【解決手段】本広告提供システムは、第1出力手段と、第2出力手段と、第1管理手段と、詳細広告出力手段とを備える。第1出力手段は、店舗内に滞在する複数の人物から閲覧可能な位置に設けられ、店舗が提供する情報の概要を含む概要広告が出力される。第2出力手段は、店舗内に設置された取引装置に設けられ、取引装置を操作する顧客から閲覧可能な位置に設けられる。第1管理手段は、顧客情報を管理する顧客管理手段に登録された顧客属性と、概要広告と、概要広告よりも詳細な情報を含む詳細広告との対応関係を管理する。詳細広告出力手段は、取引装置を操作する顧客の顧客属性を受信すると、第1管理手段において、第1出力手段に出力された概要広告および受信した顧客属性に対応付けられた詳細広告を第2出力手段に出力する。
店舗内に滞在する複数の人物から閲覧可能な位置に設けられ、前記店舗が提供する情報の概要を含む概要広告が出力される第1出力手段と、前記店舗内に設置された取引装置に設けられ、前記取引装置を操作する顧客から閲覧可能な位置に設けられる第2出力手段と、に接続された広告提供装置であって、
顧客管理手段に登録された顧客属性と、前記概要広告と、前記概要広告よりも詳細な情報を含む詳細広告との対応関係を管理する第1管理手段と、
前記取引装置を操作する顧客の前記顧客属性を受信すると、前記管理手段において、前記第1出力手段に出力された概要広告および受信した前記顧客属性に対応付けられた詳細広告を前記第2出力手段に出力する詳細広告出力手段と、を備える、
広告提供装置。
店舗内に滞在する複数の人物から閲覧可能な位置に設けられ、前記店舗が提供する情報の概要を含む概要広告が出力される第1出力手段と、前記店舗内に設置された取引装置に設けられ、前記取引装置を操作する顧客から閲覧可能な位置に設けられる第2出力手段と、に接続されたコンピュータが、
顧客情報を管理する顧客管理手段に登録された顧客属性と、前記概要広告と、前記概要広告よりも詳細な情報を含む詳細広告との対応関係を管理し、
前記取引装置を操作する顧客の前記顧客属性を受信すると、前記第1管理手段において、前記第1出力手段に出力された概要広告および受信した前記顧客属性に対応付けられた詳細広告を前記第2出力手段に出力する、
広告提供方法。
店舗内に滞在する複数の人物から閲覧可能な位置に設けられ、前記店舗が提供する情報の概要を含む概要広告が出力される第1出力手段と、前記店舗内に設置された取引装置に設けられ、前記取引装置を操作する顧客から閲覧可能な位置に設けられる第2出力手段と、に接続されたコンピュータに、
顧客情報を顧客管理手段に登録された顧客属性と、前記概要広告と、前記概要広告よりも詳細な情報を含む詳細広告との対応関係を管理させ、
前記取引装置を操作する顧客の前記顧客属性を受信すると、前記第1管理手段において、前記第1出力手段に出力された概要広告および受信した前記顧客属性に対応付けられた詳細広告を前記第2出力手段に出力させる、
広告提供プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。以下に示す実施形態の構成は例示であり、開示の技術は実施形態の構成に限定されない。
【0015】
<実施形態>
図1は、実施形態に係る広告提供システム1の一例を示す図である。広告提供システム1は、広告表示サーバ10、Automatic Teller Machine(ATM)20、受付機30、窓口端末35、解析サーバ40、カメラ50、広告配信サーバ60および顧客情報管理サーバ70を含む。広告表示サーバ10、ATM20、受付機30、窓口端末35、解析サーバ40、広告配信サーバ60および顧客情報管理サーバ70は、ネットワーク80Nによって相互に通信可能に接続される。解析サーバ40にはカメラ50が接続される。広告配信サーバ60および顧客情報管理サーバ70は、データセンター3に配置される。広告表示サーバ10、ATM20、受付機30、窓口端末35および解析サーバ40は、金融機関の店舗2に配置される。
【0016】
実施形態では、店舗2の待合室等に待合室ディスプレイ10aが設置される。待合室ディスプレイ10aは、待合室にいる複数の人物から閲覧可能な位置に設けられる。待合室ディスプレイ10aは広告表示サーバ10に接続される。また、ATM20は、後述するように表示装置である正面ディスプレイ21および操作画面26を備える。実施形態では、店舗2を訪れた人物の属性に応じた商品の概要を説明する概要広告情報が広告表示サーバ10から待合室ディスプレイ10aおよび正面ディスプレイ21に出力される。また、ATM20の操作画面26には、概要広告情報で概要が説明された商品の詳細をATM20を操作する顧客の属性に応じて説明する詳細広告情報が出力される。以下、本明細書において、概要広告情報および詳細広告情報を総称して、広告情報と称する。広告情報は、ひとつの商品または役務を紹介する広告であっても、複数の商品または役務を紹介する広告であってもよい。広告情報は、動画であっても静止画であってもよい。また、広告情報は、複数の静止画が順番に出力されるスライドショーであってもよい。待合室ディスプレイ10aは、「第1出力手段」の一例である。概要広告情報は、「概要広告」の一例である。詳細広告情報は、「詳細広告」の一例である。
【0017】
店舗2は、金融機関の営業店舗である。店舗2では、顧客に対して、口座開設、各種金融商品の説明、各種金融商品の契約等が行われる。店舗2には、広告表示サーバ10、ATM20、受付機30、窓口端末35、解析サーバ40およびカメラ50が配置される。
【0018】
広告表示サーバ10は、広告配信サーバ60から配信された広告情報を出力する情報処理装置である。広告表示サーバ10には表示装置である待合室ディスプレイ10aが接続される。待合室ディスプレイ10aは、例えば、店舗2内における顧客の待合室等に設けられる。広告表示サーバ10は、広告配信サーバ60から配信された広告情報を待合室ディスプレイ10aおよびATM20の正面ディスプレイ21に出力する。
【0019】
ATM20は、現金を取り扱う情報処理装置である。
