特開2019-44586(P2019-44586A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-44586(P2019-44586A)
(43)【公開日】2019年3月22日
(54)【発明の名称】エンジン作業機
(51)【国際特許分類】
   F02B 77/13 20060101AFI20190222BHJP
   F01P 5/06 20060101ALI20190222BHJP
   F01P 5/02 20060101ALI20190222BHJP
   F01P 1/06 20060101ALI20190222BHJP
【FI】
   F02B77/13 C
   F02B77/13 Z
   F02B77/13 N
   F02B77/13 L
   F01P5/06 508
   F01P5/02 A
   F01P5/02 H
   F01P1/06 A
   F01P5/06 503
   F01P5/06 511K
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-164446(P2017-164446)
(22)【出願日】2017年8月29日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (1)平成29年7月4日に開催された「全国建機デンヨー会 新製品発表会・展示即売会」において商品「マーリエ(型番:DCA−25MZ)」を展示 (2)平成29年7月4日に開催された「全国建機デンヨー会 新製品発表会・展示即売会」において商品「マーリエ(型番:DCA−25MZ)」を発表 (3)平成29年7月7〜8日に開催された「関東グランドフェア2017」において商品「マーリエ(型番:DCA−25MZ)」を展示 (4)平成29年7月13日に第一機械工業株式会社に対する製品展示会(製品説明会)において商品「マーリエ(型番:DCA−25MZ)」を展示 (5)平成29年7月13日に株式会社レントに対する製品展示会(製品説明会)において商品「マーリエ(型番:DCA−25MZ)」を展示 (6)平成29年7月14日に太陽建機レンタル株式会社に対する製品展示会(製品説明会)において商品「マーリエ(型番:DCA−25MZ)」を展示 (7)平成29年7月21〜22日に開催された「東北グランドフェア2017」において商品「マーリエ(型番:DCA−25MZ)」を展示 (8)平成29年7月27日にユアサ商事株式会社に対する製品展示会(製品説明会)において商品「マーリエ(型番:DCA−25MZ)」を展示 (9)平成29年7月27日にユアサ商事株式会社に対する製品展示会(製品説明会)において商品「マーリエ(型番:DCA−25MZ)」を発表 (10)平成29年8月10日にサコス株式会社に対する製品展示会(製品説明会)において商品「マーリエ(型番:DCA−25MZ)」を展示
(71)【出願人】
【識別番号】000109819
【氏名又は名称】デンヨー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】特許業務法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】小林 泰浩
(72)【発明者】
【氏名】河野 雅文
(57)【要約】
【課題】さらに防音効果を向上させたエンジン作業機を提供することを課題とする。
【解決手段】エンジン作業機1は、エンジン33と、エンジン33の駆動力により作動する作業機WMと、エンジン33及び作業機WMを収容するケース体10と、を備えている。ケース体10は、エンジン33を収容するエンジン室R3と、作業機WMの少なくても一部を収容する作業機室R2と、外気が流入する給気室R1と、給気室R1と作業機室R2とを連通し、幅方向中央部に位置する第1連通路と、作業機室R2とエンジン室R3とを連通し、幅方向中央部に位置する第2連通路と、を備えている。給気室R1、第1連通路、作業機室R2、第2連通路、エンジン室R3の順で外気が流れる流路を備えている。給気室R1内には、第1電動ファンF1が設けられている。作業機室R2内には、第2電動ファンF2が設けられている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンと、前記エンジンの駆動力により作動する作業機と、前記エンジン及び前記作業機を収容するケース体と、を備え、
前記ケース体は、
前記エンジンを収容するエンジン室と、
前記作業機の少なくても一部を収容する作業機室と、
外気が流入する給気室と、
前記給気室と前記作業機室とを連通し、幅方向中央部に位置する第1連通路と、
前記作業機室と前記エンジン室とを連通し、幅方向中央部に位置する第2連通路と、
を備え、
前記給気室、前記第1連通路、前記作業機室、第2連通路、前記エンジン室の順で外気が流れる流路を備え、
