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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-214436(P2019-214436A)
(43)【公開日】2019年12月19日
(54)【発明の名称】巻上機及びエレベーター
(51)【国際特許分類】
   B66B 11/08 20060101AFI20191122BHJP
   F16D 55/225 20060101ALI20191122BHJP
   F16D 65/092 20060101ALI20191122BHJP
   F16D 65/095 20060101ALI20191122BHJP
【FI】
   B66B11/08 G
   F16D55/225 102C
   F16D65/092 B
   F16D65/095 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-111238(P2018-111238)
(22)【出願日】2018年6月11日
(71)【出願人】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110000925
【氏名又は名称】特許業務法人信友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】岡部 一成
(72)【発明者】
【氏名】尾方 尚文
(72)【発明者】
【氏名】芹澤 良輔
【テーマコード(参考)】
3F306
3J058
【Fターム(参考)】
3F306AA02
3F306BA09
3J058AA43
3J058AA48
3J058AA64
3J058AA69
3J058AA73
3J058AA78
3J058AA79
3J058AA83
3J058AA88
3J058BA70
3J058CA45
3J058CA47
3J058CA49
3J058CC07
3J058CC13
3J058CC22
3J058CC72
3J058CC77
3J058DD05
3J058FA37
3J058FA39
(57)【要約】
【課題】ブレーキパッドの交換作業を容易に行うことができる巻上機及びエレベーターを提供する。
【解決手段】巻上機は、ブレーキディスク5と、電磁ブレーキ装置10とを備えている。電磁ブレーキ装置10は、枠体26を有するキャリパー21と、ブレーキパッド組立体40A、40Bとを備えている。枠体26には、開口部26aが形成されている。ブレーキパッド組立体40A、40Bは、カートリッジ44と、ブレーキシュー本体43とを備えている。カートリッジ44は、枠体26の開口部26aからブレーキシュー本体43に着脱される。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロープが巻き掛けられる綱車を有する巻上機であって、
前記綱車に固定され、前記綱車と共に回転するブレーキディスクと、
前記ブレーキディスクを挟持することで前記綱車の駆動を制動する電磁ブレーキ装置と、
を備え、
前記電磁ブレーキ装置は、
前記ブレーキディスクの一部を覆う枠体を有するキャリパーと、
前記枠体の内部空間に収容され、前記ブレーキディスクに当接するブレーキパッド組立体と、を備え、
前記枠体における記ブレーキディスクの半径方向の外側の端部と対向する側面部には、開口部が形成されており、
前記ブレーキパッド組立体は、
前記ブレーキディスクに当接するブレーキパッドを有するカートリッジと、
前記カートリッジが着脱可能に装着されるブレーキシュー本体と、を備え、
前記カートリッジは、前記枠体の前記開口部から前記ブレーキシュー本体に着脱される
巻上機。
【請求項2】
前記ブレーキシュー本体は、
前記カートリッジが着脱可能に装着される装着部を有し、
前記装着部には、前記カートリッジが摺動可能に係合する摺動溝が形成されている
請求項1に記載の巻上機。
【請求項3】
前記ブレーキシュー本体は、装着された前記カートリッジを前記ブレーキシュー本体に向けて付勢する付勢部材を有する
請求項1に記載の巻上機。
【請求項4】
前記付勢部材は、
前記カートリッジにおける前記ブレーキシュー本体に対する装着方向の一端部に設けられ第1付勢部材と、
前記装着方向の他端部に設けられた第2付勢部材と、を有する
請求項3に記載の巻上機。
【請求項5】
前記第1付勢部材及び前記第2付勢部材のうち少なくとも一方には、フック片を有し、
前記カートリッジは、前記フック片と係合する係合突起を有する
請求項4に記載の巻上機。
【請求項6】
前記付勢部材は、板ばねにより形成される
請求項3〜4のいずれか1項に記載の巻上機。
【請求項7】
前記カートリッジは、前記ブレーキシュー本体に着脱可能に装着されるパッド支持体を有し、
