、所望の位置よりも、第1の方向または第2の方向にずれる可能性が高い。特に、第1入力領域が基準位置から見て第2入力領域の反対側に設けられている場合、第1入力領域が基準位置から見て第2入力領域とは反対側では無い位置に設けられている場合と比較して、第1入力領域内の任意の位置と第2入力領域内の任意の位置との間の距離が大きくなる可能性が高くなる。すなわち、第1入力領域が基準位置から見て第2入力領域の反対側に設けられている場合、第1入力領域が基準位置から見て第2入力領域とは反対側では無い位置に設けられている場合と比較して、第1入力領域または第2入力領域における所望の位置に対するタッチ位置のずれの量が大きくなる可能性が高くなる。
これに対して、本態様に係る決定部は、第1入力領域におけるタッチ位置に基づく第1の位置と、第2入力領域におけるタッチ位置に基づく第2の位置と、に基づいて、第1入力領域及び第2入力領域の位置を修正する。すなわち、本態様に係る決定部は、所望の位置に対するタッチ位置のずれが生じる場合に、当該ずれに応じて定められる第1の位置及び第2の位置に基づいて、第1入力領域及び第2入力領域の位置を修正することができる。そして、本態様では、上述のとおり、第1入力領域が基準位置から見て第2入力領域の反対側に設けられているため、第1入力領域が基準位置から見て第2入力領域とは反対側では無い位置に設けられている場合と比較して、第1の位置及び第2の位置が、所望の位置に対するタッチ位置のずれを、より鋭敏に反映した位置となる可能性が高くなる。従って、本態様において、決定部は、タッチ位置が第1の方向または第2の方向にずれる場合であっても、当該タッチ位置のずれに応じて、第1入力領域及び第2入力領域の位置を修正することができる。このため、本態様によれば、例えば、第1入力領域及び第2入力領域の位置が固定されている場合と比較して、タッチパネルへのタッチ位置のずれに伴う誤入力の可能性を低減することが可能となる。
【0133】
[付記10]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記9に記載のプログラムであって、前記決定部は、前記基準位置から前記第1の方向に延在する第1基準線とのなす角度が、第1の角度以下の領域の少なくとも一部を、前記第1入力領域として決定し、前記基準位置から前記第2の方向に延在する第2基準線とのなす角度が、第2の角度以下の領域の少なくとも一部を、前記第2入力領域として決定する、ことを特徴とする。
【0134】
この態様において、決定部は、一例として、第1入力領域を、基準位置から第1の方向に向けて広がる扇形の領域として定め、第2入力領域を、基準位置から第2の方向に向けて広がる扇形の領域として定める。このため、この態様によれば、例えば、ユーザが指によりタッチパネルをタッチする場合に、ユーザは、指を基準位置にタッチさせつつ第1の方向に傾けることで、第1入力領域をタッチすることが可能となり、指を基準位置にタッチさせつつ第2の方向に傾けることで、第2入力領域をタッチすることが可能となる。すなわち、この態様によれば、例えば、ユーザが指によりタッチパネルにタッチする場合に、ユーザは、指をタッチパネルから離間させることなく、第1入力領域及び第2入力領域の2つの入力領域をタッチすることが可能となる。このため、この態様によれば、例えば、第1入力領域へのタッチと第2入力領域へのタッチとの間で指をタッチパネルから離間させる必要がある場合と比較して、ユーザは、第1の操作方向の指示の入力を行うための操作と、第2の操作方向の指示の入力を行うための操作との切り替えを、容易に行うことが可能となる。
【0135】
なお、上記態様において、「第1の角度」とは、90度以下の角度であってもよい。「第1の角度」とは、例えば、45度であってもよい。「第2の角度」とは、90度以下の角度であってもよい。「第2の角度」とは、例えば、45度であってもよい。
【0136】
[付記11]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1乃至10に記載のプログラムであって、前記決定部は、前記第1入力領域が、基準位置よりも第1の方向に位置するように、前記第1入力領域の位置を決定し、前記第2入力領域が、前記基準位置よりも第2の方向に位置するように、前記第2入力領域の位置を決定し、前記特定部が特定した前記第1の位置及び前記第2の位置に基づいて、前記ゲームに係る第3の操作方向の指示を入力するための第3入力領域の位置を決定し、前記第3入力領域は、前記基準位置よりも第3の方向に位置し、前記第2の方向は、前記第1の方向とは反対の方向であり、前記第3の方向は、前記第1の方向及び前記第2の方向と交差する方向である、ことを特徴とする。
【0137】
この態様によれば、決定部は、第1の位置及び第2の位置に基づいて、第1入力領域、第2入力領域、及び、第3入力領域の位置を決定する。このため、この態様によれば、例えば、タッチ位置が第3入力領域に存在する場合における当該タッチ位置を第3の位置として特定し、第1の位置、第2の位置、及び、第3の位置に基づいて、第1入力領域、第2入力領域、及び、第3入力領域の位置を決定する態様と比較して、第3入力領域へのタッチの頻度が、第1入力領域及び第2入力領域へのタッチの頻度よりも低い場合においても、第3入力領域の位置を正確に決定することが可能となる。