前記給気室内には、第1電動ファンが設けられ、
前記作業機室内には、第2電動ファンが設けられていることを特徴とするエンジン作業機。
【請求項2】
前記第1連通路は、前記給気室と前記作業機室とを仕切る第1仕切板に形成され、
前記第1電動ファンは、前記第1仕切板に設置され、
前記第2連通路は、前記作業機室と前記エンジン室とを仕切る第2仕切板あるいは左壁に形成され、
前記第2電動ファンは、前記第2仕切板または前記左壁に設置され、
前記第1電動ファンと前記第2電動ファンとは、前記流路に対して直列に設置されていること、
を特徴とする請求項1に記載のエンジン作業機。
【請求項3】
前記作業機室を形成する電装品収納箱は、
前記作業機室の内壁を形成する電装品収納内箱と、
前記電装品収納内箱に被せて設置された電装品収納外箱と、を備え、
前記電装品収納内箱と前記電装品収納外箱との間には、前記給気室に連通した空間が形成されていること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン作業機。
【請求項4】
前記エンジン室を形成するエンジン収納箱は、センターフレームを備え、前記センターフレームの外側に被せて配置したルーフカバーを備えて二重構造になっていること、
を特徴とする請求項3に記載のエンジン作業機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジン作業機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エンジン作業機において、低騒音で高効率なものとしては、例えば、特許文献1に記載されたパッケージ型発電装置が知られている。そのパッケージ型発電装置は、ラジエータファンを廃止して、代替の電動ファンを発電装置の給気側に設置している。
このようにすることで、その装置は、ラジエータファンの騒音部分を除去して、さらに、ラジエータから離れた位置にある電動ファンによってラジエータに冷却風を均一に流すことで、低騒音で高効率を図っている。また、そのパッケージ型発電装置は、防音壁構造のパッケージを使用することよって、低騒音化を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−144054号公報(図1図3及び図4
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のパッケージ型発電装置では、パッケージの上端部にある吸気口の近傍に設置した1台の電動ファンによって、外気をパッケージ内に取り込んでいる。このため、パッケージ型発電装置では、その吸気口付近での騒音が大きいという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、さらに防音効果を向上させたエンジン作業機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための手段として、本発明に係るエンジン作業機は、エンジンと、前記エンジンの駆動力により作動する作業機と、前記エンジン及び前記作業機を収容するケース体と、を備え、前記ケース体は、前記エンジンを収容するエンジン室と、前記作業機の少なくても一部を収容する作業機室と、外気が流入する給気室と、前記給気室と前記作業機室とを連通し、幅方向中央部に位置する第1連通路と、前記作業機室と前記エンジン室とを連通し、幅方向中央部に位置する第2連通路と、を備え、前記給気室、前記第1連通路、前記作業機室、第2連通路、前記エンジン室の順で外気が流れる流路を備え、前記給気室内には、第1電動ファンが設けられ、前記作業機室内には、第2電動ファンが設けられていることを特徴とする。
【0007】
かかる構成によれば、エンジン作業機内の外気が流れる流路は、給気室と作業機室とを連通し、幅方向中央部に位置する第1連通路と、作業機室とエンジン室とを連通し、幅方向中央部に位置する第2連通路と、を備えていることで、エンジン作業機の外部から中側に入り込んだ位置に外気が供給されるように構成されている。このため、流路内で発生した第1及び第2電動ファンの音や、外気の流れる音がエンジン作業機外に漏れ難く、防音効果を向上させることができる。
また、流路には、第1電動ファンと第2電動ファンとの二台の電動ファンが設けられている。このため、流路内を流れる外気は、流路内をスムーズに流れるようにすることができるので、冷却効果を向上させることができる。
【0008】
また、前記第1連通路は、前記給気室と前記作業機室とを仕切る第1仕切板に形成され、前記第1電動ファンは、前記第1仕切板に固定され、前記第2連通路は、前記作業機室と前記エンジン室とを仕切る第2仕切板に形成され、前記第2電動ファンは、前記第2仕切板に固定され、前記第1電動ファンと前記第2電動ファンとは、前記流路に対して直列に設置されていることが好ましい。
【0009】
