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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-24586(P2019-24586A)
(43)【公開日】2019年2月21日
(54)【発明の名称】おもちゃ
(51)【国際特許分類】
   A63H 3/04 20060101AFI20190125BHJP
   A63H 3/16 20060101ALI20190125BHJP
   A63H 9/00 20060101ALI20190125BHJP
【FI】
   A63H3/04 Z
   A63H3/16
   A63H9/00 E
   A63H9/00 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2017-144037(P2017-144037)
(22)【出願日】2017年7月25日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 博覧会名:東京おもちゃショー2017、展示日:平成29年6月1日〜平成29年6月4日 博覧会名:Spielwarenmesse 2017、展示日:平成29年2月1日〜平成29年2月6日
(71)【出願人】
【識別番号】513017548
【氏名又は名称】株式会社シャオール
(74)【代理人】
【識別番号】100134430
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 卓士
(72)【発明者】
【氏名】石戸 真梨子
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150BA42
2C150CA02
2C150CA10
2C150CA20
2C150EA19
2C150EH09
2C150EH17
2C150FB43
2C150FB45
2C150FB47
(57)【要約】
【課題】平面部品の接続方法を変えることにより、立体形態と平面形態との間で何度も変形させることができ、子供が飽きることなく遊ぶことのできるおもちゃを提供すること。
【解決手段】少なくとも2つの平面部品を備えたおもちゃであって、少なくとも2つの前記平面部品のそれぞれは、互いに接続離脱可能な接続部を備え、少なくとも2つの前記平面部品の接続部同士を立体的に接続することにより第1有形物を模した立体形態を形成するように、平面部品のそれぞれが、立体形態の一部を構成する形状を有し、少なくとも2つの平面部品の接続部同士を同一平面上において接続することにより第2有形物を模した平面形態を形成するように、平面部品のそれぞれが平面形態の一部を構成する形状を有するおもちゃ。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの平面部品を備えたおもちゃであって、
少なくとも2つの前記平面部品のそれぞれは、互いに接続離脱可能な接続部を備え、
少なくとも2つの前記平面部品の前記接続部同士を立体的に接続することにより第1有形物を模した立体形態を形成するように、前記平面部品のそれぞれが、前記立体形態の一部を構成する形状を有し、
少なくとも2つの前記平面部品の前記接続部同士を同一平面上において接続することにより第2有形物を模した平面形態を形成するように、前記平面部品のそれぞれが前記平面形態の一部を構成する形状を有するおもちゃ。
【請求項2】
前記第1有形物は、動物、植物、または乗り物である請求項1に記載のおもちゃ。
【請求項3】
少なくとも2つの前記平面部品は、前記立体形態で水面に浮揚可能な材料からなる請求項1または2に記載のおもちゃ。
【請求項4】
前記平面部品は、発泡材料、中空材料、木材、または撥水紙からなる請求項3に記載のおもちゃ。
【請求項5】
前記第2有形物は、動物、植物、乗り物、建物および幾何形状である請求項1乃至4のいずれか1項に記載のおもちゃ。
【請求項6】
前記平面部品のそれぞれは、動物、植物、乗り物、建物および幾何形状のいずれかを模した形状を有する請求項1乃至5のいずれか1項に記載のおもちゃ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、おもちゃに関する。
【背景技術】
【0002】
上記技術分野において、特許文献1には、組み立てることで立体的な形態が得られるおもちゃが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−34259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記文献に記載の技術は、ただ単に、意味のない形状を有する展開図から立体を組み立てるだけのものであり、一度組み立ててしまえば、組み立て前の状態に戻す動機は全くなく、子供にすぐに飽きられてしまっていた。
【0005】
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
少なくとも2つの平面部品を備えたおもちゃであって、
少なくとも2つの前記平面部品のそれぞれは、互いに接続離脱可能な接続部を備え、
少なくとも2つの前記平面部品の前記接続部同士を立体的に接続することにより第1有形物を模した立体形態を形成するように、前記平面部品のそれぞれが、前記立体形態の一部を構成する形状を有し、
