【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明の第1の態様によれば、少なくとも1つのシリンダを有する燃焼機関用、好ましくは内径が少なくとも200mmである少なくとも1つのシリンダをもつ大型船舶エンジン用の排気ガス後処理システムが提供される。排気ガス後処理システムは、加水分解触媒と、加水分解触媒の下流に配置されるSCR触媒とを備える。
【0020】
所与の量のNOxを還元するための加水分解触媒及びSCR触媒の合計体積は、同じ量のNOxを還元するための単独のSCR触媒の体積以下である。好ましくは加水分解触媒及びSCR触媒の合計体積は、400l/MW未満である。
【0021】
SCR触媒は、SCR反応器に配置されてもよい。加水分解触媒は、加水分解触媒反応器に配置されてもよい。
【0022】
SCR触媒及び加水分解触媒は、共通の反応器に配置されてもよい。
【0023】
追加的に、又は別法として、SCR触媒のバナジウム含有率は、0.3%以上、好ましくは0.5%以上、より好ましくは0.7%以上である。
【0024】
パーセンテージは、触媒被覆の総重量を指す。
【0025】
追加的に、又は別法として、加水分解触媒及びSCR触媒は、好ましくは少なくとも90%のエンジン負荷、及び/又は2〜20kg/kWh、好ましくは7〜11kg/kWhの排気ガス流量では、SCR触媒での排気ガスの滞留時間が0.5秒未満、より好ましくは0.3秒未満になるように構成される。
【0026】
特に、加水分解触媒及びSCR触媒の体積は、全負荷において短い滞留時間が実現されるように構成される。
【0027】
追加的に、又は別法として、加水分解触媒及びSCR触媒は同じ触媒担体に配置される。
【0028】
SCR触媒は、好ましくはバナジウム、タングステン及び/又はTiO
2を含み、好ましくはバナジウム及びタングステンをドープしたTiO
2を含む。
【0029】
加水分解触媒は、HNCOをNH
3に加水分解する助けになるだけではなく、尿素分子をHNCO及びNH
3に分解する助けにもなる。さらに、高負荷時に存在する排気ガス温度では、加水分解触媒において、加水分解だけではなく、SCR反応に類似した副反応も生じ、NOxがかなり還元される。
【0030】
したがって、加水分解触媒において既に還元されたすべてのNOxは、加水分解触媒の下流に配置されるSCR触媒では存在しないことになる。そのために、SCR触媒は、より少ない量のNOxを還元するだけでよい。
【0031】
したがって、同じNOxを還元するために必要とされる、加水分解触媒及びSCR触媒を備えた触媒作用システム全体の体積は、単独のSCR触媒よりも小さくなる。単独のSCR触媒と比較して、触媒の合計体積を少なくとも8〜10%少なくすることができる。
【0032】
本発明では、触媒の体積は、触媒の包絡体積(envelope volume)と理解される。
【0033】
SCR触媒が加水分解触媒と組み合わされたとき、SCR触媒はより少ない量のNOxを還元するだけでよいので、SCR触媒の体積を小さくすることができ、且つ/又はSCR触媒での反応時間を短くすることができ、したがってSCR触媒での滞留時間を短くすることができる。
【0034】
排気ガスは短い時間しかSCR触媒に滞留し得ず、SO
2を酸化させる反応時間、及びN
2Oを発生させる時間もより短くなるので、より大きい単独のSCR触媒の場合のように、SCR触媒のバナジウム含有率をより多くすることができる。さらに、バナジウム含有率が多い小さなSCR触媒を用いると、バナジウム含有率が少ない大きなSCR触媒と同じNOx酸化速度を実現することができる。
【0035】
SCR触媒では、NH
3のごく一部のみが酸化し、NH
3の大部分は効率的に使用される。したがって、提供されるNH
3の量はより少なくされなければならない。SCR触媒においてNOxへと酸化する恐れがあり、又はアンモニア・スリップとして残る、超過量のNH
