特開2019-213840(P2019-213840A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2019213840-分割型ジューサー 図000003
  • 特開2019213840-分割型ジューサー 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-213840(P2019-213840A)
(43)【公開日】2019年12月19日
(54)【発明の名称】分割型ジューサー
(51)【国際特許分類】
   A47J 43/046 20060101AFI20191122BHJP
   A47J 19/00 20060101ALI20191122BHJP
   A47J 43/08 20060101ALI20191122BHJP
【FI】
   A47J43/046
   A47J19/00 C
   A47J19/00 N
   A47J43/08
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2018-215797(P2018-215797)
(22)【出願日】2018年11月16日
(31)【優先権主張番号】201810606004.2
(32)【優先日】2018年6月13日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】518410272
【氏名又は名称】深▲せん▼市凝鋭電子科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN NINGRUI ELECTRONIC TECHNOLOGY CO.,LTD
(74)【代理人】
【識別番号】100205936
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 海龍
(74)【代理人】
【識別番号】100132805
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 貴之
(72)【発明者】
【氏名】楊 洪勝
(72)【発明者】
【氏名】鄒 仕海
【テーマコード(参考)】
4B053
【Fターム(参考)】
4B053AA01
4B053BB02
4B053BF03
4B053BF13
4B053BL02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】カップ本体とベースの結合操作が簡単で、安全かつ、洗い易い分割型ジューサーを提供すること。
【解決手段】ベース1とカップ本体2とを備える分割型ジューサーであって、カップ本体はプラスチック製またはガラス製であり、ベースの底部にはボトムケース3が設置される。駆動装置4は、穴スロット9に位置する下側コネクタ10に接続され、駆動装置は、垂直に取り付けられたブラシレスモータであり、モータ軸は下側コネクタに接続される。底部に上側コネクタ19が接続され、上側コネクタの底部と下側コネクタの上部には、噛み合う、噛み合い歯または噛み合いブロックが設けられている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースと、カップ本体と、を備える分割型ジューサーであって、
前記ベースの底部にはボトムケースが設置されており、前記ベース内には、回路基板に接続された駆動装置と、誘導スイッチ及び電源線に接続された回路基板とが取り付けられており、誘導スイッチはベースの上端面に取り付けられており、前記ベースの中間部には穴スロットが設けられており、前記駆動装置は、前記穴スロット中に位置する下側コネクタに接続されており、前記ベースの上端面内には下側磁石が埋め込まれているとともに、下側磁石を覆っている滑り止め用の吸盤が設けられており、
前記カップ本体にはカップカバーが設けられており、カップカバーとカップ本体の開口はねじを介して接続されており、下側磁石に対応する位置にある上側磁石が前記カップカバーの下端面内に埋め込まれており、前記カップカバーの中間部には、中央貫通孔が設けられているとともにパドルカッタが取り付けられたテーパ部が設けられており、パドルカッタの軸は、テーパ部の中央貫通孔を貫通しており、底部には上側コネクタが接続されており、
前記上側コネクタの底部と下側コネクタの上部には、噛み合う噛み合い歯または噛み合いブロックが設けられている、分割型ジューサー。
【請求項2】
前記駆動装置は、垂直に取り付けられたブラシレスモータであり、モータ軸は、下側コネクタに接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の分割型ジューサー。
【請求項3】
前記駆動装置は、水平に取り付けられたブラシモータであり、モータ軸はウォームに接続されており、ウォームと噛み合うウォームホイールはウォームの一側に取り付けられており、ウォームホイールの輪軸は下側コネクタに接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の分割型ジューサー。
【請求項4】
