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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-83812(P2019-83812A)
(43)【公開日】2019年6月6日
(54)【発明の名称】コンパクトな改善された殺虫銃
(51)【国際特許分類】
   A01M 3/00 20060101AFI20190517BHJP
   F41B 11/52 20130101ALI20190517BHJP
   F41B 11/62 20130101ALI20190517BHJP
   F41B 11/643 20130101ALI20190517BHJP
   F41B 11/646 20130101ALI20190517BHJP
   F41B 11/682 20130101ALI20190517BHJP
   F41B 11/681 20130101ALI20190517BHJP
   F41B 11/64 20130101ALI20190517BHJP
   F41G 1/34 20060101ALI20190517BHJP
   F41B 11/81 20130101ALI20190517BHJP
【FI】
   A01M3/00 Z
   F41B11/52
   F41B11/62
   F41B11/643
   F41B11/646
   F41B11/682
   F41B11/681
   F41B11/64
   F41G1/34
   F41B11/81
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】90
(21)【出願番号】特願2018-204998(P2018-204998)
(22)【出願日】2018年10月31日
(31)【優先権主張番号】15/801,393
(32)【優先日】2017年11月2日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】PCT/US2018/019908
(32)【優先日】2018年2月27日
(33)【優先権主張国】WO
(31)【優先権主張番号】16/048,156
(32)【優先日】2018年7月27日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】518386759
【氏名又は名称】ローレン マッジョーレ
【氏名又は名称原語表記】Loren Maggiore
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(74)【代理人】
【識別番号】110000132
【氏名又は名称】大菅内外国特許事務所特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ローレン マッジョーレ
【テーマコード(参考)】
2B121
【Fターム(参考)】
2B121AA12
2B121BB11
2B121BB32
2B121BB35
2B121EA21
2B121FA02
2B121FA05
2B121FA15
2B121FA16
(57)【要約】      (修正有)
【課題】有毒化学薬品を使用することなく、一定の距離から昆虫を殺すためのデバイスを提供する。
【解決手段】バレルに接続されたチャンバーに流体接続された圧縮ガス源を含み、圧縮ガスリリースメカニズムが圧縮ガス源に接続され、発射体貯蔵マガジン34は微粒子発射体を貯蔵し、チャンバーに隣接して配設された殺虫銃10。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンパクトな改善された殺虫銃であって、
圧縮ガス源と、
チャンバーであって、前記チャンバーは前記圧縮ガス源に流体接続されている、前記チャンバーと、
バレルであって、前記バレルは前記チャンバーの遠位端部に配設されている、前記バレルと、
圧縮ガスリリースメカニズムであって、前記リリースメカニズムは前記圧縮ガス源に接続されている、前記圧縮ガスリリースメカニズムと、
発射体貯蔵マガジンであって、前記マガジンは、微粒子発射体を貯蔵し、前記チャンバーに隣接して配設されている、前記発射体貯蔵マガジンと
を含み、
前記発射体貯蔵マガジンは、
円筒状チャンバーであって、前記円筒状チャンバーは第1の側および第2の側の発射体ローディングスロットを有し、前記ローディングスロットは前記円筒状チャンバーの上縁から前記円筒状チャンバーのベースまで延在しており、前記チャンバーは下側端部に円形開口部を有する、前記円筒状チャンバー
を含み、
前記下側端部は、前記チャンバーを通る垂直方向の円形開口部の上側端部にシール可能にフィットされており、
前記発射体貯蔵マガジンは、
長方形の発射体フィーディングトレイであって、前記フィーディングトレイは、前記円筒状チャンバーを取り囲んでおり、前記円筒状チャンバーの外側に微粒子発射体のための追加的なスペースを提供している、前記長方形の発射体フィーディングトレイと、
ヒンジ式で取り付けられたシーリング蓋であって、前記シーリング蓋は前記蓋の下側に第1および第2の半円形リッジを有しており、前記リッジは前記第1の側および第2の側の発射体ローディングスロットに隣接して前記円筒状チャンバーの上縁を取り囲むように設計されている、前記シーリング蓋と
をさらに含み、
前記シーリング蓋は前記下側に周辺チャネルを有し、前記周辺チャネルは前記シーリング蓋が閉位置へ移動したときに前記長方形の発射体フィーディングトレイをシールするようにサイズ決めされ、形状決めされ、かつ配設されており、
前記発射体貯蔵マガジンは、
蓋ラッチングメカニズムであって、前記蓋ラッチングメカニズムは前記シーリング蓋のためのヒンジの反対側に配設されている、前記蓋ラッチングメカニズム
をさらに含み、
前記殺虫銃は、
発射体ローディングメカニズムであって、前記ローディングメカニズムは前記マガジンから前記チャンバー内へ前記微粒子発射体を移動させる、前記発射体ローディングメカニズムと、
前記圧縮ガス源、前記圧縮ガスリリースメカニズム、および前記発射体ローディングメカニズムを機械的に接続するコッキングメカニズムと、
自動コッキング状況インジケーターであって、前記コッキング状況インジケーターは、前記銃のコッキングの後に上昇した可視位置へ移動し、前記銃の発砲の後に低下した隠れた位置へ移動する、前記自動コッキング状況インジケーターと、
外部の手動安全メカニズムであって、前記手動安全メカニズムは、前記銃に対するグリップを維持しながら、ユーザーによって安全位置から発射位置へ移動可能である、前記手動安全メカニズムと、
ストックであって、前記ストックは、前記圧縮ガス源、前記圧縮ガスリリースメカニズム、前記バレル、前記チャンバー、前記発射体貯蔵マガジン、前記コッキングメカニズム、および前記発射体ローディングメカニズムを収容し、かつ支持する、前記ストックと
をさらに含み、
前記銃が前記コッキングメカニズムによってコックされるときに、前記発射体ローディングメカニズムは、所定の分量の前記微粒子発射体を集め、前記発射体を前記チャンバーの中に置き、また、前記圧縮ガスリリースメカニズムが活性化されるときに、前記発射体は、前記チャンバーから前記バレルの中へイジェクトされ、前記銃から放出される、
コンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項2】
前記圧縮ガス源は、事前充填されたCOカートリッジ、再充填可能な圧縮ガスシリンダー、空気圧ポンプ式のガス貯蔵部、スプリング活性化式の圧縮ガスシステム、および外部圧縮ガスラインを含む群から選択される、請求項1に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項3】
前記スプリング活性化式の圧縮ガスシステムは、
シリンダーであって、前記シリンダーは、フロント端部およびリア端部を有しており、前記フロント端部において前記チャンバーに流体接続されている、前記シリンダーと、
ピストンであって、前記ピストンは、前記シリンダーの中にシール可能にフィットしており、前記シリンダーの中に配設されている、前記ピストンと、
圧縮スプリングであって、前記圧縮スプリングは、前記フロント端部に向けて前記ピストンを付勢する、圧縮スプリングと、
スプリング圧縮メカニズムであって、前記圧縮メカニズムは、前記リア端部に向けて前記ピストンを付勢し、前記圧縮スプリングを圧縮する、前記スプリング圧縮メカニズムと、
ラッチングメカニズムであって、前記ラッチングメカニズムは、前記リア端部に隣接して前記ピストンをリリース可能に保持し、圧縮された状態に前記圧縮スプリングを保持する、前記ラッチングメカニズムと
をさらに含み、
ユーザーが、前記コッキングメカニズムを動作させ、前記スプリング圧縮メカニズムが動作させられ、前記ピストンが前記シリンダーの前記リア端部に向けて付勢され、前記スプリングが圧縮され、前記スプリングおよび前記ピストンがリリースされるまで前記ラッチングメカニズムによって保持され、前記ピストンが前記シリンダーの前記フロント端部に向けて急速に移動することを可能にし、前記シリンダーの中のおよび前記接続されているチャンバーへの圧縮ガスの爆発を提供する、請求項2に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項4】
前記圧縮ガスリリースメカニズムは、
トリガーであって、前記トリガーは、前記ストックに回転可能に装着されており、湾曲したトリガーリターンスプリングによって反時計回り方向に付勢されており、前記トリガーリターンスプリングは前記ストックの中の湾曲したチャネルによって拘束されている、前記トリガー
をさらに含み、
前記トリガーは上側突出部を有し、前記上側突出部は内部安全ピボットに係合し、前記安全ピボットは、前記コッキングメカニズムの動作が完了していない場合には、前記ラッチングメカニズムのリリースを防止し、
前記トリガーは前記上側突出部の後方に配設された押し上げランプを有し、前記押し上げランプは、前記トリガーが後方に枢動されるときに、下向きに付勢する圧縮スプリングに対抗して、前記ラッチングメカニズムのリリーシングブラケットを上向きに付勢し、
前記リリーシングブラケットは、前記ストックに枢動可能に装着されており、前記ストックの中のノッチの中に配設された上向きを指すトラベル制限アームを有し、また、下向きに面するリブを有しており、前記リブは前記ラッチングメカニズムのメインポールの中の上向きに面する制御ノッチにリリース可能に係合しており、
前記メインポールは、前記ピストンに取り付けられており、リア端部に、前記制御ノッチの後方に配設された上向きに角度の付いたランプを有しており、前記ランプは前記リブを前記制御ノッチの中へガイドし、前記メインポールは、前記コッキングメカニズムの動作の間に、前記ストックの中のチャネルの中で後方に移動し、
前記リリーシングブラケットは、前記リブが前記制御ノッチに係合しているときに、第1のコックされた位置に前記メインポールを保持し、また、前記トリガーが後方に枢動され、前記リリーシングブラケットを押し上げ、前記制御ノッチから前記リブを上昇させるときに、第2の発射された位置へ前記メインポールをリリースし、前記メインポールおよび前記ピストンが、前記圧縮スプリングによって付勢されるのにしたがって前方へ移動し、前記シリンダーを加圧することを可能にする、請求項3に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項5】
前記発射体ローディングメカニズムは、
メータリングロッドであって、前記メータリングロッドは、前記チャンバーを通る前記垂直方向の円形開口部を通しってシール可能にフィットするようにサイズ決めおよび形状決めされており、また、その下側端部から延在する直交活性化バー、および、前記活性化バーの上方に配設されている貫通穴を有しており、前記貫通穴は、前記バーおよび前記メータリングロッドに直交しており、また、前記バーが停止表面に接触して位置決めされているときに、前記チャンバーと整合するようにサイズ決めおよび配設されている、前記メータリングロッド
をさらに含み、
