【解決手段】遊技装置は、媒体発行処理だけでなく表示発行処理による発行処理が可能となるので、媒体発行処理が何らかの理由で滞っても、表示発行処理により発行処理が滞る虞を低減できる。また、例えば表示発行処理により表示された発行情報を撮像やメモ書きし、その情報を持玉の提供先にメールすることで持玉を提供可能になるといった運用も想定でき、このような運用により遊技者の利便性が向上する。
前記発行情報受付手段は、表示された発行情報を撮像した画像を読取り可能であり、当該画像を読取ることで発行情報を受付可能であることを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は遊技場用システムの全体構成を概略的に示す図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技装置2(管理手段、媒体発行手段、表示発行手段、媒体受付手段、発行情報受付手段、監視手段)及び情報表示装置3が設置されている。遊技機1、遊技装置2及び情報表示装置3は、中継装置4及びLAN5を介して管理装置6(発行情報管理手段)と接続されている。また、遊技場にはPOS7(景品交換端末)や残金精算機(図示せず)等の各種端末も設置されており、これらPOS7や残金精算機もLAN5を介して管理装置6と接続されている。尚、
図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。
【0009】
管理装置6は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード8、モニタ9及びプリンタ(図示せず)等が接続されている。管理装置6は、遊技機側(遊技機1、遊技装置2等)から出力される遊技信号を入力し、遊技機1毎の遊技データや会員登録された会員毎の個人データ等を管理する。
【0010】
図2は遊技機1の正面図である。遊技機1は所謂封入式のCR(カードリーダ)パチンコ機で、遊技者が所有する残金や持玉や貯玉を変換した遊技玉数を記憶しており、その遊技玉数を消費してパチンコ玉を発射するように構成されている。つまり、遊技機1が記憶している遊技玉数が残っていることを条件として内部のパチンコ玉が発射装置に供給され、その供給されたパチンコ玉が盤面10に発射される。遊技機1の下部には盤面10に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル11が設けられていると共に、盤面10の下方には、残高を遊技玉に変換するための貸出釦12、記録媒体発行用の返却釦13、残高を示す残高表示部14、遊技玉数を示す遊技玉表示部15、遊技玉を持玉へ変換するための計数釦16が並設され、さらにそれらの下方には装飾用パネル17が設けられている。盤面10には、普図表示部18、普図保留表示部19、特図表示部20、普図入賞口21、第1一般入賞口22、第2一般入賞口23、第1保留数表示部24、第2保留数表示部25、第1始動口26、第2始動口27、大入賞口28を有する。
【0011】
遊技機1は以下のように動作する。
(1)第1始動口26は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)、第2始動口27は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)であり、各始動口26,27への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を特図表示部20にて行う図柄変動(単位遊技)にて報知し、その変動結果に応じて大当りや小当り(特定状態)となる。
【0012】
(2)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
【0013】
(3)大当り抽選の当選確率(大当り確率)は1/319であり、大当りが発生すると振分けられたラウンド(R)分だけ大入賞口28を開放する。1Rの上限入賞数は9個、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数またはラウンド上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。尚、ラウンド振分は4Rが50%、6Rが30%、9Rが20%となっている。
【0014】
(4)大当りが終了すると確変(ST)となり、ST中は大当り確率が1/74に向上すると共に、第2始動口27の入賞率が高くなる時短状態(時短)となる。そして、振分抽選により、50%の突入率にて次の大当りが発生するまで小当りが頻出(小当りとなる確率が向上)する小当りRUSH状態(小当りRUSH)になる。尚、STは次回大当りの発生、150回の図柄変動、図柄変動毎に行われる転落抽選(転落確率1/200)に当選の何れかとなるまで継続し、大当りが発生しない場合、その後は通常状態となる。
【0015】
