特開2019-219217(P2019-219217A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2019-219217モニタシステム、表示端末及びモニタ方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-219217(P2019-219217A)
(43)【公開日】2019年12月26日
(54)【発明の名称】モニタシステム、表示端末及びモニタ方法
(51)【国際特許分類】
   G01V 8/12 20060101AFI20191129BHJP
   G01J 1/42 20060101ALI20191129BHJP
【FI】
   G01V8/12 J
   G01J1/42 N
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2018-115420(P2018-115420)
(22)【出願日】2018年6月18日
(71)【出願人】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123434
【弁理士】
【氏名又は名称】田澤 英昭
(74)【代理人】
【識別番号】100101133
【弁理士】
【氏名又は名称】濱田 初音
(74)【代理人】
【識別番号】100199749
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 成
(74)【代理人】
【識別番号】100188880
【弁理士】
【氏名又は名称】坂元 辰哉
(74)【代理人】
【識別番号】100197767
【弁理士】
【氏名又は名称】辻岡 将昭
(74)【代理人】
【識別番号】100201743
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 和真
(72)【発明者】
【氏名】真田 祐樹
(72)【発明者】
【氏名】立石 幸一
【テーマコード(参考)】
2G065
2G105
【Fターム(参考)】
2G065AA04
2G065BC31
2G065BC33
2G065BC35
2G065BD01
2G065DA15
2G105AA01
2G105BB17
2G105CC01
2G105CC03
2G105DD02
2G105EE01
2G105FF01
2G105FF07
2G105FF08
2G105GG03
2G105HH04
(57)【要約】
【課題】リアルタイムにトレンドグラフを表示する場合でも、微小時間における受光量の変化を確認可能とする。
【解決手段】光電センサ1は、光を受光する受光部102と、受光部102による受光量を示すデータを記録する記録部104とを備え、表示端末2は、受光部102による受光量を示すデータをリアルタイムに取得するデータ取得部202と、取得されたデータからトレンドグラフを生成するグラフ生成部203と、生成されたトレンドグラフを表示するグラフ表示部204と、表示されているトレンドグラフ上の局所領域の指定を受付ける受付部206と、局所領域の指定が受付けられた場合に、記録されているデータから、当該局所領域に対応するデータを取得するデータ取得部207と、取得されたデータからトレンドグラフを生成するグラフ生成部208と、生成されたトレンドグラフを表示するグラフ表示部209とを備えた。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学式物体検知センサ及び表示端末を備え、
前記光学式物体検知センサは、
光を受光する受光部と、
前記受光部による受光量を示すデータを記録する記録部とを備え、
前記表示端末は、
前記受光部による受光量を示すデータをリアルタイムに取得する第1取得部と、
前記第1取得部により取得されたデータからトレンドグラフを生成する第1生成部と、
前記第1生成部により生成されたトレンドグラフを表示する第1表示部と、
前記第1表示部により表示されているトレンドグラフ上の局所領域の指定を受付ける受付部と、
前記受付部により局所領域の指定が受付けられた場合に、前記記録部に記録されているデータから、当該局所領域に対応するデータを取得する第2取得部と、
前記第2取得部により取得されたデータからトレンドグラフを生成する第2生成部と、
前記第2生成部により生成されたトレンドグラフを表示する第2表示部とを備えた
ことを特徴とするモニタシステム。
【請求項2】
前記記録部は、前記第1生成部で生成されるトレンドグラフの時間スケールに相当する時間分のデータをリアルタイムに更新しながら記録する
ことを特徴とする請求項1記載のモニタシステム。
【請求項3】
前記記録部は、前記受付部により局所領域の指定が受付けられた場合に、データの更新を一時的に停止する
ことを特徴とする請求項2記載のモニタシステム。
【請求項4】
前記光学式物体検知センサは、
前記受光部による受光量に基づいて、特異点を検出する検出部を備え、
前記記録部は、前記検出部により特異点が検出された場合に、前記受光部による受光量を示すデータのうちの当該特異点を含む前後の期間に相当するデータを記録する
