【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 株式会社 コリアセブンが、2017年 5月16日にロッテワールドタワー 31階にて「ハンドペイ」を導入した「セブンイレブンシグネチャ」を開店し、記者会見を行った。
【解決手段】無人計算装置に係り、第1領域の客体を感知することができる第1センサユニットと、第2領域の客体を感知することができる第2センサユニットと、を含むセンサユニット;第1領域から第2領域への方向と平行な方向である進行方向に商品を移送することができ、複数個の移送部を含む移送ユニット;商品の識別情報をスキャンすることができるスキャンユニット;及び第1センサユニットによって客体が感知されれば、移送ユニットを駆動し、移送ユニットが駆動される間、前記スキャンユニットによってスキャンされる商品識別情報を受信し、第2センサユニットによって客体が感知されれば、複数個の移送部のうち少なくとも1つの駆動を停止させることができる制御部;を含む無人計算装置である。
前記移送ユニットは、前記第1領域に隣接して位置した第1移送部と、前記第2領域に隣接して位置した第2移送部と、前記第1移送部と前記第2移送部との間に位置した第3移送部と、を含み、前記制御部は、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1移送部の駆動を停止させることを特徴とする請求項1に記載の無人計算装置。
前記制御部は、前記第1センサユニットによって客体が感知されても、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1移送部の駆動を停止させることを特徴とする請求項7に記載の無人計算装置。
前記制御部は、前記第2センサユニットによって客体が感知される間には、前記第1センサユニットによって客体が感知されても、前記第1移送部の駆動を停止させることを特徴とする請求項7に記載の無人計算装置。
前記制御部は、前記第1移送部の駆動が停止しているとしても、前記第3移送部と前記第2移送部との上に商品が存在すれば、前記第3移送部と前記第2移送部とを続けて駆動するか、あるいは事前設定された時間の間、前記第3移送部と前記第2移送部とを続けて駆動することを特徴とする請求7ないし9のうちいずれか1項に記載の無人計算装置。
前記センサユニットは、前記第3移送部上または前記第2移送部上に商品が存在するか否かということを感知することができる移送センサユニットをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の無人計算装置。
前記スキャンユニットは、前記第3移送部上または前記第2移送部上に位置した商品の識別情報をスキャンすることを特徴とする請求項7ないし11のうちいずれか1項に記載の無人計算装置。
前記移送ユニットは、前記第1領域に隣接して位置した第1移送部と、前記第2領域に隣接して位置した第2移送部と、前記第1移送部と前記第2移送部との間に位置した第3移送部と、を含み、
前記停止させる段階は、前記プロセッサが、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1移送部の駆動を停止させる段階であることを特徴とする請求項14に記載の無人計算装置の制御方法。
前記プロセッサは、前記第1センサユニットによって客体が感知されても、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1移送部の駆動を停止させることを特徴とする請求項20に記載の無人計算装置の制御方法。
前記プロセッサは、前記第2センサユニットによって客体が感知される間には、前記第1センサユニットによって客体が感知されても、前記第1移送部の駆動を停止させることを特徴とする請求項20に記載の無人計算装置の制御方法。
前記プロセッサは、前記第1移送部の駆動が停止しているとしても、前記第3移送部と前記第2移送部との上に商品が存在すれば、前記第3移送部と前記第2移送部とを続けて駆動することを特徴とする請求項20ないし22のうちいずれか1項に記載の無人計算装置の制御方法。
前記スキャン段階は、前記第3移送部上または前記第2移送部上に位置した商品の識別情報をスキャンする段階であることを特徴とする請求項20ないし23のうちいずれか1項に記載の無人計算装置の制御方法。
前記移送ユニットは、前記第1領域に隣接して位置した第1移送部と、前記第2領域に隣接して位置した第2移送部と、前記第1移送部と前記第2移送部との間に位置した第3移送部と、を含み、前記制御部は、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1移送部の駆動を停止させることを特徴とする請求項26に記載の無人計算装置。
前記制御部は、前記第1センサユニットによって客体が感知されても、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1移送部の駆動を停止させることを特徴とする請求項32に記載の無人計算装置。
前記制御部は、前記第2センサユニットによって客体が感知される間には、前記第1センサユニットによって客体が感知されても、前記第1移送部の駆動を停止させることを特徴とする請求項32に記載の無人計算装置。
前記制御部は、前記第1移送部の駆動が停止しているとしても、前記第3移送部と前記第2移送部との上に商品が存在すれば、前記第3移送部と前記第2移送部とを続けて駆動するか、あるいは事前設定された時間の間、前記第3移送部と前記第2移送部とを続けて駆動することを特徴とする請求項32または34に記載の無人計算装置。
前記センサユニットは、前記第3移送部上または前記第2移送部上に商品が存在するか否かということを感知することができる移送センサユニットをさらに含むことを特徴とする請求項35に記載の無人計算装置。
前記スキャンユニットは、前記第3移送部上または前記第2移送部上に位置した商品の識別情報をスキャンすることを特徴とする請求項32ないし35のうちいずれか1項に記載の無人計算装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、無人計算装置、その制御方法及びコンピュータプログラム、並びに無人計算装置の制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一観点によれば、第1領域の客体を感知することができる第1センサユニットと、第2領域の客体を感知することができる第2センサユニットと、を含むセンサユニット;前記第1領域から前記第2領域への方向である進行方向に商品を移送することができ、複数個の移送部を含む移送ユニット;前記商品の識別情報をスキャンすることができるスキャンユニット;及び前記第1センサユニットによって客体が感知されれば、前記移送ユニットを駆動し、前記移送ユニットが駆動される間、前記スキャンユニットによってスキャンされる商品識別情報を受信し、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記複数個の移送部のうち少なくとも1つの駆動を停止させることができる制御部;を含む無人計算装置が提供される。
【0006】
前記スキャンユニットによってスキャンされた商品の総金額に対する決済を処理する決済ユニットをさらに含み、前記制御部は、前記決済ユニットの決済開始時点から、前記決済ユニットが決済承認を受信する時点まで、前記移送ユニットの駆動を停止させることができる。
【0007】
設定された第1状態または第2状態で発光する発光ユニットをさらに含み、前記制御部は、前記第1センサユニット及び前記第2センサユニットの客体感知いかんにより、前記発光ユニットの発光状態を制御することができる。
【0008】
このとき、前記発光ユニットは、第1発光ユニット;及び前記第1発光ユニットよりも前記第2領域にさらに隣接した第2発光ユニット;を含み、前記制御部は、前記第1センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1発光ユニットを前記第1状態に点灯し、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第2発光ユニットを前記第1状態に点灯することができる。または、前記制御部は、前記第1センサユニットによって客体が感知されれば、前記第2発光ユニットを前記第2状態に点灯し、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1発光ユニットを前記第2状態に点灯することができる。
【0009】
画面を表示する表示ユニットをさらに含み、前記表示ユニットは、第1表示ユニット;及び前記第1表示ユニットより前記第2領域にさらに隣接した第2表示ユニット;を含み、前記制御部は、前記スキャンユニットによってスキャンされた商品のリストを前記第2表示ユニットに表示し、前記スキャンユニットによってスキャンされた商品のうち最近スキャンされた順に、既設定個数の商品の情報を前記第1表示ユニットに表示することができる。
【0010】
一方、前記移送ユニットは、前記第1領域に隣接して位置した第1移送部と、前記第2領域に隣接して位置した第2移送部と、前記第1移送部と前記第2移送部との間に位置した第3移送部と、を含み、前記制御部は、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1移送部の駆動を停止させることができる。
【0011】
前記制御部は、前記第1センサユニットによって客体が感知されても、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1移送部の駆動を停止させることができる。または、前記制御部は、前記第2センサユニットによって客体が感知される間には、前記第1センサユニットによって客体が感知されても、前記第1移送部の駆動を停止させることができる。
【0012】
