特開2020-105099(P2020-105099A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2020105099-竹の水溶性画分の製造方法 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-105099(P2020-105099A)
(43)【公開日】2020年7月9日
(54)【発明の名称】竹の水溶性画分の製造方法
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/9794 20170101AFI20200612BHJP
   A01N 65/00 20090101ALN20200612BHJP
   A01P 1/00 20060101ALN20200612BHJP
   A01P 3/00 20060101ALN20200612BHJP
   A61K 36/899 20060101ALN20200612BHJP
   A61P 31/04 20060101ALN20200612BHJP
   A61P 31/12 20060101ALN20200612BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALN20200612BHJP
【FI】
   A61K8/9794
   A01N65/00 A
   A01P1/00
   A01P3/00
   A61K36/899
   A61P31/04
   A61P31/12
   A61Q19/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-244169(P2018-244169)
(22)【出願日】2018年12月27日
(71)【出願人】
【識別番号】000206473
【氏名又は名称】大倉工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】福家 正志
(72)【発明者】
【氏名】笠岡 英司
(72)【発明者】
【氏名】今城 丈治
(72)【発明者】
【氏名】松田 博行
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼石 佳樹
【テーマコード(参考)】
4C083
4C088
4H011
【Fターム(参考)】
4C083AA111
4C083AA112
4C083CC01
4C083EE11
4C083FF01
4C088AB76
4C088AC02
4C088BA08
4C088CA02
4C088CA15
4C088ZB33
4C088ZB35
4H011AA02
4H011AA04
4H011BB22
4H011DA13
(57)【要約】
【課題】減圧マイクロ波水蒸気蒸留法により得られる竹の水溶性画分中のホルムアルデヒドやメタノール等の有害物質の含有量が低く抑えられた竹の水溶性画分の製造方法を提供することである。
【解決手段】竹にマイクロ波を照射して加熱することで気体状の蒸留物を得、次いでこの気体尾を冷却して液体状の蒸留物とする竹の水性画分の製造方法において、竹は生育期間が2年以上経過したものであることを特徴とする竹の水溶性画分の製造方法。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
竹にマイクロ波を照射して加熱することで気体状の蒸留物を得、次いでこの気体を冷却して液体状の蒸留物とする竹の水溶性画分の製造方法において、
前記竹は、生育期間が2年以上経過したものであることを特徴とする竹の水溶性画分の製造方法。
【請求項2】
蒸留が10〜90kPaの減圧下で行われることを特徴とする請求項1記載の竹の水溶性画分の製造方法。
【請求項3】
水溶性画分は、ホルムアルデヒドの含有量が0.6ppm以下、且つメタノールの含有量が8ppm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の竹の水溶性画分の製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
減圧マイクロ波水蒸気蒸留法により得られる竹の水溶性画分の製造方法に関し、詳しくは、ホルムアルデヒドやメタノール等の有害物質が少ない竹の水溶性画分の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、イネ科マダケ属の植物であるマダケ、モウソウチク、ハチク等(以下、これらを総称して「竹」と称する)には様々な効能があることが知られ、竹に含まれる成分を抽出し、利用することが検討されている。例えば、特許文献1には、竹を常圧加熱水蒸気で処理して発生する加水分解生成物の蒸気を冷却・凝縮して得られる抽出液を抗菌剤等に利用することが記載されている。
【0003】