かかる構成によれば、流路に対して二台の電動ファンを直列に設置したため、流路内を流れる外気の風圧が高くなり、冷却効果が向上する。
【0010】
また、前記作業機室を形成する電装品収納箱は、前記作業機室の内壁を形成する電装品収納内箱と、前記電装品収納内箱に被せて設置された電装品収納外箱と、を備え、前記電装品収納内箱と前記電装品収納外箱との間には、前記給気室に連通した空間が形成されていることが好ましい。
【0011】
かかる構成によれば、電装品収納箱は、電装品収納内箱と、電装品収納外箱と、を備え、二重構造になっているため、防音効果及び断熱効果を向上させることができる。また、電装品収納内箱と電装品収納外箱との間は、給気室に連通した空間が形成されていることで、給気室へ流れる外気の通風路を形成することができる。このため、通風路を長く形成することができるので、防音効果を向上させることができる。
【0012】
また、前記エンジン室を形成するエンジン収納箱は、センターフレームを備え、前記センターフレームの外側に被せて配置したルーフカバーを備えて二重構造になっていることが好ましい。
【0013】
かかる構成によれば、エンジン収納箱は、エンジン収納箱の外側にルーフカバーを被せた二重構造になっているので、防音効果及び断熱効果を向上させることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、さらに防音効果を向上させたエンジン作業機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施形態に係るエンジン作業機の一例を示す斜視図である。
図2】エンジン作業機の正面図である。
図3】エンジン作業機の左側面図である。
図4】エンジン作業機の平面図である。
図5】ベースの斜視図である。
図6】第1電動ファン及び第2電動ファンの設置状態を示す斜視図である。
図7】開口部、通風口及び連通口の配置状態を示す第1仕切板の斜視図である。
図8】(a)はベースカバーの平面図、(b)はベースカバーの正面図、(c)はベースカバーの左側面図である。
図9】センターフレームの斜視図である。
図10】電装品フレーム及びセンターフレームの設置状態を示す斜視図である。
図11】制御盤の設置状態を示す電装品フレームの斜視図である。
図12】電装品フレームに設置されたトリムシールの設置状態を示す要部概略平面図である。
図13】電装品収納内箱に電装品収納外箱を被せたときの状態を示す斜視図である。
図14】リヤドアを取り付けた状態の電装品収納外箱を示す斜視図である。
図15】電装品収納内箱に被せた電装品収納外箱を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図1図15に基づき本発明の実施形態に係るエンジン作業機の一例を説明する。
なお、図1に示すエンジン作業機1のフロントドア35がある方向を「前」、フロントドア35の反対を「後」、鉛直上方側を「上」、鉛直下方側を「下」、電装品収納箱4がある幅方向を「左」、マフラ収納箱5がある幅方向を「右」として適宜説明する。
【0017】
≪エンジン作業機≫
図1に示すエンジン作業機1は、矩形箱状のケース体10を備え、そのケース体10内にエンジンで駆動される作業機WM(図2参照)を収容する電源装置である。
エンジン作業機1のケース体10は、土台となるベース2と、ベース2上の左右方向中央部に載設されたエンジン収納箱3と、エンジン収納箱3の左側に配置された電装品収納箱4と、エンジン収納箱3の右側に配置されたマフラ収納箱5と、を一体に備えて成る。なお、図2に示すように、電装品収納箱4及びマフラ収納箱5の左右方向の大きさは、エンジン収納箱3の約半分に形成されている。
【0018】
図2に示すように、ベース2には、第1電動ファンF1を収容する給気室R1と、燃料タンクT1及び環境タンクT2を収納する燃料タンク室R5と、が形成されている。ベース2の左側面には、外気を取り込むための第1吸気口2aが形成されている。
電装品収納箱4内には、第2電動ファンF2や制御箱43等を収容する作業機室R2が形成されている。電装品収納箱4の前後側面には、外気を給気室R1及び作業機室R2内に取り込むためのルーバ48(第2吸気口)と隙間4bが設けられている。
エンジン収納箱3内には、エンジン33、ラジエータ34等を収容するエンジン室R3が形成されている。エンジン収納箱3の左(上流)側には、第2電動ファンF2を設置して作業機室R2内の空気を取り込む第2電動ファン設置口30bが設けられている。エンジン収納箱3の右(下流)側には、エンジン室R3内の空気を送り込まれるラジエータ34を設置するためのラジエータ設置用開口部31b(図9参照)が設けられている。
マフラ収納箱5内には、第1マフラM1、第2マフラM2、遮音板53等を収容するマフラ室R4が形成されている。
以下、ベース2、エンジン収納箱3、電装品収納箱4及びマフラ収納箱5と、ケース体10内に吸気されて排出される外気の流路と、を主にさらに詳述する。
