(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-603(P2019-603A)
(43)【公開日】2019年1月10日
(54)【発明の名称】猫背対策具
(51)【国際特許分類】
A61F 5/01 20060101AFI20181207BHJP
A61H 7/00 20060101ALI20181207BHJP
【FI】
A61F5/01 E
A61H7/00 300B
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2017-130678(P2017-130678)
(22)【出願日】2017年6月16日
(71)【出願人】
【識別番号】595160282
【氏名又は名称】熊代 尚義
(72)【発明者】
【氏名】熊代 真一郎
(72)【発明者】
【氏名】田辺 正明
【テーマコード(参考)】
4C098
4C100
【Fターム(参考)】
4C098AA02
4C098BB01
4C098BB02
4C098BC11
4C098BC43
4C100AA02
4C100BB01
4C100CA01
4C100DA05
4C100EA20
(57)【要約】
【課題】猫背による誤飲は増加傾向にあり、予防として首筋と背筋を真直ぐにするため簡単な方法で猫背対策具を背裏に装着し、繰り返すことにより習性とし猫背に対する諸病対策具を提供する。
【解決手段】背筋を真直ぐな姿勢に保ちたいと思う人に頭から腹部迄の長さの長方形板Bを作り、両端を持って上半身のマッサージが出来ると共に、猫背対策具Aを縦にして長方形板Bの上部に頭用紐Dを帽子Eの後部に縫い付け両端を帽子用穴C、C1に通して結び目D3を作り、胸を少し前に出したい場合はクッション材Fを付けた胸用紐D1を胸用穴C2、C3に通して結び目D3を作り、下部にあけた腹用穴C4、C5に通した腹用紐D2の両端を腹上で結んで結び目D3を作り、猫背対策具Aを背に装着すると首筋と背筋が真直ぐになる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
背筋を真直ぐな姿勢に保ちたいと思う人に、板の長さは頭から背裏の一番凹位とし、人は誰でも1枚の板を横にして背裏で脇の下から胸腹部に置いて後ろから抱えると胸を張った背筋が真直ぐな姿勢になり、背裏に置いて両手で両端を持ち上げると脇下迄容易に届き、背筋を真直ぐにしながら手軽に両手で上下に移動させる事により背面を容易に効率良くマッサージ出来る事を特徴とする猫背対策具。
【請求項2】
請求項1の長方形板を背中から外し、横にして両手で両端を持ち腹部、側腹部をマッサージ出来る事を特徴とする猫背対策具。
【請求項3】
請求項1の長方形板を縦にして背中に置き、装着する方法は上部に2個の穴を空け頭用紐の中心を帽子又は鉢巻の後部に縫い付け、紐の両端を穴に通して棒の裏で結び、下部に2個の穴を空け穴に通した腹用紐の両端を腹上で解ける結び目を作って上下2ヶ所で 装着し頭と腹裏間は背を真直ぐにならざるをえない状態になる事を特徴とする猫背対策具。
【請求項4】
請求項3で胸部を更に前に張った状態にしたい人には胸部裏で接触する板に胸用紐の通る2個の穴を空け、クッション材に付けた紐を2穴に通して結び、クッション材によって胸を更に張った状態にする事を特徴とする猫背対策具。
【請求項5】
請求項3で常時帽子又は鉢巻を長方形板に付けて置けば、腹上での紐の繋ぐ事だけの短時間作業で首筋と背筋が真直ぐになる事を特徴とする猫背対策具。
【請求項6】
人は老齢になるに従い猫背による諸病、特に誤飲が多くなり背を真直ぐにする習性を身に付ける事により、猫背による諸病予防に貢献する事を特徴とする猫背対策具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
一枚の板を使用した用具で首筋背筋を真直ぐの習性を身に付け、猫背による諸病を少なくすることに関することである。
【背景技術】
【0002】
