【解決手段】録画装置1は、番組の内容に係る番組内容情報を、当該番組から抽出する抽出部10と、抽出部10によって番組内容特定情報が抽出された番組のそれぞれについて、当該番組を特定する番組特定情報と、抽出部10によって当該番組から抽出された番組内容情報とを対応付けたデータベースを記憶する記憶部20と、人物を特定する人物特定情報の入力を受け付ける入力部30と、データベースを用いて、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される第1の人物が出演する出演番組を推定する推定部40と、推定部40によって推定された出演番組を予約録画する録画部50と、を備える。
前記抽出部は、抽出する番組内容情報に、出演者特定情報のそれぞれに対応付けられた、当該出演者特定情報によって特定される出演者の属性を示す属性情報を含めて前記抽出を行い、
前記推定部は、前記抽出した番組特定情報の中から、前記第1の出演者特定情報に対応付けられた属性情報が示す属性が所定の条件を満たす番組特定情報に限定して、前記推定を行う
請求項2に記載の録画装置。
前記推定部は、前記抽出した番組特定情報の中から、前記第1の人物が番組名の少なくとも一部が一致する番組に出演した回数が所定の条件を満たす番組を特定する番組特定情報に限定して、前記推定を行う
請求項2又は3に記載の録画装置。
前記推定部は、前記抽出した出演者特定情報の中から、前記第1の人物が出演した番組に共演した回数が所定の条件を満たす共演者を特定する出演者特定情報に限定して、前記推定を行う
請求項5に記載の録画装置。
前記抽出部は、抽出する番組内容情報に、抽出対象とする番組の出演者を特定する出演者特定情報と、抽出対象とする番組に携わった監督又は脚本家を特定する監督特定情報とを含めて前記抽出を行い、
前記推定部は、前記データベースに含まれる監督特定情報の中から、前記第1の人物が出演した番組に携わった監督又は脚本家を特定する監督特定情報を抽出し、当該抽出した監督特定情報によって特定される監督又は脚本家が携わる番組を、前記出演番組として推定する
請求項1に記載の録画装置。
前記推定部は、前記抽出した監督特定情報の中から、前記第1の人物が出演した番組に携わった回数が所定の条件を満たす監督又は脚本家を特定する監督特定情報に限定して、前記推定を行う
請求項7に記載の録画装置。
前記抽出部は、抽出する番組内容情報に、抽出対象とする番組の出演者を特定する出演者特定情報と、抽出対象とする番組内の会話に含まれる番組名を特定する会話内番組名特定情報とを含めて前記抽出を行い、
前記推定部は、前記データベースに含まれる会話内番組名特定情報の中から、前記第1の人物が出演した番組の番組内の会話に含まれる番組名を特定する会話内番組名特定情報を抽出し、当該抽出した会話内番組名特定情報によって特定された番組名の番組を、前記出演番組として推定する
請求項1に記載の録画装置。
前記抽出部は、抽出する番組内容情報に、抽出対象とする番組の出演者を特定する出演者特定情報と、抽出対象とする番組に対応するキーワードとを含めて前記抽出を行い、
前記推定部は、前記データベースに含まれる出演者特定情報の中から、前記第1の人物が出演した番組に対応するキーワードを抽出し、当該抽出したキーワードに対応する番組を、前記出演番組として推定する
請求項1に記載の録画装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の録画装置では、ユーザにより指定された人物が、実際には出演者として出演する番組であっても、電子番組ガイドにおいてその番組の出演者として記載されていなければ、その番組の予約録画を行うことができない。
【0005】
そこで、本発明は、ユーザにより指定された人物が電子番組ガイドにおいて出演者として記載されてない番組であっても、その人物が出演する番組を予約録画し得る録画装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る録画装置は、番組の内容に係る番組内容情報を、当該番組から抽出する抽出部と、前記抽出部によって番組内容情報が抽出された番組のそれぞれについて、当該番組を特定する番組特定情報と、前記抽出部によって当該番組から抽出された番組内容情報とを対応付けたデータベースを記憶する記憶部と、人物を特定する人物特定情報の入力を受け付ける入力部と、前記データベースを用いて、前記入力部によって受け付けられた人物特定情報によって特定される第1の人物が出演する出演番組を推定する推定部と、前記推定部によって推定された出演番組を予約録画する録画部と、を備える。
【0007】
上記構成の録画装置によると、ユーザにより指定された人物が電子番組ガイドにおいて出演者として記載されてない番組であっても、その人物が出演する番組を予約録画し得る。
【0008】
例えば、前記抽出部は、抽出する番組内容情報に、抽出対象とする番組の出演者を特定する出演者特定情報を含めて前記抽出を行い、前記推定部は、前記データベースに含まれる番組特定情報の中から、前記第1の人物を出演者として特定する第1の出演者特定情報に対応付けられた番組特定情報を抽出し、当該抽出した番組特定情報によって特定される番組と、番組名の少なくとも一部が一致する番組を、前記出演番組として推定するであってもよい。
【0009】
これにより、ユーザにより指定された人物が出演したことがある番組と、番組名の少なくとも一部が一致する番組を、その人物が出演する番組として予約録画することができる。
【0010】
例えば、前記抽出部は、抽出する番組内容情報に、出演者特定情報のそれぞれに対応付けられた、当該出演者特定情報によって特定される出演者の属性を示す属性情報を含めて前記抽出を行い、前記推定部は、前記抽出した番組特定情報の中から、前記第1の出演者特定情報に対応付けられた属性情報が示す属性が所定の条件を満たす番組特定情報に限定して、前記推定を行うであってもよい。
【0011】
