【解決手段】駐車支援装置10は、撮像部60により撮像された画像から駐車領域を区画する複数の枠線150を検出する枠線検出部126と、検出した複数の枠線150の自車両1A側の端点を結ぶ駐車基準線Zと、複数の枠線150とのなす角度、又は駐車基準線Zと、複数の枠線150から選択された1の枠線150とのなす角度に基づき、自車両1Aの駐車可能領域160への駐車形態が斜め駐車に該当するか否かを判定する第2判定部129と、第2判定部129により斜め駐車に該当すると判定された場合に、駐車基準線Zに基づいて自車両1Aを駐車させる駐車可能領域160内の駐車位置を設定する駐車位置設定部130と、を備える。
前記駐車位置設定部は、前記枠線により区画された前記駐車領域内であって、前記線分よりも前記自車両から離れた位置に前記駐車位置を設定する、ことを特徴とする請求項1記載の駐車支援装置。
前記判定部は、前記自車両側の端点を結ぶ線分と、前記枠線とのなす角度が45度以上、60度以下である場合、前記自車両を斜め後ろ向きに駐車させる斜め駐車と判定し、
前記自車両側の端点を結ぶ線分と、前記枠線とのなす角度が120度以上、135度以下である場合、前記自車両を斜め前向きに駐車させる斜め駐車と判定する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の駐車支援装置。
前記設定ステップは、前記枠線により区画された前記駐車領域内であって、前記線分より前記自車両から離れた位置に前記駐車位置を設定する、ことを特徴とする請求項5記載の駐車支援方法。
前記判定ステップは、前記自車両側の端点を結ぶ線分と、前記枠線とのなす角度が45度以上、60度以下である場合、前記自車両を斜め後ろ向きに駐車させる斜め駐車と判定し、
前記自車両側の端点を結ぶ線分と、前記枠線とのなす角度が120度以上、135度以下である場合、前記自車両を斜め前向きに駐車させる斜め駐車と判定する、ことを特徴とする請求項5又は6記載の駐車支援方法。
前記設定ステップは、前記自車両が位置する通行路を挟み、前記駐車領域と対向する駐車領域に駐車した車両との距離を前記撮像部の撮像した前記画像に基づき検出し、前記線分と、対向する前記駐車領域に駐車した前記車両との距離とに基づき、前記自車両を前記駐車領域に駐車させるための走行領域を決定し、
前記設定ステップにより設定した前記走行領域内で、前記自車両を走行させ、前記駐車位置に前記自車両を駐車させる自動走行ステップを有することを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の駐車支援方法。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0017】
図1は、駐車支援装置10の構成を示すブロック図である。以下では、駐車支援装置10が搭載された車両を「自車両1A」と表記し、自車両1A以外の車両を「他車両1B」と表記する。
自車両1Aは、運転者の運転操作により走行する車両であり、また、運転者が運転操作を行うことなく、コンピュータ制御による自動運転での走行が可能な車両である。また、自車両1Aは、例えばエンジン駆動の四輪車両や、モーター駆動式の電動車両、モーター及びエンジンを搭載したハイブリット車両等の車両である。自車両1は、四輪車両以外の車両であってもよい。
【0018】
自車両1Aには、駐車支援装置10が搭載される。
駐車支援装置10は、駐車場において、自車両1Aが駐車可能な駐車可能領域160を検出し、検出した駐車可能領域160まで自車両1Aを自動運転により走行させる移動経路を算出する装置である。駐車可能領域160とは、白線等の枠線150(
図2参照)で囲まれた駐車領域のうち、他車両1B等が駐車しておらず、自車両1Aの駐車が可能な領域をいう。また、他車両1B等がすでに駐車した領域を含む場合、駐車領域という。
【0019】
駐車支援装置10の構成について説明する。
駐車支援装置10は、専用装置であってもよく、ナビゲーション機能を有するナビゲーション装置の機能の一部として構成されてもよく、また、自動運転を制御する制御装置の機能の一部として構成されてもよい。
【0020】
駐車支援装置10は、制御部100と、制御部100に接続されたGPS受信部20、相対方位検出部30、センサ群40、表示部50、撮像部60、補助記憶装置70及び車両制御ユニット200とを備える。
【0021】
GPS受信部20は、GPSアンテナ21を介してGPS衛星から送信されるGPS信号を受信する。GPS受信部20は、受信したGPS信号に基づき、自車両1AとGPS衛星間の距離及び距離の変化率を所定数以上の衛星に対して測定することにより、自車両1Aの絶対位置(緯度、経度)を算出する。GPS受信部20は、算出した自車両1Aの絶対位置を示す絶対位置情報を制御部100に出力する。また、GPS受信部20は、自車両1Aの進行方向を示す方位を算出し、自車両1Aの方位を示す方位情報を制御部100に出力する。
【0022】
