【解決手段】(R)−1−(3−(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン等のピラゾロピリミジン誘導体。
請求項1ないし12のうちいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を含む、炎症性疾患、自己免疫疾患、増殖性疾患、過剰増殖性疾患、免疫学的に媒介された疾患、癌、または腫瘍の予防または治療用薬学的組成物。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、キナーゼ阻害能を有するピラゾロピリミジン誘導体、及びその製造方法を提供する。
【0013】
また、本発明は、前記ピラゾロピリミジン誘導体を有効性分として含む薬学的組成物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記課題を解決するために、本発明は、下記の化学式1で表される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を提供する:
[化1]
【化1】
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【0015】
前記化学式1において、
R
1は、C
6−10アリール;またはN、O、またはSをそれぞれ1個ないし3個含むC
2−10ヘテロアリールであり、
ここで、R
1は、非置換されるか;または非置換されるかC
1−4アルキルに置換されたピペラジニル;非置換されるかまたはC
1−4アルコキシに置換されたベンジル;非置換されるかまたはモルホリノ、−N(C
1−4アルキル)
2、C
1−4アルコキシ、シアノ、または−CONH(C
1−4アルキル)に置換された1個または2個のC
1−4アルキル;C
1−4ハロアルキル;C
3−6シクロアルキル;モルホリノ;−CO−(モルホリノ);モルホリノ及びハロゲン;−N(C
1−4アルキル)
2;−NHCO(C
2−4アルケニル);−NHCO(ピロリジニル);非置換されるか、または−N(C
1−4アルキル)
2に置換されたC
1−4アルコキシ;C
6−10アリールオキシ;非置換されるか、または1個または2個のC
1−4アルキルに置換されたピラゾリル;ピロリジニル;テトラヒドロピラニル;またはハロゲンに置換され、
R
2は、水素、C
1−4アルキル、またはハロゲンであり、
R
3は、非置換されるか、またはシアノ、またはハロゲンに置換されたC
1−4アルキル;非置換されるか、またはシアノ、C
3−6シクロアルキル、及び−N(C
1−4アルキル)
2で構成される群からそれぞれ独立して選ばれる1個または2個の置換基に置換されたC
2−6アルケニル;または非置換されるか、またはC
3−6シクロアルキルに置換されたC
2−4アルキニルであり、
X
1は、CR
4、またはNであり、
ここで、R
4は、水素、C
1−4アルキル、またはハロゲンであり、
X
2は、CR
5、またはNであり、
ここで、R
5は、水素、C
1−4アルキル、C
1−4アルコキシ、C
1−4ハロアルキル、ハロゲン、シアノ、またはC
1−4アルキルチオであり、
X
3は、NR
6、O、またはSであり、
ここで、R
6は、水素、またはC
1−4アルキルであり、
X
4は、CH、またはNであり、
X
5は、結合、またはNHである。
【0016】
好ましくは、R
1は、ベンゾチアゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、フェニル、ピラゾリル、またはピリジニルである。
【0017】
好ましくは、R
1はフェニルであり、ここで、前記R
1は、C
1−4アルキルに置換されたピペラジニル;モルホリノ;−CO−(モルホリノ);−N(C
1−4アルキル)
2;−NHCO(C
2−4アルケニル);−NHCO(ピロリジニル);−N(C
1−4アルキル)
2に置換されたC
1−4アルコキシ;フェノキシ;非置換されるか、または1個または2個のC
1−4アルキルに置換されたピラゾリル;またはピロリジニルに置換される。より好ましくは、R
3は非置換されるか、またはシアノに置換されたC
1−4アルキル;または非置換されるか、またはシアノ、または−N(C
1−4アルキル)
2に置換されたC
2−4アルキニルである。
【0018】
好ましくは、R
1はピラゾリルであり、ここで、前記R
1は、C
1−4アルコキシに置換されたベンジル;非置換されるかまたはモルホリノ、−N(C
1−4アルキル)
2、C
1−4アルコキシ、シアノ、または−CONH(C
1−4アルキル)に置換された1個または2個のC
1−4アルキル;C
1−4ハロアルキル;C
3−6シクロアルキル;またはテトラヒドロピラニルに置換される。より好ましくは、R
3は非置換されるか、またはシアノ、または−N(C
1−4アルキル)
2に置換されたC
2−4アルケニル;またはC
2−4アルキニルである。
【0019】
好ましくは、R
1は、非置換されたベンゾチアゾリル、C
1−4アルキルに置換されたイソチアゾリル、または非置換されたイソオキサゾリルである。より好ましくは、R
3は非置換されるか、またはシアノ、または−N(C
1−4アルキル)
2に置換されたC
2−4アルケニルである。
【0020】
好ましくは、R
1は、下記のとおりである:
非置換されたベンゾチアゾリル;
C
1−4アルキルに置換されたイソチアゾリル;
非置換されるか、またはC
1−4アルキルに置換されたイソオキサゾリル;
C
1−4アルコキシに置換されたベンジル、非置換されるかまたはモルホリノ、−N(C
1−4アルキル)
2、C
1−4アルコキシ、シアノ、または−CONH(C
1−4アルキル)に置換された1個または2個のC
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
3−6シクロアルキル、またはテトラヒドロピラニルに置換されたピラゾリル;
C
1−4アルキルに置換されたピペラジニル、モルホリノ、−CO−(モルホリノ)、モルホリノ及びハロゲン、−N(C
1−4アルキル)
2、−NHCO(C
2−4アルケニル)、−NHCO(ピロリジニル)、−N(C
1−4アルキル)
2に置換されたC
1−4アルコキシ、フェノキシ、非置換されるか、または1個または2個のC
1−4アルキルに置換されたピラゾリル、またはピロリジニルに置換されたフェニル;または
非置換されたピリジニル。
【0021】
好ましくは、R
2は、水素、メチル、またはフルオロである。
【0022】
好ましくは、R
3は、−CH
2Cl、−CH
2CN、−CH=CH
2、−CH=CHCH
3、−C(CN)=CHCH(CH
3)
2、−C(CN)=CH(シクロペンチル)、−C(CN)=CH(シクロプロピル)、−C(CN)=CHC(CH
3)
3、−C(CN)=CHCH(CH
3)
2、−C=CCH
3、−C=CCH
2CH
3、または−C=C−(シクロプロピル)である。
【0023】
好ましくは、X
1は、CH、またはNである。
【0024】
好ましくは、X
2は、CR
5であり、ここで、R
5は、水素、メチル、フルオロ、クロロ、シアノ、またはメチルチオである。
【0025】
好ましくは、X
3は、NH、N(CH
3)、S、またはOである。
【0026】
好ましくは、X
4は、Nであり、X
5は、結合であるか;またはX
4はCHであり、X
5は、NHである。
【0027】
好ましくは、前記化学式1で表される化合物は、下記の化学式1−1で表される:
[化1−1]
【化2】
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【0028】
前記化学式1−1において、
R’は、−NHCO(C
2−4アルケニル);−NHCO(ピロリジニル);または非置換されるかまたは2個のC
1−4アルキルに置換されたピラゾリルであり、
R
3は、非置換されるか、またはシアノに置換されたC
1−4アルキル;非置換されるか、またはシアノ、または−N(C
1−4アルキル)
2に置換されたC
2−4アルケニルである。
【0029】
好ましくは、前記化学式1で表される化合物は、下記の化学式1−2で表される:
[化1−2]
【化3】
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前記化学式1−2において、
X
1は、CH、またはNであり、
R’は、非置換されるかC
1−4アルキルに置換されたピペラジニル;モルホリノ;−CO−(モルホリノ);−N(C
1−4アルキル)
2;非置換されるか、または−N(C
1−4アルキル)
2に置換されたC
1−4アルコキシ;フェノキシ;非置換されるかまたは1個または2個のC
1−4アルキルに置換されたピラゾリル;またはピロリジニルであり、
R
5は、水素、またはハロゲンである。
【0030】
好ましくは、前記化学式1で表される化合物は下記の化学式1−3で表される:
[化1−3]
【化4】
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前記化学式1−3において、
X
1は、CH、またはNであり、
Raは、非置換されるかC
1−4アルコキシに置換されたベンジル;非置換されるかまたはモルホリノ、−N(C
1−4アルキル)
2、C
1−4アルコキシ、シアノ、または−CONH(C
1−4アルキル)に置換されたC
1−4アルキル;C
1−4ハロアルキル;C
3−6シクロアルキル;またはテトラヒドロピラニルであり、
Rbは、水素、またはC
1−4アルキルであり、
R
3は、非置換されるか、またはシアノ、または−N(C
1−4アルキル)
2に置換されたC
2−4アルケニル;またはC
2−4アルキニルであり、
R
5は、水素、またはハロゲンである。
【0031】
前記化学式1で表される化合物の代表的な例は、下記のとおりである:
1)(R)−1−(3−(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
2)(R)−N−(3−(4−(1−アクリロイルピペリジン−3−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)ピロリジン−1−カルボキサミド、
3)(S)−N−(3−(4−(1−アクリロイルピペリジン−3−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)ピロリジン−1−カルボキサミド、
4)(R)−1−(3−(2−(4−モルホリノフェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
5)(R)−1−(3−(2−(4−(ピロリジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
6)(R)−1−(3−(2−(4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
7)(R)−1−(3−(2−(4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
8)(R)−1−(3−(2−(4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
9)(R)−1−(3−(2−(4−(ジメチルアミノ)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
10)(R)−1−(3−(2−(3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
11)(S)−1−(3−(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
12)(R)−1−(3−(2−(ベンゾ[d]チアゾール−6−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
13)(R)−1−(3−(2−(4−フェノキシフェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
14)(R)−1−(3−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
15)(R)−1−(3−(2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
16)(R)−1−(3−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
17)(R)−1−(3−(2−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
18)(R)−1−(3−(2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
19)(R)−1−(3−(2−(1−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
20)(R)−1−(3−(2−(1−(3−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
21)(R)−1−(3−(2−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
22)(R)−1−(3−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
23)(R)−1−(3−(2−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
24)(R)−2−(4−(4−(1−アクリロイルピペリジン−3−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミド、
25)(R)−1−(3−(2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)ブト−2−イン−1−オン、
26)(R)−N−(3−(4−(1−(2−シアノアセチル)ピペリジン−3−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)アクリルアミド、
27)1−((3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
28)3−((3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリル、
29)N−(3−(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)シクロヘキシル)アクリルアミド、
30)(R)−1−(3−(6−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
31)(R)−1−(3−(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
32)(R)−1−(3−(6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
33)(R)−1−(3−(6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
34)(R)−1−(3−(6−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
35)(R)−2−(4−(4−(1−アクリロイルピペリジン−3−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミド、
36)(R)−1−(3−(5−クロロ−2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
37)(R)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
38)(R)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
39)(R)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
40)(R)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
41)(R)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−(3−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
42)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
43)(R)−1−(3−(3−(クロロ−6−(4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
44)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
45)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
46)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
47)(R)−2−(4−(4−(1−アクリロイルピペリジン−3−イルアミノ)−3−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミド、
48)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
49)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
50)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
51)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−プロピル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
52)(R)−2−(4−(4−(1−アクリロイルピペリジン−3−イルアミノ)−3−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル、
53)(R)−1−(3−(6−(1−tert−ブチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−3−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
54)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
55)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
56)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
57)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
58)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(3−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
59)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
60)(R)−2−(4−((4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)アミノ)−5−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミド、
61)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((4−モルホリノフェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
62)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
63)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
64)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
65)(R)−1−(3−((6−((1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
66)(R)−1−(3−((6−((1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
67)(R)−1−(3−((6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
68)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
69)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
70)(R)−1−(3−((2−((1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
71)(R)−1−(3−((6−((1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
72)(R)−1−(3−((6−((1−2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
73)(R)−1−(3−((6−((1−プロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
74)(R)−1−(3−((6−((1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
75)(R)−1−(3−((2−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
76)1−((3S,4R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
77)1−((3S,4R)−3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
78)(R)−1−(3−((2−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
79)(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
80)(R)−1−(3−((2−((4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)アミノ)−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
81)(R)−1−(3−((2−((ベンゾ[d]チアゾール−6−イルアミノ)−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
82)(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
83)(R)−1−(3−((5−フルオロ−2−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
84)1−((3R,4R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
85)(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
86)1−((3S,4R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
87)(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
88)(R)−4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)アミノ)−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
89)(R)−4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)アミノ)−2−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
90)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
91)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
92)1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
93)1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
94)1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
95)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((1−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
96)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
97)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((2−フルオロ−4−モルホリノフェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
98)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((3−フルオロ−4−モルホリノフェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
99)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((5−メチルイソオキサゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
100)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
101)(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
102)(R)−1−(3−((2−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
103)(R)−1−(3−((2−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
104)(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
105)(R)−1−(3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
106)1−((3R,4R)−3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
107)1−((3R,4R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
108)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
109)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
110)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
111)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
112)(R)−1−(3−((6−((1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
113)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
114)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
115)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−プロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
116)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
117)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(5−メチルイソオキサゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
118)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
119)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
120)1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
121)1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−プロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
122)1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−2−(ジエチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
123)1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
124)1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
125)1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−(3−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
126)2−(4−((4−(((3R,4R)−1−アクリロイル−4−メチルピペリジン−3−イル)アミノ)−3−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル、
127)1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
128)1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
129)(R)−1−(3−((6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
130)(R)−1−(3−((6−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
131)(R)−1−(3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
132)1−((3R,4R)−3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
133)1−((3R,4R)−3−((6−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
134)2−(4−((4−(((3R,4R)−1−アクリロイル−4−メチルピペリジン−3−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル、
135)1−((3R,4R)−3−((6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
136)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
138)3−((3S,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリル、
139)(R)−3−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリル、
140)(R,E)−1−(3−((5−クロロ−2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)ブト−2−エン−1−オン、
141)1−((R)−3−((5−クロロ−2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)−3−シクロプロピルプロプ−2−イン−1−オン、
142)1−((R)−3−((5−クロロ−2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)ペント−2−イン−1−オン、
143)1−((R)−3−((5−クロロ−2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)ブト−2−イン−1−オン、
144)(R)−1−(3−((6−((1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
145)(R)−1−(3−((6−((1−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
146)(R)−1−(3−((6−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
147)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
148)(R)−4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)オキシ)−2−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
149)(R)−4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)オキシ)−2−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
150)(R)−4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)オキシ)−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
151)(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
152)(R)−1−(3−((2−((4−モルホリノフェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
153)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
154)(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリル、
155)(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリル、
156)(R,E)−4−((1−(2−シアノ−4−メチルペント−2−エノイル)ピペリジン−3−イル)オキシ)−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
157)(R,E)−4−((1−(2−シアノ−3−シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン−3−イル)オキシ)−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
158)(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリル、
159)1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
160)(E)−2−((3S,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリル、
161)(E)−2−((3S,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリル、
162)(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリル、
163)(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−4,4−ジメチルペント−2−エンニトリル、
164)(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリル、
165)(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロペンチルアクリロニトリル、
166)(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリル、
167)(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリル、
168)(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリル、
169)(E)−2−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリル、
170)(E)−2−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリル、
171)(R,E)−3−シクロプロピル−2−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)アクリロニトリル、
172)(R,E)−2−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリル、
173)(R,E)−3−シクロプロピル−2−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボニル)アクリロニトリル、
174)(R,E)−2−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリル、
175)(R,E)−3−シクロプロピル−2−(3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)アクリロニトリル、
176)(R,E)−3−シクロプロピル−2−(3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボニル)アクリロニトリル、
177)(R,E)−2−(3−((5−クロロ−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリル、
178)(R,E)−2−(3−((5−クロロ−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリル、
179)(R,E)−2−(3−((5−クロロ−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリル、
180)(R,E)−2−(3−((5−クロロ−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリル、
181)(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリル、
182)(R,E)−3−シクロプロピル−2−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)アクリロニトリル、
183)2−クロロ−1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)エタン−1−オン、
184)(R)−1−(3−((6−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
185)(R)−1−(3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
186)(R)−1−(3−((6−((1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
187)(R)−1−(3−((6−((1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
188)(R)−1−(3−((6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
189(R)−1−(3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
190)(R)−1−(3−((6−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
191)(R)−1−(3−((6−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、
192)(R)−1−(3−((6−((1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン、及び
193)1−((3S,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン。
【0032】
また、本発明の化合物は、塩、特に薬学的に許容可能な塩の形態で存在し得る。塩としては薬学的に許容可能な遊離酸(freeacid)によって形成された酸付加塩のように、当業界において通常使用される塩を制限なしに使用できる。本発明における用語「薬学的に許容可能な塩」とは、患者に比較的に非毒性であり、無害な有効作用を有する濃度であり、この塩に起因した副作用が化学式1で表される化合物の有益な効能を低下させない前記化合物の任意のすべての有機または無機付加塩を意味する。
【0033】
無機酸または有機酸を使用して通常の方法により薬学的に許容可能な塩を得ることができる。例えば、前記化学式1で表される化合物を水混和性有機溶媒、例えば、アセトン、メタノール、エタノール、またはアセトニトリルに溶解させ、有機酸または無機酸を加えて沈殿した結晶を濾過して製造、乾燥させて薬学的に許容可能な塩を得ることができる。または酸が付加された反応混合物で溶媒や過剰の酸を減圧し、残渣を乾燥させて製造するか、または他の有機溶媒を加えて析出した塩を濾過して製造し得る。この時、好ましい塩として、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、酢酸、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸、リンゴ酸、マンデル酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パルミチン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、フェニル酢酸、ケイ皮酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸またはトルエンスルホン酸などから誘導された塩が挙げられる。
【0034】
薬学的に許容可能でない化学式1で表される化合物の塩または溶媒和物は、化学式1で表される化合物、その薬学的に許容可能な塩、または溶媒和物製造において中間体として用い得る。
【0035】
本発明の前記化学式1で表される化合物は、その薬学的に許容可能な塩だけでなく、これにより製造できる、可能な溶媒和物及び水和物を全て含み、可能なすべての立体異性体も含む。前記化学式1で表される化合物の溶媒和物、水和物及び立体異性体は、通常の方法を用いて化学式1で表される化合物から製造して使用することができる。
【0036】
また、本発明による化学式1で表される化合物は、結晶形態または非結晶形態に製造され得、化学式1で表される化合物が結晶形態に製造される場合、任意に水和または溶媒和され得る。本発明では化学式1で表される化合物の化学量論的水和物だけでなく、多様な量の水を含有する化合物が含まれ得る。本発明による化学式1で表される化合物の溶媒和物は、化学量論的溶媒和物及び非化学量論的溶媒和物すべてを含む。
【0037】
また、本発明は、一例として下記反応式1により前記化学式1で表される化合物を製造し得る。
[反応式1]
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
(前記反応式1において、X
1ないしX
3、及びR
1ないしR
3の定義は、先に定義したとおりであり、X
4がNであるとき、X
5は結合であり、X
4がCHであるとき、X
5はNHであり、Zはハロゲンである。好ましくは、Zはクロロである。)
【0038】
前記段階iは、化学式1−1で表される化合物と化学式1−2で表される化合物を反応させて化学式1−3で表される化合物を製造する段階である。前記反応は、ジイソプロピルエチルアミンの存在下に常温ないし高温で反応させることが好ましく、溶媒はエタノールが好ましい。
【0039】
前記段階iiは、化学式1−3で表される化合物を保護基除去反応により化学式1−4で表される化合物を製造する段階である。前記反応は、塩酸条件(好ましくは、6N塩酸条件)下で反応させることが好ましく、溶媒はメタノールが好ましい。
【0040】
前記段階iiiは、化学式1−4で表される化合物をR3−アシルクロリドと反応させて化学式1−5で表される化合物を製造する段階である。前記反応は、トリエチルアミンまたは炭酸水素ナトリウムの下で20℃ないし0℃で反応させることが好ましい。また、溶媒は、ジクロロメタンまたはテトラヒドロフランと水の混合液が好ましい。または、前記段階iiiはR3−アシルクロリドの代わりにR3−カルボン酸を反応させ得る。この場合、ジイソプロピルエチルアミン、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェイトの条件下の常温で反応させることが好ましく、溶媒は、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドが好ましい。
【0041】
前記段階ivは、前記化学式1−5で表される化合物をR1−NH2と反応させて化学式1で表される化合物を製造する段階である。前記反応は、トリフルオロ酢酸の条件下の高温で反応させることが好ましく、溶媒は、2−ブタノールが好ましい。
【0042】
また、前記反応式1のように、化学式1−3で表される化合物から化学式1−6で表される化合物、化学式1−7で表される化合物及び化学式1で表される化合物の順に製造することもでき、それぞれの段階iv、ii及びiiiは、反応物を除いては前述したとおりである。
【0043】
また、本発明は、一例として下記反応式2により前記化学式1で表される化合物を製造し得る。
[反応式2]
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
(前記反応式2において、X
1ないしX
3、及びR
1ないしR
3の定義は、先に定義したとおりであり、X
4がNであるとき、X
5は結合であり、X
4がCHであるとき、X
5はNHである。Yは、4−メチルベンジルスルホニルまたは2−(トリメチルシリル)エトキシメチルであり、Zはハロゲンであり、好ましくは、Zはクロロである。)
【0044】
前記段階vは、化学式1−1で表される化合物と化学式1−8で表される化合物とを反応させて化学式1−9で表される化合物を製造する段階である。前記反応は、塩基下で、0℃以下で反応させることが好ましく、溶媒はアセトン、ジメチルホルムアミドが好ましい。
【0045】
前記段階iは、化学式1−9で表される化合物から化学式1−10で表される化合物を製造する段階であり、反応物を除いては前記反応式1の段階iと同一である。
【0046】
前記段階viは、化学式1−10で表される化合物をR
1−NH
2と反応させて化学式1−11で表される化合物を製造する段階である。前記反応は、リガンド、パラジウム触媒、塩基下で、100℃ないし120℃で反応させることが好ましく、溶媒は1,4−ジオキサンが好ましい。
【0047】
前記段階iiは、化学式1−11で表される化合物から化学式1−12で表される化合物を製造する段階であり、反応物を除いては前記反応式1の段階iiと同一である。
【0048】
前記段階iiiは、化学式1−12で表される化合物から化学式1−13で表される化合物を製造する段階であり、反応物を除いては前記反応式1の段階iiiと同一である。
【0049】
前記段階viiは、化学式1−13で表される化合物からYを除去して化学式1で表される化合物を製造する段階である。前記反応は、Yが4−メチルベンジルスルホニルであるとき、塩基下で、40℃ないし60℃で反応させることが好ましく、溶媒はメタノールが好ましい。また、Yが2−(トリメチルシリル)エトキシメチルであるとき、トリフルオロ酢酸条件下の常温で反応させることが好ましく、溶媒はジクロロメタンが好ましい。
【0050】
また、本発明は、前記化学式1においてX
2がCR
5であり、R
5がハロゲンの場合、下記反応式3に示す化学式1−15で表される化合物の製造方法を提供する。化学式1−15で表される化合物は、前記反応式1及び2の化学式1−1で表される化合物として使用し得る。
[反応式3]
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
(前記反応式3において、X
1、R
5の定義は、先に定義したとおりであり、Zはハロゲンである。好ましくは、Zはクロロである。)
【0051】
