(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-212268(P2019-212268A)
(43)【公開日】2019年12月12日
(54)【発明の名称】分散化ソフトウェア情報の作成システム及びその作成方法
(51)【国際特許分類】
G06F 21/10 20130101AFI20191115BHJP
G06Q 30/06 20120101ALI20191115BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20191115BHJP
G06F 13/00 20060101ALI20191115BHJP
G06F 21/31 20130101ALI20191115BHJP
【FI】
G06F21/10 350
G06Q30/06 322
G06Q50/10
G06F13/00 530A
G06F21/31
【審査請求】未請求
【請求項の数】18
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2018-188464(P2018-188464)
(22)【出願日】2018年10月3日
(31)【優先権主張番号】107119709
(32)【優先日】2018年6月7日
(33)【優先権主張国】TW
(71)【出願人】
【識別番号】517082146
【氏名又は名称】艾維克科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100111202
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 周彦
(72)【発明者】
【氏名】韓泰生
【テーマコード(参考)】
5B084
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA12
5B084AA26
5B084AA29
5B084AA30
5B084AB16
5B084AB30
5B084AB31
5B084AB36
5B084BB18
5B084CD02
5B084CD09
5B084CD24
5B084CD26
5B084DB01
5B084DB08
5B084DC02
5B084DC03
5B084DC06
5L049BB26
5L049CC11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ソフトウェア製品の評価の便利性や公正性を改善する。
【解決手段】分散化ソフトウェア情報の作成システム1は、ソフトウェア供給端末2と、データノード3と、ソフトウェアユーザ端末4と、を含む。ソフトウェア供給端末は、操作インタフェースプログラムを介してパブリックネットワークプラットフォームにソフトウェア製品のソフトウェア製品情報を送信する。データノードは、ソフトウェア製品情報を取得すると共にソフトウェア製品情報リポジトリに変換し、かつ、パブリックネットワークプラットフォームに保存する。ソフトウェアユーザ端末は、ソフトウェア製品情報リポジトリを読み取るとともに、ソフトウェア使用シリアル番号にてソフトウェア製品を利用し、且つ、ソフトウェア製品使用データが生成し、操作インタフェースプログラムを介してパブリックネットワークプラットフォームにソフトウェア製品情報を送信し、データノードで検証する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソフトウェア製品情報を持つ少なくとも1つのソフトウェア製品を有すると共に、操作インタフェースプログラムを介してパブリックネットワークプラットフォームに前記ソフトウェア製品情報を送信する少なくとも1つのソフトウェア供給端末と、
前記操作インタフェースプログラムを介して前記ソフトウェア製品情報を取得すると共に、前記ソフトウェア製品情報をソフトウェア製品情報リポジトリに変換してから、操作インタフェースプログラムにより前記パブリックネットワークプラットフォームに保存する少なくとも1つのデータノードと、
前記操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームにおいて前記ソフトウェア製品情報リポジトリを読み取る少なくとも1つのソフトウェアユーザ端末とを備え、
前記ソフトウェアユーザ端末は、ソフトウェア使用シリアル番号にて前記ソフトウェア製品を利用し、かつ、前記操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームに前記ソフトウェア製品情報を送信し、
前記データノードは、前記ソフトウェア製品情報を検証すると共に、前記ソフトウェア製品情報リポジトリを形成し、前記パブリックネットワークプラットフォームに保存する、
ことを特徴とする分散化ソフトウェア情報の作成システム。
【請求項2】
前記ソフトウェア供給端末のソフトウェア製品は、ソフトウェア供給プラットフォームに設けられており、
前記ソフトウェアユーザ端末は、前記ソフトウェア供給プラットフォームにおいて前記ソフトウェア製品をダウンロードすると共に、前記ソフトウェア使用シリアル番号を生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の分散化ソフトウェア情報の作成システム。
【請求項3】
前記ソフトウェア供給プラットフォームに前記操作インタフェースプログラムを有しており、
前記ソフトウェア供給端末は、前記ソフトウェア供給プラットフォームの操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームに前記ソフトウェア製品情報を送信する、
