特開2019-216541(P2019-216541A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-216541(P2019-216541A)
(43)【公開日】2019年12月19日
(54)【発明の名称】スパイラルスリーブ
(51)【国際特許分類】
   H02G 3/04 20060101AFI20191122BHJP
   H02G 7/00 20060101ALI20191122BHJP
   H02G 1/02 20060101ALI20191122BHJP
【FI】
   H02G3/04
   H02G7/00
   H02G1/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2018-112478(P2018-112478)
(22)【出願日】2018年6月13日
(71)【出願人】
【識別番号】000211307
【氏名又は名称】中国電力株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】一色国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】福永 喜和
(72)【発明者】
【氏名】朝倉 摂
(72)【発明者】
【氏名】中西 久仁雄
(72)【発明者】
【氏名】手島 広海
(72)【発明者】
【氏名】新免 是匡
(72)【発明者】
【氏名】竹森 大二郎
(72)【発明者】
【氏名】西尾 朋師
(72)【発明者】
【氏名】田原 弘行
【テーマコード(参考)】
5G352
5G357
5G367
【Fターム(参考)】
5G352AC03
5G357DA10
5G357DB01
5G357DB02
5G357DD01
5G357DD05
5G357DD13
5G367BB04
5G367BB11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】支柱に架設されたケーブルの余長部分の外的要因による劣化を防止し、昆虫等の営巣を防止することが可能なスパイラルスリーブを提供する。
【解決手段】ケーブルを保護するためにケーブルの外周面に螺旋状に巻回されるスパイラルスリーブ10は、ケーブルの外周面に対向しない側の表面11と、ケーブルの外周面に対向する側の裏面12と、の間に穿設される複数の通気孔13を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブルを保護するために前記ケーブルの外周面に螺旋状に巻回されるスパイラルスリーブであって、
前記ケーブルの外周面に対向しない側の表面と、前記ケーブルの外周面に対向する側の裏面と、の間に穿設される複数の通気孔
を備えたことを特徴とするスパイラルスリーブ。
【請求項2】
前記複数の通気孔は、メッシュ形状を呈する
ことを特徴とする請求項1に記載のスパイラルスリーブ。
【請求項3】
前記複数の通気孔は、スパイラルスリーブの長手方向において、一定の間隔を介して穿設される
ことを特徴とする請求項1に記載のスパイラルスリーブ。
【請求項4】
透過性を有するプラスチックを用いて形成される
ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のスパイラルスリーブ。
【請求項5】
前記プラスチックは、所定波長以下の紫外線が通らないように紫外線吸収剤が添加されている
ことを特徴とする請求項4に記載のスパイラルスリーブ。
【請求項6】
前記プラスチックは、アクリル樹脂であり、
前記紫外線吸収剤は、ベンドトリアゾール系の吸収剤である
ことを特徴とする請求項5に記載のスパイラルスリーブ。
【請求項7】
前記ケーブルの余長部分であって環形に束ねた部分に巻回される
ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか一項に記載のスパイラルスリーブ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スパイラルスリーブに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、支柱に架設された配電線や通信線等のケーブルを保護するために、ケーブルの外周面に対して螺旋状に巻回されるスパイラルスリーブが知られている(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平1−180125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、支柱に架設されたケーブルの余長部分は、環形に束ねられた後にスパイラルスリーブが巻回されることによって外的要因(風雨や紫外線等)に基づく劣化から保護されている。
【0005】
しかし、ケーブルのうちスパイラルスリーブが巻回される部分は通気性や透過性が乏しいため、昆虫等が営巣してしまい、送電障害や通信障害を引き起こす虞があった。
【0006】
そこで、本発明は、昆虫等の営巣を防止することが可能なスパイラルスリーブを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した課題を解決する主たる本発明は、ケーブルを保護するために前記ケーブルの外周面に螺旋状に巻回されるスパイラルスリーブであって、前記ケーブルの外周面に対向しない側の表面と、前記ケーブルの外周面に対向する側の裏面と、の間に穿設される複数の通気孔を備える。
【0008】
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、昆虫等の営巣を防止するスパイラルスリーブを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施形態に係るスパイラルスリーブの一例を示す斜視図である。
