【実施例1】
【0019】
本発明の第1の実施例にかかる情報処理装置を
図1及び
図2を参照して説明する。本実施例にかかる情報処理装置は、
図1では車両内に配置される機器、例えば車載機器が有している。なお、情報処理装置を有するのは車載機器に限らずスマートフォン等の携帯機器といった車両内に配置可能な機器であればよい。
【0020】
図1に示したように、車載機器1は、生体センサ2と、GPS受信機3と、通信部4と、制御部5と、記憶部6と、自律走行制御部7と、を備えている。
【0021】
生体センサ2は、搭乗者の生体情報を取得するセンサである。生体センサとしては、例えば心拍や脈拍、体温等を取得することが可能なセンサである。具体的には、車室内に設置されている座席やステアリングに埋め込まれたセンサ、搭乗者の顔面を撮影可能なカメラ等が挙げられる。或いは搭乗者が装着するウェアラブル機器であってもよい。
【0022】
GPS受信機3は、公知であるように複数のGPS衛星から送信される電波を定期的に受信して、現在の位置情報(緯度経度)及び時刻を検出する。なお、現在位置の検出には、GPS受信機に限らず、IMU(慣性計測装置)等の他のセンサ等を利用してもよい。
【0023】
通信部4は、例えばWi−Fi(登録商標)や携帯電話回線等により外部と無線通信を行う。通信部4は、後述する緊急車両の位置情報を取得したり、緊急車両の出動要請等を当該緊急車両車両を管轄する施設(例えば、消防本部や医療施設等)に連絡する。即ち、通信部4は、緊急車両の位置情報を取得する緊急車両位置情報取得部として機能する。なお、以下においては、緊急車両は、その一例である救急車両であるとして説明する。
【0024】
制御部5は、例えばCPU(Central Processing Unit)やメモリ等を有するプロセッサで構成されている。制御部5は、GPS受信機3で検出された位置情報を取得する。制御部5は、生体センサ2で検出された生体情報に基づいて搭乗者に異常が発生したか検出する。また、当該異常が発生した搭乗者を医療施設へ搬送するか否か判定し、後述する記憶部6に記憶されている医療施設の位置情報等に基づいて搬送する医療施設を選定して決定する。さらに、制御部5は、通信部4が取得した救急車両の位置情報と、GPS受信機3で検出された車両の位置情報と、決定された前記医療施設の位置情報と、に基づいて決定された医療施設へ車両により搬送するか、救急車両と合流して救急車両を利用することにより搬送するかを判定する。
【0025】
即ち、制御部5は、車両の位置情報を取得する位置情報取得部、車両の搭乗者の異常を検出する異常検出部、異常の検出された搭乗者を搬送すべき医療施設を決定する医療施設決定部、救急車両の位置情報と車両の位置情報と決定された医療施設の位置情報とに基づいて決定された医療施設へ車両により搬送するか、救急車両と合流して搬送するかを判定する判定部、として機能する。
【0026】
記憶部6は、例えばハードディスクや不揮発性メモリ等で構成されている。記憶部6には、地図情報や制御部5で実行されるプログラム等が記憶されている。地図情報には、上述した医療施設の位置情報が含まれている。なお、地図情報は、通信部4を介して外部サーバ等からダウンロードしてもよい。
【0027】
自律走行制御部7は、制御部5で判定した結果に基づいて車両の操舵(ハンドル)、制動(ブレーキ)、加速(アクセル)を制御して所定の地点まで自律的に走行させる。即ち、車載機器1が配置される車両は自律走行が可能となっている。
【0028】
上述した車載機器1において、通信部4と、制御部5と、で本発明の第1の実施例にかかる情報処理装置10を構成する。
【0029】
次に、上述した車載機器1の動作(情報処理方法)について
図2のフローチャートを参照して説明する。
図2に示されたフローチャートは制御部5で実行される。このフローチャートを制御部5が有するCPUで実行されるプログラムとして構成することで情報処理プログラムとすることができる。また、この情報処理プログラムは、記憶部6に記憶するに限らず、メモリカードや光ディスク等の記憶媒体に格納してもよい。
【0030】
まず、ステップS11において、制御部5は、車両の搭乗者に異常が発生したか否かを判定し、異常が発生しない場合(NOの場合)は本ステップを繰り返し、異常が発生した場合(YESの場合)はステップS12へ進む。搭乗者に異常が発生したか否かは、生体センサ2で検出された生体情報に基づいて判定する。例えば心拍数や脈拍数や体温が正常の範囲を逸脱している場合は異常が発生したと判定できる。本実施例は、車両の搭乗者を対象とし、運転者に限らず助手席等に乗車している搭乗者に異常が発生した場合であってもよい。
【0031】
次に、ステップS12において、制御部5は、異常が発生した搭乗者を搬送する医療施設を決定する。本ステップでは、原則として記憶部6に記憶されている地図情報に基づいて現在位置に近い医療施設を検索して決定する。但し、搭乗者の持病等の個人情報が予め記憶部6に登録されている場合は、かかりつけの病院や当該持病に関連する診療科がある医療施設を選定して決定してもよい。また、個人情報は、例えば外部サーバ等からダウンロードするようにしてもよい。
