(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-92493(P2019-92493A)
(43)【公開日】2019年6月20日
(54)【発明の名称】折り畳みと組立てが簡単な箱体、及びこの箱体を用いたペット小屋
(51)【国際特許分類】
A01K 1/02 20060101AFI20190530BHJP
【FI】
A01K1/02 C
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2018-44885(P2018-44885)
(22)【出願日】2018年3月13日
(31)【優先権主張番号】201711168055.3
(32)【優先日】2017年11月21日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】518086136
【氏名又は名称】シァメン サニーペット プロダクツ カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Xiamen Sunnypet Products Co.,Ltd
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】コォンジ ルゥ
【テーマコード(参考)】
2B101
【Fターム(参考)】
2B101AA13
2B101AA20
2B101FB02
2B101FB03
2B101FB04
2B101GA03
(57)【要約】 (修正有)
【課題】折り畳みと組立てが簡単な箱体を提供する。
【解決手段】箱体は左側板11、右側板12、前側枠13、後側枠14、底板15及び上蓋16を含み、左側板と右側板は何れも二つ又は複数のサイド板が回転接続部材を用いて接続されることで形成され、底板が回転接続端と活動端を有し、回転接続端は回転接続部材によって後側枠の下部に接続され、活動端が前側枠の下部に対応して支持され、後側枠の両端の内側にそれぞれ垂直エッジ141が設けられ、垂直エッジの幅が底板の厚さ以上であり、左側板と右側板の一端が回転接続部材によって垂直エッジに接続され、他端が前側枠に接続され、上蓋は360°回転接続部材によって前側枠の上部に接続され、底板は上へ回転して後側枠の内壁に寄りかかり、左側板及び右側板のサイド板が順に折り畳まれることで、前側枠と後側枠が向かい合って近づくように移動し、箱体が折り畳まれる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳みと組立てが簡単な箱体であって、
左側板、右側板、前側枠、後側枠、底板及び上蓋を含み、
前記左側板と右側板はいずれも、二つ又は複数のサイド板が回転接続部材を用いて垂直方向に接続されることで形成され、
前記底板は一つの回転接続端と一つの活動端を有し、前記回転接続端が回転接続部材によって前記前側枠の下部/後側枠の下部に回転可能に接続され、前記活動端の底面が前記後側枠の下部/前側枠の下部に対応して支持され、
前記前側枠又は後側枠の両端の内側にそれぞれ一つの垂直エッジが設けられ、前記垂直エッジの前記左側板の長さ延伸方向に沿った長さが前記底板の厚さ以上であり、
前記左側板と右側板の一端が回転接続部材によって前記垂直エッジに接続され、他端が前記後側枠/前側枠に対応して接続され、
前記上蓋は360°回転接続部材によって前記前側枠/後側枠の外壁の上部に接続され、前記上蓋は下へ回転して前記前側枠又は後側枠の外側壁に寄りかかることが可能であり、
前記底板は上へ回転して前記前側枠/後側枠の内壁に寄りかかり、
前記左側板及び右側板のサイド板が順に折り畳まれることで前側枠と後側枠が向かい合って近づくように移動し、箱体が折り畳まれることを特徴とする、折り畳みと組立てが簡単な箱体。
【請求項2】
前記左側板と右側板はいずれも、二つのサイド板がヒンジを用いて接続されることで形成され、前記後側枠の下部又は前側枠の下部に一つの支持ロッドが設置され、前記底板の底面が前記支持ロッドの頂面において水平に支持され、前記底板に一つの取っ手孔が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の折り畳みと組立てが簡単な箱体。
【請求項3】
前記支持ロッドに隣接する左右2つのサイド板の底部には、支持ロッドとマッチする一つの迂回溝が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の折り畳みと組立てが簡単な箱体。
【請求項4】
前記前側枠の内部に門板又は布材が設置され、前記後側枠の内部にも門板又は布材が設置されていることを特徴とする、請求項1に記載の折り畳みと組立てが簡単な箱体。
【請求項5】
ペット小屋であって、
請求項1から4のいずれか一項に記載の箱体を含み、
前記箱体の前側枠又は後側枠にペット出入り口が設けられていることを特徴とするペット小屋。
【請求項6】
前記左側板と右側板はいずれも二つのサイド板が接続されることで形成され、