【0138】
なお、上記態様において、「第3の方向」は、例えば、第1の方向及び第2の方向と直交する方向であってもよい。
【0139】
[付記12]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1乃至11に記載のプログラムであって、前記決定部は、前記特定部が、前記第1の位置及び前記第2の位置を特定した場合に、基準位置から前記第1の位置を示す方向を、第1の方向として決定し、前記基準位置から前記第2の位置を示す方向を、第2の方向として決定し、前記第1の方向及び前記第2の方向に基づいて、前記第1入力領域及び前記第2入力領域の位置を決定する、ことを特徴とする。
【0140】
この態様において、決定部は、第1の位置に応じて定められる第1の方向と、第2の位置に応じて定められる第2の方向と、に基づいて、第1入力領域及び第2入力領域の位置を決定する。従って、この態様において、決定部は、入力領域におけるタッチ位置が徐々にずれる場合であっても、当該タッチ位置のずれに応じて、タッチパネルに固定された座標系における入力領域の傾きを修正することが可能となる。このため、この態様によれば、例えば、タッチパネルに固定された座標系における入力領域の傾きが固定されている場合と比較して、タッチパネルへのタッチ位置のずれに伴う誤入力の可能性を低減することが可能となる。
【0141】
[付記13]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1乃至12に記載のプログラムであって、前記プロセッサを、前記タッチパネルにタッチがない状態から、前記タッチパネルにタッチがある状態に変化した場合と、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、前記第1入力領域とは異なる位置に存在する状態から、前記第1入力領域に存在する状態に変化した場合と、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、前記第2入力領域とは異なる位置に存在する状態から、前記第2入力領域に存在する状態に変化した場合と、のうち、少なくとも一つの場合に、前記タッチパネルを振動させる振動制御部、として更に機能させる、ことを特徴とする。
【0142】
この態様によれば、例えば、ユーザが指によりタッチパネルにタッチする場合に、ユーザは、タッチの有無の変化、及び、タッチ位置の変化の少なくとも一方を、タッチパネルの振動として、触覚により直感的に把握することが可能となる。
【0143】
[付記14]
本発明の一態様に係る情報処理装置は、タッチパネルにおけるタッチ位置を示すタッチ位置情報を取得する取得部と、前記タッチパネルへのタッチが継続しているタッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、ゲームに係る第1の操作方向の指示を入力するための第1入力領域に存在し、前記タッチ位置に関連する第1条件を満たす場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、第1の位置として特定し、前記タッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、前記ゲームに係る第2の操作方向の指示を入力するための第2入力領域に存在し、前記タッチ位置に関連する第2条件を満たす場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、第2の位置として特定する特定部と、前記特定部が特定した前記第1の位置及び前記第2の位置に基づいて、前記第1入力領域及び前記第2入力領域の位置を決定する決定部と、を備える、ことを特徴とする。
【0144】
この態様において、決定部は、特徴位置に基づいて、入力領域の位置を決定する。従って、この態様において、決定部は、入力領域におけるタッチ位置が徐々にずれる場合であっても、当該タッチ位置のずれに応じて、入力領域の位置を修正することが可能となる。このため、この態様によれば、例えば、入力領域の位置が固定されている場合と比較して、タッチパネルへのタッチ位置のずれに伴う誤入力の可能性を低減することが可能となる。
また、この態様によれば、決定部が、2つの特徴位置を用いて、第1入力領域及び第2入力領域の位置を決定する。このため、この態様によれば、任意のユーザに対して、第1の操作方向の指示の入力を行うための操作、及び、第2の操作方向の指示の入力を行うための操作における操作性を、対比例と比較して良好に保つことが可能となる。
【0145】
[付記15]
