【解決手段】携帯端末用カバー10は、携帯端末12が固定される被固定具14と、前記固定具14に取り付けられる被取付部材24と、を有し、前記被固定具14は側面18及び/又は該側面に接続された背面を有し、前記被固定具14の側面18又は背面と前記携帯端末12との間に前記被取付部材24の一部が挟まれて前記被取付部材24が前記被固定具14及び前記携帯端末12に固定される。
前記被取付部材は、前記被取付部材の少なくとも一部が前記携帯端末に接し、前記被取付部材を前記携帯端末に対する滑りを止める滑り留め部を有する請求項1記載の携帯端末用カバー。
前記カバー本体部、前記被固定具、前記被取付部材又は前記保持具の少なくとも1つには支持部取付部が設けられ、該支持部取付部に、他の部材に支持されるための支持部が取り付けられている請求項8又は9記載の携帯端末用カバー。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1から
図4は、本発明の第1実施形態を示す。
携帯端末用カバー10は、携帯端末12が固定される被固定具14を有する。この被固定具14は、例えば柔軟性のあるプラスチックやハードケースやシリコン等、アルミの携帯端末用バンパーや器具等であり、携帯端末のみならず、少なくとも一部を抱えて携帯端末を固定するもの、携帯端末の固定具等で、一般的に市販されているもの等も含む。 この実施形態においては、被固定具14は、プラスチック等のケースで、背面16の周囲4辺に背面16から表面側に立ち上がる4つの側面18を有する。側面18は、携帯端末12の周囲形状や、携帯端末の操作装置の形状等に合わせて形成され、
図3に示すように、携帯端末12の周囲が嵌るように、携帯端末12に固定される。この被固定具14の背面16には、携帯端末12のカメラ20に対応してカメラホール22が設けられている。
【0009】
また、携帯端末用カバー10は、被取付部材24を有する。この実施形態においては、被取付部材24は、被固定具14の周囲に対応した形状を有し、携帯端末12のガラス面を覆う蓋体として構成されている。この被取付部材24は、例えばゴム、シリコン、布、ひも、テープ、皮革、合成皮革、合成樹脂、ガラス、金属等のいずれかひとつ、あるいは、それらの組み合わせ等である。この被取付部材24には、舌片状に形成された挿入部26が1つの側方から延びている。この挿入部26は、携帯端末12が被固定具14に装着した場合、携帯端末12と被固定具14との間に挟まることが可能な程度に薄く形成されている。挿入部26の素材は、被取付部材24と同じであってもよいし、異なっていてもよい。この被取付部材24は、
図2に示すように、被固定具14の背面16と側面18との間に挿入部26が配置され、
図3に示すように、配置された挿入部26が携帯端末12と被固定具14との間に挟まれることによって、携帯端末12及び被固定具14に取り付けられる。このように被取付部材24は、被固定具14に対して着脱自在であるから、例えば、季節やファッションに合わせ着せ替え、汚れたりあきたら簡単に交換可能である。また、被取付部材24や挿入部26は、被固定具14の裏面にかからないので(
図4(b)参照)、被固定具14の裏面の絵柄やデザイン等を損なわない。これらは、後述する他の実施例においても同様である。以後、共通する部分については、図面に同一番号を付して省略する。
【0010】
図5は、本発明の第2実施形態を示す。
【0011】
この第2実施形態においては、第1実施形態と比較して、カバー本体部28を有する点が異なる。カバー本体部28は、被固定具14の背面側に配置されている。このカバー本体部28は、前述した被取付部材24と同様に、例えば、ゴム、シリコン、布、皮革、合成皮革、合成樹脂、ガラス、金属等のいずれかひとつ、あるいは、それらの組み合わせ等である。このカバー本体部28の素材は、被取付部材24と同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、例えば、携帯端末を装着したカバー本体部28部分だけで使用し、持ち運び時等に被取付部材24を付けてもよい。他にも、被取付部材24と挿入部26でなく、
図11に示す第7実施形態の第2のカバー本体部28b等をカバー本体部28等に付けてもよい。
【0012】
