【解決手段】録画制御装置10は、一の番組の番組期間のうち、第1の記録媒体23Aと第2の記録媒体23Bとの双方に録画させるのりしろ期間を算定するのりしろ期間算定部17と、のりしろ期間算定部17がのりしろ期間を算定した場合に、番組期間の少なくとも一部を対象として、第1の記録媒体23Aに録画させる、のりしろ期間を含む第1の録画期間と、第2の記録媒体23Bに録画させる、のりしろ期間を含む第2の録画期間とを算定する録画期間算定部18と、を備える。
前記のりしろ期間算定部は、前記検出に基づいて行う前記のりしろ期間の算定において、前記所定の条件を満たすシーンの検出時点を前記のりしろ期間の終了時点として、前記のりしろ期間の算定を行う
請求項3に記載の録画制御装置。
前記のりしろ期間算定部は、前記検出に基づいて行う前記のりしろ期間の算定において、前記所定の条件を満たすシーンの検出時点を前記のりしろ期間の開始時点として、前記のりしろ期間の算定を行う
請求項3に記載の録画制御装置。
前記所定の条件を満たすシーンは、無音区間を含むシーン、所定時間以上画面に変化がないシーン、所定時間以上字幕情報が更新されないシーン、字幕情報に、シーンの切り替えを示す特定の文字列が含まれるシーン、及び、所定の輝度に満たない画面を含むシーンのうちの少なくとも1つを含む
請求項3から5のいずれか1項に記載の録画制御装置。
前記第1の記録媒体が録画可能な第1の録画可能期間と、前記第2の記録媒体が録画可能な第2の録画可能期間と、第3の記録媒体が録画可能な第3の録画可能期間とを取得する録画可能期間取得部と、
前記第1の記録媒体と、前記第2の記録媒体と、前記第3の記録媒体との中に、前記一の番組を連続して録画可能な記録媒体が存在しない場合において、前記第1の録画可能期間と、前記第2の録画可能期間とに、所定時間よりも短い一の共通の期間が存在するときに、前記第1の録画可能期間と、前記第2の録画可能期間と、前記第3の録画可能期間とに基づいて、前記一の番組を、前記第1の記録媒体に録画の対象として割り当てる、前記第一の共通の期間を含む第1の期間と、前記第2の記録媒体に録画の対象として割り当てる、前記一の共通の期間を含む第2の期間と、前記第3の記録媒体に録画の対象として割り当てる、前記一の共通の期間を含み、長さが前記所定期間である第3の期間とに分割する割り当て決定部とを備え、
前記録画期間算定部は、前記第1の期間を前記第1の録画期間と算定し、前記第2の期間を前記第2の録画期間と算定し、前記第3の期間を、前記第3の記録媒体に記録させる第3の録画期間と算定する
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の録画制御装置。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0028】
(実施の形態1)
[録画システムの構成]
図1は、実施の形態1に係る録画システム1の構成を示すブロック図である。
【0029】
図1に示されるように、録画システム1は、録画制御装置10と、第1の録画再生機20Aと、第2の録画再生機20Bと、第3の録画再生機20Cと、ネットワーク30とを含んで構成される。
【0030】
図2は、録画システム1が、住宅内に設置されて利用される様子の一具体例を示す模式図である。
【0031】
図2に示されるように、例えば、第1の録画再生機20Aは、自室に設置され、第2の録画再生機20Bは、リビングに設置され、第3の録画再生機20Cは、寝室に設置され、録画制御装置10は、録画システム1を利用するユーザにより、各部屋を移動可能に携帯される。ネットワーク30は、例えば、録画制御装置10と、第1の録画再生機20Aと、第2の録画再生機20Bと、第3の録画再生機20Cとに、無線又は有線にて通信可能なアクセスポイント40を利用して実現される。また、例えば、第1の録画再生機20Aと、第2の録画再生機20Bと、第3の録画再生機20Cとは、ブルーレイ(登録商標)レコーダ、又はDVDレコーダであってよい。また、例えば、第1の録画再生機20Aと、第2の録画再生機20Bと、第3の録画再生機20Cとは、再生する番組を表示することができるディスプレイに接続されていてよい。また、例えば、録画制御装置10は、スマートフォン、又はタブレット型情報端末であってもよい。
【0032】
図1に示されるように、第1の録画再生機20Aは、受信部21Aと、録画部22Aと、第1の記録媒体23Aと、制御部24Aと、再生部25Aと、通信部26Aとを含んで構成される。
【0033】
受信部21Aは、放送されている番組を受信する。受信部21Aは、例えば、地上波デジタルテレビ放送を受信する受信機を備え、地上波デジタルテレビ放送を利用して配信される番組を受信するとしてもよい。また、受信部21Aは、例えば、衛星放送を受信する受信機を備え、衛星放送を利用して配信される番組を受信するとしてもよい。また、受信部21Aは、例えば、ケーブルテレビ放送を受信する受信機を備え、ケーブルテレビ放送を利用して配信される番組を受信するとしてもよい。また、受信部21Aは、例えば、インターネットテレビ放送を受信する受信機を備え、インターネットテレビ放送を利用して配信される番組を受信するとしてもよい。
【0034】
第1の記録媒体23Aは、受信部21Aによって受信された番組を録画する記録媒体である。第1の記録媒体23Aは、例えば、第1の録画再生機20Aに内蔵されたハードディスクであってもよい。また、第1の記録媒体23Aは、例えば、第1の録画再生機20Aに着脱可能なブルーレイディスク(登録商標)であってもよい。また、第1の記録媒体23Aは、例えば、第1の録画再生機20Aに着脱可能なDVDディスクであってもよい。また、第1の記録媒体23Aは、例えば、第1の録画再生機20Aに着脱可能なUSBメモリであってもよい。
【0035】
通信部26Aは、ネットワーク30に接続され、ネットワーク30に接続される他の機器と通信する。他の機器には、録画制御装置10、第2の録画再生機20B、第3の録画再生機20Cが含まれる。通信部26Aは、例えば、無線通信機を備え、無線を利用してネットワーク30に接続されるとしてもよい。また、通信部26Aは、例えば、有線通信機を備え、有線を利用してネットワーク30に接続されるとしてもよい。
【0036】
録画部22Aは、受信部21Aによって受信された番組を、第1の記録媒体23Aに録画する。また、録画部22Aは、録画中の番組から、無音区間を検出する。そして、録画部22Aは、録画制御装置10のシーン検出部16(後述)に対して、無音区間を検出した旨を示す無音区間検出信号を送信する。録画部22Aは、例えば、専用ハードウエアにより実現されてもよいし、例えば、第1の録画再生機20Aがプロセッサとメモリとを備え、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することで実現されてもよい。
【0037】
再生部25Aは、第1の記録媒体23Aに録画された番組を再生する。再生部25Aは、例えば、専用ハードウエアにより実現されてもよいし、例えば、第1の録画再生機20Aがプロセッサとメモリとを備え、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することで実現されてもよい。また、再生部25Aは、例えば、ディスプレイを備え、再生対象の番組をディスプレイに表示するとしてもよいし、外部のディスプレイに再生対象の番組を表示させるための再生信号を出力するとしてもよい。