ことを特徴とする請求項2に記載の分散化ソフトウェア情報の作成システム。
【請求項4】
前記ソフトウェアユーザ端末は、前記ソフトウェア使用シリアル番号で用いたソフトウェア製品に少なくとも1つのソフトウェア付属データを追加することができると共に、かつソフトウェア製品使用データが生成することができ、
前記ソフトウェアユーザ端末は、前記操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームに前記ソフトウェア製品使用データを送信し、
前記データノードは、前記ソフトウェア製品情報と製品使用データを検証すると共に、ソフトウェア製品情報リポジトリを形成し、前記パブリックネットワークプラットフォームに保存する、
ことを特徴とする請求項2に記載の分散化ソフトウェア情報の作成システム。
【請求項5】
前記ソフトウェア製品は、ゲームプログラム、OS、又は、オペレーションソフトウェアであり、
前記ソフトウェア付属データは、ソフトウェアのプラグイン、又は、プレイゲームのアチーブメントである、
ことを特徴とする請求項4に記載の分散化ソフトウェア情報の作成システム。
【請求項6】
前記ソフトウェア供給端末は、前記操作インタフェースプログラムを介して前記ソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ることができ、
前記ソフトウェア供給プラットフォームは、供給端末秘密鍵により前記ソフトウェア製品情報を書き込むことができ、
前記供給端末秘密鍵は、第1の秘密鍵及び第2の秘密鍵を含んでおり、
前記第1の秘密鍵は、情報読み取りモードであり、
前記第2の秘密鍵は、身分照合モードである、
ことを特徴とする請求項1に記載の分散化ソフトウェア情報の作成システム。
【請求項7】
前記ソフトウェア供給端末は、前記操作インタフェースプログラムを介して前記ソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ることができると共に、ユーザ端末秘密鍵により前記ソフトウェア製品情報及びソフトウェア製品使用データを書き込み、前記パブリックネットワークプラットフォームに送信することができ、さらに、
前記ユーザ端末秘密鍵は、第1の秘密鍵及び第2の秘密鍵を含んでおり、
前記第1の秘密鍵は、情報読み取りモードであり、
前記第2の秘密鍵は、身分照合モードである、
ことを特徴とする請求項1に記載の分散化ソフトウェア情報の作成システム。
【請求項8】
さらに、プロダクトビジター端末を有しており、
前記プロダクトビジター端末は、前記操作インタフェースプログラムを介して前記ソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ることができると共に、ビジター端末秘密鍵により前記製品情報リポジトリを読み取ることができ、
前記ビジター端末秘密鍵は、情報読み取りモードである、
ことを特徴とする請求項1に記載の分散化ソフトウェア情報の作成システム。
【請求項9】
前記ソフトウェア製品は、暗号化記憶部を有し、
前記暗号化記憶部には、前記ソフトウェア製品情報リポジトリが記憶されており、
前記ソフトウェア製品情報リポジトリは、前記操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームに送信され、
前記暗号化記憶部は、追加ソフトウェアファイル、又は、インサートソフトウェアプログラムであり、
前記暗号化記憶部は、前記操作インタフェースプログラムを介してパブリックネットワークプラットフォームと互いに通信し、認証する、
ことを特徴とする請求項1に記載の分散化ソフトウェア情報の作成システム。
【請求項10】
少なくとも1つのソフトウェア供給端末が操作インタフェースプログラムを介してパブリックネットワークプラットフォームに少なくとも1つのソフトウェア製品の製品情報を送信するステップと、
少なくとも1つのデータノードが前記製品情報を検証すると共に、少なくとも1つのソフトウェア製品情報リポジトリを形成して前記パブリックネットワークプラットフォームに保存するステップと、
少なくとも1つのソフトウェアユーザ端末が前記操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームにおいて前記ソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ると共に、ソフトウェア使用シリアル番号にて前記ソフトウェア製品を利用し、かつ前記操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームに前記ソフトウェア製品情報を送信するステップと、を含む分散化ソフトウェア情報の作成方法において、
前記データノードは、前記ソフトウェア製品情報を検証すると共に、前記ソフトウェア製品情報リポジトリを形成して前記パブリックネットワークプラットフォームに保存しており、
前記ソフトウェア供給端末及び前記ソフトウェアユーザ端末は、前記パブリックネットワークプラットフォームを介して前記ソフトウェア製品の出荷情報及び使用情報を把握することができる、
ことを特徴とする分散化ソフトウェア情報の作成方法。
【請求項11】
前記ソフトウェア供給端末のソフトウェア製品は、ソフトウェア供給プラットフォームに設けられており、
前記ソフトウェアユーザ端末は、前記ソフトウェア供給プラットフォームにおいて前記ソフトウェア製品をダウンロードすると共に前記ソフトウェア使用シリアル番号を生成する、
ことを特徴とする請求項10に記載の分散化ソフトウェア情報の作成方法。
【請求項12】