3を提供するリスクを低減することができる。尿素の過剰供給を防止することができる。
【0036】
エンジン負荷が低く、それぞれの温度がより低い場合、「SCR反応」の大部分、したがってNOx還元の大部分はSCR触媒で行われる。しかし、より低負荷の間、加水分解触媒は、少なくともHNCOからNH
3への加水分解を可能にし、したがって、この反応がSCR触媒において行われる必要はなく、SCR触媒には加水分解用の空間が提供されなくてもよい。加水分解触媒は尿素を分解する助けにもなるので、したがって、SCR触媒の入口では、注入された尿素のほぼすべてがNH
3の形をとり、SCR触媒に追加の体積が提供されなくてもよい。
【0037】
特に、負荷がより低い場合、高いバナジウム含有率を含む、すなわち0.3%超、好ましくは0.5%以上、より好ましくは0.7%以上のバナジウム含有率を含むSCR触媒は非常に活性が高く、したがって、小さいSCR触媒も、バナジウム含有率がより少ないより大きなSCR触媒と同じ性能に達することができる。
【0038】
より高負荷でのエンジン動作時には、加水分解触媒により、依然としてHNCOのNH
3への加水分解が可能であるが、NOx還元のうちの大半も実現される。加水分解触媒の内部で還元されなかった少量のNOxのみが、SCR触媒で還元されることになる。
【0039】
加水分解触媒とSCR触媒が、たとえば同じ触媒担体に配置されることによって1つの装置として構成されるとき、より一層小型の機構を実現することができる。排気ガスは、加水分解触媒からSCR触媒へと直接流れることができる。
【0040】
触媒担体は、金属でもよく、セラミックでもよい。担体は、被覆されてもよい。たとえば触媒作用装置の入口はTiO
2のみで被覆されてもよく、一方、担体の下流部分はバナジウム、タングステン、及びTiO
2で被覆される。
【0041】
有利な一実施例では、排気ガス後処理システムは、NOxセンサ、好ましくは2つのNOxセンサを備える。
【0042】
具体的には、排気ガス後処理システムは3つのNOxセンサを備え、第1のNOxセンサは加水分解触媒の上流に配置され、第2のNOxセンサは加水分解触媒の下流且つSCR触媒の上流に配置され、第3のNOxセンサはSCR触媒の下流に配置されてもよい。
【0043】
NOxセンサは、加水分解触媒の下流、及び/又はSCR触媒の下流に配置されることが好ましい。NOxセンサは、加水分解触媒の上流にも配置されてもよい。
【0044】
排気ガス後処理システムの様々な段階でNOx含有率を測定することにより、各セクションの効果を監視することができる。
【0045】
NOxセンサの代わりに、NOx含有率についての結果の導出を可能にするデータを収集するセンサが使用されてもよい。
【0046】
排気ガス後処理システムは、測定されたNOx値、又は様々な段階で測定されたNOx値の差を基準値と比較するための制御ユニットを備えることが好ましい。比較結果に応じて対策を講じることができる。たとえば、アンモニア又はアンモニア前駆物質、たとえば尿素などの、注入される還元剤の量が変更されてもよく、又は排気ガス後処理システムの少なくとも一部の温度が変更されてもよく、又は幾らかの燃料ペナルティ(fuel penalty)が与えられなければならない。
【0047】
別法として、加水分解触媒で十分な量のNOxが還元されたことを制御ユニットが信号伝達するとき、SCR触媒はバイパスされてもよく、排気ガスの一部のみがSCR触媒に案内されてもよい。
【0048】
該当する規則、燃料のタイプ、エンジンの出力レベル及び別の要因に応じて、排気ガスを異なるシステムで処理する必要がある。したがって、排気ガスは、船舶エンジンの排気システム内で、異なる方向に分流可能でもよい。
【0049】