前記ブレーキパッドは、前記パッド支持体に固定される
請求項1に記載の巻上機。
【請求項8】
昇降路内を昇降する乗りかごを備えたエレベーターにおいて、
前記乗りかごに連結されたロープと、
前記ロープが巻き掛けられる綱車を有し、前記ロープを介して前記乗りかごを昇降させる巻上機と、を備え、
前記巻上機は、
前記綱車に固定され、前記綱車と共に回転するブレーキディスクと、
前記ブレーキディスクを挟持することで前記綱車の駆動を制動する電磁ブレーキ装置と、
を備え、
前記電磁ブレーキ装置は、
前記ブレーキディスクの一部を覆う枠体を有するキャリパーと、
前記枠体の内部空間に収容され、前記ブレーキディスクに当接するブレーキパッド組立体と、を備え、
前記枠体における記ブレーキディスクの半径方向の外側の端部と対向する側面部には、開口部が形成されており、
前記ブレーキパッド組立体は、
前記ブレーキディスクに当接するブレーキパッドを有するカートリッジと、
前記カートリッジが着脱可能に装着されるブレーキシュー本体と、を備え、
前記カートリッジは、前記枠体の前記開口部から前記ブレーキシュー本体に着脱される
エレベーター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、綱車の駆動の制動を行う電磁ブレーキ装置を有する巻上機、及びエレベーターに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、エレベーターは、乗りかごと、釣合おもりと、乗りかごと釣合おもりを連結するロープと、このロープが巻回される巻上機とを備えている。巻上機は、駆動部と、駆動部に接続された回転軸と、回転軸に回転可能に支持され、ロープが巻回される綱車と、綱車に接続されるブレーキディスクと、を有している。さらに、巻上機には、ブレーキディスクの回転を制動することで綱車の制動を行う電磁ブレーキ装置が設けられている。
【0003】
また、特許文献1には、電磁コイルを内蔵した鉄心とディスクとの間に配置されたアマチュアにロッドを介してブレーキパッドを連結し、アマチュアと鉄心との間に制動ばねを装着する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−180626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ブレーキパッドがブレーキディスクと対向して配置されている。そのため、ブレーキパッドを交換する際には、電磁ブレーキ装置全体をブレーキディスクから離反した位置に移動させて、ブレーキパッドを取り外すためのスペースを確保する必要があり、ブレーキパッドの交換作業が大変煩雑なものとなっていた。
【0006】
本目的は、上記の問題点を考慮し、ブレーキパッドの交換作業を容易に行うことができる巻上機及びエレベーターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決し、上記目的を達成するため、ロープが巻き掛けられる綱車を有する巻上機であり、綱車に固定され、綱車と共に回転するブレーキディスクと、ブレーキディスクを挟持することで綱車の駆動を制動する電磁ブレーキ装置と、を備えている。
電磁ブレーキ装置は、キャリパーと、ブレーキパッド組立体と、を備えている。
キャリパーは、ブレーキディスクの一部を覆う枠体を有する。ブレーキパッド組立体は、枠体の内部空間に収容され、ブレーキディスクに当接する。また、枠体における記ブレーキディスクの半径方向の外側の端部と対向する側面部には、開口部が形成されている。ブレーキパッド組立体は、ブレーキディスクに当接するブレーキパッドを有するカートリッジと、カートリッジが着脱可能に装着されるブレーキシュー本体と、を備えている。そして、カートリッジは、枠体の開口部からブレーキシュー本体に着脱される。
【0008】
また、本発明のエレベーターは、昇降路内を昇降する乗りかごを備えたエレベーターである。エレベーターは、乗りかごに連結されたロープと、ロープが巻き掛けられる綱車を有し、ロープを介して乗りかごを昇降させる巻上機と、を備えている。そして、巻上機は、上述した巻上機が用いられる。
【発明の効果】
【0009】
上記構成の巻上機及びエレベーターによれば、ブレーキパッドの交換作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施の形態例にかかるエレベーターを示す概略構成図である。
図2】実施の形態例にかかる巻上機を示す正面図である。
図3】実施の形態例にかかる巻上機を示す側面図である。
図4】実施の形態例にかかる巻上機の電磁ブレーキ装置を示す断面図である。
図5】実施の形態例にかかる巻上機の電磁ブレーキ装置のブレーキパッド組立体を示す分解斜視図である。