【0019】
≪ベース、ベース外箱≫
図2に示すように、ベース2は、金属製のベース外箱21と、第1仕切板24と、第2仕切板11と、ベースカバー25と、マフラ室底板26と、から形成されている(図5及び図6参照)。
【0020】
ベース外箱21は、上方が開口する平面視して長方形の矩形状の部品である。ベース外箱21は、下面を形成するベース下端面21aと、前面を形成するベース前面パネル21bと、後面を形成するベース後面パネル21cと、左右側面を形成するベース側面パネル21d,21eと、上面を形成する第1仕切板24、ベースカバー25及びマフラ室底板26と、開口の周縁に形成されたベースフランジ部21fと、を備えて形成されている(図3参照)。ベース外箱21の給気室R1の天井面は、第1電動ファンF1を備えた第1仕切板24によって閉塞されている。ベース外箱21において、燃料タンク室R5の燃料タンクT1の上方の天井面は、ベースカバー25によって左右の隙間2cを介在して閉塞されている。ベース外箱21において、環境タンクT2の上方の天井面は、ベースカバー25によって隙間2cを介在して閉塞されている。
【0021】
第2仕切板11は、ベース外箱21内を左右に仕切るベース仕切板部11aと、ベース外箱21の上部から上方向に延出された延出部11bと、を上下方向に連設した板部材から成る。ベース2内は、その第2仕切板11の下部のベース仕切板部11aによって、左側の給気室R1と、右側の燃料タンク室R5との二室に区画されている。ベース外箱21において、第2仕切板11は、第1仕切板24の右端部からベース下端面21aまで延設されて、隔壁板を構成している(図5参照)。
【0022】
図2に示すように、第1仕切板24は、給気室R1と作業機室R2とを仕切る板部材である。図5図6及び図7に示すように、第1仕切板24には、中央部に第1電動ファンF1を設置するための第1電動ファン設置口24aが形成されている。第1仕切板24に電装品収納内箱41を載設した載設箇所の前側の前端部には、通風口24bが形成されている。また、図7に示すように、電装品収納内箱41が載設された第1仕切板24の前端とベース前面パネル21bの内壁との間と、第1仕切板24の後端とベース後面パネル21cの内壁との間の2箇所には、それぞれ連通口2bが形成されている。このため、給気室R1と作業機室R2とは、第1電動ファン設置口24aと、通風口24bと、連通口2bとによって連通している(図2及び図3参照)。
【0023】
図2に示すように、第1電動ファンF1は、第1吸気口2a及びルーバ48(第2吸気口)から給気室R1内に外気を吸入して、給気室R1の上方の作業機室R2内にその外気を送り込むための送風機である。第1電動ファンF1は、給気室R1の天井面を形成する水平な第1仕切板24の下面の第1電動ファン設置口24aに上方向に送風するように着脱自在に取り付けられている。このため、第1電動ファンF1は、ベース床板22を取り外すことで、交換可能になっている。
【0024】
<給気室>
給気室R1は、ベース外箱21に、第2仕切板11と第1仕切板24とを設けることによって主に形成されている。給気室R1は、ベース床板22と、ベース側面パネル21dと、ベース仕切板部11aと、ベース前面パネル21bと、ベース後面パネル21cと、第1仕切板24と、で全ての壁面が形成されている(図3参照)。給気室R1には、外気が入り込む第1吸気口2aと、電装品収納箱4内の空気が入り込む通風口24b及び連通口2b(図3参照)と、給気室R1内の空気が作業機室R2内に流れる第1電動ファン設置口24aと、から成る孔が形成されている。
【0025】
第1吸気口2aは、左側のベース側面パネル21dに横一列に多数形成された貫通孔から成る(図6参照)。ベース側面パネル21dの第1吸気口2aの給気室R1側には、上端部を開口した雨水浸入防止用のベースダクド23が接合されている。給気室R1には、その第1吸気口2aから外気が吸入されると共に、電装品収納外箱42内に入り込んだ外気が連通口2b及び通風口24bを介して給気室R1内に流れ込むように流路が形成されている。
前記連通口2bは、第1仕切板24上において、電装品収納内箱41の外壁と、この電装品収納内箱41の外周に配置されたベース前面パネル21bと、ベース後面パネル21cの内壁、及び、電装品収納外箱42の内壁との間の空間の下方に形成されている。
【0026】
<燃料タンク室>
図5に示す燃料タンク室R5は、ベース前面パネル21bと、ベース後面パネル21cと、ベース仕切板部11aと、マフラ室底板26の上部に延設されたマフラ室仕切板部26aと、ベースカバー25(図2参照)と、で形成されている。
