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特開2019-86826情報配信装置、情報配信方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-86826(P2019-86826A)
(43)【公開日】2019年6月6日
(54)【発明の名称】情報配信装置、情報配信方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20190517BHJP
   G06F 16/00 20190101ALI20190517BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20190517BHJP
   H04M 3/493 20060101ALI20190517BHJP
【FI】
   G06F13/00 510G
   G06F13/00 540A
   G06F17/30 310Z
   G06Q30/02 398
   H04M3/493
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2017-211931(P2017-211931)
(22)【出願日】2017年11月1日
(71)【出願人】
【識別番号】312008419
【氏名又は名称】株式会社スプレッドワン
(74)【代理人】
【識別番号】110002055
【氏名又は名称】特許業務法人JAZY国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】舟久保 出
【テーマコード(参考)】
5B084
5K201
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA02
5B084AA12
5B084AB01
5B084AB06
5B084AB40
5B084BA02
5B084BB15
5B084CE07
5B084CE12
5B084DA13
5B084DB07
5K201AA05
5K201BA05
5K201CB17
5K201CC05
5K201DA03
5K201ED05
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】情報の配信者及び閲覧者の利便性を向上させることを可能とする。
【解決手段】受信部12は、配信情報、配信者の位置を示す配信者位置情報及び配信情報が配信される範囲を示す配信距離を配信者端末から受信する。データベース11は、受信された配信情報、配信者位置情報及び配信距離を対応づけて格納する。受信部12は、閲覧者の位置を示す閲覧者位置情報及び閲覧者が配信情報を閲覧する範囲を示す閲覧距離を閲覧者端末から受信する。配信情報特定部13は、データベース11に格納された配信者位置情報及び配信距離と受信された閲覧者位置情報及び閲覧距離とに基づいて、データベース11に格納された配信情報を閲覧者が閲覧可能な配信情報として特定する。送信部14は、特定された配信情報を閲覧者端末に送信する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配信情報を配信する配信者によって利用される第1端末及び当該配信情報を閲覧する閲覧者によって利用される第2端末と通信可能に接続される情報配信装置において、
前記配信情報、前記配信者の位置を示す第1位置情報及び前記配信情報が配信される範囲を示す第1距離を前記第1端末から受信する第1受信手段と、
前記受信された配信情報、第1位置情報及び第1距離を対応づけて格納する格納手段と、
前記閲覧者の位置を示す第2位置情報及び前記閲覧者が前記配信情報を閲覧する範囲を示す第2距離を前記第2端末から受信する第2受信手段と、
前記格納手段に格納された第1位置情報及び第1距離と前記受信された第2位置情報及び第2距離とに基づいて、前記格納手段に格納された配信情報を前記閲覧者が閲覧可能な配信情報として特定する特定手段と、
前記特定された配信情報を前記第2端末に送信する送信手段と
を具備する情報配信装置。
【請求項2】
前記特定手段は、前記第2位置情報によって示される位置が前記第1位置情報によって示される位置から前記第1距離内にあり、前記第1位置情報によって示される位置が前記第2位置情報によって示される位置から前記第2距離内にある場合に、前記第1位置情報及び前記第1距離に対応づけて前記格納手段に格納された配信情報を特定する請求項1記載の情報配信装置。
【請求項3】
前記特定手段は、
前記第1位置情報によって示される位置と前記第2位置情報によって示される位置との直線距離である第3距離を算出する算出手段を含み、
前記算出された第3距離が前記第1距離以下であり、かつ、当該第3距離が前記第2距離以下である場合に、前記第1位置情報及び前記第1距離に対応づけて前記格納手段に格納された配信情報を特定する
請求項2記載の情報配信装置。
【請求項4】
前記特定手段は、
前記第1位置情報によって示される位置と前記第2位置情報によって示される位置との間の経路上の距離である第3距離を算出する算出手段を含み、
前記算出された第3距離が前記第1距離以下であり、かつ、当該第3距離が前記第2距離以下である場合に、前記第1位置情報及び前記第1距離に対応づけて前記格納手段に格納された配信情報を特定する
請求項2記載の情報配信装置。
【請求項5】
前記配信情報は、画像データを含み、
前記第1位置情報は、前記配信情報に含まれる画像データにExifデータとして付加されている位置情報である
請求項1記載の情報配信装置。
【請求項6】
前記第2位置情報は、前記閲覧者の現在位置を示す位置情報及び前記閲覧者によって予め登録された位置を示す位置情報のうち前記閲覧者によって選択された位置情報である請求項1記載の情報配信装置。
【請求項7】
前記配信情報は、前記配信者によって指定されたカテゴリを示すカテゴリ情報を含み、
前記第2受信手段は、前記閲覧者によって指定されたカテゴリを示すカテゴリ情報を更に受信し、
前記特定手段は、前記受信されたカテゴリ情報によって示されるカテゴリと同一のカテゴリを示すカテゴリ情報を含む配信情報を特定する
請求項1記載の情報配信装置。
【請求項8】
前記第1受信手段は、前記配信者が配信する配信情報毎に、当該配信情報、前記第1位置情報及び前記第1距離を前記第1端末から受信し、
前記第1距離は、前記配信情報毎に前記第1端末において設定される
請求項1記載の情報配信装置。
【請求項9】
配信情報を配信する配信者によって利用される第1端末及び当該配信情報を閲覧する閲覧者によって利用される第2端末と通信可能に接続される情報配信装置が実行する情報配信方法であって、
前記配信情報、前記配信者の位置を示す第1位置情報及び前記配信情報が配信される範囲を示す第1距離を前記第1端末から受信するステップと、
前記受信された配信情報、第1位置情報及び第1距離を対応づけて格納手段に格納するステップと、
前記閲覧者の位置を示す第2位置情報及び前記閲覧者が前記配信情報を閲覧する範囲を示す第2距離を前記第2端末から受信するステップと、
前記格納手段に格納された第1位置情報及び第1距離と前記受信された第2位置情報及び第2距離とに基づいて、前記格納手段に格納された配信情報を前記閲覧者が閲覧可能な配信情報として特定するステップと、
前記特定された配信情報を前記第2端末に送信するステップと
を具備する情報配信方法。
【請求項10】
