【解決手段】カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、顧客会社端末が要求するアプリケーションを構成するプラグイン及びモジュールを提供するように統合プラグイン及び統合モジュールが構築されたモジュールライブラリと、モジュールライブラリにより構成されたアプリケーション内のレイアウトをユーザ端末で変更するレイアウトエディタと、レイアウトエディタを構成するパラメータを保存し、レイアウトエディタで発生した変更イベントに対応するパラメータを抽出して変更可能に制御するパラメータデータベースと、変更されたパラメータが適用されたモジュールライブラリを、顧客会社端末又はユーザ端末に対応するように動的にロードするモジュール動的ローダと、ロードされたモジュールライブラリによりアプリケーションの画面をリアルタイムで構成するディスプレイエンジンと、を含む。
前記プラグイン及びモジュールがアクセスされるたびにURLを介して前記顧客会社端末又はユーザ端末にプラグイン及びモジュールをロードする数字ドメインモジュールをさらに含み、
前記顧客会社端末又はユーザ端末が前記数字ドメインモジュールを介して前記アプリケーションを用いる場合、前記プラグイン及びモジュールは、前記顧客会社端末又はユーザ端末のパターン分析の結果、所定頻度を超えて使用されると、前記顧客会社端末又はユーザ端末にロードされるものである、請求項1記載の統合アプリケーションを用いたカスタマイズアプリケーション作成サーバ。
前記レイアウトエディタは、ドラッグアンドドロップ(Drga&Drop)を用いて前記レイアウト及びユーザインタフェースを編集するものである、請求項1に記載の統合アプリケーションを用いたカスタマイズアプリケーション作成サーバ。
前記ユーザライブラリは、一般ユーザ向けのモジュールライブラリ、テンプレートライブラリ、画像ライブラリ、動画ライブラリ及びアイテムライブラリのうちの少なくとも一つ、又はそれらの少なくとも一つの組み合わせを含むものである、請求項4に記載の統合アプリケーションを用いたカスタマイズアプリケーション作成サーバ。
前記モジュールライブラリ及びユーザモジュールライブラリは、前記顧客会社端末又は前記ユーザ端末のURLである数字ドメインへのアクセスが発生するたびに、前記顧客会社端末又は前記ユーザ端末にロードされ、
前記顧客会社端末又はユーザ端末において所定頻度以上使用されたモジュールは、前記顧客会社端末又はユーザ端末にロードされるように制御される、請求項7に記載の統合アプリケーションを用いたカスタマイズアプリケーション作成方法。
【背景技術】
【0002】
近年、スマート端末やPCに用いられるプログラムの開発に伴い、様々なアプリケーションが開発されている。但し、顧客会社の数百以上の加盟店ごとに異なるカスタマイズアプリケーションを作成又は変更することがほとんど不可能であるため、各加盟店ごとに特化したサービスを提供する可能性がほとんどないのが現状である。
【0003】
そこで、カスタマイズサービスを提供するための方法は、アプリケーションを動的に構成する方法を含む。これに関して、先行技術である韓国公開特許第2004−0001346号(2004.01.07公開)には、アプリケーションサービスを提供される顧客が、コンポーネント化されたアプリケーションと機能を必要に応じて直接検索して選択することができ、これに基づいて動的に組み立てられたアプリケーションサービスが開示されている。
【0004】
但し、コンポーネントを動的に組み立てるときには、テンプレート格納部に格納された当該サービステンプレートのアドレス、そしてサービスカテゴリに属するコンポーネントに関する情報とコンポーネント格納部に格納されたアドレス情報をディレクトリ構造で構成して保有してなければならず、コンポーネントそのものが組み立てられるため、動的に組み立てるのにかかる時間及びロード時間が長くなり、コンポーネントを動的に組み立てるために用いられるネットワークリソース及びコンピューティングリソースの無駄につながる。
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許第2004−0001346号(2004.01.07公開)
【特許文献2】韓国登録特許第10−1397178号(2014.05.19公告)
【特許文献3】韓国登録特許第10−1511101号(2015.04.13公告)
【特許文献4】韓国登録特許第10−1299670号(2013.08.27)
【特許文献5】韓国登録特許第10−1444883号(2014.09.26公告)
【発明を実施するための形態】
【0011】
下記では、添付した図面を参照して本発明が属する技術分野における通常の知識を持った者が容易に実施できるように、本発明の実施の形態を詳しく説明する。しかし、本発明は、様々な異なる形態で実現可能であり、ここで説明する実施の形態に限らない。なお、図面において、本発明を明確に説明するために説明と関係ない部分は省略し、明細書全体を通じて類似した部分については類似した図面符号を付けた。
【0012】