これにより、ユーザにより指定された人物が、特定の属性の出演者(例えば、ゲスト)として出演した番組を除外して、その人物が出演したことがある番組と、番組名の少なくとも一部が一致する番組を、その人物が出演する番組として予約録画することができる。
【0012】
例えば、前記推定部は、前記抽出した番組特定情報の中から、前記第1の人物が番組名の少なくとも一部が一致する番組に出演した回数が所定の条件を満たす番組を特定する番組特定情報に限定して、前記推定を行うであってもよい。
【0013】
これにより、ユーザにより指定された人物が、所定の回数以下しか出演していない、及び所定の割合以下しか出演していない、番組名の少なくとも一部が一致する番組を除外して、その人物が出演したことがある番組と、番組名の少なくとも一部が一致する番組を、その人物が出演する番組として予約録画することができる。
【0014】
例えば、前記抽出部は、抽出する番組内容情報に、抽出対象とする番組の出演者を特定する出演者特定情報を含めて前記抽出を行い、前記推定部は、前記データベースに含まれる出演者特定情報の中から、前記第1の人物が出演した番組に共演した共演者を特定する出演者特定情報を抽出し、当該抽出した出演者特定情報によって特定される出演者が出演する番組を、前記出演番組として推定するであってもよい。
【0015】
これにより、ユーザにより指定された人物が出演したことがある番組で共演した共演者が出演する番組を、その人物が出演する番組として予約録画することがきる。
【0016】
例えば、前記推定部は、前記抽出した出演者特定情報の中から、前記第1の人物が出演した番組に共演した回数が所定の条件を満たす共演者を特定する出演者特定情報に限定して、前記推定を行うであってもよい。
【0017】
これにより、ユーザにより指定された人物が出演したことがある番組で、所定の回数以下しか共演したことがない、及び所定の割合以下しか共演したことがない共演者を除外して、その共演者が出演する番組を、その人物が出演する番組として予約録画することができる。
【0018】
例えば、前記抽出部は、抽出する番組内容情報に、抽出対象とする番組の出演者を特定する出演者特定情報と、抽出対象とする番組に携わった監督又は脚本家を特定する監督特定情報とを含めて前記抽出を行い、前記推定部は、前記データベースに含まれる監督特定情報の中から、前記第1の人物が出演した番組に携わった監督又は脚本家を特定する監督特定情報を抽出し、当該抽出した監督特定情報によって特定される監督又は脚本家が携わる番組を、前記出演番組として推定するであってもよい。
【0019】
これにより、ユーザにより指定された人物が出演したことがある番組に携わった監督又は脚本家が携わる番組を、その人物が出演する番組として予約録画することができる。
【0020】
例えば、前記推定部は、前記抽出した監督特定情報の中から、前記第1の人物が出演した番組に携わった回数が所定の条件を満たす監督又は脚本家を特定する監督特定情報に限定して、前記推定を行うであってもよい。
【0021】
これにより、ユーザにより指定された人物が出演したことがある番組に携わった監督又は脚本家で、所定の回数以下しか携わったことのない、及び所定の割合以下しか携わったことのない監督又は脚本家共演者を除外して、その監督又は脚本家が携わる番組を、その人物が出演する番組として予約録画することができる。
【0022】
例えば、前記抽出部は、抽出する番組内容情報に、抽出対象とする番組の出演者を特定する出演者特定情報と、抽出対象とする番組内の会話に含まれる番組名を特定する会話内番組名特定情報とを含めて前記抽出を行い、前記推定部は、前記データベースに含まれる会話内番組名特定情報の中から、前記第1の人物が出演した番組の番組内の会話に含まれる番組名を特定する会話内番組名特定情報を抽出し、当該抽出した会話内番組名特定情報によって特定された番組名の番組を、前記出演番組として推定するであってもよい。
【0023】
これにより、ユーザにより指定された人物が出演したことがある番組の中の会話で出てきた番組名の番組を、その人物が出演する番組として予約録画することができる。
【0024】
例えば、前記抽出部は、抽出する番組内容情報に、抽出対象とする番組の出演者を特定する出演者特定情報と、抽出対象とする番組に対応するキーワードとを含めて前記抽出を行い、前記推定部は、前記データベースに含まれる出演者特定情報の中から、前記第1の人物が出演した番組に対応するキーワードを抽出し、当該抽出したキーワードに対応する番組を、前記出演番組として推定するであってもよい。
【0025】
これにより、ユーザにより指定された人物が出演したことがある番組のキーワードをキーワードとする番組を、その人物が出演する番組として予約録画することができる。
【0026】
例えば、前記推定部は、前記抽出したキーワードの中から、前記第1の人物が出演した番組に対応するキーワードの数が所定の条件を満たすキーワードに限定して、前記推定を行うであってもよい。
【0027】
これにより、ユーザにより指定された人物が出演したことがある番組のキーワードで、所定の回数以下しか現れないキーワードを除外して、そのキーワードをキーワードとする番組を、その人物が出演する番組として予約録画することができる。
【0028】
例えば、前記抽出部は、抽出対象とする番組に流れるエンドロールに含まれる文字列から、前記番組内容情報の抽出を行うであってもよい。
【0029】
これにより、過去に録画された番組、又は放送中の番組の番組内容に基づいて、ユーザにより指定された人物が出演する番組を予約録画することができる。
【0030】
なお、本発明は、このような特徴的な処理部を備える録画装置として実現することができるだけでなく、録画装置に含まれる特徴的な処理部が実行する処理をステップとする録画方法として実現することができる。また、録画装置に含まれる特徴的な処理部としてコンピュータを機能させるためのプログラムまたは録画方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムを、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)等のコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