前記ソフトウェア供給プラットフォームには、前記操作インタフェースプログラムを有し、
前記ソフトウェア供給端末は、前記ソフトウェア供給プラットフォームの操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームに前記ソフトウェア製品情報を送信する、
ことを特徴とする請求項11に記載の分散化ソフトウェア情報の作成方法。
【請求項13】
前記ソフトウェアユーザ端末は、前記ソフトウェア使用シリアル番号で用いたソフトウェア製品に少なくとも1つのソフトウェア付属データを追加することができ、かつソフトウェア製品使用データが生成し、
前記ソフトウェアユーザ端末は、前記操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームに前記ソフトウェア製品使用データを送信し、前記データノードは、前記ソフトウェア製品情報と製品使用データを検証すると共にソフトウェア製品情報リポジトリを形成して前記パブリックネットワークプラットフォームに保存する、
ことを特徴とする請求項11に記載の分散化ソフトウェア情報の作成方法。
【請求項14】
前記ソフトウェア製品は、ゲームプログラム、OS、又は、オペレーションソフトウェアであり、
前記ソフトウェア付属データは、ソフトウェアのプラグイン、又は、プレイゲームのアチーブメントである、
ことを特徴とする請求項11に記載の分散化ソフトウェア情報の作成方法。
【請求項15】
前記ソフトウェア供給プラットフォームは、前記操作インタフェースプログラムを介して前記ソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ることができ、
前記ソフトウェア供給プラットフォームは、供給プラットフォーム秘密鍵により前記ソフトウェア製品情報を書き込むことができ、
前記供給プラットフォーム秘密鍵は、第1の秘密鍵及び第2の秘密鍵を含んでおり、
前記第1の秘密鍵は、情報読み取りモードであり、
前記第2の秘密鍵は、身分照合モードである、
ことを特徴とする請求項10に記載の分散化ソフトウェア情報の作成方法。
【請求項16】
前記ソフトウェア供給端末は、前記操作インタフェースプログラムを介して前記ソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ることができると共に、ユーザ端末秘密鍵により前記ソフトウェア製品情報及びソフトウェア製品使用データを書き込み、前記パブリックネットワークプラットフォームに送信することができ、
前記ユーザ端末秘密鍵は、第1の秘密鍵及び第2の秘密鍵を含んでおり、
前記第1の秘密鍵は、情報読み取りモードであり、
前記第2の秘密鍵は、身分照合モードである、
ことを特徴とする請求項10に記載の分散化ソフトウェア情報の作成方法。
【請求項17】
さらに、プロダクトビジター端末を有し、
前記プロダクトビジター端末は、前記操作インタフェースプログラムを介して前記ソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ることができると共に、ビジター端末秘密鍵により前記製品情報リポジトリを読み取ることができ、
前記ビジター端末秘密鍵は、情報読み取りモードである、
ことを特徴とする請求項10に記載の分散化ソフトウェア情報の作成方法。
【請求項18】
前記ソフトウェア製品は、暗号化記憶部を有し、
前記暗号化記憶部には、前記ソフトウェア製品情報リポジトリが記憶されており、
前記ソフトウェア製品情報リポジトリは、前記操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームに送信され、
前記暗号化記憶部は、追加ソフトウェアファイル、又は、インサートソフトウェアプログラムであり、
前記暗号化記憶部は、前記操作インタフェースプログラムを介してパブリックネットワークプラットフォームと互いに通信し、認証することができる、
ことを特徴とする請求項10に記載の分散化ソフトウェア情報の作成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトウェア製品の出荷情報と、使用付属データによる製品履歴を検索と更新のために明確に記録することができる上に、評価の便利性や公正性を有する分散化(decentralization)ソフトウェア情報の作成システム及びその作成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、各ソフトウェア製品は、それぞれ、出荷した後に独自のソフトウェア情報、例えば、ソフトウェアベンダー名、ソフトウェア製品名、ソフトウェア製品バージョン、ソフトウェア製品の発売日などの製品情報を持っているが、これらの製品情報のほとんどはマニュアルに載せられているため、消費者は、ソフトウェア製品への購入を望む場合、店員の紹介や外装またはネットワークからソフトウェア製品の簡単な情報しか得られず、すべての情報を完全に手に入ることは不可能である。そして、保障性の点から見れば、消費者にとっては比較的に少ない他に、消費者は、同一の製品情報のある違法な偽物さえ買ってしまう場合もある。
また、消費者がソフトウェア製品を購入して使用する際に、まず、ソフトウェア製品に属する使用シリアル番号を入手して、その使用シリアル番号に基づいてプラグインをインストールしたり、アチーブメント(achievement)を達成させたりすることができるが、若し消費者がそのシリアル番号を売り出した場合、後続の購入者は、その使用シリアル番号によって追加されたプラグインまたはアチーブメントは真正であるかどうかを明確に判断することができないため、消費上の紛争も多く発生している。