図2に示すように、燃料タンク室R5には、左側寄りの位置に、燃料を収容する燃料タンクT1が内設され、右側寄りの位置に、漏れた燃料等を収容する環境タンクT2が内設されている。燃料タンク室R5の前壁を形成するベース前面パネル21bには、オイル排出用のオイルドレン27と、外部燃料タンクと接続した場合の燃料供給用の燃料供給口28aと、燃料排出用の燃料排出口28bと、冷却水廃棄用の冷却水ドレン29aと、が設けられている。図5に示すように、右側のベース側面パネル21eには、燃料排出用の燃料ドレン29bと、環境ベースドレン29cと、が設けられている。
【0027】
図2に示すように、燃料タンク室R5の天井面を形成するベースカバー25は、後記するエンジン室R3の底面も形成している。このため、ベースカバー25は、エンジン33の音がエンジン室R3の下面から下方の燃料タンク室R5側に漏れるのを抑制する機能がある。また、ベースカバー25と、エンジン収納箱3のセンターフレーム31との間には、エンジン室R3の下面に落下したオイルを環境タンクT2内に落とすための隙間2cが形成されている。
【0028】
≪電装品収納箱≫
図13及び図15に示すように、電装品収納箱4は、電装品収納内箱41と、この電装品収納内箱41に被せた電装品収納外箱42と、によって二重構造に筐体に形成されている。その電装品収納箱4において、図11に示す制御盤45及び内部点検用カバー44の設置位置よりも下方の電装品収納内箱41の内壁面と、図15に示す電装品収納外箱42の内壁面全体には、厚板状の吸音材(図示省略)が接着されている。このため、電装品収納箱4は、防音(遮音)ケースとなっている。
【0029】
図10に示すように、電装品収納内箱41は、下面と右側面側とを開放した中央部縦断面視して逆L字状のフレーム部材から成る。電装品収納内箱41の下部は、ベース2内の第1仕切板24(図7参照)上に載設されて、ベース2内に入るように設置されている。よって、電装品収納内箱41の下側開口部は、略正方形の貫通孔から成る第1電動ファン設置口24aを有する第1仕切板24によって塞がれている。第1電動ファン設置口24aには、第1電動ファンF1の四角形のファン本体が設置されている。第1電動ファンF1は、給気室R1内の空気を作業機室R2内に送風するための送風機である。第1電動ファンF1のファン本体には、円形の第1連通口F1a(第1連通路)が形成され、その第1連通口F1a(第1連通路)内に羽根(図示省略)が回転自在に配置されている。このため、給気室R1内と電装品収納内箱41内とは、第1連通口F1aによって連通し、給気室R1内の空気が電装品収納内箱41内に流入する。
【0030】
電装品収納内箱41の前後幅は、電装品収納内箱41が載設される第1仕切板24と同じ長さに形成されている。電装品収納内箱41は、右側開口部が第2仕切板11に当接した状態に固定されて、左端部が通風口24bの手前まで配置されている。よって、電装品収納内箱41内は、連通口2b及び通風口24bを介して給気室R1に連通していない。
【0031】
図10または図11に示すように、電装品収納内箱41には、点検用カバー設置口41aと、制御盤設置用開口部41bと、が形成されている。電装品収納内箱41の左側面には、電装品フレーム46の四角形の枠状凸部46aと、出力端子を収納配置した箱状の出力端子カバー47と、が設けられている。点検用カバー設置口41aは、内部点検用カバー44によって塞がれている。
【0032】
図12に示すように、枠状凸部46aの先端部全周には、ゴム製のトリムシールTSの基端部が嵌め込まれている。トリムシールTSの先端部は、押されると、潰れた状態に弾性変形するように中空状に形成されている。そのトリムシールTSの先端部は、電装品収納外箱42を、電装品収納内箱41に被せたときに、電装品収納外箱42の左側面に開閉可能に設けられたサイドドア40のサイドドア40aの裏側に当たることによって、押されて潰れた状態になって密閉状態を保持して、電装品収納箱4内への雨水の浸入を抑制している。
【0033】
図15に示すように、電装品収納外箱42は、下面と右側面側とを開放した中央部縦断面視して逆L字状のフレーム部材から成る。また、電装品収納外箱42には、前面及び後面のルーバ設置口42bと、左側面のサイドドア設置用開口部42c(図14参照)と、が形成されている。
【0034】
前後のルーバ設置口42bには、水平方向に延設された多数の細長い斜板を適宜な間隔を介して外側下方向に斜めに配置して成るルーバ48(第2吸気口)が設けられている。ルーバ48は、電装品収納内箱41と電装品収納外箱42との間の空間4aから連通口2b及び通風口24bを介して給気室R1に連通している。
図14に示すように、サイドドア設置用開口部42cには、サイドドア40が設けられている。サイドドア設置用開口部42cの下側縁部と、サイドドア40の下側縁部との間には、横長の隙間4bが形成されて、封止されていない。
【0035】