相対方位検出部30は、加速度センサ31及びジャイロセンサ33を備える。加速度センサ31は、自車両1Aの加速度を検出する。ジャイロセンサ33は、例えば振動ジャイロにより構成され、自車両1Aの相対的な方位(例えば、ヨー軸方向の旋回量)を検出する。相対方位検出部30は、検出した自車両1Aの加速度や、相対方位を示す相対方位情報を制御部100に出力する。
【0023】
センサ群40は、自車両1Aの周辺に存在する物体についての情報を収集する装置である。センサ群40として、例えば、自車両1Aの外部の所定範囲に探査波を出力するミリ波レーダ、LIDAR(Light Detection and Ranging/Laser Imaging Detection and Ranging)、ソナー等を採用することができる。また、センサ群40として他車両1Bとの相互通信を実施する車車間通信装置も、自車両1Aの周辺に存在する他車両1Bについての情報を収集する装置に該当するため、センサ群40に含めることができる。
【0024】
表示部50は、タッチパネル55を備え、画像等を表示する表示装置である。タッチパネル55は、乗員の指等が接触したタッチパネル55の接触位置を示す位置情報を制御部100に出力する。制御部100は、タッチパネル55から入力される位置情報と、制御部100(表示制御部121)が生成した表示用画像の情報とから、乗員が行った操作の操作内容を認識する。
【0025】
撮像部60は、フロントカメラ61、右サイドカメラ63、左サイドカメラ65及びリアカメラ67を備える。フロントカメラ61、右サイドカメラ63、左サイドカメラ65及びリアカメラ67は、それぞれCCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)等のイメージセンサを備え、所定のフレームレートで路面を含む自車両1Aの周囲を撮像する。フロントカメラ61、右サイドカメラ63、左サイドカメラ65及びリアカメラ67は、これらの4台のカメラにより自車両1Aを中心に360°の範囲を撮像可能となるように画角が調整されている。
【0026】
フロントカメラ61、例えば、フロントグリル等の先端部や、車室内のバックミラー裏面等に取り付けられ、路面を含む自車両1Aの前方を撮像する。自車両1Aの前方とは、運転者席に着座した運転者から見てフロントグラスに向かう方向をいう。
【0027】
右サイドカメラ63は、例えば、右ドラミラーに取り付けられ、路面を含む自車両1Aの右側面を撮像する。左サイドカメラ65は、例えば、左ドラミラーに取り付けられ、路面を含む自車両1Aの左側面を撮像する。
【0028】
リアカメラ67は、例えば、リアゲートの開放レバーや、リアスポイラー等に取り付けられ、路面を含む自車両1Aの後方を撮像する。自車両1Aの後方とは、自車両1Aの前方とは逆方向であって、運転者席に着座した運転者から見てリアガラスに向かう方向である。
【0029】
撮像部60が備えるカメラの台数や配置は一例であり、任意に変更可能である。すなわち、自車両1Aを中心に360°の範囲を撮像可能であれば、自車両1Aに設けられるカメラの台数は、更に多くてもよく、また、少なくてもよい。
【0030】
補助記憶装置70は、例えば、ソリッドステートドライブや、ハードディスクドライブなどにより構成され、地図データ75を含む各種情報を記憶する。補助記憶装置70は、CD(Compact Disc)ドライブ、DVDドライブ、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)ドライブなどの可搬記憶装置により構成することも可能である。
【0031】
地図データ75には、例えば、道路形状の描画に用いられるデータや、地形等の背景の描画に用いられるデータ等の描画データが含まれる。また、地図データ75には、交差点等の道路網における結線点に対応するノードに関する情報を有するノード情報、ノードとノードとの間に形成される道路に対応するリンクに関する情報を含むリンク情報等の経路の探索に関する情報が含まれる。
【0032】
車両制御ユニット200は、「走行制御部」として機能し、エンジンや、ステアリング、ブレーキ及びトランスミッション等の駆動機構を制御して、制御部100が算出した移動経路に従って自車両1Aを走行させる装置である。車両制御ユニット200は、CAN(Controller Area Network)I/F80を介して制御部100に接続される。
【0033】
制御部100は、メモリ110及びプロセッサ120を備えたコンピュータ装置である。
メモリ110は、RAM(Random access memory)等の揮発性メモリと、RAMやフラッシュメモリ等の揮発性メモリとを備える。メモリ110は、制御プログラム111や、パラメータ113を記憶する。制御プログラム111は、プロセッサ120が実行するプログラムである。パラメータ113は、撮像部60の撮像画像から駐車領域を区画する枠線150(