明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているという時、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の要素を挟んで「電気的に連結」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」という時、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく他の構成要素を更に含むことができることを意味し、一つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせのもの等の存在又は付加の可能性を予め排除しないものと理解しなければならない。
【0013】
明細書全体において使用される程度の用語「約」、「実質的に」などは、言及された意味に固有の製造及び物質許容誤差が提示される場合、その数値で、又はその数値に近接した意味として使用され、本発明の理解を助けるために、適確であるか絶対的な数値が言及された開示内容を非良心的な侵害者が不当に用いることを防止するために使用される。本願の明細書全体において使用される程度の用語「〜(する)ステップ」又は「〜のステップ」は、「〜のためのステップ」を意味していない。
【0014】
本明細書において「部」とは、ハードウェアにより実現されるユニット(unit)、ソフトウェアにより実現されるユニット、両方を用いて実現されるユニットを含む。また、一つのユニットが2つ以上のハードウェアを用いて実現されても良く、2つ以上のユニットが一つのハードウェアにより実現されても良い。
【0015】
本明細書において端末、装置又はデバイスが行うと記述された動作や機能の一部は、当該端末、装置又はデバイスと連結されたサーバで代わりに行われてもよい。同様に、サーバが行うと記述された動作や機能のうちの一部も当該サーバと連結された端末、装置又はデバイスで行われてもよい。
【0016】
本明細書であって端末とマッピング(Mapping)又はマッチング(Matching)に記述された動作や機能のうちの一部は、端末の識別情報(Identifying Data)である端末の固有番号や個人の識別情報をマッピング又はマッチングするという意味で解釈できる。
【0017】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係る統合アプリケーションを用いたカスタマイズアプリケーションの作成システムを説明するための構成図である。
図1を参照すると、統合アプリケーションを用いたカスタマイズアプリケーション作成システム1は、ユーザ端末100と、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300と、顧客会社端末400と、を含むことができる。但し、このような
図1のカスタマイズアプリケーション作成システム1は、本発明の一実施形態に過ぎないものであり、
図1により本発明が限定解釈されるものではない。
【0019】
このとき、
図1の各構成要素は、一般にネットワーク(network)200を介して連結される。例えば、
図1に示すように、ユーザ端末100は、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300とネットワーク200を介して連結することができる。また、ユーザ端末100は、ネットワーク200及びカスタマイズアプリケーション作成サーバ300を介して顧客会社端末400と直接又は間接的に連結することができる。また、顧客会社端末400は、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300を介してユーザ端末100に連結することができる。
【0020】
ここで、ネットワーク200は、複数の端末及びサーバのようなそれぞれのノード相互間に情報交換が可能な連結構造を意味するもので、このようなネットワーク200の例としては、3GPP(3rd Generation Partnership Project)ネットワーク、LTE(Long Term Evolution)ネットワーク、5GPP(5rd Generation Partnership Project)ネットワーク、WIMAX(World Interoperability for Microwave Access)ネットワーク、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)、Wireless LAN(Wireless Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、PAN(Personal Area Network)、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)ネットワーク、NFCネットワーク、衛星放送ネットワーク、アナログ放送ネットワーク、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)ネットワークなどが挙げられるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0021】