図2は、ATM20の外観の一例を示す図である。ATM20は、正面ディスプレイ21、通帳挿入口22、カード挿入口23、硬貨投入口24、紙幣投入口25、操作画面26および入力部27を備える。通帳挿入口22は、通帳を挿入する挿入口である。通帳挿入口22に挿入された通帳は、ATM20による処理内容が記帳され、利用者に返却される。カード挿入口23は、キャッシュカードを挿入する挿入口である。硬貨投入口24は、硬貨を投入する硬貨投入口である。硬貨投入口24には、例えば、口座に入金する硬貨が投入される。紙幣投入口25は、紙幣を投入する紙幣投入口である。紙幣投入口25には、例えば、口座に入金する紙幣が
投入される。また、紙幣投入口25は、口座から出金された紙幣の取り出し口でもある。正面ディスプレイ21および操作画面26は、表示装置である。
図2では正面ディスプレイ21はATM20に内蔵されているが、正面ディスプレイ21はATM20に内蔵されていなくともよい。例えば、正面ディスプレイ21は、ATM20の上方に設けられてもよい。すなわち、正面ディスプレイ21は、ATM20で取引を行う顧客の他、ATM20での取引の順番待ちのため、当該顧客の後方に並んでいる人物からも閲覧可能な位置に設けられればよい。正面ディスプレイ21には、例えば、広告表示サーバ10から配信された広告が表示される。操作画面26は、ATM20で取引を行う顧客が閲覧可能な位置であって、店舗2内に滞在する他の人物からは閲覧が困難な位置に設けられる。操作画面26には、例えば、ATM20の利用者に対して操作手順の案内、操作結果等が表示される。操作画面26には、さらに、商品の詳細を説明する詳細広告情報が表示される。入力部27は、ATM20の利用者からの操作を受け付けるユーザーインタフェースである。入力部27は、例えば、タッチ操作を受け付けるタッチパネル、テンキーによって例示されるキーボード等である。ATM20は、顧客の取引が終了すると、当該顧客を識別する顧客IDと取引が終了した取引終了時刻を記録する。ATM20は、「取引装置」の一例である。正面ディスプレイ21は、「第1出力手段」の一例である。操作画面26は、「第2出力手段」の一例である。
【0020】
受付機30は、口座開設、ローンの相談等によって例示されるサービスの申し込みを受け付ける情報処理装置である。
図3は、受付機30の外観の一例を示す図である。受付機30は、受付票出力口32および複数の受付ボタン31a、31b、31c、31dを備える。受付ボタン31a、31b、31c、31dを総称して、受付ボタン31と称する。受付ボタン31の各々は、店舗2で提供されるサービスに対応付けられる。
図3を参照すると、例えば、受付ボタン31aは「口座開設」に対応付けられる。受付機30は、受付ボタン31が押下されることで、受付ボタン31に対応するサービスの申し込みを受け付ける。受付機30は、受付ボタン31が押下されると、受付ボタン31に対応付けられたサービスを示すサービス情報をネットワーク80Nを介して広告配信サーバ60に送信する。また、受付機30は、受付ボタン31が押下されると、受付ボタン31に対応付けられたサービスを記載した受付票を印刷し、受付票出力口32から出力する。受付票には、例えば、押下された受付ボタン31に対応付けられたサービスの名称および受付番号が印刷される。受付機30は、サービスの申し込みを受け付ける際に、キャッシュカード等の入力を受け付けることで、顧客を識別する顧客IDを取得し、当該顧客を受け付けた受付時刻と顧客IDとを対応付けて記憶してもよい。
【0021】
窓口端末35は、窓口業務を実行する情報処理装置である。窓口端末35は、店舗2の店員によって操作される。窓口端末35は、例えば、取引時に取得した顧客IDを基に受付機30に対して、当該顧客の受付時刻を取得する。窓口端末35は、受付時刻と取引終了時刻を基に、顧客IDで識別される顧客の滞在時間を算出してもよい。窓口端末35は、複数の顧客の滞在時間を顧客の人数で割ることで、店舗2に顧客が滞在する平均滞在時間を算出することができる。
【0022】
カメラ50は、店舗内を撮影するカメラである。カメラ50は、例えば、店舗内における顧客の待合室等に設けられ、待合室等に滞在する顧客を撮影する。カメラ50は、例えば、Universal Serial Bus(USB)によって解析サーバ40と接続される。カメラ50によって撮影された画像の画像データは、解析サーバ40に送信される。
【0023】
解析サーバ40は、受信したデータを解析することで、店舗内に滞在する人物の属性情報を取得する情報処理装置である。解析サーバ40が受信するデータは、例えば、カメラ50から受信する画像データや受付機30から受信する顧客IDである。解析サーバ40は、受信したデータの解析を所定間隔で行う。解析サーバ40は、受信したデータを解析
することで、待合室等の店舗内に滞在する人物や来店した人物の年代、性別等を含む属性を取得する。所定間隔は、例えば、顧客が店舗内に滞在する平均滞在時間を基に決定されてもよい。解析サーバ40は、「属性取得手段」の一例である。カメラ50から受信する画像データを解析して属性情報を取得する解析サーバ40は、「外見属性取得手段」の一例である。また、カメラ50から受信する画像データを解析して属性情報を取得される属性情報は、「外見属性」の一例である。
【0024】
データセンター3は、例えば、金融機関が保有する各種サーバを設置するデータセンターである。データセンター3には、広告配信サーバ60および顧客情報管理サーバ70が配置される。
【0025】
広告配信サーバ60は、様々な広告情報を格納する情報処理装置である。広告配信サーバ60には、例えば、金融機関が取り扱う金融商品の情報を提供する広告情報、金融機関に商品の宣伝を依頼した企業の広告情報、または各種イベントに係る情報を提供する広告情報が格納される。広告配信サーバ60は、広告情報を広告表示サーバ10やATM20に配信する。広告配信サーバ60が配信する広告情報は、「店舗が提供する情報」の一例である。
【0026】