図2参照)を検出するときのエッジ検出に用いられる変数である。また、メモリ110には、プロセッサ120により生成される俯瞰画像が記憶される。
【0034】
プロセッサ120は、CPU(Central Processing Unit)やマイコンにより構成される演算処理装置である。プロセッサ120は、制御プログラム111を実行して駐車支援装置10の各部を制御する。プロセッサ120は、単一のプロセッサにより構成してもよいし、複数のプロセッサにより構成することも可能である。また、プロセッサ120は、メモリ110の一部又は全部や、その他の回路と統合されたSoC(System on Chip)により構成してもよい。また、プロセッサ120は、プログラムを実行するCPUと、所定の演算処理を実行するDSP(Digital Signal Processor)との組合せにより構成してもよい。さらに、プロセッサ120の機能の全てをハードウェアに実装した構成としてもよく、プログラマブルデバイスを用いて構成してもよい。
【0035】
制御部100は、機能ブロックとして、表示制御部121、通信制御部122、現在位置特定部123、障害物検出部124、画像合成部125、枠線検出部126、第1判定部127、仮駐車位置設定部128、第2判定部129、駐車位置設定部130、走行可能領域設定部131及び駐車経路算出部132を備える。これらの機能ブロックは、プロセッサ120が制御プログラム111に記述された命令セットを実行してデータの演算や制御を行うことにより実現される機能をブロックにより便宜的に示したものであり、特定のアプリケーションソフトウェアやハードウェアを示すものではない。
【0036】
表示制御部121は、表示用画像を生成し、生成した表示用画像を表示部50に表示させる。例えば、表示制御部121は、補助記憶装置70から地図データ75を読み出し、読み出した地図データ75に基づき、現在位置を中心とした所定のスケールの地図画像を、表示用画像として生成する。表示制御部121は、生成した地図画像を表示部50に表示させる。
【0037】
通信制御部122は、車両制御ユニット200とのデータ通信を制御する。制御部100は、CAN(Controller Area Network)I/F80を介して車両制御ユニット200に接続される。通信制御部122は、例えば、車両制御ユニット200から車速等の情報を受信し、目的の駐車位置に駐車させる移動経路を示す情報を車両制御ユニット200に送信する。CANI/F80には、車両制御ユニット200の他に、自車両1Aを制御するEUC(Electric Control Unit)や、センサが接続される。EUCやセンサの図示は省略する。
【0038】
現在位置特定部123は、自車両1Aの現在位置を特定する。
現在位置特定部123は、GPS受信部20から入力された絶対位置情報及び方位情報や、相対方位検出部30から入力された自車両1Aの相対方位情報、補助記憶装置70から読み出した地図データ75、車両制御ユニット200から入力された車速等の情報に基づいて、自車両1Aの現在位置を特定する。
【0039】
障害物検出部124は、撮像部60や、センサ群40の検出結果に基づいて障害物と、障害物までの距離とを検出する。
障害物検出部124は、撮像部60の撮像画像を解析して障害物を検出する。また、障害物検出部124は、障害物として他車両1Bが検出された場合、撮像画像に撮像された他車両1Bのサイズ等に基づき、他車両1までの距離を検出することも可能である。
【0040】
また、障害物検出部124は、センサ群40のセンシング結果に基づいて障害物を検出する。障害物検出部124は、センサ群40に探査波を出力させ、障害物で反射した探査波の受信結果に基づいて障害物を検出する。また、障害物検出部124は、センサ群40により探査波を出力させてから、探査波の反射波を受信するまでの時間を計測し、計測した時間に基づいて障害物までの距離を検出する。
また、障害物検出部124は、障害物を検出すると、検出した障害物が存在する方向と、自車両1Aから障害物までの距離を示す距離情報とを車両制御ユニット200に出力する。
【0041】
画像合成部125は、フロントカメラ61、右サイドカメラ63、左サイドカメラ65及びリアカメラ67の各カメラにより撮像された撮像画像を合成し、自車両1Aの全周囲を俯瞰した俯瞰画像を生成する。画像合成部125は、生成した俯瞰画像をメモリ110に展開する。
【0042】
俯瞰画像は、フロントカメラ61、右サイドカメラ63、左サイドカメラ65及びリアカメラ67の各カメラが生成した撮像画像を、各カメラの撮像方向に応じて座標変換し、変換した撮像画像を合成することで生成される。この座標変換により、カメラごとに独立したローカル座標から、4つのカメラの撮像画像に共通する座標である世界座標に変換される。世界座標は、例えば、自車両1Aの中心、例えば、前輪車軸中心や車の重心等を原点とし、自車両1Aの前後方向をY軸、左右方向をX軸とする座標系である。
【0043】