図6】実施の形態例にかかる巻上機の電磁ブレーキ装置のブレーキパッド組立体を示す正面図である。
図7】実施の形態例にかかる巻上機の電磁ブレーキ装置のブレーキパッド組立体を示す断面図である。
図8】従来の巻上機におけるブレーキパッドを交換する状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、巻上機及びエレベーターの実施の形態例について、図1図8を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
【0012】
1.実施の形態例
1−1.エレベーターの構成
まず、実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるエレベーターの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本例のエレベーターの構成例を示す概略構成図である。
【0013】
図1に示すように、本例のエレベーター1は、建築構造物内に形成された昇降路110に設けられている。エレベーター1は、昇降路110内を昇降動作し、人や荷物を載せる乗りかご120と、ロープ130と、釣合おもり140と、巻上機100とを備えている。昇降路110の頂部には、機械室160が設けられている。機械室160の床面161には、機械室側ベース162が設置されている。
【0014】
巻上機100は、機械室160の機械室側ベース162に配置され、ロープ130を巻き掛けることにより乗りかご120を昇降させる。また、巻上機100の近傍には、ロープ130が装架される反らせ車150が設けられている。
【0015】
ロープ130の軸方向の一端には、乗りかご120が取り付けられており、ロープ130の軸方向の他端には、釣合おもり140が取り付けられている。そのため、乗りかご120は、ロープ130を介して釣合おもり140と連結される。そして、巻上機100が駆動することで、乗りかご120及び釣合おもり140が昇降路110内を昇降動作する。
【0016】
1−2.巻上機の構成
次に、図2及び図3を参照して乗りかご100の構成について説明する。
図2は、巻上機100を示す正面図、図3は、巻上機100を示す側面図である。
【0017】
図2及び図3に示すように、巻上機100は、マシンベース2と、駆動モータ3と、綱車4と、ブレーキディスク5と、軸受け台6と、固定部材7と、2つの電磁ブレーキ装置10、10とを有している。マシンベース2は、機械室160に設けられた機械室側ベース162に固定されている。このマシンベース2には、駆動モータ3、軸受け台6及び固定部材7が設置されている。
【0018】
駆動モータ3には、回転軸8が接続されている。この回転軸8には、綱車4とブレーキディスク5が取り付けられている。綱車4には、ロープ130が巻き掛けられる。綱車4と駆動モータ3との間には、軸受け台6が設けられている。そして、回転軸8における駆動モータ3側の端部は、軸受け台6によって回転可能に支持される。
【0019】
綱車4における軸受け台6と反対側には、ブレーキディスク5が設けられている。ブレーキディスク5は、綱車4に固定されて、綱車4と共に回転軸8に取り付けられている。そして、駆動モータ3が駆動すると、回転軸8が回転し、回転軸8の回転に連動して、綱車4とブレーキディスク5が回転する。また、回転軸8における駆動モータ3側の端部とは反対側の端部には、固定部材7が配置されている。
【0020】
固定部材7は、回転軸8を回転可能に支持する軸受け部7aと、2つの支持部9、9とを有している。2つの支持部9、9は、軸受け部7aを間に挟んで水平方向の両側に突出している。2つの支持部9、9は、それぞれ同一の構成を有している。
【0021】
支持部9は、一対のアーム片11、11を有している。一対のアーム片11、11は、上下方向に所定の間隔を空けて対向している。そして、一対のアーム片11、11には、電磁ブレーキ装置10が取り付けられている。
【0022】
なお、本例では、2つの支持部9、9を水平方向に突出させて、一つのアーム片11、11を上下方向に対向させた例を説明したが、これに限定されるものではない。支持部9を突出させる方向は、水平方向に限定されるものではなく、上下方向や、水平方向及び上下方向から傾斜した方向に突出させてもよい。また、一対のアーム片11、11は、少なくともブレーキディスク5の周方向に沿って対向すればよい。
【0023】
次に、図4図7を参照して電磁ブレーキ装置10及びアーム片11の詳細な構成について説明する。
図4は、電磁ブレーキ装置10を示す断面図である。
【0024】
