【実施例】
【0397】
(実施例1)
【化124】
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(S)−5−ブロモ−6−(1−(2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7
−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)ア
セトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピコリンアミド(1A)の
合成:
化合物5F(100mg、0.15mmol)およびCuCN(16mg、0.18m
mol)をDMF(0.3mL)に溶解させた。反応混合物を100℃で終夜加熱した。
室温に冷却した後、これを水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機相を乾燥(Na
2S
O
4)し、濾過し、濃縮した。粗製材料をアセトニトリルおよび水(0.1%TFAを含
む)で溶出する逆相HPLCで精製して、(S)−N−(1−(3−ブロモ−6−シアノ
ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジ
フルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−
1H−インダゾール−1−イル)アセトアミドおよび標題生成物(1A)を得た。MS(
m/z)640.05[M+H]
+。
(S)−6−(1−(2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオ
ロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド)−
2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリ
ジン−5−イル)ピコリンアミド(1B)の合成:
【0398】
5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび1Aを利用して、実施例4の化合物4Hの合
成について提示した方法に従って、標題化合物(1B)を調製した。
【化125】
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MS(m/z)678.08[M+H]
+。
(実施例2)
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−オキソ−
3,4−ジヒドロキナゾリン−8−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(
2)の合成:
【0399】
(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−8−イル)ボロン酸および14Dを利用
して、実施例4の化合物4Hの合成について提示した方法に従って、標題化合物(2)を
調製した。
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)725.14[M+H]
+。
(実施例3)
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
3’−オキソスピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドリン]−5’−イルトリフ
ルオロメタンスルホネート(3B)の合成:
【0400】
化合物3A(1g、5.7mmol、Tetrahedron Letters 50
巻(2009年)1267〜1269頁に提示した方法に従って調製した)、DCM(2
0mL)およびEt
3N(0.9mL、6.8mmol)の混合物を、氷/水浴を使用し
て0℃に冷却した。トリフルオロメタンスルホニルクロリド(0.91mL、8.5mm
ol)をシリンジにより滴下添加した。次に混合物を周囲温度にて1時間撹拌した。さら
にトリフルオロメタンスルホニルクロリド(0.8mL)を添加し、混合物を周囲温度で
さらに1時間撹拌した。次にDCM(150mL)で希釈し、1.0N HCl(50m
L)、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1×50mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(
1×50mL)で洗浄した。有機層をMgSO
4で脱水し、Celite(登録商標)を
介して濾過し、真空で濃縮して、標題生成物(3B)を得た。MS(m/z)308.2
9[M+H]
+。
5’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ス
ピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドリン]−3’−オン(3C)の合成:
【0401】
マイクロ波管中に、3B(200mg、0.65mmol)、ビス(ピナコラト)ジボ
ロン(330mg、1.3mmol)および酢酸カリウム(191mg、1.95mmo
l)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(I
I)(14mg、0.02mmol)および1,4−ジオキサン(8mL)を仕込んだ。
混合物をマイクロ波合成器中150℃に20分間加熱した。完結した時点で、溶液をEt
OAcに希釈し、有機層を水および飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO
4で脱水し、真
空で濃縮して、標題化合物を暗茶褐色固体として得た。生成物の半量を、EtOAc/ヘ
キサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題生成物を得た。M
S(m/z)286.23[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(3’−オキソ
スピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドリン]−5’−イル)ピリジン−2−イ
ル)エチル)アセトアミド(3D)の合成:
【0402】
マイクロ波管中に、14D(33mg、0.05mmol)、3C(21mg、0.0
75mmol)、LiCl(6mg、0.15mmol)、K
2CO
3(21mg、0.
15mmol)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(3mg)およびPd(dppf)Cl
2(
3mg)を仕込んだ。混合物にDME(1mL)およびH
2O(0.2mL)を添加した
。混合物をマイクロ波合成器中165℃に12分間加熱した。冷却し、シリンジフィルタ
ーを介して濾過した後、アセトニトリルおよび水(0.1%TFAを含む)で溶出する逆
相HPLCで精製して、標題生成物を得た。
【化129】
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MS(m/z)738.15[M+H]
+。
(実施例4)
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−((3,5−ジブロモピリジン−2−イル)メチレン)−2−メチルプロパ
ン−2−スルフィンアミド(4B)の合成:
【0403】
DCM(30mL)中の3,5−ジブロモピコリンアルデヒド(1.9g、7.17m
mol)に、(S)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(870mg、7.1
7mmol)およびCuSO
4(2.29g、14.3mmol)を添加した。反応混合
物を15時間撹拌した。固体をセライトで濾過した。溶媒を真空で除去し、残留物をシリ
カでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物2.6gを得た。MS(m
/z)368.9[M+H]
+。
(S)−N−((S)−1−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(4C)の
合成:
【0404】
(S)−N−((3,5−ジブロモピリジン−2−イル)メチレン)−2−メチルプロ
パン−2−スルフィンアミド(2.6g、7.1mmol)をTHF(24mL)に溶解
させ、−78℃に冷却した。(3,5−ジフルオロベンジル)マグネシウムブロミド(3
4mL、Et
2O中0.25M)を滴下添加した。反応物を−78℃で3時間撹拌し、次
に0℃に加温し、クエンチした。反応物をEtOAcとNH
4Cl水溶液との間で分配し
た。有機物を分離し、乾燥し、真空で除去した。残留物をシリカでのカラムクロマトグラ
フィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)496.6[M+H]
+。
(S)−1−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェ
ニル)エタンアミン(4D)の合成:
【0405】
DCM(3mL)に溶解させた(S)−N−((S)−1−(3,5−ジブロモピリジ
ン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−メチルプロパン−
2−スルフィンアミド(650mg)に、ジオキサン中4N HCl(4mL)を添加し
た。反応物を周囲温度で2時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、粗製の所望の生成物をさ
らなる精製なしに使用した。MS(m/z)393.0[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル1−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5
−ジフルオロフェニル)エチルカルバメート(4E)の合成:
【0406】
(S)−1−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフ
ェニル)エタンアミン(780mg、1.84mmol)を、DCM(9mL)中のジ−
tert−ブチルジカルボネート(400mg、1.84mmol)およびTEA(51
5μL、3.7mmol)と合わせた。反応物を周囲温度で2時間撹拌した。反応物をE
tOAcとH
2Oとの間で分配した。有機物を分離し、乾燥し、真空で除去した。残留物
をシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/
z)492.9[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル1−(3−ブロモ−5−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−
1−イニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチルカルバ
メート(4F)の合成:
【0407】
THF(18mL)中の(S)−tert−ブチル1−(3,5−ジブロモピリジン−
2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチルカルバメート(140mg、0
.29mmol)に、2−メチルブタ−3−イン−2−オール(42μL、0.43mm
ol)、TEA(0.9mL)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(30mg)およびCuI(
16mg)を添加した。反応物を周囲温度で2時間撹拌し、次にEtOAcとH
2Oとの
間で分配した。有機物を分離し、乾燥し、真空で除去した。残留物をシリカでのカラムク
ロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を4Eとの混合物として得、これを次のス
テップに使用した。MS(m/z)496.7[M+H]
+。
(S)−N−(1−(3−ブロモ−5−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル
)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(
ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ
−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(4G)の合成:
【0408】
前のステップから得られた(S)−tert−ブチル1−(3−ブロモ−5−(3−ヒ
ドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフル
オロフェニル)エチルカルバメートおよび(S)−tert−ブチル1−(3,5−ジブ
ロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチルカルバメート(
105mg)の混合物を、DCM(3mL)に溶解させ、ジオキサン中4N HCl(4
mL)で処理した。反応物を2時間撹拌し、次に溶媒を真空で除去した。残留物をシリカ
でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、(S)−4−(6−(1−アミノ−2−
(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−ブロモピリジン−3−イル)−2−メチ
ルブタ−3−イン−2−オール(MS(m/z)395.0[M+H]
+)18mgを得
た。DMF(1mL)中の(S)−4−(6−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロ
フェニル)エチル)−5−ブロモピリジン−3−イル)−2−メチルブタ−3−イン−2
−オール(18mg、0.046mmol)に、2−(3−(ジフルオロメチル)−4,
4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1
−イル)酢酸(15mg、0.05mmol)、iPr
2NEt(17μL、0.1mm
ol)およびHATU(26mg、0.07mmol)を添加した。反応物を30分間撹
拌し、次にEtOAcとH
2Oとの間で分配した。有機物を分離し、乾燥し、真空で除去
した。粗生成物を次の反応に直接使用した。MS(m/z)679.2[M+H]
+。
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフル
オロフェニル)−1−(5−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)−3−(
3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(4
H)の合成:
【0409】
DME(0.7mL)中の(S)−N−(1−(3−ブロモ−5−(3−ヒドロキシ−
3−メチルブタ−1−イニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニ
ル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4
,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(16mg
、0.02mmol)に、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサ
ボロラン−2−イル)イソインドリン−1−オン(7mg、0.03mmol)、Pd(
PPh
3)
2Cl
2(2mg)、LiCl(1mg)および2M K
2CO
3水溶液(3
0μL)を添加した。反応物をマイクロ波反応器中150℃に20分間加熱した。反応物
をRP HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)732.1[M+H]
+。
(実施例5)
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
3,6−ジブロモ−2−(ジブロモメチル)ピリジン(5A)の合成
【0410】
3,6−ジブロモ−2−メチルピリジン(5.2g、21mmol)のCCl
4(50
mL)溶液に、N−ブロモスクシンイミド(7.57g、42mmol)および2,2’
−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)(0.70g、4.3mmol)を添加した
。混合物を80℃で終夜加熱し、室温に冷却した。固体を濾過によって除去し、濾液を減
圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーによりヘキサン(7.36g)中0〜1
0パーセントのEtOAcで溶出した後、生成物(5A)を得た。MS(m/z):40
9.66[M+H]
+
3,6−ジブロモピコリンアルデヒド(5B)の合成
【0411】
硝酸銀(7.6g、45mmol)の水(24mL)溶液を、5A(7.36g、18
mmol)の還流中のEtOH(90mL)溶液に滴下添加した。混合物を80℃で5時
間撹拌した。混合物を室温に冷却した後、それを水(100mL)で希釈し、EtOAc
(3回)で抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製生成物(
5B、4.6G)を、次のステップで直接使用した。MS(m/z):265.96.[
M+H]
+
(S,Z)−N−((3,6−ジブロモピリジン−2−イル)メチレン)−2−メチルプ
ロパン−2−スルフィンアミド(5C)の合成
【0412】
標題化合物(5C)を、実施例4の化合物4Bの合成について提示した方法に従って、
5Bを利用して調製した。MS(m/z)368.86[M+H]
+
(S)−N−((S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(5D)の
合成
【0413】
標題化合物(5D)を、実施例4の化合物4Cの合成について提示した方法に従って、
5Cを利用して調製した。MS(m/z)496.99[M+H]
+
(S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェ
ニル)エタンアミン塩酸塩(5E)の合成:
【0414】
5Dを利用して、実施例4の化合物4Dの合成について提示した方法に従って、標題化
合物(5E)を調製した。MS(m/z)393.29[M+H]
+
(S)−N−(1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオ
ロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフル
オロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(
5F)の合成:
【0415】
5Eを利用して、実施例10の化合物10Aの合成について提示した方法に従って、標
題化合物(5F)を調製した。MS(m/z)676.96[M+H]
+。
(S)−5,5’−(6−(1−(2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−
テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセ
トアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−2,5−ジイル)
ビス(2−フルオロベンズアミド)(5G)の合成:
【0416】
マイクロ波管中に、5F(100mg、0.15mmol)、(3−カルバモイル−4
−フルオロフェニル)ボロン酸(81mg、0.45mmol)、LiCl(19mg、
0.45mmol)、Na
2CO
3(50mg、0.6mmol)およびPd(PPh
3
)
2Cl
2(5mg)を仕込んだ。混合物に1,4−ジオキサン/メタノール/H
2O(
5/1/1)1.4mLを添加した。混合物をマイクロ波合成器中170℃に15分間加
熱した。冷却し、シリンジフィルターを介して濾過した後、アセトニトリルおよび水(0
.1%TFAを含む)で溶出する逆相HPLCで精製して、標題化合物を得た。
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)793.19[M+H]
+。
(実施例6)
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3,6−ビス(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリジン−
2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメ
チル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イン
ダゾール−1−イル)アセトアミド(6)の合成:
【0417】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イ
ソインドリン−1−オンおよび5Fを利用して、実施例5の化合物5Gの合成について提
示した方法に従って、標題化合物(6)を調製した。
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)781.02[M+H]
+。
(実施例7)
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3,6−ビス(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)
ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジ
フルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−
1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(7)の合成:
【0418】
6 5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル
)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび5Fを利用して、実施例5の化合物5G
の合成について提示した方法に従って、標題化合物(7)を調製した。
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)751.22[M+H]
+。
(実施例8)
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(5−ブロモ−2’−メトキシ−[2,4’−ビピリジン]−6−イ
ル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)
−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾー
ル−1−イル)アセトアミド(8A)および(S)−N−(1−(2’,5’−ジ(メト
キシ−[2,4’−ビピリジン]−6−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
チル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(8B)の合成:
【0419】
2−メトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
−2−イル)ピリジン(2当量)および5Fを利用して、実施例5の化合物5Gの合成に
ついて提示した方法に従って、標題化合物(8Aおよび8B)を調製した。
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフル
オロフェニル)−1−(2’−メトキシ−5−(3−オキソイソインドリン−5−イル)
−[2,4’−ビピリジン]−6−イル)エチル)アセトアミド(8C)の合成:
【0420】
8Aを利用して、実施例4の化合物4Hの合成について提示した方法に従って、標題化
合物(8C)を調製した。
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)757.25[M+H]
+。
(実施例9)
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(9A)の合成:
【0421】
2−メチルブタ−3−イン−2−オールおよび5Fを利用して、実施例4の化合物4F
の合成について提示した方法に従って、標題化合物(9A)を調製した。MS(m/z)
681.17[M+H]
+。
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフル
オロフェニル)−1−(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)
−3−(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトア
ミド(9B)の合成:
【0422】
9Aを利用して、実施例4の化合物4Hの合成について提示した方法に従って、標題化
合物(9B)を調製した。
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)732.23[M+H]
+。
(実施例10)
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオ
ロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフル
オロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(
10A)の合成:
【0423】
DMF(10mL)に溶解させた(S)−1−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル
)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エタンアミン(380mg、0.97mmol
)に、iPr
2NEt(350μL、2mmol)および2−(3−(ジフルオロメチル
)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾ
ール−1−イル)酢酸(293mg、0.97mmol)を添加した。HATU(442
mg、1.16mmol)を添加し、反応物を30分間撹拌した。反応物をEtOAcと
H
2Oとの間で分配した。有機物を分離し、乾燥し、真空で除去した。残留物をシリカで
のカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)677
.1[M+H]
+。
(S)−N−(1−(3,5−ビス(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリジン−
2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメ
チル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イン
ダゾール−1−イル)アセトアミド(10B)の合成:
【0424】
DME(0.8mL)およびDMF(0.2mL)中の(S)−N−(1−(3,5−
ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(
3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラ
ヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(50mg、0.074mmol
)に、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル
)イソインドリン−1−オン(48mg、0.19mmol)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(5mg)、LiCl(2mg)および2M K
2CO
3水溶液(110μL)を添加
した。反応物をマイクロ波反応器中150℃に20分間加熱した。反応物をRP HPL
Cにより精製して、所望の生成物を得た。
【化143】
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MS(m/z)798.1[M+H]
+。
(実施例11)
【化144】
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(S)−N−(1−(3,5−ジ(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピ
リジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフ
ルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1
H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(11)の合成:
【0425】
10Aおよび5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−
2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを利用して、実施例10の10Bの合
成について提示した方法に従って、標題化合物を調製した。
【化145】
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MS(m/z)751.1[M+H]
+。
(実施例12)
【化146】
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(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフル
オロフェニル)−1−(2’−オキソ−5−(3−オキソイソインドリン−5−イル)−
1’,2’−ジヒドロ−[2,4’−ビピリジン]−6−イル)エチル)アセトアミド(
12)の合成:
【0426】
マイクロ波管中に、(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テト
ラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2’−メトキシ−5−(3−オキソイソイ
ンドリン−5−イル)−[2,4’−ビピリジン]−6−イル)エチル)アセトアミド(
8C、5mg)、1,4−ジオキサン中HCl(4N、0.3mL)およびエタノール(
0.3mL)を仕込んだ。混合物をマイクロ波合成器中100℃に20分間加熱した。冷
却した後、溶媒を除去し、残留物をアセトニトリルおよび水(0.1%TFAを含む)で
溶出する逆相HPLCで精製して、標題生成物を得た。
【化147】
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MS(m/z)742.99[M+H]
+。
(実施例13)
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフル
オロフェニル)−1−(2,2’’−ジオキソ−1,1’’,2,2’’−テトラヒドロ
−[4,2’:5’,4’’−テルピリジン]−6’−イル)エチル)アセトアミド(1
3)の合成:
【0427】
8Bを利用して、実施例12の化合物12の合成について提示した方法に従って、標題
化合物(13)を調製した。
【化149】
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MS(m/z)705.00[M+H]
+。
(実施例14)
【化150】
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(S)−tert−ブチル1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5
−ジフルオロフェニル)エチルカルバメート(14A)の合成:
【0428】
5Eを利用して、実施例4の化合物4Eの合成について提示した方法に従って、標題化
合物を調製した。
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ
−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
チル)カルバメート(14B)の合成:
【0429】
2−メチルブタ−3−イン−2−オールおよび(S)−tert−ブチル(1−(3,
6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カル
バメートを利用して、実施例4の化合物4Fの合成について提示した方法に従って、標題
化合物(14B)を調製した。MS(m/z)496.90[M+H]
+。
2−メチルブタ−3−イン−2−オールと(S)−4−(6−(1−アミノ−2−(3,
5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−ブロモピリジン−2−イル)−2−メチルブタ
−3−イン−2−オールとの化合物(1:1)塩酸塩(14C)の合成:
【0430】
14Bを利用して、実施例4の化合物4Gの合成について提示した方法に従って、標題
化合物(14C)を調製した。MS(m/z)397.09[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,
4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピ
ラゾール−1−イル)アセトアミド(14D)の合成:
【0431】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b
,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−
c]ピラゾール−1−イル)酢酸および14Cを利用して、実施例4の化合物4Gの合成
について提示した方法に従って、標題化合物(14D)を調製した。MS(m/z)65
9.23[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−オキソイ
ソインドリン−4−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(14E)の合成
:
【0432】
5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび14Dを利用して、実施例4の化合物4Hの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(14E)を調製した。
【化151】
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MS(m/z)697.28[M+H]
+。
(実施例15)
【化152】
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2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−オキソイ
ソインドリン−4−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(15)の合成:
【0433】
14Dおよび2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン−4−ボロン酸ピナ
コールエステルを利用して、実施例4の化合物4Hの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(15)を調製した。
【化153】
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MS(m/z)712.18[M+H]
+。
(実施例16)
【化154】
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(S)−N−(1−(3−ブロモ−6−((トリメチルシリル)エチニル)ピリジン−2
−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチ
ル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダ
ゾール−1−イル)アセトアミド(16A)の合成:
【0434】
エチニルトリメチルシランおよび5Fを利用して、実施例4の化合物4Fの合成につい
て提示した方法に従って、標題化合物(16A)を調製した。MS(m/z)694.5
9[M+H]
+。
(S)−N−(1−(3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−6−(
(トリメチルシリル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェ
ニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(16B
)の合成:
【0435】
5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび16Aを利用して、実施例4の化合物4Hの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(16B)を調製した。MS(m/z)
731.22[M+H]
+。
(S)−N−(1−(3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−6−(
1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジ
フルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テト
ラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトア
ミド(16C)の合成:
【0436】
化合物16B(75mg、0.1mmol)、NaN
3(13mg、0.2mmol)
およびNH
4Cl(5mg、0.1mmol)をDMF(0.5mL)に溶解させ、10
0℃で終夜撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。
有機相を乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し、濃縮した。粗製材料をアセトニトリルおよび
水(0.1%TFAを含む)で溶出する逆相HPLCで精製して、標題生成物を得た。
【化155】
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MS(m/z)702.02[M+H]
+。
(実施例17)
【化156】
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2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(3−(2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリン−8−イル)−6
−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)ピリジン−2−イル)エチル)アセ
トアミド(17)の合成:
【0437】
8−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キ
ナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオンおよび14Dを利用して、実施例4の化合物4
Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物を調製した。
【化157】
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MS(m/z)741.1[M+H]
+。
(実施例18)
【化158】
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5−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(ト
リフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4
]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1
−イル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロベンズアミド(18)の合成:
【0438】
(3−カルバモイル−4−フルオロフェニル)ボロン酸および14Dを利用して、実施
例4の化合物4Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物を調製した。
【化159】
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MS(m/z)718.2[M+H]
+。
(実施例19)
【化160】
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7−ブロモ−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(19B)の合
成:
【0439】
EtOH(100mL)中の3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロベンゾニトリル(
10g、42.7mmol)に、メチルヒドラジン(9ml、171mmol)を添加し
た。反応混合物を110℃で4時間撹拌した。反応物を4時間かけてゆっくり冷却し、次
に固体を濾別し、さらなる精製なしに使用して、標題化合物7g(少量の他の位置異性体
を含む)を得た。MS(m/z)262.0[M+H]
+。
4−クロロ−1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサ
ボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−アミン(19C)の合成:
【0440】
ジオキサン(40mL)およびDMF(25ml)中の7−ブロモ−4−クロロ−1−
メチル−1H−インダゾール−3−アミン(3g、11.5mmol)に、ビス(ピナコ
ラト)ジボラン(8.8g、34.6mmol)、酢酸カリウム(3.4g、34.6m
mol)およびtrans−ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II
)(486.35mg、0.69mmol)を添加した。反応混合物を130℃で3時間
撹拌した。反応物を冷却し、EtOAcで希釈し、次に固体をEtOAcで溶出するセラ
イトおよびシリカゲルで濾別した。混合物を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ
ーにより精製して、標題化合物1.8gを得た。MS(m/z)308.3[M+H]
+
。
N−(4−クロロ−1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジ
オキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(
19D)の合成:
【0441】
DCM(30mL)中の7−ブロモ−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−
3−アミン(2.6g、8.5mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(5
.9ml、33.8mmol)を添加し、次に反応物を氷浴中で冷却し、メタンスルホニ
ルクロリド(2ml、25.4mmol)を添加した。反応混合物を0℃で20分間撹拌
した。反応物を水で希釈し、DCMで2回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、
濃縮した。得られた混合物をEtOH(30ml)に溶解させ、10N NaOH(8m
l)を添加した。反応物をLC/MSにより追跡し、一度行い(10分)、反応物を水で
希釈し、濃HClでクエンチしてpHを2にした。混合物をDCMで3回抽出した。有機
層を硫酸ナトリウムで脱水し、固体が析出し始めるまで濃縮した。次に混合物をブライン
/氷浴中で20分間冷却し、濾過して、所望物を2ロットとして回収し、さらなる精製な
しで使用して、標題化合物2.1gを得る。MS(m/z)386.4[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホン
アミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−
1−イニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチルカルバ
メート(19E)の合成:
【0442】
ジオキサン(5mL)およびDMF(0.3ml)中のN−(4−クロロ−1−メチル
−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−
1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(39mg、0.1mmol)に
、14B(50mg、0.1mmol)、1N重炭酸ナトリウム(0.9ml、0.9m
mol)およびジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(1
.9mg、0.003mmol)を添加した。反応混合物を140℃で4時間撹拌した。
反応物を冷却し、EtOAcおよびブラインで希釈した。混合物をEtOAcで2回抽出
し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーに
より精製して、標題化合物30mgを得た。MS(m/z)674.7[M+H]
+。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)ピリジン−3−イル)−4−ク
ロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミドTFA塩(1
9F)の合成:
【0443】
DCM(4mL)中の(S)−tert−ブチル1−(3−(4−クロロ−1−メチル
−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロ
キシ−3−メチルブタ−1−イニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロ
フェニル)エチルカルバメート(30mg、0.04mmol)に、TFA(2ml)を
添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。反応物を濃縮し、さらなる精製なし
で使用して、標題化合物を得た。MS(m/z)574.4[M+H]
+。
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル
)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3b
S,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(ジフルオロメチル)−3b,4,4a,5−
テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−
1−イル)アセトアミド(19G)の合成:
【0444】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(ジフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)酢酸および(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3
,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イ
ニル)ピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル
)メタンスルホンアミドを利用して、実施例4の化合物4Gの合成について提示した方法
に従って、標題化合物(19G)を調製して、標題化合物20mgを得た。
【化161】
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【0445】
MS(m/z)820.8[M+H]
+。
(実施例20)
【化162】
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(S)−N−(1−(3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダ
ゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)ピリジン−
2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)
−5,5−ジフルオロ−3−(ジフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ
−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)ア
セトアミド(20)の合成:
【0446】
N−(1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロ
ラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミドおよび化合物
14Bを利用して、化合物19Gの合成について提示した方法に従って、標題化合物を調
製した。
【化163】
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【0447】
MS(m/z)786.1[M+H]
+。
(実施例21)
【化164】
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5−ブロモ−N−メトキシ−N−メチル−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−カルボキ
サミド(21A)の合成:
【0448】
5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−カルボン酸(5g、20mmol)
、Ν,Ο−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(2.9g、30mmol)およびHAT
U(9.1g、24mmol)のCH
2Cl
2(100mL)中混合物に、0℃でN,N
−ジイソプロピルエチルアミン(17.4mL、100mmol)を添加した。反応混合
物を0℃で30分間撹拌し、次にCH
2Cl
2で希釈した。これを水および半ブラインで
洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。粗生成物をシリカ
ゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物21Aを得た。MS(m/z)29
2.16[M+H]
+。
5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−カルバルデヒド(21B)の合成:
【0449】
5−ブロモ−N−メトキシ−N−メチル−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−カルボ
キサミド(21A、8.2g、28mmol)のTHF(120mL)中溶液を、−78
℃で水素化アルミニウムリチウム(1.06g、28mmol)およびTHF(120m
L)の懸濁液に滴下添加した。添加完了後、混合物を10分間撹拌した。H
2O(1.0
6mL)、15%NaOH水溶液(1.06mL)およびH
2O(3.18mL)を、0
℃で混合物に極めてゆっくり順次添加した。得られた沈殿物を濾過し、THFで洗浄した
。濾液を真空で濃縮して、標題化合物の粗製物を得た。MS(m/z):233.14、
[M+H]
+。
(S)−N−((5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)メチレン)−
2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(21C)の合成:
【0450】
硫酸銅(II)(無水物、8.9g、56mmol)を、5−ブロモ−2−(メチルチ
オ)ピリミジン−4−カルバルデヒド(21B、約28mmol)および(S)−2−メ
チルプロパン−2−スルフィンアミド(3.4g、28mmol)のCH
2Cl
2(10
0mL)中溶液に添加した。懸濁液を室温で3日間撹拌した。反応物を濾過し、CH
2C
l
2(3×20ml)で洗浄した。濾液を濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラ
フィーにより精製して、標題化合物21Cを得た。MS(m/z)337.7[M+H]
+
(S)−N−((S)−1−(5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィン
アミド(21D)の合成:
【0451】
−78℃に冷却した(S)−N−((5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4
−イル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(21C、2.97g
.8.8mmol)のTHF(18mL)中溶液に、3,5−ジフルオロベンジルマグネ
シウムブロミド(53mL、エーテル中0.25M、13.3mmol)を滴下添加した
。−78℃で10分間撹拌した後、NH
4Cl(飽和水溶液)(10ml)を反応物に添
加し、周囲温度に加温した。EtOAcで抽出し、有機層をNa
2SO
4(固体)で脱水
した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合
物21D(1.44g)を得た。MS(m/z)465.87[M+H]
+
(S)−1−(5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−(3,5
−ジフルオロフェニル)エタンアミン塩酸塩(21E)の合成:
【0452】
化合物21D(8g、17.23mmol)をメタノール35mLに溶解させ、0℃に
冷却した。これに4N HCl/1,4−ジオキサン(10.7mL)を添加した。反応
混合物を20分間撹拌し、これにジエチルエーテルを添加した。得られた沈殿物を真空濾
過により集め、次に乾燥して、標題生成物21Eを得た。MS(m/z)362.02[
M+H]
+。
(S)−N−(1−(5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−(
3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7
,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル
)アセトアミド(21F)の合成:
【0453】
2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7
−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)酢酸(604mg、2mmol)、化
合物21E(793mg、2mmol)およびHATU(912mg、2.4mmol)
のDMF(10mL)中混合物を、0℃に冷却した。これにN,N−ジイソプロピルエチ
ルアミン(1.05mL、6mmol)を滴下添加した。反応混合物を0℃で10分間撹
拌し、次に撹拌しながら氷水中にこれをゆっくり注ぎ入れた。得られた沈殿物を真空濾過
により集め、次に乾燥して、標題生成物21Fを得た。MS(m/z)644.22[M
+H]
+。
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフル
オロフェニル)−1−(2−(メチルチオ)−5−(3−オキソイソインドリン−5−イ
ル)ピリミジン−4−イル)エチル)アセトアミド(21G)の合成:
【0454】
マイクロ波管中に、化合物21F(300mg、0.47mmol)、6−(4,4,
5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソインドリン−1
−オン(181mg、0.7mmol)およびPdCl
2[P(Cy)
3]
2(17mg
、0.023mmol)を仕込んだ。混合物に1,4−ジオキサン10mLおよび重炭酸
ナトリウム水溶液(1M)1.4mLを添加した。混合物をマイクロ波合成器中155℃
に25分間加熱した。室温に冷却した後、これをEtOAcと水との間で分配した。有機
層を分離し、ブラインで洗浄し、次にMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を
シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物21Gを得た。MS(m/z
)697.32[M+H]
+。
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフル
オロフェニル)−1−(2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)
−5−(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリミジン−4−イル)エチル)アセト
アミド(21H)の合成:
【0455】
固体のCuI(3.3mg、0.017mmol)、Pd(dppf)Cl
2(7mg
、0.009mmol)、2−メチルブタ−3−イン−2−オール(22mg、0.26
mmol)および化合物21G(60mg、0.086mmol)の混合物に、THF(
1mL)およびEt
3N(0.06mL、0.4mmol)を添加した。反応混合物をマ
イクロ波中160℃で20分間加熱した。室温に冷却した後、これをEtOAcで希釈し
た。これにSi−チオール(130mg、1.37mmol/g)を添加し、混合物を4
0℃で1時間撹拌した。次にこれを濾過し、濾液を10%NH
4OH水溶液、水およびブ
ラインで洗浄した。有機層をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、逆相HPLCにより
精製して、標題化合物(21H)を得た。
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z):732.99[M+H]
+。
(実施例22)
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−(
3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオ
ロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプ
ロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(22
A)の合成:
【0456】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b
,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−
c]ピラゾール−1−イル)酢酸および化合物21Eを利用して、実施例21の化合物2
1Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物(22A)を調製した。MS(m
/z)624.13[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(2−(メチルチオ)−5−(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリミジン−4−
イル)エチル)アセトアミド(22B)の合成:
【0457】
化合物22Aおよび6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロ
ラン−2−イル)イソインドリン−1−オンを利用して、実施例21の化合物21Gの合
成について提示した方法に従って、標題化合物(22B)を調製した。MS(m/z)6
77.05[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−5−(3−オキソイ
ソインドリン−5−イル)ピリミジン−4−イル)エチル)アセトアミド(22C)の合
成:
【0458】
化合物22Bおよび2−メチルブタ−3−イン−2−オールを利用して、実施例21の
化合物21Hの合成について提示した方法に従って、標題化合物(22C)を調製した。
【化167】
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MS(m/z)713.01[M+H]
+。
(実施例23)
【化168】
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5−(4−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(ト
リフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4
]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)−2−フル
オロベンズアミド(23A)の合成:
【0459】
化合物22Aおよび2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2
−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを利用して、実施例21の化合物21Gの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(23A)を調製した。MS(m/z)
683.06[M+H]
+。
5−(4−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(ト
リフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4
]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1
−イル)ピリミジン−5−イル)−2−フルオロベンズアミド(23B)の合成:
【0460】
化合物23Aおよび2−メチルブタ−3−イン−2−オールを利用して、実施例21の
化合物21Hの合成について提示した方法に従って、標題化合物(23B)を調製した。
【化169】
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MS(m/z)719.06[M+H]
+。
(実施例24)
【化170】
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5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソ
キノリン−1(2H)−オン(24A)の合成:
【0461】
ジオキサン(1mL)中の5−ブロモイソキノリン−1(2H)−オン(40mg、0
.18mmol)に、ビス(ピナコラト)ジボロン(63mg、0.25mmol)およ
びPdCl
2[P(Ph)
3]
2(6mg、0.01mmol)を添加した。反応混合物
を密封し、100℃に1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、次の反応に直接使用した
。MS(m/z)272.3[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−オキソ−
1,2−ジヒドロイソキノリン−5−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド
(24B)の合成:
【0462】
24A(0.18mmol)を含有する反応バイアルに、14D(50mg、0.07
mmol)、PdCl
2[P(Ph)
3]
2(5mg、0.01mmol)、LiCl(
11mg、0.22mmol)および1M NaHCO
3水溶液(0.22mL、0.2
2mmol)を添加した。反応混合物を密封し、マイクロ波反応器中160℃に20分間
加熱した。冷却した時点で、反応混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで3回洗浄した
。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮し、逆相HPLCにより精製して
、標題化合物24Bをアトロプ異性体の混合物として得た。MS(m/z)724.2[
M+H]
+。HPLC保持時間6.95分および7.09分(0.1%トリフルオロ酢酸
を含む2〜98%アセトニトリル:水、Phenomonex Kinetex C18
カラムで8.5分濃度勾配)。
(実施例25)
【化171】
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N−((S)−1−(3−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−
ジフルオロ−3−トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シ
クロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド
(25)の合成:
【0463】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b
,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−
c]ピラゾール−1−イル)酢酸および37Aを利用して、実施例33の化合物33Fの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(25)をアトロプ異性体の混合物とし
て調製した。
【化172】
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MS(m/z)726.2[M+H]
+。
(実施例26)
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(3−オキソ−
2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イル)ピリ
ジン−2−イル)エチル)アセトアミド(26)の合成:
【0464】
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−
[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3(2H)−オンを利用して、実施
例24の化合物24Bの合成について提示した方法に従って、標題化合物(26)を調製
した。MS(m/z)714.1[M+H]
+。HPLC保持時間6.58分(0.1%
トリフルオロ酢酸を含む2〜98%アセトニトリル:水、Phenomonex Kin
etex C18カラムで8.5分濃度勾配)。
(実施例27)
【化174】
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3−ブロモ−6−ヒドラジニル−2−メチルピリジン(27B)の合成:
【0465】
ジオキサン(4.5ml)中の3−ブロモ−6−クロロ−2−メチルピリジン(1.5
3g、7.41mmol)に、ヒドラジン水和物(1.8ml、37mmol)を添加し
た。反応物をマイクロ波反応器中160℃で55分間加熱した。周囲温度に冷却した後、
反応混合物をEtOAcと飽和NaCl水溶液との間で分配した。有機物を分離し、真空
で蒸発させた。生成物を以下のステップに直接使用した。MS(m/z)202.0[M
+H]
+。
6−ブロモ−5−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3(2H
)−オン(27C)の合成:
【0466】
3−ブロモ−6−ヒドラジニル−2−メチルピリジン(4.55g、22.52mmo
l)をDCE(35ml)に溶解させ、これにトリクロロメチルクロロホルメート(2.
72ml、22.52mmol)を添加した。反応物を周囲温度で1時間撹拌した。ヘキ
サン(15ml)を添加し、固体を濾過して、所望の生成物を得た。溶出液の容量を減少
させ、沈殿物を第2のクロップとして単離した。合わせた固体をさらなる精製なしで使用
した。MS(m/z)228.0[M+H]
+。
5−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2
−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3(2H)−オン(27
D)の合成:
【0467】
6−ブロモ−5−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3(2
H)−オン(3.62g、15.87mmol)を、ジオキサン(80ml)中のビス(
ピナコラト)ジボロン(6.05g、23.81mmol)、KOAc(3.12g、3
1.75mmol)およびPdCl
2(PCy
3)
2(0.23g、0.32mmol)
と合わせた。アルゴンを反応溶液中に15分間吹き込んだ。次に反応物を85℃に15時
間加熱した。追加のPdCl
2(PCy
3)
2(250mg)を添加し、温度を125℃
に上げ、15時間加熱した。周囲温度に冷却した後、反応物をEtOAcと水との間で分
配した。有機物を分離し、乾燥し、真空で除去した。残留物をEtOAc(50ml)中
で懸濁し、得られた固体を濾過して、標題化合物を得た。MS(m/z)276.2[M
+H]
+。
(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−(3−ヒ
ドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(5−メチル−3−オキソ−2
,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イル)ピリジ
ン−2−イル)エチル)カルバメート(27E)の合成:
【0468】
マイクロ波反応容器中、14B(66mg、0.13mmol)および5−メチル−6
−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1
,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3(2H)−オン(55mg、0.2m
mol)をジオキサン(2mL)に溶解させ、1M NaHCO
3水溶液(0.4mL)
およびPdCl
2(PCy
3)
2(10mg)で処理した。混合物を150℃に20分間
加熱した。周囲温度に冷却した後、反応物をEtOAcと水との間で分配した。有機物を
分離し、乾燥し、真空で除去し、残留物をシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精
製して、標題化合物をアトロプ異性体の混合物として得た。MS(m/z)563.8[
M+H]
+。
(S)−6−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−
(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−5−
メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3(2H)−オン(27F
)の合成:
【0469】
27Eを利用して、実施例19における19Fの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(27F)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)464
.1[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(5−メチル−
3−オキソ−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6
−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(27G)の合成:
【0470】
27Fおよび2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメ
チル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例37における37Eの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(27G)をアトロプ異性体の混合物と
して調製した。
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)728.0[M+H]
+。
(実施例28)
【化176】
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(S)−5−(2−(1−(2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラ
フルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミ
ド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチ
ルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロベンズアミド(28
)の合成:
【0471】
(3−カルバモイル−4−フルオロフェニル)ボロン酸および2−(3−(ジフルオロ
メチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イ
ンダゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例33の化合物33Fの合成について提示
した方法に従って、標題化合物(28)を調製した。
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)738.2[M+H]
+。
(実施例29)
【化178】
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7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1
H−インダゾール−3−アミン(29A)の合成:
【0472】
ジオキサン(3mL)中の7−ブロモ−1H−インダゾール−3−アミン(75mg、
0.35mmol)に、ビス(ピナコラト)ジボロン(126mg、0.5mmol)お
よびPdCl
2[P(Ph)
3]
2(12mg、0.01mmol)を添加した。反応混
合物を密封し、100℃に16時間加熱した。反応物を室温に冷却し、次の反応に直接使
用した。MS(m/z)260.2[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−
ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,
5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−
3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ
[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(29B)
の合成:
【0473】
29Aを利用して、実施例24の化合物24Bの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(29)を調製した。MS(m/z)712.4[M+H]
+。PLC保持時
間6.02分(0.1%トリフルオロ酢酸を含む2〜98%アセトニトリル:水、Phe
nomonex Kinetex C18カラムで8.5分濃度勾配)。
(実施例30)
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
5−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(ト
リフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4
]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1
−イル)ピリジン−3−イル)−2,3−ジフルオロベンズアミド(30)の合成:
【0474】
5−ブロモ−2,3−ジフルオロベンズアミドおよび2−((3bS,4aR)−5,
5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1
H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を
利用して、実施例33の化合物33Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物
(30)を調製した。
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)736.1[M+H]
+。
(実施例31)
【化181】
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(S)−N−(1−(3−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4
,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−
1−イル)アセトアミド(31)の合成:
【0475】
37Aおよび2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4
,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例
33の化合物33Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物(31)をアトロ
プ異性体の混合物として調製した。
【化182】
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MS(m/z)746.2[M+H]
+。
(実施例32)
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジ
フルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シ
クロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド
(32)の合成:
【0476】
37Aを利用して、実施例33の化合物33Fの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(32)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化184】
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MS(m/z)708.2[M+H]
+。
(実施例33)
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(33A)の合成:
【0477】
マイクロ波バイアル中、3−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリル(2g、10mmo
l)のエタノール(10mL)中溶液を、メチルヒドラジン(2.1mL、40mmol
)で処理し、密封し、マイクロ波反応器中120℃に35分間加熱した。反応物を真空で
濃縮し、粗生成物をEtOAc(30mL)で溶解させ、水(30mL)、次に2M N
aCl(水溶液、30mL)で洗浄した。有機物をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮
した。生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m
/z)227.1[M+H]
+。
N−(7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド
(33B)の合成:
【0478】
33A(500mg、2.21mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(13.5m
g、0.11mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(714.6mg、
5.53mmol)のDCM(20ml)中撹拌溶液に、0℃でメタンスルホニルクロリ
ド(532.0mg、4.64mmol)を滴下添加した。反応物を室温に加温し、2時
間撹拌した。反応物を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗生成物
をEtOH(10mL)で溶解させ、8N NaOH(1.65ml)で処理した。反応
混合物を60℃で0.5時間加熱した。エタノールを真空下に除去し、1.0HClでp
Hを約2にし、次にEtOAcで抽出した。有機物をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃
縮した。生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(
m/z)305.9[M+H]
+。
N−(1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラ
ン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(33C)の合
成:
【0479】
ジオキサン(15mL)中の33B(1.2g、3.9mmol)に、ビス(ピナコラ
ト)ジボロン(1.9mg、5.5mmol)およびPdCl
2[P(Ph)
3]
2(1
38mg、0.19mmol)を添加した。反応混合物を密封し、100℃に1時間加熱
した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチルを使用するセライトを介して濾過して、パッド
を濯いだ。集めた有機相を真空で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して
、標題化合物を得た。MS(m/z)352.1[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−(3−ヒ
ドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−3−(メチルス
ルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)カルバ
メート(33D)の合成:
【0480】
ジオキサン(12mL)中の14B(250mg、0.5mmol)に、N−(1−メ
チル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル
)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(33C、253mg、0.
