【解決手段】本発明のプログラムは、竜涎香を登録する登録者を特定する登録者識別情報を受け付け、前記登録者を通じて登録対象の竜涎香を特定する竜涎香識別情報及び前記竜涎香に関する竜涎香情報を受け付け、受け付けた前記登録者識別情報、前記竜涎香識別情報及び前記竜涎香情報を関連付けて送信する処理をコンピュータに実行させる。
竜涎香の譲渡人が前記竜涎香の一部を分割して譲受人に譲渡する際に、分割後の竜涎香を特定する分割竜涎香識別情報、竜涎香の譲渡人を特定する譲渡人識別情報、及び譲受人を特定する譲受人識別情報を受信し、
受信した前記譲渡人識別情報及び前記譲受人識別情報、並びに、前記分割竜涎香識別情報及び分割された竜涎香に関する分割竜涎香情報を関連付けて記憶する
請求項15に記載の情報処理方法。
竜涎香を登録する登録者を特定する登録者識別情報、前記登録者を通じて登録対象の竜涎香を特定する竜涎香識別情報及び前記竜涎香に関する竜涎香情報を受信する受信部と、
受信した前記登録者識別情報、前記竜涎香識別情報及び前記竜涎香情報を関連付けて記憶する記憶部と
を備える情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
【0010】
(実施形態1)
実施形態1は、香料を登録する形態に関する。香料は、アイスランドモス(アイスランド苔、Iceland moss)、アカヤジオウ(Akayajio)、アケビ(Akebia)、アサ(麻、Hemp)、アサフェチダ(Asafetida)、アジアンタム(Maidenhair fern)、アジョワン(Ajowan)、アズキ(小豆、Red beans)、アスパラサスリネアリス(ルイボス、ロオイボス、Rooibos)、アップルミント(Apple mint)、アーティチョーク(チョウセンアザミ、Artichoke)、アニス(Anise)、アボカド(Avocado)、アマ(Flax)、アマチャ(甘茶、Amacha)、アマチャヅル(Amachazuru)、アミガサユリ(Amigasayuri)、アミリス(Amyris)、アーモンド(Almond)、アリタソウ(Aritaso)、アルカンナ(Alkanet)、アルテミシア(Artemisia)、アルニカ(Arnica)、アルファルファ(Alfalfa)、アロエ(Aloe)、アロニア(Chokeberry)、アンゴスツラ(Angostura)、アンゴラウィード(Angola weed)、アンズ(アプリコット、Apricot)、アンズタケ(Anzutake、Chanterelle)、アンゼリカ(アンゲリカ、Angelica)、アンバー(Amber)、アンバーグリス(竜涎香、Ambergris)、アンブレット(Ambrette)、イカ(Squid)、イカリソウ(Ikariso)、イグサ(Rush)、イースト(酵母、Yeasts)、イタドリ(Itadori)、イチゴ(ストロベリー、Strawberry)、イチゴノキ(ストロベリーツリー、Strawberry tree)、イチジク(フィグ、Fig)、イチョウ(Ginkgo、Gingko)、イヌゴマ(ベトニー、Betony)、イノコヅチ(Inokozuchi)、イランイラン(Ylang-ylang)、イワオウギ(Iwaohgi)、インペラトリア(Imperatoria)、インモルテル(Immortelle、Everlasting flower)、ウィンターグリーン(Wintergreen)、ウォータークレス(オランダガラシ、Water cress)、ウコギ(Ukogi)、ウコン(ターメリック、Turmeric)、ウスバサイシン(Usubasaishin)、ウッドラフ(クルマバソウ、Woodruff)、ウニ(Sea urchin)、ウメ(Ume、Japanese apricot)、ウーロンチャ(Oolong tea)、エゴマ(Egoma)、エノキダケ(Enokidake)、エビ(Lobster、Prawn、Shrimp)、エビスグサ(Ebisugusa)、エリゲロン(Erigeron)、エルダー(セイヨウニワトコ、Elder)、エレウテロコック(Eleutherococcus)、エレカンペン(Elecampane)、エレミ(Elemi)、エンゴサク(Engosaku)、エンジュ(Enju、Japanese-pagoda-tree)、エンダイブ(キクヂシャ、Endive)、欧州アザミ(Blessed thistle)、オウレン(Goldthread)、オオアザミ(Milk thistle)、オオバコプランテン(Plantain)、オカゼリ(Cnidium fruit)、オキアミ(Krill)、オーク(Oak)、オークモス(Oak moss)、オケラ(Okera)、オスマンサス(モクセイ、Osmanthus)、オポポナックス(Opoponax)、オミナエシ(Ominaeshi)、オモダカ(Sagiomodaka)、オランダセンニチ(Para cress)、オリガナム(Origanum)、オリス(Orris)、オリバナム(乳香、Olibanum)、オリーブ(Olive)、オールスパイン(Allspice)、オレンジ(Orange)、オレンジフラワー(Orange flower)、カイ(貝、Shellfish)、海藻(シーウィード、Seaweed)、カイニンソウ(Kaininso)、カカオ(ココア、Cacao)、カキ(柿、Japanese persimmon)、カサイ(果菜、Fruit vegetables)、カシューナッツ(Cashew nut)、カスカラ(Cascara)、カスカリラ(Cascarilla)、カストリウム(海狸香、Castoreum)、カタクリ(Katakuri)、カツオブシ(Dried bonito)、カッシー(Cassie)、カッシャフィスチュラ(Purging cassia)、カテキュ(Catechu)、カニ(Crab)、カーネーション(Carnation)、カノコソウ(Valerian)、カモミル(Camomile)、カヤプテ(Cajeput、Cajuput)、カラクサケマン(Fumitory)、カラシ(マスタード、Mustard)、カラスウリ(Karasuuri)、カラスビシャク(Karasubishaku、Dragon root)、カラバッシュナツメグ(Calabash nutmeg)、ガラナ(Guarana)、カラマンシー(シキキツ、Calamondin)、カラミント(Calamint)、カラムス(Calamus)、ガランガ(Galanga)、カーラント(Currant)、カリッサ(Carissa、Karanda)、カリン(Chinese quince)、カルダモン(ショウズク、Cardamon)、ガルバナム(Galbanum)、カレー(Curry powder)、カレーリーフ(カリーリーフ、Curry leaf)、カワミドリ(Kawamidori)、カンゾウ(リコリス、Licorice)、ガンビア(Gambir)、カンラン(Chinese olive)、キウィーフルーツ(Kiwifruit)、キカイガラタケ(Kikaigaratake)、キキョウ(Kikyo、Baloon flower)、キク(Chrysanthemum)、キクラゲ(Kikurage、Jew's-ear)、キササゲ(Kisasage)、ギシギシ(Gishigishi、Dock)、キダチアロエ(Kidachi aloe)、キナ(Cinchona)、キハダ(Kihada)、キバナオウギ(Kibanaohgi)、ギボウシ(Giboshi)、ギムネマシルベスタ(Gymnema sylvestre)、キャットニップ(イヌハッカ、Catnip)、キャラウェイ(ヒメウイキョウ、Caraway)、キャロブ(イナゴマメ、カロブ、Carob、Locust bean)、キュウリ(キューカンバー、Cucumber)、キラヤ(Quillaja、Quillaia)、キンミズヒキ(Agrimony)、グァバ(Guava)、グァヤク(Guaiacum)、クコ(Kuko)、クサスギカズラ(Kusasugikazura)、クサボケ(シドミ、Kusaboke、Dwarf Japanese quince)、クズ(Kuzu、Thunberg kudzu vine)、クスノキ(Camphor tree)、クスノハガシワ(Kamala)、グーズベリー(Gooseberry)、クチナシ(ガーデニア、Gardenia)、クベバ(Cubeb)、クマコケモモ(Bearberry)、グミ(Gumi、Oleaster)、クミン(Cumin)、グラウンドアイビー(カキドウシ、Ground ivy)、クララ(クサエンジュ、Kurara)、クラリセージ(Clary sage)、クランベリー(Cranberry)、クリ(チェスナッツ、Chestnut)、クルミ(ウォルナッツ、Walnut)、クリーム(Cream)、グレインオブパラダイス(Grains of paradise)、クレタディタニー(Dittany of Crete)、グレープフルーツ(Grapefruit)、クローバー(Clover)、クローブ(Clove)、クロモジ(Kuromoji)、クロレラ(Chlorella)、クワ(マルベリー、Mulberry)、クワッシャ(ニガキ、Quassia)、ケイパー(ケーパー、Caper)、ゲットウ(月桃、Getto)、ケード(Cade)、ケブラコ(Quebracho)、ゲルマンダー(Germander)、ケンチュール(Kencur)、ケンポナシ(Kenponashi、Japanese raisin tree)、ゲンノショウコ(フウロソウ、Gennoshoko)、コウジ(Koji)、コウタケ(Koutake)、コウチャ(紅茶、Black tea)、コウホネ(Kohone)、コカ(Coca)、コガネバナ(Koganebana)、コクトウ(黒糖、Brown sugar)、コクルイ(穀類、Cereals)、ココナッツ(ココヤシ、Coconut)、コゴメグサ(アイブライト、Eyebright)、ゴシュユ(Goshuyu)、コショウ(ペパー、Pepper)、コスタス(Costus)、コストマリー(Costmary)、コパイバ(Copaiba)、コーヒー(Coffee)、コブシ(ヤマモクレン、Kobushi)、ゴボウ(Burdock)、ゴマ(セサミ、Sesame)、コーラ(Cola)、コリアンダー(コエンドロ、Coriander)、コルツフート(フキタンポポ、Coltsfoot)、ゴールデンロッド(Golden