本発明の好ましい一実施例では、排気ガス後処理システムは、加水分解触媒の上流に、少なくとも1つのバイパス分流装置を備える。少なくとも1つの第1のバイパス排気ライン及び少なくとも1つの第2のバイパス排気ラインが、少なくとも1つのバイパス分流装置に連結される。少なくとも1つのバイパス分流装置は、加水分解触媒の上流の排気ガスを、第1のバイパス排気ライン向けの第1のガス流と第2のバイパス排気ライン向けの第2のガス流とに分流するように構成される。加水分解触媒及びSCR触媒は、分流バイパス装置の下流で、第1のバイパス排気ラインに配置される。
【0050】
このようにバイパスが提供され、これにより、排気ガスの少なくとも一部を分岐させることが可能になり、したがって、この一部は、加水分解触媒及びSCR触媒に入らない。
【0051】
第1のバイパス排気ラインと第2のバイパス排気ラインは、SCR触媒の下流で一緒になることができ、それにより、第1のガス流と第2のガス流が1つのラインに合流する。
【0052】
排気ガス後処理システムは、第1のバイパス排気ライン及び第2のバイパス排気ラインの処理量を設定するためのバイパス調節装置を備えることが好ましい。
【0053】
バイパス調節装置は、第1のバイパス排気ライン及び/又は第2のバイパス排気ラインを開閉するための少なくとも1つのバイパス調節弁によって実施されてもよい。第1のバイパス排気ライン及び第2のバイパス排気ラインには、それぞれ1つの弁が存在し得る。したがって、シリンダから出て行く全排気ガスのうちの所望の割合を、第1のバイパス排気ラインに、したがって加水分解触媒及びSCR触媒に案内することができる。
【0054】
たとえば、より高いNOxレベルが許容可能であると考えられ得る状況を定める2次規制モードでは、加水分解触媒及びSCR触媒を備えた触媒作用システム全体が分離されてもよく、したがって、全排気ガスは、加水分解触媒及びSCR触媒を通過しない。
【0055】
排気ガス後処理システムは、好ましくはNOx値、温度、及び/又はエンジン負荷に応じて、第1のバイパス排気ライン及び第2のバイパス排気ラインの処理量を制御するための制御ユニットを備えることが有利である。
【0056】
たとえばSCR触媒の下流、又は第1のガス流と第2のガス流の合流点の下流のNOx値を測定することによって決定され得る、システム全体の性能に応じて、且つ/又は必要とされる性能に応じて、第1のバイパス排気ライン及び/又は第2のバイパス排気ラインに幾らかの排気ガスを案内することができる。
【0057】
本発明の好ましい一実施例では、排気ガス後処理システムは、加水分解触媒の下流に、少なくとも1つの案内分流装置を備える。第1の案内排気ライン及び第2の案内排気ラインが、少なくとも1つの案内分流装置に連結される。少なくとも1つの案内分流装置は、加水分解触媒から出て行く排気ガスを、第1の案内排気ライン向けの第1のガス流と第2の排気ライン向けの第2のガス流とに分流するように構成される。SCR触媒は、案内分流装置の下流で、第1の案内排気ラインに配置される。
【0058】
このようにバイパスが提供され、これにより、加水分解触媒から出て行く排気ガスの少なくとも一部分を分岐させることが可能になり、したがって、この一部はSCR触媒に入らない。
【0059】
第1の案内排気ラインと第2の案内排気ラインは、SCR触媒の下流で一緒になることができ、それにより、第1のガス流と第2のガス流が1つのラインに合流する。
【0060】
加水分解触媒が、エンジンの高負荷時に3次規制レベルまで完全にNOxを還元するのに十分な大きさに寸法設定された場合、SCR触媒は必要とされない。加水分解触媒の下流の案内分流装置により、SCR触媒をバイパスすることが可能になる。
【0061】
排気ガス後処理システムは、第1の案内排気ライン及び第2の排気ラインの処理量を設定するための案内調節装置を備えることが好ましい。具体的には、案内調節装置は、第1の案内排気ライン及び/又は第2の排気ラインを開閉するための少なくとも1つの案内調節弁を備える。第1の案内排気ライン及び第2の排気ラインには、それぞれ1つの弁が存在し得る。