【0032】
また、医療施設に決定においては、例えば通信部4を介して渋滞情報を取得し、その渋滞情報を考慮してもよい。
【0033】
次に、ステップS13において、制御部5は、ステップS12で決定された医療施設に異常の発生した搭乗者を搬送する旨の通報をする。この通報は、通信部4を介して、電話回線を利用した音声情報(自動通話)により行ってもよいし、電子メールやSMS(Short Message Service)等の文字情報を自動送信することにより行ってもよい。また、医療施設に通報するだけでなく異常が発生した搭乗者の家族に通報してもよい。
【0034】
次に、ステップS14において、制御部5は、救急車両の位置を取得する。本実施例では、救急車両は自身の位置情報を管轄する消防本部や医療施設等に送信し、送信された位置情報を提供するサービス等を利用するものとする。或いは、地図情報から消防署や医療施設等の位置を取得し、その位置を救急車両の位置と見做してもよい。制御部5は、上述したサービスを利用して、通信部4を介して救急車両の位置情報を取得する。
【0035】
次に、ステップS15において、制御部5は、ステップS12で決定された医療施設の位置と、ステップS14で取得した救急車両の位置と、GPS受信機3で検出された車両の位置と、に基づいて医療施設までの経路を記憶部6に記憶されている地図情報を参照して探索する。この経路としては、自車両で直接医療施設に向かう経路だけでなく、救急車両と合流して合流地点から救急車両により医療施設に向かう経路も対象として最適な搬送経路を求める。この探索は、道路交通法に基づいて制限速度等のルールを守った上で到達できる場所と時間を算出し、救急車両が信号停止無しで通常の車両よりも速く到着できる合流地点を探し、最適で最速な搬送パターンを計算することにより求める。また、経路探索においては、上述した渋滞情報を考慮してもよい。
【0036】
次に、ステップS16において、制御部5は、ステップS15で探索した結果救急車両と合流する経路が最適と探索されたか否か判定し、救急車両と合流する経路が最適と探索された場合(YES)はステップS17に進み、自車両で直接医療施設に向かう経路が最適と探索された場合(NO)はステップS19に進む。
【0037】
次に、ステップS17において、制御部5は、通信部4を介して救急車両の出動要請を行う(手配する)。本ステップでは、緊急通報用電話番号(日本の場合は119番)に電話をして自動音声等により救急車両の出動要請をしてもよいし、医療施設の場合であれば、当該医療施設に連絡して救急車両の出動要請をしてもよい。また相手方との接続までは自動で行い状況説明は本人又は同乗者がマイク等を通じて行ってもよい。さらには、音声に限らず文字情報で出動要請を行ってもよい。
【0038】
次に、ステップS18において、制御部5は、ステップS17で行った救急車両の出動要請に際して、ステップS15で探索された救急車両と合流する地点を通信部4を介して伝達(出力)する。これで、救急車両は合流地点に向かうことができる。
【0039】
ここで、合流地点は、救急車両への受け渡しが出来る駐車スペースを持つ場所を選択するのが好ましい。このような駐車スペースにおいて車両が先に到着する場合には緊急搬送の受け渡しを行う旨をその駐車スペースの管理者に通達し、駐車場が出入りしやすくまた車両で埋まらないように工夫する指示を出すのが好ましい。
【0040】
次に、ステップS19において、制御部5は、自律走行制御部7にステップS16で判定された経路に沿って自律走行を開始させる。ステップS16で判定された経路が自車両で直接医療施設に向かう経路であった場合は、当該経路で自律走行により医療施設へ向かう。即ち、医療施設への経路情報及び自律走行により向かうことを示す情報を自律走行制御部7へ出力する。
【0041】
一方、ステップS16で判定された経路が救急車両と合流して合流地点から救急車両により医療施設に向かう経路であった場合は、制御部5は、合流地点及び合流地点までの経路を自律走行制御部7へ出力し、当該経路で自律走行により合流地点まで向かい、合流地点以降は救急車両により医療施設に向かう。
【0042】
以上の説明から明らかなように、ステップS11が異常検出工程、ステップS12が決定工程、ステップS14が緊急車両位置情報取得工程、ステップS16が判定工程として機能する。
【0043】