(5)第2始動口27は普図入賞口21への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普
図1回の変動時間は通常状態では30秒、時短では3秒となる。また、開放時間は通常状態では0.3秒、時短では5秒となる。即ち、時短では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口27の入賞率が高くなる。
【0016】
(6)各一般入賞口22,23はST中に盤面10の右側を狙って打つ所謂右打ちを行った場合であっても入賞可能な位置に設けられており、各一般入賞口22,23に入賞(一般入賞)した場合には10個の賞球はあるが、図柄変動等は行われない。
【0017】
以上は機種Aを例にして説明したが、例示した値や発生し得る特別状態等のスペックは例えば機種Bであればラウンドの振分が異なるといったように機種に応じて様々となる。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打ち込みや各始動口26,27への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
【0018】
アウト信号=遊技機1から出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定。尚、封入式でない場合には消費玉を回収するアウトBOXから出力される信号でも良い。
【0019】
セーフ信号=遊技機1から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号。入賞に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。また、玉を実際に払出した際に出力される実セーフ信号と、入賞に応じて払出が予約された場合に出力される入賞セーフ信号とがある。
【0020】
スタート信号=遊技機1から出力される始動入賞(S入賞)により変動(作動)する特図表示部20(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)、及びスタート(スタート処理数)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので信号入力に応じてスタート処理を特定。尚、始動口へ入賞したことを示すS入賞信号により代用しても良い。
【0021】
大当り信号=遊技機1から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号入力中を大当り中として特定する。
特別状態信号=遊技機1から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。第2始動口27の入賞率が向上する特別状態中(時短中(確変時を含む))にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定するが、大当り中にも出力する信号でも良く、その場合は、特別状態信号は入力するが大当り信号は入力しない期間を甘中と判定すれば良い。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。また、大当り信号と特別状態信号のいずれも入力していない期間を通常状態として特定する。
【0022】
遊技装置2は、遊技機1の遊技状態を示す状態表示灯29、貨幣(貨幣価値、有価価値)が投入される貨幣投入口30、遊技者識別用等のカメラ31(
図1では保護カバーのみを図示)、遊技者からの操作入力を受付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当り確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部32、一般カードや会員カードの記録媒体が挿入されるカード挿入口33等を有する。
【0023】
遊技装置2は以下のように動作する。
(1)貨幣を受付する(貨幣受付処理)と、遊技機1と遊技装置2との双方に入金額が残高に加算して表示され、残高がある状態で遊技機1の貸出釦12を押下げ(貸出操作、付与操作)すると貸出1単位(例えば500円)分が貸出玉として遊技玉(遊技価値情報、詳細は後述)に変換され(対価付与処理)、レートに応じた対価分が残高から引落とされる。尚、貨幣は複数回の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
【0024】
(2)対応する遊技機1は所謂封入式であり、盤面10に打ち出された玉は循環し、入賞した場合であっても遊技機1外には払出されないことから、盤面10への玉の打出し(使用)に応じて遊技玉を減算し、入賞に応じて遊技玉を加算する(入賞付与処理)ことで遊技玉を管理する。一方で持玉(獲得遊技価値)を遊技玉と区別して管理しており、持玉は直接的には遊技に使用できないが、後述する変換操作に応じて貸出1単位分の持玉を変換玉として遊技玉に変換する変換処理(対価付与処理)を行う。この場合、変換率を別途設けても良いが、本実施形態では1:1としている。以下の計数処理についても同様である。