ことを特徴とする請求項1記載のモニタシステム。
【請求項5】
前記第1表示部は、前記第1生成部により生成されたトレンドグラフを表示するとともに、特異点取得ボタンを表示し、
前記受付部は、前記第1表示部により表示されている特異点取得ボタンの選択を受付け、
前記第2取得部は、前記受付部により特異点取得ボタンの選択が受付けられた場合に、前記記録部に記録されている特異点を含む前後の期間に相当するデータを取得する
ことを特徴とする請求項4記載のモニタシステム。
【請求項6】
光を受光する受光部及び前記受光部による受光量を示すデータを記録する記録部を備えた光学式物体検知センサにおける前記受光部による受光量を示すデータをリアルタイムに取得する第1取得部と、
前記第1取得部により取得されたデータからトレンドグラフを生成する第1生成部と、
前記第1生成部により生成されたトレンドグラフを表示する第1表示部と、
前記第1表示部により表示されているトレンドグラフ上の局所領域の指定を受付ける受付部と、
前記受付部により局所領域の指定が受付けられた場合に、前記記録部に記録されているデータから、当該局所領域に対応するデータを取得する第2取得部と、
前記第2取得部により取得されたデータからトレンドグラフを生成する第2生成部と、
前記第2生成部により生成されたトレンドグラフを表示する第2表示部と
を備えた表示端末。
【請求項7】
第1取得部が、光を受光する受光部及び前記受光部による受光量を示すデータを記録する記録部を備えた光学式物体検知センサにおける前記受光部による受光量を示すデータをリアルタイムに取得するステップと、
第1生成部が、前記第1取得部により取得されたデータからトレンドグラフを生成するステップと、
第1表示部が、前記第1生成部により生成されたトレンドグラフを表示するステップと、
受付部が、前記第1表示部により表示されているトレンドグラフ上の局所領域の指定を受付けるステップと、
第2取得部が、前記受付部により局所領域の指定が受付けられた場合に、前記記録部に記録されているデータから、当該局所領域に対応するデータを取得するステップと、
第2生成部が、前記第2取得部により取得されたデータからトレンドグラフを生成するステップと、
第2表示部が、前記第2生成部により生成されたトレンドグラフを表示するステップと
を有するモニタ方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、光学式物体検知センサでの受光量をモニタするためのモニタシステム、表示端末及びモニタ方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、タブレットを用い、タブレットが光電センサとの間で無線通信により受光量を示すデータを取得し、トレンドグラフを表示するモニタシステムが存在する(例えば特許文献1参照)。これにより、ユーザは、光電センサに対する感度調整において、検出領域における物体の有無とその際の受光量との関係に基づいて、適切な動作点を決定できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願2017−238828
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、タブレットでリアルタイムにトレンドグラフを表示する場合、仮に、ユーザが受光量を示す全データを確認できれば、最適な動作点を決定できる可能性がある。しかしながら、この場合、実際には、ユーザは全データのうちの一部のデータしか確認できず、その一部のデータのみを用いて動作点を決定することになる。すなわち、タブレットと光電センサとの間での通信周期は、光電センサでのサンプリング周期に対して遅く、タブレットでは全データのうちの一部が間引かれたデータしか得られないためである。よって、この場合、ユーザは微小時間における受光量の変化を確認できない。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、リアルタイムにトレンドグラフを表示する場合でも、微小時間における受光量の変化を確認可能なモニタシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るモニタシステムは、光学式物体検知センサ及び表示端末を備え、光学式物体検知センサは、光を受光する受光部と、受光部による受光量を示すデータを記録する記録部とを備え、表示端末は、受光部による受光量を示すデータをリアルタイムに取得する第1取得部と、第1取得部により取得されたデータからトレンドグラフを生成する第1生成部と、第1生成部により生成されたトレンドグラフを表示する第1表示部と、第1表示部により表示されているトレンドグラフ上の局所領域の指定を受付ける受付部と、受付部により局所領域の指定が受付けられた場合に、記録部に記録されているデータから、当該局所領域に対応するデータを取得する第2取得部と、第2取得部により取得されたデータからトレンドグラフを生成する第2生成部と、第2生成部により生成されたトレンドグラフを表示する第2表示部とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、上記のように構成したので、リアルタイムにトレンドグラフを表示する場合でも、微小時間における受光量の変化を確認可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】この発明の実施の形態1に係るモニタシステムの構成例を示す図である。