現在のところ、製品履歴を載せるために市場に用いられる方法は多種であり、そのうち最も有効であるのは、製造元によるデータの統合や開示をする方法であるが、製造元のみによる登録または刊行に起因する問題も多発されている。それは、すべてが一方的に製品データを統合するため、最適な公正性のある統合データを達成することができないからである。
なお、ネットワーク技術の発展に伴い、単一のホストマシンは、大量のファイルと情報リポジトリを担当や処理することがすでに不可能になってしまう。これに対し、運算処理能力を向上させるためには、従来は、ハードウェアの仕様を継続的にアップグレードするか、或いは、複数のホストマシンを接続する、ことで対応してきたが、中央情報リポジトリが故障(failure)すると、システムのアーキテクチャ全体が操作することができなくなる。
このような問題を解決するためには、ディレクトリ管理により、最初に検索を実行し、次に異なるホストの情報リポジトリへのファイルのアクセスを行う方法を提案したが、ディレクトリ管理システムをコアホストマシンに保存する場合であっても、一旦、当該コアホストマシンが故障したとなると、検索を行うのができないリスクが高くなってしまう恐れがある。
【0003】
そのため、どのようにすれば、上記に述べた従来の問題点や欠点を解決することができるのかについて、本願の発明者らと当該技術分野に従事する関連メーカにとっては研究すべき方向や改善すべき課題である。
【発明の概要】
【0004】
そこで、上記に述べた問題を効果的に解決するため、本発明は、主に、ソフトウェア製品の出荷情報と、使用付属データによる製品履歴を検索と更新のために明確に記録することができると共に、評価の便利性や公正性を有する分散化ソフトウェア情報の作成システム及びその作成方法を提供することを目的とする。
【0005】
上記に述べている目的を達成するため、本発明は、少なくとも1つのソフトウェア供給端末と、少なくとも1つのデータノードと、少なくとも1つのソフトウェアユーザ端末とを含む分散化ソフトウェア情報の作成システムを提供している。
前記分散化ソフトウェア情報の作成システムにおいて、前記ソフトウェア供給端末は、少なくとも1つのソフトウェア製品を有すると共に、開発したソフトウェア製品に対しソフトウェア製品情報を供給する。さらに、前記ソフトウェア供給端末は、操作インタフェースプログラムを介してパブリックネットワークプラットフォームに前記製品情報を送信する。
また、前記データノードは、前記操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームにおいて前記ソフトウェア製品情報を取得すると共に、取得したソフトウェア製品情報をソフトウェア製品情報リポジトリに変換して、前記ソフトウェア製品情報リポジトリを操作インタフェースプログラムで前記パブリックネットワークプラットフォームに保存する。
また、前記ソフトウェアユーザ端末は、前記操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームにおいて前記ソフトウェア製品情報リポジトリを読み取る。そして、前記ソフトウェアユーザ端末は、ソフトウェア使用シリアル番号にて前記ソフトウェア製品を利用し、さらに、ソフトウェア製品使用データを生成し、前記操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームに前記ソフトウェア製品情報を送信する。
前記パブリックネットワークプラットフォームには前記ソフトウェア製品使用データがあった場合、前記データノードは、前記ソフトウェア製品情報、前記ソフトウェア使用シリアル番号及びソフトウェア製品使用データを検証すると共に、前記ソフトウェア製品情報リポジトリを形成し、前記パブリックネットワークプラットフォームに保存する。
これにより、前記ソフトウェア製品の出荷情報及びソフトウェア製品使用データの製品履歴は、前記パブリックネットワークプラットフォームにて明確に記録されることができるになる。
また、前記データノードを介してその出荷情報、ソフトウェア使用シリアル番号及びソフトウェア製品使用データを検証することによると、そのパブリックネットワークプラットフォームのソフトウェア製品情報リポジトリに対する評価は、行いやすくなる。
さらに、分散化による分散型演算及び認証によると、データは一方的に変更できない特性を付与することできるとなり、製品を取引する際に公平な採点基準を取引関係者に持つことが可能になる。
【0006】
本発明は、さらに、少なくとも1つのソフトウェア供給端末が操作インタフェースプログラムを介してパブリックネットワークプラットフォームに少なくとも1つのソフトウェア製品の製品情報を送信するステップと、
少なくとも1つのデータノードが前記製品情報を検証すると共に、少なくとも1つのソフトウェア製品情報リポジトリを形成して前記パブリックネットワークプラットフォームに保存するステップと、
少なくとも1つのソフトウェアユーザ端末が前記操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームにおいて前記ソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ると共に、ソフトウェア使用シリアル番号にて前記ソフトウェア製品を利用し、かつ前記操作インタフェースプログラムを介して前記パブリックネットワークプラットフォームに前記ソフトウェア製品情報を送信するステップと、を含む分散化ソフトウェア情報の作成方法を提供している。