顧客情報管理サーバ70は、金融機関の顧客に関する情報(顧客情報)を格納するデータベースを有する情報処理装置である。顧客情報管理サーバ70には、例えば、顧客が金融機関と契約する際に記入した契約書等の記載に基づいた情報が格納される。顧客情報管理サーバ70は、例えば、解析サーバ40や広告配信サーバ60からの問い合わせに応じて、顧客情報を広告配信サーバ60に送信する。顧客情報管理サーバ70は、「顧客管理手段」の一例である。
【0027】
ネットワーク80Nは、情報処理装置を相互に通信可能に接続するコンピュータネットワークである。ネットワーク80Nは、例えば、インターネット、専用線によるネットワーク、Virtual Private Network(VPN)、広域Local Area Network(LAN)である
。
【0028】
図4は、情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置900は、Central Processing Unit(CPU)901、主記憶部902、補助記憶部9
03、通信部904および接続バスB1を含む。CPU901、主記憶部902、補助記憶部903および通信部904は、接続バスB1によって相互に接続されている。情報処理装置900は、広告表示サーバ10、ATM20、受付機30、窓口端末35、解析サーバ40、広告配信サーバ60および顧客情報管理サーバ70として利用できる。
【0029】
CPU901は、マイクロプロセッサユニット(MPU)、プロセッサとも呼ばれる。CPU901は、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPU901がマルチコア構成を有していても良い。CPU901が実行する処理のうち少なくとも一部は、CPU901以外のプロセッサ、例えば、Digital Signal Processor(DSP)、Graphics Processing Unit(GPU)、数値演算プロセッサ、ベクトルプロセッサ、画像処理プロセッサ等の専用プロセッサで行われても良い。また、CPU901が実行する処理のうち少なくとも一部は、集積回路(IC)、その他のディジタル回路によって実行されてもよい。また、CPU901の少なくとも一部にアナログ回路が含まれても良い。集積回路は、LSI、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、プログラマブルロジックデバ
イス(PLD)を含む。PLDは、例えば、Field-Programmable Gate Array(FPGA
)を含む。CPU901は、プロセッサと集積回路との組み合わせであっても良い。組み合わせは、例えば、マイクロコントローラユニット(MCU)、System-on-a-chip(So
C)、システムLSI、チップセットなどと呼ばれる。情報処理装置900では、CPU901が補助記憶部903に記憶されたプログラムを主記憶部902の作業領域に展開し、プログラムの実行を通じて周辺装置の制御を行う。これにより、情報処理装置900は、所定の目的に合致した処理を実行することができる。主記憶部902および補助記憶部903は、情報処理装置900が読み取り可能な記録媒体である。
【0030】
主記憶部902は、CPU901から直接アクセスされる記憶部として例示される。主記憶部902は、Random Access Memory(RAM)およびRead Only Memory(ROM)を含む。
【0031】
補助記憶部903は、各種のプログラムおよび各種のデータを読み書き自在に記録媒体に格納する。補助記憶部903は外部記憶装置とも呼ばれる。補助記憶部903には、オペレーティングシステム(Operating System、OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。OSは、通信部904を介して接続される外部装置等とのデータの受け渡しを行う通信インターフェースプログラムを含む。外部装置等には、例えば、コンピュータネットワーク等で接続された、他の情報処理装置および外部記憶装置が含まれる。なお、補助記憶部903は、例えば、ネットワーク上のコンピュータ群であるクラウドシステムの一部であってもよい。
【0032】
補助記憶部903は、例えば、Erasable Programmable ROM(EPROM)、ソリッド
ステートドライブ(Solid State Drive、SSD)、ハードディスクドライブ(Hard Disk
Drive、HDD)等である。また、補助記憶部903は、例えば、Compact Disc(CD)ドライブ装置、Digital Versatile Disc(DVD)ドライブ装置、Blu-ray(登録商標) Disc(BD)ドライブ装置等である。また、補助記憶部903は、Network Attached Storage(NAS)あるいはStorage Area Network(SAN)によって提供されてもよい。
【0033】
通信部904は、例えば、ネットワーク80Nとのインターフェースである。通信部904は、ネットワーク80Nを介して外部の装置と通信を行う。
【0034】
情報処理装置900は、例えば、ユーザ等からの操作指示等を受け付ける入力部をさらに備えてもよい。このような入力部として、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、加速度センサーあるいは音声入力装置といった入力デバイスを例示できる。
【0035】
情報処理装置900は、例えば、CPU901で処理されるデータや主記憶部902に記憶されるデータを出力する出力部を備えるものとしてもよい。このような、出力部として、Cathode Ray Tube(CRT)ディスプレイ、Liquid Crystal Display(LCD)、Plasma Display Panel(PDP)、Electroluminescence(EL)パネル、有機ELパネル
あるいはプリンタといった出力デバイスを例示できる。