前記活性化バーは、前記チャンバーの中の前記垂直方向の円形開口部の前記下側端部に寄り掛かり、リターン圧縮スプリングによって上向きに付勢されており、
前記貫通穴は、前記コッキングメカニズムの動作の間に、前記円筒状チャンバーの中の前記チャンバーの上方に配設されているときに、前記微粒子発射体で満たされ、
前記活性化バーは、前記圧縮ガスリリースメカニズムの活性化の後に、前記停止表面に寄り掛かり、枢動可能に装着されている従属ポールによって下向きに付勢され、前記圧縮ガスが前記チャンバーから前記バレルを通して前記微粒子発射体をイジェクトすることを可能にする、請求項4に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項6】
前記発射体ローディングメカニズムは、
中間チャンバーパイプであって、前記パイプは前記円筒状チャンバーの下側端部から下向きに延在している、前記中間チャンバーパイプと、
リターン圧縮スプリングの1つの端部のためのストップを提供する、前記パイプの下側部分と、
軌道ガイドであって、前記ガイドは、前記円筒状チャンバーの下方に配設されており、前記パイプの周りにスライド可能にフィットするようにサイズ決めされた中空穴を有し、また、垂直方向のスロットを有しており、前記垂直方向のスロットは、前記下側端部から下向きに第1の所定の距離にわたって延在し、停止表面において終端している、前記軌道ガイドと
をさらに含み、
前記軌道ガイドは、前記パイプの周りに配設され、前記発射体貯蔵マガジンの取り付けのためのサポートプラットフォームを提供しており、
前記発射体ローディングメカニズムは、
メータリングロッドであって、前記ロッドは、形状が円筒形状になっており、前記パイプの中にスライド可能にフィットするようにサイズ決めされており、その下側端部から延在する直交活性化バー、および、前記活性化バーの上方に配設されている貫通穴を有しており、前記貫通穴は、前記活性化バーおよび前記メータリングロッドに直交しており、また、前記バーが前記停止表面に接触して位置決めされているときに、前記チャンバーと整合するようにサイズ決めされ、かつ配設されている、前記メータリングロッド
をさらに含み、
前記リターン圧縮スプリングは、前記チャンバーの中の前記垂直方向の円形開口部の前記下側端部に寄り掛かり、前記メータリングロッドを上向きに付勢し、
前記発射体ローディングメカニズムは、
従属ポールであって、前記ポールは、第1の端部および第2の端部を有しており、前記圧縮ガス源のためのカバーに枢動可能に装着されており、前記第1の端部はメータリングスロットを含み、前記メータリングスロットは前記活性化バーを取り囲んでおり、前記第2の端部は、前記コッキングメカニズムの前方移動の間に、カムによって上向きに付勢される、前記従属ポール
をさらに含み、
前記従属ポールの前記第2の端部の上向きの移動は、前記活性化バーを下向きに移動させ、前記リターン圧縮スプリングを圧縮し、前記メータリングロッドの前記貫通穴を前記チャンバーと整合させ、前記圧縮ガスが前記チャンバーから外へ前記バレルを通して前記微粒子発射体を駆動することを可能にし、
前記従属ポールの前記第2の端部の下向きの移動は、前記活性化バーが前記リターン圧縮スプリングによって付勢されるのにしたがって上向きに移動することを引き起こし、前記メータリングロッドが前記微粒子発射体によって取り囲まれている前記発射体貯蔵マガジンの中に移動するときに、前記微粒子発射体は、前記メータリングロッドの前記貫通穴を充填する、請求項5に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項7】
前記スプリング圧縮メカニズムは、
一次ギヤラックであって、前記ギヤラックは、前記ストックの中のチャネルの中にスライド可能に配設されており、上側表面の上に配設されているギヤ歯を有し、また、スライドハンドルの取り付けのために、前方端部に隣接して装着フィクスチャーを有している、前記一次ギヤラックと、
減速ギヤドライブであって、前記ギヤドライブは前記シリンダーの外側カバーに装着されている、前記減速ギヤドライブと、
二次ギヤラックであって、前記二次ラックは、前記ピストンの下方に取り付けられており、前記減速ギヤドライブの上方に配設されている、前記二次ギヤラックと
をさらに含み、
前記一次ギヤラックは、前記減速ギヤドライブに係合しており、前記減速ギヤドライブは、前記二次ギヤラックに係合しており、
前記スライドハンドルの後方移動は、前記一次ギヤラックを後方へ移動させ、前記減速ギヤドライブを回転させ、前記ピストンを後方へ移動させ、前記圧縮スプリングを圧縮する、請求項6に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項8】
前記改善された殺虫銃は、
下向きを指すカムローブであって、前記カムローブは前記メータリングスロットの下に前記メータリングスロットに直交して配設されている、前記カムローブと、
カム活性化タブであって、前記タブは前記一次ギヤラックの上側表面の側縁部およびフロント端部に隣接して配設されており、前記活性化タブは輪郭付けされた内側表面を有している、前記カム活性化タブと
をさらに含み、
前記輪郭付けされた内側表面は、前記コッキングメカニズムの動作の間に、前記一次ギヤラックが後方におよび前方に移動させられるときに、前記カムローブのフロント縁部に係合するようにサイズ決め、形状決め、および配設されており、
前記カムローブの係合は、前記コッキングメカニズムの動作の間に、前記メータリングロッドの上向きの移動を引き起こし、前記メータリングロッドの下向きの移動がそれに続き、そのような移動は、前記メータリングロッドに付着している任意の微粒子発射体を取り除く役割を果たす、請求項7に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項9】
前記コッキングメカニズムの動作の間の前記一次ギヤラックの前方移動の間の前記カム活性化タブによる前記カムローブの係合は、前記動作の完了の聴覚的な確認を提供する、請求項8に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項10】
メインポールと協調して移動する制御スロットは、前記制御スロットの後方移動の間に、内部安全ピボットの第1の端部を押し上げられた位置に維持し、前記ピボットの第2の端部が前記圧縮ガスリリースメカニズムのトリガーの上側端部において上側突出部に係合することを引き起こし、それによって、前記メカニズムの活性化を防止し、
前記制御スロットは、前記一次ギヤラックおよび前記制御スロットの前方移動が完了すると、下降した位置への前記内部安全ピボットの前記第1の端部の下向きの移動を引き起こし、前記下向きの移動は、前記トリガーの前記上側突出部のリリースを可能にし、また、前記ガスリリースメカニズムの活性化を可能にする、請求項8に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項11】
前記サポートストックは、のぞき窓をさらに含み、前記のぞき窓は、前記マガジンに隣接して位置決めされており、その中に収容されている前記微粒子発射体のレベルを見ることを可能にする、請求項1に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項12】
前記コンパクトな改善された殺虫銃は、
コッキングメカニズム制御をさらに含み、
前記コッキングメカニズム制御は、
受け入れノッチであって、前記受け入れノッチは前記コッキングメカニズムの外側サイドレールの中に配設されている、前記受け入れノッチと、
ブロッキング部分であって、前記ブロッキング部分は前記二次ギヤラックの下側に枢動可能に装着されており、前記ブロッキング部分はスプリングによって前記受け入れノッチに向けて付勢されている、前記ブロッキング部分と
を含み、
前記ブロッキング部分は、下側縁部に保持突出部を有しており、前記保持突出部は、前記受け入れノッチに係合するようにサイズ決めおよび形状決めされており、また、前記保持突出部の上方に上向きに延在する角度付きの表面を有しており、
前記コッキングメカニズム制御は、
活性化部分であって、前記活性化部分は前記第1の端部に隣接して前記従属ポールに取り付けられており、前記活性化部分は、前記圧縮ガスリリースメカニズムの活性化のときに、前記従属ポールとともに下向きに移動し、前記ブロッキング部分の前記角度付きの表面の上に支えられ、前記受け入れノッチから外へ前記保持突出部を付勢し、それによって、前記コッキングメカニズムが活性化されることを可能にする、前記活性化部分
をさらに含む、請求項7に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項13】
前記改善された殺虫銃は、
レーザーサイティングデバイスをさらに含み、
前記レーザーサイティングデバイスは、
バッテリー給電式レーザーであって、前記レーザーは、レーザー照準スポットを作り出すことができる、前記バッテリー給電式レーザーと、
ハウジングであって、前記ハウジングは前記レーザー、バッテリー電源、および前記レーザーのための制御回路を内包するように適合されている、前記ハウジングと、
前記レーザー照準スポットの照準ポイントのためのエレベーション調節およびウィンデージ調節と、
パワースイッチであって、前記スイッチは前記レーザーへのパワーを制御する、前記パワースイッチと、
取り付けメカニズムであって、前記取り付けメカニズムは、前記バレルの遠位端部に隣接して、前記レーザーサイティングデバイスを取り付けるように適合されている、前記取り付けメカニズムと
を含む、請求項4に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項14】
前記取り付けメカニズムは、前記バレルの前記遠位端部と一体的に形成されているか、または、前記レーザーサイティングデバイスを前記バレルの前記遠位端部に取り外し可能に取り付けるように適合されているかのいずれかである、請求項13に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【請求項15】
前記パワースイッチは、前記ハウジングの上に装着されているか、または、前記トリガーと一体化しているかのいずれかであり、前記トリガーの初期の後方移動が、前記パワースイッチの中の回路を完成させ、それによって、前記圧縮ガスリリースメカニズムの活性化の前に、前記レーザー照準スポットを提供する、請求項13に記載のコンパクトな改善された殺虫銃。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<関連出願>
本出願は、2018年2月27日に出願した、現在継続中のPCT/US18/19908の一部継続出願であり、このPCT/US18/19908は、2018年4月10日に米国特許第9,939,227号として発行された、2017年11月2日に出願した米国出願第15/801,393号の一部継続出願であり、米国特許第9,939,227号は、2016年6月24日に出願した、現在継続中のPCT/US2016/039268の継続である。本出願は、参照によりこれらの出願の開示全体を組み込む。
【0002】
本発明は、兵器類および昆虫制御の分野に関し、より詳細には有毒化学薬品を使用することなく、一定の距離から昆虫を殺すためのデバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
害虫を処理するための多くの方法およびデバイスが開発されている。飛翔昆虫には、極めて目障りで、ときによっては耳障りであり、また、かみつき、あるいは刺す能力をしばしば有している傾向があるため、多くの人が飛翔昆虫の処理にとりわけ興味を持っている。飛翔昆虫を殺すための従来の手段は、ハエたたきおよびそれらの等価物または化学薬品スプレーなどのデバイスを含む。前者には、実施するための特定の熟練および敏捷性が必要であり、また、後者は、使用される領域に潜在的に有害な化学薬品残留物を残す。本発明はこれらの問題に対処し、また、害虫駆除を仕事とする人に、飛翔昆虫を射殺するために設計された銃の形態で楽しみを提供する。関連する方式で昆虫駆除を提供するために開発された他のデバイスには、以下の発明がある。
【0004】