特許文献2には、竹をアルコール等の水系溶媒によって抽出して得られる抽出液から水系溶媒を除去した乾固物を水に溶解させた水溶性画分を抗ウイルス剤として利用することが記載されている。特許文献3には、青竹の粉砕物を水に浸漬して得られた抽出物を減圧蒸留して得られた竹抽出液を皮膚、頭皮等の化粧水に利用することが記載されている。
【0004】
また、特許文献4には、竹を収容した収容部内を減圧した状態でマイクロ波を照射し、加熱された竹より気化した成分を冷却して液化する方法(減圧マイクロ波水蒸気蒸留法)が記載されている。この方法は、竹等の植物に含まれる水分を抽出の溶媒として利用し、竹の水溶性画分を得る方法であり、アルコール等の有機溶媒を利用する抽出方法に比べて環境負荷が小さく、また減圧下の処理により低温抽出が可能なためエネルギーコストが低いという特徴を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2016−135749
【特許文献2】特開2011−46636
【特許文献3】特開2017−31110
【特許文献4】特開2014−24796
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、減圧マイクロ波水蒸気蒸留法により竹から水溶性画分を得た場合、水溶性画分中にホルムアルデヒドやメタノールが検出されることがある。ホルムアルデヒドやメタノールは、人体に悪影響を与える恐れがあるとして様々な分野でその管理基準が定められている物質である。
【0007】
例えば、減圧マイクロ波水蒸気蒸留法により得られた竹の水溶性画分を化粧品原料として利用する場合、医薬品医療機器等法の規定に基づき厚生労働省が告示する化粧品基準に合致する必要がある。
【0008】
また、抗菌剤や抗ウイルス剤等のその他の分野に利用する場合であっても、ホルムアルデヒドやメタノールは毒性や発がん性の恐れがある為、人体への影響を考慮するとその含有量は少ない方が望ましい。このため、竹の水溶性画分中にホルムアルデヒドやメタノール等が一定量含まれる場合、これらの成分を水溶性画分中から選択的に除去することが必要となるケースがある。
【0009】
しかしながら、竹の水溶性画分からホルムアルデヒドやメタノール等の有害物質のみを選択的に除去することは非常に困難である。例えば、吸着剤等を用いて水溶性画分中に含まれるホルムアルデヒドやメタノールを除去しようとすると、これらと一緒に抗菌性や抗ウイルス性等に寄与する有効成分までもが除去されてしまう恐れがある。よって、減圧マイクロ波水蒸気蒸留法により得られる竹の水溶性画分中に含まれるホルムアルデヒドやメタノールの絶対量を低下させる必要がある。
【0010】
本発明はこのような問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、減圧マイクロ波水蒸気蒸留法により得られるホルムアルデヒドやメタノール等の有害物質の含有量が低く抑えられた竹の水溶性画分の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、原料の竹として、所定の生育期間を経過したものを使用することにより、得られる水溶性画分に含まれるホルムアルデヒドやメタノールの含有量を低く抑えられることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】
本発明によれば、
(1)竹にマイクロ波を照射して加熱することで気体状の蒸留物を得、次いでこの気体を冷却して液体状の蒸留物とする竹の水溶性画分の製造方法において、前記竹は、生育期間が2年以上経過したものであることを特徴とする竹の水溶性画分の製造方法が提供され、
(2)蒸留が10〜90kPaの減圧下で行われることを特徴とする(1)記載の竹の水溶性画分の製造方法が提供され、
(3)水溶性画分は、ホルムアルデヒドの含有量が0.6ppm以下、且つメタノールの含有量が8ppm以下であることを特徴とする(1)又は(2)記載の竹の水溶性画分の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0013】
本発明の製造方法によれば、原料として生育期間が2年以上経過した竹を用いることにより、減圧マイクロ波水蒸気蒸留法にて蒸留して得られた竹の水溶性画分中に含まれるホルムアルデヒド及びメタノール等の有害物質を低く抑えることができる。よって、本発明の製造方法によって得られた竹の水溶性画分は、ホルムアルデヒドやメタノール等の有害物質の除去などを行うことなく、化粧品や抗菌剤及び抗ウイルス剤などの特定の分野へ適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明において使用するマイクロ波減圧蒸留装置の構成を模式的に示した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[竹の水溶性画分の製造方法]
以下、本発明の竹の水溶性画分の製造方法に係る好ましい実施形態について図面を参照し、説明する。
【0016】