【0038】
制御部24Aは、受信部21Aと、録画部22Aと、第1の記録媒体23Aと、再生部25Aと、通信部26Aとを制御する。また、制御部24Aは、第1の記録媒体23Aが録画可能な録画可能期間を記憶する。ここで、録画可能期間とは、第1の記録媒体23Aへの番組の録画が予定されていない期間のことをいう。また、制御部24Aは、第1の記録媒体23Aが録画可能な録画可能容量を記憶する。ここで、録画可能容量とは、第1の記録媒体23Aの記憶容量のうち、既に番組の録画に利用されている記憶領域、及び録画が予定されている番組の録画に利用される記憶領域を除く記憶領域の容量のことをいう。また、制御部24Aは、第1の記録媒体23Aに過去に録画した番組のそれぞれについての番組録画情報を記憶する。ここで、番組録画情報には、番組名、録画開始時刻、録画終了時刻、無音区間時刻等の情報が含まれる。また、制御部24Aは、第1の記録媒体23Aを用いて行う、番組の予約録画を行う。制御部24Aは、例えば、専用ハードウエアにより実現されてもよいし、例えば、第1の録画再生機20Aがプロセッサとメモリとを備え、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することで実現されてもよい。
【0039】
第2の録画再生機20Bは、受信部21Bと、録画部22Bと、第2の記録媒体23Bと、制御部24Bと、再生部25Bと、通信部26Bとを含んで構成される。ここで、受信部21Bと、録画部22Bと、第2の記録媒体23Bと、制御部24Bと、再生部25Bと、通信部26Bとは、それぞれ、受信部21Aと、録画部22Aと、第1の記録媒体23Aと、制御部24Aと、再生部25Aと、通信部26Aと同様の機能を有する。このため、ここでは、受信部21Bと、録画部22Bと、第2の記録媒体23Bと、制御部24Bと、再生部25Bと、通信部26Bとは、既に説明済みであるとして、これらの説明を省略する。
【0040】
第3の録画再生機20Cは、受信部21Cと、録画部22Cと、第3の記録媒体23Cと、制御部24Cと、再生部25Cと、通信部26Cとを含んで構成される。ここで、受信部21Cと、録画部22Cと、第3の記録媒体23Cと、制御部24Cと、再生部25Cと、通信部26Cとは、それぞれ、受信部21Aと、録画部22Aと、第1の記録媒体23Aと、制御部24Aと、再生部25Aと、通信部26Aと同様の機能を有する。このため、ここでは、受信部21Cと、録画部22Cと、第3の記録媒体23Cと、制御部24Cと、再生部25Cと、通信部26Cとは、既に説明済みであるとして、これらの説明を省略する。
【0041】
以下では、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bと、第3の記録媒体23Cとを明示的に区別して説明する必要がない場合には、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bと、第3の記録媒体23Cとのことを、「記録媒体23」と呼ぶこともある。また、制御部24Aと、制御部24Bと、制御部24Cとを明示的に区別して説明する必要がない場合には、制御部24Aと、制御部24Bと、制御部24Cとのことを、「制御部24」と呼ぶこともある。また、録画部22Aと、録画部22Bと、録画部22Cとを明示的に区別して説明する必要がない場合には、録画部22Aと、録画部22Bと、録画部22Cとのことを、「録画部22」と呼ぶこともある。また、第1の録画再生機20Aと、第2の録画再生機20Bと、第3の録画再生機20Cとを明示的に区別して説明する必要がない場合には、第1の録画再生機20Aと、第2の録画再生機20Bと、第3の録画再生機20Cとのことを、「録画再生機20」と呼ぶこともある。
【0042】
録画制御装置10は、制御部11と、入出力部12と、割り当て決定部13と、録画可能期間取得部14と、通信部15と、シーン検出部16と、のりしろ期間算定部17と、録画期間算定部18と、連続再生部19とを含んで構成される。
【0043】
入出力部12は、録画システム1を利用するユーザからの入力を受け付ける。また、入出力部12は、録画システム1を利用するユーザへの出力を行う。入出力部12は、例えば、タッチパネルを備え、録画システム1を利用するユーザによるタッチ操作による入力を受け付け、録画システム1を利用するユーザへの画像による出力を行うとしてもよい。また、入出力部12は、例えば、キーボードとマイクとスピーカとを備え、録画システム1を利用するユーザによるキー操作による入力、又は音声による入力を受け付け、録画システム1を利用するユーザへの音声による出力を行うとしてもよい。入出力部12は、例えば、録画システム1を利用するユーザから、番組の予約録画を受け付ける。番組の予約録画の受け付けは、例えば、録画開始時刻と録画終了時刻と放送チャンネルとを受け付けることで行われてもよいし、番組を特定する番組特定コードの入力を受け付けることで行われてもよい。入出力部12は、例えば、録画システム1を利用するユーザから、番組の再生を受け付ける。番組の再生の受け付けは、例えば、録画開始時刻と録画終了時刻と放送チャンネルとを受け付けることで行われてもよいし、番組を特定する番組特定コードの入力を受け付けることで行われてもよい。
【0044】
通信部15は、ネットワーク30に接続され、ネットワーク30に接続される他の機器と通信する。他の機器には、第1の録画再生機20A、第2の録画再生機20B、第3の録画再生機20Cが含まれる。通信部15は、例えば、無線通信機を備え、無線を利用してネットワーク30に接続されるとしてもよい。また、通信部15は、例えば、有線通信機を備え、有線を利用してネットワーク30に接続されるとしてもよい。
【0045】
録画可能期間取得部14は、制御部24Aから、第1の記録媒体23Aが録画可能な第1の録画可能期間と、第1の記録媒体23Aが録画可能な第1の録画可能容量とを取得し、制御部24Bから、第2の記録媒体23Bが録画可能な第2の録画可能期間と、第2の記録媒体23Bが録画可能な第2の録画可能容量とを取得し、制御部24Cから、第3の記録媒体23Cが録画可能な第3の録画可能期間と、第3の記録媒体23Cが録画可能な第3の録画可能容量とを取得する。録画可能期間取得部14は、例えば、専用ハードウエアにより実現されてもよいし、例えば、録画制御装置10がプロセッサとメモリとを備え、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することで実現されてもよい。
【0046】