【0036】
<広告表示サーバ10の処理ブロック>
図5は、広告表示サーバ10の処理ブロックの一例を示す図である。広告表示サーバ10は、受付部101、送信部102および出力部103を備える。広告表示サーバ10は、主記憶部902に実行可能に展開されたコンピュータプログラムをCPU901が実行することで、上記広告表示サーバ10の、受付部101、送信部102および出力部103等の各部としての処理を実行する。
【0037】
受付部101は、広告配信サーバ60から広告情報の配信を受け付ける。送信部102は、受付部101が広告配信サーバ60から受信した概要広告情報をATM20に送信する。出力部103は、広告配信サーバ60から受信した概要広告情報を待合室ディスプレイ10aに出力する。
【0038】
<ATM20の処理ブロック>
図6は、ATM20の処理ブロックの一例を示す図である。ATM20は、第1受信部201、顧客ID送信部202、第2受信部203、第1出力部204および第2出力部205を備える。ATM20は、主記憶部902に実行可能に展開されたコンピュータプログラムをCPU901が実行することで、上記ATM20の、第1受信部201、顧客ID送信部202、第2受信部203、第1出力部204および第2出力部205等の各部としての処理を実行する。
【0039】
第1受信部201は、広告表示サーバ10から送信された概要広告情報を受信する。顧客ID送信部202は、例えば、取引開始の際にATM20に挿入された通帳またはキャッシュカードから顧客を識別する顧客IDを取得する。顧客IDは、例えば、顧客が保有する口座の口座番号である。顧客ID送信部202は、ATM20を用いて取引を行う顧客の顧客IDを広告配信サーバ60に送信する。
【0040】
第2受信部203は、広告配信サーバ60から送信された詳細広告情報を受信する。第1出力部204は、第1受信部201で受信した概要広告情報を正面ディスプレイ21に出力する。第2出力部205は、第2受信部203が広告配信サーバ60から受信した詳細広告情報を操作画面26に出力する。第2出力部205は、「詳細広告出力手段」の一例である。
【0041】
<解析サーバ40の処理ブロック>
図7は、解析サーバ40の処理ブロックの一例を示す図である。解析サーバ40は、受信部401、抽出部402、判定部403、取得部404、算出部405および送信部406を備える。解析サーバ40は、主記憶部902に実行可能に展開されたコンピュータプログラムをCPU901が実行することで、上記解析サーバ40の、受信部401、抽出部402、判定部403、取得部404、算出部405および送信部406等の各部としての処理を実行する。
【0042】
受信部401は、データを受信する。受信部401が受信するデータは、例えば、カメラ50から受信する画像データや受付機30から受信する顧客IDである。受信部401は、カメラ50から画像データを受信すると、受信した画像データを抽出部402に渡す。また、受信部401は、受付機30から顧客IDを受信すると、受信した顧客IDを取得部404に渡す。抽出部402は、受信部401がカメラ50から受信した画像データから人物が撮影された領域を抽出する。抽出部402は、画像データに複数の人物が撮影されている場合、各々の人物が撮影された領域を抽出する。抽出部402は、例えば、撮影された人物を含む矩形領域を抽出する。
【0043】
判定部403は、抽出部402が抽出した領域各々に含まれる人物について、属性を判定する。属性は、例えば、人物の性別、年代である。領域に含まれる人物の属性を判定する方法は、公知の様々な技術を適用可能である。
【0044】
取得部404は、受信部401から受け取った顧客IDを含む顧客属性情報取得要求を送信して、顧客IDで特定される顧客の属性情報を顧客情報管理サーバ70から取得する。
【0045】
算出部405は、判定部403による判定結果と取得部404による取得結果とを基に、属性毎の人数を算出する。算出部405は、所定間隔で算出を行う。算出部405は、各属性毎に、所定間隔の間に判定部403によって判定された属性毎の人数と取得部404によって取得された属性毎の人数とを比較し、多い方の人数を当該属性の人数として算
出する。例えば、判定部403によって判定された「男性中年」の人数が3名、「女性高年」の人数が1名であり、取得部404によって取得された「男性中年」の人数が1名、「女性高年」の人数が2名であった場合、算出部405は、「男性中年」の人数を3名、「女性高年」の人数を2名と算出する。
【0046】
送信部406は、判定部403が判定した属性と当該属性に該当する延べ人数を含む属性情報を広告配信サーバ60に送信する。属性情報は、例えば、青年以下0名、中年2名、中年女性1名、高年女性4名等である。
【0047】
<広告配信サーバ60の処理ブロック>
図8は、広告配信サーバ60の処理ブロックの一例を示す図である。広告配信サーバ60は、第1受信部601、第1決定部602、第1送信部603、第2受信部604、第2決定部605、第2送信部606、問い合わせ部607、概要広告DB608、詳細広告DB609および広告所在DB610を備える。広告配信サーバ60は、主記憶部902に実行可能に展開されたコンピュータプログラムをCPU901が実行することで、上記第1受信部601、第1決定部602、第1送信部603、第2受信部604、第2決定部605、第2送信部606、問い合わせ部607、概要広告DB608、詳細広告DB609および広告所在DB610等の各部としての処理を実行する。広告配信サーバ60は、「広告提供装置」の一例である。広告配信サーバ60のCPU901が実行して上記第1受信部601、第1決定部602、第1送信部603、第2受信部604、第2決定部605、第2送信部606、問い合わせ部607、概要広告DB608、詳細広告DB609および広告所在DB610の各部を実現するプログラムは、「広告提供プログラム」の一例である。
【0048】