図4に示すように、アーム片11における軸受け部7a側と反対側の端部には、ガイド板12とガイドピン13が設けられている。ガイド板12は、回転軸8(図3参照)の軸方向に沿ってアーム片11と対向している。ガイドピン13は、ガイド板12とアーム片11を連結するようにしてガイド板12及びアーム片11に固定されている。また、アーム片11におけるガイドピン13の近傍には、フロート貫通孔11aが形成されている。さらに、一対のアーム片11、11の端部11bには、規制ピン15が固定されている。
【0025】
[電磁ブレーキ装置]
次に、電磁ブレーキ装置10について説明する。
電磁ブレーキ装置10は、キャリパー21と、電磁駆動部22と、第1ブレーキパッド組立体40Aと、第2ブレーキパッド組立体40Bと、第1ブレーキ軸41と、第2ブレーキ軸42とを有している。
【0026】
[キャリパー]
キャリパー21は、枠体26と、支持板27とを有している。枠体26は、ブレーキディスク5の周縁部の一部を覆うように、中空の略半円柱状に形成されている。また、枠体26におけるブレーキディスク5の半径方向の外側の端部と対向する側面部には、開口部26aが形成されている。そして、枠体26には、開口部26aを覆う不図示のカバー部材が着脱可能に取り付けられる。
【0027】
また、枠体26内には、2つのブレーキパッド組立体40A、40Bが配置される。2つのブレーキパッド組立体40A、40Bは、枠体26に形成した開口部26aを臨む。この開口部26aから、ブレーキディスク5に対するブレーキパッド組立体40A、40Bの位置合わせや、後述するカートリッジ44の交換作業を行うことができる。
【0028】
2つのブレーキパッド組立体40A、40Bは、ブレーキディスク5を間に挟んで互いに対向する位置に配置される。第1ブレーキパッド組立体40Aは、ブレーキディスク5の一面5a側に配置され、第2ブレーキパッド組立体40Bは、ブレーキディスク5の一面5aとは反対側の他面5b側に配置される。
【0029】
第1ブレーキパッド組立体40Aには、第1ブレーキ軸41が接続され、第2ブレーキパッド組立体40Bには、第2ブレーキ軸42が接続されている。また、第1ブレーキパッド組立体40A及び第2ブレーキパッド組立体40Bは、それぞれブレーキシュー本体43と、カートリッジ44とを有している。
【0030】
第1ブレーキ軸41は、第1ブレーキパッド組立体40Aのブレーキシュー本体43に固定されている。第1ブレーキ軸41は、ブレーキシュー本体43からブレーキディスク5の一面5aから離反する方向に向けて突出している。第1ブレーキ軸41におけるブレーキシュー本体43側の端部と反対側の端部は、枠体26におけるブレーキディスク5の一面5aと対向する内壁面26bに固定されている。
【0031】
第2ブレーキ軸42は、第2ブレーキパッド組立体40Bのブレーキシュー本体43に固定されている。第2ブレーキ軸42は、ブレーキシュー本体43からブレーキディスク5の他面5bから離反する方向に向けて突出している。そして、第2ブレーキ軸42は、後述する支持板27に設けた貫通孔27bを貫通している。また、第2ブレーキ軸42におけるブレーキシュー本体43側の端部と反対側の端部は、後述する電磁コア31の軸支持孔31bに摺動可能に挿入される。さらに、第2ブレーキ軸42には、後述する可動部材32が固定されている。
【0032】
なお、第1ブレーキパッド組立体40A及び第2ブレーキパッド組立体40Bの詳細な構成については後述する。
【0033】
支持板27は、略平板状に形成されており、枠体26と一体に形成される。支持板27は、ブレーキディスク5の他面5bと対向する。また、支持板27の一部は、ブレーキディスク5を挟んで、枠体26の内壁面26bと対向する。
【0034】
支持板27には、2つのガイドピン軸受け部27aが設けられている。ガイド軸受け部27aは、支持板27における外縁部に形成されている。また、支持板27の外縁部は、アーム片11とガイド板12の間に挿入される。そして、ガイド軸受け部27aには、ガイドピン13が摺動可能に挿入される。これにより、キャリパー21は、2つのガイドピン13を介してアーム片11に移動可能に支持される。
【0035】
また、支持板27のガイド軸受け部27aの近傍には、フローティングボルト29が固定されている。フローティングボルト29は、一端部が支持板27に固定されており、他端部がアーム片11のフロート貫通孔11aを貫通している。また、フローティングボルト29の他端部とアーム片11との間には、フローティングバネ29aが介在されている。フローティングバネ29aにより、キャリパー21は、第1ブレーキパッド組立体40Aをブレーキディスク5に当接させる方向に付勢される。
【0036】
さらに、支持板27における枠体26の内壁面26bと対向する箇所には、貫通孔27bが形成されている。貫通孔27bには、第2ブレーキ軸42が貫通している。そして、支持板27におけるブレーキディスク5と他面5bには、電磁駆動部22が配置されている。
【0037】
[電磁駆動部]