図13に示すように、電装品収納外箱42は、ベース2の左側部分の前後のベースフランジ部21fにボルト締めされている。電装品収納箱4において、電装品収納内箱41の外壁と電装品収納外箱42の内壁との間には、空間4aが形成されている。図10に示すように、空間4aは、平面視して略C字状で、電装品収納内箱41の前側、左側及び後側周囲に形成されている。その空間4aは、ルーバ48(第2吸気口)から電装品収納外箱42内に吸入した外気を、連通口2b及び通風口24bを介して給気室R1に供給するための供給路である。
【0036】
<作業機室>
作業機室R2内には、図6に示すように、作業機WMの一部(左端部)と、第2電動ファンF2と、制御箱43(図11参照)と、が配置されている。作業機室R2と、エンジン室R3とは、第2仕切板11(図9参照)で仕切られている。
【0037】
≪エンジン収納箱、エンジン室≫
図2に示すように、エンジン収納箱3は、略立方体状を呈し、エンジン室R3の外郭を形成する箱体である。エンジン収納箱3は、エンジン収納箱3の内箱の機能を果すセンターフレーム31(図9参照)と、センターフレーム31の外側に被せて配置したルーフカバー32と、を備えて二重構造になっている。センターフレーム31及びルーフカバー32は、それぞれの内壁面に厚板状の吸音材(図示省略)が接着されて、エンジン収納箱3を防音化している。
【0038】
エンジン収納箱3は、センターフレーム31と、ルーフカバー32と、底面を形成するベースカバー25と、前面を形成するフロントドア35と、後面を形成するリヤパネル(図示省略)と、左側面を形成する左壁30及び第2仕切板11の延出部11bと、右側面を形成するラジエータ34と、で形成されている。エンジン収納箱3内には、作業機WMの右端部と、エンジン33と、ラジエータ34と、二連式のレゾネータ37と、エアクリーナ38と、が配置されている(図6参照)。
【0039】
図9の示すように、センターフレーム31は、前側に形成されたドア開口部31aと、左側に形成された左壁設置口(図示省略)と、右側に形成されたラジエータ設置用開口部31bと、を有し、下側が開口した箱体から成る。センターフレーム31は、前後のベースフランジ部21f上に載設されている。センターフレーム31の下側の開口は、前記したベースカバー25によって左右の隙間2cを介在して閉塞されている。センターフレーム31の上部側は、ルーフカバー32によって覆われている。センターフレーム31の左壁設置口(図示省略)は、左壁30と、第2仕切板11の延出部11bとによって閉塞される。
【0040】
なお、その左壁30と第2仕切板11の延出部11bとは、一体にして一つの部材で形成したものであっても構わない。このため、実施形態では、第2電動ファンF2を左壁30の第2電動ファン設置口30bに固定する場合を例に挙げて説明しているが、第2仕切板11の延出部11bをセンターフレーム31の上端部まで延設して、第2電動ファン設置口30bを第2仕切板11に設けてもよい。つまり、センターフレーム31の左壁部位は、第2仕切板11または左壁30から成る一つの部材で、左壁部位全体を形成するように配置しても構わない。
【0041】
左壁30は、センターフレーム31の左側の側壁を形成する板部材である。左壁30には、半円形の切欠部30aと、第2電動ファン設置口30bと、が形成されている。左壁30の下方には、ベース仕切板部11aからベース2の上方まで延在する延出部11bが配置されている。左壁30及び延出部11bは、電装品収納内箱41及び電装品収納外箱42に当接し、電装品収納内箱41及び電装品収納外箱42の右側の開口を閉塞している。よって、電装品収納内箱41の内部空間と空間4a(図10参照)とは、エンジン室R3と連通していない。
【0042】
左壁30の上部中央には、略正方形の貫通孔から成る第2電動ファン設置口30bが形成されている。第2電動ファン設置口30bには、第2電動ファンF2の四角形のファン本体が設置されている。そのファン本体には、円形の第2連通口F2a(第2連通路)が形成され、その第2連通口F2a内に羽根F2bが回転自在に配置されている。第2電動ファンF2は、作業機室R2内の空気をエンジン室R3内に送風するための送風機である。よって、電装品収納内箱41内の空気は、センターフレーム31内に流入する。
【0043】
切欠部30aは、延出部11bの切欠部11cと一体となって円形の孔部を形成している。その孔部内には、エンジン33に接続され、エンジン室R3内で、防振ゴム(図示省略)で支持された作業機WMが、貫通した状態になっている。その孔部内全周には、トリムシール(図示省略)が嵌め込まれていて、作業機WMを孔端部から保護している。このため、その孔は、作業機WMと、トリムシール(図示省略)によって閉塞されている。
作業機WMは、エンジン33によって駆動される機械であって、例えば、発電機である。図6に示す作業機WMは、送風機を内設している。このため、作業機WMは、第3のファンの機能を果す。作業機WMは、吸気口WMaを作業機室R2内に配置し、吐出口WMbをエンジン室R3内に配置している。