ユーザ端末100は、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300又は顧客会社端末400から、アプリケーションを用いるためのWebページ、アプリケーションページ、プログラム、アプリケーションにアクセスする端末であり得る。また、ユーザ端末100は、アプリケーション内に位置したメニューを削除したり編集したりし、レイアウトを変更するなどの編集を行う端末であり得る。また、ユーザ端末100は、アプリケーションをダウンロードして使用することもできるが、頻繁に使用するモジュール及びプラグインだけをデバイスに保存して使用し、数字ドメインであるURLを用いてリアルタイムで動的に画面を構成する端末であり得る。
【0022】
ここで、ユーザ端末100は、ネットワーク200を介して遠隔地のサーバや端末に接続 できるコンピュータとして実現され得る。 ここで、コンピュータは、例えば、セットトップボックス、ウェブブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートパソコン、デスクトップ(Desktop)、ラップトップ(Laptop)などを含むことができる。このとき、ユーザ端末100は、ネットワーク200を介して遠隔地のサーバや端末に接続できる端末として実現され得る。ユーザ端末100は、例えば、携帯性及び移動性が保障される無線通信装置であって、ナビゲーション、PCS(Personal Communication System)、GSM(Global System for Mobile communications)(登録商標)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、IMT(International Mobile Telecommunication)−2000、CDMA(Code Division Multiple Access)−2000、W−CDMA(W−Code Division Multiple Access)、Wibro(Wireless Broadband Internet)端末、スマートフォン(Smart Phone)、スマートパッド(Smart Pad)、タブレットPC(Tablet PC)などのすべての種類のハンドヘルド(Handheld)ベースの無線通信装置を含むことができる。
【0023】
カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、リアルタイム応答収集サービスを提供するアプリケーションページ、Webページ、アプリケーション、プログラムなどを直接又は間接的に提供するサーバであり得る。そして、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、アプリケーションを構成するための統合プラグイン及び統合モジュールを保存した単一のアプリケーションをライブラリとして構築したサーバであり得る。また、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、顧客会社端末400が同じページを異ならせて構成したアプリケーションの作成を依頼する場合、当該アプリケーションに必要なモジュール及びプラグインを抽出して顧客会社ライブラリに保存するサーバであり得る。さらに、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、顧客会社端末400が直接レイアウトエディタを用いてアプリケーションのレイアウトを変更したり、メニューを削除、変更、追加したりするなどの編集を行えるようにしたサーバであり得る。なお、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、編集を行った場合、編集部分のパラメータをパラメータデータベースから抽出してモジュールを動的に構成し、画面をリアルタイムで生成して顧客会社端末400に出力するようにしたサーバであり得る。加えて、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、顧客会社端末400だけでなく、ユーザ端末100が頻繁に使用するメニューがあるので、ユーザ端末100が所望するか頻繁に使用するモジュール及びプラグインをロードしておき、使用時に駆動時間が遅延されないようにしたサーバであり得る。それに加え、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、ユーザ端末100が頻繁に使用するメニュー中心にや好みのメニューにレイアウトを変更するなどの変更があった場合、変更されたパラメータをパラメータデータベースから抽出してモジュール動的ローダにロードし、画面をリアルタイムで構成してユーザ端末100に出力するようにしたサーバであり得る。顧客会社端末400と同様に、ユーザ端末100を用いて数字ドメインのURLを介して接続することができ、アプリケーションを保存しないことができる。もちろん、このような場合にも頻繁に使用するプラグイン及びモジュールをロードしておき、動的に画面を構成するときにロード時間を短縮することができる。
【0024】
このとき、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、ネットワーク200を介して遠隔地のサーバや端末に接続できるコンピュータとして実現され得る。ここで、コンピュータは、例えば、Webブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートパソコン、デスクトップ(Desktop)、ラップトップ(Laptop)などを含むことができる。