配信情報を配信する配信者によって利用される第1端末及び当該配信情報を閲覧する閲覧者によって利用される第2端末と通信可能に接続される情報配信装置のコンピュータによって実行されるプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記配信情報、前記配信者の位置を示す第1位置情報及び前記配信情報が配信される範囲を示す第1距離を前記第1端末から受信するステップと、
前記受信された配信情報、第1位置情報及び第1距離を対応づけて格納手段に格納するステップと、
前記閲覧者の位置を示す第2位置情報及び前記閲覧者が前記配信情報を閲覧する範囲を示す第2距離を前記第2端末から受信するステップと、
前記格納手段に格納された第1位置情報及び第1距離と前記受信された第2位置情報及び第2距離とに基づいて、前記格納手段に格納された配信情報を前記閲覧者が閲覧可能な配信情報として特定するステップと、
前記特定された配信情報を前記第2端末に送信するステップと
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報配信装置、情報配信方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、インターネット等のネットワークを介して配信(投稿)された情報を例えばスマートフォン、タブレット端末及びパーソナルコンピュータ(PC)等の端末装置を介して閲覧することが行われている。
【0003】
これに関連して、例えば指定された地域情報内の投稿を当該地域情報を指定した閲覧者が閲覧可能なように振り分ける技術(以下、先行技術と表記)が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017−134767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記した先行技術では、配信者が意図する範囲に情報を配信できない場合がある。また、閲覧者が意図する情報を閲覧するのが困難な場合があり、利便性に欠ける。
【0006】
そこで、本発明の目的は、情報の配信者及び閲覧者の利便性を向上させることが可能な情報配信装置、情報配信方法及び情報配信プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの態様によれば、配信情報を配信する配信者によって利用される第1端末及び当該配信情報を閲覧する閲覧者によって利用される第2端末と通信可能に接続される情報配信装置が提供される。前記情報配信装置は、第1受信手段と、格納手段と、第2受信手段と、特定手段と、送信手段とを具備する。前記第1受信手段は、前記配信情報、前記配信者の位置を示す第1位置情報及び前記配信情報が配信される範囲を示す第1距離を前記第1端末から受信する。前記格納手段は、前記受信された配信情報、第1位置情報及び第1距離を対応づけて格納する。前記第2受信手段は、前記閲覧者の位置を示す第2位置情報及び前記閲覧者が前記配信情報を閲覧する範囲を示す第2距離を前記第2端末から受信する。前記特定手段は、前記格納手段に格納された第1位置情報及び第1距離と前記受信された第2位置情報及び第2距離とに基づいて、前記格納手段に格納された配信情報を前記閲覧者が閲覧可能な配信情報として特定する。前記送信手段は、前記特定された配信情報を前記第2端末に送信する。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、情報の配信者及び閲覧者の利便性を向上させることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施形態に係る情報配信装置を含む情報配信システムのハードウェア構成を示す図。
図2】情報配信システムの概要について説明するための図。
図3】情報配信システムの概要について説明するための図。
図4】情報配信システムの概要について説明するための図。
図5】情報配信システムの概要について説明するための図。
図6】情報配信システムの機能構成の一例を示すブロック図。
図7】配信者が配信情報を配信する際に情報配信システムによって実行される処理の処理手順の一例を示すシーケンスチャート。
図8】データベースのデータ構造の一例を示す図。
図9】第1配信画面の一例を示す図。
図10】第2配信画面の一例を示す図。
図11】配信設定画面の一例を示す図。
図12】第3配信画面の一例を示す図。
図13】閲覧者が配信情報を閲覧する際に情報配信システムによって実行される処理の処理手順の一例を示すシーケンスチャート。
図14】閲覧画面の一例を示す図。
図15】配信情報特定処理の処理手順の一例を示すフローチャート。
図16】閲覧者が閲覧可能な配信情報について概念的に説明するための図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0011】
図1は、本実施形態に係る情報配信装置を含むネットワークシステム(情報配信システム)のハードウェア構成を示す図である。
【0012】
図1に示す情報配信システムは、主として、情報配信装置10、複数の配信者端末20及び複数の閲覧者端末30を備える。なお、図1において、配信者端末20及び閲覧者端末30はそれぞれ1つのみが示されている。
【0013】
情報配信装置10は、例えばハードウェアプロセッサであるCPU等を含むコンピュータ(サーバコンピュータ)10a及び当該コンピュータ10aによって利用される(当該コンピュータ10aと接続された)ハードディスクドライブのような記憶装置10bとを備える。この記憶装置10bは、コンピュータ10aによって実行されるプログラム10cを格納する。
【0014】
配信者端末20は、配信者によって利用される端末装置であり、例えばスマートフォン、タブレット端末及びパーソナルコンピュータ(PC)等によって実現される。なお、本実施形態において、配信者とは、情報を配信する主体である例えば飲食店等の店舗やその他の施設等を想定しているが、以下の説明においては、当該情報を配信する際に配信者端末20を操作する当該店舗や施設のスタッフ等を配信者と称する場合もある。配信者は、配信者端末20を介して、当該配信者(店舗や施設)の情報等をインターネットのようなネットワーク上に配信することができる。
【0015】
閲覧者端末30は、配信者によって配信された配信情報を閲覧する閲覧者によって利用される端末装置であり、例えばスマートフォン、タブレット端末及びパーソナルコンピュータ等によって実現される。閲覧者は、閲覧者端末30を介して、上記した配信者によって配信された情報(以下、配信情報と表記)を閲覧することができる。
【0016】
本実施形態における情報配信システムにおいて、情報配信装置10は、複数の配信者端末20及び複数の閲覧者端末30とネットワーク40を介して通信可能に接続される。
【0017】
以下、本実施形態における情報配信システムの概要について説明する。一般的に、情報配信装置10のようなサーバ装置を介して配信情報が配信される場合、当該配信情報は、様々な位置にいる様々な閲覧者によって閲覧可能である場合が多い。
【0018】
これは、より多くの閲覧者に対して配信情報を配信するという点でメリットがある一方で、例えば配信者の近隣の閲覧者のみに配信したい配信情報がある場合であっても、当該配信者の意図に反して関係の少ない閲覧者(つまり、物理的に遠くにいる閲覧者)にも閲覧されてしまうということが考えられる。また、上記したように様々な位置にいる様々な閲覧者によって配信情報が閲覧される場合、当該配信情報をどのような閲覧者が閲覧するかがわからないため、配信する配信情報の内容にも注意が必要であり、広範囲に配信される情報としてはそれほど重要でないような内容の情報については配信を躊躇することも考えられる。
【0019】