図1は、本発明に用いるマイクロ波減圧蒸留装置の一例の概略図を示している。図1において、1はマイクロ波減圧蒸留装置、2は蒸留槽、3はマイクロ波加熱装置、4は気流流入管、5は蒸留物流出管、6は冷却装置、7は加熱制御装置、8は減圧ポンプ、9は圧力制御弁、10は圧力制御装置、11は蒸留対象物(竹)、12は蒸留物(竹の水溶性画分)をそれぞれ示している。
【0017】
この装置1では、蒸留対象物11となる竹を蒸留槽2中に入れ、蒸留槽2の上方に設けられたマイクロ波加熱装置3からマイクロ波を照射して竹を加熱することで、加熱された竹から気体状の蒸留物が発生する。この蒸留槽2は、気流流入管4及び蒸留物流出管5と連通されている。気流流入管4は、空気或いは窒素ガス等の不活性ガスを蒸留槽2に導入するものであり、この気流は、蒸留槽2の下部から導入される。また、蒸留物流出管5は、竹からの蒸留物を蒸留槽2の上部から外に導出するものである。
【0018】
蒸留槽2内部はこれに取り付けられた温度センサ及び圧力センサ(共に図示せず)により温度及び圧力が測定されるようになっており、加熱制御装置7及び圧力制御装置10、圧力制御弁9を介してそれぞれ調整されるようになっている。
【0019】
蒸留物流出管5を介して蒸留槽2から流出した気体状の蒸留物は、冷却装置6により液体に代えられ、蒸留物12(竹の水溶性画分)として得られる。
【0020】
当該装置の操作において、上記蒸留槽2内の圧力を、10〜95kPa、好ましくは20〜85kPa、さらに好ましくは30〜75kPa程度として行なえば良く、その際の蒸気温度は40℃から100℃になる。圧力が10kPa以下では植物中の揮散性成分の蒸気圧上昇が抑制され、また、水蒸気蒸留的要素より、各成分の沸点による減圧蒸留的要素が主となり、沸点の低いものから順に流出してしまうため、水よりも沸点の高い竹成分の抽出は、効率的に行われないという点で好ましくない。また、95kPa以上では、試料の温度が高くなるため、エネルギーロスが大きく、試料の酸化も促進されてしまうという点で好ましくない。
【0021】
蒸留時間は、0.2〜8時間程度、好ましくは、0.4〜6時間程度、さらに好ましくは0.6〜2時間程度とすれば良い。0.2時間以下では竹中の未抽出成分が多く残存してしまい、8時間以上では試料が乾固に近い状態となってしまうため、抽出効率が低下するという点で好ましくない。
【0022】
蒸留槽2内に導入する気体としては、空気でもかまわないが、窒素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガス等の不活性ガスが好ましく、その流量としては、1分当たりの流量が、蒸留槽2の0.001ないし0.1容量倍程度とすれば良い。
【0023】
ここで、本発明の製造方法においては、減圧マイクロ波水蒸気蒸留法により得られる竹の水溶性画分中のホルムアルデヒドやメタノール等の有害物質の含有量を低く抑える為、原料の竹として生育期間が2年以上経過したものを利用することを特徴とする。
【0024】
上述したように、竹から減圧マイクロ波水蒸気蒸留法により水溶性画分を得た場合、水溶性画分中にホルムアルデヒドやメタノールが検出されることがある。しかしながら、生竹(切りたての竹)にはホルムアルデヒドやメタノールが含まれるとの諸説はなく、これらは元来竹に含まれていない成分であると推測される。つまり、減圧マイクロ波水蒸気蒸留法により得られた竹の水溶性画分中に含まれるホルムアルデヒドやメタノールは、竹に含まれるセルロース等の炭化水素がマイクロ波を照射されることによって変性し、生成されたものと推測され、これは減圧マイクロ波水蒸気蒸留法における特有の課題である。
【0025】
そして、本発明者らはこの問題に鑑み鋭意検討した結果、原料の竹として多年生(生育期間2年以上)のものを使用することにより、得られる水溶性画分中のホルムアルデヒドやメタノールの含有量が低く抑えられることを見出したものである。ここで、竹の生育期間が2年以上したものとは、地下茎の節にある芽子が成長したタケノコが地中から生えてから2年以上経過したものをいう。例えば、モウソウチクの場合、3月〜5月にかけてタケノコが地中から生え、それから約2〜3ヵ月で成竹となるが、このような当年生(生育期間2年未満)の竹では得られる水溶性画分中のホルムアルデヒドやメタノールが比較的多い傾向を示す為、成竹となってからさらに約21〜22ヵ月以上経過したものを利用する必要がある。
【0026】