72mmol)、PdCl
2[P(Ph)
3]
2(35mg、0.05mmol)および
1M NaHCO
3水溶液(1.5mL、1.5mmol)を添加した。反応混合物を密
封し、マイクロ波反応器中150℃に20分間加熱した。冷却した時点で、反応混合物を
EtOAcで希釈し、ブラインで3回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し
、真空で濃縮し、ヘキサン中0〜100%EtOAcで溶出するシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製して、標題化合物33Dをアトロプ異性体の混合物として得た。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)
−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(33E)の合成
:
【0481】
33D(47mg、0.07mmol)のDCM中溶液に、ジオキサン中4M HCl
(0.7mL、2.9mmol)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。
Boc保護基を完全に除去した時点で、反応物を真空で濃縮して、標題化合物33Eをア
トロプ異性体の混合物として得た。
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−
3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)
エチル)アセトアミド(33F)の合成:
【0482】
33E(70mg)のDMA(3mL)中溶液に、トリエチルアミン(0.046mL
、0.32mmol)を、続いて2−((3bS,4aR)−3−(トリフルオロメチル
)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3
,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸(31mg、0.1mm
ol)およびHATU(46mg、0.12mmol)を添加した。30分間撹拌した後
、反応混合物を濾過し、逆相HPLCにより精製して、生成物33Fをアトロプ異性体の
混合物として得た。
【化186】
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MS(m/z)804.1[M+H]
+。
(実施例34)
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−5
,5a,6,6a−テトラヒドロシクロプロパ[g]インダゾール−1(4H)−イル)
アセトアミド(34)の合成:
【0483】
37Aおよび2−(3−(ジフルオロメチル)−5,5a,6,6a−テトラヒドロシ
クロプロパ[g]インダゾール−1(4H)−イル)酢酸(WO2013006738)
を利用して、実施例33の化合物33Fの合成について提示した方法に従って、標題化合
物(34)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化188】
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MS(m/z)686.2[M+H]
+。
(実施例35)
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
6−ブロモ−N−(オキセタン−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−カル
ボキサミド(35B)の合成:
【0484】
6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−カルボン酸塩酸塩(235mg、0
.85mmol)およびHATU(386.16mg、1.02mmol)をDMF(4
ml)中で合わせ、iPr
2NEt(0.37ml、2.12mmol)で処理した。3
−オキセタミン塩酸塩(92.31mg、0.85mmol)を添加し、反応物を周囲温
度で1時間撹拌した。水(2ml)を添加すると、固体が沈殿した。固体を濾取して、所
望の生成物を得た。MS(m/z)296.0[M+H]
+。
(8−(オキセタン−3−イルカルバモイル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イ
ル)ボロン酸(35C)の合成:
【0485】
35Bを利用して、実施例27における27Dの合成について提示した方法に従い、ボ
ロン酸エステルを加水分解して、標題化合物(35C)を調製し、対応するボロン酸を単
離した。MS(m/z)262.1[M+H]
+。
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
6−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(ト
リフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4
]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1
−イル)ピリジン−3−イル)−N−(オキセタン−3−イル)イミダゾ[1,2−a]
ピリジン−8−カルボキサミド(35D)の合成:
【0486】
14Bおよび35Cを利用して、実施例27における27Gの合成について提示した方
法に従って、標題化合物(35D)を調製した。
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)796.2[M+H]
+。
(実施例36)
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
(4−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ボロン酸(36B)
の合成:
【0487】
マイクロ波容器中、5−ブロモ−4−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
(100mg、0.47mmol)を、ジオキサン(4.5ml)中のビス(ピナコラト
)ジボロン(177mg、0.7mmol)、KOAc(91mg、0.93mmol)
およびPdCl
2(PCy
3)
2(34mg)と合わせた。アルゴンを反応溶液中に15
分間吹き込んだ。反応物をマイクロ波反応器中155℃で15分間加熱した。周囲温度に
冷却した後、反応物をEtOAcと水との間で分配した。有機物を分離し、乾燥し、真空
で除去して、標題化合物を得た。MS(m/z)181.1[M+H]
+。
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(3−(4−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−6−(3−
ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセ
トアミド(36C)の合成:
【0488】
14Bおよび36Bを利用して、実施例27における27Gの合成について提示した方
法に従って、標題化合物(36C)を調製した。
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)715.1[M+H]
+。
(実施例37)
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2
−イル)−1H−インダゾール−3−アミン(37A)の合成:
【0489】
33Aを利用して、実施例39の化合物39Bの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(37A)を調製した。MS(m/z)274.2[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イ
ル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(37B)の合成
【0490】
ジクロロメタン(3mL)に入れた化合物21E(310mg、0.78mmol)に
、トリエチルアミン(217μL、1.56mmol)およびジ−tert−ブチルジカ
ーボネート(170mg、0.78mmol)を添加した。混合物を周囲温度で1時間撹
拌し、次に真空中で濃縮した。
【0491】
残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物(37B)を得
た。MS(m/z)459.86[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(5−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール
−7−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−(3,5−ジフルオロ
フェニル)エチル)カルバメート(37C)の合成:
【0492】
化合物37Bおよび37Aを利用して、実施例21の化合物21Gの合成について提示
した方法に従って、標題化合物(37C)をアトロプ異性体の混合物として調製した。M
S(m/z)526.81[M+H]
+。
(S)−7−(4−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン
塩酸塩(37D)の合成:
【0493】
化合物37C(78mg、0.15mmol)を1,4−ジオキサン2mLに溶解させ
、0℃に冷却した。これに4N HCl/1,4−ジオキサン(2mL)を添加した。反
応混合物を室温で7時間撹拌した。溶媒を除去し、乾燥して、標題化合物37Dをアトロ
プ異性体の混合物として得た。MS(m/z)427.01[M+H]
+。
(S)−N−(1−(5−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)
−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
チル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(37E)の合成
:
【0494】
2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7
−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)酢酸(44mg、0.14mmol)
、化合物37D(69mg、0.15mmol)およびHATU(68mg、0.18m
mol)のDMF(1.5mL)中混合物を、0℃に冷却した。これにN,N−ジイソプ
ロピルエチルアミン(0.1mL、0.6mmol)を添加した。反応混合物を0℃で5
分間撹拌し、次にEtOAcと5%LiCl水溶液との間で分配した。有機層を分離し、
ブラインで洗浄し、濃縮した。残留物を逆相HPLCにより精製して、標題生成物37E
をアトロプ異性体の混合物として得た。MS(m/z)710.95[M+H]
+。
(S)−N−(1−(5−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)
−2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリミジン−4−イル
)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−
4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール
−1−イル)アセトアミド(37F)の合成:
【0495】
化合物37Eおよび2−メチルブタ−3−イン−2−オールを利用して、実施例21の
化合物21Hの合成について提示した方法に従って、標題化合物(37F)をアトロプ異
性体の混合物として調製した。
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)747.03[M+H]
+。
(実施例38)
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(5−メチル−3
−オキソ−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−
イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(38)の合成:
【0496】
27Fおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフル
オロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ
[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例27における27Gの合
成について提示した方法に従って、標題化合物(38)をアトロプ異性体の混合物として
調製した。各アトロプ異性体に対応してHPLC保持時間6.48分および6.58分(
0.1%トリフルオロ酢酸を含む2〜98%アセトニトリル:水、Phenomonex
Kinetex C18カラム 4.6×100mmで8.5分濃度勾配)。MS(m
/z)710.1[M+H]
+。
(実施例39)
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
N−(7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル
)ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(39B)の合成:
【0497】
ジオキサン(3mL)中の39A(7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3
−アミンの代わりに7−ブロモベンゾ[d]イソオキサゾール−3−アミンを利用して、
実施例33の33Bと同様に調製した)(87mg、0.3mmol)に、ビス(ピナコ
ラト)ジボロン(107mg、0.4mmol)およびPdCl
2[P(Ph)
3]
2(
21mg、0.03mmol)を添加した。反応混合物を密封し、100℃に16時間加
熱した。反応物を室温に冷却し、次の反応に直接使用した。MS(m/z)260.2[
M+H]
+。
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(3−(メチル
スルホンアミド)ベンゾ[d]イソオキサゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチ
ル)アセトアミド(39C)の合成:
【0498】
39Bおよび2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメ
チル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例33の化合物33Fの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(39C)を調製した。MS(m/z)
791.1[M+H]
+。HPLC保持時間7.25分(0.1%トリフルオロ酢酸を含
む2〜98%アセトニトリル:水、Phenomonex Kinetex C18カラ
ムで8.5分濃度勾配)。
(実施例40)
【化200】
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(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフル
オロフェニル)−1−(2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)
−5−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)
ピリミジン−4−イル)エチル)アセトアミド(40)の合成:
【0499】
化合物37BおよびN−(1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3
,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホン
アミド(化合物33C)を利用して、実施例37の化合物37Fの合成について提示した
方法に従って、標題化合物(40)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)824.90[M+H]
+
(実施例41)
【化202】
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2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−5−(1−メチル−
3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリミジン−4−イル
)エチル)アセトアミド(41)の合成:
【0500】
化合物22AおよびN−(1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3
,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホン
アミド(33C)を利用して、実施例23の化合物23Bの合成について提示した方法に
従って、標題化合物(41)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化203】
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MS(m/z)804.85[M+H]
+。
(実施例42)
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフル
オロフェニル)−1−(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)
−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)
ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(42)の合成:
【0501】
2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7
−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例33の化合物
33Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物(42)をアトロプ異性体の混
合物として調製した。
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)824.2[M+H]
+。
(実施例43)
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
2−(3−(ジフルオロメチル)−5,5a,6,6a−テトラヒドロシクロプロパ[g
]インダゾール−1(4H)−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニ
ル)−1−(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1
−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−
2−イル)エチル)アセトアミド(43)の合成:
【0502】
20Cおよび2−(3−(ジフルオロメチル)−5,5a,6,6a−テトラヒドロシ
クロプロパ[g]インダゾール−1(4H)−イル)酢酸を利用して、実施例33の化合
物33Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物(43)をアトロプ異性体の
混合物として調製した。
【化207】
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MS(m/z)764.2[M+H]
+。
(実施例44)
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−
3−(スルファモイルアミノ)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)
エチル)アセトアミド(44)の合成:
【0503】
25(31mg、0.04mmol)およびピリジン(0.024mL、0.03mm
ol)のジクロロエタン(0.5mL)中撹拌溶液に、スルファモイルクロリド(12m
g、0.1mmol)のジクロロエタン(約0.2mL)中溶液を添加した。反応物を6
0℃で1時間加熱した。冷却した時点で、反応混合物を真空で濃縮し、EtOAcで希釈
し、水、次に1M HClで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で
濃縮し、逆相HPLCにより精製して、標題化合物44をアトロプ異性体の混合物として
得た。
【化209】
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MS(m/z)805.1[M+H]
+。
(実施例45)
【化210】
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2−(7−ブロモ−1H−インダゾール−3−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(
45B)の合成:
【0504】
トルエン(30mL)中の7−ブロモ−1H−インダゾール−3−アミン(45A、1
.2g、5.5mmol)に、フタル酸(990mg、6.0mmol)を添加した。フ
ラスコにディーン−スタークトラップを装着し、反応混合物を180℃で12時間撹拌し
た。反応物を冷却し、固体を濾別し、さらなる精製なしで使用して、標題化合物を得た。
MS(m/z)343.1[M+H]
+。
7−ブロモ−1−エチル−1H−インダゾール−3−アミン(45C)の合成:
【0505】
DMF(2mL)中の45B(100mg、0.3mmol)に、Cs
2CO
3(95
.2mg、0.3mmol)およびヨードエタン(0.028ml、0.35mmol)
を添加した。反応混合物を10分間撹拌した。反応混合物をEtOAcおよびブラインで
希釈し、EtOAcで2回抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。粗製の
混合物にEtOH(2ml)およびヒドラジン水和物(1ml)を添加し、反応混合物を
30分間撹拌した。混合物を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し
て、標題化合物を得た。MS(m/z)240.1[M+H]
+。
1−エチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2
−イル)−1H−インダゾール−3−アミン(45D)の合成:
【0506】
ジオキサン(5mL)中の45C(80mg、0.3mmol)に、ビス(ピナコラト
)ジボロン(84.6mg、0.3mmol)、酢酸カリウム(32.7mg、0.3m
mol)およびPd(PCy
3)
2Cl
2(12.3mg、0.02mmol)を添加し
た。反応混合物をマイクロ波中150℃で30分間加熱した。反応物を冷却し、固体を濾
別した。混合物を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化
合物を得た。MS(m/z)288.2[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノ−1−エチル−1H−インダゾール
−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン
−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(45E)の
合成:
【0507】
ジオキサン(4mL)およびMeOH(0.75ml)中の45D(40mg、0.1
mmol)に、14B(69mg、0.1mmol)、2M K
2CO
3(0.4ml)
、LiCl(17.7mg、0.4mmol)およびPd(PPh
3)
2Cl
2(4.9
mg、0.007mmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波中150℃で30分間
加熱した。反応物を冷却し、EtOAcおよびブラインで希釈し、EtOAcで2回抽出
した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー
により精製して、標題化合物をアトロプ異性体の混合物として得た。MS(m/z)57
6.0[M+H]
+。
(S)−4−(5−(3−アミノ−1−エチル−1H−インダゾール−7−イル)−6−
(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−2−イル)−2
−メチルブタ−3−イン−2−オール(45F)の合成:
【0508】
45Eを利用して、実施例19の化合物19Fの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(45F)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)476
.1[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−1−エチル−1H−インダゾール−7−イル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−
ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−
シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミ
ド(45G)の合成:
【0509】
45Fおよび2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメ
チル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物10Aの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(45G)をアトロプ異性体の混合物と
して調製した。
【化211】
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MS(m/z)740.2[M+H]
+。
(実施例46)
【化212】
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N−((S)−1−(3−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−6−(3−
ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,
5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−
3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ
[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(46)の
合成:
【0510】
5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−
1H−インダゾール−3−アミンおよび2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ
−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロ
パ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施
例33の化合物33Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物(46)を調製
した。
【化213】
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MS(m/z)712.1[M+H]
+。
(実施例47)
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−
3−(1−メチル−1H−インダゾール−4−スルホンアミド)−1H−インダゾール−
7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(47)の合成:
【0511】
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル
)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル
)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5
−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H
−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトア
ミド(25、10mg、0.014mmol)のジクロロメタン(0.2mL)中溶液に
、ピリジン(6.6μL、0.083mmol)を、続いて1−メチル−1H−イミダゾ
ール−4−スルホニルクロリド(3.7mg、0.021mmol)を添加した。1時間
撹拌した後、反応混合物を濃縮し、逆相HPLCにより精製して、標題生成物をアトロプ
異性体の混合物として得た。
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)870.10[M+H]
+。
(実施例48)
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−
3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド)−1H−インダゾール−7
−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(48)の合成:
【0512】
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドを利用して、実施例47の化
合物(47)の合成について提示した方法に従って、標題化合物(48)をアトロプ異性
体の混合物として調製した。
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)870.03[M+H]
+。
(実施例49)
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−
3−(1H−ピラゾール−4−スルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリ
ジン−2−イル)エチル)アセトアミド(49)の合成:
【0513】
1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドを利用して、実施例47の化合物(47)
の合成について提示した方法に従って、標題化合物(49)をアトロプ異性体の混合物と
して調製した。
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)856.03[M+H]
+。
(実施例50)
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(3−(3−シクロプロピルウレイド)−1−メチル−1H−
インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イ
ル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3
bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,
5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾー
ル−1−イル)アセトアミド(50)の合成:
【0514】
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル
)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル
)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5
−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H
−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトア
ミド(25、10mg、0.014mmol)およびDIPEA(3.5μL、0.02
1mmol)のジクロロメタン(0.1mL)中溶液に、トリホスゲン(4.5mg、0
.015mmol)を添加した。1分間撹拌した後、シクロプロピルアミン(3.5μL
、0.055mmol)を添加した。15分間撹拌した後、反応混合物を濃縮し、逆相H
PLCにより精製して、標題生成物をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)809.12[M+H]
+。
(実施例51)
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
N−(7−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3
−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[
3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3
,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イ
ン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−
4−メチルピペラジン−1−カルボキサミド(51)の合成:
【0515】
1−メチルピペラジンを利用して、実施例50の化合物(50)の合成について提示し
た方法に従って、標題化合物(51)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)852.11[M+H]
+。
(実施例52)
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
N−(7−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3
−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[
3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3
,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イ
ン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)モ
ルホリン−4−カルボキサミド(52)の合成:
【0516】
モルホリンを利用して、実施例50の化合物(50)の合成について提示した方法に従
って、標題化合物(52)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)839.13[M+H]
+。
(実施例53)
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(3−(3−((N−エチルスルファモイル)アミノ)−1−メチル−1H−インダゾー
ル−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジ
ン−2−イル)エチル)アセトアミド(53)の合成:
【0517】
エチルスルファモイルクロリドを利用して、実施例44の化合物(44)の合成につい
て提示した方法に従って、標題化合物(53)をアトロプ異性体の混合物として調製した
。
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)833.14[M+H]
+。
(実施例54)
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−3
−(スルファモイルアミノ)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エ
チル)アセトアミド(54)の合成:
【0518】
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例44の化合物44の合成について提示
した方法に従って、標題化合物(54)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化229】
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MS(m/z)787.1[M+H]
+。
(実施例55)
【化230】
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(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノ−4−クロロ−1−メチル−1H−
インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イ
ル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート
(55A)の合成:
【0519】
ジオキサン(100mL)中の19C(1.5g、4.8mmol)に、14B(1.
6g、3.2mmol)、1N重炭酸ナトリウム(8.4ml、8.4mmol)および
PdCl
2(PCy
3)
2(238mg、0.3mmol)を添加した。反応混合物を1
25℃で30分間撹拌した。反応物を冷却し、EtOAcおよびブラインで希釈した。混
合物をEtOAcで2回抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、フラッシュ
カラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物をアトロプ異性体の混合物として
得た。MS(m/z)596.7[M+H]
+。
(S)−4−(6−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−
(3−アミノ−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2
−イル)−2−メチルブタ−3−イン−2−オール(55B)の合成:
【0520】
55Aを利用して、実施例19の化合物19Fの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(55B)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)496
.5[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール
−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン
−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR
)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒ
ドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル
)アセトアミド(55C)の合成:
【0521】
55Bおよび2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメ
チル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物10Aの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(55C)をアトロプ異性体の混合物と
して調製した。
【化231】
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MS(m/z)760.3[M+H]
+。
(実施例56)
【化232】
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2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ
−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロ
パ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(56A)
の合成:
【0522】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b
,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−
c]ピラゾール−1−イル)酢酸(1.00g、3.54mmol)、N−ヒドロキシス
クシンイミド(0.61g、5.32mmol)およびピリジン(0.968mL、12
.1mmol)の撹拌溶液に、−5℃で塩化チオニル(0.439mL、6.02mmo
l)を滴下添加した。−5℃で20分間撹拌した後、2.0M NaCl水溶液(10m
L)を添加し、生成物を酢酸エチル(12mL)で2回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製して、標題化合物を得た。
【化232-2】
[この文献は図面を表示できません]
N−(7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−4−メチルピペラジ
ン−1−スルホンアミド(56B)の合成:
【0523】
7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(33A、250mg、1
.11mmol)およびDABCO(310mg、2.77mmol)のアセトニトリル
中撹拌溶液に、4−メチルピペラジン−1−スルホニルクロリドHCl(650mg、2
.77mmol)を添加した。50℃で3時間撹拌した後、反応物を濃縮し、水で希釈し
、酢酸エチルで抽出した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮し、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)3
87.97[M+H]
+。
4−メチル−N−(1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジ
オキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)ピペラジン−1−スルホ
ンアミド(56C)の合成:
【0524】
N−(7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−4−メチルピペラ
ジン−1−スルホンアミド(56B)を利用して、実施例19の化合物(19D)の合成
について提示した方法に従って、標題化合物(56C)を調製した。MS(m/z)43
6.18[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−(3−ヒ
ドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−3−(4−メチ
ルピペラジン−1−スルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−
イル)エチル)カルバメート(56D)の合成:
【0525】
4−メチル−N−(1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−
ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)ピペラジン−1−スル
ホンアミド(56C)を利用して、実施例19の化合物(19E)の合成について提示し
た方法に従って、標題化合物(56D)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)
−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−4−メチルピペラジン−1−スルホン
アミド(56E)の合成:
【0526】
(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−(3−
ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−3−(4−メ
チルピペラジン−1−スルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2
−イル)エチル)カルバメート(56D)を利用して、実施例14の化合物(14C)の
合成について提示した方法に従って、標題化合物(56E)をアトロプ異性体の混合物と
して調製した。得られた粗生成物を1M NaHCO
3水溶液でpHを約8に塩基性化し
、酢酸エチルで抽出した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮し、さら
なる精製なしで次のステップに使用した。
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−
3−(4−メチルピペラジン−1−スルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)
ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(56F)の合成:
【0527】
粗製の(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)
エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3
−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−4−メチルピペラジン−1−
スルホンアミド(56E、62.9mg、0.101mmol、純度100%と仮定して
)およびDIPEA(17.5μL、0.101mmol)のアセトニトリル(2mL)
中溶液に、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−((3bS,4aR)−5,5−
ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−
シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート
(56A、38.3mg、0.101mmol)を添加した。1時間撹拌した後、反応混
合物を濾過し、逆相HPLCにより精製して、標題生成物をアトロプ異性体の混合物とし
て得た。
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)888.35[M+H]
+。
(実施例57)
【化234】
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N−((S)−1−(3−(3−アミノ−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール
−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン
−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR
)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒド
ロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)
アセトアミド(57)の合成:
【0528】
55Bおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフル
オロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ
[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物10Aの合
成について提示した方法に従って、標題化合物(57)をアトロプ異性体の混合物として
調製した。
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)742.8[M+H]
+。
(実施例58)
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
7−ブロモ−4−ヨード−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(58B)の合
成:
【0529】
58Aを利用して、実施例19の化合物19Bの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(58B)を調製した。MS(m/z)352.4[M+H]
+。
7−ブロモ−1,4−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミン(58C)の合成:
【0530】
ジオキサン(10mL)およびDMF(10ml)中の58B(3.0g、8.5mm
ol)に、トリメチルボロキシン(4.8ml、34.1mmol)、水中2M K
2C
O
3(8.5ml)およびPd(PPh
3)
2Cl
2(600mg、0.8mmol)を
添加した。反応混合物を160℃で5時間撹拌した。反応物を冷却し、EtOAcおよび
ブラインで希釈した。混合物をEtOAcで2回抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水
し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
MS(m/z)240.1[M+H]
+。
1,4−ジメチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラ
ン−2−イル)−1H−インダゾール−3−アミン(58D)の合成:
【0531】
58Cを利用して、実施例19の化合物19Cの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(58D)を調製した。MS(m/z)288.2[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノ−1,4−ジメチル−1H−インダ
ゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピ
リジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(58
E)の合成:
【0532】
58Dを利用して、実施例19の化合物19Eの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(58E)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)576
.2[M+H]
+。
(S)−4−(5−(3−アミノ−1,4−ジメチル−1H−インダゾール−7−イル)
−6−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−2−イル
)−2−メチルブタ−3−イン−2−オール(58F)の合成:
【0533】
58Eを利用して、実施例19の化合物19Fの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(58F)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)476
.1[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−1,4−ジメチル−1H−インダゾール−7−
イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−
イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3
−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1
H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセト
アミド(58G)の合成:
【0534】
58Fおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフル
オロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ
[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物10Aの合
成について提示した方法に従って、標題化合物(58G)をアトロプ異性体の混合物とし
て調製した。
【化237】
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MS(m/z)722.2[M+H]
+。
(実施例59)
【化238】
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(R)−tert−ブチル4−((5−ブロモ−6−((S)−1−(2−((3bS,
4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テ
トラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1
−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−2−
イル)エチニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボキシレート(59A)
の合成:
【0535】
2−メチルブタ−3−イン−2−オールの代わりに(R)−tert−ブチル4−エチ
ニル−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボキシレートを利用して、実施例14
における化合物14Dと同様に、標題化合物を調製した。MS(m/z)799[M−H
]
−。
N−((S)−1−(6−((R)−3−アミノ−4−ヒドロキシブタ−1−イン−1−
イル)−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−
イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((
3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a
,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾ
ール−1−イル)アセトアミド(59B)の合成:
【0536】
59A(110mg、0.13mmol)のジオキサン(3mL)中溶液に、20C(
67mg、0.19mmol)、重炭酸ナトリウム(1M、0.41mL)を、続いてP
dCl
2[P(Ph)
3]
2(4.8mg、0.06mmol)を添加した。反応物を密
封し、マイクロ波反応器中150℃で20分間加熱した。冷却した時点で、反応混合物を
最初にEtOAcで希釈し、ブライン(2×10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で脱水し
、濾過し、濃縮した。粗製材料を逆相HPLCにより精製した。生成物を含有するフラク
ションをプールし、ニートなTFAで処理して、標題化合物59Bをアトロプ異性体の混
合物として得た。
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)805.1[M+H]
+。
(実施例60)
【化240】
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2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(1−メチル−3−(メチル
スルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセ
トアミド(60)の合成:
【0537】
マイクロ波管中に、化合物61A(20mg、0.026mmol)、1−メチル−4
−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H
−ピラゾール(11mg、0.053mmol)およびPdCl
2[PPh
3]
2(2m
g、0.003mmol)を仕込んだ。混合物に1,4−ジオキサン0.5mLおよび重
炭酸ナトリウム水溶液(1M)0.1mLを添加した。混合物をマイクロ波合成器中12
0℃に4分間加熱した。室温に冷却した後、これをEtOAcと水との間で分配した。有
機層を分離し、ブラインで洗浄し、次にMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物
を逆相HPLCにより精製して、標題化合物60をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z):802.16[M+H]
+
(実施例61)
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(6−クロロ−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェ
ニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロ
メチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペ
ンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(61A)の合成。
【0538】
19Dの代わりにN−(1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,
2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンア
ミド(33C)を利用して、実施例157の化合物157Fの合成について提示した方法
に従って、標題化合物(61A)を調製した。MS(m/z)756.1[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−(ジメチルアミノ)プロパ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−3
−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エ
チル)アセトアミド(61B)の合成:
【0539】
DMF(0.2mL)中の61A(20mg、0.026mmol)を含有する反応バ
イアルに、N,N−ジメチルプロパ−2−イン−1−アミン(11mg、0.13mmo
l)、PdCl
2[P(Ph)
3]
2(1.87mg、0.003mmol)およびジエ
チルアミン(0.02mL、0.26mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンガス
で5分間フラッシュし、次に密封し、マイクロ波反応器中125℃に15分間加熱した。
冷却した時点で、反応混合物を濾過し、逆相HPLCにより精製して、標題生成物をアト
ロプ異性体の混合物として得た。
【化243】
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MS(m/z)803.2[M+H]
+。
(実施例62)
【化244】
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2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((1S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1
−(6−(3−ヒドロキシ−3,4−ジメチルペンタ−1−イン−1−イル)−3−(1
−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−
2−イル)エチル)アセトアミド(62)の合成:
【0540】
3,4−ジメチルペンタ−1−イン−3−オールを利用して、実施例61の化合物61
の合成について提示した方法に従って、標題化合物(62)をアトロプ異性体の混合物と
して調製した。
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)832.1[M+H]
+。
(実施例63)
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(4−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メ
チル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−
イル)エチル)アセトアミド(63)の合成:
【0541】
2,2−ジメチルブタ−3−イン−1−オールを利用して、実施例61の化合物61の
合成について提示した方法に従って、標題化合物(63)をアトロプ異性体の混合物とし
て調製した。
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)818.2[M+H]
+。
(実施例64)
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((1S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1
−(6−(3−ヒドロキシ−4−メチルペンタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチ
ル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イ
ル)エチル)アセトアミド(64)の合成:
【0542】
4−メチルペンタ−1−イン−3−オールを利用して、実施例61の化合物61の合成
について提示した方法に従って、標題化合物(64)をアトロプ異性体の混合物として調
製した。
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)818.1[M+H]
+。
(実施例65)
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(3−(1−メチル−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−ビニルピリジン−2−イル)エチル)アセトアミ
ド(65)の合成:
【0543】
アルゴンを、N−((S)−1−(6−クロロ−3−(1−メチル−3−(メチルスル
ホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−
(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3
,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(61A、10
0mg、0.13mmol)、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(35.4mg、0.
26mmol)、ジクロロ1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウ
ム(II)ジクロロメタン(10.8mg、0.01mmol)およびトリエチルアミン
(0.06ml、0.43mmol)のEtOH(2.6ml)中溶液に5分間吹き込ん
だ。反応物をマイクロ波反応器中150℃で20分間加熱した。生成物をシリカ上に固体
で装填し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、続いて逆相HPLCにより再度
精製して、標題生成物をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)748.15[M+H]
+。
(実施例66)
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−エチル−3−ヒドロキシペンタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル
−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル
)エチル)アセトアミド(66)の合成:
【0544】
3−エチルペンタ−1−イン−3−オールを利用して、実施例61の化合物61の合成
について提示した方法に従って、標題化合物(66)をアトロプ異性体の混合物として調
製した。
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)832.1[M+H]
+。
(実施例67)
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
1−(アリルオキシ)ブタ−3−エン−2−オール(67B)の合成:
【0545】
エポキシド67A(3.5g、50mmol)およびアリルアルコール(5.8g、1
00mmol)を圧力ボトル中DMF(100mL)に溶解させた。0℃に冷却した後、
NaH(鉱油中60%懸濁液、2.4g)を少しずつ添加し、アルゴン下20分間撹拌し
た。ボトルを密封し、60℃で終夜加熱した。反応物を氷浴中0℃に冷却し、2N HC
l(100mL)でクエンチした。水層をエーテル(3×100mL)で3回抽出した。
合わせたエーテルを5%LiClおよびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過
し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラムにより精製して、標題化合物67Bを
得た。
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−3−オール(67C)の合成:
【0546】
標題化合物(67C)を参照:Angew. Chem. Intl. Ed. 20
05年、44巻、5306〜5310頁に従って調製した。
1H NMRデータ:
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
2H−ピラン−3(6H)−オン(67D)の合成:
【0547】
標題化合物(67D)を参照:Angew. Chem. Intl. Ed. 20
05年、44巻、5306〜5310頁に従って調製した。
3−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン−5−オン(67E)の合成:
【0548】
NaH(鉱油中60%、0.19g)のDMSO(20mL)中懸濁液に、室温でトリ
メチルスルホニウムヨージド(1.75g、8mmol)を添加した。15分間撹拌した
後、67D(0.6g、6mmol)のDMSO(5mL)中溶液を添加した。室温で5
分間撹拌した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%LiCl水溶液で洗浄した。有
機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製して、標題化合物を得た。
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
3−(トリフルオロメチル)−5,5a,6,6a−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ
[4,5]ピラノ[3,2−c]ピラゾール(67F)の合成:
【0549】
化合物67E(90mg、0.8mmol)およびトリフルオロ酢酸エチル(0.16
g、1.2mmol)のエーテル中溶液を−78℃に冷却した。LiHMDS(0.18
g、1mmol)を一度に添加した。得られた混合物を−78℃で2時間撹拌した。反応
物を1N HCl水溶液中に注ぎ入れ、水層をエーテルで抽出した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮して標題化合物を得、これをさらなる精製なしで使用し
た。MS(m/z)209.06[M+H]
+。
【0550】
前ステップからの粗製物のエタノール中溶液(20mL)に、濃硫酸(0.5mL)お
よびヒドラジン1水和物(1mL)を添加した。得られた混合物を90℃で5分間加熱し
た。反応が完結した時点で、揮発物を真空で除去して標題化合物を得、これを次のステッ
プに使用した。MS(m/z)205.18[M+H]
+。
エチル2−(3−(トリフルオロメチル)−5,5a,6,6a−テトラヒドロ−1H−
シクロプロパ[4,5]ピラノ[3,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(67
G)の合成:
【0551】
化合物67F(100mg、0.49mmol)のDMF(2mL)中溶液に、0℃で
酢酸ブロモエチル(98mg、0.59mmol)および炭酸セシウム(160mg、0
.5mmol)を添加した。反応物を50℃で終夜加熱した。冷却した時点で、混合物を
逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)291.19[M+H
]
+。
2−(3−(トリフルオロメチル)−5,5a,6,6a−テトラヒドロ−1H−シクロ
プロパ[4,5]ピラノ[3,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸(67H)の合成:
【0552】
化合物67G(16mg、0.055mmol)のTHF:水:MeOHの混合物(1
mL:0.5mL:0.5mL)中溶液に、0℃で固体のLiOH1水和物(7mg、0
.165mmol)を添加した。室温で10分間撹拌した後、反応混合物をEtOAc中
に注ぎ入れ、有機物を2N HClで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し
、真空で濃縮して標題化合物を得、これを次のステップに使用した。MS(m/z)26
3.04[M+H]
+。
N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−(3−ヒドロキシ−3
−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド
)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)−2−(3−(トリ
フルオロメチル)−5,5a,6,6a−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[4,5]
ピラノ[3,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(67I)の合成:
【0553】
2−(3−(トリフルオロメチル)−5,5a,6,6a−テトラヒドロ−1H−シク
ロプロパ[4,5]ピラノ[3,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸(67H)および
化合物33Eを利用して、実施例10の化合物10Aの合成について提示した方法に従っ
て、標題化合物(67I)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)784.34[M+H]
+。
(実施例68)
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
N−(7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2,2,2−トリフ
ルオロアセトアミド(68A)の合成:
【0554】
7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(33A、500mg、2
.21mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.578mL、3.3
2mmol)のジクロロメタン(5ml)中溶液に、0℃でトリフルオロ酢酸無水物(6
97mg、3.32mmol)を滴下添加した。反応物を室温に加温し、30分間撹拌し
た。反応混合物を水で洗浄した。水層をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機層を
Na
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製して、標題化合物を得た。
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
N−(7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2,2,2−トリフ
ルオロ−N−メチルアセトアミド(68B)の合成:
【0555】
N−(7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2,2,2−トリ
フルオロアセトアミド(68A、100mg、0.31mmol)のDMF(0.6ml
)中撹拌溶液に、カリウムt−ブトキシド(36.6mg、0.33mmol)を添加し
た。溶液が均一になるまで反応物を超音波処理し、反応物を室温で30分間撹拌した。反
応物にヨードメタン(29μL、0.47mmol)を添加した。1時間撹拌した後、反
応物を酢酸エチルで希釈し、水で、続いて0.5M NaCl水溶液で洗浄した。合わせ
た有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をさらなる精製な
しで次のステップに使用した。
7−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミン(68C)の合成:
【0556】
N−(7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2,2,2−トリ
フルオロ−N−メチルアセトアミド(68B、104mg)のメタノール(3ml)中溶
液に、8M NaOH(46.6μl)を添加した。30分間撹拌した後、溶液を濃縮し
、酢酸エチル(4mL)で抽出し、水(4mL)で、続いて2M NaCl水溶液(4m
L)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物を
さらなる精製なしで次のステップに使用した。MS(m/z)240.15[M+H]
+
。
N,1−ジメチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラ
ン−2−イル)−1H−インダゾール−3−アミン(68D)の合成:
【0557】
7−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミン(68C)を利用し
て、実施例19の化合物19Cの合成について提示した方法に従って、標題化合物(68
D)を調製した。MS(m/z)288.22[M+H]
+。
((S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−(3−
ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−3−(メチル
アミノ)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)カルバメート
(68E)の合成:
【0558】
N,1−ジメチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロ
ラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−アミン(68D)を利用して、実施例55
の化合物55Aの合成について提示した方法に従って、標題化合物(68E)をアトロプ
異性体の混合物として調製した。MS(m/z)576.06[M+H]
+。
(S)−4−(6−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−
(1−メチル−3−(メチルアミノ)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−
イル)−2−メチルブタ−3−イン−2−オール(68F)の合成:
【0559】
((S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−(3
−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−3−(メチ
ルアミノ)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)カルバメー
ト(68E)を利用して、実施例14の化合物14Cの合成について提示した方法に従っ
て、標題化合物(68F)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)4
76.13[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−3
−(メチルアミノ)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)ア
セトアミド(68G)の合成:
【0560】
(S)−4−(6−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5
−(1−メチル−3−(メチルアミノ)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2
−イル)−2−メチルブタ−3−イン−2−オール(68F)および2−((3bS,4
aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラ
ヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イ
ル)酢酸を利用して、実施例33の化合物33Fの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(68G)を調製した。
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)722.18[M+H]
+。
(実施例69)
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(3−アミノベンゾ[d]イソオキサゾール−7−イル)−6
−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2
−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフ
ルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シク
ロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(
69)の合成:
【0561】
tert−ブチル(7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロ
ラン−2−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)カルバメートおよび2−(
(3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4
a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラ
ゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例33の化合物33Fの合成について提示した
方法に従って、標題化合物(69)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)713.3[M+H]
+。
(実施例70)
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(スルファモイルアミノ)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4
a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラ
ゾール−1−イル)アセトアミド(70)の合成:
【0562】
化合物57(20mg、0.03mmol)をACN(0.5ml)に溶解させ、塩−
氷浴中で−10℃に冷却した。反応溶液をDABCO(6mg、0.05mmol)、次
にスルファモイルクロリド(5mg、0.04mmol)のACN(0.2ml)中溶液
で処理し、周囲温度に加温した。1時間後、DABCO(2当量)およびスルファモイル
クロリド(1.5当量)のさらなるアリコートを添加した。さらに1.5時間後、反応物
をKH
2PO
4緩衝液で希釈し、ブラインとEtOAcとの間で分配した。有機物を分離
し、乾燥し、真空で除去した。残留物を逆相HPLCにより精製して、標題化合物をアト
ロプ異性体の混合物として得た。
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)820.9[M+H]
+。
(実施例71)
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
3−(1,4−ジメチル−3−(スルファモイルアミノ)−1H−インダゾール−7−イ
ル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イ
ル)エチル)アセトアミド(71)の合成:
【0563】
化合物58を利用して、実施例70における70の合成について提示した方法に従って
、標題化合物(71)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)801.0[M+H]
+。
(実施例72)
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1H−インダ
ゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(72)の合成:
【0564】
4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−
1H−インダゾールおよび2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリ
フルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]
シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例33の化合
物33Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物(72)を調製した。
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)697.2[M+H]
+。
(実施例73)
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(1−アミノイソキノリン−5−イル)−6−(3−ヒドロキ
シ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフ
ルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(ト
リフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4
]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(73)の合成:
【0565】
5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イ
ソキノリン−1−アミンおよび2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(
トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,
4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例33の
化合物33Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物(73)をアトロプ異性
体の混合物として調製した。
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)723.3[M+H]
+。
(実施例74)
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
N−(7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−N−(2,2−ジフ
ルオロエチル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(74A)の合成:
【0566】
DCE(2ml)中のN−(7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル
)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(150mg、0.47mmol)に、iP
r
2NEt(0.122ml、0.7mmol)を、続いて2,2−ジフルオロエチルト
リフルオロメタンスルホネート(100mg、0.47mmol)を添加した。反応物を
周囲温度で15時間撹拌した。反応物をEtOAcと水との間で分配した。有機物を分離
し、乾燥し、真空で除去して標題化合物を得、これを次の反応に直接使用した。MS(m
/z)387.9[M+H]
+。
7−ブロモ−N−(2,2−ジフルオロエチル)−1−メチル−1H−インダゾール−3
−アミン(74B)の合成:
【0567】
N−(7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−N−(2,2−ジ
フルオロエチル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(0.18g、0.47mm
ol)をMeOH(2ml)に溶解させ、NaOH水溶液(1M、3ml)で処理した。
10分後、反応物を中和し、EtOAcと20%KH
2PO
4水溶液との間で分配した。
有機物を分離し、乾燥し、真空で除去して標題化合物を得、これを次の反応に直接使用し
た。MS(m/z)290.1[M+H]
+。
N−(2,2−ジフルオロエチル)−1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル
−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−アミン(74
C)の合成:
【0568】
74Bを利用して、実施例27における27Dの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(74C)を調製した。MS(m/z)338.1[M+H]
+。
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(3−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−1−メチル
−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン
−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2
−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,
4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピ
ラゾール−1−イル)アセトアミド(74D)の合成:
【0569】
14Bおよび74Cを利用して、実施例27における27Gの合成について提示した方
法に従って、標題化合物(36C)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)772.5[M+H]
+。
(実施例75)
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
3−(4−フルオロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール
−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン
−2−イル)エチル)アセトアミド(75)の合成:
【0570】
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例132の化合物132Cの合成につい
て提示した方法に従って、標題化合物(75)をアトロプ異性体の混合物として調製した
。
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)804.1[M+H]
+。
(実施例76)
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
2−(3−ブロモピリジン−2−イル)−N−メチルヒドラジンカルボチオアミド(76
B)の合成:
【0571】
3−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジン(1500mg、7.98mmol)をDCM
(50ml)に溶解させ、DCM中のイソチオシアン酸メチル(700mg、9.57m
mol)で滴下添加処理した。反応物を45℃に加熱し、2時間撹拌した。周囲温度に冷
却した後、固体を濾過して、標題化合物を得た。MS(m/z)261.0[M+H]
+
。
8−ブロモ−N−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミ
ン(76C)の合成:
【0572】
2−(3−ブロモピリジン−2−イル)−N−メチルヒドラジンカルボチオアミド(1
.6g、6.1mmol)をトルエン中のEDCI HCl(1.76g、9mmol)
で処理し、105℃に加熱した。1時間後、加熱トルエンをデカント処理した。残留物に
H
2O(50ml)を添加した。スラリー液を激しく混合し、100℃に15分間加熱し
た。0℃に冷却した後、得られた固体を濾過して、標題化合物を得た。MS(m/z)2
27.1[M+H]
+。
tert−ブチル(8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3
−イル)(メチル)カルバメート(76D)の合成:
【0573】
8−ブロモ−N−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−ア
ミン(0.55g、2.42mmol)をDMF(10ml)に溶解させ、KHMDS(
0.58g、2.91mmol)で処理した。次にジ−tert−ブチルジカルボネート
(0.79g、3.63mmol)を添加した。反応物を周囲温度で2日間撹拌した。反
応物をEtOAcと水との間で分配した。有機物を分離し、乾燥し、真空で除去し、残留
物をシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m
/z)326.9[M+H]
+。
(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)−[1,2,4]トリア
ゾロ[4,3−a]ピリジン−8−イル)ボロン酸(76E)の合成:
【0574】
tert−ブチル(8−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−
3−イル)(メチル)カルバメート(0.46g、1.41mmol)を、ジオキサンお
よびDMF中のビス(ピナコラト)ジボロン(0.54g)、KOAc(0.41g、0
mol)およびPdCl
2(PCy
3)
2(0.05g)と合わせた。アルゴンを反応混
合物中に10分間吹き込み、次に140℃に2時間加熱した。反応物をEtOAcと水と
の間で分配した。有機物を分離し、乾燥し、真空で除去して、標題化合物を、副生成物を
不純物として含む粗生成物として得た。物質を以下の反応に直接使用した。MS(m/z
)293.0[M+H]
+。
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(3−(メチルア
ミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−イル)ピリジン−2−
イル)エチル)アセトアミド(76F)の合成:
【0575】
14Bおよび76Eを利用して、実施例27における27Gの合成について提示した方
法に従って、標題化合物(76F)を調製した。
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)709.2[M+H]
+。
(実施例77)
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
3−アミノ−7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−4−カルボニトリル(77
A)の合成:
【0576】
ジオキサン(32mL)およびDMF(32ml)中の58B(3g、8.5mmol
)に、亜鉛(6.7g、102.3mmol)およびPd(PPh
3)
2Cl
2(600
mg、0.9mmol)を添加した。反応混合物を160℃で撹拌し、ZnCN
2(50
0mg、4.3mmol)を反応物に添加した。1時間後、さらにZnCN
2(500m
g、4.3mmol)のアリコートを添加した。反応物を冷却し、EtOAcおよびブラ
インで希釈した。混合物をEtOAcで2回抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、
濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS
(m/z)251.1[M+H]
+。
3−アミノ−1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサ
ボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−4−カルボニトリル(77B)の合成:
【0577】
77Aを利用して、実施例19の化合物19Cの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(77B)を調製した。MS(m/z)299.3[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノ−4−シアノ−1−メチル−1H−
インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イ
ル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート
(77C)の合成:
【0578】
77Bを利用して、実施例19の化合物19Eの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(77C)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)587
.0[M+H]
+。
(S)−3−アミノ−7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
チル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−
イル)−1−メチル−1H−インダゾール−4−カルボニトリル(77D)の合成:
【0579】
77Cを利用して、実施例19の化合物19Fの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(77D)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)487
.2[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−4−シアノ−1−メチル−1H−インダゾール
−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン
−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR
)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒド
ロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)
アセトアミド(77E)の合成:
【0580】
77Dおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフル
オロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ
[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物10Aの合
成について提示した方法に従って、標題化合物(77E)をアトロプ異性体の混合物とし
て調製した。
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)733.3[M+H]
+。
(実施例78)
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,
4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピ
ラゾール−1−イル)アセトアミド(78)の合成:
【0581】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b
,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−
c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例19の化合物19Gの合成について
提示した方法に従って、標題化合物(78)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)838.9[M+H]
+。
(実施例79)
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(3−メチル−
1H−インダゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(79)の
合成:
【0582】
(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)ボロン酸および2−((3bS,4aR)
−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒド
ロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)
酢酸を利用して、実施例20の化合物20Fの合成について提示した方法に従って、標題
化合物(79)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)711.7[M+H]
+。
(実施例80)
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
2−クロロ−5−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオ
ロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプ
ロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2
−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−
1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベンズアミド(80)の合成:
【0583】
(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)ボロン酸および2−((3bS,4aR)
−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒド
ロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)
酢酸を利用して、実施例33の化合物33Fの合成について提示した方法に従って、標題
化合物(80)を調製した。
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)736.0[M+H]
+。
(実施例81)
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルアミノ)−1H−イ
ンダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル
)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3b
S,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−
テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−
1−イル)アセトアミド(81)の合成:
【0584】
7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(33A)の代わりに7−
ブロモ−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(19B)を利用し
て、実施例68において示した方法に従って、標題化合物(81)をアトロプ異性体の混
合物として調製した。
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)756.14[M+H]
+。
(実施例82)
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(82)の合成:
【0585】
2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7
−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例19の化合物
19Gの合成について提示した方法に従って、標題化合物(82)をアトロプ異性体の混
合物として調製した。
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)858.8[M+H]
+。
(実施例83)
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(3−(ジフルオロメチル)−5,5a,6,6a−テトラヒドロシクロプロパ[g]イ
ンダゾール−1(4H)−イル)アセトアミド(83)の合成:
【0586】
2−(3−(ジフルオロメチル)−5,5a,6,6a−テトラヒドロシクロプロパ[
g]インダゾール−1(4H)−イル)酢酸を利用して、実施例19の化合物19Gの合
成について提示した方法に従って、標題化合物(83)をアトロプ異性体の混合物として
調製した。
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)798.9[M+H]
+。
(実施例84)
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−3−(2−メトキシアセトアミド)−1−メチ
ル−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イ
ン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)アセトアミド(84)の合成:
【0587】
THF(0.25mL)中の57(13mg、0.017mmol)を含有する反応バ
イアルに、2−メトキシアセチルクロリド(2mg、0.019mmol)およびトリエ
チルアミン(0.004mL、0.026mmol)を添加した。ほとんどの57が消費
されるまで、反応混合物を室温で撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、メタノールに溶
解させ、数滴の2M NaOHで30分間処理した。次に反応混合物をTFAで酸性化し
、逆相HPLCにより精製して、標題化合物84をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)815.2[M+H]
+。
(実施例85)
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
N−(4−クロロ−7−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−(ジフ
ルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シク
ロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブ
タ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3
−イル)−3−メトキシプロパンアミド(85)の合成:
【0588】
3−メトキシプロパノイルクロリドを利用して、実施例84の化合物84の合成につい
て提示した方法に従って、標題化合物(85)をアトロプ異性体の混合物として調製した
。
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)829.2[M+H]
+。
(実施例86)
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
N−(4−クロロ−7−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−(ジフ
ルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シク
ロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブ
タ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3
−イル)シクロプロパンカルボキサミド(86)の合成:
【0589】
シクロプロパンカルボニルクロリドを利用して、実施例84の化合物84の合成につい
て提示した方法に従って、標題化合物(86)をアトロプ異性体の混合物として調製した
。
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)811.2[M+H]
+。
(実施例87)
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
N−(4−クロロ−7−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−(ジフ
ルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シク
ロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブ
タ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3
−イル)イソオキサゾール−5−カルボキサミド(87)の合成:
【0590】
イソオキサゾール−5−カルボニルクロリドを利用して、実施例84の化合物84の合
成について提示した方法に従って、標題化合物(87)をアトロプ異性体の混合物として
調製した。
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)838.1[M+H]
+。
(実施例88)
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−3−(2−ヒドロキシアセトアミド)−1−メ
チル−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−
イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(88)の合成:
【0591】
2−クロロ−2−オキソエチルアセテートを利用して、実施例84の化合物84の合成
について提示した方法に従って、標題化合物(88)をアトロプ異性体の混合物として調
製した。
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)802.1[M+H]
+。
(実施例89)
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
N−(4−クロロ−7−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−(ジフ
ルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シク
ロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブ
タ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3
−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド(89)の合成:
【0592】
1−クロロ−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イルアセテートを利用して、実施
例84の化合物84の合成について提示した方法に従って、標題化合物(89)をアトロ
プ異性体の混合物として調製した。
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)829.2[M+H]
+。
(実施例90)
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−(3−((tert−ブチルジメチ
ルシリル)オキシ)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2
−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(90A)の合成:
【0593】
tert−ブチルジメチル((2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキシ)シラン
を利用して、実施例14の化合物(14B)の合成について提示した方法に従って、標題
化合物(90A)を調製した。MS(m/z)609.10[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノ−4−クロロ−1−メチル−1H−
インダゾール−7−イル)−6−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)
−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフル
オロフェニル)エチル)カルバメート(90B)の合成。
【0594】
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−(3−((tert−ブチルジメ
チルシリル)オキシ)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−
2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(90A)および4−クロロ
−1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−
2−イル)−1H−インダゾール−3−アミン(19C)を利用して、実施例19の化合
物(19E)の合成について提示した方法に従って、標題化合物(90B)をアトロプ異
性体の混合物として調製した。MS(m/z)710.01[M+H]
+。
(S)−メチル(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル
)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル
)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)カルバメート(90C)
の合成:
【0595】
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノ−4−クロロ−1−メチル−1H
−インダゾール−7−イル)−6−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ
)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフ
ルオロフェニル)エチル)カルバメート(90B)(20mg、0.03mmol)およ
びDIPEA(0.08μl、0.06mmol)のジクロロメタン(0.5ml)中溶
液に、クロロギ酸メチル(3.27μl、0.04mmol)を添加した。終夜撹拌した
後、トリフルオロ酢酸(0.5ml)を添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。反応物
を濃縮し、酢酸エチルで抽出し、2M K
2CO
3水溶液で塩基性化した。有機層を0.