少なくとも2つの前記平面部品の前記接続部同士を同一平面上において接続することにより第2有形物を模した平面形態を形成するように、前記平面部品のそれぞれが前記平面形態の一部を構成する形状を有するおもちゃ。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、平面部品の接続方法を変えることにより、立体形態と平面形態との間で何度も変形させることができ、子供が飽きることなく遊ぶことのできるおもちゃを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の第1実施形態に係るおもちゃの構成を示す図である。
図2】本発明の第2実施形態に係るおもちゃの平面形態を示す図である。
図3】本発明の第2実施形態に係るおもちゃの立体形態への変形方法を示す図である。
図4】本発明の第2実施形態に係るおもちゃの立体形態への変形方法を示す図である。
図5】本発明の第2実施形態に係るおもちゃの立体形態への変形方法を示す図である。
図6】本発明の第2実施形態に係るおもちゃの立体形態を示す図である。
図7】本発明の第3実施形態に係るおもちゃの平面形態を示す図である。
図8】本発明の第3実施形態に係るおもちゃの立体形態への変形方法を示す図である。
図9】本発明の第3実施形態に係るおもちゃの立体形態への変形方法を示す図である。
図10】本発明の第3実施形態に係るおもちゃの立体形態への変形方法を示す図である。
図11】本発明の第3実施形態に係るおもちゃの立体形態への変形方法を示す図である。
図12】本発明の第3実施形態に係るおもちゃの立体形態への変形方法を示す図である。
図13】本発明の第3実施形態に係るおもちゃの立体形態を示す図である。
図14】本発明の第4実施形態に係るおもちゃの平面形態を示す図である。
図15】本発明の第4実施形態に係るおもちゃの立体形態への変形方法を示す図である。
図16】本発明の第4実施形態に係るおもちゃの立体形態への変形方法を示す図である。
図17】本発明の第4実施形態に係るおもちゃの立体形態への変形方法を示す図である。
図18】本発明の第4実施形態に係るおもちゃの立体形態への変形方法を示す図である。
図19】本発明の第4実施形態に係るおもちゃの立体形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としてのおもちゃ100について、図1を用いて説明する。おもちゃ100は、少なくとも2つの平面部品110、120を備えたおもちゃである。
【0011】
平面部品110、120のそれぞれは、互いに接続離脱可能な接続部111、121を備える。
【0012】
平面部品110、120の接続部111、121同士を立体的に接続することにより有形物を模した立体形態を形成する。図1では、有形物の一例として首長竜を採用しており、平面部品110、120のそれぞれが、首長竜を模した立体形態の一部を構成する形状を有している。
【0013】
平面部品110、120の接続部111、121同士を平面的に接続することにより別の有形物を模した平面形態を形成する。図1では、有形物の一例としてペンギンを採用しており、平面部品110、120のそれぞれが、ペンギンを模した平面形態の一部を構成する形状を有している。
【0014】
以上、本実施形態によれば、平面部品の接続部同士の接続方法を変えることにより、立体形態と平面形態との間で何度も遷移させることができ、子供が飽きることなく遊ぶことのできるおもちゃを提供できる。
【0015】
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係るおもちゃ200について、図2図6を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るおもちゃ200の平面形態を示す図である。
【0016】
おもちゃ200は、平面部品201〜208を含む。平面部品201〜208は、それぞれ接続部を有しており、接続部を介して同一平面上において接続されて、ペンギンを模した平面形態を実現している。ここでは有形物の例としてペンギンを形成するおもちゃについて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の動物でもよいし、植物、建物、乗り物あるいは三角や星形などの幾何形状を形成してもよい。
【0017】
平面部品201は、凸状の接続部211と、凹状の接続部212、213とを備えている。一方、平面部品202は、凹状の接続部221を備え、これらの接続部211、221は、接続離脱可能になっている。
【0018】
同様に、平面部品203は、5つの凸状の接続部231〜235と一つの凹状の接続部236とを外周に備え、二つの凹状の接続部237、238を内部に備えている。平面部品204は、一つの凹状の接続部241を備え、平面部品205は、一つの凸状の接続部251を備え、平面部品206は、一つの凹状の接続部261を備え、平面部品207は一つの凹状の接続部271を備え、平面部品208は一つの凹状の接続部281を備えている。
【0019】
平面形態では、接続部231は接続部212と、接続部232は接続部213と、接続部233は接続部241と、接続部234は接続部261と、接続部235は接続部271と、接続部237は接続部251と、接続部272は接続部281とそれぞれ離脱可能に接続されている。具体的には、凸状の接続部の先端に設けられた突起部分が、凹状の接続部の切り欠き部分にはまり込むことで、容易には離脱しない程度に固定される。様々な大きさの平面部品(ピース)を並べてはめあわせることで、ジグゾーパズルを楽しむことができる。子供は、一つ一つの平面部品をお風呂の壁に貼りながら、それらを組み合わせて、動物等を模した平面形態を作り上げる喜びを得ることができる。