概要広告DB608には、商品の概要を説明する概要広告情報を特定する概要広告IDと当該概要広告情報の配信対象となる属性情報との対応関係が格納される。属性は、例えば、人物の外見から推定される当該人物の特徴を示す属性や顧客IDと対応付けて顧客情報管理サーバに記憶された属性である。
図9は、概要広告DB608が格納する概要広告IDと属性情報との対応関係の一例を示す図である。
図9では、属性情報として、年代および性別が例示される。概要広告DB608は、人物の属性を示す属性フィールド608a、サービスの種別を示す情報が格納されるサービスフィールド608b、概要広告IDが格納される概要広告IDフィールド608cが例示される。フィールド607aでは、概要広告情報の配信対象となる属性について「1」、配信対象とならない属性について「0」が格納される。フィールド607bには、概要広告情報が対象とするサービスを示す情報が格納される。フィールド607cには、概要広告情報を特定する概要広告IDが格納される。概要広告DB608は、「第2管理手段」の一例である。属性情報は、「人物の属性」の一例である。
【0049】
詳細広告DB609には、商品の詳細を説明する詳細広告情報の所在を示す情報と当該詳細広告情報の配信対象となる顧客の顧客属性との対応関係が格納される。顧客属性は、例えば、顧客の家族構成を示す情報である。
図10は、詳細広告DB609が格納する詳細広告情報と顧客属性との対応関係の一例を示す図である。
図10では、概要広告IDが格納される概要広告IDフィールド609a、顧客属性が格納される属性フィールド609bおよび詳細広告情報を特定する詳細広告IDが格納される詳細広告IDフィールド609cが例示される。詳細広告DB609は、「第1管理手段」の一例である。
【0050】
広告所在DB610には、広告を特定する広告IDと広告情報の格納場所との対応関係が格納される。広告IDは、概要広告IDおよび詳細広告IDを含む。広告情報は、概要広告情報および詳細広告情報を含む。
図11は、広告所在DB610が格納する広告IDと広告情報の格納場所との対応関係の一例を示す図である。広告所在DB610は、広告
IDが格納される広告IDフィールド610aと広告情報の格納場所を示す情報が格納される広告情報フィールド610bを含む。格納場所を示す情報は、例えば、広告情報のパス名である。
【0051】
第1受信部601は、受付機30が受け付けたサービスを示すサービス情報を受付機30から受信したり、解析サーバ40によって解析された属性情報を解析サーバ40から受信したりする。第1決定部602は、第1受信部601が受信したサービス情報および属性情報の少なくとも一方を基に、概要広告DB608を参照して、配信する概要広告情報の概要広告IDを取得する。第1送信部603は、第1決定部602が取得した概要広告IDを基に広告所在DB610を参照して概要広告情報の格納場所を取得し、当該格納場所から概要広告情報を読み出す。第1送信部603は読み出した概要広告情報を広告表示サーバ10およびATM20に送信する。
【0052】
第2受信部604は、ATM20から顧客を特定する顧客IDを受信する。問い合わせ部607は、第2受信部604が受信した顧客IDを含む顧客属性情報取得要求を顧客情報管理サーバ70に送信する。問い合わせ部607は、顧客属性情報取得要求の応答として、顧客情報管理サーバ70から顧客属性情報を受信する。第2決定部605は、問い合わせ部607が受信した顧客属性情報を基に、詳細広告DB609を参照して、配信する詳細広告情報の詳細広告IDを取得する。第2送信部606は、第2決定部605が取得した詳細広告IDを基に広告所在DB610を参照して詳細広告情報の格納場所を取得し、当該格納場所から詳細広告情報を読み出す。第2送信部606は読み出した詳細広告情報をATM20に送信する。第2送信部606は、「詳細広告出力手段」の一例である。
【0053】
<顧客情報管理サーバ70の処理ブロック>
図12は、顧客情報管理サーバ70の処理ブロックの一例を示す図である。顧客情報管理サーバ70は、受付部701、抽出部702、送信部703および顧客DB704を備える。顧客情報管理サーバ70は、主記憶部902に実行可能に展開されたコンピュータプログラムをCPU901が実行することで、上記受付部701、抽出部702、送信部703および顧客DB704等の各部としての処理を実行する。
【0054】
顧客DB704は、顧客属性情報を格納するデータベースである。顧客DB704は、顧客を特定する顧客IDと顧客属性情報との対応関係を記憶する。
図13は、顧客DB704に格納されるテーブルの一例を示す図である。顧客DB704に格納されるテーブルは、顧客IDフィールド704a、既婚フィールド704bおよび子フィールド704cを有する。顧客IDフィールド704aには、顧客を特定する顧客IDが格納される。既婚フィールド704bには、顧客が既婚者であるか否かを示す情報が格納される。
図13に例示される場合、既婚フィールド704bには、顧客が既婚者である場合には「1」、顧客が既婚者でない場合は「0」、が格納される。子フィールド704cには、子どもの有無を示す情報が格納される。
図13に例示される場合、子フィールド704cには、顧客が子どもを有する場合には「1」、顧客が子どもを有さない場合には「0」、が格納される。
【0055】
受付部701は、解析サーバ40や広告配信サーバ60から顧客属性情報取得要求を受信する。抽出部702は、顧客属性情報取得要求に含まれる顧客IDを抽出する。抽出部702は、顧客IDを基に、顧客DB704から顧客属性情報を抽出する。顧客属性情報は、例えば、既婚であるか否かを示す情報および子どもの有無を示す情報を含む。送信部703は、抽出部702が抽出した顧客属性情報を要求元に送信する。
【0056】
<広告表示サーバ10の処理フロー>
図14は、広告表示サーバ10の処理フローの一例を示す図である。以下、
図14を参
照して、広告表示サーバ10の処理フローの一例について説明する。
【0057】