rod)、コロンボ(Colombo)、コンサイ(根菜、Root and tuber vegetables)、コンズランゴ(Kondurango)、コンブ(Kombu kelp)、コンフリー(Comfrey)、サイプレス(イトスギ、シプレス、Cypress)、魚(フィッシュ、Fish)、サクラ(Cherry tree)、サクランボ(チェリー、Cherry)、ザクロ(グレナディン、Common pomegranate)、サケカス(酒粕、Pressed sake cake)、ササ(Sasa、Bamboo grass)、ササクサ(Sasakusa)、サーチ(Sea buckthorn)、サッサフラス(Sassafras)、サフラン(Saffron)、サポジラ(Sapodilla)、サボテン(Cactus)、サラシナショウマ(Sarashinashoma)、サルサパリラ(Sarsaparilla)、サルシファイ(セイヨウゴボウ、Salsify)、サルノコシカケ(Sarunokoshikake)、サンザシ(ホウソーン、Hawthorn)、サンシュユ(Sanshuyu)、サンショウ(Japanese pepper)、サンタハーブ(Santa herb)、サンダラック(Sandarac)、サンダルウッド(ビャクダン、Sandalwood)、サンダルレッド(シタン、Red sandalwood)、シイタケ(Shiitake)、ジェネ(エニシダ、Genet)、シソ(Perilla)、シダー(セダー、Cedar)、シトラス(カンキツ、Citrus)、シトロネラ(Citronella)、シヌス(Schinus molle)、シベット(霊猫香、Civet)、シマルーバ(Simarouba)、シメジ(Shimeji)、シャクヤク(Shakuyaku、Chinese peony)、ジャスミン(Jasmin)、ジャノヒゲ(Janohige)、ジャボランジ(ヤボランジ、Jaborandi)、シャロット(Shallot)、シュクシャ(Shukusha)、ジュウニヒトエ(ビューグル、Bugle)、ジュニパーベリー(ネズ、Juniper berry)、ショウガ(ジンジャー、Ginger)、ショウユ(Soy sauce)、ショウユカス(Pressed soy sauce cake)、ジョウリュウシュ(蒸留酒、Spirits)、ショウロ(Shoro)、シルバーウィード(Silver weed)、シロタモギタケ(ブナシメジ、Elm-mushroom)、ジンセン(高麗ニンジン、Ginseng)、シンナモン(Cinnamon)、酢(ビネガー、Vinegar)、スイカ(ウォーターメロン、Watermelon)、スイセン(ナルシス、Narcissus)、スギ(Sugi、Peacock pine)、スターアニス(ダイウイキョウ、Star anise)、スターフルーツ(キャランボラ、Starfruit、Carambora)、スチラックス(Styrax)、スッポン(Suppon、Snapping turtle)、スッポンタケ(Suppontake)、ズドラベッツ(Zdravetz)、スネークルート(Snakeroot、Serpentary)、スパイクナード(Spikenard)、スピンネル(Spignel)、スプルース(ヘムロック、Spruce)、スペアミント(ミドリハッカ、Spearmint)、スベリヒユ(Suberihiyu、Pigweed)、スローベリー(Sloe berry)、セイボリー(キダチハッカ、Savory)、セイヨウダイコンソウ(Avens、Herb bennet)、セイヨウナナカマド(Rowan tree、European mountain ash)、セキショウ(Sekisho)、セージ(Sage)、ゼドアリー(Zedoary)、セネガ(Senega)、ゼラニウム(Geranium)、セロリー(Celery)、センキュウ(Senkyu)、センタウリア(Centaury)、センダン(Sendan)、セントジョーンズウォルト(セイヨウオトギリソウ、St.John's wort)、センナ(Senna)、ソース(Sauces)、ダイオウ(ルバーブ、Rhubarb)、ダイズ(大豆、Soybeans)、タイム(タチジャコウソウ、Thyme)、タケノコ(Bamboo shoot)、タコ(Octopus)、タデ(Tade、Water pepper)、ダバナ(Davana)、タマゴ(エッグ、Egg)、タマゴタケ(Royal agaric)、タマネギ(オニオン、Onion)、タマリンド(Tamarind)、ダミアナ(Damiana)、タモギタケ(ヒメヒラタケ、Tamogitake)、タラゴン(エストラゴン、Tarragon)、タラノキ(Tara、Angelica tree)、タンジー(ヨモギギク、Tansy)、タンジェリン(マンダリン、Tangerine、Mandarin)、タンポポ(ダンデリオン、Dandelion)、チェリモラ(チェリモヤ、Cherimoya)、チェリーローレル(Cherry laurel)、チェリーワイルド(Wild cherry)、チガヤ(Chigaya)、チコリ(Chicory)、チーズ(Cheese)、チチタケ(Chichitake)、チャイブ(Chive)、チャービル(Chervil)、チャンパカ(Champac)、チュベローズ(月下香、Tuberose)、チョウセンゴミン(Chosengomishi)、チラータ(Chirata)、ツクシ(Tsukushi、Fern-ally)、ツケモノ(漬物、Pickled products)、ツタ(Ivy)、ツバキ(カメリア、Camellia)、ツユクサ(Tsuyukusa)、ツリガネニンジン(Tsuriganeninjin)、ツルドクダミ(Tsurudokudami)、ディアタング(リアトリス、Deertongue)、ティスル(キバナアザミ、Thistle)、ディタニー(Dittany)、ディルイ(ノンド、Dill)、デーツ(ナツメヤシ、Date palm)、テンダイウヤク(Lindera root)、テンマ(Tenma)、テンリョウチャ(Tenryocha)、トウガラシ(カプシカム、Capsicum)、トウキ(Toki)、ドウショクブツタンパクシツ(動植物蛋白質、Proteins)、ドウショクブツユシ(動植物油脂、Oil and fats)、トウミツ(糖蜜、モラセス、Molasses)、トウモロコシ(コーン、Maize)、ドクダミ(Dokudami)、トチュウ(Tochu)、ドッググラス(Dog gras
s、Couch grass)、トマト(Tomato)、ドラゴンブラッド(Doragon's blood)、ドリアン(Durian)、トリュフ(Truffle)、トルーバルサム(Tolu balsam)、トンカ(トンコ、Tonka beans)、ナギナタコウジュ(Naginatakoju)、ナシ(ペア、Pear)、ナスターシャム(Common nasturtium)、ナッツ(Nut)、ナットウ(納豆、Natto)、ナツメ(Jujube)、ナツメグ(ニクヅク、メース、Nutmeg、Mace)、ナデシコ(Nadeshiko)、ナメコ(Nameko)、ナラタケ(Naratake)、ナンテン(Nanten)、ニアウリ(Ti-tree)、ニュウサンキンバイヨウエキ(乳酸菌培養液、Cultured lactic acid bacteria solution)、ニレ(エルム、Elm)、ニンジン(キャロット、Carrot)、ニンニク(ガーリック、Garlic)、ネズミモチ(Nezumimochi)、ネットル(イラクサ、Nettle)、ネムノキ(Nemunoki、Silk tree)、ノットグラス(ニワヤナギ、Knotgrass)、ノリ(海苔、Nori、Laver)、バイオレット(スミレ、Violet)、パイナップル(Pineapple)、ハイビスカス(ローゼルHibiscus、Roselle)、麦芽(モルト、Malt)、ハコベ(Hakobe、Common chickweed)、バシクルモン(Basikurumon)、バジル(メボウキ、Basil)、ハス(Lotus)、ハスカップ(Hasukappu)、パースニップ(アメリカボウフウ、Parsnip)、パセリ(オランダゼリ、Parsley)、バター(Butter)、バターオイル(Butter oil)、バターミルク(Butter milk)、バーチ(カバノキ、Birch)、ハチミツ(ハネー、Honey)、パチュリー(パチョリ、Patchouli)、ハッカ(Corn-mint、Japanese mint)、バックビーン(Buckbeans)、ハッコウシュ(発酵酒、Fermented alcoholic beverages)、ハッコウニュウ(発酵乳、Fermented milk)、ハッコウミエキ(発酵味液、Fermented seasoning solution)、パッションフルーツ(クダモノトケイソウ、Passion fruit)、ハツタケ(Hatsutake)、バッファローベリー(Buffaloberry)、ハトムギ(Job's tears)、ハナスゲ(Hanasuge)、バナナ(Banana)、バニラ(ワニラ、Vanilla)、ハネーサックル(スイカズラ、Honeysuckle)、パパイヤ(Papaya)、バーベリー(メギ、Barberry)、ハマゴウ(Hamago)、ハマスゲ(Hamasuge)、ハマナス(Hamanasu、Rugosa rose)、ハマボウフウ(Hamabofu)、ハマメリス(Winter bloom)、バラ(ローズ、Rose)、パルマローザ(Palmarosa)、パンダナ(Pandanus)、バンレイシ(シャカトウ、Sugar apple、Sweet sop)、ヒキオコシ(Hikiokoshi)、ヒシ(Hishi、Water