【0062】
したがって、加水分解触媒から出て行く排気ガスのうちの所望の割合を、第1の案内排気ラインに、したがってSCR触媒に案内することができる。
【0063】
加水分解触媒の下流の案内分流装置により、たとえばエンジンの低負荷時にのみ、SCR触媒を使用することが可能になる。
【0064】
排気ガス後処理システムは、好ましくはNOx値、温度、及び/又はエンジン負荷に応じて第1の案内排気ライン及び第2の排気ラインの処理量を制御するための制御ユニットを備えることが有利である。
【0065】
SCR触媒の下流、若しくは第1のガス流と第2のガス流の合流点の下流で測定されたNOx値が所与の値を超える場合、又は加水分解触媒の上流で測定されたNOx値と、SCR触媒の下流、若しくは第1のガス流と第2のガス流の合流点の下流で測定されたNOx値との差が、所定の値を下回る場合、性能が低すぎると考えることができる。この場合、制御ユニットは、第1の案内排気ラインを開くこと、及び/又は第1のガス流を増やすことをトリガできる。
【0066】
排気ガス後処理システムは、バイパス分流装置及び案内分流装置を備えてもよい。第2のバイパス排気ラインは第2の案内排気ラインに合流することができ、第1の案内排気ラインと第2のバイパス排気ラインはSCR触媒の下流で一緒になることができ、それにより、ガス流が合流する。
【0067】
制御ユニットは、第1のバイパス排気ライン、第2のバイパス排気ライン、第1の案内排気ライン、及び第2の排気ラインを通る処理量を制御することができる。
【0068】
本発明の第2の態様によれば、好ましくは先に述べたような、少なくとも1つのシリンダを有する燃焼機関用、好ましくは内径が少なくとも200mmである少なくとも1つのシリンダをもつ大型船舶エンジン用の排気ガス後処理システムが提供される。排気ガス後処理システムは加水分解触媒を備え、この加水分解触媒は、少なくとも420℃の温度、及び/又は少なくとも90%のエンジン負荷、及び/又は2〜20kg/kWh、好ましくは7〜11kg/kWhの排気ガス流量では、加水分解触媒においてNOxの濃度を少なくとも5%、好ましくは少なくとも10%、より好ましくは少なくとも20%低減することができる。加水分解触媒は、所望のNOx還元性能を実現するように寸法設定されることが好ましい。
【0069】
加水分解触媒は、TiO
2、及び/又はZrO
2、及び/又はAl
2O
3、及び/又はSiO
2、及び/又はH−ZSM−5を含んでもよい。
【0070】
排気ガス後処理システムは、アンモニア、又はアンモニア前駆物質、たとえば尿素などの還元剤のための供給ユニットを備えてもよい。また、供給ユニットは、排気ガス後処理システムの上流に配置されてもよい。
【0071】
本発明の目標は、先に述べたような排気ガス後処理システムを備える、少なくとも1つのシリンダを有する内燃機関、好ましくは内径が少なくとも200mmである少なくとも1つのシリンダをもつ大型船舶エンジンによっても達成される。
【0072】
本発明の目標は、内燃機関、好ましくは先に述べたような燃焼機関のNOx排出を削減する方法によっても達成される。方法は、以下のステップを含む。排気ガスが、シリンダの出口から放出される。好ましくは、アンモニア、又はアンモニア前駆物質、たとえば尿素などの還元剤が、排気ガスへと供給される。別法として、アンモニア水溶液、尿素水、炭酸アンモニウム溶液、カルバミン酸アンモニウム、又は尿素粉末も供給されてもよい。
【0073】
排気ガスは加水分解触媒へと案内され、少なくとも420℃の温度、及び/又は少なくとも90%のエンジン負荷、及び/又は2〜20kg/kWh、好ましくは7〜11kg/kWhの排気ガス流量では、加水分解触媒において、NOxの濃度は、少なくとも5%、好ましくは少なくとも10%、より好ましくは少なくとも20%低減される。
【0074】