【0025】
(3)遊技機1の計数釦16が押下げられた場合は、遊技玉を計数玉として持玉に変換して増加し(計数処理)、それに伴って遊技玉を減少させる。この場合、1回の押下げに応じて1玉が変換対象となるが、押下げられた状態が継続すると、連続的且つ加速的に変換可能とする。このようにして遊技玉と持玉とが更新され、残高や持玉が残存する状態で遊技機1の返却釦13を押下げる等の発行操作が行われると、記録媒体に残高や持玉を対応付けて発行する(媒体発行処理)。尚、持玉の一部や残高のみを発行対象とする分割発行も可能とする。また、記録媒体を受付けた場合(媒体受付処理)や後述する発行番号を受付けた場合(発行情報受付処理)は、その残高や持玉を引継ぐが、残高や持玉が所定数以下である等により特定される媒体受付条件(本実施形態では双方0であること)が成立している場合に限り記録媒体等を受付可能とする。
【0026】
(4)発行処理は遊技機1における遊技玉に応じた発行条件が設けられ、本実施形態では遊技玉が所定数(0)以下、つまり遊技玉=0となることで発行条件が成立して全発行処理が可能となる。よって、遊技機1との通信により、遊技への使用や計数処理等により遊技玉が0になるとその旨が遊技装置2に通知され、発行条件が成立すると全発行処理が許容される。遊技玉が0になった旨はその状態となったときにその旨を示す信号を送信すれば良いが、常時、遊技装置2にて遊技玉を更新可能な遊技玉信号を遊技機1から受信して遊技玉を更新することで発行条件が成立した旨を特定しても良い。
【0027】
(5)中継装置4とのシリアル通信により管理装置6にて貨幣受付処理や対価付与処理、残高や持玉、貸出玉数、変換玉数、入金額、計数玉数や貸出玉数や貸出玉の対価となる売上額、及び記録媒体の受付や発行処理等の各種情報を特定可能とするが、これらをパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)にて特定可能としても良い。尚、遊技機1との通信は中継装置4を介さず、遊技機1と遊技装置2とで直接通信しても良いし、中継装置4を介して通信しても良い。
【0028】
管理装置6では持玉の発行処理を行う全端末を対象として
図4の発行履歴を管理しているが、
図4では発行端末0001、即ち、1番台に対応した遊技装置2について抽出した発行履歴を示している。
【0029】
発行番号は、発行端末と連番とを示す持玉を特定可能な持玉識別情報、発行時刻は発行処理に対応した時刻、発行種別は「分割」と「全発行」とのいずれか、発行媒体は「画像」と「記録媒体」とのいずれか、玉数は発行対象となった持玉数、暗証番号は発行処理時に入力した暗証番号、ワゴンは後述するワゴン選択操作やリモコン操作等に応じたワゴンに対応した発行処理であるか、受付時刻は発行した情報を受付けた時刻(空欄は受付前を示す。受付端末も同様)、受付端末は発行した情報を受付けた端末(0002等の数値のみの場合は遊技装置2を、その他の端末はPOS7等、受付けた端末とその識別番号とを示す識別情報により構成)を示している。
【0030】
これらの情報は管理装置6にて管理されるが、各端末でも自端末にて処理した情報は管理可能なので表示対象にできることから、各端末においても管理装置6や他の端末との通信に応じて各情報を特定し、表示可能としても良い。また、各端末にて表示する場合、暗証番号を非表示可能にする等、項目単位で非表示にするか否かを設定可能とする。
【0031】
以上のような発行履歴を確認可能とすることで、後述するように記録媒体と同等に機能するQRコード(登録商標、発行情報)を撮像しなかった場合や、撮像した画像を消去等して紛失した場合でも発行番号を確認して入力することで対応可能となる。また、従来と同様に持玉の所有者ではない不正者がQRコードを表示した場合等にそのQRコードの受付や使用等を抑制する所謂盗難登録にも対応可能となる。
【0032】
さて、遊技装置2にて共有発行操作(分割発行操作)を行う場合について説明する。
図3は遊技装置2による共有発行に関連した液晶表示部32の表示例を示しており、
図3(a)は待機状態で表示される待機画面を示している。この待機画面には、貸出レート34、貸出1単位分の玉数35、来場者に対する案内表示36、挿入されている記録媒体の種別37(一般カードまたは会員カード)、入金残高表示部38、持玉表示部39、「持玉払出」釦40がそれぞれ表示されている。
【0033】
図5は遊技装置2による共有発行に関連した処理を示すフローチャートである。遊技装置2は、待機状態では、計数処理が有るか(S1:NO)、媒体受付条件が成立中か(S2:YES)、記録媒体を受付中か(S3:NO)、管理装置6とオンライン中か(S4:YES)、QRコード撮像か(S5:NO)、発行番号及び暗証番号受付か(S6:NO)、発行操作が有るか(S10:NO)、貸出釦12が押下げか(S19:NO)、「持玉払出」釦40が押下げ(変換操作)か(S22:NO)を判定する待機フローを実行している。