前記制御部は、前記第1移送部の駆動が停止しているとしても、前記第3移送部と前記第2移送部との上に商品が存在すれば、前記第3移送部と前記第2移送部とを続けて駆動するか、あるいは事前設定された時間の間、前記第3移送部と前記第2移送部とを続けて駆動することができる。その場合、前記センサユニットは、前記第3移送部上または前記第2移送部上に商品が存在するか否かということを感知することができる移送センサユニットをさらに含んでもよい。
【0013】
前記スキャンユニットは、前記第3移送部上または前記第2移送部上に位置した商品の識別情報をスキャンすることができる。
【0014】
前記スキャンユニットは、前記第2移送部と前記第3移送部との間に位置した第1スキャンセンサと、前記第3移送部上部に位置した第2スキャンセンサと、前記第2移送部上部に位置した第3スキャンセンサと、を含んでもよい。
【0015】
本発明の他の一観点によれば、プロセッサを利用した無人計算装置の制御方法として、前記無人計算装置は、第1領域の客体を感知する第1センサユニットと、第2領域の客体を感知することができる第2センサユニットと、を含む、センサユニット;前記第1領域から前記第2領域への方向である進行方向に商品を移送することができ、複数個の移送部を含む移送ユニット;前記商品の識別情報をスキャンすることができるスキャンユニット;及び前記プロセッサ;を含み、前記制御方法は、前記プロセッサが、前記第1センサユニットによって客体が感知されれば、前記移送ユニットを駆動し、前記移送ユニットが駆動される間、前記スキャンユニットによってスキャンされる商品識別情報を受信するスキャン段階と、前記プロセッサが、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記複数個の移送部のうち少なくとも1つの駆動を停止させる段階と、を含む無人計算装置の制御方法が提供される。
【0016】
前記無人計算装置は、前記スキャンユニットによってスキャンされた商品の総金額に対する決済を処理することができる決済ユニットをさらに含み、前記決済ユニットの決済開始時点から、前記決済ユニットが決済承認を受信する時点まで、前記移送ユニットの駆動を停止させる段階をさらに含んでもよい。
【0017】
前記無人計算装置は、既設定の第1状態または第2状態に発光することができる発光ユニットをさらに含み、前記第1センサユニットの客体感知いかんにより、前記発光ユニットの発光状態を制御する第1発光制御段階と、前記第2センサユニットの客体感知いかんにより、前記発光ユニットの発光状態を制御する第2発光制御段階と、をさらに含んでもよい。
【0018】
このとき、前記発光ユニットは、第1発光ユニット;及び前記第1発光ユニットよりも前記第2領域にさらに隣接した第2発光ユニット;を含み、前記第1発光制御段階は、前記第1センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1発光ユニットを前記第1状態に発光させ、前記第2発光制御段階は、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第2発光ユニットを前記第1状態に発光させることができる。また、前記第1発光制御段階は、前記第1センサユニットによって客体が感知されれば、前記第2発光ユニットを前記第2状態に発光させ、前記第2発光制御段階は、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1発光ユニットを前記第2状態に発光させることができる。
【0019】
前記無人計算装置は、画面を表示する表示ユニットをさらに含み、前記表示ユニットは、第1表示ユニット;及び前記第1表示ユニットより前記第2領域にさらに隣接した第2表示ユニット;を含み、前記スキャンユニットによってスキャンされた商品のリストを前記第2表示ユニットに表示し、前記スキャンユニットによってスキャンされた商品のうち最近スキャンされた順に、既設定個数の商品の情報を前記第1表示ユニットに表示する表示段階をさらに含んでもよい。
【0020】
一方、前記移送ユニットは、前記第1領域に隣接して位置した第1移送部と、前記第2領域に隣接して位置した第2移送部と、前記第1移送部と前記第2移送部との間に位置した第3移送部と、を含み、前記停止させる段階は、前記プロセッサが、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1移送部の駆動を停止させる段階でもある。
【0021】
このとき、前記プロセッサは、前記第1センサユニットによって客体が感知されても、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1移送部の駆動を停止させることができる。または、前記プロセッサは、前記第2センサユニットによって客体が感知される間には、前記第1センサユニットによって客体が感知されても、前記第1移送部の駆動を停止させることができる。
【0022】
前記プロセッサは、前記第1移送部の駆動が停止しているとしても、前記第3移送部と前記第2移送部との上に商品が存在すれば、前記第3移送部と前記第2移送部とを続けて駆動することができる。
【0023】
前記スキャン段階は、前記第3移送部上または前記第2移送部上に位置した商品の識別情報をスキャンする段階でもある。
【0024】
本発明の他の一観点によれば、コンピュータを利用して前述の制御方法のうちいずれか1つの方法を実行するために、媒体に保存されたコンピュータプログラムが提供される。
【0025】
本発明の他の一観点によれば、無人計算装置を制御することができる無人計算装置の制御装置であって、前記無人計算装置は、第1領域の客体を感知することができる第1センサユニットと、第2領域の客体を感知することができる第2センサユニットと、を含む、センサユニット;前記第1領域から前記第2領域への方向である進行方向に商品を移送することができ、複数個の移送部を含む移送ユニット;及び前記商品の識別情報をスキャンするスキャンユニットを含み、前記制御装置は、前記第1センサユニットによって客体が感知されれば、前記移送ユニットを駆動し、前記移送ユニットが駆動される間、前記スキャンユニットによってスキャンされる商品識別情報を受信し、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記複数個の移送部のうち少なくとも1つの駆動を停止させる制御部を含む無人計算装置の制御装置を開示する。
【0026】
前記無人計算装置は、前記スキャンユニットによってスキャンされた商品の総金額に対する決済を処理することができる決済ユニットをさらに含み、前記制御部は、前記決済ユニットの決済開始時点から、前記決済ユニットが決済承認を受信する時点まで、前記移送ユニットの駆動を停止させることができる。
【0027】
前記無人計算装置は、既設定の第1状態または第2状態に発光する発光ユニットをさらに含み、前記制御部は、前記第1センサユニット及び第2センサユニットの客体感知いかんにより、前記発光ユニットの発光状態を制御することができる。
【0028】
具体的には、前記発光ユニットは、第1発光ユニット;及び前記第1発光ユニットよりも前記第2領域にさらに隣接した第2発光ユニット;を含み、前記制御部は、前記第1センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1発光ユニットを前記第1状態に発光させ、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第2発光ユニットを前記第1状態に発光させることができる。または、前記制御部は、前記第1センサユニットによって客体が感知されれば、前記第2発光ユニットを前記第2状態に発光させ、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1発光ユニットを前記第2状態に発光させることができる。
【0029】
前記無人計算装置は、画面を表示することができる表示ユニットをさらに含み、前記表示ユニットは、第1表示ユニット;及び前記第1表示ユニットより前記第2領域にさらに隣接した第2表示ユニット;を含み、前記制御部は、前記スキャンユニットによってスキャンされた商品のリストを前記第2表示ユニットに表示し、前記スキャンユニットによってスキャンされた商品のうち最近スキャンされた順に、既設定個数の商品の情報を前記第1表示ユニットに表示することができる。
【0030】
一方、前記移送ユニットは、前記第1領域に隣接して位置した第1移送部と、前記第2領域に隣接して位置した第2移送部と、前記第1移送部と前記第2移送部との間に位置した第3移送部と、を含み、前記制御部は、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1移送部の駆動を停止させることができる。
【0031】
そして、前記制御部は、前記第1センサユニットによって客体が感知されても、前記第2センサユニットによって客体が感知されれば、前記第1移送部の駆動を停止させることができる。または、前記制御部は、前記第2センサユニットによって客体が感知される間には、前記第1センサユニットによって客体が感知されても、前記第1移送部の駆動を停止させることができる。
【0032】
一方、前記制御部は、前記第1移送部の駆動が停止しているとしても、前記第3移送部と前記第2移送部との上に商品が存在すれば、前記第3移送部と前記第2移送部とを続けて駆動するか、あるいは事前設定された時間の間、前記第3移送部と前記第2移送部とを続けて駆動することができる。さらに、前記センサユニットは、前記第3移送部上または前記第2移送部上に商品が存在するか否かということを感知することができる移送センサユニットをさらに含んでもよい。
【0033】
前記スキャンユニットは、前記第3移送部上または前記第2移送部上に位置した商品の識別情報をスキャンすることができる。
【0034】
前記スキャンユニットは、前記第2移送部と前記第3移送部との間に位置した第1スキャンセンサと、前記第3移送部上部に位置した第2スキャンセンサと、前記第2移送部上部に位置した第3スキャンセンサと、を含んでもよい。
【0035】
前述のところ以外の他の側面、特徴、利点は、以下の図面、特許請求の範囲、及び発明の詳細な説明から明確になるであろう。かような一般的であって具体的な側面は、システム、方法、コンピュータプログラム、またはあるシステム・方法・コンピュータプログラムの組み合わせを使用しても実施される。