【0025】
顧客会社端末400は、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300にアプリケーションの作成を依頼する企業、個人などの端末であり得る。また、顧客会社端末400は、希望するニーズをカスタマイズアプリケーション作成サーバ300に送信し、これに対応するアプリケーションを受信したり、数字ドメインであるURLを介して連結する方式でアプリケーションにアクセスしたりする端末であり得る。また、顧客会社端末400は、自分が所望する方法によりアプリケーションのレイアウトやメニューを変更、編集、削除するなどを、レイアウトエディタを用いて行える端末であり得る。このとき、ユーザ端末100と同様に、顧客会社端末400は、数字ドメインであるURLを介してアプリケーションにアクセスする場合、頻繁に使用するモジュールやプラグインを顧客会社端末400にロードしておき、ロード時間を短縮できる端末であり得る。また、顧客会社端末400がレイアウトエディタを用いてアプリケーションを編集した場合、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、パラメータデータベースから編集されたパラメータを抽出してモジュール動的ローダにロードした後、画面をリアルタイムで構成すれば、顧客会社端末400は、リアルタイムで編集されて構成された画面を出力する端末であり得る。これにより、顧客会社端末400とユーザ端末100は、同じ画面及びレイアウトではなく、それぞれ異なる画面及びレイアウトを有することができ、顧客会社端末400及びユーザ端末100がそれぞれ複数である場合、複数の顧客会社端末400も、複数のユーザ端末100も、それぞれ異なる画面及びレイアウトを有することができる。さらに、一つの顧客会社端末400の場合も、顧客会社がどのように設定するかによってリアルタイムで異なる画面及びレイアウトを有することができるので、動的なアプリケーションを構成することが可能である。
【0026】
ここで、顧客会社端末400は、ネットワーク200を介して遠隔地のサーバや端末に接続できるコンピュータとして実現され得る。ここで、コンピュータは、例えば、POS端末、カード端末、ウェブブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートパソコン、デスクトップ(Desktop)、ラップトップ(Laptop)などを含むことができる。このとき、顧客会社端末400は、ネットワーク200を介して遠隔地のサーバや端末に接続できる端末として実現され得る。顧客会社端末400は、例えば、携帯性と移動性が保障される無線通信装置であって、ナビゲーション、PCS(Personal Communication System)、GSM(Global System for Mobile communications)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、IMT(International Mobile Telecommunication)−2000、CDMA(Code Division Multiple Access)−2000、W−CDMA(WCode Division Multiple Access)、Wibro(Wireless Broadband Internet)端末、スマートフォン(Smart Phone)、スマートパッド(Smart pad)、タブレットPC(Tablet PC)などのようなすべての種類のハンドヘルド(Handheld)ベースの無線通信装置を含むことができる。
【0027】
図2は、
図1に示す統合アプリケーションを用いたカスタマイズアプリケーション作成システムに含まれる各構成要素を説明するための構成図であり、
図3は、本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーション作成サーバにおいてカスタマイズ型でアプリケーションを作成してリアルタイムで動的にロードする一実施形態を説明するための図であり、
図4は、本発明の一実施形態に係る単一のアプリケーションにより顧客カスタマイズアプリケーションを作成及びサービスを提供する一実施形態を説明するための図であり、
図5は、本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーション作成システムにおいて同じページを異ならせて構成する一実施形態を説明するための図であり、
図6は、本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーションが顧客会社端末及びユーザ端末においてそれぞれカスタマイズされる一実施形態を説明するための図であり、
図7は、本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーションをユーザ端末においてレイアウトエディタを用いてカスタマイズアプリケーションを編集及び動的にロードする一実施形態を説明するための図である。
【0028】
図2を参照すると、本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、モジュールライブラリ310、レイアウトエディタ320、パラメータデータベース330、モジュール動的ローダ340、ディスプレイエンジン350及び数字ドメインモジュール360を含むことができる。
