【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ウェブサイトのアドレス:http://www.tenryu−sangyou.co.jp/ 掲載年月日:平成30年9月1日
【解決手段】荷物ストッパ100は、取付ベース101、ストッパ本体110および回動支持体120を備えている。取付ベース101は、棚90に着脱自在に嵌め込まれる断面形状がコ字状に形成されている。ストッパ本体110は、上部体111と下部体112とで構成されて取付ベース101に隣接して設けられている。上部体111は、取付ベース101の上面対向面101aから上方に張り出す板状に形成されているとともに垂直方向に対して上面対向面101a側に傾斜して形成されている。下部体112は、垂直方向に延びる板状に形成されているとともに上部体111よりも重く形成されている。回動支持体120は、ストッパ本体110を取付ベース101に対して回動自在に支持している。
【発明の概要】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、水平方向に延びて棚を構成する棒状のビーム材に取り付けられて同ビーム材上に載置された荷物の位置ずれまたは落下を防止するための荷物ストッパであって、ビーム材に上方から嵌め込まれる取付ベースと、ビーム材の外側面に垂直方向に沿って起立した状態で設けられて同ビーム材の上面から張り出す板状に形成されたストッパ本体と、ストッパ本体における上端部と下端部との間に対向配置されて上端部側がビーム材の上面側に傾倒するようにストッパ本体を取付ベースに対して回動自在に支持する回動支持体とを備え、ストッパ本体は、回動支持体よりも下側の下部体が垂直方向に沿って延びるとともに回動支持体よりも上側の上部体よりも重く形成されており、上部体は、垂直方向に対して取付ベース側に傾倒していることにある。
【0007】
このように構成した本発明の特徴によれば、荷物ストッパは、ビーム材の上面から上方に張り出す上部体が垂直方向に対して取付ベース側に傾倒して構成されているため、荷物の先端部などの一部が上部体上に誤って載置された場合にはストッパ本体がビーム材側に直ちに傾倒してストッパ本体の下部体が跳ね上がり、作業者は荷物の一部がストッパ本体上に載置されたことを容易に認識することができる。また、この場合、荷物ストッパは、下部体が上部体に対して屈曲して形成されているため、下部体が跳ね上る際に荷物の底面に衝突することがないため、荷物の損傷を防止できるとともに不意に大きな衝突音が生じることも防止することができる。
【0008】
また、本発明の他の特徴は、前記荷物ストッパにおいて、取付ベースは、ビーム材上を摺動自在に嵌合する断面形状がコ字状に形成されていることにある。
【0009】
このように構成した本発明の他の特徴によれば、荷物ストッパは、取付ベースがビーム材に摺動自在に嵌合する断面形状がコ字状に形成されているため、棚に載せる荷物の大きさまたは位置に応じて荷物ストッパの位置を簡単かつ迅速に変更することができる。
【0010】
また、本発明の他の特徴は、前記荷物ストッパにおいて、ストッパ本体は、下部体における下端部が取付ベース側に直角に屈曲して形成されていることにある。
【0011】
このように構成した本発明の他の特徴によれば、荷物ストッパは、ストッパ本体における下部体の下端部が取付ベース側に直角に屈曲して形成されているため、ストッパ本体の下部体が取付ベース側への力を受けた際にはこの力に略平行に延びる下端部が取付ベースまたはビーム材に突き当たることで下端部の屈曲による損傷を抑えつつストッパ本体の回動を阻止して荷物の位置ずれまたは落下を防止することができる。
【0012】
また、本発明の他の特徴は、前記荷物ストッパにおいて、回動支持体は、取付ベースおよびストッパ本体にそれぞれ取り付けられた一対の板状体がピンによって互いに回動自在に連結された蝶番で構成されていることある。
【0013】
このように構成した本発明の他の特徴によれば、荷物ストッパは、回動支持体が蝶番で構成されているため、構成および組み立て作業を簡単化することができる。また、荷物ストッパは、蝶番を構成する一対の板状体が取付ベースおよびストッパ本体に取り付けられることでこれらの部品の強度および剛性を向上させることができる。
【0014】
また、本発明の他の特徴は、前記荷物ストッパにおいて、回動支持体は、取付ベースに取り付けられる板状体が同取付ベースの上面に取り付けられていることにある。
【0015】
このように構成した本発明の他の特徴によれば、荷物ストッパは、回動支持体における取付ベースに取り付けられる板状体が同取付ベースの上面に取り付けられているため、ビーム材上に載置される荷物の載置または傾倒してきたストッパ本体の上部体の衝突による取付ベースの損傷を抑制することができる。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明に係る荷物ストッパの一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る荷物ストッパ100の外観構成を概略的に示した斜視図である。
図2は、
図1に示す荷物ストッパ100の外観構成を概略的に示した正面図である。
図3は、
図1に示す荷物ストッパ100の外観構成をビーム材91に装着した状態で概略的に示した側面図である。この荷物ストッパ100は、棚90上に載置された荷物WKの位置ずれおよび落下を防止するための器具である。
【0018】
まず、荷物ストッパ100を説明する前に、この荷物ストッパ100の装着対象である棚90について説明しておく。棚90は、
図4に示すように、荷物WKを支持して保管するための器具である。この棚90は、断面形状が四角形状で棒状に延びる金属製のビーム材91を直方体状に組んで構成されている。本実施形態においては、棚90は上下2段に構成されて2つの荷物WKを収納することができる。
【0019】
なお、棚90は、上下方向に1段または3段以上に構成して1つまたは3つ以上の荷物WKを収納するように構成できることは当然である。また、棚90は、図示X方向の長さを長くして同じ高さ位置に2つ以上の荷物WKを収納するように構成することもできる。また、棚90は、2つ以上の棚90を積み上げて構成することもできる。
【0020】
荷物WKは、棚90によって保管される対象物である。本実施形態においては、荷物WKは、板状に形成されたパレットで構成されている。なお、荷物WKは、パレットとともにパレット上に載せられた物品を含んでいてもよいし、棚90上にパレットを介さずに直接載せられる物品であってもよいことは当然である。
【0021】
(荷物ストッパ100の構成)
荷物ストッパ100は、主として、取付ベース101、ストッパ本体110および回動支持体120を備えて構成されている。取付ベース101は、荷物ストッパ100を棚90のビーム材91に取り付けるための部品であり、ビーム材91の上方から嵌め込まれる形状に形成されている。より具体的には、取付ベース101は、1つのビーム材91における上面91a、外側面91b(棚90の外側に面している面)および内側面91c(棚90の内側に面している面)にそれぞれ対向する上面対向面101a,外側対向面101bおよび内側対向面101cをそれぞれ備えて構成されている。
【0022】
上面対向面101aは、ビーム材91の上面91a上に載置されるとともに後述する回動支持体120における板状体122が固定される部分であり、水平方向に延びる平板状に形成されている。この場合、上面対向面101aの幅(図示Y軸方向の長さ)は、ビーム材91の上面91aの幅と略同じ長さに形成されている。また、上面対向面101aの図示X軸方向の長さは、ストッパ本体110の長さよりも若干短い長さに形成されている。なお、上面対向面101aの図示X軸方向の長さは、ストッパ本体110の長さと同じ長さ、またはストッパ本体110の長さよりも長い長さに形成してもよいことは当然である。
【0023】
外側対向面101bは、ビーム材91における棚90の外側に面するとともに回動支持体120における板状体123が固定される部分であり、垂直方向に延びる平板状に形成されている。この場合、外側対向面101bの上下方向の長さ(図示Z軸方向の長さ)は、ストッパ本体110の下端部112aに対向する位置まで下方に延びて形成されている。
【0024】
内側対向面101cは、ビーム材91における棚90の内側に面する部分であり、垂直方向に延びる平板状に形成されている。この場合、内側対向面101cの上下方向の長さ(図示Z軸方向の長さ)は、対向する外側対向面101bと同じ長さに形成されている。なお、内側対向面101cの上下方向の長さ(図示Z軸方向の長さ)は、対向する外側対向面101bよりも短い長さまたは長い長さに形成してもよいことは当然である。
【0025】
この取付ベース101は、金属製の板材を断面形状がコ字状に折り曲げるプレス加工によって成形される。この場合、取付ベース101は、外側対向面101bと内側対向面101cとの間隔がビーム材91における外側面91bと内側面91cとの間隔と略同じ間隔に形成される。これにより、取付ベース101は、ビーム材91に対してガタツキなく嵌め込むことができる。
【0026】
なお、取付ベース101は、外側対向面101bと内側対向面101cとが互いに平行となるように形成してもよいが、両者の下端部がそれぞれ若干内側に位置するように傾斜して形成することでビーム材91を挟むことができ装着力を向上させることができる。また、取付ベース101は、上面対向面101a、外側対向面101bおよび内側対向面101cをそれぞれ別工程で成形した後、溶接加工によって互いに連結して成形することもできる。
【0027】
ストッパ本体110は、棚90上に載置された荷物WKの位置ずれまたは落下を防止する部品であり、取付ベース101に隣接する位置に垂直方向に起立する板状に形成されている。具体的には、ストッパ本体110は、上部体111および下部体112をそれぞれ備えて構成されている。
【0028】
上部体111は、棚90上に載置された荷物WKに当接(当たりまたは接触すること)して荷物WKの位置ずれまたは落下を防止する部分であり、取付ベース101の上面対向面101aから上方に張り出す板状に形成されている。この場合、上部体111は、垂直方向に対して取付ベース101側、つまり、棚90上に載置された荷物WK側に傾斜する平板状に形成されている。本実施形態においては、上部体111は、垂直方向に対して15°だけ傾斜して形成されている。なお、上部体111の傾斜角度は、垂直方向に対して0°を超えかつ45°以下が好適である。
【0029】
下部体112は、上部体111を起立した状態で自立させるとともに上部体111の傾斜方向とは反対側への回動を規制するための部分であり、板状に形成されている。より具体的には、下部体112は、垂直方向に延びる平板状に形成されている。この場合、下部体112は、上部体111の質量よりも重い質量で構成されている。また、下部体112の下端部112aは、取付ベース101の外側対向面101b側に直角に屈曲して形成されている。
【0030】
このストッパ本体110は、金属製の板材を折り曲げるプレス加工によって成形される。なお、ストッパ本体110は、上部体111および下部体112をそれぞれ別工程で成形した後、溶接加工によって互いに連結して成形することもできる。また、ストッパ本体110は、下部体112が上部体111よりも重くなるように下部体112に錘(図示せず)を設けて構成することもできる。
【0031】
回動支持体120は、
図5および
図6にそれぞれ示すように、取付ベース101に対してストッパ本体110を回動自在に支持するための部品であり、ストッパ本体110における上端部と下端部112aとの間に設けられている。この回動支持体120は、本実施形態においては、金属製の蝶番によって構成されている。より具体的には、回動支持体120は、ピン121を介して互いに連結される2つの板状体122,123によって構成されている。
【0032】
ピン121は、2つの板状体122,123を互いに回動可能な状態で連結する部品であり、金属製の丸棒体で構成されている。板状体122は、取付ベース101の上面対向面101aに固定的に取り付けられる部品であり、金属板によって構成されている。この場合、板状体122は、上面対向面101aの幅方向(図示Y軸方向の長さ)の半分以上を覆う大きさに形成されている。
【0033】
板状体123は、ストッパ本体110の下部体112における取付ベース101側の面である裏面に固定的に取り付けられる部品であり、金属板によって構成されている。この場合、板状体123は、下部体112の裏面の略全面を覆う大きさに形成されている。
【0034】
これらの板状体122,123は、溶接加工によってそれぞれ取付ベース101に固着されている。なお、回動支持体120は、板状体122を取付ベース101の上面対向面101aに代えて取付ベース101の外側対向面101bに固定的に取り付けることもできる。
【0035】
(荷物ストッパ100の作動)
次に、このように構成された荷物ストッパ100の作動について説明する。荷物WKを棚90上に載置する作業者は、まず、荷物ストッパ100を用意する。この場合、作業者は、荷物WKおよび棚90の大きさに応じた数の荷物ストッパ100を用意する。本実施形態においては、作業者は、荷物ストッパ100を2つ用意する。
【0036】
次に、作業者は、荷物ストッパ100を棚90に装着する。具体的には、作業者は、
図3および
図4にそれぞれ示すように、棚90における荷物WKを載置するビーム材91上に2つの荷物ストッパ100の各取付ベース101をビーム材91の上方からそれぞれ嵌め込む。この場合、作業者は、ビーム材91上に載置される荷物WKの位置に応じた位置、すなわち、荷物WKに対向する位置に各荷物ストッパ100を配置する。
【0037】
これにより、各荷物ストッパ100は、ビーム材91上においてストッパ本体110が起立した状態で装着される。なお、作業者は、ビーム材91上における適当な位置に取付ベース101を嵌め込んだ後に、ビーム材91上で取付ベース101を摺動させることにより取付ベース101を適切な位置に配置することもできる。
【0038】
次に、作業者は、荷物WKを棚90上に載置する。具体的には、作業者は、人手またはフォークリフトなどを用いて荷物WKを棚90上に載置する。具体的には、作業者は、荷物WKが荷物ストッパ100に接触しないように棚90の上方から載置することができる。この荷物WKの載置作業においては、作業者は、
図5に示すように、荷物WKを誤ってストッパ本体110の上部体111上に載せてしまう場合がある。
【0039】
この場合、荷物ストッパ100は、上部体111が取付ベース101の上面対向面101a側に傾倒しているとともにストッパ本体110が回動支持体120によって回動可能に構成されているため、ストッパ本体110が回動支持体120のピン121を回動中心として図示右回り(図示破線矢印参照)に回動して上部体111が取付ベース101側に回動して回動支持体120における板状体122上に載置される(
図6参照)。これにより、荷物ストッパ100は、荷物WKの損傷を防止することができる。
【0040】
また、作業者は、
図6に示すように、荷物WKの側面を荷物ストッパ100の上部体111に押し込んで荷物WKを棚90上に配置することができる(破線矢印参照)。この場合、荷物ストッパ100は、前記と同様に、ストッパ本体110が回動支持体120によって回動可能に構成されているため、ストッパ本体110が回動支持体120のピン121を回動中心として図示右回りに回動して上部体111が取付ベース101側に回動して回動支持体120における板状体122上に載置される。これにより、荷物WKは、円滑に棚90上に移動させて載置することができる。この場合、ストッパ本体110は、下部体112に対して上部体111が屈曲して形成されているため、上部体111が板状体122に突き当たった場合において下部体112が荷物WKの底面に衝突することがなく衝突音の発生および荷物WKの損傷を防止することができる。
【0041】
そして、作業者は、荷物WKをストッパ本体110上を通過し終える位置まで移動させる。これにより、ストッパ本体110は、上部体111上の荷重が解消されるとともに下部体112の重さによって傾倒時とは反対方向の図示左側に回動して起立状態に復帰する(
図3参照)。この場合、荷物ストッパ100は、上部体111上に荷物WKが載置されたままである場合には、下部体112が下垂した状態から水平方向に延びる姿勢となる(
図6参照)。これにより、作業者は、荷物WKが上部体111上に載置されている否かを容易に認識することができる。
【0042】
なお、作業者は、荷物WKがストッパ本体110上を通過した位置に荷物WKを配置してもよいし、荷物WKがストッパ本体110上を通過してストッパ本体110が起立状態に復帰した後に、荷物WKを上部体111側に再度移動させて上部体111の近傍または上部体111に接触する位置に配置してもよい。これにより、作業者は、荷物WKを棚90上に載置する作業が完了する。
【0043】
次に、荷物ストッパ100は、
図4に示すように、棚90上に載置された荷物WKの位置ずれおよび落下を防止する。具体的には、荷物ストッパ100は、地震や他の荷物の積み込みまたは積み下ろし作業による接触などによって荷物WKがストッパ本体110の上部体111を押圧した場合であってもストッパ本体110は下部体112の下端部112aが取付ベース101の外側対向面101bを押圧して回動不能であるため荷物WKが上部体111を超えて位置ずれすることが防止される。
【0044】
次に、作業者は、棚90から荷物WKを取り出す。具体的には、作業者は、人手またはフォークリフトなどを用いて荷物WKを棚90上から取り出すことができる。この場合、作業者は、荷物WKが荷物ストッパ100に接触しないように荷物WKを荷物ストッパ100の上方に持ち上げて取り出すことができる。この場合、仮に、荷物WKがストッパ本体110に当接した場合においては、荷物ストッパ100は、ストッパ本体110が回動して上部体111が板状体122上に倒れるため、ストッパ本体110は荷物WKが通過し終えることで下部体112の重量によって再び起立状態に復帰する(
図3参照)。
【0045】
次に、作業者は、棚90から荷物ストッパ100を撤去することができる。具体的には、作業者は、ビーム材91から荷物ストッパ100の取付ベース101を上方に引き上げることで荷物ストッパ100を棚90から取り外すことができる。そして、作業者は、取り外した荷物ストッパ100を同一のまたは別の棚90に再び用いることができる。また、作業者は、荷物ストッパ100の撤去に代えてビーム材91上における位置を変えることで再度使用することもできる。
【0046】
上記作動説明から理解できるように、上記実施形態によれば、荷物ストッパ100は、ビーム材91の上面から上方に張り出す上部体111が垂直方向に対して取付ベース101側に傾倒して構成されているため、荷物WKの先端部などの一部が上部体111上に誤って載置された場合にはストッパ本体110がビーム材91側に直ちに傾倒してストッパ本体110の下部体112が跳ね上がり、作業者は荷物WKの一部がストッパ本体110上に載置されたことを容易に認識することができる。また、この場合、荷物ストッパ100は、下部体112が上部体111に対して屈曲して形成されているため、下部体112が跳ね上る際に荷物WKの底面に衝突することがないため、荷物WKの損傷を防止できるとともに不意に大きな衝突音が生じることも防止することができる。
【0047】
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
【0048】
例えば、上記実施形態においては、荷物ストッパ100は、断面形状がコ字状の取付ベース101をビーム材91に上方から嵌め込んで装着した。この場合、取付ベース101は、ビーム材91に対してガタツキなくかつ摺動自在に嵌合して可動的に取り付けられている。これにより、荷物ストッパ100は、ビーム材91に対して容易に脱着および取付位置の変更を行うことができる。しかし、荷物ストッパ100は、取付ベース101がビーム材91に対してネジ、ボルトまたはベルトなどを用いて固定的に取り付けられるように構成することもできる。
【0049】
また、上記実施形態においては、荷物ストッパ100は、ストッパ本体110の下端部112aを取付ベース101の外側対向面101b側に直角に折り曲げて構成した。しかし、荷物ストッパ100は、ストッパ本体110の下端部112aを取付ベース101の外側対向面101b側に直角未満または直角を超える角度で折り曲げて構成することもできる。また、荷物ストッパ100は、ストッパ本体110の下端部112aを取付ベース101の外側対向面101b側に折り曲げることなく直線状に構成することもできる。
【0050】
また、上記実施形態においては、回動支持体120は、蝶番で構成した。しかし、回動支持体120は、ストッパ本体110を取付ベース101に対して回動自在に支持するように構成されていればよい。したがって、回動支持体120は、例えば、ストッパ本体110および取付ベース101にそれぞれピン121を回転自在に支持する貫通孔からなる軸受部を有して構成することもできる。
【0051】
また、上記実施形態においては、棚90におけるビーム材91は、本実施形態においては断面形状が正方形の四角形状に形成した。しかし、ビーム材91の断面形状は、上記実施形態に限定されず正方形以外の四角形状である長方形や四角形状以外の形状、例えば、
図7に示すように、2つの互いに異なる四角形状を組み合わせた異形の多角形状に形成されていてもよい。