前記分散化ソフトウェア情報の作成方法において、前記データノードは、前記ソフトウェア製品情報を検証すると共に、前記ソフトウェア製品情報リポジトリを形成して前記パブリックネットワークプラットフォームに保存しており、
前記ソフトウェア供給端末及び前記ソフトウェアユーザ端末が前記パブリックネットワークプラットフォームを介して前記ソフトウェア製品の出荷情報及び使用情報を把握することができる。
これにより、前記パブリックネットワークプラットフォームに前記ソフトウェア製品の出荷情報及びソフトウェア製品使用データの製品履歴を明確に記録することができ、さらに、前記データノードを介してその出荷情報、ソフトウェア使用シリアル番号及びソフトウェア製品使用データを検証によると、そのパブリックネットワークプラットフォームの製品情報リポジトリの評価がしやすくなり、かつ分散化による分散型演算及び認証により、データは一方的に変更できない特性を有するため、製品を取引する際に公平な採点基準を取引関係者に持つことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、本発明の分散化ソフトウェア情報の作成システムを示す模式図である。
【
図2】
図2は、本発明の分散化ソフトウェア情報の作成システムを示すブロック図である。
【
図3】
図3は、本発明の分散化ソフトウェア情報の作成方法を示すフローチャート(一)である。
【
図4】
図4は、本発明の分散化ソフトウェア情報の作成方法を示すフローチャート(二)である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1及び
図2を参照する。
図1及び
図2は、それぞれ、本発明の分散化ソフトウェア情報の作成システムを示す模式図及びブロック図である。
図1、
図2から明らかのように、分散化ソフトウェア情報の作成システム1は、少なくとも1つのソフトウェア供給端末2と、少なくとも1つのデータノード3と、少なくとも1つのソフトウェアユーザ端末4とを含む。
ソフトウェア供給端末2は、少なくとも1つのソフトウェア製品21を生じることができる。ここで、ソフトウェア製品21は、ゲームプログラム、OS、及びオペレーションソフトウェアのうち任意の一つであってもよい。ソフトウェア供給端末2は、ソフトウェア製品21に係る製品情報を生成することができる。ここで、製品情報は、例えばソフトウェアベンダー名、ソフトウェア21の製品名、ソフトウェア製品21のバージョン、ソフトウェア製品21の発売日などの製品情報を含む。
また、ソフトウェア供給端末2は、パソコン設備を介して操作インタフェースプログラム5をインストールする。また、ソフトウェア供給端末2は、操作インタフェースプログラム5を介してパブリックネットワークプラットフォーム6にソフトウェア製品情報を送信するとともに、供給端末秘密鍵22を介してパブリックネットワークプラットフォーム6にソフトウェア製品情報を書き込むようになっている。
ここで、供給端末秘密鍵22は、供給端末に属する第1の秘密鍵及び第2の秘密鍵を含んでいる。第1の秘密鍵は、情報読み取りモードであり、第2の秘密鍵は、身分照合モードである。そのため、このパブリックネットワークプラットフォーム6にも複数のソフトウェア製品21の製品情報が記憶されている。
また、ソフトウェア供給端末2のソフトウェア製品21は、ソフトウェア供給プラットフォームまたはフォトディスクに設けられてもよい。ここで、ソフトウェア供給プラットフォームは、Microsoft store、SteamまたはApp store、Google Playでもよいが、これらに限定されていない。
なお、ソフトウェア供給プラットフォームには操作インタフェースプログラム5を有するのがよい。ソフトウェア供給端末2は、ソフトウェア供給プラットフォームの操作インタフェースプログラム5を介してパブリックネットワークプラットフォーム6にソフトウェア製品情報を送信する。
【0009】
このとき、データノード3は、同様にパソコン設備を介して操作インタフェースプログラム5をインストールする。ここで、データノード3は、操作インタフェースプログラム5を介してパブリックネットワークプラットフォーム6のソフトウェア製品情報を取得するとともに、取得したソフトウェア製品情報を検証し、そして、検証された結果が正しいと認めた製品情報をソフトウェア製品情報リポジトリに変換し、操作インタフェースプログラム5により前記パブリックネットワークプラットフォーム6に保存するようになっている。
【0010】
また、ソフトウェアユーザ端末4がソフトウェア製品21を購入する場合、ソフトウェアユーザ端末4は、パソコン設備に操作インタフェースプログラム5をインストールするか、或いは、ソフトウェア供給プラットフォームにおける操作インタフェースプログラム5により、パブリックネットワークプラットフォームにおいて、購入するソフトウェア製品21に属するソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ることができると共に、当該ソフトウェア製品情報リポジトリから当該ソフトウェア製品21の製品情報を把握することができる。
また、ソフトウェアユーザ端末4は、ユーザ端末に属するユーザ端末秘密鍵41でソフトウェア製品情報リポジトリを読み取るように構成されている。ここで、ユーザ端末秘密鍵41は、ユーザ端末に属する第1の秘密鍵及び第2の秘密鍵を含んでいる。第1の秘密鍵は、情報読み取りモードであり、第2の秘密鍵は、身分照合モードである。
また、ソフトウェアユーザ端末4は、ソフトウェア製品21を用いる前に、先立ちソフトウェア使用シリアル番号211を生成する。そして、ソフトウェアユーザ端末4は、当該ソフトウェア使用シリアル番号211に基づいて、ソフトウェア製品21を利用することが可能になっている。