【発明の効果】
【0031】
本発明によると、ユーザにより指定された人物が電子番組ガイドにおいて出演者として記載されてない番組であっても、その人物が出演する番組を予約録画し得る録画装置を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0034】
(実施の形態1)
[録画装置の構成]
図1は、実施の形態1に係る録画装置1の構成を示すブロック図である。
【0035】
図1に示されるように、録画装置1は、抽出部10と、記憶部20と、入力部30と、推定部40と、録画部50と、記録媒体60と、受信部70と、通信部80とを含んで構成される。
【0036】
受信部70は、放送されている番組、及び電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)を受信する。受信部70は、例えば、地上波デジタルテレビ放送を受信する受信機を備え、地上波デジタルテレビ放送を利用して配信される番組、及び電子番組ガイド受信するとしてもよい。また、受信部70は、例えば、衛星放送を受信する受信機を備え、衛星放送を利用して配信される番組、及び電子番組ガイドを受信するとしてもよい。また、受信部70は、例えば、ケーブルテレビ放送を受信する受信機を備え、ケーブルテレビ放送を利用して配信される番組、及び電子番組ガイドを受信するとしてもよい。また、受信部70は、例えば、インターネットテレビ放送を受信する受信機を備え、インターネットテレビ放送を利用して配信される番組、及び電子番組ガイドを受信するとしてもよい。
【0037】
記録媒体60は、受信部70によって受信された番組を録画する記録媒体である。記録媒体60は、例えば、録画装置1に内蔵されたハードディスクであってもよい。また、記録媒体60は、例えば、録画装置1に着脱可能なブルーレイディスク(登録商標)であってもよい。また、記録媒体60は、例えば、録画装置1に着脱可能なDVDディスクであってもよい。また、記録媒体60は、例えば、録画装置1に着脱可能なUSBメモリであってもよい。
【0038】
通信部80は、インターネットに接続され、インターネットに接続される他の機器と通信する。通信部80は、例えば、無線通信機を備え、無線を利用してインターネットに接続されるとしてもよい。また、通信部80は、例えば、有線通信機を備え、有線を利用してインターネットに接続されるとしてもよい。通信部80は、例えば、インターネットを介して、放送局が提供する番組のホームページにアクセスすることができる。また、通信部80は、例えば、放送局が提供する、番組と連携したSNS(Social Networking Service)を利用することができる。
【0039】
抽出部10は、番組の内容に係る番組内容情報を抽出する。抽出部10は、例えば、抽出する番組内容情報に、抽出対象とする番組の出演者を特定する出演者特定情報(例えば、出演者の氏名)を含めて抽出してもよい。また、抽出部10は、例えば、抽出する番組内容情報に、出演者特定情報のそれぞれに対応付けられた、その出演者特定情報によって特定される出演者の属性を示す属性情報(例えば、ゲスト、司会者)を含めて抽出してもよい。また、抽出部10は、例えば、抽出する番組内容情報に、抽出対象とする番組に携わった監督又は脚本家を特定する監督特定情報(例えば、監督又は脚本家の氏名)を含めて抽出してもよい。また、抽出部10は、例えば、抽出する番組内容情報に、抽出対象とする番組内の会話に含まれる番組名を特定する会話内番組名特定情報を含めて抽出してもよい。この場合、抽出部10は、例えば、番組内の字幕情報から、会話内番組名特定情報を抽出するとしてもよい。また、抽出部10は、抽出する番組内容情報に、抽出対象とする番組に対応するキーワード(例えば、鉄道、京都等)を含めて抽出してもよい。
【0040】
抽出部10は、記録媒体60に録画された番組から番組内容情報の抽出を行う。
【0041】
図2A、
図2Bは、抽出部10が、記録媒体60に録画された番組から番組内容情報の抽出を行う様子の一例を示す模式図である。
【0042】
図2Aに示されるように、抽出部10は、例えば、番組中に流れるエンドロールに含まれる文字列から、番組内容情報を抽出してもよい。また、
図2Bに示されるように、抽出部10は、例えば、番組中に挿入されるテロップに含まれる文字列から、番組内容情報を抽出してもよい。
【0043】
また、抽出部10は、受信部70によって受信された電子番組ガイドから番組内容情報の抽出を行ってもよい。
【0044】
図2Cは、抽出部10が、受信部70によって受信された電子番組ガイドから番組内容の抽出を行う様子の一例を示す模式図である。
【0045】
また、抽出部10は、放送局が提供する番組のホームページ、又は放送局が提供する、番組と連携したSNSから番組内容情報の抽出を行ってもよい。
【0046】
抽出部10は、番組内容情報を抽出すると、抽出した番組のそれぞれについて、番組を特定する番組特定情報と番組内容情報とを対応付けたデータベースを生成する。
【0047】
図3は、抽出部10によって生成されたデータベースの一例を示すデータ構成図である。
【0048】
図3に示されるように、データベースは、番組特定情報と、その番組特定情報に対応する番組内容情報の各構成要素とが対応付けられて構成される。
【0049】
抽出部10は、例えば、専用ハードウエアにより実現されてもよいし、例えば、録画装置1がプロセッサとメモリとを備え、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することで実現されてもよい。
【0050】