OP1では、受付部101は、広告配信サーバ60から配信された概要広告情報を受信する。OP2では、送信部102は、OP1で受信した概要広告情報をATM20に送信する。OP3では、出力部103は、OP1で受信した概要広告情報を待合室ディスプレイ10aに出力する。出力部103は、現在出力中の概要広告情報が終了してからOP1で受信した概要広告情報を出力してもよいし、現在出力中の概要広告情報を中断してOP1で受信した概要広告情報を出力してもよい。OP2の処理とOP3の処理の処理順序に限定は無い。OP2の処理とOP3の処理とが同時に行われてもよい。
【0058】
<ATM20の処理フロー>
図15は、ATM20の処理フローの一例を示す図ある。以下、
図15を参照して、ATM20の処理フローの一例について説明する。
【0059】
OP11では、第1受信部201は、広告表示サーバ10が
図14のOP2で送信した概要広告情報を受信する。OP12では、第1出力部204は、OP11で受信した概要広告情報を正面ディスプレイ21に出力する。第1出力部204は、現在出力中の概要広告情報が終了してからOP11で受信した概要広告情報を出力してもよいし、現在出力中の概要広告情報を中断してOP11で受信した概要広告情報を出力してもよい。OP13では、顧客ID送信部202は、ATM20を用いて取引を行う顧客の顧客IDを取得する。顧客ID送信部202は、さらに、取得した顧客IDを広告配信サーバ60に送信する。OP14では、第2受信部203は、広告配信サーバ60が送信した詳細広告情報を受信する。OP15では、第2出力部205は、OP14で受信した詳細広告情報を操作画面26に出力する。第2出力部205は、現在出力中の詳細広告情報が終了してからOP14で受信した詳細広告情報を出力してもよいし、現在出力中の詳細広告情報を中断してOP14で受信した詳細広告情報を出力してもよい。
【0060】
<解析サーバ40の処理フロー>
図16は、解析サーバ40の処理フローの一例を示す図である。以下、
図16を参照して、解析サーバ40の処理フローの一例について説明する。
【0061】
OP31では、受信部401は、データを受信する。受信部401が受信するデータは、例えば、カメラ50が撮影した画像の画像データや受付機30が受け付けた顧客の顧客IDである。受信したデータが画像データである場合(OP32で画像)、処理はOP33に進められる。受信したデータが顧客IDの場合(OP32で顧客ID)、処理はOP36に進められる。
【0062】
OP33では、抽出部402は、OP31で受信した画像から人物が撮影された領域を抽出する。抽出部402は、画像に複数の人物が含まれている場合、撮影された人物ごとに領域を抽出する。
【0063】
OP34では、判定部403は、まだ属性の判定を行っていない領域からひとつの領域を選択する。判定部403は、選択した領域に含まれる人物の属性を判定する。判定される属性は、例えば、人物の性別、年代である。OP33で抽出された全ての領域についてOP34による判定を行った場合(OP35でYES)、処理はOP36に進められる。OP34による判定を行っていない領域がある場合(OP35でNO)、処理はOP34に進められる。
【0064】
OP36では、取得部404は、OP31で受信した顧客IDを含む顧客属性取得要求を顧客情報管理サーバ70に送信する。OP37では、取得部404は、顧客情報管理サ
ーバ70からOP37で送信した顧客IDで特定される顧客の属性情報を受信する。
【0065】
OP38では、算出部405は、OP34およびOP35における判定結果とOP36およびOP37における問い合わせ結果とを基に、属性毎の人数を算出する。OP39では、送信部406は、OP38で算出した属性毎の延べ人数を含む属性情報を広告配信サーバ60に送信する。解析サーバ40は、以上説明した
図16の処理を定期的に実行することで、属性情報を定期的に更新し、更新した属性情報を送信してもよい。
【0066】
<顧客情報管理サーバ70の処理フロー>
図17は、顧客情報管理サーバ70の処理フローの一例を示す図である。以下、
図17を参照して、顧客情報管理サーバ70の処理フローについて説明する。
【0067】
OP41では、受付部701は、解析サーバ40や広告配信サーバ60から顧客IDを含む顧客属性情報取得要求を受信する。OP42では、抽出部702は、OP41で受け付けた顧客属性情報取得要求から顧客IDを抽出する。抽出部702は、抽出した顧客IDに該当する顧客の顧客属性情報を顧客DB704から抽出する。顧客属性情報は、例えば、顧客IDによって特定される顧客が既婚であるか否か、子どもを有するか否か、を示す情報である。OP43では、送信部703は、OP42で抽出した顧客属性情報を要求元に送信する。
【0068】
<広告配信サーバ60の処理フロー>
図18は、広告配信サーバ60の処理フローの一例を示す図である。以下、
図18を参照して、広告配信サーバ60の処理フローの一例について説明する。
【0069】
OP51では、第1受信部601は、受付機30から受付機30が受け付けたサービスを示すサービス情報を受信する。第1受信部601は、さらに、属性情報を解析サーバ40から受信する。OP52では、第1決定部602は、OP51で受信したサービス情報および属性情報を基に送信する概要広告情報を決定する。第1決定部602は、例えば、受信した属性情報から、最も該当する延べ人数の多い属性を抽出する。第1決定部602は、例えば、属性として中年女性に該当する人数が他の属性に該当する人数より多い場合、中年女性を配信対象とする概要広告情報の概要広告IDを問い合わせ部607から抽出する。問い合わせ部607に格納された情報が
図9によって例示される場合、第1決定部602は、概要広告ID「A1」および「A2」を抽出する。第1決定部602は、さらに、抽出した概要広告IDのうち、対応付けられたサービスが受信したサービス情報と一致するものを抽出する。例えば、OP51で受信したサービス情報が「ローン・貸付」を示していた場合、第1決定部602は、「ローン・貸付」に対応付けられた概要広告ID「A2」を抽出する。