一方、例えば近隣の飲食店等の店舗の配信情報を閲覧したいにもかかわらず、多数の配信情報が閲覧者端末30に表示されてしまうと、閲覧者の意図する配信情報を探索(閲覧)することが困難となり、利便性が低い。
【0020】
そこで、本実施形態における情報配信システムにおいて、配信者は、当該配信者が配信する配信情報毎に当該配信情報が配信される範囲(以下、配信範囲と表記)を設定することが可能であるものとする。これによれば、例えば配信範囲外にいる閲覧者によって配信情報が閲覧されることはない。
【0021】
また、情報配信システムにおいて、閲覧者は、配信情報を閲覧する範囲(以下、閲覧範囲と表記)を設定することが可能であるものとする。これによれば、例えば閲覧範囲外の配信者によって配信された配信情報は、閲覧者によって閲覧されない(つまり、閲覧者端末30に表示されない)。
【0022】
具体的には、図2に示すように、配信者Xによって設定された配信範囲51a内に閲覧者Aが位置しており、閲覧者Aによって設定された閲覧範囲51b内に配信者Xが位置している場合には、当該配信者Xによって配信された配信情報は閲覧者Aによって閲覧可能である。なお、図2において、配信範囲は実線の円、閲覧範囲は破線の円で示されている。以下において説明する他の図においても同様である。
【0023】
また、図3に示すように、配信者Xによって設定された配信範囲52a内に閲覧者Aが位置しているが、閲覧者Aによって設定された閲覧範囲52b内に配信者Xが位置していない場合には、当該配信者Xによって配信された配信情報は閲覧者Aによって閲覧可能ではない。
【0024】
また、図4に示すように、配信者Xによって設定された配信範囲53a内に閲覧者Aが位置しておらず、閲覧者Aによって設定された閲覧範囲53b内に配信者Xが位置していない場合には、当該配信者Xによって配信された配信情報は閲覧者Aによって閲覧可能ではない。
【0025】
また、図5に示すように、配信者Xによって設定された配信範囲54a内に閲覧者Aが位置していない場合には、閲覧者Aによって設定された閲覧範囲54b内に配信者Xが位置している場合であっても、当該配信者Xによって配信された配信情報は閲覧者Aによって閲覧可能ではない。
【0026】
上記したように本実施形態においては、図2図5において説明したように配信者によって設定された配信範囲内に閲覧者が位置しており、かつ、閲覧者によって設定された閲覧範囲内に配信者Xが位置している場合に、閲覧者は、当該配信者によって配信された配信情報を閲覧することができるものとする。
【0027】
これによれば、配信者は当該配信者の意図する範囲にのみ配信情報を配信することができ、閲覧者は当該閲覧者の意図する範囲の配信情報のみを閲覧することができる。
【0028】
次に、図6を参照して、本実施形態における情報配信システムの構成について説明する。図6は、情報配信システム(情報配信装置10、配信者端末20及び閲覧者端末30)の主として機能構成を示すブロック図である。
【0029】
図6に示すように、配信者端末20は、配信情報生成部21、位置情報取得部22、配信範囲取得部23及び送信部24を含む。
【0030】
本実施形態において、これらの各部21〜24は、例えば専用のアプリケーションプログラムが配信者端末20のプロセッサ(コンピュータ)によって実行される(つまり、配信者端末20上でアプリケーションが起動される)ことによって実現される機能部である。なお、このアプリケーションプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に予め格納して頒布可能であるし、ネットワークを介して配信者端末20にダウンロード(インストール)されても構わない。
【0031】
配信情報生成部21は、配信者端末20に対する配信者(店舗や施設のスタッフ等)の操作に応じて配信情報を生成する。なお、配信情報生成部21によって生成される配信情報には、例えば配信者によって撮影または選択された画像データ、当該配信者によって作成されたテキスト(メッセージ)及び当該配信情報(の内容)が属するカテゴリを示すカテゴリ情報等が含まれる。
【0032】
位置情報取得部22は、配信者の位置(座標)を示す位置情報(第1位置情報)を取得する。以下の説明において、配信者の位置を示す位置情報は便宜的に配信者位置情報と称する。
【0033】
配信範囲取得部23は、配信情報生成部21によって生成された配信情報が配信される範囲(以下、配信範囲と表記)を取得する。なお、配信範囲取得部23によって取得される配信範囲は、例えば配信者位置情報によって示される位置からの距離(第1距離)によって示される。
【0034】
送信部24は、配信情報生成部21によって生成された配信情報、位置情報取得部22によって取得された配信者位置情報及び配信範囲取得部23によって取得された配信範囲を情報配信装置10に対して送信する。
【0035】
図6に示すように、情報配信装置10は、データベース(DB)11、受信部12、配信情報特定部13及び送信部14を含む。
【0036】
本実施形態において、データベース11は、例えば図1に示す記憶装置10b等によって実現される。また、本実施形態において、情報配信装置10に含まれる各部12〜14は、例えば図1に示すコンピュータ(プロセッサ)10aが記憶装置10bに格納されているプログラムを実行すること(つまり、ソフトウェア)により実現されるものとする。なお、このプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に予め格納して頒布可能であるし、ネットワークを介して情報配信装置10にダウンロード(インストール)されても構わない。
【0037】
受信部12は、配信者端末20(に含まれる送信部24)によって送信された配信情報、配信者位置情報及び配信範囲を受信する。受信部12によって受信された配信情報、配信者位置情報及び配信範囲は、対応づけてデータベース11に格納(登録)される。
【0038】
また、受信部12は、閲覧者が配信情報を閲覧する際に、当該閲覧者の位置(座標)を示す位置情報(第2位置情報)及び当該閲覧者が配信情報を閲覧する範囲(以下、閲覧範囲と表記)を閲覧者端末30から受信する。以下の説明において、閲覧者の位置を示す位置情報は便宜的に閲覧者位置情報と称する。
【0039】
配信情報特定部13は、データベース11に登録された配信者位置情報及び配信範囲と、受信部12によって受信された閲覧者位置情報及び閲覧範囲とに基づいて、データベース11に格納されている配信情報の中から閲覧者が閲覧可能な配信情報を特定する。
【0040】
送信部14は、配信情報特定部13によって特定された配信情報を閲覧者端末30に対して送信する。
【0041】
図6に示すように、閲覧者端末30は、位置情報取得部31、閲覧範囲取得部32、カテゴリ取得部33、送信部34、受信部35及び表示部36を含む。
【0042】
本実施形態において、これらの各部31〜36は、例えば専用のアプリケーションプログラムが閲覧者端末30のプロセッサ(コンピュータ)によって実行される(つまり、閲覧者端末30上でアプリケーションが起動される)ことによって実現される機能部である。なお、このアプリケーションプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に予め格納して頒布可能であるし、ネットワークを介して閲覧者端末30にダウンロード(インストール)されても構わない。
【0043】
閲覧者端末30において実行されるアプリケーションプログラムは、上記した配信者端末20において実行されるアプリケーションプログラムと同一のアプリケーションプログラムであってもよいし、配信者端末20において実行されるアプリケーションプログラムとは異なるアプリケーションプログラムであってもよい。換言すれば、配信者端末20及び閲覧者端末30において実行されるアプリケーションプログラムは、各端末20及び30の機能部をそれぞれ実現可能な別個のアプリケーションプログラムであってもよいし、当該各端末20及び30の双方の機能部を実現可能な同一のアプリケーションプログラムであってもよい。