次に電磁駆動部22について説明する。
電磁駆動部22は、電磁コア31と、電磁コア31と対向する可動部材32と、ばねプレート36と、電磁コイル37と、複数の制動ばね38と、を有している。
【0038】
電磁コア31は、略円柱状に形成されている。電磁コア31には、軸支持孔31bが形成されている。軸支持孔31bは、電磁コア31における半径方向の中心に形成されている。そして、軸支持孔31bは、電磁コア31における可動部材32と対向する一面から反対側の他面にかけて貫通している。この軸支持孔31bには、第2ブレーキ軸42が摺動可能に挿入される。
【0039】
また、電磁コア31には、電磁コイル37が固定樹脂等の固定方法により固定されている。電磁コイル37は、所定の巻数で巻回されている。電磁コイル37には、不図示の制御部により制御されて電圧が印加される。電磁コイル37に電圧が印加されることにより、電磁コア31と電磁コイル37で電磁石が構成される。そして、電磁コア31における可動部材32と対向する磁極面が、可動部材32を吸着する吸着面となる。
【0040】
さらに、電磁コア31における支持板27側の一面には、連結部材35が設けられている。連結部材35は、電磁コア31から支持板27に向けて突出している。連結部材35は、後述する可動部材32を貫通し、支持板27に固定される。これにより、電磁コア31は、連結部材35を介してキャリパー21に連結されている。
【0041】
電磁コア31と支持板27の間には、可動部材32が配置される。可動部材32は、中空の略円柱状に形成されている。可動部材32における電磁コア31側の一面部には、第1挿通孔32bと、軸貫通孔32cが形成されている。第1挿通孔32bには、連結部材35が挿通する。軸貫通孔32cは、可動部材32の半径方向の中心に形成されている。軸貫通孔32cは、電磁コア31に設けた軸支持孔31bと対向し、第2ブレーキ軸42が貫通する。
【0042】
また、可動部材32における支持板27側の他面部には、第2挿通孔32dが形成されている。第2挿通孔32dは、第1挿通孔32bと対向する位置に形成されている。そして、第2挿通孔32dには、連結部材35が挿通する。そして、可動部材32の他面部には、第2ブレーキ軸42の軸方向の中間部が固定されている。そして、第2ブレーキ軸42は、可動部材32の内部空間32aを通過し、軸貫通孔32cを貫通する。
【0043】
さらに、可動部材32の半径方向の外側の外縁部には、ストッパ片32eが形成されている。ストッパ片32eは、アーム片11の端部11bに挿入される。そして、ストッパ片32eは、規制ピン15と所定の間隔を空けて対向する。ストッパ片32eが規制ピン15に当接することで、可動部材32の移動が規制される。
【0044】
また、可動部材32の内部空間32aには、ばねプレート36と複数の制動ばね38が収容されている。ばねプレート36は、略平板状に形成されている。ばねプレート36には、第2ブレーキ軸42が挿通するプレート側挿通孔36aが形成されている。そして、ばねプレート36の外縁部は、連結部材35の中間部に接続されている。そのため、ばねプレート36は、連結部材35を介して電磁コア31及び支持板27に連結される。
【0045】
複数の制動ばね38は、ばねプレート36と可動部材32における支持板27側の他面部の間に介在される。制動ばね38は、一端部がばねプレート36に当接し、他端部が可動部材32の他面部に当接する。そして、制動ばね38は、所定の付勢力により可動部材32を電磁コア31から離間させる方向に付勢している。
【0046】
なお、電磁コア31、可動部材32及び制動ばね38の構成及び位置関係は、上述したものに限定されるものではない。例えば、制動ばね38を電磁コア31に取り付けて、制動ばね38を電磁コア31と可動部材32の間に介在させてもよい。
【0047】
[ブレーキパッド組立体]
次に、ブレーキパッド組立体40A、40Bの詳細な構成例について図5図7を参照して説明する。
図5は、ブレーキパッド組立体40A、40Bを示す分解斜視図、図6は、ブレーキパッド組立体40A、40Bを示す正面図、図7は、ブレーキパッド組立体40A、40Bを示す側面図である。なお、第1ブレーキパッド組立体40A及び第2ブレーキパッド組立体40Bはそれぞれ同様の構成を有しているため、ここでは、第1ブレーキパッド組立体40Aの構成について説明する。
【0048】
図5図7に示すように、第1ブレーキパッド組立体40Aは、ブレーキシュー本体43と、カートリッジ44とを有している。ブレーキシュー本体43は、略直方体状に形成されている。ブレーキシュー本体43には、カートリッジ44が着脱可能に装着される装着部43aが形成されている。
【0049】