前記段階viiiは、化学式1−14で表される化合物から化学式1−15で表される化合物を製造する段階である。前記反応は、N−ハロスクシンイミドの存在下の常温ないし60で反応させることが好ましく、溶媒はジメチルホルムアミドが好ましい。
【0052】
また、本発明は、前記化学式1で表される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、水和物、溶媒和物または異性体を有効性分として含むキナーゼ阻害作用が有益な疾患の予防または治療用薬学的組成物を提供する。
【0053】
この時、前記キナーゼ阻害作用が有益な疾患は、炎症性疾患、自己免疫疾患、増殖性疾患または過剰増殖性疾患、免疫学的に媒介された疾患、癌または腫瘍などを含む。
【0054】
本発明における用語「予防」は、本発明の組成物の投与により前記疾患の発生、拡散及び再発を抑制させるか遅延させるすべての行為を意味し、「治療」は、本発明の組成物の投与により前記疾患の症状が好転するか良好に変更される全ての行為を意味する。
【0055】
本発明の薬学的組成物は、標準薬学的実施により経口または非経口投与形態に剤形化することができる。これら剤形は、有効成分以外に薬学的に許容可能な担体、補助剤または稀釈液などの添加物を含有し得る。
【0056】
適当な担体としては、例えば、生理食塩水、ポリエチレングリコール、エタノール、植物性オイル及びイソプロピルミリステートなどがあり、稀釈液としては、例えばラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロース及び/またはグリシンなどがあるが、これらに限定されない。また、本発明の化合物は、注射溶液の製造に通常用いられるオイル、プロピレングリコールまたは他の溶媒に溶解し得る。また、局所作用のために本発明の化合物を軟膏やクリームに剤形化することができる。
【0057】
本発明の化合物の薬学的投与形態は、これらの薬学的に許容可能な塩または溶媒和物の形態に用いることもでき、また単独または他の薬学的活性化合物との結合だけでなく適当な集合で用いることもできる。
【0058】
本発明の化合物は、一般的な食塩水、5%デキストロースのような水溶性溶媒または合成脂肪酸グリセリド、高級脂肪酸エステルまたはプロピレングリコールのような非水溶性溶媒に化合物を溶解、懸濁または乳化させることにより注射剤に剤形化することができる。本発明の剤形は、溶解剤、等張化剤(isotonicagents)、懸濁化剤、乳化剤、安定化剤及び防腐剤のような通常の添加剤を含み得る。
【0059】
本発明の化合物の好ましい投与量は、患者の状態及び体重、病気の重症度、薬物の形態、投与経路及び期間によって異なるが、当業者によって適切に選択することができる。しかし、好ましい効果のために、本発明の化合物を1日0.0001ないし100mg/kg(体重)、好ましくは0.001ないし100mg/kg(体重)投与した方が良い。投与は、1日1回または分割して経口または非経口的経路により投与し得る。投与方法により、組成物は、本発明の化合物を0.001ないし99重量%、好ましくは0.01ないし60重量%含有し得る。
【0060】
本発明の薬学組成物は、ラット、マウス、家畜及びヒトなどをはじめとする哺乳動物に多様な経路で投与し得る。投与のすべての方式は、予想し得るが、例えば、経口、直腸または靜脈、筋肉、皮下、子宮内硬膜または脳血管(intracerebroventricular)注射によって投与し得る。
【発明の効果】
【0061】
本発明の化学式1で表される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、水和物、溶媒和物または異性体は、キナーゼ阻害作用が有益な疾患の予防または治療に有用に用いることができる。
【発明を実施するための形態】
【0062】
以下、下記の実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。但し、下記の実施例は、本発明を例示するだけであり、本発明の範囲はこれに限定されない。
【0063】
実施例1:(R)−1−(3−(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化8】
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【0064】
段階1)tert−ブチル(R)−3−((2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0065】
2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(500.0mg、2.7mmol)をエタノール(10mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(695.0μL、4.0mmol)とtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(639.3mg、4.0mmol)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物900.0mg(収率98.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.06(s,1H),6.38(s,1H),4.24−4.20(m,1H),3.84−3.82(m,1H),3.80−3.30(m,3H),2.01−1.90(m,1H),1.80−1.75(m,1H),1.65−1.55(m,2H),1.43(s,9H)
【0066】
段階2)(R)−2−クロロ−N−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンヒドロクロリドの製造
【0067】
tert−ブチル(R)−3−((2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(474.0mg、1.4mmol)にメタノールに溶解した6N塩酸溶液(5.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、反応物を濃縮した後、分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.11(d,1H),6.63(d,1H),4.52−4.49(m,1H),3.66−3.63(m,1H),3.37−3.34(m,1H),3.02−2.90(m,2H),2.19−2.16(m,1H),2.12−2.09(m,1H),1.90−1.77(m,2H)
【0068】
段階3)(R)−1−3−((2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0069】
(R)−2−クロロ−N−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンヒドロクロリド(500.0mg、1.7mmol)をジクロメタン(10.0mL)に溶かした後、0℃でトリエチルアミン(725.3μL、5.2mmol)を加えた後、30分間攪拌した。前記反応物にアクリロイルクロリド(155.0μL、1.9mmol)を加えた後、0℃で1時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物250.0mg(収率66.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.02(s,1H),6.92−6.86(m,1H),6.57(s,1H),5.73−5.68(m,1H),4.60−4.28(m,2H),4.06−4.02(m,1H),3.25−2.96(m,2H),2.14−2.12(m,1H),1.92−1.88(m,1H),1.81−1.78(m,1H),1.67−1.63(m,1H)
【0070】
段階4)(R)−1−(3−(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0071】
(R)−1−(3−((2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(27.0mg、0.09mmol)と4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(11.5mg、0.06mmol)を2−ブタノール(2.0mL)に溶かした。前記反応物にトリフルオロ酢酸(6.9μL、0.07mmol)を加えた後、110℃で12時間反応した後、溶媒を濃縮した。前記反応物をメタノールに溶解した7Nアンモニア溶液を加えて中和させた後、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物2.3mg(収率6.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.55−7.52(m,2H),6.92−90(m,2H),6.84−6.50(m,2H,6.41(s,1H),6.28−6.03(m,1H),5.80−5.46(m,1H),4.20−4.06(m,3H),3.16−3.13(m,5H),2.67−2.63(m,5H),2.38(s,3H),2.15−2.02(m,1H),1.91−1.89(m,1H),1.72−1.59(m,2H)
【0072】
実施例2:(R)−N−(3−(4−(1−アクリロイルピペリジン−3−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)ピロリジン−1−カルボキサミドの製造
【化9】
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【0073】
段階1)2,4−ジクロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの製造
【0074】
2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(3.0g、16.0mmol)をアセトン(20.0mL)に溶かした後、4−メチルベンゼンスルホニルクロリド(4.6g、23.9mmol)を入れた。0℃で冷却後、2M水酸化ナトリウム溶液(12.0mL)をゆっくり滴加した後に室温で2時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物2.9g(収率80.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.12(d,2H),7.76(d,1H),7.37(d,2H),6.68(d,1H),2.43(s,3H)
【0075】
段階2)tert−ブチル(R)−3−((2−クロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0076】
2,4−ジクロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(500.0mg、1.5mmol)をエタノール(10mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(382.0μL、2.2mmol)とtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(322.0mg、1.6mmol)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物681.0mg(収率92.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ8.10(d,1H),7.39(d,1H),7.31−7.23(m,4H),4.17−4.13(m,1H),3.70−3.60(m,1H),3.45−3.35(m,3H),2.40(s,3H),1.95−1.85(m,1H),1.70−1.65(m,1H),1.60−1.55(m,2H),1.40−1.37(m,9H)
【0077】
段階3)N−(3−ニトロフェニル)ピロリジン−1−カルボキサミドの製造
【0078】
1−イソシアナート−3−ニトロベンゼン(1.0g、6.1mmol)をテトラヒドロフラン(10.0mL)に溶かした後、ピロリジン(0.6mL、7.3mmol)を入れた。反応物を1時間反応させた後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物1.3g(収率89.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.47(s,1H),7.85−7.81(m,2H),7.49(t,1H),3.49−3.47(m,4H),1.98(s,4H)
【0079】
段階4)N−(3−アミノフェニル)ピロリジン−1−カルボキサミドの製造
【0080】
N−(3−ニトロフェニル)ピロリジン−1−カルボキサミド(1.3g、5.5mmol)をメタノール(30.0mL)に溶かした後、過量のラネーニッケルを入れて水素ガスに置換した。反応物を1時間攪拌した後、セライトでフィルタした後濾液を濃縮して標記化合物1.1g(収率100.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ6.88−6.85(m,1H),6.74(s,1H),6.61(d,1H),6.31(d,1H),3.18(s,4H),1.83(s,4H)
【0081】
段階5)tert−ブチル(R)−3−((2−((3−(ピロリジン−1−カルボキシアミド)フェニル)アミノ)−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0082】
tert−ブチル(R)−3−((2−クロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(200.0mg、0.4mmol)を無水1,4−ジオキサン(2.0mL)に溶かした後、N−(3−アミノフェニル)ピロリジン−1−カルボキサミド(73.8mg、0.4mmol)、パラジウムアセテート(4.0mg、0.02mmol)、4,5−ビス−9,9−ジメチルキサンテン(20.8mg、0.04mmol)、セシウムカーボネート(234.1mg、0.7mmol)を加えた後、マイクロウエーブを用いて120℃で30分間反応させた後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物190.0mg(収率78.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ8.57(s,1H),7.98(d,1H),7.59−7.55(m,1H),7.22−7.18(m,2H),6.91−6.89(m,2H),6.51(s,1H),6.30(s,1H),3.72−3.69(m,1H),3.47−3.39(m,7H),2.33(m,3H),1.95−1.90(m,6H),1.69−1.64(m,2H),1.59−1.56(m,1H),1.44−1.36(m,9H)
【0083】
段階6)(R)−N−3−((4−(ピペリジン−3−イルアミノ)−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピロリジン−1−カルボキサミドヒドロクロリドの製造
【0084】
tert−ブチル(R)−3−((2−((3−(ピロリジン−1−カルボキシアミド)フェニル)アミノ)−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(190.0mg、0.3mmol)にメタノールに溶解した6N塩酸溶液(5.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を濃縮した後に分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.38(s,1H),8.02(d,2H),7.47−7.44(m,2H),7.38−7.36(m,1H),7.32−7.28(m,1H),6.98−6.86(m,3H),3.69−3.66(m,1H),3.48−3.39(m,5H),2.98−2.94(m,1H),2.82−2.80(m,1H),2.43(s,3H),2.16−2.14(m,1H),2.06−1.98(m,7H),1.79−1.75(m,1H)
【0085】
段階7)(R)−N−3−((4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)アミノ)−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピロリジン−1−カルボキサミドの製造
【0086】
(R)−N−(3−((4−(ピペリジン−3−イルアミノ)−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピロリジン−1−カルボキサミドヒドロクロリド(160.8mg、0.3mmol)をジクロロメタン(10.0mL)に溶かした後、0℃でトリエチルアミン(110.0μL、0.8mmol)を加えた後、30分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(60.6μL、0.4mmol)を加えた後、0℃で1時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物250.0mg(収率66.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.13(s,1H),7.96(d,1H),7.31−6.99(m,5H),6.85−6.45(m,2H),6.30−5.94(m,1H),6.80−5.32(m,1H),4.30−4.07(m,2H),3.45(s,4H),3.20−3.16(m,2H),3.10−2.70(m,1H),2.33(s,3H),2.15−2.10(m,1H),1.94(s,4H),1.89−1.87(m,1H),1.75−1.57(m,2H)
【0087】
段階8)(R)−N−(3−(4−(1−アクリロイルピペリジン−3−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)ピロリジン−1−カルボキサミドの製造
【0088】
(R)−N−(3−((4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)アミノ)−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)ピロリジン−1−カルボキサミド(25.0mg、0.04mmol)をメタノール(1.0mL)に溶かした。この反応物に水酸化カリウム(4.5mg0.08mmol)を入れ、50℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物2.0mg(収率11.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.09(s,1H),7.18−7.12(m,3H),7.10−6.43(m,2H,6.43(s,1H),6.31−6.00(m,1H),5.81−5.41(m,1H),4.21−4.16(m,1H),3.52−3.41(m,4H),3.43−3.17(m,2H),3.19−3.00(m,1H),2.89−2.76(m,1H),2.11−2.07(m,1H),1.93−1.92(m,4H),1.82−1.80(m,1H),1.79−1.59(m,2H)
【0089】
実施例3:(S)−N−(3−(4−(1−アクリロイルピペリジン−3−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)ピロリジン−1−カルボキサミドの製造
【化10】
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【0090】
前記実施例2において、tert−ブチル(S)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例2と同様の工程を行って標記化合物10mg(収率25.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.09(s,1H),7.18−7.12(m,3H),7.10−6.43(m,2H,6.43(s,1H),6.31−6.00(m,1H),5.81−5.41(m,1H),4.21−4.16(m,1H),3.52−3.41(m,4H),3.43−3.17(m,2H),3.19−3.00(m,1H),2.89−2.76(m,1H),2.11−2.07(m,1H),1.93−1.92(m,4H),1.82−1.80(m,1H),1.79−1.59(m,2H)
【0091】
実施例4:(R)−1−(3−(2−(4−モルホリノフェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化11】
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【0092】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに4−モルホリノアニリンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物9.6mg(収率20.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.55−7.50(m,2H),6.90−6.88(m,2H),6.74−6.63(m,2H),6,54(s,1H),6.41−6.02(m,1H),5.80−5.45(m,1H0,4.21−4.05(m,2H),3.83−3.81(m,4H),3.05−3.03(m,4H),2.79−2.73(m,3H),2.15−2.10(m,1H),1.94−1.90(m,1H),1.75−1.59(m,2H)
【0093】
実施例5:(R)−1−(3−(2−(4−(ピロリジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化12】
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【0094】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに4−(ピロリジン−1−イル)アニリンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物5.6mg(収率11.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.45−7.36(m,2H),6.85−6.50(m,4H),6.47(s,1H),6.39−6.05(m,1H),5.85−5.54(m,1H),4.21−4.08(m,2H),3.26−3.05(m,6H),2.20−2.13(m,1H),2.00−1.98(m,4H),1.92−1.90(m,1H),1.76−1.58(m,3H)
【0095】
実施例6:(R)−1−(3−(2−(4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化13】
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【0096】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)アニリンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物17.3mg(収率34.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.86−7.84(m,2H),7.24−7.23(m,2H),7.04−6.68(m,2H),6.44(s,1H),6.24,6.01(m,2H),5.76−5.50(m,1H),4.35−4.11(m,2H),3.50−2.74(m,3H),2.20(s,6H),2.00−1.92(m,1H),1.87−1.60(m,3H)
【0097】
実施例7:(R)−1−(3−(2−(4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化14】
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【0098】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)アニリンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物10.0mg(収率19.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.54−7.50(m,2H),6.85−6.82(m,2H),6.74−6.50(m,2H),6.40(s,1H),6.30−6.06(m,1H),5.80−5.46(m,1H),4.21−4.06(m,4H),3.20−3.10(m,1H),2.92−2.90(m,3H),2.72−2.66(m,5H),2.20−2.15(m,1H),1.91−1.88(m,1H),1.85−1.59(m,2H),1.12−1.05(m,6H)
【0099】
実施例8:(R)−1−(3−(2−(4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化15】
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【0100】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに(4−アミノフェニル)(モルホリノ)メタノンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物6.9mg(収率13.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.84−7.79(m,2H),7.34−7.33(m,2H),6.82−6.80(m,1H),6.64−6.55(m,1H),6.44(s,1H),6.27−6.03(m,1H),5.80−5.46(m,1H),4.40−4.16(m,2H),3.68−3.57(m,9H),3.16−3.11(m,1H),2.90−2.73(m,1H),2.20−2.17(m,1H),2.15−1.93(m,1H),1.85−1.61(m,2H)
【0101】
実施例9:(R)−1−(3−(2−(4−(ジメチルアミノ)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化16】
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【0102】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりにN,N−ジメチルベンゼン−1,4−ジアミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物8.1mg(収率18.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.48−7.43(m,2H),6.83−6.47(m,4H),6.40(s,1H),6.27−6.02(m,1H),5.78−5.46(m,1H),4.21−4.10(m,2H),3.26−3.07(m,2H),2.84(s,6H),2.80−2.74(m,1H),2.14−2.13(m,1H),1.94−1.90(m,1H),1.62−1.55(m,2H)
【0103】
実施例10:(R)−1−(3−(2−(3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化17】
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【0104】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)アニリンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物9.8mg(収率19.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.19−8.17(m,1H),7.60−7.50(m,1H),7.35−7.31(m,1H),6.90−6.88(m,1H),6.64−6.55(m,2H),6.44−6.42(m,1H),6.23−6.03(m,2H),5.85−5.55(m,1H),4.36−4.00(m,2H),3.67−3.40(m,1H),3.16−3.13(m,1H),2.77−2.74(m,1H),2.28(s,3H),2.24(s,3H),2.18−2.05(m,1H),1.86−1.48(m,3H)
【0105】
実施例11:(S)−1−(3−(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化18】
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【0106】
前記実施例1において、tert−ブチル(S)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物9.8mg(収率19.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.58−7.51(m,2H),6.92−6.86(m,2H),6.50−6.41(m,2H),6.28−6.03(m,1H),5.80−5.46(m,1H),4.20−4.06(m,2H),3.72−3.66(m,2H),3.12(m,4H),2.65(m,4H),2.36(s,3H),2.15−2.02(m,1H),1.91−1.89(m,2H),1.72−1.59(m,2H)
【0107】
実施例12:(R)−1−(3−(2−(ベンゾ[d]チアゾール−6−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化19】
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【0108】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりにベンゾ[d]チアゾール−6−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物7.5mg(収率29.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.97(s,1H),8.80(d,1H),7.87(d,1H),7.62−7.56(m,1H),6.81−6.43(m,3H),6.27−5.93(m,1H),5.80−5.33(m,1H),4.28−4.23(m,2H),3.26−2.74(m,3H),2.20−2.14(m,1H),1.94−1.93(m,1H),1.68−1.63(m,2H)
【0109】
実施例13:(R)−1−(3−(2−(4−フェノキシフェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化20】
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【0110】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに4−フェノキシアニリンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物6.0mg(収率12.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.37−7.35(m,2H),7.29−7.28(m,2H),7.12−7.10(m,2H,7.03−6.98(m,3H),6.71−6.49(m,2H),6.37−6.10(m,1H),5.70−5.58(m,1H),4.22−4.19(m,1H),3.28−3.25(m,1H),2.89−2.78(m,1H),2.59−2.54(m,2H),2.07−2.05(m,1H),1.85−1.81(m,1H),1.79−1.53(m,2H)
【0111】
実施例14:(R)−1−(3−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化21】
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【0112】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物10.0mg(収率28.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.89(d,1H),7.59(d,1H),6.84−6.52(m,2H),6.40(s,1H),6.25−6.07(m,1H),5.78−5.50(m,1H),4.22−4.16(m,2H),3.81(s,3H),3.27−2.80(m,2H),2.17−2.14(m,1H),1.93−1.91(m,1H),1.76−1.61(m,2H)
【0113】
実施例15:(R)−1−(3−(2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化22】
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【0114】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物14.0mg(収率30.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.12−7.99(m,1H),7.61−7.52(m,1H),6.83−6.52(m,2H),6.40(s,1H),6.26−6.05(m,2H)5.79−5.50(m,1H),4.48−4.43(m,2H),4.24−4.21(m,1H),4.11−4.08(m,2H),3.16−3.11(m,1H),2.16−2.13(m,1H),1.95−1.89(m,1H),1.73−1.61(m,2H)
【0115】
実施例16:(R)−1−(3−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化23】
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【0116】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物7.0mg(収率24.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.39(d,1H),7.76(d,1H),7.36−7.34(m,2H,7.22−7.02(m,1H),6.77−6.57(m,2H),6.41(s,1H),6.25−6.06(m,1H),5.78−5.52(m,1H),4.12−4.08(m,2H),3.16−3.14(m,1H),2.72−2.65(m,1H),2.19−2.17(m,1H),1.96−1.92(m,1H),1.82−1.73(m,1H),1.64−1.61(m,2H)
【0117】
実施例17:(R)−1−(3−(2−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化24】
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【0118】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物6.5mg(収率27.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.00(d,1H),7.55(d,1H),6.74−6.52(m,2H,6.41(s,1H),6.26−6.06(m,1H),5.78−5.51(m,1H),4.23−4.19(m,3H),4.15−4.10(m,1H),3.71−3.67(m,4H),3.35(s,3H),3.16−3.14(m,1H),2.18−2.17(m,1H),1.96−1.93(m,1H),1.65−1.63(m,2H)
【0119】
実施例18:(R)−1−(3−(2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化25】
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【0120】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物17.5mg(収率34.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.98(d,1H),7.55(d,1H),6.73−6.56(m,2H,6.41(s,1H),6.40−6.07(m,1H),5.78−5.51(m,1H),4.23−4.18(m,4H),3.65−3.64(m,4H),3.30−3.16(m,1H),2.78−2.71(m,3H),2.46(s,4H),2.18−2.13(m,1H),1.94−1.92(m,1H),1.62−1.60(m,2H)
【0121】
実施例19:(R)−1−(3−(2−(1−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化26】
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【0122】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2−(ジエチルアミノ)エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物4.5mg(収率10.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.99(d,1H),7.56(d,1H),6.74−6.57(m,2H,6.42(s,1H),6.41−6.08(m,1H),5.78−5.52(m,1H),4.25−4.19(m,4H),3.31−3.12(m,1H),3.02−2.92(m,2H),2.66−2.60(m,6H),2.20−2.17(m,1H),2.00−1.92(m,1H),1.80−1.72(m,2H),1.71−1.59(m,2H),1.34−1.29(m,4H)
【0123】
実施例20:(R)−1−(3−(2−(1−(3−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化27】
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【0124】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(3−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物9.0mg(収率17.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.09(d,1H),7.57(d,1H),7.23−7.22(m,1H),6.85−6.78(m,3H),6.76−6.70(m,2H),6.40(s,1H),6.21−6.18(m,1H),5.73−5.71(m,1H),5.24−5.19(m,2H),4.13−4.11(m,1H),3.74(s,3H),3.83−3.75(m,1H),3.38−3.01(m,1H),2.07−2.01(m,1H),1.92−1.87(m,1H),1.86−1.71(m,1H),1.69−1.49(m,2H)
【0125】
実施例21:(R)−1−(3−(2−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
【0126】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物15.0mg(収率36.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.96(d,1H),7.52(d,1H),6.73−6.52(m,2H),6.39(s,1H),6.26−6.06(m,1H),5.78−5.51(m,1H),4.23−4.21(m,3H),4.20−4.07(m,3H),3.28−3.08(m,1H),2.16−2.14(m,1H),1.92−1.90(m,1H),1.61−1.59(m,1H),1.39−1.23(m,2H)
【0127】
実施例22:(R)−1−(3−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0128】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物3.5mg(収率8.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.83(d,1H),6.73−6.56(m,2H),6.55(s,1H),6.40−6.39(m,1H),5.35−5.33(m,1H),4.18−4.10(m,3H),3.76(s,3H),3.22−3.16(m,1H),2.22(s,3H),2.19−2.17(m,1H),2.16−2.14(m,1H),1.95−1.90(m,1H),1.78−1.70(m,1H),1.65−1.60(m,2H)
【0129】
実施例23:(R)−1−(3−(2−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化30】
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【0130】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりにイソオキサゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物4.5mg(収率11.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ9.04(d,1H),8.49(d,1H),6.78−6.57(m,2H),6.43−6.12(m,1H),5.56−5.34(m,1H),4.18−4.12(m,3H),3.25−3.16(m,1H),2.20−2.16(m,1H),1.93−1.91(m,1H),1.79−1.74(m,1H),1.71−1.60(m,2H)
【0131】
実施例24:(R)−2−(4−(4−(1−アクリロイルピペリジン−3−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミドの製造
【化31】
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【0132】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに2−(4−アミノ−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミドを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物11.9mg(収率40.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.96−7.90(m,1H),7.57−7.50(m,1H),6.86−6.50(m,1H),6.27−6.09(m,1H),5.80−5.56(m,1H),4.42−4.29(m,2H),4.14−4.09(m,2H),3.97−3.41(m,3H),2.15−2.09(m,1H),1.93−1.86(m,2H),1.64−1.60(m,1H),1.45−1.40(m,3H)
【0133】
実施例25:(R)−1−(3−(2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)ブト−2−イン−1−オンの製造
【化32】
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【0134】
段階1)tert−ブチル−(R)−3−((2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0135】
2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(500.0mg、2.7mmol)をエタノール(10mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(695.0μL、4.0mmol)とtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(639.3mg、4.0eq)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物900.0mg(収率98%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.06(s,1H),6.38(s,1H),4.24−4.20(m,1H),3.84−3.82(m,1H),3.80−3.30(m,3H),2.01−1.90(m,1H),1.80−1.75(m,1H),1.65−1.55(m,2H),1.43(s,9H)
【0136】
段階2)(R)−2−クロロ−N−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンの製造
【0137】
tert−ブチル−(R)−3−((2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(474.0mg、1.4mmol)にメタノールに溶解した6N塩酸溶液(5.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を飽和の炭酸水素ナトリウム溶液で中和させる。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後、減圧濃縮した後分離せず標記化合物を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.11(d,1H),6.63(d,1H),4.52−4.49(m,1H),3.66−3.63(m,1H),3.37−3.34(m,1H),3.02−2.90(m,2H),2.19−2.16(m,1H),2.12−2.09(m,1H),1.90−1.77(m,2H)
【0138】
段階3)(R)−1−(3−((2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)ブト−2−イン−1−オンの製造
【0139】
2−酪酸(84.1mg、0.2mmol)をテトラヒドロフラン(3.0mL)に溶かした後、ジイソプロピルエチルアミン(69.2mg、0.4mmol)と1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾール[4,5−b]−ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェイト(90.6mg、0.2mmol)を入れて30分間攪拌した。この反応物に(R)−2−クロロ−N−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(50.0mg、0.2mmol)を加えた後、室温で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物49.0mg(収率77.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.03−7.01(m,1H),6.61−6.55(m,1H),4.45−3.83(m,3H),3.65−3.58(m,1H),2.94−2.80(m,1H),2.15−2.09(m,1H),1.92−1.90(m,2H),1.85−1.79(m,3H),1.67−1.58(m,1H)
【0140】
段階4)(R)−1−(3−(2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)ブト−2−イン−1−オンの製造
【0141】
(R)−1−(3−((2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)ブト−2−イン−1−オン(25.0mg、0.08mmol)と2,2−ジフルオロエチル−1H−ピラゾール−4−アミン(7.2mg、0.05mmol)を2−ブタノール(2.0mL)に溶かした。この反応物にトリフルオロ酢酸(4.8μL、0.06mmol)を加えた後、110℃で5時間反応した後、溶媒を濃縮した。この反応物をメタノールに溶解した7Nアンモニア溶液を加えて中和させた後、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物5.1mg(収率24.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.08(s,1H),7.65−7.50(m,1H),6.76−6.73(m,1H),6.44−6.38(m,1H),6.30−6.06(m,1H),5.60−4.29(m,6H),3.29−3.15(m,1H),2.15−2.11(m,1H).2.04−2.00(m,1H),1.94−1.91(m,1H),1.85−1.65(m,4H)
【0142】
実施例26:(R)−N−(3−(4−(1−(2−シアノアセチル)ピペリジン−3−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)アクリルアミドの製造
【化33】
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【0143】