図2】この発明の実施の形態1における表示端末の構成例を示す図である。
図3】この発明の実施の形態1における表示端末の動作例を示すフローチャートである。
図4図4Aはこの発明の実施の形態1における表示装置で表示されるトレンドグラフの一例を示す図(フルディスプレイモード)であり、図4Bはこの発明の実施の形態1における光電センサで記録されている受光量を示すデータの一例を示す図である。
図5図5Aはこの発明の実施の形態1における表示装置で表示されるトレンドグラフの一例を示す図(ローカルディスプレイモード)であり、図5Bはこの発明の実施の形態1における光電センサで記録されている受光量を示すデータの一例を示す図である。
図6】この発明の実施の形態1に係るモニタシステムの別の構成例を示す図である。
図7】この発明の実施の形態1に係るモニタシステムの別の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るモニタシステムの構成例を示す図である。
モニタシステムは、トレンドグラフを用いて、ユーザが光電センサ1での受光量をモニタするためのシステムである。このモニタシステムは、図1に示すように、光電センサ(光学式物体検知センサ)1及び表示端末2を備えている。
【0010】
光電センサ1は、検出領域を介して光の投受光を行い、その受光結果に基づいて検出領域における物体10の有無判定等の各種処理を行う。
表示端末2は、光電センサ1との間で無線通信を行って光電センサ1から受光量を示すデータを取得し、そのデータに基づくトレンドグラフをモニタに表示するタブレットである。
【0011】
光電センサ1は、図1に示すように、投光部101、受光部102、処理部103、記録部104及び通信部105を有している。図1に示す光電センサ1は、投光部101と受光部102とが検出領域を挟んで対向する透過型である場合を示しているが、光電センサ1の種別はこれに限らず、反射型又はリフレクタ型でもよい。また、処理部103、記録部104及び通信部105は、処理演算部106を構成する。
【0012】
投光部101は、光を発光して検出領域に投光する。
受光部102は、投光部101により投光されて検出領域を通過した光を受光して光電変換を行う。
処理部103は、受光部102により得られた信号(光電変換後の信号)に基づいて、物体10の有無判定等の各種処理を行う。
【0013】
記録部104は、受光部102による受光量を示すデータ(受光部102により得られた信号)を記録する。なお、記録部104は、所定の時間スケール(例えば、表示端末2に表示されるトレンドグラフの最大時間スケール)に相当する時間分のデータをリアルタイムに更新しながら記録する。また、記録部104は、HDD(Hard Disk Drive)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリ等によって構成される。
通信部105は、表示端末2(後述する通信部201)との間で無線通信を行う。
【0014】
なお、処理演算部106は、システムLSI(Large Scale Integration)等の処理回路、又はメモリ等に記録されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等により実現される。
【0015】
表示端末2は、図2に示すように、通信部201、データ取得部(第1取得部)202、グラフ生成部(第1生成部)203、グラフ表示部(第1表示部)204、更新停止部205、受付部206、データ取得部(第2取得部)207、グラフ生成部(第2生成部)208及びグラフ表示部(第2表示部)209を備えている。
【0016】
通信部201は、光電センサ1(通信部105)との間で無線通信を行う。
【0017】
データ取得部202は、所定の通信周期で、通信部105及び通信部201を介して、受光部102による受光量を示すデータをリアルタイムに取得する。なお、光電センサ1と表示端末2との間での通信周期(例えば10ms程度)は、光電センサ1におけるサンプリング周期(例えば250μs程度)よりも遅い。よって、データ取得部202は、受光部102による受光量を示す全データをリアルタイムに取得することは不可能である。
【0018】
グラフ生成部203は、データ取得部202により取得されたデータからトレンドグラフを生成する。この際、グラフ生成部203は、所定の時間スケール(例えば最大時間スケール)のトレンドグラフを生成する。なお、グラフ生成部203により生成されるトレンドグラフは、データ取得部202によりデータが取得される度に更新される。
【0019】
グラフ表示部204は、グラフ生成部203により生成されたトレンドグラフをモニタに表示する。なお、グラフ表示部204により表示されるトレンドグラフは、グラフ生成部203によりトレンドグラフが生成される度に更新される。