枠線検出部126は、メモリ110に展開された俯瞰画像に対して、例えば、エッジ抽出処理を行なって駐車領域を区画する枠線150を検出する。例えば、多くの駐車場は、一般的に、路面がアスファルトであって、枠線150には白色や黄色等の目立つ色合いが用いられる。従って、駐車場の路面の表面と、枠線150との間には輝度差が生じる。この輝度差に基づく輝度の変化量は一定範囲内の量になるため、輝度の変化量が一定範囲のエッジを抽出することにより枠線150を検出できる。なお、撮像画像から枠線150を検出する方法は、輝度差に基づいて検出する方法に限定されず、公知のいずれの方法を用いて検出してもよい。
また、枠線検出部126は、撮像画像に対してパターンマッチング等の画像処理を行って車両等の障害物が存在しないと判定した領域に対してエッジ抽出処理を行い、枠線150を検出してもよい。
【0044】
図2は、左サイドカメラ65の撮像範囲140を示す図である。また、
図2には、自車両1Aと、自車両1Aが通行する通行路135とを合わせて表示する。
以下では、自車両1Aの進行方向Fの左側に駐車可能領域160として駐車可能領域160a、160b及び160cが存在し、左サイドカメラ65の撮像画像から複数本の枠線151、152、153及び154が検出されたと仮定して説明する。また、以下では、枠線151〜154を総称する場合、枠線150と表記する。
枠線検出部126は、メモリ110に展開された俯瞰画像から、枠線151、152、153及び154の4本の枠線150を検出し、検出した各枠線150の俯瞰画像における位置を示す座標情報を第1判定部127に出力する。
【0045】
第1判定部127は、枠線検出部126から入力される枠線150の各々の位置を示す座標情報に基づいて駐車可能領域160を特定し、特定した駐車可能領域160に自車両1Aを駐車させる場合の駐車形態が縦列駐車に該当するか否かを判定する。駐車形態は、駐車可能領域160に駐車させる車両の駐車態様であり、駐車形態には、縦列駐車、並列駐車及び斜め駐車が含まれる。
【0046】
図3は、縦列駐車の駐車形態を示す図であり、
図4は、並列駐車の駐車形態を示す図である。また、
図5及び
図6は、斜め駐車の駐車形態を示す図である。
縦列駐車は、
図3に示すように、通行路135に沿って駐車領域が配置され、車両の全長方向に沿って駐車車両が配列されるように、車両を駐車させる駐車態様である。
並列駐車は、
図4に示すように、駐車領域が面する通行路135の方向に対して、駐車車両の全長方向が略直交するように、車両を駐車させる駐車態様である。
斜め駐車は、
図5及び
図6に示すように、駐車領域が面する通行路135の方向に対して駐車車両の全長方向が斜めになるように、車両を駐車させる駐車態様である。また、斜め駐車には、
図5に示す車両を後退させて駐車領域に入庫させる斜め後ろ向き駐車と、
図6に示す車両を前進させて駐車領域に入庫させる斜め前向き駐車とが含まれる。
【0047】
第1判定部127は、縦列駐車を判定する場合、枠線検出部126が検出した枠線150間の距離が予め設定された距離よりも長いか否かを判定する。第1判定部127は、検出した枠線150間の距離が予め設定された距離以上である場合、駐車形態が縦列駐車であると判定する。また、第1判定部127は、検出した枠線150間の距離が予め設定された距離よりも短い場合、駐車形態が縦列駐車ではないと判定する。縦列駐車の場合、
図5に示す枠線152と枠線153との間隔のように、枠線150間の距離が、自車両1Aの全長よりも長い。そこで、第1判定部127は、枠線検出部126が検出した枠線150間の距離が、予め設定された距離以上であるか否かを判定して駐車可能領域160への駐車形態が縦列駐車であるか否かを判定する。予め設定された距離には、例えば、自車両1Aの全長に、所定の距離を加算した値が用いられる。
【0048】
図7及び
図8は、仮駐車位置G1の設定方法を説明するための図である。
次に、仮駐車位置設定部128は、第1判定部127により駐車形態が縦列駐車ではないと判定された場合、仮駐車位置G1を設定する。仮駐車位置設定部128は、枠線検出部126が検出した複数の枠線151〜154の端点をそれぞれ検出する。
図7には、
図2に示す枠線151〜154のうち、枠線151及び152の2本の枠線150及びその端点を示す。
【0049】
仮駐車位置設定部128は、まず、検出した枠線151〜154の端点をそれぞれ検出する。例えば、
図7に示すように、枠線151の端点として、自車両1Aに近い側の端点である端点S1と、自車両1Aから遠い側の端点である端点T1とが検出されたと仮定する。また、枠線152の端点として、自車両1Aに近い側の端点である端点S2と、自車両1Aから遠い側の端点である端点T2とが検出されたと仮定する。
【0050】
次に、仮駐車位置設定部128は、検出した4つの端点S1、T1、S2及びT2を始点とし、対向する枠線150に直交する方向の補助線分を求める。
端点S1を始点とし、枠線152に直交する補助線分を補助線分171と表記する。
端点T1を始点とし、枠線152に直交する補助線分を補助線分172と表記する。
端点S2を始点とし、枠線151に直交する補助線分を補助線分173と表記する。
端点T2を始点とし、枠線151に直交する補助線分を補助線分174と表記する。
図3において、枠線151を、枠線151の延伸方向に延長した仮想的な線(仮想線という)を仮想線Pと表記する。同様に、端点である枠線152を、枠線152の延伸方向に延長した仮想線を仮想線Qと表記する。補助線分172は、端点T1を始点とし、仮想線Qとの交点を終点とする線分である。同様に、補助線分173は、端点S2を始点とし、仮想線Pとの交点を終点とする線分である。
【0051】
次に、仮駐車位置設定部128は、枠線151、152、補助線分171、172、173、174及び仮想線P、Qにより構成される複数の矩形領域のうち、大きさが最大の矩形領域を選択し、選択した矩形領域を駐車可能領域160に設定する。
図7に示す例では、枠線151及びその延長線である仮想線Pと、補助線分172と、枠線152及びその延長線である仮想線Qと、補助線分173により構成される矩形領域が駐車可能領域160に設定される。
【0052】
次に、仮駐車位置設定部128は、設定した駐車可能領域160に仮駐車位置G1を設定する。仮駐車位置設定部128は、駐車可能領域160内に収まるように矩形の仮駐車位置G1を設定する。
図8には、駐車可能領域160内に設定した仮駐車位置G1を示す。
【0053】
図9は、駐車基準線Zと枠線150とのなす角度を示す図である。
第2判定部129は、「判定部」として機能し、「枠線の自車両側の端点を結ぶ線分」に相当する駐車基準線Zを算出する。第2判定部129は、俯瞰画像において、枠線151、152、153及び154の自車両1A側の端点S1、S2、S3及びS4を結ぶ線分を求める。例えば、第2判定部129は、端点S1、S2、S3及びS4を結ぶ線分を最小二乗法により求める。求めた線分Zを、以下では駐車基準線Zと表記する。
【0054】
第2判定部129は、駐車基準線Zを算出すると、駐車基準線Zと枠線150の角度θを算出する。第2判定部129は、駐車基準線Zと枠線151、152、153及び154との角度θを算出し、その平均値を角度θとしてもよいし、枠線151、152、153及び154のいずれか1つを選択し、選択した枠線150と駐車基準線Zとの角度θを算出してもよい。第2判定部129は、角度θを算出すると、算出した角度θに基づき、駐車態様が並列駐車であるか、斜め駐車であるかを判定する。
【0055】
第2判定部129は、求めた角度θが、60°<θ<120°の場合、駐車形態は、並列駐車と判定する。また、駐車態様判定部127は、求めた角度θが、45°≦θ≦60°の場合、駐車形態は、斜め後ろ向き駐車と判定する。また、駐車態様判定部127は、角度θが、120°≦θ≦135°の場合、駐車形態は、斜め前向き駐車と判定する。
【0056】
駐車位置設定部130は、目標駐車位置G2を設定する。駐車位置設定部130は、第1判定部127により駐車形態が縦列駐車であると判定された場合、隣接する2本の枠線150の間の領域であって、他車両や障害物が存在しない領域内に目標駐車位置G2を設定する。
【0057】
また、駐車位置設定部130は、第2判定部129により駐車形態が並列駐車と判定された場合、仮駐車位置設定部128が設定した仮駐車位置G1を補正せずに、仮駐車位置G1をそのまま目標駐車位置G2とする。また、駐車位置設定部130は、第2判定部129により駐車形態が斜め前向き駐車又は斜め後ろ向き駐車と判定された場合、仮駐車位置設定部128が設定した仮駐車位置G1を補正して目標駐車位置G2とする。
【0058】
図10は、仮駐車位置G1を補正した目標駐車位置G2を示す図である。
駐車位置設定部130は、矩形の目標駐車位置G2の4辺のうち、通行路135に面する辺Uが、駐車基準線Zと重ならず、辺Uの位置が駐車基準線Zの位置よりも自車両1Aから離れた位置となるように、仮駐車位置G1の位置を補正して目標駐車位置G2を設定する。目標駐車位置G2の幅及び長さは、仮駐車位置G1の幅及び長さと同一である。
【0059】
図11は、走行可能領域190を示す図である。
走行可能領域設定部130は、自車両1Aを目標駐車位置G2に駐車させるため、自車両1Aを自動運転によって走行させることが可能な領域である走行可能領域190を設定する。走行可能領域190は、本発明の「走行領域」に相当する。
走行可能領域190は、例えば、
図11に示すような矩形の領域であって、自車両1Aの進行方向Fに平行な方向の大きさは、通行路135に他車両1Bが存在しない場合、予め設定された上限値の範囲内で任意に設定可能である。
【0060】