段階1)tert−ブチル−(R)−3−((2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0144】
2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(500.0mg、2.7mmol)をエタノール(10mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(695.0μL、4.0mmol)とtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(639.3mg、4.0eq)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物900.0mg(収率98.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.06(s,1H),6.38(s,1H),4.24−4.20(m,1H),3.84−3.82(m,1H),3.80−3.30(m,3H),2.01−1.90(m,1H),1.80−1.75(m,1H),1.65−1.55(m,2H),1.43(s,9H)
【0145】
段階2)(R)−2−クロロ−N−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンの製造
【0146】
tert−ブチル−(R)−3−((2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(474.0mg、1.4mmol)にメタノールに溶解した6N塩酸溶液(5.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を飽和の炭酸水素ナトリウム溶液で中和させる。有機層を分離して硫酸マグネシウムで処理して濾過した後、減圧濃縮した後、分離せず標記化合物を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.11(d,1H),6.63(d,1H),4.52−4.49(m,1H),3.66−3.63(m,1H),3.37−3.34(m,1H),3.02−2.90(m,2H),2.19−2.16(m,1H),2.12−2.09(m,1H),1.90−1.77(m,2H)
【0147】
段階3)(R)−1−(3−((2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0148】
シアノ酢酸(40.6mg、0.4mmol)をテトラヒドロフラン(3.0mL)に溶かした後、ジイソプロピルエチルアミン(140μL、0.8mmol)と1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾール[4,5−b]−ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェイト(181.3mg、0.4mmol)を入れて30分間攪拌した。この反応物に(R)−2−クロロ−N−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(100.0mg、0.3mmol)を加えた後、室温で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物49.0mg(収率77.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ6.99(d,1H),6.45(d,1H),4.20−4.00(m,2H),3.84−3.62(m,1H),3.48−3.41(m,1H),2.97(s,2H),2.10(s,1H),1.85−1.82(m,1H),1.72−1.70(m,1H)
【0149】
段階4)N−(3−ニトロフェニル)アクリルアミドの製造
【0150】
3−ニトロアニリン(300.0mg、2.2mmol)をテトラヒドロフラン(3.0mL)に溶かしてトリエチルアミン(450.0μL、3.3mmol)を入れて10分間攪拌した。0℃に冷却した後アクリロイルクロリド(260.0μL、3.3mmol)を入れた後に2時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物365.0mg(収率87.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.70(s,1H),7.98−7.93(m,2H),7.59−7.55(m,1H),6.45−6.42(m,2H),5.83(s,1H)
【0151】
段階5)N−(3−アミノフェニル)アクリルアミドの製造
【0152】
N−(3−ニトロフェニル)アクリルアミド(365.0mg、1.9mmol)をエタノール(3.0mL)に溶かした。塩化スズ(857.0mg、3.8mmol)を入れて100℃で2時間攪拌させた後、1N水酸化ナトリウム溶液で中和した。ジクロロメタンで抽出し、減圧濃縮して標記化合物300.3mg(収率98.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.47(s,1H),7.26−7.23(m,1H),7.01(t,1H),6.74(d,1H),6.45−6.42(m,1H),6.30−6.21(m,1H),5.74−5.72(m,1H)
【0153】
段階6)(R)−N−(3−(4−(1−(2−シアノアセチル)ピペリジン−3−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)アクリルアミドの製造
【0154】
(R)−1−(3−((2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(25.0mg、0.08mmol)とN−(3−アミノフェニル)アクリルアミド(7.2mg、0.05mmol)を2−ブタノール(2.0mL)に溶かした。この反応物にトリフルオロ酢酸(4.8μL、0.06mmol)を加えた後、110℃で5時間反応した後溶媒を濃縮した。この反応物をメタノールに溶解した7Nアンモニア溶液を加えて中和させた後、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物5.1mg(収率24.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.22−7.21(m,1H),7.19−7.18(m,1H),7.15−7.14(m,1H),6.97−7.95(m,1H),6.79(s,1H),6.47−6.42(m,2H),6.37−6.31(m,1H),5.76−5.73(m,1H),5.49(s,1H),4.59−4.52(m,1H),4.40−4.34(m,1H),3.95−3.87(m,1H),3.44(s,2H),2.81−2.74(m,1H),2.17−2.15(m,1H),2.01−1.96(m,1H),1.85−1.83(m,1H),1.73−1.60(m,2H)
【0155】
実施例27:1−((3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化34】
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【0156】
段階1)2,4−ジクロロ−7−トシル−7H−ピロール[2,3−d]ピリミジンの製造
【0157】
2,4−ジクロロ−7H−ピロール[2,3−d]ピリミジン(3.0g、15.9mmol)と4−トルエンスルホニルクロリド(3.7g、23.9mmol)をアセトン(20.0mL)に溶かした。0℃で冷却後、2M水酸化ナトリウム溶液(12.0ml)をゆっくり滴加した後、2時間攪拌した後アセトンでフィルタして標記化合物2.9g(収率80.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.12(d,2H),7.76(d,1H),7.37(d,2H),6.68(d,1H),2.43(s,3H)
【0158】
段階2)tert−ブチル(3R,4R)−3−((2−クロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0159】
2,4−ジクロロ−7−トシル−7H−ピロール[2,3−d]ピリミジン(1.5g、5.1mmol)と(3R,4R)−1−ベンジル−N,4−ジメチルピペリジン−3−アミン(965.0mg、5.1mmol)をエタノール(20.0mL)に溶かした。ジイソプロピルエチルアミン(4.2g、30.6mmol)を滴加した後110℃で12時間反応した後、減圧濃縮した残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物1.3g(収率85.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.18(d,2H),7.45(d,1H),7.37−7.22(m,7H),6.62(s,1H),3.76−3.51(m,2H),3.49−3.31(m,3H),2.89−2.45(m,1H),2.38(s,3H),2.35−2.13(m,1H),1.70−1.56(m,3H),0.88(s,3H)
【0160】
段階3)tert−ブチル(3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0161】
tert−ブチル(3R,4R)−3−((2−クロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(100mg、0.3mmol)、パラジウムアセテート(3.04mg、0.02mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンチン(7.87mg、0.01mmol)、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(53.26mg、0.2mmol)とセシウムカーボネート(184mg、0.6mmol)をジオキサン(1.0mL)で溶かした後マイクロウエーブ機器を用いて120℃で30分間反応した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物75.0mg(収率65.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.93(d,2H),7.64(d,1H),7.31−7.22(m,4H),7.20−7.16(m,4H),6.98(d,2H),6.12(d,1H),3.50(s,2H),3.32−3.31(m,1H),3.15(s,4H),2.72(t,1H),2.68(s,3H),2.69(s,4H),2.65(d,1H),2.51(s,1H),2.43(s,1H),2.35(s,3H),2.27(s,3H),2.20(s,1H),1.85(s,1H),1.56(s,1H),0.89(d,3H)
【0162】
段階4)tert−ブチル(3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0163】
tert−ブチル(3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(100mg、0.2mmol)をメタノール(3.0mL)に溶かした後水酸化カリウム(16mg、0.4mmol)を入れた。70℃で12時間反応させた後メタノールを除去して水とジエチルエーテルを加えた。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物80.0mg(収率88.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.58(d,2H),7.32−7.29(m,4H),7.24−7.22(m,1H),6.94(d,2H),6.77(d,1H),6.56(d,1H),3.50(s,2H),3.33−3.30(m,1H),3.15(s,4H),2.72(t,1H),2.70(s,4H),2.67(d,1H),2.52(s,1H),2.45(s,1H),2.37(s,3H),2.29(s,3H),2.23(s,1H),1.87(s,1H),1.57(s,1H),0.88(d,3H)
【0164】
段階5)N4−メチル−N2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−N4−((3R,4R)−4−メチルピペリジン−3−イル)−7H−ピロール[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミンの製造
【0165】
tert−ブチル(3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(70.0mg、0.1mmol)をメタノールに溶かした後、過量の10mol%パラジウムカーボンを入れ、水素ガスに置換した後、5時間攪拌した後セライトでフィルタした。濾液を濃縮して標記化合物65.0mg(収率98.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.71(d,2H),6.94(d,2H),6.93(d,1H),6.47(d,1H),3.37−3.33(m,2H),3.16(s,4H),2.74(t,1H),2.72(s,4H),2.66(d,1H),2.54(s,1H),2.42(s,1H),2.36(s,3H),2.30(s,3H),2.24(s,1H),1.88(s,1H),0.99(d,3H)
【0166】
段階6)1−((3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0167】
N4−メチル−N2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−N4−((3R,4R)−4−メチルピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミン(40mg、0.1mmol)をジクロロメタン(1.0mL)に溶かしてトリエチルアミン(40.0μL、0.3mmol)を入れて10分間攪拌した。0℃で冷却した後アクリロイルクロリド(8.0μL、0.1mmol)を入れ、2時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物11.0mg(収率23.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.16(d,2H),7.09(s,1H),6.98(d,2H),6.83−6.39(m,2H),6.345−6.19(m,1H),5.77−5.65(m,1H),4.76(s,1H),3.81−3.77(m,2H),3.68−3.63(m,2H),3.36(s,3H),3.22(s,4H),2.64(s,4H),2.37(s,3H),2.24(s,1H),1.64(s,1H),1.59(s,1H),0.99−0.97(m,3H)
【0168】
実施例28:3−((3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリルの製造
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0169】
段階1)2,4−ジクロロ−7−トシル−7H−ピロール[2,3−d]ピリミジンの製造
【0170】
2,4−ジクロロ−7H−ピロール[2,3−d]ピリミジン(3.0g、15.9mmol)と4−トルエンスルホニルクロリド(3.7g、23.9mmol)をアセトン(20.0mL)に溶かした。0℃で冷却後、2M水酸化ナトリウム溶液(12.0mL)をゆっくり滴加した後、2時間攪拌した後アセトンで洗浄及び濾過して標記化合物2.9g(収率80.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.12(d,2H),7.76(d,1H),7.37(d,2H),6.68(d,1H),2.43(s,3H)
【0171】
段階2)tert−ブチル(3R,4R)−3−((2−クロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0172】
2,4−ジクロロ−7−トシル−7H−ピロール[2,3−d]ピリミジン(1.5g、5.1mmol)と(3R,4R)−1−ベンジル−N,4−ジメチルピペリジン−3−アミン(965.0mg、5.1mmol)をエタノール(20.0mL)に溶かした。ジイソプロピルエチルアミン(4.2g、30.6mmol)を滴加した後、110℃で12時間反応した後減圧濃縮した残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物1.3g(収率85.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.18(d,2H),7.45(d,1H),7.37−7.22(m,7H),6.62(s,1H),3.76−3.51(m,2H),3.49−3.31(m,3H),2.89−2.45(m,1H),2.38(s,3H),2.35−2.13(m,1H),1.70−1.56(m,3H),0.88(s,3H)
【0173】
段階3)tert−ブチル(3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0174】
tert−ブチル(3R,4R)−3−((2−クロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(100mg、0.3mmol)、パラジウムアセテート(3.04mg、0.02mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンチン(7.87mg、0.01mmol)、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(53.26mg、0.2mmol)とセシウムカーボネート(184mg、0.6mmol)をジオキサン(1.0mL)で溶かした後、マイクロウエーブ機器を用いて120℃で30分間反応させた後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物75.0mg(収率65%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.93(d,2H),7.64(d,1H),7.31−7.22(m,4H),7.20−7.16(m,4H),6.98(d,2H),6.12(d,1H),3.50(s,2H),3.32−3.31(m,1H),3.15(s,4H),2.72(t,1H),2.68(s,3H),2.69(s,4H),2.65(d,1H),2.51(s,1H),2.43(s,1H),2.35(s,3H),2.27(s,3H),2.20(s,1H),1.85(s,1H),1.56(s,1H),0.89(d,3H)
【0175】
段階4)tert−ブチル(3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0176】
tert−ブチル(3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(100.0mg、0.2mmol)をメタノール(3.0mL)に溶かした後、水酸化カリウム(16.0mg、0.4mmol)を入れた。70℃で12時間反応させた後メタノールを除去して水とジエチルエーテルを加えた。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物80.0mg(収率88.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.58(d,2H),7.32−7.29(m,4H),7.24−7.22(m,1H),6.94(d,2H),6.77(d,1H),6.56(d,1H),3.50(s,2H),3.33−3.30(m,1H),3.15(s,4H),2.72(t,1H),2.70(s,4H),2.67(d,1H),2.52(s,1H),2.45(s,1H),2.37(s,3H),2.29(s,3H),2.23(s,1H),1.87(s,1H),1.57(s,1H),0.88(d,3H)
【0177】
段階5)N4−メチル−N2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−N4−((3R,4R)−4−メチルピペリジン−3−イル)−7H−ピロール[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミンの製造
【0178】
tert−ブチル(3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(70.0mg、0.1mmol)をメタノールに溶かした後、過量の10mol%パラジウムカーボンを入れ、水素ガスに置換した後、5時間攪拌した後セライトでフィルタした。濾液を濃縮して標記化合物65.0mg(収率98.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.71(d,2H),6.94(d,2H),6.93(d,1H),6.47(d,1H),3.37−3.33(m,2H),3.16(s,4H),2.74(t,1H),2.72(s,4H),2.66(d,1H),2.54(s,1H),2.42(s,1H),2.36(s,3H),2.30(s,3H),2.24(s,1H),1.88(s,1H),0.99(d,3H)
【0179】
段階6)3−((3R,4R)−4−メチル−3−(メチル(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリルの製造
【0180】
N4−メチル−N2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−N4−((3R,4R)−4−メチルピペリジン−3−イル)−7H−ピロール[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミン(50.0mg、0.1mmol)と2−シアノ酢酸(20.1mg、0.1mmol)をテトラヒドロフランに溶かした後、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシヘキサフルオロホスフェイト(89.9mg、0.1mmol)とジイソプロピルエチルアミン(30.6μL、0.2mmol)を入れ、20時間攪拌させた後、水とジエチルエーテルを加えた。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物9.0mg(収率20.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.49(d,2H),6.93(d,2H),6.91(d,1H),6.49(d,1H),4.09−4.01(dd,1H),3.89−3.82(m,1H),3.72−3.60(m,1H),3.58−3.52(m,1H),3.34(s,3H),3.16(s,4H),2.64(s,4H),2.46(s,1H),2.35(s,3H),2.19(s,2H),1.89−1.75(m,1H),1.69−1.55(m,2H),1.13−1.09(m,3H)
【0181】
実施例29:N−(3−(2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)シクロヘキシル)アクリルアミドの製造
【化36】
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【0182】
前記実施例1において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3−アミノシクロヘキシル)カーボネートを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物4.0mg(収率17.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.55(d,2H),6.94(d,2H),6.92(d,1H),6.84−6.69(m,1H),6.47−6.30(m,1H),6.28−6.23(m,1H),5.65−5.63(m,1H),4.45(s,1H),3.16(s,4H),3.09−2.98(m13H),2.64−2.61(m,4H),2.33(s,3H),2.08−2.01(m,1H),1.92−1.91(m,1H),1.75−1.62(m,2H)
【0183】
実施例30:(R)−1−(3−(6−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0184】
段階1)tert−ブチル(R)−3−((6−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0185】
4,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(1.0g、5.3mmol)をエタノール(10mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(695μL、7.9mmol)とtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(1.3g、6.35mmol)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物1.2g(収率62.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.11(s,1H),4.26−4.07(m,1H),3.98−3.90(m,1H),3.70−3.65(m,1H),3.16−3.10(m,2H),2.10−2.05(m,1H),1.87−1.75(m,1H),1.71−1.58(m,2H),1.45−1.34(m,9H)
【0186】
段階2)(R)−6−クロロ−N−(ピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミンヒドロクロリドの製造
【0187】
tert−ブチル(R)−3−((6−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(500.0mg、1.4mmol)にメタノールに溶解した6N塩酸溶液(5.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を濃縮した後、分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.17(s,1H),4.55−4.51(m,1H),3.68−3.65(m,2H),3.16−2.92(m,2H),2.21−2.10(m,2H),1.98−1.83(m,2H)
【0188】
段階3)(R)−1−(3−((6−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0189】
(R)−6−クロロ−N−(ピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミンヒドロクロリド(421.0mg、1.5mmol)をジクロメタン(10.0mL)に溶かした後、0℃でトリエチルアミン(608.8μL、4.4mmol)を加えた後、30分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(124.2μL、1.5mmol)を加えた後、0℃で1時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物130.0mg(収率29.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.10(s,1H),6.88−6.77(m,1H),6.19−6.16(m,1H),5.76−5.64(m,1H),4.47−4.24(m,2H),4.10(d,1H),3.98(d,1H),3.21−3.06(m,1H),2.17(s,1H),1.94−1.91(m,1H),1.83−1.79(m,1H),1.67−1.64(m,1H)
【0190】
段階4)(R)−1−(3−(6−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0191】
(R)−1−(3−((6−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(30.0mg、0.10mmol)と4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(12.5mg、0.07mmol)を2−ブタノール(2.0mL)に溶かした。この反応物にトリフルオロ酢酸(6.0μL、0.08mmol)を加えた後、110℃で12時間反応した後、溶媒を濃縮した。この反応物をメタノールに溶解した7Nアンモニア溶液を加えて中和させた後、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物6.6mg(収率24.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.90−7.88(m,1H),7.59−7.53(m,2H),6.96−6.91(m,2H),6.90−6.49(m,1H),6.31−6.05(m,1H),5.84−5.48(m,1H),4.43−4.20(m,1H),4.07−4.05(m,1H),3.18−3.13(m,4H),2.75−2.73(m,2H),2.62−2.54(m,5H),2.32(s,3H),2.17−2.10(m,1H),1.99−1.88(m,1H),1.80−1.67(m,2H)
【0192】
実施例31:(R)−1−(3−(6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化38】
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【0193】
前記実施例30において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物9.3mg(収率28.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.12−8.5(m,1H),7.91(s,1H),7.65−7.55(m,1H),6.89−6.50(m,1H),6.27−6.07(m,2H),5.80−5.55(m,1H),4.58−4.45(m,2H),4.28−4.20(m,1H),4.11−4.03(m,1H),3.20−3.16(m,2H),2.75−2.69(m,1H),2.20−2.15(m,1H),1.94−1.80(m,1H),1.78−1.62(m,2H)
【0194】
実施例32:(R)−1−(3−(6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化39】
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【0195】
前記実施例30において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物5.2mg(収率12.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.95(d,2H),7.55(s,1H),6.86−6.56(m,1H),6.26−6.07(m,1H),5.79−5.53(m,1H),4.26−4.20(m,1H),4.09(d,2H),3.82(s,3H),3.22−3.16(m,1H),2.23−2.17(m,1H),1.96−1.92(m,1H),1.80−1.71(m,1H),1.67−1.60(m,2H)
【0196】
実施例33:(R)−1−(3−(6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化40】
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【0197】
前記実施例30において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物7.5mg(収率17.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.99(d,1H),7.91(s,1H),7.57(d,1H),6.86−6.57(m,1H),6.26−6.07(m,1H),5.79−5.54(m,1H),4.27−4.21(m,1H),4.14−4.07(m,2H),3.45−3.36(m,1H),3.22−3.16(m,2h),2.20−2.17(m,1H),1.97−1.94(m,1H),1.80−1.72(m,1H),1.68−1.61(m,2H),1.46−1.41(d,3H)
【0198】
実施例34:(R)−1−(3−(6−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化41】
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【0199】
前記実施例30において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物6.5mg(収率14.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.42(s,1H),7.93(d,1H),7.79(d,1H),7.50−7.26(m,1H),6.85−6.61(m,1H),6.26−6.07(m,1H),5.79−5.55(m,1H),4.29−4.21(m,1H),4.09−4.04(m,2H),3.50−3.44(m,1H),2.21−2.17(m,1H),1.94−1.80(m,1H),1.71−1.66(m,3H)
【0200】
実施例35:(R)−2−(4−(4−(1−アクリロイルピペリジン−3−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミドの製造
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0201】
前記実施例30において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに2−(4−アミノ−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミドを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物12.4mg(収率26.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.10(d,1H),7.91(s,1H),7.65−7.59(m,1H),6.84−6.60(m,1H),6.26−6.07(m,1H),5.78−5.55(m,1H),4.79−4.77(m,2H),4.28−4.21(m,1H),4.07−4.05(m,1H),3.49−3.13(m,2H),2.76(d,3H),2.17−2.13(m,1H),1.94−1.82(m,1H),1.80−1.61(m,3H)
【0202】
実施例36:(R)−1−(3−(5−クロロ−2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0203】
段階1)2,4,5−トリクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの製造
【0204】
2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(3.0g、16.0mmol)、N−クロロスクシンイミド(2.6g、19.2mmol)をジメチルホルムアミド(20.0mL)に溶かした後50℃で8時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物2.6g(収率72.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ13.07(s,1H),7.94(s,1H)
【0205】
段階2)(R)−tert−ブチル3−((2,5−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0206】
2,4,5−トリクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(2.6g、11.6mmol)をエタノール(25.0mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.0mL、17.4mmol)とtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(2.8g、13.9mmol)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物3.5g(収率77.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ6.96(s,1H),6.09(bs,1H),4.14(bs,1H),3.60−3.30(m,4H),1.98−1.15(m,13H)
【0207】
段階3)(R)−2,5−ジクロロ−N−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンヒドロクロリドの製造
【0208】
(R)−tert−ブチル3−((2,5−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(3.5g、9.0mmol)にメタノールに溶解した6N塩酸溶液15.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を濃縮した後、分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ12.2(bs,1H),9.53−9.51(m,1H),9.10−9.08(m,1H),7.34(s,1H),6.63−6.61(m,1H),4.48−4.47(m,1H),3.29−3.27(m,1H),3.17−3.14(m,1H),3.08−3.02(m,1H),2.71−2.69(m,1H),1.95−1.94(m,1H),1.85−1.84(m,1H),1.79−1.72(m,2H)
【0209】
段階4)(R)−1−(3−((2,5−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0210】
(R)−2,5−ジクロロ−N−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンヒドロクロリド(3.4g、10.5mmol)をテトラヒドロフラン:蒸溜水=3:1の混合液(35.0mL)に溶かした後、0℃で炭酸水素ナトリウム(2.6g、31.4mmol)を加えた後、30分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(1.3mL、10.5mmol)を加え、0℃で1時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物2.7g(収率87.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ12.1(bs,1H),7.34−7.32(m,1H),6.81−6.79(m,1H),6.42−6.40(m,1H),5.68−5.59(m,1H),4.16−3.33(m,4H),3.10−3.02(m,1H),1.94−1.83(m,2H),1.66−1.50(m,2H)
【0211】
段階5)(R)−1−(3−(5−クロロ−2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0212】
(R)−1−(3−((2,5−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(200.0mg、0.6mmol)と4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(75.0mg、0.4mmol)を2−ブタノール(15.0mL)に溶かした。この反応物にトリフルオロ酢酸(36.0μL、0.5mmol)を加えた後、110℃で12時間反応した後、溶媒を濃縮した。この反応物をメタノールに溶解した7Nアンモニア溶液を加えて中和させた後、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物4mg(収率9.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.56−7.51(m,2H),6.95−6.91(m,2H),6.86−6.49(m,2H),6.26−6.04(m,1H),5.79−5.43(m,1H),4.39−4.25(m,1H),3.93−3.80(m,1H),3.70−3.63(m,2H),3.50−3.31(m,1H),3.13−3.12(m,4H),2.67−2.66(m,4H),2.37(s,3H),2.08−2.02(m,1H),1.91−1.84(m,2H),1.66−1.59(m,1H)
【0213】
実施例37:(R)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化44】
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【0214】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物33.1mg(収率23.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.94−7.91(m,1H),7.54−7.50(m,1H),6.85−6.52(m,2H),6.25−6.06(m,1H),5.78−5.48(m,1H),4.39−4.28(m,1H),4.10(q,J=7.0Hz,2H),3.91−3.82(m,1H),3.71−3.60(m,2H),3.44−3.31(m,1H),2.09−2.01(m,1H),1.88−1.84(m,2H),1.66−1.59(m,1H),1.43(t,J=7.0Hz,3H)
【0215】
実施例38:(R)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化45】
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【0216】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物6.6mg(収率26.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.38−8.36(m,1H),7.76−7.73(m,1H),7.50−7.21(m,1H),6.85−6.50(m,2H),6.24−6.06(m,1H),5.78−5.51(m,1H),4.36−4.27(m,1H),3.86−3.62(m,3H),3.50−3.45(m,1H),2.10−2.08(m,1H),1.89−1.87(m,2H),1.70−1.60(m,1H)
【0217】
実施例39:(R)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化46】
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【0218】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物54.7mg(収率32.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.08−8.00(m,1H),7.62−7.55(m,1H),6.85−6.52(m,2H),6.25−5.99(m,2H),5.78−5.49(m,1H),4.47−4.44(m,2H),4.34−4.27(m,1H),3.88−3.86(m,1H),3.65−3.62(m,2H),3.44−3.40(m,1H),2.10−2.07(m,1H),1.85−1.84(m,2H),1.70−1.59(m,1H)
【0219】
実施例40:(R)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化47】
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【0220】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物5.2mg(収率18.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97−7.94(m,1H),7.57−7.55(m,1H),6.85−6.55(m,1H),6.25−6.05(m,1H),5.78−5.48(m,1H),4.34−4.21(m,4H),3.95−3.80(m,1H),3.75−3.60(m,6H),2.79(t,J=6.5Hz,3H),2.60−2.40(m,4H),2.09−2.06(m,1H),1.67−1.59(m,1H),2.03−2.00(m,2H)
【0221】
実施例41:(R)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−(3−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化48】
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【0222】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(3−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物4.4mg(収率15.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.03−7.92(m,1H),7.57−7.53(m,1H),7.23−7.21(m,1H),6.86−6.45(m,6H),6.24−6.00(m,1H),5.80−5.45(m,1H),5.27−5.25(m,2H),4.30−4.18(m,1H),3.75(s,3H),3.70−3.40(m,3H),1.84−1.79(m,2H),1.63−1.59(m,1H)
【0223】
実施例42:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化49】
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【0224】
段階1)3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの製造
【0225】
4,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(5.0g、26.5mmol)、N−クロロスクシンイミド(5.3g、39.7mmol)をジメチルホルムアミド(50.0mL)に溶かした後、室温で24時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物3.3g(収率56.0%)を得た。
【0226】
段階2)tert−ブチル(R)−3−((3,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0227】
3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(3.3g、14.8mmol)をエタノール(50mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.9mL、22.2mmol)とtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(3.1g、15.6mmol)を入れた。反応物を110℃で3時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物4.3g(収率75.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ4.30−4.25(m,1H),3.76−3.74(m,1H),3.52−3.51(m,2H),3.45−3.40(m,1H),2.00−1.98−(m,1H),1.92−1.85(m,1H),1.80−1.75(m,1H),1.65−1.60(m,1H),1.45−1.34(m,9H)
【0228】
段階3)(R)−3,6−ジクロロ−N−(ピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミンの製造
【0229】
tert−ブチル(R)−3−((3,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(4.3g、11.2mmol)にメタノールに溶解した6N塩酸溶液30.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を濃縮した後、分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ4.40−4.36(m,1H),3.44−3.40(m,1H),2.99−2.96(m,1H),2.74−2.66(m,2H),2.10−2.04(m,1H),1.89−1.81(m,1H),1.76−1.68(m,1H)
【0230】
段階4)(R)−1−(3−((3,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0231】