5M NaClで洗浄し、有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗生成物
をアトロプ異性体の混合物として、さらなる精製なしで次のステップに使用した。MS(
m/z)554.13[M+H]
+。
メチル(4−クロロ−7−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−(ジ
フルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シ
クロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド
)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチル
ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−
3−イル)カルバメート(90D)の合成:
【0596】
(S)−メチル(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチ
ル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イ
ル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)カルバメート(90C
)および2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−
3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,
2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例33の化合物(33F)の合成
について提示した方法に従って、標題化合物(90D)をアトロプ異性体の混合物として
調製した。
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)800.15[M+H]
+。
(実施例91)
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−tert−ブチル(1−(6−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オ
キシ)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−
(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン
−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(91A)の
合成。
【0597】
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノ−4−クロロ−1−メチル−1H
−インダゾール−7−イル)−6−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ
)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフ
ルオロフェニル)エチル)カルバメート(90B)(93mg、0.13mmol)のジ
クロロメタン(0.5ml)中溶液に、DIPEA(34.14μl、0.2mmol)
を、続いてトリフルオロ酢酸無水物(25.5μl、0.18mmol)を添加した。室
温で1時間撹拌した後、生成物をジクロロメタンおよび水で抽出した。有機層をNa
2S
O
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、
標題化合物を得た。MS(m/z)806.04[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(6−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オ
キシ)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−クロロ−3−(N−エチル
−2,2,2−トリフルオロアセトアミド)−1−メチル−1H−インダゾール−7−イ
ル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート
(91B)の合成。
【0598】
(S)−tert−ブチル(1−(6−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)
オキシ)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−クロロ−1−メチル−3
−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジ
ン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(91A)
(20mg、0.02mmol)のDMF(0.5ml)中溶液に、炭酸セシウム(20
.2mg、0.06mmol)を、続いてジエチル硫酸(4.6mg、0.03mmol
)を添加した。室温で終夜撹拌した後、反応混合物を酢酸エチルおよび水で抽出した。有
機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をさらなる精製なしで
次のステップに使用した。
(S)−tert−ブチル(1−(6−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オ
キシ)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−クロロ−3−(エチルアミ
ノ)−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,
5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(91C)の合成。
【0599】
(S)−tert−ブチル(1−(6−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)
オキシ)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−クロロ−3−(N−エチ
ル−2,2,2−トリフルオロアセトアミド)−1−メチル−1H−インダゾール−7−
イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメー
ト(21mg)(91B)のメタノール(0.5mL)中溶液に、2M K
2CO
3水溶
液(0.25mL)を添加した。室温で2時間撹拌した後、反応混合物を真空で濃縮した
。混合物を酢酸エチルおよび水で抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真
空で濃縮した。粗生成物をさらなる精製なしで次のステップに使用した。
(S)−4−(6−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−
(4−クロロ−3−(エチルアミノ)−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)ピ
リジン−2−イル)−2−メチルブタ−3−イン−2−オール(91D)の合成。
【0600】
(S)−tert−ブチル(1−(6−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)
オキシ)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−クロロ−3−(エチルア
ミノ)−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3
,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(91C)を利用して、実施例90の
化合物(90C)の合成について提示した方法に従って、標題化合物(91D)を調製し
た。MS(m/z)524.55[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−3−(エチルアミノ)−1−メチル−1H−イ
ンダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル
)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3b
S,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−
テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−
1−イル)アセトアミド(91E)の合成
【0601】
(S)−4−(6−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5
−(4−クロロ−3−(エチルアミノ)−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)
ピリジン−2−イル)−2−メチルブタ−3−イン−2−オール(91D)を利用して、
実施例90の化合物(90D)の合成について提示した方法に従って、標題化合物(91
E)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化309】
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MS(m/z)770.15[M+H]
+。
(実施例92)
【化310】
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N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−ウレイド−1H−インダゾー
ル−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジ
ン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4a
R)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒ
ドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル
)アセトアミド(92)の合成。
【0602】
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾー
ル−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジ
ン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4a
R)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒ
ドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル
)アセトアミド(57)(30mg、0.04mmol)の酢酸(0.4ml)中溶液に
、シアン酸カリウム(3.9mg、0.049mmol)の水(0.05ml)中溶液を
添加した。50℃で2時間撹拌した後、反応物を濃縮し、逆相HPLCにより精製して、
標題生成物をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化311】
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MS(m/z)785.15[M+H]
+。
(実施例93)
【化312】
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N−((S)−1−(3−(4−クロロ−3−((シアノメチル)アミノ)−1−メチル
−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン
−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2
−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,
4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピ
ラゾール−1−イル)アセトアミド(93)の合成。
【0603】
化合物(91B)を合成する間、硫酸ジエチルの代わりにブロモアセトニトリルを利用
して、実施例91の化合物(91D)の合成について提示した方法に従って、標題化合物
(93)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化313】
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MS(m/z)828.18[M+H]
+。
(実施例94)
【化314】
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N−((S)−1−(3−(3−アセトアミド−4−クロロ−1−メチル−1H−インダ
ゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピ
リジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,
4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テト
ラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−
イル)アセトアミド(94)の合成:
【0604】
塩化アセチルを利用して、実施例84の化合物84の合成について提示した方法に従っ
て、標題化合物(94)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化315】
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MS(m/z)784.9[M+H]
+。
(実施例95)
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
N−(4−クロロ−7−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−(ジフ
ルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シク
ロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブ
タ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3
−イル)プロピオンアミド(95)の合成:
【0605】
塩化プロピオニルを利用して、実施例84の化合物84の合成について提示した方法に
従って、標題化合物(95)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化317】
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MS(m/z)798.9[M+H]
+。
(実施例96)
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
N−(4−クロロ−7−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−(ジフ
ルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シク
ロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブ
タ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3
−イル)イソブチルアミド(96)の合成:
【0606】
塩化イソブチリルを利用して、実施例84の化合物84の合成について提示した方法に
従って、標題化合物(96)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化319】
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MS(m/z)813.1[M+H]
+。
(実施例97)
【化320】
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N−(4−クロロ−7−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−(ジフ
ルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シク
ロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブ
タ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3
−イル)−2,2−ジフルオロアセトアミド(97)の合成:
【0607】
2,2−ジフルオロ酢酸無水物を利用して、実施例84の化合物84の合成について提
示した方法に従って、標題化合物(97)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化321】
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MS(m/z)820.9[M+H]
+。
(実施例98)
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
N−(4−クロロ−7−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−(ジフ
ルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シク
ロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブ
タ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3
−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(98)の合成:
【0608】
2,2,2−トリフルオロ酢酸無水物を利用して、実施例84の化合物84の合成につ
いて提示した方法に従って、標題化合物(98)をアトロプ異性体の混合物として調製し
た。
【化323】
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MS(m/z)838.8[M+H]
+。
(実施例99)
【化324】
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2−ブロモ−N−(4−クロロ−7−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)
−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ
−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)ア
セトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−
3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−イン
ダゾール−3−イル)アセトアミド(99A)の合成:
【0609】
THF(0.25mL)中の57(32mg、0.043mmol)を含有する反応バ
イアルに、2−ブロモアセチルクロリド(7mg、0.047mmol)およびトリエチ
ルアミン(0.009mL、0.06mmol)を添加した。ほとんどの57が消費され
るまで、反応混合物を室温で撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、次の反応に直接使用
した。MS(m/z)862.1[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−3−(2−(ジメチルアミノ)アセトアミド)
−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブ
タ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)
エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ
−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1
,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(99B)の合成:
【0610】
粗製の99A物質をDMF(0.1mL)に溶解させ、室温にて30分間過剰のジメチ
ルアミンで処理した。次に反応混合物をTFAで酸性化し、逆相HPLCにより精製して
、標題化合物99Bをアトロプ異性体の混合物として得た。
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)829.2[M+H]
+。
(実施例100)
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(2−(ピロリジン−1−イ
ル)アセトアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メ
チルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェ
ニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフ
ルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(100)の合成:
【0611】
ピロリジンを利用して、実施例99の化合物99Bの合成について提示した方法に従っ
て、標題化合物(100)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)854.4[M+H]
+。
(実施例101)
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(2−(メチルアミノ)アセ
トアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ
−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
チル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−
3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,
2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(101)の合成:
【0612】
メチルアミンを利用して、実施例99の化合物99Bの合成について提示した方法に従
って、標題化合物(101)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)814.2[M+H]
+。
(実施例102)
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−3−(2−(シクロプロピルアミノ)アセトア
ミド)−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メ
チルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェ
ニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフ
ルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(102)の合成:
【0613】
シクロプロピルアミンを利用して、実施例99の化合物99Bの合成について提示した
方法に従って、標題化合物(102)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)840.2[M+H]
+。
(実施例103)
【化332】
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(S)−N−(4−クロロ−7−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3
−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1
H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセト
アミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−
メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾ
ール−3−イル)−2−ヒドロキシプロパンアミド(103)の合成:
【0614】
(S)−1−クロロ−1−オキソプロパン−2−イルアセテートを利用して、実施例8
4の化合物84の合成について提示した方法に従って、標題化合物(103)をアトロプ
異性体の混合物として調製した。
【化333】
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MS(m/z)815.2[M+H]
+。
(実施例104)
【化334】
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N−((S)−1−(6−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−
(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジ
ン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4a
R)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラ
ヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イ
ル)アセトアミド(104)の合成。
【0615】
2−メチルブタ−3−イン−2−アミンを利用して、実施例61の化合物(61)の合
成について提示した方法に従って、標題化合物(104)をアトロプ異性体の混合物とし
て調製した。
【化335】
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MS(m/z)803.13[M+H]
+。
(実施例105)
【化336】
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(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6’−ヒドラ
ジニル−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−[3,3’−
ビピリジン]−2−イル)エチル)カルバメート(105A)の合成:
【0616】
マイクロ波管中に、化合物14B(50mg、0.1mmol)、2−ヒドラジニル−
5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリ
ジン(36mg、0.15mmol)、炭酸カリウム(42mg、0.3mmol)およ
びジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(4mg、0.0
05mmol)を仕込んだ。混合物に1,4−ジオキサン(2mL)、水(0.5mL)
およびMeOH(0.3mL)を添加した。混合物をマイクロ波合成器中150℃に10
分間加熱した。室温に冷却した後、反応物をEtOAcと水との間で分配した。有機層を
分離し、ブラインで洗浄し、次にMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリ
カゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物105Aを得た。MS(m/z)
:524.10[M+H]
+;
Boc−(S)−エチル(6−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル
)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−
3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)カルバメー
ト(105B)の合成:
【0617】
化合物105A(28mg、0.053mmol)の2−メチルテトラヒドロフラン0
.5mL中反応混合物に、エトキシカルボニルイソチオシアナート(7mg、0.053
mmol)を添加し、反応物を室温で1分間撹拌した。溶媒を真空で除去した。残留物を
塩化メチレン0.5mLに溶解させ、これに2−クロロ−1−メチルピリジニウムヨージ
ド(12mg、0.046mmol)を、続いてトリエチルアミン(0.08mL、0.
057mmol)を添加した。反応混合物を室温で1分間撹拌した。溶媒を真空で除去し
、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物105Bを得た。
MS(m/z):621.07[M+H]
+。
(S)−エチル(6−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル
)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル
)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)カルバメート(10
5C)の合成:
【0618】
化合物105B(14mg、0.023mmol)を塩化メチレン1mLに溶解させ、
これにTFA(0.15mL)を添加した。反応混合物を室温で40分間撹拌した。溶媒
を除去して、標題化合物105CをTFA塩として得た。MS(m/z)521.09[
M+H]
+。
エチル(6−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチ
ル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[
3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3
,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イ
ン−1−イル)ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジ
ン−3−イル)カルバメート(105D)の合成:
【0619】
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)酢酸および化合物105Cを利用して、実施例37の化合物3
7Eの合成について提示した方法に従って、標題化合物(105D)を調製した。MS(
m/z)767.18[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリ
ジン−6−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリ
ジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4
aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラ
ヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イ
ル)アセトアミド(105E)の合成:
【0620】
化合物105D(15.3mg、0.05mmol)を1,4−ジオキサン2mLに溶
解させ、これに1M重炭酸ナトリウム水溶液0.5mLを添加した。反応混合物をマイク
ロ波中140℃で1時間加熱した。溶媒を除去し、残留物をRP−HPLCにより精製し
て、標題化合物105Eを得た。
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z):695.30[M+H]
+。
(実施例106)
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
3−ブロモ−6−クロロ−2−ヒドラジニルピリジン(106A)の合成:
【0621】
3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロピリジン(6g、28.5mmol)のエタノ
ール200mL中混合物に、ヒドラジン1水和物14mLを添加した。反応混合物を室温
で終夜撹拌し、次にほとんどの溶媒を除去した。沈殿物を真空濾過により集めて、標題化
合物106Aを得た。MS(m/z):223.97[M+H]
+。
エチル(8−ブロモ−5−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−
3−イル)カルバメート(106B)の合成:
【0622】
化合物106Aを利用して、実施例105の化合物105Bの合成について提示した方
法に従って、標題化合物(106B)を調製した。MS(m/z)321.01[M+H
]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノ−5−クロロ−[1,2,4]トリ
アゾロ[4,3−a]ピリジン−8−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−
1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチ
ル)カルバメート(106C)の合成:
【0623】
マイクロ波管中に、化合物117B(48mg、0.1mmol)、化合物106B(
40mg、0.13mmol)、炭酸ナトリウム(33mg、0.03mmol)および
PdCl
2[PPh
3]
2(8mg、0.01mmol)を仕込んだ。混合物に1,4−
ジオキサン2.5mLおよび水0.5mLを添加した。混合物をマイクロ波合成器中17
0℃に20分間加熱した。室温に冷却した後、反応物をEtOAcと水との間で分配した
。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、次にMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残
留物を逆相HPLCにより精製して、標題化合物106Cを得た。MS(m/z):58
3.01[M+H]
+
(S)−4−(6−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−
(3−アミノ−5−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−イ
ル)ピリジン−2−イル)−2−メチルブタ−3−イン−2−オール(106D)の合成
:
【0624】
化合物106Cを利用して、実施例105の化合物105Cの合成について提示した方
法に従って、標題化合物(106D)を調製した。MS(m/z)483.28[M+H
]
+。
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−5−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,
3−a]ピリジン−8−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1
−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(
(3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a
,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾ
ール−1−イル)アセトアミド(106E)の合成:
【0625】
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)酢酸および化合物106Dを利用して、実施例37の化合物3
7Eの合成について提示した方法に従って、標題化合物(106E)を調製した。
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z):729.24[M+H]
+。
(実施例107)
【化340】
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7−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−オール(107A)の合成:
【0626】
エタノール(5mL)中のメチル3−ブロモ−2−フルオロベンゾエート(1g、4.
5mmol)を含有する反応バイアルに、メチルヒドラジン(0.29mL、6mmol
)を添加した。反応混合物を密封し、125℃に終夜加熱した。冷却した時点で、反応混
合物を水で処理し、得られた固体を濾取して、標題生成物107Aを得た。MS(m/z
)229.1[M+2H]
+。
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(1−メチル−3
−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エ
チル)アセトアミド(107B)の合成:
【0627】
107Aおよび117Bを利用して、実施例117の化合物117Fの合成について提
示した方法に従って、標題化合物(107B)をアトロプ異性体の混合物として調製した
。
【化342】
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MS(m/z)727.1[M+H]
+。
(実施例108)
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
7−ブロモ−4−クロロ−1H−インダゾール−3−アミン(108A)の合成:
【0628】
マイクロ波バイアル中、3−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリル(1g、4.26m
mol)のエタノール(5mL)中溶液を、ヒドラジン(0.85mL、17mmol)
で処理し、密封し、マイクロ波反応器中120℃に35分間加熱した。反応物を真空で濃
縮し、粗生成物をEtOAc(30mL)で溶解させ、水(30mL)、次に2M Na
Cl(水溶液、30mL)で洗浄した。有機物をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し
た。生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/
z)247.1[M+H]
+。
N−(7−ブロモ−4−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド
(108B)の合成:
【0629】
108A(161mg、0.65mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(4mg、
0.03mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.28mL、1.6
mmol)のDCM(5ml)中撹拌溶液に、0℃でメタンスルホニルクロリド(156
mg、1.3mmol)を滴下添加した。添加後に氷浴を直ちに除去し、反応物を室温に
加温し、2時間撹拌した。反応物を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し
た。粗生成物をEtOH(10mL)に溶解させ、8N NaOH(3.3ml)で処理
した。反応混合物を60℃で0.5時間加熱した。エタノールを真空下に除去し、1.0
HClでpHを約2にし、次にEtOAcで抽出した。有機物をNa
2SO
4で乾燥し、
濾過し、濃縮した。生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得
た。MS(m/z)325.9[M+H]
+。
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダ
ゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピ
リジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,
4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テト
ラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−
イル)アセトアミド(108C)の合成:
【0630】
108Bおよび117Bを利用して、実施例117の化合物117Fの合成について提
示した方法に従って、標題化合物(108C)を調製した。MS(m/z)807.1[
M+H]
+。HPLC保持時間6.96分(0.1%トリフルオロ酢酸を含む2〜98%
アセトニトリル:水、Phenomonex Kinetex C18カラムで8.5分
濃度勾配)。
(実施例109)
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダ
ゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピ
リジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,
4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テ
トラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1
−イル)アセトアミド(109)の合成:
【0631】
108B、117Bおよび2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(ト
リフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4
]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例117の
化合物117Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物(109)を調製した
。MS(m/z)824.2[M+H]
+。HPLC保持時間7.16分(0.1%トリ
フルオロ酢酸を含む2〜98%アセトニトリル:水、Phenomonex Kinet
ex C18カラムで8.5分濃度勾配)。
(実施例110)
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
8−ブロモ−5−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミ
ン(110A)の合成:
【0632】
化合物106B(2.1g、6.6mmol)のジオキサン(90mL)、水(15m
L)およびDMF(9mL)の混合物中溶液に、KOH(0.37g、6.6mmol)
を添加した。混合物を110℃で終夜加熱した。揮発物を真空で除去した後、残留物をシ
リカゲルカラムにより精製して、標題化合物110Aを得た。MS(m/z)248.9
5[M+H]
+。
N−(8−ブロモ−5−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3
−イル)メタンスルホンアミド(110B)の合成
【0633】
化合物110A(80mg、0.3mmol)のDCM(5mL)中溶液に、DIEA
(0.42g、3mmol)およびメタンスルホニルクロリド(0.19g、2mmol
)を添加した。室温で5分間撹拌した後、揮発物を真空で除去した。残留物をTHF(2
mL)、MeOH(2mL)および2N NaOH(2mL)の混合物に溶解させ、15
分間撹拌した。揮発物を除去した後、残留物を逆相HPLCにより精製して、標題化合物
を得た。MS(m/z)326.82[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(5−クロロ−3−(メチルスルホンアミド)−
[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−イル)−6−(3−ヒドロキシ
−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフル
オロフェニル)エチル)カルバメート(110C)の合成:
【0634】
化合物110Bおよび117Bを利用して、実施例117の化合物117Dの合成につ
いて提示した方法に従って、標題化合物(110C)を調製した。MS(m/z)661
.02[M+H]
+。
(S)−N−(8−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)
−5−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンス
ルホンアミドTFA塩(110D)の合成:
【0635】
化合物110Cを利用して、実施例19の化合物19Fの合成について提示した方法に
従って、標題化合物(110D)を調製した。MS(m/z)561.00[M+H]
+
。
N−((S)−1−(3−(5−クロロ−3−(メチルスルホンアミド)−[1,2,4
]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチル
ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル
)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオ
ロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[
1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(110E)の合成:
【0636】
化合物110Dおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5
−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シク
ロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物1
0Aの合成について提示した方法に従って、標題化合物(110E)を調製した。HPL
C保持時間6.63分(0.1%トリフルオロ酢酸を含む2〜98%アセトニトリル:水
、Phenomonex Kinetex C18カラム4.6×100mmで8.5分
濃度勾配)。MS(m/z)807.16[M+H]
+。
(実施例111)
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−5−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,
3−a]ピリジン−8−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1
−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(
(3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4
a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラ
ゾール−1−イル)アセトアミド(111)の合成:
【0637】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b
,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−
c]ピラゾール−1−イル)酢酸および106Dを利用して、実施例106の化合物10
6Eの合成について提示した方法に従って、標題化合物(111)を調製した。
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z):747.30[M+H]
+
(実施例112)
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
N−(1,4−ジメチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサ
ボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(112
A)の合成:
【0638】
58Dを利用して、実施例19の化合物19Dの合成について提示した方法に従って、
標題化合物(112A)を調製した。MS(m/z)366.1[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(3−(1,4
−ジメチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(
3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)エチル)
カルバメート(112B)の合成:
【0639】
112Aを利用して、実施例19の化合物19Eの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(112B)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)6
54.4[M+H]
+。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)
−1,4−ジメチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(112C
)の合成:
【0640】
112Bを利用して、実施例19の化合物19Fの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(112C)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)5
54.2[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
3−(1,4−ジメチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イ
ル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イ
ル)エチル)アセトアミド(112D)の合成:
【0641】
112Cおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフ
ルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物10Aの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(112D)をアトロプ異性体の混合物
として調製した。
【化350】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)800.6[M+H]
+。
(実施例113)
【化351】
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(Z)−3−ブロモ−2−((1,2−ジクロロビニル)オキシ)ベンズアルデヒド(1
13A)の合成:
【0642】
トリクロロエチレン(2.68mL、30mmol)を、N
2下60℃でK
2CO
3(
4.1g、30mmol)で懸濁させた3−ブロモ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(
2g、9.9mmol)のDMF(8mL)中溶液に30分かけて滴下添加した。反応物
を15時間撹拌し、次に室温に冷却し、酢酸エチル150mLと水100mLとの間で分
配した。有機相をブライン100mLで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮
した。粗製材料をシリカゲルにより精製して、標題化合物を得た。
5−ブロモ−3−クロロ−1H−ベンゾフロ[3,2−c]ピラゾールベンズアルデヒド
(113B)の合成:
【0643】
ベンゼンスルホニルヒドラジド(0.57g、3.3mmol)を、室温で113A(
0.9g、3.0mmol)のアセトニトリル(13mL)中溶液に全てを一度で添加し
た。2時間撹拌した後、2M NaOH水溶液(3mL、6mmol)を10分かけて滴
下添加した。溶液を50℃に加熱し、1時間撹拌した。室温に冷却した後、溶媒を真空下
に除去した。残留物をEtOAc(20mL)とH
2O(15mL)との間で分配した。
有機層をMgSO
4で脱水し、濾過し、溶媒を真空下に除去して、標題化合物113Bを
得た。
(3−クロロ−1H−ベンゾフロ[3,2−c]ピラゾール−5−イル)ボロン酸(11
3C)の合成:
【0644】
ジオキサン(5mL)中の113B(200mg、0.73mmol)に、ビス(ピナ
コラト)ジボロン(262mg、1mmol)、酢酸カリウム(0.144g、1mmo
l)およびPd(PPh
3)
2Cl
2(26mg、0.03mmol)を添加した。反応
混合物を密封し、100℃に1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、次の反応に直接使
用した。MS(m/z)237.1[M+H]
+。
【化352】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(3−クロロ−1H−ベンゾフロ[3,2−c]ピラゾール−
5−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−
2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)
−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒド
ロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)
アセトアミド(113D)の合成:
【0645】
113Cおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフ
ルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例33の化合物33Fの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(113D)を調製した。
【化353】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)772.2[M+H]
+。
(実施例114)
【化354】
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4−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(114B)の合成:
【0646】
114Aを利用して、実施例19の化合物19Bの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(114B)を調製した。MS(m/z)178.1[M+H]
+。
7−ブロモ−4−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(114C)
の合成:
【0647】
フラスコに114B(3.7g、20.9mmol)およびH
2SO
4(35mL)を
仕込み、氷浴中0℃に冷却した。次にNBS(1.9g、10mmol)を添加した。反
応混合物を室温に加温し、氷水で希釈し、濾過して、固体を除去した。母液を飽和NaH
CO
3で塩基性化し、EtOAcで2回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃
縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(
m/z)256.2[M+H]
+。
4−メトキシ−1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキ
サボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−アミン(114D)の合成:
【0648】
114Cを利用して、実施例19の化合物19Cの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(114D)を調製した。MS(m/z)304.2[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H
−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−
イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメー
ト(114E)の合成:
【0649】
114Dを利用して、実施例19の化合物19Eの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(114E)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)5
92.1[M+H]
+。
(S)−4−(6−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−
(3−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−
2−イル)−2−メチルブタ−3−イン−2−オール(114F)の合成:
【0650】
114Eを利用して、実施例19の化合物19Fの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(114F)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)4
92.2[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾー
ル−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジ
ン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4a
R)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒ
ドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル
)アセトアミド(114G)の合成:
【0651】
114Fおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフ
ルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物10Aの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(114G)をアトロプ異性体の混合物
として調製した。
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)738.6[M+H]
+。
(実施例115)
【化356】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−(2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(3,5−ジ
フルオロフェニル)エチル)−6−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ピリ
ジン−3−イル)ボロン酸(115A)の合成:
【0652】
(S)−(6−ブロモ−2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2
−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(117A)
および3,3−ジメチルブタ−1−インを利用して、実施例117の化合物117Bの合
成について提示した方法に従って、標題化合物(115A)を調製した。MS(m/z)
:459.22[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノ−5−クロロ−[1,2,4]トリ
アゾロ[4,3−a]ピリジン−8−イル)−6−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバ
メート(115B)の合成:
【0653】
化合物115Aおよび化合物106Bを利用して、実施例106の化合物106Cの合
成について提示した方法に従って、標題化合物(115B)を調製した。MS(m/z)
:581.14[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−5−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,
3−a]ピリジン−8−イル)−6−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ピ
リジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,
4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テト
ラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−
イル)アセトアミド(115C)の合成:
【0654】
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)酢酸および化合物115Bを利用して、実施例37の化合物3
7Eの合成について提示した方法に従って、標題化合物(115C)を調製した。
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z):727.41[M+H]
+。
(実施例116)
【化358】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−5−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,
3−a]ピリジン−8−イル)−6−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ピ
リジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,
4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テト
ラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−
イル)アセトアミド(116A)の合成:
【0655】
マイクロ波管中に、化合物115C(15mg、0.02mmol)、トリメチルボロ
キシン(9μL、0.06mmol)、炭酸カリウム(8.5mg、0.06mmol)
およびPdCl
2[PPh
3]
2(1.5mg、0.002mmol)を仕込んだ。混合
物に1,4−ジオキサン1mLおよび水0.1mLを添加した。混合物をマイクロ波合成
器中160℃に20分間加熱した。室温に冷却した後、これをEtOAcと水との間で分
配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、次にMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し
た。残留物を逆相HPLCにより精製して、標題化合物116Aを得た。
【化359】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)707.30[M+H]
+。
【0656】
化合物116Bを副生成物として得た。MS(m/z):693.23[M+H]
+。
(実施例117)
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−(6−ブロモ−2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−
(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(117A)の
合成:
【0657】
(S)−tert−ブチル(1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3
,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(14A)(6.2g、12.6mm
ol)の2−メチルテトラヒドロフラン(25ml)中溶液に、0℃でTHF中1M L
iHMDS(12.6ml)を滴下添加した。室温で20分間撹拌した後、反応物を真空
で濃縮し、トルエン(30mL)に溶解させ、真空で濃縮し、2−MeTHF(25ml
)に再度溶解させた。得られた溶液に−78℃でホウ酸トリイソプロピル(7.11ml
、37.8mmol)を添加し、続いてヘキサン中1M n−ブチルリチウム(20ml
)を15分かけて滴下添加した。5分間撹拌した後、反応物を0℃に徐々に加温し、4M
NH
4Cl水溶液(75mL)でクエンチした。追加の2−MeTHF(25mL)を
添加し、有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をさらなる
精製なしで次のステップに使用した。MS(m/z)456.87[M+H]
+。
(S)−(2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(3,5−ジ
フルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−
イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(117B)の合成:
【0658】
(S)−(6−ブロモ−2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2
−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(117A)
(5.76g、12.6mmol)、2−メチル−3−ブチン−2−オール(2.44m
l、25.2mmol)およびトリエチルアミン(7.0ml、50.4mmol)のテ
トラヒドロフラン(21ml)中溶液を、アルゴンで脱気した。反応物にCuI(72m
g、0.38mmol)およびPdCl
2(PPh
3)
2(2.65g、0.38mmo
l)を添加し、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物を真空で濃縮し、酢酸エ
チルおよび水で抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮し、シリ
カクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)460.11
[M+H]
+。
8−ブロモ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4
,3−a]ピリジン−3−アミン(117C)の合成:
【0659】
3−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンおよび1,1,1−トリフルオロ−2−イソチ
オシアネートエタンを利用して、実施例76における76Cの合成について提示した方法
に従って、標題化合物(117C)を調製した。MS(m/z)295.0[M+H]
+
。
(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−(3−ヒ
ドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(3−((2,2,2−トリフ
ルオロエチル)アミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−イル
)ピリジン−2−イル)エチル)カルバメート(117D)の合成:
【0660】
マイクロ波バイアル中、(S)−(2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)ア
ミノ)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メ
チルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(117B、30mg、
0.07mmol)を、ジオキサン(1ml)中の8−ブロモ−N−(2,2,2−トリ
フルオロエチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミン(1
17C、19mg、0.07mmol)、PdCl
2(PPh
3)
2(2mg、5mol
%)、K
2CO
3(2M水溶液65ml)およびLiCl(1mg)と合わせた。アルゴ
ンを反応溶液中に5分間吹き込んだ。反応物をマイクロ波反応器中155℃で15分間加
熱した。周囲温度に冷却した後、反応物をEtOAcと水との間で分配した。有機物を分
離し、乾燥し、真空で除去し、残留物をシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製
して、標題化合物(117D)を得た。MS(m/z)631.0[M+H]
+。
(S)−4−(6−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−
(3−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[4
,3−a]ピリジン−8−イル)ピリジン−2−イル)−2−メチルブタ−3−イン−2
−オール(117E)の合成:
【0661】
化合物117Dを利用して、実施例19の化合物19Fの合成について提示した方法に
従って、標題化合物(117E)を調製した。
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(3−((2,2
,2−トリフルオロエチル)アミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジ
ン−8−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(117F)の合成:
【0662】
化合物117Eを利用して、実施例37の化合物37Eの合成について提示した方法に
従って、標題化合物(117F)を調製した。
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)777.1[M+H]
+。
(実施例118)
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(5−クロロ−3−(メチルスルホンアミド)−[1,2,4
]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−イル)−6−(3,3−ジメチルブタ−1−
イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(118)の合成:
【0663】
化合物115Cを利用して、実施例19の化合物19Dの合成について提示した方法に
従って、標題化合物(118)を調製した。
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z):805.78[M+H]
+。
(実施例119)
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(スルファモイ
ルアミノ)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ
−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
チル)カルバメート(119A)の合成:
【0664】
55Aを利用して、実施例70における70の合成について提示した方法に従って、標
題化合物(119A)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)675
.0[M+H]
+。
119Bの合成:
【0665】
119Aを利用して、実施例19における19Fの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(119B)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)5
75.2[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(スルファモイルアミノ)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,
4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピ
ラゾール−1−イル)アセトアミド(119C)の合成:
【0666】
119Bおよび2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロ
メチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペ
ンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10における10A
の合成について提示した方法に従って、標題化合物(119C)をアトロプ異性体の混合
物として調製した。
【化365】
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MS(m/z):839.8[M+H]
+。
(実施例120)
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
5−ブロモ−3−メチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン(120A)の合成:
【0667】
6−(ブロモピリジン−2−イル)メチルアミン(4.0g、21.4mmol)を、
0℃で無水酢酸(10ml)に滴下添加した。反応物を室温に加温し、反応物にp−トル
エンスルホン酸(4.07g、20.4mmol)を添加した。反応物をマイクロ波反応
器中140℃で25分間加熱した。反応物を真空で濃縮し、粗生成物を水に溶解させ、1
N NaOH水溶液を用いてpHを約9に調節し、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を
Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精
製して、標題化合物を得た。MS(m/z)213.06[M+H]
+。
5−ブロモ−3−メチル−1−ニトロイミダゾ[1,5−a]ピリジン(120B)の合
成:
【0668】
酢酸(15ml)中の5−ブロモ−3−メチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン(12
0A)(3.0g、14.2mmol)に、70%HNO
3(0.82ml)および濃H
2SO
4(0.82ml)の酢酸(8ml)中溶液を滴下添加した。反応の間発熱があっ
た。室温で45分間撹拌した後、得られた溶液を氷およびブラインの撹拌混合物(150
mL)に添加した。冷却した溶液に8M NaOH水溶液(4.3mL)を添加した。黄
色沈殿物を濾過し、水で洗浄した。粗生成物をさらなる精製なしで次のステップに使用し
た。MS(m/z)255.95[M+H]
+。
N−(5−ブロモ−3−メチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−1−イル)−2,2,
2−トリフルオロアセトアミド(120C)の合成:
【0669】
5−ブロモ−3−メチル−1−ニトロイミダゾ[1,5−a]ピリジン(120B)(
0.30g、1.17mmol)およびトリフルオロ酢酸無水物(0.5ml、3.51
mmol)のトリフルオロ酢酸(4.2ml)中溶液に、亜鉛末(0.15g、2.34
mmol)を少しずつ添加した。反応により強い発熱がある。完結した時点で、反応物を
真空で濃縮し、EtOAcおよび飽和NaHCO
3水溶液で抽出した。有機層をNa
2S
O
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮し、酢酸エチルおよびヘキサンで溶出するシリカゲル
クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)322.018
[M+H]
+。
5−ブロモ−3−メチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−1−アミン(120D)の合
成:
【0670】
N−(5−ブロモ−3−メチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−1−イル)−2,2
,2−トリフルオロアセトアミド(120C)(50mg、0.16mmol)のメタノ
ール中7Nアンモニア(1ml)中溶液を、マイクロ波反応器中70℃で30分間加熱し
た。反応物を真空で濃縮した。得られた粗製の混合物をEtOAcに懸濁し、真空で濃縮
し、真空乾固した。粗生成物をさらなる精製なしで次のステップに使用した。MS(m/
z)228.12[M+H]
+。
N−(5−ブロモ−3−メチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−1−イル)メタンスル
ホンアミド(120E)の合成:
【0671】
5−ブロモ−3−メチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−1−アミン(120D)(
35mg)およびトリエチルアミン(48ul、0.34mmol)のジクロロメタン(
0.5ml)中溶液に、メタンスルホニルクロリド(24μl、0.31mmol)を添
加した。室温で30分間撹拌した後、THF中2Mメチルアミン(0.250mL)を添
加し、反応物を真空で濃縮した。粗生成物を2−プロパノール(2.0mL)に溶解させ
、反応物に1.0M NaOH水溶液(2.0mL)を添加した。室温で1.5時間撹拌
した後、反応物をAcOH(180uL)で酸性化し、得られた混合物を真空で濃縮した
。混合物を酢酸エチルおよび水で抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真
空で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(
m/z)305.88[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−(3−ヒ
ドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(3−メチル−1−(メチルス
ルホンアミド)イミダゾ[1,5−a]ピリジン−5−イル)ピリジン−2−イル)エチ
ル)カルバメート(120F)の合成:
【0672】
N−(5−ブロモ−3−メチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−1−イル)メタンス
ルホンアミド(120E)(50mg、0.16mmol)、(S)−(2−(1−((
tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル
)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル
)ボロン酸(117B)(90.8mg、0.20μmol)およびジクロロビス(トリ
フェニルホスフィン)パラジウム(II)(11.5mg、0.016mmol)のジオ
キサン(1.2ml)中溶液を、アルゴンでパージした。反応物に1M Na
2CO
3水
溶液(0.4ml)を添加し、溶液をアルゴンでパージし、マイクロ波反応器中120℃
で30分間加熱した。得られた溶液にブライン中5%AcOH(10mL)を添加し、E
tOAcで2回抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮し、シリ
カゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物をアトロプ異性体の混合物として
得た。MS(m/z)639.94[M+H]
+。
(S)−N−(5−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)
−3−メチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−1−イル)メタンスルホンアミド(12
0G)の合成:
【0673】
(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−(3−
ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(3−メチル−1−(メチル
スルホンアミド)イミダゾ[1,5−a]ピリジン−5−イル)ピリジン−2−イル)エ
チル)カルバメート(120F)(75mg,0.12mmol)をDCM(1.0mL
)およびTFA(0.5mL)に溶解させ、室温で30分間撹拌した。得られた溶液を真
空で濃縮し、酢酸エチルおよび飽和NaHCO
3水溶液で、続いて水で抽出した。有機層
をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をアトロプ異性体の混合物
としてさらなる精製なしで次のステップに使用した。MS(m/z)540.12[M+
H]
+。
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(3−メチル−1
−(メチルスルホンアミド)イミダゾ[1,5−a]ピリジン−5−イル)ピリジン−2
−イル)エチル)アセトアミド(120H)の合成:
【0674】
(S)−N−(5−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル
)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル
)−3−メチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−1−イル)メタンスルホンアミド(1
20G)を利用して、実施例33の化合物(33F)の合成について提示した方法に従っ
て、標題化合物(120H)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)786.13[M+H]
+。
(実施例121)
【化368】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(3−メチル−
1−(メチルスルホンアミド)イミダゾ[1,5−a]ピリジン−5−イル)ピリジン−
2−イル)エチル)アセトアミド(121)の合成:
【0675】
(S)−N−(5−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル
)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル
)−3−メチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−1−イル)メタンスルホンアミド(1
20G)および2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメ
チル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例33の化合物(33F
)の合成について提示した方法に従って、標題化合物(121)をアトロプ異性体の混合
物として調製した。
【化369】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)804.15[M+H]
+。
(実施例122)
【化370】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(スルファモイルアミノ)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(122)の合成:
【0676】
119Bおよび2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施
例10の化合物10Aの合成について提示した方法に従って、標題化合物(122)をア
トロプ異性体の混合物として調製した。
【化371】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z):859.3[M+H]
+。
(実施例123)
【化372】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−((N−メチルスルファモイ
ル)アミノ)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブ
タ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)
エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ
−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1
,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(123)の合成:
【0677】
57およびメチルスルファモイルクロリドを利用して、実施例70における70の合成
について提示した方法に従って、標題化合物(123)をアトロプ異性体の混合物として
調製した。
【化373】
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MS(m/z)835.8[M+H]
+。
(実施例124)
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(3−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−
1−イル)アセトアミド(124)の合成:
【0678】
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル
)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル
)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(
19F)および2−(3−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1
H−インダゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物10Aの合成につい
て提示した方法に従って、標題化合物(124)をアトロプ異性体の混合物として調製し
た。
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)804.18[M+H]
+。
(実施例125および126)
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
3−クロロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール(125A)の合成:
【0679】
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−3−オール(0.41g、3.