また、走行可能領域190は、撮像部60の撮像画像や、センサ群40の検出結果に基づき、通行路135を挟んで駐車可能領域160と対向する駐車領域180に他車両1Bが駐車しているか否かを判定する。走行可能領域190は、駐車領域180に他車両1Bが駐車していない場合、駐車領域180を含む範囲を走行可能領域190に設定してもよい、また、駐車領域180を区画する複数の枠線181の端点Vをそれぞれ検出し、検出した端点Vを結ぶ線分Yに基づいて走行可能領域190を設定してもよい。すなわち、自車両1Aの進行方向Fを前方と仮定して、走行可能領域190の右端の範囲を線分Yに基づいて設定する。
【0061】
また、走行可能領域設定部130は、駐車領域180に他車両1Bが駐車している場合、検出された他車両1Bまでの距離に基づき、走行可能領域190を設定してもよい。
図11に示す例では、自車両1Aの進行方向Fを前方と仮定し、走行可能領域190の右端の範囲を、撮像画像や、センサ群40により検出される他車両1Bまでの距離に基づいて設定した場合を示す。
【0062】
図12は、表示部50の表示例を示す図である。
駐車可能領域160が複数検出され、駐車位置設定部130により目標駐車位置G2が複数設定された場合、表示制御部121は、
図12に示す表示用画像を表示部50に表示させ、複数設定された目標駐車位置G2のいずれか1つをユーザに選択させる。表示制御部121は、メモリ110に展開された俯瞰画像のうち、駐車可能領域160が撮像された画像の部分を切り出し、表示用画像として表示部50に表示させる。また、表示制御部121は、俯瞰画像から切り出した画像に、自車両1Aを示す図形やアイコンを重畳させて表示する。また、
図12に示すように、仮駐車位置設定部128が設定した仮駐車位置G1と、駐車位置設定部130が補正した目標駐車位置G2とを併せて表示部50に表示させてもよい。
【0063】
タッチパネル55に対する接触操作により、駐車可能領域160のいずれか1つが選択されると、駐車経路算出部131は、選択された駐車可能領域160の目標駐車位置G2に駐車させるための移動経路を算出する。駐車経路算出部131は、自車両1Aの現在位置と、選択された駐車可能領域160に設定された目標駐車位置G2とに基づき、走行可能領域190内で自車両1Aを走行させて、選択された目標駐車位置G2に自車両1Aを駐車させるための移動経路を算出する。移動経路を算出する方法は公知であり、公知のいずれの方法により移動経路を算出してもよい。
【0064】
図13は、表示部50の表示例を示す図である。
図13は、車両制御ユニット200の制御により、自車両1Aが目標駐車位置G2への移動を開始したときに表示部50に表示される画像の一例を示す図である。この表示例では、走行可能領域設定部130が設定した走行可能領域190と、仮駐車位置G1と、目標駐車位置G2とが表示される。
【0065】
図14及び
図15は、駐車支援装置10の動作を示すフローチャートである。
図14及び
図15を参照しながら駐車支援装置10の動作を説明する。
制御部100は、まず、駐車支援を開始させる操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS1)。制御部100は、駐車支援を開始させる操作を受け付けていない場合(ステップS1/NO)、開始させる操作を受け付けるまで待機する。
【0066】
制御部100は、駐車支援を開始させる操作を受け付けた場合(ステップS1/YES)、撮像部60の各カメラに撮像を開始させる。制御部100が撮像部60に撮像を開始させる処理が、本発明の「撮像ステップ」に対応する。撮像部60の各カメラは、所定のフレームレートで撮像し、撮像画像を制御部100に出力する。撮像画像は、メモリ110に一時的に記憶される。また、撮像画像は、各カメラの撮像方向に応じて座標変換され、俯瞰画像に合成される。
【0067】
制御部100は、メモリ110に展開された俯瞰画像を解析して(ステップS2)、複数の枠線150を検出する。制御部100は、複数の枠線150が検出できなかった場合(ステップS3/NO)、ステップS2に戻り、メモリ110に展開された次の俯瞰画像を解析する。ステップS3は、本発明の「検出ステップ」に相当する。
【0068】
また、制御部100は、撮像画像から枠線150を検出した場合(ステップS3/YES)、検出した枠線150間の距離を、予め設定された距離と比較して、駐車形態が縦列駐車であるか否かを判定する(ステップS4)。制御部100は、検出した枠線150間の距離が予め設定された距離以上である場合、駐車形態が縦列駐車であると判定する。制御部100は、駐車形態が縦列駐車であると判定した場合(ステップS4/YES)、隣接する2本の枠線150の間の領域であって、他車両や障害物が存在しない領域内に目標駐車位置G2を設定する(ステップS5)。
【0069】
次に、制御部100は、走行可能領域190を設定する(ステップS6)。制御部100は、撮像部60の撮像画像やセンサ群40の検出結果に基づき、自車両1Aから所定範囲内に障害物が存在するか否かを判定する。障害物には、駐車領域に駐車した他車両1Bや、駐車場の柱等の構造物が挙げられる。制御部100は、障害物を検出した場合、検出した障害物と、枠線150とに基づいて走行可能領域190を設定する。