【0029】
本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーション作成サーバ300又はカスタマイズアプリケーション作成サーバ300と連動して動作する他のサーバ(図示せず)が、ユーザ端末100に、リアルタイム応答収集サービスアプリケーション、プログラム、アプリケーションページ、Webページなどを送信する場合、ユーザ端末100は、リアルタイム応答収集サービスアプリケーション、プログラム、アプリケーションページ、Webページなどを設けたり、開いたりことができる。また、Webブラウザで実行されるスクリプトを用いてサービスプログラムがユーザ端末100において駆動され得る。ここで、Webブラウザは、Web(WWW:world wide web)サービスを使用可能にするプログラムであり、HTML(hyper text mark−up language)で記述されたハイパーテキストを受け取って表示するプログラムを意味し、例として、ネットスケープ(Netscape)、エクスプローラ(Explorer)、クロム(chrome)などが挙げられる。また、アプリケーションは、端末上の応用プログラム(application)を意味し、例として、モバイル端末(スマートフォン)で実行されるアプリケーション(app:アプリ)が挙げられる。
【0030】
このとき、ネットワーク200の連結は、ユーザ端末100、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300、顧客会社端末400がネットワーク200を介して連結されている端末と通信するために通信接点に通信オブジェクトを生成することを意味する。カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、通信オブジェクトを介して、互いにデータを交換することができる。
【0031】
モジュールライブラリ310には、顧客会社端末400から要求されるアプリケーションを構成するプラグインとモジュールを提供するために統合プラグイン及び統合モジュールが構築され得る。このとき、モジュールライブラリ310において顧客会社端末400から要求されるアプリケーションを作成するための技術は、本出願人の韓国登録特許第10−1397178号(2014.05.19公告)に開示されているので、詳細な説明は省略する。
【0032】
レイアウトエディタ320は、モジュールライブラリ310により構成されたアプリケーション内のレイアウトを、顧客会社端末400又は顧客会社がアプリケーションを配布する対象であるユーザ端末100において変更する場合、変更する変更イベントに対応してレイアウトを編集することができる。このとき、レイアウトエディタ320は、顧客会社(企業、事業者など)やユーザ(企業や事業者の顧客)の所望に応じて機能を登録して画面を構成することができるエディタであり得る。このとき、レイアウトエディタ320の詳細な説明は、本出願人の韓国登録特許第10−1511101号(2015.04.13公告)及び韓国登録特許第10−1299670号(2013.08.27)に開示されているので、その詳細な説明は省略する。
【0033】
パラメータデータベース330は、レイアウトエディタ320を構成する少なくとも一つのパラメータを保存し、レイアウトエディタ320において変更イベントが発生した場合、変更イベントに対応する少なくとも一つのパラメータを抽出して変更可能に制御することができる。すなわち、パラメータデータベース330は、顧客会社やユーザ側がカスタマイズのためにレイアウトやメニューを変更及び編集するとき、編集のオブジェクトを構成するパラメータが抽出されるデータベースである。
【0034】
モジュール動的ローダ340は、変更された少なくとも一つのパラメータが適用されたモジュールライブラリ310を顧客会社端末400又はユーザ端末100に対応するように動的にロードすることができる。このとき、モジュール動的ローダ340は、ユーザや顧客会社が変更したレイアウトなどに応じてアプリケーションのレイアウトやメニューが変更されるようにリアルタイムで動的にモジュールをロードしてアプリケーションを構成し始める。
【0035】
ディスプレイエンジン350は、ロードされたモジュールライブラリ310によりアプリケーションの画面をリアルタイムで構成することができる。これにより、ユーザや顧客会社がリアルタイムでアプリケーションを変更するとしてもリアルタイムでアプリケーションを再構成及びモジュールを動的にロードして画面を構成することにより、ユーザ及び顧客会社に対してリアルタイムで動的に生成されたアプリケーションを提供する。
【0036】
数字ドメインモジュール360は、プラグイン及びモジュールがアクセスされるたびにURLを介して顧客会社端末400又はユーザ端末100にプラグイン及びモジュールをロードすることができる。このとき、数字ドメインについての概念は、本出願人の韓国登録特許第10−1444883号(2014.09.26公告)に開示されているので、その詳細な説明は省略する。さらに、数字ドメインは、識別可能な番号又は電話番号を含むことができる。
【0037】