また、カバー本体部28には、例えば、保持具30の2つのバンド部が設けられている。
保持具30であるバンド部は、例えば、ゴム、シリコン、布、ひも、テープ、皮革、合成皮革、合成樹脂、金属等のいずれかひとつ、あるいは、それらの組み合わせ等からなる。この第2実施形態においては、保持具30のバンド部は輪状に形成され、カバー本体部28に形成された孔に通してある。ただし、例えば、縫合、接着、粘着、溶接、接合、係合、結合、留め具等のいずれかひとつ、あるいは、それらの組み合わせ等により保持具30のバンド部をカバー本体部28に固定してもよい。
なお、この第2実施形態においては、保持具30は、カバー本体部28に固定されているが、被取付部材24等に固定するようにしてもよい。
【0013】
被固定具14は、バンド部の内側に通らせる。また、前述した被取付部材24の挿入部26を被固定具14の背面部16と側面部18との間に配置する(
図5に示す状態)。そして、その上から携帯端末を被固定具14に装着する。携帯端末を被固定具14に装着すると、被取付部材24が携帯端末と被固定具14との間に挟まれて固定されると共に、保持具30のバンド部が携帯端末と被固定具14との間に挟まれて携帯端末、被固定具14及びカバー本体部28が一体となって固定される。
【0014】
なお、この第2実施形態においては、被取付部材24の裏面には滑り留め部32が形成されている。この滑り留め部32は、例えば薄地のビニールシートやシリコン等からなり、大きさ、素材、形状、数、位置等を問わない。この滑り留め部32等は、携帯端末の表面にくっついてずれたり等しないようにしたり、持ち運び時の携帯端末の表面のガラス面のクッション等にもなる。
【0015】
図6は、本発明の第3実施形態を示す。
この第3実施形態においては、被取付部材24は、携帯端末及び被固定具14をいずれかの箇所に支持するための支持体として構成されている。即ち、被取付部材24は、例えば帯状等に形成され、この被取付部材24の中央部分が挿入部26として構成され、この挿入部26が携帯端末と被固定具14との間に挟まれる。また、この被取付部材24の両端付近両側には、支持部取付部38が延び、この支持部取付部38に例えば吸盤からなる支持部34が設けられている。そして、固定したい箇所にこの支持部34を固定することによって、携帯端末及び被固定具14を支持することができ、例えば、ハンズフリー等として使用できる。また、携帯端末及び被固定具14を横にして使用してもよい。(
図16参照)
【0016】
図7及び
図8は、本発明の第4実施形態を示す。
この第4実施形態は、自動車等の車両に設けられた固定対象であるサンバイザー36等に携帯端末及び被固定具14を支持するようにしたものである。
【0017】
即ち、被取付部材24は、
図7に示すように、輪状に形成された部分を有し、この部分が固定対象、サンバイザー36の周囲に嵌るようになっている。輪状の部分は柔軟性がある素材からなることが好ましく、例えばゴム等からなる。そして、前述した挿入部26を携帯端末と被固定具14との間に挟むことによって、携帯端末12及び被固定具14が固定対象、サンバイザー36等に支持されるようになる。また、固定対象部分の輪状の被取付部材24の輪の内側に挟んだ被固定具14に携帯端末を装着し、支持してもよいし、輪状等の被取付部材24部に保持具30等を付けたり、被取付部材24を輪等とし、その一部分を挿入部26として、被固定具14と携帯端末の間に挟み支持してもよい。
【0018】
図9は、本発明の第5実施形態を示す。
この第5実施形態においては、携帯端末及び被固定具14を支持させたい支持部取付部38から被取付部材24等が下方に延びている。支持部取付部38を輪にして巻いて留めたり、器具等を付けたりし、例えば、固定対象、車のバックミラーや車以外、取手や持ち手等に吊り下げる。そして、前述した被取付部材24、挿入部26等を携帯端末と被固定具14との間に挟むことによって、携帯端末12及び被固定具14が支持部取付部38に支持されるようになる。被取付部材24、挿入部26等を挟む位置が変えられるので、支持部取付部38に対する携帯端末12及び被固定具14の支持位置を変えることができる。
【0019】
図10は、本発明の第6実施形態を示す。