Kirstenに発行された米国特許第1,611,533号は昆虫射殺装置を対象としたものであり、ハエなどの様々な家庭昆虫を根絶するために、スプリングロードピストル型デバイスを使用して物質の玉(shot)または滴(bead)を散布する。デバイスは、リンケージメカニズムを介して動作し、また、引き金によるスプリング起動の下でリリースされるピストンを備えた銃またはピストルの形態を取る。前方方向のピストンの動きにより、最終的に、ショット保持ノズルをバレルのテーパ端からリリースする。ショット保持ノズルは、ハエなどの昆虫に散布されるとそれらを根絶する液体を含む。
【0005】
Comparettiに発行された米国特許第4,653,433号は、ピストルの形態を取るノミザッパー(flea zapper)を対象としており、引き金メカニズムによって起動されると、毛むくじゃらの動物に一般的に見られるノミなどの昆虫を制御するための粉末物質をリリースする。ノミザッパーは、ユーザーの指によって操作される引き金を有するピストル型ハンドルを備えたハンドガンの形態を取る。引き金が操作されると、粉末のサンプルが開口を介してバレル部分を通して粉末チャンバーからリリースされ、動物に散布される。
【0006】
Sweenyらに発行された米国特許第3,791,303号は、液体充填中空ボールの形態を取る抑止手段を対象としている。発射体アセンブリは、ショットガンの末端の特大管状バレル延長部から発射される。発射体アセンブリは、破裂するとハエまたは他の昆虫を制御することができる抑止手段を含む。
【0007】
Gerardoに対して公布された米国特許出願第2006/0283433号は、加圧空気を使用した射出装置を対象としている。デバイスは、銃のようなデバイス、空気チャンバーをバレルに接続するコネクタの内側にバルブを有する引き金を備えた空気チャンバーを備える。空気チャンバーには圧縮空気を充填することができ、バレルから発射される対象を銃にロードすると、オペレータはバルブを開いて空気圧をチャンバーから放出し、引き金の操作の下で空気をチャンバーからリリースすることができ、発射体がバレルからリリースされる。
【0008】
Clarkに発行された米国特許第7,207,497号は、加圧ガス源を利用してドライフレークを噴霧するために使用されるドライフレーク噴霧器および方法を対象としている。フレーク噴霧デバイスは、スプレーモジュールおよび銃モジュールを含み、スプレーモジュールは、ガス流コンジットおよびフレークコンジットを有するエンクロージャを備える。ドライフレークのサプライは、引き金が操作されるとエンクロージャ中に置かれて銃に接続される。ガスはノズルを介して制御バルブから流れ、それによりコンジットを介してフレークが散布される。
【0009】
本出願人であるMaggioreに発行された米国特許第8,251,051号は、バレルに接続されたチャンバーに流体接続された圧縮ガス源を含む殺虫銃を対象としている。圧縮ガスリリースメカニズムは圧縮ガス源に接続される。発射体貯蔵マガジンは微粒子発射体を貯蔵し、チャンバーに隣接して配置される。発射体ローディングメカニズムは、発射体をマガジンからチャンバー内へ移動させる。コッキングメカニズムは、圧縮ガス源、圧縮ガスリリースメカニズムおよび発射体ローディングメカニズムに機械的に接続される。ストックは、圧縮ガス源、圧縮ガスリリースメカニズム、バレル、チャンバー、発射体貯蔵マガジン、コッキングメカニズムおよび発射体ローディングメカニズムを収容し、かつ支持する。銃がコックされると、発射体ローディングメカニズムは、所定の分量の微粒子発射体をチャンバー内へロードする。圧縮ガスリリースメカニズムが活性化されると、発射体がチャンバーからバレル内へイジェクトされ、かつ、銃から放出される。
【0010】
本発明の目的は、飛翔昆虫を殺すためのデバイスを提供することである。他の目的は、昆虫を殺すための非有毒手段を使用したこのようなデバイスを提供することである。本発明のさらに他の目的は、積極的安全特徴を組み込んだ昆虫殺虫デバイスを提供することである。さらに他の目的は、その使用が面白く、かつ、操作が安価なこのようなデバイスを提供することである。別の目的は、有効な昆虫殺虫デバイスをコンパクト形式で提供することである。さらに別の目的は、発射を速やかに反復することができ、その一方で依然として必要な安全特徴を維持することができる昆虫殺虫デバイスを提供することである。最後に、本発明の目的は、耐久性があり、安価で、かつ、ユーザーによる習熟が容易な昆虫殺虫デバイスを提供することである。
【0011】
本発明の目的のうちのいくつかは、従来技術の中で開示されているが、識別されている要求事項のすべてを含んだ発明は見出されていない。
【0012】
<発明の概要>
本発明は、従来技術の殺虫銃発明のすべての欠陥に対処し、上で説明した目的のすべてを満足する。
【0013】
(1)所望の特徴を提供するコンパクトな改善された殺虫銃は、以下の構成要素から構築することができる。圧縮ガス源が設けられている。チャンバーが設けられている。チャンバーは圧縮ガス源に流体接続される。バレルが設けられている。バレルはチャンバーの遠位端部に配置される。圧縮ガスリリースメカニズムが設けられている。リリースメカニズムは圧縮ガス源に接続される。発射体貯蔵マガジンが設けられている。マガジンは微粒子発射体を貯蔵し、チャンバーに隣接して配置される。
【0014】
発射体貯蔵マガジンは円筒状チャンバーを含む。円筒状チャンバーは第1の側の発射体ローディングスロットおよび第2の側の発射体ローディングスロットを有する。ローディングスロットは、円筒状チャンバーの上縁から円筒状チャンバーのベースまで延在する。円筒状チャンバーは、下側端部に円形開口部を有する。下側端部は、チャンバーを通る垂直方向の円形開口部の上側端部にシール可能にフィットされる。長方形の発射体フィーディングトレイが設けられている。フィーディングトレイは、円筒状チャンバーを取り囲んでおり、円筒状チャンバーの外側に微粒子発射体のための追加的な空間を提供する。ヒンジ式で取り付けられた(hingedly attached)シーリング蓋が設けられている。シーリング蓋は、蓋の下側に第1の半円形リッジおよび第2の半円形リッジを有する。リッジは、第1の側の発射体ローディングスロットおよび第2の側の発射体ローディングスロットに隣接して、円筒状チャンバーの上縁を取り囲むように設計されている。シーリング蓋は、下側に周辺チャネルを有する。周辺チャネルは、シーリング蓋が閉位置へ移動したときに長方形の発射体フィーディングトレイをシールするようにサイズ決めされ、形状決めされ、かつ位置付けされている。蓋ラッチングメカニズムが設けられている。蓋ラッチングメカニズムは、シーリング蓋のためのヒンジの反対側に配設される。
【0015】
発射体ローディングメカニズムが設けられている。ローディングメカニズムは、微粒子発射体をマガジンからチャンバー内へ移動させる。コッキングメカニズムは、圧縮ガス源、圧縮ガスリリースメカニズム、および発射体ローディングメカニズムに機械的に接続されている。自動コッキング状況インジケーターが設けられている。コッキング状況インジケーターは、銃のコッキングの後、上昇した可視位置へ移動し、また、銃の発砲の後、下降した隠れた位置へ移動する。外部の手動安全メカニズムが設けられている。手動安全メカニズムは、銃に対するグリップを維持しつつ、ユーザーによって安全位置から発射位置へ移動可能である。ストックが設けられている。ストックは、圧縮ガス源、圧縮ガスリリースメカニズム、バレル、チャンバー、発射体貯蔵マガジン、コッキングメカニズム、および発射体ローディングメカニズムを収容し、かつ支持する。コッキングメカニズムによって銃がコックされるときに、発射体ローディングメカニズムは、所定の分量の微粒子発射体を集め、発射体をチャンバーの中に置く。圧縮ガスリリースメカニズムが活性化されると、発射体は、チャンバーからバレル内へイジェクトされ、銃から放出される。
【0016】
(2)変形例では、圧縮ガス源は、事前充填されたCOカートリッジ、再充填可能な圧縮ガスシリンダー、空気圧ポンプ式のガス貯蔵部、スプリング活性化式の圧縮ガスシステム、および外部圧縮ガスラインを含む群から選択される。
【0017】
(3)別の変形例では、スプリング活性化式の圧縮ガスシステムは、シリンダーをさらに含む。シリンダーは、フロント端部およびリア端部を有し、フロント端部においてチャンバーに流体接続される。ピストンが設けられている。ピストンは、シリンダーの中にシール可能にフィットして、その中に配置される。圧縮スプリングが設けられている。圧縮スプリングは、ピストンをフロント端部に向けて付勢する。スプリング圧縮メカニズムが設けられている。圧縮メカニズムは、ピストンをリア端部に向けて付勢し、圧縮スプリングを圧縮する。ラッチングメカニズムが設けられている。ラッチングメカニズムは、リア端部に隣接してピストンをリリース可能に保持し、圧縮スプリングを圧縮された状態に保持する。ユーザーが、銃のコッキングアクションを実施し、スプリング圧縮メカニズムが動作し、ピストンがシリンダーのリア端部に向けて付勢され、スプリングが圧縮され、スプリングおよびピストンがリリースされるまでラッチングメカニズムによって保持され、ピストンがシリンダーのフロント端部に向けて急速に移動することを可能にする。これは、シリンダーの中のおよび接続されているチャンバーへの圧縮ガスの爆発を提供する。
【0018】
(4)さらに別の変形例では、圧縮ガスリリースメカニズムは、トリガーをさらに含む。トリガーは、ストックに回転可能に装着されており、湾曲したトリガーリターンスプリングによって、反時計回り方向に付勢されている。トリガーリターンスプリングは、ストックの中の湾曲したチャネルによって拘束されている。トリガーは、上側突出部を有する。上側突出部は、内部安全ピボットに係合する。安全ピボットは、コッキングアクションが完了していない場合には、ラッチングメカニズムのリリースを防止する。トリガーは、上側突出部の後方に位置する押し上げランプを有する。押し上げランプは、トリガーが後方に枢動されるときに、下向きに付勢する圧縮スプリングに対抗して、ラッチングメカニズムのリリーシングブラケットを上向きに付勢する。リリーシングブラケットは、ストックに枢動可能に装着されており、ストックの中のノッチの中に位置する上向きを指すトラベル制限アームを有する。リリーシングブラケットは、下向きに面するリブを有する。リブは、ラッチングメカニズムのメインポールの中の上向きに面する制御ノッチにリリース可能に係合する。
【0019】
メインポールは、ピストンに取り付けられており、リア端部に、制御ノッチの後方に位置する上向きに角度の付いたランプを有する。ランプは、リブを制御ノッチの中へガイドする。メインポールは、コッキングアクションの間に、ストックの中のチャネルの中で後方に移動する。リリーシングブラケットは、リブが制御ノッチに係合しているときに、第1のコックされた位置にメインポールを保持する。ブラケットは、トリガーが後方に枢動され、リリーシングブラケットを押し上げ、制御ノッチからリブを上昇させるときに、第2の発射された位置へメインポールをリリースする。これは、メインポールおよびピストンが、圧縮スプリングによって付勢されるのにしたがって前方へ移動し、シリンダーを加圧することを可能にする。
【0020】
(5)さらなる変形例では、コンテナの下側端部は、シーリングワッシャーを使用して、チャンバーを通る垂直方向の円形開口部の上側端部にシール可能にフィットされている。
【0021】
(6)一層さらなる変形例では、発射体ローディングメカニズムは、メータリングロッドをさらに含む。メータリングロッドは、チャンバーを通る垂直方向の円形開口部を通ってシール可能にフィットするようにサイズ決めおよび形状決めされており、また、その下側端部から延在する直交活性化バー、および、活性化バーの上方に配設されている貫通穴を有する。貫通穴は、バーおよびメータリングロッドに直交しており、また、バーが停止表面に接触して位置決めされているときに、チャンバーと整合するようにサイズ決めされ、かつ位置付けされている。活性化バーは、チャンバーの中の垂直方向の円形開口部の下側端部に寄り掛かり、リターン圧縮スプリングによって上向きに付勢されている。
【0022】