このとき、顧客会社端末400又はユーザ端末100が数字ドメインモジュール360を介してアプリケーションを用いる場合、プラグイン及びモジュールは、顧客会社端末400又はユーザ端末100のパターン分析の結果、所定頻度を超えて使用されると、顧客会社端末400又はユーザ端末100にロードされ得る。例えば、顧客会社がAメニュー用のアプリケーションを用いるが、B乃至Fなどのメニューはほとんど利用しないか断続的に利用すると仮定する。このとき、顧客会社端末400に全てのプラグイン及びメニューがロードされている場合にも、メモリの無駄使いであるが、全てのプラグイン及びメニューがロードされていない場合にも、動的にモジュールをロードして画面を構成するのに多くの時間がかかるので好ましくない。したがって、顧客会社端末400にAメニューに関するモジュール及びプラグインが保存されていれば、顧客会社端末400が数字ドメインを介してアクセスするとき(保存されたアプリケーションを利用しないか、リアルタイムでメニューの編集やレイアウトの変更を行うとき)、モジュールを動的に構成するための時間を最小限に抑えることができる。
【0038】
一方、レイアウトエディタ320は、ドラッグアンドドロップ(Drga&Drop)を用いてレイアウト及びユーザインタフェースを編集することができ、これについての詳細な説明が本出願人の既登録特許に記載されていることは上述した通りである。
【0039】
また、顧客会社端末400を介してユーザ端末100に登録された顧客会社端末400のプラグイン及びモジュールは、ユーザ端末100のユーザライブラリ110に保存される。ユーザ端末100は、レイアウトエディタ320を用いてユーザライブラリ110をドラッグアンドドロップにより画面を再構成することができる。
【0040】
この場合、ユーザライブラリ110は、一般ユーザ向けのモジュールライブラリ310、テンプレートライブラリ、画像ライブラリ、動画ライブラリ及びアイテムライブラリのうちの少なくとも一つ、又はそれらの少なくとも一つの組み合わせを含んでいてもよい。
【0041】
上述した構成からなる本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーション作成システムの動作過程は、以下の通りである。
【0042】
まず、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、顧客会社端末400が要求するアプリケーションを構成するプラグイン及びモジュールを、統合プラグイン及び統合モジュールが保存されたモジュールライブラリ310から抽出することができる。
【0043】
その次、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、抽出されたプラグイン及びモジュールからなるアプリケーションを、顧客会社端末400のアプリケーションとしてモジュールライブラリ310に登録することができる。
【0044】
また、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、登録されたモジュールライブラリ310を、ドラッグアンドドロップにより編集するレイアウトエディタ320を用いて、顧客会社端末400において編集する場合、編集に対応する少なくとも一つのパラメータをパラメータデータベース330から抽出することができ、抽出された少なくとも一つのパラメータを編集に対応するように変更することができる。
【0045】
これにより、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、顧客会社端末400のアクセスが発生した場合、編集された少なくとも一つのパラメータが適用されたモジュールを動的にロードすることができ、ロードされたモジュールを用いてリアルタイムで画面を構成して顧客会社端末400に出力できるようにする。
【0046】
上述した過程は、顧客会社端末400がレイアウトを編集する過程である。しかしながら、上述したようにユーザ端末100もレイアウトエディタを用いてメニューやレイアウトを変更することができるので、それを以下で説明する。
【0047】
このとき、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300から抽出されたプラグイン及びモジュールからなるアプリケーションを、顧客会社端末400のアプリケーションとしてモジュールライブラリ310に登録した後、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、顧客会社端末400のアプリケーションを用いるユーザ端末100がモジュールライブラリ310を要求する場合、ユーザ端末100を介してユーザ端末100のユーザライブラリ110にモジュールライブラリ310が登録されるように制御することができる。
【0048】
その後、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、ユーザ端末100がユーザライブラリ110に登録されたモジュールを、レイアウトエディタ320を用いて編集する場合、編集に対応する少なくとも一つのパラメータをパラメータデータベース330から抽出し、抽出された少なくとも一つのパラメータを編集に対応するように変更することができる。
【0049】