本発明に用いる竹は、生育期間が2年以上であれば特に制限するものではないが、生育期間が10年を超えた竹は、水分が抜け含水率が低くなることにより、竹の水溶性画分の採取効率が低くなってしまう。本発明に用いる竹の生育期間としては、2年以上10年以下であることが好ましく、2年以上8年以下であることがより好ましく、3年以上6年以下であることがさらに好ましい。なお、原料としての竹の生育期間は、正確に把握することが好ましいが、その生育期間を正確に把握することは困難である為、簡易的にその生育期間を判別しても良い。例えば、竹は毎年葉替わりする際に古い葉はほんの数ミリ小枝を付けたまま落葉する為、落葉の落ち跡(枝が二股となっている)の数を数えることでその生育期間を把握することができる。具体的には、竹稈の節から生えている枝の根元から先端の間にある落葉の落ち跡の数を数えればよく、落ち跡のないものは1年目、落ち跡が一つのものは2年目、落ち跡が二つのものは3年目であり、落ち跡が二つ以上あるものは生育期間が2年以上であると判断することができる。また、当年生の竹は節に白い粉(アミノ酸の一種であるチロシンとされている)が付着し、節が白く見えるが、年数を重ねるごとに竹の節が黒く変色していく為、竹の節が黒く変色しているものは多年生であると判断することができる。
【0027】
本発明に用いられる竹とは、イネ科マダケ属の植物である。イネ科マダケ属の植物としては、例えば、モウソウチク、マダケ、ハチク、ホテイチク、キンメイチク、カシロダケ、ヒウガハンチク、シボチク、カタシボ、キッコウチク、ヒメハチク、タイワンマダケ、クロチク、ニタグロチク、ウンモウチク、ウサンチク、インヨウチク等を挙げることができ、これらを単独或いは2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、マダケ、モウソウチク、ハチクであることが好ましく、入手が容易であることからモウソウチクであることが最も好ましい。
【0028】
本発明において、原料として用いる竹の部位は、特に制限されるものではなく、竹の全部または一部(竹稈、竹皮(表皮)、枝、葉)を用いることができる。竹は、蒸留しやすいように適当な長さに切ったもの、割ったもの、破片、粉末にしたものなどを使用することができ、例えば竹稈を適当な長さに切った後、縦方向に適当な幅で、例えば1〜5cmの幅で割った竹片を原料として用いることができる。本発明においては、特に竹稈部位を好ましく使用することができる。
【0029】
本発明の製造方法によって得られた竹の水溶性画分は、ホルムアルデヒド及びメタノールの含有量が少なく、例えば、竹の水溶性画分に含まれるホルムアルデヒドは、1.0ppm以下であり、好ましくは0.8ppm以下であり、より好ましくは0.7ppm以下であり、さらに好ましくは0.6ppm以下である。竹の水溶性画分に含まれるメタノールは、10ppm以下であり、好ましくは9ppm以下であり、より好ましくは8ppm以下でありさらに好ましくは7ppm以下である。
【0030】
本発明の製造方法によって得られた竹の水溶性画分は、抗菌性や抗ウイルス性等を示す為、抗菌剤や抗ウイルス剤の有効成分として利用することができる。また、上記効果を求められる食品、試料、化粧品、医薬部外品、医薬品、その他の製品(日用品)の成分として利用することができる。さらに、香気成分を含んでいるため、芳香剤や消臭剤としてそのまま利用することも、他の香料成分を配合して利用することも可能である。
【実施例】
【0031】
[実施例1乃至4、比較例1乃至4]
表1に示す竹稈を用い、以下のようにして竹の水溶性画分を得た。伐採した竹の竹稈を樹木粉砕機(株式会社大橋製、型番:GA130GH)で粉砕して竹片を得、次いでこの竹片(約40kg)を上述した図1に示すマイクロ波減圧蒸留装置の蒸留槽に投入し、蒸留槽内の圧力を約25kPaの減圧条件下に保持し、50分間マイクロ波(出力12kw)を照射し蒸留(蒸気温度約61℃)することで竹の水溶性画分を採取した。なお、竹の水溶性画分の採取は竹の伐採から1週間以内に行った。
得られた竹の水溶性画分中のホルムアルデヒドの含有量をアセチルアセトン法により測定し、メタノールの含有量をガスクロマトグラフにより測定した。その結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
表1に示すように、竹の生育期間が2年以上の多年生のモウソウチクの稈を減圧マイクロ波水蒸気蒸留法にて蒸留して得られた実施例1乃至5の水溶性画分は、水溶性画分中に含まれるホルムアルデヒドの含有量が0.6ppm以下であり、メタノールが6.7ppm以下であった。一方、竹の生育年数が2年未満の当年生のモウソウチクの稈を減圧マイクロ波水蒸気蒸留法にて蒸留して得られた比較例1乃至5の水溶性画分は、水溶性画分中に含まれるホルムアルデヒドの含有量が0.6〜1.2ppmであり、メタノールが9.4〜34ppmであった。これらの結果から解るように、原料の竹として生育期間が2年以上経過したものを利用することにより、ホルムアルデヒドやメタノール等の有害物質の含有量が低く抑えられた竹の水溶性画分を得ることができる。なお、モウソウチクの伐採時期に拘わらず同様の傾向を示すことから、この結果は植物原料の季節要因とは関係ないものと推測される。
【符号の説明】
【0034】
1:マイクロ波減圧蒸留装置
2:蒸留槽
3:マイクロ波加熱装置
4:気流流入管
5:蒸留物流出管
6:冷却装置
7:加熱制御装置
8:減圧ポンプ
9:圧力制御弁
10:圧力制御装置
11:蒸留対象物
12:蒸留物

図1