特開2020-100292(P2020-100292A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2020100292-空気入りタイヤ 図000003
  • 特開2020100292-空気入りタイヤ 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-100292(P2020-100292A)
(43)【公開日】2020年7月2日
(54)【発明の名称】空気入りタイヤ
(51)【国際特許分類】
   B60C 9/08 20060101AFI20200605BHJP
   B60C 13/00 20060101ALI20200605BHJP
   B60C 15/00 20060101ALI20200605BHJP
   B60C 13/02 20060101ALI20200605BHJP
【FI】
   B60C9/08 J
   B60C13/00 D
   B60C15/00 B
   B60C13/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2018-240000(P2018-240000)
(22)【出願日】2018年12月21日
(71)【出願人】
【識別番号】000003148
【氏名又は名称】TOYO TIRE株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(74)【代理人】
【識別番号】100197561
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 三喜男
(72)【発明者】
【氏名】飯島 正徳
【テーマコード(参考)】
3D131
【Fターム(参考)】
3D131AA39
3D131BC22
3D131BC42
3D131DA13
3D131DA54
3D131EC01Y
3D131GA03
(57)【要約】
【課題】バットレス部に凸部が設けられた空気入りタイヤにおいて、サイドウォール部の外傷性を向上させると共にカーカスプライの巻き上げによる乗り心地性の低下を抑制する。
【解決手段】空気入りタイヤ1は、トレッド部2と、一対のサイドウォール部3と、ビードコア6を有する一対のビード部4と、サイドウォール部3のタイヤ径方向外側に設けられて凸部20を有するバットレス部5とを備える。空気入りタイヤ1は、一対のビード部4の間に掛け渡されてビードコア6の周りにタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に巻き上げられたカーカスプライ8を備え、カーカスプライ8の巻き上げ端部8cは、タイヤ径方向において凸部20の中心と内側端部との間に位置している。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トレッド部と、前記トレッド部のタイヤ幅方向両側からタイヤ径方向内側に延びる一対のサイドウォール部と、前記一対のサイドウォール部のタイヤ径方向内側に位置してビードコアを有する一対のビード部と、前記サイドウォール部のタイヤ径方向外側に設けられてタイヤ幅方向外側に突出する凸部を有するバットレス部とを備えた空気入りタイヤであって、
前記一対のビード部の間に掛け渡されて前記ビードコアの周りにタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に巻き上げられたカーカスプライを備え、
前記カーカスプライの巻き上げ端部は、タイヤ径方向において前記凸部の中心と内側端部との間に位置している、
空気入りタイヤ。
【請求項2】
前記凸部は、前記バットレス部にタイヤ径方向に複数設けられ、
前記カーカスプライの巻き上げ端部は、タイヤ径方向において複数の前記凸部のうち最もタイヤ径方向内側に位置する前記凸部の中心と内側端部との間に位置している、
請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記凸部は、タイヤ幅方向外側に突出する上面部と、前記上面部のタイヤ径方向外側端部からタイヤ幅方向内側に延びる外側面部と、前記上面部のタイヤ径方向内側端部からタイヤ幅方向内側に延びる内側面部とを備え、
前記カーカスプライの巻き上げ端部は、タイヤ径方向において前記凸部の中心と前記凸部の上面部と内側面部との稜線との間に位置している、
請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤに関する。
【背景技術】
【0002】