【0044】
位置情報取得部31は、閲覧者が配信情報を閲覧する際に、上記した閲覧者位置情報(つまり、閲覧者の位置を示す位置情報)を取得する。
【0045】
閲覧範囲取得部32は、上記した閲覧者が配信情報を閲覧する範囲(閲覧範囲)を取得する。なお、閲覧範囲取得部32によって取得された閲覧範囲は、例えば閲覧者位置情報によって示される位置からの距離(第2距離)によって示される。
【0046】
カテゴリ取得部33は、閲覧者が閲覧を希望する配信情報が属するカテゴリを示すカテゴリ情報を取得する。
【0047】
送信部34は、位置情報取得部31によって取得された閲覧者位置情報、閲覧範囲取得部32によって取得された閲覧範囲及びカテゴリ取得部33によって取得されたカテゴリ情報を情報配信装置10に対して送信する。なお、カテゴリ取得部33によって取得されたカテゴリ情報は、上記した配信情報特定部13による処理に用いられる。
【0048】
受信部35は、情報配信装置10(に含まれる送信部14)によって送信された配信情報を受信する。受信部35によって受信された配信情報は、表示部36によって表示される。
【0049】
次に、本実施形態における情報配信システムの動作について説明する。まず、図7のシーケンスチャートを参照して、配信者が配信情報を配信する際に情報配信システムによって実行される処理の処理手順について説明する。
【0050】
配信者が配信情報を配信する場合、配信者による配信者端末20に対する操作に応じて、当該配信者端末20上でアプリケーション(プログラム)が起動される(ステップS1)。
【0051】
ステップS1においてアプリケーションが起動されると、配信情報生成部21は、配信者によって配信される配信情報を生成する(ステップS2)。なお、配信情報は、例えば配信者端末20に対する配信者の操作に応じて生成される。配信情報は、例えば配信者(店舗)に関する情報等が含まれる。
【0052】
位置情報取得部22は、配信者の位置を示す位置情報(配信者位置情報)を取得する(ステップS3)。配信者位置情報は、例えば、配信者端末20(スマートフォン等)に搭載されているGPS(Global Positioning System)センサによって測定される配信者の現在位置を示す位置情報であってもよいし、配信者によって予め登録されている位置(例えば、店舗の位置)を示す位置情報であってもよい。
【0053】
また、配信範囲取得部23は、ステップS2において生成された配信情報が配信される配信範囲を取得する(ステップS4)。配信範囲は、例えば配信者端末20を操作する配信者によって指定される。この場合、配信者は、配信範囲として、配信者の位置からの距離を指定する。
【0054】
なお、ここではステップS2〜S4の処理が順次実行されるものとして説明したが、当該ステップS2〜S4の処理の順番等は変更されても構わない。
【0055】
ステップS4の処理が実行されると、送信部24は、ステップS2において生成された配信情報、ステップS3において取得された配信者位置情報及びステップS4において配信範囲を情報配信装置10に対して送信する(ステップS5)。
【0056】
情報配信装置10に含まれる受信部12は、ステップS5において送信された配信情報、配信者位置情報及び配信範囲を受信する。
【0057】
この場合、受信部12によって受信された配信情報、配信者位置情報及び配信範囲がデータベース11に登録される(ステップS6)。ステップS6の処理が実行されると、図7に示す配信処理は終了される。
【0058】
なお、図8は、データベース11のデータ構造の一例を示す。図8に示すようにデータベース11には、配信情報、位置情報(配信者位置情報)及び配信範囲が対応づけて格納される。上記したように配信範囲は、当該配信範囲として配信者によって指定された距離である。
【0059】
図8に示す例では、データベース11には、配信情報「配信情報1」、位置情報「位置情報1」及び配信範囲「3km」が対応づけて格納されている。これによれば、位置情報1によって示される位置から3km以内の範囲において配信情報1が配信されることが示されている。
【0060】
また、データベース11には、配信情報「配信情報2」、位置情報「位置情報2」及び配信範囲「5km」が対応づけて格納されている。これによれば、位置情報2によって示される位置から5km以内の範囲において配信情報2が配信されることが示されている。
【0061】
なお、データベース11には、複数の配信者端末20の各々と情報配信装置10との間で図7に示す処理が実行されることによって登録された複数の配信情報が格納される。
【0062】
以下、配信者が配信情報を配信する際に配信者端末20に表示される画面例について具体的に説明する。
【0063】
まず、上記した図7に示すステップS1においてアプリケーションが起動されると、配信者端末20には、図9に示す第1配信画面100が表示される。第1配信画面100には、カメラ領域101、撮影ボタン102及びライブラリボタン103が配置されている。
【0064】
ここで、例えば配信者端末20がスマートフォンまたはタブレット端末であるものとする。この場合において、配信者端末20においてアプリケーションが起動されると、当該配信者端末20の例えば背面に搭載されているカメラ(図示せず)が起動される。
【0065】
カメラ領域101には、上記したように起動されたカメラによって撮像される画像が表示される。
【0066】
撮影ボタン102は、カメラ領域101に表示されている画像(写真)を撮影するためのボタンである。第1配信画面100上で撮影ボタン102が押下された場合、当該撮影ボタン102が謳歌された時点でカメラ領域101に表示されている画像データが取得される。
【0067】
ライブラリボタン103は、カメラ領域101に表示されている画像データ(つまり、カメラで撮影された画像データ)に代えて、配信者端末20内のライブラリ(配信者端末20が備える記憶装置等)に格納されている画像データを取得するためのボタンである。第1配信画面100上でライブラリボタン103が押下された場合、ライブラリ(に格納されている画像データの中)から配信者によって選択された画像データが取得される。
【0068】
上記したように画像データが取得されると、第1配信画面100は、図10に示す第2配信画面200に遷移する。
【0069】
第2配信画面200には、画像表示領域201、カテゴリ選択領域202、テキスト入力領域203、配信ボタン204及び配信設定ボタン205が配置されている。
【0070】
画像表示領域201は、上記した第1配信画面100に対する操作に応じて取得された画像データ(つまり、撮影ボタン102が押下されることによって撮影された画像データまたはライブラリボタン103が押下されることによってライブラリから選択された画像データ)が表示される領域である。
【0071】
カテゴリ選択領域202は、配信者によって配信される配信情報が属するカテゴリを選択するための領域である。カテゴリ選択領域202において選択可能なカテゴリには、例えば「フード」、「人」、「お店」、「商品/サービス」及び「その他」等が含まれる。
【0072】
例えば画像表示領域201に店舗で提供される食べ物を含む画像データが表示されている(つまり、食べ物の画像を含む配信情報を配信する)場合には、カテゴリ選択領域202において「フード」のカテゴリが選択される。