割り当て決定部13は、入出力部12によって、番組の予約録画が受け付けられると、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bと、第3の記録媒体23Cとを対象として、予約録画の対象となる番組(以下、「予約録画番組」と呼ぶ。)の予約録画を行う期間の割り当てを行う。割り当て決定部13は、上記割り当てを、録画可能期間取得部14によって取得された、第1の録画可能期間と、第2の録画可能期間と、第3の録画可能期間とに基づいて行う。さらに、割り当て決定部13は、第1の録画可能容量と、第2の録画可能容量と、第3の録画可能容量とにも基づいて行ってもよい。割り当て決定部13は、予約録画番組を連続して録画可能な記録媒体23が存在する場合には、予約録画番組の開始時刻から終了時刻までの期間の全期間を、その記録媒体23に割り当てる。割り当て決定部13は、予約録画番組を連続して録画可能な記録媒体23が存在しない場合において、予約録画番組を複数の期間に分割して、複数の記録媒体23に割り当てることが可能な場合には、予約録画番組を複数の期間に分割し、分割した期間のそれぞれを、複数の記録媒体23に割り当てる。割り当て決定部13は、予約録画番組の分割方法が複数存在する場合には、最も分割数が少なくなるように上記割り当てを行う。すなわち、割り当て決定部13は、第1の録画可能期間と、第2の録画可能期間と、第3の録画可能期間とに基づいて、一の番組を、第1の記録媒体23Aに録画の対象として割り当てる期間(以下、「第1の期間」とも呼ぶ。)と、第2の記録媒体23Bに録画の対象として割り当てる期間(以下、「第2の期間」とも呼ぶ。)と、第3の記録媒体23Cに録画の対象として割り当てる期間(以下、「第3の期間」とも呼ぶ。)とに分割する場合には、一の番組の分割数が最も少なくなるように分割する。この際、割り当て決定部13は、予約録画番組を第1の期間と、それに続く第2の期間とに分割する場合には、第1の期間の最後の部分と、第2の期間の最初の部分とに、互いに重複して録画する初期のりしろ期間を含めて分割する。実施の形態1において、この初期のりしろ期間の長さは、予めT1(例えば、10分)と定められている。
【0047】
図3は、割り当て決定部13が、一の予約録画番組の予約録画を行う期間を、複数の記録媒体23に割り当てる様子の一例を示す模式図である。
図3に示される例では、予約録画番組は、番組開始時刻が13:00で、番組終了時刻が14:00となる1時間番組である。
【0048】
図3に示されるように、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bと、第3の記録媒体23Cとのいずれも、予約録画番組を連続して録画することができない。このため、割り当て決定部13は、予約録画番組の録画を行う期間を、第1の初期録画期間301(13:00〜13:40の期間)と、第2の初期録画期間302(13:30〜14:00の期間)とに分割して、それぞれを、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bとに割り当てる。この際、割り当て決定部13は、第1の初期録画期間301の最後のT1期間(10分間)と、第2の初期録画期間302の最初のT1期間(10分間)とに、互いに重複して録画する初期のりしろ期間(13:30〜13:40の期間)を含めて、録画を行う期間の分割を行う。
【0049】
再び
図1に戻って、録画制御装置10の構成についての説明を続ける。
【0050】
割り当て決定部13は、予約録画番組の録画を行う期間の割り当てを行うと、割り当てられた記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24のそれぞれに対して、割り当てた期間を示す初期割り当て期間情報を送信する。初期割り当て期間情報を受信した各制御部24は、予約録画番組の番組期間のうち、初期割り当て期間情報によって示される期間分の予約録画を行う。
【0051】
シーン検出部16は、第1の録画再生機20Aと、第2の録画再生機20Bと、第3の録画再生機20Cとにおいて録画中の番組の中から、所定の条件を満たすシーンを検出する。実施の形態1において、所定の条件を満たすシーンは、無音区間を含むシーンである。シーン検出部16は、録画部22から送信される無音区間検出信号を受信することで、所定の条件を満たすシーンを検出する。一般に、番組において、CMが開始されるタイミングに無音となる。このため、シーン検出部16は、実質的に、番組の中から、CMが開始されるシーンを検出する。
【0052】
のりしろ期間算定部17は、予約録画番組の番組期間のうち、一の記録媒体23と、他の一の記録媒体23との双方に録画させるのりしろ期間を算定する。実施の形態1において、のりしろ期間算定部17は、録画の対象とする予約録画番組の内容に基づいて、のりしろ期間の算定を行う。より具体的には、のりしろ期間算定部17は、シーン検出部16が、初期のりしろ期間中において、所定の条件を満たすシーンを検出した場合に、その検出に基づいて、そのシーンの検出時点をのりしろ期間の終了時点として、のりしろ期間の算定を行う。
【0053】
図4は、のりしろ期間算定部17が、一の予約録画番組の番組期間のうち、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bとの双方に録画させるのりしろ期間を算定する様子の一例を示す模式図である。
図4に示される例は、割り当て決定部13によって、一の予約録画番組の録画を行う期間が、第1の初期録画期間301(13:00〜13:40の期間)と、第2の初期録画期間302(13:30〜14:00の期間)とに分割されて、それぞれが、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bとに割り当てられている場合に、シーン検出部16が、初期のりしろ期間(13:30〜13:40の期間)中において、無音区間を含むシーン(13:35の時点)を検出したときの例となっている。
【0054】
図4に示されるように、初期のりしろ期間中の13:35に、シーン検出部16によって、無音区間を含むシーン、すなわち、実質的にCMが開始されるシーンが検出されると、のりしろ期間算定部17は、そのシーンの検出時点である13:35をのりしろ期間の終了時点として、のりしろ期間の算定を行う。すなわち、のりしろ期間算定部17は、初期のりしろ期間の開始時点である13:30から、実質的にCMが開始されるシーンが検出された時点である13:35までを、のりしろ期間(13:30〜13:35の期間)として算定する。
【0055】
再び
図1に戻って、録画制御装置10の構成についての説明を続ける。
【0056】
のりしろ期間算定部17は、上記のりしろ期間の算定を、第1の記録媒体23Aと第2の記録媒体23Bとの組み合わせ、第2の記録媒体23Bと第3の記録媒体23Cとの組み合わせ、及び、第3の記録媒体23Cと第1の記録媒体23Aとの組み合わせのそれぞれについて行う。すなわち、のりしろ期間算定部17は、第1の記録媒体23Aと第2の記録媒体23Bとの組み合わせにおける初期のりしろ期間の中から、第1の記録媒体23Aと第2の記録媒体23Bとの双方に録画させる第1ののりしろ期間の算定を行い、第2の記録媒体23Bと第3の記録媒体23Cとの組み合わせにおける初期のりしろ期間の中から、第2の記録媒体23Bと第3の記録媒体23Cとの双方に録画させる第2ののりしろ期間の算定を行い、第3の記録媒体23Cと第1の記録媒体23Aとの組み合わせにおける初期のりしろ期間の中から、第3の記録媒体23Cと第1の記録媒体23Aとの双方に録画させる第3ののりしろ期間の算定を行う。
【0057】
録画期間算定部18は、のりしろ期間算定部17がのりしろ期間を算定した場合に、予約録画番組の少なくとも一部を対象として、一の記録媒体23に録画させる、のりしろ期間を録画期間の最後の部分に含む一の録画期間と、他の一の記録媒体23に録画させる、のりしろ期間を録画期間の最初の部分に含む他の一の録画期間とを算定する。そして、録画期間算定部18は、一の録画期間の終了時点を算定すると、一の記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24に対して、現在一の記録媒体23で行っている録画を停止させる旨を示す録画停止信号を送信する。録画停止信号を受信すると、制御部24は、現在一の記録媒体23で行っている録画を停止させる。この停止により、一の録画期間の録画が終了する。