貫通穴は、コッキングアクションの間に、円筒状チャンバーの中のチャンバーの上方に位置しているときに、微粒子発射体で満たされる。活性化バーは、圧縮ガスリリースメカニズムの活性化の直後に、停止表面に寄り掛かり、枢動可能に装着されている従属ポールによって下向きに付勢される。これは、圧縮ガスがチャンバーからバレルを通して微粒子発射体をイジェクトすることを可能にする。
【0023】
(7)本発明の一層さらなる変形例では、発射体ローディングメカニズムは、中間チャンバーパイプをさらに含む。パイプは、円筒状チャンバーの下側端部から下向きに延在している。パイプの下側部分は、リターン圧縮スプリングの1つの端部のためのストップを提供する。軌道ガイドが設けられている。ガイドは、円筒状チャンバーの下側端部の下方に設けられており、パイプの周りにスライド可能にフィットするようにサイズ決めされた中空穴(hollow bore)を有し、また、下側端部から下向きに第1の所定の距離にわたって延在する垂直方向のスロットを有する。スロットは、停止表面において終端する。軌道ガイドは、パイプの周りに設けられ、発射体貯蔵マガジンの取り付けのためのサポートプラットフォームを提供する。メータリングロッドが設けられている。ロッドは、形状が円筒形状になっており、パイプの中にスライド可能にフィットするようにサイズ決めされており、その下側端部から延在する直交活性化バーを有する。メータリングロッドは、活性化バーの上方に配設されている貫通穴を有する。貫通穴は、バーおよびメータリングロッドに直交しており、また、バーが停止表面に接触して位置決めされているときに、チャンバーと整合するようにサイズ決めされ、かつ位置付けされている。リターン圧縮スプリングは、チャンバーの中の垂直方向の円形開口部の下側端部に寄り掛かるメータリングロッドを上向きに付勢する。従属ポールが設けられている。ポールは、第1の端部および第2の端部を有しており、圧縮ガス源のためのカバーに枢動可能に装着されている。従属ポールの第1の端部は、メータリングスロットを含む。メータリングスロットは、活性化バーを取り囲んでいる。従属ポールの第2の端部は、コッキングメカニズムの前方移動の間に、カムによって上向きに付勢される。従属ポールの第2の端部の上向きの移動は、活性化バーを下向きに移動させ、リターン圧縮スプリングを圧縮し、メータリングロッドの貫通穴をチャンバーと整合させる。これは、圧縮ガスがチャンバーの外にバレルを通して微粒子発射体を駆動することを可能にする。従属ポールの第2の端部の下向きの移動は、活性化バーが、リターン圧縮スプリングによって付勢されるのにしたがって上向きに移動することを引き起こす。これは、微粒子発射体によって取り囲まれている発射体貯蔵マガジンの中にそれが移動するときに、メータリングロッドの貫通穴を微粒子発射体で満たすことを可能にする。
【0024】
(8)別の変形例では、スプリング圧縮メカニズムは、一次ギヤラックをさらに含む。ギヤラックは、ストックの中のチャネルの中にスライド可能に配設されており、上側表面の上に設けられたギヤ歯を有し、また、スライドハンドルの取り付けのために、前方端部に隣接して装着フィクスチャーを有する。減速ギヤドライブが設けられている。ギヤドライブは、シリンダーの外側カバーに装着されている。二次ギヤラックが設けられている。二次ラックは、ピストンの下方に取り付けられており、減速ギヤドライブの上方に位置する。一次ギヤラックは、減速ギヤドライブに係合しており、減速ギヤドライブは、二次ギヤラックに係合している。スライドハンドルの後方移動は、一次ギヤラックを後方へ移動させ、減速ギヤドライブを回転させ、ピストンを後方へ移動させ、圧縮スプリングを圧縮する。
【0025】
(9)さらに別の変形例では、下向きを指すカムローブが設けられている。カムローブは、メータリングスロットの下に、メータリングスロットに直交して配設されている。カム活性化タブが設けられている。タブは、一次ギヤラックの上側表面の側縁部およびフロント端部に隣接して配設されている。活性化タブは、輪郭付けされた内側表面を有する。輪郭付けされた内側表面は、コッキングメカニズムの動作の間に、一次ギヤラックが後方におよび前方に移動させられるときに、カムローブのフロント縁部に係合するようにサイズ決めされ、形状決めされ、かつ位置付けされている。カムローブの係合は、コッキングメカニズムの動作の間に、メータリングロッドの上向きの移動を引き起こし、メータリングロッドの下向きの移動がそれに続く。そのような移動は、メータリングロッドに付着している任意の微粒子発射体を取り除く役割を果たす。
【0026】
(10)さらなる変形例では、コッキングメカニズムの動作の間の一次ギヤラックの前方移動の間のカム活性化タブによるカムローブの係合は、動作の完了の聴覚的な確認を提供する。
【0027】
(11)一層さらなる変形例では、メインポールと協調して移動する制御スロットは、制御スロットの後方移動の間に、内部安全ピボットの第1の端部を押し上げられた位置に維持する。これは、ピボットの第2の端部が圧縮ガスリリースメカニズムのトリガーの上側端部において上側突出部に係合することを引き起こし、それによって、メカニズムの活性化を防止する。制御スロットは、一次ギヤラックおよび制御スロットの前方移動が完了すると、下降した位置への内部安全ピボットの第1の端部の下向きの移動を引き起こす。下向きの移動は、トリガーの上側突出部のリリースを可能にするとともに、ガスリリースメカニズムの活性化を可能にする。
【0028】
(12)一層さらなる変形例では、サポートストックは、のぞき窓(sight glass)をさらに含む。のぞき窓は、マガジンに隣接して位置決めされており、マガジンの中に収容されている微粒子発射体のレベルを見ることを可能にする。
【0029】
(13)一層さらなる変形例では、コッキングメカニズム制御が設けられている。コッキングメカニズム制御は、受け入れノッチを含む。受け入れノッチは、コッキングメカニズムの外側サイドレールの中に配設される。ブロッキング部分が設けられている。ブロッキング部分は、二次ギヤラックの下側に枢動可能に装着されている。ブロッキング部分は、スプリングによって受け入れノッチに向けて付勢されている。ブロッキング部分は、下側縁部に保持突出部を有する。保持突出部は、受け入れノッチに係合するようにサイズ決めおよび形状決めされており、また、該保持突出部の上方に上向きに延在する角度付きの表面を有する。活性化部分が設けられている。活性化部分は、第1の端部に隣接して従属ポールに取り付けられている。活性化部分は、圧縮ガスリリースメカニズムの活性化のときに、従属ポールとともに下向きに移動する。活性化部分は、ブロッキング部分の角度付きの表面の上に支えられ、受け入れノッチから外へ保持突出部を付勢し、それによって、コッキングメカニズムが活性化されることを可能にする。
【0030】
(14)別の変形例では、銃は、圧縮ガス源として事前充填されたCOカートリッジを使用し、銃は、円筒形状のカートリッジチャンバーをさらに含む。カートリッジチャンバーは、COカートリッジを封入するようにサイズ決めおよび形状決めされており、カートリッジの導入のために、第1の端部にシール可能な開口部を有する。第2の端部に位置する凹状シートが設けられている。シートは、カートリッジの放出端部の周りにシール可能にフィットするようにサイズ決めおよび形状決めされている。中空の穿刺針が、シートの中に配設されている。シーリングキャップが設けられている。キャップは、ねじ山を嵌め合わせることによって、カートリッジチャンバーに脱着可能に装着される。キャップを締め付けることは、穿刺針に対してカートリッジを付勢する。圧力容器が設けられている。圧力容器は、メータリングデバイスに流体接続されている。メータリングデバイスは、圧縮ガスリリースメカニズムの活性化のときに、所定の分量の圧縮ガスがチャンバーに進入することを可能にする。
【0031】
(15)さらに別の変形例では、圧縮ガスリリースメカニズムは、トリガーをさらに含む。トリガーは、ストックに回転可能に装着されており、湾曲したトリガーリターンスプリングによって反時計回り方向に付勢されている。トリガーリターンスプリングは、ストックの中の湾曲したチャネルによって拘束されている。トリガーは、上側突出部を有する。上側突出部は、内部安全ピボットに係合する。安全ピボットは、コッキングアクションが完了していない場合には、ラッチングメカニズムのリリースを防止する。トリガーは、上側突出部の後方に位置する押し上げランプを有する。押し上げランプは、トリガーが後方に枢動されるときに、下向きに付勢する圧縮スプリングに対抗して、ラッチングメカニズムのリリーシングブラケットを上向きに付勢する。リリーシングブラケットは、ストックに取り付けられたフィッティングの上で枢動し、ストックの中のノッチの中に配設された上向きを指すトラベル制限アームを有し、また、下向きに面するリブを有する。リブは、ローディングロッドの中の上向きに面する制御ノッチにリリース可能に係合する。ローディングロッドは、ローディングコイルスプリングによって前方へ付勢されており、リア端部に、制御ノッチの後方に位置する上向きに角度の付いたランプを有する。
【0032】
ローディングロッドは、コッキングアクションの間に、ストックの中のチャネルの中で後方に移動する。リリーシングブラケットは、リブが制御ノッチに係合しているときに、第1のコックされた位置にローディングロッドを保持する。リリーシングブラケットは、トリガーが後方に移動させられ、リリーシングブラケットを押し上げ、制御ノッチからリブを上昇させるときに、第2の発射された位置へローディングロッドをリリースする。これは、ローディングロッドが、ローディングコイルスプリングによって付勢されるのにしたがって前方へ移動することを可能にする。ローディングロッドは、発射体ローディングメカニズムおよびメータリングデバイスを活性化させる。
【0033】
(16)本発明のさらに別の変形例では、銃は、圧縮ガス源として空気圧ポンプ式の空気貯蔵部を使用し、銃は、ガスシリンダーをさらに含む。シリンダーは、入口弁および出口弁を有する。ピストンが設けられている。ピストンは、シリンダーの中にシール可能にフィットする。ポンピングメカニズムが設けられている。ポンピングメカニズムは、ピストンに機械的に結合され、ピストンをシリンダーの中の拡張位置から圧縮位置へ移動させる。入口弁は、ピストンが圧縮位置から拡張位置へ移動するときには開位置にあり、ピストンが拡張位置から圧縮位置へ移動するときには閉位置にある。出口弁は、ピストンが圧縮位置から拡張位置へ移動するときには閉位置にあり、ピストンが拡張位置から圧縮位置へ移動するときに開位置にある。
【0034】
空気貯蔵部は、出口弁およびチャンバーに流体接続されている。発射体ローディングメカニズムは、圧縮ガスリリースメカニズムの活性化のときに、所定の分量の圧縮ガスがチャンバーに進入することを可能にする。ポンピングメカニズムによるシリンダーの中での拡張位置から圧縮位置へのピストンの繰り返される移動は、空気貯蔵部の中の圧力を増大させ、圧縮ガスリリースメカニズムによって圧力が解放されたときに、増加した力によって微粒子発射体がチャンバーからイジェクトされることを可能にする。
【0035】
(17)さらなる変形例では、圧縮ガスリリースメカニズムは、トリガーをさらに含む。トリガーは、ストックに回転可能に装着されており、湾曲したトリガーリターンスプリングによって、反時計回り方向に付勢されている。トリガーリターンスプリングは、ストックの中の湾曲したチャネルによって拘束されている。トリガーは、上側突出部を有する。上側突出部は、内部安全ピボットに係合する。安全ピボットは、コッキングアクションが完了していない場合には、ラッチングメカニズムのリリースを防止する。トリガーは、上側突出部の後方に位置する押し上げランプを有する。押し上げランプは、トリガーが後方に枢動されるときに、下向きに付勢する圧縮スプリングに対抗して、ラッチングメカニズムのリリーシングブラケットを上向きに付勢する。リリーシングブラケットは、ストックに取り付けられたフィッティングの上で枢動し、ストックの中のノッチの中に配設された上向きを指すトラベル制限アームを有し、また、下向きに面するリブを有する。リブは、ローディングロッドの中の上向きに面する制御ノッチにリリース可能に係合する。ローディングロッドは、ローディングコイルスプリングによって前方へ付勢されており、リア端部に、制御ノッチの後方に位置する上向きに角度の付いたランプを有する。ランプは、リブを制御ノッチの中へガイドする。