空気入りタイヤは一般に、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部に至るカーカスプライを備えている。例えば特許文献1には、カーカスプライがビードコアの周りをタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に巻き上げられて巻き上げ端部がサイドウォール部の最大幅付近に配置された空気入りタイヤが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015−116969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
空気入りタイヤのサイドウォール部は、路面に接するトレッド部からタイヤ径方向内側に延びて空気入りタイヤの側面を構成している。サイドウォール部は、トレッド部に比して薄く形成されて空気入りタイヤが車両に装着されたときに縁石等に接触して亀裂損傷を受けるおそれがあることから、耐外傷性を向上させることが望まれる。
【0005】
空気入りタイヤとして、サイドウォール部のタイヤ径方向外側の領域であるバットレス部にタイヤ幅方向外側に突出すると共にタイヤ周方向に円弧状に延びる凸部を設けたものが知られているが、かかる空気入りタイヤについても、サイドウォール部の耐外傷性を向上させることが望まれる。
【0006】
これに対し、カーカスプライをビードコアの周りをタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に巻き上げると共にカーカスプライの巻き上げ端部をタイヤ幅方向外側に突出する凸部によって補強されたバットレス部に配置することで、カーカスプライによってサイドウォール部を補強して耐外傷性を向上させることができると考えられるが、カーカスプライをバットレス部まで巻き上げることによって空気入りタイヤの縦剛性が高められて乗り心地性が低下するおそれがある。
【0007】
そこで、本発明は、バットレス部に凸部が設けられた空気入りタイヤにおいて、サイドウォール部の耐外傷性を向上させると共にカーカスプライの巻き上げによる乗り心地性の低下を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、トレッド部と、前記トレッド部のタイヤ幅方向両側からタイヤ径方向内側に延びる一対のサイドウォール部と、前記一対のサイドウォール部のタイヤ径方向内側に位置してビードコアを有する一対のビード部と、前記サイドウォール部のタイヤ径方向外側に設けられてタイヤ幅方向外側に突出する凸部を有するバットレス部とを備えた空気入りタイヤであって、前記一対のビード部の間に掛け渡されて前記ビードコアの周りにタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に巻き上げられたカーカスプライを備え、前記カーカスプライの巻き上げ端部は、タイヤ径方向において前記凸部の中心と内側端部との間に位置している空気入りタイヤを提供する。
【0009】
本発明によれば、カーカスプライの巻き上げ端部がタイヤ径方向においてバットレス部の凸部の中心と内側端部との間に配置されるので、カーカスプライの巻き上げ端部が凸部の内側端部よりタイヤ径方向内側に配置される場合に比して、タイヤ径方向にバットレス部の凸部とカーカスプライの巻き上げ部分とをオーバーラップさせることができ、カーカスプライによってサイドウォール部を効果的に補強して耐外傷性を向上させることができる。また、カーカスプライの巻き上げ端部が凸部の中心よりタイヤ径方向外側に配置される場合に比して、カーカスプライの巻き上げによって縦剛性が向上して乗り心地性が低下することを抑制することができる。したがって、サイドウォール部の耐外傷性を向上させると共にカーカスプライの巻き上げによる乗り心地性の低下を抑制することができる。
【0010】
前記凸部は、バットレス部にタイヤ径方向に複数設けられ、カーカスプライの巻き上げ端部は、タイヤ径方向において複数の凸部のうち最もタイヤ径方向内側に位置する凸部の中心と内側端部との間に位置していることが好ましい。
【0011】
本構成によれば、バットレス部に複数の凸部が設けられた空気入りタイヤにおいて、サイドウォール部の耐外傷性を向上させると共にカーカスプライの巻き上げによる乗り心地性の低下を抑制することができる。
【0012】
前記凸部は、タイヤ幅方向外側に突出する上面部と、上面部のタイヤ径方向外側端部からタイヤ幅方向内側に延びる外側面部と、上面部のタイヤ径方向内側端部からタイヤ幅方向内側に延びる内側面部とを備え、カーカスプライの巻き上げ端部は、タイヤ径方向において凸部の中心と凸部の上面部と内側面部との稜線との間に位置していることが好ましい。
【0013】
本構成によれば、バットレス部に上面部と外側面部と内側面部とを備える凸部が設けられた空気入りタイヤにおいて、サイドウォール部の耐外傷性の向上とカーカスプライの巻き上げによる乗り心地性の低下抑制とを有効に図ることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る空気入りタイヤによれば、サイドウォール部の耐外傷性を向上させると共にカーカスプライの巻き上げによる乗り心地性の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの子午線における半断面図。