【0073】
また、画像表示領域201に店舗のスタッフ等を含む画像データが表示されている(つまり、人物の画像を含む配信情報を配信する)場合には、カテゴリ選択領域202において「人」のカテゴリが選択される。
【0074】
また、画像表示領域201に店舗の様子等を含む画像データが表示されている(つまり、店舗に関する画像を含む配信情報を配信する)場合には、カテゴリ選択領域202において「お店」のカテゴリが選択される。
【0075】
また、画像表示領域201に店舗で販売される商品または店舗で提供されるサービスに関する情報を含む画像データが表示されている(つまり、商品またはサービスに関する画像を含む配信情報を配信する)場合には、カテゴリ選択領域202において「商品/サービス」のカテゴリが選択される。
【0076】
上記した「フード」、「人」、「お店」及び「商品/サービス」のカテゴリに属さない配信情報を配信する場合には、カテゴリ選択領域202において「その他」のカテゴリが選択される。
【0077】
なお、配信者は、配信者端末20を操作してカテゴリ選択領域202において各カテゴリに対応づけて設けられているチェックボックスをチェックすることによって、当該カテゴリを選択することが可能である。カテゴリ選択領域202においては、複数のカテゴリが選択されても構わない。
【0078】
テキスト入力領域203は、例えば画像表示領域201に表示されている画像データ(の内容)を説明するためのテキストまたは閲覧者に対するメッセージ等(以下、単にテキストと表記)を入力するための領域である。配信者は、配信者端末20を操作してテキスト入力領域203にテキストを入力することができる。
【0079】
配信ボタン204は、配信情報を配信するためのボタンである。配信ボタン204が押下された場合、配信情報生成部21は、画像表示領域201に表示されている画像データ、カテゴリ選択領域202において選択されたカテゴリ(を示すカテゴリ情報)及びテキスト入力領域203において入力されたテキストを含む配信情報を生成する。
【0080】
ここでは、画像データ、カテゴリ及びテキストを含む配信情報が生成されるものとして説明したが、当該画像データ、カテゴリ及びテキストの少なくとも1つが省略された配信情報が生成されてもよいし、当該画像データ、カテゴリ及びテキスト以外の情報(多鳥羽、配信日等)を更に含む配信情報が生成されても構わない。すなわち、本実施形態における配信情報は、配信者によって配信される情報であればよく、その形式(内容)については限定されない。また、本実施形態において配信情報に含まれる画像データは、静止画(データ)であってもよいし、動画(データ)であってもよい。
【0081】
なお、配信設定ボタン205は、配信情報の配信に関する設定を行うために用いられる。ここで、第2配信画面200において配信設定ボタン205が指定(押下)された場合には、図11に示す配信設定画面205aが表示される。
【0082】
配信設定画面205aには、位置設定領域205b及び配信範囲設定領域205cが設けられている。
【0083】
位置設定領域205bは、配信者の位置(を示す位置情報)に関する設定を行うための領域である。位置設定領域205bにおいては、例えば「登録された住所」、「現在の端末の位置」、「画像のExif(Exchangeable image file format)」及び「アプリケーションで指定」のうちの1つが選択される。
【0084】
「登録された住所」は、配信者によって予め登録された住所(例えば、店舗の住所)に対応する位置を配信者の位置とすることを示す。
【0085】
「現在の端末の位置」は、配信者端末20に搭載されているGPSセンサによって測定される配信者の現在位置を配信者の位置とすることを示す。
【0086】
「画像のExif」は、配信情報に含まれる画像データにExifとして付加されている位置(情報)を配信者の位置とすることを示す。なお、画像データにExifとして付加されている位置情報は、当該画像データが取得(撮影)された位置を示す情報である。
【0087】
「アプリケーションで指定」は、例えば地図を表示するアプリケーション等を配信者端末20において起動することによって表示された地図上で指定された位置を配信者の位置とすることを示す。
【0088】
配信者は、配信者端末20を操作して位置設定領域205bにおいて上記した「登録された住所」、「現在の端末の位置」、「画像のExif」及び「アプリケーションで指定」のうちの1つを設定(選択)することが可能である。
【0089】
なお、上記した配信ボタン204が押下された場合、位置情報取得部22は、位置設定領域205bにおいて設定された内容に基づいて配信者位置情報を取得する。
【0090】
具体的には、位置設定領域205bにおいて「登録された住所」が設定されている場合、位置情報取得部22は、当該登録された住所に対応する位置を示す位置情報が配信者位置情報として取得する。
【0091】
位置設定領域205bにおいて「現在の端末の位置」が設定されている場合、位置情報取得部22は、例えば配信者端末20に搭載されているGPSセンサによって測定された位置を示す位置情報を配信者位置情報として取得する。
【0092】
位置設定領域205bにおいて「画像のExif」が設定されている場合、位置情報取得部22は、画像表示領域201に表示されている画像データにExifとして付加されている位置情報を配信者位置情報として取得する。
【0093】
位置設定領域205bにおいて「アプリケーションで指定」が設定されている場合、位置情報取得部22は、所定のアプリケーションが起動されることによって配信者端末20に表示された地図上で指定された位置を示す位置情報を配信者位置情報として取得する。
【0094】
なお、配信者位置情報としては、上記した以外に、例えばSNS(Social Networking Service)等のサードパーティが提供するスポットの位置情報が取得されてもよいし、予め登録された郵便番号から特定される位置情報が取得されてもよい。
【0095】
また、配信範囲設定領域205cは、配信情報が配信される配信範囲に関する設定を行うための領域である。図11に示すように、配信範囲設定領域205cには、スライドバー205d及び当該スライドバー205d上に配置されたスライダー205eから構成されるインタフェースが設けられている。なお、このスライドバー205dの左端は例えば0.1kmに対応し、当該スライドバー205dの右端は10kmに対応する。このような配信範囲設定領域205cにおいて、配信者は、配信者端末20を操作してスライドバー205d上のスライダー205eを左右に移動させることによって、0.1km〜10kmの範囲内で配信範囲を示す距離を設定することが可能となる。
【0096】
なお、上記した配信ボタン204が押下された場合、配信範囲取得部23は、配信範囲設定領域205cにおいて設定された内容に基づいて配信範囲を取得する。
【0097】
具体的には、配信範囲取得部23は、配信範囲設定領域205cに設けられているスライドバー205d上のスライダー205eの位置に応じた距離(図11に示す例では、3km)を配信範囲として取得する。
【0098】
上記したように第2配信画面200において配信ボタン204が押下された場合には、配信情報生成部21によって配信情報が生成され、位置情報取得部22によって配信者位置情報が取得され、配信範囲取得部23によって配信範囲が取得される。この配信情報、配信者位置情報及び配信範囲は、図7に示すステップS5において情報配信装置10に対して送信される。
【0099】