【0036】
ローディングロッドは、コッキングアクションの間に、ストックの中のチャネルの中で後方に移動する。リリーシングブラケットは、リブが制御ノッチに係合しているときに、第1のコックされた位置にローディングロッドを保持する。リリーシングブラケットは、トリガーが後方に移動させられ、リリーシングブラケットを押し上げ、制御ノッチからリブを上昇させるときに、第2の発射された位置へローディングロッドをリリースする。これは、ローディングロッドが、ローディングコイルスプリングによって付勢されるのにしたがって前方へ移動することを可能にする。ローディングロッドは、発射体ローディングメカニズムおよびメータリングデバイスを活性化させる。
【0037】
(18)一層さらなる変形例では、銃は、圧縮ガス源として再充填可能な圧縮ガスシリンダーを使用する。シリンダーは、第1の端部に隣接して位置する遮断弁および取り付けフィッティングを有する。嵌合取り付けフィッティングが設けられている。嵌合フィッティングは、サポートストックに装着されており、また、メータリングデバイスに流体接続されている。メータリングデバイスは、チャンバーに流体接続されており、メータリングデバイスは、圧縮ガスリリースメカニズムの活性化のときに、所定の分量の圧縮ガスがチャンバーに進入することを可能にする。チャージされた再充填可能な圧縮ガスシリンダーが、嵌合取り付けフィッティングに取り付けられており、圧縮ガスリリースメカニズムの活性化のときに、遮断弁が開けられ、圧縮ガスがメータリングデバイスによってリリースされる。
【0038】
(19)一層さらなる変形例では、圧縮ガスリリースメカニズムは、トリガーをさらに含む。トリガーは、ストックに回転可能に装着されており、湾曲したトリガーリターンスプリングによって、反時計回り方向に付勢されている。トリガーリターンスプリングは、ストックの中の湾曲したチャネルによって拘束されている。トリガーは、上側突出部を有する。上側突出部は、内部安全ピボットに係合する。安全ピボットは、コッキングアクションが完了していない場合には、ラッチングメカニズムのリリースを防止する。トリガーは、上側突出部の後方に位置する押し上げランプを有する。押し上げランプは、トリガーが後方に枢動されるときに、下向きに付勢する圧縮スプリングに対抗して、ラッチングメカニズムのリリーシングブラケットを上向きに付勢する。リリーシングブラケットは、ストックに取り付けられているフィッティングの上で枢動し、ストックの中のノッチの中に配設された上向きを指すトラベル制限アームを有し、また、下向きに面するリブを有する。リブは、ローディングロッドの中の上向きに面する制御ノッチにリリース可能に係合する。ローディングロッドは、ローディングコイルスプリングによって前方へ付勢されており、リア端部に制御ノッチの後方に位置する上向きに角度の付いたランプを有する。ランプは、リブを制御ノッチの中へガイドする。
【0039】
ローディングロッドは、コッキングアクションの間に、ストックの中のチャネルの中で後方に移動する。リリーシングブラケットは、リブが制御ノッチに係合しているときに、第1のコックされた位置にローディングロッドを保持する。リリーシングブラケットは、トリガーが後方に移動させられ、リリーシングブラケットを押し上げ、制御ノッチからリブを上昇させるときに、第2の発射された位置へローディングロッドをリリースする。これは、ローディングロッドがローディングコイルスプリングによって付勢されるのにしたがって前方へ移動することを可能にする。ローディングロッドは、発射体ローディングメカニズムおよびメータリングデバイスを活性化させる。
【0040】
(20)別の変形例では、銃は、圧縮ガス源として外部圧縮ガスラインを使用し、銃は、外部圧縮ガスラインをさらに含む。ラインは、圧縮ガス源に接続され、第1の端部に隣接して位置する遮断弁および取り付けフィッティングを有する。嵌合取り付けフィッティングが設けられている。嵌合フィッティングは、サポートストックに装着されており、また、メータリングデバイスに流体接続されている。メータリングデバイスは、チャンバーに流体接続される。メータリングデバイスは、圧縮ガスリリースメカニズムの活性化のときに、所定の分量の圧縮ガスがチャンバーに進入することを可能にする。外部圧縮ガスラインは、嵌合取り付けフィッティングに取り付けられており、圧縮ガスリリースメカニズムの活性化のときに、遮断弁が開けられ、圧縮ガスがメータリングデバイスによってリリースされる。
【0041】
(21)さらに別の変形例では、圧縮ガスリリースメカニズムは、トリガーをさらに含む。トリガーは、ストックに回転可能に装着されており、湾曲したトリガーリターンスプリングによって、反時計回り方向に付勢されている。トリガーリターンスプリングは、ストックの中の湾曲したチャネルによって拘束されている。トリガーは、上側突出部を有する。上側突出部は、内部安全ピボットに係合する。安全ピボットは、コッキングアクションが完了していない場合には、ラッチングメカニズムのリリースを防止する。トリガーは、上側突出部の後方に位置する押し上げランプを有する。押し上げランプは、トリガーが後方に枢動されるときに、下向きに付勢する圧縮スプリングに対抗して、ラッチングメカニズムのリリーシングブラケットを上向きに付勢する。リリーシングブラケットは、ストックに取り付けられたフィッティングの上で枢動し、ストックの中のノッチの中に位置する上向きを指すトラベル制限アームを有し、また、下向きに面するリブを有する。リブは、ローディングロッドの中の上向きに面する制御ノッチにリリース可能に係合する。ローディングロッドは、ローディングコイルスプリングによって前方へ付勢されており、リア端部に制御ノッチの後方に位置する上向きに角度の付いたランプを有する。ランプは、リブを制御ノッチの中へガイドする。
【0042】
ローディングロッドは、コッキングアクションの間に、ストックの中のチャネルの中で後方に移動する。リリーシングブラケットは、リブが制御ノッチに係合しているときに、第1のコックされた位置にローディングロッドを保持する。リリーシングブラケットは、トリガーが後方に移動させられ、リリーシングブラケットを押し上げ、制御ノッチからリブを上昇させるときに、第2の発射された位置へローディングロッドをリリースする。これは、ローディングロッドが、ローディングコイルスプリングによって付勢されるのにしたがって前方へ移動することを可能にする。ローディングロッドは、発射体ローディングメカニズムおよびメータリングデバイスを活性化させる。
【0043】
(22)本発明のさらに別の変形例では、サポートストックのピストルグリップおよびフォアアームは、平坦化された下側表面を有する。平坦化された表面は、微粒子発射体を発射体貯蔵マガジンに追加するために、殺虫銃が直立位置にバランスされることを可能にする。
【0044】
(23)本発明のさらなる変形例では、改善された殺虫銃は、レーザーサイティングデバイスをさらに含む。レーザーサイティングデバイスは、バッテリー給電式レーザーを含む。レーザーは、レーザー照準スポットを作り出すことができる。ハウジングが設けられている。ハウジングは、レーザー、バッテリー電源、およびレーザーのための制御回路を内包するように適合されている。取り付けメカニズムが設けられている。取り付けメカニズムは、バレルの遠位端部に隣接して、レーザーサイティングデバイスを取り付けるように適合されている。
【0045】
(24)一層さらなる変形例では、取り付けメカニズムは、バレルの遠位端部と一体的に形成される。
【0046】
(25)一層さらなる変形例では、取り付けメカニズムは、レーザーサイティングデバイスをバレルの遠位端部に取り外し可能に取り付けるように適合されている。
【0047】
(26)別の変形例では、レーザー照準器は、レーザー照準スポットの照準ポイントのためのエレベーション調節およびウィンデージ調節を含む。
【0048】
(27)さらに別の変形例では、パワースイッチが設けられている。スイッチは、レーザーへのパワーを制御している。
【0049】
(28)さらに別の変形例では、パワースイッチは、ハウジングの上に装着される。
【0050】
(29)本発明の最終的な変形例では、パワースイッチは、トリガーと一体になっている。トリガーの初期の後方移動は、パワースイッチの中の回路を完成させ、それによって、圧縮ガスリリースメカニズムの活性化の前に、レーザー照準スポットを提供する。
【0051】
本発明の他の目標および目的の認識、ならびに、それを理解することは、添付の図面および好適な実施形態の詳細な説明を参照するとことによって実現され得る。
【図面の簡単な説明】
【0052】
図1】マガジンおよびのぞき窓の実例を含む本発明の好ましい実施形態の斜視図である。
図2】発射位置における発射体ローディングメカニズムを示し、また、ピストルグリップおよびフォアアームならびに外部安全装置の平坦化された下部表面を示す図1の実施形態の側面断面図である。
図3】ローディング位置における発射体ローディングメカニズムを示す図1の実施形態の側面断面図である。
図3A】コッキング中のコッキングメカニズム制御を示す図1の実施形態の側面断面図である。
図3B】コッキング中のコッキングメカニズム制御を示す図1の実施形態の一部の拡大側面断面図である。
図3C】受け入れノッチ、ブロッキング部分および活性化部分のアクションを示すコッキングメカニズム制御の拡大斜視図である。
図3D】受け入れノッチ内のブロッキング部分を示す、線3D−3Dに沿ったブロッキング部分および受け入れノッチの拡大断面図である。
図3E】受け入れノッチから外れたブロッキング部分を示す、線3D−3Dに沿ったブロッキング部分および受け入れノッチの拡大断面図である。
図4】銃が発射された後のトリガーおよびラッチングメカニズムの詳細を示す図1の実施形態の部分側面断面図である。
図5】発射する準備が整った銃のトリガーおよびラッチングメカニズムの詳細を示す図1の実施形態の部分側面断面図である。
図6】銃が発射される際のメカニズムの動きを示すトリガーおよびラッチングメカニズムの詳細を示す図1の実施形態の部分側面断面図である。
図7】従属ポールおよびメータリングスロットが下げられた位置にある発射位置における発射体ローディングメカニズムを示す図1の実施形態の拡大側面断面図である。
図8】従属ポールおよびメータリングスロットが上昇させた位置にあるローディング位置における発射体ローディングメカニズムを示す図1の実施形態の拡大側面断面図である。
図9】発射位置における発射体貯蔵マガジンおよび発射体ローディングメカニズムの直交断面詳細図である。
図10】発射体ローディング位置における発射体貯蔵マガジンおよび発射体ローディングメカニズムの直交断面詳細図である。
図11】ムシ銃が発射される際のスプリング活性化式の圧縮ガスチャンバーを示す図1の実施形態の側断面図である。
図12】ムシ銃がコックされた位置にあるスプリング活性化式の圧縮ガスチャンバーを示す図1の実施形態の側断面図である。
図13】発射に先立つトリガーの動きのブロック解除を示す、発射位置における図1の実施形態の手動安全構成要素を示す図である。
図14】トリガーの動きのブロックを示す、安全位置における図1の実施形態の手動安全構成要素を示す図である。
図15】ピストルグリップおよびフォアアームならびに外部安全装置の平坦化された下部表面を示す図1の実施形態の側面図である。
図16】統合レーザーサイティングデバイスを有する図1の実施形態の側面図である。
図17】アセンブリおよび照準制御の詳細を含むレーザーサイティングデバイスの取り外し可能バージョンの分解斜視図である。
図18】トリガー動作オン/オフスイッチの詳細図である。
図19】コックされた位置におけるメータリングデバイスおよびラッチングメカニズムを示すムシ銃のCO動力の実施形態の側断面図である。
図20】発射された位置におけるメータリングデバイスおよびラッチングメカニズムを示すムシ銃のCO動力の実施形態の側断面図である。
図21】シリンダーの取り付けおよびメータリングデバイスへの接続を示すムシ銃の再充填可能な空気シリンダー動力の実施形態の側断面図である。