図2図1に示す空気入りタイヤの要部拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの子午線における半断面図である。図1に示すように、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1は、路面に接するトレッド面を有するトレッド部2と、トレッド部2のタイヤ幅方向WD両側からそれぞれタイヤ径方向RD内側に延びて空気入りタイヤ1の側面を構成する一対のサイドウォール部3と、一対のサイドウォール部3のタイヤ径方向RD内側にそれぞれ位置して図示しないホイールのリムに固定される一対のビード部4とを備えている。
【0018】
サイドウォール部3のタイヤ径方向RD外側に設けられるバットレス部5には、タイヤ幅方向WD外側に突出してタイヤ周方向に円弧状に延びる凸部20が設けられている。空気入りタイヤ1では、バットレス部5にタイヤ径方向RDに離間して複数の凸部20、具体的に3つの凸部20が設けられている。
【0019】
ここで、バットレス部5とは、空気入りタイヤ1の接地端Kからタイヤ最大幅Mの位置までの領域R1をいうものとする。また、空気入りタイヤ1の接地端Kとは、路面に接するトレッド面の最もタイヤ幅方向外側の位置をいうものとする。
【0020】
ビード部4は、ビードコア6とビードコア6のタイヤ径方向RD外側に配置されるビードフィラー7とを有している。ビードコア6は、複数のビードワイヤを束ねて環状に形成されて空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向WD両側にそれぞれ配置されている。ビードフィラー7は、ビードコア6を補強するものであり、ゴム材料から断面略三角形状に環状に形成されている。
【0021】
空気入りタイヤ1は、一対のビード部4の間に、具体的には一対のビードコア6の間に掛け渡されたカーカスプライ8を備えている。カーカスプライ8は、複数のワイヤを並設してゴムで被覆して帯状に形成され、タイヤ幅方向WD両側においてビードコア6の周りにタイヤ幅方向WD内側からタイヤ幅方向WD外側に巻き上げられると共にビードフィラー7に沿ってタイヤ径方向RD外側に延びている。
【0022】
カーカスプライ8のタイヤ径方向RD内側には、タイヤ内面を構成して空気圧を保持するためのインナライナ9が設けられている。インナライナ9は、トレッド部2、サイドウォール部3及びビード部4に亘って設けられ、空気の透過を防ぐゴム材料で形成されている。
【0023】
トレッド部2におけるカーカスプライ8のタイヤ径方向RD外側には、第1ベルトプライ10と第1ベルトプライ10のタイヤ径方向RD外側に配置される第2ベルトプライ11とが設けられている。第2ベルトプライ11は、タイヤ幅方向WD外側が第1ベルトプライ10より内側(タイヤ赤道線C1側)に設けられている。第1ベルトプライ10及び第2ベルトプライ11は、複数のワイヤを並設してゴムで被覆して帯状に形成され、ワイヤはそれぞれタイヤ周方向に延びている。
【0024】
第2ベルトプライ11のタイヤ径方向外側にはキャッププライ12が配置されている。キャッププライ12は、第1ベルトプライ10及び第2ベルトプライ11を補強するものであり、複数のワイヤを並設してゴムで被覆して帯状に形成され、ワイヤはそれぞれタイヤ周方向に延びている。
【0025】
空気入りタイヤ1はまた、トレッド部2におけるキャッププライ12のタイヤ径方向RD外側に設けられてトレッド部2の外表面を形成するトレッドゴム13と、ビード部4におけるカーカスプライ8のタイヤ径方向RD内側及びタイヤ幅方向WD両側に設けられてビード部4の外表面を形成するリムストリップゴム14と、サイドウォール部3におけるカーカスプライ8のタイヤ幅方向WD外側に設けられてサイドウォール部3の外表面を形成するサイドウォールゴム15とを備えている。
【0026】
図2は、図1に示す空気入りタイヤの要部拡大図である。前述したように、空気入りタイヤ1のバットレス部5には、タイヤ幅方向WD外側に突出すると共にタイヤ周方向に円弧状に延びる3つの凸部20が設けられている。3つの凸部20は、タイヤ径方向RDに離間して設けられている。
【0027】
バットレス部5に設けられる凸部20はそれぞれ、図2に示すように、タイヤ幅方向WD外側に突出する上面部21と、上面部21のタイヤ径方向RD外側端部からタイヤ幅方向WD内側に延びる外側面部22と、上面部21のタイヤ径方向RD内側端部からタイヤ幅方向WD内側に延びる内側面部23とを備えて断面略台形状に形成されている。
【0028】