0mmol)のトリクロロホスフェート(1.5ml)中溶液を、アルゴン下マイクロ波
反応器中225℃で15分間加熱した。反応物を真空で濃縮し、0℃でl.0N NaO
H水溶液にて注意深くクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。有機層をNa
2SO
4で
乾燥し、濾過し、真空で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化
合物を得た。MS(m/z)157.14[M+H]
+。
エチル2−(3−クロロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−2−イ
ル)アセテートとエチル2−(3−クロロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イン
ダゾール−1−イル)アセテートとの1:5混合物(125B)の合成:
【0680】
3−クロロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール(125A)のDM
F(1.6ml)中溶液に、NaH(鉱油中60%)(74.9mg、1.95mmol
)を少しずつ添加した。室温で15分間撹拌した後、ブロモ酢酸エチル(0.22ml、
1.95mmol)を0℃で滴下添加した。反応物を室温に加温し、2時間撹拌した。反
応物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄した。有機層をNa
2
SO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して
、標題化合物をエチル2−(3−クロロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダ
ゾール−2−イル)アセテートとエチル2−(3−クロロ−4,5,6,7−テトラヒド
ロ−1H−インダゾール−1−イル)アセテートとの1:5混合物(125B)として得
た。MS(m/z)243.11[M+H]
+。
2−(3−クロロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−2−イル)酢
酸と2−(3−クロロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル
)酢酸との1:5混合物(125C)の合成:
【0681】
メタノール(250μl)中のエチル2−(3−クロロ−4,5,6,7−テトラヒド
ロ−2H−インダゾール−2−イル)アセテートとエチル2−(3−クロロ−4,5,6
,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセテートとの1:5混合物(1
25B)(15mg、61.8μmol)に、2M LiOH水溶液(62μl)を添加
した。反応物を50℃で1.5時間加熱した。混合物を真空で濃縮し、2−メチルテトラ
ヒドロフラン(2mL)および0.1N HCl(1.3mL)で抽出した。有機層をN
a
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をさらなる精製なしで次のステ
ップに使用した。MS(m/z)215.14[M+H]
+。
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(3−クロロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−2−イル)アセト
アミド(125D)および(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(
メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3
−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロ
フェニル)エチル)−2−(3−クロロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダ
ゾール−1−イル)アセトアミド(126)の合成。
【0682】
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル
)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル
)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(
19F)の遊離塩基型および2−(3−クロロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−
インダゾール−2−イル)酢酸と2−(3−クロロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1
H−インダゾール−1−イル)酢酸との1:5混合物(125C)を利用して、実施例3
3の化合物33Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物(125Dおよび1
26)をアトロプ異性体の混合物として共に調製した。位置異性体を逆相HPLCにより
分離して、標題生成物を得た。(125D):
【化377】
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MS(m/z)770.24[M+H]
+。
(実施例127)
【化378】
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N−((S)−1−(6−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−
(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−
イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((
3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,
5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾー
ル−1−イル)アセトアミド(127)の合成:
【0683】
2−メチルブタ−3−イン−2−アミンを利用して、実施例142の化合物142の合
成について提示した方法に従って、標題化合物(127)をアトロプ異性体の混合物とし
て調製した。
【化379】
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MS(m/z)838.3[M+H]
+。
(実施例128)
【化380】
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N1,N1−ジメチル−N2−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)エタン−1,2
−ジアミン(128A)の合成:
【0684】
アルゴンを2−メチルブタ−3−イン−2−イルアセテート(15.96mg、126
.5μmol)、塩化銅(0.75mg、7.59μmol)、トリエチルアミン(17
.63μl、126.5μmol)およびN,N−ジメチルエチレンジアミン(20.7
3μl、189.74μmol)のDMF(0.2ml)中溶液に吹き込んだ。反応物を
マイクロ波反応器中110℃で5分間加熱した。反応物を室温に冷却し、次の反応に直接
使用した。
N−((S)−1−(6−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−
(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−
イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((
3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,
5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾー
ル−1−イル)アセトアミド(128B)の合成:
【0685】
反応物中に、DMF(0.2mL)中の157F(20mg、25.3μmol)、C
uI(1mg、5.06μmol)およびPdCl
2(PPh
3)
2(3.55mg、5
.06μmol)を添加した。アルゴンを反応物に吹き込み、ジエチルアミン(39μl
、379μmol)を添加した。反応物をマイクロ波反応器中125℃で15分間加熱し
た。過剰のアミンを真空下に除去し、生成物を逆相HPLCにより精製して、標題生成物
128Bをアトロプ異性体の混合物として得た。
【化381】
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MS(m/z)908.3[M+H]
+。
(実施例129)
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(2,3−ジクロロフェニル)アセトアミド(129)の合成:
【0686】
19Fおよび2−(2,3−ジクロロフェニル)酢酸を利用して、実施例10における
10Aの合成にて提示した方法に従って、標題化合物(129)をアトロプ異性体の混合
物として調製した。
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)762.3[M+H]
+。
(実施例130)
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
6−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(5−メトキシ−3−(メチ
ルスルホンアミド)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−イル)ピ
リジン−2−イル)エチル)アセトアミド(130)の合成:
【0687】
塩化メチレン0.5mLに溶解させた化合物115C(15mg、0.2mmol)に
、トリエチルアミン(37μL、0.2mmol)を、続いてメタンスルホニルクロリド
(8μL、0.1mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。反応物
を塩化メチレンおよび水で希釈した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し
、濃縮した。残留物をメタノール1mLに溶解させ、これに15%NaOH水溶液0.1
mLを添加した。混合物を40℃で終夜、次に60℃で7時間撹拌した。溶媒を除去し、
残留物をRP−HPLCにより精製して、標題化合物130を得た。
【化385】
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MS(m/z):801.65[M+H]
+。
(実施例131)
【化386】
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(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−(3,3−ジメチルブタ−1−イン
−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カル
バメート(131A)の合成:
【0688】
化合物14Aおよび3,3−ジメチルブタ−1−インを利用して、実施例4の化合物4
Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物(131A)を調製した。MS(m
/z)494.92[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノ−4−クロロ−1−メチル−1H−
インダゾール−7−イル)−6−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジ
ン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(131B
)の合成:
【0689】
化合物131Aおよび化合物19Cを利用して、実施例19の化合物19Eの合成につ
いて提示した方法に従って、標題化合物(131B)をアトロプ異性体の混合物として調
製した。MS(m/z)594.44[M+H]
+。
(S)−7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−
(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−4−クロロ−1
−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(131C)の合成:
【0690】
化合物131Bを利用して、実施例105の化合物105Cの合成について提示した方
法に従って、標題化合物(131C)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(
m/z)494.26[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール
−7−イル)−6−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル
)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(
ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−
シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミ
ド(131D)の合成:
【0691】
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)酢酸および化合物131Cを利用して、実施例37の化合物3
7Eの合成について提示した方法に従って、標題化合物131Dをアトロプ異性体の混合
物として調製した。MS(m/z)740.35[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)
ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS
,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テ
トラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1
−イル)アセトアミド(131E)の合成:
【0692】
化合物131Dを利用して、実施例19の化合物19Dの合成について提示した方法に
従って、標題化合物(131E)を調製した。
【化387】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z):818.15[M+H]
+。
(実施例132)
【化388】
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7−ブロモ−4−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(132A)
の合成:
【0693】
4−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(4.3g、26mmo
l)の濃硫酸(26ml)中溶液を0℃に冷却し、次にN−ブロモスクシンイミド(4.
64g、26mmol)で3回に分けて処理した。反応物を室温にゆっくり上げ、15時
間撹拌した。反応物を水で注意深くクエンチし、濾過し、濾液を中和した。次に中和した
溶液を酢酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗製材料をシ
リカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)246
.1[M+H]
+。
N−(7−ブロモ−4−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタン
スルホンアミド(132B)の合成:
【0694】
132Aから出発して、実施例108の108Bと同様に、標題化合物を調製した。M
S(m/z)320.3[M−H]
−。
【化389】
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2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(3−(4−フルオロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾー
ル−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジ
ン−2−イル)エチル)アセトアミド(132C)の合成:
【0695】
132B、117Bおよび2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(ト
リフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4
]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例117の
化合物117Fの合成について提示した方法に従って、標題化合物(132C)をアトロ
プ異性体の混合物として調製した。
【化390】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)822.1[M+H]
+。
(実施例133)
【化391】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
6−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(5−メチル−3−(メチル
スルホンアミド)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−イル)ピリ
ジン−2−イル)エチル)アセトアミド(133)の合成:
【0696】
化合物116Aを利用して、実施例19の化合物19Dの合成について提示した方法に
従って、標題化合物(133)を調製した。
【化392】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z):785.31[M+H]
+。
(実施例134)
【化393】
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2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
6−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(3−(メチルスルホンアミ
ド)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−イル)ピリジン−2−イ
ル)エチル)アセトアミド(134)の合成:
【0697】
化合物116Bを利用して、実施例19の化合物19Dの合成について提示した方法に
従って、標題化合物(134)を調製した。
【化394】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z):771.12[M+H]
+。
(実施例135)
【化395】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(5−アミノ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ
−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
チル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)
−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1
,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(135A)の合成:
【0698】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b
,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−
c]ピラゾール−1−イル)酢酸および化合物182Hを利用して、実施例139の化合
物139Aの合成について提示した方法と同様に、標題化合物(135A)を調製できる
。MS(m/z):853.26[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)−5−メトキシピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)
エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル
)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[
1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(135B)の合成:
【0699】
化合物135A(25mg、0.029mmol)のMeOH(1mL)中溶液に、亜
硝酸t−ブチル(15mg、0.15mmol)を添加した。得られた溶液を50℃で2
時間加熱した。揮発物を真空で除去し、残留物を逆相HPLCにより精製して、標題化合
物をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化396】
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MS(m/z)868.24[M+H]
+。
(実施例136)
【化397】
[この文献は図面を表示できません]
7−ブロモ−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール(136A)の合成:
【0700】
化合物19B(150mg、0.58mmol)をMe−THFに溶解させ、亜硝酸t
ert−ブチル(0.21ml、1.73mmol)で処理した。反応物を75℃に2時
間加熱した。反応物をEtOAcおよび飽和NaCl水溶液で希釈した。有機物を分離し
、乾燥し、真空で除去し、残留物をシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製して
、標題化合物(136A)を得た。MS(m/z)247.0[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール
−7−イル)−6−エチニルピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル
)エチル)カルバメート(136B)の合成:
【0701】
マイクロ波バイアル中、(S)−(2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)ア
ミノ)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メ
チルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(117B、35mg、
0.08mmol)を、ジオキサン(1ml)中の7−ブロモ−4−クロロ−1−メチル
−1H−インダゾール(136A、19mg、0.08mmol)、PdCl
2(PCy
3)
2(6mg)およびNaHCO
3(1M水溶液228μl)と合わせた。アルゴンを
反応溶液中に5分間吹き込んだ。反応物をマイクロ波反応器中155℃で15分間加熱し
た。周囲温度に冷却した後、反応物をEtOAcと水との間で分配した。有機物を分離し
、乾燥し、真空で除去し、残留物をシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製して
、標題化合物(136B)を得た。MS(m/z)523.2[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)
−6−エチニルピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)アセトアミド(136C)の合成:
【0702】
化合物136Bを利用して、実施例19の化合物19Fの合成について提示した方法に
従って、標題化合物(136C)を調製した。MS(m/z):423.1[M+H]
+
。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)
−6−エチニルピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)アセトアミド(136D)の合成:
【0703】
化合物136Cおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5
−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シク
ロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物1
0Aの合成について提示した方法に従って、標題化合物(136D)を調製した。
【化398】
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MS(m/z):669.1[M+H]
+。
(実施例137)
【化399】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール
−7−イル)−6−エチニルピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル
)エチル)カルバメート(137A)の合成:
【0704】
マイクロ波バイアル中、(S)−(2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)ア
ミノ)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メ
チルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(117B、35mg、
0.08mmol)を、ジオキサン(1ml)中の7−ブロモ−4−クロロ−1−メチル
−1H−インダゾール(136A、19mg、0.08mmol)、PdCl
2(PPh
3)
2(5mg)およびK
2CO
3(2M水溶液95μl)と合わせた。アルゴンを反応
溶液中に5分間吹き込んだ。反応物をマイクロ波反応器中115℃で15分間加熱した。
周囲温度に冷却した後、反応物をEtOAcと水との間で分配した。有機物を分離し、乾
燥し、真空で除去し、残留物をシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標
題化合物をアトロプ異性体の混合物として得た。MS(m/z)581.0[M+H]
+
。
(S)−4−(6−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−
(4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2
−メチルブタ−3−イン−2−オール(137B)の合成:
【0705】
化合物137Aを利用して、実施例19の化合物19Fの合成について提示した方法に
従って、標題化合物(137B)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/
z)481.1[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジ
フルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シ
クロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド
(137C)の合成:
【0706】
化合物137Bおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5
−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シク
ロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物1
0Aの合成について提示した方法に従って、標題化合物(137C)をアトロプ異性体の
混合物として調製した。
【化400】
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MS(m/z):727.1[M+H]
+。
(実施例138)
【化401】
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2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−1−(3−(3−(ジフルオロメチル)−[1
,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3
−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロ
フェニル)エチル)アセトアミド(138)の合成:
【0707】
化合物117Bおよび8−ブロモ−5−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−[1,2
,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを利用して、実施例106の化合物106Eの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(138)を調製した。
【化402】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z):730.22[M+H]
+。
(実施例139)
【化403】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(5−アミノ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ
−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
チル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−
3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,
2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(139A)の合成:
【0708】
化合物182Hを利用して、実施例19の化合物19Gの合成について提示した方法に
従って、標題化合物(139A)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/
z):835.67[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)−5−メトキシピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)
エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ
−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1
,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(139B)の合成:
【0709】
化合物139Aを利用して、実施例135の化合物135Aの合成について提示した方
法に従って、標題化合物(139B)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化404】
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MS(m/z)850.52[M+H]
+。
(実施例140)
【化405】
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【化406】
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tert−ブチル(((1R,2S,3R,5R)−2−(メトキシメトキシ)ビシクロ
[3.1.0]ヘキサン−3−イル)オキシ)ジメチルシラン(140A)の合成:
【0710】
(1R,2S,3R,5R)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ビ
シクロ[3.1.0]ヘキサン−2−オール(10.4g、45.6mmol、JACS
、2007年、129巻、4456〜4462頁に既に報告されている合成)、DIPE
A(31.7ml、182.4mmol)およびDMAP(556mg、4.56mmo
l)のジクロロメタン(90mL)中溶液に、0℃でクロロメチルメチルエーテル(14
.6ml、182.4mmol)を添加した。混合物を室温に加温し、終夜撹拌した。得
られた溶液を真空で濃縮し、EtOAcおよび水で2回抽出した。合わせた有機層をMg
SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をさらなる精製なしで次のステップ
に使用した。
【化407】
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(1R,2S,3R,5R)−2−(メトキシメトキシ)ビシクロ[3.1.0]ヘキサ
ン−3−オール(140B)の合成:
【0711】
tert−ブチル(((1R,2S,3R,5R)−2−(メトキシメトキシ)ビシク
ロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル)オキシ)ジメチルシラン(140A)(12.4
g)のTHF(100ml)中粗製溶液に、THF中1Mテトラブチルアンモニウムフル
オリド(64mL)を添加した。室温で2時間撹拌した後、混合物を真空で部分的に濃縮
し、EtOAcおよび水で2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮した。得られた混合物を25%EtOAcおよびヘキサ
ン中でスラリー化し、固体を濾過し、濾液をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し
て、標題化合物を得た。
【化408】
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(1R,2S,5R)−2−(メトキシメトキシ)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3
−オン(140C)の合成:
【0712】
(1R,2S,3R,5R)−2−(メトキシメトキシ)ビシクロ[3.1.0]ヘキ
サン−3−オール(140B)(5.8g、36.7mmol)およびNaHCO
3(4
.62g、55.1mmol)のジクロロメタン(75ml)中混合物に、デス−マーチ
ンペルヨージナン(17.1g、40.37mmol)を−15℃で少しずつ添加した。
混合物を室温にゆっくり加温し、1時間撹拌した。完結した時点で、反応物を0℃に冷却
し、1M NaHCO
3水溶液(150ml)を添加した。ガスの発生が止むまで溶液を
撹拌し、有機層を分離した。水層をジクロロメタンで2回逆抽出し、有機層を合わせ、N
a
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮した。得られた混合物を25%Et
2Oおよび
ヘキサン中でスラリー化し、固体を濾過し、濾液を真空で濃縮し、次にシリカゲルクロマ
トグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【化409】
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(3bS,4aR)−エチル5−(メトキシメトキシ)−3b,4,4a,5−テトラヒ
ドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カル
ボキシレート(140D)の合成:
【0713】
(1R,2S,5R)−2−(メトキシメトキシ)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−
3−オン(140C)(4.4g、28.2mmol)のエタノール(28ml)中溶液
に、0℃で21%NaOEtのEtOH中溶液(11.0ml、29.6mmol)を添
加した。室温で5分間撹拌した後、シュウ酸ジエチル(4.02ml、29.6mmol
)を添加し、反応物を70℃で45分間撹拌した。完結した時点で、混合物を真空で濃縮
し、酢酸(15ml)および水(2ml)に溶解させ、ヒドラジン水和物(2.82g、
56.4mmol)を0℃でゆっくり添加した。反応物をマイクロ波反応器中120℃で
10分間加熱した。混合物を真空で濃縮し、2−メチルテトラヒドロフランおよび水で2
回抽出した。有機層を合わせ、水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、
濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/
z)252.84[M+H]
+。
(3bS,4aR)−エチル5−ヒドロキシ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H
−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カルボキシレー
ト(140E)の合成:
【0714】
(3bS,4aR)−エチル5−(メトキシメトキシ)−3b,4,4a,5−テトラ
ヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カ
ルボキシレート(140D)(1.2g、4.76mmol)の1:1AcOH:H
2O
(5ml)中溶液を、マイクロ波反応器中130℃で10分間加熱した。得られた混合物
を真空で濃縮し、EtOAcおよび水で3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で
乾燥し、濾過し、真空で濃縮し、酢酸エチルおよびヘキサンで溶出するシリカゲルクロマ
トグラフィーにより部分的に精製した。MS(m/z)208.98[M+H]
+。
(3bS,4aR)−エチル2−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−
5−ヒドロキシ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−2H−シクロプロパ[3,4]シ
クロペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カルボキシレート(140F)の合成:
【0715】
(3bS,4aR)−エチル5−ヒドロキシ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1
H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カルボキシレ
ート(140E)(990mg)のDMF(10ml)中溶液に、炭酸セシウム(2.3
2g、7.14mmol)を、続いてtert−ブチルブロモアセテート(0.70ml
、4.76mmol)を添加した。反応物を45℃で1時間加熱した後、得られた混合物
をEtOAcおよび水で抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮
し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)
322.83[M+H]
+。
(3bS,4aR)−エチル2−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−
5−オキソ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−2H−シクロプロパ[3,4]シクロ
ペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カルボキシレート(140G)の合成:
【0716】
(3bS,4aR)−エチル2−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)
−5−ヒドロキシ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−2H−シクロプロパ[3,4]
シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カルボキシレート(140F)(0.27
g、0.83mmol)のDCM(10ml)中溶液に、デスマーチンペルヨージナン(
0.34g、0.91mmol)を添加した。室温で3時間撹拌した後、混合物をシリカ
ゲル上に固体で装填し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得
た。MS(m/z)320.74[M+H]
+。
(3bS,4aR)−2−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−5−オ
キソ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−2H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ
[1,2−c]ピラゾール−3−カルボン酸ナトリウム(140H)の合成:
【0717】
(3bS,4aR)−エチル2−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)
−5−オキソ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−2H−シクロプロパ[3,4]シク
ロペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カルボキシレート(140G)(0.22g、
0.69mmol)のTHF(2ml)中溶液に、0.25M NaOH水溶液(1.8
7ml)を添加した。反応物を60℃で1.5時間加熱した。完結した時点で、反応物を
真空で濃縮し、真空下で乾燥した。粗生成物をさらなる精製なしで次のステップに使用し
た。MS(m/z)291.04[M−H]
−。
tert−ブチル2−((3bS,4aR)−3−アミノ−5−オキソ−3b,4,4a
,5−テトラヒドロ−2H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾ
ール−2−イル)アセテート(140I)の合成:
【0718】
(3bS,4aR)−2−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−5−
オキソ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−2H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−3−カルボン酸ナトリウム(140H)を利用して、実施
例148の化合物(148B)の合成について提示した方法に従って、標題化合物(14
0I)を調製した。MS(m/z)263.86[M+H]
+。
tert−ブチル2−((3bS,4aR)−3−クロロ−5−オキソ−3b,4,4a
,5−テトラヒドロ−2H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾ
ール−2−イル)アセテート(140J)の合成:
【0719】
tert−ブチル2−((3bS,4aR)−3−アミノ−5−オキソ−3b,4,4
a,5−テトラヒドロ−2H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラ
ゾール−2−イル)アセテート(140I)を利用して、実施例149の化合物(149
)の合成について提示した方法に従って、標題化合物(140J)を調製した。MS(m
/z)282.73[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−3−クロロ−4,4a−ジヒドロスピロ[シクロプロパ[3
,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−5,2’−[1,3]ジチオラン]−2
(3bH)−イル)酢酸(140K)の合成:
【0720】
tert−ブチル2−((3bS,4aR)−3−クロロ−5−オキソ−3b,4,4
a,5−テトラヒドロ−2H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラ
ゾール−2−イル)アセテート(140J)(19mg、0.07mmol)、1,2−
エタンジチオール(11.3μl、0.13mmol)および酢酸(19.2μl、0.
34mmol)のジクロロメタン(400μl)中溶液に、三フッ化ホウ素ジエチルエー
テレート(20.7μl、0.17mmol)を添加した。室温で2時間撹拌した後、混
合物をシリカ上に乾燥装填し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合
物を部分的に精製した生成物として得た。MS(m/z)302.93[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−3−クロロ−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テ
トラヒドロ−2H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−2
−イル)酢酸(140L)の合成:
【0721】
N−ヨードスクシンイミド(27.9mg、0.12mmol)のジクロロメタン(0
.10ml)中溶液に、−78℃でピリジン中70%HF(0.10ml)を滴下添加し
た。15分間撹拌した後、140K(15mg、0.05mmol)のジクロロメタン(
0.10ml)中懸濁液を添加し、反応物を0℃に1時間かけて徐々に加温した。混合物
を2−メチルテトラヒドロフランおよび水で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮した。生成物を溶出する分取TLCにより精製し
て、標題化合物を得た。MS(m/z)249.05[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
((3bS,4aR)−3−クロロ−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラ
ヒドロ−2H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−2−イ
ル)アセトアミド(140M)の合成:
【0722】
19Fおよび2−((3bS,4aR)−3−クロロ−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−2H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−2−イル)酢酸(140L)を利用して、実施例33の化合物(33F)の
合成について提示した方法に従って、標題化合物(140M)をアトロプ異性体の混合物
として調製した。
【化410】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)804.14[M+H]
+。
(実施例141)
【化411】
[この文献は図面を表示できません]
N−(7−ブロモ−4−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタン
スルホンアミド(141A)の合成:
【0723】
114Cを利用して、実施例19の化合物19Dの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(141A)を調製した。MS(m/z)334.1[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−(3−ヒ
ドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−メトキシ−1−メチル−
3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)
エチル)カルバメート(141B)の合成:
【0724】
マイクロ波バイアル中、(117B、30mg、0.07mmol)を、ジオキサン(
1.5ml)およびDMF(0.1ml)中の(141A、65mg、0.2mmol)
、PdCl
2(PPh
3)
2(5mg、0.007mmol)およびK
2CO
3(2M水
溶液0.2ml)と合わせた。窒素を反応溶液中に5分間吹き込んだ。反応物をマイクロ
波反応器中120℃で15分間加熱した。周囲温度に冷却した後、反応物をEtOAcと
ブラインとの間で分配した。有機物を分離し、乾燥し、真空で除去し、残留物をシリカで
のカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物をアトロプ異性体の混合物とし
て得た。MS(m/z)670.3[M+H]
+。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)
−4−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(
141C)の合成:
【0725】
141Bを利用して、実施例19の化合物19Fの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(141C)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)5
70.1[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(
6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−メトキシ−
1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン
−2−イル)エチル)アセトアミド(141D)の合成:
【0726】
141Cおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフ
ルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物10Aの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(141D)をアトロプ異性体の混合物
として調製した。
【化412】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)816.5[M+H]
+。
(実施例142)
【化413】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−((S)−3−ヒドロキシブタ−1−イン−1−
イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((
3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,
5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾー
ル−1−イル)アセトアミド(142)の合成:
【0727】
DMF(1mL)中の168A(20mg、0.027mmol)を含有する反応バイ
アルに、(S)−ブタ−3−イン−2−オール(0.012mL、0.13mmol)、
PdCl
2[P(Ph)
3]
2(1.9mg、0.003mmol)およびジエチルアミ
ン(0.02mL、0.27mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンガスで5分間
フラッシュし、次に密封し、マイクロ波反応器中125℃に20分間加熱した。冷却した
時点で、反応混合物を濾過し、逆相HPLCにより精製して、標題化合物142をアトロ
プ異性体の混合物として得た。
【化414】
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MS(m/z)806.1[M+H]
+。
(実施例143)
【化415】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−((R)−3−ヒドロキシブタ−1−イン−1−
イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((
3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,
5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾー
ル−1−イル)アセトアミド(143)の合成:
【0728】
(R)−ブタ−3−イン−2−オールを利用して、実施例142の化合物142の合成
について提示した方法に従って、標題化合物(143)をアトロプ異性体の混合物として
調製した。
【化416】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)806.1[M+H]
+。
(実施例144)
【化417】
[この文献は図面を表示できません]
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)
−1H−インダゾール−7−イル)−6−(4−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチル
ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル
)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオ
ロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[
1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(144)の合成:
【0729】
1−フルオロ−2−メチルブタ−3−イン−2−オールを利用して、実施例142の化
合物142の合成について提示した方法に従って、標題化合物(144)をアトロプ異性
体の混合物として調製した。
【化418】
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MS(m/z)839.1[M+H]
+。
(実施例145)
【化419】
[この文献は図面を表示できません]
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)
−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシペンタ−1−イン−1−イル
)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3b
S,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5
−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール
−1−イル)アセトアミド(145)の合成:
【0730】
DMF(1mL)中の157F(20mg、0.025mmol)を含有する反応バイ
アルに、ペンタ−1−イン−3−オール(0.011g、0.13mmol)、Pd(P
Ph
3)
2Cl
2(1.7mg、0.003mmol)およびジエチルアミン(0.02
mL、0.25mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンガスで5分間フラッシュし
、次に密封し、マイクロ波反応器中125℃に20分間加熱した。冷却した時点で、反応
混合物を濾過し、逆相HPLCにより精製して、標題化合物145をアトロプ異性体の混
合物として得た。
【化420】
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MS(m/z)840.0[M+H]
+。
(実施例146)
【化421】
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3,5−ジクロロ−N−メトキシ−N−メチルピラジン−2−カルボキサミド(146B
)の合成:
【0731】
146A(10g、51.82mmol)およびHATU(21.67g、57mmo
l)のDMF(50mL)中溶液に、DIEA(19.86mL、114mmol)を溶
液に添加した。30分後、Ν,Ο−ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩(6.09g、62
.18mmol)を溶液に添加した。混合物を終夜撹拌した。水300mLを添加し、E
tOAc(100mL)で3回抽出した。粗生成物をフラッシュカラムにより精製して、
所望の生成物を得た。MS(m/z)236[M+H]
+。
3−クロロ−N−メトキシ−N−メチル−5−(メチルチオ)ピラジン−2−カルボキサ
ミド(146C)の合成:
【0732】
146B(2g、8.47mmol)のDMF(10mL)中溶液に、1当量のナトリ
ウムメタンチオレートを溶液に添加した。5時間後、0.5当量のナトリウムメタンチオ
レートを懸濁液に添加した。反応物を終夜撹拌し、次にEtOAcで希釈し、NaHCO
3(水溶液)およびブラインで洗浄した。有機層を濃縮し、フラッシュカラムにより精製
して、標題化合物を得た。MS(m/z)248[M+H]
+。
3−クロロ−5−(メチルチオ)ピラジン−2−カルバルデヒド(146D)の合成:
【0733】
146C(750mg、3.03mmol)のTHF中溶液に、−78℃でトルエン中
DIBAL−H(3.33mL、3.33mmol)を溶液にゆっくり添加した。次に、
これを−78℃で2時間撹拌した。1N HCl(水溶液)4mLを溶液に添加し、0℃
に加温した。混合物を0℃で20分間撹拌し、次にEtOAcで2回抽出した。有機層を
乾燥し、濃縮し、さらなる精製なしで使用した。MS(m/z)189[M+H]
+。
(S,Z)−N−((3−クロロ−5−(メチルチオ)ピラジン−2−イル)メチレン)
−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(146E)の合成:
【0734】
146Dを利用して、実施例21の化合物21Cの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(146E)を調製した。MS(m/z)292[M+H]
+。
(S)−N−((S)−1−(3−クロロ−5−(メチルチオ)ピラジン−2−イル)−
2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンア
ミド(146F)の合成:
【0735】
146Eを利用して、実施例182の化合物182Dの合成について提示した方法に従
って、標題化合物(146F)を調製した。MS(m/z)420[M+H]
+。
(S)−1−(3−クロロ−5−(メチルチオ)ピラジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エタンアミン塩酸塩(146G)の合成:
【0736】
146Fを利用して、実施例21の化合物21Eの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(146G)を調製した。MS(m/z)316[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−クロロ−5−(メチルチオ)ピラジン−2−イル)−2−(3
,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメ
チル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ
[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(146H
)の合成:
【0737】
146Gおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフ
ルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物10Aの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(146H)を調製した。MS(m/z
)562[M+H]
+。
N−((S)−1−(3,5−ビス(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H
−インダゾール−7−イル)ピラジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル
)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオ
ロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[
1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(146I)の合成:
【0738】
33Bおよび146Hを利用して、実施例19の化合物19Eの合成について提示した
方法に従って、標題化合物(146I)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化422】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)928[M+H]
+。
(実施例147)
【化423】
[この文献は図面を表示できません]
(3bS,4aR)−1−(2−(((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3
−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ
−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフル
オロフェニル)エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−3−カルボン酸(147)の合成:
【0739】
158G(0.41g、0.49mmol)のTHF(0.5ml)中溶液を、1M
NaOH(2ml)で処理した。反応物を室温で1.5時間撹拌した。溶液をAcOHを
用いてpHを約4に酸性化し、2−MeTHF(2×5mL)および水(5mL)で抽出
した。有機物をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗製材料を逆相HPLCによ
り精製して、生成物147をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化424】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)814.1[M+H]
+。
(実施例148)
【化425】
[この文献は図面を表示できません]
(3bS,4aR)−1−(2−(((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3
−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ
−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフル
オロフェニル)エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−3−カルボン酸ナトリウム(148A)の合成:
【0740】
158G(0.22g、0.26mmol)のTHF(0.65ml)中溶液に、1M
NaOH(0.65ml)を添加した。反応物を室温で1.5時間撹拌した。溶液をA
cOHを用いてpHを約4に酸性化し、2−MeTHF(2×5mL)およびブライン(
5mL)で抽出した。有機層をNaHCO
3(10mL)で洗浄した。有機物をNa
2S
O
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。生成物をさらなる精製なしで次のステップに使用した
。MS(m/z)814.1[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−3−アミノ−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テ
トラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1
−イル)−N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホン
アミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−
1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチ
ル)アセトアミド(148B)の合成:
【0741】
148A(110mg、0.13mmol)のDMF(1.0ml)中溶液に、ジフェ
ニルホスホリルアジド(28.35μl、0.13mmol)を添加した。反応物を室温
で45分間撹拌した。溶液を0℃に冷却し、水(0.75mL)を滴下添加した。得られ
た溶液を密封し、マイクロ波反応器中130℃で15分間加熱した。粗製材料をTFA(
20μl)で処理し、分取HPLCにより精製して、生成物148Bをアトロプ異性体の
混合物として得た。
【化426】
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MS(m/z)785.2[M+H]
+。
(実施例149)
【化427】
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N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
((3bS,4aR)−3−クロロ−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラ
ヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イ
ル)アセトアミド(149)の合成:
【0742】
148B(19.1mg、0.02mmol)、粉末の塩化リチウム(5.16mg、
0.12mmol)および塩化第二銅(6.54mg、0.05mmol)のACN(1
ml)中溶液を、5分間超音波処理した。亜硝酸イソアミル(6.51μl、0.05m
mol)を添加し、反応物をさらに5分間超音波処理し、次に45分間撹拌した。粗製材
料を分取HPLCにより精製して、所望の生成物149をアトロプ異性体の混合物として
得た。
【化428】
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MS(m/z)804.1[M+H]
+。
(実施例150)
【化429】
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N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H
−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトア
ミド(150)の合成:
【0743】
148B(10mg、0.01mmol)のACN(0.2ml)中溶液および水中5
0%次亜リン酸(50μl)に、亜硝酸イソアミル(3.41μl、0.03mmol)
を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。粗製材料を分取HPLCにより精製
して、標題生成物150をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化430】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)770.1[M+H]
+。
(実施例151)
【化431】
[この文献は図面を表示できません]
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)
−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3,4−ジヒドロキシ−3−メチルブタ−1
−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル
)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3
b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2
−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(151)の合成:
【0744】
2−メチルブタ−3−イン−1,2−ジオールを利用して、実施例145の化合物14
5の合成について提示した方法に従って、標題化合物(151)をアトロプ異性体の混合
物として調製した。
【化432】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)854.1[M+H]
+。
(実施例152)
【化433】
[この文献は図面を表示できません]
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)
−1H−インダゾール−7−イル)−6−(4−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチル
ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル
)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチ
ル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ
[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(152)の合成:
【0745】
1−フルオロ−2−メチルブタ−3−イン−2−オールを利用して、実施例145の化
合物145の合成について提示した方法に従って、標題化合物(152)をアトロプ異性
体の混合物として調製した。
【化434】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)858.0[M+H]
+。
(実施例153)
【化435】
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N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)プロパ−1−
イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b
,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−
c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(153)の合成:
【0746】
2−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)エタノールを利用して、実施例145の化
合物145の合成について提示した方法に従って、標題化合物(153)をアトロプ異性
体の混合物として調製した。
【化436】
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MS(m/z)854.2[M+H]
+。
(実施例154)
【化437】
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N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)
−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−4−メトキシ−3−メチル
ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル
)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチ
ル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ
[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(154)の合成:
【0747】
1−メトキシ−2−メチルブタ−3−イン−2−オールを利用して、実施例145の化
合物145の合成について提示した方法に従って、標題化合物(154)をアトロプ異性
体の混合物として調製した。
【化438】
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MS(m/z)869.1[M+H]
+。
(実施例155)
【化439】
[この文献は図面を表示できません]
(E)−7−ブロモ−1−メチル−4−(プロパ−1−エン−1−イル)−1H−インダ
ゾール−3−アミン(155A)の合成:
【0748】
ジオキサン(40mL)およびDMF(40ml)中の58B(7.4g、21.0m
mol)に、トリフルオロ(プロパ−1−エン−1−イル)ホウ酸カリウム(3.7g、
25.2mmol)、水中2M K
2CO
3(21.0ml)およびPd(PPh
3)
2
Cl
2(740.0mg、1.1mmol)を添加した。反応混合物を100℃で2時間
撹拌した。反応物を冷却し、EtOAcおよびブラインで希釈した。混合物をEtOAc
で2回抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグ
ラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)266.3[M+H]
+。
(E)−N−(7−ブロモ−1−メチル−4−(プロパ−1−エン−1−イル)−1H−
インダゾール−3−イル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(155B
)の合成:
【0749】
DCM(100mL)中の155A(3.7g、13.9mmol)に、N,N−ジイ
ソプロピルエチルアミン(9.7ml、55.6mmol)を添加し、次に反応物を氷浴
中で冷却し、メタンスルホニルクロリド(3.2ml、41.7mmol)を添加した。
反応混合物を0℃で30分間撹拌した。反応物を水で希釈し、DCMで2回抽出した。有
機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィ
ーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)421.9[M+H]
+。
N−(7−ブロモ−4−ホルミル−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−N−
(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(155C)の合成:
【0750】
丸底に155B(2.7g、6.4mmol)およびDCM(100mL)を仕込む。
混合物を−78℃に冷却し、オゾンを反応物中に吹き込んだ。転化が完結した時点で、撹
拌下30分間DMSを添加して反応物をクエンチした。撹拌混合物に飽和チオ硫酸ナトリ
ウム溶液を添加し、混合物を室温に加温し、さらに30分撹拌した。層を分離し、水層を
DCMで再度抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を
DCMに溶解させ、続いてヘキサンを添加した。混合物を濾過して、標題化合物を得た。
MS(m/z)410.0[M+H]
+。
N−(7−ブロモ−4−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−
イル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(155D)の合成:
【0751】
テフロン(登録商標)製フラスコに、155C(650mg、1.6mmol)および
DCM(100mL)を仕込んだ。混合物を0℃に冷却し、Deoxo−Fluor(0
.4ml、2.4mmol)を反応物中に添加し、次に混合物を室温に加温した。混合物
を8時間撹拌し、チェックする。さらに当量のDeoxo−Fluorを添加し、混合物
を終夜撹拌した。混合物を水で希釈し、DCMで2回抽出する。有機層を硫酸ナトリウム
で脱水し、濃縮する。残留物をDCMに溶解させ、続いてヘキサンを添加した。混合物を
濾過して、標題化合物を得た。MS(m/z)431.9[M+H]
+。
N−(7−ブロモ−4−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−
イル)メタンスルホンアミド(155E)の合成:
【0752】
155D(5.9g、13.7mmol)、THF(50ml)およびMeOH(20
ml)に、LiOHの飽和溶液(10ml)および水(10ml)を添加した。混合物を
10分間撹拌し、次に水で希釈し、EtOAcで2回抽出した。有機層を硫酸ナトリウム
で脱水し、濃縮した。残留物をDCMに溶解させ、続いてヘキサンを添加した。混合物を
濾過して、標題化合物を得た。MS(m/z)354.6[M+H]
+。
N−(4−(ジフルオロメチル)−1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−
1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンス
ルホンアミド(155F)の合成:
【0753】
155Eを利用して、実施例19の化合物19Cの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(155F)を調製した。MS(m/z)402.3[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−(ジフルオロメチル)−1−メチル−3−
(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−
3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオ
ロフェニル)エチル)カルバメート(155G)の合成:
【0754】
ジオキサン(8mL)およびDMF(2ml)中の14B(100mg、0.2mmo
l)に、2N K
2CO
3(0.2ml)およびPd(PPh
3)
2Cl
2(7.1mg
、0.01mmol)を添加した。反応混合物を110℃で撹拌し、次にジオキサン(4
ml)およびDMF(2ml)に溶解させた155F(170mg、0.4mml)をシ
リンジにより反応物中にゆっくり添加した。8時間後、反応物を冷却し、EtOAcおよ
びブラインで希釈した。混合物をEtOAcで2回抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱
水し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物をアト
ロプ異性体の混合物として得た。MS(m/z)689.8[M+H]
+。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)
−4−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスル
ホンアミド(155H)の合成:
【0755】
155Gを利用して、実施例19の化合物19Fの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(155H)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)5
90.1[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−(ジフルオロメチル)−1−メチル−3−(メチルスル
ホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブ
タ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)
エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ
−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1
,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(155I)の合成:
【0756】
155Hおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフ
ルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物10Aの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(155I)をアトロプ異性体の混合物
として調製した。
【化440】
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MS(m/z)836.2[M+H]
+。
(実施例156)
【化441】
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エチル1−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−インダゾール−3−カルボキシレート(156B)の合成:
【0757】
MeTHF(100mL)およびDMF(5ml)中の156A(2g、10.3mm
ol)に、Cs
2CO
3(4.0g、12.3mmol)およびtert−ブチル2−ブ
ロモアセテート(2.3ml、15.5mmol)を添加した。反応混合物を4時間撹拌
した。固体を濾過し、溶出液を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製
して、標題化合物を得た。MS(m/z)309.6[M+H]
+。
tert−ブチル2−(3−(1−ヒドロキシシクロプロピル)−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセテート(156C)の合成:
【0758】
MeTHF(20mL)中の156B(300mg、1.0mmol)に、チタン(i
v)イソプロポキシド(2.9ml、9.73mmol)を添加した。撹拌混合物に3M
EtMgBr(3.2ml)をゆっくり添加した。反応混合物を1時間撹拌した。反応
物をEtOAcおよびブラインで希釈した。混合物をEtOAcで2回抽出し、有機層を
硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して
、標題化合物を得た。MS(m/z)293.0[M+H]
+。
2−(3−(1−ヒドロキシシクロプロピル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−
インダゾール−1−イル)酢酸(156D)の合成:
【0759】
DCM(2mL)中の156C(20mg、0.07mmol)に、TFA(0.5m
l)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。反応物を濃縮し、次に1N
HClで希釈し、DCMで2回抽出した。水層を凍結乾燥して、標題化合物を得た。MS
(m/z)237.1[M+H]
+。
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(3−(1−ヒドロキシシクロプロピル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イン
ダゾール−1−イル)アセトアミド(156E)の合成:
【0760】
156Dおよび19Fを利用して、実施例10の化合物10Aの合成について提示した
方法に従って、標題化合物(156E)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化442】
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MS(m/z)792.3[M+H]
+。
(実施例157)
【化443】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジ
フルオロフェニル)エチル)カルバメート(157A)の合成
【0761】
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(1.0g、2.42mmol)、N−(4
−クロロ−1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボ
ロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(19D、
1.12g、2.90mmol)およびPdCl
2[P(cy)
3]
2(89.0mg、
0.121mmol)を、1,4−ジオキサン(12mL)および1.0MのNaHCO
3水溶液(4mL)に懸濁させた。反応混合物を、アルゴンを5分間吹き込むことによっ
て脱気し、次に封止し、マイクロ波反応器内で150℃に15分間加熱した。冷却したら
、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4
で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精
製して、標題化合物157Aを得た。MS(m/z)591.72[M+H]
+。
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェ
ニル)エチル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(157B)の合成
【0762】
DCM(5mL)に入れた(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−
メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2
−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(157A、3.