【0034】
遊技者が遊技を開始すべく入金してから遊技機1の貸出釦12を押下げすると(S19:YES)、対価分の残高があることを条件として(S20:YES)、貸出処理を行う(S21)。この貸出処理では、遊技玉を貸出1単位分加算すると同時に変換した分の残高を減算する更新を行う。この場合、一旦、遊技玉に代えて持玉を加算し、「持玉払出」釦40の押下げに応じた変換処理にて遊技玉を加算するようにしても良い。
【0035】
遊技玉は、上述した貸出処理や入賞や持玉を対価とした変換処理等によって加算される一方、盤面10への玉の発射や後述する計数処理によって減算される。遊技者は、遊技玉が0となるまで遊技機1にて遊技することができ、遊技玉が0となった場合は、貸出処理に加えて持玉や貯玉を対価とした変換処理により遊技玉に変換することで遊技を継続することができる。また、遊技者は、持玉や残高が記録された記録媒体を保有している場合は、その記録媒体を遊技装置2に挿入して持玉や残高を更新し、その持玉や残高を遊技玉に変換することで遊技機1にて遊技可能となる。
【0036】
ここで、遊技装置2が記録媒体を受付けるには、媒体受付条件が成立していることが必要である(S2)。この媒体受付条件は、持玉=0等、持玉数が所定数以下であり持玉が無いとみなすことができることを条件に成立する。この媒体受付条件が成立している場合において(S2:YES)、持玉券等の記録媒体を受付けたときは(S3:YES)、管理装置6とオンライン中であることを確認してから(S18:NO)、受付けた記録媒体の持玉が使用可能かを管理装置6に問合せて、或いは管理装置6から使用可能かを判定可能な情報を受信して使用可能かを判定した上で、持玉が使用可能であれば(S8:YES)、記録媒体分の持玉を現在の持玉に加算する更新を行う(S9)。一方、持玉が使用不能であれば(S8:NO)、エラー画面を表示する等して持玉を更新しない。また、管理装置6とオフライン中であれば(S18:YES)、管理装置6に問合せできないことから、遊技者の利便性を考慮してそのまま持玉を更新する(S9)。
【0037】
上記のように記録媒体を受付けて持玉数が所定数を超えた場合(例えば1以上となった場合)には(S2:NO)、待機フローのステップS2において、媒体受付条件が不成立と判定(S2:NO)する遊技中フローに移行する。
【0038】
遊技により入賞が発生すると、その入賞に応じた数だけ遊技玉表示部15に表示されている遊技玉が増加するので、遊技者が手持ちの遊技玉は十分であると考え、遊技玉を持玉に変換するために遊技機1の計数釦16を押圧した場合は、遊技玉を持玉に変換する計数処理が行われたと判定し(S1:YES)、持玉を加算する更新を行う(S9)。この更新では、持玉を加算した分だけ遊技玉を減算する更新を同時に行う。
【0039】
遊技者が
図3(a)に示した「持玉払出」釦40を押下げすると(S22:YES)、変換対象の持玉があることを条件として(S23:YES)、持玉を遊技玉に変換する変換処理を行う(S24)。この変換処理では、変換した分の持玉数を減算する更新を同時に行う。
【0040】
遊技者が遊技を終了したり、台移動したりするために持玉を精算する場合は、遊技機1の返却釦13を押下げして全発行操作を行う。
遊技装置2は、全発行操作が有った場合は(S10:YES)、持玉等の発行対象となる持玉が有るかを判定し(S11)、無い場合には(S11:NO)、上記の遊技中フローに戻る。
【0041】
一方、発行対象となる持玉が有る場合は(S11:YES)、発行操作はリモコン操作かを判定する(S12)。遊技終了等のために発行操作を遊技者自身が行う場合は、発行操作はリモコン操作でないことから(S12:NO)、発行条件が成立中かを判定する(S13)。遊技玉=0であり発行条件成立中の場合は(S13:YES)、全発行操作であることから、発行対象となる記録媒体をストックしていれば(S27:YES)、従来と同様に記録媒体を全発行対象とする媒体発行処理を行ってから(S28)、持玉の初期化や減算等して持玉を更新する(S25)。
【0042】
以上のようにして、発行操作が有った場合に遊技玉=0の発行条件が成立しているときは、持玉の全てが記録された記録媒体を全発行するので、その記録媒体を台移動先の遊技装置2に挿入することで持玉(残高が残っていた場合は残高も)を引き継ぐことができる。また、記録媒体をPOS7に読み込ませることで持玉を景品に交換(サービス)したり、残高精算機で残高を精算したりすることができる。
【0043】