この第6実施形態においては、被取付部材24が被固定具14の下方へ延び、この被取付部材24の下方先端には、小物入れ40が取付けられている。この小物入れ40には、例えば、小銭、イヤホン等の小物が収納できるようになっており、これらを携帯端末と一緒に持ち運ぶことができる。小物入れ40の代わりに例えばぬいぐるみにしたり、ストラップ、ポケット等にしたりしてもよく、被取付部材24は、物が保持される被保持体となっている。被取付部材24は、携帯端末や被固定具14の上下左右、前面背面等どの位置にも取り付けられる。小物入れ40の素材は、例えば、ゴム、シリコン、布、ひも、皮革、合成皮革、合成樹脂、金属等のいずれかひとつ、あるいは、それらの組み合わせ等である。
【0020】
本発明の第1実施形態から第11実施形態を説明しているが、本発明はこのような実施形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形が可能である。
【0021】
上記実施形態では、携帯端末用カバーとしたが、携帯端末にはスマートフォンのみならず、タブレット端末、カーナビゲーション、ドライブレコーダー等が含まれる。
図1における挿入部26は、被固定具14や、携帯端末等に付けるようにしてもよいし、カバー本体部28を被取付部材24等に付けてもよい。他にも、被固定具14の各操作装置用の穴やカメラホール22の穴やカバー本体部28の穴等の箇所に被取付部材24や挿入部26や保持具30等を通し携帯端末を嵌める等で使用してもよい。
また、挿入部26を左側ではなく、右側にもってきてもよいし、上下いずれか一方、又は双方にもってくるようにし、上下方向に被取付部材24を開くようにしてもよい。なお、第1乃至第11実施形態において、カバー本体部28及び携帯端末12及び被固定具14及び取付基台44等の方向は縦でもよいし、横でもよい。
【0022】
また、
図5に示した第2実施形態、第7実施形態、第8実施形態等において、保持具30を介して携帯端末を固定するようにしたが、これに限定されず、例えば粘着シート、吸盤、器具等を介して、或はカバー本体部28に被固定具14や、携帯端末等を直接固定してもよく、保持具は着脱自在としてももよい。なお、保持具とは、バンド部、粘着接着シート、吸盤、接着、器具等のいずれかひとつ、あるいは、それらの組み合わせ等である。また、保持具は、被取付部材、挿入部26等に含まれる。保持具、被取付部材等の携帯端末と被固定具等の間に挟まれる部分を挿入部としてよい。
【0023】
また、第2実施形態においては、カメラホール22を携帯端末のカメラに対応して被固定具14に形成したが、例えば、撮影時に
図5のカバー本体部28や被固定具14を折り曲げたり、切り離す等にしてもよい。
【0024】
また、上記実施例において、携帯端末12、被固定具14、被取付部材24、挿入部26、カバー本体部28、保持具30、滑り留め部32、支持部34、支持部取付部38、小物入れ40、取付基台44等に、様々な模様や装飾や機能等を付けてもよく、立体や変形や装飾等にしてもよい。例えば、お財布、イヤホン、カード等を入れるポケット等や、カバー本体部28等で携帯端末等を複数台装着できるよう大きくしたり、並べたり、折りたたむ等である。また、被取付部材24や第2のカバー本体部28b等に窓部等を形成し、例えば、ビニール等を窓部にしたり、被取付部材24等をビニール等で形成したり等で、被取付部材24等を閉じている場合であっても、携帯端末12の所定のアイコンを操作可能であるようにしてもよい。また、例えば、被取付部材24、挿入部26、保持具30等は、携帯端末12と被固定具14との間に挟まる時に薄くなったり、
図5の保持具30のバンド部や
図7の被取付部材24等のように、例えば、輪状に形成する場合は、柔軟性がある素材が好ましいが、柔軟性や伸縮性がなくてもよく、また、長さ等を調節出来る等や、調整用の器具等をつけたりしてもよい。
【0025】
上記実施例において、滑り留め部32とは、例えば、滑らないものや、ぴたっと密着又は接着し、くっつけたり、貼り付くもの等である。滑り留め部32は、素材自身に上記の効果があってもよいし、素材自身に上記の効果がなくても、機能や効果等を加えたものが含まれる。また、取付け、取外しができるようにしてもよい。なお、この滑り留め部32は、被取付部材24や挿入部26等自体に滑り留めの機能等を持たせたり、滑り留め部32を設けたりすることができる。即ち、例えば、被取付部材24、挿入部26、カバー本体部28、保持具30、小物入れ40、取付基台44等の一部または全体に、滑り止め部32等の機能や効果等を付けたり、機能等を持つ素材等で形成してもよく、被固定具14や携帯端末にぴたっと貼り付く上に、間に挟まれると、動いたり、ずれたり、取れない等となる。被固定具14の側面18のみ、側面18のない箇所にも被取付部材24等が取り付けられる。