本実施例によれば、情報処理装置10は、制御部5が、GPS受信機3から車両の位置情報を取得し、生体センサ2が検出した生体情報に基づいて車両の搭乗者の異常を検出し、異常の検出された搭乗者の医療施設への搬送の要否を判定するとともに、搬送する医療施設を決定し、通信部4を介して救急車両の位置情報を取得する。そして、制御部5は、救急車両の位置情報と、車両の位置情報と、決定された医療施設の位置情報と、に基づいて決定された医療施設へ車両により搬送するか、救急車両を利用して搬送するかを判定する。このようにすることにより、救急車両の位置情報と、車両の位置情報と、決定された医療施設の位置情報に基づいて、車両自身で医療施設へ向かうか、救急車両を利用するかをのうち適切な方を選択することができる。したがって、車両の搭乗者に異常が生じた場合に医療施設までの搬送を支援することができる。
【0044】
また、搭乗者の異常の検出から経路の探索、救急車両を利用するかの判定まで全て情報処理装置10で行っているので、搭乗者の健康状態を監視し、重篤な異常発生時には最寄の救急病院等への自動通報と危険回避を行った上で緊急搬送を自動で行うことが可能となる。
【0045】
また、対象を搭乗者としているので、手動運転中に運転者に異常が発生した際に自律走行に切り替える場合に限らず、助手席等に乗車している搭乗者に異常が発生した際に自律走行に切り替えて運転者は異常が発生した搭乗者の介護に専念させることができる。
【0046】
また、制御部5は、救急車両を利用して搬送すると判定した場合は、救急車両との合流地点を出力するようにしている。このようにすることにより、時間的、距離的に搬送がより効率的になる地点で合流して、救急車両により搬送することができる。
【0047】
また、判定部は、車両により搬送すると判定した場合は、自律走行制御部7に対して、医療施設への経路情報及び自律走行により向かうことを示す情報を出力するようにしている。このようにすることにより、車両自身が医療施設へ向かった方が効率的である場合は、救急車両の出動要請を行わずに済む。
【0048】
なお、制御部5は、救急車両との合流地点が車両の現在位置であった場合は、合流地点とともに現在位置で車両を待機させるように自律走行制御部7を制御してもよい。つまり、制御部5は、自律走行制御部7に対して現在位置で待機させる指示情報を出力する。このとき車両が走行中の場合は、合流地点が探索された時点の位置から安全に停車できる程度の範囲を現在位置に含むものとする。このようにすることにより、現在位置で合流するのが効率的である場合は、その位置で車両を待機させて、救急車両と合流することができる。
【0049】
また、制御部5は、車両により搬送すると判定した場合は、搬送者の症状の情報を適宜医療施設へ通信により伝達してもよい。
【実施例2】
【0050】
次に、本発明の第2の実施例にかかる情報処理装置を
図3〜
図5を参照して説明する。なお、前述した第1の実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0051】
本実施例の情報処理装置は、
図3に示したように、車両Vとインターネット等のネットワークNを介して通信するサーバ装置20として構成されている。そして、車両Vには、サーバ装置20の処理結果(判定結果)に基づいて車両Vの自律走行を制御する車載機器30が搭載されている。
【0052】
サーバ装置20は、事業所等に設置されている周知のコンピュータである。
図4にサーバ装置20の機能構成を示す。
図4に示したように、サーバ装置20は、通信部21と、制御部22と、記憶部23と、を備えている。
【0053】
通信部21は、サーバ装置20の通信インターフェースが機能する。通信部21は、車両V(車載機器30)から送信された自車位置情報(現在位置情報)、搭乗者の生体情報等を受信する。また、通信部21は、第1の実施例と同様の方法で救急車両の位置情報を取得する。また、通信部21は、制御部22で判定された結果を車両Vへ送信する。即ち、通信部21は、判定部で判定された結果を車両Vに送信する送信部として機能する。
【0054】
制御部22は、サーバ装置20のCPU等のプロセッサが機能する。制御部22は、通信部が受信した自車位置情報、生体情報、救急車両の位置情報及び記憶部6に記憶されている地図情報に基づいて、車両Vの搭乗者の異常の検出、医療施設への搬送の要否判定及び搬送する医療施設の決定、救急車両を利用するか否かの判定等を行う。
【0055】
記憶部23は、サーバ装置20のハードディスク等の記憶装置が機能する。記憶部23は、地図情報や制御部22で実行されるプログラム等が記憶されている。地図情報には、上述した医療施設の位置情報が含まれている。なお、地図情報は、通信部21を介して外部サーバ等からダウンロードしてもよい。
【0056】
車載機器30は、車両Vの現在位置情報(自車位置情報)や搭乗者の生体情報等をサーバ装置20へ送信する。また、車載機器30は、サーバ装置20から受信した判定結果に基づいて車両Vの自律走行を行わせる。車載機器30の構成は基本的に
図1と同様である。但し、制御部5は、搭乗者の異常の検出、医療施設への搬送の要否判定及び搬送する医療施設の決定、救急車両を利用するか否かの判定は行わない。制御部5は、通信部4を介して受信した判定結果に基づいて自律走行制御部7に自律走行を行わせる。
【0057】
次に、本実施例にかかるサーバ装置20の動作について