ところで、遊技者が遊技中にワゴンサービス(サービス)を受けたい場合や持玉を共有したい場合は、持玉の範囲内で記録媒体を分割発行する媒体発行処理が可能であるが、本実施形態のように遊技機1が封入式の場合に媒体発行処理するには遊技玉を持玉に全て移行、つまり遊技玉=0で発行条件成立中であることを条件とすることが想定され、ワゴンサービスや持玉共有時の媒体発行処理が滞る虞がある。また、媒体発行処理成立中であっても遊技装置2に記録媒体がストックされていない場合には同様に媒体発行処理が滞る虞があり、このように遊技装置2に記録媒体がストックされていない場合における媒体発行処理の問題は遊技機1が封入式であるか否かに関わらず生じる。
【0044】
このような事情から、本実施形態では、遊技者が遊技中(遊技玉≠0)にワゴンサービスを受けたい場合や知人と持玉を共有したい場合は、上述した媒体発行処理に代えて表示画面による発行処理(以下、表示発行処理)を行うようにした。
【0045】
遊技者が
図3(a)の待機画面にて画面をタッチすると、
図3(b)のメニュー画面を表示する。メニュー画面では「メニュー」タイトル41、「持玉共有」釦42を含む各種のメニュー選択釦、「次」釦43、「終了」釦44が表示される。「次」釦43が押下げられた場合は表示されていない次のメニュー選択釦を表示し、「終了」釦44が押下げられた場合は待機画面の表示状態に復帰する。
【0046】
遊技者が「持玉共有」釦42を押下げると、
図3(c)の持玉共有入力画面を表示する。この持玉共有入力画面には、「持玉共有」タイトル45、持玉共有用の案内表示46、共有玉数表示部47、「100玉」釦48、「指定玉数」釦49、共有玉数表示部50、「OK」釦51、「中止」釦52が表示される。「100玉」釦50の押下げ毎に共有玉数表示部47に表示される共有持玉数に100玉ずつ加算される。また、「指定玉数」釦49を押下げすると別途玉数を数値入力可能な入力画面に移行し、入力した玉数が共有玉数表示部50に表示される。これらにより、分割発行対象となる共有持玉数を指定することができる。
【0047】
図3(c)の持玉共有入力画面では「OK」釦51を表示しているが、これは遊技玉が0でない場合(発行条件非成立中の場合)、或いは発行対象となる記録媒体がストックされていない場合に表示される。一方で、遊技玉が0であり、かつ記録媒体がストックされている場合は、「OK」釦51は表示されず遊技機1の返却釦13を押下げする旨の案内が表示される。この状態で遊技機1の返却釦13を押下げすると、入力による指定分の共有持玉分の玉数を対応付けた記録媒体が発行される。つまり、媒体発行処理は、発行対象となる記録媒体がストックされている場合には表示発行処理に優先して実行され、表示発行処理は、媒体発行処理の発行対象となる記録媒体がストックされていない場合に実行される。尚、持玉数を入力せずに返却釦13を押下げすれば全ての持玉を発行対象とした発行処理である全発行処理が行われる。
【0048】
ここで、遊技装置2は、
図3(c)の持玉共有入力画面の表示状態で「OK」釦51が押下げられた場合は、
図3(d)の暗証番号入力画面を表示する。この暗証番号入力画面には、「暗証番号入力」タイトル53、暗証番号表示部54、テンキー55、「ワゴン」釦56が表示される。
【0049】
遊技装置2は、
図3(c)の持玉共有入力画面の表示状態で「OK」釦51が押下げられた場合は、分割発行操作が有ったと判定し(S10:YES)、発行対象となる持玉が有るかを確認する(S11)。持玉が有る場合は(S11:YES)、発行操作が後述するリモコン操作でなく(S12:NO)、しかも遊技玉≠0であり発行条件が成立していない場合は(S13:NO)、管理装置6とオンライン中であることを確認してから(S14:YES)、暗証番号または「ワゴン」釦56を受付けたかを判定する(S15)。
【0050】
遊技者が
図3(d)の暗証番号入力画面において任意の暗証番号を入力して「OK」釦51を押下げすると、
図3(e)の表示発行画面を表示する表示発行処理を実行してから(S16)、持玉を更新する(S17)。
【0051】
図3(e)の表示発行画面には、「持玉共有」タイトル45、持玉共有完了の案内表示57、共有持玉数58、発行情報59が表示される。発行情報59は、共有持玉数を示すQRコード59aと発行番号59bとから構成されている。
【0052】
ここで、QRコード59aについて説明する。このQRコード59aは持玉の発行番号(持玉識別情報)を特定可能となっている。つまり、QRコード59aでは遊技装置2に対応する台番等のIDと、何番目の発行処理かを示す連番により構成される発行対象となる持玉の発行番号が特定可能である。
図3(e)に示す場合、台番が1番台であり1番目の発行であるため、「0001(番台)−0001(番目の発行処理)」となる。
【0053】
このQRコード59aを遊技者、或いはワゴンサービスの係員が携帯する携帯電話等の撮像機能付きの携帯端末60にて撮像する。そして、その撮像した画面をPOS7にて撮像すれば対応する持玉による景品交換が可能となるので、係員はワゴンにより提供した飲食物の対価を徴収可能となる。また、係員により操作可能で別途島端等に設けられるワゴン端末にて撮像して対価を徴収しても良い。尚、QRコード59aを撮像しなくとも発行番号と暗証番号を入力することでも持玉の受付(対価の徴収)が可能である。