【0026】
また、
図6に示した第3実施形態、第8乃至第11実施形態において、支持部34は吸盤でなくてもよく、例えば、粘着シート、磁石、ボタン、ファスナー、面ファスナー、接着、粘着、ベルト、金具、器具等や粘着、接着等のいずれかひとつ、あるいは、それらの組み合わせ等である。被取付部材24を輪にしてもよい。輪にする場合は長さ、素材、形状等を変えたり、固定対象、腕や手首等に巻くようにしてもよい。他にも、
図6の被取付部材24の両端部分等をそれぞれ被固定具14の上下左右等に付け、被固定具14の裏面や上部等で輪にし、手を入れ落下防止や持ち運び用の持ち手等の支持体としてもよい。
【0027】
被取付部材24や、保持具30等は、携帯端末12の電源ボタン等各操作装置にかからない位置に設置することが好ましいが、それらの機能を害するおそれがない場合はそれらにかかる位置に設置してもよい。また、被取付部材24等に穴を開ける等で携帯端末12の各操作装置を露出させてもよい。
【0028】
また、携帯端末12、被固定具14、被取付部材24、挿入部26、カバー本体部28、保持具30、滑り留め部32、支持部34、支持部取付部38、小物入れ40、取付基台44等は、長さ、大きさ、素材、形状、数、位置、向き等を変えてもよく、これに限らない。形状等には、例えば、動物、食べ物、乗り物、ぬいぐるみ等が含まれる。また、長さ等を調整できるようにしてもよい。また、形状等の違うものを複数組み合わせ等で設置してもよく、例えば、
図7の輪状の被取付部材24と挿入部26、
図9の支持部取付部38と支持部34の付いた被取付部材24と挿入部26をひとつの同じ被固定具14に上部と中心部等に設置して挟み携帯端末を使用してもよいし、ひとつの被取付部材24等に複数の被固定具と携帯端末を装着等させてもよい。
図7の被取付部材24と挿入部26は同じ向きだが、被取付部材24に対して挿入部26の向きを垂直等に変え設けてもよいし、
図17の挿入部26は保持具30と平行の向きだが、保持具30に対して挿入部26の向きを垂直等に変えて設けてもよい。他にも、被取付部材24、挿入部26、カバー本体部28、保持具30、支持部取付部38、小物入れ40、取付基台44等の形状は、帯や輪状や平面、立体等でもよい。例えば、カバー本体部28等は、大きくしたり、布、衣類等でもよい。また、被取付部材には、被取付部材24や挿入部26や保持具30や支持部取付部38等が含まれる。被取付部材は、カバー本体部28や取付基台44等に付ける、または、直接被固定具14に付けたり挟んだりする等で携帯端末を支持できる。
【0029】
図7、
図8に示した第4実施形態、
図9に示した第5実施形態にあっては、固定対象等に携帯端末を取り付けるようにしたが、これに限定されず、例えば、被取付部材24や支持部取付部38や
図11の第2のカバー本体部28b等をひも等にし細く長く等にして、首等から下げるようにしてもよい。また、
図7の被取付部材24、挿入部26を小さくし、被固定具14の上下左右等に付け携帯端末を装着し、輪に手を入れ落下防止用の持ち手等としてもよい。他にも、ドライブレコーダー、カーナビゲーション等としても使用できる。また、形状の違うカバー本体部28を付けてもよく、例えば、折り曲げたプラスチック板や、硬いもの等をカバー本体部28とし、被固定具14や被取付部材24等に設置したり、固定対象や窓等に固定させてもよい。他にも、カバー本体部28を
図7の被取付部材24等に付け、その一部を被固定具14の背面側等に固定させてもよい。また、固定対象、サンバイザー等を上げたり下ろしたりして携帯端末の位置等を変えられる。他にも、被取付部材24等を固定対象、サンバイザー等の左右上下の位置に取り付けることにより、携帯端末の角度や位置等を変えることができる。
【0030】
また、第1乃至第11実施形態において、第2実施形態や第7、第8実施形態で示したカバー本体部28、第11実施形態で示した取付基台44等を設置して使用してもよい。