また、ソフトウェア使用シリアル番号211により利用されたソフトウェア製品21には少なくとも1つのソフトウェア付属データ212を追加することができ、しかもソフトウェア製品21の使用情報が生成している。ここで、ソフトウェア付属データ212は、ソフトウェアのプラグインでもよく、プレイゲームのアチーブメントでもよい。
ソフトウェアユーザ端末4は、操作インタフェースプログラム5を介してこのパブリックネットワークプラットフォーム6にソフトウェア製品21の使用情報を送信する。そして、データノード3は、前記ソフトウェア製品情報とソフトウェア製品21の使用情報を検証し、ソフトウェア製品情報リポジトリを形成して、パブリックネットワークプラットフォーム6に保存する。
さらに、ソフトウェア製品21は、暗号化記憶部213を有する。暗号化記憶部213にはソフトウェア製品情報リポジトリが記憶されている。ソフトウェア製品情報リポジトリは、操作インタフェースプログラム5を介してこのパブリックネットワークプラットフォーム6に送信される。また、暗号化記憶部213は、追加ソフトウェアファイルでもよく、インサートソフトウェアプログラムでもよい。また、暗号化記憶部213は、操作インタフェースプログラム5を介してパブリックネットワークプラットフォーム6と互いに通信や認証をすることができる。
【0011】
このとき、データノード3は、操作インタフェースプログラム5を介してパブリックネットワークプラットフォーム6におけるソフトウェア製品情報リポジトリ、ソフトウェア使用シリアル番号211及びソフトウェア製品21の使用情報を取得することができるになっている。そして、取得したソフトウェア製品情報リポジトリ、ソフトウェア使用シリアル番号211及びソフトウェア製品21の使用情報を検証してから、検証された結果が正しいと認めたソフトウェア製品情報リポジトリ、ソフトウェア使用シリアル番号211及びソフトウェア製品21の使用情報を同一の製品情報リポジトリに変換して、操作インタフェースプログラム5で前記パブリックネットワークプラットフォーム6に保存する。
なお、パブリックネットワークプラットフォーム6における製品情報リポジトリは、ソフトウェア供給端末2を介して読み取り又は書き込みをすることができる。その他、ソフトウェアユーザ端末4も、製品情報リポジトリに対し読み取り又は書き込みをすることができる。
そして、ソフトウェア供給端末2及びソフトウェアユーザ端末4により書き込まれたデータは、いずれもデータノード3に検証されるため、パブリックネットワークプラットフォーム6における製品情報リポジトリへの評価はしやすくなり、かつ、分散化による分散型演算及び認証により、データが一方的に変更できない特性を有するため、製品の取引する際には公平な採点基準を取引関係者持つことが可能になる。
【0012】
パブリックネットワークプラットフォーム6にはソフトウェア製品情報リポジトリを有する場合、当該ソフトウェア製品情報リポジトリは、少なくとも1つのプロダクトビジター端末7で読み取ることができる。ここで、プロダクトビジター端末7のパソコン設備には操作インタフェースプログラム5がインストールされているか、或いはソフトウェア供給プラットフォームに内蔵された操作インタフェースプログラム5がインストールされているためプロダクトビジター端末7は、操作インタフェースプログラム5を介してソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ることができる。
さらに、プロダクトビジター端末7は、ビジター端末秘密鍵71でソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ることができる。ここで、ビジター端末秘密鍵71は、情報読み取りモードである。当該ビジター端末秘密鍵71は、データの読み取る権限のみをしか持っておらない。このため、プロダクトビジター端末7は、ソフトウェア製品情報リポジトリを介してソフトウェア製品21のソフトウェア製品情報とソフトウェア製品21の使用情報を得ることができる。
よって、プロダクトビジター端末7は、そのソフトウェア製品21の製品履歴をよりはっきり把握することができる。また、ソフトウェア製品情報リポジトリは、分散型演算した結果である。従って、ソフトウェア製品情報リポジトリにおけるデータの評価は容易や公正的に行われ、ソフトウェア供給端末2とソフトウェアユーザ端末4とプロダクトビジター端末7とは、正しい情報を明確に把握することができる上に、消費紛争の回避を達成することができる。
【0013】
また、プロダクトビジター端末7は、ソフトウェア製品情報リポジトリを読み取り、ソフトウェア製品21を購入し使用した場合、当該プロダクトビジター端末7はソフトウェアユーザ端末4に変換されることになる。そして、ソフトウェアユーザ端末4は、ユーザ端末秘密鍵41と操作インタフェースプログラム5とでソフトウェア製品21の使用情報を生成する。さらに、ソフトウェア製品21の使用情報に対し、ソフトウェアユーザ端末4は、ソフトウェア使用シリアル番号211でソフトウェア製品21を利用することにより、ソフトウェア付属データ212を追加することができる。
【0014】
そして、データノード3は、操作インタフェースプログラム5を介してパブリックネットワークプラットフォーム6におけるソフトウェア製品情報リポジトリ及びソフトウェア製品21の使用情報を取得することができる。そして、取得したソフトウェア製品情報リポジトリ及びソフトウェア製品21の使用情報を検証してから、検証された結果が正しいと認めたソフトウェア製品情報リポジトリ及びソフトウェア製品21の使用情報を同一の製品情報リポジトリに変換し、操作インタフェースプログラム5で前記パブリックネットワークプラットフォーム6に保存する。