図22】ポンピングメカニズムおよびメータリングデバイスへのバルブ切り換え接続(valving connecting)を示すムシ銃の空気圧ポンプ式の動力の実施形態の側断面図である。
図23】ガスラインの取り付けおよびメータリングデバイスへの接続を示すムシ銃の外部圧縮ガスライン動力の実施形態の側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0053】
(1)図1〜23は、以下の構成要素から構築することができる所望の特徴を提供するコンパクトな改善された殺虫銃10を示したものである。図11および図12に示されているように、圧縮ガス源14が設けられている。チャンバー18が設けられている。チャンバー18は圧縮ガス源14に流体接続される。バレル22が設けられている。バレル22はチャンバー18の遠位端26に配置される。図4図6に示されているように、圧縮ガスリリースメカニズム30が設けられている。リリースメカニズム30は圧縮ガス源14に接続される。図1図3図11および図12に示されているように、発射体貯蔵マガジン34が設けられている。マガジン34は微粒子発射体38を貯蔵し、チャンバー18に隣接して配置される。
【0054】
図7図10に示されているように、発射体貯蔵マガジン34は円筒状チャンバー36を含む。円筒状チャンバー36は、第1の側の発射体ローディングスロット40および第2の側の発射体ローディングスロット44を有する。ローディングスロット40、44は、円筒状チャンバー36の上縁48から円筒状チャンバー36のベース52まで延在する。円筒状チャンバー36は、下側端部60に円形開口部56を有する。下側端部60は、チャンバー18を通る垂直方向の円形開口部68の上側端部64にシール可能にフィットされる。長方形の発射体フィーディングトレイ72が設けられている。フィーディングトレイ72は、円筒状チャンバー36を取り囲み、円筒状チャンバー36の外側に微粒子発射体38のための追加的な空間76を提供する。ヒンジ式で取り付けられた(hingedly attached)シーリング蓋80が設けられている。シーリング蓋80は、蓋80の下側92に第1の半円形リッジ84および第2の半円形リッジ88を有する。リッジ84、88は、第1の側の発射体ローディングスロット40および第2の側の発射体ローディングスロット44に隣接して、円筒状チャンバー36の上縁96、100を取り囲むように設計されている。シーリング蓋80は、下側92に周辺チャネル104を有する。周辺チャネル104は、シーリング蓋80が閉位置108へ移動したときに長方形の発射体フィーディングトレイ72をシールするように、サイズ決めされ、形状決めされ、かつ位置付けされる。蓋ラッチングメカニズム112が設けられている。蓋ラッチングメカニズム112は、シーリング蓋80のためのヒンジ116の反対側に配設される。
【0055】
図2図3および図7図10に示されているように、発射体ローディングメカニズム42が設けられている。ローディングメカニズム42は、微粒子発射体38をマガジン34からチャンバー18内へ移動させる。コッキングメカニズム46は、圧縮ガス源14、圧縮ガスリリースメカニズム30、および発射体ローディングメカニズム42に機械的に接続される。図2および図3に示されているように、自動コッキング状況インジケーター78が設けられている。コッキング状況インジケーター78は、銃10のコッキングの後、上昇した可視位置86へ移動し、また、銃10の発砲の後、下降した隠れた位置82へ移動する。図1図6および図13図14に示されているように、外部の手動安全メカニズム54が設けられている。手動安全メカニズム54は、銃10に対するグリップを維持しつつ、ユーザーによって安全位置70から発射位置74へ移動可能である。ストック50が設けられている。ストック50は、圧縮ガス源14、圧縮ガスリリースメカニズム30、バレル22、チャンバー18、発射体貯蔵マガジン34、コッキングメカニズム46、および発射体ローディングメカニズム42を収容し、かつ支持する。コッキングメカニズム46によって銃10がコックされるときに、発射体ローディングメカニズム42は、所定の分量の微粒子発射体38を集め、発射体38をチャンバー18内に置く。圧縮ガスリリースメカニズム30が活性化されると、発射体38は、チャンバー18からバレル22内へイジェクトされ、銃10から放出される。
【0056】
(2)別の変形例では、圧縮ガス源14は、図19および図20に示されている事前充填されたCOカートリッジ88、図21に示されている再充填可能な圧縮ガスシリンダー90、図22に示されている空気圧ポンプ式の空気貯蔵部94、図11および図12に示されているスプリング活性化式の圧縮ガスシステム98、および図23に示されている外部圧縮ガスライン102を含む群から選択される。
【0057】
(3)さらに別の変形例では、図11および図12に示されているように、スプリング活性化式の圧縮ガスシステム98は、シリンダー106をさらに含む。シリンダー106は、フロント端部110およびリア端部114を有し、フロント端部110においてチャンバー18に流体接続される。ピストン118が設けられている。ピストン118は、シリンダー106の中にシール可能にフィットして、その中に配置される。圧縮スプリング122が設けられている。圧縮スプリング122は、ピストン118をフロント端部110に向けて付勢する。スプリング圧縮メカニズム126が設けられている。圧縮メカニズム126は、ピストン118をリア端部114に向けて付勢し、スプリング122を圧縮する。図4図6に示されているように、ラッチングメカニズム130が設けられている。ラッチングメカニズム130は、リア端部114に隣接してピストン118をリリース可能に保持し、圧縮スプリング122を圧縮された状態134に保持する。ユーザーが、銃のコッキングアクションを実施し、スプリング圧縮メカニズム126が動作し、ピストン118がシリンダー106のリア端部114に向けて付勢され、スプリング122が圧縮され、スプリング122およびピストン118がリリースされるまでラッチングメカニズム130によって保持され、ピストン118がシリンダー106のフロント端部110に向けて急速に移動することを可能にする。これは、シリンダー106の中のおよび接続されているチャンバー18への圧縮ガス138の爆発を提供する。
【0058】
(4)さらに他の変形例では、図4図6に示されているように、圧縮ガスリリースメカニズム30は、トリガー142をさらに含む。トリガー142は、ストック50に回転可能に装着されており、湾曲したトリガーリターンスプリング52によって、反時計回り方向に付勢されている。トリガーリターンスプリング52は、ストック50の中の湾曲したチャネル56によって拘束されている。トリガー142は、上側突出部150を有する。上側突出部150は、内部安全ピボット154に係合する。安全ピボット154は、コッキングアクションが完了していない場合には、ラッチングメカニズム130のリリースを防止する。トリガー142は、上側突出部150の後方に位置する押し上げランプ158を有する。押し上げランプ158は、トリガー142が後方に枢動されるときに、下向きに付勢する圧縮スプリング166に対抗して、ラッチングメカニズム130のリリーシングブラケット162を上向きに付勢する。リリーシングブラケット162は、ストック50に装着されたフィッティング170の上で枢動し、ストック50の中のノッチ168の中に位置する上向きを指すトラベル制限アーム164を有し、また、下向きに面するリブ174を有する。リブ174は、ラッチングメカニズム130のメインポール182の中の上向きに面する制御ノッチ178にリリース可能に係合する。
【0059】
図11および図12に示されているように、メインポール182は、ピストン118に取り付けられており、リア端部190に、制御ノッチ178の後方に位置する上向きに角度の付いたランプ186を有する。ランプ186は、リブ174を制御ノッチ178の中へガイドする。メインポール182は、図4図6に示されているように、コッキングアクションの間に、ストック50の中のチャネル194の中で後方に移動する。リリーシングブラケット162は、リブ174が制御ノッチ178に係合しているときに、第1のコックされた位置198にメインポール182を保持する。ブラケット162は、トリガー142が後方に枢動され、リリーシングブラケット162を押し上げ、制御ノッチ178からリブ174を上昇させるときに、第2の発射された位置202へメインポール182をリリースする。これは、メインポール182およびピストン118が、テンションスプリング122によって付勢されるのにしたがって前方へ移動し、シリンダー106を加圧することを可能にする。
【0060】
(5)さらなる変形例では、図9および図10に示されているように、下側端部60は、シーリングワッシャー120を使用して、チャンバー18を通る垂直方向の円形開口部68の上側端部64にシール可能にフィットされている。
【0061】
(6)一層さらなる変形例では、図2図3図7図12に示されているように、発射体ローディングメカニズム42は、メータリングロッド234をさらに含む。メータリングロッド234は、チャンバー18を通る垂直方向の円形開口部68を通ってシール可能にフィットするようにサイズ決めおよび形状決めされており、また、その下側端部242から延在する直交活性化バー238、および、活性化バー238の上方に配設されている貫通穴246を有する。貫通穴246は、バー238およびメータリングロッド234に直交しており、また、バー238が停止表面250に接触して位置決めされているときに、チャンバー18と整合するようにサイズ決めされ、かつ位置付けされている。活性化バー238は、チャンバー18の中の垂直方向の円形開口部68の下側端部258に寄り掛かり、圧縮スプリング254によって上向きに付勢されている。
【0062】
貫通穴246は、コッキングアクションの間に、円筒状チャンバー36の中のチャンバー18の上方に位置しているときに、微粒子発射体38で満たされる。活性化バー238は、圧縮ガスリリースメカニズム30の活性化の直後に、停止表面250に寄り掛かり、枢動可能に装着されている従属ポール262によって下向きに付勢される。これは、圧縮ガス138が、チャンバー18からバレル22を通して微粒子発射体38をイジェクトすることを可能にする。
【0063】
(7)本発明の別の変形例では、発射体ローディングメカニズム42は、中間チャンバーパイプ266をさらに含む。パイプ266は、円筒状チャンバー36の下側端部60から下向きに延在している。パイプ266の下側部分282は、リターン圧縮スプリング254の1つの端部290のためのストップ286を提供する。軌道ガイド298が設けられている。ガイド298は、円筒状チャンバー36の下側端部60の下方に設けられており、パイプ266の周りにスライド可能にフィットするようにサイズ決めされた中空穴(hollow bore)302を有し、また、下側端部60から下向きに第1の所定の距離308にわたって延在する垂直方向のスロット306を有する。スロット306は、停止表面250において終端する。軌道ガイド298は、パイプ266の周りに設けられ、発射体貯蔵マガジン34の取り付けのためのサポートプラットフォーム310を提供する。メータリングロッド234が設けられている。ロッド234は、形状が円筒形状になっており、パイプ266の中にスライド可能にフィットするようにサイズ決めされており、その下側端部242から延在する直交活性化バー238を有する。メータリングロッド234は、活性化バー238の上方に配設されている貫通穴246を有する。貫通穴246は、バー238およびメータリングロッド234に直交しており、また、バー238が停止表面250に接触して位置決めされているときに、チャンバー18と整合するようにサイズ決めされ、かつ位置付けされている。リターン圧縮スプリング254は、チャンバー18の中の垂直方向の円形開口部68の下側端部258に寄り掛かるメータリングロッド234を上向きに付勢する。従属ポール262が設けられている。ポール262は、第1の端部314および第2の端部318を有しており、圧縮ガス源14のためのカバー322に枢動可能に装着されている。従属ポール262の第1の端部314は、活性化バー238を取り囲むメータリングスロット264を含む。従属ポール262の第2の端部318は、ガスリリースメカニズム30の活性化のときに、コッキングメカニズム46の前方移動の間に、カム330によって上向きに付勢される。従属ポール262の第2の端部318の上向きの移動は、活性化バー238を下向きに移動させ、リターン圧縮スプリング254を圧縮し、メータリングロッド234の貫通穴246をチャンバー18と整合させる。これは、圧縮ガス138が、チャンバー18の外にバレル22を通して微粒子発射体38を駆動することを可能にする。従属ポール262の第2の端部318の下向きの移動は、活性化バー238が、リターン圧縮スプリング254によって付勢されるのにしたがって上向きに移動することを引き起こす。これは、微粒子発射体38によって取り囲まれている発射体貯蔵マガジン34の中にそれが移動するときに、メータリングロッド234の貫通穴246を微粒子発射体38で満たすことを可能にする。