【0058】
図4に示される例において、録画期間算定部18は、第1の初期録画期間301の開始時点(13:00)からのりしろ期間の終了時点(13:35)までの期間を、第1の記録媒体23Aに録画させる第1の録画期間301A(13:00〜13:35の期間)として算定し、第2の初期録画期間302の開始時点(13:30)から第2の初期録画期間302の終了時点(14:00)までの期間、すなわち、第2の初期録画期間302そのものを、第2の記録媒体23Bに録画させる第2の録画期間(13:30〜14:00の期間)として算定する。
【0059】
再び
図1に戻って、録画制御装置10の構成についての説明を続ける。
【0060】
録画期間算定部18は、上記録画期間の算定を、第1ののりしろ期間、第2ののりしろ期間、及び、第3ののりしろ期間のそれぞれについて行う。すなわち、録画期間算定部18は、第1の期間の中から、第1ののりしろ期間と第3ののりしろ期間とを含む第1の録画期間の算定を行い、第2の期間の中から、第1ののりしろ期間と第2ののりしろ期間とを含む第2の録画期間の算定を行い、第3の期間の中から、第3の記録媒体に録画させる、第2ののりしろ期間と第3ののりしろ期間とを含む第3の録画期間を算定する。
【0061】
録画期間算定部18は、第1の録画期間の終了時点を算定すると、制御部24Aに対して、現在第1の記録媒体23Aで行っている録画を停止させる旨を示す録画停止信号を送信する。録画停止信号を受信すると、制御部24Aは、現在第1の記録媒体23Aで行っている録画を停止させる。この停止により、第1の録画期間の録画が終了する。また、録画期間算定部18は、第2の録画期間の終了時点を算定すると、制御部24Bに対して、現在第2の記録媒体23Bで行っている録画を停止させる旨を示す録画停止信号を送信する。録画停止信号を受信すると、制御部24Bは、現在第2の記録媒体23Bで行っている録画を停止させる。この停止により、第2の録画期間の録画が終了する。また、録画期間算定部18は、第3の録画期間の終了時点を算定すると、制御部24Cに対して、現在第3の記録媒体23Cで行っている録画を停止させる旨を示す録画停止信号を送信する。録画停止信号を受信すると、制御部24Cは、現在第3の記録媒体23Cで行っている録画を停止させる。この停止により、第3の録画期間の録画が終了する。
【0062】
連続再生部19は、入出力部12によって、番組の再生が受け付けられると、その番組を録画した記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24に対して、その番組を再生させる再生信号を送信する。特に、連続再生部19は、入出力部12によって、複数の記録媒体23に分割されて録画された番組の再生が受け付けられた場合には、その番組の一部分を録画した記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24のそれぞれに対して、その番組をシームレスに再生させる再生信号を送信する。より具体的は、連続再生部19は、再生対象となる番組について、先行する第1の録画期間の部分が一の記録媒体23に録画され、その先行する第1の録画期間に続いて後行する第2の録画期間の部分が他の一の記録媒体23に録画されている場合に、先に、先行する第1の録画期間全体を再生し、次に、その再生に連続して、先行する第1の録画期間の最後のシーンの部分から、後行する第2の録画期間の部分を再生する旨を示す再生信号を、一の記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24と、他の一の記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24とに送信する。すると、再生信号を受信した各制御部24は、再生対象となる番組がシームレスに再生されるように、自録画再生機20に含まれる記録媒体23に録画されている、その番組の録画部分を再生させる。この場合、再生する番組が、一の表示装置に表示されることが望ましい。例えば、第1の録画再生機20Aにディスプレイが接続されている場合には、そのディスプレイに、再生する番組が表示されてもよい。また、例えば、再生部25Aがディスプレイを備えている場合には、そのディスプレイに、再生する番組が表示されてもよい。また、例えば、入出力部12がタッチパネルを備えている場合には、そのタッチパネルに、再生する番組が表示されてもよい。
【0063】
図5は、一の番組が、先行する第1の録画期間301A(13:00〜13:35の期間)と、後行する第2の録画期間302A(13:30〜14:00の期間)とに分割されて、第1の録画期間301Aの部分が第1の記録媒体23Aに録画され、第2の録画期間302Aの部分が第2の記録媒体23Bに録画された場合において、その一の番組がシームレスに再生される様子の一例を示す模式図である。
図5に示されるように、一の番組は、まず、第1の録画期間301A全体が再生され、次に、連続して、第2の録画期間302Aのうち、第1の録画期間の最後のシーン(13:35の時点)の部分から、第2の録画期間302の最後のシーンの部分までが再生される。
【0064】
再び
図1に戻って、録画制御装置10の構成についての説明を続ける。
【0065】
制御部11は、入出力部12と、割り当て決定部13と、録画可能期間取得部14と、通信部15と、シーン検出部16と、のりしろ期間算定部17と、録画期間算定部18と、連続再生部19とを制御する。制御部11は、例えば、専用ハードウエアにより実現されてもよいし、例えば、録画制御装置10がプロセッサとメモリとを備え、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することで実現されてもよい。
【0066】
[考察]
上記構成の録画制御装置10によると、録画制御装置10によって複数の記録媒体に分割され録画された番組がシームレスに再生される場合において、再生における記録媒体23の切り替えが、無音区間が検出されたタイミング、すなわち、実質的にCMが開始されたタイミングで行われる。このため、この番組を視聴する視聴者は、再生における記録媒体23の切り替え時に、例え映像が乱れたとしても、この番組に対して覚える違和感が低減される。また、録画制御装置10によると、のりしろ期間を、予め定められた初期のりしろ期間T1よりも短い期間に調整することができる。このため、録画システム1は、第1の記録媒体23A、第2の記録媒体23B、又は/及び、第3の記録媒体23Cの記憶容量を、効率的に利用することができる。
【0067】
(実施の形態2)
ここでは、実施の形態1に係る録画システム1から、その構成の一部が変更された、実施の形態2に係る録画システムについて説明する。
【0068】
[録画システムの構成]
図6は実施の形態2に係る録画システム1Aの構成を示すブロック図である。
【0069】
図6に示されるように、録画システム1Aは、実施の形態1に係る録画システム1から、録画部22Aが録画部222Aに変更され、録画部22Bが録画部222Bに変更され、録画部22Cが録画部222Cに変更され、シーン検出部16がシーン検出部162に変更され、のりしろ期間算定部17がのりしろ期間算定部172に変更されている。また、これらの変更に伴い、第1の録画再生機20Aが第1の録画再生機202Aに変更され、第2の録画再生機20Bが第2の録画再生機202Bに変更され、第3の録画再生機20Cが第3の録画再生機202Cに変更され、録画制御装置10が録画制御装置102に変更されている。