【0044】
ドア開口部31aは、フロントドア35によって閉塞されている。
フロントドア35は、シール材(図示省略)が設けられたドア開口部31aを開閉するための防音用二重扉から成る。フロントドア35は、フロントドア本体35aと、フロントドア本体35aの内側に設けられて厚板状の吸音材が接着されたフロントドア裏板(図示省略)と、フロントドア35を開閉するためのハンドル装置35bと、を備えている。フロントドア35は、4節リンク機構36(支持アーム36a及び補助アーム36b)によってドア開口部31aに対して平行に移動してドア開口部31aを開閉するようにセンターフレーム31に枢支されている。
【0045】
センターフレーム31の右側面に形成されたラジエータ設置用開口部31b内には、ラジエータ34が配置されている。よって、エンジン室R3とマフラ室R4は、ラジエータ設置用開口部31bを介して連通している。また、ラジエータ設置用開口部31bを通過する気体は、ラジエータ34を通過することで、ラジエータ34内の水と熱交換して冷却するようになっている。ラジエータ34の上方のケース体10の上部には、冷却水注入口39(図1参照)が設けられている。
【0046】
≪マフラ収納箱、マフラ室≫
図2に示すように、マフラ収納箱5は、マフラ室R4を形成する筐体である。マフラ収納箱5は、下面と左側面側とを開放した中央部縦断面視して逆L字状の金属製フレーム部材から成る。そのマフラ収納箱5は、内壁面全体に厚板状の吸音材(図示省略)が接着されて、防音ケースを形成している。マフラ収納箱5は、ベースフランジ部21f(図5及び図6参照)上に設置されている。
【0047】
マフラ収納箱5の左端は、センターフレーム31の右端に当接した状態に設置されている。マフラ収納箱5の左側開口部は、排風ガイド51を介して前記ラジエータ34が設けられている。マフラ収納箱5の下側開口部は、マフラ室底板26によって閉塞されている。マフラ収納箱5の上側開口部は、導風板54が設けられている。
マフラ収納箱5内には、第1マフラM1と、第1マフラM1の上方に配置された第2マフラM2と、第2マフラM2から上方に延設された排気管52と、上部に配置された遮音板53及び導風板54と、が設けられている。
図1に示すように、マフラ収納箱5の上面には、マフラ室R4内の空気を大気中に排出する排風口5aと、排気管52の排ガス口52aと、が配置されている。
【0048】
≪作用≫
次に、図2及び図3を主に参照しながら各部を参照して本発明の実施形態に係るエンジン作業機1の作用を説明する。
【0049】
図2及び図3に示すケース体10内は、第1及び第2電動ファンF1,F2がOFFの場合、外気が流動しない。制御盤45(図14参照)の電源スイッチをON操作して第1及び第2電動ファンF1,F2と、作業機WMと、エンジン33とを駆動させる。
すると、ケース体10内の空気は、第1電動ファンF1が給気室R1内の空気を作業機室R2内側に送風することと、第2電動ファンF2及び作業機WM内のファンが作業機室R2内の空気をエンジン室R3内側に送風することと、によって給気室R1及び作業機室R2内が負圧になるため、流動する。
【0050】
給気室R1には、第1吸気口2aから吸入した外気(A1)と、電装品収納箱4の前後側面のルーバ48(第2吸気口)から通風口24b及び連通口2bを介して給気室R1内に流れ込む外気(A2,A3)と、が第1及び第2電動ファンF1,F2によって吸入される。給気室R1内の外気(A4,A5)は、第1電動ファンF1によって作業機室R2内に送られると共に、第2電動ファンF2及び作業機WM内のファンによって作業機室R2内に吸引される。
【0051】
このほか作業機室R2内には、図2に示すように、第1電動ファンF1によってサイドドア40と電装品収納外箱42との隙間4bから吸入された外気(A6)が、制御盤45と制御盤設置用開口部41bの接触面や、電装品の取り付け部の隙間から、制御箱43を通って流れ込む。作業機室R2内の外気(A4,A6)は、第2電動ファンF2によって吸引されてエンジン室R3内に送り込まれて、エンジン33を冷却する。作業機室R2内の外気(A5)は、作業機WM内のファンによって作業機WM内に吸引されて、作業機WMを冷却する。
【0052】
エンジン33を冷却した外気(A7)と、作業機WMを冷却した外気(A8)は、第2電動ファンF2及び作業機WM内のファンによって、ラジエータ34に送られて冷却水を冷却した後、マフラ室R4内に送られる。マフラ室R4内の外気(A9)は、二連式の第1マフラM1及び第2マフラM2を冷却した後、第2電動ファンF2及び作業機WM内のファンによって排風口5aから大気中に押し出されるようにして排出される。
【0053】