前記二つのサイド板の頂面が接続されて傾斜面構造を形成し、なお、前記傾斜面の比較的に高い一端に対応する前側枠/後側枠が比較的に低い一端に対応する後側枠/前側枠より高く、
前記上蓋は前記前側枠及び後側枠の頂面に傾斜して搭載されることを特徴とする、請求項5に記載のペット小屋。
【請求項7】
前記左側板と右側板はいずれも二つのサイド板が接続されることで形成され、
前記二つのサイド板の頂面が逆「V」字形構造を形成し、
前記上蓋は二つの頂板を含み、二つの前記頂板がそれぞれ前記左側板と右側板の頂面に対応して被覆することを特徴とする、請求項5に記載のペット小屋。
【請求項8】
二つの前記頂板の一端がそれぞれ360°回転接続部材によって、前記前側枠の上部と後側枠の上部に対応して接続され、他端が対応して組み付けられることを特徴とする、請求項7に記載のペット小屋。
【請求項9】
二つの前記頂板の他端が対応して組み付けられて、「人」字形構造を形成することを特徴とする、請求項8に記載のペット小屋。
【請求項10】
一つの前記頂板の一端が360°回転接続部材によって、前記前側枠/後側枠の外壁の上部に接続され、
前記頂板の他端が回転接続部材によって、もう一つの前記頂板に接続されることを特徴とする、請求項7に記載のペット小屋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は家具分野に関し、より具体的には折り畳みと組立てが簡単な箱体及びこの箱体を用いたペット小屋に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の箱体構造の家具について、運搬における運搬コストを抑えるために、多くのメーカーでは複数部材を分解組み立てる構造にして、製品の包装体積を小さくしている。このような分解組み立て式の箱体構造は部品が多く、説明書を参照しながら組み立てる必要があり、位置を決めるにも他人の助けを必要とし、組立ての難易度が高いだけではなく、所要時間も長く、完成するまでに約10〜20分の時間がかかるわりに、組立て後の箱体構造は安定性に欠けるものである。これに対し、本発明は折り畳み及び組当てが簡単な箱体及びこの箱体を用いたペット小屋を提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
折り畳みと組立てが簡単な箱体及びこの箱体を用いたペット小屋を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、従来の箱体又はペット小屋の構成部品が多く、組立て難易度が高く、一人で完成させるのが難しく、所要時間が長いなどの欠点を補うために、折り畳みと組立てが簡単な箱体及びこの箱体を用いたペット小屋を提供する。
【0005】
本発明において以下の技術方案を用いる。
【0006】
折り畳みと組立てが簡単な箱体は左側板、右側板、前側枠、後側枠、底板及び上蓋を含み、前記左側板と右側板はいずれも二つ又は複数のサイド板が回転接続部材を用いて垂直方向に接続されることで形成され、前記底板が一つの回転接続端と一つの活動端を有し、前記回転接続端が回転接続部材によって前記前側枠の下部/後側枠の下部に回転可能に接続され、前記活動端の底面が前記後側枠の下部/前側枠の下部において対応して支持され、前記前側枠又は後側枠の両端の内側にそれぞれ一つの垂直エッジが形成され、前記垂直エッジの前記左側板の長さ延伸方向に沿った長さが前記底板の厚さ以上であり、前記左側板と右側板の一端が回転接続部材によって前記垂直エッジに接続され、他端が前記後側枠/前側枠に対応して接続され、前記上蓋が360°回転接続部材によって前記前側枠/後側枠の外壁の上部に接続され、前記上蓋が下へ回転して前記前側枠又は後側枠の外側壁に寄りかかることが可能であり、前記底板が上へ回転して前記前側枠/後側枠の内壁に寄りかかり、前記左側板及び右側板のサイド板が順に折り畳まれることで前側枠と後側枠が向かい合って近づくように移動し、箱体が折り畳まれる。
【0007】
さらに、前記左側板と右側板はいずれも二つのサイド板がヒンジによって接続されることで形成される。
【0008】
さらに、前記後側枠の下部又は前側枠の下部に一つの支持ロッドが設置され、前記底板の底面が前記支持ロッドの頂面において水平に支持され、前記底板において一つの取っ手孔が設けられる。
【0009】
さらに、前記支持ロッドに隣接する左右二つのサイド板の底部に、支持ロッドにマッチする迂回溝が設けられる。
【0010】
さらに、前記前側枠の内部に門板又は布材が設置され、前記後側枠の内部にも門板又は布材が設置される。
【0011】
本発明はさらに、前記折り畳みと組立てが簡単な箱体を含み、且つこの箱体の前側枠又は後側枠にペット出入り口が設けられたペット小屋を提供する。
【0012】
さらに、前記左側板と右側板は何れも二つのサイド板が接続されることで形成され、前記二つのサイド板の頂面が接続されて傾斜面構造を形成し、かつ、この傾斜面の比較的に高い一端に対応する前側枠/後側枠が比較的に低い一端に対応する後側枠/前側枠より高く、前記上蓋が前記前側枠及び後側枠頂面に傾斜して搭載される。