このようにして、パブリックネットワークプラットフォーム6における製品情報リポジトリの評価はしやすくなっている。さらに、分散化による分散型演算及び認証により、データが一方的に変更できない特性を有するため、ソフトウェア製品21の取引を公正的に行うことができるとなっている。
なお、前記製品情報及び製品使用データの検証方法は、ブロックチェーン(Blockchain)技術によるものであるが、これに限定されない。
従って、分散化による分散型演算及び認証により、データが一方的に変更できない特性を有するため、パブリックネットワークプラットフォーム6のソフトウェア製品情報リポジトリの信頼性や公正性が高くなり、これにより、実際の製品価値に符合する点から見れば、検証されたソフトウェア製品情報リポジトリでは、一般的な売買の自由心証である取引モデルよりも、取引における公平な採点基準を取引関係者に与えることができる。
【0015】
さらに、前記添付図面及び
図3を併せて参照する。
図3は、本発明の分散化ソフトウェア情報の作成方法を示すフローチャート(一)である。これらの図面から明らかであるように、分散化ソフトウェア情報の作成方法は、以下のステップを含む。
【0016】
ステップS11では、少なくとも1つのソフトウェア供給端末が、操作インタフェースプログラムを介してパブリックネットワークプラットフォームに少なくとも1つのソフトウェア製品の製品情報を送信する。ここで、ソフトウェア供給端末2は、少なくとも1つのソフトウェア製品21を生じることができ、ソフトウェア製品21は、ゲームプログラムや、OS、又はオペレーションソフトウェアのうち任意の一つでもよい。
また、ソフトウェア供給端末2は、ソフトウェア製品21について製品情報を生成する。ここで、製品情報は、例えばソフトウェアベンダー名、ソフトウェア製品名、ソフトウェア製品バージョン、又は、ソフトウェア製品の発売日などの製品情報を含む。さらに、ソフトウェア供給端末2は、パソコン設備を介して操作インタフェースプログラム5をインストールする。ソフトウェア供給端末2は、操作インタフェースプログラム5を介してパブリックネットワークプラットフォーム6にソフトウェア製品情報を送信する。
また、ソフトウェア供給端末2のソフトウェア製品21は、ソフトウェア供給プラットフォーム、又は、フォトディスクに設けられてもよい。ソフトウェア供給プラットフォームにおいて操作インタフェースプログラム5を有する場合、ソフトウェア供給端末2は、ソフトウェア供給プラットフォームの操作インタフェースプログラム5を介してパブリックネットワークプラットフォーム6にソフトウェア製品情報を送信する。さらに、供給端末秘密鍵22は、供給端末に属する第1の秘密鍵及び第2の秘密鍵を含んでいる。第1の秘密鍵は、情報読み取りモードであり、第2の秘密鍵は、身分照合モードである。そのため、当該パブリックネットワークプラットフォーム6にも複数のソフトウェア製品21の製品情報が記憶されている。
【0017】
ステップS12では、少なくとも1つのデータノードが、製品情報を検証すると共に、少なくとも1つのソフトウェア製品情報リポジトリを形成して前記パブリックネットワークプラットフォームに保存する。このとき、データノード3も、同様にパソコン設備を介して操作インタフェースプログラム5をインストールする。当該データノード3は、操作インタフェースプログラム5を介してパブリックネットワークプラットフォーム6のソフトウェア製品情報を取得すると共に、取得したソフトウェア製品情報を検証してから、検証された結果が正しいと認めた製品情報がソフトウェア製品情報リポジトリに変換され、操作インタフェースプログラム5で前記パブリックネットワークプラットフォーム6に保存する。
【0018】
ステップS13では、少なくとも1つのソフトウェアユーザ端末が、操作インタフェースプログラムを介してパブリックネットワークプラットフォームにおいてソフトウェア製品情報リポジトリを読み取るとともに、ソフトウェア使用シリアル番号にて前記ソフトウェア製品を利用し、かつ操作インタフェースプログラムを介してパブリックネットワークプラットフォームにソフトウェア製品情報を送信する。
また、ソフトウェアユーザ端末4は、ソフトウェア製品21を購入する場合、パソコン設備に操作インタフェースプログラム5をインストールするか、ソフトウェア供給プラットフォームにおける操作インタフェースプログラム5でパブリックネットワークプラットフォームに購入したソフトウェア製品21に属するソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ることで、このソフトウェア製品情報リポジトリからこのソフトウェア製品21の製品情報を把握する。
また、ソフトウェアユーザ端末4は、ユーザ端末に属するユーザ端末秘密鍵41でソフトウェア製品情報リポジトリを読み取るように構成されている。ここで、ユーザ端末秘密鍵41は、ユーザ端末に属する第1の秘密鍵及び第2の秘密鍵を含み、第1の秘密鍵は、情報読み取りモードであり、第2の秘密鍵は、身分照合モードである。
また、ソフトウェアユーザ端末4は、ソフトウェア製品21を用いる前にソフトウェア使用シリアル番号211が生成し、当該ソフトウェア使用シリアル番号211でソフトウェア製品21を利用するようになっている。ここで、ソフトウェア使用シリアル番号211により利用されたソフトウェア製品21には少なくとも1つのソフトウェア付属データ212を追加することができ、しかもソフトウェア製品21の使用情報が生成している。ここで、ソフトウェア付属データ212は、ソフトウェアのプラグインでもよく、プレイゲームのアチーブメントでもよい。