【0070】
OP53では、第1送信部603は、OP52で取得された概要広告IDによって特定される概要広告情報の所在を示す情報を広告所在DB610を参照して取得する。第1送信部603は、取得した概要広告情報の所在を示す情報を基に概要広告情報を読み出し、読み出した概要広告情報を広告表示サーバ10およびATM20に送信する。
【0071】
OP54では、第2受信部604は、ATM20から顧客IDを受信する。OP55では、問い合わせ部607は、OP54で第2受信部604が受信した顧客IDを含む顧客属性情報取得要求を顧客情報管理サーバ70に送信する。問い合わせ部607は、顧客属性情報の応答として、顧客情報管理サーバ70から顧客属性情報を受信する。
【0072】
OP56では、第2決定部605は、OP55で受信した顧客属性情報とOP52で取得した概要広告IDと概要広告DB608において対応付けられた詳細広告IDを抽出す
る。第2決定部605は、抽出した詳細広告IDからOP55で受信した顧客属性情報に対応付けられた詳細広告IDを抽出する。例えば、OP52において取得された概要広告IDが上述した「A1」である場合、第2決定部605は、詳細広告DB609を参照して、詳細広告ID「B1」、「B2」、「B3」を抽出する。さらに、OP55で受信した顧客属性情報が「既婚」、「子どもなし」を示す場合、第2決定部605は、詳細広告ID「B1」、「B2」、「B3」の中から、当該顧客属性情報に対応付けられた詳細広告ID「B2」を抽出する。第2決定部605は、抽出した詳細広告ID「B2」で示される詳細広告情報を送信する詳細広告情報として決定する。
【0073】
OP57では、第2送信部606は、OP56で取得した概要広告IDによって特定される詳細広告情報の所在を示す情報を広告所在DB610を参照して取得する。第2送信部606は、取得した詳細広告情報の所在を示す情報を基に詳細広告情報を読み出し、読み出した詳細広告情報をATM20に送信する。広告配信サーバ60によって実行される
図18に例示される処理は、「広告提供方法」の一例である。
【0074】
図19は、実施形態に係る広告提供システム1の処理シーケンスの一例を示す図である。以下、
図19を参照して、実施形態に係る広告提供システム1の処理シーケンスの一例について説明する。
【0075】
F1では、受付機30は、サービス情報を広告配信サーバ60に送信する。F2では、受付機30は、顧客IDを解析サーバ40に送信する。F3では、解析サーバ40は、カメラ50によって撮影された画像や受付機30から送信された顧客IDを基に取得した属性情報を送信する。F3の処理は、
図16のOP31からOP39において実行された処理である。F4では、広告配信サーバ60は、F1で受信したサービス情報およびF3で受信した属性情報に基づいて送信する概要広告を決定する。広告配信サーバ60は、決定した概要広告を広告表示サーバ10に送信する。F4の処理は、
図18のOP51からOP53で実行された処理である。F5では、広告表示サーバ10は、F4で広告配信サーバ60から受信した概要広告を待合室ディスプレイ10aに出力する。F5の処理は、
図14のOP1、OP3で実行された処理である。F6では、広告配信サーバ60は、F4で決定した概要広告情報をATM20に送信する。F6の処理は、
図18のOP51からOP53で実行された処理である。F7では、ATM20は、F6で受信した概要広告情報を正面ディスプレイ21に出力する。
【0076】
F8では、ATM20は、ATM20を操作した顧客を特定する顧客IDを広告配信サーバ60に送信する。F8の処理は、
図15のOP13で実行された処理である。F9では、広告配信サーバ60は、ATM20から受信した顧客IDを含む顧客属性情報取得要求を顧客情報管理サーバ70に送信する。F9の処理は、
図18のOP55で実行された処理である。F10では、顧客情報管理サーバ70は、顧客属性情報を広告配信サーバ60に送信する。F10の処理は、
図17のOP41からOP43で実行された処理である。F11では、広告配信サーバ60は、顧客属性情報および送信した概要広告に基づいて決定した詳細広告を広告表示サーバ10に送信する。F11の処理は、
図18のOP56およびOP57で実行された処理である。F12では、広告表示サーバ10は、F11で受信した詳細広告情報を操作画面26に出力する。
【0077】
<実施形態の作用効果>
実施形態では、例えば、
図19のF1からF7の処理で、概要広告情報が待合室ディスプレイ10aや正面ディスプレイ21に出力される。店舗2内に滞在する人物の属性に応じて概要広告情報が決定されるため、店舗2内に滞在する人物が興味を持つと思われる商品の情報を含む概要広告情報が待合室ディスプレイ10aや正面ディスプレイ21に出力される。さらに、実施形態では、F8からF12の処理で、正面ディスプレイ21に出力
された概要広告情報よりも詳細な情報を提供する詳細広告情報が操作画面26に出力される。詳細広告情報は、ATM20で取引を行う顧客の顧客属性情報に基づいて選択される。そのため、実施形態によれば、ATM20で取引を行う顧客に対して、概要広告情報によって説明された商品を当該顧客に適したより詳細な情報を提供する詳細広告情報を出力できる。すなわち、実施形態によれば、ATM20で取引を行う顧客に対して、ATM20の順番待ちの間に正面ディスプレイ21で閲覧した広告と関連し、かつ、顧客に適したより詳細な情報をATM20における取引時にATM20の操作画面26に提示することができるため、広告の訴求力が向上する。
【0078】
実施形態では、詳細広告情報は、ATM20で取引を行う顧客が閲覧可能な位置であって、店舗2内に滞在する他の人物からは閲覧が困難な位置に設けられた操作画面26に出力された。そのため、顧客の保有資産に基づく定期預け入れシミュレーションによって例示される顧客のプライバシーに関わる情報が詳細広告情報として出力されても、顧客のプライバシーの低下が抑制される。
【0079】