chestnut)、ピスタチオ(Pistachio)、ヒソップ(ヤナギハッカ、Hyssop)、ヒッコリー(Hickory)、ピーナッツ(ラッカセイ、Peanut)、ヒノキ(Hinoki)、ヒバ(Hiba)、ピプシシワ(Common popsissewa)、ヒマワリ(Sunflower)、ヒメハギ(Himehagi)、ヒヤシンス(Hyacinth)、ヒヨドリバナ(Eupatorium)、ヒラタケ(Hiratake)、ビワ(Biwa、Loquat)、ピンピネラ(Burnet)、ビンロウ(Areca nut、Betel nut)、フェイジョア(Feijoa、Pineapple guava)、フェネグリーク(コロハ、Fenugreek)、フェンネル(ショウウイキョウ、Fennel)、フジバカマ(Fujibakama)、フジモドキ(Fujimodoki)、フスマ(Bran)、フーゼル油(Fusel oil)、プチグレイン(Petitgrain)、ブチュ(ブッコ、Buchu)、ブドウ(グレープ、Grape)、ブドウサケカス(ブドウ酒粕、Wine lees)、フトモモ(Rose apple)、ブナ(Beech)、ブナハリタケ(Bunaharitake)、ブラックキャラウェイ(ニジェラ、Black caraway、Nigella)、ブラックベリー(Blackberry)、プラム(スモモ、Plum)、ブリオニア(Bryonia)、プリックリーアッシュ(アメリカサンショウ、Prickly ash)、プリムローズ(サクラソウ、Primrose)、プルネラ(ウツボグサ、Prunella、Self-heal)、ブルーベリー(Blueberry)、ブレッドフルーツ(パンノキ、Breadfruit)、ヘイ(Hay)、ベイ(Bay)、ヘーゼルナッツ(ハシバミ、Hazelnut)、ヘザー(ヒース、Heather)、ベチバー(ベチベルソウ、Vetiver)、ベーテル(キンマ、Betel)、ベニノキ(Annatto)、ベニバナ(サフラワー、Safflower)、ペニーロイヤル(メグサハッカ、Pennyroyal)、ペパーミント(セイヨウハッカ、Peppermint)、ヘビ(Snake)、ペピーノ(Pepino)、ペプトン(Peptone)、ペリトリー(Pellitory)、ベルガモット(Bergamot)、ベルガモットミント(Bergamot mint)、ペルーバルサム(Peru balsam)、ベルベナ(バーベナ、ベルベイン、Verbena、Vervain)、ベロニカ(Veronica)、ベンゾイン(安息香、Benzoin)、ヘンナ(Henna)、ボアドローズ(ローズウッド、Rosewood)、ホアハウンド(ニガハッカ、Hoarhound)、ホウ(Haw)、ホウキタケ(Houkitake)、ホウショウ(芳樟、Houshou)、ボウフウ(Saposhinikovia root)、ホエイ(Whey)、ホオノキ(Honoki)、ホースミント(ヤグルマハッカ、Horsemint)、ホースラディッシュ(セイヨウワサビ、ワサビダイコン、Horseradish)、ボタン(Moutan bark)、ホップ(Hop)、ポピー(Poppy)、ポプラ(Poplar)、ポポー(Papaw)、ホホバ(Jojoba)、ホヤ(Sea squirt)、ボルドー(Boldo)、ボロニア(Boronia)、マイタケ(Maitake)、マグウォルト(Mugwort)、マシュマロー(ウスベニタチアオイ、Marshmallow)、マジョラム(マヨラナ、Marjoram)、マスティック(Mastic)、マソイ(Massoi)、マタタビ(Matatabi、Silver vine)、マチコ(Matico)、マツ(パイン、Pine)、マツオウジ(Matsuoji)、マッシュルーム(Mushroom)、マツタケ(Matsutake)、マツブサ(Matusbusa)、マツホド(Matsuhodo)、マテチャ(マテ、Mate tea)、マメ(Beans)、マリーゴールド(Marigold)、マルバダイオウ(食用ダイオウ、Garden rhubarb、Edible rhubarb)、マルメロ(クインス、Quince)、マレイン(Mullein)、マロー(ゼニアオイ、Mallow)、マンゴー(Mango)、マンゴスチン(Mangosteen)、マンナノキ(Manna ash)、ミカン(Mikan)、ミシマサイコ(Mishimasaiko)、ミソ(味噌、Miso、Soybean paste)、ミツマタ(Mitsumata)、ミツロウ(オウロウ、ビースワックス、ベース、ワックス、Bees wax)、ミート(肉、Meat)、ミモザ(Mimosa)、ミョウガ(Myoga)、ミルク(Milk)、ミルテ(Myrtle)、ミルフォイル(セイヨウノコギリソウ、Milfoil)、ミルラ(没薬、Myrrh)、ミロバラン(Myrobalan)、ムカゴニンジン(スキレット、Skirret)、ムギチャ(ムギ茶、Roasted barley)、ムスク(Musk)、ムラサキ(Murasaki、Gromwell)、メスキート(Mesquite)、メドウスィート(シモツケソウ、Meadowsweet)、メハジキ(Mehajiki)、メープル(サトウカエデ、Maple)、メリッサ(バーム、Melissa、Balm)、メリロット(Melilot)、メロン(Melon)、モウセンゴケ(Sundew)、モニリアバイヨウエキ(モニリア培養液、Cultured Moniliaceae solution)、モミノキ(ファー、Fir)、モモ(ピーチ、Peach)、モロヘイヤ(Jew's mallow)、ヤクチ(Yakuchi)、ヤドリギ(Mistletoe)、ヤマブシタケ(Yamabushi take)、ヤマモモ(Chinese bayberry)、ユーカリ(Eucalyptus)、ユキノシタ(Yukinoshita)、ユズ(Yuzu)、ユッカ(Yucca)、ユリ(リリー、Lily)、ヨウサイ(葉菜、Leaf vegetables)、ヨロイザク(Yoroigusa)、ライオンズフート(Lion's foot)、ライチ(Litchi)、ライフエバーラスティングフラワー(Life-everlasting flower)、ライム(Lime)、ライラック(リラ、Lilac)、ラカンカ(Rakanka、Lo han kuo)、ラカンショウ(Long-leaved podocarp)、ラズベリー(Raspberry)、ラタニア(Rhatany)、ラディッシュ(ハツカダイコン、Radish)、ラブダナム(システ、Labdanum、Ciste)、ラベンダー(Lavender)、ラングウォルト(Lungwort)、ラングモス(Lungmoss)、ランブータン(Ramboutan)、リキュール(Liqueur)、リーク(Leek)、リツェア(タイワンヤマクロモジ、Litsea)、リナロエ(Linaloe)、リュウガン(Longan)、リュウゼツラン(Century plant)、リョウフンソウ(Ryofunso)、リョクチャ(緑茶、Green tea)、リンゴ(アップル、Apple)、リンデン(ボダイジュ、Linden)、リンドウ(Gentian)、ルー(ヘンルーダ、Rue)、ルリジサ(Borage)、レセダ(モクセイソウ、Reseda)、レモン(Lemon)、レモングラス(Lemongrass)、レンギョウ(Rengyo)、レンゲ(Renge)、レンブ(Wax jambu、Mankil)、ローズマリー(マンネンロウ、Rosemary)、ロベージ(Lovage)、ローレル(ゲッケイジュ、Laurel)、ロンゴザ(Longose)、ワサビ(Wasabi)、ワスレナグサ(Forger me not、Mouse ears)、ワタフジウツギ(Watafujiutsugi)、ワームウッド(ニガヨモギ、Wormwood)、ワームシード(Wormseed)、ワラビ(Warabi、Eagle fern)、ワレモコウ(Waremoko、Garden burnet)を含む。
【0011】
なお、本実施形態では、香料の一つである竜涎香の例を説明するが、他の香料にも適用可能である。
図1は、竜涎香情報の登録処理のシステムの概要を示す説明図である。本実施形態のシステムは、情報処理装置1及び情報処理端末2を含み、インターネット等のネットワークNを介して情報の送受信を行う。
【0012】
情報処理装置1は、香料に関する香料情報又は分割された香料情報、譲渡に関する管理情報等種々の情報処理、情報記憶及び情報の送受信を行う情報処理装置であり、例えばサーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。本実施形態において情報処理装置1はサーバ装置であるものとし、以下では簡潔のためサーバ1と読み替える。
【0013】
情報処理端末2は、香料に対する香料情報の受付、送信又は閲覧を行う端末装置である。情報処理端末2は、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレット、パーソナルコンピュータ端末等の情報処理機器である。以下では簡潔のため、情報処理端末2を端末2と読み替える。
【0014】
続いて、サーバ1への竜涎香情報の登録の流れを説明する。端末2は、竜涎香を登録する登録者を特定する登録者識別情報、登録者を通じて竜涎香を特定する竜涎香識別情報(香料識別情報)、及び当該竜涎香に関する竜涎香情報(香料情報)を受け付ける。登録者識別情報は、例えば竜涎香を登録する登録者を特定するための登録者ID、氏名等を含む。竜涎香識別情報は、例えば竜涎香を識別するための竜涎香IDであっても良い。竜涎香情報は、竜涎香の香りの特性、取得地若しくは生産地、取得者若しくは生産者の情報、または竜涎香の画像を含む。
【0015】
端末2は、受け付けた登録者識別情報、竜涎香識別情報及び当該竜涎香に関する竜涎香情報をサーバ1に送信する。サーバ1は、端末2から送信された登録者識別情報、竜涎香識別情報及び当該竜涎香に関する竜涎香情報を受信して記憶する。
【0016】
図2は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、記憶部12、通信部13、入力部14、表示部15、読み取り部16及び大容量記憶部17を含む。各構成はバスBで接続されている。