ソフトウェアユーザ端末4は、操作インタフェースプログラム5を介してこのパブリックネットワークプラットフォーム6にソフトウェア製品21の使用情報を送信する。データノード3は、前記ソフトウェア製品情報とソフトウェア製品21の使用情報を検証し、ソフトウェア製品情報リポジトリを形成してパブリックネットワークプラットフォーム6に保存する。
さらに、ソフトウェア製品21は、暗号化記憶部213を有する。暗号化記憶部213は、ソフトウェア製品情報リポジトリを記憶し、ソフトウェア製品情報リポジトリは、操作インタフェースプログラム5を介してこのパブリックネットワークプラットフォーム6に送信される。また、暗号化記憶部213は、追加ソフトウェアファイルまたはインサートソフトウェアプログラムであってもよい。暗号化記憶部213は、操作インタフェースプログラム5を介してパブリックネットワークプラットフォーム6と互いに通信や認証をすることができる。
【0019】
ステップS14では、データノードが、ソフトウェア製品情報を検証すると共に、ソフトウェア製品情報リポジトリを形成してパブリックネットワークプラットフォームに保存する。そして、データノード3は、操作インタフェースプログラム5を介してパブリックネットワークプラットフォーム6におけるソフトウェア製品情報リポジトリ、ソフトウェア使用シリアル番号211及びソフトウェア製品21の使用情報を取得するとともに、取得したソフトウェア製品情報リポジトリ、ソフトウェア使用シリアル番号211及びソフトウェア製品21の使用情報を検証してから、検証された結果が正しいと認めたソフトウェア製品情報リポジトリ、ソフトウェア使用シリアル番号211及びソフトウェア製品21の使用情報を同一の製品情報リポジトリに変換し、操作インタフェースプログラム5で前記パブリックネットワークプラットフォーム6に保存する。
【0020】
ステップS15では、ソフトウェア供給端末及びソフトウェアユーザ端末が、パブリックネットワークプラットフォームを介してソフトウェア製品の出荷情報及び使用情報を把握する。なお、パブリックネットワークプラットフォーム6における製品情報リポジトリは、ソフトウェア供給端末2を介して読み取りや書き込みをすることができる外、ソフトウェアユーザ端末4も、製品情報リポジトリに対し読み取りや書き込みをすることができる。そして、ソフトウェア供給端末2及びソフトウェアユーザ端末4により書き込まれたデータは、パブリックネットワークプラットフォーム6における製品情報リポジトリへの評価がしやすくするため、いずれもデータノード3に検証され、かつ、分散化による分散型演算及び認証により、データが一方的に変更できない特性を有するため、製品の取引する際には公平な採点基準を取引関係者に持つことが可能になる。
【0021】
さらに、前記添付図面及び
図4を併せて参照する。
図4は、本発明の分散化ソフトウェア情報の作成方法を示すフローチャート(二)である。これらの図面から明らかであるように、分散化ソフトウェア情報の作成方法は、さらに、以下のステップを含む。
【0022】
ステップS16では、少なくとも1つのソフトウェア供給端末は、操作インタフェースプログラムを介して製品情報リポジトリを取得することができる。パブリックネットワークプラットフォーム6にソフトウェア製品情報リポジトリを有する場合、このソフトウェア製品情報リポジトリは、少なくとも1つのプロダクトビジター端末7で読み取ることができる。ここで、プロダクトビジター端末7のパソコン設備に操作インタフェースプログラム5、或いはソフトウェア供給プラットフォームに内蔵された操作インタフェースプログラム5がインストールされている。
プロダクトビジター端末7は、操作インタフェースプログラム5を介してソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ることができる。なお、プロダクトビジター端末7は、ビジター端末秘密鍵71でソフトウェア製品情報リポジトリを読み取ることができる。ビジター端末秘密鍵71は、情報読み取りモードであり、そのビジター端末秘密鍵71は、データ読み取り権限しか持っていない。
また、ソフトウェア製品情報リポジトリは、分散化による分散型演算及び認証により、データが一方的に変更できない特性を有するため、ソフトウェア製品情報リポジトリにおけるデータへの評価が容易や公正的に行われる上、製造元とユーザ端末とプロダクトビジター端末7とは、いずれも正しい情報を明確に把握できると共に、消費紛争の回避を達成することが可能になっている。
【0023】
言うまでもなく、以上の説明は、本発明の好ましい実施形態であり、本発明を限定するものではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲であれば、本発明の構想に従って行った変更、例えば、形状やレイアウトへの変更、様々な変化、修飾と応用、生成した等価の効果について、いずれも本願の特許請求の範囲に含めるものと捉え、総じて陳明する。
【符号の説明】
【0024】
1 分散化ソフトウェア情報の作成システム
2 ソフトウェア供給端末
21 ソフトウェア製品
211 ソフトウェア使用シリアル番号
212 ソフトウェア付属データ
213 暗号化記憶部
22 供給端末秘密鍵
3 データノード
4 ソフトウェアユーザ端末
41 ユーザ端末秘密鍵
5 操作インタフェースプログラム
6 パブリックネットワークプラットフォーム
7 プロダクトビジター端末
71 ビジター端末秘密鍵
S11 ステップ
S12 ステップ
S13 ステップ
S14 ステップ
S15 ステップ
S16 ステップ