【0054】
一方、遊技者が暗証番号を入力せず係員が「ワゴン」釦56を押下げ(ワゴン選択操作、暗証操作)した場合は(S15:YES)、
図3(e)の表示発行画面を表示する表示発行処理を実行してから(S16)、持玉を更新する(S17)。つまり、係員が対価を徴収する場合は
図3(d)の暗証番号入力画面にて「ワゴン」釦56を押下げることで暗証番号入力を省略可能となり、この場合は、予めワゴン用に設定された暗証番号が対応する暗証情報となる。尚、管理装置6とオフライン中の場合(S14:NO)や暗証番号や「ワゴン」釦56を受付けず「中止」釦52が押下げられた場合には(S15:NO)、表示発行処理を行うことはない。
【0055】
図3(e)の表示発行画面は「OK」釦51の押下げに応じて
図3(a)の待機画面に切替わる。尚、
図3(b)〜(d)にて「終了」や「中止」釦52を押下げした場合も表示を待機画面に切替える。
【0056】
図3(e)の表示発行画面による表示発行処理を行う場合、
図3(e)を表示した時点で記録媒体を発行する媒体発行処理同様に持玉が更新される。即ち、
図3(b)〜(d)にて「中止」釦52等を操作しても分割発行処理分の持玉は更新されないが、
図3(e)を表示した時点で持玉が更新されるので、
図3(e)の表示発行画面を表示した状態でのキャンセルは不能ということになる。
【0057】
ここで、
図3(d)の暗証番号入力画面における「ワゴン」釦56について補足する。
図3(d)の暗証番号入力画面の説明では「ワゴン」釦56は係員が操作する旨を説明したが、ワゴンサービスを受けたい遊技者自身が操作しても良い。即ち、「ワゴン」釦56を押下げした上で表示されるQRコード59aを遊技者が撮像して係員の運営するサイトやメールアドレス等に送信して認証を受けた上で、希望するサービス品を提示することにより、ワゴンサービスを係員が注文等を直接聞かなくとも提供可能となる。この場合、「ワゴン」釦56が対応付けられたQRコード59aは後述するように遊技装置2では利用が抑制されるため、他の遊技者が画像を撮像しても再プレー等への利用は抑制され、更に、上述した通り、管理者や係員等により予め登録されたワゴン用の暗証番号が対応付けられ、その暗証番号の入力を条件として有効化されるので、係員以外はPOS7での景品交換も不能となる。このように「ワゴン」釦56の操作は発行処理を行う遊技者が暗証番号を把握することなく暗証番号を設定可能な従来にない操作と位置付けられる。
【0058】
尚、持玉を有効化する場合にQRコードを読取るようなQRコードを利用する場合には暗証番号無で有効化する一方、発行番号を入力するようなQRコードを利用しない場合には暗証番号の入力を条件として有効化しても良く、遊技者がQRコードを提示して注文するか、QRコードを付さずに発行番号だけを提示して注文するかを選択可能とし、発行番号を提示した場合には、上記の通り予め登録された暗証番号の入力を条件として有効化する構成としても良い。勿論、このいずれか一方のみを採用しても良い。
【0059】
遊技者同士で持玉を共有する場合にも分割元の遊技者が
図3(e)の表示発行画面を撮像し、分割先の遊技者にメール等で画像を送信して再プレーを促すといった運用も可能となる。この場合、暗証番号を予め示し合せておき、発行番号だけを伝えることも想定できる。
【0060】
一方、遊技装置2は、発行条件成立中であっても(S13:YES)、発行対象となる記録媒体が無い場合(ストックされていない場合)には(S27:NO)、上記同様にオンライン中等を条件として(S14:YES、S15:YES)、表示発行処理を行う(S16)。この場合、携帯端末を持たない遊技者等は暗証番号等の受付けを行わないため表示発行処理は行わず、遊技場従業員を呼出して記録媒体の補充に応じて媒体発行処理を行うことも可能である。このような場合を考慮して、発行対象となる記録媒体が無い場合において、表示発行処理を希望する場合には暗証番号等の入力する旨を、携帯端末がない等、表示発行処理を希望しない場合には遊技場従業員を呼出す旨の案内表示を行うことが望ましい。
【0061】
さて、
図3(e)の表示発行画面が表示された場合、持玉共有したい相手先は、QRコード59aの画像を撮像して取得する。このようにQRコード59aを撮像して取得することは、共有持玉が記録された記録媒体を所有していることと同等である。尚、持玉共有したい相手先が撮像可能な携帯端末がない場合には、発行番号と暗証番号を取得することになり、この場合も持玉共有していることと同等である。
【0062】
遊技装置2は、媒体受付条件が成立中の場合において(S2:YES)、記録媒体を受付けていないときは(S3:NO)、管理装置6とオンライン中であることを条件として(S4:YES)、
