(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-213832(P2019-213832A)
(43)【公開日】2019年12月19日
(54)【発明の名称】全ての面がフルフラット(一様に平面)な蓋つき容器(主に水筒)
(51)【国際特許分類】
A45F 3/16 20060101AFI20191122BHJP
【FI】
A45F3/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2018-122502(P2018-122502)
(22)【出願日】2018年6月11日
(71)【出願人】
【識別番号】518229445
【氏名又は名称】金井 智彦
(72)【発明者】
【氏名】金井 智彦
【テーマコード(参考)】
2E181
【Fターム(参考)】
2E181CA01
2E181CB01
(57)【要約】
【課題】水筒をはじめとする、従来の主に液体の搬送・携行を目的とした蓋つき容器は、形状が円筒形であるために、特にビジネス鞄等の薄型かつ四角を基調とした鞄には収納がしづらかったり、フルフラット(一様に平面)を特徴としていないために隙間なく重ねたり並べたりする事ができず、本棚等に隙間なく液体を備蓄する事ができなかったり、段ボール箱等での搬送に際し隙間なく効率よく梱包・運搬する事ができなかった。
【解決手段】本体と蓋の嵌合を工夫する事により、蓋をした状態においても六面全てがフルフラット(一様に平面)となり、鞄への収納が容易であったり、隙間なく本棚等に液体を備蓄できたり、段ボール箱等での搬送に際し隙間なく効率よく運搬する事ができる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と蓋を嵌合させた時に六面が全てフルフラット(一様に平面)となる、直方体構造の、主に液体を封入するための容器である
【請求項2】
前記の嵌合は、本体に蓋と同様形状の窪みを設ける事により実現することを特徴とする請求項1記載の主に液体を封入するための容器である
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、主に液体を封入して搬送・携行をする事を主目的とした蓋つき容器(主に水筒)に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の水筒は一般的に、円筒形の形状である。また、円筒形以外の形状においては、実開平02−119029号公報に見られるような直方体構造の物が存在するが、フルフラット(一様に平面)を主目的とした物ではなく、以下に示す当発明が実現する課題解決を満たさない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平02−119029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、以上の技術によれば、形状が円筒形であるために、特にビジネス鞄等の薄型かつ四角を基調とした鞄には収納がしづらかったり、フルフラット(一様に平面)を特徴としていないために隙間なく重ねたり並べたりする事ができず、本棚等に隙間なく液体を備蓄する事ができなかったり、段ボール箱等での搬送に際し隙間なく効率よく梱包・運搬する事ができなかった。
そこで、この発明は、蓋をした状態においても六面全てがフルフラット(一様に平面)となり、鞄への収納が容易であったり、隙間なく本棚等に液体を備蓄できたり、段ボール箱等での搬送に際し隙間なく効率よく梱包・運搬する事のできる容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、第一発明は、直方体形状であり、蓋をした状態で六面全てがフルフラット(一様に平面)となることを特徴とする蓋つき容器(主に水筒)である。
【発明の効果】
【0007】
第一発明によれば、蓋をした状態においても六面全てがフルフラット(一様に平面)となり、鞄への収納が容易であったり、隙間なく本棚等に液体を備蓄できたり、段ボール箱等での搬送に際し隙間なく効率よく梱包・運搬する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】この発明の一実施形態において、本体から蓋を外した状態を示す斜視図である
【発明を実施するための形態】
【0009】
この発明の一実施形態を、
図1および
図2に示す。
容器本体および蓋は、ABS、PP等の樹脂製またはステンレス等の金属製であり、本体には液体の入排出口を有する。また、本体には、蓋の厚み、形状と同じ窪みを有する。両者を嵌合させる事で六面全てがフルフラット(一様に平面)な容器を構成する
【0010】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、本体と蓋の嵌合形状によりフルフラット(一様に平面)となる。したがって、鞄への収納が容易であったり、隙間なく本棚等に液体を備蓄できたり、段ボール箱等での搬送に際し隙間なく効率よく梱包・運搬する事ができる。
「他の実施形態」
図1および
図2の実施形態では、液体の入排出口の形状が四角になっており、それに即した蓋の形状および嵌合方法となっているが、他の実施形態では、入排出口は円をはじめとした他形状でも良いし、取り付け箇所も本体いずれの箇所でも良い。また蓋の形状や嵌合方法についても、前述の形状に即したものでも良い。
【符号の説明】
【0010】
1 容器本体 2 液体の入排出口
3 蓋