【発明の効果】
【0036】
本発明の実施形態に係わる無人計算装置、その制御方法及びコンピュータプログラム、並びに無人計算装置の制御装置によれば、係員なしにも、ユーザが載せた商品を自動的に移送及びスキャンして商品金額を計算し、ユーザが自ら決済手段情報を入力して商品金額を支払うようにするが、係員雇用のための人件費を節約することができる。
【0037】
本発明の実施形態に係わる無人計算装置、その制御方法及びコンピュータプログラム、並びに無人計算装置の制御装置によれば、センサを利用してユーザを感知し、商品移送のためのコンベアベルトの駆動を自動的に制御するが、各ユーザの商品が混ざり込むことを防止する。
【0038】
本発明の実施形態に係わる無人計算装置、その制御方法及びコンピュータプログラム、並びに無人計算装置の制御装置によれば、発光ユニットを利用して、ユーザに商品スキャン及び計算進行に係わる情報を直観的に提供するが、係員の案内なしにも、ユーザが適切な案内を受けることができ、ユーザ便宜に寄与する。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本発明は、多様な変換を加えることができ、さまざまな実施形態を有することができるが、特定実施形態を図面に例示し、詳細な説明によって詳細に説明する。本発明の効果、特徴、そしてそれらを達成する方法は、図面と共に詳細に説明する実施形態を参照すれば、明確になるであろう。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、多様な形態に具現されるのである。
【0041】
以下、添付された図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明するが、図面を参照して説明するとき、同一であるか、あるいは対応する構成要素は、同一図面符号を付し、それに係わる重複説明は省略する。
【0042】
以下の実施形態において、第1、第2のような用語は、限定的な意味ではなく、1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的に使用されている。以下の実施形態において、単数の表現は、文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。以下の実施形態において、「含む」または「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴または構成要素が存在するということを意味するものであり、1以上の他の特徴または構成要素が付加される可能性をあらかじめ排除するものではない。図面においては、説明の便宜のために、構成要素が、その大きさが誇張されていたり縮小されたりしている。例えば、図面に示された各構成の大きさ及び厚みは、説明の便宜のために任意に示されており、本発明は、必ずしも図示されているところに限定されるものではない。
【0043】
図1は、本発明の一実施形態による無人計算装置100を概略的に図示する斜視図であり、
図2は、
図1のII−II線に沿って切り取った概略的な断面図であり、
図3は、
図1の無人計算装置の一部を概略的に図示する平面図である。
【0044】
図1に図示された無人計算装置100は、ユーザが投入する商品をコンベアベルトで移送しながら、商品の識別情報をスキャンし、スキャンされた商品情報による総商品金額をユーザが決済することができるようにし、商品の円滑な投入及び移送のために、自動的にコンベアベルトの駆動を制御する。
【0045】
該コンベアベルトは、商品が進入する進入端から、商品が排出または進出される進出端に向かう進行方向dに回転しながら、コンベアベルト上に置かれた商品を進行方向dに移送する。進行方向dに沿って進入端から進出端に商品が移動するので、以下では、便宜上、進行方向dを基準に、進入端より進出端が前方に位置するとして、すなわち、進入端が進出端より後方に位置するとして説明する。
【0046】
本発明の一実施形態による無人計算装置100の構成について概略的に説明すれば、無人計算装置100は、無人計算装置100を全体的に制御する制御部110、客体を感知するセンサユニット120、商品を移送する移送ユニット130、案内画面を出力する表示ユニット140、ユーザに直観的な視覚的情報を提供する発光ユニット150、商品情報をスキャンするスキャンユニット160、及び決済ユニット170を含む。
【0047】
センサユニット120は、第1領域の客体を感知する第1センサユニット121、及び第2領域の客体を感知する第2センサユニット122を含んでもよい。第2領域は、進入端と進出端とのうち相対的に進出端に隣接した領域であり、第1領域は、進入端と進出端とのうち相対的に進入端に隣接した領域である。すなわち、第2領域は、商品の移送方向である進行方向dを基準に、第1領域より前方に位置する領域でもある。従って、第1領域から第2領域への方向が進行方向dでもある。ここで、第1領域から第2領域への方向が進行方向dとほぼ平行であると理解されることは、いうまでもない。
【0048】
例えば、第1領域は、無人計算装置100の進入端及び/またはその近辺を含み、第2領域は、無人計算装置100の進出端及び/またはその近辺を含んでもよい。一例によれば、第1領域は、センサ121a,121bの前方所定角度範囲以内の所定距離までの領域でもある。一例によれば、第1領域は、センサ121cの複数センシング端子間の領域でもある。一例によれば、第2領域は、第2センサユニット122の前方所定角度範囲以内の所定距離までの領域でもある。
【0049】
第1センサユニット121は、無人計算装置100に接近する客体を感知するためのものであり、具体的には、無人計算装置100の進入端に接近する人及び/または商品を感知するためのものでもある。
【0050】
一例によれば、第1センサユニット121は、進入端のフレームF上に配置されるセンサ121a,121bを含んでもよい。センサ121a,121bは、フレームFの外側に向け、フレームFの側端及び/または後端(後方の端)に設けられ、センサ121a,121bの感知対象領域である第1領域は、フレームFの外側領域でもある。かようなセンサ121a,121bの感知対象客体は、人でもある。本実施形態による無人計算装置を利用して商品計算をしてもらう人は、無人計算装置に近づき、計算してもらう商品を無人計算装置に配置するが、結局、その人は、無人計算装置の商品進入端近傍に近づくことになる。従って、センサ121a,121bは、かように無人計算装置の商品進入端近傍に近づく人を、感知対象客体にすることができる。そのために、第1センサユニット121は、フレームF側端のセンサ121aのみを含むか、あるいはフレームF後端のセンサ121bのみを含んでもよい。センサ121a,121bの種類は、PIRセンサまたは赤外線センサが可能であるが、特定センサに限定されるものではない。
【0051】
一方、第1センサユニット121は、移送ユニット130のコンベアベルト上に置かれる商品を感知するセンサ121cを含んでもよい。センサ121cは、フレームFに付着され、互いに対向するように具備される2個のセンシング端子を含んでもよく、2個のセンシング端子間に商品が置かれているか否かということを感知することができる。
【0052】
ここで、第1センサユニット121は、センサ121a,121b,121cのうち1以上の組み合わせを含んでもよい。一例によれば、第1センサユニット121は、センサ121a,121bのうち一つを具備して人を感知し、センサ121cを具備して商品を感知することにより、ダブルチェック方式で客体を感知することができるということはいうまでもない。
【0053】
第2センサユニット122は、進出端に接近する客体を感知するために、進出端のフレームF上に配置されるセンサを含む。一例によれば、第2センサユニット122は、フレームFの外側に向け、フレームFの前端(前方の端)及び/または側端に設けられ、第2せんさゆにっと122の感知対象領域である第2領域は、フレームFの外側領域でもある。第2センサユニット122は、人の接近を感知するためのセンサでもあり、その種類は、PIRセンサまたは赤外線センサが可能であるが、特定センサに限定されるものではない。第2センサユニット122は、そのように、フレームF一側の進出端近傍に配置され、進出端に接近する人を感知することができる。
【0054】
一方、前述の第1センサユニット121及び第2センサユニット122の位置及び種類は、例示的なものであり、本発明は、それらに限定されるものではない。第1センサユニット121は、進入端に進入するユーザ、またはコンベアベルトに置かれた商品を感知するための目的に具備されるものであり、その位置と種類は、多様に設計される。第2センサユニット122は、進出端に進入するユーザ、例えば、進入端近傍のコンベアベルトに全ての商品を載せて進行方向dに移動し、進出端に進入するユーザを感知するための目的に具備されるものであり、その位置と種類は、多様に設計される。
【0055】
移送ユニット130は、ローラ、及び該ローラの回転によって移送されるコンベアベルトを含んでもよい。該ローラの駆動は、制御部110によって制御される。該コンベアベルトは、該ローラの回転により、商品を進行方向dに移動させる。移送ユニット130に係わる詳細な説明は、追って説明する。
【0056】
表示ユニット140は、ユーザに情報を提供するための案内画面を出力する表示装置を含んでもよい。表示ユニット140は、進入端に位置する第1表示ユニット141、及び進出端に位置する第2表示ユニット142を含んでもよい。第1表示ユニット141は、進入端で商品を載せるユーザ、または進入端で待機する次のユーザに提供する情報を画面に表示することができ、進入端または待機ラインに向けて設けられる。第2表示ユニット142は、決済のために進出端に位置するユーザに提供する決済関連情報を表示することができる。第2表示ユニット142は、進出端または決済ユニット170前(ユーザが決済ユニット170を使用するために立っていると予想されるところ)に向けて設けられる。表示ユニット140は、タッチスクリーンを含んでもよい。