図3(e)を撮像したQRコード59aの撮像(S5)、あるいはQRコード59aに代わる発行番号及び暗証番号の受付を許容する(S6)。
【0063】
持玉共有した相手先が遊技装置2にて携帯端末60に表示されているQRコード59aを撮像したり(S5:YES)、発行番号及び暗証番号を入力した場合は(S6:YES)、受付けた発行番号がワゴンサービスに対応していないこと(S7:NO)、及び持玉が使用可能か(S8)を上記同様に管理装置6との通信に基づき特定し、持玉が使用可能であること(S8:YES)を条件として発行番号を受入れ、その分の持玉を加算して持玉を更新する(S9)。つまり、
図3(d)の暗証番号入力画面にて「ワゴン」釦56を押下げした場合には遊技装置2での取扱いが抑制される。一方、いずれかの条件を満たさない場合には(S7:YESまたはS8:NO)、図示しないエラー画面等を表示して持玉を受け入れることはない。
【0064】
要するに、遊技装置2は撮像機能を有しているため、遊技装置2に対して携帯端末60にて撮像した画像を撮像可能に提示することで、撮像した遊技装置2の持玉分を更新することが可能であり、持玉共有したい相手先は共有持玉を遊技玉に変換することで遊技を行うことが可能となる。また、
図3(e)の表示発行画面に表示されたQRコード59aを撮像した遊技者が当該QRコード59aを同一の遊技装置2のカメラ31にて撮像した場合は、上述したような処理により持玉を対価とした遊技価値の付与処理である所謂再プレー(サービス)が可能となる。また、遊技装置2の撮像機能をQRコード59aの撮像に利用できない場合等、撮像機能があるか否かに関わらずQRコード59aの識別情報や発行番号を操作入力することで持玉を特定しても良いが、この場合、
図3(d)の操作画面にて入力した暗証番号が必要となる。
【0065】
ここで、通常の持玉券等と同様に一度持玉を特定したQRコード59aや発行番号を再度撮像や入力等しても持玉は更新しない。即ち、QRコード59a等は、既に利用されたか否かを管理装置6に問合せた上で利用可能となる。従って、管理装置6と遊技装置2とが通信不能な所謂オフライン状態ではQRコード59aの使用が抑制される。また、「ワゴン」釦56を押下げしてPOS7にて景品交換した場合、「ワゴン」が対応付けられ、景品交換した内、ワゴンによる景品交換分を特定可能となる。この場合、予め「ワゴン」に対応した係員用の暗証番号を設定しておき、QRコード59aを撮像した場合に係員用の暗証番号の入力を条件として景品交換を許容しても良い。
【0066】
ところで、係員によりワゴンサービスの対価を徴収する場合、
図3に示した表示発行処理による徴収ではなく係員が携帯するリモコン操作により対価分の玉数を特定可能なリモコン信号を遊技装置2に送信することでも実行可能となっている。
【0067】
即ち、遊技装置2は、発行対象となる持玉が有る状態で発行操作が有った場合において(S10:YES、S11:YES)、係員がリモコン操作して発行処理を行ったときには(S12:YES)、発行条件が成立しているか否かに関わらず管理装置6とオンライン中であることを条件として(S26:NO)、
図3(e)の表示発行画面を表示する表示発行処理を行い(S16)、対価分の持玉を減算する更新を行う(S17)。尚、本実施形態では、オフラインの場合は(S26:YES)、表示発行処理を行うことはないが、発行条件が成立していれば、従来と同様に媒体発行処理や係員が携帯する記録媒体である所謂ワゴンカードを受付けてワゴンサービスの対価を徴収しても良い。
【0068】
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
遊技装置2は、媒体発行処理だけでなく表示発行処理による発行処理が可能となるので、媒体発行処理が何らかの理由で滞っても、表示発行処理により発行処理が滞る虞を低減できる。また、例えば表示発行処理により表示された発行情報を撮像やメモ書きし、その情報を持玉の提供先にメールすることで持玉を提供可能になるといった運用も想定でき、このような運用により遊技者の利便性が向上する。
【0069】
QRコード59aのような画像を読取ることで発行情報に対応した持玉を受入れるので、例えば表示発行処理後に発行番号を操作入力することで持玉を受入れる場合と比較して、持玉の特定に係る操作負担を軽減できる。
【0070】
媒体発行処理を表示発行処理に優先して実行するため、表示発行処理により表示された発行情報を撮像するといった遊技者の手間を軽減しつつも、ストックされる記録媒体が不足することで媒体発行処理が滞る場合には表示発行処理により発行処理が滞る虞を低減できる。
【0071】
「ワゴン」釦56の押下げで予め設定された暗証情報及びQRコード59aのような発行情報に設定することで、例えば遊技者がワゴンサービスを利用したい場合、係員が使う暗証情報を知らなくとも暗証情報を設定した上で表示発行処理が可能となり、セキュリティ性を保ちつつも操作性を向上した発行処理が可能となる。