他にも、例えば、被取付部材24や挿入部26を帯状等の閉じ部とし、片端等を被固定具14に挟み、カバー本体部28や挿入部26や他端等に留め具等を付け、手帳型の携帯端末用カバー10を閉じてもよい。帯状の閉じ部は、長短、大きさ等は問わず、被取付部材24や挿入部26やカバー本体部28等に付けてもよいし、着脱自在にしてもよい。閉じ部を長くし、携帯端末の周囲を回し巻いて留め具等で閉じてもよい。また、閉じる箇所にバネや器具等の閉じ具等を付けてもよい。
【0031】
また、第6実施形態において、被取付部材24、小物入れ40の形状、位置、大きさ等を変えてもよく、例えば、小物入れ40の代わりに、ぬいぐるみ、アクセサリー、ストラップ、小銭入れ等お財布、ふたと留め具付き等ポケット、メモ、カメラレンズのふた、汚れ拭き、落下防止器具等、様々な小物や器具や機能等を携帯端末や被固定具14等の好みの様々な場所に簡単に取り付けることができる。
【0032】
図11は、本発明の第7実施形態を示す。
この第7実施形態においては、カバー本体部28を第1のカバー本体部28aと第2のカバー本体部28bとの2つの部分に分けている。第1のカバー本体部28aは、カメラホール22を除くように、被固定具14の背面16の外側に設けられている。第2のカバー本体部28bは、第1のカバー本体部28aの上部にあって、第1のカバー本体部28aに対して着脱自在であるように連結されている。この第2のカバー本体部28bを第1のカバー本体部28aから取り外せばカメラホール22が露出する。また、第2のカバー本体部28bは、被固定具14の上端部分等で折り曲げられるようになっており、折り曲げることにより携帯端末のガラス部分をカバーするようになっている。
【0033】
第1のカバー本体部28aと第2のカバー本体部28bとは、例えば磁石、ボタン、面ファスナーを含むファスナー、ベルト、金具、器具等を介して、あるいは接着、粘着等の手段により接続してもよいし、さらにはこれらの手段を組み合わせてもよい。
【0034】
また、この第7実施形態においては、第1のカバー本体部28aと第2のカバー本体部28bとは上下方向で着脱自在に接続するようにしたが、左右方向で接続するようにしてもよい。さらには第2のカバー本体部28bをL字状とし、L字の一部でカメラホール22を覆い、他の部分が左右方向に延びる等にしてもよい。
また、上記第7実施形態においては、第2のカバー本体部28bは一枚であるが、上下、左右に2枚或はそれ以上の枚数等を第1のカバー本体28aに着脱自在に取り付けるようにしてもよい。また、例えば、カバー本体部28bの形状を長く輪状等にし、被固定具14の上下左右等で1又は、複数箇所で第1のカバー本体部28aに着脱自在に連結してもよい。また、分かれる箇所はこれに限らず、第1のカバー本体部28a、カメラホール22の上部で分けてもよい。また、第1のカバー本体部28aと第2のカバー本体部28bで素材等を違うものにしたり、第2のカバー本体部28bを形状等の違う、長短、太細、ひも等に付け替えてもよい。これにより、手帳型カバー以外にも使用でき、携帯端末用カバー10の外見・性質・機能等を自由に変化させることができる。
【0035】
図12から
図14は、本発明の第8実施形態を示す。
この第8実施形態においては、カバー本体部28が上下に延びて折り曲げられ、この折り曲げられた先端に支持部取付部38が設けられている。この支持部取付部38には、例えば吸盤等からなる支持部34が取り付けられている。この支持部34は、携帯端末用カバー10を取り付ける場所に応じて向きが変えられるようになっている。例えば
図13に示すように、自動車のフロントガラス42に支持部34を取り付け、携帯端末12を支持することができる。このように、湾曲した箇所や斜面等の角度のある個所にも携帯端末12を支持することができる。フロントガラス42のみならず、自動車のダッシュボードや机上等でカバー本体部28の背面を折り、卓上スマートフォンスタンド等としても利用することができる。また、カバー本体部28の背面や折り曲げ箇所等を折らずに支持部34等で吊り下げたり、二つ折り等でも使用することもできる。
【0036】