装着部43aは、ブレーキシュー本体43における第1ブレーキ軸41が取り付けられる面とは反対側の面、すなわちブレーキディスク5(図4参照)と対向する対向面に形成されている。装着部43aは、ブレーキシュー本体43の対向面からブレーキディスク5と離反する方向に矩形状に凹んだ凹部である。
【0050】
装着部43aにおけるカートリッジ44の装着方向と直交し、かつブレーキディスク5(図4参照)と対向する方向とも直交する方向(以下、幅方向という)の両端部には、摺動溝43bが形成されている。摺動溝43bは、装着部43aの縁部を幅方向に向けて所定の長さで凹ませることで形成されている。この摺動溝43bには、カートリッジ44が摺動可能に係合する。
【0051】
また、ブレーキシュー本体43は、2つの第1付勢ばね48と、第2付勢ばね49と、2つの支持ピン50、50と、固定ボルト51とを有している。2つの支持ピン50、50は、ブレーキシュー本体43における装着方向の一端部から他端部にかけて貫通している。この支持ピン50には、不図示の取付ばねが装着される。そして、ブレーキシュー本体43は、不図示の取付ばねを介して第1ブレーキ軸41に向けて付勢される。
【0052】
第1付勢部材の一例を示す第1付勢ばね48は、例えば、板ばねにより構成されている。第1付勢ばね48は、ブレーキシュー本体43における装着方向の一端部に取り付けられている。2つの第1付勢ばね48、48は、それぞれブレーキシュー本体43における幅方向の両端部に配置される。
【0053】
図7に示すように、第1付勢ばね48の一端部には、フック片48aが形成されている。フック片48aは、略半円状に湾曲しており、その先端部がブレーキシュー本体43に設けた装着部43aと対向する。フック片48aは、後述するカートリッジ44のパッド支持体45の係合突起45bに着脱可能に係合する。
【0054】
第1付勢ばね48の他端部48bは、ブレーキシュー本体43の対向面とは反対側に形成した凹部43cに嵌め込まれている。また、第1付勢ばね48における一端部と他端部との中間部は、ブレーキシュー本体43における装着方向の一端部と対向する。この中間部には、ピン挿入孔48cが形成されている。ピン挿入孔48cには、支持ピン50が挿入される。これにより、カートリッジ44を着脱する際に、第1付勢ばね48がブレーキシュー本体43から抜け落ちることを防ぐことができる。
【0055】
なお、本例では、第1付勢ばね48を2つ設けた例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、2つの第1付勢ばね48、48を1つの付勢ばねとして一体に形成してもよい。さらに、第1付勢ばね48を3つ以上設けてもよい。
【0056】
第2付勢部材の一例を示す第2付勢ばね49は、第1付勢ばね48と同様に、例えば、板ばねにより構成されている。第2付勢ばね49は、ブレーキシュー本体43における装着方向の他端部に取り付けられている。この第2付勢ばね49は、ブレーキシュー本体43における装着方向の他端部と対向する。そして、第2付勢ばね49は、装着部43aにおける装着方向の他端部側の開口を覆う。
【0057】
第2付勢ばね49における一端部には、支持片49aが形成されている。支持片49aは、カートリッジ44のパッド支持体45の端部に係合する。また、第2付勢ばね49の他端部49bは、第1付勢ばね48と同様に、ブレーキシュー本体43の凹部43cに嵌め込まれる。
【0058】
さらに、第2付勢ばね49には、ピン挿入孔49cが形成されている。そして、ピン挿入孔49cには、支持ピン50が挿入される。さらに、第2付勢ばね49は、固定ボルト51によってブレーキシュー本体43に固定される。これにより、第2付勢ばね49がブレーキシュー本体43から抜け落ちることを防ぐことができる。
【0059】
次に、カートリッジ44について説明する。
図5図7に示すように、カートリッジ44は、パッド支持体45と、ブレーキパッド46とを有している。パッド支持体45は、略平板状に形成されている。
【0060】
パッド支持体45における装着方向の一端部には、把持部45aと、係合突起45bが形成されている。把持部45aは、パッド支持体45の幅方向の中間部から装着方向の外側に向けて突出している。この把持部45aは、ブレーキパッド46の交換を行う作業者によって把持される。
【0061】
係合突起45bは、パッド支持体45の一面に形成されている。そして、係合突起45bは、パッド支持体45の一面から突出している。また、係合突起45bは、パッド支持体45の幅方向に沿って延在する突条部である。パッド支持体45の幅方向の両端部には、摺動端部45cが形成されている。摺動端部45cは、摺動溝43bに摺動可能に係合する。
【0062】
パッド支持体45の一面には、ブレーキパッド46が固定されている。パッド支持体45としては、耐久性及び剛性に優れた部材を用いることが好ましい。そのため、パッド支持体45は、例えば、金属製の部材により形成される。
