【実施例1】
【0016】
既存のトリプルフックカバー1場合、ルアー本体2セットされたトリプルフックを覆っているトリプルフックカバー1を取り外すには、片手でルアー本体2掴み、もう片手でルアー本体2セットされているトリプルフック3、トリプルフックカバー1越しに掴む、または、実開昭60−68982号公報第1
図6示す指掛け部を掴み力を込めて引き抜く必要があった。
【0017】
この場合、実開昭60−68982号第1
図6指掛け部はトリプルフックフック3中心軸より偏差して設けてあるため、引き抜く際にその力がカバーを引き抜く方向ではなく、1
図5口部を広げる方向に作用して力のロスとなり、より大きな力が必要となる。
【0018】
当発明では既存のトリプルフックカバー1に対し、
図2の4明フックカバーの5下端部中心より6心軸部を伸ばし、その先端に7起部と8面部を設け、それを
図3の9型取外し装置に設けた10レール溝部に挿入した後に4発明フックカバーと9箱型取外し装置を逆方向、つまり引き離す向きに引っ張ることにより力のロスなく確実簡単に4発明フックカバーの脱着が可能となる。
【0019】
この時、9発明箱型取外し装置に設けた10レール溝部の溝幅に対して、4発明フックカバーの5下端部中心より伸びた6中心軸部は溝幅より細く、容易に10レール溝部に挿入でき、かつ、8平面部と9箱型取外し装置の11内面は程よく接触しつつ10レール溝部の溝幅より幅広な7突起部が引っかかりとなって4発明フックカバーは9発明箱型取外し装置に設けられた10レール溝部を溝の範囲内で抜け落ちることなく可動できる。
【0020】
図5の様に2ルアーにセットされた3トリプルフックに4発明フックカバーを装着して、9箱型取外し装置の10レール溝部に4発明フックカバーの6中心軸を沿うように、
図5の様に挿入する。
【0021】
図5の9箱型取外し装置の断面図に記した12板バネは特性として穏やかな撓みを持ち、図に示す9箱型取外し装置の13挿入口側から14取外し口側に向けて傾斜させて取付けてある。
【0022】
9箱型取外し装置の13挿入口側から挿入された4発明フックカバーは7突起部が12板バネに当たるが、少しの力を込めて装着方向に押込むことで12板バネの適度な撓みの効果で12板バネを押し下げて9箱型取外し装置の中心部、2つの12板バネの間に可動範囲を制限され収まることとなる。
【0023】
無負荷の状態では9箱型取外し装置に挿入された4発明フックカバーは7突起部が12板バネに引っかかるために9箱型取外し装置の10レール溝部から脱落することはない。
【0024】
この、4発明フックカバーが9箱型取外し装置の内側に設けられた2つの12バネの間に収まっている状態が、4発明フックカバーから2ルアーを取り外せる状態である。
【0025】
ルアー交換を実施する際には、9箱型取外し装置の10レール溝部に挿入されて保持されている4発明フックカバーに2ルアーの3トリプルフックをはめ込み針先を安全に保護した状態から、2ルアーを9箱型取外し装置の12取り出し口側にスライドさせる。
【0026】
2ルアーを12取り出し口方向にスライドさせることにより、2ルアーに装着した4発明フックカバーの7突起部が、9箱型取外し装置内部の12板バネに干渉し撓ませることにより、2ルアーを安全に9箱型取外し装置より外すことが出来る。
【0027】
当発明の
図2発明フックカバーと
図3箱型取外し装置のは各々を組み合わせての使用が重要で、実際の使用にあたっては、
図6の様に15フィッシンググローブ甲部分、またはルアー収納ケース、釣り竿のグリップ部分等に縫付け、接着、またはマジックテープ(登録商標)等により身の回りに
図3箱型取外し装置を固定することにより
図2発明フックカバーの片手での脱着が可能となる。
【0028】
実際に様々な自然環境下でのフィールドで釣りをしながら両手をルアー交換の為にのみ使用することは非常に無駄な手間であり、時として危険を伴うものである。
【0029】
その観点から、片手で釣り竿を安全に保持しつつ、もう片手でルアー本体を掴み、フックカバーを少ない力で確実に脱着できる当発明のメリットは大きい。
【0030】
当発明では
図4のように、
図2フックカバー部と
図3新規レール部の組み合わせで使用することとなるが、単に
図2を
図3に挿入するだけでは実際の使用に際し、10レール溝内での移動に制限がなく、溝からフックカバーが外れて脱落してしまう。それを防ぐために下記の実施例を設ける。
【0031】
板バネ式フックカバー脱落防止装置
図3レール内に12のような形で緩やかな撓みを持つ板バネを設けることにより
図2フックカバーの7突起部が12板バネに引っかかる事により方向と移動範囲の制限を与えられ、同時に脱着時の方向が指定されることとなる。
【0032】
そのため、一旦、
図2フックカバーを10レール溝部に装着してしまえば
図2フックカバーの7突起部が板バネに引っかかる抵抗で意図的に力を込めてフックカバーを移動させない限り、
図2フックカバーが不意に10レール溝部から脱落することを防ぐこととなる。