なお、前述した第3実施形態と同様に、支持部34は吸盤でなくてもよく、例えば、粘着シート、磁石、ボタン、ファスナー、面ファスナー、接着、粘着、ベルト、金具、器具等や粘着、接着等のいずれかひとつ、あるいは、それらの組み合わせ等である。支持部取付部38等を輪にしてもよい。輪にする場合は長さ、素材、形状等を変え、固定対象、体や車両内等に巻くようにしてもよい。また、他の実施形態でも、このようなカバー本体部28と支持部取付部38等を付けてもよい。他にも、
図5のカバー本体部28の上下左右等に着脱自在で支持部取付部38や面や支持部34等をつけてもよい。
【0037】
また、
図14に示すように、保持具30は、左右方向に設けるばかりではなく、上下方向等に設けるようにしてもよい。これにより携帯端末用カバー10や携帯端末や被固定具14を縦方向又は横方向に支持することができる。
【0038】
なお、第2実施形態と同様に、保持具30は、例えば、ゴム、シリコン、布、ひも、テープ、皮革、合成皮革、合成樹脂、金属等のいずれかひとつ、あるいは、それらの組み合わせ等からなる。第8実施形態においては、保持具30は帯状に形成され、カバー本体部28に形成された孔に通してあり、
図12のように携帯端末を装着する。ただし、例えば、縫合、接着、粘着、溶接、接合、係合、結合、留め具等のいずれかひとつ、あるいは、それらの組み合わせ等によりバンド部をカバー本体部28等に固定してもよい。
また、縦又は横方向に延びる2つの保持具30をH形等として両者をカバー本体部28内等で接続するようにしてもよい。
【0039】
図15は、本発明の第9実施形態を示す。
この第9実施形態においては、第4実施形態に対して被固定具14の背面に支持部取付部38を設けたものである。支持部取付部38は、例えばプラスチックやアクリル板、台紙等から構成され、カバー本体部28と同じ素材であってもよいし、異なっていてもよい。また、この支持部取付部38の一端は、サンバイザー36の周囲に覆うように装着された被取付部材24に連結されている。この支持部取付部38の一端は、被取付部材24に対して位置が変えられるように、例えば、留め具や調節可能具等から構成されている。また、ボタン等で段階的に位置を変えられるようにしてもよいし、面ファスナー、吸盤等で構成してもよい。また、支持部取付部38の他端には支持部34が設けられ、この支持部34が被固定具14の背面に取り付けられている。この支持部34は例えば、吸盤等から構成され、被固定具14に対する位置を調整することにより携帯端末12の角度等を調節できるようにしてある。
【0040】
なお、前述した第4実施形態と同様に、被取付部材24は、輪ではなく帯状に巻いて留めたりしてもよいし、留め具、調節可能具等により長さ等を調整可能になるようにしてもよい。支持部取付部38は、被取付部材24等に固定でもよい。また、挿入部26は、被取付部材24上で固定してもよいし、又は帯で重ねた被取付部材24に挟んで固定するようにしてもよい。挿入部26の被取付部材24に対する位置を変更したり、挿入部26の被固定具14に対する挿入長さを変更したりすることにより携帯端末の位置や角度等を調節することができる。
【0041】
図16は、本発明の第10実施形態を示す。
この第10実施形態は、第3実施形態の携帯端末を横にし挿入部を変形したものである。前述した被取付部材24、挿入部26から伸びた上方の2つの支持部取付部38及び下方の支持部取付部38が設けられている。これら支持部取付部38には、例えば吸盤等からなる支持部34が取り付けられている。被固定具14は横向きとなっており、携帯端末及び被固定具14を安定させるために上方には2つの支持部取付部38が設けられている。支持部取付部38は、上下一つであってもよいし、上下それぞれに複数等あってもよい。この第10実施形態においても第8実施形態と同様に、携帯端末を固定対象、フロントガラスや窓や壁等に取り付けることができる。下方の支持部取付部38を前述
図13のように取り付ける等ができる。また、挿入部26に挟む位置で携帯端末、被固定具14の位置や高さ等を変えたり等できる。被取付部材に支持部取付部38は、含まれる。
【0042】
図17及び
図18は、本発明の第11実施形態を示す。
この第11実施形態においては、取付基台44に挿入部26が設けられている。この挿入部26は、