記憶部20は、抽出部10によって生成されたデータベースを記憶する。記憶部20は、例えば、SRAM、DRAM等の揮発性のメモリによって実現されてもよいし、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリによって実現されてもよいし、例えば、ハードディスク等の半導体デバイス以外の記憶装置によって実現されてもよい。
【0051】
入力部30は、人物を特定する人物特定情報(例えば、人物の名前)の入力を受け付ける。入力部30は、例えば、録画装置1のユーザによるタッチ操作を受け付けることで人物特定情報の入力を受け付けるタッチパネルを含んで構成されてもよい。また、入力部30は、例えば、録画装置1のユーザによるキー操作を受け付けることで人物特定情報の入力を受け付けるキーボードを含んで構成されてもよい。また、入力部30は、例えば、録画装置1のユーザによる音声入力を受け付けることで人物特定情報の入力を受け付けるマイクを含んで構成されてもよい。また、入力部30は、例えば、通信可能な外部装置から出力された信号を受信することで人物特定情報の入力を受け付ける受信装置を含んで構成されてもよい。
【0052】
推定部40は、記憶部20に記憶されるデータベースを用いて、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される人物が出演する出演番組を推定する。実施の形態1において、推定部40は、第1推定処理を行うことで、出演番組の推定を行う。この第1推定処理については、後ほど、図面を用いて詳細に説明する。推定部40は、例えば、専用ハードウエアにより実現されてもよいし、例えば、録画装置1がプロセッサとメモリとを備え、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することで実現されてもよい。
【0053】
録画部50は、推定部40によって推定された出演番組を記録媒体60に予約録画する。録画部50は、例えば、専用ハードウエアにより実現されてもよいし、例えば、録画装置1がプロセッサとメモリとを備え、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することで実現されてもよい。
【0054】
[録画装置の動作]
上述したように、上記構成の録画装置1は、推定部40が、第1推定処理を行うことで、出演番組の推定を行う。
【0055】
以下、推定部40が行う第1推定処理の詳細について、図面を参照しながら説明する。
【0056】
図4は、第1推定処理のフローチャートである。
【0057】
第1推定処理は、入力部30によって、人物を特定する人物特定情報の入力が受け付けられることで開始される。
【0058】
第1推定処理が開始されると、推定部40は、記憶部20によって記憶されるデータベースを検索し、データベースに含まれる番組特定情報の中から、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される人物(以下、「第1の人物」とも呼ぶ。)を出演者として特定する出演者特定情報(以下、「第1の出演者特定情報」とも呼ぶ。)に対応付けられた番組特定情報を抽出する(ステップS110)。すなわち、推定部40は、データベースから、第1の人物が過去に出演した番組(以下、「過去出演番組」と呼ぶ)を抽出する。
【0059】
次に、推定部40は、抽出した番組特定情報のうち、未選択の番組特定情報を1つ選択する(ステップS120)。ここで、未選択の番組特定情報とは、ステップS120の処理〜ステップS160(Yes)の処理(後述)で形成されるループ処理において、過去のステップS120の処理において選択されたことのない番組特定情報のことをいう。
【0060】
そして、推定部40は、選択した番組特定情報に対して、第1の出演者特定情報に対応付けられた属性情報が示す属性が、ゲストであるか否かを調べる(ステップS130)。すなわち、推定部40は、選択した過去出演番組に対して、第1の人物がゲストとして出演した番組であるか否かを調べる。
【0061】
ステップS130の処理において、属性がゲストでない場合(ステップS130:No)、推定部40は、選択した番組特定情報によって特定される番組と、番組名の少なくとも一部が一致する番組に出演した回数が所定回以上、又は出演した割合が所定割合以上であるか否かを調べる(ステップS140)。すなわち、推定部40は、選択した過去出演番組に対して、その番組と、番組名の少なくとも一部が一致する番組に、第1の人物が所定回以上、又は所定割合以上出演していたか否かを調べる。
【0062】
ステップS130の処理において、番組名の少なくとも一部が一致する番組に出演した回数が所定回以上、又は所定割合以上である場合に(ステップS140:Yes)、推定部40は、今後放送される、番組名の少なくとも一部が一致する番組を、第1の人物が出演する出演番組であると推定する(ステップS150)。
【0063】
ステップS130の処理において、属性がゲストである場合と(ステップS130:Yes)、ステップS140の処理において、番組名の少なくとも一部が一致する番組に出演した回数が所定回以上でない、及び所定割合以上でない場合と(ステップS140:No)、ステップS150の処理が終了した場合とに、推定部40は、抽出した番組特定情報の中に、未選択の番組特定情報が存在するか否かを調べる(ステップS160)。すなわち、推定部40は、抽出した過去出演番組の中に、未選択の過去出演番組が存在するか否かを調べる。
【0064】
ステップS160の処理において、未選択の番組特定情報が存在する場合には(ステップS160:Yes)、推定部40は、ステップS120の処理に戻って、ステップS120以降の処理を繰り返す。
【0065】
ステップS160の処理において、未選択の番組特定情報が存在しない場合には(ステップS160:No)、推定部40は、第1推定処理を終了する。
【0066】