(R)−3,6−ジクロロ−N−(ピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(4.0g、12.4mmol)をテトラヒドロフラン:蒸溜水=3:1の混合液(40mL)に溶かした後、−20℃で炭酸水素ナトリウム(3.1g、3.7mmol)を加えた後、30分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(4.1mL、13.0mmol)をゆっくり滴加した後、−20℃で30分間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物4.0g(収率95.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ6.86−6.78(m,1H),6.22−6.17(m,1H),5.78−5.68(m,1H),4.55−4.03(m,3H),3.71−3.66(m,1H),3.58−3.50(m,1H),2.12−2.00(m,1H),1.93−1.84(m,2H),1.73−1.68(m,1H)
【0232】
段階5)(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0233】
(R)−1−(3−((3,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(30.0mg、0.09mmol)と4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(11.2mg、0.06mmol)を2−ブタノール(2.0mL)に溶かした。この反応物にトリフルオロ酢酸(5.6μL、0.07mmol)を加えた後、110℃で12時間反応した後、溶媒を濃縮した。この反応物をメタノールに溶解した7Nアンモニア溶液を加えて中和させた後、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物15.0mg(収率51.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.57−7.52(m,2H),6.92−6.90(m,2H),6.83−6.50(m,1H),6.28−6.07(m,1H),5.80−8.51(m,1H),4.40−3.88(m,3H),3.66−3.39(m,2H),3.13(s,4H),2.63(s,4H),2.35(s,3H),2.08−2.00(m,1H),1.91−1.84(m,2H),1.63−1.60(m,1H)
【0234】
実施例43:(R)−1−(3−(3−(クロロ−6−(4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化50】
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【0235】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)アニリンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物6.1mg(収率21.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.91−7.87(m,2H),7.30−7.28(m,2H),6.89−6.62(m,1H),6.27−6.10(m,1H),6.03(s,1H),5.79−5.58(m,1H),4.43−4.34(m,1H),4.01−3.87(m,2H),3.70−3.42(m,2H),2.20(s,6H),2.15−2.11(m,1H),1.95−1.85(m,2H),1.70−1.64(m,1H)
【0236】
実施例44:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物10.1mg(収率37.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.08−8.04(m,1H),7.65−7.61(m,1H),6.86−6.60(m,1H),6.27−6.01(m,2H),5.80−5.48(m,1H),4.58−4.30(m,4H),3.95−3.82(m,1H),3.65−3.38(m,2H),2.09−2.05(m,1H),1.92−1.85(m,2H),1.73−1.65(m,1H)
【0238】
実施例45:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化52】
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【0239】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物10.1mg(収率35.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.92(s,1H),7.55(s,1H),6.86−6.56(m,1H),6.26−6.10(m,1H),5.79−5.57(m,1H),4.43−4.29(m,2H),3.98−3.56(m,5H),3.46−3.41(m,1H),2.15−2.10(m,1H),1.91−1.86(m,2H),1.70−1.65(m,1H)
【0240】
実施例46:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0241】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物11.2mg(収率38.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.96(s,1H),7.57(s,1H),6.86−6.56(m,1H),6.27−7.09(m,1H),5.80−5.56(m,1H),4.42−4.29(m,2H),4.14−4.09(m,2H),3.97−3.86(m,1H),3.66−3.41(m,2H),2.10−2.05(m,1H),1.93−1.86(m,2H),1.70−1.60(m,1H),1.43(s,3H)
【0242】
実施例47:(R)−2−(4−(4−(1−アクリロイルピペリジン−3−イルアミノ)−3−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミドの製造
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0243】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに2−(4−アミノ−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミドを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物11.9mg(収率37.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.06−8.02(m,1H),7.64−7.60(m,1H),6.85−6.60(m,1H),6.26−6.09(m,1H),5.79−5.50(m,1H),4.78(s,2H),4.42−4.32(m,2H),3.96−3.88(m,1H),3.81−3.41(m,2H),2.74(s,3H),2.25−2.10(m,1H),1.92−1.84(m,2H),1.70−1.65(m,1H)
【0244】
実施例48:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物79.3mg(収率80.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.03(s,1H),7.59(s,1H),6.86−6.62(m,1H),6.27−6.09(m,1H),5.87−5.58(m,1H),4.38−4.32(m,3H),4.11−3.86(m,4H),3.59−3.44(m,3H),2.15−2.00(m,5H),1.92−1.87(m,2H),1.66−1.64(m,1H)
【0246】
実施例49:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化56】
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【0247】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−シクロ−1H−プロピル−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物20.2mg(収率39.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.00(s,1H),7.54(s,1H),6.86−6.61(m,1H),6.26−6.10(m,1H),5.79−5.58(m,1H),4.37−4.30(m,1H),3.97−3.85(m,1H),3.57(s,1H),3.45(s,1H),2.11(s,1H),1.87−1.67(m,2H),1.66(s,1H),1.32−1.28(m,2H),1.05(d,4H)
【0248】
実施例50:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化57】
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【0249】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物5mg(収率17.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H),7.58(s,1H),6.86−6.67(m,1H),6.26−6.09(m,1H),5.80−5.57(m,1H),4.47−4.31(m,2H),3.97−3.85(m,2H),3.59−3.45(m,1H),2.10−2.00(m,1H),1.91−1.87(m,2H),1.73−1.66(m,1H),1.48(s,6H)
【0250】
実施例51:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−プロピル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化58】
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【0251】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−プロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物47.7mg(収率48.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.96(s,1H),7.57(s,1H),6.87−6.63(m,1H),6.27−6.10(m,1H),5.80−5.57(m,1H),4.43−4.30(m,2H),4.11−3.87(m,3H),3.66−3.44(m,2H),2.15−2.00(s,1H),1.90−1.84(m,5H),1.70−1.65(m,1H),0.90−0.87(m,3H)
【0252】
実施例52:(R)−2−(4−(4−(1−アクリロイルピペリジン−3−イルアミノ)−3−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルの製造
【化59】
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【0253】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに2−(4−アミノ−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物52.8mg(収率53.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.16−8.10(m,1H),7.68−7.63(m,1H),6.85−6.65(m,1H),6.28−6.10(m,1H),5.81−5.58(m,1H),5.30−5.26(m,2H),4.58−4.39(m,2H),3.96−3.82(m,1H),3.68−3.44(m,2H),2.15−2.05(m,1H),1.89−1.85(m,2H),1.75−1.69(m,1H)
【0254】
実施例53:(R)−1−(3−(6−(1−tert−ブチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−3−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化60】
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【0255】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物27.3mg(収率51.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.05(s,1H),7.61(s,1H),6.85−6.61(m,1H),6.26−6.09(m,1H),5.79−5.58(m,1H),4.37−4.31(m,1H),3.97−3.84(m,1H),3.62−3.47(m,1H),2.09−2.07(m,1H),1.97−1.84(m,2H),1.56(s,9H),1.34−1.28(m,3H)
【0256】
実施例54:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化61】
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【0257】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物42.0mg(収率69.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.98(s,1H),7.61(s,1H),6.85−6.62(m,1H),6.27−6.10(m,1H),5.80−5.56(m,1H),4.40−4.35(m,2H),4.28−4.22(m,2H),3.92−3.85(m,1H),3.66(s,4H),3.51−3.42(m,2H),2.79(t,2H),2.48(s,4H),2.13−2.07(m,1H),1.91−1.86(m,2H),1.65−1.23(m,2H)
【0258】
実施例55:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化62】
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【0259】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物12.6mg(収率23.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.95(s,1H),7.58(s,1H),6.87−6.62(m,1H),6.28−6.11(m,1H),5.81−5.57(m,1H),4.44−4.29(m,2H),3.67−3.94(m,1H),3.88(d,2H),3.65−3.41(m,2H),2.15−2.11(m,2H),1.93−1.87(m,2H),1.65−1.63(m,1H),0.91−0.90(d,6H)
【0260】
実施例56:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化63】
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【0261】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物55.8mg(収率56.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.16−8.10(m,1H),7.68−7.63(m,1H),6.87−6.65(m,1H),6.28−6.10(m,1H),5.81−5.59(m,1H),4.93−4.91(m,2H),4.78−4.29(m,2H),3.95−3.54(m,2H),3.44−3.38(m,1H),2.09−2.05(m,1H),1.89−1.75(m,2H),1.70−1.65(m,1H)
【0262】
実施例57:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化64】
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【0263】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物27.8mg(収率47.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.03(s,1H),7.64(s,1H),6.86−6.12(m,1H),6.26−6.10(m,1H),5.80−5.56(m,1H),4.43−4.30(m,3H),3.97−3.86(m,2H),3.42(d,4H),3.21−3.17(m,2H),2.86−2.83(m,2H),2.10(s,1H),2.03−2.01(m,2H),1.67(s,1H),1.61−1.15(m,6H)
【0264】
実施例58:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(3−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化65】
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【0265】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(3−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物23.4mg(収率38.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.04(s,1H),7.61(s,1H),7.25(t,1H),6.85−6.59(m,4H),6.24−6.08(m,1H),5.77−5.56(m,1H),4.33−4.23(m,3H),3.75(s,3H),3.67−3.44(m,2H),2.03(s,1H),1.88−1.80(m,2H),1.63−1.60(m,1H)
【0266】
実施例59:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化66】
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【0267】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりにイソオキサゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物23.1mg(収率49.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ9.04(s,1H),8.49(s,1H),6.85−6.62(m,1H),6.27−6.11(m,1H),5.80−5.58(m,1H),4.37−4.29(m,2H),3.97−3.95(m,1H),3.68−3.48(m,2H),2.10(s,1H),1.95−1.84(m,2H),1.66−1.65(m,1H)
【0268】
実施例60:(R)−2−(4−((4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)アミノ)−5−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミドの製造
【化67】
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【0269】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに2−(4−アミノ−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミドを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物5.9mg(収率22.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.98−8.05(m,1H),7.57−7.62(m,1H),6.52−6.86(m,2H),6.07−6.24(m,1H),5.50−5.77(m,1H),4.76−4.78(m,2H),4.25−4.50(m,2H),3.83−3.90(m,1H),3.78−3.80(m,1H),3.59−3.68(m,1H),3.39−3.48(m,1H),2.75(s,3H),1.95−2.01(m,1H),1.85−1.87(m,1H),1.58−1.68(m,1H)
【0270】
実施例61:(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((4−モルホリノフェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0271】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに(4−アミノフェニル)(モルホリノ)メタノンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物7.4mg(収率27.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.51−7.55(m,2H),6.89−6.90(m,2H),6.46−6.85(m,2H),6.03−6.25(m,1H),5.45−5.80(m,1H),3.96−4.18(m,1H),3.88−3.94(m,1H),3.80−3.82(m,4H),3.70−3.78(m,1H),3.53−3.66(m,1H),3.41−3.50(m,1H),3.35−3.40(m,1H),3.00−3.05(m,4H),1.97−2.02(m,1H),1.83−1.85(m,1H),1.59−1.65(m,1H)
【0272】
実施例62:(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0273】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−シクロ−1H−プロピル−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物7.2mg(収率29.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97−7.93(m,1H),7.49−7.45(m,1H),6.84−6.52(m,2H),6.24−6.06(m,1H),5.77−5.50(m,1H),4.31−4.27(m,1H),3.93−3.37(m,5H),2.08−2.05(m,1H),1.80−1.90(m,1H),1.55−1.70(m,1H),1.03−0.98(m,4H)
【0274】
実施例63:(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0275】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物4.9mg(収率19.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.93−7.88(m,1H),7.55−7.51(m,1H),6.89−6.53(m,2H),6.26−6.07(m,1H),5.79−5.51(m,1H),4.38−3.42(m,7H),2.18−2.08(m,3H),1.90−1.84(m,1H),1.70−1.55(m,1H)
【0276】
実施例64:(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0277】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物24.0mg(収率36.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.40(s,1H),7.79(d,1H),7.50−7.24(m,1H),6.85−6.60(m,1H),6.26−6.06(m,1H),5.80−5.54(m,1H),4.29−4.20(m,1H),4.08−4.04(m,2H),3.52−3.42(m,1H),2.21−2.15(m,1H),1.96−1.80(m,2H),1.70−1.63(m,1H)
【0278】
実施例65:(R)−1−(3−((6−((1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
前記実施例30において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物26.0mg(収率49.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.99(m,2H),7.58(d,1H),6.72−6.60(m,1H),6.25−6.13(m,1H),5.73−5.61(m,1H),4.45−4.27(m,2H),3.69−3.94(m,1H),3.87(d,2H),3.68−3.41(m,2H),2.17−2.13(m,2H),1.93−1.89(m,2H),1.67−1.64(m,1H),0.92−0.90(d,6H)
【0280】
実施例66:(R)−1−(3−((6−((1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0281】
前記実施例30において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物27.0mg(収率50.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.07(d,1H),8.06(d,1H),7.90(d,1H),6.84−6.57(m,1H),6.25−6.08(m,1H),5.80−5.59(m,1H),4.42−4.34(m,1H),3.98−3.83(m,1H),3.62−3.50(m,1H),2.12−2.09(m,1H),1.99−1.85(m,2H),1.57(s,9H),1.35−1.29(m,3H)
【0282】
実施例67:(R)−1−(3−((6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
前記実施例30において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−シクロ−1H−プロピル−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物26.0mg(収率50.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.02(d,1H),8.00(s,1H),7.91(d,1H),6.81−6.51(m,1H),6.27−6.12(m,1H),5.78−5.53(m,1H),4.26−4.10(m,1H),3.98−3.84(m,1H),3.56(s,1H),3.48(s,1H),2.18(s,1H),1.89−1.65(m,2H),1.67(s,1H),1.32−1.21(m,2H),1.04(d,4H)
【0284】
実施例68:(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0285】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに(4−アミノフェニル)(モルホリノ)メタノンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物2.5mg(収率8.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.85−7.81(m,2H),7.36−7.34(m,2H),6.86−6.54(m,2H),6.26−6.04(m,1H),5.79−5.47(m,1H),4.38−4.31(m,1H),3.93−3.46(12H),2.10−1.95(m,2H),1.88−1.86(m,1H),1.67−1.59(m,1H)
【0286】
実施例69:(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0287】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物2.1mg(収率9.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.92−7.87(m,1H),7.52−7.45(m,1H),6.83−6.51(m,2H),6.25−6.06(m,1H),5.78−5.49(m,1H),4.60−4.50(m,1H),4.39−4.27(m,1H),3.93−3.45(m,6H),2.10−2.02(m,2H),1.88−1.86(m,1H),1.68−1.59(m,1H)
【0288】
実施例70:(R)−1−(3−((2−((1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0289】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物5.1mg(収率20.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.04−8.02(m,1H),7.58−7.56(m,2H),6.82−6.55(m,2H),6.23−6.05(m,1H),5.78−5.50(m,1H),4.35−3.62(m,4H),3.54−3.44(m,1H),2.08−2.00(m,2H),1.95−1.78(m,1H),1.88−1.85(m,1H),1.56(s,9H)
【0290】
実施例71:(R)−1−(3−((6−((1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化78】
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【0291】
前記実施例30において、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物22.0mg(収率39.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.05(d,1H),7.91(s,1H),7.60(d,1H),6.86−6.57(m,1H),6.26−6.06(m,1H),5.79−5.54(m,1H),4.31−4.21(m,1H),4.10−4.04(m,4H),3.59−3.53(m,2H),3.18(t,1H),2.20−2.17(m,1H),2.03(s,4H),1.95−1.93(m,1H),1.79−1.70(m,1H),1.56−32(m,2H)
【0292】
実施例72:(R)−1−(3−((6−((1−2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化79】
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【0293】
実施例30において、1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物21.0mg(収率35.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.01(d,1H),7.91(s,1H),7.60(d,1H),6.85−6.58(m,1H),6.27−6.07(m,1H),5.79−5.54(m,1H),4.22−4.21(m,2H),4.11−4.05(m,2H),3.66(s,4H),3.43−3.43(m,1H),2.79(t,1H),2.48(s,4H),2.20−2.17(m,1H),1.79−1.67(m,1H),1.66−1.64(m,1H),1.63−1.61(m,2H)
【0294】
実施例73:(R)−1−(3−((6−((1−プロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化80】
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【0295】
実施例30において、1−プロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物21.0mg(収率43.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.99(d,1H),7.90(s,1H),7.57(d,1H),6.86−6.59(m,1H),6.27−6.08(m,1H),5.79−5.55(m,1H),4.27−4.21(m,1H),4.05−4.03(m,2H),3.44−3.16(m,2H),2.19−2.17(m,1H),1.95−1.93(m,1H),1.84−1.80(m,2H),1.79−1.67(m,1H),1.65−1.60(m,2H),0.91−0.90(m,3H)
【0296】
実施例74:(R)−1−(3−((6−((1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化81】
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【0297】
実施例30において、1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物20.7mg(収率37.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.02(d,1H),7.91(s,1H),7.59(d,1H),6.85−6.57(m,1H),6.26−6.07(m,1H),5.79−5.53(m,1H),4.26−4.22(m,3H),4.07−4.05(m,3H),3.72−3.70(m,2H),3.48−3.44(m,1H),3.40−3.22(m,2H),2.19−2.17(m,1H),2.01−1.95(m,1H),1.80−1.71(m,1H),1.67−1.56(m,2H)
【0298】
実施例75:(R)−1−(3−((2−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化82】
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【0299】
段階1)2,4−ジクロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの製造
【0300】
2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(3.0g、16.0mmol)をアセトン(20.0mL)に溶かした後、4−メチルベンゼンスルホニルクロリド(4.6g、23.9mmol)を入れた。0℃で冷却後、2M水酸化ナトリウム溶液(12.0mL)をゆっくり滴加した後、室温で2時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物2.9g(収率80.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.12(d,2H),7.76(d,1H),7.37(d,2H),6.68(d,1H),2.43(s,3H)
【0301】
段階2)tert−ブチル(R)−3−((2−クロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0302】
2,4−ジクロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(500.0mg、1.5mmol)をエタノール(10mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(382.0μL、2.2mmol)とtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(322.0mg、1.6mmol)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物681.0mg(収率92.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.10(d,1H),7.39(d,1H),7.31−7.23(m,4H),4.17−4.13(m,1H),3.70−3.60(m,1H),3.45−3.35(m,3H),2.40(s,3H),1.95−1.85(m,1H),1.70−1.65(m,1H),1.60−1.55(m,2H),1.40−1.37(m,9H)
【0303】
段階3)tert−ブチル(R)−3−((2−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0304】
tert−ブチル(R)−3−((2−クロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(300.0mg、0.6mmol)を無水tertブタノール(2.0mL)に溶かした後、3−メチルイソチアゾール−5−アミン(67.7mg、0.6mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(27mg、0.03mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(28.3mg、0.06mmol)、炭酸カリウム(163.9mg、1.2mmol)を加えた後、110℃で12時間反応させた後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物223.0mg(収率64.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.04(d,2H),7.35−7.28(m,3H),6.72(s,1H),6.59(s,1H),4.40−4.28(m,1H),4.05−3.80(m,2H),3.20−2.80(m,2H),2.36(s,3H),2.33(s,3H),2.15−2.12(m,1H),2.00−1.80(m,1H),1.75−1.67(m,2H),1.10−1.00(m,9H)
【0305】
段階4)tert−ブチル(R)−3−((2−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0306】
tert−ブチル(R)−3−((2−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(122.0mg、0.2mmol)をメタノール(1.0mL)に溶かした。この反応物に水酸化カリウム(23.5mg、0.4mmol)を入れ、50℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物60.0mg(収率66.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ6.84(s,1H),6.53(s,1H),6.48(s,1H),4.50−4.25(m,1H),4.10−3.90(m,1H),3.80−3.70(m,1H),3.20−2.70(m,2H),2.31(s,3H),2.25−2.15(m,1H),1.90−1.80(m,1H),1.75−1.70(m,2H),1.64−1.23(m,9H)
【0307】
段階5)(R)−N2−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−N4−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミンヒドロクロリドの製造
【0308】
tert−ブチル(R)−3−((2−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(60.0mg、0.14mmol)にメタノールに溶解した6N塩酸溶液(2.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を濃縮した後、分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ6.84(s,1H),6.53(s,1H),6.48(s,1H),4.50−4.25(m,1H),4.10−3.90(m,1H),3.80−3.70(m,1H),3.20−2.70(m,2H),2.31(s,3H),2.25−2.15(m,1H),1.90−1.80(m,1H),1.75−1.70(m,2H)
【0309】
段階6)(R)−1−(3−((2−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0310】
(R)−N2−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−N4−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミンヒドロクロリド(34.5mg、0.07mmol)をテトラヒドロフラン:蒸溜水=3:1の混合液(2.5mL)に溶かした後、−20℃で炭酸水素ナトリウム(16.8mg、0.07mmol)を加えた後、30分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(6.3μL、0.07mmol)をゆっくり滴加した後、−20℃で1時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物3.0mg(収率8.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ6.85(s,1H),6.84−6.48(m,3H),6.27−6.05(m,1H)5.78−5.55(m,1H),4.59−4.49(m,1H),4.17−4.07(m,1H),3.25−3.15(m,2H),2.31(s,3H),2.27−2.15(m,1H),2.03−1.89(m,2H),1.79−1.59(m,1H)
【0311】
実施例76:1−((3S,4R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化83】
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【0312】
前記実施例1において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミン、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物15.5mg(収率36.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.89(d,1H),7.50(d,1H),6.85−6.75(m,2H),6.46(s,1H),6.28−6.14(m,1H),5.81−5.62(m,1H),5.12−5.02(m,1H),4.80−4.30(m,2H),4.09−4.03(m,3H),3.51−3.43(m,1H),3.14−3.05(m,1H),2.21−2.18(m,1H),1.96−1.85(m,1H),1.43−1.39(m,3H)
【0313】
実施例77:1−((3S,4R)−3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化84】
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【0314】
前記実施例30において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミン、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物7.1mg(収率20.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(m,2H),7.54(d,1H),6.86−6.60(m,1H),6.29−6.15(m,1H),5.81−5.79(m,1H),5.09(d,1H),4.72−4.25(m,2H),4.13−4.03(m,3H),3.57−3.45(m,1H),3.21−3.08(m,1H),2.22−2.18(m,1H),1.94−1.86(m,1H),1.50−1.40(m,3H)
【0315】
実施例78:(R)−1−(3−((2−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
段階1)tert−ブチル(R)−3−((2−クロロ−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0317】
2,4−ジクロロ−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(300.0mg、1.5mmol)をエタノール(10mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(695.0μL、2.2mmol)とtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(356.9mg、1.8mmol)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物461.6mg(収率85.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ6.84(s,1H),4.57−4.50(m,1H),3.63−3.61(m,1H),3.44−3.34(m,1H),3.03−2.93(m,2H),2.42(s,3H),2.17−2.15(m,1H),2.09−2.06(m,1H),1.98−1.86(m,2H),1.50−1.30(m,9H)
【0318】
段階2)(R)−2−クロロ−5−メチル−N−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンヒドロクロリドの製造
【0319】
tert−ブチル(R)−3−((2−クロロ−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(461.6mg、1.3mmol)にメタノールに溶解した6N塩酸溶液(2.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を濃縮した後、分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ6.84(s,1H),4.57−4.50(m,1H),3.63−3.61(m,1H),3.44−3.34(m,1H),3.03−2.93(m,2H),2.42(s,3H),2.17−2.15(m,1H),2.09−2.06(m,1H),1.98−1.86(m,2H)
【0320】
段階3)(R)−1−(3−((2−クロロ−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0321】
(R)−2−クロロ−5−メチル−N−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンヒドロクロリド(387.8mg、1.3mmol)をテトラヒドロフラン:蒸溜水=3:1の混合液4mL)に溶かした後、−20℃で炭酸水素ナトリウム(323.4mg、3.9mmol)を加えた後、30分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(121.4μL、1.4mmol)をゆっくり滴加した後、−20℃で1時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物210.4mg(収率61.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ6.88−6.76(m,2H),6.24−6.14(m,1H),5.78−5.65(m,1H),4.34−4.27(m,1H),4.20−3.62(m,3H),3.26−3.16(m,1H),2.37(d,3H),2.11−2.00(m,1H),1.89−1.84(m,2H),1.70−1.65(m,1H)
【0322】
段階4)(R)−1−(3−((2−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0323】