39g、5.73mmol)に、トリフルオロ酢酸(5mL)を添加した。反応混合物を
室温で2.5時間撹拌した。Boc保護基を完全に除去したら、無水トリフルオロ酢酸(
2.02mL、14.31mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した
。完了したら、反応混合物を、セライトを介して濾過し、真空中で濃縮し、EtOAcに
溶かし、水層がpH10になるまで、1MのNaHCO
3水溶液で注意深く中和した。有
機層を収集し、EtOAcで水層をもう一度抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で
乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製
して、標題化合物157Bを得た。MS(m/z)588.14[M+H]
+。
(S)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダ
ゾール−7−イル)−2−(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2,2,2−
トリフルオロアセトアミド)エチル)ピリジン1−オキシド(157C)の合成
【0763】
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)
−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフ
ェニル)エチル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(157B、8.0g、13
.61mmol)のDCM(70mL)溶液に、MCPBA(3.659g、16.33
mmol)を15分間にわたって4回で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した
。完了したら、反応物を1MのNaHSO
3水溶液および飽和NaHCO
3水溶液でクエ
ンチした。有機層を収集し、水層をDCMでさらに1回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに
よって精製して、標題化合物157Cを得た。MS(m/z)604.10[M+H]
+
。
(S)−N−(1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジ
フルオロフェニル)エチル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(157D)の合
成
【0764】
(S)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−イン
ダゾール−7−イル)−2−(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2,2,2
−トリフルオロアセトアミド)エチル)ピリジン1−オキシド(157C、1.0g、1
.66mmol)を、POCl
3(2.32mL、24.84mmol)で処理した。反
応混合物を115℃で2時間撹拌した。冷却したら、反応物を真空中で濃縮し、DCMに
溶かし、飽和NaHCO
3水溶液で1時間激しく撹拌した。有機層を収集し、水層をDC
Mでさらに1回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で
濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物157Dを
得た。MS(m/z)622.13[M+H]
+。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−6−クロロピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3
−イル)メタンスルホンアミド(157E)の合成:
【0765】
(S)−N−(1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスル
ホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(157D、8
70mg、1.40mmol)のEtOH(16mL)中溶液に、2M LiOH水溶液
(7.0mL、13.98mmol)を添加した。反応物を130℃で10分間加熱した
。冷却した時点で、反応混合物を2N HCl水溶液でpH5になるまで酸性化した。次
に反応混合物を真空で濃縮し、EtOAcに溶解させた。水層がpH10になるまで、溶
液に飽和NaHCO
3水溶液を添加した。有機層を集め、水層をEtOAcでさらに1回
抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮し、さらなる精
製なしで使用した。MS(m/z)526.06[M+H]
+。
N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジ
フルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(
トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,
4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(157F)の合
成:
【0766】
粗製の(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)
エチル)−6−クロロピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾ
ール−3−イル)メタンスルホンアミド(157E、400mg、0.76mmol)の
DMA(6mL)中溶液に、NEt
3(0.32mL、2.28mmol)、2−((3
bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,
5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾー
ル−1−イル)酢酸(160.6mg、0.61mmol)、次にHATU(173.4
mg、0.46mmol)を添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌し、次にさらに
HATU(86.7mg、0.23mmol)を添加した。反応混合物を室温でさらに1
5分間撹拌した。完結した時点で、反応混合物を真空で濃縮し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製して、標題化合物157Fを得た。MS(m/z)790.12
[M+H]
+。
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)
−1H−インダゾール−7−イル)−6−(4,4−ジフルオロ−3−ヒドロキシ−3−
メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフ
ェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオ
ロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロ
ペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(157G)の合成:
【0767】
N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスル
ホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−
(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3
,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(157F、2
0mg、0.025mmol)、1,1−ジフルオロ−2−メチルブタ−3−イン−2−
オール(15.2mg、0.126mmol)、PdCl
2(PPh
3)
2(1.8mg
、0.003mmol)およびCuI(0.5mg、0.003mmol)をDMF(0
.25mL)に溶解させた。反応混合物にジエチルアミン(26μl、0.253mmo
l)を添加し、アルゴンを5分間吹き込むことにより反応混合物を脱気し、次に密封し、
マイクロ波反応器中125℃で30分間加熱した。冷却した時点で、反応混合物を濾過し
、逆相HPLCにより精製して、標題化合物157Gをアトロプ異性体の混合物として得
た。
【化444】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)874.07[M+H]
+。
(実施例158)
【化445】
[この文献は図面を表示できません]
(3bS,4aR)−エチル1−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−5−(メトキシ
メトキシ)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロ
ペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カルボキシレート(158A)の合成:
【0768】
(3bS,4aR)−エチル5−(メトキシメトキシ)−3b,4,4a,5−テトラ
ヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カ
ルボキシレート(140D)(3.3g、13.1mmol)のDMF(12ml)中溶
液に、0℃でカリウムt−ブトキシド(1.61g、14.39mmol)を少しずつ添
加した。反応物に2−メチルテトラヒドロフラン(12ml)を添加し、続いてブロモ酢
酸メチル(1.36ml、14.4mmol)を滴下添加した。室温に徐々に加温し、1
時間撹拌した後、反応物をEtOAcおよび水で抽出した。有機層を水で洗浄した。有機
層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をさらなる精製なしで次
のステップに使用した。MS(m/z)324.96[M+H]
+。
(3bS,4aR)−エチル5−ヒドロキシ−1−(2−メトキシ−2−オキソエチル)
−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1
,2−c]ピラゾール−3−カルボキシレート(158B)の合成:
【0769】
(3bS,4aR)−エチル1−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−5−(メトキ
シメトキシ)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シク
ロペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カルボキシレート(158A)(4.2g)の
酢酸(15ml)中溶液に、水(30ml)を添加した。還流状態で2時間撹拌した後、
反応物を真空で濃縮した。得られた混合物をジオキサン(40ml)で希釈し、真空で濃
縮した。粗生成物をジクロロメタン(20ml)に溶解させ、Na
2SO
4で乾燥し、濾
過し、真空で濃縮した。粗生成物をさらなる精製なしで次のステップに使用した。MS(
m/z)281.02[M+H]
+。
(3bS,4aR)−エチル1−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−5−オキソ−3
b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2
−c]ピラゾール−3−カルボキシレート(158C)の合成:
【0770】
156B(3.63g、12.95mmol)のDCM(30mL)中溶液に、デス−
マーチンペルヨージナン(4.87g、12.95mmol)を添加した。反応物を室温
で終夜撹拌した。反応混合物をセライトを介して濾過し、シリカ上に固体で装填し、シリ
カゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)278.
9[M+H]
+。
(3bS,4aR)−エチル1−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−1,3b,4,
4a−テトラヒドロスピロ[シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾ
ール−5,2’−[1,3]ジチオラン]−3−カルボキシレート(158D)の合成:
【0771】
158C(0.69g、2.61mmol)、1,2−エタンジチオール(0.44m
l、5.22mmol)、酢酸(0.75ml、13.06mmol)のDCM(10m
l)中溶液に、三フッ化ホウ素ジエチルエーテレート(0.81ml、6.53mmol
)を添加した。反応物を室温で2日間撹拌した。反応混合物を濃縮し、シリカ上に固体で
装填し、シリカクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物158Dを得た。MS(
m/z)354.9[M+H]
+。
(3bS,4aR)−エチル5,5−ジフルオロ−1−(2−メトキシ−2−オキソエチ
ル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ
[1,2−c]ピラゾール−3−カルボキシレート(158E)の合成:
【0772】
N−ヨードスクシンイミド、98%(1.35g、6.0mmol)のDCM(5ml
)中懸濁液に、−78℃でピリジン中70%HF(5ml)を滴下添加した。15分間撹
拌した後、DCM(5ml)中の158D(0.85g、2.39mmol)を添加し、
反応物を−30℃にゆっくり加温し、この温度で1時間撹拌した。得られた溶液を1.0
N NaHCO
3を含有する氷上に注意深く注ぎ入れた。生成物を酢酸エチルで抽出し、
NaHSO
3、ブラインおよび水で洗浄した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、
濾過し、濃縮した。粗製材料をシリカクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物1
58Eを得た。MS(m/z)300.9[M+H]
+。
2−((3bS,4aR)−3−(エトキシカルボニル)−5,5−ジフルオロ−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)酢酸ナトリウム(158F)の合成:
【0773】
158E(0.16g、532.87μmol)のジオキサン(3ml)中溶液に、1
M NaOH(0.55ml)を滴下添加した。反応物を室温で0.5時間撹拌した。さ
らに1M NaOH(0.500mL)を添加し、さらに0.5時間撹拌した。反応物を
濃縮し、DMA(3mL)で希釈し、濃縮乾固した。粗生成物をさらなる精製なしで次の
ステップに使用した。MS(m/z)286.9[M+H]
+。
(3bS,4aR)−エチル1−(2−(((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチ
ル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒド
ロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−5,5−ジフルオロ−3
b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2
−c]ピラゾール−3−カルボキシレート(158G)の合成:
【0774】
19F(305.45mg、532.1μmol)および158F(164mg、53
2.1μmol)のDMA(2mL)中溶液に、HATU(212.31mg、558.
7μmol)を添加した。反応物を室温で0.5時間撹拌した。反応物を0.1M Na
Cl(10mL)で希釈し、酢酸エチル(2×l0mL)で抽出した。合わせた有機層を
水(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗製材料をシリカ
クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物158Gをアトロプ異性体の混合物とし
て得た。
【化446】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)842.2[M+H]
+。
(実施例159)
【化447】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
((3bS,4aR)−3−シアノ−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラ
ヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イ
ル)アセトアミド(159)の合成:
【0775】
160(11mg、12.2μmol)のDMSO(0.2ml)中溶液に、シアン化
第一銅(2.7mg、30.7μmol)を添加した。反応混合物を密封し、180℃に
0.5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。次に
有機相をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗製材料を分取HPLCにより精製
して、生成物159をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化448】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)795.1[M+H]
+。
(実施例160)
【化449】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−ヨード−3b,4,4a,5−テトラ
ヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イ
ル)アセトアミド(160)の合成:
【0776】
148B(75mg、95.5μmol)のトリフルオロ酢酸(0.5ml)および水
(0.2mL)中溶液に、亜硝酸ナトリウム(水中1M、0.3mL)を添加し、続いて
室温で15分間撹拌した。次に反応混合物をヨウ化カリウム(238mg、1.4mmo
l)、アセトニトリル(0.8mL)で処理し、さらに1.5時間撹拌した。反応物を1
M NaHCO
3で塩基性化し、1M NaHSO
3でクエンチし、酢酸エチル(20m
L)で抽出した。次に有機相をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗製材料を分
取HPLCにより精製して、生成物160をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化450】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)896.0[M+H]
+。
(実施例161)
【化451】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
((3bS,4aR)−3−(ジメチルアミノ)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a
,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾ
ール−1−イル)アセトアミド(161)の合成:
【0777】
148B(10mg、12.7μmol)の酢酸(0.1ml)およびホルムアルデヒ
ド(水中35%、6.7μl、63.6μmol)中溶液に、シアノ水素化ホウ素ナトリ
ウム(1.7mg、26.7μmol)を添加し、続いて室温で16時間撹拌した。反応
混合物をACNで希釈し、分取HPLCにより精製して、生成物161をアトロプ異性体
の混合物として得た。
【化452】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)813.2[M+H]
+。
(実施例162)
【化453】
[この文献は図面を表示できません]
メチル((3bS,4aR)−1−(2−(((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メ
チル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒ
ドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5
−ジフルオロフェニル)エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−5,5−ジフルオロ−
3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,
2−c]ピラゾール−3−イル)カルバメート(162)の合成:
【0778】
148B(6mg、7.64μmol)のDCM(0.1ml)中溶液に、ピリジン(
3.08μl、38.21μmol)を、続いてクロロギ酸メチル(0.7mg、7.1
8μmol)を添加し、次に室温で30分間撹拌した。反応物を濃縮し、生成物を分取H
PLCにより精製して、生成物162をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化454】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)843.2[M+H]
+。
(実施例163)
【化455】
[この文献は図面を表示できません]
2−((3bS,4aR)−3−アセトアミド−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,
5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾー
ル−1−イル)−N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルス
ルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチル
ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル
)エチル)アセトアミド(163)の合成:
【0779】
塩化アセチルを利用して、実施例162の化合物162の合成について提示した方法に
従って、標題化合物(163)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化456】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)827.1[M+H]
+。
(実施例164)
【化457】
[この文献は図面を表示できません]
(3bS,4aR)−1−(2−(((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3
−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ
−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフル
オロフェニル)エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−5,5−ジフルオロ−N,N−
ジメチル−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペ
ンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カルボキサミド(164)の合成:
【0780】
148A(6mg、7.18μmol)のDMA(100μl)中溶液に、HATU(
2.73mg、7.18μmol)のDMA(50μl)中溶液を、続いてジメチルアミ
ン(THF中2M、50μl、0.1mmol)を添加し、次に室温で16時間撹拌した
。反応混合物を濃縮し、濾過し、逆相HPLCにより精製して、生成物164をアトロプ
異性体の混合物として得た。
【化458】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)841.1[M+H]
+。
(実施例165)
【化459】
[この文献は図面を表示できません]
(3bS,4aR)−1−(2−(((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3
−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ
−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフル
オロフェニル)エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−5,5−ジフルオロ−N−メチ
ル−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[
1,2−c]ピラゾール−3−カルボキサミド(165)の合成:
【0781】
メチルアミンを利用して、実施例164の化合物164の合成について提示した方法に
従って、標題化合物(165)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化460】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)827.2[M+H]
+。
(実施例166)
【化461】
[この文献は図面を表示できません]
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)
−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3,4−ジヒドロキシ−3−メチルブタ−1
−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル
)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b
,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−
c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(166)の合成:
【0782】
2−メチルブタ−3−イン−1,2−ジオールを利用して、実施例142の化合物14
2の合成について提示した方法に従って、標題化合物(166)をアトロプ異性体の混合
物として調製した。
【化462】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)837.9[M+H]
+。
(実施例167)
【化463】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(3−シクロプロピル−4−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチル−1H−ピラゾール
−1−イル)アセトアミド(167)の合成:
【0783】
19Fおよび2−(3−シクロプロピル−4−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチル
−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸(US2012045761号に記載されている通
りに調製した)を利用して、実施例10における10Aの合成にて提示した方法に従って
、標題化合物(167)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化464】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)780.8[M+H]
+。
(実施例168)
【化465】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジ
フルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−
5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4
]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(168A)の合成
:
【0784】
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例157の化合物157Fの合成につい
て提示した方法に従って、標題化合物(168A)を調製した。MS(m/z)772.
03[M+H]
+。
N−((S)−1−(6−(1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−イル)
−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール
−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2
−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,
4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピ
ラゾール−1−イル)アセトアミド(168B)の合成:
【0785】
N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスル
ホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)
−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,
4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(168A、20
mg、0.026mmol)、1−t−ブチルピラゾール−4−ボロン酸、ピナコールエ
ステル(7.77mg、0.031mmol)、Pd(PPh
3)
4(1.50mg、0
.001mmol)およびK
2CO
3(10.7mg、0.078mmol)を1,4−
ジオキサン(0.2mL)中で懸濁した。懸濁液に水(0.05mL)を添加した。得ら
れた反応混合物を、アルゴンを60秒間吹き込むことにより脱気し、次に密封し、110
℃で3.5時間加熱した。完結した時点で、反応混合物を濾過し、真空で濃縮し、DMF
に溶解させ、逆相HPLCにより精製して、標題化合物168Bをアトロプ異性体の混合
物として得た。
【化466】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)860.21[M+H]
+。
(実施例169)
【化467】
[この文献は図面を表示できません]
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)
−1H−インダゾール−7−イル)−6−(4,4−ジフルオロ−3−ヒドロキシ−3−
メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフ
ェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジ
フルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペ
ンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(169)の合成:
【0786】
1,1−ジフルオロ−2−メチルブタ−3−イン−2−オールを利用して、実施例14
2の化合物142の合成について提示した方法に従って、標題化合物(169)をアトロ
プ異性体の混合物として調製した。
【化468】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)857.1[M+H]
+。
(実施例170)
【化469】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(4−フルオロ−3−(フルオロメチル)−3−
ヒドロキシブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオ
ロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5
−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シク
ロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(170)の合成:
【0787】
N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスル
ホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)
−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,
4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(168A、20
mg、0.025mmol)、1−フルオロ−2−(フルオロメチル)ブタ−3−イン−
2−オール(15.5mg、0.129mmol)、PdCl
2(PPh
3)
2(1.8
mg、0.003mmol)およびCuI(0.5mg、0.003mmol)をDMF
(0.25mL)中で懸濁した。反応混合物にジエチルアミン(27μL、0.259m
mol)を添加し、反応混合物をアルゴンを5分間吹き込むことにより脱気し、次に密封
し、マイクロ波反応器中125℃で30分間加熱した。冷却した時点で、反応混合物を濾
過し、逆相HPLCにより精製した。生成物を含有するフラクションをプールし、凍結乾
燥して、標題化合物170をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化470】
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MS(m/z)856.09[M+H]
+。
(実施例171)
【化471】
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(4−クロロ−1−メチル−3−(トリフルオロメチルスルホンアミド)−1H−インダ
ゾール−7−イル)ボロン酸(171A)の合成:
【0788】
4−クロロ−1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキ
サボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−アミン(19C)(0.20g、0
.65mmol)をジクロロメタン(10mL)およびトリエチルアミン(0.36mL
、2.6mmol)に溶解させた。混合物を0℃に冷却し、トリフルオロメタンスルホン
酸無水物(0.55g、1.95mmol)を滴下添加した。30分間撹拌した後、反応
物を水(10mL)でクエンチし、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出した。合わせ
た抽出物をブラインで洗浄し、真空下で蒸発させた。残留物をエタノール(10mL)に
溶解させ、0℃に冷却した。50%KOH水溶液(0.2mL)を滴下添加し、30分間
撹拌を続けた。混合物を1N HCl水溶液で酸性化した。形成した沈殿物を濾過し、乾
燥して、標題化合物を得た。MS(m/z)358.0[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(トリフルオロ
メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3
−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロ
フェニル)エチル)カルバメート(171B)の合成:
【0789】
(4−クロロ−1−メチル−3−(トリフルオロメチルスルホンアミド)−1H−イン
ダゾール−7−イル)ボロン酸(171A、26mg、0.073mmol)、(S)−
tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イ
ン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カ
ルバメート(14B、36mg、0.073mmol)およびPdCl
2(PPh
3)
2
(5.1mg、0.007mmol)を1,4−ジオキサン(1mL)および1.0M
NaHCO
3水溶液(1mL)中で懸濁した。反応混合物をマイクロ波反応器中150℃
で15分間加熱した。冷却した後、反応混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、水お
よびブラインで洗浄し、真空で濃縮し、ヘキサン中20〜100%EtOAcで溶出する
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(m/z
)728.3[M+H]
+。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)
−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−1,1,1−トリフルオ
ロメタンスルホンアミド(171C)の合成:
【0790】
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(トリフルオ
ロメチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−
3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオ
ロフェニル)エチル)カルバメート(171B、43mg、0.059mmol)のDC
M(1mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。反応混合物を室温で3
時間撹拌し、次に真空で濃縮し、トルエン(20mL)を用いて1回共沸して、標題化合
物を得た。MS(m/z)628.2[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(トリフルオロメチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ
−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
チル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−
3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,
2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(171D)の合成:
【0791】
粗製の(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)
エチル)−6−((2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ)ピリジン−3−イル)−
4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(17
1C、44mg、0.059mmol)のDMF(1mL)中溶液に、2−((3bS,
4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テト
ラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−
イル)酢酸(15.6mg、0.059mmol)およびHATU(27mg、0.07
1mmol)を、続いてジイソプロピルエチルアミン(31μL、0.177mmol)
を添加した。周囲温度で2時間撹拌した後、反応混合物を濾過し、逆相HPLCにより精
製して、標題化合物をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化472】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)874.2[M+H]
+。
(実施例172)
【化473】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(5−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−[2,2’−ビピリジン]−6−イル)−2−(3,
5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−
3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ
[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(172)
の合成:
【0792】
ジオキサン(0.25mL)中の157F(20mg、0.025mmol)を含有す
る反応バイアルに、2−(トリブチルスタンニル)ピリジン(0.01mL、0.027
mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.2mg、0.001mmol)およ
びKF(4mg、0.75mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンガスで5分間フ
ラッシュし、次に密封し、マイクロ波反応器中135℃に30分間加熱した。冷却した時
点で、反応混合物を濾過し、逆相HPLCにより精製して、標題化合物172をアトロプ
異性体の混合物として得た。
【化474】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)833.2[M+H]
+。
(実施例173)
【化475】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピ
リジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,
4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テ
トラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1
−イル)アセトアミド(173)の合成:
【0793】
N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスル
ホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−
(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3
,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(157F、2
0mg、0.025mmol)、1−メチルピラゾール−4−ボロン酸(3.8mg、0
.030mmol)、Pd(PPh
3)
4(1.5mg、0.001mmol)およびK
2CO
3(10.5mg、0.076mmol)を1,4−ジオキサン(0.2mL)中
で懸濁した。懸濁液に水(0.05mL)を添加した。得られた反応混合物をアルゴンを
60秒間吹き込むことにより脱気し、次に密封し、110℃で2時間加熱した。完結した
時点で、反応混合物を濾過し、真空で濃縮し、DMFに溶解させ、逆相HPLCにより精
製して、標題化合物173をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化476】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)836.16[M+H]
+。
(実施例174)
【化477】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イ
ル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3
bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,
5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾー
ル−1−イル)アセトアミド(174)の合成:
【0794】
1−イソプロピルピラゾール−4−ボロン酸、ピナコールエステルを利用して、実施例
173の化合物173の合成について提示した方法に従って、標題化合物(174)をア
トロプ異性体の混合物として調製した。
【化478】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)864.20[M+H]
+。
(実施例175)
【化479】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピ
リジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,
4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テ
トラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1
−イル)アセトアミド(175)の合成:
【0795】
1−メチル−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステルを利用して、実施例
173の化合物173の合成について提示した方法に従って、標題化合物(175)をア
トロプ異性体の混合物として調製した。
【化480】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)836.15[M+H]
+。
(実施例176)
【化481】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(ピリミジン−2−イル)ピリジン−2−イル)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−
ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−
シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミ
ド(176)の合成:
【0796】
2−(トリブチルスタンニル)ピリミジンを利用して、実施例172の化合物172の
合成について提示した方法に従って、標題化合物(176)をアトロプ異性体の混合物と
して調製した。
【化482】
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MS(m/z)835.1[M+H]
+。
(実施例177)
【化483】
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(S)−tert−ブチル(1−(5−ブロモ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(
メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−
(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(177A)の合成:
【0797】
化合物183A(0.500g、0.82mmol)を、氷浴中t−BuONO(0.
15mL、1.24mmol)およびCuBr
2(0.276g、1.24mmol)の
アセトニトリル中撹拌懸濁液に添加し、懸濁液を室温に加温し、終夜撹拌した。塩化アン
モニウム水溶液を添加した。混合物をEtOAcで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥
し、濃縮し、シリカゲルカラムにより精製して、標題化合物をアトロプ異性体の混合物(
177A)として得た。MS(m/z)670[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−5−フェニルピリジン−2−イル)−2
−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(177B)の合成:
【0798】
化合物177A(31.3mg、0.047mmol)、フェニルボロン酸(phen
ylbronic acid)(6.3mg、0.051mmol)、K
2CO
3(39
mg、0.28mmol)およびPd(dppf)Cl
2(14mg、0.019mmo
l)を共に混合した。トルエン(1mL)、iPrOH(0.5mL)および水(1mL
)を添加した。バイアルをしっかり密栓し、60℃で30分間撹拌した。反応混合物をE
tOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濃縮した。粗製物をシリカ
ゲルカラムにより精製して、標題化合物をアトロプ異性体の混合物(177B)として得
た。MS(m/z)668[M+H]
+。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−5−フェニルピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−
3−イル)メタンスルホンアミド(177C)の合成:
【0799】
化合物177B(21.7mg、0.032mmol)をDCM(1mL)に溶解させ
た。TFA(0.5mL)を添加した。得られた溶液を周囲温度で2時間撹拌した。反応
物を濃縮して、標題化合物をアトロプ異性体の混合物(177C)として得た。MS(m
/z)568[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−5−フェニルピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)
−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,
4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(177D)の合
成:
【0800】
化合物177C(18.4mg、0.032mmol)および2−((3bS,4aR
)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒド
ロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)
酢酸(8.6mg、0.032mmol)をDMF(1mL)に溶解させた。TEA(2
3uL、0.162mmol)およびHATU(18.5mg、0.049mmol)を
添加した。完結した時点で、数滴の1M HClを添加した。反応物をHPLCにより精
製して、標題化合物をアトロプ異性体の混合物(177D)として得た。
【化484】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)814[M+H]
+。
(実施例178)
【化485】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(6−(2−(tert−ブチル)チアゾール−5−イル)−3−(
4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イ
ル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3
bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,
5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾー
ル−1−イル)アセトアミド(178)の合成:
【0801】
N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスル
ホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−
(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3
,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(157F、2
0mg、0.025mmol)、2−(tert−ブチル)−5−(トリブチルスタンニ
ル)チアゾール(12.03mg、0.028mmol)、Pd(dppf)Cl
2(1
.1mg、0.001mmol)およびKF(4.4mg、0.076mmol)を1,
4−ジオキサン(0.25mL)中で懸濁した。得られた反応混合物をアルゴンを60秒
間吹き込むことにより脱気し、次に密封し、マイクロ波反応器中130℃で30分間加熱
した。冷却した時点で、反応混合物を濾過し、真空で濃縮し、DMFに溶解させ、逆相H
PLCにより精製して、標題化合物178をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化486】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)897.04[M+H]
+。
(実施例179)
【化487】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)
ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS
,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−
テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−
1−イル)アセトアミド(179)の合成:
【0802】
1−メチル−4−(トリブチルスタンニル)−1H−イミダゾールを利用して、実施例
178の化合物178の合成について提示した方法に従って、標題化合物(179)をア
トロプ異性体の混合物として調製した。
【化488】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)836.15[M+H]
+。
(実施例180)
【化489】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスル
フィンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチル
ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル
)エチル)カルバメート(180A)の合成:
【0803】
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノ−4−クロロ−1−メチル−1H
−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−
イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメー
ト(55A、61mg、0.102mmol)をジクロロメタン(2mL)およびジイソ
プロピルエチルアミン(0.071mL、0.409mmol)に溶解させた。混合物を
0℃に冷却し、メタンスルフィニルクロリド(30.3mg、0.307mmol)を滴
下添加した。周囲温度で終夜撹拌した後、反応混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し
、水およびブラインで洗浄し、真空で蒸発させた。シリカゲルで精製して、標題化合物を
得た。MS(m/z)658.3[M+H]
+。
N−(7−(2−((S)−1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)
−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルフィンアミド(
180B)の合成:
【0804】
tert−ブチル((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルス
ルフィンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチ
ルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニ
ル)エチル)カルバメート(180A、50mg、0.076mmol)のDCM(1m
L)中溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌
し、次に真空で濃縮し、トルエン(20mL)を用いて一度共沸して、標題化合物を得た
。MS(m/z)558.2[M+H]
+。
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルフィンアミド
)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イ
ン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)アセトアミド(180C)の合成:
【0805】
粗製のN−(7−(2−((S)−1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)
エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3
−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルフィン
アミド(180B、52mg、0.076mmol)のDMF(1mL)中溶液に、2−
((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4
a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラ
ゾール−1−イル)酢酸(20mg、0.076mmol)およびHATU(34.7m
g、0.091mmol)を、続いてジイソプロピルエチルアミン(66μL、0.38
mmol)を添加した。周囲温度で2時間撹拌した後、反応混合物を濾過し、逆相HPL
Cにより精製して、標題化合物をジアステレオマーおよびアトロプ異性体の混合物として
得た。
【化490】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)804.2[M+H]
+。
(実施例181)
【化491】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−5−(2−クロロフェニル)ピリジン−
2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(181A)の
合成:
【0806】
化合物177Aおよび2−クロロフェニルボロン酸を利用して、実施例177の化合物
177Bの合成について提示した方法に従って、標題化合物をアトロプ異性体の混合物(
181A)として調製した。MS(m/z)702[M+H]
+。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−5−(2−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−
インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(181A)の合成:
【0807】
化合物181Aを利用して、実施例177の化合物177Cの合成について提示した方
法に従って、標題化合物をアトロプ異性体の混合物(181B)として調製した。MS(
m/z)602[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−5−(2−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)−
2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフ
ルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シク
ロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(
181C)の合成:
【0808】
化合物181Bおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5
−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シク
ロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例177の化合物
177Dの合成について提示した方法に従って、標題化合物をアトロプ異性体の混合物(
181C)として調製した。
【化492】
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MS(m/z)848[M+H]
+。
(実施例182)
【化493】
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2−(5−ブロモ−6−メチルピリジン−3−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(
182A)の合成:
【0809】
無水フタル酸(3.7g、25mmol)、5−ブロモ−6−メチルピリジン−3−ア
ミン(3.9g、20.85mmol)および酢酸ナトリウム(1.5g、25mmol
)の氷酢酸(44ml)中混合物を、終夜還流させた。室温に冷却した後、沈殿物を真空
濾過により集め、水で洗浄した。次にこれを高真空下に乾燥して、標題化合物182Aを
得た。MS(m/z)318.91[M+H]
+。
3−ブロモ−5−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)ピコリンアルデヒド(
182B)の合成:
【0810】
マイクロ波管に、化合物182A(1.5g、4.73mmol)および二酸化セレン
(682mg、6.15mmol)を仕込んだ。これに1,2−ジメトキシエタン14m
Lを添加し、マイクロ波管を密封した。反応混合物を130℃の加熱浴中で20時間加熱
した。反応混合物を冷却し、固体を濾別した。濾液を濃縮して、標題化合物182Bを得
た。
【化494】
[この文献は図面を表示できません]
(S,Z)−N−((3−ブロモ−5−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)
ピリジン−2−イル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(182
C)の合成:
【0811】
硫酸銅(II)(無水物、5.8g、36.2mmol)を、3−ブロモ−5−(1,
3−ジオキソイソインドリン−2−イル)ピコリンアルデヒド(182B、6g、18m
mol)および(S)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(2.2g、18m
mol)のCH
2Cl
2(60mL)中溶液に添加した。反応混合物を周囲温度で2時間
撹拌し、次に濾過し、CH
2Cl
2で洗浄した。濾液を濃縮し、残留物をEtOAcおよ
び塩化メチレンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物1
82Cを得た。MS(m/z)433.87[M+H]
+。
(S)−N−((S)−1−(3−ブロモ−5−(1,3−ジオキソイソインドリン−2
−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−メ
チルプロパン−2−スルフィンアミド(182D)の合成:
【0812】
化合物(182C、3.7g、8.5mmol)およびCu(OTf)
2(154mg
、0.4mmol)の塩化メチレン(30ml)中溶液に、0℃で(3,5−ジフルオロ
ベンジル)亜鉛ブロミド(THF中0.5M、25.5ml、12.8mmol)を滴下
添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。塩化アンモニウム(水溶液、100ml)を
反応物に添加し、混合物を塩化メチレン(2×100ml)で抽出した。有機層をNa
2
SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィーにより
、次に逆相HPLCにより精製して、標題化合物182Dを得た。MS(m/z)563
.83[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル1−(3−ブロモ−5−(1,3−ジオキソイソインドリン−
2−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチルカルバメ
ート(182E)の合成:
【0813】
化合物182D(2.6g、4.6mmol)をメタノール40mLに溶解させ、0℃
に冷却した。これに4N HCl/1,4−ジオキサン(4.6ml)を添加した。反応
混合物を室温で10分間撹拌し、濃縮して、生成物(S)−2−(6−(1−アミノ−2
−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−ブロモピリジン−3−イル)イソイン
ドリン−1,3−ジオン塩酸塩を得た。上記HCl塩(約4.6mmol)およびジ−t
ert−ブチルジカルボネート(1g、4.6mmol)のCH
2Cl
2(50mL)中
混合物に、0℃でトリエチルアミン(1.28mL、9.2mmol)を添加した。反応
混合物を終夜撹拌し、真空で濃縮した。残留物をEtOAcと水との間で分配した。有機
層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。次にこれをシリカゲル
クロマトグラフィーで精製して、標題化合物182Eを得た。MS(m/z)559.7
1[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(5−アミノ−3−ブロモピリジン−2−イル)−2−
(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(182F)の合成:
【0814】
化合物182E(1.5g、2.7mmol)のエタノール27ml中混合物に、ヒド
ラジン1水和物0.9mlを添加し、室温で2時間撹拌した。さらにエタノールを反応混
合物に添加した。沈殿物を濾別し、濾液を濃縮した。残留物を酢酸エチルで希釈し、水で
、次に飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、減
圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供して、標題化合物1
82Fを得た。MS(m/z)427.83[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(5−アミノ−3,6−ジブロモピリジン−2−イル)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(182G)の合成:
【0815】
化合物182F(960mg、2.24mmol)のアセトニトリル20mL中溶液を
0℃に冷却し、N−ブロモスクシンイミド(399mg、2.24mmol)でアセトニ
トリル20mL中溶液として処理した。反応混合物をEtOAcと飽和NaHCO
3水溶
液とで分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、次にMgSO
4で脱水し、真空で
濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物182G
を得た。MS(m/z):507.52[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(5−アミノ−3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシ−3
−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロ
フェニル)エチル)カルバメート(182H)の合成:
【0816】
化合物182Gを利用して、実施例4の化合物4Fの合成について提示した方法に従っ
て、標題化合物(182H)を調製した。MS(m/z)511.87[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ
−1−イン−1−イル)−5−(メチルアミノ)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(182I)の合成:
【0817】
化合物182H(200mg、0.39mmol)をアセトニトリル2mLに溶解させ
、これにホルムアルデヒド(0.1mL、H
2O中37%)および酢酸(0.2mL、4
mmol)を添加し、続いてシアノ水素化ホウ素ナトリウム溶液(1.2mL、THF中
1M)をゆっくり添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、重炭酸ナトリウム水溶液
を添加することによりクエンチした。これを酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し
、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をRP−HPLCにより精製して
、標題化合物182Iを得た。MS(m/z):525.99[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ
−1−イン−1−イル)−5−(メチルアミノ)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(182J)の合成:
【0818】
化合物182Iおよび化合物19Dを利用して、実施例19の化合物19Eの合成につ
いて提示した方法に従って、標題化合物(182J)をアトロプ異性体の混合物として調
製した。MS(m/z)703.35[M+H]
+。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−5−(メチルアミノ
)ピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メ
タンスルホンアミド(182K)の合成:
【0819】
化合物182Jを利用して、実施例105の化合物105Cの合成について提示した方
法に従って、標題化合物(182K)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(
m/z)603.17[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)−5−(メチルアミノ)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフ
ェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジ
フルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペ
ンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(182L)の合成:
【0820】
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)酢酸および化合物182Kを利用して、実施例37の化合物3
7Eの合成について提示した方法に従って、標題化合物(182L)をアトロプ異性体の
混合物として調製した。
【化495】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)849.90[M+H]
+。
(実施例183)
【化496】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−tert−ブチル(1−(5−アミノ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(
メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−
(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(183A)の合成:
【0821】
化合物182Fおよび化合物19Dを利用して、実施例19の化合物19Eの合成につ
いて提示した方法に従って、標題化合物(183A)をアトロプ異性体の混合物として調
製した。MS(m/z)606.88[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−5−(ジメチルアミノ)ピリジン−2−
イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(183B)の合成
:
【0822】
化合物183Aを利用して、実施例182の化合物182Iの合成について提示した方
法に従って、標題化合物(183B)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(
m/z)635.48[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(6−ブロモ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(
メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−5−(ジメチルアミノ)ピ
リジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(18
3C)の合成:
【0823】
化合物183Bを利用して、実施例182の化合物182Gの合成について提示した方
法に従って、標題化合物(183C)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(
m/z)714.81[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−5−(ジメチルアミノ)−6−(3−ヒ
ドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5
−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(183D)の合成:
【0824】
化合物183Cを利用して、実施例4の化合物4Fの合成について提示した方法に従っ
て、標題化合物(183D)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)
717.62[M+H]
+。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−5−(ジメチルアミノ)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イ
ル)ピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)
メタンスルホンアミド(183E)の合成:
【0825】
化合物183Dを利用して、実施例105の化合物105Cの合成について提示した方
法に従って、標題化合物(183E)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(
m/z)617.09[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−5−(ジメチルアミノ)−6−(3−ヒドロキシ−3
−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロ
フェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−
ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロ
ペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(183F)の合成:
【0826】
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)酢酸および化合物183Eを利用して、実施例37の化合物3
7Eの合成について提示した方法に従って、標題化合物(183F)をアトロプ異性体の
混合物として調製した。
【化497】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z):863.19[M+H]
+。
(実施例184)
【化498】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル(4−(5−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド
)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((S)−1−(2−((3bS,4aR)
−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒド
ロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)
アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−2−イル)−
2−ヒドロキシ−2−メチルブタ−3−イン−1−イル)カルバメート(184)の合成
:
【0827】
tert−ブチル(2−ヒドロキシ−2−メチルブタ−3−イン−1−イル)カルバメ
ートを利用して、実施例145の化合物145の合成について提示した方法に従って、標
題化合物(184)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)953.
9[M+H]
+。HPLC保持時間7.54分および7.69分(0.1%トリフルオロ
酢酸を含む2〜98%アセトニトリル:水、Phenomonex Kinetex C
18カラムで8.5分濃度勾配)。
(実施例185)
【化499】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−tert−ブチル(1−(5−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−[3,3’−ビピリジン]−6−イル)
−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(185A)の合成:
【0828】
化合物177Aおよび3−ピリジンボロン酸を利用して、実施例177の化合物177
Bの合成について提示した方法に従って、標題化合物をアトロプ異性体の混合物(185
A)として調製した。MS(m/z)669[M+H]
+。
(S)−N−(7−(6−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−[3,3’−ビピリジン]−5−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾー
ル−3−イル)メタンスルホンアミド(185B)の合成:
【0829】
化合物185Aを利用して、実施例177の化合物177Cの合成について提示した方
法に従って、標題化合物をアトロプ異性体の混合物(185B)として調製した。MS(
m/z)569[M+H]
+。
N−((S)−1−(5−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−[3,3’−ビピリジン]−6−イル)−2−(3,
5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチ
ル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[
3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(185C)
の合成:
【0830】
化合物185Bを利用して、実施例177の化合物177Dの合成について提示した方
法に従って、標題化合物をアトロプ異性体の混合物(185C)として調製した。
【化500】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)815[M+H]
+。
(実施例186)
【化501】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−5−シアノピリジン−2−イル)−2−
(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(186A)の合成:
【0831】
177A(140mg、0.21mmol)の無水/脱気したDMF(1.5ml)中
懸濁液に、Zn(CN)
2(14.7mg、0.125mmol)およびテトラキス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(0)(24.1mg、0.021mmol)で処理
した。混合物を窒素雰囲気下90℃で16時間加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し
、EtOAc(50ml)中に注ぎ入れた。有機層をブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4)し、減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュカラムで精製して、標題化合物をアトロ
プ異性体の混合物として得た。MS(m/z)617[M+H]
+。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−5−シアノピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3
−イル)メタンスルホンアミド塩酸塩(186B)の合成:
【0832】
186Aを利用して、実施例21の化合物21Eの合成について提示した方法に従って
、標題化合物(186B)をアトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)5
17[M+H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−5−シアノピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジ
フルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−
5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4
]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(186C)の合成
:
【0833】
186Bおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフ
ルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペン
タ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10の化合物10Aの
合成について提示した方法に従って、標題化合物(186C)をアトロプ異性体の混合物
として調製した。MS(m/z)763[M+H]
+。
5−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−
7−イル)−6−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル
)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3
,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,
5−ジフルオロフェニル)エチル)ニコチンアミド(186D)の合成:
【0834】
186C(21mg、0.028mmol)およびK
2CO
3(38mg、0.28m
mol)のDMSO中懸濁液に、H
2O
2(H
2O中30重量%、0.028mL、0.
28mmol)を懸濁液にゆっくり添加した。10分後、混合物を濾過し、逆相HPLC
により精製して、標題化合物をアトロプ異性体の混合物として得た。
【化502】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)781[M+H]
+。
(実施例187)
【化503】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−((S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3−フル
オロフェニル)エチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(187A)の合
成:
【0835】
(S,Z)−N−((3,6−ジブロモピリジン−2−イル)メチレン)−2−メチル
プロパン−2−スルフィンアミド(1.0g、2.717mmol)およびCu(OTf
)
2(49.1mg、0.136mmol)のDCM(10mL)中溶液に、0℃で3−
フルオロベンジル亜鉛クロリド(THF中0.5M、7.6mL、3.803mmol)
を7分かけて滴下添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次に飽和NH
4Cl水溶
液でクエンチし、EtOAcで希釈した。有機層を集め、水層をEtOAcでさらに1回
抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物187Aを得た。MS(m/z)476
.93、478.84、480.79[M+H]
+。
(S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)
エタンアミン(187B)の合成:
【0836】
(S)−N−((S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3−フ
ルオロフェニル)エチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(187A、7
14.2mg、1.493mmol)のMeOH(3.7mL)中溶液に、HCl(1,
4−ジオキサン中4M、3.7mL、14.93mmol)を添加した。反応混合物を室
温で30分間撹拌した。完結した時点で、反応混合物を真空で濃縮して、標題化合物18
7Bを得、これを精製なしで使用した。MS(m/z)373.08、374.92、3
76.86[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3−
フルオロフェニル)エチル)カルバメート(187C)の合成:
【0837】
(S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル
)エタンアミン(187B、558.62mg、1.493mmol)のDCM中溶液に
、DIPEA(0.52mL、2.987mmol)を添加した。反応混合物を0℃に冷
却し、次にBoc
2O(358.6mg、1.643mmol)を添加した。反応混合物
を室温に加温し、室温で2.5時間撹拌した。完結した時点で、反応混合物を真空で濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物187Cを得た。
MS(m/z)472.71、474.68、476.68[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ
−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)エチル)
カルバメート(187D)の合成:
【0838】
(S)−tert−ブチル(1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3
−フルオロフェニル)エチル)カルバメート(187C、200.0mg、0.422m
mol)の2−MeTHF中溶液を、アルゴンを60秒間吹き込むことにより脱気した。
脱気した溶液にNEt
3(0.18mL、1.268mmol)および2−メチル−3−
ブチン−2−オール(62μL、0.633mmol)を、続いてCuI(2.4mg、
0.013mmol)およびPdCl
2(PPh
3)
2(8.9mg、0.013mmo
l)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。完結した時点で、反応混合物を
水で希釈し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過
し、真空で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物1
87Dを得た。MS(m/z)476.91、478.83[M+H]
+。
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホ
ンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ
−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)エチル)
カルバメート(187E)の合成:
【0839】
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブ
タ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)エチル
)カルバメート(187D、189.7mg、0.397mmol)、N−(4−クロロ
−1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−
2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(19D、214.