この場合、エンジン33と、エンジン33の駆動力により作動する作業機WMと、エンジン33及び作業機WMを収容するケース体10と、を備え、ケース体10は、エンジン33を収容するエンジン室R3と、作業機WMの少なくても一部を収容する作業機室R2と、外気が流入する給気室R1と、給気室R1と作業機室R2とを連通し、幅方向中央部に位置する第1連通路(第1連通口F1a)と、作業機室R2とエンジン室R3とを連通し、幅方向中央部に位置する第2連通路(第2連通口F2a)と、を備え、給気室R1、第1連通路、作業機室R2、第2連通路、エンジン室R3の順で外気が流れる流路(A1〜A9)を備え、給気室R1内には、第1電動ファンF1が設けられ、作業機室R2には、第2電動ファンF2が設けられている。
このように、エンジン作業機1は、外気が流れる流路が、エンジン作業機1の外部から中側に入り込んだ位置を外気が流れるように構成されている。このため、流路内で発生した電動ファンの音や、外気の流れる音がエンジン作業機1外に漏れ難く、防音効果を向上させることができる。また、流路には、第1電動ファンF1と第2電動ファンF2との二台の電動ファンが設けられていることで、外気を流路内にスムーズに流すことができるため、冷却効果を向上させることができる。また、エンジン作業機1は、従来使用していたエンジンファンを備えていないので、エンジンファンによる風切音を解消して静音な作業機にすることができる。
【0054】
また、第1連通路(第1連通口F1a)は、給気室R1と作業機室R2とを仕切る第1仕切板24に形成され、第1電動ファンF1は、第1仕切板24に設置され、第2連通路(第2連通口F2a)は、作業機室R2とエンジン室R3とを仕切る第2仕切板11あるいは左壁30に形成され、第2電動ファンF2は、第2仕切板11または左壁30に設置され、第1電動ファンF1と第2電動ファンF2とは、流路に対して直列に設置されている。
このように、第1電動ファンF1と第2電動ファンF2とは、流路に対して二台の電動ファンを直列に設置したことで、流路内を流れる外気の風圧を高くすることができるため、冷却効果を上げることができる。
また、作業機室R2とエンジン室R3との間の流路には、第2電動ファンF2以外に、ファンを内設した作業機WMとが配置されて、流路が部分的に並列に形成されている。このため、作業機室R2内の空気がエンジン室R3内に流れ易くなっている。
【0055】
また、作業機室R2を形成する電装品収納箱4は、作業機室R2の内壁を形成する電装品収納内箱41と、電装品収納内箱41に被せて設置された電装品収納外箱42と、を備え、電装品収納内箱41と電装品収納外箱42との間には、給気室R1に連通した空間4aが形成されている。
このように、エンジン作業機1は、電装品収納内箱41に被せて設置された電装品収納外箱42を備えたことで、筐体全体が二重構造になっている。このため、音漏れを抑制することができると共に、防音効果及び断熱効果を向上させることができる。また、電装品収納内箱41と電装品収納外箱42との間は、給気室R1に連通した空間4aが形成されていることで、給気室R1へ流れる外気の通風路を形成することができる。このため、通風路を長く形成することができるので、防音効果を向上させることができる。
【0056】
エンジン室R3を形成するエンジン収納箱3は、センターフレーム31を備え、センターフレーム31の外側に被せて配置したルーフカバー32を備えて二重構造になっている。
このように、エンジン収納箱3は、センターフレーム31の外側にルーフカバー32を被せた二重構造になっているので、防音効果及び断熱効果を向上させることができる。
【0057】
以上のように、本発明に係るエンジン作業機1は、電装品収納箱4及びエンジン収納箱3が内壁に吸音材(図示省略)を接着する共に、全体が二重構造に形成されているため、防音効果及び断熱効果が優れている。また、エンジン作業機1の流路は、第1電動ファンF1と第2電動ファンF2の二台の電動ファンが直列に配置されている。このため、流路内を流れる外気の風圧が高くなるので、さらに冷却効果を上げることができる。
【0058】
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、エンジン作業機1は、その一例としてエンジン発電機を例に挙げて説明したが、このほか、エンジン駆動溶接機、エンジン駆動コンプレッサ等であってもよい。
【符号の説明】
【0059】
1 エンジン作業機
3 エンジン収納箱
4 電装品収納箱
4a 空間
10 ケース体
11 第2仕切板
24 第1仕切板
24a 第1電動ファン設置口
30 左壁
30b 第2電動ファン設置口
31 センターフレーム
32 ルーフカバー
33 エンジン
41 電装品収納内箱
42 電装品収納外箱
F1 第1電動ファン
F1a 第1連通口(第1連通路)
F2 第2電動ファン
F2a 第2連通口(第2連通路)
R1 給気室
R2 作業機室
R3 エンジン室
WM 作業機
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図14
図15