(R)−1−(3−((2−クロロ−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(30.0mg、0.09mmol)と1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミン(9.6mg、0.08mmol)を2−ブタノール(2.0mL)に溶かした。この反応物にトリフルオロ酢酸(5.8μL、0.08mmol)を加えた後、120℃で3時間反応した後、溶媒を濃縮した。この反応物をメタノールに溶解した7Nアンモニア溶液を加えて中和させた後、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物3.6mg(収率11.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.95(d,1H),7.49(s,1H),6.90−6.48(m,2H),6.26−6.05(m,1H),5.49−5.50(m,1H),4.33−4.31(m,1H),4.03−3.80(m,2H),3.54−3.38(m,3H),2.32(s,3H),2.13−2.06(m,1H),1.95−1.85(m,2H),1.75−1.67(m,1H),1.04−0.92(m,4H)
【0324】
実施例79:(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化86】
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【0325】
前記実施例78において、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例78と同様の工程を行って標記化合物2.8mg(収率8.43%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.91(d,1H),7.51(d,1H),6.90−6.48(m,2H),6.27−6.05(d,1H),5.80−5.50(d,1H),4.36−4.32(d,2H),4.15−4.09(m,2H),4.00−3.56(m,3H),2.32(s,3H),2.15−2.11(m,1H),1.94−1.85(m,2H),1.70−1.65(m,1H),1.44−1.40(m,3H)
【0326】
実施例80:(R)−1−(3−((2−((4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)アミノ)−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
前記実施例78において、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)アニリンを使用したことを除いては、前記実施例78と同様の工程を行って標記化合物7.1mg(収率25.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.86−7.82(m,2H),7.25−7.23(m,2H),6.85−6.54(m,2H),6.26−6.01(m,2H),5.78−5.48(m,1H),4.36−4.34(m,2H),3.84−3.82(m,1H),3.48−3.39(m,2H),2.35(s,3H),2.22(s,6H),2.18−2.15(m,1H),1.92−1.83(m,2H),1.70−1.65(m,1H)
【0328】
実施例81:(R)−1−(3−((2−((ベンゾ[d]チアゾール−6−イルアミノ)−5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化88】
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【0329】
前記実施例78において、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりにベンゾ[d]チアゾール−6−アミンを使用したことを除いては、前記実施例78と同様の工程を行って標記化合物2.6mg(収率10.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.98(s,1H),8.79−8.73(m,1H),7.88−7.86(m,1H),7.68−7.57(m,1H),6.85−6.56(m,3H),6.30−5.97(m,1H),5.79−5.34(m,1H),4.37−4.27(m,1H),4.02−3.85(m,1H),3.60−3.48(m,2H),2.89−2.77(m,1H),2.35(s,3H),2.15−2.00(m,1H),1.92−1.86(m,1H),1.77−1.67(m,2H)
【0330】
実施例82:(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化89】
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【0331】
段階1)2,4−ジクロロ−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの製造
【0332】
2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(200mg、1.06mmol)をアセトニトリル(5.0mL)に溶かした後、1−クロロメチル−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンビス(テトラフルオロボレート)(561.6mg、1.6mmol)と酢酸(1mL)を入れた。80℃で加熱して24時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物170.0mg(収率80.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.36(s,1H)
【0333】
段階2)2,4−ジクロロ−5−フルオロ−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの製造
【0334】
2,4−ジクロロ−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(100.0mg、0.5mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2.0mL)に溶かした後、水素化ナトリウム(29.1mg、0.7mmol)を入れて30分間攪拌した。この反応物に2−(クロロメトキシ)エチル)トリメチルシラン(127.0μL、0.7mmol)を入れ、室温で2時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物138.7mg(収率85.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.56(s,1H),5.59(s,2H),3.57(t.2H),0.90(t,2H),0.00(s,9H)
【0335】
段階3)tert−ブチル(R)−3−((2−クロロ−5−フルオロ−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0336】
2,4−ジクロロ−5−フルオロ−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(138.7mg、0.4mmol)をエタノール(3mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(107.8μL、0.6mmol)とtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(123.9mg、0.6mmol)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物109.2mg(収率53.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.01(s,1H),5.44(s,2H),4.25−4.20(m,1H),3.93−3.90(m,1H),3.66−3.60(m,1H),3.53(t,2H),3.20−3.13(m,2H),2.05−2.00(m,1H),1.80−1.77(m,2H),1.60−1.57(m,1H),1.50−1.38(m,9H),0.88(t.2H),0.00(s,9H)
【0337】
段階4)tert−ブチル(R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0338】
tert−ブチル(R)−3−((2−クロロ−5−フルオロ−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(109.2mg、0.2mmol)を無水tert−ブタノール(2.0mL)に溶かした後、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミン(20.2mg、0.2mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.3mg、0.01mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(8.7mg、0.02mmol)、炭酸カリウム(50.3mg、0.4mmol)を加えた後、110℃で12時間反応させた後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物67.0mg(収率65.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.96(s,1H),7.58(s,1H)6.63(s,1H),5.42(s,2H),4.59−4.55(m,1H),4.22−4.11(m,3H),3.82−3.80(m,1H),3.70−3.41(m,3H),3.20−2.92(m,1H),2.04−2.00(m,1H),1.77−1.70(m,2H),1.57−1.25(m,13H),0.90(t,2H),0.00(s,9H)
【0339】
段階5)(R)−N2−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−フルオロ−N4−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミンヒドロクロリドの製造
【0340】
tert−ブチル(R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(67.0mg、0.15mmol)にメタノールに溶解した6N塩酸溶液(3.0mL、過量)を入れた。60〜70℃で2時間攪拌した後、この反応物を濃縮した後、分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.05−7.40(m,3H),6.90−6.40(m,1H),6.30−6.03(m,1H),5.85−5.55(m,1H),4.70−2.90(m,7H),2.15−2.00(m,1H),1.95−1.70(m,2H),1.69−1.55(m,1H),1.50−1.35(m,3H)
【0341】
段階6)(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0342】
(R)−N2−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−フルオロ−N4−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミンヒドロクロリド(67.5mg、0.2mmol)をテトラヒドロフラン:蒸溜水=3:1の混合液(4.0mL)に溶かした後、−20℃で炭酸水素ナトリウム(44.7mg、0.5mmol)を加えた後、30分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(15.1μL、0.2mmol)をゆっくり滴加した後、−20℃で1時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物4.3mg(収率6.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.00−7.97(m,1H),7.57−7.45(m,1H),6.90−6.40(m,1H),6.27−6.05(m,1H),5.79−5.48(m−2H),4.23−4.01(m,4H),3.93−3.83(m,2H),2.99−2.97(m,1H),2.15−2.00(m,1H),1.91−1.75(m,2H),1.70−1.61(m,1H),1.44−1.37(m,3H)
【0343】
実施例83:(R)−1−(3−((5−フルオロ−2−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化90】
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【0344】
前記実施例82において、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに3−メチルイソチアゾール−5−アミンを使用したことを除いては、前記実施例82と同様の工程を行って標記化合物2.0mg(収率1.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.75−7.6(m,1H),6.85−6.63(m,2H),6.30−6.05(m,1H),5.80−5.50(m,1H),4.57−4.45(m,1H),4.27−4.15(m,1H),3.90−3.86(m,2H,3.70−3.54(m,1H),2.32(s,3H),2.25−2.20(m,1H),2.16−2.00(m,1H),1.89−1.72(m,2H),1.65−1.50(m,3H)
【0345】
実施例84:1−((3R,4R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化91】
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【0346】
段階1)2,4−ジクロロ−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの製造
【0347】
2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(200mg、1.06mmol)をアセトニトリル(5.0mL)に溶かした後、1−クロロメチル−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンビス(テトラフルオロボレート)(561.6mg、1.6mmol)と酢酸(1mL)を入れた。80℃で加熱して24時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物170.0mg(収率80.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.36(s,1H)
【0348】
段階2)2,4−ジクロロ−5−フルオロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの製造
【0349】
2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(369.4mg、1.8mmol)をジクロロメタン(30.0mL)に溶かした後、4−ジメチルアミノピリジン(43.8mg、0.4mmol)とトリエチルアミン(499.8mg、3.6mmol)を入れ、30分間攪拌する。この反応物に4−メチルベンゼンスルホニルクロリド(393.1mg、2.1mmol)を入れて12時間室温で攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物363.0mg(収率56.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.07(d,1H),7.92(s,1H),7.45(d,1H),2.42(s,3H)
【0350】
段階3)tert−ブチル(3R,4R)−3−((2−クロロ−5−フルオロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0351】
2,4−ジクロロ−5−フルオロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(100.0mg、0.3mmol)をエタノール(3mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(72.5μL、2.2mmol)とtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(89.3mg、0.3mmol)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物121.0mg(収率81.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.01(d,1H),7.44−7.40(m,3H),4.59−4.50(m,1H),4.48−4.03(m,3H),2.98−2.82(m,2H),2.41(s,3H),2.10−2.00(m,1H),1.70−1.61(m,1H),1.58−1.36(m,4H),1.00−0.80(m,9H)
【0352】
段階4)tert−ブチル(3R,4R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0353】
tert−ブチル(3R,4R)−3−((2−クロロ−5−フルオロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(100.0mg、0.2mmol)を無水tert−ブタノール(2.0mL)に溶かした後、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミン(21.3mg、0.2mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.5mg、0.01mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(8.9mg、0.2mmol)、炭酸カリウム(51.5mg、0.4mmol)を加えた後、100℃で12時間反応させた後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物58.3mg(収率51.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.55(s,1H),7.94(d,1H),7.62(s,1H),7.30(d,1H),7.02(s,1H),4.60−4.55(m,1H),4.21−4.07(m,4H),2.95−2.78(m,2H),2.34(s,3H),2.06−2.00(m,1H),1.57−1.32(m,8H),0.98−0.86(m,9H)
【0354】
段階5)tert−ブチル(3R,4R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0355】
tert−ブチル(3R,4R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(58.3mg、0.1mmol)をメタノール(2.0mL)に溶かした。この反応物に水酸化カリウム(10.7mg、0.2mmol)を入れ、50℃で5時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物28.6mg(収率65.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.90(s,1H),7.55(s,1H),6.50(s,1H),4.59−4.50(m,1H),4.27−4.07(m,3H),3.16−2.85(m,2H),2.07−2.00(s,1H),1.63−1.61(m,1H),1.46−1.28(m,7H),1.15−1.00(m,9H)
【0356】
段階6)N2−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−フルオロ−N4−((3R,4R)−4−メチルピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミンヒドロクロリドの製造
【0357】
tert−ブチル(3R,4R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(28.6mg、0.06mmol)に、メタノールに溶解した6N塩酸溶液(2.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を濃縮した後、分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.96−7.88(m,1H),7.69−7.63(m,2H),4.22−4.20(m,2H),4.10−4.05(m,1H),3.66−3.63(m,1H),3.16−3.11(m,1H),2.32−2.20(m,1H),1.98−1.94(m,1H),1.78−1.73(m,1H)1.48−1.46(m,3H),1.30−1.25(m,1H),1.15−1.05(m,4H)
【0358】
段階7)1−((3R,4R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0359】
N2−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−フルオロ−N4−((3R,4R)−4−メチルピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミンヒドロクロリド(22.5mg、0.06mmol)をテトラヒドロフラン:蒸溜水=3:1の混合液(4.0mL)に溶かした後、−20℃で炭酸水素ナトリウム(14.4mg、0.2mmol)を加えた後、30分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(5.1μL、0.07mmol)をゆっくり滴加した後、室温で1時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物3.5mg(収率14.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.01−7.80(m,1H),7.72−7.58(m,2H),6.86−6.35(m,1H),6.20−6.00(m,1H),5.85−5.45(m,1H),4.58−4.30(m,2H),4.22−4.14(m,2H),3.84−3.83(m,2H),2.95−2.78(m,1H),2.18−2.12(m,1H),1.70−1.65(m,1H),1.46−1.41(m,3H),1.31−1.28(m,1H),0.95−0.88(m,3H)
【0360】
実施例85:(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化92】
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【0361】
前記実施例84において、tert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例84と同様の工程を行って標記化合物4.1mg(収率19.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.09−8.05(m,1H),7.85−7.50(m,2H),6.85−6.60(m,1H),6.28−6.11(m,1H),5.80−5.58(m,1H),4.60−4.00(m,4H),3.80−3.50(m,2H),3.48−3.38(m,1H),2.10−2.00(m,1H),1.90−1.75(m,2H),1.72−1.58(m,1H),1.50−1.40(m,3H)
【0362】
実施例86:1−((3S,4R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化93】
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【0363】
前記実施例84において、tert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例84と同様の工程を行って標記化合物7.9mg(収率22.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.00−7.98(m,1H),7.57−7.41(m,2H),6.95−6.85(m,1H),6.27−6.15(m,1H),5.89−5.81(m,1H),5.07−4.97(m,1H),4.58−4.40(m,1H),4.22−4.06(m,2H),3.87−3.84(m,1H),3.44−3.34(m,1H),3.00−2.98(m,1H),2.20−2.15(m,1H),1.93−1.85(m,1H),1.46−1.33(m,3H)
【0364】
実施例87:(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化94】
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【0365】
前記実施例84において、tert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例84と同様の工程を行って標記化合物7.9mg(収率22.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.95−7.61(m,3H),6.85−6.80(m,1H),6.25−6.05(m,1H),5.75−5.60(m,1H),4.68−4.58(m,1H),4.22−4.12(m,3H),3.85−3.75(m,1H),3.16−3.07(m,3H),2.70−2.55(m,1H),2.00−1.97(m,1H),1.69−1.65(m,2H),1.44−1.33(m,3H)
【0366】
実施例88:(R)−4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)アミノ)−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルの製造
【化95】
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【0367】
段階1)tert−ブチル(R)−3−((2−クロロ−5−シアノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0368】
2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル(300.0mg、1.4mmol)をエタノール(3.0mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(369.8μL、2.1mmol)とtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(425.2mg、2.1mmol)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物308.0mg(収率57.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.83(m,1H),4.35−4.20(m,1H),3.73−3.59(m,2H),3.56−3.52(m,1H),2.13−2.02(m,1H),1.89−1.78(m,2H),1.70−1.60(m,1H),1.35−1.15(m,9H)
【0369】
段階2)(R)−2−クロロ−4−(ピペリジン−3−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルヒドロクロリドの製造
【0370】
tert−ブチル(R)−3−((2−クロロ−5−シアノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(308.0mg、0.8mmol)に、メタノールに溶解した6N塩酸溶液(5.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を濃縮した後、分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.83(m,1H),4.35−4.20(m,1H),3.73−3.59(m,2H),3.56−3.52(m,1H),2.13−2.02(m,1H),1.89−1.78(m,2H),1.70−1.60(m,1H)
【0371】
段階3)(R)−4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)アミノ)−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルの製造
【0372】
(R)−2−クロロ−4−(ピペリジン−3−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルヒドロクロリド(252.8mg、0.8mmol)をテトラヒドロフラン:蒸溜水=3:1の混合液4mL)に溶かした後、−20℃で炭酸水素ナトリウム(203.4mg、2.4mmol)を加えた後、30分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(68.9μL、0.9mmol)をゆっくり滴加した後、−20℃で1時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物130.0mg(収率48.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.83(d,1H),6.84−6.75(m,1H),6.20−6.13(m,1H),5.74−5.64(m,1H),4.41−4.03(m,2H),3.94−3.65(m,2H),3.44−3.34(m,1H),2.15−2.10(m,1H),1.89−1.83(m,2H),1.80−1.75(m,1H)
【0373】
段階4)(R)−4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)アミノ)−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルの製造
【0374】
(R)−4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)アミノ)−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル(30.0mg、0.09mmol)と1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミン(7.8mg、0.07mmol)を2−ブタノール(2.0mL)に溶かした。この反応物にトリフルオロ酢酸(6.4μL、0.08mmol)を加えた後、120℃で3時間反応した後、溶媒を濃縮した。この反応物をメタノールに溶解した7Nアンモニア溶液を加えて中和させた後、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物5.5mg(収率19.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.95(d,1H),7.56−7.50(m,2H),6.90−6.52(m,1H)6.25−6.04(m,1H),5.78−5.50(m,1H),4.35−4.25(m,1H),4.14−4.11(m,2H),3.93−3.85(m,1H),3.80−3.65(m,1H),3.59−3.28(m,2H),2.23−2.13(m,1H),1.90−1.79(m,2H),1.68−1.66(m,1H),1.44−1.36(m,3H)
【0375】
実施例89:(R)−4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)アミノ)−2−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルの製造
【化96】
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【0376】
前記実施例88において、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例88と同様の工程を行って標記化合物2.8mg(収率8.43%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.00(s,1H),7.53−7.51(m,2H),6.85−6.51(m,1H),6.24−6.04(m,1H),5.77−5.50(m,1H),4.41−3.95(m,2H),3.85−3.45(m,2H),2.15−2.10(m,1H),1.87−1.80(m,3H),1.70−1.67(m,1H),1.05−1.04(m,4H)
【0377】
実施例90:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンヒドロクロリドの製造
【化97】
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【0378】
前記実施例44の(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(30.0mg、0.07mmol)を酢酸エチルに溶かした後、ジエチルエーテルに溶解した2.0M塩酸溶液(3.0mL、過量)を入れた。室温で1時間攪拌した後、この反応物を濃縮した後、標記化合物28.0mg(収率82.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.10−8.04(m,1H),7.68−7.63(m,1H),6.87−6.50(m,1H),6.28−6.15(m,2H),6.04−5.80(m,1H),4.58−4.53(m,3H),4.36−4.30(m,1H),4.05−3.90(m,2H),3.44−3.40(m,1H),2.15−2.13(m,1H),1.98−1.86(m,2H),1.66−1.64(m,1H)
【0379】
実施例91:(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンヒドロクロリドの製造
【化98】
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【0380】
前記実施例90において、(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの代わりに(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(実施例46)を使用したことを除いては、前記実施例90と同様の工程を行って標記化合物2.8mg(収率8.43%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.07(s,1H),7.96(s,1H),6.86−6.81(m,1H),6.27−6.15(m,1H),5.81−5.58(m,1H),4.37−4.30(m,2H),4.11−4.06(m,2H),3.92−3.82(m,1H),3.43−3.39(m,2H),2.15−2.10(m,1H),1.90−1.80(m,2H),1.70−1.63(m,1H),1.46−1.40(m,3H)
【0381】
実施例92:1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化99】
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【0382】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物5.7mg(収率26.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.96(s,1H),7.59(s,1H),6.90−6.46(m,1H),6.20−6.01(m,1H),5.77−5.42(m,1H),4.68−4.58(m,2H),4.46−4.39(m,2H),4.16−4.13(m,2H),3.16−3.12(m,1H),2.89−2.85(m,1H),2.25−2.15(m,1H),1.76−1.74(m,1H),1.46−1.44(m,3H),1.05(d,3H)
【0383】
実施例93:1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0384】
前記実施例42において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物31.5mg(収率66.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.05(s,1H),7.65(s,1H),6.90−6.45(m,1H),6.30−6.01(m,2H),5.77−5.42(m,1H),4.67−4.39d(m,5H),3.16−2.84(m,1H),2.25−2.15(m,1H),1.76−1.73(m,1H),1.49−1.41(m,1H),1.30−1.25(m,1H),1.04(d,3H)
【0385】
実施例94:1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化101】
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【0386】
前記実施例42において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりにシクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物30.0mg(収率66.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.99(s,1H),7.57(s,1H),6.89−6.43(m,1H),6.20−6.01(m,1H),5.77−5.42(m,1H),4.69−4.10(m,3H),3.60−3.58(m,1H),3.39−3.37(m,1H),3.15−2.85(m,1H),2.23−2.19(m,1H),1.76−1.74(m,1H),1.46−1.41(m,1H),1.08−1.00(m,7H)
【0387】
実施例95:(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((1−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化102】
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【0388】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物4.5mg(収率18.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.98−7.92(m,1H),7.58−7.56(m,1H),6.82−6.55(m,2H),6.25−6.06(m,1H),5.78−5.50(m,1H),4.34−3.40(m,7H),3.00−2.97(m,2H),2.68−2.61(m,4H),2.08−2.02(m,2H),1.90−1.87(m,1H),1.67−1.59(m,1H),1.08−1.02(m,6H)
【0389】
実施例96:(R)−1−(3−((5−クロロ−2−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0390】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりにイソオキサゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物8.3mg(収率42.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ9.03(s,1H),8.48(s,1H),6.90−6.53(m,2H),6.25−6.08(m,1H),5.78−5.50(m,1H),4.40−4.20(m,2H),3.90−3.70(m,2H),3.60−3.40(m,1H),2.13−2.00(m,2H),1.92−1.73(m,1H),1.72−1.55(m,1H)
【0391】
実施例97:(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((2−フルオロ−4−モルホリノフェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0392】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに2−フルオロ−4−モルホリノアニリンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物11.4mg(収率45.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.00−7.90(m,1H),7.08−6.51(m,4H),6.25−6.05(m,1H),5.80−5.45(m,1H),4.35−4.10(m,2H),3.85−3.70(m,4H),3.65−3.35(m,3H),3.25−3.00(m,4H),2.15−1.95(m,1H),1.90−1.70(m,1H),1.63−1.54(m,2H)
【0393】
実施例98:(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((3−フルオロ−4−モルホリノフェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0394】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに3−フルオロ−4−モルホリノアニリンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物6.9mg(収率27.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.84−7.72(m,1H),7.27−7.18(m,1H),6.98−6.90(m,1H),6.87−6.50(m,2H),6.28−6.00(m,1H),5.80−5.43(m,1H),4.48−3.90(m,2H),3.85−3.77(m,4H),3.76−3.58(m,2H),3.52−3.33(m,1H),3.02−2.95(m,4H),2.15−2.00(m,1H),1.90−1.75(m,2H),1.70−1.55(m,1H)
【0395】
実施例99:(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((5−メチルイソオキサゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
前記実施例36において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに5−メチルイソオキサゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物7.6mg(収率37.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.75−8.65(m,1H),6.90−6.50(m,2H),6.25−6.04(m,1H),5.80−5.52(m,1H),4.35−4.20(m,1H),3.90−3.60(m,2H),3.55−3.35(m,2H),2.39(s,3H),2.16−2.05(m,1H),1.90−1.75(m,2H),1.70−1.60(m,1H)
【0397】
実施例100:(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化107】
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【0398】
前記実施例36において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物9.1mg(収率42.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.90−7.75(m,1H),7.48(s,1H),6.90−6.60(m,1H),6.40−6.10(m,2H),5.80−5.60(m,1H),4.70−4.50(m,2H),4.20−4.00(m,3H),3.70−3.60(m,1H),3.30−3.20(m,3H),2.20−2.10(m,3H),2.10−1.90(m,2H),1.65−1.50(m,2H),1.45−1.35(m,1H)
【0399】
実施例101:(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化108】
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【0400】
前記実施例1において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物8.2mg(収率41.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ9.09(s,1H),7.77(s,1H),7.46(s,1H),6.66−6.61(m,2H),6.34−6.31(m,3H),5.67−5.65(m,1H),4.76−4.75(m,2H),4.15−4.07(m,3H),3.28(s,3H),3.07−2.98(m,1H),2.81−2.50(m,1H),2.10−1.87(m,5H),1.69−1.63(m,1H)
【0401】
実施例102:(R)−1−(3−((2−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化109】
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【0402】
前記実施例1において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりにイソオキサゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物8.7mg(収率47.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.94(s,1H),8.47(s,1H),6.83−6.74(m,2H),6.52−6.51(m,1H),6.27−6.17(m,1H),5.79−5.66(m,1H),4.60(s,1H),4.14(s,1H),3.67(s,3H),2.03−2.02(m,3H),1.61−1.60(m,4H)
【0403】
実施例103:(R)−1−(3−((2−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化110】
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【0404】
前記実施例1において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物8.7mg(収率40.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97−7.96(m,1H),7.57−7.56(m,1H),6.85−6.79(m,2H),6.49−6.48(m,1H),6.27−6.10(m,2H),5.80−5.62(m,1H),4.73−4.60(m,1H),4.45−4.44(m,2H),4.17−4.14(m,1H),3.30(s,3H),3.11−2.93(m,2H),2.03−2.02(m,3H),1.70−1.60(m,2H)
【0405】
実施例104:(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化111】
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【0406】
前記実施例1において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物5.9mg(収率29.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H),7.59−7.58(m,1H),6.92−6.90(m,1H),6.85−6.45(m,1H),6.28−6.02(m,2H),5.80−5.43(m,1H),4.66−4.25(m,1H),4.20−4.00(m,3H),3.90−3.45(m,2H),3.40−3.20(m,1H),2.25−2.15(m,1H),1.90−1.75(m,2H),1.70−1.60(m,1H),1.50−1.40(m,3H)
【0407】
実施例105:(R)−1−(3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化112】
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【0408】
前記実施例30において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物8.4mg(収率42.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.20−8.10(m,1H),7.83(s,1H),7.64(s,1H),6.90−6.50(m,1H),6.30−6.10(m,1H),5.80−5.50(m,1H),4.60−6.35(m,1H),4.30−4.00(m,3H),3.90−3.35(m,3H),2.28−2.20(m,1H),1.97−1.80(m,2H),1.77−1.65(m,1H),1.50−1.40(m,3H)