【0070】
以下では、録画部222Aと、録画部222Bと、録画部222Cとを明示的に区別して説明する必要がない場合には、録画部222Aと、録画部222Bと、録画部222Cとのことを「録画部222」と呼ぶこともある。
【0071】
録画部222は、実施の形態1に係る録画部22と同様に、録画中の番組から、無音区間を検出する。そして、録画部222は、シーン検出部162に対して、無音区間検出信号を出力する。さらに、録画部222は、所定時間以上画面に変化がないシーン(以下、「第1のシーン」とも呼ぶ。)、所定時間以上字幕情報が更新されないシーン(以下、「第2のシーン」とも呼ぶ。)、字幕情報に、シーンの切り替えを示す特定の文字列が含まれるシーン(以下、「第3のシーン」とも呼ぶ。)、及び、所定の輝度に満たない画面を含むシーン(以下、「第4のシーン」とも呼ぶ。)を検出する。そして、これらのシーンを検出すると、録画部222は、録画制御装置102のシーン検出部162に対して、特定のシーンを検出した旨を示す特定シーン検出信号を送信する。第1のシーン〜第4のシーンは、いずれも、番組の再生中において、例え、これらシーンのタイミングで映像が乱れたとしても、この番組を視聴する視聴者が、この番組に対して覚える違和感が比較的少ないシーンに該当する。録画部222は、これら第1のシーン〜第4のシーン以外の、番組を視聴する視聴者が、例え、映像が乱れたとしても、この番組を視聴する視聴者が、この番組に対して覚える違和感が比較的少ないシーンを検出して、シーン検出部162に対して、特定のシーンを検出した旨を示す特定シーン検出信号を送信するとしてもよい。
【0072】
シーン検出部162は、第1の録画再生機202Aと、第2の録画再生機202Bと、第3の録画再生機202Cとにおいて録画中の番組の中から、第1の所定の条件を満たすシーンと、第2の所定の条件を満たすシーンとを検出する。実施の形態2において、第1の所定の条件を満たすシーンは、無音区間を含むシーンであり、第2の所定の条件を満たすシーンは、第1のシーン〜第4のシーンである。シーン検出部162は、録画部222から送信される無音区間検出信号を受信することで、第1の所定の条件を満たすシーンを検出し、録画部222から送信される特定シーン検出信号を受信することで、第2の所定の条件を満たすシーンを検出する。
【0073】
のりしろ期間算定部172は、予約録画番組の番組期間のうち、一の記録媒体23と、他の一の記録媒体23との双方に録画させるのりしろ期間を算定する。実施の形態2において、のりしろ期間算定部172は、録画の対象とする予約録画番組の内容に基づいて、のりしろ期間の算定を行う。より具体的には、のりしろ期間算定部172は、シーン検出部162が、初期のりしろ期間中において、第1の所定の条件を満たすシーンを検出した場合、または、第2の所定の条件を満たすシーンを検出した場合に、その検出に基づいて、そのシーンの検出時点をのりしろ期間の終了時点として、のりしろ期間の算定を行う。
【0074】
[考察]
実施の形態1に係る録画制御装置10は、初期のりしろ期間中において、実質的にCMが開始されたタイミングがのりしろ期間の終了時点となる構成例であった。これに対して、上記構成の録画制御装置102では、初期のりしろ期間中において、実質的にCMが開始されたタイミングがのりしろ期間の終了時点となるのに加えて、初期のりしろ期間中において、第1のシーン〜第4のシーンが開始されたタイミングも、のりしろ期間の終了時点となる。このため、録画制御装置102を利用する録画システム1Aは、実施の形態1に係る録画システム1よりもさらに、第1の記録媒体23A、第2の記録媒体23B、又は/及び、第3の記録媒体23Cの記憶容量を、効率的に利用することができる。
【0075】
(実施の形態3)
ここでは、実施の形態1に係る録画システム1から、その構成の一部が変更された、実施の形態3に係る録画システムについて説明する。
【0076】
[録画システムの構成]
図7は実施の形態3に係る録画システム1Bの構成を示すブロック図である。
【0077】
図7に示されるように、録画システム1Bは、実施の形態1に係る録画システム1から、割り当て決定部13が割り当て決定部133に変更されている。また、この変更に伴い、録画制御装置10が録画制御装置103に変更されている。
【0078】
割り当て決定部133は、実施の形態1に係る割り当て決定部13から、録画可能期間取得部14によって取得された、第1の録画可能期間と、第2の録画可能期間と、第3の録画可能期間とに加えて、さらに、過去に録画された番組の内容にも基づいて番組の分割を行うように変更されている。
【0079】
割り当て決定部133は、一の番組の分割を行う際に、録画システム1Bに含まれる各制御部24に、過去に録画した番組の中に、その一の番組に関連する番組の有無を問い合わせる。実施の形態3において、関連する番組とは、番組の放送時間帯が等しく、番組名の少なくとも一部が同名となる番組のことをいう。例えば、毎平日に帯番組として放送されている同名の情報番組、毎週同じ時間帯に放送されている同名のドラマ番組等が、関連する番組に該当する。割り当て決定部133は、1以上の関連する番組が録画されていた場合には、それら関連する番組が録画された記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24から、関連する番組のそれぞれにおいて、無音区間が検出された時刻を示す無音区間時刻情報を取得する。そして、割り当て決定部133は、取得した無音区間時刻情報から、分割の対象とする一の番組において無音区間が挿入されるであろう時間帯(以下、「推定無音区間時間帯」とも呼ぶ。)を推定する。割り当て決定部133は、推定無音区間時間帯に基づいて、のりしろ期間の適切な長さ(以下、「のりしろ長」とも呼ぶ。)を算定する。例えば、割り当て決定部133は、推定無音区間時間帯が、3分の幅に収まっている場合には、のりしろ長を5分と算定してもよい。そして、割り当て決定部133は、第1の録画可能期間と、第2の録画可能期間と、第3の録画可能期間とに加えて、推定無音区間時間帯と、のりしろ長と、第1の録画可能容量と、第2の録画可能容量と、第3の録画可能容量とにも基づいて、対象とする番組のどの部分をどの記録媒体23に記録させるかを決定する。例えば、割り当て決定部133は、最も録画期間が短くなる番組の部分を、最も録画可能容量の少ない記録媒体23に録画させるように、番組の分割を行ってもよい。
【0080】
[考察]
上記構成の録画制御装置103によると、過去に録画された関連する番組において、無音区間が検出されたタイミング、すなわち、実質的にCMが開始されたタイミングに基づいて、録画対象とする番組のどの部分をどの記録媒体23に記録させるかが決定される。このため、録画システム1Bは、録画対象とする番組の録画が、いずれかの記録媒体23の容量不足によって停止させられてしまう可能性を低減し得る。
【0081】
(実施の形態4)
ここでは、実施の形態1に係る録画システム1から、その構成の一部が変更された、実施の形態4に係る録画システムについて説明する。
【0082】
[録画システムの構成]
