特開2019-217064(P2019-217064A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-217064(P2019-217064A)
(43)【公開日】2019年12月26日
(54)【発明の名称】背負かばん用テープバンド
(51)【国際特許分類】
   A45F 3/14 20060101AFI20191129BHJP
   A45C 13/30 20060101ALI20191129BHJP
   A45F 3/02 20060101ALI20191129BHJP
【FI】
   A45F3/14
   A45C13/30 Z
   A45F3/02 400
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2018-117594(P2018-117594)
(22)【出願日】2018年6月21日
(71)【出願人】
【識別番号】593106413
【氏名又は名称】ヴァリュウ物産株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100081709
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴若 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】柴田 和彦
【テーマコード(参考)】
2E181
3B045
【Fターム(参考)】
2E181BD02
2E181BD04
3B045AA35
3B045FC04
3B045FC08
3B045GB02
3B045LA10
3B045LB06
(57)【要約】      (修正有)
【課題】背負かばんを背負バンドにより背負った後に、背負バンドのぶらつく端部を束ねて保持し、体裁を良くするとともに、他人や物に触れることを防止するテープバンドを提供する。
【解決手段】リックサック、ナップザック等の背負かばんに用いるテープバンド10であり、背負かばんを背負バンドにより背負った後に、背負バンドのぶらつく端部を束ねて保持する構成のテープバンド本体11を有し、テープバンド本体11は、中央部に、背負バンドの端部に挿着する開口部11aと、両端部に、背負バンドの端部を束ねて保持するための着脱可能な止部11b,11cと、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リックサック、ナップザック等の背負かばんに用いるテープバンドであり、
前記背負かばんを背負バンドにより背負った後に、
前記背負バンドのぶらつく端部を束ねて保持する構成のテープバンド本体を有し、
前記テープバンド本体は、
中央部に、前記背負バンドの端部に挿着する開口部と、
両端部に、前記背負バンドの端部を束ねて保持するための着脱可能な止部と、を含むことを特徴とする背負かばん用テープバンド。
【請求項2】
前記テープバンド本体は、弾性材料又は非弾性材料で構成したことを特徴とする請求項1に記載の背負かばん用テープバンド。
【請求項3】
前記着脱可能な止部は、着脱ボタンまたは面ファスナーであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の背負かばん用テープバンド。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、リックサック、ナップザック等の背負かばんのぶらつく端部を束ねて保持する背負かばん用テープバンドに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、背負かばんを背負って使用した際に、例えば、かばんの背面が人の背中に密着されるので、通気性を良くして背中がむれないようにした背負かばんが提案されている(特許文献1)。このような背負かばんでは、その背部には背負バンドが設けられており、この背負バンドにより背負かばんを背負ようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−204547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の背負かばんでは、その背部に設けられる背負バンドは、使用者の体形や内部に入れる荷物の量などに合わせて長さを調節することができるようになっている。このため、例えば、痩せた人が使用する場合や内部に入れる荷物が少量の場合には、背負バンドの手を通す部分を小さくするように調節するが、その分背負かばんを背負バンドにより背負った後に、背負バンドの端部が大きくぶらつくようになる。このように、背負バンドの端部が大きくぶらつくと、体裁が悪いだけでなく、邪魔になり、かつ他人や物に触れるなどの問題があった。
【0005】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、背負かばんを背負バンドにより背負った後に、背負バンドのぶらつく端部を束ねて保持し、体裁を良くするとともに、他人や物に触れることを防止することが可能な背負かばん用テープバンドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0007】
請求項1の記載の発明は、リックサック、ナップザック等の背負かばんに用いるテープバンドであり、
前記背負かばんを背負バンドにより背負った後に、
前記背負バンドのぶらつく端部を束ねて保持する構成のテープバンド本体を有し、
前記テープバンド本体は、
中央部に、前記背負バンドの端部に挿着する開口部と、
両端部に、前記背負バンドの端部を束ねて保持するための着脱可能な止部と、を含むことを特徴とする背負かばん用テープバンドである。
【0008】
請求項2の記載の発明は、前記テープバンド本体は、弾性材料又は非弾性材料で構成したことを特徴とする請求項1に記載の背負かばん用テープバンドである。
【0009】
請求項3の記載の発明は、前記着脱可能な止部は、着脱ボタンまたは面ファスナーであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の背負かばん用テープバンドである。
【発明の効果】
【0010】
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
【0011】
請求項1乃至請求項3に記載の発明では、背負かばん用テープバンドは、背負かばんを背負バンドにより背負った後に、背負バンドのぶらつく端部を束ねて保持する構成であり、背負かばんを背負バンドにより背負った後に、背負バンドのぶらつく端部を束ねて保持し、体裁を良くするとともに、他人や物に触れることを防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】背負かばん用テープバンドの斜視図である。