【0013】
さらに、前記左側板と右側板は何れも二つのサイド板が接続されることで形成され、前記二つのサイド板の頂面が逆「V」字形構造を形成し、前記上蓋は二つの頂板を含み、二つの頂板がそれぞれ前記左側板と右側板の頂面に対応して被覆する。
【0014】
二つの前記頂板の一端がそれぞれ360°回転接続部材によって、前記前側枠の上部と後側枠の上部に対応して接続され、他端が対応して接続される。
【0015】
さらに、二つの前記頂板の他端が対応して組み付けられて、「人」字形構造を形成する。
【0016】
さらに、一つの前記頂板の一端が360°回転接続部材によって前記前側枠/後側枠の外壁の上部に接続され、この頂板の他端が回転接続部材によってもう一つの前記頂板に接続される。
【0017】
本発明構造に関する以上の説明からわかるように、従来の技術と比べて、本発明は以下の利点を有する。
【0018】
1、本発明の箱体は一体化構造であり、底板の一端が回転接続部材によって前側枠又は後側枠に接続されるため、上に回転することが可能であり、かつ、前側枠又は後側枠の両端の内側と二つの折り畳み可能な左側板及び右側板との間に、さらに垂直エッジを設置することで、左側板と右側板が内へ折り畳まれた時に上へ回転して前側枠又は後側枠の内側の底板に寄りかかって衝突することを防止できる。上蓋は360°回転接続部材によって前側枠又は後側枠の上部に接続され、折り畳む時に、上蓋がまず上へ回転して垂直状態になった後、下へ180°回転して前側枠又は後側枠の外壁に寄りかかり、次に底板が回転して前側枠又は後側枠の内側に寄りかかり、最後に左側板及び右側板が内側へ折り畳まれて層状構造となる。組み立てる時に、まず左側板及び右側板を平面体に広げて、次に底板を回転させて水平状態にして、最後に上蓋を上へ回転させて左側板及び右側板の頂面に折り曲げて搭載すればよい。
【0019】
2、本発明の箱体は、折り畳む時に、いずれの接続部材も取り外す必要がなく、上蓋が下へ回転して前側枠又は後側枠の外壁に寄りかかり、底板が回転して前側枠又は後側枠の内側に寄りかかり、さらに左側板及び右側板を内側へ折り畳んで層状構造を形成し、箱体の包装収納体積を大きく減らすことができる。組み立てる時も、いずれの接続部材を固定する必要がなく、上蓋、底板を回転させて、左側板と右側板を広げるだけでよい。この箱体は折り畳みも組立ても非常に便利で、箱体の解体及び組立て難易度を低減させ、かつ折り畳み及び組立ての時間を短縮した。また、前記構造の箱体は物置としても用いることができる。
【0020】
3、本発明のペット小屋は、上蓋を有する箱体によって一体化に構成され、折り畳み及び組立てに別途接続部材を必要とせず、折り畳んだ後の体積が小さく、運搬し易いだけではなく、組立ても非常に簡単であり、説明書を参照しながら他人の助けを借る必要なく、一人で短時間に素早く完成することできる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の実施例の折り畳み状態の構造概略図である。
【
図2】本発明の実施例の左側板、右側板が半開き状態の構造概略図である。
【
図3】本発明の実施例の底板が下に回転された構造概略図である。
【
図6】本発明の実施例の上蓋が上に回転された構造概略図である。
【
図7】本発明の実施例の組立て完成後の構造概略図である。
【
図8】本発明の実施例二の底板が下に回転された構造概略図である。
【
図9】本発明の実施例二の上蓋が上に回転された状態の構造概略図である。
【
図10】本発明の実施例二の組立て完成後の構造概略図である。
【
図11】本発明の実施例三の底板が下に回転された構造概略図である。
【
図13】本発明の実施例三の上蓋が上に回転された構造概略図である。
【
図14】本発明の実施例四の上蓋が上へ回転された状態の構造概略図である。
【
図15】本発明の実施例四の組立て完成後の構造概略図である。
【
図16】本発明の実施例五の上蓋が上に回転された状態の構造概略図である。
【
図17】本発明の実施例五の組立て完成後の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下は、図面を参照しながら本発明の具体的な実施形態を説明する。
【0023】
(実施例一)
折り畳みと組立てが簡単な箱体は、
図1から