【0057】
発光ユニット150は、ユーザに直観的な視覚的情報を提供するために、既設定の1以上の状態のうちいずれか1つの状態に発光する1以上のランプを含んでもよい。発光ユニット150の発光状態は、光色相または発光パターンによって区分される。例えば、該発光状態は、緑色に発光される第1状態、赤色に発光される第2状態に区分される。該発光状態は、緑色で発光と非発光とを反復しながらフリッカリングする第3状態、赤色で発光と非発光をフリッカリングする第4状態をさらに含んでもよい。該発光状態は、フリッカリングパターンによって区分される1以上の状態をさらに含んでもよい。ここで、発光ユニット150で放出する光の色相は、緑色及び赤色に限定されるものではなく、多様な変形が可能であるということはいうまでもない。
【0058】
発光ユニット150は、進入端に具備される第1発光ユニット151、及び進出端に具備される第2発光ユニット152を含む。進入端に位置する第1発光ユニット151の発光状態は、ユーザに多様な情報を提供することができるが、例えば、前述のような第1状態または第3状態は、商品が進入端に置かれる状態を意味し、前述のような第2状態または第4状態は、商品が進入端に置かれることができない状態を意味するものでもある。進出端に位置する第2発光ユニット152の発光状態も、ユーザに多様な情報を提供することができるが、例えば、第1状態または第3状態は、後述するように、商品の識別情報がスキャンユニット160によって正しくスキャンされた状態を意味し、第2状態または第4状態は、商品のうち少なくともいずれか1つの識別情報がスキャンユニット160によって正しくスキャンされていない状態を意味するものでもある。
【0059】
スキャンユニット160は、商品の識別情報(例えば、バーコード、QRコード、電子的コードなど)をスキャンすることができる。該識別情報は、商品の外表面にプリントされていたり付着されていたりする。スキャンユニット160は、複数個のスキャンセンサを含むことにより、商品の360o全領域で商品の識別情報をスキャンし、商品がいずれの方向に置かれていても、商品に付着された識別情報をスキャンすることができる。
【0060】
例えば、スキャンユニット160は、第1スキャンセンサ161、第2スキャンセンサ162及び第3スキャンセンサ163を含んでもよい。第1スキャンセンサ161は、後述するように、移送ユニット130上で移送される商品の底面から、商品の識別情報をスキャンすることができる。第2スキャンセンサ162は、商品の進行方向dの面(前面)や上面から識別情報をスキャンし、第3スキャンセンサ163は、商品の進行方向dの反対方向の面(背面)や上面から識別情報をスキャンすることができる。ここで、本発明は、それらに限定されるものではなく、第3スキャンセンサ163が、商品の進行方向dの面(前面)や上面から識別情報をスキャンし、第2スキャンセンサ162が、商品の進行方向dの反対方向の面(背面)や上面から識別情報をスキャンすることもできるということはいうまでもない。さらに、スキャンユニット160は、商品の両側面から識別情報をスキャンするためのスキャンセンサ(図示せず)をさらに含んでもよい。かようにスキャンユニット160は、商品の全方向から識別情報をスキャンすることができる。
【0061】
決済ユニット170は、スキャンされた商品の総額決済を進めることができる。例えば、決済ユニット170は、ユーザから決済手段情報を獲得し、該決済手段情報をサーバ(図示せず)に伝送し、決済承認を受けることによって決済を進めることができる。該決済手段情報は、ユーザの生体情報を含んでもよい。例えば、該生体情報は、ユーザの手の平で認識された静脈パターンから抽出される情報でもある。該決済手段情報は、ユーザの生体情報を補完する追加情報をさらに含んでもよい。例えば、該追加情報は、ユーザから直接入力される携帯電話番号でもある。ユーザは、本人認証のために、事前に自分の生体情報と追加情報とを連動させ、サーバ(図示せず)に登録することができる。該サーバ(図示せず)は、決済ユニット170から該決済手段情報を受信し、該決済手段情報の認証に成功すれば、決済を承認し、該承認結果を決済ユニット170に提供することができる。
【0062】
制御部110は、無人計算装置100を全般的に制御することができる。制御部110は、無人計算装置100の各ユニットから信号を提供され、各ユニットに信号を伝送し、各ユニットを制御することができる。そのために、制御部110は、無人計算装置100の各ユニットとデータを送受信するように、無線または有線で連結される。
【0063】
かような制御部110は、センサユニット120の客体感知いかんによって、移送ユニット130を制御することができる。まず、第1センサユニット121によって客体が感知されれば、制御部110は、移送ユニット130を駆動する。制御部110は、移送ユニット130が駆動される間、スキャンユニット160を制御して商品情報をスキャンし、表示ユニット140を制御し、ユーザに提供する情報を提供する画面を表示し、発光ユニット150を制御し、ユーザに視覚的に直観的情報を提供することができる。そして、制御部110は、第2センサユニット122によって客体が感知されれば、移送ユニット130が含む複数個の移送部のうち少なくとも一つの駆動が停止されるように制御し、表示ユニット140及び発光ユニット150を介して、ユーザに決済関連情報を提供し、ユーザが決済ユニット170を利用して決済を進めるように誘導することができる。制御部110が無人計算装置100を制御する具体的な方法については、以下、 追って説明する。
【0064】
無人計算装置のがいけいの一部として理解されるフレームFは、進行方向dへの長さが、進行方向dに垂直する方向への幅より長い。第1センサユニット121のセンサ121a,121b、及び第2センサユニット122は、フレームFの四端のうち、長さが長い2端の一端に具備される。一例によれば、第1センサユニット121は、フレームFの一端に入って第1領域に進入したユーザを感知し、第2センサユニット122は、フレームFの一端に沿って進行方向dに移動して第2領域に進入したユーザを感知することができる。
【0065】
以下では、
図2を参照し、移送ユニット130について詳細に説明する。
【0066】
図2を参照すれば、移送ユニット130は、商品の下方向に位置し、商品の底面から識別情報をスキャンする第1スキャンセンサ161によって区分される第1移送部131及び第2移送部132を含んでもよい。第1移送部131は、ローラR1、及びローラR1の回転によって進行方向dに商品を移送することができるように回転するコンベアベルトを含んでもよい。第2移送部132も、ローラR2、及びローラR2の回転によって進行方向dに商品を移送することができるように回転するコンベアベルトを含んでもよい。
【0067】
第1移送部131のコンベアベルトに置かれた商品は、第1移送部131の回転によって進行方向dに移送され、第1スキャンセンサ161を経て、第2移送部132のコンベアベルトに移動することができる。この過程において、商品の底面にある識別情報が、第1移送部131と第2移送部132との間に位置した第1スキャンセンサ161によってスキャンされる。該商品は、第2移送部132のコンベアベルトを経て、フレームF上に積載される。
【0068】
第1移送部131及び第2移送部132は、制御部110から受信される1つの駆動制御信号によって同一に駆動される。ここで、本発明は、それらに限定されるものではなく、第1移送部131及び第2移送部132は、制御部110から別個の駆動制御信号をそれぞれ受信することにより、独立して駆動されもするということはいうまでもない。または、第1移送部131及び第2移送部132は、制御部110から受信される1つの駆動制御信号を、他の方法で利用して駆動されることにより、第1移送部131及び第2移送部132の駆動が同じではないが、互いに連動されるように設定される。
【0069】
図3は、
図1の無人計算装置100の一部を概略的に図示する平面図である。
【0070】
図3では、第1センサユニット121がフレームF両側に、互いに対向するように配置される1対のセンサ121cを含むように図示している。 センサ121cによって、2個のセンシング端子間に載せられた商品Pが感知されれば、移送ユニット130は、ローラを回転させ、商品Pを進行方向dに移送する。商品Pは、第1移送部131、第1スキャンセンサ161及び第2移送部132を経て、フレーム上板F1に積載される。
【0071】
第2センサユニット122は、決済するために接近する人を感知することができる。第2センサユニット122によって人が感知されれば、移送ユニット130の駆動が止まる。または、第2センサユニット122によって人が感知されれば、移送ユニット130のうち第1移送部131の駆動は、止まり、第2移送部132の駆動は、続く。商品Pの購買者が、第1移送部131上に商品Pを積み置いた後、計算のために、第2センサユニット122近辺に移動し、第2センサユニット122によって感知されるが、購買者が、第2センサユニット122近辺に移動する間、商品Pが、第1移送部131から第2移送部132上に移送された後、第2センサユニット122が購買者を感知する。その場合、第2移送部132が続けて駆動され、商品Pの移送が続けられる。
【0072】
一方、購買者が、第2センサユニット122近辺に移動すれば、後続購買者が、第1移送部131上に自分の商品を積み置く。その場合、後続購買者の商品が、先の購買者の商品との混入を防止し、後続購買者の商品の識別情報がスキャンユニット160によってスキャンされることを防止する必要がある。従って、第2センサユニット122によって人が感知されれば、移送ユニット130のうち第1移送部131の駆動が止められることにより、第1移送部131上に積み置かれた商品が、第2移送部132方向に移送されないようにし、後続購買者の商品が、先の購買者の商品と混入することを防止し、後続購買者の商品の識別情報が、スキャンユニット160によってスキャンされることを防止することができる。
【0073】