図5のフローチャートを参照して説明する。
図5に示されたフローチャートは制御部22で実行される。
【0058】
まず、ステップS21において、制御部22は、車載機器30から車両Vの搭乗者の生体情報を受信する。なお、本ステップでは車両Vの自車位置情報も受信する。
【0059】
次に、ステップS22において、制御部22は、車両Vの搭乗者に異常が発生したか否かを判定し、異常が発生しない場合(NOの場合)はステップS21に戻り、異常が発生した場合(YESの場合)はステップS23へ進む。搭乗者に異常が発生したか否かは、
図2のステップS22と同様の方法で判定すればよい。
【0060】
次に、ステップS23において、制御部22は、異常が発生した搭乗者を搬送する医療施設を決定する。医療施設の決定は、
図2のステップS12と同様の方法で行えばよい。
【0061】
次に、ステップS24において、制御部22は、ステップS23で決定された医療施設に異常の発生した搭乗者を搬送する旨の通報をする。この通報は、通信部21を介して、電話回線を利用した音声情報により行ってもよいし、電子メールやSMS等の文字情報を送信することにより行ってもよい。また、医療施設に通報するだけでなく異常が発生した搭乗者の家族に通報してもよい。
【0062】
次に、ステップS25において、制御部22は、救急車両の位置を取得する。救急車両の位置情報は、
図2のステップS14と同様の方法で行えばよい。
【0063】
次に、ステップS26において、制御部22は、ステップS21で受信した車両Vの位置と、ステップS23で決定された医療施設の位置と、ステップS25で取得した救急車両の位置と、に基づいて医療施設までの最適な経路を探索する。この経路としては、
図2のステップS15と同様に、車両Vで直接医療施設に向かう経路だけでなく、救急車両と合流して合流地点から救急車両により医療施設に向かう経路も対象として探索する。
【0064】
次に、ステップS27において、制御部22は、ステップS26で探索した結果救急車両と合流する経路が探索されたか否か判定し、救急車両と合流する経路が探索された場合(YES)はステップS28に進み、自車両で直接医療施設に向かう経路が探索された場合(NO)はステップS30に進む。
【0065】
次に、ステップS28において、制御部22は、通信部21を介して救急車両の出動要請を行う(手配する)。出動要請の方法は、
図2のステップS17と同様の方法で行えばよい。
【0066】
次に、ステップS29において、制御部22は、ステップS28で行った救急車両の出動要請に際して、ステップS26で探索された救急車両と合流する地点を通信部21を介して伝達する。これで、救急車両は合流地点に向かうことができる。
【0067】
次に、ステップS30において、制御部22は、通信部21を介して車両Vに判定結果を送信する。つまり、ステップS26で最適と探索された経路(合流地点も含む)を車両Vに送信する。
【0068】
本実施例によれば、サーバ装置20は、制御部22が、車両Vから取得した生体情報に基づいて車両Vの搭乗者の異常を検出し、異常の検出された搭乗者の医療施設への搬送の要否を判定するとともに、搬送する医療施設を決定し、通信部21を介して救急車両の位置情報を取得する。そして、制御部5は、救急車両の位置情報と、車両Vから取得した車両Vの位置情報と、決定された医療施設の位置情報と、に基づいて決定された医療施設へ車両により搬送するか、救急車両を利用して搬送するかを判定し、判定結果を通信部21を介して車両Vへ送信する。このようにすることにより、救急車両の位置情報と、車両Vの位置情報と、決定された医療施設の位置情報に基づいて、車両Vで医療施設へ向かうか、救急車両を利用するかをのうち適切な方を選択することができる。したがって、車両Vの搭乗者に異常が生じた場合に医療施設までの搬送を支援することができる。
【0069】
また、制御部22で判定された結果を車両Vに送信する通信部21を備えている。このようにすることにより、制御部22で実行される機能を車両外のサーバ装置20で機能させることができ、複数の車両Vにおける処理を一括して行うことができる。また、救急車両の位置情報や医療施設の位置情報等を一括して取得することができる。また、判定等の処理を車外で行うことが可能となるので、車両V側の処理負荷を軽減させることができる。
【0070】
なお、第2の実施例では、サーバ装置20は、異常検出部、判定部、送信部、位置情報取得部、救急位置情報取得部の機能を有していたが、少なくとも判定部を含む一部を有する構成であってもよい。例えば、異常検出部は車載機器が機能し、異常を検出した旨をサーバ装置20へ送信してもよい。
【0071】
また、本発明は上記実施例に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の情報処理装置を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。