【0017】
制御部11はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を含み、記憶部12に記憶された制御プログラム1Pを読み出して実行することにより、サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、
図2では制御部11を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。
【0018】
記憶部12はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部11が処理を実行するために必要な制御プログラム1P又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ネットワークNを介して、端末2等との間で情報の送受信を行う。
【0019】
入力部14は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報を制御部11へ出力する。表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electronic Luminescent)ディスプレイ等であり、制御部11の指示に従い各種情報を表示する。
【0020】
読み取り部16は、CD(Compact Disc)−ROM又はDVD(Digital Versatile Disc)−ROMを含む可搬型記憶媒体1aを読み取る。制御部11が読み取り部16を介して、制御プログラム1Pを可搬型記憶媒体1aより読み取り、大容量記憶部17に記憶しても良い。また、ネットワークN等を介して他のコンピュータから制御部11が制御プログラム1Pをダウンロードし、大容量記憶部17に記憶しても良い。さらにまた、半導体メモリ1bから、制御部11が制御プログラム1Pを読み込んでも良い。
【0021】
大容量記憶部17は、例えばハードディスク等を含む大容量の記憶装置である。大容量記憶部17は、登録者DB171及び竜涎香情報DB172を含む。登録者DB171は、竜涎香を登録する登録者の識別情報を記憶している。登録者は例えば調香師であっても良い。竜涎香情報DB172は、竜涎香に関する竜涎香情報を記憶している。竜涎香情報は、例えば竜涎香の取得者、登録者、取得地、捕鯨有無、グレード、鑑定方法、鑑定者、カラストンビ有無、ガスデータ、香り、竜涎香の画像及び当該竜涎香に対する注意事項を含む。
【0022】
なお、本実施形態において記憶部12及び大容量記憶部17は一体の記憶装置として構成されていても良い。また、大容量記憶部17は複数の記憶装置により構成されていても良い。更にまた、大容量記憶部17はサーバ1に接続された外部記憶装置であっても良い。また、サーバ1は一台の情報処理装置であるものとして説明するが、複数台により分散して処理させても良い。
【0023】
図3は、登録者DB171のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。登録者DB171は、登録者ID列及び登録者氏名列を含む。登録者ID列は、各登録者を識別するために、一意に特定される登録者のIDを記憶している。登録者氏名列は、登録者の氏名を記憶している。
【0024】
図4は、竜涎香情報DB172のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。竜涎香情報DB172は、竜涎香ID列、取得者列、登録者ID列、取得地列、捕鯨有無列、グレード列、鑑定列、カラストンビ有無列、ガスデータ列、香り列、画像列及び注意事項列を含む。竜涎香ID列は、各竜涎香を識別するために、一意に特定される竜涎香のIDを記憶している。竜涎香IDは、複数桁の数字を用いて自動的に採番しても良く、または年度、グレード、取得地等の情報が識別可能な番号を用いて設定しても良い。取得者列は、取得者ID列及び取得者氏名列を含む。取得者ID列は、各取得者を識別するために、一意に特定される取得者のIDを記憶している。取得者氏名列は、取得者の氏名を記憶している。登録者ID列は、登録者を特定する登録者IDを記憶している。取得地列は、竜涎香の取得地の住所又は経緯度を記憶している。
【0025】
捕鯨有無列は、法律上の規制に応じて、竜涎香が拾われたか又は鯨の殺害により竜涎香が取得されたかの情報を記憶している。グレード列は、竜涎香のグレード情報を記憶している。グレードは、例えばホワイト、ゴールド、イエロー、ブラウン、グレー又はブラックの色である。鑑定列は、鑑定者列及び鑑定方法列を含む。鑑定者列は、竜涎香を鑑定する鑑定者情報を記憶している。鑑定者情報は、例えば調香師としての登録者ID、竜涎香鑑定資格者ID又はガスクロ等の機種、型式番号等である。鑑定方法列は、竜涎香を鑑定するための方法を記憶している。鑑定方法は、例えば官能検査、GC−MS(ガスクロマトグラフィー質量分析法)、分光光度計、ブラックライト鑑別又はTG−DTA−MS(Thermogravimetry-Differential Thermal Analysis and Mass Spectrometry)等である。カラストンビ有無列は、竜涎香の中にカラストンビが含まれるか否かの情報を記憶している。
【0026】
ガスデータ列は、計測機器により計測された竜涎香の含有成分及び含有量の情報を記憶している。例えば、竜涎香の含有成分は、(+)-アンブレイン、(+)-アンブロックス、(-)-アンブロックス、3a-epi-(-)-アンブロックス、9b-epi-(-)-アンブロックス、α-アンブリノール、β-アンブリノール、α-イオノンエポキシド、β-イオノンエポキシド、β-イオノン、γ-イオノン、アンブレノライド、ジヒドロ-β-イオノン、ジヒドロ-γ-イオノン、ジヒドロ-γ-イオノール、ジヒドロアクチニジオライド、ジヒドロロリオライド、オクタヒドロ-5,5,8α-トリメチル-2-メチレンナフチルアセトアルデヒド、オクタヒドロ-2,5,8α-テトラメチルナフチルアセトアルデヒド、2-(2,2-ジメチル-6-メチレンシクロヘキシル)アセトアルデヒド、2-(2,2-ジメチル-6-メチレンシクロヘキシル)エチルアセテート、2-(2,2-ジメチル-6-メチレンシクロヘキシル)エタノール、(3,3-ジメチル-1-シクロヘキシル)メタノール、2,2,6-トリメチル-2-ヒドロキシシクロヘキサノン、8α,13-エポキシ-14,15,16-トリノブロアブド-12-エン、12-エポキシ-8α-12-エポキシ-13,14,15,16-タータノルラブダン、13-エポキシ-8α,13-エポキシ-14-15-16-トリノルラブダン、2-メチル-4-(2-メチレン-6,6-ジメチル-シクロヘキシル)-2-ブタナール、24-メチル-5β-コレスタノ-3α-オール、β-シクロシトラール、4-オキソ-β-シクロシトラール、4-オキソ-β-イオノール、4-オキソ-β-イオノン、γ-コロナール、スクラレオライドである。
【0027】
香り列は、竜涎香に関する香りの情報を記憶している。香りの情報は、調香師が官能検査の結果として、自身が感じた香りについての見解を示すものである。画像列は、竜涎香に関する画像の情報を記憶している。本実施形態では、画像列は、画像のファイルのパスを記憶しているが、これに限るものではない。例えば、画像列は、画像のバイナリデータを記憶しても良い。注意事項列は、竜涎香に対する保管及び扱い等の注意事項を記憶している。
【0028】
なお、上述した各DBの記憶形態は一例であり、データ間の関係が維持されていれば、他の記憶形態であっても良い。
【0029】
図5は、端末2の構成例を示すブロック図である。端末2は、制御部21、記憶部22、通信部23、入力部24、表示部25及び撮影部26を含む。各構成はバスBで接続されている。
【0030】
制御部21はCPU、MPU等の演算処理装置を含み、記憶部22に記憶された制御プログラム2Pを読み出して実行することにより、端末2に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、
図5では制御部21を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。記憶部22はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部21が処理を実行するために必要な制御プログラム2P又はデータ等を記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。
【0031】
通信部23は通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ネットワークNを介して、サーバ1等と情報の送受信を行う。入力部24は、キーボード又はマウスである。表示部25は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部21の指示に従い各種情報を表示する。また、入力部24は表示部25と一体化したタッチパネルでも良い。撮影部26は、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ等の撮影装置である。なお、撮影部26は端末2の中に内蔵せず、外部で直接に端末2と接続し、撮影可能な構成としても良い。
【0032】
続いて、竜涎香をサーバ1に送信する動作を説明する。端末2の制御部21は、竜涎香を登録する登録者を特定する登録者識別情報、登録者を通じて登録対象の竜涎香を特定する竜涎香識別情報、及び当該竜涎香識別情報に対応する竜涎香情報を入力部24により受け付ける。なお、上述した各種の情報が入力部24により受け付けられたが、これに限るものではない。例えば、USB(Universal Serial Bus)等の可搬型記憶媒体又は図示しない外部装置により登録者識別情報、竜涎香識別情報及び竜涎香情報が端末2に転送されても良い。
【0033】