【0072】
表示発行処理に応じた持玉は画像の読取りや発行番号の操作入力等により受付可能となるため、物理的には複数回の持玉が受付可能となる。しかしながら、発行状況を管理する管理装置6とオンライン中であることを条件として表示発行処理やQRコード59aの読取りを許容するため、そのような虞を低減できる。
【0073】
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張しても良い。
封入式遊技機を例示したが、従来の遊技媒体を払出す遊技機を対象としても良く、この場合、遊技装置2に計数機能を持たせた各台計数機能を採用して、その各台計数機能にて本実施形態の計数処理を、また、遊技媒体を払出すための所謂ノズルを採用し、そのノズルから計数した持玉を払い出すことで、本実施形態の変換処理を行って持玉を管理すれば良い。また、各台計数機だけでなく、所謂島端に設けられる島端計数機にて本構成を採用しても良い。
【0074】
図3(c)の持玉共有入力画面や
図3(d)の暗証番号入力画面を表示する場合、携帯端末を携帯しない遊技者等が表示発行処理を希望しない場合もあるので、遊技玉が残存する場合等の発行条件が成立していない場合には記録媒体を発行できない旨や、記録媒体を発行したい場合には遊技玉を0にする等、発行条件が成立するように処理する旨を案内する案内表示を行うことが望ましい。
【0075】
記録媒体としてはカードが想定できるが、コインや携帯メモリー、或いは紙等、どのような記録媒体を採用しても良い。また、遊技価値の対応付けとしては記録媒体に直接記録しても良いし、管理装置6にて記録媒体のIDと対応する遊技価値とを対応付ける等しても良く、記録媒体は対応する遊技価値を特定可能な情報が記録されていれば、どのような構成を採用しても良い。
【0076】
リモコン操作した場合に表示発行処理を優先したが、媒体発行処理を優先しても良い。同様に発行条件が成立している場合に媒体発行処理を優先したが、表示発行処理を優先しても良いし、いずれかを遊技者に選択させても良く、このいずれを採用するかを設定可能に構成することが望ましい。また、媒体発行処理を採用せず表示発行処理にて発行処理を行っても良い。
【0077】
遊技玉=0となる等、遊技玉に基づく発行条件が成立した場合でしか媒体発行処理を許容しない構成を例示したが、発行対象となる持玉や記録媒体があれば媒体発行処理を可能とする構成を採用しても良い。同様に媒体受付条件が成立していることを条件として記録媒体等を受付可能とする構成を例示したが、媒体受付条件に関わりなく記録媒体等を受付可能に構成しても良い。
【0078】
表示発行処理を行う場合に暗証番号等の暗証情報を対応付けることを例示したが、必ずしも暗証情報を対応付けなくとも良い。
「ワゴン」釦56を押下げした場合のQRコード59aを受付ける場合の暗証情報の受付として暗証番号を入力することが例示できるが、他に例えば係員であることを示す記録媒体を受付けること、即ちその記録媒体を示す情報を暗証情報として採用する等、係員と他の遊技者等とが区別可能であればどのような暗証情報を採用しても良い。また、上記も含め暗証情報としてはパスワードや生体認証等、どのような暗証情報を採用しても良い。
【0079】
各設定値は管理者が任意に操作入力により設定しても、予め管理装置6の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)のサーバから設定情報をダウンロードして設定しても良い。尚、この場合もサーバにて操作入力により入力された設定値となる。また、過去の遊技情報を基準値として設定しても勿論良い。
【0080】
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定しても良い。また、遊技信号としてパルス信号を例示したがシリアル通信等による信号入力としても良い。
【0081】
機種としては、例えばレート別やフロア別に機種をグループ化する等、どのような区分により構成しても良い。
数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。また、出力としては印字、表示出力が少なくとも想定される。
【0082】
対象となる遊技機としては例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機や、スロットマシン等にも採用できる。尚、例示した封入式を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現する。
【0083】
遊技装置2が行う処理の一部を中継装置4、情報表示装置3、或いは管理装置6等にて行っても良い等、どの様に構成しても良い。更に例示した構成は変形例も含めて、どのように組合わせても良いし、適宜、採用しない構成を設けても良い。