図7が示すように、左側板11、右側板12、前側枠13、後側枠14、底板15及び上蓋16を含む。なお、左側板11と右側板12はいずれも、二つ又は複数のサイド板が回転接続部材を用いて垂直方向に接続されることで形成され、好ましくは、左側板と右側板はいずれも二つの同じ幅のサイド板が回転接続部材を用いて接続されることで形成される。前側枠13の内部に門板又は布材が設置され、後側枠14の内部にも門板又は布材が設置され、前側枠13と後側枠14内に門板が設置されている場合、門板と前側枠13又は後側枠14が一体化して側板構造を形成する。底板15は一つの回転接続端と一つの活動端を有し、なお、回転接続端が回転接続部材によって後側枠14の下部又は前側枠の下部に回転可能に接続され、本実施が例示する底板の回転接続端は後側枠14の下部に接続され、活動端の底面が前側枠13の下部において対応して支持されている。前側枠13の下部に一つの支持ロッド131が設けられ、底板15の活動端の底面が支持ロッド131の頂面において水平に支持され、底板15を引きやすいように、底板15に取っ手孔150が設けられている。
【0024】
図1から
図3を参照すると、前記後側枠14の両端の内側にそれぞれ一つの垂直エッジ141が設けられ、垂直エッジ141の左側板11の長さ延伸方向に沿った長さが底板15の厚さ以上であり、両側の垂直エッジ141がそれぞれ左側板11と右側板12の幅方向に突出せず、二つの垂直エッジの間に、上へ回転する底板15を収容するあに十分な空間を確保するものである。左側板11と右側板12の一端が回転接続部材によって垂直エッジ141に接続され、他端が前側枠13に対応して接続され、底板15が上に回転して後側枠14の内壁に寄りかかり、左側板11及び右側板12のサイド板が順に折り畳まれると、前側枠13と後側枠14が向かい合って近づくように移動して、箱体が折り畳まれる。
【0025】
図6と
図7を参照すると、前記上蓋16は360°回転接続部材によって前側枠13又は後側枠14の外壁の上部に接続され、前記上蓋16は下へ回転して前記前側枠13又は後側枠14の外側壁に寄りかかることができる。
【0026】
前記底板15は、複数のサイド板が回転接続部材を用いて接続されることによって形成されてもよい。前記回転接続部材は一般的なヒンジであることが好もしいが、360°回転接続部材は両開きヒンジを用いることが好ましい。
【0027】
前記構造の箱体は、折り畳む時に、上蓋16がまず上に回転して垂直状態になった後、下へ180°回転して前側枠13又は後側枠14の外壁に寄りかかり、次に底板15が回転して前側枠13又は後側枠14内側に寄りかかり、最後に左側板11及び右側板12が内側へ折り畳まれて層状構造になる。組み立てる時に、まず左側板11及び右側板12を平面体に広げて、次に底板15を回転させて水平状態にして、最後に上蓋16を上へ回転させて、左側板11及び右側板12の頂面に折り曲げて設置すればよい。
【0028】
(実施例二)
図8から
図10を参照すると、本実施例は実施例一の箱体をベースに、前記箱体の構造を含み、かつ箱体の前側枠13(又は後側枠)にペット出入り口132を有するペット小屋を提供する。前記箱体内の支持ロッド131に隣接する左右二つのサイド板の底部に、支持ロッド131にマッチする迂回溝133が設けられている。本実施例の前側枠13と後側枠の頂面はいずれも平面であり、且つ高さが同じであり、左側板11と右側板12は二つの同じサイド板が接続されることで形成され、二つのサイド板の頂面と前側枠13及び後側枠14の頂面が揃えて設置され、上蓋16が前側枠13及び後側枠14の頂面を水平に被覆している。
【0029】
(実施例三)
図11から
図13を参照すると、本実施例のペット小屋は、左側板11と右側板12が二つのサイド板111が接続されることで形成され、前記二つのサイド板の頂面が接続されて傾斜面構造を形成し、なお、この傾斜面の比較的に高い一端に対応する前側枠13(又は後側枠)が比較的に低い一端に対応する後側枠14(又は前側枠)より高く、上蓋16が前側枠13及び後側枠14の頂面に傾斜して搭載されている。
【0030】
(実施例四)
図14と
図15を参照すると、本実施例のペット小屋は、左側板11と右側板12が二つの対称的なサイド板111が接続されることで形成され、この二つのサイド板111の頂面が逆「V」字形の構造を形成し、上蓋16は二つの頂板161を含み、その一つの頂板の一端が360°回転接続部材によって前記後側枠(又は前側枠)の外壁の上部に接続され、前記頂板161の他端が回転接続部材によってもう一つの前記頂板161に接続される。二つの頂板161はその接続部分においてそれぞれ接続板162を有し、雨水が二つの頂板161の接続部分からペット小屋内に侵入しないように、この二つの接続板162は楔形構造によって密接して突き合わせられている。
【0031】
(実施例五)
図16と
図17を参照すると、本実施例のペット小屋と実施例四の主な相違点は上蓋にあり、本実施例の上蓋16も二つの頂板を含み、二つの頂板161の一端がそれぞれ360°回転接続部材によって前側枠13の上部と後側枠14の上部に対応して接続されるが、他端が「人」字形構造に対応して搭載されることで、雨水がペット小屋内に入ることを防止できる。
以上は本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明の設計構想はこれに限定されず、この構想を利用して本発明に行った非実質的な変更は、全て本発明の保護範囲を侵害する行為と見なすべきである。