【0020】
また、図2を見れば分かるように、平面部品201〜208のそれぞれも、何らかの生き物を模した形状になっている。例えば、平面部品201は、キツツキを模しており、平面部品202、204は、ラッコ、エビのような生き物を模している。さらに、平面部品203は、豚や亀、平面部品205は、くらげ、平面部品206は、オットセイ、平面部品207は、ティラノサウルス、平面部品208は、キノコを模している。ここでは、平面部品が、生き物に模した形状を有しているとしたが、生き物以外でも、植物、乗り物、建物および幾何形状のいずれかを模した形状であればよい。
【0021】
図3図5は、おもちゃ200を立体形態に変形する際の組み立て図である。図2に示した平面部品201〜208をバラバラに分解した上で、組合せ方を変更して立体的に接続する。具体的には、まず、図3に示すように、平面部品201を立てて、接続部213と接続部236とを立体的に接続する。一方、平面部品205を立てて、接続部251と接続部238とを立体的に接続する。次に、図4に示すように、平面部品204を垂直に立てて、接続部242と接続部237とを接続する。さらに図5に示すように、平面部品202、206、207、208を、それぞれ、平面部品203の接続部231〜234に立体的に接続する。
【0022】
これにより、図6に示すように、首長竜を模した立体形態600が完成する。平面部品201〜208は、発泡材料、中空材料、木材、または撥水紙からなる。具体的には、EVA樹脂を用いることができる。そのため、立体形態600は、水面に浮揚可能である。ここでは、立体形態600が、首長竜を模した形態としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の動物、植物、または乗り物であってもよい。
【0023】
以上、本実施形態によれば、ペンギンを模した平面形態200と首長竜を模した立体形態600との間で何度も形態変化を楽しむことができる。平面パズルと同じピースを立体に組み換えることでプラモデルのような3Dパズルとして遊べ、できあがった立体形態を湯船に浮かべて遊ぶことができる。さらに、パズルのピースである平面部品の一つ一つは、それぞれが不思議な形をした生き物としてデザインされているため、一つの平面部品のみをお風呂の壁に貼り付けたり湯船に浮かべたりして遊ぶこともできる。
【0024】
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態に係るおもちゃ700について、図7図13を用いて説明する。図7は、本実施形態に係るおもちゃ700の平面形態を示す図である。本実施形態に係るおもちゃ700は、上記第2実施形態と比べると、魚を模した平面形態とヨットを模した立体形状との間で形態変化を行なう点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0025】
図7に示すとおりおもちゃ700は、平面部品701〜708を含む。平面部品701〜708は、それぞれ接続部を有しており、接続部を介して平面的に接続されて、魚を模した平面形態を実現している。ここでは有形物の例として魚を平面的に形成するおもちゃについて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の動物でもよいし、植物、建物、乗り物あるいは三角や星形などの幾何形状を平面的に形成してもよい。
【0026】
平面部品701は、凹状の接続部711〜714と、凸状の接続部715、716とを備えている。一方、平面部品702は、凸状の接続部721を備え、これらの接続部713、721は、互いに接続離脱可能になっている。
【0027】
同様に、平面部品703は、一つの凹状の接続部731を備えている。平面部品204は、二つの凹状の接続部741、742と、三つの凸状の接続部743〜745とを備えている。平面部品705は、一つの凹状の接続部751を備え、平面部品706は、一つの凹状の接続部761を備え、平面部品707は一つの凹状の接続部771と一つの凸状の接続部772とを備え、平面部品708は二つの凹状の接続部781、782を備えている。
【0028】
接続部721は接続部713と、接続部715は接続部731と、接続部716は接続部751と、接続部772は接続部714と、それぞれ離脱可能に接続されている。また、図7を見れば分かるように、平面部品701〜708のそれぞれも、何らかの生き物を模した形状になっている。例えば、平面部品701、702、704、707は、魚を模しており、平面部品703、705は、イモムシのような生き物を模している。さらに、平面部品706は、馬、平面部品708は、カニを模している。
【0029】
図8図13は、おもちゃ700を立体形態に変形する際の組み立て図である。図7に示した平面部品701〜708をバラバラに分解した上で、組合せ方を変更して立体的に接続する。
【0030】