図18に示すように、カバー本体部28と被固定具14との間に挿入される。この挿入部26は、保持具30に引っ掛かって固定されるようになっており、例えばゴム、シリコン、布、ひも、テープ、皮革、合成皮革、合成樹脂、ガラス、金属等のいずれか一つ又はそれらの組み合わせ等から構成されている。また、挿入部26は、複数等でもよいし、形状、向き、大きさ等は、これに限らず、例えば、左向き、右向きと複数個等つけたり、U字状等や、折曲がり箇所等を可動、バネや器具等で開閉等させたり、カバー本体部28を取付基台44等にしっかり挟む形状等にしてもよい。
図18の携帯端末12、被固定具14、固定具30、カバー本体部28は、
図5と同じである。この支持部34を付ける場所等で、携帯端末の位置や角度等を変えられ調節できるようになっている。取付基台44は、1面、複数面等でもよく、例えば、4面等で支持部取付部38を重ねたり広げたり等で調節してもよい。他にも、挿入部26は、保持具30等でもよく、
図12等の保持具30を挿入部26にしてもよい。また、普段は
図5や
図11のように手帳型カバーとして使用し、第1のカバー本体部28aを取付基台44につけて使用する等、様々な機能や目的等に応用できる。
【0043】
挿入部26等は、カバー本体部28や取付基台44に穴等を設け、通したり挟んだり等もでき、カバー本体部28や取付基台44から着脱自在にしてもよい。挿入部26は、取付基台44上でなく、例えば、固定対象、壁等に設置し、カバー本体部28、被固定具14、被取付部材、保持具等を挿入部26に付けて携帯端末を支持してもよい。他にも、挿入部26等を例えば、携帯端末の背面等に強力な接着粘着等で1又は複数個等設けて、カバー本体部28等に挟んだり、カバー本体部28等に設けた孔等に通したり等で携帯端末を直接装着してもよい。同じカバー本体部28等で、被固定具14ありなし両方使用できる。また、自撮り棒等の先に、携帯端末のカメラ20の箇所を除く形状のカバー本体部28や取付基台44等を取り付け、そこに被取付部材24や挿入部26や保持具30等を設け、被固定具14に携帯端末を装着させ撮影してもよい。挿入部26や保持具30や取付基台44等の形状や大きさや向き等は問わない。例えば、取付基台44等の形状を平面でなく丸く細く小さく等にし、その上下左右等に
図11の保持具30等を付けてもよいし、挿入部26を
図17の挿入部26にし、携帯端末を装着した第1のカバー本体部28a等を付けてもよい。また、例えば自撮り棒等の先部分等を取付基台44等とし、被取付部材24、挿入部26、保持具30等を設けてもよいし、先部分等にカバー本体部28や取付基台44を設けてもよく、支持部取付部38等を介したり、携帯端末等を支持したり、着脱自在にしてもよい。これらにより、固定対象である自撮り棒等に携帯端末や被固定具14等が支持される。自撮り棒等は、長さや角度等が調整できてもよい。
【0044】
取付基台44には支持部取付部38が接続固定されている。この支持部取付部38には、吸盤等からなる支持部34が取り付けられている。この支持部34を例えば、固定対象、車両の窓や建物の壁等に取り付けて携帯端末をハンズフリーとすることができる。
【0045】
なお、ハンズフリーの例としては、固定対象、腕、足、胸等の人体や車両や住宅の室内、施設建物や衣類、小物、機材、機械、装置等あらゆる箇所に取り付けることができる。例えば、
図5に示したカバー本体部28を長くして帯状としたり、
図6に示した被取付部材24を長くして帯状にしたり、
図11の第1のカバー本体部28bを長くして帯状にしたり等により帯状として体や固定対象等に巻いたり、下げたりする等にしてもよい。他にも、輪状にしたり、カバー本体部28等に帯、輪状を付けたり、輪状、平面等に保持具30等を付けたりできる。固定対象とは、携帯端末が支持される箇所等で、
図8のサンバイザー等以外でもよく、例えば、第4実施形態、第5実施形態、第7実施形態等を車両のシートやヘッドレスト等、第11実施形態を車両等の窓等で、後部座席で携帯端末を使用したり、ゴーグルや器具装置等に被取付部材、挿入部26、保持具30等を付け携帯端末を装着し、VRゴーグル、VR器具装置等として使用できる。また、被取付部材24、挿入部26等は、
図14のカバー本体部28の穴等に一緒に通したり、第11実施形態のようにカバー本体部28と被固定具14との間に通したり等、様々な構成とすることができる。