実施形態において、待合室ディスプレイ10aおよびATM20の正面ディスプレイ21に出力される広告情報は、互いに関連する広告情報であっても、互いに異なる広告情報であってもよい。互いに関連する広告情報が待合室ディスプレイ10aおよびATM20の正面ディスプレイ21に出力される場合、例えば、店舗内の待合室からATM20が設置されたコーナーに移動した顧客に対する広告情報の訴求力を高めることが可能となる。
【0080】
<変形例>
実施形態では、複数の概要広告情報や詳細広告情報が選択され、順番に出力されてもよい。複数の概要広告情報が出力される場合、例えば、各々の概要広告情報が対応付けられた属性に該当する人数の多いものから順番に出力してもよい。
【0081】
属性の各々に優先度が設定され、店舗内に滞在する顧客が該当する属性のうち、より高い優先度が設定された属性に対応付けられた広告情報が優先的に出力されてもよい。例えば、店舗内において中年女性を対象としたキャンペーンが実施されている場合、中年かつ女性である属性の優先度を高く設定すればよい。店舗内に「高年女性」の属性を有する顧客が0人、「中年女性」の属性を有する顧客が2人、「青年以下女性」の属性を有する顧客が5人滞在している場合、広告配信サーバ60は、他の属性より高い優先度が設定された「中年女性」を属性として抽出する。広告配信サーバ60は、抽出した「中年女性」に対応付けられた広告情報を出力する。このような構成とすることで、店舗内で行われるキャンペーン等のイベントと連動した広告情報を出力することができる。また、広告配信サーバ60は、設定された優先度の高い順に所定数の属性を抽出し、それぞれの属性に対応付けられた広告情報を順番に出力してもよい。
【0082】
実施形態では、広告配信サーバ60は、受付機30からサービス情報を受信すると、当該サービス情報によって特定されるサービスに対応付けられた概要広告情報を選択した。広告配信サーバ60は、例えば、受付機30から複数のサービス情報を所定期間受信してもよい。広告配信サーバ60は、所定期間内に受信したサービス情報から、受信した件数の多いものから順番にサービスを所定件数抽出する。広告配信サーバ60は、抽出した所定件数のサービス各々に対応付けられた概要広告情報を広告表示サーバ10、ATM20への送信対象としてもよい。
【0083】
実施形態では、属性情報の年代として「青年以下」、「中年」、「高年」の3つが例示された。しかしながら、属性情報の年代はさらに細かく分類されてもよい。属性情報の年代は、例えば、「10歳代」、「20歳代」、「30歳代」、「40歳代」・・・、と分類されてもよい。
【0084】
実施形態では、顧客属性情報として、例えば、子どもの有無が挙げられた。しかしながら、顧客属性情報には子どもの人数や年代が加えられてもよい。顧客属性情報に子どもの人数や年代が加えられることで、広告提供システム1は子どもの年代や人数に応じた詳細広告情報を出力できる。広告提供システム1は、例えば、子どもの年代や人数に応じて、学資保険や学費ローン等を詳細広告情報として出力させてもよい。さらに、顧客属性情報として、例えば、顧客の資産情報や居住地情報を挙げることができる。資産情報は、例えば、資産額、投資信託保有の有無、保険契約の有無等である。顧客属性情報として資産情報が採用された場合、広告提供システム1は顧客の資産に応じた広告情報を出力できる。また、顧客属性情報として居住地情報が採用された場合、広告提供システム1は顧客の居住地周辺の店舗に係る情報やイベントに係る情報を広告情報として出力できる。
【0085】
実施形態では、広告配信サーバ60は、ATM20から受信した顧客IDを受信し、受信した顧客IDを含む顧客属性情報取得要求を顧客情報管理サーバ70に送信することで、顧客属性情報を取得した。しかしながら、広告配信サーバ60が顧客属性情報を取得する方法は、このような方法に限定されない。例えば、ATM20が顧客IDを含む顧客属性情報取得要求を顧客情報管理サーバ70に送信して顧客情報管理サーバ70から顧客属性情報を取得し、広告配信サーバ60はATM20から当該顧客属性情報を取得してもよい。また、広告配信サーバ60は、キャッシュカード等の受付によって受付機30が取得した顧客IDを受付機30から受信し、受付機30から受信した顧客IDを含む顧客属性情報取得要求を顧客情報管理サーバ70に送信することで、顧客属性情報を取得してもよい。
【0086】
実施形態では、概要広告情報および詳細広告情報では、商品の説明が行われた。しかしながら、概要広告情報および詳細広告情報は、商品の説明に限定されず、例えば、店舗2の近所で行われる各種イベント情報であってもよい。
【0087】
実施形態では、例えば、
図1において、店舗2に設置されたATM20は1台であったが、ATM20の台数に限定は無い。複数台のATM20が店舗2内に存在する場合、個々のATM20の操作画面26には、当該ATM20で取引を行う顧客の顧客IDに基づいて選択された詳細広告情報が出力される。
【0088】
以上で開示した実施形態や変形例はそれぞれ組み合わせる事ができる。
【0089】
<<コンピュータが読み取り可能な記録媒体>>
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させる情報処理プログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
【0090】
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、Compact Disc Read Only Memory(CD−ROM)、Compact Disc - Recordable(CD−R)、Compact Disc - ReWriterable(CD−RW)、Digital Versatile Disc(DVD)、ブ
ルーレイディスク(BD)、Digital Audio Tape(DAT)、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。