また、カスタマイズアプリケーション作成サーバ300は、ユーザ端末100のアクセスが発生した場合、編集された少なくとも一つのパラメータが適用されたモジュールを動的にロードすることができ、ロードされたモジュールを用いてリアルタイムで画面を構成して、ユーザ端末100に出力されるようにすることができる。
【0050】
この場合、モジュールライブラリ310及びユーザモジュールライブラリ110は、顧客会社端末400又はユーザ端末100のURLである数字ドメインへのアクセスが発生するたびに、顧客会社端末400又はユーザ端末100にロードされる。顧客会社端末400又はユーザ端末100において所定頻度以上使用されたモジュールは、顧客会社端末400又はユーザ端末100にロードされるように制御されてもよい。
【0051】
上述した構成及び動作過程を有する本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーション作成方法が実現された一実施形態を
図3乃至
図7を参照して以下で説明する。
【0052】
図3を参照すると、顧客会社のニーズが多様化された時代でアプリケーションを開発してサービスする業者は、顧客会社のニーズに合わせて別個のアプリケーションをそれぞれ開発しているのが現状である。しかしながら、多数の顧客会社又は顧客会員がカスタマイズサービスを要求する場合は、費用及び時間の問題によりカスタマイズサービスを提供することができない。したがって、本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーション作成方法は、一つのアプリケーションを通じて様々な顧客会社及びユーザにカスタマイズサービスを提供する。これにより、ユーザは、カスタマイズサービスを低費用で使用することができ、サービス業者(顧客会社)は、最小の開発費用及び時間を用いてアプリケーションを実現することができる。
【0053】
このため、本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーション作成方法は、顧客会社のニーズに合わせたアプリケーションを、統合モジュール及び統合プラグインが構築されたモジュールライブラリ310を用いて構成し、且つ顧客会社やユーザが自分の好みに画面を構成できるレイアウトエディタ320を提供し、しかも顧客会社やユーザが好きなように即時に動的にモジュールやプラグインをロードしてアプリケーションを構成することにより、カスタマイズアプリケーションを各顧客会社やユーザのニーズに合わせて提供することができる。
【0054】
図4を参照すると、それぞれのポータルサイトとして機能するアプリケーションを単一のアプリケーションを通じて統合サービスを提供できるようにし、それぞれの加盟店又は会員会社(加盟会社 )に顧客カスタマイズサービスを提供する場合、カスタマイズの要求が発生すると、会員会社別にそれぞれのアプリケーションを作成するのが一般的であるが、このような方式は、費用及び時間を必要とし、維持管理の面でも問題があるので、本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーションの提供方法は、単一のアプリケーションを通じて、様々な顧客会社のニーズに合わせた顧客カスタマイズアプリケーションサービスを提供することができる。
【0055】
図5を参照すると、A社のニーズは、商品詳細画面を構成する際に、「商品詳細+商品別クーポン使用+決済」で構成することであり、B社のニーズは、商品詳細画面を構成する際に、「商品詳細+ポイント使用+レビュー」、「商品の評価+決済」を構成することである。
【0056】
これは、A顧客会社とB顧客会社が同一のページを異ならせたい場合に相当する。上述したように異なるページ構成が要求された場合には、各顧客会社に適したモジュール及びプラグインを作成し、一つの共通アプリケーション内の当該ページを構成するモジュールの構成情報(パラメータ:x、y、width、height、color、font)などをデータベースから抽出し、当該顧客会社のニーズに合わせたモジュール又はプラグインを動的にロードし、画面をリアルタイムで構成してユーザに提供することができる。
【0057】
このとき、モジュール又はプラグインが実行されるたびに動的にロードされると、実行速度が低下する可能性がある。この問題を解決するために、ユーザパターン分析及び頻繁に使用される基本モジュールを顧客会社又はユーザの端末(デバイス)内の特定のフォルダに予めロードしておく。これにより、多くの顧客会社及びユーザのニーズを満たすことができる。レイアウトエディタ320を用いると、顧客会社やユーザは、ドラッグアンドドロップ方式で当該アプリケーションの機能及び画面を自分の好みに直接構成することができる。したがって、サービスを提供する者は、低費用で顧客会社のニーズを満たすことができる。さらに、顧客会社は、専門家の助けを借りずにレイアウトエディタ320を使用して独自のサービスを構成することができる。その結果、これは顧客会社とアプリケーション作成会社の両方ウィンウィンすることができる。
【0058】
この時、
図4を再度参照すると、一つのアプリケーションは8つのアプリケーションを含み、8つのアプリケーションのそれぞれは、専門領域のポータル及び加盟サービスを提供しなればならない。このため、顧客カスタマイズサービスが非常に重要である。500個のマートのそれぞれがカスタマイズサービスのためにそれぞれのアプリケーションを作成することは現実的に不可能であるため、ほとんどの顧客会社は、顧客カスタマイズサービスを放棄せざるを得なかった。しかしながら、本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーション作成方法は、簡単に低費用で、顧客カスタマイズサービスを提供することができる。
