特開2020-143250IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

多糖類誘導体の製造方法、及びリグニン誘導体の製造方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】酸触媒等の試薬を用いる必要がなく、また、廃棄物を生じず、塩基も不要であるため環境・コスト面で有利な多糖類誘導体の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の多糖類誘導体の製造方法は、多糖類を含む原料を、カチオンがアゾリウムイオンであり且つアニオンの共役酸の真空中におけるpKaが1以上である少なくとも1種のイオン液体に溶解させ、アルデヒドと酸化的に反応させる工程を含むことを特徴とする。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

上述のように、従来の多糖類誘導体の製造方法は、酸触媒を用いるため、得られる誘導体が一部分解し、機械的強度が低下するという問題があった。また、別の多糖類誘導体の製造方法では、活性化剤の使用によって廃棄物が発生したり、塩基を別途加える必要があり、環境・コスト面での負荷が大きかった。 さらに従来、リグニンの工業的利用は進んでおらず、したがって、リグニンを誘導体化させ、有用な材料に変換するための技術の開発が望まれていた。 そこで本発明は、酸触媒等の試薬を用いる必要がなく、また、廃棄物を生じず、塩基も不要であるため環境・コスト面で有利な多糖類誘導体の製造方法を提供することを目的とする。 また本発明は、酸触媒等の試薬が不要であり、環境・コスト面での負荷が小さいリグニン誘導体の製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らが鋭意研究を行った結果、多糖類あるいはリグニンを含む原料を、特定のイオン液体に溶解させ、アルデヒドと酸化的に反応させることによって課題が解決されることを見い出し、発明を完成した。すなわち、本発明の要旨は以下の通りである。
【発明の効果】
本発明の多糖類誘導体あるいはリグニン誘導体の製造方法は、酸触媒等を用いる必要がなく、そのため得られる誘導体の機械的強度を高く保持することができる。したがって、有用な熱可塑性プラスチック材料を提供することができる。また、反応に伴う廃棄物が発生せず、塩基等の追加の試薬も不要であるため環境・コスト面で優れている。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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