【0063】
ブレーキパッド46は、略平板状に形成されている。ブレーキパッド46には、ねじ挿入孔46bが形成されている。ねじ挿入孔46bに固定ねじ53を挿入し、パッド支持体45に締結することで、ブレーキパッド46は、パッド支持体45に固定される。
【0064】
また、ブレーキパッド46の面積は、ブレーキパッド46が固定されるパッド支持体45の一面の面積よりも小さく設定されている。そのため、パッド支持体45の幅方向の両端部及び装着方向の両端部は、ブレーキパッド46が取り付けられておらず露出している。
【0065】
ブレーキパッド46としては、例えば、樹脂や金属により形成される。このブレーキパッド46は、ブレーキディスク5に対向して配置される。また、電磁ブレーキ装置10が動作すると、ブレーキパッド46は、ブレーキディスク5に押し付けられる。そして、第1ブレーキパッド組立体40Aのブレーキパッド46と第2ブレーキパッド組立体40Bのブレーキパッド46により、ブレーキディスク5が挟持される。これにより、巻上機100におけるブレーキディスク5及び綱車4が制動される。
【0066】
また、カートリッジ44を装着部43aに装着した際、パッド支持体45の係合突起45bは、第1付勢ばね48のフック片48aと係合する。そして、パッド支持体45における装着方向の他端部は、第2付勢ばね49に当接し、第2付勢ばね49の支持片49aと係合する。パッド支持体45は、2つの第1付勢ばね48、48と第2付勢ばね49によってブレーキシュー本体43側に付勢される。
【0067】
これにより、装着部43a内におけるカートリッジ44のがたつきを抑制することをできる。その結果、カートリッジ44がブレーキディスク5に向けて倒れ、巻上機100の動作中に、ブレーキパッド46がブレーキディスク5によって擦れることを防ぐことができる。
【0068】
また、フック片48aと係合突起45bを係合させることで、第1付勢ばね48がブレーキシュー本体43から抜け落ちることを防ぐこともできる。
【0069】
2.ブレーキパッド46の交換作業
次に、上述した構成を有する巻上機100におけるブレーキパッド46の交換作業の一例について説明する。
【0070】
ブレーキパッド46は、経年使用により摩耗するため、定期的に交換する必要がある。ブレーキパッド46の交換作業は、まず、電磁ブレーキ装置10の制動を解除し、第1ブレーキパッド組立体40A及び第2ブレーキパッド組立体40Bのブレーキパッド46をブレーキディスク5から離間させる。このとき、乗りカゴ120及び釣合おもり140は、不図示の停止装置により昇降移動が停止している。または、釣合おもり140を昇降路110の最下部まで移動させてもよい。
【0071】
ここで、従来のブレーキパッドの交換作業について図8を参照して説明する。
図8は、従来の巻上機300におけるブレーキパッドの交換作業を示す正面図である。
まず、フローティングボルト及び規制ピンを取り外す。また、2つのガイドピン13、13のうち片側のガイドピン313をアーム片311から取り外す。
【0072】
次に、図8に示すように、残りのガイドピン313を中心に、電磁ブレーキ装置310を回動させる。そして、電磁ブレーキ装置310をブレーキディスク305から離反させることで、ブレーキパッドを取り外すためのスペースが確保される。このように、従来の巻上機300では、ブレーキパッドを取り外す作業が大変煩雑なものとなっていた。さらに、従来の巻上機300では、機械室内に電磁ブレーキ装置310を回動させるためのスペースを確保する必要があった。
【0073】
次に、本例の巻上機100におけるブレーキパッド46の交換作業について説明する。まず、図3及び図4に示すように、枠体26の開口部26aを覆う不図示のカバー部材を取り外す。これにより、第1ブレーキパッド組立体40A及び第2ブレーキパッド組立体40Bのカートリッジ44が枠体26の開口部26aから露出する。
【0074】
次に、第1付勢ばね48を弾性変形させて、図5図7に示すフック片48aと係合突起45bとの係合を解除する。そして、作業者は、把持部45aを把持し、カートリッジ44をブレーキシュー本体43の装着部43aから引き抜く。このように、本例の巻上機100によれば、フローティングボルト29や規制ピン15を取り外したり、電磁ブレーキ装置10全体を回動させたりすることなく、ブレーキパッド46を枠体26の開口部26aから取り外すことができる。
【0075】
ここで、図3に示すように、枠体26の開口部26aは、回転軸8の軸方向と直交する方向に開口している。そのため、カートリッジ44を抜き取る向きは、回転軸8の軸方向と直交する方向、すなわちブレーキディスク5の半径方向の外側となる。
【0076】