本発明の他の態様に係るプログラムは、プロセッサを、タッチパネルにおけるタッチ位置を示すタッチ位置情報を取得する取得部と、前記タッチパネルへのタッチが継続しているタッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、第1の指示を入力するための第1入力領域に存在し、前記タッチ位置に関連する第1条件を満たす場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、第1の位置として特定し、前記タッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、第2の指示を入力するための第2入力領域に存在し、前記タッチ位置に関連する第2条件を満たす場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、第2の位置として特定する特定部と、前記特定部が特定した前記第1の位置及び前記第2の位置に基づいて、前記第1入力領域及び前記第2入力領域の位置を決定する決定部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0146】
この態様において、決定部は、特徴位置に基づいて、入力領域の位置を決定する。従って、この態様において、決定部は、入力領域におけるタッチ位置が徐々にずれる場合であっても、当該タッチ位置のずれに応じて、入力領域の位置を修正することが可能となる。このため、この態様によれば、例えば、入力領域の位置が固定されている場合と比較して、タッチパネルへのタッチ位置のずれに伴う誤入力の可能性を低減することが可能となる。
また、この態様によれば、決定部が、2つの特徴位置を用いて、第1入力領域及び第2入力領域の位置を決定する。このため、この態様によれば、任意のユーザに対して、第1の指示の入力を行うための操作、及び、第2の指示の入力を行うための操作における操作性を、対比例と比較して良好に保つことが可能となる。
【0147】
なお、上記態様において、「第1の指示」は、例えば、タッチパネルを用いて提供されるゲームに関する指示であってもよいし、タッチパネルを用いて提供される任意のサービスに係る指示であってもよい。「第2の指示」は、例えば、第1の指示とは異なる指示であって、タッチパネルを用いて提供されるゲームに関する指示であってもよいし、第1の指示とは異なる指示であって、タッチパネルを用いて提供される任意のサービスに係る指示であってもよい。
【0148】
[付記16]
本発明の他の態様に係るプログラムは、プロセッサを、タッチパネルにおけるタッチ位置を示すタッチ位置情報を取得する取得部と、前記タッチパネルへのタッチが継続しているタッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、ゲームに係る第1の操作方向の指示を入力するための第1入力領域に存在する場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、第1の位置として特定可能であり、前記タッチ期間において、前記取得部が取得したタッチ位置情報の示すタッチ位置が、前記ゲームに係る第2の操作方向の指示を入力するための第2入力領域に存在する場合に、前記タッチ位置に基づく位置を、第2の位置として特定可能な特定部と、前記特定部が特定した前記第1の位置及び前記第2の位置に基づいて、前記第1入力領域及び前記第2入力領域の位置を決定する決定部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0149】
この態様において、決定部は、特徴位置に基づいて、入力領域の位置を決定する。従って、この態様において、決定部は、入力領域におけるタッチ位置が徐々にずれる場合であっても、当該タッチ位置のずれに応じて、入力領域の位置を修正することが可能となる。このため、この態様によれば、例えば、入力領域の位置が固定されている場合と比較して、タッチパネルへのタッチ位置のずれに伴う誤入力の可能性を低減することが可能となる。
また、この態様によれば、決定部が、2つの特徴位置を用いて、第1入力領域及び第2入力領域の位置を決定する。このため、この態様によれば、任意のユーザに対して、第1の操作方向の指示の入力を行うための操作、及び、第2の操作方向の指示の入力を行うための操作における操作性を、対比例と比較して良好に保つことが可能となる。
【符号の説明】
【0150】
10…端末装置、11…制御部、12…表示部、13…入力部、14…記憶部、15…振動発生部、111…ゲーム制御部、112…表示制御部、113…タッチ位置情報取得部、114…特徴位置特定部、115…入力領域決定部、116…振動制御部、1000…プロセッサ、1002…タッチパネル。
図1
図2
図3
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図5
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図8
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