なお、ステップS130の処理とステップS140の処理とは、いずれも、第1の人物が出演する出演番組を推定する精度を向上させるための処理であり、第1推定処理において、必ずしも必須の処理ではない。このため、第1推定処理は、ステップS130の処理とステップS140の処理とのいずれか一方又は双方を実行しない処理であっても構わない。
【0067】
[考察]
上記構成の録画装置1によると、過去に録画した番組の内容に基づいて、第1の人物が過去に出演した番組と同名の番組を、第1の人物が出演する出演番組と推定し、推定した番組を予約録画することができる。このため、上記構成の録画装置1は、第1の人物が電子番組ガイドにおいて出演者として記載されてない番組であっても、その人物が出演する番組を予約録画し得る。
【0068】
(実施の形態2)
ここでは、実施の形態1に係る録画装置1から、その構成の一部が変更された、実施の形態2に係る録画装置について説明する。
【0069】
[録画装置の構成]
図5は、実施の形態2に係る録画装置1Aの構成を示すブロック図である。
【0070】
図5に示されるように、録画装置1Aは、実施の形態1に係る録画装置1から、推定部40が推定部40Aに変更されている。
【0071】
実施の形態1に係る推定部40は、第1推定処理を行うことで、記憶部20に記憶されるデータベースを用いて、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される人物が出演する出演番組を推定する構成の例であった。
【0072】
これに対して、推定部40Aは、第1推定処理の替わりに第2推定処理を行うことで、記憶部20に記憶されるデータベースを用いて、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される人物が出演する出演番組を推定する構成の例となっている。
【0073】
[録画装置の動作]
以下、推定部40Aが行う第2推定処理の詳細について、図面を参照しながら説明する。
【0074】
図6は、第2推定処理のフローチャートである。
【0075】
第2推定処理は、入力部30によって、人物を特定する人物特定情報の入力が受け付けられることで開始される。
【0076】
第2推定処理が開始されると、推定部40Aは、記憶部20によって記憶されるデータベースを検索し、データベースに含まれる出演者特定情報の中から、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される第1の人物が出演した番組に共演した共演者を特定する出演者特定情報を抽出する(ステップS210)。すなわち、推定部40Aは、データベースから、第1の人物が過去に出演した過去出演番組の共演者を抽出する。
【0077】
次に、推定部40Aは、抽出した出演者特定情報のうち、未選択の出演者特定情報を1つ選択する(ステップS220)。ここで、未選択の出演者特定情報とは、ステップS220の処理〜ステップS250(Yes)の処理(後述)で形成されるループ処理において、過去のステップS220の処理において選択されたことのない出演者特定情報のことをいう。
【0078】
そして、推定部40Aは、選択した出演者特定情報に対して、その出演者特定情報によって特定される出演者について、第1の人物が過去に出演した過去出演番組に共演した回数が所定回以上、又は共演した割合が所定割合以上であるか否かを調べる(ステップS230)。すなわち、推定部40Aは、選択した共演者に対して、第1の人物と所定回以上、又は所定割合以上共演していたか否かを調べる。
【0079】
ステップS230の処理において、過去出演番組に共演した回数が所定回以上、又は共演した割合が所定割合以上である場合に(ステップS230:Yes)、推定部40Aは、今後放送される、選択した出演者特定情報によって特定される出演者が出演する番組を、第1の人物が出演する出演番組であると推定する(ステップS240)。
【0080】
ステップS230の処理において、過去出演番組に共演した回数が所定回以上でない、及び共演した割合が所定割合以上でない場合と(ステップS230:No)、ステップS240の処理が終了した場合とに、推定部40Aは、抽出した出演者特定情報の中に、未選択の出演者特定情報が存在するか否かを調べる(ステップS250)。すなわち、推定部40Aは、抽出した共演者の中に、未選択の共演者が存在するか否かを調べる。
【0081】
ステップS250の処理において、未選択の出演者特定情報が存在する場合には(ステップS250:Yes)、推定部40Aは、ステップS220の処理に戻って、ステップS220以降の処理を繰り返す。
【0082】
ステップS250の処理において、未選択の出演者特定情報が存在しない場合には(ステップS250:No)、推定部40Aは、第2推定処理を終了する。
【0083】
なお、ステップS230の処理は、第1の人物が出演する出演番組を推定する精度を向上させるための処理であり、第2推定処理において、必ずしも必須の処理ではない。このため、第2推定処理は、ステップS230の処理を実行しない処理であっても構わない。
【0084】
[考察]
上記構成の録画装置1Aによると、過去に録画した番組の内容に基づいて、第1の人物と共演したことがある共演者が出演する番組を、第1の人物が出演する出演番組と推定し、推定した番組を予約録画することができる。このため、上記構成の録画装置1Aは、第1の人物が電子番組ガイドにおいて出演者として記載されてない番組であっても、その人物が出演する番組を予約録画し得る。
【0085】
(実施の形態3)
ここでは、実施の形態1に係る録画装置1から、その構成の一部が変更された、実施の形態3に係る録画装置について説明する。
【0086】
[録画装置の構成]
図7は、実施の形態3に係る録画装置1Bの構成を示すブロック図である。
【0087】
図7に示されるように、録画装置1Bは、実施の形態1に係る録画装置1から、推定部40が推定部40Bに変更されている。