なお、上記した第1配信画面100及び第2配信画面200に対する配信者の操作に応じて生成される配信情報は、例えば1枚の画像(データ)及びテキストまたはメッセージ(及びカテゴリ情報)から構成される比較的簡易な情報(トピック)であるが、例えば図12に示す第3配信画面300に対する配信者の操作に応じて店舗を紹介するような配信情報が生成されても構わない。
【0100】
第3配信画面300には、画像表示領域301及び店舗情報入力領域302が配置されている。画像表示領域301は、店舗を紹介するための画像データが表示される領域である。画像表示領域301に表示される画像データは、例えば配信者端末20の背面に搭載されているカメラによって撮影された画像データであってもよいし、上記したライブラリから選択された画像データであってもよい。画像表示領域301には、複数の画像データが表示可能である。
【0101】
店舗情報入力領域302は、店舗に関する詳細な情報を入力するための領域である。店舗情報入力領域302には、例えば店舗の名称、住所、電話番号、営業日及び営業時間等を入力することができる。
【0102】
この第3配信画面300において配信ボタン204が押下された場合には、画像表示領域301に表示されている複数の画像データ及び店舗情報入力領域302に入力された店舗に関する詳細な情報を含む配信情報(店舗を紹介するための配信情報)を生成することができる。
【0103】
なお、図12においては省略されているが、第3配信画面300においては例えば店舗の特徴を表現するタグを設定する領域等が更に配置されていてもよい。タグは、比較的短い文字列等から構成されており、配信情報として閲覧者が店舗の特徴を直感的に把握するために有用である。
【0104】
次に、図13のシーケンスチャートを参照して、閲覧者が配信情報を閲覧する際に情報配信システムによって実行される処理の処理手順について説明する。
【0105】
閲覧者が配信情報を閲覧する場合、閲覧者による閲覧者端末30に対する操作に応じて、当該閲覧者端末30上でアプリケーション(プログラム)が起動される(ステップS11)。
【0106】
ステップS11においてアプリケーションが起動されると、位置情報取得部22は、閲覧者の位置を示す位置情報(閲覧者位置情報)を取得する(ステップS12)。閲覧者位置情報は、例えば閲覧者端末30(スマートフォン等)に搭載されているGPSセンサによって測定される閲覧者の現在位置を示す位置情報である。
【0107】
また、閲覧範囲取得部32は、閲覧者が配信情報を閲覧する閲覧範囲を取得する(ステップS13)。閲覧範囲は、例えば閲覧者端末30を操作する閲覧者によって指定される。この場合、閲覧者は、閲覧範囲として、閲覧者の位置からの距離を指定する。
【0108】
また、カテゴリ取得部33は、閲覧者が閲覧を希望する配信情報が属するカテゴリを示すカテゴリ情報を取得する(ステップS14)。カテゴリ情報(によって示されるカテゴリ)は、例えば閲覧者端末30を操作する閲覧者によって指定される。
【0109】
なお、ここではステップSS12〜S14の処理が順次実行されるものとして説明したが、当該ステップS12〜S14の処理の順番等は変更されても構わない。
【0110】
ステップS13の処理が実行されると、送信部34は、ステップS12において取得された閲覧者位置情報、ステップS13において取得された閲覧範囲及びステップS14において取得されたカテゴリ情報を情報配信装置10に対して送信する(ステップS15)。
【0111】
情報配信装置10に含まれる受信部12は、ステップS15において送信された閲覧者位置情報、閲覧範囲及びカテゴリ情報を受信する。
【0112】
次に、配信情報特定部13は、受信部12によって受信された閲覧者位置情報、閲覧範囲及びカテゴリ情報に基づいて配信情報特定処理を実行する(ステップS16)。配信情報特定処理の詳細については後述するが、当該配信情報特定処理においては、閲覧者位置情報、閲覧範囲及びカテゴリ情報に基づいて閲覧者が閲覧可能な配信情報が特定される。なお、ステップS16において特定される配信情報は複数であっても構わない。
【0113】
ステップS16の処理が実行されると、送信部14は、配信情報特定処理において特定された配信情報(の一覧)を閲覧者端末30に対して送信する(ステップS17)。
【0114】
閲覧者端末30に含まれる受信部35は、ステップS17において送信された配信情報を受信する。受信部35によって受信された配信情報は、表示部36によって表示される。これにより、閲覧者は、表示部36に表示された配信情報を閲覧することができる。
【0115】
以下、上記した閲覧者が配信情報を閲覧する際に閲覧者端末30に表示される画面例について具体的に説明する。
【0116】
まず、上記した図13に示すステップS1においてアプリケーションが起動されると、閲覧者端末30には、図14に示す閲覧画面400が表示される。閲覧画面400には、カテゴリ選択領域401、閲覧範囲設定領域402及び配信情報表示領域403が配置されている。
【0117】
カテゴリ選択領域401には、閲覧者が閲覧を希望する配信情報のカテゴリを選択するための領域である。カテゴリ選択領域401において選択可能なカテゴリには、上記した配信情報を生成する際に配信者によって選択される「フード」、「人」、「お店」、「商品/サービス」及び「その他」に加えて「全て」が含まれる。
【0118】
閲覧者は、閲覧者端末30を操作してカテゴリ選択領域401においてカテゴリを選択することが可能である。カテゴリ選択領域401において選択されたカテゴリ(図14に示す例では「フード」)は、図13に示すステップS14において取得される。
【0119】
閲覧範囲設定領域402は、配信情報を閲覧する閲覧範囲に関する設定を行うための領域である。図14に示すように、閲覧範囲設定領域402には、スライドバー402a及び当該スライドバー402a上に配置されたスライダー402bから構成されるインタフェースが設けられている。なお、このスライドバー402a及びスライダー402bは、上記した配信範囲設定領域205cに設けられているスライドバー205d及びスライダー205eと同様のインタフェースを構成する。すなわち、スライドバー402aの左端は例えば0.1kmに対応し、当該スライドバー402aの右端は10kmに対応する。このような閲覧範囲設定領域402において、閲覧者は、閲覧者端末30を操作してスライドバー402a上のスライダー402bを左右に移動させることによって、0.1km〜10kmの範囲内で閲覧範囲を示す距離を設定することが可能となる。
【0120】
上記した図13に示すステップS13においては、閲覧範囲設定領域402に設けられているスライドバー402a上のスライダー402bの位置に応じた距離(図14に示す例では、2km)が閲覧範囲として取得される。
【0121】
ここで、上記した図13に示すステップS12においては、デフォルトではGPSセンサによって測定される閲覧者の現在位置を示す位置情報が閲覧者位置情報として取得されるものとする。なお、図14においては省略されているが、例えば閲覧画面400には、ステップS12において取得される閲覧者位置情報を、GPSセンサによって測定される閲覧者の現在位置を示す位置情報から、閲覧者によって予め登録されている位置(例えば、自宅または勤務先の位置等)に切り替える(変更する)ためのボタンが設けられていてもよい。これによれば、閲覧者は、例えば現在地から閲覧範囲内の配信情報を閲覧することも可能であるし、自宅または勤務先等の予め登録されている位置から閲覧範囲内の配信情報を閲覧することも可能である。
【0122】
配信情報表示領域403は、上記した閲覧者位置情報、閲覧範囲及びカテゴリ情報に基づいて配信情報特定処理によって特定された配信情報の一覧を表示するための領域である。