図8は実施の形態4に係る録画システム1Cの構成を示すブロック図である。
【0083】
図8に示されるように、録画システム1Cは、実施の形態1に係る録画システム1から、割り当て決定部13が割り当て決定部134に変更され、のりしろ期間算定部17がのりしろ期間算定部174に変更され、録画期間算定部18が録画期間算定部184に変更され、連続再生部19が連続再生部194に変更されている。また、これらの変更に伴い、録画制御装置10が録画制御装置104に変更されている。
【0084】
割り当て決定部134は、実施の形態1に係る割り当て決定部13と同様に、予約録画番組の録画を行う期間の割り当てを行う。そして、割り当て決定部134は、最初の期間が割り当てられた記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24に対して、割り当てた期間を示す第1の初期割り当て期間情報を送信し、最初の期間以外の期間が割り当てられた記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24のそれぞれに対して、割り当てた期間を示す第2の初期割り当て期間情報を送信する。第1の初期割り当て期間情報を受信した各制御部24は、予約録画番組の番組期間のうち、第1の初期割り当て期間情報によって示される期間分の予約録画を行う。また、第2の初期割り当て期間情報を受信した各制御部24は、予約録画番組の番組期間のうち、第2の初期割り当て期間情報によって示される期間分の予約録画を、スタンバイ状態とする。ここで、予約録画のスタンバイ状態とは、予約録画開始の時間となっても録画を開始せずに録画開始を保留し、予約録画開始の時点以降においてスタンバイ状態を解除する旨の信号を受信すると、その受信時点で保留を解除して、その受信時点から予約録画の終了の時点までの録画を行う状態のことをいう。
【0085】
のりしろ期間算定部174は、実施の形態1に係るのりしろ期間算定部17が行うのりしろ期間の算定とは異なる算定方法で、一の記録媒体23と、他の一の記録媒体23との双方に録画させるのりしろ期間を算定する。すなわち、のりしろ期間算定部174は、シーン検出部16が、初期のりしろ期間中において、所定の条件を満たすシーンを検出した場合に、その検出に基づいて、そのシーンの検出時点をのりしろ期間の開始時点として、のりしろ期間の算定を行う。
【0086】
図9は、のりしろ期間算定部174が、一の予約録画番組の番組期間のうち、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bとの双方に録画させるのりしろ期間を算定する様子の一例を示す模式図である。
図9に示される例は、割り当て決定部134によって、一の予約録画番組の録画を行う期間が、第1の初期録画期間301(13:00〜13:40の期間)と、第2の初期録画期間302(13:30〜14:00の期間)とに分割されて、それぞれが、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bとに割り当てられている場合に、シーン検出部16が、初期のりしろ期間(13:30〜13:40の期間)中において、無音区間を含むシーン(13:35の時点)を検出したときの例となっている。
【0087】
図9に示されるように、初期のりしろ期間中の13:35に、シーン検出部16によって、無音区間を含むシーン、すなわち、実質的にCMが開始されるシーンが検出されると、のりしろ期間算定部174は、そのシーンの検出時点である13:35をのりしろ期間の開始時点として、のりしろ期間の算定を行う。すなわち、のりしろ期間算定部174は、実質的にCMが開始されるシーンが検出された時点である13:35から、初期のりしろ期間の終了時点である13:40までを、のりしろ期間(13:35〜13:40の期間)として算定する。
【0088】
再び
図8に戻って、録画制御装置104の構成についての説明を続ける。
【0089】
録画期間算定部184は、実施の形態1に係る録画期間算定部18と同様に、のりしろ期間算定部174がのりしろ期間を算定した場合に、予約録画番組の少なくとも一部を対象として、一の記録媒体23に録画させる、のりしろ期間を録画期間の最後の部分に含む一の録画期間と、他の一の記録媒体23に録画させる、のりしろ期間を録画期間の最初の部分に含む他の一の録画期間とを算定する。そして、録画期間算定部184は、一の録画期間と他の一の録画期間とを算定すると、他の一の記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24に対して、予約録画のスタンバイ状態を解除する旨を示すスタンバイ解除信号を送信する。スタンバイ解除信号を受信した制御部24は、予約録画のスタンバイ状態を解除する。この予約録画のスタンバイ状態の解除により、他の一の録画期間の録画が開始される。
【0090】
図9に示される例において、録画期間算定部184は、第1の初期録画期間301の開始時点(13:00)から第1の初期録画期間301の終了時点(13:40)までの期間、すなわち、第1の初期録画期間301そのものを、第1の記録媒体23Aに録画させる第1の録画期間(13:00〜13:40の期間)として算定し、のりしろ期間の開始時点(13:35)から第2の初期録画期間302の終了時点(14:00)までの期間を、第2の記録媒体23Bに記録させる第2の録画期間302B(13:35〜14:00の期間)として算定する。
【0091】
再び
図8に戻って、録画制御装置104の構成についての説明を続ける。
【0092】
連続再生部194は、入出力部12によって、番組の再生が受け付けられると、その番組を録画した記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24に対して、その番組を再生させる再生信号を送信する。特に、連続再生部194は、入出力部12によって、複数の記録媒体23に分割されて録画された番組の再生が受け付けられた場合には、その番組の一部分を録画した記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24のそれぞれに対して、その番組をシームレスに再生させる再生信号を送信する。より具体的は、連続再生部194は、再生対象となる番組について、先行する第1の録画期間の部分が一の記録媒体23に録画され、その先行する第1の録画期間に続いて後行する第2の録画期間の部分が他の一の記録媒体23に録画されている場合に、先に、先行する第1の録画期間の最初の部分から、後行する第2の録画期間の最初の部分までを再生し、次に、その再生に連続して、後行する第2の録画期間の全体を再生する旨を示す再生信号を、一の記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24と、他の一の記録媒体23を含む録画再生機20に含まれる制御部24とに送信する。すると、再生信号を受信した各制御部24は、再生対象となる番組がシームレスに再生されるように、自録画再生機20に含まれる記録媒体23に録画されている、その番組の録画部分を再生させる。
【0093】
図10は、一の番組が、先行する第1の録画期間301B(13:00〜13:40の期間)と、後行する第2の録画期間302B(13:35〜14:00の期間)とに分割されて、第1の録画期間301Bの部分が第1の記録媒体23Aに録画され、第2の録画期間302Bの部分が第2の記録媒体23Bに録画された場合において、その一の番組がシームレスに再生される様子の一例を示す模式図である。