制御部21は、通信部23を介して、受け付けた登録者識別情報、竜涎香識別情報及び竜涎香情報をサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、端末2から送信された登録者識別情報、竜涎香識別情報及び竜涎香情報を通信部13により受信し、大容量記憶部17に記憶する。
【0034】
具体的には、制御部11は、受信した登録者識別情報(登録者ID)及び登録者氏名を一つのレコードとして大容量記憶部17の登録者DB171に記憶する。なお、本実施形態では、制御部11は通信部13により登録者IDを受け付けたが、これに限るものではない。例えば、制御部11は、ユニークな登録者IDを振っても良い。
【0035】
制御部11は、受信した竜涎香識別情報(竜涎香ID)、取得者、登録者ID、取得地、捕鯨有無、グレード、鑑定、カラストンビ有無、ガスデータ、香り、画像及び注意事項を一つのレコードとして大容量記憶部17の竜涎香情報DB172に記憶する。なお、本実施形態では、制御部11は通信部13により竜涎香IDを受け付けたが、これに限るものではない。例えば、制御部11は、ユニークな竜涎香IDを振っても良い。
【0036】
なお、本実施形態では、端末2は登録者識別情報、竜涎香識別情報及び当該竜涎香識別情報に対応する竜涎香情報を受け付け、受け付けた登録者識別情報、竜涎香識別情報及び竜涎香情報をサーバ1に送信したが、これに限るものではない。例えば、サーバ1の制御部11は、入力部14により登録者識別情報、竜涎香識別情報及び竜涎香情報を直接に受け付けても良い。または、USB等の可搬型記憶媒体又は図示しない外部装置により登録者識別情報、竜涎香識別情報及び竜涎香情報がサーバ1に転送されても良い。
【0037】
図6は、竜涎香情報をサーバ1に送信する際の処理手順を示すフローチャートである。端末2の制御部21は、入力部24又は通信部23を介して、竜涎香を登録する登録者を特定する登録者識別情報、竜涎香識別情報及び当該竜涎香識別情報に対応する竜涎香情報を受け付ける(ステップS201)。制御部21は、通信部23を介して、受け付けた登録者識別情報、竜涎香識別情報及び竜涎香情報をサーバ1に送信する(ステップS202)。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された登録者識別情報、竜涎香識別情報及び竜涎香情報を受信し(ステップS101)、大容量記憶部17に記憶する(ステップS102)。
【0038】
本実施形態によると、香料に関する香料情報を登録することにより、香料情報の管理または利用等を行うことが可能となる。
【0039】
(実施形態2)
実施形態2は、譲渡された分割香料の登録及び支払いを行う形態に関する。なお、実施形態1と重複する内容については説明を省略する。香料の譲渡人が香料の一部を分割して譲受人に譲渡することができる。譲渡人は、例えば香料の所有者である。譲受人は、香料の譲受先である。また、分割された香料に対する分割香料情報、譲渡人及び譲受人に関する識別情報をサーバ1に送信することができる。なお、本実施形態では、香料の一つの種類の竜涎香の例を説明するが、他の香料にも適用可能である。
【0040】
図7は、実施形態2のサーバ1の構成例を示すブロック図である。
図2と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。大容量記憶部17は、管理DB173、譲渡人DB174、譲受人DB175及び分割竜涎香情報DB176を含む。
【0041】
管理DB173は、竜涎香又は分割された竜涎香に対する譲渡情報等を記憶している。譲渡人DB174は、竜涎香の所有者に関するID及び氏名等の識別情報を記憶している。譲受人DB175は、竜涎香の譲受先のID及び氏名等の識別情報を記憶している。分割竜涎香情報DB176は、分割された竜涎香に関する分割竜涎香情報を記憶している。分割竜涎香情報は、分割後の竜涎香の重量、竜涎香の保管状態、または分割後の竜涎香の画像を含む。
【0042】
図8は、管理DB173のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。管理DB173は、竜涎香ID列、分割竜涎香ID列、譲渡人ID列、譲受人ID列及び譲渡日時列を含む。竜涎香ID列は、登録者による登録対象の竜涎香を特定する竜涎香IDを記憶している。分割竜涎香ID列は、分割後の竜涎香を特定する分割竜涎香IDを記憶している。譲渡人ID列は、竜涎香の所有者IDを記憶している。譲受人ID列は、竜涎香の譲受先IDを記憶している。譲渡日時列は、竜涎香が譲渡された日時情報を記憶している。
【0043】
図9は、譲渡人DB174のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。譲渡人DB174は、譲渡人ID列及び譲渡人氏名列を含む。譲渡人ID列は、各譲渡人を識別するために、一意に特定される譲渡人のIDを記憶している。譲渡人氏名列は、譲渡人の氏名を記憶している。
【0044】
図10は、譲受人DB175のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。譲受人DB175は、譲受人ID列及び譲受人氏名列を含む。譲受人ID列は、各譲受人を識別するために、一意に特定される譲受人のIDを記憶している。譲受人氏名列は、譲受人の氏名を記憶している。
【0045】
図11は、分割竜涎香情報DB176のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。分割竜涎香情報DB176は、分割竜涎香ID列、竜涎香ID列、分割データ列、保管状態列及び写真列を含む。分割竜涎香ID列は、各分割された竜涎香を識別するために、一意に特定される分割後の竜涎香のIDを記憶している。竜涎香ID列は、分割された竜涎香の親竜涎香のIDを記憶している。なお、本実施形態では、分割竜涎香IDが竜涎香IDと枝番号から構成されるが、これに限るものではない。例えば、分割竜涎香IDが竜涎香IDと分割日時情報から構成されても良い。分割データ列は、質量列及び価格列を含む。質量列は、分割された竜涎香の質量情報を記憶している。価格列は、分割された竜涎香の価格情報を記憶している。
【0046】
保管状態列は、真空度列、窒素雰囲気列、紫外線照射列、オゾン添加列及び湿度列を含む。真空度列は、分割された竜涎香に対する保管の真空度のデータを記憶している。窒素雰囲気列は、窒素気体を充満させた状況の有無の情報を記憶している。紫外線照射列は、分割された竜涎香に対する紫外線照射の有無の情報を記憶している。オゾン添加列は、分割された竜涎香に対するオゾン添加の有無の情報を記憶している。湿度列は、分割された竜涎香に対する保管の湿度のデータを記憶している。写真列は、分割された竜涎香の写真ファイルのパスを記憶している。
【0047】
図12は、分割竜涎香をサーバ1に送信する動作を説明する説明図である。竜涎香の譲渡人が竜涎香の一部を分割して譲受人に譲渡する際に、譲渡人又は譲受人の端末2の制御部21は、入力部24または通信部23により分割後の竜涎香に関する分割竜涎香情報を受け付ける。制御部21は、通信部23を介して、受け付けた分割後の竜涎香に関する分割竜涎香情報をサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された分割後の竜涎香に関する分割竜涎香情報を受信する。
【0048】
制御部11は、受信した分割竜涎香情報に応じて、分割後の竜涎香を特定する分割竜涎香識別情報を生成する。分割竜涎香識別情報は、例えば分割された竜涎香のID及び親竜涎香のID等を含む。本実施形態で分割竜涎香IDの生成方法に関しては、制御部11は分割竜涎香に対する新たな枝番号を振って、親竜涎香IDの後ろに下線により親竜涎香IDと枝番号を連結したが、これに限るものではない。例えば、親竜涎香IDと関係なく、制御部11は分割された竜涎香に応じて独自のIDを振っても良い。更にまた、端末2の制御部21は、入力部24により分割竜涎香IDを受け付け、通信部23により受け付けた分割竜涎香IDをサーバ1に送信しても良い。
【0049】
制御部11は、受信した分割竜涎香情報、及び生成した分割竜涎香識別情報を大容量記憶部17の分割竜涎香情報DB176に記憶する。具体的には、制御部11は、分割竜涎香ID、竜涎香ID、分割データ、保管状態及び写真を一つのレコードとして分割竜涎香情報DB176に記憶する。
【0050】
譲渡人の端末2の制御部21は、入力部24または通信部23により竜涎香の譲渡人を特定する譲渡人識別情報を受け付ける。制御部21は、通信部23を介して、受け付けた譲渡人識別情報をサーバ1に送信する。制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された譲渡人識別情報を受信する。譲渡人識別情報は、例えば譲渡人ID及び譲渡人氏名を含む。制御部11は、受信した譲渡人識別情報を大容量記憶部17の譲渡人DB174に記憶する。具体的には、制御部11は、譲渡人ID及び譲渡人氏名を一つのレコードとして譲渡人DB174に記憶する。
【0051】
譲受人の端末2の制御部21は、入力部24または通信部23により竜涎香の譲受人を特定する譲受人識別情報を受け付ける。制御部21は、通信部23を介して、受け付けた譲受人識別情報をサーバ1に送信する。制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された譲受人識別情報を受信する。譲受人識別情報は、例えば譲受人ID及び譲受人氏名を含む。制御部11は、受信した譲受人識別情報を大容量記憶部17の譲受人DB175に記憶する。具体的には、制御部11は、譲受人ID及び譲受人氏名を一つのレコードとして譲受人DB175に記憶する。
【0052】
制御部11は、受信した譲渡人識別情報、譲受人識別情報及び分割竜涎香識別情報を関連付けて大容量記憶部17の管理DB173に記憶する。具体的には、制御部11は、受け付けた竜涎香ID、分割竜涎香ID、譲渡人ID、譲受人ID及び譲渡日時を一つのレコードとして管理DB173に記憶する。