【0064】
(8)さらに別の変形例では、図1図6図11および図12に示されているように、スプリング圧縮メカニズム126は、一次ギヤラック334をさらに含む。ギヤラック334は、ストック50の中のチャネル338の中にスライド可能に配設されており、上側表面346の上に設けられたギヤ歯342を有し、また、スライドハンドル358の取り付けのために、前方端部354に隣接して装着フィクスチャー350を有する。減速ギヤドライブ362が設けられている。ギヤドライブ362は、シリンダー106の外側カバー322に装着されている。二次ギヤラック370が設けられている。二次ラック370は、ピストン118の下方に取り付けられており、減速ギヤドライブ362の上方に位置する。一次ギヤラック334は、減速ギヤドライブ362に係合しており、減速ギヤドライブ362は、二次ギヤラック370に係合している。スライドハンドル358の後方移動は、一次ギヤラック334を後方へ移動させ、減速ギヤドライブ362を回転させ、ピストン118を後方へ移動させ、圧縮スプリング122を圧縮する。
【0065】
(9)さらに別の変形例では、図7および図8図11図12に示されているように、下向きを指すカムローブ268が設けられている。カムローブ268は、メータリングスロット264の下に、メータリングスロット264に直交して配設されている。カム活性化タブ272が設けられている。タブ272は、一次ギヤラック334の上側表面284の側縁部276およびフロント端部280に隣接して配設されている。活性化タブ272は、輪郭付けされた内側表面288を有する。輪郭付けされた内側表面288は、コッキングメカニズム46の動作の間に、一次ギヤラック334が後方におよび前方に移動させられるときに、カムローブ268のフロント縁部292に係合するようにサイズ決めされ、形状決めされ、かつ位置付けされている。カムローブ268の係合は、コッキングメカニズム46の動作の間に、メータリングロッド234の上向きの移動を引き起こし、メータリングロッド234の下向きの移動がそれに続く。そのような移動は、メータリングロッド234に付着している任意の微粒子発射体38を取り除く役割を果たす。
【0066】
(10)さらなる変形例では、コッキングメカニズム46の動作の間の一次ギヤラック334の前方移動の間のカム活性化タブ272によるカムローブ268の係合は、動作の完了の聴覚的な確認を提供する。
【0067】
(11)一層さらなる変形例では、図2図6図11および図12に示されているように、メインポール182と協調して移動する制御スロット348は、該制御スロット348の後方移動の間に、内部安全ピボット154の第1の端部374を押し上げられた位置378に維持する。これは、ピボット154の第2の端部382が圧縮ガスリリースメカニズム30のトリガー142の上側端部390において上側突出部150に係合することを引き起こし、それによって、メカニズム30の活性化を防止する。制御スロット348は、一次ギヤラック334および前記制御スロット348の前方移動が完了すると、下降した位置380への内部安全ピボット154の前記第1の端部374の下向きの移動を引き起こす。下向きの移動は、トリガー142の上側突出部150のリリースを可能にするとともに、ガスリリースメカニズム30の活性化を可能にする。
【0068】
(12)一層さらなる変形例では、図1および図16に示されているように、ストック50は、のぞき窓(sight glass)422をさらに含む。のぞき窓422は、マガジン34に隣接して位置決めされており、マガジン34の中に収容されている微粒子発射体38のレベル426を見ることを可能にする。
【0069】
(13)一層さらなる変形例では、図3図3A図3Eに示されているように、コッキングメカニズム制御336が設けられている。コッキングメカニズム制御336は、受け入れノッチ340を含む。受け入れノッチ340は、コッキングメカニズム46の外側サイドレール344の中に配設される。ブロッキング部分348が設けられている。ブロッキング部分348は、二次ギヤラック370の下側352に枢動可能に装着されている。ブロッキング部分348は、スプリング356によって受け入れノッチ340に向けて付勢されている。ブロッキング部分348は、下側縁部364に保持突出部360を有する。保持突出部360は、受け入れノッチ340に係合するようにサイズ決めおよび形状決めされており、また、該保持突出部360の上方に上向きに延在する角度付きの表面368を有する。活性化部分372が設けられている。活性化部分372は、第1の端部314に隣接して従属ポール262に取り付けられている。活性化部分372は、圧縮ガスリリースメカニズム30の活性化のときに、従属ポール262とともに下向きに移動する。活性化部分372は、ブロッキング部分348の角度付きの表面368の上に支えられ、受け入れノッチ340から外へ保持突出部360を付勢し、それによって、コッキングメカニズム46が活性化されることを可能にする。
【0070】
(14)別の変形例では、図19および図20に示されているように、銃10は、圧縮ガス源14として事前充填されたCOカートリッジ88を使用し、銃10は、円筒形状のカートリッジチャンバー434をさらに含む。カートリッジチャンバー434は、COカートリッジ88を封入するようにサイズ決めおよび形状決めされており、カートリッジ88の導入のために、第1の端部442にシール可能な開口部438を有する。第2の端部450に位置する凹状のシート446が設けられている。シート446は、カートリッジ88の放出端部454の周りにシール可能にフィットするようにサイズ決めおよび形状決めされている。中空の穿刺針458がシート446の中に配設されており、一方向弁462が穿刺針458に流体接続されている。シーリングキャップ466が設けられている。キャップ466は、ねじ山470を嵌め合わせることによって、カートリッジチャンバー434に脱着可能に装着される。キャップ466を締め付けることは、穿刺針458に対してカートリッジ88を付勢する。圧力容器474が設けられている。圧力容器474は、メータリングデバイス478に流体接続されている。メータリングデバイス478は、圧縮ガスリリースメカニズム30の活性化のときに、所定の分量の圧縮ガス138がチャンバー18に進入することを可能にする。
【0071】
(15)さらに別の変形例では、図4図6図19および図20に示されているように、圧縮ガスリリースメカニズム30は、トリガー142をさらに含む。トリガー142は、ストック50に回転可能に装着されており、湾曲したトリガーリターンスプリング52によって、反時計回り方向に付勢されている。トリガーリターンスプリング52は、ストック50の中の湾曲したチャネル56によって拘束されている。トリガー142は、上側突出部150を有する。上側突出部150は、内部安全ピボット154に係合する。安全ピボット154は、コッキングアクションが完了していない場合には、ラッチングメカニズム130のリリースを防止する。トリガー142は、上側突出部150の後方に位置する押し上げランプ158を有する。押し上げランプ158は、トリガー142が後方に枢動されるときに、下向きに付勢する圧縮スプリング166に対抗して、ラッチングメカニズム130のリリーシングブラケット162を上向きに付勢する。リリーシングブラケット162は、ストック50に取り付けられたフィッティング170の上で枢動し、ストック50の中のノッチ168の中に配設された上向きを指すトラベル制限アーム164を有し、また、下向きに面するリブ174を有する。リブ174は、ローディングロッド486の中の上向きに面する制御ノッチ482にリリース可能に係合する。ローディングロッド486は、ローディングコイルスプリング490によって前方へ付勢され、リア端部498に、制御ノッチ482の後方に位置する上向きに角度の付いたランプ494を有する。ランプ494は、リブ174を制御ノッチ482の中へガイドする。
【0072】
ローディングロッド486は、コッキングアクションの間に、ストック50の中のチャネル(図示せず)の中で後方に移動する。リリーシングブラケット162は、リブ174が制御ノッチ482に係合しているときに、第1のコックされた位置502にローディングロッド486を保持する。リリーシングブラケット162は、トリガー142が後方に枢動され、リリーシングブラケット162を押し上げ、制御ノッチ482からリブ174を上昇させるときに、第2の発射された位置506へローディングロッド486をリリースする。これは、ローディングロッド486が、ローディングコイルスプリング490によって付勢されるのにしたがって前方へ移動することを可能にする。ローディングロッド486は、発射体ローディングメカニズム42およびメータリングデバイス478を活性化させる。
【0073】
(16)本発明のさらに別の変形例では、図22に示されているように、銃10は、圧縮ガス源14として空気圧ポンプ式の空気貯蔵部94を使用し、銃10は、ガスシリンダー514をさらに含む。シリンダー514は、入口弁518および出口弁522を有する。ピストン526が設けられている。ピストン526は、シリンダー514の中にシール可能にフィットする。ポンピングメカニズム530が設けられている。ポンピングメカニズム530は、ピストン526に機械的に結合され、ピストン526をシリンダー514の中の拡張位置534から圧縮位置538へ移動させる。入口弁518は、ピストン526が圧縮位置538から拡張位置534に移動するときには開位置542にあり、ピストン526が拡張位置534から圧縮位置538に移動するときには閉位置(図示せず)にある。出口弁522は、ピストン526が圧縮位置538から拡張位置534に移動するときには閉位置(図示せず)550にあり、ピストン526が拡張位置534から圧縮位置538に移動するときには開位置550にある。
【0074】
空気貯蔵部94は、出口弁522およびチャンバー18に流体接続されている。発射体ローディングメカニズム42は、圧縮ガスリリースメカニズム30の活性化のときに、所定の分量の圧縮ガス138がチャンバー18に進入することを可能にする。ポンピングメカニズム530によるシリンダー514の中での拡張位置534から圧縮位置538へのピストン526の繰り返される移動は、空気貯蔵部94の中の圧力を増大させ、圧縮ガスリリースメカニズム30によって圧力が解放されたときに、増大した力によって微粒子発射体38がチャンバー18からイジェクトされることを可能にする。
【0075】