【0088】
実施の形態1に係る推定部40は、第1推定処理を行うことで、記憶部20に記憶されるデータベースを用いて、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される人物が出演する出演番組を推定する構成の例であった。
【0089】
これに対して、推定部40Bは、第1推定処理の替わりに第3推定処理を行うことで、記憶部20に記憶されるデータベースを用いて、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される人物が出演する出演番組を推定する構成の例となっている。
【0090】
[録画装置の動作]
以下、推定部40Bが行う第3推定処理の詳細について、図面を参照しながら説明する。
【0091】
図8は、第3推定処理のフローチャートである。
【0092】
第3推定処理は、入力部30によって、人物を特定する人物特定情報が受け付けられることで開始される。
【0093】
第3推定処理が開始されると、推定部40Bは、記憶部20によって記憶されるデータベースを検索し、データベースに含まれる出演者特定情報の中から、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される第1の人物が出演した番組に携わった監督又は脚本家を特定する監督特定情報を抽出する(ステップS310)。すなわち、推定部40Bは、データベースから、第1の人物が過去に出演した過去出演番組に携わった監督又は脚本家を抽出する。
【0094】
次に、推定部40Bは、抽出した監督特定情報のうち、未選択の監督特定情報を1つ選択する(ステップS320)。ここで、未選択の監督特定情報とは、ステップS320の処理〜ステップS350(Yes)の処理(後述)で形成されるループ処理において、過去のステップS320の処理において選択されたことのない監督特定情報のことをいう。
【0095】
そして、推定部40Bは、選択した監督特定情報に対して、その監督特定情報によって特定される監督又は脚本家について、第1の人物が過去に出演した過去出演番組に携わった回数が所定回以上、又は携わった割合が所定割合以上であるか否かを調べる(ステップS330)。すなわち、推定部40Bは、選択した監督又は脚本家に対して、第1の人物が過去に出演した過去出演番組に所定回以上、又は所定割合以上携わっていたか否かを調べる。
【0096】
ステップS330の処理において、過去出演番組に携わった回数が所定回以上、又は携わった割合が所定割合以上である場合に(ステップS330:Yes)、推定部40Bは、今後放送される、選択した監督特定情報によって特定される監督又は演出家が携わる番組を、第1の人物が出演する出演番組であると推定する(ステップS340)。
【0097】
ステップS330の処理において、過去出演番組に携わった回数が所定回以上でない、及び携わった割合が所定割合以上でない場合と(ステップS330:No)、ステップS340の処理が終了した場合とに、推定部40Bは、抽出した監督特定情報の中に、未選択の監督特定情報が存在するか否かを調べる(ステップS350)。すなわち、推定部40Bは、抽出した監督又は脚本家の中に、未選択の監督又は脚本家が存在するか否かを調べる。
【0098】
ステップS350の処理において、未選択の監督特定情報が存在する場合には(ステップS350:Yes)、推定部40Bは、ステップS320の処理に戻って、ステップS320以降の処理を繰り返す。
【0099】
ステップS350の処理において、未選択の監督特定情報が存在しない場合には(ステップS350:No)、推定部40Bは、第3推定処理を終了する。
【0100】
なお、ステップS330の処理は、第1の人物が出演する出演番組を推定する精度を向上させるための処理であり、第3推定処理において、必ずしも必須の処理ではない。このため、第3推定処理は、ステップS330の処理を実行しない処理であっても構わない。
【0101】
[考察]
上記構成の録画装置1Bによると、過去に録画した番組の内容に基づいて、第1の人物が過去に出演した番組に携わったことがある監督又は脚本家が携わる番組を、第1の人物が出演する出演番組と推定し、推定した番組を予約録画することができる。このため、上記構成の録画装置1Bは、第1の人物が電子番組ガイドにおいて出演者として記載されてない番組であっても、その人物が出演する番組を予約録画し得る。
【0102】
(実施の形態4)
ここでは、実施の形態1に係る録画装置1から、その構成の一部が変更された、実施の形態4に係る録画装置について説明する。
【0103】
[録画装置の構成]
図9は、実施の形態4に係る録画装置1Cの構成を示すブロック図である。
【0104】
図9に示されるように、録画装置1Cは、実施の形態1に係る録画装置1から、推定部40が推定部40Cに変更されている。
【0105】
実施の形態1に係る推定部40は、第1推定処理を行うことで、記憶部20に記憶されるデータベースを用いて、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される人物が出演する出演番組を推定する構成の例であった。
【0106】
これに対して、推定部40Cは、第1推定処理の替わりに第4推定処理を行うことで、記憶部20に記憶されるデータベースを用いて、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される人物が出演する出演番組を推定する構成の例となっている。
【0107】
[録画装置の動作]
以下、推定部40Cが行う第4推定処理の詳細について、図面を参照しながら説明する。
【0108】
図10は、第4推定処理のフローチャートである。
【0109】
第4推定処理は、入力部30によって、人物を特定する人物特定情報が受け付けられることで開始される。
【0110】