【0059】
また、例えば、ERPプログラムの場合、それぞれの機能をモジュールとして作成し、部門別、チーム別、社員別の権限に応じて当該モジュールを用いてマウスドラッグアンドドロップ方式で画面を再構成して使用することができる。これにより、ERPプログラムによれば、ユーザ別に最適化された機能のみを使用することができる。例えば、人事部の最初の会計管理メニューを後ろに送り、人事部に必要な人事実績メニューを前に配置してもよく、会計管理メニューを削除してもよく、総務部には人事実績メニューが表示されないように削除してもよい。
【0060】
また、通常、ERPを使用する業者の場合、未使用の機能であっても購入する必要があるため、費用の無駄が発生する場合がほとんどである。しかしながら、本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーション作成方法を用いると、必要な機能だけを購入した後にERPを利用することができるので、ERPの導入による費用を大幅に削減することができる。また、プログラム自体を最小モジュール単位で開発し、レイアウトエディタを用いてUIを構成して使用する方式は、開発、サービス及び個人カスタマイズサービスの面で多くの利点及び利便性を提供することができる。
【0061】
図6を参照すると、ユーザ端末100においては、自分が希望する機能に対応するモジュールのみを無料又は有料で購入して使用可能であり、顧客会社端末400においても、自分が希望する機能のみをカスタマイズ型で作成することができるだけではなく、プログラマーの助けがなくても自分でレイアウトやメニューを変更して使用することができる。これにより、メモリ、コンピューティングリソース及びネットワークリソースの無駄を最小限に抑えることができる。
【0062】
図7を参照すると、ユーザ端末100は、一般ユーザ向けのモジュールライブラリ、テンプレートライブラリ(UIモジュール)、画像ライブラリ、動画ライブラリ及び/又はアイテムライブラリを介してレイアウトやメニューを編集することができる。
【0063】
図1乃至
図7を参照して説明した一実施形態に係るカスタマイズアプリケーション作成方法は、コンピュータによって実行されるアプリケーションやプログラムモジュールなどのコンピュータによって実行可能な命令語を含む記録媒体の形態として実現されてもよい。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の可用媒体でもよく、揮発性及び不揮発性媒体、分離型及び非分離型媒体を全て含む。また、コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ保存媒体を全て含んでもよい。コンピュータ保存媒体は、コンピュータ読取可能命令語、データ構造、プログラムモジュール又はその他のデータのような情報の保存のための任意の方法、又は技術で実現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型媒体を全て含む。
【0064】
前述した本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーション作成方法は、端末にデフォルトでインストールされているアプリケーション(これは端末にデフォルトで搭載されているプラットフォームやオペレーティングシステムなどに含まれているプログラムを含むことができる)によって実行されてよく、アプリケーションストアサーバ、アプリケーション又は当該サービスに関連するWebサーバなどのアプリケーション提供サーバを介して、ユーザがマスタ端末に直接インストールしたアプリケーション(すなわち、プログラム)によって実行されてもよい。この意味で、前述した本発明の一実施形態に係るカスタマイズアプリケーション作成方法は、端末にデフォルトでインストールされているアプリケーション(すなわち、プログラム)、又はユーザによって直接インストールされたアプリケーション(すなわち、プログラム)によって実現されてもよく、端末などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。
【0065】
前述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須特徴を変更せず他の具体的な形態に容易に変形可能ということが理解できるであろう。よって、前述した実施の形態は、全ての面で例示的なことであり、限定的ではないことを理解すべきである。例えば、単一型に説明されている各構成要素は分散して実施してもよく、同様に分散して説明されている構成要素も結合された形態で実施してもよい。
【0066】
本発明の範囲は、前記詳細な説明より後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲並びにその均等概念から導出される全ての変更、又は変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈すべきである。