【解決手段】宅配受け収納ボックス付きドア100は、出入口を開閉するドア10と、ドア10の一部に開口された複数の開口部21、22と、各開口部21、22の室内側に宅配物の収納空間を区画形成し、収納空間の奥行きを拡縮可能な収納ボックス30と、各開口部21、22を開閉し、室外側から施錠可能で、室内側から解錠可能なロック機構を有する室外側小扉51、52と、を備える。
前記収納ボックスは、室内側から開閉可能な室内側小扉を有し、該室内側小扉は室内側から施錠可能に形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の宅配受け収納ボックス付きドア。
前記収納ボックス内に区画された前記収納空間の底部に、宅配物の出し入れを補助するガードローラが設けられている、請求項1から5のいずれか一項に記載の宅配受け収納ボックス付きドア。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、第1から第7実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアについて説明する。図面において、同一又は類似の部材や部分には同一又は類似の符号を付している。また、図面は模式的に図示しており、実際の寸法や比率等とは必ずしも一致しない。さらに、図面相互間において、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれることがある。
〔第1実施形態〕
[宅配受け収納ボックス付きドアの構成]
【0018】
まず、
図1から
図6を参照して、第1実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア100の構成について説明する。
図1は第1実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアを室外側から観た斜視図である。
図2は第1実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアの収納ボックスを室内側から観た斜視図である。
図3は第1実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアの室外側小扉を開けた状態の斜視図である。
図4は第1実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアのスライド機構が視認可能な状態の斜視図である。
図5は第1実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアの収納ボックス及び隔壁の横断面図である。
図6は第1実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアの隔壁の構造の概略図である。
【0019】
図1から
図6に示すように、第1実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア100は、ドア10、開口部20、収納ボックス30、隔壁50及び室外側小扉60を備えている。以下、各構成要素ごとに説明する。
【0020】
ドア10は、住居の出入口を開閉する建築部材であり、構成材料の材質は問わない。本実施形態では、ドア10として玄関ドアを想定している。ドア10は、賃貸もしくは分譲マンション等の集合住宅の玄関ドアに限定されず、一戸建ての玄関ドアであっても構わない。
【0021】
開口部20は、宅配物を受けるための受付口であり、ドア10の一部に矩形の貫通孔として開口されている。開口部20は、宅配物の投入を容易にするため、ドア10の下半部分に設けることが好ましい。開口部20は、複数開口されている。本実施形態では、ドア10の一部に隣接して大小の開口部21、22が開口されている。大小の開口部21、22は、高さ寸法の同じ縦長の長方形であって、幅寸法が異なっている。開口部20の数は2個に限定されず、複数の開口部20の大きさは同じであってもよい。
【0022】
開口部20には、
図2から
図5に示すように、宅配物を収納するための収納ボックス30が連通されている。収納ボックス30は、宅配物の収納空間40を区画形成する。本実施形態の収納ボックス30は、複数の開口部20に共通の単一ボックスとして形成されている。すなわち、本実施形態では、単一の収納ボックス30が大小の開口部21、22を室内側から覆うように連通している。
【0023】
収納ボックス30は、収納空間40の奥行きが拡縮可能な構造を有する。すなわち、収納ボックス30は、矩形枠体状の胴部材31と、当該胴部材31の開口を閉塞する矩形容器状のボックス部材32と、胴部材31に対してボックス部材32をスライド移動させるためのスライド機構34と、から構成されている。
【0024】
胴部材31は、大小の開口部21、22の周囲を覆うように、ドア10の室内側に突設されている。胴部材31およびボックス部材32は、例えば、鉄板成形品等の金属加工部材である。胴部材31とボックス部材32とは、一方が他方の受け部材となっており、いわゆる印籠構造(ソケット構造)に形成されている。
図4及び
図5に示すように、胴部材31の両内側部には、収納ボックス30の縮小状態において、ボックス部材32の閉塞部(平板部)33を磁着して仮固定するための磁石37が取り付けられている。なお、本実施形態では、ボックス部材32を磁石37で磁着固定するように構成されているため、少なくともボックス部材32は鉄板で成形することが好ましい。収納ボックス30をアルミニウム材で成形する場合は、ボックス部材32の磁着部に鉄片を設けることが好ましい。
【0025】
スライド機構34は、
図2及び
図4に示すように、例えば、内側レール部材34Aと、当該内側レール部材34Aに沿って案内される外側レール部材34Bと、から成っている。本実施形態では、胴部材31を覆うようにボックス部材32の周壁が重なり合っている。胴部材31の両外側部には内側レール部材34Aが取り付けられ、ボックス部材32の両内側部には外側レール部材34Bが取り付けられている。内側レール部材34Aは、胴部材31の両外側部において、ドア面と垂直な奥行方向に沿って取り付けられている。外側レール部材34Bは、ボックス部材32の両内側部において、ドア面と垂直な奥行方向に沿って取り付けられている。内側レール部材34Aおよび外側レール部材34Bは、例えば、チャンネル材(溝型鋼)状の金属部材であり、内側レール部材34Aと外側レール部材34Bとが相対的にスライド移動可能な部材である。なお、
図5においては、スライド機構34を省略図示している。
【0026】
隔壁50は、
図5及び
図6に示すように、収納ボックス30内に設けられ、各開口部20の間に配置されている。すなわち、本実施形態では、収納ボックス30内において、大小の開口部21、22の間に一つの隔壁50が配置されている。この隔壁50によって、収納ボックス30内には、横幅の広い収納空間41と、横幅の狭い収納空間42とが区画形成される。
【0027】
また、隔壁50は、収納ボックス30内において、この収納ボックス30の拡縮動作に合わせて伸縮可能に形成されている。本実施形態の隔壁50は、スライド移動することにより、隔壁の奥行長さが伸縮可能に形成されている。すなわち、本実施形態の隔壁50は、ボックス部材32に固定された二重隔壁51と、ドア10の裏面に固定され、二重隔壁51に進退可能な進退隔壁52と、から構成されている。本実施形態では、ボックス部材側が二重隔壁51で、ドア側が進退隔壁52と成っているが、ドア側が二重隔壁51でボックス部材側が進退隔壁52であっても構わない。
【0028】
二重隔壁52の先端側には、当該二重隔壁52の間隙を狭めたストッパ部53が形成されている。進退隔壁52の後端部には、拡幅部54が形成されている。拡幅部54がストッパ部53に突き当たることにより、二重隔壁51から進退隔壁52が抜け出るのを防止するように成っている。
【0029】
室外側小扉60は、
図1及び
図2に示すように、各開口部20を開閉するための扉である。本実施形態では、大小の開口部21、22に個別に、室外側小扉61、62が設けられている。室外側小扉61、62は、室外側に臨ませて配設され、ヒンジ部材63により外開きの小扉として開口部21、22をそれぞれ開閉するように構成されている。室外側小扉61、62は、当該室外側小扉61、62を開閉操作するための取手部64を有する。
【0030】
この室外側小扉60は、
図1及び
図2に示すように、室外側から施錠可能で、室内側から解錠可能なロック機構65を有する。すなわち、ロック機構65は、例えば、スライド式の施錠構造を有しており、室外側に突出したロック部66をスライド移動させることにより施錠される。ロック機構65は、室外側から一旦施錠すると、室内側からでなければ解錠できないように構成されている。ロック機構65は、ロック部66が施錠位置にあることにより、施錠状態が判るように成っている。ロック機構65のロック部66は、ドア10の室内側から解錠部67によって解錠可能に形成されている。
[宅配受け収納ボックス付きドアの作用]
【0031】
次に、
図1から
図6を参照して、第1実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア100の作用について説明する。
【0032】
まず、宅配業者は、収納しようとする宅配物の大きさに応じて、大小いずれかの室外側小扉61、62を選択する。例えば、横幅の広い室外側小扉61を開放すると、収納ボックス30は縮小状態にあり、ボックス部材32の閉塞部(平板部)33は磁石37に磁着されている。したがって、宅配業者は、収納ボックス30のボックス部材32を押してスライド機構34を作動させ、収納ボックス0の収納空間41を奥行方向へと拡大する。収納ボックス0の収納空間41を奥行方向へと拡大すると、隔壁50の奥行も収納ボックス30の動きに伴って拡大される。そして、宅配業者は、宅配物の受付口としての開口部21から収納ボックス30の横幅の広い収納空間41に宅配物を投入する。
【0033】
収納ボックス30の横幅の広い収納空間41に宅配物を収納し終えると、宅配業者は再び室外側小扉61を閉成する。そして、宅配業者は、ロック機構65のロック部66をスライド移動させて、室外側小扉61が開かないように施錠する。居住者は、ロック機構65のロック部66が施錠位置にあることにより、収納ボックス30の横幅の広い収納空間31に宅配物が収納されていることを知ることができる。
【0034】
また、横幅の広い室外側小扉61が施錠状態にあっても、横幅の狭い室外側小扉62は施錠されないので、この室外側小扉62の収納空間42にも宅配物を収納することができる。収納ボックス30は大小の室外側小扉61、62に対して共通であるため、横幅の狭い室外側小扉62を開放すると、収納ボックス30の収納空間42は既に拡大状態となっている。したがって、宅配業者は、宅配物の受付口としての開口部22から収納ボックス30の横幅の狭い収納空間42に宅配物を投入する。
【0035】
収納ボックス30の横幅の狭い収納空間42に宅配物を収納し終えると、宅配業者は再び室外側小扉62を閉成する。そして、宅配業者は、ロック機構65のロック部66をスライド移動させて、室外側小扉62が開かないように施錠する。居住者は、ロック機構65のロック部66が施錠位置にあることにより、収納ボックス30の横幅の狭い収納空間32に宅配物が収納されていることを知ることができる。
【0036】
以上説明したように、第1実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア100には複数の開口部21、22が開口されている。また、各開口部21、22の間に隔壁50が配置され、収納ボックス30内は横幅の広い収納空間41と、横幅の狭い収納空間42とが区画形成されている。したがって、本実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア100によれば、複数の収納空間41、42を備えるので、別個もしくは同時に配達された複数の宅配物を受け取ることが可能である。
【0037】
また、収納ボックス30は、複数の開口部21、22に対して共通の単一ボックスとして構成されている。隔壁50は、収納ボックス30内において、該収納ボックス30の拡縮動作に合わせて伸縮可能に形成されている。したがって、第1実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア100によれば、後述する第2実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア200に比して、部品点数を少なくすることができる。
〔第2実施形態〕
【0038】
次に、
図7から
図9を参照して、第2実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア200の構成について説明する。
図7は、第2実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアを室外側から観た斜視図である。
図8は、第2実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアの収納ボックスを室内側から観た斜視図である。
図9は、第2実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアの室外側小扉を開けた状態の斜視図である。
【0039】
図7から
図9に示すように、第2実施形態では、複数の開口部20が上下に縦配置されており、各開口部20に対して個別に収納ボックス30A、30Bが連通されている点が異なり、その他は第1実施形態と同様に構成されている。なお、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明する。
【0040】
すなわち、第2実施形態では、高さ寸法の異なる大小の開口部21、22が上下に縦配置されている。また、上下に配置された大小の開口部21、22には、それぞれ個別の収納ボックス30A、30Bが連通されている。収納ボックス30A、30Bは、第1実施形態と同様に、収納空間41、42の奥行きが拡縮可能な構造を有し、胴部材31とボックス部材32とを備える。大小の開口部21、22には、施錠可能な室外側小扉61、62が個別に設けられている。
【0041】
第2実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア200は、基本的には第1実施形態と同様の作用効果を奏する。特に、第2実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア200にあっては、開口部21、22が上下に縦配置されているので、各収納空間41、42の横幅が広くなり、宅配物を天地無用の状態で受け取ることができるという有利な効果を発揮する。
〔第3実施形態〕
【0042】
次に、
図10を参照して、第3実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア300の構成について説明する。
図10は、第3実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアの収納ボックス及び隔壁の横断面図である。
【0043】
図10に示すように、第3実施形態では、収納ボックス30が各開口部20に対して個別のボックス30A、30Bとして形成されており、各開口部20の間に配置された隔壁350は、各個別ボックス30A、30Bの支承機構334を備える点が異なり、その他は第1実施形態と同様に構成されている。なお、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明する。
【0044】
すなわち、大小の開口部21、22には、それぞれ個別ボックス30A、30Bが連通されている。各個別ボックス30A、30Bは、それぞれ収納空間41、42の奥行きが拡縮可能な構造を有し、胴部材31とボックス部材32とを備える。
【0045】
本実施形態の隔壁350は、収納空間41、42を区画するための隔壁ではなく、横幅の広い個別ボックス30Aと横幅の狭い個別ボックス30Bとを隔てている。すなわち、本実施形態の隔壁350は、支承機構234を備えることにより、各個別ボックス30A、30Bを支承するための支持部材としての機能を有する。支承機構234は、例えば、内側レール部材234Aと、当該内側レール部材234Aに沿って案内される外側レール部材234Bと、から成っている。大小の開口部21、22には、施錠可能な室外側小扉61、62が個別に設けられている。
【0046】
第3実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア300は、基本的には第1実施形態と同様の作用効果を奏する。特に、第3実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア300にあっては、複数の開口部21、22にそれぞれ個別ボックス30A、30Bが連通され、隔壁350は各個別ボックス30A、30Bを支承するための支持部材としての機能を有する。したがって、第3実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア300によれば、複数の開口部21、22にそれぞれ個別ボックス30A、30Bを設けた場合でも、各個別ボックス30A、30Bを円滑に拡縮動作させることができるという有利な効果を発揮する。
〔第4実施形態〕
【0047】
次に、
図11を参照して、第4実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア400の構成について説明する。
図11は、第4実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアの収納ボックスを室内側から観た斜視図である。
【0048】
図11に示すように、第4実施形態では、収納ボックス30に開閉可能な二つの室内側小扉71、72を有する点が異なり、その他は第1実施形態と同様に構成されている。なお、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明する。
【0049】
室内側小扉71、72は、収納ボックス30のボックス部材32に室内側から開閉可能に形成されている。すなわち、室内側小扉71、72は、室内側へ外開きとなるように開閉操作される。各室内側小扉71,72は、隔壁50で隔てられた各収納空間41、42に対応するように設けられている(
図5参照)。したがって、収納ボックス30の各収納空間41、42に収納された宅配物を取り出す際に、各室内側小扉71、72を開放することにより、室内側から宅配物を取り出すことができる。
【0050】
この室内側小扉71、72は、室内側から施錠可能なロック機構73を備えている。これは防犯のためであり、仮に室外側小扉71、72を開けて、収納空間41、42側から室内側小扉71、72を開けようとしても、当該室内側小扉71、72を開放することはできないように成っている。
【0051】
本実施形態では、隔壁50で隔てられた各収納空間41、42に対応するように二つの収納ボックス30に室内側小扉71、72が設けられている。これに限定されず、収納空間41、42に共通となるように、収納ボックス30に開口幅の大きな一つの室内側小扉を設けても構わない。
【0052】
図11に示すように、第4実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア400は、室内側小扉70が設けられている以外、基本的には第1実施形態と同様の作用効果を奏する。特に、第4実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア400にあっては、収納ボックス30に開閉可能な室内側小扉70を有し、当該室内側小扉70は室内側から施錠可能に形成されている。したがって、第4実施形態によれば、収納ボックス30に収納された宅配物を取り出す際に、その度に室外に出なくとも、室内側小扉70を開放することにより、室内側から宅配物を取り出すことができるという有利な効果を発揮する。
〔第5実施形態〕
【0053】
次に、
図12を参照して、第5実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア500の構成について説明する。
図12は、第5実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアの収納ボックスを室内側から観た斜視図である。
【0054】
図12に示すように、第5実施形態では、収納ボックス30に内覧部81、82が形成されている点が異なり、その他は第1実施形態と同様に構成されている。なお、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明する。
【0055】
内覧部81、82は、収納ボックス30の内部(収納空間41、42)を視認するための覗き部である。内覧部81、82は、胴部材31の上面もしくは側面、またはボックス部材32に形成されている。内覧部81、82は、収納空間41、42にそれぞれ対応した長孔状の貫通孔であってもよいし、複数の貫通孔あってもよい。また、内覧部81、82の貫通孔は、無色透明もしくは有色透明のPET(Polyethylene Terephthalate)等の合成樹脂板で覆われた窓部として構成してもよい。なお、本実施形態の内覧部81、82は、収納空間41、42に対応する二つの長孔として形成されているが、収納空間41、42の双方を覗き観ることができる一つの長孔として形成しても構わない。
【0056】
以上説明したように、第5実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア500の収納ボックス30には、当該収納ボックス30の内部(収納空間41、42)を視認するための内覧部81、82が設けられている。したがって、第5実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア500によれば、例え、悪戯などにより収納空間41、42に蛇・猫などの生き物や危険物が投入されていたとしても、居住者は予め内覧部81、82を介して、収納ボックス30の内部を外部から視認可能であり、予期せぬ事態に対処することができる。
〔第6実施形態〕
【0057】
次に、
図13を参照して、第6実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア600の構成について説明する。
図13は、第6実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアの一方の室外側小扉を開けた状態の内部の斜視図である。
【0058】
図13に示すように、第6実施形態では、各収納空間41、42における収納ボックス30の底部に、宅配物の出し入れを案内するためのガイドローラ90が設けられている点が異なり、その他は第1実施形態と同様に構成されている。なお、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明する。
【0059】
ガイドローラ90は、収納ボックス30の胴部材31の底部に設けられている。本実施形態のガイドローラ90は、胴部材31の底部に複数個設けられ、それぞれ回動可能に構成されている。収納ボックス30に宅配物を収納する場合、宅配物はガイドローラ90の上に配置される。
【0060】
収納ボックス30から宅配物を取り出す際には、ガイドローラ90上で宅配物を滑走させて宅配物を移動させる。複数のガイドローラ90は胴部材31の底部に配設されているので、室外側小扉61、62を開放して宅配物を取り出す場合のみならず、室内側小扉71、72を開放して宅配物を取り出す場合にも、ガイドローラ90上で宅配物を滑走させることができる。
【0061】
第6実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア600は、ガイドローラ90が設けられている以外、基本的に第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。特に、第6実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア600にあっては、各収納空間41、42における収納ボックス30の底部に、宅配物の出し入れを案内するためのガイドローラ90が設けられているので、収納空間41、42に宅配物を出し入れし易いという有利な効果を発揮する。
〔第7実施形態〕
【0062】
次に、
図14を参照して、第7実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア700の構成について説明する。
図14は、第7実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドアの一方の室外側小扉を開けた状態の内部の斜視図である。
【0063】
図14に示すように、第7実施形態では、各収納空間41、42における収納ボックス30の内壁の一部に印鑑保持部95が設けられている点が異なり、その他は第1実施形態と同様に構成されている。なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明する。
【0064】
印鑑保持部95は、収納ボックス30の各収納空間41、42において、胴部材31の一側部に設けられている。印鑑保持部95は、印鑑(認め印)96を挟持するホルダであってもよいし、印鑑(認め印)96を保持する中空円柱状の凹部(図示せず)であっても構わない。
【0065】
第7実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア700は、印鑑保持部95が設けられている以外、基本的に第1実施形態と同様の作用効果を奏する。特に、第7実施形態に係る宅配受け収納ボックス付きドア700にあっては、収納ボックス30の各収納空間41、42に印鑑保持部95が設けられているので、居住者の配達済み押印を受け取ることができるという有利な効果を発揮する。
〔その他の実施形態〕
【0066】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態は本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲を上記実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。
【0067】
例えば、上記の実施形態では、胴部材31を覆うようにボックス部材32の周壁が重なり合っており、収納ボックス30、30A、30Bの縮小時にはボックス部材32内に胴部材31が収容される。上記の構成に限定されず、胴部材31がボックス部材32の周壁を覆うように重なり合い、胴部材31内にボックス部材32が収容されるように構成してもよい。
【0068】
また、上記の実施形態では、胴部材32の両外側部に内側レール部材34Aが取り付けられ、ボックス部材33の両内側部に外側レール部材34Bが取り付けられている。これに限定されず、胴部材32の両外側部に外側レール部材34Bが取り付けられ、ボックス部材33の両内側部には内側レール部材34Aが取り付けられていてもよい。