ここで、一実施形態によれば、ユーザは、スイッチSW1,SW2を利用して、移送ユニット130を手動で駆動させることができるということはいうまでもない。スイッチSW1,SW2による制御は、センサユニット120を基にする制御部110の自動制御より優先される。
【0074】
制御部110は、決済ユニット170の決済が開始される時点から、決済ユニット170が決済承認を受信する時点まで、移送ユニット130の駆動を停止させることができる。これは、第1購買者の決済が完了した後、第2購買者の商品に係わる商品情報がスキャンユニット160によってスキャンされるようにするためである。
【0075】
一方、
図1では、第1発光ユニット151と第2発光ユニット152とのそれぞれが、一体型の発光面を含むように図示しているが、本発明は、それに限定されるものではない。例えば、
図3では、第1発光ユニット151と第2発光ユニット152とのそれぞれが、互いに離隔された複数の発光面を含む例が図示されている。第1発光ユニット151に含まれた複数の発光面は、同一制御信号によって制御される、第2発光ユニット152に含まれた複数の発光面も、同一制御信号によって制御される。第1発光ユニット151と第2発光ユニット152は、互いに異なる制御信号によって独立して制御される。例えば、移送ユニット130によって移送される商品のスキャンがスキャンユニット160によってなされる間には、第1発光ユニット151が作動し、購買者らにそのことを知らせ、決済が進められる間には、第2発光ユニット152が作動し、購買者らにそのことを知らせる。
【0076】
ここで、前述のような無人計算装置に係わる細部的な説明は、追って説明する無人計算システムや無人計算装置の制御方法などに適用されるということはということはいうまでもない。
【0077】
図4は、本発明の他の一実施形態による無人計算装置100を概略的に図示する斜視図であり、
図5は、
図4のV−V線に沿って切り取った概略的な断面図であり、
図6は、
図4の無人計算装置の一部を概略的に図示する平面図である。
【0078】
本実施形態による無人計算装置100が、
図1ないし
図3を参照して説明した無人計算装置100と異なる点は、移送ユニット130の構成である。
図1ないし
図3を参照して説明した無人計算装置100の場合、移送ユニット130が、第1移送部131と第2移送部132とを含むが、本実施形態による無人計算装置100の場合には、移送ユニット130が、第1移送部131ないし第3移送部133を具備する。それ以外の構成の場合、
図1ないし
図3を参照して説明した内容が、本実施形態による無人計算装置100にも適用される。
【0079】
本実施形態による無人計算装置100の移送ユニット130は、商品の下方向に位置し、商品の底面から識別情報をスキャンする第1スキャンセンサ161によって区分される第1移送部131及び第2移送部132を具備し、さらには、第1移送部131と第2移送部132との間に位置した第3移送部133を具備することができる。ここで、第1スキャンセンサ161は、第3移送部133と第2移送部132との間に位置することができる。第1移送部131は、第1領域に隣接して位置しながら、ローラR1、及びローラR1の回転によって、進行方向dに商品を移送することができるように回転するコンベアベルトを含んでもよい。第3移送部133も、ローラR3、及びローラR3の回転によって、第1移送部131から移送された商品を進行方向dに移送することができるように回転するコンベアベルトを含んでもよい。第2移送部132は、第2領域に隣接して位置しながら、やはりローラR2、及びローラR2の回転によって、第3移送部133から移送された商品を進行方向dに移送することができるように回転するコンベアベルトを含んでもよい。
【0080】
第1移送部131のコンベアベルトに置かれた商品は、第1移送部131の回転によって、進行方向dに移送され、第3移送部133上に移送される。次に、第3移送部133のコンベアベルトに置かれた商品は、第1スキャンセンサ161を経て、第2移送部132のコンベアベルトに移動することができる。この過程において、商品の底面に識別情報がある場合、当該識別情報が、第3移送部133と第2移送部132との間に位置した第1スキャンセンサ161によってスキャンされる。該商品は、第2移送部132のコンベアベルトを経て、フレームF上に積載される。
【0081】
第1移送部131ないし第3移送部133の駆動は、制御部110によって制御される。以下では、
図4の無人計算装置100の一部を概略的に図示する平面図である
図6を参照し、それについて説明する。
【0082】
第1センサユニット121によって、客体が感知されれば、制御部110は、移送ユニット130を駆動し、第1移送部131上に位置した商品Pが第3移送部133を経て、第2移送部132に移動され、最終的にフレーム上板F1上に積載されるようにする。この過程において、移送される商品の識別情報が、スキャンユニット160によってスキャンされる。かような状態において、第2センサユニット122によって、客体が感知されれば、制御部110は、第1移送部131の駆動を停止させる。
【0083】
商品を購入する第1購買者は、無人計算装置100の第1領域に近づき、商品を第1移送部131上に位置させる。従って、第1センサユニット121によって、客体である第1購買者が感知されれば、制御部110は、移送ユニット130を駆動し、第1移送部131上に位置した商品が、第3移送部133を経て、第2移送部132に移動する。もし第1移送部131上への商品積み置きが完了すれば、第1購買者は、計算が行われる空間であるとする第2領域に移動する。それにより、第2センサユニット122によって、客体である第1購買者が感知されれば、制御部110は、第1移送部131の駆動を停止させる。
【0084】
もし第1購買者以外の第2購買者がいる場合、第1購買者が、第1領域から第2領域に移動すれば、第1購買者の決済などが完了していない状態で、第2購買者が自分の商品を第1移送部131上に位置させることがある。それにより、第2購買者が購入しようとする商品が、第1移送部131から、第3移送部133及び第2移送部132に移送され、第1購買者が購入しようとする商品に混入されもする。しかし、本実施形態による無人計算装置100の場合、第1購買者が、第1領域から第2領域に移動し、第2センサユニット122によって当該購買者が感知されれば、制御部110は、第1移送部131の駆動を停止させる。従って、第1購買者の決済などが完了していない状態で、第2購買者が自分の商品を第1移送部131上に位置させても、第2購買者が購入しようとする商品は、第1移送部131上にそのまま位置するようになり、第1購買者が購入しようとする商品と、第2購買者が購入しようとする商品との混入を効果的に防止することができる。
【0085】
第2センサユニット122が客体を感知した後には、第3移送部133と第2移送部132は、事前設定された時間の間だけ駆動される。第2センサユニット122が客体を感知したということは、第1購買者が第2領域に移動したということを意味し、従って、第1購買者が購入しようとする商品は、第3移送部133及び/または第2移送部132上にだけ存在する。従って、該商品の商品情報だけスキャンユニット160によってスキャンされればよいわけで、第3移送部133と第2移送部132は、事前設定された時間の間だけ駆動される。
【0086】
一方、前述のように、第1センサユニット121によって、客体が感知されれば、制御部110は、移送ユニット130を駆動し、第1移送部131上に位置した商品が、第3移送部133を経て、第2移送部132に移動するようにする。しかし、第1センサユニット121によって客体が感知されても、第2センサユニット122によって、客体が感知されれば、制御部110は、第1移送部131の駆動を停止させる。それは、第1購買者及び第2購買者がいずれも第1領域に隣接して位置すると第1センサユニット121によって感知された状態で、第1購買者が自分が購入しようとする商品を、第1移送部131上に位置させた後、第2領域に移動し、第1センサユニット121によって、第2購買者が感知される状態で、第2センサユニット122によって、第1購買者が感知される場合を意味する。かような状況において、制御部110が、第1移送部131の駆動を停止させるために、第2購買者が購入しようとする商品を、第1移送部131上に積み置いても、当該商品が、第1購買者が購入しようとする商品と混入されることを効果的に防止することができる。
【0087】
そして、第2センサユニット122によって、客体が感知される間には、第1センサユニット121によって客体が感知されても、制御部110は、第1移送部131の駆動を停止させることができる。それは、第1購買者が自分が購入しようとする商品を第1移送部131上に位置させた後、第2領域に移動し、第2センサユニット122によって第1購買者が感知される状態で、第2購買者が、第1領域に近づき、第1センサユニット121によって、第2購買者が感知される場合を意味する。かような状況において、制御部110が第1移送部131の駆動を停止させるために、第2購買者が購入しようとする商品を第1移送部131上に積み置いても、当該商品が、第1購買者が購入しようとする商品と混入されることを効果的に防止することができる。
【0088】
かように駆動が停止された第1移送部131上の商品は、スキャンユニット160によってスキャンされない。すなわち、スキャンユニット160は、第3移送部133上または第2移送部132上に位置した商品の識別情報をスキャンする。そのために、第2スキャンセンサ162は、第3移送部133上部に位置し、第3スキャンセンサ163は、第2移送部132上部に位置することができる。第1スキャンセンサ161は、前述のように、第3移送部133と第2移送部132との間に位置する。
【0089】
一方、第1移送部131の駆動が停止されている状態であるとしても、制御部110は、第3移送部133上と第2移送部132上とに商品が存在すれば、第3移送部133と第2移送部132とを続けて駆動することができる。それは、第1購買者が購入しようとする商品の商品情報スキャンが、スキャンユニット160によって完了するようにするためである。そのために、センサユニット120は、第3移送部133上または第2移送部132上に商品が存在するか否かということを感知することができる移送センサユニット123をさらに含んでもよい。