図2】本実施形態に係るスパイラルスリーブの他の例を示す斜視図である。
図3】本実施形態に係るスパイラルスリーブの設置例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。尚、本実施形態に係るスパイラルスリーブは、支柱に架設されたケーブル(配電線や通信線)の余長部分の外周面を覆うように巻回されることとする。
【0012】
===スパイラルスリーブ===
図1は、本実施形態に係るスパイラルスリーブの一例を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係るスパイラルスリーブの他の例を示す斜視図である。
【0013】
スパイラルスリーブ10は、支柱に架設されたケーブルを外的要因(風雨や紫外線等)から保護するために、ケーブルの外周面に螺旋状に巻回される部材である。スパイラルスリーブ10は、長尺の平板部材を螺旋状にねじった状態を維持し、螺旋がなくなる方向にねじった後に開放すると元の状態に復帰する弾性力を有している。
【0014】
スパイラルスリーブ10をケーブルの外周面に巻回した際に、スパイラルスリーブ10とケーブルの外周面との間の通気性を確保するために、スパイラルスリーブ10には、ケーブルの外周面に対向しない側の表面11と、ケーブルの外周面に対向する側の裏面12と、の間を貫通する複数の通気孔13(14)が穿設されている。
【0015】
複数の通気孔13は、例えば、図1に示すようなメッシュを形成する小孔とすることができる。スパイラルスリーブ10は、螺旋がなくなる方向にねじると、長尺の平板部材となる。複数の通気孔13は、スパイラルスリーブ10を平板部材としたときに、平板部材の面上において交差する2つの方向に沿って隣り合うように連続的に設けられる孔である。複数の通気孔13は、スパイラルスリーブ10を平板部材としたときに、例えば、平面部材の長手方向に沿って隣り合うように連続的に設けられるとともに、平面部材の長手方向とは直交する方向に沿って隣り合うように連続的に設けられる孔である。複数の通気孔13のそれぞれの形状は、多角形、楕円形、円形等の何れであってもよい。
【0016】
又、複数の通気孔14は、例えば、図2に示すような大孔とすることもできる。複数の通気孔14は、スパイラルスリーブ10を平板部材としたときに、例えば、平面部材の長手方向に沿って一定の間隔を介して設けられる孔である。複数の通気孔14のそれぞれの形状は、多角形、楕円形、円形等の何れであってもよい。
【0017】
スパイラルスリーブ10は、透過性を有するプラスチック(例えばアクリル樹脂)を材料として形成され、プラスチックには、所定波長以下の紫外線が通らないように紫外線吸収剤(例えばベンドトリアゾール系の吸収剤)が添加されている。
【0018】
===スパイラルスリーブの設置例===
図3は、本実施形態に係るスパイラルスリーブの設置例を示す斜視図である。
【0019】
支柱101には自在バンド102が巻回され、自在バンド102には丸シンブル103が取り付けられ、丸シンブル103には巻付グリップ104が巻回され、巻付グリップ104にはケーブル105が結合されている。一方、支柱101における自在バンド102の下側には自在バンド106が巻回され、自在バンド106には丸シンブル107が取り付けられ、丸シンブル107には巻付グリップ108が巻回され、巻付グリップ108にはケーブル109が結合されている。ケーブル105,109は、例えば配電線や通信線であって、互いに接続するために支柱101に架設されている。ケーブル105,109の余長部分は、まとめて環形に束ねられた後に、縛り紐110によって例えば巻付グリップ109に縛り付けられている。そして、ケーブル105,109の余長部分を外的要因から保護するために、ケーブル105,109の環形に束ねられた部分に通気性及び透過性を兼ね備えたスパイラルスリーブ10が巻回されている。
【0020】
===まとめ===
以上説明したように、本実施形態に係るスパイラルスリーブ10は、ケーブルを保護するためにケーブルの外周面に螺旋状に巻回される部材であって、ケーブルの外周面に対向しない側の表面11と、ケーブルの外周面に対向する側の裏面12と、の間に穿設される複数の通気孔13(14)を備えている。そして、本実施形態によれば、ケーブルのスパイラルスリーブ10が巻回される部分の通気性を確保できるため、昆虫等の営巣を防止することが可能となる。
【0021】
又、本実施形態において、昆虫等の営巣を効果的に防止するために、複数の通気孔13は、メッシュ形状を呈し、複数の通気孔14は、スパイラルスリーブ10の長手方向において、一定の間隔を介して穿設されている。
【0022】
又、本実施形態において、スパイラルスリーブ10は、透過性を有するプラスチックを材料として形成されている。そして、本実施形態によれば、ケーブルのスパイラルスリーブ10が巻回される部分の透過性を確保できるため、昆虫等の営巣を防止することが可能となる。尚、スパイラルスリーブ10は、全体的に透過性を有していてもよいし、部分的に透過性を有していてもよい。
【0023】
又、本実施形態において、ケーブルの劣化を効果的に防止するために、プラスチックには、所定波長以下の紫外線が通らないように紫外線吸収剤が添加されている。例えば、プラスチックをアクリル樹脂とし、紫外線吸収剤をベンドトリアゾール系の吸収剤とすることができる。
【0024】
又、本実施形態において、スパイラルスリーブ10は、ケーブルの余長部分であって環形に束ねた部分に巻回される。
【0025】
尚、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
【符号の説明】
【0026】
10 スパイラルスリーブ
11 表面
12 裏面
13,14 複数の通気孔
101 支柱
102,106 自在バンド
103,107 丸シンブル
104,108 巻付グリップ
105,109 ケーブル
110 縛り紐

図1
図2
図3