第4推定処理が開始されると、推定部40Cは、記憶部20によって記憶されるデータベースを検索し、データベースに含まれる会話内番組名特定情報の中から、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される第1の人物が出演した番組内の会話に含まれる番組名を特定する会話内番組名特定情報を抽出する(ステップS410)。すなわち、推定部40Cは、データベースから、第1の人物が過去に出演した過去出演番組の会話に含まれる会話内番組名を抽出する。
【0111】
次に、推定部40Cは、抽出した会話内番組名特定情報のうち、未選択の会話内番組名特定情報を1つ選択する(ステップS420)。ここで、未選択の会話内番組名特定情報とは、ステップS420の処理〜ステップS440(Yes)の処理(後述)で形成されるループ処理において、過去のステップS420の処理において選択されたことのない会話内番組名特定情報のことをいう。
【0112】
そして、推定部40Cは、今後放送される、選択した会話内番組名特定情報によって特定される番組名の番組を、第1の人物が出演する出演番組であると推定する(ステップS430)。
【0113】
ステップS430の処理が終了すると、推定部40Bは、抽出した会話内番組名特定情報の中に、未選択の会話内番組名特定情報が存在するか否かを調べる(ステップS440)。すなわち、推定部40Cは、抽出した会話内番組名の中に、未選択の会話内番組名が存在するか否かを調べる。
【0114】
ステップS440の処理において、未選択の会話内番組名特定情報が存在する場合には(ステップS440:Yes)、推定部40Cは、ステップS420の処理に戻って、ステップS420以降の処理を繰り返す。
【0115】
ステップS440の処理において、未選択の会話内番組名特定情報が存在しない場合には(ステップS440:No)、推定部40Cは、第4推定処理を終了する。
【0116】
[考察]
上記構成の録画装置1Cによると、過去に録画した番組の内容に基づいて、第1の人物が過去に出演した番組内の会話に含まれる会話内番組名の番組を、第1の人物が出演する出演番組と推定し、推定した番組を予約録画することができる。このため、上記構成の録画装置1Cは、第1の人物が電子番組ガイドにおいて出演者として記載されてない番組であっても、その人物が出演する番組を予約録画し得る。
【0117】
(実施の形態5)
ここでは、実施の形態1に係る録画装置1から、その構成の一部が変更された、実施の形態5に係る録画装置について説明する。
【0118】
[録画装置の構成]
図11、は実施の形態5に係る録画装置1Dの構成を示すブロック図である。
【0119】
図11に示されるように、録画装置1Dは、実施の形態1に係る録画装置1から、推定部40が推定部40Dに変更されている。
【0120】
実施の形態1に係る推定部40は、第1推定処理を行うことで、記憶部20に記憶されるデータベースを用いて、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される人物が出演する出演番組を推定する構成の例であった。
【0121】
これに対して、推定部40Dは、第1推定処理の替わりに第5推定処理を行うことで、記憶部20に記憶されるデータベースを用いて、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される人物が出演する出演番組を推定する構成の例となっている。
【0122】
[録画装置の動作]
以下、推定部40Dが行う第5推定処理の詳細について、図面を参照しながら説明する。
【0123】
図12は、第5推定処理のフローチャートである。
【0124】
第5推定処理は、入力部30によって、人物を特定する人物特定情報が受け付けられることで開始される。
【0125】
第5推定処理が開始されると、推定部40Dは、記憶部20によって記憶されるデータベースを検索し、データベースに含まれるキーワードの中から、入力部30によって受け付けられた人物特定情報によって特定される第1の人物が出演した番組に対応するキーワードを抽出する(ステップS510)。すなわち、推定部40Bは、データベースから、第1の人物が過去に出演した過去出演番組に対応するキーワードを抽出する。
【0126】
次に、推定部40Dは、抽出したキーワードのうち、未選択のキーワードを1つ選択する(ステップS520)。ここで、未選択のキーワードとは、ステップS520の処理〜ステップS550(Yes)の処理(後述)で形成されるループ処理において、過去のステップS520の処理において選択されたことのないキーワードのことをいう。
【0127】
そして、推定部40Dは、選択したキーワードに対して、そのキーワードに対応する番組特定情報によって特定される番組に第1の人物が出演した回数が所定回以上、又は出演した割合が所定割合以上であるか否かを調べる(ステップS530)。すなわち、推定部40Dは、選択したキーワードの番組に第1の人物が所定回以上、又は所定割合来以上出演したか否かを調べる。
【0128】
ステップS530の処理において、第1の人物が出演した回数が所定回以上、又は所定割合来以上である場合に(ステップS530:Yes)、推定部40Dは、今後放送される、選択したキーワードに対応する番組特定情報によって特定される番組を、第1の人物が出演する出演番組であると推定する(ステップS540)。
【0129】
ステップS530の処理において、第1の人物が出演した回数が所定回以上でない、及び所定割合来以上でない場合と(ステップS530:No)、ステップS540の処理が終了した場合とに、推定部40Dは、抽出したキーワードの中に、未選択のキーワードが存在するか否かを調べる(ステップS550)。
【0130】
ステップS550の処理において、未選択のキーワードが存在する場合には(ステップS550:Yes)、推定部40Dは、ステップS520の処理に戻って、ステップS520以降の処理を繰り返す。
【0131】