【0053】
なお、本実施形態では、サーバ1の制御部11は通信部13を介して、端末2から送信された譲渡人ID、譲受人IDを受信したが、これに限るものではない。例えば、制御部11は、ユニークな譲渡人ID、譲受人IDを振っても良い。更にまた、サーバ1の制御部11は、入力部14により譲渡人ID、譲受人IDを直接に受け付けても良い。
【0054】
なお、本実施形態では、端末2は分割竜涎香識別情報、当該分割竜涎香識別情報に対応する分割竜涎香情報、譲渡人識別情報及び譲受人識別情報を通信部23によりサーバ1に送信したが、これに限るものではない。例えば、サーバ1の入力部14により直接に上述した各種の情報が受け付けられても良い。更にまた、USB(Universal Serial Bus)等の可搬型記憶媒体又は図示しない外部装置により上述した各種の情報がサーバ1に転送されても良い。
【0055】
図13は、端末2による分割竜涎香情報の入力のイメージ図である。端末2の制御部21は、入力部24により分割竜涎香情報を受け付けることができる。図示のように、分割竜涎香情報の入力画面上では、竜涎香IDの入力欄14a、分割竜涎香IDの入力欄14b、質量の入力欄14c、価格の入力欄14d、真空度の入力欄14e、窒素雰囲気のコンボボックス14f、紫外線照射のコンボボックス14g、オゾン添加のコンボボックス14h、湿度の入力欄14i、写真の表示欄14j、写真の選択ボタン14k及び情報の送信ボタン14lを有する。なお、分割竜涎香情報の入力方式に関しては、上述した表示形式に限らず、例えば、選択項が設定されたリストボックスであっても良い。
【0056】
端末2の制御部21は、入力部24により分割竜涎香情報に関するそれぞれの入力欄、コンボボックスまたはボタンからそれぞれの分割竜涎香に関する情報を受け付ける。制御部21は、入力部24により「送信」ボタンのタップイベントを受け付けた場合、受け付けた分割竜涎香情報を通信部23によりサーバ1に送信する。
【0057】
図14は、分割竜涎香情報をサーバ1に送信する際の処理手順を示すフローチャートである。端末2の制御部21は、入力部24又は通信部23を介して、分割された竜涎香に関する分割竜涎香情報を受け付ける(ステップS211)。制御部21は、通信部23を介して、受け付けた分割竜涎香情報をサーバ1に送信する(ステップS212)。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された分割竜涎香情報を受信し(ステップS111)、分割後の竜涎香を特定する分割竜涎香識別情報を生成する(ステップS112)。制御部11は、生成した分割竜涎香識別情報、及び受信した分割竜涎香情報を大容量記憶部17の分割竜涎香情報DB176に記憶する(ステップS113)。
【0058】
端末2の制御部21は、入力部24又は通信部23を介して、竜涎香の譲渡人を特定する譲渡人識別情報を受け付ける(ステップS213)。制御部21は、通信部23を介して、受け付けた譲渡人識別情報をサーバ1に送信する(ステップS214)。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された譲渡人識別情報を受信し(ステップS114)、受信した譲渡人識別情報を大容量記憶部17の譲渡人DB174に記憶する(ステップS115)。
【0059】
端末2の制御部21は、入力部24又は通信部23を介して、竜涎香の譲受人を特定する譲受人識別情報を受け付ける(ステップS215)。制御部21は、通信部23を介して、受け付けた譲受人識別情報をサーバ1に送信する(ステップS216)。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された譲受人識別情報を受信し(ステップS116)、受信した譲受人識別情報を大容量記憶部17の譲受人DB175に記憶する(ステップS117)。
【0060】
続いて、譲受人が譲渡された竜涎香に対する対価を譲渡人に支払う処理を説明する。以下では、譲受人から譲渡人への法定通貨の支払いを条件に、支払口座に関する金融情報を送受信する銀行インターフェイス(API:Application Programming Interface)経由で分割された香料の譲渡に関する処理を説明する。
【0061】
譲受人の端末2は、通信部23を介して、支払元(譲受人)の口座情報、支払先(譲渡人)の口座情報及び支払金額を、銀行API経由で銀行サーバに送信する。銀行サーバは、譲受人の端末2から送信された支払元の口座情報、支払先の口座情報及び支払金額を受信する。銀行サーバは、受信した支払元の口座から、支払先の口座に指定された支払金額を送金する。
【0062】
譲渡人の端末2は、通信部23を介して、銀行API経由で譲受人が支払った金額を受け取って、支払い手続き完了メッセージをサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、譲渡人の端末2から送信された支払い手続き完了メッセージを受信した場合、譲渡に関する情報を大容量記憶部17に記憶する。具体的には、制御部11は、竜涎香ID、分割竜涎香ID、譲渡人ID、譲受人ID及び譲渡日時を一つのレコードとして大容量記憶部17の管理DB173に記憶する。
【0063】
なお、本実施形態では、譲受人から譲渡人への法定通貨で支払う例を説明したが、これに限るものではない。譲受人は仮想通貨で譲渡人に支払うことが可能となる。例えば、スマートコントラクトにより、事前に執行条件及び契約内容の定義がプログラム化され、執行条件及び契約内容に合致した取引が発生した場合、自動的に仮想通貨で支払手続きが行われても良い。
【0064】
図15は、譲受人が譲渡された竜涎香に対する対価を譲渡人に支払う際の処理手順を示すフローチャートである。譲受人の端末2の制御部21は、通信部23を介して、口座情報(支払元の口座情報、支払先の口座情報)及び支払金額を銀行API経由で銀行サーバに送信する(ステップS221)。
【0065】
銀行サーバは、譲受人の端末2から送信された口座情報及び支払金額受信し(ステップS921)、受信した支払元の口座から支払先の口座に指定された金額を送金する(ステップS922)。譲渡人の端末2の制御部21は、通信部23により銀行サーバを経由して支払元の口座からの送金を受け取って(ステップS231)、支払い手続き完了メッセージをサーバ1に送信する(ステップS232)。
【0066】
サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、譲渡人の端末2から送信された支払い手続き完了メッセージを受信し(ステップS121)、譲渡に関する情報を大容量記憶部17の管理DB173に記憶する(ステップS122)。なお、本実施形態では、支払い手続き完了メッセージが譲渡人の端末2から送信されたが、これに限るものではない。例えば、銀行サーバは支払先の口座に送金した後、直接にサーバ1に支払い手続き完了メッセージを送信しても良い。
【0067】
本実施形態によると、分割竜涎香が譲渡される場合、譲渡に関する情報を登録することにより、取引情報が過去の取引履歴と共に保存されているため、信頼性が高い取引を実現することが可能となる。
【0068】
本実施形態によると、銀行インターフェイスを活用することにより、支払い手続きを簡単に行うため、不正な取引を防ぐことができる。
【0069】
(実施形態3)
実施形態3は、香料の加工に関する加工情報の登録を行う形態に関する。なお、実施形態1及び実施形態2と重複する内容については説明を省略する。譲渡人又は譲受人による香料の加工に関する加工情報をサーバ1に送信することができる。なお、本実施形態では、香料の一つの種類の竜涎香の例を説明するが、他の香料にも適用可能である。
【0070】
図16は、実施形態3のサーバ1の構成例を示すブロック図である。
図7と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。大容量記憶部17は、加工情報DB177を含む。加工情報DB177は、譲渡人又は譲受人による竜涎香の加工に関する加工情報を記憶している。加工情報は、竜涎香又は分割された竜涎香に対する加工処理内容、処理業者、使用溶媒または加工後のグレードを含む。
【0071】
図17は、加工情報DB177のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。加工情報DB177は、竜涎香ID列、分割竜涎香ID列、加工処理内容列、処理業者列、使用溶媒列、加工後のグレード列及び注意事項列を含む。竜涎香ID列は、竜涎香のIDを記憶している。分割竜涎香ID列は、分割された竜涎香のIDを記憶している。加工処理内容列は、加工方法列、熟成期間列及び蒸留温度列を含む。加工方法列は、竜涎香又は分割された竜涎香に対して、溶媒を用いて加工する際の採用方法を記憶している。例えば、加工方法はエタノール溶解法、ヘキサン溶解法又はオイル溶解法等である。熟成期間列は、竜涎香又は分割された竜涎香に対する加工の熟成期間を記憶している。蒸留温度列は、竜涎香又は分割された竜涎香に対する加工の蒸留温度のデータを記憶している。処理業者列は、処理業者の名称を記憶している。
【0072】
使用溶媒列は、溶剤列、濃度列、溶剤番号列及び溶剤メーカー列を含む。溶剤列は、竜涎香又は分割された竜涎香を加工する際に使用の溶剤情報を記憶している。溶剤は、例えば石油由来、バイオエタノール又はオリーブオイル等である。濃度列は、使用した溶剤の濃度のデータを記憶している。溶剤番号列は、竜涎香又は分割された竜涎香を加工する際に使用の溶剤の製造又は出荷の番号を記憶している。溶剤メーカー列は、竜涎香又は分割された竜涎香を加工する際に使用の溶剤のメーカー情報を記憶している。
【0073】
加工後のグレード列は、加工された竜涎香又は加工された分割竜涎香のグレードに関する情報を記憶している。例えば、色又はグレード判別の根拠となるデータ等が記憶されても良い。注意事項列は、竜涎香又は分割竜涎香に対する加工前後の注意事項を記憶している。