図6では、無人計算装置100が、2対の移送センサユニット123を具備するように図示しているが、本発明は、それに限定されるものではない。例えば、無人計算装置100は、第3移送部133上または第2移送部132上に商品が存在するか否かということを感知することができる移送センサユニット123を1対だけ具備することもでき、第3移送部133及び/または第2移送部132の移送方向に沿って、3対以上を具備することもできる。
【0090】
かような移送ユニット130において、第1移送部131と第3移送部133との間には、間隔が存在し、第3移送部133と第2移送部132との間にも、間隔が存在する。しかし、第1移送部131と第3移送部133との間隔は、第3移送部133と第2移送部132との間隔より狭い。第3移送部133と第2移送部132との間には、第1スキャンセンサ161が介在される一方、第1移送部131と第3移送部133との間には、かようなスキャンユニットが介在されないからである。
【0091】
併せて、第1移送部131の移送方向dへの長さは、第3移送部133の移送方向dへの長さ、及び/または第2移送部132の移送方向dへの長さより短い。第1移送部131は、互いに異なるう購買者の商品の混入を防止するためのものであり、その長さが長い必要がないからである。
【0092】
ここで、ユーザは、スイッチSW1,SW2を利用して、移送ユニット130を手動で駆動させることができる。スイッチSW1,SW2による制御は、センサユニット120を基にする制御部110の自動制御より優先される。
【0093】
制御部110は、決済ユニット170の決済が開始される時点から、決済ユニット170が決済承認を受信する時点まで、移送ユニット130の駆動を停止させることができる。それは、第1購買者の決済が完了した後、第2購買者の商品に係わる商品情報がスキャンユニット160によってスキャンされるようにするためである。
【0094】
以上、無人計算装置100について説明したが、本発明は、それらに限定されるものではない。すなわち、かような無人計算装置100の制御方法、無人計算装置の制御装置、そしてそれらを利用した無人計算システムなども、本発明の範囲に属するものである。併せて、前述のような無人計算装置100に係わる詳細的な説明は、かような無人計算装置100の制御方法、無人計算装置の制御装置、そしてそれらを利用した無人計算システムなどに適用されるということはいうまでもない。
【0095】
例えば、無人計算装置の制御装置というのは、前述のような無人計算装置を制御することができるものであり、前述の制御部を有するものであると理解される。すなわち、無人計算装置の制御装置は、前述のようなセンサユニット120、移送ユニット130及びスキャンユニット160を構成要素として有する無人計算装置100を制御するものであり、前述のような制御部110を具備するように理解される。
【0096】
そして、無人計算装置の制御方法とは、プロセッサを利用し、前述のような無人計算装置を制御する方法と理解される。すなわち、無人計算装置の制御方法は、前述のようなセンサユニット120、移送ユニット130、スキャンユニット160及びプロセッサを構成要素として有する無人計算装置100を制御する方法であり、プロセッサが、前述の制御部110の機能を遂行すると理解される。例えば、無人計算装置の制御方法は、スキャン段階と停止段階とを含んでもよい。該スキャン段階は、該プロセッサが、第1センサユニット121によって客体が感知されれば、移送ユニット130を駆動し、移送ユニット130が駆動される間、スキャンユニット160によってスキャンされる商品識別情報を受信する段階でもある。該停止段階は、該プロセッサが、第2センサユニット122によって客体が感知されれば、移送ユニット130が含む複数個の移送部のうち少なくとも一つの駆動を停止させる段階でもある。
【0097】
図7は、本発明の一実施形態による無人計算システムを概略的に図示するブロック図である。
【0098】
図7を参照すれば、一実施形態による無人計算システムは、無人計算装置100とサーバ200とを含む。無人計算装置100とサーバ200は、通信網300を介して相互連結される。
【0099】
図7に図示された無人計算システムは、本実施形態の特徴が不明確になることを防止するために、本実施形態と係わる構成要素のみを図示したものである。従って、
図7に図示された構成要素以外に、他の汎用的な構成要素がさらに含まれてもよいということは、本実施形態と係わる技術分野で当業者であるならば、理解することができるであろう。
【0100】
通信網300は、無人計算装置100とサーバ200とを連結する。例えば、通信網300は、無人計算装置100がサーバ200に接続した後、パケットデータを送受信することができるように、接続経路を提供する。通信網300は、例えば、LANs(local area networks)、WANs(wide area networks)、MANs(metropolitan area networks)、ISDNs(integrated service digital networks)のような有線ネットワーク;無線LANs、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth)、衛星通信、3G、4G、5G、LTEなどの無線ネットワークを網羅することができるが、本発明の範囲は、それらに限定されるものではない。
【0101】
サーバ200は、無人計算装置100の決済ユニット170と通信し、決済を承認することができる。サーバ200は、既登録ユーザの決済手段情報を保存することができる。サーバ200は、ユーザの決済手段情報に連動される口座情報をさらに保存することができる。該口座情報は、出金可能な銀行口座であるか、あるいは出金または代金支払いが可能なクレジットカード情報でもある。サーバ200は、
図7に図示されているように、1つのサーバ装置のみを含む例に限定されるものではなく、複数のサーバ装置を含んでもよい。例えば、サーバ200は、カード社サーバ及び分散管理センターサーバを含んでもよい。それによれば、決済手段情報の認証は、決済手段情報を認証する分散管理センターサーバの一次認証、及び決済手段情報に対応する口座情報を認証するカード社サーバの二次認証を含んでもよい。
【0102】
無人計算装置100と係わっては、
図1ないし
図3を参照して説明した内容が、同一に適用される。
【0103】
無人計算装置100は、制御部110を含む。制御部110は、少なくとも1以上のプロセッサ(processor)に該当するか、あるいは少なくとも1以上のプロセッサを含んでもよい。これにより、制御部110は、マイクロプロセッサや汎用コンピュータシステムのような他のハードウェア装置に含まれた形態によっても駆動される。
【0104】
制御部110は、第1センサユニット121によって、進入端の客体が感知されれば、移送ユニット130を駆動し、商品を進行方向dに移動させ、スキャンユニット160を通過する商品の商品情報をスキャンし、第2センサユニット122によって、進出端の客体が感知されれば、移送ユニット130が含む複数個の移送部のうち少なくとも一つの駆動を止める商品情報スキャンのための一連の動作を制御する。
【0105】
一方、スキャンユニット160は、ユーザが直接持ち、商品の識別情報を手動でスキャンすることができるように、別途に具備されたリーダ機器(図示せず)をさらに含んでもよい。制御部110は、スキャンユニット160によって商品情報がスキャンされていない「未スキャン商品」が存在する場合、ユーザがリーダ機器を利用して、商品情報を手動でスキャンするように、第2表示ユニット142に未スキャン商品情報を表示し、ユーザがリーダ機器を利用してスキャンした未スキャン商品情報の識別情報を獲得するさらなるスキャン処理動作を制御する。
【0106】
制御部110は、獲得された商品情報による総商品金額に対する決済処理を制御する。制御部110は、決済ユニット170に、総決済金額を提供する。決済ユニット170は、ユーザから受信した決済手段情報をサーバ200に伝送し、総決済金額に対する決済承認を、サーバ200から受信する。制御部110は、決済ユニット170が、サーバ200から決済承認を受ければ、決済完了によって提供される画面を、表示ユニット140に表示することができる。
【0107】
図8は、本発明の一実施形態による無人計算処理装置の制御方法を概略的に示したフローチャートである。
【0108】
図8に図示されたフローチャートは、
図1ないし
図7に図示された無人計算システムにおいて、時系列的に処理される段階によって構成される。従って、以下で省略された内容であるとしても、
図1ないし
図7に図示された構成について、以上で記述された内容であるならば、
図8に図示されたフローチャートに同一に適用されもする。
図8に図示されたフローチャートの処理は、制御部110によって制御される。
【0109】
以下では、
図1ないし
図7に図示された構成要素によって、
図8に図示されたフローチャートによる無人計算方法が実行される例について具体的に説明する。
【0110】
まず、段階51で、第1センサユニット121は、客体を感知する。段階51において、第1センサユニット121によって客体が感知されれば、制御部110は、スキャンを開始するために段階52に進む。
【0111】
段階52において、制御部110は、移送ユニット130を駆動させ、スキャンユニット160を通過して移動する商品の商品情報をスキャンする。
【0112】
段階53において、第2センサユニット122が客体を感知すれば、段階52は終了し、段階54に進む。
【0113】