【0123】
なお、閲覧画面400に配置されているカテゴリ選択領域401におけるカテゴリ及び閲覧範囲設定領域402における閲覧範囲が閲覧者によって変更された場合には、上記した図13に示すステップS12以降の処理が再度実行される。これにより、カテゴリまたは閲覧範囲が変更された場合、配信情報表示領域403には、当該変更に応じて更新された配信情報が表示される。
【0124】
以下、図15のフローチャートを参照して、上記した配信情報特定処理(図13に示すステップS16の処理)の処理手順について説明する。配信情報特定処理は、図13に示すステップS15において閲覧者端末30から送信された閲覧者位置情報、閲覧範囲及びカテゴリ情報が受信部12によって受信された後に実行される。
【0125】
配信情報特定処理においては、データベース11に格納されている配信情報の各々についてステップS21〜S27の処理が実行される。以下、ステップS21〜S27の処理が実行される配信情報を対象配信情報と称する。
【0126】
この場合、配信情報特定部13は、対象配信情報に対応づけてデータベース11に格納されている配信者位置情報を取得する(ステップS21)。なお、ステップS21において取得された配信者位置情報は、対象配信情報を配信した配信者の位置を示す位置情報である。
【0127】
次に、配信情報特定部13は、ステップS21において取得された配信者位置情報によって示される位置と受信部12によって受信された閲覧者位置情報によって示される位置との間の距離(第3距離)を算出する(ステップS22)。
【0128】
ここで、ステップS22においては、配信者位置情報によって示される位置(緯度及び経度)と閲覧者位置情報によって示される位置(緯度及び経度)との間の直線距離が算出されてもよいし、配信者位置情報によって示される位置と閲覧者位置情報によって示される位置との間の経路上の距離が算出されてもよい。なお、経路上の距離とは、例えばカーナビゲーションシステム等で利用される地図(情報)上で算出された経路で配信者位置情報によって示される位置から閲覧者位置情報によって示される位置に到達するまでの距離をいう。
【0129】
配信情報特定部13は、対象配信情報に対応づけてデータベース11に格納されている配信範囲を取得する(ステップS23)。
【0130】
配信情報特定部13は、ステップS22において算出された距離に基づいて、閲覧者位置情報によって示される位置が配信範囲内にあるか否かを判定する(ステップS24)。
【0131】
ここで、ステップS23において取得された配信範囲は上記したように距離(以下、配信距離と表記)によって表される。この場合、ステップS24においては、閲覧者位置情報によって示される位置が配信者位置情報によって示される位置から配信距離内にあるか否かが判定される。すなわち、ステップS22において算出された距離が配信距離以下である場合には、閲覧者位置情報によって示される位置が配信範囲内にあると判定される。一方、ステップS22において算出された距離が配信距離を超える場合には、閲覧者位置情報によって示される位置が配信範囲内にないと判定される。
【0132】
閲覧者位置情報によって示される位置が配信範囲内にあると判定された場合(ステップS24のYES)、配信情報特定部13は、ステップS22において算出された距離に基づいて、配信者位置情報によって示される位置が受信部12によって受信された閲覧範囲内にあるか否かを判定する(ステップS25)。
【0133】
ここで、受信部12によって受信された閲覧範囲は配信範囲と同様に距離(以下、閲覧距離と表記)によって表される。この場合、ステップS25においては、配信者位置情報によって示される位置が閲覧者位置情報によって示される位置から閲覧距離内にあるか否かが判定される。すなわち、ステップS22において算出された距離が閲覧距離以下である場合には、配信者位置情報によって示される位置が閲覧範囲内にあると判定される。一方、ステップS22において算出された距離が閲覧距離を超える場合には、配信者位置情報によって示される位置が閲覧距離内にないと判定される。
【0134】
配信者位置情報によって示される位置が閲覧範囲内にあると判定された場合(ステップS25のYES)、配信情報特定部13は、対象配信情報に含まれるカテゴリ情報によって示されるカテゴリ(以下、第1カテゴリと表記)と受信部12によって受信されたカテゴリ情報によって示されるカテゴリ(以下、第2カテゴリと表記)とが同一であるか否かを判定する(ステップS26)。
【0135】
第1カテゴリと第2カテゴリとが同一であると判定された場合(ステップS26のYES)、配信情報特定部13は、閲覧者が閲覧可能な配信情報として対象配信情報を特定し、当該対象配信情報をリストに追加する(ステップS27)。
【0136】
すなわち、本実施形態において閲覧者が閲覧可能な配信情報とは、当該閲覧者の位置が当該配信情報の配信範囲内にあり、当該配信情報の配信者の位置が閲覧者の閲覧範囲内にあり、当該配信情報に含まれるカテゴリが閲覧者によって指定されたカテゴリと同一の配信情報である。
【0137】
次に、データベース11に格納されている全ての配信情報についてステップS21〜S26の処理が実行された否かが判定される(ステップS28)。
【0138】
全ての配信情報について処理が実行されていないと判定された場合(ステップS28のNO)、ステップS21に戻って処理が繰り返される。この場合、ステップS21〜S27の処理が実行されていない配信情報を対象配信情報として当該処理が実行される。
【0139】
一方、全ての配信情報について処理が実行されたと判定された場合(ステップS28のYES)、配信情報特定処理は終了される。
【0140】
配信情報特定処理が終了された場合、ステップS26において配信情報が追加されたリスト(閲覧者が閲覧可能な配信情報の一覧)が、閲覧者端末30に対して送信され、閲覧者端末30において表示される。
【0141】
詳細な説明については省略するが、閲覧者端末30に表示された配信情報の一覧は、閲覧者によって指定された条件(例えば、配信日等)によって絞り込まれて再表示されてもよいし、配信者の位置と閲覧者の位置との間の距離または配信情報に含まれるカテゴリ(情報)に基づいて並び替えられて再表示されてもよい。
【0142】
なお、ステップS24において閲覧者位置情報によって示される位置が配信範囲内にないと判定された場合(ステップS24のNO)、ステップS25において配信者位置情報によって示される位置が閲覧範囲内にないと判定された場合(ステップS25のNO)、及びステップS26において第1カテゴリと第2カテゴリとが同一でないと判定された場合(ステップS26のNO)、ステップS27の処理は実行されず、ステップS28の処理が実行される。
【0143】
上記したように本実施形態においては、配信情報、配信者の位置を示す配信者位置情報(第1位置情報)及び当該配信情報が配信される範囲を示す配信距離(第1距離)を配信者端末20から受信し、当該受信された配信情報、配信者位置情報及び配信距離(配信範囲)を対応づけてデータベース11に格納(登録)する。また、本実施形態においては、閲覧者の位置を示す閲覧者位置情報(第2位置情報)及び閲覧者が配信情報を閲覧する範囲を示す閲覧距離(第2距離)を閲覧者端末30から受信し、データベース11に登録された配信者位置情報及び配信距離と、受信された閲覧者位置情報及び閲覧距離とに基づいて、データベース11に登録された配信情報を閲覧者が閲覧可能な配信情報として特定する。本実施形態においては、このように特定された配信情報(の一覧)が閲覧者端末30に表示される。
【0144】
このような構成によれば、情報を配信する配信者及び情報を閲覧する閲覧者の利便性を向上させることができる。