【0409】
実施例106:1−((3R,4R)−3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化113】
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【0410】
前記実施例30において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物8.2mg(収率41.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.05−7.90(m,2H),7.60−7.55(m,1H),6.88−6.33(m,1H),6.20−5.90(m,1H),5.75−5.30(m,1H),4.70−4.35(m,3H),4.20−4.10(m,2H),4.04−2.80(m,1H),2.25−2.10(m,1H),1.90−1.75(m,1H),1.70−1.40(m,5H),1.10−1.00(m,3H)
【0411】
実施例107:1−((3R,4R)−3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化114】
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【0412】
前記実施例1において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例1と同様の工程を行って標記化合物5.7mg(収率28.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.89(s,1H),7.56(s,1H),6.88−6.30(m,3H),6.30−5.30(m,2H),4.60−4.30(m,3H),4.20−4.10(m,2H),3.95−3.35(m,1H),2.98−2.13(m,2H),1.88−1.55(m,2H),1.50−1.40(m,3H),1.10−1.00(m,3H)
【0413】
実施例108:(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化115】
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【0414】
前記実施例42において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物9.3mg(収率39.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.20−8.05(m,1H),7.75−7.68(m,1H),6.88−6.45(m,1H),6.30−6.00(m,2H),5.80−5.50(m,1H),4.65−4.30(m,3H),4.28−4.00(m,1H),3.92−3.60(m,2H),3.50−3.31(m,1H),2.25−2.18(m,1H),1.95−1.80(m,2H),1.73−1.65(m,1H)
【0415】
実施例109:(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化116】
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【0416】
前記実施例36において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例36と同様の工程を行って標記化合物8.2mg(収率37.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H),7.60−7.58(m,1H),6.90−6.88(m,1H),6.87−6.50(m,1H),6.26−6.08(m,1H),5.80−5.50(m,1H),4.70−4.30(m,1H),4.25−4.15(m,3H),3.92−3.80(m,1H),3.70−3.15(m,2H),2.25−2.18(m,1H),1.95−1.75(m,2H),1.73−1.65(m,1H),1.50−1.40(m,3H)
【0417】
実施例110:(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化117】
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【0418】
前記実施例42において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物4.4mg(収率19.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.13−8.00(m,1H),7.65−7.55(m,1H),6.88−6.45(m,1H),6.30−6.10(m,1H),5.82−5.50(m,1H),4.68−4.50(m,1H),4.40−4.20(m,1H),4.10−3.97(m,1H),3.92−3.80(m,1H),3.48−3.31(m,1H),2.28−2.15(m,1H),2.08−2.00(m,1H),1.95−1.80(m,2H),1.75−1.60(m,1H),1.13−1.00(m,4H)
【0419】
実施例111:(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化118】
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【0420】
前記実施例42において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物7.5mg(収率34.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.10−7.93(m,1H),7.70−7.60(m,1H),6.88−6.50(m,1H),6.30−6.10(m,1H),5.80−5.50(m,1H),4.65−3.30(m,6H),2.28−2.20(m,1H),2.08−2.00(m,1H),1.95−1.80(m,2H),1.78−1.62(m,1H),1.50−1.40(m,3H)
【0421】
実施例112:(R)−1−(3−((6−((1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化119】
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【0422】
前記実施例42において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物10.3mg(収率44.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.20−8.05(m,1H),7.72−7.65(m,1H),6.88−6.50(m,1H),6.30−6.10(m,1H),5.80−5.50(m,1H),4.70−3.30(m,4H),2.28−2.20(m,1H),2.08−1.98(m,1H),1.97−1.80(m,2H),1.78−1.66(m,1H),1.59(s,9H)
【0423】
実施例113:(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化120】
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【0424】
前記実施例42において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物4.7mg(収率20.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.10−7.95(m,1H),7.72−7.65(m,1H),6.88−6.50(m,1H),6.30−6.10(m,1H),5.80−5.50(m,1H),4.70−3.35(m,6H),2.28−2.10(m,2H),2.08−1.98(m,1H),1.97−1.80(m,2H),1.78−1.66(m,1H),0.92−0.85(m,6H)
【0425】
実施例114:(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化121】
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【0426】
前記実施例42において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物10.1mg(収率41.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.22−8.10(m,1H),7.80−7.70(m,1H),6.88−6.50(m,1H),6.30−6.10(m,1H),5.82−5.50(m,1H),4.90−4.85(m,2H),4.45−3.30(m,4H),2.28−2.15(m,1H),2.08−1.99(m,1H),1.97−1.80(m,2H),1.78−1.65(m,1H)
【0427】
実施例115:(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−プロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化122】
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【0428】
前記実施例42において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−プロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物9.8mg(収率43.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.10−7.95(m,1H),7.70−7.60(m,1H),6.90−6.50(m,1H),6.30−6.05(m,1H),5.80−5.50(m,1H),4.42−4.20(m,1H),4.10−4.00(m,2H),3.95−3.60(m,2H),3.50−3.30(m,1H),2.28−2.20(m,1H),2.08−1.80(m,4H),1.77−1.50(m,2H),0.96−0.81(m,3H)
【0429】
実施例116:(R)−1−(3−((3−クロロ−6−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化123】
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【0430】
前記実施例42において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりにイソオキサゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物9.8mg(収率48.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ9.20−9.10(m,1H),8.56(s,1H),6.90−6.53(m,1H),6.30−6.10(m,1H),5.80−5.50(m,1H),4.70−3.62(m,5H),2.00−1.80(m,1H),1.79−1.65(m,2H),1.63−1.55(m,1H)
【0431】
実施例117:(R)−1−(3−(3−クロロ−6−(5−メチルイソオキサゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化124】
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【0432】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに5−メチルイソオキサゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物4.2mg(収率20.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.70−8.66(m,1H),6.84−6.61(m,1H),6.26−6.11(m,1H),5.79−5.59(m,1H),4.32−4.28(m,1H),3.96−3.84(m,2H),3.63−3.43(m,2H),2.40(s,3H),2.10−2.04(m,1H),1.92−1.83(m,2H),1.65−1.63(m,1H)
【0433】
実施例118:(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化125】
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【0434】
前記実施例42において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物9.5mg(収率44.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.91(s,1H),7.57−7.55(m,1H),6.83−6.67(m,1H),6.24−6.13(m,1H),5.77−5.64(m,1H),4.74−4.52(m,2H),4.11−4.09(m,3H),3.24(s,3H),3.10−2.62(m,2H),2.00−1.92(m,3H),1.63−1.62(m,1H),1.43(t,3H)
【0435】
実施例119:(R)−1−(3−((3−クロロ−6−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化126】
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【0436】
前記実施例42において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりにイソオキサゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物8.7mg(収率43.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ9.03(s,1H),8.51(s,1H),6.84−6.72(m,1H),6.24−6.16(m,1H),5.78−5.67(m,1H),4.82−4.56(m,2H),4.21−4.13(m,1H),3.31(s,3H),3.11−2.99(m,1H),2.05−1.94(m,3H),1.61−1.60(m,2H)
【0437】
実施例120:1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化127】
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【0438】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物8.1mg(収率33.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.11(s,1H),7.67(s,1H),6.86−6.42(m,1H),6.20−6.02(m,1H),5.77−5.42(m,1H),4.66−4.38(m,2H),4.21−4.11(m,1H),3.39−3.35(m,1H),3.12−2.85(m,1H),2.19−2.14(m,2H),2.08−2.00(m,1H),1.76−1.74(m,1H),1.61−1.56(m,1H),1.05−1.04(d,J=5Hz,3H)
【0439】
実施例121:1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−プロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化128】
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【0440】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−プロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物7.1mg(収率32.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.95(s,1H),7.57(s,1H),6.86−6.42(m,1H),6.19−6.01(m,1H),5.77−5.42(m,1H),4.68−4.12(m,3H),4.08−4.05(m,2H),3.40−3.36(m,1H),3.12−2.84(m,1H),2.20−2.17(m,1H),1.87−1.83(m,2H),1.76−1.74(m,1H),1.61−1.56(m,1H),1.05−1.04(d,J=5Hz,3H),0.95−0.89(m,3H)
【0441】
実施例122:1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−2−(ジエチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化129】
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【0442】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物6.4mg(収率25.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.02(s,1H),7.64(s,1H),6.87−6.43(m,1H),6.20−6.02(m,1H),5.77−5.42(m,1H),4.71−4.20(m,5H),3,39−3.35(m,1H),3.15−3.00(m,3H),2.90−2.85(m,1H),2.78−2.63(m,4H),2.20−2.17(m,1H),1.78−1.75(m,1H),1.61−1.58(m,1H),1.45−1.41(m,1H),1.13−1.10(m,4H),1.05−1.04(d,J=5Hz,3H)
【0443】
実施例123:1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化130】
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【0444】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物12.4mg(収率48.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.00(s,1H),7.63(s,1H),6.87−6.44(m,1H),6.21−6.02(m,1H),5.76−5.42(m,1H),4.70−4.24(m,5H),3.69−3.63(m,4H),3.40−3.38(m,1H),3.12−2.85(m,1H),2.81−2.75(m,2H),2.50−2.45(m,4H),2.19−2.17(m,1H),2.03−2.02(m,1H),1.76−1.74(m,1H),1.44−1.40(m,1H),1.05−1.04(d,J=5Hz,3H)
【0445】
実施例124:1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化131】
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【0446】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−アミンを、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物8.3mg(収率36.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.94(s,1H),7.60(s,1H),6.87−6.43(m,1H),6.20−6.02(m,1H),5.78−5.42(m,1H),4.69−4.11(m,3H),3.90−3.89(d,J=5Hz,2H),3.40−3.35(m,1H),3.14−2.83(m,1H),2.18−2.11(m,2H),1.75−1.73(m,1H),1.48−1.41(m,1H),1.05−1.04(d,J=5Hz,3H),0.94−0.93(d,J=5Hz,6H)
【0447】
実施例125:1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−(3−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化132】
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【0448】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(3−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−アミンを、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物9.8mg(収率37.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.99(s,1H),7.60(s,1H),7.28−7.25(m,1H),6.88−6.80(m,3H),6.87−6.43(m,1H),6.19−6.00(m,1H),5.75−5.38(m,1H),5.27(s,2H),4.71−4.11(m,3H),3.76(s,3H),3.32−3.30(m,1H),3.14−2.83(m,1H),2.18−2.06(m,1H),1.75−1.72(m,1H),1.60−1.58(m,1H),1.02−1.01(d,J=5Hz,3H)
【0449】
実施例126:2−(4−((4−(((3R,4R)−1−アクリロイル−4−メチルピペリジン−3−イル)アミノ)−3−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルの製造
【化133】
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【0450】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに2−(4−アミノ−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物4.1mg(収率18.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.12(s,1H),7.69(s,1H),6.87−6.42(m,1H),6.18−6.01(m,1H),5.77−5.41(m,1H),5.28(s,2H),4.76−4.10(m,3H),3.41−3.37(m,1H),3.15−2.84(m,1H),2.20−2.19(m,1H),1.76−1.74(m,1H),1.50−1.41(m,1H),1.05−1.04(d,J=5Hz,3H)
【0451】
実施例127:1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化134】
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【0452】
前記実施例42において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−ジフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−アミンを、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物10.2mg(収率45.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.40(s,1H),7.79(s,1H),7.40(t,J=60Hz,1H),6.87−6.41(m,1H),6.19−6.00(m,1H),5.76−5.41(m,1H),4.75−4.11(m,3H),3.41−3.37(m,1H),3.13−2.82(m,1H),2.20−2.19(m,1H),1.76−1.74(m,1H),1.47−1.40(m,1H),1.05−1.04(d,J=5Hz,3H)
【0453】
実施例128:1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化135】
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【0454】
前記実施例42において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例42と同様の工程を行って標記化合物8.0mg(収率38.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.91(s,1H),7.58(s,1H),6.87−6.41(m,1H),6.19−6.00(m,1H),5.77−5.40(m,1H),4.69−4.38(m,3H),3.85(s,3H),3.40−3.37(m,1H),3.12−2.83(m,1H),2.20−2.17(m,1H),2.03−2.02(m,1H),1.75−1.73(m,1H),1.50−1.40(m,1H),1.05−1.04(d,J=5Hz,3H)
【0455】
実施例129:(R)−1−(3−((6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化136】
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【0456】
段階1)tert−ブチル(R)−3−((6−クロロ−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0457】
4,6−ジクロロ−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(300.0mg、1.3mmol)をエタノール(3mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(333.4μL、1.9mmol)とtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(383.4mg、1.9mmol)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物403.2mg(収率79.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ4.77−4.59(m,1H),4.30−4.25(m,1H),3.86−3.65(m,2H),3.54−3.51(m,1H),2.59(s,3H),2.05−1.92(m,2H),1.75−1.66(m,2H),1.43−1.22(m,9H)
【0458】
段階2)(R)−6−クロロ−3−(メチルチオ)−N−(ピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミンヒドロクロリドの製造
【0459】
tert−ブチル(R)−3−((6−クロロ−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(403.2mg、1.0mmol)に、メタノールに溶解した6N塩酸溶液(2.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を濃縮した後、分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ4.60−4.57(m,1H),3.64−3.61(m,1H),3.44−3.34(m,1H),3.16−2.97(m,1H),2.62(s,3H),2.20−2.07(m,2H),1.98−1.80(m,2H)
【0460】
段階3)(R)−1−3−((6−クロロ−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3.4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0461】
(R)−6−クロロ−3−(メチルチオ)−N−(ピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミンヒドロクロリド(339.6mg、1.0mmol)をテトラヒドロフラン:蒸溜水=3:1の混合液(4mL)に溶かした後、−20℃で炭酸水素ナトリウム(255.3mg、1.1mmol)を加えた後、30分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(86.4μL、1.1mmol)をゆっくり滴加した後、−20℃で1時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物207.0mg(収率58.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ6.83−6.72(m,1H),6.22−6.12(m,1H),5.78−5.62(m,1H),4.79−4.26(m,1H),4.10−4.02(m,1H),3.80−3.60(m,3H),2.57(d,3H),2.11−1.93(m,2H),1.88−1.72(m,2H)
【0462】
段階4)(R)−1−(3−((6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0463】
(R)−1−(3−((6−クロロ−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(30.0mg、0.09mmol)と1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミン(9.6mg、0.08mmol)を2−ブタノール(2.0mL)に溶かした。この反応物にトリフルオロ酢酸(5.2μL、0.07mmol)を加えた後、120℃で3時間反応した後、溶媒を濃縮した。この反応物をメタノールに溶解した7Nアンモニア溶液を加えて中和させた後、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物16.9mg(収率58.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.00(s,1H),7.54(s,1H),6.86−6.52(m,1H),6.25−6.05(m,1H),5.78−5.50(m,1H),4.36−4.30(m,1H),4.20−4.11(m,1H),3.90−3.74(m,2H),3.65−3.58(m,2H),2.52(s,3H),2.08−2.05(m,1H),1.93−1.85(m,2H),1.70−1.65(m,1H),1.07−1.00(m,4H)
【0464】
実施例130:(R)−1−(3−((6−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化137】
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【0465】
前記実施例129において、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりにイソオキサゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例129と同様の工程を行って標記化合物9.8mg(収率48.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ9.10−9.00(m,1H),8.52−8.45(m,1H),6.90−6.50(m,1H),6.30−6.02(m,1H),5.80−5.50(m,1H),4.40−4.25(m,1H),4.20−3.40(m,4H),2.51(s,3H),2.10−1.98(m,1H),1.97−1.60(m,3H)
【0466】
実施例131:(R)−1−(3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化138】
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【0467】
前記実施例129において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートを、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例129と同様の工程を行って標記化合物6.4mg(収率28.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.98−7.90(m,1H),7.60−7.50(m,1H),6.85−6.57(m,1H),6.22−6.05(m,1H),5.77−5.55(m,1H),4.70−4.40(m,2H),4.20−4.05(m,3H),3.40−2.60(m,5H),2.54(s,3H),2.10−1.85(m,3H),1.70−1.50(m,1H),1.45−1.35(m,3H)
【0468】
実施例132:1−((3R,4R)−3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化139】
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【0469】
前記実施例129において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例129と同様の工程を行って標記化合物10.1mg(収率45.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.15−7.90(m,1H),7.62−7.55(m,1H),6.90−6.38(m,1H),6.20−5.90(m,1H),5.80−5.30(m,1H),4.80−4.35(m,3H),4.20−4.07(m,2H),3.40−3.20(m,1H),3.10−2.70(m,1H),2.54−2.40(m,3H),2.20−2.10(m,1H),1.80−1.70(m,1H),1.50−1.38(m,4H),1.10−0.98(m,3H)
【0470】
実施例133:1−((3R,4R)−3−((6−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化140】
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【0471】
前記実施例129において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例129と同様の工程を行って標記化合物5.2mg(収率21.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.10−8.00(m,1H),7.70−7.62(m,1H),6.90−6.35(m,1H),6.30−5.90(m,2H),5.80−5.30(m,1H),4.75−4.35(m,5H),4.20−3.30(m,1H),3.10−2.80(m,1H),2.50−2.40(m,3H),2.20−2.10(m,1H),1.80−1.40(m,2H),1.10−1.00(m,3H)
【0472】
実施例134:2−(4−((4−(((3R,4R)−1−アクリロイル−4−メチルピペリジン−3−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルの製造
【化141】
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【0473】
前記実施例129において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに2−(4−アミノ−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを使用したことを除いては、前記実施例129と同様の工程を行って標記化合物10.3mg(収率45.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.20−8.10(m,1H),7.72−7.62(m,1H),6.90−6.35(m,1H),6.20−5.90(m,1H),5.80−5.35(m,1H),5.28(s,2H),4.80−4.35(m,3H),4.20−3.30(m,1H),3.13−2.75(m,1H),2.50−2.40(m,3H),2.25−2.18(m,1H),1.80−1.40(m,2H),1.20−1.10(m,3H)
【0474】
実施例135:1−((3R,4R)−3−((6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化142】
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【0475】
前記実施例129において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例129と同様の工程を行って標記化合物5.2mg(収率21.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.10−7.90(m,1H),7.60−7.50(m,1H),6.90−6.35(m,1H),6.20−5.95(m,1H),5.80−5.35(m,1H),4.80−4.10(m,3H),3.60−3.50(m,1H),3.40−2.75(m,2H),2.50−2.40(m,3H),2.25−2.18(m,1H),1.80−1.40(m,2H),1.10−1.00(m,7H)
【0476】
実施例136:3−((3S,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)−3−オキソプロペンニトリルの製造
【化143】
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【0477】
段階1)2,4,5−トリクロロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの製造
【0478】
2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(5.0g、26.6mmol)、及びN−クロロスクシンイミド(5.3g、39.9mmol)をジメチルホルムアミド(50.0mL)に溶かした後、室温で24時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物5.5g(収率93.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.54(s,1H)
【0479】
段階2)tert−ブチル(R)−3−((2,5−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0480】
2,4,5−トリクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(2.2g、9.9mmol)をジメチルホルムアミドに溶かした後、水素化ナトリウム(262.0mg、10.9mmol)を0℃で滴加した。30分間攪拌した後、(2−(クロロメトキシ)エチル)トリメチルシラン(1.7mL、9.89mmol)を滴加し、室温で3時間30分間攪拌した。その後、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。その後、カラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物2.0g(収率58.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.74(s,1H),5.60−5.59(m,2H),3.59−3.58(m,2H),0.91−0.89(m,2H),0.01(m,9H)
【0481】
段階3)(R)−tert−ブチル3−((2,5−ジクロロ−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0482】
tert−ブチル(R)−3−((2,5−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−ピペリジン−1−カルボキシレート(2.0g、5.7mmol)、(R)−tert−ブチル3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(1.4g、3.97mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(1.5mL、5.96mmol)をエタノール(30.0mL)に溶かした後、105℃で7時間攪拌した。その後、カラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物2.2g(収率74.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.24(s,1H),5.48−5.43(m,2H),4.30−4.10(m,1H),3.80−3.50(m,5H),2.08−1.90(m,1H),1.90−1.82(m,1H),1.79−1.70(m,1H),1.69−1.60(m,1H),1.57−1.01(m,10H),0.90−0.81(m,2H),0.01(m,9H)
【0483】
段階4)tert−ブチル(R)−3−((5−クロロ−2−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0484】
(R)−tert−ブチル3−((2,5−ジクロロ−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(200.0mg、0.39mmol)、3−メチルイソチアゾール−5−アミン(39.8mg、0.35mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(18.0mg、0.002mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2,4,6−トリイソプロピルビフェニル(18.5mg、0.39eq)、炭酸カリウム(118.0mg、0.86eq)をt−ブタノールで溶かした後、室温で45分間攪拌した後105℃で24時間攪拌した。その後に、反応液をメタノールで溶かしながらセライトで濾過した後、カラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物120.0mg(収率52.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.00(s,1H),6.56(s,1H),6.52−6.48(m,2H),4.55−4.20(m,1H),4.08−3.85(m,1H),3.70−3.50(m,4H),2.33(s,3H),2.10−2.00(m,2H),1.98−1.55(m,3H),1.50−1.10(m,9H),0.91−0.83(m,2H),0.01(m,9H)
【0485】
段階5)(R)−5−クロロ−N2−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−N4−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミンの製造
【0486】
tert−ブチル(R)−3−((5−クロロ−2−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)−メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(567.0mg、1.76mmol)をジクロロメタンに溶かした後、トリフルオロ酢酸(1.5mL)を滴加して60℃で12時間攪拌した。TLC上で出発物質が無くなることを確認した後、炭酸水素ナトリウムで中和し、エチルアセテートとH
2Oを用いて抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮して標記化合物100.0mg(収率29.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.05−6.92(m,1H),6.60−6.50(m,1H),4.40−4.20(m,1H),3.33−3.25(m,1H),2.98−2.90(m,1H),2.70−2.55(m,1H),2.40−2.30(m,3H),2.10−2.00(m,1H),1.90−1.72(m,2H),1.71−1.54(m,2H)
【0487】
段階6)(R)−1−(3−((5−クロロ−2−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0488】
(R)−5−クロロ−N2−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−N4−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミン(40.0mg、0.11mmol)をテトラヒドロフラン:H
2O=20:3の混合液(3.0mL)に溶かした後、0℃で炭酸水素ナトリウム(27.7mg、0.33eq)を加えた後、15分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(8.9μL、0.11eq)を加えた後、0℃で15分間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物4.2mg(収率9.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ6.88−6.50(m,3H),6.35−6.02(m,1H),5.80−5.45(m,1H),4.60−4.50(m,1H),3.90−3.75(m,2H),3.65−3.50(m,1H),2.3(s,3H),2.20−2.10(m,1H),1.99−1.60(m,4H)
【0489】
実施例138:3−((3S,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)−3−オキソプロペンニトリルの製造
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0490】
段階1)3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの製造
【0491】
4,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(5.0g、26.5mmol)、N−クロロスクシンイミド(5.3g、39.7mmol)をジメチルホルムアミド(50.0mL)に溶かした後、室温で24時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物3.3g(収率56.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ13.07(s,1H),7.94(s,1H)
【0492】
段階2)tert−ブチル(3S,4R)−3−((3,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0493】
3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(350.0mg、1.5mmol)をエタノール(50mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(391.8μL、2.3mmol)とtert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレート(490.9mg、2.3mmol)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物350.0mg(収率57.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ5.10−5.00(m,1H),4.58−4.50(m,1H),3.85−3.80(m,1H),3.26−3.16(m,3H),2.10−1.89(m,2H),1.46(s,9H)
【0494】
段階3)(3S,4R)−3−(3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0495】