または、段階53において、第2センサユニット122が客体を感知すれば、第1移送部131の駆動を停止させる。その場合、第2センサユニット122によって客体が感知される間には、第1センサユニット121によって客体が感知されても、第1移送部131の駆動を停止させる。ここで、第1センサユニット121によって客体が感知されても、第2センサユニット122によって客体が感知されれば、第1移送部131の駆動を停止させることができるということはいうまでもない。それは、第1購買者が、第2センサユニット122の感知領域である第2領域に移動した状態で、第2購買者が、第1移送部131上に品物を載せても、第2購買者の品物が第1購買者の品物と混ざらないようにするためである。ここで、そのような状態で、第3移送部133と第2移送部132が続けて駆動され、それにより、第3移送部133上と第2移送部132上との商品の商品情報が、スキャンユニット160によってスキャンされるということはいうまでもない。第2センサユニット122が客体を感知した後には、第3移送部133と第2移送部132は、事前設定された時間の間だけ駆動される。第2センサユニット122が客体を感知したということは、第1購買者が、第2領域に移動したということを意味し、従って、第1購買者が購入しようとする商品は、第3移送部133及び/または第2移送部132上にだけ存在する。従って、該商品の商品情報だけスキャンユニット160によってスキャンされればよいわけで、第3移送部133と第2移送部132は、事前設定された時間の間だけ駆動される。その後、段階54に進む。
【0114】
段階54において、決済ユニット170は、スキャンされた商品の総決済金額を決済するための決済手段情報をユーザから入力され、それをサーバ200に伝送し、サーバ200から決済承認を受信することによって、決済を完了する。
【0115】
図9は、
図8の段階52を詳細に図示するフローチャートである。
【0116】
図9を参照すれば、制御部110は、スキャンが開始されれば、段階521、段階522、段階523、段階524にそれぞれ進み、一連の動作を遂行する。
【0117】
まず、段階521において、制御部110は、発光ユニット150を制御する。521段階は、第1センサユニット121の客体感知によって、発光ユニット150を制御する第1発光制御段階である。
【0118】
詳細には、制御部110は、進入端の第1発光ユニット152を第1状態に点灯し、商品を投入することができるということを知らせる。第1状態は、ユーザが直観的に「ON」の意味を認知するように点灯される既設定状態でもある。例えば、第1状態において、第1発光ユニット121は、緑色に点灯されるが、それに限定されず、青色、白など肯定的感じを与える系列の1以上の既設定色相でも点灯される。
【0119】
段階521において、制御部110は、進出端の第2発光ユニット152を第2状態に点灯し、まだ決済が進行中ではないということを知らせることができる。第2状態は、ユーザが直観的に「STOP」の意味を認知するように点灯される既設定状態でもある。例えば、第2状態において、第2発光ユニット152は、赤色に点灯されるが、それに限定されるものではなく、黄色など否定的感じを与える系列の1以上の既設定色相でも点灯される。
【0120】
一方、一実施形態によれば、制御部110は、以前ユーザの決済がいずれも完了し、次のユーザの商品投入が可能な状態になれば、第1発光ユニット121を第1状態に点灯することができる。本実施形態によれば、段階521に進入する前、すでに第1発光ユニット121が第1状態に点灯された状態でもあり、段階521において、制御部110は、第1発光ユニット121の点等状態を維持することができる。
【0121】
本実施形態において、商品投入が可能な状態になり、第1発光ユニット121が第1状態に点灯された状態において、段階521に進む場合、制御部110は、第1発光ユニット121の点等状態を第3状態に変更することができる。該第3状態は、例えば、第1状態と同一色で発光するが、第1状態と異なるパターンで発光する状態でもある。例えば、第1状態は、連続して発光するパターンを有し、第3状態は、フリッカリングしながら発光するパターンを有することができる。第1状態は、商品投入が可能であるが、移送ユニット130が駆動されない状態、第3状態は、移送ユニット130が駆動される状態でもある。
【0122】
本実施形態において、制御部110は、以前ユーザの決済がいずれも完了し、次のユーザの商品投入が可能な状態になれば、第2発光ユニット152を第2状態に点灯することができる。本実施形態によれば、段階521に進入する前、すでに第2発光ユニット152が第2状態に点灯された状態でもあり、段階521において、制御部110は、第2発光ユニット152の点等状態を維持することができる。
【0123】
段階522において、制御部110は、移送ユニット130を制御する。詳細には、制御部110は、ローラRを駆動させてコンベアベルトを回転させ、コンベアベルトに置かれた商品を進行方向dに移送する。
【0124】
段階523において、制御部110は、スキャンユニット160を制御する。詳細には、制御部110は、移送ユニット130によって、進行方向dに移送されながら、スキャンユニット160のスキャン領域に進入した商品の識別情報をスキャンする。制御部110は、複数の商品の識別情報を連続してスキャンし、スキャンされた識別情報を累積的に保存することができる。
【0125】
段階524において、制御部110は、表示ユニット140の表示を制御する。詳細には、制御部110は、進入端で商品を投入するユーザに向けて表示される第1表示ユニット141に、スキャンされた商品の識別情報をリアルタイムで表示することができる。例えば、最も最近スキャンされたN個の商品の識別情報を表示することができる。Nは、1以上の数であり、表示ユニット140の環境によって、適切に設定される。最も最近スキャンされた1つの商品だけ第1表示ユニット141に表示されるように、N=1にも設定される。ユーザは、商品を投入しながら、商品スキャンをリアルタイムで確認することができる。制御部110は、進出端の第2表示ユニット142でスキャンされた商品の全体リスト及び総商品金額を表示することができる。
【0126】
図10は、
図9の段階523を詳細に図示するフローチャートである。
【0127】
図10を参照すれば、段階5231において、スキャンユニット160は、スキャン領域に進入する商品を認識する。スキャンユニット160によって、スキャン領域に進入した商品が認識されれば、段階5232に進む。
【0128】
段階5232において、スキャンユニット160は、段階5231で認識された商品を撮影した映像から、識別情報を認識することができる。段階5231において、商品識別情報が認識されれば、段階5233に進む。段階5231において、商品識別情報が認識されなければ、段階5234に進む。
【0129】
段階5233において、制御部110は、スキャンユニット160によって認識された識別情報をメモリに保存する。詳細には、該識別情報をスキャン商品リストに追加してメモリに保存する。商品がスキャンされることにより、商品の識別情報を含むスキャン商品リストがメモリに保存される。
【0130】
段階5234において、制御部110は、段階5231でスキャン領域に進入した商品の映像を未スキャン商品リストに追加し、メモリに保存することができる。商品の映像は、段階5231において、商品の進入を認識するために撮影されたものであるか、あるいは段階5232において、商品の識別情報を認識するために撮影されたものでもある。
【0131】
本実施形態によれば、
図9の段階524は、スキャンされた商品リスト及び未スキャン商品リストを区分し、第2表示ユニット142に表示する段階でもある。または、スキャンされた商品リストを表示し、未スキャン商品リストを確認するためのボタンを共に表示する段階でもある。その場合、ユーザが未スキャン商品リスト確認ボタンを選択すれば、制御部110は、第2表示ユニット142に、未スキャン商品映像を並べて表示し、ユーザが、当該商品の識別情報を手動でスキャンすることができるように、音声または画面を介して誘導する。ユーザが当該商品の識別情報をスキャンすれば、制御部110は、ユーザによってスキャンされた識別情報を、スキャンされた商品リストに追加する。
【0132】
図11は、
図8の段階51を詳細に図示するフローチャートである。段階51は、スキャン動作を開始するための条件に係わるものである。
【0133】
図11を参照すれば、制御部110は、スキャン動作を開始するために、まず、段階511において、第2センサユニット122の客体感知いかんを判断する。
【0134】
第2センサユニット122が客体を感知すれば、段階512に進まないので、第2センサユニット122が客体を感知している状態で、第1センサユニット121によって客体が感知されても、
図8の段階52に進まない。
【0135】
段階511において、第2センサユニット122の客体感知状態が解除されれば、すなわち、第2センサユニット122の感知領域に客体がそれ以上ないと認識されれば、段階512に進む。
【0136】
段階512において、制御部110は、第1センサユニット121によって客体が感知されれば、次の段階である
図8の段階52に進み、スキャン動作を開始する。
【0137】
一方、
図11に図示されていないが、一実施形態によれば、段階511以前に、決済ユニット170の決済処理が開始された後、決済ユニット170が最終決済承認を受信した否かということを制御部110が判断する段階をさらに含んでもよい。それによれば、制御部110は、以前ユーザの決済処理が開始された後、最終決済承認が受信されていない状態では、以前ユーザがまだ決済中であると判断し、段階511に進まない。
【0138】
ここで、決済処理の開始とは、ユーザが第2表示ユニット142に表示された商品リスト及び金額を確認した後、決済を選択し、決済ユニット170に決済手段情報を入力することができる状態になることを意味する。
【0139】
すなわち、第1ユーザの決済が開始され、決済が終わっていない状態では、次のユーザである第2ユーザの商品スキャンが開始されない。第1ユーザの決済が終わったとしても、第1ユーザが第2センサユニット122の感知領域に相変らず存在すれば、第2ユーザの商品スキャンが開始されない。第1ユーザの決済が完了し、第1ユーザが退場し、それ以上第2センサユニット122の感知領域に存在せず、第1センサユニット121によって第2ユーザ、または第2ユーザの商品が感知されたとき、第2ユーザの商品スキャンが開始される。