猫背になる原因として日常生活でのこたつ、スマホ、老齢等で、猫背を治す方法は本人の意志の行動から高額な製品迄あるが、最近の新聞、テレビ等から猫背による諸病の増加が報じられている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
猫背対策の用具を衣服着用の背中に装着して首筋背筋を真直ぐにし、繰り返すことにより習性になるよう身に付け、猫背による諸病を少なくする。
【0004】
多数の人は背中をマッサージする場合はタオル等で洗う時位で、衣服を着用しながら手軽にマッサージ出来るようにする。
【発明の効果】
【0005】
小学生以上ならば上述したように猫背対策具を縦に背中に装着しての立姿勢、座った姿勢は首筋背筋が真っ直ぐになり、繰り返すことにより習性となり、横に使用して上半身のマッサージが手軽に出来るようになる。
【0006】
猫背による諸病と誤飲による死亡率が高くなっている報道があり、手軽な対策として使用出来る。
【0008】
立姿勢、座った姿勢でやむを得ない場合を除き、背筋が真直ぐの姿勢が多数の人の願望であり、上半身の癒しと猫背による諸病の減少になる用具を提供する。
【0009】
上項の用具は1枚の長方形板で、背裏に横に置いて、両手で両端を握り手軽に両手を上下に移動させ脇下から腹裏の背筋を真直ぐにしながら容易にマッサージして背中の癒しとする。
【0010】
首筋と背筋を真直ぐにするため、装着する方法は長方形板を縦に置き、上部に2個の穴を空け頭用紐の中心を帽子又は鉢巻の後部に縫い付け、紐の両端を穴に通して棒の裏で結び、下部にも2個の穴を空け穴を通した腹用紐の両端を腹上で解ける結び目を作って上下2ヶ所で装着する事により頭と腹上間は固定状態になり真直ぐになる。
【0011】
上項で胸部を更に張った状態にしたい人には胸部裏で接触する板に胸用紐の通る2個の穴を空け、クッション材に付けた紐を2つの穴に通して板の裏で結び、クッション材によって胸を更に前に張った状態に出来る。
【0012】
人は老齢になるに従い猫背による諸病、特に誤飲が多くなり、背を真直ぐにする習性を身に付ける事により、猫背による諸病予防に貢献することを特徴としている。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の形態を
図1、
図2に基づいて説明する。
【0014】
図1に於いてBは長方形板とし長さは頭部から腹部迄の長さ位にして、CとC1は帽子用穴として上部にあけ、中部のC2、C3は胸用穴としあけ、C4とC5は腹用穴として下部にあけた図です。
【0015】
図2に於いてDは頭用紐、D1は胸用紐、D2は腹用紐、D3は結び目、Eは帽子、Fはクッション材でBからF迄を猫背対策具Aに使用し頭と腹部間に装着した図です。
【0016】
図2に於いて帽子Eの後部に頭用紐Dの中心を縫い付け、長方形板Bの帽子用穴C、C1に頭用紐Dを通して結び、結び目D3を作り、胸を少し前に出したい人はクッション材Fを付けた胸用紐D1を胸用穴C2、C3を通して結び目D3を作り、下部にあけた腹用穴C4、C5を通した腹用紐D2の両端を腹上で結んで結び目D3を作り、猫背対策具Aを背に装着した図です。
【0017】
上項の帽子Eを鉢巻に替え常時、帽子E又は鉢巻を長方形板Bに付けておけば、腹上での腹用紐D2の両端を繋ぐ事だけの短時間装着で首筋と背筋が真直ぐになる。
【0018】
身体から猫背対策具Aを外し、横にして背裏で脇の下から胸腹間に置いて両腕で後ろから抱えると脇の下迄容易に届き、長方形棒Bの両端辺を両手で握って上下に動かし背面、腹部面、側腹面をマッサージして皮膚の活性化を図る事が出来る。
【0019】
人は老齢になるに従い猫背による諸病、特に誤飲が多くなり、猫背対策具Aで背を真直ぐにする習性を身に付ける事により、猫背による誤飲諸病予防に貢献する事を目的としている。
【符号の説明】
【0020】
A 猫背対策具
B 長方形板
C 帽子用穴
C1 帽子用穴
C2 胸用穴
C3 胸用穴
C4 腹用穴
C5 腹用穴
D 頭用紐
D1 胸用紐
D2 腹用紐
D3 結び目
E 帽子
F クッション材