図10に示されるように、一の番組は、まず、第1の録画期間301Bのうち、最初のシーンの部分から第2の録画期間302Bの最初のシーン(13:35の時点)まで再生され、次に、連続して、第2の録画期間302Bの全体が再生される。
【0094】
[考察]
上記構成の録画制御装置104によると、実施の形態1に係る録画制御装置10と同様に、録画制御装置104によって複数の記録媒体に分割され録画された番組がシームレスに再生される場合において、再生における記録媒体23の切り替えが、無音区間が検出されたタイミング、すなわち、実質的にCMが開始されたタイミングで行われる。このため、この番組を視聴する視聴者は、再生における記録媒体23の切り替え時に、例え映像が乱れたとしても、この番組に対して覚える違和感が低減される。また、録画制御装置104によると、実施の形態1に係る録画制御装置10と同様に、のりしろ期間を、予め定められた初期のりしろ期間T1よりも短い期間に調整することができる。このため、録画システム1Cは、実施の形態1に係る録画システム1と同様に、第1の記録媒体23A、第2の記録媒体23B、又は/及び、第3の記録媒体23Cの記憶容量を、効率的に利用することができる。
【0095】
(実施の形態5)
ここでは、録画システム1が、一の予約録画番組を、3つ以上の録画期間に分割して、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bと、第3の記録媒体23Cとに録画させる具体的なケース(以下、「具体ケース」とも呼ぶ。)について説明する。
【0096】
図11は、具体ケースにおける、予約録画番組と、第1の記録媒体23Aにおける録画可能期間と、第2の記録媒体23Bにおける録画可能期間と、第3の記録媒体23Cにおける録画可能期間との関係を示す模式図である。
【0097】
図11からわかるように、この具体ケースでは、予約録画番組を、3つ以上の録画期間に分割しないと、この予約録画番組を録画できない。
【0098】
図12は、具体ケースにおいて、予約録画番組を、3つの録画期間に分割して第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bと、第3の記録媒体23Cとに録画させる様子の一例を示す模式図である。
【0099】
図13は、具体ケースにおいて、予約録画番組を、4つの録画期間に分割して第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bと、第3の記録媒体23Cとに録画させる様子の一例を示す模式図である。
【0100】
図12と
図13とを比較することで明らかなように、予約録画番組を、3つの録画期間に分割して録画させる方が、4つの録画期間に分割して録画させるよりも、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bと、第3の記録媒体23Cとでトータルに録画する期間が、のりしろ期間Cの分だけ短くなる。同様に、予約録画番組を、3つの録画期間に分割して録画させる方が、5つ以上の録画期間に分割して録画させるよりも、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bと、第3の記録媒体23Cとでトータルに録画する期間が短くなる。すなわち、具体ケースでは、予約録画番組を、4つ以上の録画期間に分割して録画させずに、3つの録画期間に分割して録画させることで、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bと、第3の記録媒体23Cとでトータルに録画する期間を最も短くすることができる。
【0101】
実施の形態1において前述した通り、割り当て決定部13は、予約録画番組の分割方法が複数存在する場合には、最も分割数が少なくなるように、予約録画を行う期間の割り当てを行う。すなわち、割り当て決定部13は、具体ケースでは、
図12に示されるように、予約録画番組を、3つの録画期間に分割する。従って、録画システム1は、具体ケースにおいて、第1の記録媒体23Aと、第2の記録媒体23Bと、第3の記録媒体23Cとでトータルに録画する期間を最も短くすることができる。
【0102】
(実施の形態6)
ここでは、実施の形態1に係る録画システム1から、その構成の一部が変更された、実施の形態6に係る録画システムについて説明する。
【0103】
[録画システムの構成]
図14は、実施の形態6に係る録画システム1Eの構成を示すブロック図である。
【0104】
図14に示されるように、録画システム1Eは、実施の形態1に係る録画システム1から、割り当て決定部13が割り当て決定部136に変更され、録画期間算定部18が録画期間算定部186に変更されている。また、これらの変更に伴い、録画制御装置10が録画制御装置106に変更されている。
【0105】
割り当て決定部136は、実施の形態1に係る割り当て決定部13から、一の記録媒体23と、他の一の記録媒体23とに一の共通の期間が存在し、かつ、その一の共通の期間が初期のりしろ期間T1よりも短い場合に行う予約録画番組の分割方法が異なるように変更されている。すなわち、割り当て決定部136は、一の記録媒体23と、他の一の記録媒体23とに一の共通の期間が存在し、かつ、その一の共通の期間が初期のりしろ期間T1よりも短い場合に、予約録画番組を、一の記録媒体23に録画の対象として割り当てる第1の期間と、他の一の記録媒体に録画の対象として割り当てる第2の期間と、更なる他の一の記録媒体に録画の対象として割り当てる第3の期間とに分割する。そして、この分割の際に、第1の期間と第2の期間と第3の期間とに、上記一の共通の期間を含め、かつ、第3の期間の長さが初期のりしろ期間T1となるように分割を行う。
【0106】
図15は、割り当て決定部136が、一の予約録画番組の予約録画を行う期間を、複数の記録媒体23に割り当てる様子の一例を示す模式図である。
【0107】
図15に示されるように、この例では、予約録画番組を、3つ以上の録画期間に分割しないと、この予約録画番組を録画できない。このため、割り当て決定部136は、予約録画番組を、3つの録画期間に分割する。一方で、第1の記録媒体23Aの録画可能期間と、第2の記録媒体23Bの録画可能期間との共通の期間(T3)が、初期のりしろ期間T1(ここでは10分)よりも短い5分しかない。これらのことから、割り当て決定部136は、予約録画番組を、上記共通の期間を含む、第1の記録媒体23Aに録画の対象として割り当てる第1の期間305Aと、上記共通の期間を含む、第2の記録媒体23Bに録画の対象として割り当てる第2の期間305Bと、上記共通の期間を含み、期間の長さがT1となる、第3の記録媒体23Cに録画の対象として割り当てる第3の期間305Cとに分割する。
【0108】
再び、
図14に戻って、録画制御装置106の構成についての説明を続ける。
【0109】