6mg、0.556mmol)およびPdCl
2(PPh
3)
2(27.9mg、0.0
4mmmol)を、1,4−ジオキサン(10mL)およびNaHCO
3(水中1M、1
.19mL、1.19mmol)に溶解させた。得られた溶液をアルゴンを5分間吹き込
むことにより脱気し、次に反応フラスコを密封し、反応物をマイクロ波反応器中150℃
で20分間加熱した。冷却した時点で、反応混合物を濾過し、真空で濃縮し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物187Eをアトロプ異性体の混合
物として得た。MS(m/z)655.92[M+H]
+。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3−フルオロフェニル)エチル)−6−
(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−4−
クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(187F
)の合成:
【0840】
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスル
ホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブ
タ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)エチル
)カルバメート(187E、257.3mg、0.392mmol)のDCM(4mL)
中溶液に、TFA(4mL)を添加した。反応混合物を室温で1時間15分撹拌した。完
結した時点で、反応混合物を真空で濃縮して、標題化合物187Fをアトロプ異性体の混
合物として得、これをさらなる精製なしで使用した。MS(m/z)556.15[M+
H]
+。
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)エチル)−2−((3
bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,
5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾー
ル−1−イル)アセトアミド(187G)の合成:
【0841】
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3−フルオロフェニル)エチル)−6
−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−4
−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(187
F、218.0mg、0.392mmol)のDMA(3mL)中溶液に、室温でNEt
3(0.16mL、1.176mmol)、2−((3bS,4aR)−5,5−ジフル
オロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロ
プロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸(77.5m
g、0.274mmol)、次にHATU(104.4mg、0.274mmol)を添
加した。反応混合物を室温で15分間撹拌した。完結した時点で、反応混合物を濾過し、
逆相HPLCにより精製した。生成物を含有するフラクションをプールし、凍結乾燥して
、標題化合物187Gをアトロプ異性体の混合物として得た。
【化504】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)820.12[M+H]
+。
(実施例188)
【化505】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)エチル)−2−((3
bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5
−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール
−1−イル)アセトアミド(188)の合成:
【0842】
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,
4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c
]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して、実施例187の化合物187Gの合成につい
て提示した方法に従って、標題化合物(188)をアトロプ異性体の混合物として調製し
た。
【化506】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)802.15[M+H]
+。
(実施例189)
【化507】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−(3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N
−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−イン
ダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)
ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)アセトアミド(1
89)の合成:
【0843】
19Fおよび2−(3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル
)酢酸を利用して、実施例10における10Aの合成にて提示した方法に従って、標題化
合物(189)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化508】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)783.1[M+H]
+。
(実施例190)
【化509】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(3−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロピラノ[3,4−c]ピラゾール−1
(7H)−イル)アセトアミド(190)の合成:
【0844】
19Fおよび2−(3−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロピラノ[3,4−
c]ピラゾール−1(7H)−イル)酢酸を利用して、実施例10における10Aの合成
について提示した方法に従って、標題化合物(190)をアトロプ異性体の混合物として
調製した。
【化510】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)807.0[M+H]
+。
(実施例191)
【化511】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(5−シクロプロピル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)ア
セトアミド(191)の合成:
【0845】
19Fおよび2−(5−シクロプロピル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾ
ール−1−イル)酢酸を利用して、実施例10における10Aの合成にて提示した方法に
従って、標題化合物(191)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化512】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)791.0[M+H]
+。
(実施例192)
【化513】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(5−ヒドロキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセトアミド(192)
の合成:
【0846】
19Fおよび2−(5−ヒドロキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)酢酸
を利用して、実施例10における10Aの合成にて提示した方法に従って、標題化合物(
192)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化514】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)761.5[M+H]
+。
(実施例193)
【化515】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)アセトアミド(193)の合成:
【0847】
19Fおよび2−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)酢酸を利用して、実
施例10における10Aの合成にて提示した方法に従って、標題化合物(193)をアト
ロプ異性体の混合物として調製した。
【化516】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)749.5[M+H]
+。
(実施例194)
【化517】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(5−メトキシ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)アセトアミド(19
4)の合成:
【0848】
19Fおよび2−(5−メトキシ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)
酢酸を利用して、実施例10における10Aの合成にて提示した方法に従って、標題化合
物(194)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化518】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)762.3[M+H]
+。
(実施例195)
【化519】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
フェニルプロパンアミド(195)の合成:
【0849】
19Fおよび2−フェニルプロパン酸を利用して、実施例10における10Aの合成に
て提示した方法に従って、標題化合物(195)をアトロプ異性体の混合物として調製し
た。
【化520】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)706.8[M+H]
+。
(実施例196)
【化521】
[この文献は図面を表示できません]
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(4,7−ジメチル−2−オキソインドリン−3−イル)アセトアミド(196)の合成
:
【0850】
19Fおよび2−(4,7−ジメチル−2−オキソインドリン−3−イル)酢酸を利用
して、実施例10における10Aの合成にて提示した方法に従って、標題化合物(196
)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化522】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)776.1[M+H]
+。
(実施例197)
【化523】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(4−エチルピペラジン−1−イル)アセトアミド(197)の合成:
【0851】
19Fおよび2−(4−エチルピペラジン−1−イル)酢酸を利用して、実施例10に
おける10Aの合成にて提示した方法に従って、標題化合物(197)をアトロプ異性体
の混合物として調製した。
【化524】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)729.0[M+H]
+。
(実施例198)
【化525】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−N−(1−(3−(4−ク
ロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−
6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−
2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)アセトアミド(198)の合成:
【0852】
19Fおよび2−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)酢酸を利用して、実施
例10における10Aの合成にて提示した方法に従って、標題化合物(198)をアトロ
プ異性体の混合物として調製した。
【化526】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)733.2[M+H]
+。
(実施例199)
【化527】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(5,6−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アセトアミド(19
9)の合成:
【0853】
19Fおよび2−(5,6−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)
酢酸を利用して、実施例10における10Aの合成にて提示した方法に従って、標題化合
物(199)をアトロプ異性体の混合物として調製した。
【化528】
[この文献は図面を表示できません]
MS(m/z)761.1[M+H]
+。
(実施例200)
【化529】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−
1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−
(ナフタレン−2−イル)アセトアミド(200)の合成:
【0854】
19Fおよび2−(ナフタレン−2−イル)酢酸を利用して、実施例10における10
Aの合成について提示した方法に従って、標題化合物(200)をアトロプ異性体の混合
物として調製した。
【化530】
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MS(m/z)742.8[M+H]
+。
(実施例201)
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル
)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3b
S,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(ジフルオロメチル)−3b,4,4a,5−
テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−
1−イル)アセトアミド(19G)の大スケールでの調製。
【化531】
[この文献は図面を表示できません]
ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−オール(19AB)の合成:
【0855】
Et
2Zn(ヘキサン中1M、2.37L、2.37mol)を、N
2下0〜5℃で化
合物19AA(100g、1.19mol)のDCM(800ml)中溶液に滴下添加し
た。混合物を0〜5℃で30分間撹拌し、次にDCM(200ml)中のCH
2I
2(6
36g、2.37mol)を、0〜5℃で1時間滴下添加した。得られた混合物を室温で
終夜撹拌した。混合物を氷冷したNH
4Cl水溶液(1.5L)にゆっくり添加した。混
合物を濾過した。水相をDCM(2L×3)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で
脱水し、真空で濃縮して粗製の残留物を得、これを蒸留(20mmHg、80℃〜82℃
)することにより精製して、化合物19ABを得た。
【化532】
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ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−オン(19AC)の合成:
【0856】
K
2Cr
2O
7(240g、0.82mol)のH
2O(2L)中溶液に、H
2SO
4
(240g、2.45mol)を室温で滴下添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。
系を0℃に冷却し、TBME(2L)中の化合物19AB(100g、1.02mol)
を滴下添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。有機層を分離した。水層をTBM
E(1L×3)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮
して粗生成物を得、これを蒸留(20mmHg、60℃〜62℃)することにより精製し
て、化合物19ACを得た。
【化533】
[この文献は図面を表示できません]
2−(2,2−ジフルオロアセチル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−オン(19
AD)の合成:
【0857】
化合物19AC(100g、1.04mol)のTHF(1L)中溶液に、LDA(7
00ml、1.05mol、THF中1.5M)をN
2下2時間かけて滴下添加した。得
られた混合物を−78℃で1時間撹拌した。THF(500ml)中のエチルジフルオロ
アセテート(142g、1.14mol)を1時間かけて滴下添加し、反応物を−78℃
で1時間撹拌した。反応物を室温に加温し、4時間撹拌した。反応物を1N HCl水溶
液(1.5L)によりクエンチし、次にEA(1.0L)とクエン酸水溶液(300ml
)との間で分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄した。溶媒を真空で除去して化合
物19ADを得、これをさらなる精製なしで次のステップに使用した。
【化534】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ジフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[
3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール(19AE)の合成:
【0858】
N
2H
4H
2O(104g、2.08mol)を、室温で30分にて化合物19AD(
380g、2.08mol)のEtOH(4L)中溶液に滴下添加した。混合物を還流状
態で終夜撹拌した。混合物を真空で濃縮し、次にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
PE:EA=10:1〜5:1)により精製して、化合物19AEを得た。MS(m/z
):171.1[M+H]
+。
【化535】
[この文献は図面を表示できません]
エチル2−(3−(ジフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シ
クロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(
19AF)の合成:
【0859】
化合物19AE(201g、1.18mol)のDMF(2L)中溶液に、ブロモ酢酸
エチル(207g、1.24mol)およびCs
2CO
3(404g、1.24mol)
を室温で一度に添加した。混合物を室温で3時間撹拌した。混合物をH
2O(4L)中に
注ぎ入れ、次にEA(2L×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2L×3)で
洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空で濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(PE:EA=20:1〜8:1)により精製して、N1およびN2アルキル化
異性体の混合物を得た。PE/EA(10/1)からさらに精製して、化合物19AFを
得た。MS(m/z):257.1[M+H]
+。
【化536】
[この文献は図面を表示できません]
エチル2−(3−(ジフルオロメチル)−5−オキソ−3b,4,4a,5−テトラヒド
ロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)
アセテート(19AG)の合成:
【0860】
化合物19AF(102g、0.39mol)およびセライト545(390g)をシ
クロヘキサン(3.5L)に添加し、混合物を10℃で撹拌した。PDC(599g、1
.59mol)を一度に添加し、続いてTBHP(289ml、1.59mol)を10
℃で30分にて滴下添加した。反応物を室温にゆっくり加温し、4日間撹拌した。反応物
をセライトを介して濾過し、濾過ケーキをEtOAc(600ml)で洗浄した。合わせ
た有機層を飽和Na
2S
2O
3水溶液(1000ml)と共に1時間撹拌した。有機層を
分離し、半飽和FeSO
4(300ml)で処理し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で
脱水した。溶媒を真空で除去して粗生成物を得、これをPE(300ml)からさらに精
製して、化合物19AGを得た。MS(m/z):271.1[M+H]
+。
【化537】
[この文献は図面を表示できません]
エチル2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4a−ジヒドロスピロ[シクロプロパ[3
,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−5,2’−[1,3]ジチオラン]−1
(3bH)−イル)アセテート(19AH)の合成:
【0861】
DCM(2.0L)中の化合物19AG(148.5g、0.55mol)に、エタン
−1,2−ジチオール(88.0g、0.94mol)を一度に添加し、溶液を室温で撹
拌した。BF
3・2AcOH(175.8g、0.94mol)を上記溶液に添加した。
反応物を室温で12時間撹拌した。システムを0℃に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液(
1000ml)でクエンチした。有機層を分離し、ブライン(500ml)で洗浄し、N
a
2SO
4で脱水した。溶媒を真空で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(PE:EtOAc=30:1〜10:1)により精製して、化合物19AHを得た
。MS(m/z):347.1[M+H]
+。
【化538】
[この文献は図面を表示できません]
エチル2−(3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テ
トラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1
−イル)アセテート(19AI)の合成:
【0862】
DBDMH(99g、0.35mol)の乾燥DCM(120mL)中溶液を、テフロ
ン(登録商標)製ボトル中−78℃に冷却した。HF/Py(120mL)を30分かけ
て滴下添加した。反応物を−78℃で30分間撹拌した。次に化合物19AH(40g、
0.12mol)の乾燥DCM(80mL)中溶液を、−78℃で15分かけて滴下添加
した。得られた混合物をこの温度で30分間撹拌し、次に−30℃にゆっくり加温し、1
.5時間撹拌した。反応混合物をNaHCO
3水溶液(500mL)中にゆっくり注ぎ入
れ、EA(500mL×3)で抽出した。合わせた有機層を10%Na
2S
2O
3水溶液
(500mL)、ブライン(500mL)で洗浄し、Na
2SO
4で脱水した。溶媒を真
空で除去して粗生成物を得、これをカラムクロマトグラフィー(PE:EA=80:1か
ら50:1)によりさらに精製して、化合物19AIを得た。MS(m/z):293.
2[M+H]
+。
【化539】
[この文献は図面を表示できません]
2−(3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒ
ドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル
)酢酸(19AJ)の合成:
【0863】
化合物19AI(50g、171mmol)のTHF(87.5mL)およびMeOH
(350mL)中溶液に、LiOH(6.2g、257mmol)のH
2O(350mL
)中溶液を添加した。混合物を20℃で3時間撹拌した。混合物を濃縮してほとんどのT
HFおよびMeOHを除去し、水溶液を1N HClにより酸性化してpHを2〜3に調
整し、次にEA(600mL×2)で抽出した。有機相を分離し、合わせ、Na
2SO
4
で脱水し、濾過し、真空で濃縮して、化合物19AJを得た。
2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4
,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]
ピラゾール−1−イル)酢酸(19AK)および2−((3bR,4aS)−3−(ジフ
ルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シク
ロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸(19AL
)の合成:
【0864】
化合物19AJをSFC(ChiralPak IC−10u、300×50mm I
.D.、移動相:CO
2/イソプロパノール(0.1%NH
3H
2O)、35%濃度勾配
、流速200mL/分、38℃のカラム温度、220nmで検出)により分離して、化合
物19AK(79.3g)および19AL(80.8g)を得た。19AK:MS(m/
z):265.0[M+H]
+;
【化540】
[この文献は図面を表示できません]
【化541】
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3,6−ジブロモ−2−(ジブロモメチル)ピリジン(5A)の合成:
【0865】
3,6−ジブロモ−2−メチルピリジン(200.0g、797.06mmol)のC
Cl
4(4000mL)中撹拌溶液に、過酸化ベンゾイル(192.89g、797.0
6mmol)を、続いてNBS(565.0g、3188.0mmol)を室温で添加し
た。添加完了後、得られた反応混合物を白色光400ワットバルブの存在下室温で20時
間撹拌した。反応混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物を濾過し、CCl
4(2
×800mL)で洗浄した。濾液を減圧下に蒸発させ、これを溶出液としてヘキサン中0
〜5%EAを使用するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、
化合物5Aを得た。MS(m/z):409.66[M+H]
+。
3,6−ジブロモピコリンアルデヒド(5B)の合成:
【0866】
化合物5A(100.0g、244.67mmol)のEtOH(1000mL)中溶
液に、80℃で硝酸銀水溶液(103.9g、611.6mmol、水300mL中)を
同一温度で1時間にて滴下添加した。添加完了後、得られた反応混合物を還流状態にてさ
らに5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を減圧下に蒸発させ、
得られた粗製物を水(1000mL)で希釈した。水層を酢酸エチル(3×400mL)
で抽出した。合わせた有機層を水(2×400mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し
、減圧下に蒸発除去して、化合物5Bを得た。MS(m/z):265.96[M+H]
+。
(S,Z)−N−((3,6−ジブロモピリジン−2−イル)メチレン)−2−メチルプ
ロパン−2−スルフィンアミド(5C)の合成:
【0867】
化合物5B(68.0g、256.7mmol)のDCM(1400mL)中撹拌溶液
に、室温で硫酸銅(II)無水物(102.3g、641.75mmol)を、続いて(
S)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(37.3g、308.0mmol)
を添加した。得られた懸濁液を室温で16時間撹拌した。反応混合物を濾過し、DCM(
100mL)で洗浄した。溶出液を減圧下に蒸発させた。得られた粗製の化合物をジエチ
ルエーテル(300mL)から再結晶して、化合物5Cを得た。MS(m/z)368.
86[M+H]
+
(S)−N−((S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−
ジフルオロフェニル)エチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(5D)の
合成:
【0868】
化合物5C(20.0g、54.33mmol)の乾燥THF(300mL)中撹拌溶
液に、−78℃で3,5−ジフルオロベンジルマグネシウムブロミドの溶液(260.8
mL、エーテル中0.2M、65.20mmol)を−78℃で1時間にて滴下添加した
。添加完了後、得られた反応混合物を−78℃で1時間撹拌した。反応混合物を同一温度
でNH
4Cl水溶液(200mL)にてクエンチした。有機層を分離し、水層をEtOA
c(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を水(2×200mL)およびブライ
ンで洗浄し、Na
2SO
4で脱水した。溶媒を減圧下に蒸発除去し、得られた粗製の化合
物を溶出液としてヘキサン中0〜18%EAを使用するシリカゲルでのカラムクロマトグ
ラフィーにより精製して、化合物5Dを得た。MS(m/z)496.99[M+H]
+
(S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェ
ニル)エタンアミン塩酸塩(5E)の合成:
【0869】
化合物5D(53g、107mmol)のメタノール(100mL)中溶液に、室温で
ジオキサン中4N HCl(30mL)をゆっくり添加した。反応が完結した時点で、揮
発物を真空で除去した。得られた固体をエーテル(200mL)中で懸濁し、濾取して、
化合物5Eを得た。MS(m/z)393.17[M+H]
+
(S)−tert−ブチル1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5
−ジフルオロフェニル)エチルカルバメート(14A)の合成:
【0870】
化合物5E(5g、11.7mmol)のDCM(50mL)中懸濁液に、室温でジ−
tert−ブチルジカルボネート(3.1g、14mmol)およびトリエチルアミン(
2.4g、23mmol)を添加した。反応が完結した時点で、揮発物を真空で除去した
。得られた残留物をEtOAcに溶解させ、飽和塩化アンモニウム水溶液およびブライン
で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下に蒸発除去し、得られた
粗製の化合物を溶出液としてヘキサン中酢酸エチルを使用するシリカゲルでのカラムクロ
マトグラフィーにより精製して、化合物14Aを得た。MS(m/z)492.96[M
+H]
+
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ
−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エ
チル)カルバメート(14B)の合成:
【0871】
化合物14A(570mg、1.16mmol)、3−メチルブチノール(179μL
、1.74mmol)、CuI(6mg、0.03mmol)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(20mg、0.03mmol)およびトリエチルアミン(0.5mL)のTHF(2
mL)中溶液を、アルゴンで15分間脱気した。次に得られた溶液を35℃で2時間加熱
した。反応が完結した時点で、混合物をセライトのパッドを介して濾過し、酢酸エチルで
洗浄した。合わせた有機層をNH
4Cl水溶液、水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水した。溶媒を減圧下に蒸発除去し、得られた粗製の化合物を溶出液としてヘキサ
ン中酢酸エチルを使用するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、化
合物14Bを得た。MS(m/z)496.90[M+H]
+
【化542】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−tert−ブチル1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホン
アミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−
1−イニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチルカルバ
メート(19E)の合成:
【0872】
ジオキサン(150mL)およびDMF(75ml)中の14B(4000mg、8.
075mmol)のフラスコに、N−(4−クロロ−1−メチル−7−(4,4,5,5
−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3
−イル)メタンスルホンアミド(3114mg、8.075mmol)、1N重炭酸ナト
リウム(20.2ml、20.2mmol)およびジクロロビス(トリシクロヘキシルホ
スフィン)パラジウム(II)(715.3mg、0.97mmol)を添加した。反応
混合物をN
2により30分間脱気し、次に油浴に150℃で45分間移した。反応物を室
温に冷却し、濾過した。濾液を濃縮し、EtOAc(300mL)に溶解させ、ブライン
で2回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、溶出液としてヘキサン中5
0〜90%EtOAcを使用するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製し
て、19Eを得た。MS(m/z)674.7[M+H]
+。
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)
−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)ピリジン−3−イル)−4−ク
ロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミドTFA塩(1
9FF)の合成:
【0873】
19E(1g、1.48mmol)のフラスコに、ジクロロメタン中40%TFA(1
0mL)をフラスコに添加した。混合物をNaHCO
3(水溶液)により中和し、EtO
Ac(200mLで2回)で抽出した。有機層を濃縮し、乾燥して、所望の生成物19F
F(0.85g)を得、これをさらなる精製なしで使用した。MS(m/z)574.4
[M+H]
+。
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−
1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル
)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3b
S,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(ジフルオロメチル)−3b,4,4a,5−
テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−
1−イル)アセトアミド(19G)の合成:
【0874】
DMF(20mL)中の19FF(850mg、1.48mmol)およびDIEA(
0.5mL、2.96mmol)のフラスコに、DMF(10mL)中の19AK(35
0mg、1.33mmol)およびHATU(507mg、1.33mmol)を0℃で
混合物にゆっくり添加した。混合物をEtOAc(300mL)で希釈し、NaHCO
3
で洗浄した。有機層を濃縮し、溶出液としてヘキサン中50〜80%EtOAcを使用す
るシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、19Gを得た。MS(m/
z)820.8[M+H]
+。
(実施例202)
【0875】
以下は、ヒトにおける治療上または予防上の使用のための、式Iの化合物(「化合物X
」)を含有する代表的な医薬剤形を示す。
(i)錠剤1 mg/錠剤
化合物X= 100.0
ラクトース 77.5
ポビドン 15.0
クロスカルメロースナトリウム 12.0
微結晶性セルロース 92.5
ステアリン酸マグネシウム 3.0
300.0
(ii)錠剤2 mg/錠剤
化合物X= 20.0
微結晶性セルロース 410.0
デンプン 50.0
デンプングリコール酸ナトリウム 15.0
ステアリン酸マグネシウム 5.0
500.0
(iii)カプセル剤 mg/カプセル
化合物X= 10.0
コロイド状二酸化ケイ素 1.5
ラクトース 465.5
アルファ化デンプン 120.0
ステアリン酸マグネシウム 3.0
600.0
(iv)注射1(1mg/ml) mg/ml
化合物X=(遊離酸形態) 1.0
二塩基性リン酸ナトリウム 12.0
一塩基性リン酸ナトリウム 0.7
塩化ナトリウム 4.5
1.0N水酸化ナトリウム溶液(pH7.0〜7.5に調整) 適量
注射用の水 1mLまでの適量
(v)注射2(10mg/ml) mg/ml
化合物X=(遊離酸形態) 10.0
一塩基性リン酸ナトリウム 0.3
二塩基性リン酸ナトリウム 1.1
ポリエチレングリコール400 200.0
1.0N水酸化ナトリウム溶液(pH7.0〜7.5に調整) 適量
注射用の水 1mLまでの適量
(vi)エアロゾル剤 mg/缶
化合物X= 20.0
オレイン酸 10.0
トリクロロモノフルオロメタン 5,000.0
ジクロロジフルオロメタン 10,000.0
ジクロロテトラフルオロエタン 5,000.0
【0876】
先の製剤を、医薬分野で周知の従来の手順によって得ることができる。
【0877】
刊行物、特許文書および特許書類を含めたあらゆる参考文献は、あたかも参照によって
個々に組み込まれるように、参照によって本明細書に組み込まれる。様々な具体的な好ま
しい実施形態および技術を参照することによって、本発明を説明してきた。しかし、本発
明の精神および範囲に含まれる多くの変形および改変が加えられ得ることを理解されたい
。
【0878】
本開示の文脈(特に以下の特許請求の範囲の文脈)における用語「a」および「an」
および「the」ならびに類似の参照用語の使用は、本明細書で別段指定されない限り、
または文脈によって明らかに矛盾しない限り、単数および複数の両方を包含すると解釈さ
れるべきである。本明細書に記載のあらゆる方法は、本明細書で別段指定されない限り、
または文脈によって明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で実施することができる
。本明細書に提示される任意のおよびすべての例、または例示的な用語(例えば、好まし
い、好ましくはなど)の使用は、単に、本開示の内容をさらに例示するためのものであり
、特許請求の範囲を制限しない。本明細書の用語は、特許請求されていない任意の要素が
、本開示の実施に必須であることを示すものと解釈されない。
【0879】
本明細書には、特許請求される本発明を実施するのに本発明者らに公知の最良の様式を
含めた、特許請求される本開示の代替の実施形態が記載されている。これらの中でも、先
の開示を読むことにより、当業者には、開示の実施形態の変形形態が明らかになろう。本
発明者らは、当業者がこのような変形形態を適宜用いる(例えば、特色または実施形態を
変えるまたは組み合わせる)ことを予期しており、本発明者らは、本明細書に具体的に記
載されているもの以外の方法で本発明が実施されることを企図する。
【0880】
したがって本発明は、適用される法令によって許される、本明細書に添付の特許請求の
範囲に記載の主題のあらゆる改変物および等価物を含む。さらに、そのあらゆる可能な変
形形態における前述の要素の任意の組合せは、本明細書で別段指定されない限り、または
文脈によって明らかに矛盾しない限り、本発明によって網羅される。
【0881】
個々の数値の使用は、あたかもその値に用語「約」または「およそ」が先行しているか
のように、近似として記述されている。同様に、本願で特定される様々な範囲における数
値は、別段明確に示されない限り、あたかも、記述されている範囲内の最小値および最大
値の両方に用語「約」または「およそ」が先行しているかのように、近似として記述され
ている。このようにして、記述されている範囲を超える変動およびその範囲未満の変動は
、範囲内の値と実質的に同じ結果を達成するために使用され得る。本明細書で使用される
場合、用語「約」および「およそ」は、数値に言及する場合、開示の主題が最も密接に関
係する分野、または問題となっている範囲もしくは要素に関連する分野の技術者にとって
明らかな、通常の意味を有するものとする。厳密な数値境界の広がりの量は、多くの因子
に応じて決まる。例えば、考慮され得る因子の一部として、要素の臨界および/または効
果が挙げられ、所与の量の変動は、特許請求される主題の性能、ならびに当業者に公知の
他の考察に影響を及ぼすことになる。本明細書で使用される場合、異なる数値に関する異
なる量の有効桁の使用は、用語「約」または「およそ」の使用が、特定の数値または範囲
をどのような方法で広げるように働くかを制限することを意味しない。したがって一般的
な事柄として、「約」または「およそ」により、数値が広げられる。また、範囲の開示は
、最小値と最大値の間の全値を含む連続的な範囲と、用語「約」または「およそ」の使用
によって付与される範囲の広がりとして企図される。したがって、本明細書の値の範囲の
列挙は、単に、本明細書では別段指定されない限り、その範囲内に含まれるそれぞれ別個
の値に個々に言及する略記法として働くことを企図し、それぞれ別個の値は、あたかも本
明細書に個々に列挙されているかのように本明細書に組み込まれる。一態様では、およそ
ある値は、その値自体を含み、それを企図する。例えば、約xは、x自体を含み、それを
企図する。
【0882】
本明細書に開示のデータのいずれかによって形成され得るまたはそれらから誘導され得
る任意の範囲、比および比の範囲は、本開示のさらなる実施形態を表し、あたかもそれら
が明確に記載されているかのように本開示の一部として含まれることを理解されたい。こ
のことには、有限の上限および/または下限の境界を含みまたは含まずに形成され得る範
囲が含まれる。したがって、特定の範囲、比または比の範囲の最も密接に関係する分野の
技術者は、このような値が、本明細書に提示のデータから一義的に誘導され得ることを理
解する。
【0883】
実施形態
以下に、ある特定の実施形態を提示する。
実施形態I−1
式Iの化合物
【化543】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Aは、1個または2個の窒素原子を有する6員の単環式ヘテロアリールであり、6員の単
環式ヘテロアリールは、示されている位置において1個のZ
1基で置換され、そして、1
個のZ
2基で置換され、そして、1個または複数(例えば、1個または2個)のZ
3基で
任意選択的に置換されており、
R
1は、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテロアリールまたは3〜12員の複素環
であり、R
1の任意の6〜12員のアリール、5〜12員のヘテロアリールまたは3〜1
2員の複素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
4基で任意
選択的に置換されており、
R
2は、フェニル、5員の単環式ヘテロアリール、6員の単環式ヘテロアリールまたは(
C
3〜C
7)炭素環であり、R
2の任意のフェニル、5員の単環式ヘテロアリール、6員
の単環式ヘテロアリールまたは(C
3〜C
7)炭素環は、1個または複数(例えば、1、
2、3、4または5個)のZ
5基で任意選択的に置換されており、
R
3aおよびR
3bは各々独立に、H、ハロゲン、(C
1〜C
3)アルキルおよび(C
1
〜C
3)ハロアルキルから選択されるか、またはR
3aは、H、(C
1〜C
3)アルキル
および(C
1〜C
3)ハロアルキルから選択され、R
3bは、−OHおよび−CNから選
択され、
Z
1は、6〜12員のアリール、5〜14員のヘテロアリールおよび3〜14員の複素環
から選択され、Z
1の任意の6〜12員のアリール、5〜14員のヘテロアリールおよび
3〜14員の複素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
1a
またはZ
1bで任意選択的に置換されており、
各Z
1aは、独立に、(C
3〜C
7)炭素環、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテ
ロアリール、3〜12員の複素環、ハロゲン、−CN、−OR
n1、−OC(O)R
p1
、−OC(O)NR
q1R
r1、−SR
n1、−S(O)R
p1、−S(O)
2OH、−
S(O)
2R
p1、−S(O)
2NR
q1R
r1、−NR
q1R
r1、−NR
n1COR
p1、−NR
n1CO
2R
p1、−NR
n1CONR
q1R
r1、−NR
n1S(O)
2
R
p1、−NR
n1S(O)
2OR
p1、−NR
n1S(O)
2NR
q1R
r1、NO
2
、−C(O)R
n1、−C(O)OR
n1、−C(O)NR
q1R
r1および−S(O)
2NR
n1COR
p1から選択され、Z
1aの任意の(C
3〜C
7)炭素環、6〜12員
のアリール、5〜12員のヘテロアリールおよび3〜12員の複素環は、1個または複数
(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換され
ており、
各Z
1bは、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2
〜C
8)アルキニルから選択され、Z
1bの任意の(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1個または複数(例えば、1、2、
3、4または5個)のZ
1c基で任意選択的に置換されており、
各Z
1cは、独立に、(C
3〜C
7)炭素環、フェニル、5〜6員の単環式ヘテロアリー
ル、3〜7員の複素環、ハロゲン、−CN、−OR
n2、−OC(O)R
p2、−OC(
O)NR
q2R
r2、−SR
n2、−S(O)R
p2、−S(O)
2OH、−S(O)
2
R
p2、−S(O)
2NR
q2R
r2、−NR
q2R
r2、−NR
n2COR
p2、−N
R
n2CO
2R
p2、−NR
n2CONR
q2R
r2、−NR
n2S(O)
2R
p2、−
NR
n2S(O)
2OR
p2、−NR
n2S(O
2NR
q2R
r2、NO
2、−C(O)
R
n2、−C(O)OR
n2、−C(O)NR
q2R
r2、ハロフェニル、5〜6員のハ
ロヘテロアリール、3〜7員のハロ複素環および(C
1〜C
8)ヘテロアルキルから選択
され、
各Z
1dは、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニルおよび(C
1〜C
8)ハロアルキルから選択され、
各R
n1は、独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2
〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテ
ロアリールおよびフェニルから選択され、R
n1の任意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜7
員の複素環、5〜6員の単環式ヘテロアリールおよびフェニルは、1個または複数(例え
ば、1、2、3、4または5個)のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換されており
、R
n1の任意の(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
1c基で
任意選択的に置換されており、
各R
p1は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテロア
リールおよびフェニルから選択され、R
p1の任意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の
複素環、5〜6員の単環式ヘテロアリールおよびフェニルは、1個または複数(例えば、
1、2、3、4または5個)のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換されており、R
p1の任意の(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)
アルキニルは、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
1c基で任意
選択的に置換されており、
R
q1およびR
r1は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)
アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5
〜6員の単環式ヘテロアリールおよびフェニルから選択され、R
q1もしくはR
r1の任
意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテロアリールおよび
フェニルは、1個もしくは複数(例えば、1、2、3、4もしくは5個)のZ
1cもしく
はZ
1d基で任意選択的に置換されており、R
q1もしくはR
r1の任意の(C
1〜C
8
)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1個もしく
は複数(例えば、1、2、3、4もしくは5個)のZ
1c基で任意選択的に置換されてい
るか、またはR
q1およびR
r1は、それらが結合している窒素と一緒になって、5員、
6員もしくは7員の複素環を形成し、5員、6員もしくは7員の複素環は、1個もしくは
複数(例えば、1、2、3、4もしくは5個)のZ
1cもしくはZ
1d基で任意選択的に
置換されており、
各R
n2は、独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2
〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテ
ロアリール、フェニル、ハロフェニル、5〜6員の単環式ハロヘテロアリール、3〜7員
のハロ複素環、(C
1〜C
8)ハロアルキルおよび(C
1〜C
8)ヘテロアルキルから選
択され、
各R
p2は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテロア
リール、フェニル、ハロフェニル、5〜6員の単環式ハロヘテロアリール、3〜7員のハ
ロ複素環、(C
1〜C
8)ハロアルキルおよび(C
1〜C
8)ヘテロアルキルから選択さ
れ、
R
q2およびR
r2は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)
アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5
〜6員の単環式ヘテロアリール、フェニル、ハロフェニル、5〜6員の単環式ハロヘテロ
アリール、3〜7員のハロ複素環、(C
1〜C
8)ハロアルキルおよび(C
1〜C
8)ヘ
テロアルキルから選択されるか、またはR
q2およびR
r2は、それらが結合している窒
素と一緒になって、5員、6員もしくは7員の複素環を形成し、
Z
2は、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、6〜12員のアリール
、5〜12員のC連結ヘテロアリール、3〜12員のC連結複素環、−C(O)R
n3お
よび−C(O)NR
q3R
r3から選択され、Z
2の任意の6〜12員のアリール、5〜
12員のC連結ヘテロアリールおよび3〜12員のC連結複素環は、1個または複数(例
えば、1、2、3、4または5個)のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されてお
り、Z
2の任意の(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1個ま
たは複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
2c基で任意選択的に置換されてお
り、
各Z
2aは、独立に、(C
3〜C
7)炭素環、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテ
ロアリール、3〜12員の複素環、ハロゲン、−CN、−OR
n4、−OC(O)R
p4
、−OC(O)NR
q4R
r4、−SR
n4、−S(O)R
p4、−S(O)
2OH、−
S(O)
2R
p4、−S(O)
2NR
q4R
r4、−NR
q4R
r4、−NR
n4COR
p4、−NR
n4CO
2R
p4、−NR
n4CONR
q4R
r4、−NR
n4S(O)
2
R
p4、−NR
n4S(O)
2OR
p4、−NR
n4S(O)
2NR
q4R
r4、NO
2
、−C(O)R
n4、−C(O)OR
n4および−C(O)NR
q4R
r4から選択され
、Z
2aの任意の(C
3〜C
7)炭素環、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテロア
リールおよび3〜12員の複素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5
個)のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されており、
各Z
2bは、独立に、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキルおよび(
C
1〜C
4)ハロアルキルから選択され、
各Z
2cは、独立に、ハロゲン、−CN、−OR
n4、−OC(O)R
p4、−OC(O
)NR
q4R
r4、−SR
n4、−S(O)R
p4、−S(O)
2OH、−S(O)
2R
p4、−S(O)
2NR
q4R
r4、−NR
q4R
r4、−NR
n4COR
p4、−NR
n4CO
2R
p4、−NR
n4CONR
q4R
r4、−NR
n4S(O)
2R
p4、−N
R
n4S(O)
2OR
p4、−NR
n4S(O)
2NR
q4R
r4、NO
2、−C(O)
R
n4、−C(O)OR
n4および−C(O)NR
q4R
r4から選択され、
各R
n3は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)アルケニル、(C
3
〜C
7)炭素環、3〜12員の複素環、5〜12員のヘテロアリールおよび6〜12員の
アリールから選択され、R
n3の任意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜12員の複素環、5
〜12員のヘテロアリールおよび6〜12員のアリールは、1個または複数(例えば、1
、2、3、4または5個)のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されており、R
n
3の任意の(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)ア
ルキニルは、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
2a基で任意選
択的に置換されており、
R
q3およびR
r3は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)
アルケニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜12員の複素環、5〜12員のヘテロアリール
および6〜12員のアリールから選択され、R
q3もしくはR
r3の任意の(C
3〜C
7
)炭素環、3〜12員の複素環、5〜12員のヘテロアリールおよび6〜12員のアリー
ルは、1個もしくは複数(例えば、1、2、3、4もしくは5個)のZ
2bもしくはZ
2
c基で任意選択的に置換されており、R
q3もしくはR
r3の任意の(C
1〜C
4)アル
キルおよび(C
2〜C
4)アルケニルは、1個もしくは複数(例えば、1、2、3、4も
しくは5個)のZ
2a基で任意選択的に置換されているか、またはR
q3およびR
r3は
、それらが結合している窒素と一緒になって、複素環もしくはヘテロアリールを形成し、
複素環もしくはヘテロアリールは、1個もしくは複数(例えば、1、2、3、4もしくは
5個)のZ
2bもしくはZ
2c基で任意選択的に置換されており、
各R
n4は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2
〜C
8)アルキニル、(C
1〜C
4)ハロアルキルおよび(C
1〜C
4)ヘテロアルキル
から選択され、
各R
p4は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
4)アルケニル、(C
2〜C
4)アルキニル、(C
1〜C
4)ハロアルキルおよび(C
1〜C
4)ヘテロアルキルから
選択され、
R
q4およびR
r4は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)
アルケニル、(C
2〜C
4)アルキニル、(C
1〜C
4)ハロアルキルおよび(C
1〜C
4)ヘテロアルキルから選択され、
各Z
3は、独立に、ハロゲン、(C
1〜C
4)アルキル、−OH、−CN、(C
1〜C
4
)ヘテロアルキルおよび(C
1〜C
4)ハロアルキルから選択され、
各Z
4は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8
)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、ハロゲン、−CN、−OR
n5、−OC(O)R
p5、−OC(O)NR
q5R
r5、−SR
n5、−S(O)R
p5、−S(O)
2OH
、−S(O)
2R
p5、−S(O)
2NR
q5R
r5、−NR
q5R
r5、−NR
n5C
OR
p5、−NR
n5CO
2R
p5、−NR
n5CONR
q5R
r5、−NR
n5S(O
)
2R
p5、−NR
n5S(O)
2OR
p5、−NR
n5S(O)
2NR
q5R
r5、N
O
2、−C(O)R
n5、−C(O)OR
n5および−C(O)NR
q5R
r5から選択
され、Z
4の任意の(C
3〜C
7)炭素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4
または5個)のZ
4aまたはZ
4b基で任意選択的に置換されており、Z
4の任意の(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1
個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
4a基で任意選択的に置換され
ており、
各Z
4aは、独立に、ハロゲン、−CN、−OR
n6、−OC(O)R
p6、−OC(O
)NR
q6R
r6、−SR
n6、−S(O)R
p6、−S(O)
2OH、−S(O)
2R
p6、−S(O)
2NR
q6R
r6、−NR
q6R
r6、−NR
n6COR
p6、−NR
n6CO
2R
p6、−NR
n6CONR
q6R
r6、−NR
n6S(O)
2R
p6、−N
R
n6S(O)
2OR
p6、−NR
n6S(O)
2NR
q6R
r6、NO
2、−C(O)
R
n6、−C(O)OR
n6および−C(O)NR
q6R
r6から選択され、
各Z
4bは、独立に、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)アルケニル (C
2〜C
4)アルキニルおよび(C
1〜C
4)ハロアルキルから選択され、
各R
n5は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)アルキニル
から選択され、
各R
p5は、独立に、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、(C
1〜
C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)アルキニルから
選択され、
R
q5およびR
r5は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)
ハロアルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2
〜C
4)アルキニルから選択され、
各R
n6は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)アルキニル
から選択され、
各R
p6は、独立に、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、(C
1〜
C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)アルキニルから
選択され、
R
q6およびR
r6は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)
ハロアルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2
〜C
4)アルキニルから選択され、
各Z
5は、独立に、(C
1〜C
6)アルキル、ハロゲン、−CNおよび−OR
n7から選
択され、Z
5の任意の(C
1〜C
6)アルキルは、1個または複数(例えば、1、2、3
、4または5個)のハロゲンで任意選択的に置換されており、
各R
n7は、独立に、H、(C
1〜C
3)アルキル、(C
1〜C
3)ハロアルキルおよび
(C
3〜C
7)炭素環から選択される]
または薬学的に許容されるその塩。
実施形態I−2.式Iaの化合物である、実施形態I−1の化合物
【化544】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩。
実施形態I−3.R
3aおよびR
3bが、それぞれHである、実施形態I−1または実施
形態I−I−2の化合物。
実施形態I−4.R
2が、フェニルまたは5員の単環式ヘテロアリールであり、R
2の任
意のフェニルまたは5員の単環式ヘテロアリールが、1個または複数のZ
5基で任意選択
的に置換されている、実施形態I−1〜I−3のいずれか一つの化合物。
実施形態I−5.R
2が、1個または複数のZ
5基で任意選択的に置換されているフェニ
ルである、実施形態I−1〜I−3のいずれか一つの化合物。
実施形態I−6.各Z
5が、ハロゲンである、実施形態I−1〜I−5のいずれか一つの
化合物。
実施形態I−7.各Z
5が、フルオロである、実施形態I−1〜I−5のいずれか一つの
化合物。
実施形態I−8.R
2が、3,5−ジフルオロフェニルである、実施形態I−1または実
施形態I−2の化合物。
実施形態I−9.式Igの化合物
【化545】
[この文献は図面を表示できません]
である実施形態I−1の化合物または薬学的に許容されるその塩。
実施形態I−10.式Ieの化合物
【化546】
[この文献は図面を表示できません]
である実施形態I−1の化合物または薬学的に許容されるその塩。
実施形態I−11.Aが、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニルまたはピリダジニルで
あり、Aの任意のピリジニル、ピリミジニル、ピラジニルまたはピリダジニルが、示され
ている位置において1個のZ
1基で置換され、そして、1個のZ
2基で置換され、そして
、1個または複数のZ
3基で任意選択的に置換されている、実施形態I−1〜I−10の
いずれか一つの化合物。
実施形態I−12.Aが、ピリジニルであり、Aの任意のピリジニルが、示されている位
置において1個のZ
1基で置換され、そして、1個のZ
2基で置換され、そして、1個ま
たは複数のZ
3基で任意選択的に置換されている、実施形態I−1〜I−10のいずれか
一つの化合物。
実施形態I−13.Aが、示されている位置において1個のZ
1基で置換され、そして、
1個のZ
2基で置換されている、実施形態I−1〜I−12のいずれか一つの化合物。
実施形態I−14.A−Z
1が、
【化547】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各Z
3aが、独立に、HおよびZ
3から選択される、実施形態I−1〜I
−10のいずれか一つの化合物。
実施形態I−15.A−Z
1が、
【化548】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各Z
3aが、独立に、HおよびZ
3から選択される、実施形態I−1〜I
−10のいずれか一つの化合物。
実施形態I−16.A−Z
1が、
【化549】
[この文献は図面を表示できません]
であり、各Z
3aが、独立に、HおよびZ
3から選択される、実施形態I−1〜I−10
のいずれか一つの化合物。
実施形態I−17.A−Z
1が、
【化550】
[この文献は図面を表示できません]
であり、Z
3aが、HおよびZ
3から選択される、実施形態I−1〜I−10のいずれか
一つの化合物。
実施形態I−18.A−Z
1が、
【化551】
[この文献は図面を表示できません]
であり、Z
3aが、HおよびZ
3から選択される、実施形態I−1〜I−10のいずれか
一つの化合物。
実施形態I−19.各Z
3aがHである、実施形態I−14〜I−18のいずれか一つの
化合物。
実施形態I−20.Z
1が、フェニル、5〜14員のヘテロアリールおよび3〜14員の
複素環から選択され、Z
1の任意のフェニル、5〜14員のヘテロアリールおよび3〜1
4員の複素環が、1個または複数のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置換されている
、実施形態I−1〜I−19のいずれか一つの化合物。
実施形態I−21.Z
1が、フェニル、5〜6員の単環式ヘテロアリール、8〜10員の
二環式ヘテロアリール、8〜10員の二環式複素環および9〜12員の三環式複素環から
選択され、Z
1の任意のフェニル、5〜6員の単環式ヘテロアリール、8〜10員の二環
式ヘテロアリール、8〜10員の二環式複素環および9〜12員の三環式複素環が、1個
または複数のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置換されている、実施形態I−1〜I
−19のいずれか一つの化合物。
実施形態I−22.Z
1が、フェニル、5〜6員の単環式ヘテロアリール、8〜10員の
二環式ヘテロアリール、8〜10員の二環式複素環および9〜12員の三環式複素環から
選択され、5〜6員の単環式ヘテロアリール、8〜10員の二環式ヘテロアリール、8〜
10員の二環式複素環および9〜12員の三環式複素環が、環系中に1〜11個の炭素原
子および1〜5個のヘテロ原子を有しており、Z
1の任意のフェニル、5〜6員の単環式
ヘテロアリール、8〜10員の二環式ヘテロアリール、8〜10員の二環式複素環および
9〜12員の三環式複素環が、1個または複数のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置
換されている、実施形態I−1〜I−19のいずれか一つの化合物。
実施形態I−23.Z
1が、8〜10員の二環式ヘテロアリールおよび8〜10員の二環
式複素環から選択され、Z
1の任意の8〜10員の二環式ヘテロアリールおよび8〜10
員の二環式複素環が、1個または複数のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置換されて
いる、実施形態I−1〜I−19のいずれか一つの化合物。
実施形態I−24.Z
1が、8〜10員の二環式ヘテロアリールおよび8〜10員の二環
式複素環から選択され、8〜10員の二環式ヘテロアリールおよび8〜10員の二環式複
素環が、環系中に3〜9個の炭素原子および1〜5個のヘテロ原子を有しており、Z
1の
任意の8〜10員の二環式ヘテロアリールおよび8〜10員の二環式複素環が、1個また
は複数のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置換されている、実施形態I−1〜I−1
9のいずれか一つの化合物。
実施形態I−25.Z
1が、フェニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、1−オ
キソイソインドリニル、4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリニル、3−オキソスピロ
[シクロプロパン−1,1’−イソインドリン]−イル、1H−2−オキソ−ピリジニル
および2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリニルから選択され、Z
1の任意のフェニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、1−オキソイソインドリ
ニル、4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリニル、3−オキソスピロ[シクロプロパン
−1,1’−イソインドリン]−イル、1H−2−オキソ−ピリジニルおよび2,4−ジ
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリニルが、1個または複数のZ
1aまたは
Z
1b基で任意選択的に置換されている、実施形態I−1〜I−19のいずれか一つの化
合物。
実施形態I−26.Z
1が、フェニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル
、1−オキソイソインドリン−5−イル、1−オキソイソインドリン−4−イル、4−オ
キソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−8−イル、3’−オキソスピロ[シクロプロパン−
1,1’−イソインドリン]−5’−イル、1H−2−オキソ−ピリジン−4−イルおよ
び2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリン−8−イルから選択され
、Z
1の任意のフェニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、1−オキソ
イソインドリン−5−イル、1−オキソイソインドリン−4−イル、4−オキソ−3,4
−ジヒドロキナゾリン−8−イル、3’−オキソスピロ[シクロプロパン−1,1’−イ
ソインドリン]−5’−イル、1H−2−オキソ−ピリジン−4−イルおよび2,4−ジ
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリン−8−イルが、1個または複数のZ
1
aまたはZ
1b基で任意選択的に置換されている、実施形態I−1〜I−19のいずれか
一つの化合物。
実施形態I−27.各Z
1aが、独立に、ハロゲン、−OR
n1、NR
q1R
r1、およ
び−C(O)NR
q1R
r1から選択される、実施形態I−1〜I−26のいずれか一つ
の化合物。
実施形態I−28.各Z
1aが、独立に、ハロゲンおよび−C(O)NR
q1R
r1から
選択される、実施形態I−1〜I−26のいずれか一つの化合物。
実施形態I−29.R
n1、R
q1およびR
r1が、それぞれHである、実施形態I−1
〜I−26のいずれか一つの化合物。
実施形態I−30.Z
1が、
【化552】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される、実施形態I−1〜I−19のいずれか一つの化合物。
実施形態I−31.Z
2が、(C
2〜C
8)アルキニル、6〜12員のアリール、5〜1
2員のC連結ヘテロアリール、3〜12員のC連結複素環および−C(O)NR
q3R
r
3から選択され、Z
2の任意の6〜12員のアリール、5〜12員のC連結ヘテロアリー
ルおよび3〜12員のC連結複素環が、1個または複数のZ
2bまたはZ
2c基で任意選
択的に置換されており、Z
2の任意の(C
2〜C
8)アルキニルが、1個または複数のZ
2c基で任意選択的に置換されている、実施形態I−1〜I−30のいずれか一つの化合
物。
実施形態I−32.Z
2が、(C
2〜C
8)アルキニル、フェニル、5〜6員のC連結単
環式ヘテロアリール、8〜10員のC連結二環式ヘテロアリール、8〜10員のC連結二
環式複素環および−C(O)NR
q3R
r3から選択され、Z
2の任意のフェニル、5〜
6員のC連結単環式ヘテロアリール、8〜10員のC連結二環式ヘテロアリールおよび8
〜10員のC連結二環式複素環が、1個または複数のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的
に置換されており、Z
2の任意の(C
2〜C
8)アルキニルが、1個または複数のZ
2c
基で任意選択的に置換されている、実施形態I−1〜I−30のいずれか一つの化合物。
実施形態I−33.Z
2が、(C
2〜C
8)アルキニル、フェニル、5〜6員のC連結単
環式ヘテロアリール、8〜10員のC連結二環式ヘテロアリール、8〜10員のC連結二
環式複素環および−C(O)NR
q3R
r3から選択され、5〜6員のC連結単環式ヘテ
ロアリール、8〜10員のC連結二環式ヘテロアリールおよび8〜10員のC連結二環式
複素環が、環系中に1〜9個の炭素原子および1〜4個のヘテロ原子を有しており、Z
2
の任意のフェニル、5〜6員のC連結単環式ヘテロアリール、8〜10員のC連結二環式
ヘテロアリールおよび8〜10員のC連結二環式複素環が、1個または複数のZ
2bまた
はZ
2c基で任意選択的に置換されており、Z
2の任意の(C
2〜C
8)アルキニルが、
1個または複数のZ
2c基で任意選択的に置換されている、実施形態I−1〜I−30の
いずれか一つの化合物。
実施形態I−34.Z
2が、4−メチルペンチニル、フェニル、ピリジニル、1H−2−
オキソ−ピリジニル、トリアゾリル、1−オキソイソインドリニル、1H−ピロロ[2,
3−b]ピリジニルおよび−C(O)NR
q3R
r3から選択され、Z
2の任意のフェニ
ル、ピリジニル、2−オキソピリジニル、トリアゾリル、1−オキソイソインドリニルお
よび1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルが、1個または複数のZ
2bまたはZ
2c基
で任意選択的に置換されており、Z
2の任意の4−メチルペンチニルが、1個または複数
のZ
2c基で任意選択的に置換されている、実施形態I−1〜I−30のいずれか一つの
化合物。
実施形態I−35.Z
2が、4−メチルペンチン−1−イル、フェニル、ピリジン−4−
イル、1H−2−オキソ−ピリジン−2−イル、トリアゾール−4−イル、1−オキソイ
ソインドリン−6−イル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イルおよび−C(
O)NR
q3R
r3から選択され、Z
2の任意のフェニル、ピリジン−4−イル、2−ヒ
ドロキシピリジン−2−イル、トリアゾール−4−イル、1−オキソイソインドリン−6
−イルおよび1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イルが、1個または複数のZ
2
bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されており、Z
2の任意の4−メチルペンチン−1
−イルが、1個または複数のZ
2c基で任意選択的に置換されている、実施形態I−1〜
I−30のいずれか一つの化合物。
実施形態I−36.Z
2が、1個または複数のZ
2c基で任意選択的に置換されている、
実施形態I−1〜I−35のいずれか一つの化合物。
実施形態I−37.R
q3およびR
r3が、それぞれHである、実施形態I−1〜I−3
6のいずれか一つの化合物。
実施形態I−38.各Z
2cが、独立に、ハロゲン、−OR
n4および−C(O)NR
q
4R
r4から選択される、実施形態I−1〜I−37のいずれか一つの化合物。
実施形態I−39.R
n4が、Hまたはメチルであり、R
q4およびR
r4が、それぞれ
Hである、実施形態I−1〜I−38のいずれか一つの化合物。
実施形態I−40.Z
2が、
【化553】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される、実施形態I−1〜I−30のいずれか一つの化合物。
実施形態I−41.A−Z
1が、
【化554】
[この文献は図面を表示できません]
【化555】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される、実施形態I−1〜I−10のいずれか一つの化合物。
実施形態I−42.R
1が、5〜12員のヘテロアリールであり、R
1の任意の5〜12
員のヘテロアリールが、1個または複数のZ
4基で任意選択的に置換されている、実施形
態I−1〜I−41のいずれか一つの化合物。
実施形態I−43.R
1が、8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三環
式ヘテロアリールであり、R
1の任意の8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜1
2員の三環式ヘテロアリールが、1個または複数のZ
4基で任意選択的に置換されている
、実施形態I−1〜I−41のいずれか一つの化合物。
実施形態I−44.R
1が、8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三環
式ヘテロアリールであり、8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三環式
ヘテロアリールが、環系中に4〜10個の炭素原子および1〜5個のヘテロ原子を有して
おり、R
1の任意の8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三環式ヘテロ
アリールが、1個または複数のZ
4基で任意選択的に置換されている、実施形態I−1〜
I−41のいずれか一つの化合物。
実施形態I−45.R
1が、8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三環
式ヘテロアリールであり、8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三環式
ヘテロアリールが、少なくとも一つの部分的に不飽和の環を含有しており、R
1の任意の
8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三環式ヘテロアリールが、1個ま
たは複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
4基で任意選択的に置換されている
、実施形態I−1〜I−41のいずれか一つの化合物。
実施形態I−46.R
1が、次式IIb
【化556】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Cは、結合している環Bの2個の炭素原子と一緒になって、3〜7員の単環式炭素環、5
〜8員の二環式炭素環、3〜7員の単環式複素環または5〜8員の二環式複素環を形成し
、Cの任意の3〜7員の単環式炭素環、5〜8員の二環式炭素環、3〜7員の単環式複素
環または5〜8員の二環式複素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5
個)のZ
4基で任意選択的に置換されており、
Bは、1、2または3個の窒素原子を有する5員または6員の単環式ヘテロアリールであ
り、
Vは、CまたはNであり、
Wは、CZ
4c、NZ
4cまたはNであり、
Xは、CZ
4c、NZ
4cまたはNであり、
Yは、CZ
4cもしくはNであるか、または存在せず、
破線の結合は、単結合および二重結合から選択され、破線の結合、V、W、XおよびYは
、5員または6員の単環式ヘテロアリールBが芳香族になるように選択され、
各Z
4cは、独立に、HまたはZ
4から選択される]
を有している、実施形態I−1〜I−41のいずれか一つの化合物。
実施形態I−47.R
1が、次式IId
【化557】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Cは、結合している2個の炭素原子と一緒になって、3〜7員の単環式炭素環、5〜9員
の二環式炭素環、3〜7員の単環式複素環または5〜9員の二環式複素環を形成し、Cの
任意の3〜7員の単環式炭素環、5〜9員の二環式炭素環、3〜7員の単環式複素環また
は5〜9員の二環式複素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)の
Z
4基で任意選択的に置換されており、
各Z
4cは、独立に、HまたはZ
4から選択される]
を有している、実施形態I−1〜I−41のいずれか一つの化合物。
実施形態I−48.R
1が、3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[
3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾリルおよび4,5,6,7−テトラヒドロ−
インダゾリルから選択され、R
1の任意の3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シ
クロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾリルおよび4,5,6,7−テ
トラヒドロ−インダゾリルが、1個または複数のZ
4基で任意選択的に置換されている、
実施形態I−1〜I−41のいずれか一つの化合物。
実施形態I−49.R
1が、3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[
3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イルおよび4,5,6,7−テト
ラヒドロ−インダゾール−1−イルから選択され、R
1の任意の3b,4,4a,5−テ
トラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1
−イルおよび4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イルが、1個または複
数のZ
4基で任意選択的に置換されている、実施形態I−1〜I−41のいずれか一つの
化合物。
実施形態I−50.各Z
4が、独立に、(C
1〜C
6)アルキルおよびハロゲンから選択
され、Z
4の任意の(C
1〜C
6)アルキルが、1個または複数のハロゲンで任意選択的
に置換されている、実施形態I−1〜I−49のいずれか一つの化合物。
実施形態I−51.各Z
4が、独立に、フルオロ、トリフルオロメチルおよびジフルオロ
メチルから選択される、実施形態I−1〜I−49のいずれか一つの化合物。
実施形態I−52.R
1が、
【化558】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される、実施形態I−1〜I−41のいずれか一つの化合物。
実施形態I−53.R
1が、
【化559】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される、実施形態I−1〜I−41のいずれか一つの化合物。
実施形態I−54.