(17)さらなる変形例では、図4図6図19および図20に示されているように、圧縮ガスリリースメカニズム30は、トリガー142をさらに含む。トリガー142は、ストック50に回転可能に装着されており、湾曲したトリガーリターンスプリング52によって、反時計回り方向に付勢されている。トリガーリターンスプリング52は、ストック50の中の湾曲したチャネル56によって拘束されている。トリガー142は、上側突出部150を有する。上側突出部150は、内部安全ピボット154に係合する。安全ピボット154は、コッキングアクションが完了していない場合には、ラッチングメカニズム130のリリースを防止する。トリガー142は、上側突出部150の後方に位置する押し上げランプ158を有する。押し上げランプ158は、トリガー142が後方に枢動されるときに、下向きに付勢する圧縮スプリング166に対抗して、ラッチングメカニズム130のリリーシングブラケット162を上向きに付勢する。リリーシングブラケット162は、ストック50に取り付けられたフィッティング170の上で枢動し、ストック50の中のノッチ168の中に配設された上向きを指すトラベル制限アーム164を有し、また、下向きに面するリブ174を有する。リブ174は、ローディングロッド486の中の上向きに面する制御ノッチ482にリリース可能に係合する。ローディングロッド486は、ローディングコイルスプリング490によって前方へ付勢され、リア端部498に、制御ノッチ482の後方に位置する上向きに角度の付いたランプ494を有する。ランプ494は、リブ174を制御ノッチ482の中へガイドする。
【0076】
ローディングロッド486は、コッキングアクションの間に、ストック50の中のチャネル(図示せず)の中で後方に移動する。リリーシングブラケット162は、リブ174が制御ノッチ482に係合しているときに、第1のコックされた位置502にローディングロッド486を保持する。リリーシングブラケット162は、トリガー142が後方に枢動され、リリーシングブラケット162を押し上げ、制御ノッチ482からリブ174を上昇させるときに、第2の発射された位置506へローディングロッド486をリリースする。これは、ローディングロッド486が、ローディングコイルスプリング490によって付勢されるのにしたがって前方へ移動することを可能にする。ローディングロッド486は、発射体ローディングメカニズム42およびメータリングデバイス478を活性化させる。
【0077】
(18)一層さらなる変形例では、図21に示されているように、銃10は、圧縮ガス源14として再充填可能な圧縮ガスシリンダー90を使用する。シリンダー90は、第1の端部582に隣接して位置する遮断弁574および取り付けフィッティング578を有する。嵌合取り付けフィッティング586が設けられている。嵌合フィッティング586は、サポートストック50に装着されており、また、メータリングデバイス478に流体接続されている。メータリングデバイス478は、チャンバー18に流体接続されており、メータリングデバイス478は、圧縮ガスリリースメカニズム30の活性化のときに、所定の分量の圧縮ガス138がチャンバー18に侵入することを可能にする。チャージされた再充填可能な圧縮ガスシリンダー90は嵌合取り付けフィッティング586に取り付けられ、圧縮ガスリリースメカニズム30の活性化のときに、遮断弁574が開けられ、圧縮ガス138がメータリングデバイス478によってリリースされる。
【0078】
(19)一層さらなる変形例では、図4図6図19および図20に示されているように、圧縮ガスリリースメカニズム30は、トリガー142をさらに含む。トリガー142は、ストック50に回転可能に装着されており、湾曲したトリガーリターンスプリング52によって反時計回り方向に付勢されている。トリガーリターンスプリング52は、ストック50の中の湾曲したチャネル56によって拘束されている。トリガー142は、上側突出部150を有する。上側突出部150は、内部安全ピボット154に係合する。安全ピボット154は、コッキングアクションが完了していない場合には、ラッチングメカニズム130のリリースを防止する。トリガー142は、上側突出部150の後方に位置する押し上げランプ158を有する。押し上げランプ158は、トリガー142が後方に枢動されるときに、下向きに付勢する圧縮スプリング166に対抗して、ラッチングメカニズム130のリリーシングブラケット162を上向きに付勢する。リリーシングブラケット162は、ストック50に取り付けられたフィッティング170の上で枢動し、ストック50の中のノッチ168の中に配設された上向きを指すトラベル制限アーム164を有し、また、下向きに面するリブ174を有する。リブ174は、ローディングロッド486の中の上向きに面する制御ノッチ482にリリース可能に係合する。ローディングロッド486は、ローディングコイルスプリング490によって前方へ付勢され、リア端部498に、制御ノッチ482の後方に位置する上向きに角度の付いたランプ494を有する。ランプ494は、リブ174を制御ノッチ482の中へガイドする。
【0079】
ローディングロッド486は、コッキングアクションの間、ストック50の中のチャネル(図示せず)の中で後方に移動する。リリーシングブラケット162は、リブ174が制御ノッチ482に係合しているときに、第1のコックされた位置502にローディングロッド486を保持する。リリーシングブラケット162は、トリガー142が後方に枢動し、リリーシングブラケット162を押し上げ、制御ノッチ482からリブ174を上昇させるときに、第2の発射された位置506へローディングロッド486をリリースする。これは、ローディングロッド486が、コイルスプリング490によって付勢されるのにしたがって前方に移動することを可能にする。ローディングロッド486は、発射体ローディングメカニズム42およびメータリングデバイス478を活性化させる。
【0080】
(20)別の変形例では、図23に示されているように、銃10は、圧縮ガス源14として外部圧縮ガスライン102を使用し、銃10は、外部圧縮ガスライン102をさらに含む。ライン102は、圧縮ガス源592に接続され、第1の端部602に隣接して位置する遮断弁594および取り付けフィッティング598を有する。嵌合取り付けフィッティング606が設けられている。嵌合フィッティング606は、サポートストック50に装着されており、また、メータリングデバイス478に流体接続される。メータリングデバイス478は、チャンバー18に流体接続される。メータリングデバイス478は、圧縮ガスリリースメカニズム30の活性化のときに、所定の分量の圧縮ガス138がチャンバー18に進入することを可能にする。外部圧縮ガスライン102は、嵌合取り付けフィッティング606に取り付けられ、圧縮ガスリリースメカニズム30の活性化のときに、遮断弁594が開けられ、圧縮ガス138がメータリングデバイス478によってリリースされる。
【0081】
(21)さらなる別の変形例では、図4図6図19および図20に示されているように、圧縮ガスリリースメカニズム30は、トリガー142をさらに含む。トリガー142は、ストック50に回転可能に装着されており、湾曲したトリガーリターンスプリング52によって、反時計回り方向に付勢されている。トリガーリターンスプリング52は、ストック50の中の湾曲したチャネル56によって拘束されている。トリガー142は、上側突出部150を有する。上側突出部150は、内部安全ピボット154に係合する。安全ピボット154は、コッキングアクションが完了していない場合には、ラッチングメカニズム130のリリースを防止する。トリガー142は、上側突出部150の後方に位置する押し上げランプ158を有する。押し上げランプ158は、トリガー142が後方に枢動されるときに、下向きに付勢する圧縮スプリング166に対抗して、ラッチングメカニズム130のリリーシングブラケット162を上向きに付勢する。リリーシングブラケット162は、ストック50に取り付けられたフィッティング170の上で枢動し、ストック50の中のノッチ168の中に位置する上向きを指すトラベル制限アーム164を有し、また、下向きに面するリブ174を有する。リブ174は、ローディングロッド486の中の上向きに面する制御ノッチ482にリリース可能に係合する。ローディングロッド486は、ローディングコイルスプリング490によって前方へ付勢されており、リア端部498に、制御ノッチ482の後方に位置する上向きに角度の付いたランプ494を有する。ランプ494は、リブ174を制御ノッチ482内へガイドする。
【0082】
ローディングロッド486は、コッキングアクションの間、ストック50の中のチャネル(図示せず)の中で後方に移動する。リリーシングブラケット162は、リブ174が制御ノッチ482に係合しているときに、第1のコックされた位置502にローディングロッド486を保持する。リリーシングブラケット162は、トリガー142が後方に枢動し、リリーシングブラケット162を押し上げ、制御ノッチ482からリブ174を上昇させるときに、第2の発射された位置506へローディングロッド486をリリースする。これは、ローディングロッド486が、ローディングコイルスプリング490によって付勢されるのにしたがって前方へ移動することを可能にする。ローディングロッド486は、発射体ローディングメカニズム42およびメータリングデバイス478を活性化させる。
【0083】
(22)さらに別の変形例では、図15に示されているように、サポートストック50のピストルグリップ610およびフォアアーム614は、平坦化された下側表面618、622を有する。平坦化された面618、622は、発射体貯蔵マガジン34に微粒子発射体38を追加するために、改善された殺虫銃10が直立位置626でバランスされることを可能にする。
【0084】
(23)本発明のさらなる変形例では、図16図18に示されているように、改善された殺虫銃10は、レーザーサイティングデバイス630をさらに含む。レーザーサイティングデバイス630は、バッテリー給電式レーザー634を含む。レーザー634は、レーザー照準スポット638を作り出すことができる。ハウジング642が設けられている。ハウジング642は、レーザー634、バッテリー電源646、およびレーザー634のための制御回路650を内包するように適合されている。取り付けメカニズム654が設けられている。取り付けメカニズム654は、バレル22の遠位端部658に隣接してレーザーサイティングデバイス630を取り付けるように適合されている。
【0085】
(24)一層さらなる変形例では、図16に示されているように、取り付けメカニズム654は、バレル22の遠位端部658と一体的に形成される。
【0086】
(25)一層さらなる変形例では、図17に示されているように、取り付けメカニズム654は、レーザーサイティングデバイス630をバレル22の遠位端部658に取り外し可能に取り付けるように適合されている。
【0087】
(26)別の変形例では、レーザーサイティングデバイス630は、レーザー照準スポット638の照準ポイント670のためのエレベーション調節662およびウィンデージ調節666を含む。
【0088】
(27)さらに別の変形例では、パワースイッチ674を備える。スイッチ674は、レーザー634へのパワーを制御する。
【0089】
(28)さらに別の変形例では、パワースイッチ674は、ハウジング642の上に装着される。
【0090】
(29)本発明の最終的な変形例では、図18に示されているように、パワースイッチ674は、トリガー142と一体になっている。トリガー142の初期の後方移動は、パワースイッチ674の中の回路678を完成させ、それにより、圧縮ガスリリースメカニズム30の活性化の前に、レーザー照準スポット638を提供する。
【0091】
コンパクトな改善された殺虫銃10が、特定の実施例を参照して説明された。以下の特許請求の範囲の精神および適用範囲を逸脱することなく、これ以外の修正および向上をすることが可能である。
図1
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図3A
図3B
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図3D
図3E
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【外国語明細書】
【発明の名称】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
【図面の簡単な説明】

【0003】
【発明を実施するための形態】

【0004】
【要約】
【選択図】図1
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