録画期間算定部186は、実施の形態1に係る録画期間算定部18から、一の記録媒体23と、他の一の記録媒体23とに一の共通の期間が存在し、かつ、その一の共通の期間が初期のりしろ期間T1よりも短い場合に行う録画期間の算定方法が異なるように変更されている。すなわち、録画期間算定部186は、一の記録媒体23と、他の一の記録媒体23とに一の共通の期間が存在し、かつ、その一の共通の期間が初期のりしろ期間T1よりも短い場合において、割り当て決定部136が、予約録画番組を、一の記録媒体23に録画の対象として割り当てる第1の期間と、他の一の記録媒体23に録画の対象として割り当てる第2の期間と、更なる他の一の記録媒体23に録画の対象として割り当てる第3の期間とに分割すると、第1の期間を、一の記録媒体23に録画させる第1の録画期間として算定し、第2の期間を、他の一の記録媒体23に録画させる第2の録画期間として算定し、第3の期間を、更なる他の一の記録媒体23に録画させる第3の録画期間として算定する。
【0110】
図15の例において、録画期間算定部186は、第1の期間305Aを、第1の録画期間として算定し、第2の期間305Bを、第2の録画期間として算定し、第3の期間305Cを、第3の録画期間として算定する。
【0111】
[考察]
上記構成の録画システム1Eによると、第1の記録媒体23Aの録画可能期間と、第2の記録媒体23Bの録画可能期間とに、一の共通の期間が存在し、かつ、その一の共通の期間が、のりしろ期間として十分でない可能性がある長さしかない場合には、第3の記録媒体23Cに、のりしろ期間として利用可能な期間の録画が行われる。このため、予約録画番組が録画された後に、その一の共通期間が、のりしろ期間として利用可能でないことがわかったとしても、第3の記録媒体23Cに録画された期間をのりしろ期間として利用することができる。また、逆に、予約録画番組が録画された後に、その一の共通期間が、のりしろ期間として利用可能であることがわかった場合には、第3の記録媒体23Cに録画された期間を削除することで、第3の記録媒体23Cの記憶容量を、効率的に利用することができる。
【0112】
以上、本発明の実施の形態に係る録画再生装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
【0113】
例えば、実施の形態1において、録画制御装置10と、第1の録画再生機20Aとは、互いに別装置であるかの如く説明した。しかしながら、録画システム1において、録画制御装置10の機能と、第1の録画再生機20Aの機能とを実現することができれば、録画制御装置10と、第1の録画再生機20Aとは、互いに別装置である構成に限定されない。例えば、第1の録画再生機20Aが録画制御装置10に含まれる構成の例が考えられる。この構成の場合には、例えば、録画制御装置10は、制御部11と、入出力部12と、割り当て決定部13と、録画可能期間取得部14と、通信部15と、シーン検出部16と、のりしろ期間算定部17と、録画期間算定部18と、連続再生部19とに加えて、受信部21Aと、録画部22Aと、第1の記録媒体23Aと、制御部24Aと、再生部25Aと、通信部26Aとを含んで構成される。また、逆に、例えば、録画制御装置10が第1の録画再生機20Aに含まれる構成の例も考えられる。この構成の場合には、例えば、第1の録画再生機20Aは、受信部21Aと、録画部22Aと、第1の記録媒体23Aと、制御部24Aと、再生部25Aと、通信部26Aとに加えて、制御部11と、入出力部12と、割り当て決定部13と、録画可能期間取得部14と、通信部15と、シーン検出部16と、のりしろ期間算定部17と、録画期間算定部18と、連続再生部19とを含んで構成される。
【0114】
また、例えば、実施の形態1において、録画部22は、番組を録画の対象とするとして説明した。しかしながら、録画部22の録画の対象は、番組全体に限定される必要はない。例えば、録画部22は、番組の少なくとも一部を録画の対象としても構わない。
【0115】
また、例えば、実施の形態2において、のりしろ期間算定部172は、初期のりしろ期間中において、第1の所定のシーンを検出した場合、または、第2の所定の条件を満たすシーンを検出した場合に、その検出時点をのりしろ期間の終点として、のりしろ期間の算定を行う構成について説明した。これに対して、のりしろ期間算定部172の他の構成例として、のりしろ期間算定部172は、初期のりしろ期間中において、第1の所定のシーンを検出した場合、または、初期のりしろ期間の開始時点から所定期間T2(T2<T1)経過した後において、第2の所定の条件を満たすシーンを検出した場合に、その検出時点をのりしろ期間の終点として、のりしろ期間の算定を行う構成例も考えられる。
【0116】
また、上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクドライブ、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムとして構成されても良い。RAMまたはハードディスクドライブには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
【0117】
さらに、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしても良い。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、例えば、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムを含む。この場合、ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
【0118】
さらにまた、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしても良い。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしても良い。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしても良い。
【0119】
また、本発明は、上記に示す方法であるとしても良い。また、本発明は、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしても良いし、上記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしても良い。
【0120】
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしても良い。また、これらの非一時的な記録媒体に記録されている上記デジタル信号であるとしても良い。
【0121】
また、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしても良い。
【0122】
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、上記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、上記マイクロプロセッサは、上記コンピュータプログラムに従って動作するとしても良い。
【0123】
また、上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記非一時的な記録媒体に記録して移送することにより、または上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしても良い。
【0124】
さらに、上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしても良い。