tert−ブチル(3S,4R)−3−((3,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレート(150.0mg、0.4mmol)と1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミン(31.6mg、0.3mmol)を2−ブタノール(3.0mL)に溶かした。この反応物にトリフルオロ酢酸(26.2μL、0.3mmol)を加えた後、120℃で5時間反応させた後、溶媒を濃縮した。この反応物をメタノールに溶解した7Nアンモニア溶液を加えて中和させた後、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物49.8mg(収率36.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H)7.56(s,1H),5.10−5.00(m,1H),4.55−4.35(m,1H),4.16−4.09(m,2H),3.90−3.50(m,2H),3.16−2.95(m,1H),2.20−1.85(m,3H),1.46−1.22(m,12H)
【0496】
段階4)3−クロロ−N6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−((3S,4R)−4−フルオロピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6−ジアミンヒドロクロリドの製造
【0497】
(3S,4R)−3−(3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレート(45.0mg、0.09mmol)にメタノールに溶解した6N塩酸溶液(2.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を濃縮した後、分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H)7.56(s,1H),5.10−5.00(m,1H),4.55−4.35(m,1H),4.16−4.09(m,2H),3.90−3.50(m,2H),3.16−2.95(m,1H),2.20−1.85(m,3H),1.46−1.39(m,3H)
【0498】
段階5)−((3S,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)−3−オキソプロペンニトリルの製造
【0499】
2−シアノ酢酸(20.9mg、0.2mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2.0mL)に溶かした後、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェイト(93.5mg、0.3mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(51.6μL、0.6mmol)と3−クロロ−N6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−((3S,4R)−4−フルオロピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6−ジアミンヒドロクロリド(85.3mg、0.2mmol)を加えた。この反応物を室温で24時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物60.0mg(収率65.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.95(s,1H),7.61(s,1H),5.07−5.05(m,1H),4.49−4.37(m,1H),4.17−4.13(m,2H),3.59−3.40(m,2H),3.16−2.94(m,1H),2.80(s,2H),2.25−2.15(m,1H),2.10−1.90(m,2H),1.46−1.43(m,3H)
【0500】
実施例139:(R)−3−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリルの製造
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0501】
前記実施例138において、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例138と同様の工程を行って標記化合物7.9mg(収率35.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.00(s,1H),7.58−7.54(m,1H),4.59(s,1H),4.50−4.00(m,3H),3.64−3.59(m,2H),3.19−3.14(m,2H),2.20−2.01(m,2H),1.91−1.80(m,3H),1.72−7.60(m,3H)
【0502】
実施例140:(R,E)−1−(3−((5−クロロ−2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)ブト−2−エン−1−オンの製造
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0503】
前記実施例138において、4,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを、2−シアノ酢酸の代わりに(E)−ブト−2−エン酸を使用したことを除いては、前記実施例138と同様の工程を行って標記化合物11.6mg(収率45.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.65−7.50(m,2H),6.90−6.80(m,2H),6.78−6.70(m,1H),6.65−6.45(m,1H),6.20−6.10(m,1H),4.40−4.20(m,1H),3.85−3.40(m,3H),3.20−3.05(m,4H),2.70−2.55(m,4H),2.35(s,3H),2.10−1.50(m,8H)
【0504】
実施例141:1−((R)−3−((5−クロロ−2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)−3−シクロプロピルプロプ−2−イン−1−オンの製造
【化147】
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【0505】
前記実施例138において、4,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを、2−シアノ酢酸の代わりに3−シクロプロピルプロピオル酸を使用したことを除いては、前記実施例138と同様の工程を行って標記化合物7.8mg(収率29.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.60−7.50(m,2H),7.00−6.90(m,2H),6.80−6.70(m,1H),4.40−4.20(m,2H),4.10−3.80(m,2H),3.60−3.35(m,1H),3.20−3.10(m,4H),2.70−2.60(m,4H),2.36(s,3H),2.10−1.50(m,4H),1.15−0.40(m,5H)
【0506】
実施例142:1−((R)−3−((5−クロロ−2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)ペント−2−イン−1−オンの製造
【化148】
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【0507】
前記実施例138において、4,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを、2−シアノ酢酸の代わりにペント−2−イン酸を使用したことを除いては、前記実施例138と同様の工程を行って標記化合物7.5mg(収率28.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.60−7.50(m,2H),6.97−6.90(m,2H),6.80−6.70(m,1H),4.40−3.80(m,4H),3.60−3.40(m,1H),3.20−3.10(m,4H),2.70−2.60(m,4H),2.30(s,3H),2.12−1.45(m,6H),1.25−0.80(m,3H)
【0508】
実施例143:1−((R)−3−((5−クロロ−2−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)ブト−2−イン−1−オンの製造
【化149】
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【0509】
前記実施例138において、4,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを、2−シアノ酢酸の代わりにブト−2−イン酸を使用したことを除いては、前記実施例138と同様の工程を行って標記化合物6.2mg(収率24.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.60−7.50(m,2H),7.00−6.90(m,2H),6.78−6.70(m,1H),4.40−3.70(m,4H),3.60−3.40(m,1H),3.20−3.10(m,4H),2.70−2.60(m,4H),2.37(s,3H),2.15−1.55(m,7H)
【0510】
実施例144:(R)−1−(3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化150】
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【0511】
前記実施例30において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物5.3mg(収率24.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.20−8.01(m,1H),7.92(s,1H),7.69−7.60(m,1H),6.86−6.80(m,1H),6.28−6.07(m,1H),5.80−5.51(m,1H),4.27−4.02(m,4H),3.50−3.16(m,1H),2.67−2.15(m,2H),1.97−1.92(m,1H),1.79−1.72(m,1H),1.61−1.60(m,1H),1.31−1.27(m,1H)
【0512】
実施例145:1−((3R,4R)−3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化151】
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【0513】
前記実施例30において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりに1−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物4.9mg(収率21.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.03−7.99(m,2H),7.61−7.60(m,1H),6.85−6.58(m,1H),6.26−6.07(m,1H),5.79−5.54(m,1H),4.25−4.20(m,3H),4.08−4.05(m,2H),3.27−3.17(m,1H),3.06−2.99(m,2H),2.72−2.66(m,4H),2.20−2.15(m,2H),2.03−1.95(m,1H),1.80−1.66(m,2H),1.10(t,6H)
【0514】
実施例146:(R)−1−(3−((6−(イソオキサゾール−4−イルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化152】
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【0515】
前記実施例30において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンの代わりにイソオキサゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例30と同様の工程を行って標記化合物7.1mg(収率39.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ9.07(s,1H),8.51−8.50(m,1H),7.94−7.92(m,1H),6.85−6.55(m,1H),6.27−6.09(m,1H),5.79−5.56(m,1H),4.27−4.04(m,3H),3.48−3.20(m,2H),2.20−2.16(m,2H),1.80−1.61(m,2H)
【0516】
実施例147:(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化153】
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【0517】
段階1)3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの製造
【0518】
4,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(2.5g、13.3mmol)、及びN−クロロスクシンイミド(2.7g、19.9mmol)をジメチルホルムアミド(30.0mL)に溶かした後、室温で24時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物1.6g(収率56.0%)を得た。
【0519】
段階2)3,4,6−トリクロロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの製造
【0520】
3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(1.3g、5.8mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(10.0mL)に溶かした後、水素化ナトリウム(207.1mg、8.6eq)を入れて30分間攪拌した。この反応物に(2−(クロロメトキシ)エチル)トリメチルシラン(840.0μL、5.8mmol)を加えた後、3時間室温で反応させた後、水を加えてエチルアセテートで抽出した。分離された有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物1.6g(収率:81.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ5.69(s,2H),3.66(t,2H),0.92(t,2H),−0.05(s,9H)
【0521】
段階3)tert−ブチル(R)−3−((3,6−ジクロロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0522】
tert−ブチル(R)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(800.0mg、2.26mmol)をテトラヒドロフラン(10.0mL)に溶かした後ice bathを用いて0℃で冷却した後、この反応物に水素化ナトリウム(303.2mg、4.52mmol)を入れて30分間攪拌した。その後、3,4,6−トリクロロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(1.3g、2.0eq)を加えた後、2時間攪拌した後、水を加えてエチルアセテートで抽出した。分離された有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して1.3g(収率:67.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ5.64(s,2H),5.47−5.35(m,1H),4.02−4.00(m,1H),3.77−3.74(m,2H),3.64(t,2H),3.51−3.40(m,1H),3.21(s,1H),2.02−1.98(m,2H),1.61(s,1H),1.44−1.21(m,10H),0.92(t,2H),−0.05(s,9H)
【0523】
段階4)tert−ブチル(R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0524】
tert−ブチル(R)−3−((3,6−ジクロロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(250.0mg、0.48mmol)をtert−ブタノール(3.0mL)に溶かした後、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミン(64.0mg、0.53mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(44.9mg、0.024mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(23.8mg、0.048mmol)、炭酸カリウム(135.4mg、0.96mmol)を加えた後、110℃で12時間反応させた後、水を加えてエチルアセテートで抽出した。分離された有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物182.0mg(収率:62.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.54(s,1H),7.30−7.06(m,1H),5.54(s,1H),5.21(s,1H),4.17−4.12(m,2H),3.98−3.68(m2H),3.64(t,2H),3.46−3.45(m,1H),3.21−3.20(m,1H),2.12−1.96(m,3H),1.60−1.22(m,13H),0.92(t,2H),−0.05(s,9H)
【0525】
段階5)tert−ブチル(R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0526】
tert−ブチル(R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(182.0mg、0.30mmol)をテトラヒドロフラン(2.0mL)に溶かした後、テトラブチルアンモニウムフルオリド(2.0mL、過量)を入れた後20時間攪拌した。その後、水を加えてエチルアセテートで抽出した。分離された有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して126.0mg(収率:87.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.56(s,1H),7.29−7.05(m,1H),5.19(s,1H),3.95−3.65(m2H),3.64(t,2H),3.46−3.45(m,1H),3.23−3.20(m,1H),2.10−1.94(m,3H),1.59−1.20(m,13H)
【0527】
段階6)(R)−3−クロロ−N−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(ピペリジン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−アミンヒドロクロリドの製造
【0528】
tert−ブチル(R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(126.0mg、0.27mmol)を1,4−ジオキサン(0.5mL)に溶かした後、ジオキサンに溶解した4N HCl(3.0mL、過量)を加えた。その後、室温で2時間攪拌した。この反応物を濃縮した後標記化合物98.1mg(収率100%)を得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.58(s,1H),7.25−7.06(m,1H),5.24(s,1H),3.94−3.64(m,5H),3.50−3.45(m,1H),3.25−3.20(m,1H),2.12−1.96(m,3H),1.60−1.22(m,4H)
【0529】
段階7)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0530】
(R)−3−クロロ−N−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(ピペリジン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−アミンヒドロクロリド(30.0mg、0.07mmol)をTHF:H
2O=3:1(1.0/0.3mL)に溶かした後、−20℃で炭酸水素ナトリウム(20.7mg、0.22mmol)を加えた後、30分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(8.0μL、0.8mmol)を加えた後、−20℃で1時間攪拌した後、水を加えてエチルアセテートで抽出した。分離された有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物4.9mg(収率:15.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.05(s,1H),7.62(s,1H),6.85−6.55(m,1H),6.17−6.04(m,1H),6.01−5.72(m,1H),5.61−5.44(m,2H),4.30−4.28(m,1H),4.17−4.13(m,2H),3.75−3.68(m,2H),2.09−2.01(m,3H),1.67−1.65(m,1H),1.47−1.44(m,3H)
【0531】
実施例148:(R)−4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)オキシ)−2−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルの製造
【化154】
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【0532】
前記実施例147において、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルを使用したことを除いては、前記実施例147と同様の工程を行って標記化合物7.8mg(収率37.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.02−8.01(m,1H),7.58−7.55(m,1H),6.80−6.40(m,1H),6.13−5.92(m,1H),5.72−5.36(m,2H),4.70−4.10(m,2H),3.73−3.57(m,3H),2.13−2.07(m,3H),1.66−1.65(m,1H),1.09−1.01(m,4H)
【0533】
実施例149:(R)−4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)オキシ)−2−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルの製造
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0534】
前記実施例147において、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを、段階2において、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルを使用したことを除いては、前記実施例147と同様の工程を行って標記化合物9.0mg(収率40.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.06(s,1H),7.67−7.58(m,2H),6.80−6.39(m,1H),6.14−6.11(m,1H),5.94−5.40(m,1H),5.37−5.35(m,1H),4.53−4.47(m,2H),4.23−4.17(m,1H),3.78−3.55(m,2H),3.30−3.23(m,2H),2.11−2.00(m,3H),1.65−1.64(m,1H)
【0535】
実施例150:(R)−4−((1−アクリロイルピペリジン−3−イル)オキシ)−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルの製造
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0536】
前記実施例147において、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルを使用したことを除いては、前記実施例147と同様の工程を行って標記化合物4.3mg(収率21.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.98(s,1H),7.60−7.57(m,2H),6.81−6.41(m,1H),6.13−5.92(m,1H),5.72−5.39(m,2H),4.25−4.09(m,4H),3.85−3.55(m,3H),2.20−2.00(m,3H),1.66−1.65(m,1H),1.46−1.44(m,3H)
【0537】
実施例151:(R)−1−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化157】
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【0538】
前記実施例147の3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを使用したことを除いては、前記実施例147と同様の工程を行って標記化合物5.9mg(収率30.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.98−7.96(m,1H),7.57−7.55(m,1H),6.84−6.50(m,2H),6.25−6.05(m,2H),5.70−5.47(m,2H),4.16−4.12(m,4H),3.77−3.59(m,2H),2.03−1.92(m,3H),1.66−1.64(m,1H),1.47−1.44(m,3H)
【0539】
実施例152:(R)−1−(3−((2−((4−モルホリノフェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化158】
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【0540】
前記実施例147の1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに4−モルホリノアニリン、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを使用したことを除いては、前記実施例147と同様の工程を行って標記化合物7.2mg(収率32.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.57−7.55(m,2H),6.93−6.91(m,2H),6.84−6.83(m,1H),6.26−6.03(m,2H),6.00−5.75(m,1H),5.61−5.44(m,1H),5.35−5.34(m,1H),4.08−4.05(m,2H),3.83−3.81(m,4H),3.75−3.72(m,2H),3.05−3.04(m,4H),2.07−1.94(m,3H),1.70−1.60(m,1H)
【0541】
実施例153:(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化159】
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【0542】
前記実施例147の1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例147と同様の工程を行って標記化合物7.5mg(収率35.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.01(s,1H),7.58−7.57(m,1H),7.80−7.50(m,1H),6.17−6.01(m,2H),5.74−5.58(m,1H),4.32−4.29(m,2H),3.69−3.58(m,3H),2.07−1.99(m,3H),1.66−1.64(m,1H),1.09−1.00(m,4H)
【0543】
実施例154:(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリルの製造
【化160】
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【0544】
段階1)(R)−3−クロロ−N−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(ピペリジン3−イルオキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−アミンヒドロクロリドの製造
【0545】
前記実施例147の1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例147の1〜6段階の同様の工程を行って、標記化合物102.5mg(収率45.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.25(s,1H),7.88(s,1H),5.61(s,1H),3.73−3.71(m,2H),3.68−3.58(m,1H),3.52−3.49(m,2H),3.24−3.18(m,1H),2.26−2.19(m,1H),1.96−1.93(m,1H),1.19−1.13(m,4H)
【0546】
段階2)(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0547】
(R)−3−クロロ−N−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(ピペリジン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−アミンヒドロクロリド(85.3mg、0.24mmol)、2−シアノ酢酸(20.0mg、0.24mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2.0mL)に溶かした後、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェイト(112.2mg、0.36mmol)を加えた。この反応物を室温で24時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物72.0mg(収率65.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.21(s,1H),7.84(s,1H),5.60(s,1H),3.73−3.71(m,2H),3.68−3.58(m,1H),3.51−3.48(m,2H),3.31(s,2H),3.23−3.15(m,1H),2.24−2.18(m,1H),1.94−1.90(m,1H),1.15−1.10(m4H)
【0548】
段階3)(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリルの製造
【0549】
(R)−1−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(50.0mg、0.12mmol)をメタノールに溶かした後、ピペリジン(23.0μL、0.23mmol)とシクロプロパンカルバルデヒド(13.2μL、0.18mmol)を入れた。室温で5時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物9.6mg(収率33.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.07(s,1H),7.60(s,1H),6.27−6.24(m,1H),5.48(s,1H),4.57(s,2H),3.61−3.51(m,2H),2.12−2.01(m,3H),1.76−1.70(m,3H),1.13−1.03(m,6H),0.99−0.89(m,3H)
【0550】
実施例155:(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリルの製造
【化161】
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【0551】
前記実施例154の1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例154と同様の工程を行って標記化合物11.2mg(収率46.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.03(s,1H),7.62(s,1H),6.27−6.25(m,1H),5.49(s,1H),4.63−4.41(m,2H),3.65−3.45(m,2H),2.13−2.03(m,4H),1.69−1.59(m,3H),1.32(s,3H),1.13−0.89(m,4H)
【0552】
実施例156:(R,E)−4−((1−(2−シアノ−4−メチルペント−2−エノイル)ピペリジン−3−イル)オキシ)−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルの製造
【化162】
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【0553】
前記実施例154の(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリルの代わりに(R)−4−((1−2−シアノアセチル)ピペリジン3−イル)オキシ)−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルを、シクロプロパンカルバルデヒドの代わりにイソブチルアルデヒドを使用したことを除いては、前記実施例154と同様の工程を行って標記化合物4.5mg(収率15.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H),7.62−7.61(m,2H),6.92−6.52(m,1H),5.51(s,1H),4.50−3.90(m,4H),3.63−3.54(m,1H),3.02−2.81(m1H),2.55−2.03(m,4H),1.72−1.71(m,1H),1.45(t,3H),1.16−1.15(m,3H),0.89−0.88(m,3H)
【0554】
実施例157:(R,E)−4−((1−(2−シアノ−3−シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン−3−イル)オキシ)−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルの製造
【化163】
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【0555】
前記実施例154の((R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリルの代わりに(R)−4−((1−(2−シアノアセチル)ピペリジン−3−イル)オキシ)−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリルを使用したことを除いては、前記実施例154と同様の工程を行って標記化合物5.3mg(収率16.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.98(s,1H),7.60−7.59(m,2H),6.69−6.22(m,1H),5.49−5.45(m,1H),4.56−4.44(m,1H),4.37−4.00(m,3H),3.51−3.00(m,2H),2.15−2.13(m,3H),1.33−1.32(m,1H),1.50−1.54(m,3H),1.01−0.89(m,5H)
【0556】
実施例158:(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリルの製造
【化164】
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【0557】
前記実施例154のシクロプロパンカルバルデヒドの代わりにイソブチルアルデヒドを使用したことを除いては、前記実施例154と同様の工程を行って標記化合物11.8mg(収率47.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.07(s,1H),7.58−7.57(m,1H),6.80−6.60(m,1H),5.54(s,1H),4.38−3.90(m,2H),3.61−3.45(m,3H),3.02−2.60(m,1H),2.13−2.03(m,3H),1.73−1.72(m,1H),1.15−1.13(m,4H),1.07−1.04(m,6H)
【0558】
実施例159:1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化165】
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【0559】
段階1)3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの製造
【0560】
4,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(1.0g、5.3mmol)、N−クロロスクシンイミド(1.0g、7.9mmol)をジメチルホルムアミド(15.0mL)に溶かした後常温で8時間攪拌した後、結晶が生成する時まで精製水を加えた後10分間攪拌した。その後、多量の結晶が見える時まで精製水を加えた後精製水で洗浄しながら濾過した。濾過した固体を過量のエチルアセテートとジクロロメタンで溶かした後、硫酸ナトリウムで処理し、エチルアセテートで洗浄しながら濾過した後、有機層を減圧濃縮して標記化合物1.1g(収率93.4%)を得た。
【0561】
段階2)N−((3R,4R)−1−ベンジル−4−メチルピペリジン−3−イル)−3,6−ジクロロ−N−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミンの製造
【0562】
(3R,4R)−1−ベンジル−N,4−ジメチルピペリジン−3−アミンジヒドロクロリド(195.5mg、0.6mmol)をエタノール(5.0ml)に溶かした後、ジイソプロピルエチルアミン(350.8μL、2.0mmol)を滴加して常温で10分間攪拌した。3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(50.0mg、0.4mmol)を入れて温度を100℃に上げて2時間さらに攪拌した。その後、溶液を減圧濾過させ、得られた残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物45.1mg(収率24.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.32−7.21(m,5H),5.11−5.07(m,1H),3.69(s,3H),3.52−3.48(m,2H),2.98−2.70(m,2H),2.62−2.59(m,1H),2.25−2.14(m,2H),1.73−1.72(m,2H),0.95−0.94(d,J=5Hz,3H)
【0563】
段階3)N4−((3R,4R)−1−ベンジル−4−メチルピペリジン−3−イル)−3−クロロ−N6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6−ジアミンの製造
【0564】
N−((3R,4R)−1−ベンジル−4−メチルピペリジン−3−イル)−3,6−ジクロロ−N−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(54.5mg、0.1mmol)と1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミン(11.5mg、0.1mmol)を2−ブタノール(2.0mL)に溶かした。この反応物にトリフルオロ酢酸(9.5μL、0.1mmol)を加えて190℃で15時間反応した後、反応物を濃縮した。この反応物をメタノールに溶解した7Nアンモニア溶液を加えて中和させた後、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して化合物10.4mg(収率16.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.91(s,1H),7.57(s,1H),7.35−7.21(m,5H),5.04−5.01(m,1H),4.16−4.11(m,2H),3.63(s,3H),3.54−3.50(m,2H),3.01−2.77(m,2H),2.68−2.59(m,1H),2.28−2.12(m,2H),1.76−1.74(m,2H),1.47−1.42(m,3H),0.95−0.94(d,J=5Hz,3H)
【0565】
段階4)3−クロロ−N6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−N4−((3R,4R)−4−メチルピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6−ジアミンの製造
【0566】
N4−((3R,4R)−1−ベンジル−4−メチルピペリジン−3−イル)−3−クロロ−N6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6−ジアミン(10.4mg、0.02mmol)をメタノール(1.0mL)に溶かした後、Pd/C(3.0mg)を入れてH
2gasを加えた。反応物を常温で3時間攪拌した後にセライトで濾過した後、濾液を濃縮して標記化合物9.0mg(収率100%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.91(s,1H),7.57(s,1H),5.04−5.01(m,1H),4.49−4.41(m,2H),3.54(s,3H),3.12−2.72(m,2H),2.68−2.59(m,1H),2.20−2.01(m,2H),1.60−1.58(m,2H),1.48−1.43(m,3H),0.90−0.89(d,J=5Hz,3H)
【0567】
段階5)1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0568】
3−クロロ−N6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−メチル−N4−((3R,4R)−4−メチルピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6−ジアミン(9.0mg、0.02mmol)をテトラヒドロフラン:H
2O=3:1の混合液(1.0mL)に溶かした後、0℃で炭酸水素ナトリウム(5.8mg、0.07mmol)を加えた後、10分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(1.9μL、0.02mmol)を加えた後、0℃で10分間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物4.7mg(収率45.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.91(s,1H),7.57(s,1H),6.88−6.78(m,1H),6.24−6.20(m,1H),5.78−5.71(m,1H),4.99−4.92(m,1H),4.24−4.21(m,1H),4.16−4.11(m,2H),3.92−3.87(m,1H),3.60−3.56(m,1H),3.37(s,3H),2.44−2.42(m,1H),2.20−2.19(m,1H),1.81−1.78(m,2H),1.46−1.44(m,3H),1.07−1.06(d,J=5Hz,3H)
【0569】
実施例160:(E)−2−((3S,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリルの製造
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0570】
段階1)3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの製造
【0571】
4,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(10.0g、53.0mmol)、N−クロロスクシンイミド(10.6g、79.4mmol)をジメチルホルムアミド(100.0mL)に溶かした後、室温で24時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物6.6g(収率56.0%)を得た。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ13.07(s,1H),7.94(s,1H)
【0572】
段階2)tert−ブチル(3S,4R)−3−((3,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0573】
3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(700.0mg、3.0mmol)をエタノール(100mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(783.6μL、4.6mmol)とtert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレート(981.8mg、4.6mmol)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物700.0mg(収率57.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ5.10−5.00(m,1H),4.58−4.50(m,1H),3.85−3.80(m,1H),3.26−3.16(m,3H),2.10−1.89(m,2H),1.46(s,9H)
【0574】
段階3)(3S,4R)−3−(3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0575】
tert−ブチル(3S,4R)−3−((3,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレート(300.0mg、0.8mmol)と1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミン(63.2mg、0.6mmol)を2−ブタノール(6.0mL)に溶かした。この反応物にトリフルオロ酢酸(52.4μL、0.6mmol)を加えた後、120℃で5時間反応させた後、溶媒を濃縮した。この反応物をメタノールに溶解した7Nアンモニア溶液を加えて中和させた後、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物99.6mg(収率36.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H)7.56(s,1H),5.10−5.00(m,1H),4.55−4.35(m,1H),4.16−4.09(m,2H),3.90−3.50(m,2H),3.16−2.95(m,1H),2.20−1.85(m,3H),1.46−1.22(m,12H)
【0576】
段階4)3−クロロ−N6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−((3S,4R)−4−フルオロピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6−ジアミンヒドロクロリドの製造
【0577】
(3S,4R)−3−(3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレート(90.0mg、0.18mmol)にメタノールに溶解した6N塩酸溶液4.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を濃縮した後、分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H)7.56(s,1H),5.10−5.00(m,1H),4.55−4.35(m,1H),4.16−4.09(m,2H),3.90−3.50(m,2H),3.16−2.95(m,1H),2.20−1.85(m,3H),1.46−1.39(m,3H)
【0578】
段階5)3−((3S,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)−3−オキソプロペンニトリルの製造
【0579】