次に、新たなブレーキパッド46を有するカートリッジ44をブレーキシュー本体43の装着部43aに挿入する。すなわち、第1付勢ばね48を弾性変形させて、装着部43aにおける装着方向の一端部側の開口を開放させる。そして、パッド支持体45の摺動端部45cを摺動溝43bに挿入し、摺動溝43bに沿って摺動端部45cを摺動させる。パッド支持体45の摺動端部45cが摺動溝43bと係合するため、カートリッジ44を装着する際に、カートリッジ44がブレーキシュー本体43から抜け落ちることを防ぐことができる。
【0077】
そして、パッド支持体45の装着方向の他端部が2付勢ばね49に当接し、第2付勢ばね49の支持片49aと係合する。これにより、カートリッジ44が装着部43aの装着方向の他端部側から抜け落ちることを防ぐことができる。
【0078】
次に、第1付勢ばね48の弾性変形を解除し、第1付勢ばね48のフック片48aとパッド支持体45の係合突起45bを係合させる。これにより、カートリッジ44は、2つの第1付勢ばね48、48と第2付勢ばね49によりブレーキシュー本体43に付勢される。そして、カートリッジ44がブレーキシュー本体43の装着部43aに装着される。これにより、新たなブレーキパッド46がブレーキディスク5と対向する。
【0079】
そして、枠体26に不図示のカバー部材を取り付け、開口部26aをカバー部材によって覆う。さらに、電磁ブレーキ装置10を動作させて、第1ブレーキパッド組立体40Aのブレーキパッド46と第2ブレーキパッド組立体40Bのブレーキパッド46により、ブレーキディスク5を挟持させる。また、停止装置を解除し、乗りカゴ120及び釣合おもり140の昇降移動を解放させる。これにより、ブレーキパッド46の交換作業が完了する。
【0080】
本例の巻上機100によれば、電磁ブレーキ装置10全体をブレーキディスク5から離反させることなく、ブレーキパッド46の交換作業を行うことができる。その結果、ブレーキパッド46の交換作業を容易に行うことができる。さらに、本例の巻上機100によれば、図8に示す従来の巻上機300のように、電磁ブレーキ装置10を回動させる必要がない。そのため、巻上機100が狭い場所に設置された場合でも、ブレーキパッド46を容易に交換することができる。
【0081】
なお、枠体26に設けられた開口部26aは、従来ではブレーキパッド46とブレーキディスク5との間隔を調整するために用いられていた。本例の巻上機100では、この開口部26aを用いてブレーキパッド46の交換作業を行うことができる。そのため、ブレーキパッド組立体の構成を本例のブレーキパッド組立体40A、40Bに変更するだけで、キャリパー21の形状を変えることなく、ブレーキパッド46の交換作業を容易にすることができる。
【0082】
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。上述した実施の形態例では、巻上機100を昇降路110の頂部に設けた機械室160に配置した例を説明したが、これに限定されるものではない。エレベーターとしては、例えば、昇降路内に機械室を有しない、いわゆる機械室レスエレベーターに適用してもよい。
【0083】
また、上述した実施の形態例では、ブレーキパッド46とパッド支持体45とを別部材として構成した例を説明したが、これに限定されるものではなく、ブレーキパッド46とパッド支持体45とを同一の部材で形成してもよい。
【0084】
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
【符号の説明】
【0085】
1…エレベーター、3…駆動モータ、 4…綱車、 5…ブレーキディスク、 5a…一面、 5b…他面、 7…固定部材、 8…回転軸、 9…支持部、 10…電磁ブレーキ装置、 11…アーム片、 21…キャリパー、 22…電磁駆動部、 26…枠体、 26a…開口部、 26b…内壁面、 27…支持板、 31…電磁コア、 32…可動部材、 37…電磁コイル、 38…制動ばね、 40A、40B…ブレーキパッド組立体、 41…第1ブレーキ軸、 42…第2ブレーキ軸、 43…ブレーキシュー本体、 43a…装着部、 43b…摺動溝、 43c…凹部、 44…カートリッジ、 45…パッド支持体、 45a…把持部、 45b…係合突起、 45c…摺動端部、 46…ブレーキパッド、 46b…挿入孔、 48…第1付勢ばね(第1付勢部材)、 48a…フック片、 48b…他端部、 48c…ピン挿入孔、 49…第2付勢ばね(第2付勢部材)、 49a…支持片、 49b…他端部、 49c…ピン挿入孔、 50…支持ピン、 51…固定ボルト、 100…巻上機、 120…乗りかご、 110…昇降路、 130…ロープ、 140…釣合おもり、 150…反らせ車、 160…機械室
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8