【0020】
更新停止部205は、ユーザからの要求に応じて、グラフ表示部204により表示されるトレンドグラフの更新を停止する。なお、更新停止部205は、一定期間ユーザ操作が無い場合に上記更新の停止を解除してもよいし、ユーザによる要求に応じて上記更新の停止を解除してもよい。
【0021】
受付部206は、更新停止部205によりトレンドグラフの更新が停止されている状態において、グラフ表示部204によりモニタに表示されているトレンドグラフ上の局所領域の指定を受付ける。なお、ユーザは、局所領域の範囲を任意に指定可能である。
【0022】
データ取得部207は、受付部206により局所領域の指定が受付けられた場合に、通信部105及び通信部201を介して、記録部104に記録されているデータから、当該局所領域に対応するデータを取得する。
【0023】
グラフ生成部208は、データ取得部207により取得されたデータからトレンドグラフを生成する。
【0024】
グラフ表示部209は、グラフ生成部208により生成されたトレンドグラフをモニタに表示する。
【0025】
次に、実施の形態1における表示端末2の動作例について、図3を参照しながら説明する。なお、光電センサ1では、投光部101と受光部102との間で光の投受光を行い、記録部104は受光部102による受光量を示すデータを最大時間スケールに相当する時間分だけリアルタイムに更新しながら記録しているものとする(図4B及び図5B参照)。また、表示端末2は、初期状態では、表示モードがフルディスプレイモードに設定されているものとする。フルディスプレイモードとは、表示端末2が最大時間スケールでトレンドグラフを表示するモードである。
表示端末2の動作例では、図3に示すように、まず、データ取得部202は、通信部105及び通信部201を介して、受光部102による受光量を示すデータをリアルタイムに取得する(ステップST1)。
【0026】
次いで、グラフ生成部203は、データ取得部202により取得されたデータからトレンドグラフを生成する(ステップST2)。この際、グラフ生成部203は、最大時間スケールのトレンドグラフを生成する。
【0027】
次いで、グラフ表示部204は、グラフ生成部203により生成されたトレンドグラフをモニタに表示する(ステップST3)。図4Aにグラフ表示部204により表示されるトレンドグラフの一例を示す。図4に示すように、グラフ表示部204により表示されるトレンドグラフは、光電センサ1で保持されているデータに対して一部のデータが間引かれたデータを用いている。よって、このトレンドグラフでは、微小時間における受光量の急峻な変化(例えば図4Bに示す符号401の部分)が確認できない。
【0028】
次いで、更新停止部205は、ユーザから、グラフ表示部204により表示されるトレンドグラフの更新停止要求を受付けたかを判定する(ステップST4)。すなわち、グラフ表示部204により表示されるトレンドグラフはリアルタイムに更新される。よって、ユーザは、微小時間における受光量の変化を確認したい場合に、局所領域の指定を行うため、トレンドグラフの更新を停止させる。
このステップST4において、更新停止部205がトレンドグラフの更新停止要求を受付けていない場合には、シーケンスはステップST1に戻り、上記の動作を繰り返す。
【0029】
一方、ステップST4において、更新停止部205は、トレンドグラフの更新停止要求を受付けた場合には、グラフ表示部204により表示されるトレンドグラフの更新を停止する(ステップST5)。
【0030】
次いで、受付部206は、ユーザから、グラフ表示部204によりモニタに表示されているトレンドグラフ上の局所領域の指定を受付けたかを判定する(ステップST6)。
このステップST6において、受付部206がトレンドグラフ上の局所領域の指定を受付けていない場合には、シーケンスはステップST6に戻り、待機状態となる。
【0031】
一方、ステップST6において、受付部206がトレンドグラフ上の局所領域の指定を受付けた場合には、データ取得部207は、通信部105及び通信部201を介して、記録部104に記録されているデータから、当該局所領域に対応するデータを取得する(ステップST7)。また、表示端末2はフルディスプレイモードからローカルディスプレイモードに遷移する。ローカルディスプレイモードとは、表示端末2が最大時間スケールよりも短い局所時間スケールでトレンドグラフを表示するモードである。
また、光電センサ1では、通信部105及び通信部201を介して、受付部206により局所領域の指定が受付けられたことを検知すると、記録部104は、データの更新を一時的に停止する。これは、記録部104のメモリ量に限りがあるためである。
【0032】
次いで、グラフ生成部208は、データ取得部207により取得されたデータからトレンドグラフを生成する(ステップST8)。
【0033】