本発明の目的は、内燃機関、好ましくは先に述べたような燃焼機関のNOx排出を削減する方法、好ましくは先に述べたような方法によっても達成される。方法は、以下のステップを含む。
【0075】
排気ガスは、シリンダの出口から放出される。好ましくは、物質還元剤が、排気ガスへと供給される。
【0076】
第1のバイパス排気ライン及び第2のバイパス排気ラインの処理量が、好ましくは測定されたNOx値、温度、及び/又はエンジン負荷に応じて制御される。第1のバイパス排気ライン及び第2のバイパス排気ラインは、加水分解触媒の上流に配置された少なくとも1つの案内分流装置に連結される。加水分解触媒は第1のバイパス排気ラインに配置され、第2のバイパス排気ラインは、加水分解触媒をバイパスする。
【0077】
具体的には、SCR触媒は加水分解触媒の下流に配置され、SCR触媒は、第1のバイパス排気ラインに配置され、したがって、第2のバイパス排気ラインは、SCR触媒もバイパスする。
【0078】
本発明の目標は、内燃機関、好ましくは先に述べたような燃焼機関のNOx排出を削減する方法、好ましくは先に述べたような方法によっても達成される。方法は、以下のステップを含む。
【0079】
排気ガスは、シリンダの出口から放出される。好ましくは、物質還元剤が、排気ガスへと供給される。
【0080】
排気ガスの少なくとも一部は、加水分解触媒へと導かれる。
【0081】
第1の案内排気ライン及び第2の案内排気ラインの処理量が、好ましくは測定されたNOx値、温度、及び/又はエンジン負荷に応じて制御される。
【0082】
第1の案内排気ライン及び第2の案内排気ラインは、加水分解触媒の下流に配置された少なくとも1つの案内分流装置に連結される。SCR触媒が第1の案内排気ラインに配置され、第2の案内排気ラインはSCR触媒をバイパスする。
【0083】
本発明の目標は、内燃機関、好ましくは先に述べたような燃焼機関のNOx排出を削減する方法、好ましくは先に述べたような方法によっても達成される。方法は、以下のステップを含む。
【0084】
排気ガスは、シリンダの出口から放出される。好ましくは、物質還元剤が排気ガスへと供給される。排気ガスは、加水分解触媒へと導かれる。排気ガスは、加水分解触媒の下流に配置されたSCR触媒へと導かれる。
【0085】
排気ガス後処理システムが使用され、所与の量のNOxを還元するための加水分解触媒とSCR触媒の合計体積は、同じ量のNOxを還元するための単独のSCR触媒の体積より小さく、好ましくは、加水分解触媒とSCR触媒の合計体積は、500l/MW未満、好ましくは400l/MW未満である。
【0086】
追加的に、又は別法として、SCR触媒のバナジウム含有率は、0.3%以上、好ましくは0.5%以上、より好ましくは0.7%以上である。
【0087】
追加的に、又は別法として、加水分解触媒及びSCR触媒は、好ましくは少なくとも90%のエンジン負荷、及び/又は2〜20kg/kWh、好ましくは7〜11kg/kWhの排気ガス流量では、SCR触媒での排気ガスの滞留時間が0.5秒未満、好ましくは0.3秒未満になるように構成される。
【0088】
追加的に、又は別法として、加水分解触媒及びSCR触媒は、同じ触媒担体に配置される。
【0089】
方法の好ましい一実施例では、排気ガス中のNOx含有率が測定される。
【0090】
NOx含有率は、加水分解触媒の上流、及び/又は加水分解触媒の下流、及び/又はSCR触媒の下流で測定され得る。
【0091】
測定されたNOx含有率は、基準値と比較されることが有利である。基準値は、所与の値、たとえば該当する規則によるNOx排出値でもよい。
【0092】
また、基準値は、測定された値でもよい。たとえば、加水分解触媒の下流で測定されたNOx値が、加水分解触媒の上流で測定されたNOx値と比較されてもよい。
【0093】
比較に応じて、幾らかのガスを加水分解触媒及び/又はSCR触媒に案内することができる。
【0094】
以下では、図を用いて、実施例において本発明をさらに説明する。