【0140】
本実施形態によれば、制御部110は、決済ユニット170の決済開始時点から、決済ユニット170が決済承認を受信する時点までは、センサユニット120の感知と係わりなく、移送ユニット130の駆動を停止させることができる。
【0141】
本実施形態によれば、第1ユーザが決済を終え、商品を手にして第2領域を外れた後、第2ユーザの商品移送が始まるが、第1ユーザと第2ユーザとの商品が共に積載されて混ざり込むことを防止することができる。
【0142】
図12は、
図8の段階54をさらに詳細に図示したフローチャートである。段階54は、決済に係わるものである。
【0143】
図12を参照すれば、段階540において、制御部110は、発光ユニット150を制御する。段階540は、制御部110が第2センサユニット122の客体感知によって発光ユニット150を制御する第2発光制御段階である。
【0144】
段階540において、制御部110は、第2センサユニット122にユーザが進入したことを表示するために、第2発光ユニット152を第1状態に点灯する。第1状態は、ユーザが直観的に「ON」の意味を認知するように点灯される既設定状態でもある。例えば、第1状態として、第2発光ユニット152は、緑色、青色、白色など肯定的感じを与える系列の1以上の既設定色相に点灯されもする。
【0145】
段階540において、制御部110は、ユーザの決済が進められる間、次のユーザが進入端に進入し、商品を投入することを防止するために、進入端に具備された第1発光ユニット121を第2状態に点灯することができる。第2状態は、ユーザが直観的に「STOP」の意味を認知するように点灯される既設定状態でもある。例えば、第2状態として、第1発光ユニット121は、赤色、黄色など否定的感じを与える系列の1以上の既設定色相に点灯されもする。
【0146】
段階541において、制御部110は、決済対象商品に係わるユーザの確認を入力される。例えば、ユーザは、第2表示ユニット142に表示された商品リストを確認した後、「決済」を選択することにより、確認を入力することができ、「決済」が選択されれば、決済ユニット170の決済が開始される。
【0147】
もし未スキャン商品が存在し、第2表示ユニット142に未スキャン商品リストが表示された場合、「決済」ボタンは、非活性化される。ユーザは、未スキャン商品の識別情報を別途のリーダ機器で手動スキャンするか、あるいはスキャンユニット160に再び投入し、識別情報を自動スキャンしなければならず、それによって、スキャンされた識別情報は、スキャン商品リストに追加され、当該商品は、未スキャン商品リストから削除される。未スキャン商品に係わる識別情報スキャンがいずれも完了すれば、「決済」ボタンが活性化され、ユーザは、決済を選択することができる。
【0148】
該決済が開始されれば、決済ユニット170に決済手段情報を入力することができる状態になる。段階542において、ユーザは、決済ユニット170に決済手段情報を入力する。該決済手段情報は、ユーザの生体情報でもある。該決済手段情報は、ユーザの生体情報及び追加情報(例えば、電話番号)を含んでもよい。
【0149】
段階543において、決済ユニット170は、ユーザの決済手段情報をサーバ200に伝送する。
【0150】
段階544において、サーバ200は、段階543で受信した決済手段情報に対する認証を行う。段階544において、サーバ200は、自体的に保存している決済手段情報DB(database)を参照し、段階543で受信した決済手段情報が、DBでの既登録情報と一致するか否かということを確認し、一致する場合、決済手段情報を認証する。
【0151】
段階545において、サーバ200は、認証結果を決済ユニット170に伝送する。もし段階545で伝送された認証結果が「認証失敗」である場合、段階546に進まずにプロセスを終了し、制御部110は、第2表示ユニット142に、認証失敗に係わる情報、及び決済手段情報再入力案内情報を表示することができる。
【0152】
図12に、図示されていないが、段階545と段階546との間に、制御部110が、第2表示ユニット142に、決済手段情報の認証結果を表示することができる。また、制御部110が、第2表示ユニット142のタッチスクリーンから、ユーザの最終決済承認要請を入力され、段階546に進むことができる。
【0153】
段階546において、決済ユニット170は、当該決済手段情報への決済承認をサーバ200に要請する。
【0154】
段階547において、サーバ200は、最終決済を承認する。
【0155】
段階548において、サーバ200は、最終決済承認結果を決済ユニット170に伝送する。
【0156】
段階549において、制御部110は、決済承認結果を第2表示ユニット142に表示し、ユーザが見ることができるようにし、電算的に決済を完了処理する。
【0157】
段階549において、決済ユニット170は、領収証を出力することができる。
【0158】
段階543ないし段階548において、無人計算装置100とサーバ200との通信は、決済ユニット170端で行われるように説明されたが、それに限定するものではない。例えば、サーバ200との通信は、決済ユニット170端、または制御部110端でもなされる。
【0159】
図13は、
図12の段階544の他の実施形態を図示したフローチャートである。
【0160】
図13を参照すれば、サーバ200の認証は、二段階からなる。本実施形態において、サーバ200は、第1サーバ210及び第2サーバ220を含んでもよい。第1サーバ210及び第2サーバ220は、物理的に区分されるが、それに限定されるものではなく、機能的だけでも区分される。第1サーバ210は、決済手段情報と連繋された口座情報、例えば、クレジットカード情報を管理し、第2サーバ220は、決済手段情報自体、例えば、生体情報を管理し、決済手段情報の有効性を認証することができる認証モジュールを備えることができる。
【0161】
段階5441において、第1サーバ210は、段階543で受信した決済手段情報に対する認証を、第2サーバ220に要請する。段階5442において、第2サーバ220は、決済手段情報の有効性を認証することができる。
【0162】
段階5443において、第2サーバ220は、決済手段情報に対する認証結果を、第1サーバ210に伝送する。もし第2サーバ220の認証結果が認証失敗である場合、段階5444に進まず、プロセスが終わり、制御部110は、第2表示ユニット142に、認証失敗に係わる情報、及び決済手段情報再入力案内情報を表示することができる。該認証結果が認証成功であるならば、段階5444に進む。
【0163】
段階5444において、第1サーバ210は、段階543で受信した決済手段情報に対応する口座情報を認証する。
【0164】
段階5444で認証に成功し、
図12の段階547で決済が承認されれば、段階543で受信した決済手段情報に対応する口座情報、例えば、ユーザのクレジットカードで代金が決済される。
【0165】
決済ユニット170は、スキャンされた全て商品価格の決済を進める。一実施形態によれば、決済ユニット170は、ユーザから決済手段情報を獲得し、決済手段情報をサーバ(図示せず)に伝送し、決済承認を受けることによって決済を進める。該決済手段情報は、ユーザの生体情報を含んでもよい。例えば、該生体情報は、ユーザの手の平で認識された静脈パターンから抽出される情報でもある。該決済手段情報は、ユーザの生体情報を補完する追加情報をさらに含んでもよい。例えば、該追加情報は、ユーザから直接入力される携帯電話番号でもある。ユーザは、本人認証のために、事前に自分の生体情報と追加情報とを連動させ、サーバ(図示せず)に登録することができる。該サーバ(図示せず)は、決済ユニット170から決済手段情報を受信し、該決済手段情報の認証に成功すれば、決済を承認し、承認結果を決済ユニット170に提供することができる。
【0166】
前述の実施形態において、制御部110は、第2センサユニット122が客体を感知すれば、移送ユニット130の駆動を停止したが、本発明は、他の方式によっても具現される。例えば、制御部110は、ユーザが第2表示ユニット142に表示された商品リストを確認し、「決済」を選択すれば、移送ユニット130の駆動を停止させることができる。
【0167】
前述の実施形態において、制御部110は、スキャンが終わり、第1ユーザが決済を進める間、第1表示ユニット141に広告を提供し、待機ラインで待機する第2ユーザに広告を露出させることができる。
【0168】
前述の実施形態において、制御部110は、スキャンが進められている最中、第2表示ユニット142に広告を提供し、他のユーザに広告を露出させることができる。
【0169】
なお、
図7ないし
図13に図示された本発明の一実施形態による方法は、コンピュータで実行されるプログラムで作成可能であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を利用し、前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータでも具現される。前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、マグネチック記録媒体(例えば、ROM(read-only memory)、フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD−ROM(compact disc read only memory)、DVD(digital versatile disc)など)のような記録媒体を含む。
【0170】
以上、本発明は、図面に図示された一実施形態を参照して説明したが、それらは例示的なものに過ぎず、当該分野で当業者であるならば、それらから多様な変形、及び実施形態の変形が可能であるという点を理解するであろう。従って、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決められるものである。