【0145】
具体的には、閲覧者位置情報によって示される位置が配信者位置情報によって示される位置から配信距離内にあり、配信者位置情報によって示される位置が閲覧者位置情報によって示される位置から閲覧距離内にある場合に、当該配信者位置情報及び配信距離(配信範囲)に対応づけてデータベース11に格納された配信情報を特定して閲覧者端末30に表示する。
【0146】
この場合、配信者位置情報によって示される位置と閲覧者位置情報によって示される位置との間の距離(第3距離)が算出され、当該算出された距離が配信距離以下である場合に、閲覧者位置情報によって示される位置が配信者位置情報によって示される位置から配信距離内にあると判定される。また、算出された距離が閲覧距離以下である場合に、配信者位置情報によって示される位置が閲覧者位置情報によって示される位置から閲覧距離内にあると判定される。なお、配信者位置情報によって示される位置と閲覧者位置情報によって示される位置との間の距離は、直線距離であってもよいし、経路上の距離であってもよい。
【0147】
ここで、複数の閲覧者として閲覧者(端末30)A〜Cが存在している場合において、当該閲覧者が閲覧可能な配信情報について図16を参照して概念的に説明する。
【0148】
なお、図16に示す丸印は配信者(飲食店等の店舗)を示し、図16において、配信者の各々はそれぞれ駅L、M及びNの近傍に位置しているものとする。また、図16において、実線は各配信者の配信情報が配信される配信範囲を示し、当該配信範囲は配信距離を半径とする円形で示されている。一方、破線は各閲覧者A〜Cが配信情報を閲覧する閲覧範囲を示し、当該閲覧範囲は閲覧距離を半径とする円形で示されている。なお、図16に示す例では、各配信範囲及び各閲覧範囲としては概ね同一の値(距離)が設定されている。
【0149】
図16に示す配信範囲及び閲覧範囲の例では、閲覧者Aは、L駅周辺に位置する配信者の配信範囲内に位置しているため、当該L駅周辺に位置する配信者によって配信される配信情報を閲覧することができる。
【0150】
また、閲覧者Bは、L駅及びM駅周辺に位置する配信者の配信範囲内に位置しているため、当該L駅及びM駅周辺に位置する配信者によって配信される配信情報を閲覧することができる。
【0151】
また、閲覧者Cは、配信者の配信範囲内に位置していないため、配信情報を閲覧することはできない。
【0152】
更に、閲覧者Dは、N駅周辺に位置する配信者の配信範囲内に合い位置しているため、当該N駅周辺位位置する配信者によって配信される配信情報を閲覧することができる。
【0153】
これによれば、閲覧者と地理的に関係性の薄い配信者(つまり、閲覧者から距離の遠い配信者)からの情報は排除される(つまり、当該閲覧者の閲覧者端末30には表示されない)ため、閲覧者には必要な情報のみが配信されることになり、閲覧者の利便性を向上させることができる。
【0154】
一方、配信者の観点では、L駅周辺に位置する配信者は、閲覧者A及びBにのみ配信情報を閲覧させる(配信する)ことが可能である。また、M駅周辺に位置する配信者は、閲覧者Bにのみ配信情報を閲覧させることが可能である。また、N駅周辺に位置する配信者は、閲覧者Dにのみ配信情報を閲覧させることが可能である。
【0155】
これによれば、配信者によって配信された情報は当該配信者と地理的に関係性の薄い閲覧者(つまり、配信者から遠い位置にいる閲覧者)からは閲覧されないため、当該配信者によって配信された情報が関係性の薄い閲覧者等からの非難の対象となるようなリスクを軽減することができ、配信者は安心して情報を配信することができる。換言すれば、配信者は、比較的重要でない情報であっても気軽に配信することができる。
【0156】
すなわち、本実施形態においては、配信者によって配信された情報を「意図的に物理的に遠くにいる人」には閲覧させない(つまり、「意図した範囲内にいる人」にのみ閲覧させる)という制御を実現することができる。
【0157】
なお、本実施形態において、配信者位置情報は、例えば配信者によって予め登録されている店舗の住所から取得可能な位置を示す位置情報、配信者端末20に搭載されているGPSセンサによって測定される位置を示す位置情報、配信情報に含まれる画像データ(写真)にExifとして付与されている位置情報、アプリケーションを起動することによって表示された地図上で指定された位置を示す位置情報、サードパーティが提供する位置情報、予め登録された郵便番号から特定される位置情報等のうちの1つであるが、配信範囲の基準となる位置を示す位置情報であれば他のものであってもよい。
【0158】
また、閲覧者位置情報としては例えば閲覧者端末30に搭載されているGPSセンサによって測定される位置(つまり、閲覧者の現在位置)を示す位置情報を取得するが、本実施形態においては、当該位置情報に代えて例えば予め登録された位置(自宅または勤務先の位置等)を示す位置情報を閲覧者位置情報として取得するようにしてもよい。すなわち、本実施形態においては、配信情報を閲覧する際に、複数の位置情報(現在位置を示す位置情報及び自宅の位置を示す位置情報)の中から閲覧者位置情報として取得する位置情報を選択することが可能な構成であるものとする。
【0159】
これによれば、閲覧者は、例えば自宅または勤務先にいない場合であっても、その近隣の店舗(配信者)の配信情報を閲覧することができる。
【0160】
なお、上記した閲覧者位置情報として取得可能な位置情報は、例えば閲覧者の現在位置を示す位置情報及び予め登録された位置を示す1つの位置情報の2つとする(つまり、閲覧者位置情報として取得可能な位置情報の数を制限する)。閲覧者位置情報を多くの位置情報から選択可能であるものとすると、通常は配信者の近くにいないような地理的に関係性の薄い閲覧者から配信情報を閲覧される可能性が高くなるためである。
【0161】
また、本実施形態においては、閲覧者によって指定されたカテゴリと同一のカテゴリ(を示すカテゴリ情報)を含む配信情報を特定して閲覧者端末30に表示する。このため、閲覧者は、より閲覧者の意図に合致する配信情報を閲覧することが可能となる。
【0162】
また、本実施形態において、配信範囲(配信距離)は配信情報毎に設定される。このため、配信者は、配信情報の内容に応じて配信範囲を変える(設定する)ことが可能となる。
【0163】
ここで、本実施形態においては、配信者が配信範囲(配信距離)を設定し、閲覧者が閲覧範囲(閲覧距離)を設定するものとして説明したが、当該配信範囲及び当該閲覧範囲の少なくとも一方は例えば情報配信システムの運営者によって指定された範囲に固定されていてもよい。
【0164】
また、本実施形態において配信者は例えば飲食店等の店舗やその他の施設等であるものとして説明したが、配信者は、例えば当該店舗や施設の利用客等であってもよい。この場合、配信者は、例えば店舗や施設を利用した感想や当該店舗や施設の紹介等を含む配信情報を配信することができる。
【0165】
なお、本願発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。
【符号の説明】
【0166】
10…情報配信装置、10a…コンピュータ、10b…記憶装置、11…データベース(格納部)、12…受信部、13…配信情報特定部、14…送信部、20…配信者端末、21…配信情報生成部、22…位置情報取得部、23…配信範囲取得部、24…送信部、30…閲覧者端末、31…位置情報取得部、32…閲覧範囲取得部、33…カテゴリ取得部、34…送信部、35…受信部、36…表示部。
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