図2】背負かばんの斜視図である。
図3】挿着前の斜視図である。
図4】挿着した状態の斜視図である。
図5】巻き込んだ状態の斜視図である。
図6】束ねて保持した状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、この発明の背負かばん用テープバンドの実施の形態について説明する。この実施の形態は背負かばん用テープバンドの好ましい形態を示すものであるが、この発明はこれに限定されない。
【0014】
[背負かばん用テープバンド]
この背負かばん用テープバンドの実施の形態を、図1及び図2に基づいて説明する。図1は背負かばん用テープバンドの斜視図、図2は背負かばんの斜視図である。
【0015】
この実施の形態の背負かばん用テープバンド10は、リックサック、ナップザック等の背負かばん20に用いるテープバンドである。背負かばん20は、その背部には背負バンド21が設けられており、この背負バンド21により背負かばん20を背負ようになっている。
【0016】
このような背負かばん20では、その背部に設けられる背負バンド21は、使用者の体形や内部に入れる荷物の量などに合わせて長さを調節することができるようになっている。このため、例えば、痩せた人が使用する場合や内部に入れる荷物が少量の場合には、背負バンド21の手を通す部分を小さくするように調節するために、背負かばん20を背負バンド21により背負った後に、背負バンド21の端部21aが大きくぶらつくようになる。
【0017】
背負かばん用テープバンド10は、背負かばん20を背負バンド21により背負った後に、背負バンド21のぶらつく端部21aを束ねて保持する構成であり、テープバンド本体11を有する。
【0018】
テープバンド本体11は、弾性材料又は非弾性材料で構成され、弾性材料として例えばゴムなどが用いられ、非弾性材料としては例えば布などが用いられる。テープバンド本体11は、中央部に、背負バンド21の端部21aに挿着する開口部11aと、両端部に、背負バンド21の端部21aを束ねて保持するための着脱可能な止部11b,11bと、を含む。
【0019】
着脱可能な止部11b,11bは、着脱ボタンまたは面ファスナーであり、図1(a)は着脱ボタンの実施の形態であり、図1(b)は面ファスナーの実施の形態である。面ファスナーは、面的に着脱できるファスナーである。布に特殊な加工をし、再び脱着可能な状態で結合したい場合に用いられる。
【0020】
[背負かばん用テープバンドの使用]
この実施の形態の背負かばん用テープバンドは、図3乃至図6に示すようにして使用される。図3は挿着前の斜視図、図4は挿着した状態の斜視図、図5は巻き込んだ状態の斜視図、図6は束ねて保持した状態の斜視図である。
【0021】
背負かばん20を背負バンド21により背負った後に、背負バンド21のぶらつく端部21aを、背負かばん用テープバンド10の開口部11aを合わせる(図3)。そして、背負バンド21のぶらつく端部21aを、背負かばん用テープバンド10の開口部11aに挿着する(図4)。背負かばん用テープバンド10が弾性材料で構成されることで、背負バンド21のぶらつく端部21aに、背負かばん用テープバンド10が伸びて開口部11aを容易に挿着して保持することができる。
【0022】
次に、背負かばん用テープバンド10が内側になるようにぶらつく端部21aを巻き(図5)、背負かばん用テープバンド10を内側に巻き込んだ状態で、着脱可能な止部11b,11bを止めて背負バンド21の端部21aを束ねて保持する(図6)。
【0023】
このように、背負かばん20を背負バンド21により背負った後に、背負バンド21のぶらつく端部21aを背負かばん用テープバンド10により束ねて保持することで、体裁を良くするとともに、他人や物に触れることを防止することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0024】
この発明は、リックサック、ナップザック等の背負かばんのぶらつく端部を束ねて保持する背負かばん用テープバンドに適用され、背負かばんを背負バンドにより背負った後に、背負バンドのぶらつく端部を束ねて保持し、体裁を良くするとともに、他人や物に触れることを防止することが可能である。
【符号の説明】
【0025】
10 背負かばん用テープバンド
11 テープバンド本体
11a 開口部
11b,11b 着脱可能な止部
20 背負かばん
21 背負バンド
21a 背負バンド21の端部


図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2019年8月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リックサック、ナップザック等の背負かばんに用いるテープバンドであり、
前記背負かばんの背負バンドとは別体のテープバンド本体を有し、
前記テープバンド本体は、
中央部に、前記背負バンドの端部に挿着する開口部と、
両端部に、前記背負バンドの端部を束ねて保持するための着脱可能な止部と、を含み、
前記背負バンドのぶらつく端部に、前記開口部を挿着して前記テープバンド本体を取り付け、
前記テープバンド本体を回転して前記背負バンドのぶらつく端部を、前記テープバンド本体に巻き付け、
前記背負バンドの端部を束ねて前記止部により保持する構成であることを特徴とする背負かばん用テープバンド。
【請求項2】
前記テープバンド本体は、弾性材料又は非弾性材料で構成したことを特徴とする請求項1に記載の背負かばん用テープバンド。
【請求項3】
前記着脱可能な止部は、着脱ボタンまたは面ファスナーであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の背負かばん用テープバンド。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
請求項1の記載の発明は、リックサック、ナップザック等の背負かばんに用いるテープバンドであり、
前記背負かばんの背負バンドとは別体のテープバンド本体を有し、
前記テープバンド本体は、
中央部に、前記背負バンドの端部に挿着する開口部と、
両端部に、前記背負バンドの端部を束ねて保持するための着脱可能な止部と、を含み、
前記背負バンドのぶらつく端部に、前記開口部を挿着して前記テープバンド本体を取り付け、
前記テープバンド本体を回転して前記背負バンドのぶらつく端部を、前記テープバンド本体に巻き付け、
前記背負バンドの端部を束ねて前記止部により保持する構成であることを特徴とする背負かばん用テープバンドである。