【0074】
図18は、加工情報をサーバ1に送信する際の処理手順を示すフローチャートである。端末2の制御部21は、入力部24又は通信部23を介して、竜涎香の譲渡人又は譲受人による竜涎香の加工に関する加工情報を受け付ける(ステップS241)。制御部21は、通信部23を介して、受け付けた加工情報をサーバ1に送信する(ステップS242)。送信される加工情報には、竜涎香ID、分割竜涎香ID、譲渡人ID、譲受人ID及び加工情報が含まれる。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された加工情報を受信し(ステップS141)、受信した加工情報を大容量記憶部17の加工情報DB177に記憶する(ステップS142)。具体的には、制御部11は、竜涎香に対する竜涎香ID、分割竜涎香ID、加工処理内容、処理業者、使用溶媒、加工後のグレード、注意事項を一つのレコードとして加工情報DB177に記憶する。
【0075】
本実施形態によると、香料の加工に関する加工情報を登録することにより、香料の加工情報を香料情報と関連づけて管理することが可能となる。
【0076】
(実施形態4)
実施形態4は、加工処理後の香料の製品への使用状況情報の登録を行う形態に関する。なお、実施形態1〜実施形態3と重複する内容については説明を省略する。譲渡人又は譲受人による加工処理後の香料の製品(シャンプー、香水等)への使用状況を示す使用状況情報をサーバ1に送信することができる。なお、本実施形態では、香料の一つの種類の竜涎香の例を説明するが、他の香料にも適用可能である。
【0077】
図19は、実施形態4のサーバ1の構成例を示すブロック図である。
図16と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。大容量記憶部17は、使用状況情報DB178を含む。使用状況情報DB178は、譲渡人又は譲受人による加工処理後の竜涎香の製品への使用状況を示す使用情報を記憶している。使用状況情報は、竜涎香の使用量、製造業者、製造条件または他に使用された材料を含む。
【0078】
図20は、使用状況情報DB178のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。使用情報DB178は、竜涎香ID列、分割竜涎香ID列、使用量列、製造業者列、製造条件列及び他に使用された材料列を含む。竜涎香ID列は、竜涎香のIDを記憶している。分割竜涎香ID列、分割された竜涎香のIDを記憶している。使用量列は、製品を製造する際の使用した竜涎香の量を記憶している。製造業者列は、竜涎香又は分割された竜涎香を使用して製品を製造する業者の名称を記憶している。製造条件列は、竜涎香又は分割された竜涎香を使用して製品を製造する際の製造条件を記憶している。他に使用された材料列は、製品を製造する際に竜涎香以外の材料情報を記憶している。
【0079】
図21は、使用状況情報をサーバ1に送信する際の処理手順を示すフローチャートである。端末2の制御部21は、入力部24又は通信部23を介して、竜涎香の譲渡人又は譲受人による加工処理後の竜涎香の製品への使用状況を示す使用状況情報を受け付ける(ステップS251)。制御部21は、通信部23を介して、受け付けた使用状況情報をサーバ1に送信する(ステップS252)。送信される使用状況情報には、竜涎香ID、分割竜涎香ID、譲渡人ID、譲受人ID及び使用状況情報が含まれる。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された使用状況情報を受信し(ステップS151)、受信した使用状況情報を大容量記憶部17の使用状況情報DB178に記憶する(ステップS152)。具体的には、制御部11は、竜涎香に対する竜涎香ID、分割竜涎香ID、使用量、製造業者、製造条件、他に使用された材料を一つのレコードとして使用状況情報DB178に記憶する。
【0080】
本実施形態によると、加工処理後の香料の製品への使用状況情報を登録することにより、加工処理後の香料の製品への使用状況情報を香料情報と関連づけて管理することが可能となる。
【0081】
(実施形態5)
実施形態5は、香料に関する各種の情報を閲覧するための閲覧用コードを生成する形態に関する。閲覧用コードは、例えば、2次元コード、バーコード等であっても良い。また、ICタグ(Integrated Circuit Tag)、RFタグ(Radio Frequency Tag)、又はRFID(Radio Frequency Identifier)チップ(マイクロチップ)等に記憶された閲覧用コードをRFリーダーで読み取る形態であっても良い。なお、本実施形態では、閲覧用コードが2次元コードである例を説明する。2次元コードは、横方向にしか情報を持たない1次元コードに対し、水平方向と垂直方向に情報を持つ表示方式のコードである。代表的な2次元コードは、例えばQRコード(登録商標)、DataMatrix(登録商標)又はVeriCode(登録商標)である。香料に関する各種の情報が2次元コードの中に埋め込まれることにより、香料に関する各種の情報を閲覧することが可能となる。なお、竜涎香IDに基づき、香料に関する各種の情報を取得する固有のURL(Uniform Resource Locator)が2次元コードの中に埋め込まれても良い。例えば、竜涎香ID(0001)が付加された「http://www.ambergris.com/id=0001」であっても良い。この場合、端末2または図示しない端末は、当該URLにアクセスすることにより、香料に関する各種の情報を取得して閲覧することが可能となる。実施形態1〜実施形態4と重複する内容については説明を省略する。なお、本実施形態では、香料の一つの種類の竜涎香の例を説明するが、他の香料にも適用可能である。
【0082】
図22は、竜涎香に関する各種の情報の2次元コードの生成処理の動作を説明する説明図である。サーバ1の制御部11は、大容量記憶部17から竜涎香に関する情報を読み込み、読み込んだ竜涎香に関する情報を通信部13により端末2に送信する。端末2の制御部21は、通信部23を介して、サーバ1から送信された竜涎香に関する情報を受信する。制御部21は、受信した竜涎香に関する情報に基づき、2次元コード生成ライブラリー等を用いて2次元コードを生成することが可能となる。2次元コード生成ライブラリーは、例えばQRコードを出力するjQueryライブラリー(jquery.qrcode.js)である。なお、2次元コード生成に関しては、制御部21は、2次元コード生成ライブラリーを利用せず、2次元コードの生成アルゴリズムに基づいて2次元コードを生成しても良い。
【0083】
端末2の制御部21は、竜涎香に対する初期登録の竜涎香情報、分割された竜涎香に関する分割竜涎香情報、譲渡人又は譲受人による竜涎香の加工に関する加工情報、及び譲渡人又は譲受人による加工処理後の竜涎香の製品への使用状況情報を閲覧するためのそれぞれの2次元コードを生成することができる。
【0084】
続いて、分割竜涎香情報の2次元コードを生成する処理の例を説明する。サーバ1の制御部11は、大容量記憶部17の竜涎香情報DB172、譲渡人DB174、譲受人DB175及び分割竜涎香情報DB176から分割竜涎香に関する情報を読み込む。制御部11は、通信部13を介して、読み込んだ分割竜涎香に関する情報を端末2に送信する。
【0085】
端末2の制御部21は、通信部23を介して、サーバ1から送信された分割竜涎香に関する情報を受信し、受信した分割竜涎香に関する情報を2次元コード生成ライブラリーにより2次元コード生成処理を行う。制御部21は、生成した分割竜涎香情報の2次元コードを表示部25に出力する。端末2または図示しない端末は、端末2の制御部21が生成した分割竜涎香情報の2次元コードを読み込むことにより、分割竜涎香情報を閲覧することが可能となる。なお、印刷した2次元コードを配布しても良い。なお、本実施形態では、2次元コードが端末2側で生成されたが、これに限るものではない。例えば、香料に関する各種の情報を閲覧するための2次元コードがサーバ1側で生成されても良い。
【0086】
図23は、分割竜涎香情報の2次元コードを生成する際の処理手順を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は、大容量記憶部17の竜涎香情報DB172、譲渡人DB174、譲受人DB175及び分割竜涎香情報DB176から分割竜涎香情報を読み込む(ステップS161)。制御部11は、通信部13を介して、読み込んだ分割竜涎香情報を端末2に送信する(ステップS162)。端末2の制御部21は、通信部23を介して、サーバ1から送信された分割竜涎香情報を受信する(ステップS261)。制御部21は、受信した分割竜涎香情報に基づき、2次元コード生成ライブラリーにより分割竜涎香情報の2次元コードを生成する(ステップS262)。制御部21は、生成した分割竜涎香情報の2次元コードを表示部25に出力する(ステップS263)。
【0087】
なお、本実施形態では、分割竜涎香情報の2次元コードの生成処理の例を説明したが、竜涎香情報、加工情報又は使用状況情報の2次元コードの生成処理は、分割竜涎香情報の2次元コードの生成処理と同様であるため説明を省略する。
【0088】
また、上述した2次元コードの生成処理については、段階別に、竜涎香に関する情報の2次元コードの生成処理であるが、これに限るものではない。端末2の制御部21は、サーバ1から送信された竜涎香に関する全ての情報の2次元コードを生成することができる。本実施形態では、竜涎香に関する全ての情報は竜涎香情報、分割竜涎香情報、竜涎香の加工に関する加工情報、及び加工処理後の香料の製品への使用状況情報を含む。
【0089】