【化560】
[この文献は図面を表示できません]
【化561】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される実施形態I−1の化合物および薬学的に許容されるそれらの塩。
実施形態I−55.実施形態I−1〜I−54のいずれか一つに記載の式Iの化合物また
は薬学的に許容されるその塩、および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
実施形態I−56.治療有効量の実施形態I−1〜I−54のいずれか一つの化合物また
は薬学的に許容されるその塩を、哺乳動物に投与するステップを含む、上記哺乳動物のR
etroviridaeウイルス感染症を処置する方法。
実施形態I−57.Retroviridaeウイルス感染症が、HIVウイルス感染症
である、請求項56に記載の方法。
実施形態I−58.哺乳動物のHIV感染症を処置する方法であって、実施形態I−1〜
I−54のいずれか一つに記載の式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩の治療有
効量を、HIVプロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆転写酵素の非ヌクレオシド阻害剤、
HIVの逆転写酵素のヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオチド阻害剤、
HIVインテグラーゼ阻害剤、gp41阻害剤、CXCR4阻害剤、gp120阻害剤、
CCR5阻害剤、カプシド重合阻害剤、およびHIVを処置するための他の薬物、ならび
にそれらの組合せからなる群から選択される一つまたは複数の追加の治療剤の治療有効量
と組み合わせて、それを必要としている上記哺乳動物に投与するステップを含む、方法。
実施形態I−59.医学的療法に使用するための、実施形態I−1〜I−54のいずれか
に記載の式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩。
実施形態I−60.Retroviridaeウイルス感染症またはHIVウイルス感染
症の予防上または治療上の処置のための、実施形態I−1〜I−54のいずれか一つに記
載の式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩。
実施形態I−61.哺乳動物におけるRetroviridaeウイルス感染症またはH
IVウイルス感染症を処置するための医薬を製造するための、実施形態I−1〜I−54
のいずれか一つに記載の化合物または薬学的に許容されるその塩の使用。
実施形態I−62.本明細書に記載の化合物または方法。
【0884】
また以下に、ある特定の実施形態を提示する。
実施形態II−1.式Iの化合物
【化562】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Aは、1個または2個の窒素原子を有する6員の単環式ヘテロアリールであり、6員の単
環式ヘテロアリールは、示されている位置において1個のZ
1基で置換され、そして、1
個のZ
2基で置換され、そして、1個または複数(例えば、1個または2個)のZ
3基で
任意選択的に置換されており、
R
1は、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテロアリールまたは3〜12員の複素環
であり、R
1の任意の6〜12員のアリール、5〜12員のヘテロアリールまたは3〜1
2員の複素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
4基で任意
選択的に置換されており、
R
2は、フェニル、5員の単環式ヘテロアリール、6員の単環式ヘテロアリールまたは(
C
3〜C
7)炭素環であり、R
2の任意のフェニル、5員の単環式ヘテロアリール、6員
の単環式ヘテロアリールまたは(C
3〜C
7)炭素環は、1個または複数(例えば、1、
2、3、4または5個)のZ
5基で任意選択的に置換されており、
R
3aおよびR
3bは各々独立に、H、ハロゲン、(C
1〜C
3)アルキルおよび(C
1
〜C
3)ハロアルキルから選択されるか、またはR
3aは、H、(C
1〜C
3)アルキル
および(C
1〜C
3)ハロアルキルから選択され、R
3bは、−OHおよび−CNから選
択され、
Z
1は、6〜12員のアリール、5〜14員のヘテロアリールおよび3〜14員の複素環
から選択され、Z
1の任意の6〜12員のアリール、5〜14員のヘテロアリールおよび
3〜14員の複素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
1a
またはZ
1bで任意選択的に置換されており、
各Z
1aは、独立に、(C
3〜C
7)炭素環、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテ
ロアリール、3〜12員の複素環、ハロゲン、−CN、−OR
n1、−OC(O)R
p1
、−OC(O)NR
q1R
r1、−SR
n1、−S(O)R
p1、−S(O)
2OH、−
S(O)
2R
p1、−S(O)
2NR
q1R
r1、−NR
q1R
r1、−NR
n1COR
p1、−NR
n1CO
2R
p1、−NR
n1CONR
q1R
r1、−NR
n1S(O)
2
R
p1、−NR
n1S(O)
2OR
p1、−NR
n1S(O)
2NR
q1R
r1、NO
2
、−C(O)R
n1、−C(O)OR
n1、−C(O)NR
q1R
r1および−S(O)
2NR
n1COR
p1から選択され、Z
1aの任意の(C
3〜C
7)炭素環、6〜12員
のアリール、5〜12員のヘテロアリールおよび3〜12員の複素環は、1個または複数
(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換され
ており、
各Z
1bは、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2
〜C
8)アルキニルから選択され、Z
1bの任意の(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1個または複数(例えば、1、2、
3、4または5個)のZ
1c基で任意選択的に置換されており、
各Z
1cは、独立に、(C
3〜C
7)炭素環、フェニル、5〜6員の単環式ヘテロアリー
ル、3〜7員の複素環、ハロゲン、−CN、−OR
n2、−OC(O)R
p2、−OC(
O)NR
q2R
r2、−SR
n2、−S(O)R
p2、−S(O)
2OH、−S(O)
2
R
p2、−S(O)
2NR
q2R
r2、−NR
q2R
r2、−NR
n2COR
p2、−N
R
n2CO
2R
p2、−NR
n2CONR
q2R
r2、−NR
n2S(O)
2R
p2、−
NR
n2S(O)
2OR
p2、−NR
n2S(O
2NR
q2R
r2、NO
2、−C(O)
R
n2、−C(O)OR
n2、−C(O)NR
q2R
r2、ハロフェニル、5〜6員のハ
ロヘテロアリール、3〜7員のハロ複素環および(C
1〜C
8)ヘテロアルキルから選択
され、
各Z
1dは、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニルおよび(C
1〜C
8)ハロアルキルから選択され、
各R
n1は、独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2
〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテ
ロアリールおよびフェニルから選択され、R
n1の任意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜7
員の複素環、5〜6員の単環式ヘテロアリールおよびフェニルは、1個または複数(例え
ば、1、2、3、4または5個)のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換されており
、R
n1の任意の(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
1c基で
任意選択的に置換されており、
各R
p1は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテロア
リールおよびフェニルから選択され、R
p1の任意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の
複素環、5〜6員の単環式ヘテロアリールおよびフェニルは、1個または複数(例えば、
1、2、3、4または5個)のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換されており、R
p1の任意の(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)
アルキニルは、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
1c基で任意
選択的に置換されており、
R
q1およびR
r1は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)
アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5
〜6員の単環式ヘテロアリールおよびフェニルから選択され、R
q1もしくはR
r1の任
意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテロアリールおよび
フェニルは、1個もしくは複数(例えば、1、2、3、4もしくは5個)のZ
1cもしく
はZ
1d基で任意選択的に置換されており、R
q1もしくはR
r1の任意の(C
1〜C
8
)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1個もしく
は複数(例えば、1、2、3、4もしくは5個)のZ
1c基で任意選択的に置換されてい
るか、またはR
q1およびR
r1は、それらが結合している窒素と一緒になって、5員、
6員もしくは7員の複素環を形成し、5員、6員もしくは7員の複素環は、1個もしくは
複数(例えば、1、2、3、4もしくは5個)のZ
1cもしくはZ
1d基で任意選択的に
置換されており、
各R
n2は、独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2
〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテ
ロアリール、フェニル、ハロフェニル、5〜6員の単環式ハロヘテロアリール、3〜7員
のハロ複素環、(C
1〜C
8)ハロアルキルおよび(C
1〜C
8)ヘテロアルキルから選
択され、
各R
p2は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテロア
リール、フェニル、ハロフェニル、5〜6員の単環式ハロヘテロアリール、3〜7員のハ
ロ複素環、(C
1〜C
8)ハロアルキルおよび(C
1〜C
8)ヘテロアルキルから選択さ
れ、
R
q2およびR
r2は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)
アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5
〜6員の単環式ヘテロアリール、フェニル、ハロフェニル、5〜6員の単環式ハロヘテロ
アリール、3〜7員のハロ複素環、(C
1〜C
8)ハロアルキルおよび(C
1〜C
8)ヘ
テロアルキルから選択されるか、またはR
q2およびR
r2は、それらが結合している窒
素と一緒になって、5員、6員もしくは7員の複素環を形成し、
Z
2は、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、6〜12員のアリール
、5〜12員のC連結ヘテロアリール、3〜12員のC連結複素環、−C(O)R
n3お
よび−C(O)NR
q3R
r3から選択され、Z
2の任意の6〜12員のアリール、5〜
12員のC連結ヘテロアリールおよび3〜12員のC連結複素環は、1個または複数(例
えば、1、2、3、4または5個)のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されてお
り、Z
2の任意の(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1個ま
たは複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
2c基で任意選択的に置換されてお
り、
各Z
2aは、独立に、(C
3〜C
7)炭素環、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテ
ロアリール、3〜12員の複素環、ハロゲン、−CN、−OR
n4、−OC(O)R
p4
、−OC(O)NR
q4R
r4、−SR
n4、−S(O)R
p4、−S(O)
2OH、−
S(O)
2R
p4、−S(O)
2NR
q4R
r4、−NR
q4R
r4、−NR
n4COR
p4、−NR
n4CO
2R
p4、−NR
n4CONR
q4R
r4、−NR
n4S(O)
2
R
p4、−NR
n4S(O)
2OR
p4、−NR
n4S(O)
2NR
q4R
r4、NO
2
、−C(O)R
n4、−C(O)OR
n4および−C(O)NR
q4R
r4から選択され
、Z
2aの任意の(C
3〜C
7)炭素環、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテロア
リールおよび3〜12員の複素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5
個)のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されており、
各Z
2bは、独立に、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキルおよび(
C
1〜C
4)ハロアルキルから選択され、
各Z
2cは、独立に、ハロゲン、−CN、−OR
n4、−OC(O)R
p4、−OC(O
)NR
q4R
r4、−SR
n4、−S(O)R
p4、−S(O)
2OH、−S(O)
2R
p4、−S(O)
2NR
q4R
r4、−NR
q4R
r4、−NR
n4COR
p4、−NR
n4CO
2R
p4、−NR
n4CONR
q4R
r4、−NR
n4S(O)
2R
p4、−N
R
n4S(O)
2OR
p4、−NR
n4S(O)
2NR
q4R
r4、NO
2、−C(O)
R
n4、−C(O)OR
n4および−C(O)NR
q4R
r4から選択され、
各R
n3は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)アルケニル、(C
3
〜C
7)炭素環、3〜12員の複素環、5〜12員のヘテロアリールおよび6〜12員の
アリールから選択され、R
n3の任意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜12員の複素環、5
〜12員のヘテロアリールおよび6〜12員のアリールは、1個または複数(例えば、1
、2、3、4または5個)のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されており、R
n
3の任意の(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)ア
ルキニルは、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
2a基で任意選
択的に置換されており、
R
q3およびR
r3は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)
アルケニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜12員の複素環、5〜12員のヘテロアリール
および6〜12員のアリールから選択され、R
q3もしくはR
r3の任意の(C
3〜C
7
)炭素環、3〜12員の複素環、5〜12員のヘテロアリールおよび6〜12員のアリー
ルは、1個もしくは複数(例えば、1、2、3、4もしくは5個)のZ
2bもしくはZ
2
c基で任意選択的に置換されており、R
q3もしくはR
r3の任意の(C
1〜C
4)アル
キルおよび(C
2〜C
4)アルケニルは、1個もしくは複数(例えば、1、2、3、4も
しくは5個)のZ
2a基で任意選択的に置換されているか、またはR
q3およびR
r3は
、それらが結合している窒素と一緒になって、複素環もしくはヘテロアリールを形成し、
複素環もしくはヘテロアリールは、1個もしくは複数(例えば、1、2、3、4もしくは
5個)のZ
2bもしくはZ
2c基で任意選択的に置換されており、
各R
n4は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2
〜C
8)アルキニル、(C
1〜C
4)ハロアルキルおよび(C
1〜C
4)ヘテロアルキル
から選択され、
各R
p4は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
4)アルケニル、(C
2〜C
4)アルキニル、(C
1〜C
4)ハロアルキルおよび(C
1〜C
4)ヘテロアルキルから
選択され、
R
q4およびR
r4は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)
アルケニル、(C
2〜C
4)アルキニル、(C
1〜C
4)ハロアルキルおよび(C
1〜C
4)ヘテロアルキルから選択され、
各Z
3は、独立に、ハロゲン、(C
1〜C
4)アルキル、−OH、−CN、(C
1〜C
4
)ヘテロアルキルおよび(C
1〜C
4)ハロアルキルから選択され、
各Z
4は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8
)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、ハロゲン、−CN、−OR
n5、−OC(O)R
p5、−OC(O)NR
q5R
r5、−SR
n5、−S(O)R
p5、−S(O)
2OH
、−S(O)
2R
p5、−S(O)
2NR
q5R
r5、−NR
q5R
r5、−NR
n5C
OR
p5、−NR
n5CO
2R
p5、−NR
n5CONR
q5R
r5、−NR
n5S(O
)
2R
p5、−NR
n5S(O)
2OR
p5、−NR
n5S(O)
2NR
q5R
r5、N
O
2、−C(O)R
n5、−C(O)OR
n5および−C(O)NR
q5R
r5から選択
され、Z
4の任意の(C
3〜C
7)炭素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4
または5個)のZ
4aまたはZ
4b基で任意選択的に置換されており、Z
4の任意の(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1
個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
4a基で任意選択的に置換され
ており、
各Z
4aは、独立に、ハロゲン、−CN、−OR
n6、−OC(O)R
p6、−OC(O
)NR
q6R
r6、−SR
n6、−S(O)R
p6、−S(O)
2OH、−S(O)
2R
p6、−S(O)
2NR
q6R
r6、−NR
q6R
r6、−NR
n6COR
p6、−NR
n6CO
2R
p6、−NR
n6CONR
q6R
r6、−NR
n6S(O)
2R
p6、−N
R
n6S(O)
2OR
p6、−NR
n6S(O)
2NR
q6R
r6、NO
2、−C(O)
R
n6、−C(O)OR
n6および−C(O)NR
q6R
r6から選択され、
各Z
4bは、独立に、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)アルケニル (C
2〜C
4)アルキニルおよび(C
1〜C
4)ハロアルキルから選択され、
各R
n5は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)アルキニル
から選択され、
各R
p5は、独立に、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、(C
1〜
C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)アルキニルから
選択され、
R
q5およびR
r5は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)
ハロアルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2
〜C
4)アルキニルから選択され、
各R
n6は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)アルキニル
から選択され、
各R
p6は、独立に、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、(C
1〜
C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)アルキニルから
選択され、
R
q6およびR
r6は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)
ハロアルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2
〜C
4)アルキニルから選択され、
各Z
5は、独立に、(C
1〜C
6)アルキル、ハロゲン、−CNおよび−OR
n7から選
択され、Z
5の任意の(C
1〜C
6)アルキルは、1個または複数(例えば、1、2、3
、4または5個)のハロゲンで任意選択的に置換されており、
各R
n7は、独立に、H、(C
1〜C
3)アルキル、(C
1〜C
3)ハロアルキルおよび
(C
3〜C
7)炭素環から選択される]
または薬学的に許容されるその塩。
実施形態II−2.式Iaの化合物である、実施形態II−1の化合物
【化563】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩。
実施形態II−3.R
3aおよびR
3bが、それぞれHである、実施形態II−1または
実施形態II−2の化合物。
実施形態II−4.R
2が、フェニルまたは5員の単環式ヘテロアリールであり、R
2の
任意のフェニルまたは5員の単環式ヘテロアリールが、1個または複数のZ
5基で任意選
択的に置換されている、実施形態II−1〜3のいずれか一つの化合物。
実施形態II−5.R
2が、1個または複数のZ
5基で任意選択的に置換されているフェ
ニルである、実施形態II−1〜II−3のいずれか一つの化合物。
実施形態II−6.各Z
5が、ハロゲンである、実施形態II−1〜II−5のいずれか
一つの化合物。
実施形態II−7.各Z
5が、フルオロである、実施形態II−1〜II−5のいずれか
一つの化合物。
実施形態II−8.R
2が、3,5−ジフルオロフェニルである、実施形態II−1また
は実施形態II−2の化合物。
実施形態II−9.式Igの化合物
【化564】
[この文献は図面を表示できません]
である実施形態II−1の化合物または薬学的に許容されるその塩。
実施形態II−10.式Ieの化合物
【化565】
[この文献は図面を表示できません]
である実施形態II−1の化合物または薬学的に許容されるその塩。
実施形態II−11.Aが、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニルまたはピリダジニル
であり、Aの任意のピリジニル、ピリミジニル、ピラジニルまたはピリダジニルが、示さ
れている位置において1個のZ
1基で置換され、そして、1個のZ
2基で置換され、そし
て、1個または複数のZ
3基で任意選択的に置換されている、実施形態II−1〜II−
10のいずれか一つの化合物。
実施形態II−12.Aが、ピリジニルであり、Aの任意のピリジニルが、示されている
位置において1個のZ
1基で置換され、そして、1個のZ
2基で置換され、そして、1個
または複数のZ
3基で任意選択的に置換されている、実施形態II−1〜II−10のい
ずれか一つの化合物。
実施形態II−13.Aが、示されている位置において1個のZ
1基で置換され、そして
、1個のZ
2基で置換されている、実施形態II−1〜II−12のいずれか一つの化合
物。
実施形態II−14.A−Z
1が、
【化566】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各Z
3aが、独立に、HおよびZ
3から選択される、実施形態II−1〜
II−10のいずれか一つの化合物。
実施形態II−15.A−Z
1が、
【化567】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各Z
3aが、独立に、HおよびZ
3から選択される、実施形態II−1〜
II−10のいずれか一つの化合物。
実施形態II−16.A−Z
1が、
【化568】
[この文献は図面を表示できません]
であり、各Z
3aが、独立に、HおよびZ
3から選択される、実施形態II−1〜II−
10のいずれか一つの化合物。
実施形態II−17.A−Z
1が、
【化569】
[この文献は図面を表示できません]
であり、Z
3aが、HおよびZ
3から選択される、実施形態II−1〜II−10のいず
れか一つの化合物。
実施形態II−18.A−Z
1が、
【化570】
[この文献は図面を表示できません]
であり、Z
3aが、HおよびZ
3から選択される、実施形態II−1〜II−10のいず
れか一つの化合物。
実施形態II−19.各Z
3aがHである、実施形態II−14〜II−18のいずれか
一つの化合物。
実施形態II−20.Z
1が、フェニル、5〜14員のヘテロアリールおよび3〜14員
の複素環から選択され、Z
1の任意のフェニル、5〜14員のヘテロアリールおよび3〜
14員の複素環が、1個または複数のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置換されてい
る、実施形態II−1〜II−19のいずれか一つの化合物。
実施形態II−21.Z
1が、フェニル、5〜6員の単環式ヘテロアリール、8〜10員
の二環式ヘテロアリール、8〜10員の二環式複素環および9〜12員の三環式複素環か
ら選択され、Z
1の任意のフェニル、5〜6員の単環式ヘテロアリール、8〜10員の二
環式ヘテロアリール、8〜10員の二環式複素環および9〜12員の三環式複素環が、1
個または複数のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置換されている、実施形態II−1
〜II−19のいずれか一つの化合物。
実施形態II−22.Z
1が、フェニル、5〜6員の単環式ヘテロアリール、8〜10員
の二環式ヘテロアリール、8〜10員の二環式複素環および9〜12員の三環式複素環か
ら選択され、5〜6員の単環式ヘテロアリール、8〜10員の二環式ヘテロアリール、8
〜10員の二環式複素環および9〜12員の三環式複素環が、環系中に1〜11個の炭素
原子および1〜5個のヘテロ原子を有しており、Z
1の任意のフェニル、5〜6員の単環
式ヘテロアリール、8〜10員の二環式ヘテロアリール、8〜10員の二環式複素環およ
び9〜12員の三環式複素環が、1個または複数のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に
置換されている、実施形態II−1〜II−19のいずれか一つの化合物。
実施形態II−23.Z
1が、8〜10員の二環式ヘテロアリールおよび8〜10員の二
環式複素環から選択され、Z
1の任意の8〜10員の二環式ヘテロアリールおよび8〜1
0員の二環式複素環が、1個または複数のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置換され
ている、実施形態II−1〜II−19のいずれか一つの化合物。
実施形態II−24.Z
1が、8〜10員の二環式ヘテロアリールおよび8〜10員の二
環式複素環から選択され、8〜10員の二環式ヘテロアリールおよび8〜10員の二環式
複素環が、環系中に3〜9個の炭素原子および1〜5個のヘテロ原子を有しており、Z
1
の任意の8〜10員の二環式ヘテロアリールおよび8〜10員の二環式複素環が、1個ま
たは複数のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置換されている、実施形態II−1〜I
I−19のいずれか一つの化合物。
実施形態II−25.Z
1が、フェニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、1−
オキソイソインドリニル、4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリニル、3−オキソスピ
ロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドリン]−イル、1H−2−オキソ−ピリジニ
ルおよび2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリニルから選択され、
Z
1の任意のフェニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、1−オキソイソインド
リニル、4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリニル、3−オキソスピロ[シクロプロパ
ン−1,1’−イソインドリン]−イル、1H−2−オキソ−ピリジニルおよび2,4−
ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリニルが、1個または複数のZ
1aまた
はZ
1b基で任意選択的に置換されている、実施形態II−1〜II−19のいずれか一
つの化合物。
実施形態II−26.Z
1が、フェニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イ
ル、1−オキソイソインドリン−5−イル、1−オキソイソインドリン−4−イル、4−
オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−8−イル、3’−オキソスピロ[シクロプロパン
−1,1’−イソインドリン]−5’−イル、1H−2−オキソ−ピリジン−4−イルお
よび2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリン−8−イルから選択さ
れ、Z
1の任意のフェニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、1−オキ
ソイソインドリン−5−イル、1−オキソイソインドリン−4−イル、4−オキソ−3,
4−ジヒドロキナゾリン−8−イル、3’−オキソスピロ[シクロプロパン−1,1’−
イソインドリン]−5’−イル、1H−2−オキソ−ピリジン−4−イルおよび2,4−
ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリン−8−イルが、1個または複数のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置換されている、実施形態II−1〜II−19のい
ずれか一つの化合物。
実施形態II−27.Z
1が、1H−インダゾール−7−イルであり、Z
1が、1個また
は複数のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置換されている、実施形態II−1〜II
−19のいずれか一つの化合物。
実施形態II−28.各Z
1aが、独立に、ハロゲン、−OR
n1、NR
q1R
r1、お
よび−C(O)NR
q1R
r1から選択される、実施形態II−1〜II−27のいずれ
か一つの化合物。
実施形態II−29.各Z
1aが、独立に、ハロゲンおよび−NR
n1S(O)
2R
p1
から選択される、実施形態II−1〜II−27のいずれか一つの化合物。
実施形態II−30.各Z
1bが、独立に、(C
1〜C
8)アルキルから選択される、実
施形態II−1〜II−27のいずれか一つの化合物。
実施形態II−31.各Z
1aが、独立に、ハロゲンおよび−NR
n1S(O)
2R
p1
から選択され、各Z
1bが、独立に、(C
1〜C
8)アルキルから選択される、実施形態
II−1〜II−27のいずれか一つの化合物。
実施形態II−32.各Z
1aが、独立に、ハロゲンおよび−C(O)NR
q1R
r1か
ら選択される、実施形態II−1〜II−27のいずれか一つの化合物。
実施形態II−33.R
n1、R
q1およびR
r1が、それぞれHである、実施形態II
−1〜II−27のいずれか一つの化合物。
実施形態II−34.Z
1が、
【化571】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される、実施形態II−1〜II−19のいずれか一つの化合物。
実施形態II−35.Z
1が、
【化572】
[この文献は図面を表示できません]
である、実施形態II−1〜II−19のいずれか一つの化合物。
実施形態II−36.Z
1が、
【化573】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される、実施形態II−1〜II−19のいずれか一つの化合物。
実施形態II−37.Z
2が、(C
2〜C
8)アルキニル、6〜12員のアリール、5〜
12員のC連結ヘテロアリール、3〜12員のC連結複素環および−C(O)NR
q3R
r3から選択され、Z
2の任意の6〜12員のアリール、5〜12員のC連結ヘテロアリ
ールおよび3〜12員のC連結複素環が、1個または複数のZ
2bまたはZ
2c基で任意
選択的に置換されており、Z
2の任意の(C
2〜C
8)アルキニルが、1個または複数の
Z
2c基で任意選択的に置換されている、実施形態II−1〜II−36のいずれか一つ
の化合物。
実施形態II−38.Z
2が、(C
2〜C
8)アルキニル、フェニル、5〜6員のC連結
単環式ヘテロアリール、8〜10員のC連結二環式ヘテロアリール、8〜10員のC連結
二環式複素環および−C(O)NR
q3R
r3から選択され、Z
2の任意のフェニル、5
〜6員のC連結単環式ヘテロアリール、8〜10員のC連結二環式ヘテロアリールおよび
8〜10員のC連結二環式複素環が、1個または複数のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択
的に置換されており、Z
2の任意の(C
2〜C
8)アルキニルが、1個または複数のZ
2
c基で任意選択的に置換されている、実施形態II−1〜II−36のいずれか一つの化
合物。
実施形態II−39.Z
2が、(C
2〜C
8)アルキニル、フェニル、5〜6員のC連結
単環式ヘテロアリール、8〜10員のC連結二環式ヘテロアリール、8〜10員のC連結
二環式複素環および−C(O)NR
q3R
r3から選択され、5〜6員のC連結単環式ヘ
テロアリール、8〜10員のC連結二環式ヘテロアリールおよび8〜10員のC連結二環
式複素環が、環系中に1〜9個の炭素原子および1〜4個のヘテロ原子を有しており、Z
2の任意のフェニル、5〜6員のC連結単環式ヘテロアリール、8〜10員のC連結二環
式ヘテロアリールおよび8〜10員のC連結二環式複素環が、1個または複数のZ
2bま
たはZ
2c基で任意選択的に置換されており、Z
2の任意の(C
2〜C
8)アルキニルが
、1個または複数のZ
2c基で任意選択的に置換されている、実施形態II−1〜II−
36のいずれか一つの化合物。
実施形態II−40.Z
2が、4−メチルペンチニル、フェニル、ピリジニル、1H−2
−オキソ−ピリジニル、トリアゾリル、1−オキソイソインドリニル、1H−ピロロ[2
,3−b]ピリジニルおよび−C(O)NR
q3R
r3から選択され、Z
2の任意のフェ
ニル、ピリジニル、2−オキソピリジニル、トリアゾリル、1−オキソイソインドリニル
および1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルが、1個または複数のZ
2bまたはZ
2c
基で任意選択的に置換されており、Z
2の任意の4−メチルペンチニルが、1個または複
数のZ
2c基で任意選択的に置換されている、実施形態II−1〜II−36のいずれか
一つの化合物。
実施形態II−41.Z
2が、4−メチルペンチン−1−イル、フェニル、ピリジン−4
−イル、1H−2−オキソ−ピリジン−2−イル、トリアゾール−4−イル、1−オキソ
イソインドリン−6−イル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イルおよび−C
(O)NR
q3R
r3から選択され、Z
2の任意のフェニル、ピリジン−4−イル、2−
ヒドロキシピリジン−2−イル、トリアゾール−4−イル、1−オキソイソインドリン−
6−イルおよび1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イルが、1個または複数のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されており、Z
2の任意の4−メチルペンチン−
1−イルが、1個または複数のZ
2c基で任意選択的に置換されている、実施形態II−
1〜II−36のいずれか一つの化合物。
実施形態II−42.Z
2が、1個または複数のZ
2c基で任意選択的に置換されている
、実施形態II−1〜II−41のいずれか一つの化合物。
実施形態II−43.R
q3およびR
r3が、それぞれHである、実施形態II−1〜I
I−42のいずれか一つの化合物。
実施形態II−44.各Z
2cが、独立に、ハロゲン、−OR
n4および−C(O)NR
q4R
r4から選択される、実施形態II−1〜II−43のいずれか一つの化合物。
実施形態II−45.R
n4が、Hまたはメチルであり、R
q4およびR
r4が、それぞ
れHである、実施形態II−1〜II−44のいずれか一つの化合物。
実施形態II−46.Z
2が、
【化574】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される、実施形態II−1〜II−36のいずれか一つの化合物。
実施形態II−47.A−Z
1が、
【化575】
[この文献は図面を表示できません]
【化576】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される、実施形態II−1〜II−10のいずれか一つの化合物。
実施形態II−48.A−Z
1が、
【化577】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される、実施形態II−1〜II−10のいずれか一つの化合物。
実施形態II−49.R
1が、5〜12員のヘテロアリールであり、R
1の任意の5〜1
2員のヘテロアリールが、1個または複数のZ
4基で任意選択的に置換されている、実施
形態II−1〜II−48のいずれか一つの化合物。
実施形態II−50.R
1が、8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三
環式ヘテロアリールであり、R
1の任意の8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜
12員の三環式ヘテロアリールが、1個または複数のZ
4基で任意選択的に置換されてい
る、実施形態II−1〜II−48のいずれか一つの化合物。
実施形態II−51.R
1が、8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三
環式ヘテロアリールであり、8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三環
式ヘテロアリールが、環系中に4〜10個の炭素原子および1〜5個のヘテロ原子を有し
ており、R
1の任意の8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三環式ヘテ
ロアリールが、1個または複数のZ
4基で任意選択的に置換されている、実施形態II−
1〜II−48のいずれか一つの化合物。
実施形態II−52.R
1が、8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三
環式ヘテロアリールであり、8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三環
式ヘテロアリールが、少なくとも一つの部分的に不飽和の環を含有しており、R
1の任意
の8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三環式ヘテロアリールが、1個
または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
4基で任意選択的に置換されてい
る、実施形態II−1〜II−48のいずれか一つの化合物。
実施形態II−53.R
1が、次式IIb
【化578】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Cは、結合している環Bの2個の炭素原子と一緒になって、3〜7員の単環式炭素環、5
〜8員の二環式炭素環、3〜7員の単環式複素環または5〜8員の二環式複素環を形成し
、Cの任意の3〜7員の単環式炭素環、5〜8員の二環式炭素環、3〜7員の単環式複素
環または5〜8員の二環式複素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5
個)のZ
4基で任意選択的に置換されており、
Bは、1、2または3個の窒素原子を有する5員または6員の単環式ヘテロアリールであ
り、
Vは、CまたはNであり、
Wは、CZ
4c、NZ
4cまたはNであり、
Xは、CZ
4c、NZ
4cまたはNであり、
Yは、CZ
4cもしくはNであるか、または存在せず、
破線の結合は、単結合および二重結合から選択され、破線の結合、V、W、XおよびYは
、5員または6員の単環式ヘテロアリールBが芳香族になるように選択され、
各Z
4cは、独立に、HまたはZ
4から選択される]
を有している、実施形態II−1〜II−48のいずれか一つの化合物。
実施形態II−54.R
1が、次式IId
【化579】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Cは、結合している2個の炭素原子と一緒になって、3〜7員の単環式炭素環、5〜9員
の二環式炭素環、3〜7員の単環式複素環または5〜9員の二環式複素環を形成し、Cの
任意の3〜7員の単環式炭素環、5〜9員の二環式炭素環、3〜7員の単環式複素環また
は5〜9員の二環式複素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)の
Z
4基で任意選択的に置換されており、
各Z
4cは、独立に、HまたはZ
4から選択される]
を有している、実施形態II−1〜II−48のいずれか一つの化合物。
実施形態II−55.R
1が、3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ
[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾリルおよび4,5,6,7−テトラヒドロ
−インダゾリルから選択され、R
1の任意の3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−
シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾリルおよび4,5,6,7−
テトラヒドロ−インダゾリルが、1個または複数のZ
4基で任意選択的に置換されている
、実施形態II−1〜II−48のいずれか一つの化合物。
実施形態56.R
1が、3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,
4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イルおよび4,5,6,7−テトラヒ
ドロ−インダゾール−1−イルから選択され、R
1の任意の3b,4,4a,5−テトラ
ヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イ
ルおよび4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イルが、1個または複数の
Z
4基で任意選択的に置換されている、実施形態II−1〜II−48のいずれか一つの
化合物。
実施形態II−57.各Z
4が、独立に、(C
1〜C
6)アルキルおよびハロゲンから選
択され、Z
4の任意の(C
1〜C
6)アルキルが、1個または複数のハロゲンで任意選択
的に置換されている、実施形態II−1〜II−56のいずれか一つの化合物。
実施形態II−58.各Z
4が、独立に、フルオロ、トリフルオロメチルおよびジフルオ
ロメチルから選択される、実施形態II−1〜II−56のいずれか一つの化合物。
実施形態II−59.R
1が、
【化580】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される、実施形態II−1〜II−48のいずれか一つの化合物。
実施形態II−60.R
1が、
【化581】
[この文献は図面を表示できません]
である、実施形態II−1〜II−48のいずれか一つの化合物。
実施形態II−61.R
1が、
【化582】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される、実施形態II−1〜II−48のいずれか一つの化合物。
実施形態II−62.R
1が、
【化583】
[この文献は図面を表示できません]
である、実施形態II−1〜II−48のいずれか一つの化合物。
実施形態II−63.