具体的には、まず、図8に示すように、平面部品701の接続部711、712に対して、平面部品703、705の接続部731、751を立体的に接続する。次に、図9に示すように、平面部品704の接続部744、745に対して、平面部品708、706を縦にして立体的に接続する。次に、図10に示すように、平面部品702の接続部721と、平面部品707の接続部772を垂直に接続する。さらに図11に示すように、図8図9で作成した立体を縦方向に重ねて組み合わせる。具体的には、平面部品703、705を、平面部品704の接続部741、742に嵌め込む。
【0031】
最後に、図12に示すように、図10で示した帆の部分を組み合わせれば、図13に示すヨットを模した立体形態1300が完成する。平面部品701〜708は、発泡材料、中空材料、木材、または撥水紙からなる。そのため、立体形態1300は、水面に浮揚可能である。ここでは、立体形態1300が、ヨットを模した形態としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の動物、植物、または乗り物であってもよい。
【0032】
以上、本実施形態によれば、第2実施形態の効果に加えて、魚を模した平面形態700とヨットを模した立体形態1300との間で何度も形態変化を楽しむことができる。
【0033】
[第4実施形態]
次に本発明の第4実施形態に係るおもちゃ1400について、図14図19を用いて説明する。図14は、本実施形態に係るおもちゃ1400の平面形態を示す図である。本実施形態に係るおもちゃ1400は、上記第2、第3実施形態と比べると、魚を模した平面形態とヨットを模した立体形状との間で形態変化を行なう点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0034】
図14に示すとおり、おもちゃ1400は、平面部品1401〜1409を含む。平面部品1401〜1409は、それぞれ接続部を有しており、これらの接続部は、互いに接続離脱可能になっている。ここでは、平面部品1401〜1409は接続部を介して平面的に接続されて、亀を模した平面形態を実現している。本実施形態では有形物の例として亀を平面的に形成するおもちゃについて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の動物でもよいし、植物、建物、乗り物あるいは三角や星形などの幾何形状を平面的に形成してもよい。
【0035】
平面部品1401は、凸状の接続部1411、1412を備えている。一方、平面部品1402は、凹状の接続部1421を備えている。
【0036】
同様に、平面部品1403は、凸状の接続部1431と、凹状の接続部1432、1433とを備えている。平面部品1404は、二つの凹状の接続部1441、1442と凸状の接続部1443とを備えている。平面部品1405は、凸状の接続部1451と凹状の接続部1452、1453とを備え、平面部品1406は、凸状の接続部1461、1462と凹状の接続部1463を備えている。平面部品1407は一つの凹状の接続部1471を備え、平面部品1408は、三つの凸状の接続部1481〜1483との凹状の接続部1484を備えている。平面部品1409は一つの凹状の接続部1491を備えている。また、図14を見れば分かるように、平面部品1401〜1409のそれぞれも、何らかの生き物を模した形状になっている。例えば、平面部品1401はイルカ、1402、1407、1409はオットセイ、1403、1405は豚、1404はカモメ、1406はイモムシ、1408は牛を模している。
【0037】
図15図19は、おもちゃ1400を立体形態に変形する際の組み立て図である。図14に示した平面部品1401〜1409をバラバラに分解した上で、組合せ方を変更して立体的に接続する。
【0038】
具体的には、まず、図15に示すように、平面部品1401の接続部1411を、平面部品1409の接続部1491に接続する。次に、図16に示すように、平面部品1403、1405を縦に並べ、接続部1433、1453に対して、平面部品1406の接続部1463を立体的に接続する。
【0039】
次に、図17に示すように、図15で生成した平面部品1401、1409の組合せにおける接続部1412、1492を、図15で生成した平面部品1403、1405、1406の組合せにおける接続部1432、1452に立体的に接続する。さらに、平面部品1406の接続部1461、1462に対して、平面部品1402、1407の接続部1421、1471を接続する。
【0040】
最後に、図18で示すとおり、接続部1453、1433に再度、平面部品1408の接続部1482を立体的に挿入接続し、接続部1484に、平面部品1404の接続部1443を、角度を変えて立体的に挿入接続する。これにより、図19に示すクジラを模した立体形態1900が完成する。
【0041】
平面部品1401〜1409は、発泡材料、中空材料、木材、または撥水紙からなる。そのため、立体形態1900は、水面に浮揚可能である。ここでは、立体形態1900が、クジラを模した形態としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の動物、植物、または乗り物であってもよい。
【0042】
以上、本実施形態によれば、第2実施形態の効果に加えて、亀を模した平面形態1400とクジラを模した立体形態1900との間で何度も形態変化を楽しむことができる。
【0043】
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範疇内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19