【0070】
次に、制御部100は、走行可能領域190内において、自車両1Aを現在位置からステップS5で設定した目標駐車位置G2まで移動させる移動経路を算出する(ステップS7)。制御部100は、移動経路を算出すると、算出した移動経路を車両制御ユニット200に出力する(ステップS8)。車両制御ユニット200は、駐車支援装置10から移動経路が入力されると、エンジンや、ブレーキ、ステアリング及びトランスミッション等の駆動機構を制御し、入力された移動経路に従って自車両1Aを走行させる。この際、センサ群40によるセンシングにより障害物が検出された場合、検出された障害物が存在する方向、及び障害物との距離を示す距離情報とが車両制御ユニット200に入力される。車両制御ユニット200は、入力されたこれらの情報に基づき、障害物を避けながら自車両1Aを走行させ、目標駐車位置G2に自車両1Aを駐車させる。
【0071】
また、制御部100は、ステップS4の判定において、駐車形態が縦列駐車ではないと判定した場合(ステップS4/NO)、仮駐車位置G1を設定する(ステップS9)。制御部100は、検出した枠線150の端点を検出し、検出した端点に基づき、枠線150によって区画される最大の矩形領域を駐車可能領域160として設定する。そして、制御部100は、設定した駐車可能領域160内に収まるように仮駐車位置G1を設定する。
【0072】
次に、制御部100は、駐車基準線Zを算出する(ステップS10)。制御部100は、検出された複数の枠線150の自車両1A側の端点(
図9に示す端点S1、S2、S3及びS4)を検出し、検出した端点を結ぶ駐車基準線Zを最小二乗法により求める(ステップS10)。次に、制御部100は、求めた駐車基準線Zと、複数の枠線150とのなす角度θを算出する(ステップS11)。
【0073】
制御部100は、進行方向Fと、駐車基準線Zとのなす角度θを算出すると、算出した角度θが、予め設定された設定範囲内の角度であるか否かを判定する(ステップS12)。このフローチャートでは、設定範囲が並列駐車を判定する角度、具体的には、60°<θ<120°である場合について説明する。制御部100は、算出した角度θが設定範囲内の角度である場合(ステップS12/YES)、駐車形態を、並列駐車と判定し(ステップS13)、ステップS18の処理に移行する。また、制御部100は、算出した角度θが設定範囲内の角度ではない場合(ステップS12/NO)、駐車形態を、斜め駐車と判定する。ステップS12は、本発明の「判定ステップ」に相当する。
【0074】
また、制御部100は、駐車形態が斜め駐車であると判定した場合(ステップS12/NO)、さらに角度θは鋭角であるか否かを判定する(ステップS14)。制御部100は、角度θが鋭角である場合(ステップS14/YES)、具体的には、45°≦θ≦60°である場合、斜め前向き駐車と判定する(ステップS15)。また、制御部100は、角度θが鋭角ではない場合(ステップS14/NO)、具体的には、120°≦θ≦135°の場合斜め後ろ向き駐車と判定する(ステップS16)。
【0075】
次に、制御部100は、駐車基準線Zに基づいてステップS9で設定した仮駐車位置G1の位置を補正し、目標駐車位置G2を設定する(ステップS17)。例えば、制御部100は、
図10に示すように、目標駐車位置G2の辺Uが、駐車基準線Zに重ならず、辺Uの位置が駐車基準線Zの位置よりも自車両1Aから離れた位置となるように、仮駐車位置G1を補正して目標駐車位置G2を設定する。ステップS17は、本発明の「設定ステップ」に相当する。
【0076】
制御部100は、目標駐車位置G2を設定すると、走行可能領域190を設定する。まず、制御部100は、自車両1Aから予め設定された範囲内に障害物があるか否かを判定する(ステップS18)。制御部100は、撮像部160の撮像画像や、センサ群40の検出結果に基づいて障害物が存在する方向と、障害物との距離とを検出する。
【0077】
制御部100は、予め設定された範囲内に障害物を検出することができなかった場合(ステップS18/NO)、駐車基準線Zに基づき、予め設定されたサイズの矩形の領域を走行可能領域190に設定する(ステップS20)。制御部100は、走行可能領域190の4辺のうち、目標駐車位置G2側の辺を、駐車基準線Zを延伸させた線に基づいて設定する。
【0078】
また、制御部100は、予め設定された範囲内に障害物を検出した場合(ステップS18/YES)、駐車基準線Zや、検出した障害物までの距離に基づいて走行可能領域190を設定する(ステップS19)。このとき、制御部100は、走行可能領域190の4辺のうち、目標駐車位置G2側の辺を、駐車基準線Zを延伸させた線に基づいて設定する。また、制御部100は、通行路135を挟んで駐車可能領域160と対向する駐車領域180に、他車両1Bが検出された場合、この他車両1Bとの距離に基づき、走行可能領域190の他車両1B側の範囲を設定してもよい。