ステップS550の処理において、未選択のキーワードが存在しない場合には(ステップS550:No)、推定部40Dは、第5推定処理を終了する。
【0132】
なお、ステップS530の処理は、第1の人物が出演する出演番組を推定する精度を向上させるための処理であり、第5推定処理において、必ずしも必須の処理ではない。このため、第5推定処理は、ステップS530の処理を実行しない処理であっても構わない。
【0133】
[考察]
上記構成の録画装置1Dによると、過去に録画した番組の内容に基づいて、第1の人物が過去に出演した番組に対応するキーワードに対応する番組を、第1の人物が出演する出演番組と推定し、推定した番組を予約録画することができる。このため、上記構成の録画装置1Dは、第1の人物が電子番組ガイドにおいて出演者として記載されてない番組であっても、その人物が出演する番組を予約録画し得る。
【0134】
(実施の形態6)
ここでは、実施の形態1に係る録画装置1から、その構成の一部が変更された、実施の形態6に係る録画装置について説明する。
【0135】
[録画装置の構成]
図13は、実施の形態6に係る録画装置1Eの構成を示すブロック図である。
【0136】
図13に示されるように、録画装置1Eは、実施の形態1に係る録画装置1から、抽出部10が抽出部10Eに変更されている。
【0137】
実施の形態1に係る抽出部10は、記録媒体60に録画された番組から番組内容情報を週出する構成の例であった。
【0138】
これに対して、抽出部10Eは、記録媒体60に録画された番組に加えて、受信部70によって受信中の番組からも番組内容情報の抽出を行う構成の例となっている。
【0139】
[考察]
上記構成の録画装置1Eによると、過去に録画した番組の内容、及び受信中の番組の内容に基づいて、第1の人物が過去に出演した番組、又は第1の人物が現在出演している番組と同名の番組を、第1の人物が出演する出演番組と推定し、推定した番組を予約録画することができる。このため、上記構成の録画装置1Eは、第1の人物が電子番組ガイドにおいて出演者として記載されてない番組であっても、その人物が出演する番組を予約録画し得る。
【0140】
以上、本発明の実施の形態に係る録画装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
【0141】
例えば、実施の形態1において、受信部70は、番組と共に電子番組ガイドを受信するとして説明した。しかしながら、受信部70は、必ずしも電子番組ガイドを受信する構成に限定される必要はない。受信部70が電子番組情報を受信しない構成の場合には、抽出部10は、例えば、電子番組ガイドからの番組内容情報の抽出を行わない。このため、記憶部20に記憶されるデータベースは、例えば、電子番組ガイドから抽出された番組内容情報を含まないこととなる。
【0142】
また、上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクドライブ、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムとして構成されても良い。RAMまたはハードディスクドライブには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
【0143】
さらに、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしても良い。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、例えば、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムを含む。この場合、ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
【0144】
さらにまた、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしても良い。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしても良い。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしても良い。
【0145】
また、本発明は、上記に示す方法であるとしても良い。また、本発明は、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしても良いし、上記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしても良い。
【0146】
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしても良い。また、これらの非一時的な記録媒体に記録されている上記デジタル信号であるとしても良い。
【0147】
また、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしても良い。
【0148】
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、上記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、上記マイクロプロセッサは、上記コンピュータプログラムに従って動作するとしても良い。
【0149】
また、上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記非一時的な記録媒体に記録して移送することにより、または上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしても良い。
【0150】
さらに、上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしても良い。