2−シアノ酢酸(41.8mg、0.4mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(4.0mL)に溶かした後、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェイト(187.0mg、0.6mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(103.2μL、1.2mmol)と3−クロロ−N6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N4−((3S,4R)−4−フルオロピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6−ジアミンヒドロクロリド(170.6mg、0.4mmol)を加えた。この反応物を室温で24時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物120.0mg(収率65.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.95(s,1H),7.61(s,1H),5.07−5.05(m,1H),4.49−4.37(m,1H),4.17−4.13(m,2H),3.59−3.40(m,2H),3.16−2.94(m,1H),2.80(s,2H),2.25−2.15(m,1H),2.10−1.90(m,2H),1.46−1.43(m,3H)
【0580】
段階6)(E)−2−((3S,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリルの製造
【0581】
3−((3S,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)−3−オキソプロペンニトリル(25.0mg、0.06mmol)をメタノールに溶かした後、ピペリジン(11.1μL、0.08mmol)とイソブチルアルデヒド(67.7mg、0.08mmol)を入れる。室温で5時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。TLC上の上の残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物4.8mg(収率17.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.98(s,1H),7.56(s,1H),6.71(d,1H),5.18−5.09(m,1H),4.82−4.60(m,1H),4.35−4.25(m,1H)4.16−4.12(m,2H),4.08−3.80(m,1H),3.70−3.50(m,1H),3.22−3.20(m,1H),2.85−2.65(m,1H),2.30−2.00(m,1H),1.89−1.74(m,1H),1.58−1.54(m,3H),1.19−1.13(m,6H)
【0582】
実施例161:(E)−2−((3S,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリルの製造
【化167】
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【0583】
前記実施例160において、イソブチルアルデヒドの代わりにシクロプロパンカルバルデヒドを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物3.6mg(収率12.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.01(s,1H),7.60(s,1H),6.70−6.55(m,1H),4.65−4.58(m,1H),4.16−4.11(m,2H),3.94−3.90(m,1H),3.51−3.44(m,1H),2.22−2.00(m,2H),1.89−1.58(m,2H),1.46−1.43(m,3H).1.28−1.18(m,1H),0.98−0.90(m,4H)
【0584】
実施例162:(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリルの製造
【化168】
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【0585】
前記実施例160において、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物7.0mg(収率28.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.96(s,1H),7.54(s,1H),6.96−6.65(m,1H),3.64−3.60(m,2H),3.59−3.48(m,1H),2.20(s,1H),1.92(s,1H),1.91−1.88(m,2H),1.71−1.69(m,2H),1.606−1.59(m,2H),1.65−1.05(m,6H),0.92−0.89(m,4H)
【0586】
実施例163:(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−4,4−ジメチルペント−2−エンニトリルの製造
【化169】
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【0587】
前記実施例160のtert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを、イソブチルアルデヒドの代わりにピバルアルデヒドを、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物9.7mg(収率38.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.98(s,1H),7.56(s,1H),6.92−6.62(m,1H),4.38(s,1H),3.61−3.55(m,2H),2.15(s,1H),2.19−1.99(m,2H),1.98−1.94(m,1H),1.89−1.82(m,2H),1.76−1.68(m,1H),1.39−1.31(m,9H),1.09−0.99(m,4H)
【0588】
実施例164:(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリルの製造
【化170】
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【0589】
前記実施例160において、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを、イソブチルアルデヒドの代わりにシクロプロパンカルバルデヒドを、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物11.6mg(収率47.2%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.99(s,1H),7.55(s,1H),6.65−6.34(m,1H),4.57(s,1H),4.35(s,1H),2.07(s,1H),2.06−1.99(m,1H),1.92−1.88(m,2H),1.85−1.83(m,1H),1.76(s,1H),1.52−1.48(m,2H),1.20−1.15(m,2H),1.08−1.03(m,4H),0.99−0.87(m,4H)
【0590】
実施例165:(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロペンチルアクリロニトリルの製造
【化171】
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【0591】
前記実施例160において、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを、イソブチルアルデヒドの代わりにシクロペンタンカルバルデヒドを、1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物8.7mg(収率33.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.00(s,1H),7.55(s,1H),7.00−6.65(m,1H),4.39(s,1H),3.62−3.57(m,5H),2.19−1.88(m,5H),1.74−1.28(m,8H),0.91−0.88(m,5H)
【0592】
実施例166:(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリルの製造
【化172】
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【0593】
前記実施例160において、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを、イソブチルアルデヒドの代わりにシクロプロパンカルバルデヒドを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物8.9mg(収率36.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H),7.58(s,1H),6.60−6.30(m,1H),4.36−4.35(m,1H),4.14−4.13(m,2H),3.79−3.47(m,3H),2.13−2.02(m,2H),1.95−1.89(m,2H),1.73−1.72(m,2H),1.48−1.40(m,3H),1.20−0.80(m,4H)
【0594】
実施例167:(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリルの製造
【化173】
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【0595】
前記実施例160において、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートを、イソブチルアルデヒドの代わりにシクロプロパンカルバルデヒドを使用したことを除いては、前記実施例160同様の工程を行って標記化合物6.1mg(収率24.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.94(s,1H),7.58(s,1H),6.50(s,1H),4.61−4.55(m,2H),4.14−3.98(m,3H),3.30−3.26(m,3H),2.19−2.03(m,5H),1.71−1.60(m,2H),1.45(t,3H),0.89−0.88(m,4H)
【0596】
実施例168:(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリルの製造
【化174】
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【0597】
前記実施例160において、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物4.9mg(収率19.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.95(s,1H),7.63−7.59(m,1H),6.90−6.60(m,1H),4.58−4.56(m,2H),4.15−4.12(m,2H),3.34(s,3H),3.23−3.20(m,1H),2.05−2.01(m,3H),1.97−1.94(m,1H),1.85−1.60(m,2H),1.45(t,3H),1.14−1.00(m,6H)
【0598】
実施例169:(E)−2−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリルの製造
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0599】
前記実施例160において、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート、イソブチルアルデヒドの代わりにシクロプロパンカルバルデヒドを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物11.1mg(収率44.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.96(s,1H),7.60(s,1H),6.30−6.24(m,1H),4.64−4.63(m,1H),4.32−4.31(m,1H),4.15−4.13(m,2H),3.33−3.32(m,1H),2.98−2.96(m,1H),2.22−2.02(m,3H),1.90−1.57(m,4H),1.45(t,3H),1.08−1.00(m,6H)
【0600】
実施例170:(E)−2−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリルの製造
【化176】
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【0601】
前記実施例160において、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物10.7mg(収率43.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H),7.60−7.58(m,1H),6.70−6.40(m,1H),4.44−4.40(m,2H),4.15−4.13(m,2H),3.46−3.37(m,1H),3.09−3.08(m,1H),2.56−2.55(m,1H),2.23−2.20(m,1H),2.19−2.17(m,1H),1.89−1.80(m,1H),1.70−1.51(m,2H),1.45−1.40(m,3H),1.08−1.01(m,5H),0.91−0.88(m,3H)
【0602】
実施例171:(R,E)−3−シクロプロピル−2−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)アクリロニトリルの製造
【化177】
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【0603】
前記実施例160において、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを、イソブチルアルデヒドの代わりにシクロプロパンカルバルデヒドを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物8.9mg(収率40.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.91(s,1H),7.54(s,1H),6.74(d,J=3.5Hz,1H),6.57−6.14(m,2H),4.27−4.24(m,1H),4.14−4.11(m,2H),4.05−3.59(m,3H),2.15−2.10(m,1H),2.03−1.98(m,2H),1.82−1.59(m,4H),1.45−1.42(m,3H),1.51−1.32(m,1H),0.66−0.24(m,2H)
【0604】
実施例172:(R,E)−2−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリルの製造
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0605】
前記実施例160において、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物4.3mg(収率19.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.90(s,1H),7.53(s,1H),6.86−6.53(m,2H),6.41(d,J=3.5Hz,1H),4.69−4.64(m,1H),4.32−4.23(m,1H),4.15−4.11(m,2H),3.96−3.52(m,3H),2.14−2.11(m,1H),2.04−1.95(m,2H),1.86−1.58(m,3H),1.46−1.42(m,3H),1.18−1.13(m,2H),1.11−1.00(m,2H),0.74−0.72(m,1H)
【0606】
実施例173:(R,E)−3−シクロプロピル−2−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボニル)アクリロニトリルの製造
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0607】
前記実施例160において、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、イソブチルアルデヒドの代わりにシクロプロパンカルバルデヒドを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物10.8mg(収率46.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H),7.61(s,1H),6.92(d,J=3.5Hz,1H),6.54−6.02(m,2H),4.31−4.29(m,1H),4.15−4.12(m,2H),4.05−3.47(m,3H),2.25−2.18(m,1H),2.03−1.57(m,5H),1.46−1.43(m,3H),1.16−1.01(m,2H),0.84−0.12(m,2H)
【0608】
実施例174:(R,E)−2−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリルの製造
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0609】
前記実施例160において、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物10.8mg(収率46.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H),6.12(s,1H),7.00−6.90(m,1H),6.60−6.10(m,2H),4.40−4.20(m,1H),4.18−4.10(m,2H),3.90−3.70(m,2H),3.50−3.32(m,1H),2.30−2.15(m,1H),2.10−1.80(m,3H),1.79−1.50(m,2H),1.50−1.40(m,3H),1.20−0.90(m,2H),0.85−0.10(m,2H)
【0610】
実施例175:(R,E)−3−シクロプロピル−2−(3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)アクリロニトリルの製造
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0611】
前記実施例160において、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに4,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを、イソブチルアルデヒドの代わりにシクロプロパンカルバルデヒドを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物7.3mg(収率32.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H),7.92(s,1H),7.57(s,1H),6.57−6.10(m,1H),4.27−4.24(m,1H),4.15−4.12(m,2H),4.02−3.44(m,3H),2.15−2.11(m,1H),2.04−1.97(m,2H),1.84−1.57(m,4H),1.46−1.43(m,3H),1.18−1.14(m,1H),0.74−0.28(m,2H)
【0612】
実施例176:(R,E)−3−シクロプロピル−2−(3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボニル)アクリロニトリルの製造
【化182】
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【0613】
前記実施例160において、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに4,6−ジクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、イソブチルアルデヒドの代わりにシクロプロパンカルバルデヒドを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物11.1mg(収率47.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.10−7.60(m,3H),6.40−6.00(m,1H),4.40−4.25(m,2H),4.20−4.10(m,2H),4.05−3.30(m,3H),2.30−2.20(m,1H),2.05−1.50(m,4H),1.49−1.40(m,3H),0.80−0.10(m,4H)
【0614】
実施例177:(R,E)−2−(3−((5−クロロ−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリルの製造
【化183】
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【0615】
前記実施例160において、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを、イソブチルアルデヒドの代わりにシクロプロパンカルバルデヒドを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物8.5mg(収率35.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.95−7.88(m,1H),7.60−7.50(m,1H),6.80−6.70(m,1H),6.50−6.00(m,1H),4.40−4.30(m,1H),4.35−4.00(m,3H),4.00−3.40(m,2H),2.15−1.50(m,6H),1.50−1.40(m,3H),1.20−0.95(m,2H),0.80−0.10(m,2H)
【0616】
実施例178:(R,E)−2−(3−((5−クロロ−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリルの製造
【化184】
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【0617】
前記実施例160において、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物4.5mg(収率18.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.95−7.88(m,1H),7.60−7.50(m,1H),6.90−6.50(m,2H),4.40−4.30(m,1H),4.25−4.00(m,2H),3.98−3.40(m,3H),2.70−2.50(m,1H),2.15−1.50(m,5H),1.48−1.40(m,3H),1.20−0.55(m,6H)
【0618】
実施例179:(R,E)−2−(3−((5−クロロ−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリルの製造
【化185】
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【0619】
前記実施例160において、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、イソブチルアルデヒドの代わりにシクロプロパンカルバルデヒドを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物6.4mg(収率25.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H),7.61(s,1H),6.93−6.88(m,1H),6.45−5.98(m,1H),4.40−4.30(m,1H),4.20−4.10(m,2H),4.04−3.60(m,3H),2.30−2.17(m,1H),2.05−1.50(m,5H),1.49−1.40(m,3H),1.20−0.93(m,2H),0.75−0.20(m,2H)
【0620】
実施例180:(R,E)−2−(3−((5−クロロ−2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルペント−2−エンニトリルの製造
【化186】
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【0621】
前記実施例160において、3,4,6−トリクロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物10.4mg(収率41.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H),7.61(s,1H),6.93−6.89(m,1H),6.70−6.48(m,1H),4.50−4.38(m,1H),4.20−4.10(m,2H),4.04−3.85(m,2H),3.50−3.35(m,1H),2.30−2.20(m,1H),2.08−1.70(m,5H),1.62−1.50(m,1H),1.49−1.40(m,3H),1.25−0.98(m,3H),0.75−0.55(m,2H)
【0622】
実施例181:(R,E)−2−(3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボニル)−3−シクロプロピルアクリロニトリルの製造
【化187】
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【0623】
前記実施例160において、tert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(R)−3−メルカプトピペリジン−1−カルボキシレートを、イソブチルアルデヒドの代わりにシクロプロパンカルバルデヒドを使用したことを除いては、前記実施例160と同様の工程を行って標記化合物7.6mg(収率30.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.05(s,1H),7.65(s,1H),6.55−6.20(m,1H),4.45−4.25(m,2H),4.20−4.10(m,2H),4.04−3.65(m,2H),2.30−2.20(m,1H),2.08−1.55(m,8H),1.20−0.90(m,2H),0.80−0.20(m,2H)
【0624】
実施例182:(R,E)−3−シクロプロピル−2−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)アクリロニトリルの製造
【化188】
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【0625】
段階1)(R)−3−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリルの製造
【0626】
2−シアノ酢酸(83.6mg、0.8mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(8.0mL)に溶かした後、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェイト(374.0mg、1.2mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(206.4μL、2.4mmol)と前記実施例82の(R)−N2−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−フルオロ−N4−(ピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミンヒドロクロリド(341.2mg、0.8mmol)(段階5)を加えた。この反応物を室温で24時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物240.0mg(収率64.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97−7.45(m,3H),4.30−4.20(m,1H),4.18−4.10(m,2H),3.90−3.79(m,2H),3.70−3.60(m,3H),2.18−1.75(m,4H),1.73−1.50(m,2H),1.45−1.38(m,2H)
【0627】
段階2)(R,E)−3−シクロプロピル−2−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボニル)アクリロニトリルの製造
【0628】
(R)−3−(3−((2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリル(50.0mg、0.12mmol)をメタノールに溶かした後、ピペリジン(22.2μL、0.16mmol)とシクロプロパンカルバルデヒド(135.4mg、0.16mmol)を入れる。室温で5時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。TLC上の上の残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物9.6mg(収率17.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97−7.45(m,3H),6.55−6.25(m,1H),4.30−4.20(m,1H),4.18−4.10(m,2H),3.90−3.79(m,2H),3.70−3.60(m,1H),2.18−1.75(m,4H),1.73−1.50(m,2H),1.45−1.38(m,3H),1.20−1.00(m,4H)
【0629】
実施例183:2−クロロ−1−((3R,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルピペリジン−1−イル)エタン−1−オンの製造
【化189】
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【0630】
前記実施例138において、(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtertブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレートを、2−シアノ酢酸の代わりに2−クロロ酢酸を使用したことを除いては、前記実施例138と同様の工程を行って標記化合物4.7mg(収率15.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.00(s,1H),7.59(s,1H),4.79−4.39(m,3H),4.23−4.12(m,3H),4.03−3.98(m,2H),3.16−2.92(m,1H),2.25−2.15(m,1H),1.89−1.77(m,1H),1.62−1.60(m,1H),1.46−1.44(m,3H),1.07−1.04(m,3H)
【0631】
実施例184:(R)−1−(3−((6−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化190】
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【0632】
段階1)tert−ブチル(R)−3−((6−クロロ−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0633】
4,6−ジクロロ−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(300.0mg、1.5mmol)をエタノール(10mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(695.0μL、2.2mmol)とtert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(355.0mg、1.8mmol)を入れた。反応物を110℃で12時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物414.5mg(収率76.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ4.59−4.50(m,1H),4.30−4.24(m,1H),3.93−3.89(m,1H),3.72−3.67(m,1H),3.19−3.17(m,1H),2.59(s,3H),2.10−2.00(m,1H),1.88−1.77(m,2H),1.63−1.30(m,10H)
【0634】
段階2)(R)−6−クロロ−3−メチル−N−(ピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミンヒドロクロリドの製造
【0635】
tert−ブチル(R)−3−((6−クロロ−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(414.5mg、1.1mmol)に、メタノールに溶解した6N塩酸溶液(2.0mL、過量)を入れた。室温で30分間攪拌した後、この反応物を濃縮した後、分離せず次の反応を行った。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ4.71−4.65(m,2H),3.61−3.59(m,1H),3.40−3.34(m,1H),3.07−2.97(m,2H),2.69−2.66(m,2H),2.17−2.09(m,2H),1.98−1.87(m,2H)
【0636】
段階3)(R)−1−(3−((6−クロロ−3−メチル−7H−ピラゾロ[3.4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0637】
(R)−6−クロロ−3−メチル−N−(ピペリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミンヒドロクロリド(421.0mg、1.4mmol)をテトラヒドロフラン:蒸溜水=3:1の混合液4mL)に溶かした後、−20℃で炭酸水素ナトリウム(349.9mg、4.2mmol)を加えた後、30分間攪拌した。この反応物にアクリロイルクロリド(131.4μL、1.5mmol)をゆっくり滴加した後、−20℃で1時間攪拌した後、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで処理して濾過した後減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物265.4mg(収率56.4%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ6.91−6.79(m,1H),6.25−6.17(m,1H),5.79−5.70(m,1H),4.37−4.30(m,2H),4.18−4.15(m,1H),3.54−3.48(m,1H),3.20−2.96(m,1H),2.58(s,3H),2.15−2.13(m,1H),2.10−1.82(m,2H),1.70−1.65(m,1H)
【0638】
段階4)(R)−1−(3−((6−((2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【0639】
(R)−1−(3−((6−クロロ−3−メチル−7H−ピラゾロ[3.4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン(30.0mg、0.09mmol)と1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミン(10.6mg、0.07mmol)を2−ブタノール(2.0mL)に溶かした。この反応物にトリフルオロ酢酸(6.6μL、0.09mmol)を加えた後、120℃で3時間反応した後、溶媒を濃縮した。この反応物をメタノールに溶解した7Nアンモニア溶液を加えて中和させた後、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して標記化合物16.7mg(収率55.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.05(d,1H),7.61(d,1H),6.87−6.53(m,1H),6.28−6.11(m,2H),6.08−5.54(m,1H),4.58−4.32(m,4H),4.05−3.95(m,2H),3.50−3.12(m,1H),2.5(s,3H),2.15−2.11(m,1H),1.95−1.86(m,2H),1.65−1.63(m,1H)
【0640】
実施例185:(R)−1−(3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化191】
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【0641】
前記実施例184において、1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例184と同様の工程を行って標記化合物21.9mg(収率79.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.95(d,1H),7.54(d,1H),6.87−6.55(m,1H),6.28−6.08(m,1H),5.81−5.54(m,1H),4.51−3.92(m,5H),3.50−3.18(m,2H),2.49(s,3H),2.20−2.10(m,1H),1.96−1.89(m,2H),1.64−1.62(m,1H)
【0642】
実施例186:(R)−1−(3−((6−((1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化192】
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【0643】
前記実施例184において、1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例184と同様の工程を行って標記化合物19.4mg(収率65.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.93(d,1H),7.55(d,1H),6.87−6.55(m,1H),6.29−6.09(m,1H),5.81−5.56(m,1H),4.52−3.93(m,3H),3.87−3.85(m,2H),3.50−3.15(m,2H),2.49(s,3H),2.16−2.08(m,2H),1.93−1.87(m,2H).1.63−1.61(m,1H),0.90(s,6H)
【0644】
実施例187:(R)−1−(3−((6−((1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化193】
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【0645】
前記実施例184において、1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例184と同様の工程を行って標記化合物17.8mg(収率60.1%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.04(s,1H),7.59(s,1H),6.85−6.58(m,1H),6.27−6.06(m,1H),5.80−5.54(m,1H),4.36−4.30(m,1H),4.06−4.04(m,1H),3.90−3.87(m,1H),3.45−3.22(m,2H),2.49(s,3H),2.12−2.09(m,1H),2.00−1.85(m,2H),1.63−1.50(m,10H)
【0646】
実施例188:(R)−1−(3−((6−((1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化194】
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【0647】
前記実施例184において、1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例184と同様の工程を行って標記化合物21.9mg(収率79.3%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.99(s,1H),7.51(s,1H),6.87−6.55(m,1H),6.27−6.08(m,1H),5.80−5.54(m,1H),4.48−3.91(m,3H),3.57−3.56(m,1H),3.50−3.22(m,3H),2.50(s,3H),2.20−2.11(m,1H),1.97−1.87(m,2H),1.65−1.63(m,1H),1.04−1.00(m,4H)
【0648】
実施例189:(R)−1−(3−((6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化195】
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【0649】
前記実施例129において、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例129と同様の工程を行って標記化合物20.4mg(収率79.6%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.97(s,1H),7.56(d,1H),6.90−6.50(m,1H),6.26−6.08(m,1H),5.80−5.55(m,1H),4.38−4.30(m,1H),4.15−4.07(m,2H),3.95−3.79(m,2H)3.59−3.50(m,1H),2.51(s,3H),2.15−2.08(m,1H),1.94−1.85(m,2H),1.75−1.69(m,1H),1.44−1.40(m,3H)
【0650】
実施例190:(R)−1−(3−((6−((1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化196】
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【0651】
前記実施例129において、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−(2,2−ジフルオロエチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記129と同様の工程を行って標記化合物16.1mg(収率57.9%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.06(d,1H),7.63(d,1H),6.85−6.50(m,1H),6.26−6.04(m,2H),5.79−5.52(m,1H),4.52−4.47(m,2H),4.38−4.33(m,2H),3.96−3.90(m,1H),3.79−3.77(m,1H),3.55−3.48(m,1H),2.52(s,3H),2.09−2.07(m,1H),1.93−1.81(m,2H),1.75−1.70(m,1H)
【0652】
実施例191:(R)−1−(3−((6−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化197】
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【0653】
前記実施例129において、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例129と同様の工程を行って標記化合物10.6mg(収率42.7%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.54(s,1H),7.92(s,1H),6.86−6.52(m,1H),6.25−6.04(m,1H),5.79−5.49(m,1H),4.36−4.19(m,1H),3.84−3.75(m,4H),3.60−3.54(m,2H),2.51(s,3H),2.15−2.05(m,1H),1.95−1.84(m,2H),1.75−1.70(m,1H)
【0654】
実施例192:(R)−1−(3−((6−((1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−3−(メチルチオ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化198】
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【0655】
前記実施例129において、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−アミンの代わりに1−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−4−アミンを使用したことを除いては、前記実施例129と同様の工程を行って標記化合物16.8mg(収率61.5%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ8.06(s,1H),7.61(s,1H),6.85−6.55(m,1H),6.24−6.04(m,1H),5.79−5.50(m,1H),4.37−4.35(m,1H),3.88−3.48(m,4H),2.51(s,3H),2.09−2.00(m,1H),1.93−1.84(,m,2H),1.70−1.65(m,1H),1.57(s,9H)
【0656】
実施例193:1−((3S,4R)−3−((3−クロロ−6−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−フルオロピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オンの製造
【化199】
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【0657】
前記実施例46において、tert−ブチル(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(3S,4R)−3−アミノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボキシレートを使用したことを除いては、前記実施例46と同様の工程を行って標記化合物8.2mg(収率37.8%)を得た。
1HNMR(500MHz,CD
3OD)δ7.99(s,1H),7.57(s,1H),6.85−6.70(m,1H),6.31−6.27(m,1H),5.83−5.65(m,1H),5.15−5.05(m,1H),4.58−4.25(m,1H),4.13−4.03(m,3H),3.60−3.43(m,1H),3.34−3.05(m,2H),2.22−2.15(m,1H),2.01−1.90(m,2H),1.43−1.42(m,3H)
【0658】
実験例:JAK3及びBTK酵素の活性阻害試験
前記実施例で製造した化合物に対してADPグロー(Glo)プラットフォーム上の試験管内の分析によりJAK3及びBTKキナーゼに対する阻害活性を測定した。
【0659】
具体的に、JAK3及びBTKキナーゼに対する阻害活性測定は、JAK3キナーゼアッセイキット(Promega、V9441)及びBTKキナーゼアッセイキット(Promega、V9071)を使用し、プロメガ社(Promega)から購入した。組み換え精製ヒトJAK3及びBTKを1xキナーゼ反応緩衝液(JAK3:40mM トリs−Cl、pH7.5、20mM MgCl
2、0.1mg/mL BSA及び50uM DTT/BTK:40mM トリs−Cl、pH7.5、20mMMgCl
2、0.1mg/mL BSA、2mM MnCl
2及び50uM DTT)で希釈し、(JAK3:反応当り最終濃度4ng/BTK:反応当り最終濃度8ng)96ウェルプレートに添加した。化合物は、最終的に1%DMSO水溶液になるように処理し、総25μLの反応物中のATP(JAK3:最終濃度5uM/BTK:最終濃度10uM)及び0.2μg/μLのPoly(Glu4、Tyr1)peptide(JAK3及びBTK最終濃度)を含有する基質カクテルを96ウェルプレートに添加することで、酵素的反応を開始させた。1時間の恒温処理(30℃)後、等しい体積(反応当り25μL)のADPグロー(Glo)を添加し、室温で40分間恒温処理(30℃)を行った。次に、キナーゼ検出試薬(反応当り50μL)を添加し、室温で30分間恒温処理30℃)した。ADPグロー(Glo)キナーゼアッセイキット説明書に従い化学発光法によってキナーゼ活性を測定し、本発明による化合物の阻害活性を計算した。各化合物の結果分析は、マイクロソフトアクセスを用い、IC
50値はシグマプロット(SigmaPlot)ソフトウェアによって計算し、前記結果を下記表1ないし5に示した。
【表1-1】
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【表1-2】
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【表2】
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【表3】
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【表4】
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【表5】
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