【0079】
次に、制御部100は、設定した走行可能領域190内で、目標駐車位置G2に自車両1Aを移動させるための移動経路を算出する(ステップS21)。制御部100は、移動経路を算出すると、算出した移動経路や、目標駐車位置G2を示す座標情報を車両制御ユニット200に出力する。車両制御ユニット200は、制御部100から入力された移動経路や、目標駐車位置G2の座標情報に基づき自車両1Aの走行を制御し、自車両1Aを目標駐車位置G2まで移動させる(ステップS22)。ステップS22は、本発明の「自動走行ステップ」に相当する。
【0080】
以上説明したように本実施形態の駐車支援装置10は、撮像部60、枠線検出部126、第2判定部129及び駐車位置設定部130を備える。
枠線検出部126は、撮像部60により撮像された画像から駐車領域を区画する複数の枠線150を検出する。
第2判定部129は、検出した複数の枠線150の自車両1A側の端点を結ぶ駐車基準線Zと、複数の枠線とのなす角度、又は複数の枠線から選択された1の枠線と駐車基準線Zとのなす角度に基づき、自車両1Aの駐可能領域160への駐車形態が斜め駐車に該当するか否かを判定する。
駐車位置設定部130は、第2判定部129により斜め駐車に該当すると判定された場合に、駐車基準線Zに基づいて自車両1Aを駐車させる駐車可能領域160内の目的駐車位置G2を設定する。
従って、自動運転により斜め駐車させる場合であっても、駐車領域からはみ出すことなく自車両1Aを駐車させることができる。
【0081】
駐車位置設定部130は、枠線150により区画された駐車領域内であって、駐車基準線Zより自車両1Aから離れた位置に駐車位置を設定する。
従って、駐車領域からはみ出すことなく自車両1Aを駐車させることができる。
【0082】
また、第2判定部129は、枠線と駐車基準線Zとのなす角度が45度以上、60度以下である場合、自車両1Aを斜め後ろ向きに駐車させる斜め駐車と判定する。
また、第2判定部129は、枠線と駐車基準線Zとのなす角度が120度以上、135度以下である場合、自車両1Aを斜め前向きに駐車させる斜め駐車と判定する。
従って、斜め駐車を精度よく判定することができる。
【0083】
駐車支援装置10は、自車両1Aを自動で走行させる車両制御ユニット200を備える。また、駐車支援装置10は、走行可能領域設定部130を備える。
走行可能領域設定部130は、自車両1Aが位置する通行路135を挟み、駐車領域と対向する駐車領域に駐車した車両との距離を撮像部60の撮像画像に基づき検出する。走行可能領域設定部130は、駐車基準線Zと、対向する駐車領域に駐車した自車両1Aとの距離とに基づき、自車両1Aを駐車領域に駐車させるための走行可能領域を決定する。
車両制御ユニット200は、走行可能領域設定部130が設定した走行可能領域内で自車両1Aを走行させ、駐車位置に自車両1Aを駐車させる。
従って、自車両1Aを他車両1B等の障害物に衝突させることなく、自動運転により駐車領域に駐車させることができる。
【0084】
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び、応用が可能である。
例えば、
図1は、本願発明を理解容易にするために、駐車支援装置10の構成を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、駐車支援装置10の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
【0085】
また、本発明の駐車支援方法を、コンピュータを用いて実現する場合、このコンピュータに実行させるプログラムを記録媒体、又はこのプログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。記録媒体には、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD、Blu−ray Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、上記記録媒体は、駐車支援装置10が備えるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。
【0086】
また、例えば、
図14及び
図15に示すフローチャートの処理単位は、駐車支援装置10の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。駐車支援装置10の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割してもよい。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。