【化584】
[この文献は図面を表示できません]
【化585】
[この文献は図面を表示できません]
【化586】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される実施形態II−1の化合物および薬学的に許容されるそれらの塩。
実施形態II−64.
【化587】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される実施形態II−1の化合物および薬学的に許容されるそれらの塩。
実施形態II−65.実施形態II−1〜II−64のいずれか一つに記載の式Iの化合
物または薬学的に許容されるその塩、および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物
。
実施形態II−66.治療有効量の実施形態II−1〜II−64のいずれか一つの化合
物または薬学的に許容されるその塩を、哺乳動物に投与するステップを含む、上記哺乳動
物のRetroviridaeウイルス感染症を処置する方法。
実施形態II−67.Retroviridaeウイルス感染症が、HIVウイルス感染
症である、実施形態II−66の方法。
実施形態II−68.哺乳動物のHIV感染症を処置する方法であって、実施形態II−
1〜II−64のいずれか一つに記載の式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩の
治療有効量を、HIVプロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆転写酵素の非ヌクレオシド阻
害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオチド阻
害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、gp41阻害剤、CXCR4阻害剤、gp120阻
害剤、CCR5阻害剤、カプシド重合阻害剤、およびHIVを処置するための他の薬物、
ならびにそれらの組合せからなる群から選択される一つまたは複数の追加の治療剤の治療
有効量と組み合わせて、それを必要としている上記哺乳動物に投与するステップを含む、
方法。
実施形態II−69.医学的療法に使用するための、実施形態II−1〜II−44のい
ずれかに記載の式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩。
実施形態II−70.Retroviridaeウイルス感染症またはHIVウイルス感
染症の予防上または治療上の処置のための、実施形態II−1〜II−44のいずれか一
つに記載の式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩。
実施形態II−71.哺乳動物におけるRetroviridaeウイルス感染症または
HIVウイルス感染症を処置するための医薬を製造するための、実施形態II−1〜II
−44のいずれか一つに記載の化合物または薬学的に許容されるその塩の使用。
実施形態II−72.本明細書に記載の化合物または方法。
【0885】
本発明の好ましい実施形態によれば、例えば、以下が提供される。
(項1)
式IIIdの化合物
【化588】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩であって、式中、
A
1は、CH、C−Z
3または窒素であり、
A
2は、CHまたは窒素であり、
R
1は、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテロアリール、または3〜12員の複素
環であり、R
1の任意の6〜12員のアリール、5〜12員のヘテロアリール、または3
〜12員の複素環は、1、2、3、4または5個のZ
4基で任意選択的に置換されており
、前記Z
4基は、同じかまたは異なっており、
R
3aおよびR
3bは各々独立に、Hまたは(C
1〜C
3)アルキルであり、
Z
1は、6〜12員のアリール、5〜14員のヘテロアリール、または3〜14員の複素
環であり、Z
1の任意の6〜12員のアリール、5〜14員のヘテロアリール、または3
〜14員の複素環は、1、2、3、4または5個のZ
1aまたはZ
1bで任意選択的に置
換されており、前記Z
1aおよびZ
1b基は、同じかまたは異なっており、
各Z
1aは、独立に、(C
3〜C
7)炭素環、5〜12員のヘテロアリール、3〜12員
の複素環、ハロゲン、−CN、−OR
n1、−OC(O)R
p1、−OC(O)NR
q1
R
r1、−SR
n1、−S(O)R
p1、−S(O)
2OH、−S(O)
2R
p1、−S
(O)
2NR
q1R
r1、−NR
q1R
r1、−NR
n1COR
p1、−NR
n1CO
2
R
p1、−NR
n1CONR
q1R
r1、−NR
n1S(O)
2R
p1、−NR
n1S(
O)
2OR
p1、−NR
n1S(O)
2NR
q1R
r1、−C(O)R
n1、−C(O)
OR
n1、−C(O)NR
q1R
r1および−S(O)
2NR
n1COR
p1であり、Z
1aの任意の(C
3〜C
7)炭素環、5〜12員のヘテロアリールおよび3〜12員の複
素環は、1、2、3、4または5個のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換されてお
り、前記Z
1cおよびZ
1d基は、同じかまたは異なっており、
各Z
1bは、独立に、同じかまたは異なっている1、2、3、4または5個のハロゲンで
任意選択的に置換されている(C
1〜C
8)アルキルであり、
各Z
1cは、独立に、ハロゲン、−CN、−OH、−NH
2、−C(O)NR
q2R
r2
、または(C
1〜C
8)ヘテロアルキルであり、
各Z
1dは、独立に、(C
1〜C
8)アルキルまたは(C
1〜C
8)ハロアルキルであり
、
各R
n1は、独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の
複素環、または5〜6員の単環式ヘテロアリールであり、R
n1の任意の(C
3〜C
7)
炭素環、3〜7員の複素環、または5〜6員の単環式ヘテロアリールは、1、2、3、4
または5個のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換されており、前記Z
1cおよびZ
1d基は、同じかまたは異なっており、R
n1の任意の(C
1〜C
8)アルキルは、1、
2、3、4または5個のZ
1c基で任意選択的に置換されており、前記Z
1c基は、同じ
かまたは異なっており、
各R
p1は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素
環、または5〜6員の単環式ヘテロアリールであり、R
p1の任意の(C
3〜C
7)炭素
環、3〜7員の複素環、または5〜6員の単環式ヘテロアリールは、1、2、3、4また
は5個のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換されており、前記Z
1cおよびZ
1d
基は、同じかまたは異なっており、R
p1の任意の(C
1〜C
8)アルキルは、1、2、
3、4または5個のZ
1c基で任意選択的に置換されており、前記Z
1c基は、同じかま
たは異なっており、
R
q1およびR
r1は各々独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
3〜C
7)炭素環
、3〜7員の複素環、もしくは5〜6員の単環式ヘテロアリールであり、R
q1もしくは
R
r1の任意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、もしくは5〜6員の単環式ヘ
テロアリールは、1、2、3、4もしくは5個のZ
1cもしくはZ
1d基で任意選択的に
置換されており、前記Z
1cおよびZ
1d基は、同じかもしくは異なっており、R
q1も
しくはR
r1の任意の(C
1〜C
8)アルキルは、1、2、3、4もしくは5個のZ
1c
基で任意選択的に置換されており、前記Z
1c基は、同じかもしくは異なっているか、ま
たはR
q1およびR
r1は、それらが結合している窒素と一緒になって、5員、6員もし
くは7員の複素環を形成し、前記5員、6員もしくは7員の複素環は、1、2、3、4も
しくは5個のZ
1cもしくはZ
1d基で任意選択的に置換されており、前記Z
1cおよび
Z
1d基は、同じかもしくは異なっており、
R
q2およびR
r2は各々独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
3〜C
7)炭素環
であるか、またはR
q2およびR
r2は、それらが結合している窒素と一緒になって、5
員、6員もしくは7員の複素環を形成し、
Z
2は、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、6〜12員のアリール
、5〜12員のC連結ヘテロアリール、3〜12員のC連結複素環、−C(O)R
n3、
または−C(O)NR
q3R
r3であり、Z
2の任意の6〜12員のアリール、5〜12
員のC連結ヘテロアリール、または3〜12員のC連結複素環は、1、2、3、4または
5個のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されており、前記Z
2bおよびZ
2c基
は、同じかまたは異なっており、Z
2の任意の(C
2〜C
8)アルケニルまたは(C
2〜
C
8)アルキニルは、1、2、3、4または5個のZ
2c基で任意選択的に置換されてお
り、前記Z
2c基は、同じかまたは異なっており、
各R
n3は、独立に、Hまたは(C
1〜C
4)アルキルであり、
R
q3およびR
r3は各々独立に、Hまたは(C
1〜C
4)アルキルであり、
各Z
2bは、独立に、オキソ、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル
または(C
1〜C
4)ハロアルキルであり、
各Z
2cは、独立に、オキソ、ハロゲン、−CN、−OR
n4、−OC(O)R
p4、−
OC(O)NR
q4R
r4、−SR
n4、−S(O)R
p4、−S(O)
2OH、−S(
O)
2R
p4、−S(O)
2NR
q4R
r4、−NR
q4R
r4、−NR
n4COR
p4
、−NR
n4CO
2R
p4、−NR
n4CONR
q4R
r4、−NR
n4S(O)
2R
p
4、−NR
n4S(O)
2OR
p4、−NR
n4S(O)
2NR
q4R
r4、−NO
2、
−C(O)R
n4、−C(O)OR
n4、または−C(O)NR
q4R
r4であり、
各R
n4は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、また
は(C
1〜C
4)ヘテロアルキルであり、
各R
p4は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、または(
C
1〜C
4)ヘテロアルキルであり、
R
q4およびR
r4は各々独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロア
ルキル、または(C
1〜C
4)ヘテロアルキルであり、
各Z
3は、独立に、(C
1〜C
4)ヘテロアルキルであり、
各Z
4は、独立に、オキソ、(C
1〜C
8)アルキル、(C
3〜C
7)炭素環、ハロゲン
、−CN、−OR
n5、−NR
q5R
r5、−NR
n5COR
p5、−NR
n5CO
2R
p5、−C(O)R
n5、−C(O)OR
n5、または−C(O)NR
q5R
r5であり
、Z
4の任意の(C
3〜C
7)炭素環または(C
1〜C
8)アルキルは、1、2、3、4
または5個のZ
4a基で任意選択的に置換されており、前記Z
4a基は、同じかまたは異
なっており、
各Z
4aは、独立に、ハロゲン、−CN、または−OR
n6であり、
R
n5、R
p5、R
q5、R
r5、およびR
n6は各々独立に、Hまたは(C
1〜C
4)
アルキルであり、
各Z
5は、独立に、同じであっても異なっていてもよいハロゲンであり、
nは、0、1、2または3である、
化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項2)
式IIIeの化合物
【化589】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩である、上記項1に記載の化合物または薬学的に許容さ
れるその塩。
(項3)
R
1が、
【化590】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、
Cは、結合している2個の炭素原子と一緒になって、3〜7員の単環式炭素環または5〜
9員の二環式炭素環を形成し、Cの任意の3〜7員の単環式炭素環または5〜9員の二環
式炭素環は、1、2、3、4または5個のZ
4基で任意選択的に置換されており、前記Z
4基は、同じかまたは異なっている、
上記項1〜2のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項4)
R
1が、
【化591】
[この文献は図面を表示できません]
である、上記項1〜3のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項5)
Z
1が、
【化592】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、各Z
1wは、独立に、Z
1a、Z
1bまたはHである、
上記項1〜4のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項6)
各Z
1aが、独立に、ハロゲン、−CN、−OR
n1、−NR
n1S(O)
2R
p1、
−NR
n1S(O)
2NR
q1R
r1、−NR
q1R
r1、−NR
n1COR
p1、−N
R
n1CONR
q1R
r1、または−NR
n1CO
2R
p1であり、
各Z
1bが、独立に、(C
1〜C
8アルキル)であり、前記(C
1〜C
8アルキル)が、
同じかまたは異なっている1、2または3個のハロゲンで任意選択的に置換されており、
Z
1wの少なくとも一つが、Z
1aまたはZ
1bである、上記項5に記載の化合物または
薬学的に許容されるその塩。
(項7)
Z
1wの少なくとも二つが、独立に、Z
1aである、上記項6に記載の化合物または薬
学的に許容されるその塩。
(項8)
各Z
1aが、独立に、ハロゲン、−NR
n1S(O)
2R
p1、または−NR
n1S(
O)
2NR
q1R
r1である、上記項6または7に記載の化合物または薬学的に許容され
るその塩。
(項9)
部分
【化593】
[この文献は図面を表示できません]
が、
【化594】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、Z
5aは、Hまたはハロゲンである、上記項1〜8のいずれか一項に記載
の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項10)
A
1が、CHである、上記項1〜9のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容
されるその塩。
(項11)
A
1が、C−Z
3である、上記項1〜9のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に
許容されるその塩。
(項12)
A
2が、CHである、上記項1〜11のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許
容されるその塩。
(項13)
式IIIの化合物
【化595】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩であって、式中、
Aは、1個または2個の窒素原子を有する6員の単環式ヘテロアリールであり、前記6員
の単環式ヘテロアリールは、示されている位置において1個のZ
1基で置換され、そして
、1個のZ
2基で置換され、そして、1または2個のZ
3基で任意選択的に置換されてお
り、前記Z
3基は、同じかまたは異なっており、
R
1は、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテロアリール、または3〜12員の複素
環であり、
R
1の任意の6〜12員のアリール、5〜12員のヘテロアリール、または3〜12員の
複素環は、1、2、3、4または5個のZ
4基で任意選択的に置換されており、前記Z
4
基は、同じかまたは異なっており、
R
2は、同じかまたは異なっている1、2、3、4または5個のハロゲンで任意選択的に
置換されているフェニルであり、
R
3aおよびR
3bは各々独立に、Hまたは(C
1〜C
3)アルキルであり、
Z
1は、6〜12員のアリール、5〜14員のヘテロアリール、または3〜14員の複素
環であり、Z
1の任意の6〜12員のアリール、5〜14員のヘテロアリール、または3
〜14員の複素環は、1、2、3、4または5個のZ
1aまたはZ
1bで任意選択的に置
換されており、前記Z
1aおよびZ
1b基は、同じかまたは異なっており、
各Z
1aは、独立に、(C
3〜C
7)炭素環、5〜12員のヘテロアリール、3〜12員
の複素環、ハロゲン、−CN、−OR
n1、−OC(O)R
p1、−OC(O)NR
q1
R
r1、−SR
n1、−S(O)R
p1、−S(O)
2OH、−S(O)
2R
p1、−S
(O)
2NR
q1R
r1、−NR
q1R
r1、−NR
n1COR
p1、−NR
n1CO
2
R
p1、−NR
n1CONR
q1R
r1、−NR
n1S(O)
2R
p1、−NR
n1S(
O)
2OR
p1、−NR
n1S(O)
2NR
q1R
r1、−C(O)R
n1、−C(O)
OR
n1、−C(O)NR
q1R
r1および−S(O)
2NR
n1COR
p1であり、Z
1aの任意の(C
3〜C
7)炭素環、5〜12員のヘテロアリールおよび3〜12員の複
素環は、1、2、3、4または5個のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換されてお
り、前記Z
1cおよびZ
1d基は、同じかまたは異なっており、
各Z
1bは、独立に、同じかまたは異なっている1、2、3、4または5個のハロゲンで
任意選択的に置換されている(C
1〜C
8)アルキルであり、
各Z
1cは、独立に、ハロゲン、−CN、−OH、−NH
2、−C(O)NR
q2R
r2
、または(C
1〜C
8)ヘテロアルキルであり、
各Z
1dは、独立に、(C
1〜C
8)アルキルまたは(C
1〜C
8)ハロアルキルであり
、
各R
n1は、独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の
複素環、または5〜6員の単環式ヘテロアリールであり、R
n1の任意の(C
3〜C
7)
炭素環、3〜7員の複素環、または5〜6員の単環式ヘテロアリールは、1、2、3、4
または5個のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換されており、前記Z
1cおよびZ
1d基は、同じかまたは異なっており、R
n1の任意の(C
1〜C
8)アルキルは、1、
2、3、4または5個のZ
1c基で任意選択的に置換されており、前記Z
1c基は、同じ
かまたは異なっており、
各R
p1は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素
環、または5〜6員の単環式ヘテロアリールであり、R
p1の任意の(C
3〜C
7)炭素
環、3〜7員の複素環、または5〜6員の単環式ヘテロアリールは、1、2、3、4また
は5個のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換されており、前記Z
1cおよびZ
1d
基は、同じかまたは異なっており、R
p1の任意の(C
1〜C
8)アルキルは、1、2、
3、4または5個のZ
1c基で任意選択的に置換されており、前記Z
1c基は、同じかま
たは異なっており、
R
q1およびR
r1は各々独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
3〜C
7)炭素環
、3〜7員の複素環、もしくは5〜6員の単環式ヘテロアリールであり、R
q1もしくは
R
r1の任意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、もしくは5〜6員の単環式ヘ
テロアリールは、1、2、3、4もしくは5個のZ
1cもしくはZ
1d基で任意選択的に
置換されており、前記Z
1cおよびZ
1d基は、同じかもしくは異なっており、R
q1も
しくはR
r1の任意の(C
1〜C
8)アルキルは、1、2、3、4もしくは5個のZ
1c
基で任意選択的に置換されており、前記Z
1c基は、同じかもしくは異なっているか、ま
たはR
q1およびR
r1は、それらが結合している窒素と一緒になって、5員、6員もし
くは7員の複素環を形成し、前記5員、6員もしくは7員の複素環は、1、2、3、4も
しくは5個のZ
1cもしくはZ
1d基で任意選択的に置換されており、前記Z
1cおよび
Z
1d基は、同じかもしくは異なっており、
R
q2およびR
r2は各々独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
3〜C
7)炭素環
であるか、またはR
q2およびR
r2は、それらが結合している窒素と一緒になって、5
員、6員もしくは7員の複素環を形成し、
Z
2は、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、6〜12員のアリール
、5〜12員のC連結ヘテロアリール、3〜12員のC連結複素環、−C(O)R
n3、
または−C(O)NR
q3R
r3であり、Z
2の任意の6〜12員のアリール、5〜12
員のC連結ヘテロアリール、または3〜12員のC連結複素環は、1、2、3、4または
5個のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されており、前記Z
2bおよびZ
2c基
は、同じかまたは異なっており、Z
2の任意の(C
2〜C
8)アルケニルまたは(C
2〜
C
8)アルキニルは、1、2、3、4または5個のZ
2c基で任意選択的に置換されてお
り、前記Z
2c基は、同じかまたは異なっており、
各R
n3は、独立に、Hまたは(C
1〜C
4)アルキルであり、
R
q3およびR
r3は各々独立に、Hまたは(C
1〜C
4)アルキルであり、
各Z
2bは、独立に、オキソ、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル
、または(C
1〜C
4)ハロアルキルであり、
各Z
2cは、独立に、オキソ、ハロゲン、−CN、−OR
n4、−OC(O)R
p4、−
OC(O)NR
q4R
r4、−SR
n4、−S(O)R
p4、−S(O)
2OH、−S(
O)
2R
p4、−S(O)
2NR
q4R
r4、−NR
q4R
r4、−NR
n4COR
p4
、−NR
n4CO
2R
p4、−NR
n4CONR
q4R
r4、−NR
n4S(O)
2R
p
4、−NR
n4S(O)
2OR
p4、−NR
n4S(O)
2NR
q4R
r4、−NO
2、
−C(O)R
n4、−C(O)OR
n4、または−C(O)NR
q4R
r4であり、
各R
n4は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、また
は(C
1〜C
4)ヘテロアルキルであり、
各R
p4は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、または(
C
1〜C
4)ヘテロアルキルであり、
R
q4およびR
r4は各々独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロア
ルキル、または(C
1〜C
4)ヘテロアルキルであり、
各Z
3は、独立に、(C
1〜C
4)ヘテロアルキルまたはハロゲンであり、
各Z
4は、独立に、オキソ、(C
1〜C
8)アルキル、(C
3〜C
7)炭素環、ハロゲン
、−CN、−OR
n5、−NR
q5R
r5、−NR
n5COR
p5、−NR
n5CO
2R
p5、−C(O)R
n5、−C(O)OR
n5、または−C(O)NR
q5R
r5であり
、Z
4の任意の(C
3〜C
7)炭素環または(C
1〜C
8)アルキルは、1、2、3、4
または5個のZ
4a基で任意選択的に置換されており、前記Z
4a基は、同じかまたは異
なっており、
各Z
4aは、独立に、ハロゲン、−CN、または−OR
n6であり、
R
n5、R
p5、R
q5、R
r5、およびR
n6は各々独立に、Hまたは(C
1〜C
4)
アルキルである、
化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項14)
Aが、
【化596】
[この文献は図面を表示できません]
である、上記項13に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項15)
Aが、
【化597】
[この文献は図面を表示できません]
である、上記項13に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項16)
各Z
3が、存在する場合、独立に、メトキシ、ジメチルアミノ、またはメチルアミノで
ある、上記項1〜15のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項17)
R
3aおよびR
3bが、それぞれHである、上記項1〜16のいずれか一項に記載の化
合物または薬学的に許容されるその塩。
(項18)
R
3aが、メチルであり、R
3bが、Hである、上記項1〜16のいずれか一項に記載
の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項19)
Z
2が、(C
2〜C
8)アルキニル、フェニル、5〜6員のC連結単環式ヘテロアリー
ル、8〜10員のC連結二環式ヘテロアリール、8〜10員のC連結二環式複素環、また
は−C(O)NR
q3R
r3であり、Z
2の任意のフェニル、5〜6員のC連結単環式ヘ
テロアリール、8〜10員のC連結二環式ヘテロアリール、または8〜10員のC連結二
環式複素環が、1、2または3個のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されており
、Z
2の任意の(C
2〜C
8)アルキニルが、1、2または3個のZ
2c基で任意選択的
に置換されている、上記項1〜18のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容さ
れるその塩。
(項20)
Z
2が、1、2または3個のZ
2c基で任意選択的に置換されている(C
2〜C
8)ア
ルキニルである、上記項1〜18のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容され
るその塩。
(項21)
各Z
2cが、独立に、ハロゲン、−OR
n4、NR
q4R
r4、−NR
n4CO
2R
p
4、−C(O)OR
n4、または−C(O)NR
q4R
r4である、上記項1〜20のい
ずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項22)
各Z
2cが、独立に、ハロゲンまたは−OR
n4である、上記項1〜20のいずれか一
項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項23)
1、2、3、4または5個のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されているZ
2
が、
【化598】
[この文献は図面を表示できません]
である、上記項1〜18のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩
。
(項24)
R
1が、8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三環式ヘテロアリール
であり、R
1の任意の8〜12員の二環式ヘテロアリールまたは8〜12員の三環式ヘテ
ロアリールが、1、2、3、4または5個のZ
4基で任意選択的に置換されている、上記
項1〜2および5〜23のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩
。
(項25)
R
1が、次式IId
【化599】
[この文献は図面を表示できません]
を有し、式中、
Cは、結合している2個の炭素原子と一緒になって、3〜7員の単環式炭素環、5〜9員
の二環式炭素環、3〜7員の単環式複素環、または5〜9員の二環式複素環を形成し、C
の任意の3〜7員の単環式炭素環、5〜9員の二環式炭素環、3〜7員の単環式複素環、
または5〜9員の二環式複素環は、1、2、3、4または5個のZ
4基で任意選択的に置
換されており、前記Z
4基は、同じかまたは異なっており、
各Z
4cは、独立に、HまたはZ
4から選択され、前記Z
4基は、同じかまたは異なって
いる、
上記項1〜2および5〜23のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるそ
の塩。
(項26)
各Z
4が、独立に、(C
1〜C
4)アルキルまたはハロゲンであり、Z
4の任意の(C
1〜C
4)アルキルが、1、2、3、4または5個のハロゲンで任意選択的に置換されて
いる、上記項1〜25のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項27)
1、2、3、4または5個のZ
4基で任意選択的に置換されているR
1が、
【化600】
[この文献は図面を表示できません]
である、上記項1〜2および5〜23のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容
されるその塩。
(項28)
1、2、3、4または5個のZ
4基で任意選択的に置換されているR
1が、
【化601】
[この文献は図面を表示できません]
である、上記項1〜2および5〜23のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容
されるその塩。
(項29)
Z
1が、フェニル、5〜6員の単環式ヘテロアリール、8〜10員の二環式ヘテロアリ
ール、8〜10員の二環式複素環、または9〜12員の三環式複素環であり、Z
1の任意
のフェニル、5〜6員の単環式ヘテロアリール、8〜10員の二環式ヘテロアリール、8
〜10員の二環式複素環、または9〜12員の三環式複素環が、1、2、3、4または5
個のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置換されている、上記項1〜4および9〜28
のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項30)
Z
1が、8〜10員の二環式ヘテロアリールまたは8〜10員の二環式複素環であり、
任意の8〜10員の二環式ヘテロアリールまたは8〜10員の二環式複素環が、環系中に
3〜9個の炭素原子および1〜5個のヘテロ原子を有しており、Z
1の任意の8〜10員
の二環式ヘテロアリールまたは8〜10員の二環式複素環が、1、2、3、4または5個
のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置換されている、上記項1〜4および9〜28の
いずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項31)
各Z
1aが、独立に、オキソ、(C
3〜C
7)炭素環、ハロゲン、−CN、−O−(C
1〜C
8)アルキル、−NR
q1R
r1、−NR
n1COR
p1、−NR
n1CO
2R
p
1、−NR
n1CONR
q1R
r1、−NR
n1S(O)
2R
p1、−NR
n1S(O)
2NR
q1R
r1、または−C(O)NR
q1R
r1である、上記項1〜5および9〜3
0のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項32)
各Z
1bが、独立に、メチルまたはジフルオロメチルである、上記項1〜31のいずれ
か一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項33)
Z
1が、2個のZ
1a基で置換されており、各Z
1aが、独立に、−NR
n1S(O)
2R
p1、−NR
n1S(O)
2NR
q1R
r1、またはハロゲンである、上記項1〜3
2のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項34)
Z
1が、1、2、3、4または5個のZ
1aまたはZ
1bで任意選択的に置換されてい
る、
【化602】
[この文献は図面を表示できません]
である、上記項1〜28のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩
。
(項35)
Z
1が、
【化603】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、各Z
1aは、独立に、ハロゲン、−NR
n1S(O)
2R
p1または−N
R
n1S(O)
2NR
q1R
r1である、上記項1〜28のいずれか一項に記載の化合物
または薬学的に許容されるその塩。
(項36)
1、2、3、4または5個のZ
1aまたはZ
1b基で任意選択的に置換されているZ
1
が、
【化604】
[この文献は図面を表示できません]
である、上記項1〜28のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩
。
(項37)
以下の
【化605】
[この文献は図面を表示できません]
【化606】
[この文献は図面を表示できません]
【化607】
[この文献は図面を表示できません]
【化608】
[この文献は図面を表示できません]
【化609】
[この文献は図面を表示できません]
【化610】
[この文献は図面を表示できません]
【化611】
[この文献は図面を表示できません]
【化612】
[この文献は図面を表示できません]
【化613】
[この文献は図面を表示できません]
【化614】
[この文献は図面を表示できません]
【化615】
[この文献は図面を表示できません]
【化616】
[この文献は図面を表示できません]
【化617】
[この文献は図面を表示できません]
である化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項38)
以下の式
【化618】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項39)
以下の式
【化619】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項40)
以下の式
【化620】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項41)
以下の式
【化621】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項42)
以下の式
【化622】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項43)
以下の式
【化623】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項44)
式Iの化合物
【化624】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩であって、式中、
Aは、1個または2個の窒素原子を有する6員の単環式ヘテロアリールであり、前記6員
の単環式ヘテロアリールは、示されている位置において1個のZ
1基で置換され、そして
、1個のZ
2基で置換され、そして、1個または複数(例えば、1個または2個)のZ
3
基で任意選択的に置換されており、
R
1は、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテロアリールまたは3〜12員の複素環
であり、R
1の任意の6〜12員のアリール、5〜12員のヘテロアリールまたは3〜1
2員の複素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
4基で任意
選択的に置換されており、
R
2は、フェニル、5員の単環式ヘテロアリール、6員の単環式ヘテロアリールまたは(
C
3〜C
7)炭素環であり、R
2の任意のフェニル、5員の単環式ヘテロアリール、6員
の単環式ヘテロアリールまたは(C
3〜C
7)炭素環は、1個または複数(例えば、1、
2、3、4または5個)のZ
5基で任意選択的に置換されており、
R
3aおよびR
3bは各々独立に、H、ハロゲン、(C
1〜C
3)アルキルおよび(C
1
〜C
3)ハロアルキルから選択されるか、またはR
3aは、H、(C
1〜C
3)アルキル
および(C
1〜C
3)ハロアルキルから選択され、R
3bは、−OHおよび−CNから選
択され、
Z
1は、6〜12員のアリール、5〜14員のヘテロアリールおよび3〜14員の複素環
から選択され、Z
1の任意の6〜12員のアリール、5〜14員のヘテロアリールおよび
3〜14員の複素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
1a
またはZ
1bで任意選択的に置換されており、
各Z
1aは、独立に、(C
3〜C
7)炭素環、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテ
ロアリール、3〜12員の複素環、ハロゲン、−CN、−OR
n1、−OC(O)R
p1
、−OC(O)NR
q1R
r1、−SR
n1、−S(O)R
p1、−S(O)
2OH、−
S(O)
2R
p1、−S(O)
2NR
q1R
r1、−NR
q1R
r1、−NR
n1COR
p1、−NR
n1CO
2R
p1、−NR
n1CONR
q1R
r1、−NR
n1S(O)
2
R
p1、−NR
n1S(O)
2OR
p1、−NR
n1S(O)
2NR
q1R
r1、NO
2
、−C(O)R
n1、−C(O)OR
n1、−C(O)NR
q1R
r1および−S(O)
2NR
n1COR
p1から選択され、Z
1aの任意の(C
3〜C
7)炭素環、6〜12員
のアリール、5〜12員のヘテロアリールおよび3〜12員の複素環は、1個または複数
(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換され
ており、
各Z
1bは、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2
〜C
8)アルキニルから選択され、Z
1bの任意の(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1個または複数(例えば、1、2、
3、4または5個)のZ
1c基で任意選択的に置換されており、
各Z
1cは、独立に、(C
3〜C
7)炭素環、フェニル、5〜6員の単環式ヘテロアリー
ル、3〜7員の複素環、ハロゲン、−CN、−OR
n2、−OC(O)R
p2、−OC(
O)NR
q2R
r2、−SR
n2、−S(O)R
p2、−S(O)
2OH、−S(O)
2
R
p2、−S(O)
2NR
q2R
r2、−NR
q2R
r2、−NR
n2COR
p2、−N
R
n2CO
2R
p2、−NR
n2CONR
q2R
r2、−NR
n2S(O)
2R
p2、−
NR
n2S(O)
2OR
p2、−NR
n2S(O
2NR
q2R
r2、NO
2、−C(O)
R
n2、−C(O)OR
n2、−C(O)NR
q2R
r2、ハロフェニル、5〜6員のハ
ロヘテロアリール、3〜7員のハロ複素環および(C
1〜C
8)ヘテロアルキルから選択
され、
各Z
1dは、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニルおよび(C
1〜C
8)ハロアルキルから選択され、
各R
n1は、独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2
〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテ
ロアリールおよびフェニルから選択され、R
n1の任意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜7
員の複素環、5〜6員の単環式ヘテロアリールおよびフェニルは、1個または複数(例え
ば、1、2、3、4または5個)のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換されており
、R
n1の任意の(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
1c基で
任意選択的に置換されており、
各R
p1は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテロア
リールおよびフェニルから選択され、R
p1の任意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の
複素環、5〜6員の単環式ヘテロアリールおよびフェニルは、1個または複数(例えば、
1、2、3、4または5個)のZ
1cまたはZ
1d基で任意選択的に置換されており、R
p1の任意の(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)
アルキニルは、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
1c基で任意
選択的に置換されており、
R
q1およびR
r1は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)
アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5
〜6員の単環式ヘテロアリールおよびフェニルから選択され、R
q1もしくはR
r1の任
意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテロアリールおよび
フェニルは、1個もしくは複数(例えば、1、2、3、4もしくは5個)のZ
1cもしく
はZ
1d基で任意選択的に置換されており、R
q1もしくはR
r1の任意の(C
1〜C
8
)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1個もしく
は複数(例えば、1、2、3、4もしくは5個)のZ
1c基で任意選択的に置換されてい
るか、またはR
q1およびR
r1は、それらが結合している窒素と一緒になって、5員、
6員もしくは7員の複素環を形成し、前記5員、6員もしくは7員の複素環は、1個もし
くは複数(例えば、1、2、3、4もしくは5個)のZ
1cもしくはZ
1d基で任意選択
的に置換されており、
各R
n2は、独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2
〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテ
ロアリール、フェニル、ハロフェニル、5〜6員の単環式ハロヘテロアリール、3〜7員
のハロ複素環、(C
1〜C
8)ハロアルキルおよび(C
1〜C
8)ヘテロアルキルから選
択され、
各R
p2は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5〜6員の単環式ヘテロア
リール、フェニル、ハロフェニル、5〜6員の単環式ハロヘテロアリール、3〜7員のハ
ロ複素環、(C
1〜C
8)ハロアルキルおよび(C
1〜C
8)ヘテロアルキルから選択さ
れ、
R
q2およびR
r2は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)
アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜7員の複素環、5
〜6員の単環式ヘテロアリール、フェニル、ハロフェニル、5〜6員の単環式ハロヘテロ
アリール、3〜7員のハロ複素環、(C
1〜C
8)ハロアルキルおよび(C
1〜C
8)ヘ
テロアルキルから選択されるか、またはR
q2およびR
r2は、それらが結合している窒
素と一緒になって、5員、6員もしくは7員の複素環を形成し、
Z
2は、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8)アルキニル、6〜12員のアリール
、5〜12員のC連結ヘテロアリール、3〜12員のC連結複素環、−C(O)R
n3お
よび−C(O)NR
q3R
r3から選択され、Z
2の任意の6〜12員のアリール、5〜
12員のC連結ヘテロアリールおよび3〜12員のC連結複素環は、1個または複数(例
えば、1、2、3、4または5個)のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されてお
り、Z
2の任意の(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1個ま
たは複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
2c基で任意選択的に置換されてお
り、
各Z
2aは、独立に、(C
3〜C
7)炭素環、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテ
ロアリール、3〜12員の複素環、ハロゲン、−CN、−OR
n4、−OC(O)R
p4
、−OC(O)NR
q4R
r4、−SR
n4、−S(O)R
p4、−S(O)
2OH、−
S(O)
2R
p4、−S(O)
2NR
q4R
r4、−NR
q4R
r4、−NR
n4COR
p4、−NR
n4CO
2R
p4、−NR
n4CONR
q4R
r4、−NR
n4S(O)
2
R
p4、−NR
n4S(O)
2OR
p4、−NR
n4S(O)
2NR
q4R
r4、NO
2
、−C(O)R
n4、−C(O)OR
n4および−C(O)NR
q4R
r4から選択され
、Z
2aの任意の(C
3〜C
7)炭素環、6〜12員のアリール、5〜12員のヘテロア
リールおよび3〜12員の複素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5
個)のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されており、
各Z
2bは、独立に、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキルおよび(
C
1〜C
4)ハロアルキルから選択され、
各Z
2cは、独立に、ハロゲン、−CN、−OR
n4、−OC(O)R
p4、−OC(O
)NR
q4R
r4、−SR
n4、−S(O)R
p4、−S(O)
2OH、−S(O)
2R
p4、−S(O)
2NR
q4R
r4、−NR
q4R
r4、−NR
n4COR
p4、−NR
n4CO
2R
p4、−NR
n4CONR
q4R
r4、−NR
n4S(O)
2R
p4、−N
R
n4S(O)
2OR
p4、−NR
n4S(O)
2NR
q4R
r4、NO
2、−C(O)
R
n4、−C(O)OR
n4および−C(O)NR
q4R
r4から選択され、
各R
n3は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)アルケニル、(C
3
〜C
7)炭素環、3〜12員の複素環、5〜12員のヘテロアリールおよび6〜12員の
アリールから選択され、R
n3の任意の(C
3〜C
7)炭素環、3〜12員の複素環、5
〜12員のヘテロアリールおよび6〜12員のアリールは、1個または複数(例えば、1
、2、3、4または5個)のZ
2bまたはZ
2c基で任意選択的に置換されており、R
n
3の任意の(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)ア
ルキニルは、1個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
2a基で任意選
択的に置換されており、
R
q3およびR
r3は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)
アルケニル、(C
3〜C
7)炭素環、3〜12員の複素環、5〜12員のヘテロアリール
および6〜12員のアリールから選択され、R
q3もしくはR
r3の任意の(C
3〜C
7
)炭素環、3〜12員の複素環、5〜12員のヘテロアリールおよび6〜12員のアリー
ルは、1個もしくは複数(例えば、1、2、3、4もしくは5個)のZ
2bもしくはZ
2
c基で任意選択的に置換されており、R
q3もしくはR
r3の任意の(C
1〜C
4)アル
キルおよび(C
2〜C
4)アルケニルは、1個もしくは複数(例えば、1、2、3、4も
しくは5個)のZ
2a基で任意選択的に置換されているか、またはR
q3およびR
r3は
、それらが結合している窒素と一緒になって、複素環もしくはヘテロアリールを形成し、
前記複素環もしくはヘテロアリールは、1個もしくは複数(例えば、1、2、3、4もし
くは5個)のZ
2bもしくはZ
2c基で任意選択的に置換されており、
各R
n4は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2
〜C
8)アルキニル、(C
1〜C
4)ハロアルキルおよび(C
1〜C
4)ヘテロアルキル
から選択され、
各R
p4は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
4)アルケニル、(C
2〜C
4)アルキニル、(C
1〜C
4)ハロアルキルおよび(C
1〜C
4)ヘテロアルキルから
選択され、
R
q4およびR
r4は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)
アルケニル、(C
2〜C
4)アルキニル、(C
1〜C
4)ハロアルキルおよび(C
1〜C
4)ヘテロアルキルから選択され、
各Z
3は、独立に、ハロゲン、(C
1〜C
4)アルキル、−OH、−CN、(C
1〜C
4
)ヘテロアルキルおよび(C
1〜C
4)ハロアルキルから選択され、
各Z
4は、独立に、(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニル、(C
2〜C
8
)アルキニル、(C
3〜C
7)炭素環、ハロゲン、−CN、−OR
n5、−OC(O)R
p5、−OC(O)NR
q5R
r5、−SR
n5、−S(O)R
p5、−S(O)
2OH
、−S(O)
2R
p5、−S(O)
2NR
q5R
r5、−NR
q5R
r5、−NR
n5C
OR
p5、−NR
n5CO
2R
p5、−NR
n5CONR
q5R
r5、−NR
n5S(O
)
2R
p5、−NR
n5S(O)
2OR
p5、−NR
n5S(O)
2NR
q5R
r5、N
O
2、−C(O)R
n5、−C(O)OR
n5および−C(O)NR
q5R
r5から選択
され、Z
4の任意の(C
3〜C
7)炭素環は、1個または複数(例えば、1、2、3、4
または5個)のZ
4aまたはZ
4b基で任意選択的に置換されており、Z
4の任意の(C
1〜C
8)アルキル、(C
2〜C
8)アルケニルおよび(C
2〜C
8)アルキニルは、1
個または複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ
4a基で任意選択的に置換され
ており、
各Z
4aは、独立に、ハロゲン、−CN、−OR
n6、−OC(O)R
p6、−OC(O
)NR
q6R
r6、−SR
n6、−S(O)R
p6、−S(O)
2OH、−S(O)
2R
p6、−S(O)
2NR
q6R
r6、−NR
q6R
r6、−NR
n6COR
p6、−NR
n6CO
2R
p6、−NR
n6CONR
q6R
r6、−NR
n6S(O)
2R
p6、−N
R
n6S(O)
2OR
p6、−NR
n6S(O)
2NR
q6R
r6、NO
2、−C(O)
R
n6、−C(O)OR
n6および−C(O)NR
q6R
r6から選択され、
各Z
4bは、独立に、(C
1〜C
4)アルキル、(C
2〜C
4)アルケニル (C
2〜C
4)アルキニルおよび(C
1〜C
4)ハロアルキルから選択され、
各R
n5は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)アルキニル
から選択され、
各R
p5は、独立に、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、(C
1〜
C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)アルキニルから
選択され、
R
q5およびR
r5は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)
ハロアルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2
〜C
4)アルキニルから選択され、
各R
n6は、独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)アルキニル
から選択され、
各R
p6は、独立に、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)ハロアルキル、(C
1〜
C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2〜C
4)アルキニルから
選択され、
R
q6およびR
r6は、それぞれ独立に、H、(C
1〜C
4)アルキル、(C
1〜C
4)
ハロアルキル、(C
1〜C
4)ヘテロアルキル、(C
2〜C
4)アルケニルおよび(C
2
〜C
4)アルキニルから選択され、
各Z
5は、独立に、(C
1〜C
6)アルキル、ハロゲン、−CNおよび−OR
n7から選
択され、Z
5の任意の(C
1〜C
6)アルキルは、1個または複数(例えば、1、2、3
、4または5個)のハロゲンで任意選択的に置換されており、
各R
n7は、独立に、H、(C
1〜C
3)アルキル、(C
1〜C
3)ハロアルキルおよび
(C
3〜C
7)炭素環から選択される、
化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項45)
以下の
【化625】
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【化626】
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である、上記項44に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項46)
以下の
【化627】
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である、上記項44に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項47)
上記項1〜46のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、およ
び薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
(項48)
上記項1〜46のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、なら
びにHIVプロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆転写酵素の非ヌクレオシド阻害剤、HI
Vの逆転写酵素のヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオチド阻害剤、HI
Vインテグラーゼ阻害剤、gp41阻害剤、CXCR4阻害剤、gp120阻害剤、CC
R5阻害剤、カプシド重合阻害剤、または非触媒部位HIVインテグラーゼ阻害剤、およ
びそれらの組合せである追加の治療剤を含む、医薬組成物。
(項49)
HIV感染症の処置を、それを必要としている患者において行う方法であって、治療有
効量の上記項1〜46のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩を
前記患者に投与するステップを含む、方法。
(項50)
HIV感染症の処置を、それを必要としている患者において行う方法であって、治療有
効量の上記項1〜46のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩を
、HIVプロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆転写酵素の非ヌクレオシド阻害剤、HIV
の逆転写酵素のヌクレオシド阻害剤、HIVの逆転写酵素のヌクレオチド阻害剤、HIV
インテグラーゼ阻害剤、gp41阻害剤、CXCR4阻害剤、gp120阻害剤、CCR
5阻害剤、カプシド重合阻害剤、または非触媒部位HIVインテグラーゼ部位阻害剤、お
よびそれらの組合せである治療有効量の追加の治療剤と組み合わせて前記患者に投与する
ステップを含む、方法。
(項51)
医学的療法に使用するための、上記項1〜46のいずれかに記載の化合物または薬学的
に許容されるその塩。
(項52)
HIVウイルス感染症の予防上または治療上の処置のための、上記項1〜46のいずれ
か一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
(項53)
哺乳動物におけるHIVウイルス感染症を処置するための医薬を製造するための、上記
項1〜46のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩の使用。
(項54)
本明細書に記載の化合物または方法。