図24は、竜涎香に関する全ての情報の2次元コードの生成処理の動作を説明する説明図である。端末2の制御部21は、通信部23により竜涎香IDまたは分割竜涎香ID等の識別情報をサーバ1に送信し、竜涎香に関する全ての情報を問い合わせする。サーバ1は、端末2から送信された竜涎香IDまたは分割竜涎香ID等の識別情報に基づき、竜涎香に関する全ての情報を大容量記憶部17から読み込む。制御部11は、通信部13を介して、読み込んだ竜涎香に関する全ての情報を端末2に送信する。
【0090】
端末2の制御部21は、通信部23を介して、サーバ1から送信された竜涎香に関する全ての情報を受信する。制御部21は、受信した竜涎香に関する全ての情報に基づき、2次元コード生成ライブラリーにより竜涎香に関する全ての情報の2次元コードを生成する。端末2または図示しない端末は、端末2の制御部21が生成した竜涎香に関する全ての情報の2次元コードを読み込むことにより、竜涎香情報、分割竜涎香情報、加工情報及び使用状況情報を閲覧することが可能となる。
【0091】
図24の例では、竜涎香ID0001、分割竜涎香ID0001_01に関する全ての情報が表示されている。竜涎香情報、分割竜涎香情報、加工情報及び使用状況情報が順次に画面上で表示される。なお、上述した順次に限らず、任意の順次であっても良い。竜涎香情報、分割竜涎香情報、加工情報及び使用状況情報が1ページに収められない場合、ドラッグにより表示ページが切り替えられても良い。竜涎香情報は、例えば竜涎香ID、取得者、登録者ID、取得地等を含む。分割竜涎香情報は、例えば分割竜涎香ID、質量、価格、真空度等を含む。加工情報は、例えば加工方法、熟成期間、蒸留温度、処理業者、溶剤等を含む。使用状況情報は、例えば製品、使用量、製造業者等を含む。
【0092】
図25は、竜涎香に関する全ての情報の2次元コードを生成する際の処理手順を示すフローチャートである。端末2の制御部21は、入力部24または通信部23を介して、竜涎香IDまたは分割竜涎香IDをサーバ1に送信する(ステップS271)。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された竜涎香IDまたは分割竜涎香IDを受信する(ステップS171)。サーバ1の制御部11は、受信した竜涎香IDまたは分割竜涎香IDに基づき、大容量記憶部17から竜涎香に関する全ての情報を読み込む(ステップS172)。制御部11は、通信部13を介して、読み込んだ竜涎香に関する全ての情報を端末2に送信する(ステップS173)。
【0093】
端末2の制御部21は、通信部23を介して、サーバ1から送信された竜涎香に関する全ての情報を受信する(ステップS272)。制御部21は、受信した竜涎香に関する全ての情報に基づいて2次元コードを生成し(ステップS273)、生成した2次元コードを表示部25に出力する(ステップS274)。
【0094】
本実施形態によると、香料に関する各種の情報の閲覧用コードを生成することにより、香料の各処理の段階に対する処理内容及び保管状態等情報を閲覧することが可能となる。
【0095】
本実施形態によると、香料に関する全ての情報の閲覧用コードを生成することにより、一回の問い合わせで、香料に関する香料情報から、当該香料を用いた製品までの一連の情報を閲覧することが可能となる。
【0096】
(実施形態6)
実施形態6は、譲渡人が全ての香料を譲受人に譲渡する形態に関する。実施形態1及び実施形態2と重複する内容については説明を省略する。なお、本実施形態では、香料の一つの種類の精油の例を説明するが、他の香料にも適用可能である。
【0097】
図26は、実施形態6のサーバ1の構成例を示すブロック図である。
図7と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。大容量記憶部17は、精油情報DB179を含む。
【0098】
図27は、実施形態6の管理DB173のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。なお、
図8と重複する内容については説明を省略する。管理DB173は、精油ID列を含む。精油ID列は、登録者による登録対象の精油を特定する精油IDを記憶している。
【0099】
図28は、精油情報DB179のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。精油情報DB179は、精油ID列、栽培者列、登録者ID列、名称列、学名列、科名列、生産量列、販売価格列及び栽培地列を含む。精油ID列は、各精油を識別するために、一意に特定される精油のIDを記憶している。栽培者列は、栽培者ID列及び栽培者氏名列を含む。栽培者ID列は、精油が抽出された植物の各栽培者を識別するために、一意に特定される栽培者のIDを記憶している。栽培者氏名列は、精油が抽出された植物の栽培者の氏名を記憶している。登録者ID列は、登録者を特定する登録者IDを記憶している。
【0100】
名称列は、精油が抽出された植物の名称を記憶している。学名列は、精油が抽出された植物の学名を記憶している。科名列は、精油が抽出された植物の所属科の名称を記憶している。生産量列は、精油の生産量のデータを記憶している。販売価格列は、精油の販売価格を記憶している。栽培地列は、精油が抽出された植物の栽培地の情報を記憶している。例えば、栽培地情報は、住所又は経緯度を含んでも良い。
【0101】
なお、上述した各DBの記憶形態は一例であり、データ間の関係が維持されていれば、他の記憶形態であっても良い。
【0102】
図29は、精油が譲渡された際の精油に関する情報をサーバ1に送信する動作を説明する説明図である。端末2の制御部21は、入力部24または通信部23を介して精油識別情報及び当該精油識別情報に対応する精油情報を受け付ける。制御部21は、受け付けた精油識別情報及び精油情報を通信部23によりサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、通信部13により端末2から送信された精油識別情報及び精油情報を受信し、受信した精油識別情報及び精油情報を大容量記憶部17の精油情報DB179に記憶する。具体的には、制御部11は、受け付けた精油ID、栽培者、登録者ID、名称、学名、科名、生産量、販売価格及び栽培地を一つのレコードとして精油情報DB179に記憶する。
【0103】
端末2の制御部21は、入力部24により精油の譲渡人を特定する譲渡人識別情報、及び精油の譲受人を特定する譲受人識別情報を受け付ける。制御部21は、通信部23を介して、受け付けた譲渡人識別情報及び譲受人識別情報をサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された譲渡人識別情報及び譲受人識別情報を受信して大容量記憶部17に記憶する。なお、譲渡人識別情報及び譲受人識別情報の記憶方法に関しては、実施形態2と同様であるため説明を省略する。
【0104】
サーバ1の制御部11は、受信した譲渡人識別情報、譲受人識別情報及び精油識別情報を関連付けて大容量記憶部17の管理DB173に記憶する。具体的には、制御部11は、受け付けた精油ID、譲渡人ID、譲受人ID及び譲渡日時を一つのレコードとして管理DB173に記憶する。
【0105】
なお、本実施形態では、精油識別情報、当該精油識別情報に対応する精油情報、譲渡人識別情報及び譲受人識別情報が端末2の入力部24により受け付けられたが、これに限るものではない。例えば、USB(Universal Serial Bus)等の可搬型記憶媒体、図示しない外部装置により精油識別情報、精油情報、譲渡人識別情報及び譲受人識別情報が端末2に転送されても良い。
【0106】
図30は、精油が譲渡された際の精油に関する情報をサーバ1に送信する際の処理手順を示すフローチャートである。端末2の制御部21は、入力部24又は通信部23を介して、精油識別情報及び当該精油識別情報に対応する精油情報を受け付ける(ステップS281)。制御部21は、通信部23を介して、受け付けた精油識別情報及び当該精油識別情報に対応する精油情報をサーバ1に送信する(ステップS282)。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された精油識別情報及び当該精油識別情報に対応する精油情報を受信し(ステップS181)、受信した精油識別情報及び精油情報を大容量記憶部17の精油情報DB179に記憶する(ステップS182)。
【0107】
端末2の制御部21は、入力部24又は通信部23を介して、精油の譲渡人を特定する譲渡人識別情報を受け付ける(ステップS283)。制御部21は、通信部23を介して、受け付けた譲渡人識別情報をサーバ1に送信する(ステップS284)。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された譲渡人識別情報を受信し(ステップS183)、受信した譲渡人識別情報を大容量記憶部17の譲渡人DB174に記憶する(ステップS184)。
【0108】
端末2の制御部21は、入力部24又は通信部23を介して、精油の譲受人を特定する譲受人識別情報を受け付ける(ステップS285)。制御部21は、通信部23を介して、受け付けた譲受人識別情報をサーバ1に送信する(ステップS286)。サーバ1の制御部11は、通信部13を介して、端末2から送信された譲受人識別情報を受信し(ステップS185)、受信した譲受人識別情報を大容量記憶部17の譲受人DB175に記憶する(ステップS186)。制御部11は、受信した譲渡人識別情報、譲受人識別情報及び精油識別情報を関連付けて大容量記憶部17の管理DB173に記憶する(ステップS187)。
【0109】
なお、本実施形態では、精油の全てを譲渡人から譲受人へ譲渡する例を示したが、精油の分割、加工、製品への使用、支払いに関する処理は他の実施形態と同様である。
【0110】
本実施形態によると、譲渡人が全ての香料が譲受人に譲渡した際に、香料及び譲渡に関する情報を登録することにより、取引情報が記録されるため、取引情報の管理が容易になる。
【0111】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。