次いで、グラフ表示部209は、グラフ生成部208により生成されたトレンドグラフをモニタに表示する(ステップST9)。図5Aにグラフ表示部209により表示されるトレンドグラフの一例を示す。図5Aに示すトレンドグラフは、図5Bに示す局所領域501の区間のデータから生成されている。図5に示すように、グラフ表示部209により表示されるトレンドグラフでは、微小時間における受光量の急峻な変化が確認できる。
【0034】
このように、実施の形態1に係るモニタシステムでは、タブレットである表示端末2を用い、この表示端末2が無線通信によって光電センサ1から受光量を示すデータを取得することでトレンドグラフを表示している。また、この表示端末2では、ユーザからの要求に応じて、トレンドグラフの時間スケールを変更可能としている(時間スケール調整機能)。この時間スケール調整機能により、ユーザは受光量の変化を広い時間スケールと狭い時間スケールとの両方で捉えることができ、光電センサ1に対する感度調整においてより適切な動作点を決定できる。
【0035】
なお上記では、記録部104が、所定の時間スケールに相当する時間分のデータをリアルタイムに更新しながら記録する場合を示した。しかしながら、これに限らず、記録部104は、受光部102による受光量が特異な状態となった場合に、その特異点を含む前後の期間に相当するデータのみを記録してもよい。この場合、光電センサ1は、例えば図6に示すように、受光部102による受光量に基づいて特異点を検出する検出部107を備える。また、記録部104は、検出部107により特異点が検出された場合に、受光部102による受光量を示すデータのうちの当該特異点を含む前後の期間に相当するデータを記録する。
【0036】
またこの場合、例えば図7に示すように、表示端末2は、モニタ上に特異点取得ボタン701を表示し、ユーザにより特異点取得ボタン701が選択されることで、光電センサ1から自動的に特異点を含む前後の期間に相当するデータを取得してトレンドグラフを表示してもよい。
具体的には、グラフ表示部204は、グラフ生成部203により生成されたトレンドグラフをモニタに表示するとともに、特異点取得ボタン701をモニタに表示する。また、受付部206は、グラフ表示部204によりモニタにより表示されている特異点取得ボタン701の選択を受付ける。また、データ取得部207は、受付部206により特異点取得ボタン701の選択が受付けられた場合に、通信部105及び通信部201を介して、記録部104に記録されているデータ(特異点を含む前後の期間に相当するデータ)を取得する。
【0037】
また上記では、ユーザが表示端末2に表示されるトレンドグラフに基づいて、光電センサ1に対する感度調整を行う場合を示した。しかしながら、実施の形態1に係るモニタリングシステムの用途はこれに限らず、その他のモニタリング用途しても有用である。例えば、物体10が高速で動く場合であっても、ユーザはトレンドグラフから物体10が検出領域を通過した際の受光量の変化を確認できる。また、ユーザは、トレンドグラフからノイズの影響を確認できる。
【0038】
以上のように、この実施の形態1によれば、モニタシステムは、光電センサ1及び表示端末2を備え、光電センサ1は、光を受光する受光部102と、受光部102による受光量を示すデータを記録する記録部104とを備え、表示端末2は、受光部102による受光量を示すデータをリアルタイムに取得するデータ取得部202と、データ取得部202により取得されたデータからトレンドグラフを生成するグラフ生成部203と、グラフ生成部203により生成されたトレンドグラフを表示するグラフ表示部204と、グラフ表示部204により表示されているトレンドグラフ上の局所領域の指定を受付ける受付部206と、受付部206により局所領域の指定が受付けられた場合に、記録部104に記録されているデータから、当該局所領域に対応するデータを取得するデータ取得部207と、データ取得部207により取得されたデータからトレンドグラフを生成するグラフ生成部208と、グラフ生成部208により生成されたトレンドグラフを表示するグラフ表示部209とを備えた。これにより、実施の形態1に係るモニタシステムは、リアルタイムにトレンドグラフを表示する場合でも、微小時間における受光量の変化を確認可能となる。
【0039】
なお上記では、光学式物体検知センサが、光電センサ1である場合を示した。しかしながら、これに限らず、光学式物体検知センサは、光の性質を利用して物体10を検知可能なセンサであればよく、例えばエッジセンサでもよい。
【0040】
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【符号の説明】
【0041】
1 光電センサ
2 表示端末
101 投光部
102 受光部
103 処理部
104 記録部
105 通信部
106 処理演算部
107 検出部
201 通信部
202 データ取得部(第1取得部)
203 グラフ生成部(第1生成部)
204 グラフ表示部(第1表示部)
205 更新停止部
206 受付部
207 データ取得部(第2取得部)
208 グラフ生成部(第2生成部)
209 グラフ表示部(第2表示部)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7