前記パドルカッタには、上V字状の上刃及び逆V字状の下刃が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の分割型ジューサー。
【請求項5】
前記ベースの縁部には、回路基板に接続されたLEDインジケータが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の分割型ジューサー。
【請求項6】
前記カップカバーには、シールリングが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の分割型ジューサー。
【請求項7】
前記カップ本体は、プラスチック製またはガラス製であることを特徴とする、請求項1に記載の分割型ジューサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ジューサーに関し、特に分割型ジューサーに関する。
【背景技術】
【0002】
ジュースカップとも呼ばれるジューサーは、果物や野菜を快速に絞ってジュースにすることができるマシンであり、小型は家庭用にすることができる。既存のジューサーの回転刃は、ベースの上端に取り付けられ、また形状がベースの一側に取り付けられたため、カップ本体がセットされていない場合には、刃が外部に露出するため、不注意でスイッチを押すと、傷づきやすくなる。また、刃がベースに接続されているため、洗浄が困難である。カップ本体をセットした場合、カップ本体とベースとがバックルまたはねじで接続されるので、安全性と使用上の不便を避けるために、カップ本体を取り付ける際には、位置決め、締め付け、係り付け等の作業が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の欠点を解決するために、本発明は分割型ジューサーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の上記した目的は、以下の技術的解決策により達成されるが、即ち、ベースと、カップ本体と、を備える分割型ジューサーであって、
前記ベースの底部にはボトムケースが設置されており、前記ベース内には、回路基板に接続された駆動装置と、誘導スイッチ及び電源線に接続された回路基板とが取り付けられており、誘導スイッチはベースの上端面に取り付けられており、前記ベースの中間部には穴スロットを設けられており、前記駆動装置は、前記穴スロット中に位置する下側コネクタに接続されており、前記ベースの上端面内には下側磁石が埋め込まれているとともに、下側磁石を覆う滑り止め用の吸盤が設けられており、
前記カップ本体にはカップカバーが設けられており、カップカバーとカップ本体の開口はねじを介して接続されており、下側磁石に対応する位置にある上側磁石が前記カップカバーの下端面内に埋め込まれており、前記カップカバーの中間部には、中央貫通孔が設けられているとともにパドルカッタが取り付けられたテーパ部が設けられており、パドルカッタの軸は、テーパ部の中央貫通孔を貫通しており、底部には上側コネクタが接続されており、
前記上側コネクタの底部と下側コネクタの上部には、噛み合う噛み合い歯または噛み合いブロックが設けられている。
【0005】
さらに、前記駆動装置は、垂直に取り付けられたブラシレスモータであり、モータ軸は、下側コネクタに接続されている。
【0006】
さらに、前記駆動装置は、水平に取り付けられたブラシモータであり、モータ軸はウォームに接続されており、ウォームと噛み合うウォームホイールはウォームの一側に取り付けられており、ウォームホイールの輪軸は下側コネクタに接続されている。
【0007】
さらに、前記パドルカッタには、上V字状の上刃及び逆V字状の下刃が設けられている。
【0008】
さらに、前記ベースの縁部には、回路基板に接続されたLEDインジケータが設けられている。
【0009】
さらに、前記カップカバーには、シールリングが設けられている。
【0010】
さらに、前記カップ本体は、プラスチック製またはガラス製である。
【0011】
本発明の動作原理は、以下のようである。食材をカップ本体に入れて、カップカバーを締め付けた後、ベースに置いて、誘導スイッチを押し付けて、回路を始動させると、駆動装置が回転することによってパドルカッタを回転させることにより、ジュースを抽出する機能を達成させる。マシンの動作の間には、上側磁石及び下側磁石の吸着力によってカップ本体を安定化させ、LEDインジケータは順番に点灯されて、動作の進行をリアルタイムで表示する。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、既存の技術に比べて、本発明のジュースカップの構造が伝統的なジュースカップの構造を変えて、操作が簡単で、安全で、洗い易く、静かで、環境にやさしく、取り扱い寿命が長いという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施例1の構造模式図である。
図2】本発明の実施例2の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下は、実施例に合わせて、本発明について詳しく説明する。