カーカスプライ8は、一対のビード部4の間に掛け渡されてビードコア6の周りにタイヤ幅方向WD内側からタイヤ幅方向WD外側に巻き上げられ、カーカスプライ8の巻き上げ部分8bは、カーカスプライ8の本体部分8aのタイヤ幅方向WD外側に配置されている。
【0029】
空気入りタイヤ1では、カーカスプライ8は、巻き上げ端部8cがタイヤ径方向RDにおいてバットレス部5に設けられた3つの凸部20のうち最もタイヤ径方向内側に位置する凸部20のタイヤ径方向中心P1とタイヤ径方向内側端部P2との間の領域R2に位置するように設けられている。カーカスプライ8は好ましくは、巻き上げ端部8cがタイヤ径方向において凸部20のタイヤ径方向中心P1と凸部20の上面部21と内側面部23との稜線P3との間の領域R3に位置するように設けられる。
【0030】
本実施形態では、バットレス部5に3つの凸部20が設けられてタイヤ径方向RDにおいて最もタイヤ径方向RD内側に位置する凸部20の中心P1と内側端部P2との間にカーカスプライ8の巻き上げ端部8cが位置するように設けられているが、バットレス部5に2つ又は4つ以上の凸部が設けられる場合においても、カーカスプライ8の巻き上げ端部8cは、タイヤ径方向RDにおいて最もタイヤ径方向RD内側に配置される凸部の中心と内側端部との間に、好ましくは前記凸部の中心と前記凸部の上面部と内側面部との稜線との間に位置するように設けられる。
【0031】
また、バットレス部5にタイヤ幅方向WDに突出すると共にタイヤ周方向に円弧状に延びる1つの凸部が設けられる場合についても、カーカスプライ8の巻き上げ端部8cは、タイヤ径方向RDにおいて前記凸部の中心と内側端部との間、好ましくは前記凸部の中心と前記凸部の上面部と内側面部との稜線との間に位置するように設けられる。
【0032】
このように、本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、トレッド部2と、一対のサイドウォール部3と、ビードコア6を有する一対のビード部4と、サイドウォール部3のタイヤ径方向RD外側に設けられてタイヤ幅方向WDに突出する凸部20を有するバットレス部5とを備える。空気入りタイヤ1は、カーカスプライ8を備え、カーカスプライ8の巻き上げ端部8cは、タイヤ径方向RDにおいて凸部20の中心P1と内側端部P3との間に位置している。
【0033】
これにより、カーカスプライ8の巻き上げ端部8cがタイヤ径方向においてバットレス部5の凸部20の中心P1と内側端部P2との間に配置されるので、カーカスプライ8の巻き上げ端部8cが凸部20の内側端部P2よりタイヤ径方向RD内側に配置される場合に比して、タイヤ径方向RDにバットレス部5の凸部20とカーカスプライ8の巻き上げ部分8bとをオーバーラップさせることができ、カーカスプライ8によってサイドウォール部3を効果的に補強して耐外傷性を向上させることができる。また、カーカスプライ8の巻き上げ端部8cが凸部20の中心P1よりタイヤ径方向RD外側に配置される場合に比して、カーカスプライ8の巻き上げによって縦剛性が向上して乗り心地性が低下することを抑制することができる。したがって、サイドウォール部3の耐外傷性を向上させると共にカーカスプライ8の巻き上げによる乗り心地性の低下を抑制することができる。
【0034】
また、凸部20は、バットレス部5にタイヤ径方向RDに複数設けられ、カーカスプライ8の巻き上げ端部8cは、タイヤ径方向RDにおいて複数の凸部20のうち最もタイヤ径方向RD内側に位置する凸部20の中心P1と内側端部P2との間に位置している。これにより、バットレス部5に複数の凸部20が設けられた空気入りタイヤ1において、サイドウォール部3の耐外傷性を向上させると共にカーカスプライ8の巻き上げによる乗り心地性の低下を抑制することができる。
【0035】
また、凸部20は、タイヤ幅方向WD外側に突出する上面部21と、上面部21のタイヤ径方向RD外側端部からタイヤ幅方向WD内側に延びる外側面部22と、上面部21のタイヤ径方向RD内側端部からタイヤ幅方向WD内側に延びる内側面部23とを備え、カーカスプライ8の巻き上げ端部8cは、タイヤ径方向RDにおいて凸部20の中心P1と凸部20の上面部21と内側面部23との稜線P3との間に位置している。これにより、バットレス部5に上面部21と外側面部22と内側面部23とを備える凸部20が設けられた空気入りタイヤ1において、サイドウォール部3の耐外傷性の向上とカーカスプライ8の巻き上げによる乗り心地性の低下抑制とを有効に図ることができる。
【0036】
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
【符号の説明】
【0037】
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 バットレス部
6 ビードコア
8 カーカスプライ
8c 巻き上げ端部
20 凸部
21 上面部
22 外側面部
23 内側面部
P3 稜線
図1
図2