(実施例1)
図1に示されたように、ベース1とカップ本体2とを備える分割型ジューサーであって、前記カップ本体2はプラスチック製またはガラス製であり、前記ベース1の底部にはボトムケース3が設置され、前記ベース1内には、回路基板5に接続された駆動装置4と、誘導スイッチ6及び電源線7に接続された回路基板5とが取り付けられ、誘導スイッチ6は、ベース1の上端面に取り付けられ、前記ベース1の縁部には、回路基板5に接続されたLEDインジケータ8が設置され、前記ベース1の中間部には穴スロット9が設けられ、前記駆動装置4は、前記穴スロット9に位置する下側コネクタ10に接続され、前記駆動装置4は、垂直に取り付けられたブラシレスモータであり、モータ軸は下側コネクタ10に接続される。前記ベース1の上端面内には下側磁石11が埋め込まれるとともに、下側磁石11を覆う滑り止め用の吸盤12が設けられ、前記カップ本体2には、シールリング14が設けられたカップカバー13が設けられ、カップカバー13とカップ本体2の開口はねじを介して接続され、下側磁石11に対応する位置にある上側磁石15が前記カップカバー13の下端面内に埋め込まれ、前記カップカバー13の中間部には、中央貫通孔17が設けられるとともに、パドルカッタ18が取り付けられたテーパ部16が設けられ、前記パドルカッタ18には、上V字状の上刃18-1及び逆V字状の下刃18-2が設けられ、パドルカッタ18の軸がテーパ部16の中央貫通孔17を貫通し、底部に上側コネクタ19が接続され、前記上側コネクタ19の底部と下側コネクタ10の上部には、噛み合う噛み合い歯または噛み合いブロックが設けられる。
【0015】
本発明の動作原理は、以下のとおりである。食材をカップ本体2に入れて、カップカバー13を締め付けた後、ベース1に置いて、誘導スイッチ6を押し付けて、回路を始動させると、垂直に取り付けられたブラシレスモータのモータ軸によって下側コネクタ10、上側コネクタ19を回転させて、パドルカッタ18を回転させることで、ジュースを抽出する機能を達成させる。マシンの動作の間には、カップ本体2とベース1は、上側磁石及び下側磁石を介してしっかりと結合され、LEDインジケータは順番に点灯されて、動作の進行をリアルタイムで表示する。
【0016】
(実施例2)
図2に示されたように、ベース1とカップ本体2とを備える分割型ジューサーであって、前記カップ本体2はプラスチック製またはガラス製であり、前記ベース1の底部にはボトムケース3が設置され、前記ベース1内には、回路基板5に接続された駆動装置4と、誘導スイッチ6及び電源線7に接続された回路基板5とが取り付けられ、誘導スイッチ6は、ベース1の上端面に取り付けられ、前記ベース1の縁部には、回路基板5に接続されたLEDインジケータ8が設置され、前記ベース1の中間部には穴スロット9が設けられ、前記駆動装置4は、前記穴スロット9に位置する下側コネクタ10が接続され、前記駆動装置4は、水平に取り付けられたブラシモータであり、モータ軸は、ウォーム20に接続され、ウォーム20の一側にはウォーム20と噛み合うウォームホイール21が取り付けられ、ウォームホイール21の輪軸は下側コネクタ10に接続される。前記ベース1の上端面内に下側磁石11が埋め込まれるとともに、下側磁石11を覆う滑り止め用の吸盤12が設けられ、前記カップ本体2には、シールリング14が設けられたカップカバー13が設置され、カップカバー13とカップ本体2の開口はねじを介して接続され、下側磁石11に対応する位置にある上側磁石15が前記カップカバー13の下端面内に埋め込まれ、前記カップカバー13の中間部には、中央貫通孔17が設けられるとともに、パドルカッタ18が取り付けられたテーパ部16が設けられ、前記パドルカッタ18には、上V字状の上刃18-1及び逆V字状の下刃18-2が設けられ、パドルカッタ18の軸がテーパ部16の中央貫通孔17を貫通し、底部に上側コネクタ19が接続され、前記上側コネクタ19の底部と下側コネクタ10の上部には、噛み合う噛み合い歯または噛み合いブロックが設けられる。
【0017】
本発明の動作原理は、以下のようである。食材をカップ本体2に入れて、カップカバー13を締め付けた後、ベース1に置いて、誘導スイッチ6を押し付けて、回路を始動させると、水平に取り付けられたブラシモータのモータ軸によってウォーム20を動かせ、ウォーム20によってウォームホイール21を回転させて、またウォームホイール軸によって下側コネクタ10、上側コネクタ19を回転させて、パドルカッタ18を回転させることで、ジュースを抽出する機能を達成させる。マシンの動作の間には、上側磁石及び下側磁石の吸着力を介してカップ本体2を安定化させ、LEDインジケータは順番に点灯されて、動作の進行をリアルタイムで表示する。
【0018】
上記は、本発明の特許範囲を限定するものではなく、本発明の実施例に過ぎず、本発明の明細書及び実施例の内容を利用して作られた均等な構造または均等なプロセス変換は、直接的にまたは間接的に他の関連技術分野に応用されても、同じく全て本発明の特許保護の範囲に含まれる。
図1
図2